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JP2003235511A - 食品添加用カルシウム剤組成物の製造方法および食品添加用カルシウム剤組成物 - Google Patents

食品添加用カルシウム剤組成物の製造方法および食品添加用カルシウム剤組成物

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JP2003235511A
JP2003235511A JP2002213901A JP2002213901A JP2003235511A JP 2003235511 A JP2003235511 A JP 2003235511A JP 2002213901 A JP2002213901 A JP 2002213901A JP 2002213901 A JP2002213901 A JP 2002213901A JP 2003235511 A JP2003235511 A JP 2003235511A
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Japan
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calcium
weight
slurry
food
parts
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JP2002213901A
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Dong Hun Yoon
東 ▲勲▼ 尹
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IL SHIN EMULSIFIER CO Ltd
Original Assignee
IL SHIN EMULSIFIER CO Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カルシウム強化食品に添加される場合、長期間
が経過しても沈殿が生じず、分散性および安定性に優れ
ており、食品本来の味と香りに影響を与えない食品添加
用カルシウム剤組成物およびその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】炭酸カルシウムおよびリン酸カルシウムか
ら選択された一つのカルシウム剤固形分100中重量部
に対して、分散剤として大豆多糖類0.1〜60重量部
を水に添加して溶解、攪拌、混合した混合物から得られ
た1〜60重量部のカルシウムスラリーを通常の方法で
乾燥、粉末化、殺菌処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品添加用カルシ
ウム剤組成物の製造方法および食品添加用カルシウム剤
組成物に関し、さらに詳細には、カルシウム強化のため
に豆乳、牛乳、醗酵乳、強化乳、コーヒー飲料などの食
品(飲料)に添加される場合、長期間が経過しても沈殿さ
れず、分散性および安定性に優れ、食品本来の味と香り
に影響を与えない食品添加用カルシウム剤組成物の製造
方法および食品添加用カルシウム剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、カルシウムは、骨と歯の形成にな
くてはならぬ重要な栄養成分の一つであって、その摂取
量が足りないと傴僂病が起こるおそれがあり、酷い場合
には骨の形態が変形されることもある。
【0003】また、カルシウムは、骨を形成する構成成
分の以外に、細胞膜を通じた物質の移動、ホルモンおよ
び消化液分泌、受傷部位の血液凝固などの生命活動にも
関与する重要な因子である。
【0004】したがって、最近では、カルシウムの摂取
量の不足を解消するために、カルシウムが相対的に多く
含有しているとされている牛乳に対して、より多くのカ
ルシウムを添加したり、その他ジュース、ミルク粉末類
などの食品に対して、カルシウムを添加したりしたカル
シウム強化食品の製造などに多くの努力が行われてい
る。
【0005】このようにカルシウムを食品に添加する方
法に対する研究は多く行われてきており、食品、特に飲
料にカルシウムを添加する方法は、乳酸カルシウム、塩
化カルシウムなどの水溶性カルシウム製剤を利用して添
加する方法と、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、卵
殻カルシウムなどの水不溶性カルシウム製剤を利用して
添加する方法とに分けられる。
【0006】しかし、前述した乳酸カルシウム、塩化カ
ルシウムなどの水溶性カルシウムを牛乳や豆乳などの乳
製品に添加する場合、乳製品1重量部に対して0.02
重量部以上のカルシウムが添加されると加熱殺菌過程で
カルシウムイオンとタンパク質が反応してタンパク質の
沈殿現象が生じ、味と香りが悪くなり食品本来の味に悪
い影響を与えるため、添加するに限界があった。
【0007】これにより、最近では水不溶性カルシウム
の炭酸カルシウム、リン酸カルシウムを微粒化し、分散
剤を添加して食品に分散させる方法などが研究されてい
る。例えば、炭酸カルシウムを添加するに際して、結晶
セルローズを炭酸カルシウムとともに牛乳に添加し、セ
ルローズの網状構造に炭酸カルシウムを保持させる方法
が紹介された。
【0008】しかし、この場合は、結晶セルローズが牛
乳に過量添加されることになってしまうため、牛乳の粘
度が上昇し、風味が悪くなって牛乳および豆乳などで使
用するには不都合であった。
【0009】一方、水不溶性カルシウムのうち炭酸カル
シウムを食品添加物として使用するにおいては、5〜3
0%の水酸化カルシウム(石灰乳)の水懸濁液に炭酸カル
シウムを注入し炭酸化反応によって得られた炭酸カルシ
ウムのスラリーを脱水、乾燥させた合成炭酸カルシウム
が使用される。
【0010】しかし、このような反応工程で生産された
炭酸カルシウムスラリーの粒子は平均0.04〜1μm
であるが、粉末化するために脱水、乾燥する過程で炭酸
カルシウムの粒子が再び凝集されるため、平均粒子大き
さは1〜10μmとなって飲料などの食品に使用し難く
なる。
【0011】かかる問題を解決するために、日本特開昭
64−69513号では、炭酸カルシウムの製造工程に
おいて粉末化過程を行わずに10%の炭酸カルシウムス
ラリーにHLB 10%以上の親水性乳化剤の蔗糖脂肪
酸エステルを添加し、超音波で処理して炭酸カルシウム
を微粒化し、分散性を改良する方法が提案された。
【0012】しかし、この方法を利用する場合、低濃度
の炭酸カルシウムスラリーの製造は可能であるものの、
高濃度の炭酸カルシウムスラリーの製造は不可能である
ため、過量の炭酸カルシウムスラリー液を食品に添加し
なければならなく、低濃度の炭酸カルシウムスラリーを
使用する場合には莫大な流通コストがかかるという問題
があった。
【0013】一方、韓国特許第123539号と日本特
開平6−56423号、7−138018号では10〜
20%の炭酸カルシウムを湿式粉砕して炭酸カルシウム
の固形分にHLB10以上の親水性乳化剤の蔗糖脂肪酸
エステルを一定量添加する方法が紹介された。
【0014】しかし、この方法において、蔗糖脂肪酸エ
ステルは水中で0.5%以上添加されると大きくゲル化
されながら炭酸カルシウムスラリーの粘度が急激に上昇
して分散性が著しく劣化し、炭酸カルシウムの濃度が低
いため冷蔵流通される炭酸カルシウムスラリーに流通コ
ストが多く所要され、また、飲料に投入される量が多く
なって製品の風味に悪い影響を与えるという問題があっ
た。
【0015】また、かかる方法で製造し粉末化される場
合には粉末製品が水によく溶解されないため、飲料を加
温した後に添加しなければならない不便さがあった。一
方、日本特開平10−70966号では、炭酸カルシウ
ムを粉砕し、蔗糖脂肪酸エステルと陰イオン性界面活性
剤を混合して分散剤として利用する方法が提案された。
【0016】この場合、分散剤の粘度は低下されるが、
陰イオン性有機脂肪酸エステルを分散剤として添加する
ため、有機酸の独特な味が食品に影響を与え、好ましく
なかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決するために案出されたものであって、その目的
は、カルシウム強化のために豆乳、牛乳、醗酵乳、強化
乳などの食品(飲料)に添加される場合、長時間経過して
も沈殿されないように分散性および安定性に優れ、食品
本来の味と香りに悪影響を与えないようにした食品添加
用カルシウム剤組成物を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
に、本発明による食品添加用カルシウム剤組成物の製造
方法は、炭酸カルシウムおよびリン酸カルシウムから選
択された一つのカルシウム剤固形分100重量部に対し
て、分散剤として大豆多糖類0.1〜60重量部を水に
添加して溶解、攪拌、混合した混合物から、カルシウム
剤固形分濃度が1〜60重量部のカルシウムスラリーを
得る工程を備えていることを特徴とする構成とした。
【0019】また、本発明による食品添加用カルシウム
剤組成物は、炭酸カルシウムおよびリン酸カルシウムか
ら選択された一つのカルシウム剤固形分100重量部に
対して、分散剤として大豆多糖類0.1〜60重量部を
水に添加して溶解、攪拌、混合した混合物から得られた
1〜60重量部のカルシウムスラリーを通常の方法で乾
燥、粉末化、殺菌処理したことを特徴とする構成とし
た。
【0020】ここで、前記大豆多糖類は60〜99%の
炭水化物と1〜15%のタンパク質とから構成され、大
豆から分離精製したことを特徴とする多糖類のことをい
う。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
【0022】まず、本発明でカルシウム剤固定分として
は炭酸カルシウムまたはリン酸カルシウムなどの水不溶
性カルシウム剤固形分が使用される。
【0023】前記炭酸カルシウムとしては、重質炭酸カ
ルシウムおよび水酸化カルシウムの水懸濁液の石灰乳と
炭酸ガスを反応させる炭酸ガス法で合成された合成炭酸
カルシウムが使用され、リン酸カルシウムとしては、牛
骨、乳清カルシウムなどの天然リン酸カルシウムとリン
酸3カルシウムなどの合成リン酸カルシウムが使用され
る。
【0024】本発明で分散剤としては大豆から分離精製
した大豆多糖類が使用されるが、前記大豆多糖類として
は60〜99%の炭水化物と1〜15%のタンパク質と
から構成された大豆多糖類が好ましく、特に、70〜9
5%の炭水化物と5〜12%のタンパク質とから構成さ
れる大豆多糖類を使用するのがさらに好ましい。ここ
で、前記炭水化物のうち60〜100%は大豆食餌繊維
から構成されている。
【0025】本発明で添加される大豆多糖類はカルシウ
ム剤固形分100重量部に対して、0.1〜60重量部
に添加されるのが好ましいが、ここで、大豆多糖類の添
加量が0.1重量部未満であれば、炭酸カルシウムの分
散時に再凝集現状が発生して沈殿の恐れがあり、また、
60重量部を超えると、粘性が強く、経済的に好ましく
ない。
【0026】このように、本発明では炭酸カルシウムお
よびリン酸カルシウムから選択された一つのカルシウム
剤固形分100重量部に対して、分散剤として大豆多糖
類0.1〜60重量部を水に添加して溶解、攪拌、混合
した後、1〜60重量部のカルシウムスラリーとなるよ
うに炭酸カルシウムまたはリン酸カルシウムを添加して
湿式粉砕機に投入し、1mmジルコニアボールを使用して
1200rpmで粉砕した後、殺菌処理してカルシウムス
ラリーを得て製品化するか、或いはこのカルシウムスラ
リーを通常の方法で乾燥、粉末化、殺菌処理することに
よって平均粒度0.04〜1μm程度(さらに好ましくは
0.04〜0.3μm)の微細な粉末形態のカルシウム剤
組成物を得てもよい。
【0027】このように得られたカルシウム剤組成物
は、牛乳、豆乳、ヨーグルトなどの醗酵乳、果汁飲料、
ミルク粉末類などの各種食品にカルシウム強化剤として
添加できるのである。
【0028】以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳
細に説明する。実施例1 炭酸カルシウム粉末100重量部に対して、大豆多糖類
10重量部を水に添加して溶解し、攪拌しながら混合し
た後、炭酸カルシウム(平均粒度3.6μm)を添加して
40重量部の炭酸カルシウムスラリーを製造した後、湿
式粉砕機に投入し、1mmジルコニアボールを使用して1
200rpmで2時間粉砕した後、殺菌処理して平均粒度
0.22μmのカルシウム剤組成物を得た。実施例2 リン酸3カルシウム粉末100重量部に対して、大豆多
糖類18重量部を水に添加して溶解し、攪拌しながら混
合した後、リン酸3カルシウムを添加して40重量部の
カルシウムスラリーを製造した後、湿式粉砕機に投入
し、1mmジルコニアボールを使用して1200rpmで2
時間粉砕した後、殺菌処理して平均粒度0.22μmの
カルシウム剤組成物を得た。比較例 分散剤として大豆多糖類の代わりにメタリン酸ナトリウ
ムを使用したことを除いては前記実施例1と同じ方法を
通じて平均粒度0.30μm程度のカルシウム剤組成物
を得た。 前記実施例1、2および比較例から得られた各カルシウ
ム剤組成物に対して分散性を試験した。
【0029】すなわち、カルシウム剤の濃度が0.4%
となるように水に希釈し、100mlシリンダに入れて2
5℃で放置した条件で前記カルシウム剤が上層で分離さ
れる速度を観察するにおいて、時間の経過によるカルシ
ウム剤希釈液中のカルシウムスラリーの低くなる幅の変
化を測定した。その測定結果は次の表1の通りである。
【0030】
【表1】
【0031】前記表1から分かるように、本発明の実施
例1および2で得られた各カルシウム剤組成物は時間が
経っても低くなる幅に大きな変化がないことから(カル
シウムスラリーの上層の高さが略一定であることか
ら)、水に希釈したカルシウム剤組成物がよく分離され
なく、安定性と分散性に優れていることがわかるが、比
較例では1日後、3日後、7日後になるにつれてカルシ
ウム剤希釈液中でカルシウムスラリーの分離される速度
が急激に速くなり(凝集速度が速くなり)、層分離が起こ
るところ、製品化できないことがわかった。
【0032】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、炭酸カル
シウム、リン酸カルシウムなどの水不溶性カルシウム成
分に対して、大豆から抽出した炭水化物を分散剤として
使用することによって、平均粒度0.04〜1μm程度
の微細なカルシウムスラリーが沈殿や凝集されることな
く安定的且つ円滑に分散されるカルシウム強化用食品添
加剤が得られる効果がある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭酸カルシウムおよびリン酸カルシウムか
    ら選択された一つのカルシウム剤固形分100重量部に
    対して、分散剤として大豆多糖類0.1〜60重量部を
    水に添加して溶解、攪拌、混合した混合物から、カルシ
    ウム剤固形分の濃度が1〜60重量部のカルシウムスラ
    リーを得る工程を備えていることを特徴とする食品添加
    用カルシウム剤組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】大豆多糖類が、60〜99%の炭水化物と
    1〜15%のタンパク質とから構成されている請求項1
    に記載の食品添加用カルシウム剤組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】カルシウムスラリーの平均粒度が0.04
    〜1μmであることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の食品添加用カルシウム剤組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】炭酸カルシウムおよびリン酸カルシウムか
    ら選択された一つのカルシウム剤固形分100重量部に
    対して、分散剤として大豆多糖類0.1〜60重量部を
    水に添加して溶解、攪拌、混合した混合物から得られた
    1〜60重量部のカルシウムスラリーを通常の方法で乾
    燥、粉末化、殺菌処理したことを特徴とする食品添加用
    カルシウム剤組成物。
  5. 【請求項5】大豆多糖類が、60〜99%の炭水化物と
    1〜15%のタンパク質とから構成されている請求項4
    に記載の食品添加用カルシウム剤組成物。
  6. 【請求項6】カルシウムスラリーの平均粒度が0.04
    〜1μmであることを特徴とする請求項4または請求項
    5に記載の食品添加用カルシウム剤組成物。
JP2002213901A 2002-02-07 2002-07-23 食品添加用カルシウム剤組成物の製造方法および食品添加用カルシウム剤組成物 Pending JP2003235511A (ja)

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