JP2003235415A - 両軸受リールのレベルワインド機構 - Google Patents
両軸受リールのレベルワインド機構Info
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- JP2003235415A JP2003235415A JP2002042879A JP2002042879A JP2003235415A JP 2003235415 A JP2003235415 A JP 2003235415A JP 2002042879 A JP2002042879 A JP 2002042879A JP 2002042879 A JP2002042879 A JP 2002042879A JP 2003235415 A JP2003235415 A JP 2003235415A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 両軸受リールのレベルワインド機構におい
て、環状部材の交換を容易に行う。 【解決手段】 レベルワインド機構は、連動機構と、ガ
イド筒25と、ガイド筒25内に回転自在に支持された
螺軸26と、釣り糸案内部27とを有している。釣り糸
案内部27は、本体部材27aと、本体部材27aに装
着され螺旋状溝26aに係合する係合部材27bと、本
体部材27aに着脱自在に固定され釣り糸が挿通される
環状部材27cとを有している。環状部材27cは、本
体部材27aの後方、すなわちスプール側から装着され
ており、ねじ部材27dにより本体部材27aに固定さ
れている。
て、環状部材の交換を容易に行う。 【解決手段】 レベルワインド機構は、連動機構と、ガ
イド筒25と、ガイド筒25内に回転自在に支持された
螺軸26と、釣り糸案内部27とを有している。釣り糸
案内部27は、本体部材27aと、本体部材27aに装
着され螺旋状溝26aに係合する係合部材27bと、本
体部材27aに着脱自在に固定され釣り糸が挿通される
環状部材27cとを有している。環状部材27cは、本
体部材27aの後方、すなわちスプール側から装着され
ており、ねじ部材27dにより本体部材27aに固定さ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レベルワインド機
構、特に、両軸受リールのスプールに釣り糸を均一に巻
き付けるためのレベルワインド機構に関する。
構、特に、両軸受リールのスプールに釣り糸を均一に巻
き付けるためのレベルワインド機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、両軸受リールにおけるレベルワ
インド機構は、スプールに装着されたスプール軸と平行
に配置された螺軸と、螺軸を回転させるための連動機構
と、螺軸に形成された螺旋状溝に係合して往復移動する
釣り糸案内部とを備えている。釣り糸案内部は、螺軸の
軸方向に往復移動する本体部材と、螺軸の螺旋状溝に係
合する係合部材と、釣り糸が挿通される環状部材とを有
している。
インド機構は、スプールに装着されたスプール軸と平行
に配置された螺軸と、螺軸を回転させるための連動機構
と、螺軸に形成された螺旋状溝に係合して往復移動する
釣り糸案内部とを備えている。釣り糸案内部は、螺軸の
軸方向に往復移動する本体部材と、螺軸の螺旋状溝に係
合する係合部材と、釣り糸が挿通される環状部材とを有
している。
【0003】この種のレベルワインド機構では、たとえ
ばハンドルの回転により螺軸を回転させ、さらに釣り糸
案内部を往復移動させることにより釣り糸がスプールに
均一に巻き付けられる。
ばハンドルの回転により螺軸を回転させ、さらに釣り糸
案内部を往復移動させることにより釣り糸がスプールに
均一に巻き付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の釣り糸案内部で
は、環状部材は、たとえば圧入、接着等により本体部材
に固定されている。このため、たとえば損傷した環状部
材を交換する際、釣り糸案内部全体を交換しなくてはな
らず、交換に手間が掛かるとともに、不経済である。
は、環状部材は、たとえば圧入、接着等により本体部材
に固定されている。このため、たとえば損傷した環状部
材を交換する際、釣り糸案内部全体を交換しなくてはな
らず、交換に手間が掛かるとともに、不経済である。
【0005】本発明の課題は、両軸受リールのレベルワ
インド機構において、環状部材の交換を容易に行うこと
にある。
インド機構において、環状部材の交換を容易に行うこと
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係る両軸受リー
ルのレベルワインド機構は、両軸受リールのスプールに
釣り糸を均一に巻き付けるためのレベルワインド機構で
あって、本体部材と、本体部材に着脱自在に固定され釣
り糸が挿通される環状部材とを有する釣り糸案内部と、
スプールの少なくとも釣り糸の巻き取り方向の回転に応
じて、本体部材をスプールに装着されたスプール軸と略
平行に往復移動させる移動機構とを備えている。
ルのレベルワインド機構は、両軸受リールのスプールに
釣り糸を均一に巻き付けるためのレベルワインド機構で
あって、本体部材と、本体部材に着脱自在に固定され釣
り糸が挿通される環状部材とを有する釣り糸案内部と、
スプールの少なくとも釣り糸の巻き取り方向の回転に応
じて、本体部材をスプールに装着されたスプール軸と略
平行に往復移動させる移動機構とを備えている。
【0007】このレベルワインド機構では、環状部材は
本体部材に着脱自在に固定されているので、環状部材を
交換する際、釣り糸案内部全体を交換することなく、環
状部材を容易に交換することができる。発明2に係るレ
ベルワインド機構は、発明1のレベルワインド機構にお
いて、移動機構は、スプールの少なくとも釣り糸の巻き
取り方向の回転に連動して回転する連動機構と、スプー
ルに装着されたスプール軸と略平行に配置され連動機構
に連結されて回転し外周に螺旋状溝が形成された螺軸と
を有している。釣り糸案内部は、本体部材に装着され、
螺旋状溝に係合する係合部材を有している。この場合、
スプールの回転に連動するギア等からなる連動機構の回
転が螺軸に伝達され、螺軸が回転すると螺旋状溝に係合
する係合部材が螺旋状溝に沿って移動し、本体部材が螺
軸の軸方向に沿って往復移動する。ここでは、このよう
な構成によって、連動機構の一方向の回転を本体部材の
往復移動に容易に変換できる。
本体部材に着脱自在に固定されているので、環状部材を
交換する際、釣り糸案内部全体を交換することなく、環
状部材を容易に交換することができる。発明2に係るレ
ベルワインド機構は、発明1のレベルワインド機構にお
いて、移動機構は、スプールの少なくとも釣り糸の巻き
取り方向の回転に連動して回転する連動機構と、スプー
ルに装着されたスプール軸と略平行に配置され連動機構
に連結されて回転し外周に螺旋状溝が形成された螺軸と
を有している。釣り糸案内部は、本体部材に装着され、
螺旋状溝に係合する係合部材を有している。この場合、
スプールの回転に連動するギア等からなる連動機構の回
転が螺軸に伝達され、螺軸が回転すると螺旋状溝に係合
する係合部材が螺旋状溝に沿って移動し、本体部材が螺
軸の軸方向に沿って往復移動する。ここでは、このよう
な構成によって、連動機構の一方向の回転を本体部材の
往復移動に容易に変換できる。
【0008】発明3に係るレベルワインド機構は、発明
1又は2のレベルワインド機構において、環状部材は本
体部材にねじ止め固定されている。この場合、環状部材
は本体部材にたとえば六角穴付き止めねじ等のねじ部材
により固定されているので、環状部材の着脱がさらに容
易になる。発明4に係るレベルワインド機構は、発明1
又は2のレベルワインド機構において、環状部材は周囲
に形成された雄ねじを本体部材に形成された雌ねじに螺
合させることにより固定されている。この場合、環状部
材自身がねじ部材として機能しているので、他のねじ部
材を設ける必要がなく部品点数の減少により製造コスト
を抑えることができる。
1又は2のレベルワインド機構において、環状部材は本
体部材にねじ止め固定されている。この場合、環状部材
は本体部材にたとえば六角穴付き止めねじ等のねじ部材
により固定されているので、環状部材の着脱がさらに容
易になる。発明4に係るレベルワインド機構は、発明1
又は2のレベルワインド機構において、環状部材は周囲
に形成された雄ねじを本体部材に形成された雌ねじに螺
合させることにより固定されている。この場合、環状部
材自身がねじ部材として機能しているので、他のねじ部
材を設ける必要がなく部品点数の減少により製造コスト
を抑えることができる。
【0009】発明5に係るレベルワインド機構は、発明
1から4のいずれかのレベルワインド機構において、環
状部材は本体部材のスプール側から装着されている。こ
の場合、環状部材は本体部材のスプール側、すなわち後
方側から装着されている。このため、装着部分が外部に
露出しにくくなるので、環状部材を保護することができ
る。
1から4のいずれかのレベルワインド機構において、環
状部材は本体部材のスプール側から装着されている。こ
の場合、環状部材は本体部材のスプール側、すなわち後
方側から装着されている。このため、装着部分が外部に
露出しにくくなるので、環状部材を保護することができ
る。
【0010】発明6に係るレベルワインド機構は、発明
1から5のいずれかのレベルワインド機構において、環
状部材はセラミックス製である。この場合、環状部材を
硬質のセラミックスで形成することにより、たとえば釣
り糸の摩擦により環状部材の損傷を防止することができ
る。発明7に係るレベルワインド機構は、発明1から5
のいずれかのレベルワインド機構において、環状部材は
ステンレス合金製である。この場合、環状部材を硬質の
ステンレス合金で形成することにより、環状部材の損傷
を防止できる。
1から5のいずれかのレベルワインド機構において、環
状部材はセラミックス製である。この場合、環状部材を
硬質のセラミックスで形成することにより、たとえば釣
り糸の摩擦により環状部材の損傷を防止することができ
る。発明7に係るレベルワインド機構は、発明1から5
のいずれかのレベルワインド機構において、環状部材は
ステンレス合金製である。この場合、環状部材を硬質の
ステンレス合金で形成することにより、環状部材の損傷
を防止できる。
【0011】発明8に係るレベルワインド機構は、発明
6又は7のレベルワインド機構において、環状部材は釣
り糸接触面がTiNコーティングされている。この場
合、硬質のTiNコーティングにより、特に、釣り糸が
接触して傷付きやすい釣り糸接触面の損傷を防止するこ
とができる。
6又は7のレベルワインド機構において、環状部材は釣
り糸接触面がTiNコーティングされている。この場
合、硬質のTiNコーティングにより、特に、釣り糸が
接触して傷付きやすい釣り糸接触面の損傷を防止するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を採用した両
軸受リールは、図1及び図2に示すように、リール本体
1と、ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配
置されたドラグ調整用のスタードラグ3と、スプール4
とを備えている。ハンドル2は、リール本体1の側方に
配置されてスプール4を回転させるものであり、板状の
アーム部2aと、アーム部2aの両端に回転自在に装着
された把手2bとを有している。
軸受リールは、図1及び図2に示すように、リール本体
1と、ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配
置されたドラグ調整用のスタードラグ3と、スプール4
とを備えている。ハンドル2は、リール本体1の側方に
配置されてスプール4を回転させるものであり、板状の
アーム部2aと、アーム部2aの両端に回転自在に装着
された把手2bとを有している。
【0013】リール本体1は、図1及び図2に示すよう
に、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第
1側カバー6及び第2側カバー7と、フレーム5の前方
に開閉自在に装着された前カバー10とを有している。
フレーム5は、図2に示すように、所定の間隔をあけて
互いに対向するように配置された1対の側板8、9と、
これらの側板8、9を連結する複数の連結部11とを有
している。フレーム5内には、スプール4と、スプール
4に釣り糸を均一に巻くためのレベルワインド機構15
と、クラッチ操作具であってしかもサミングを行う場合
の親指の当てとなるサムレスト17とが配置されてい
る。
に、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第
1側カバー6及び第2側カバー7と、フレーム5の前方
に開閉自在に装着された前カバー10とを有している。
フレーム5は、図2に示すように、所定の間隔をあけて
互いに対向するように配置された1対の側板8、9と、
これらの側板8、9を連結する複数の連結部11とを有
している。フレーム5内には、スプール4と、スプール
4に釣り糸を均一に巻くためのレベルワインド機構15
と、クラッチ操作具であってしかもサミングを行う場合
の親指の当てとなるサムレスト17とが配置されてい
る。
【0014】スプール4は、図2に示すように、釣り糸
が巻き付けられる糸巻き胴部4bと、糸巻き胴部4bの
両端に配置され両外方に向かうにつれ糸巻き胴部4bの
外径より大径となる傾斜面4cが設けられている鍔部4
aとを有している。また、スプール4は中央部を貫通す
るスプール軸16に回転不能に固定されている。フレー
ム5と第2側カバー7との間には、ハンドル2からの回
転力をスプール4に伝えるための回転伝達機構18と、
クラッチ機構13と、サムレスト17の操作に応じてク
ラッチ機構13の係脱を行うためのクラッチ係脱機構1
9と、ドラグ機構21と、キャスティングコントロール
機構22とが配置されている。また、フレーム5と第1
側カバー6との間には、キャスティング時のバックラッ
シュを抑えるための遠心ブレーキ機構23が配置されて
いる。
が巻き付けられる糸巻き胴部4bと、糸巻き胴部4bの
両端に配置され両外方に向かうにつれ糸巻き胴部4bの
外径より大径となる傾斜面4cが設けられている鍔部4
aとを有している。また、スプール4は中央部を貫通す
るスプール軸16に回転不能に固定されている。フレー
ム5と第2側カバー7との間には、ハンドル2からの回
転力をスプール4に伝えるための回転伝達機構18と、
クラッチ機構13と、サムレスト17の操作に応じてク
ラッチ機構13の係脱を行うためのクラッチ係脱機構1
9と、ドラグ機構21と、キャスティングコントロール
機構22とが配置されている。また、フレーム5と第1
側カバー6との間には、キャスティング時のバックラッ
シュを抑えるための遠心ブレーキ機構23が配置されて
いる。
【0015】回転伝達機構18は、ハンドル軸30に固
定されたメインギア31と、メインギア31に噛み合う
筒状のピニオンギア32とを有している。次に、レベル
ワインド機構15について詳細に説明する。レベルワイ
ンド機構15は、図2及び図3に示すように、連動機構
24と、1対の側板8、9間に固定されスプール軸16
と平行に配置されたガイド筒25と、ガイド筒25内に
回転自在に支持され螺旋状溝26aが形成された螺軸2
6と、釣り糸案内部27とを有している。釣り糸案内部
27は、本体部材27aと、本体部材27aに装着され
螺旋状溝26aに係合する係合部材27bと、本体部材
27aに着脱自在に固定され釣り糸が挿通される環状部
材27cとを有している。
定されたメインギア31と、メインギア31に噛み合う
筒状のピニオンギア32とを有している。次に、レベル
ワインド機構15について詳細に説明する。レベルワイ
ンド機構15は、図2及び図3に示すように、連動機構
24と、1対の側板8、9間に固定されスプール軸16
と平行に配置されたガイド筒25と、ガイド筒25内に
回転自在に支持され螺旋状溝26aが形成された螺軸2
6と、釣り糸案内部27とを有している。釣り糸案内部
27は、本体部材27aと、本体部材27aに装着され
螺旋状溝26aに係合する係合部材27bと、本体部材
27aに着脱自在に固定され釣り糸が挿通される環状部
材27cとを有している。
【0016】連動機構24は、図2に示すように、螺軸
26の端部に固定されたギア28aと、ハンドル軸30
に回転不能に固定されギア28aに噛み合うギア28b
とを有している。ガイド筒25は、図2及び図3に示す
ように、スプール軸16と平行に配置されその外周面に
は軸方向に長い溝が形成されており、その溝から螺軸2
6に向けて釣り糸案内部27に装着された係合部材27
bが延びている。
26の端部に固定されたギア28aと、ハンドル軸30
に回転不能に固定されギア28aに噛み合うギア28b
とを有している。ガイド筒25は、図2及び図3に示す
ように、スプール軸16と平行に配置されその外周面に
は軸方向に長い溝が形成されており、その溝から螺軸2
6に向けて釣り糸案内部27に装着された係合部材27
bが延びている。
【0017】螺軸26の外周には、螺旋状溝26aが形
成されており、釣り糸案内部27の係合部材27bがこ
の螺旋状溝26aに噛み合っている。このため、連動機
構24を介して螺軸26が回転させられることにより、
釣り糸案内部27はガイド筒25に沿って往復移動す
る。釣り糸案内部27の上部には、図4に示すように、
釣り糸を挿通するための環状部材27cが本体部材27
aの後方(スプール4側)から装着されており、たとえ
ば六角穴付き止めねじ等のねじ部材27dにより本体部
材27aに固定されている。環状部材27cは、セラミ
ックスまたは硬質のステンレス合金により形成されてい
る。このような環状部材27cから案内された釣り糸は
スプール4に均一に巻き付けられる。
成されており、釣り糸案内部27の係合部材27bがこ
の螺旋状溝26aに噛み合っている。このため、連動機
構24を介して螺軸26が回転させられることにより、
釣り糸案内部27はガイド筒25に沿って往復移動す
る。釣り糸案内部27の上部には、図4に示すように、
釣り糸を挿通するための環状部材27cが本体部材27
aの後方(スプール4側)から装着されており、たとえ
ば六角穴付き止めねじ等のねじ部材27dにより本体部
材27aに固定されている。環状部材27cは、セラミ
ックスまたは硬質のステンレス合金により形成されてい
る。このような環状部材27cから案内された釣り糸は
スプール4に均一に巻き付けられる。
【0018】次に、この両軸受リールの動作を説明す
る。釣り糸を巻き取る際には、ハンドル2を糸巻き取り
方向に回す。ハンドル2の回転はハンドル軸30に伝達
され、さらにドラグ機構21を介して回転伝達機構18
であるメインギア31及びピニオンギア32に伝達され
る。ピニオンギア32の回転は、クラッチ機構13を介
してスプール軸16に伝達され、これによりスプール4
が回転して釣り糸が巻き取られる。また、ハンドル2の
回転はハンドル軸30から、連動機構24であるギア2
8bからギア28aに伝達される。これにより螺軸26
が回転し釣り糸案内部27は往復移動する。
る。釣り糸を巻き取る際には、ハンドル2を糸巻き取り
方向に回す。ハンドル2の回転はハンドル軸30に伝達
され、さらにドラグ機構21を介して回転伝達機構18
であるメインギア31及びピニオンギア32に伝達され
る。ピニオンギア32の回転は、クラッチ機構13を介
してスプール軸16に伝達され、これによりスプール4
が回転して釣り糸が巻き取られる。また、ハンドル2の
回転はハンドル軸30から、連動機構24であるギア2
8bからギア28aに伝達される。これにより螺軸26
が回転し釣り糸案内部27は往復移動する。
【0019】一方、釣り糸を繰り出す場合には、図示し
ないクラッチレバーを操作してクラッチ機構13をオフ
する。これにより、スプール軸16とピニオンギア32
との係合が解除され、スプール4はハンドル2等と関係
なく回転可能な状態になる。したがって、仕掛け等の重
さによってスプール4が回転して釣り糸が繰り出され
る。
ないクラッチレバーを操作してクラッチ機構13をオフ
する。これにより、スプール軸16とピニオンギア32
との係合が解除され、スプール4はハンドル2等と関係
なく回転可能な状態になる。したがって、仕掛け等の重
さによってスプール4が回転して釣り糸が繰り出され
る。
【0020】このようなスピニングリールのレベルワイ
ンド機構15では、環状部材27cは本体部材27aに
着脱自在に固定されている。このため、環状部材27c
を交換するときに釣り糸案内部27全体を交換する必要
がなく、環状部材27cを容易に交換することができ
る。 〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、環状部材27cはねじ部材
27dにより本体部材27aに固定されていたが、図5
に示すように、本体部材27aに形成された雌ねじ部2
7eに環状部材27cの周囲に形成された雄ねじ部27
fを螺合して固定するようにしてもよい。
ンド機構15では、環状部材27cは本体部材27aに
着脱自在に固定されている。このため、環状部材27c
を交換するときに釣り糸案内部27全体を交換する必要
がなく、環状部材27cを容易に交換することができ
る。 〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、環状部材27cはねじ部材
27dにより本体部材27aに固定されていたが、図5
に示すように、本体部材27aに形成された雌ねじ部2
7eに環状部材27cの周囲に形成された雄ねじ部27
fを螺合して固定するようにしてもよい。
【0021】(b) 前記実施形態では、環状部材27
cは、セラミックスまたは硬質のステンレス合金により
形成されていたが、これらに限定されるものではない。
また、セラミックスまたは硬質のステンレス合金製の環
状部材27cの釣り糸接触面にTiNコーティングを施
してもよい。 (c) 前記実施形態では、連動機構24は、スプール
4の糸巻き取り方向に対してのみ連動して螺軸26を回
転させていたが、スプール4の糸繰り出し方向に対して
螺軸26を回転させてもよい。この場合、スプール軸1
6に連動する連動機構24を設ければ糸繰り出し方向に
対して螺軸26を回転させることができる。なお、本体
部材27aを往復移動させる移動機構は、連動機構2
4、螺軸26及び螺旋状溝26aに係合する係合部材2
7bによって構成されていたが、これらに限定されるも
のではない。
cは、セラミックスまたは硬質のステンレス合金により
形成されていたが、これらに限定されるものではない。
また、セラミックスまたは硬質のステンレス合金製の環
状部材27cの釣り糸接触面にTiNコーティングを施
してもよい。 (c) 前記実施形態では、連動機構24は、スプール
4の糸巻き取り方向に対してのみ連動して螺軸26を回
転させていたが、スプール4の糸繰り出し方向に対して
螺軸26を回転させてもよい。この場合、スプール軸1
6に連動する連動機構24を設ければ糸繰り出し方向に
対して螺軸26を回転させることができる。なお、本体
部材27aを往復移動させる移動機構は、連動機構2
4、螺軸26及び螺旋状溝26aに係合する係合部材2
7bによって構成されていたが、これらに限定されるも
のではない。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、両軸受リールのレベル
ワインド機構において、環状部材は本体部材に着脱自在
に固定されているので、環状部材の交換を容易に行うこ
とができる。
ワインド機構において、環状部材は本体部材に着脱自在
に固定されているので、環状部材の交換を容易に行うこ
とができる。
【図1】本発明の一実施形態による両軸受リールの平面
図。
図。
【図2】前記両軸受リールの背面断面図。
【図3】前記両軸受リールの側面破断図。
【図4】前記両軸受リールのレベルワインド機構の背面
図。
図。
【図5】他の実施形態の図4に相当する図。
1 リール本体
2 ハンドル
4 スプール
15 レベルワインド機構
16 スプール軸
25 ガイド筒
26 螺軸
26a 螺旋状溝
27 釣り糸案内部
27a 本体部材
27b 係合部材
27c 環状部材
27d ねじ部材
Claims (8)
- 【請求項1】両軸受リールのスプールに釣り糸を均一に
巻き付けるためのレベルワインド機構であって、 本体部材と、前記本体部材に着脱自在に固定され前記釣
り糸が挿通される環状部材とを有する釣り糸案内部と、 前記スプールの少なくとも前記釣り糸の巻き取り方向の
回転に応じて、前記本体部材を前記スプールに装着され
たスプール軸と略平行に往復移動させる移動機構と、を
備えた両軸受リールのレベルワインド機構。 - 【請求項2】前記移動機構は、前記スプールの少なくと
も前記釣り糸の巻き取り方向の回転に連動して回転する
連動機構と、前記スプールに装着されたスプール軸と略
平行に配置され前記連動機構に連結されて回転し外周に
螺旋状溝が形成された螺軸とを有し、 前記釣り糸案内部は、前記本体部材に装着され、前記螺
旋状溝に係合する係合部材を有している、請求項1に記
載の両軸受リールのレベルワインド機構。 - 【請求項3】前記環状部材は前記本体部材にねじ止め固
定されている、請求項1又は2に記載の両軸受リールの
レベルワインド機構。 - 【請求項4】前記環状部材は周囲に形成された雄ねじを
前記本体部材に形成された雌ねじに螺合させることによ
り固定されている、請求項1又は2に記載の両軸受リー
ルのレベルワインド機構。 - 【請求項5】前記環状部材は前記本体部材の前記スプー
ル側から装着されている、請求項1から4のいずれかに
記載の両軸受リールのレベルワインド機構。 - 【請求項6】前記環状部材はセラミックス製である、請
求項1から5のいずれかに記載の両軸受リールのレベル
ワインド機構。 - 【請求項7】前記環状部材はステンレス合金製である、
請求項1から5のいずれかに記載の両軸受リールのレベ
ルワインド機構。 - 【請求項8】前記環状部材は前記釣り糸接触面がTiN
コーティングされている、請求項6又は7に記載の両軸
受リールのレベルワインド機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002042879A JP2003235415A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 両軸受リールのレベルワインド機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002042879A JP2003235415A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 両軸受リールのレベルワインド機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003235415A true JP2003235415A (ja) | 2003-08-26 |
Family
ID=27782845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002042879A Pending JP2003235415A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | 両軸受リールのレベルワインド機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003235415A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130142061A (ko) * | 2012-06-18 | 2013-12-27 | 가부시키가이샤 시마노 | 양 베어링 릴의 레벨 와인드 기구, 양 베어링 릴 및 전동 릴 |
US11910789B2 (en) | 2020-08-28 | 2024-02-27 | Shimano Components (Malaysia) Sdn. Bhd. | Line guide apparatus of fishing reel |
-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002042879A patent/JP2003235415A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130142061A (ko) * | 2012-06-18 | 2013-12-27 | 가부시키가이샤 시마노 | 양 베어링 릴의 레벨 와인드 기구, 양 베어링 릴 및 전동 릴 |
KR101928390B1 (ko) | 2012-06-18 | 2018-12-12 | 가부시키가이샤 시마노 | 전동 릴의 레벨 와인드 기구 및 전동 릴 |
US11910789B2 (en) | 2020-08-28 | 2024-02-27 | Shimano Components (Malaysia) Sdn. Bhd. | Line guide apparatus of fishing reel |
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