JP2003232639A - 地図表示装置およびナビゲーション装置 - Google Patents
地図表示装置およびナビゲーション装置Info
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- JP2003232639A JP2003232639A JP2002370776A JP2002370776A JP2003232639A JP 2003232639 A JP2003232639 A JP 2003232639A JP 2002370776 A JP2002370776 A JP 2002370776A JP 2002370776 A JP2002370776 A JP 2002370776A JP 2003232639 A JP2003232639 A JP 2003232639A
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- Instructional Devices (AREA)
- Navigation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】隠れる位置にある情報を表示画面に表示するこ
とができる3次元地図表示を実現した地図表示装置及び
ナビゲーション装置を提供する。 【解決手段】各地図構成物の3次元データが記憶された
地図記憶部と、地図記憶部に記憶された3次元データが
特定する各地図構成物を、所定視点から平面に投影する
ことにより得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3
次元地図鳥瞰図を表示画面に表示する地図表示部とを備
える。地図表示部は、ユーザが表示を要求する情報が、
当該情報の視点側にある他の地図構成物によって隠され
て3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前記情報
が前記表示画面に表示されるように、前記情報又は前記
他の地図構成物の前記平面への投影形態を変更する。
とができる3次元地図表示を実現した地図表示装置及び
ナビゲーション装置を提供する。 【解決手段】各地図構成物の3次元データが記憶された
地図記憶部と、地図記憶部に記憶された3次元データが
特定する各地図構成物を、所定視点から平面に投影する
ことにより得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3
次元地図鳥瞰図を表示画面に表示する地図表示部とを備
える。地図表示部は、ユーザが表示を要求する情報が、
当該情報の視点側にある他の地図構成物によって隠され
て3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前記情報
が前記表示画面に表示されるように、前記情報又は前記
他の地図構成物の前記平面への投影形態を変更する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置の画面上
に3次元地図を表示する地図表示装置に関するものであ
る。
に3次元地図を表示する地図表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車走行の便宜を図るため
のものとしてナビゲーション装置が知られている。この
種のナビゲーション装置は、CD−ROM等の記憶媒体
に記録された2次元の地図ベクトルデータを読み出し
て、平面に建物、道路、地形等の地図構成物が描画され
た2次元地図を作成し、この2次元地図をモニタ等の表
示画面に表示する。そして、GPS(Ground Positionin
g System)等のセンサにより検出した現在地(自車位
置)や目的地、あるいは現在地と目的地を結ぶ経路等を
表示画面に重ねて表示する。
のものとしてナビゲーション装置が知られている。この
種のナビゲーション装置は、CD−ROM等の記憶媒体
に記録された2次元の地図ベクトルデータを読み出し
て、平面に建物、道路、地形等の地図構成物が描画され
た2次元地図を作成し、この2次元地図をモニタ等の表
示画面に表示する。そして、GPS(Ground Positionin
g System)等のセンサにより検出した現在地(自車位
置)や目的地、あるいは現在地と目的地を結ぶ経路等を
表示画面に重ねて表示する。
【0003】ところで、従来のナビゲーション装置で
は、2次元地図の表示画面への表示尺度を切替えたり、
表示画面に2次元地図を鳥瞰表示することにより、現在
地周辺が、容易に把握できるように工夫している。
は、2次元地図の表示画面への表示尺度を切替えたり、
表示画面に2次元地図を鳥瞰表示することにより、現在
地周辺が、容易に把握できるように工夫している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画面表示処理上の工夫は、2次元地図を基になされ
ている。したがって、たとえば、立体交差点や坂道、あ
るいは、建物が立ち並ぶ道路の状況等は、2次元(平
面)的に表示されるので、現在地周辺や目的地周辺の状
況が把握し難い。このため、現在地周辺や目的地周辺の
状況をより把握し易くするために、任意の視点から3次
元地図を眺めたときに得られる投影図を表示画面に表示
する3次元地図表示のナビゲーション装置を実現するこ
とが望ましい。
うな画面表示処理上の工夫は、2次元地図を基になされ
ている。したがって、たとえば、立体交差点や坂道、あ
るいは、建物が立ち並ぶ道路の状況等は、2次元(平
面)的に表示されるので、現在地周辺や目的地周辺の状
況が把握し難い。このため、現在地周辺や目的地周辺の
状況をより把握し易くするために、任意の視点から3次
元地図を眺めたときに得られる投影図を表示画面に表示
する3次元地図表示のナビゲーション装置を実現するこ
とが望ましい。
【0005】ところで、3次元地図表示のナビゲーショ
ン装置を実現した場合、視点位置によっては、注目すべ
き地図構成物が他の地図構成物に隠れて表示されなくな
ることがある。このため、現在地や目的地、あるいは現
在地と目的地とを結ぶ経路等、ユーザが知りたい情報が
表示画面に表示されなくなることがあるという問題があ
る。
ン装置を実現した場合、視点位置によっては、注目すべ
き地図構成物が他の地図構成物に隠れて表示されなくな
ることがある。このため、現在地や目的地、あるいは現
在地と目的地とを結ぶ経路等、ユーザが知りたい情報が
表示画面に表示されなくなることがあるという問題があ
る。
【0006】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、地図構成物に隠れる位置にある情報を表示画面
に表示することができる3次元地図表示を実現した地図
表示装置及びナビゲーション装置を提供することを目的
とするものである。
であり、地図構成物に隠れる位置にある情報を表示画面
に表示することができる3次元地図表示を実現した地図
表示装置及びナビゲーション装置を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、表示画面に地図を表示する地
図表示装置であって、3次元地図を構成する複数の地図
構成物の3次元データが記憶された地図記憶部と、所定
の地図構成物を指定する地図構成物指定部と、前記地図
記憶部に記憶された3次元データが特定する各地図構成
物を、所定の視点から平面に投影することにより得られ
る3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図鳥瞰図を
前記表示画面に表示する地図表示部と、を備え、前記地
図表示部は、前記地図構成物指定部で指定された所定の
地図構成物が、当該所定の地図構成物よりも前記所定の
視点側にある他の地図構成物によって隠されて前記3次
元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、当該所定の地図
構成物が前記表示画面に表示されるように、前記所定の
地図構成物又は前記他の地図構成物の前記平面への投影
形態を変更する投影形態変更手段を有することを特徴と
する。
に請求項1記載の発明は、表示画面に地図を表示する地
図表示装置であって、3次元地図を構成する複数の地図
構成物の3次元データが記憶された地図記憶部と、所定
の地図構成物を指定する地図構成物指定部と、前記地図
記憶部に記憶された3次元データが特定する各地図構成
物を、所定の視点から平面に投影することにより得られ
る3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図鳥瞰図を
前記表示画面に表示する地図表示部と、を備え、前記地
図表示部は、前記地図構成物指定部で指定された所定の
地図構成物が、当該所定の地図構成物よりも前記所定の
視点側にある他の地図構成物によって隠されて前記3次
元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、当該所定の地図
構成物が前記表示画面に表示されるように、前記所定の
地図構成物又は前記他の地図構成物の前記平面への投影
形態を変更する投影形態変更手段を有することを特徴と
する。
【0008】尚、使用者が投影形態変更手段を起動させ
るか否か選択できるようにしてもよい。
るか否か選択できるようにしてもよい。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物が、当該所定の地
図構成物よりも前記所定の視点側にある他の地図構成物
を透過して表示されるように、前記所定の地図構成物又
は前記他の地図構成物の前記平面への投影形態を変更す
ることを特徴とする。
明において、前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物が、当該所定の地
図構成物よりも前記所定の視点側にある他の地図構成物
を透過して表示されるように、前記所定の地図構成物又
は前記他の地図構成物の前記平面への投影形態を変更す
ることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物が、当該所定の地
図構成物よりも前記所定の視点側にある他の地図構成物
の前面に表示されるように、前記所定の地図構成物の前
記平面への投影形態を変更することを特徴とする。
明において、前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物が、当該所定の地
図構成物よりも前記所定の視点側にある他の地図構成物
の前面に表示されるように、前記所定の地図構成物の前
記平面への投影形態を変更することを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物が所定の模様、色
又は線種で表示されるように、前記所定の地図構成物の
表示属性を変えることを特徴とする。
明において、前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物が所定の模様、色
又は線種で表示されるように、前記所定の地図構成物の
表示属性を変えることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物よりも前記所定の
視点側にある他の地図構成物を前記平面に投影しないよ
うに、前記他の地図構成物の前記平面への投影形態を変
更することを特徴とする。
明において、前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物よりも前記所定の
視点側にある他の地図構成物を前記平面に投影しないよ
うに、前記他の地図構成物の前記平面への投影形態を変
更することを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記投影形態変更手段は、前記他の地図構
成物の代わりに前記他の地図構成物の地平面における占
有領域を、前記平面に投影することを特徴とする。
明において、前記投影形態変更手段は、前記他の地図構
成物の代わりに前記他の地図構成物の地平面における占
有領域を、前記平面に投影することを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記投影形態変更手段は、前記他の地図構
成物の代わりに前記他の地図構成物の名称を、前記3次
元地図鳥瞰図に表示することを特徴とする。
明において、前記投影形態変更手段は、前記他の地図構
成物の代わりに前記他の地図構成物の名称を、前記3次
元地図鳥瞰図に表示することを特徴とする。
【0015】請求項8記載の発明は、表示画面に地図を
表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成する
複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記憶
部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元
地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を
備え、前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定
された所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物より
も前記所定の視点側にある他の地図構成物によって隠さ
れて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前
記所定の視点の位置を前記所定の地図構成物が前記3次
元地図鳥瞰図上に表示される位置に変更する視点位置変
更手段を有することを特徴とする。
表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成する
複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記憶
部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元
地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を
備え、前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定
された所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物より
も前記所定の視点側にある他の地図構成物によって隠さ
れて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前
記所定の視点の位置を前記所定の地図構成物が前記3次
元地図鳥瞰図上に表示される位置に変更する視点位置変
更手段を有することを特徴とする。
【0016】請求項9記載の発明は、表示画面に地図を
表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成する
複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記憶
部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元
地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を
備え、前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定
された所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物より
も前記所定の視点側にある他の地図構成物によって隠さ
れて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前
記各地図構成物の2次元データを基に2次元地図を作成
し、当該2次元地図を前記3次元地図鳥瞰図に代えて前
記表示画面に表示する2次元地図表示手段を有すること
を特徴とする。
表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成する
複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記憶
部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元
地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を
備え、前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定
された所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物より
も前記所定の視点側にある他の地図構成物によって隠さ
れて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前
記各地図構成物の2次元データを基に2次元地図を作成
し、当該2次元地図を前記3次元地図鳥瞰図に代えて前
記表示画面に表示する2次元地図表示手段を有すること
を特徴とする。
【0017】請求項10記載の発明は、表示画面に地図
を表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成す
る複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記
憶部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元
地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を
備え、前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定
された所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物より
も前記所定の視点側にある他の地図構成物によって隠さ
れて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前
記各地図構成物の2次元データを基に、所定の視点から
2次元地図を眺めたときに得られる2次元地図鳥瞰図を
作成し、当該2次元地図鳥瞰図を前記3次元地図鳥瞰図
に代えて前記表示画面に表示する2次元地図鳥瞰表示手
段を有することを特徴とする。
を表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成す
る複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記
憶部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元
地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を
備え、前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定
された所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物より
も前記所定の視点側にある他の地図構成物によって隠さ
れて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前
記各地図構成物の2次元データを基に、所定の視点から
2次元地図を眺めたときに得られる2次元地図鳥瞰図を
作成し、当該2次元地図鳥瞰図を前記3次元地図鳥瞰図
に代えて前記表示画面に表示する2次元地図鳥瞰表示手
段を有することを特徴とする。
【0018】請求項11記載の発明は、表示画面に地図
を表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成す
る複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記
憶部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元
地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を
備え、前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定
された所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物より
も前記所定の視点側にある他の地図構成物によって隠さ
れて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前
記各地図構成物の2次元データを基に2次元地図を作成
し、当該2次元地図を前記3次元地図鳥瞰図と共に前記
表示画面に表示する重複表示手段を有することを特徴と
する。
を表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成す
る複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記
憶部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元
地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を
備え、前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定
された所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物より
も前記所定の視点側にある他の地図構成物によって隠さ
れて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前
記各地図構成物の2次元データを基に2次元地図を作成
し、当該2次元地図を前記3次元地図鳥瞰図と共に前記
表示画面に表示する重複表示手段を有することを特徴と
する。
【0019】請求項12記載の発明は、表示画面に地図
を表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成す
る複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記
憶部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元
地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を
備え、前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定
された所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物より
も前記所定の視点側にある他の地図構成物によって隠さ
れて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前
記各地図構成物の2次元データを基に、所定の視点から
2次元地図を眺めたときに得られる2次元地図鳥瞰図を
作成し、当該2次元地図鳥瞰図を前記3次元地図鳥瞰図
と共に前記表示画面に表示する重複表示手段を有するこ
とを特徴とする。
を表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成す
る複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記
憶部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元
地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を
備え、前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定
された所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物より
も前記所定の視点側にある他の地図構成物によって隠さ
れて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前
記各地図構成物の2次元データを基に、所定の視点から
2次元地図を眺めたときに得られる2次元地図鳥瞰図を
作成し、当該2次元地図鳥瞰図を前記3次元地図鳥瞰図
と共に前記表示画面に表示する重複表示手段を有するこ
とを特徴とする。
【0020】請求項13記載の発明は、表示画面に地図
を表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成す
る複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記
憶部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる第一の3次元地図鳥瞰図を作成し、当該
第一の3次元地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図
表示部と、を備え、前記地図表示部は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物が、当該所定の地
図構成物よりも前記所定の視点側にある他の地図構成物
によって隠されて前記第一の3次元地図鳥瞰図上に表示
されない場合に、前記各地図構成物を前記所定の地図構
成物を視認することができる視点から平面に投影するこ
とにより得られる第二の3次元地図鳥瞰図を作成し、当
該第二の3次元地図鳥瞰図を前記第一の3次元地図鳥瞰
図と共に前記表示画面に表示する重複表示手段を有する
ことを特徴とする。
を表示する地図表示装置であって、3次元地図を構成す
る複数の地図構成物の3次元データが記憶された地図記
憶部と、所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部
と、前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定す
る各地図構成物を、所定の視点から平面に投影すること
により得られる第一の3次元地図鳥瞰図を作成し、当該
第一の3次元地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図
表示部と、を備え、前記地図表示部は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物が、当該所定の地
図構成物よりも前記所定の視点側にある他の地図構成物
によって隠されて前記第一の3次元地図鳥瞰図上に表示
されない場合に、前記各地図構成物を前記所定の地図構
成物を視認することができる視点から平面に投影するこ
とにより得られる第二の3次元地図鳥瞰図を作成し、当
該第二の3次元地図鳥瞰図を前記第一の3次元地図鳥瞰
図と共に前記表示画面に表示する重複表示手段を有する
ことを特徴とする。
【0021】請求項14記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は1
3記載の発明において、前記地図構成物に2次元形状又
は3次元形状のマークが含まれることを特徴とする。
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は1
3記載の発明において、前記地図構成物に2次元形状又
は3次元形状のマークが含まれることを特徴とする。
【0022】請求項15記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は1
3記載の発明において、前記地図構成物指定部は、入力
装置に入力された使用者の指令に基づいて、所定の地図
構成物を指定することを特徴とする。
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は1
3記載の発明において、前記地図構成物指定部は、入力
装置に入力された使用者の指令に基づいて、所定の地図
構成物を指定することを特徴とする。
【0023】尚、所定の地図構成物はデフォルト設定さ
れるようにしてもよい。たとえば、道路を所定の地図構
成物としてデフォルト設定してもよい。また、本発明装
置が車載ナビゲーション装置に適用される場合、自車走
行中の道路や誘導経路の道路、自車位置近傍にある地図
構成物、あるいは、目的地近傍にある地図構成物等を所
定の地図構成物としてデフォルト設定してもよい。さら
には、本発明装置が適用される車載ナビゲーション装置
に、道路の渋滞情報、工事、通行止め等の規制情報とい
った交通情報を発するビーコン送信機やFM多重放送か
らの信号を受信する受信装置が設けられている場合、受
信した交通情報によって特定される道路等を所定の地図
構成物としてデフォルト設定してもかまわない。
れるようにしてもよい。たとえば、道路を所定の地図構
成物としてデフォルト設定してもよい。また、本発明装
置が車載ナビゲーション装置に適用される場合、自車走
行中の道路や誘導経路の道路、自車位置近傍にある地図
構成物、あるいは、目的地近傍にある地図構成物等を所
定の地図構成物としてデフォルト設定してもよい。さら
には、本発明装置が適用される車載ナビゲーション装置
に、道路の渋滞情報、工事、通行止め等の規制情報とい
った交通情報を発するビーコン送信機やFM多重放送か
らの信号を受信する受信装置が設けられている場合、受
信した交通情報によって特定される道路等を所定の地図
構成物としてデフォルト設定してもかまわない。
【0024】請求項16記載の発明は、表示画面に、地
図と当該地図上における自車位置とを表示するナビゲー
ション装置であって、3次元地図を構成する複数の地図
構成物の3次元データが記憶された地図記憶部と、自車
位置を検出する自車位置検出部と、前記地図記憶部に記
憶された3次元データが特定する各地図構成物を、所定
の視点から平面に投影することにより得られる3次元地
図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図鳥瞰図を前記表示画
面に表示する地図表示部と、を備え、前記地図表示部
は、前記自車位置検出部で検出した自車位置が、当該自
車位置よりも前記所定の視点側にある地図構成物によっ
て隠されて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合
に、当該自車位置が前記表示画面に表示されるように、
前記自車位置又は前記所定の視点側にある地図構成物の
前記平面への投影形態を変更する投影形態変更手段を有
することを特徴とする。
図と当該地図上における自車位置とを表示するナビゲー
ション装置であって、3次元地図を構成する複数の地図
構成物の3次元データが記憶された地図記憶部と、自車
位置を検出する自車位置検出部と、前記地図記憶部に記
憶された3次元データが特定する各地図構成物を、所定
の視点から平面に投影することにより得られる3次元地
図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図鳥瞰図を前記表示画
面に表示する地図表示部と、を備え、前記地図表示部
は、前記自車位置検出部で検出した自車位置が、当該自
車位置よりも前記所定の視点側にある地図構成物によっ
て隠されて前記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合
に、当該自車位置が前記表示画面に表示されるように、
前記自車位置又は前記所定の視点側にある地図構成物の
前記平面への投影形態を変更する投影形態変更手段を有
することを特徴とする。
【0025】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の発明において、目的地を設定する目的地設定部と、前
記自車位置検出部で検出された自車位置と前記目的地設
定部で設定された目的地とを結ぶ経路を検出する経路検
出部と、を有し、前記投影形態変更手段は、前記経路検
出部で検出された経路が、当該経路よりも前記所定の視
点側にある地図構成物によって隠されて前記3次元地図
鳥瞰図上に表示されない場合に、当該経路が前記表示画
面に表示されるように、前記経路又は前記所定の視点側
にある地図構成物の前記平面への投影形態を変更するこ
とを特徴とする。
の発明において、目的地を設定する目的地設定部と、前
記自車位置検出部で検出された自車位置と前記目的地設
定部で設定された目的地とを結ぶ経路を検出する経路検
出部と、を有し、前記投影形態変更手段は、前記経路検
出部で検出された経路が、当該経路よりも前記所定の視
点側にある地図構成物によって隠されて前記3次元地図
鳥瞰図上に表示されない場合に、当該経路が前記表示画
面に表示されるように、前記経路又は前記所定の視点側
にある地図構成物の前記平面への投影形態を変更するこ
とを特徴とする。
【0026】請求項18記載の発明は、表示画面に、地
図と当該地図上における目的地とを表示するナビゲーシ
ョン装置であって、3次元地図を構成する複数の地図構
成物の3次元データが記憶された地図記憶部と、目的地
を設定する目的地設定部と、前記地図記憶部に記憶され
た3次元データが特定する各地図構成物を、所定の視点
から平面に投影することにより得られる3次元地図鳥瞰
図を作成し、当該3次元地図鳥瞰図を前記表示画面に表
示する地図表示部と、を備え、前記地図表示部は、前記
目的地設定部で設定した目的地が、当該目的地よりも前
記所定の視点側にある地図構成物によって隠されて前記
3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、当該目的地
が前記表示画面に表示されるように、前記目的地又は前
記所定の視点側にある地図構成物の前記平面への投影形
態を変更する投影形態変更手段を有することを特徴とす
る。
図と当該地図上における目的地とを表示するナビゲーシ
ョン装置であって、3次元地図を構成する複数の地図構
成物の3次元データが記憶された地図記憶部と、目的地
を設定する目的地設定部と、前記地図記憶部に記憶され
た3次元データが特定する各地図構成物を、所定の視点
から平面に投影することにより得られる3次元地図鳥瞰
図を作成し、当該3次元地図鳥瞰図を前記表示画面に表
示する地図表示部と、を備え、前記地図表示部は、前記
目的地設定部で設定した目的地が、当該目的地よりも前
記所定の視点側にある地図構成物によって隠されて前記
3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、当該目的地
が前記表示画面に表示されるように、前記目的地又は前
記所定の視点側にある地図構成物の前記平面への投影形
態を変更する投影形態変更手段を有することを特徴とす
る。
【0027】ここで、地図構成物とは、建物、道路等の
構造物の他、山、川等の地形も含む。
構造物の他、山、川等の地形も含む。
【0028】また、マークとは、たとえば、所定の地図
構成物(例えばビル等)を表示するマークの他、本発明
装置が車載ナビゲーション装置に適用される場合、自車
位置のマークや、目的地のマーク、あるいは、自車の誘
導方向を示すマーク等をも含む。
構成物(例えばビル等)を表示するマークの他、本発明
装置が車載ナビゲーション装置に適用される場合、自車
位置のマークや、目的地のマーク、あるいは、自車の誘
導方向を示すマーク等をも含む。
【0029】地図記憶部に記憶された3次元データが特
定する各地図構成物を所定の視点から平面に投影するこ
とにより得られる3次元地図鳥瞰図を作成するには、先
ず、各地図構成物の3次元データを透視変換して、これ
等の地図構成物を所定の視点から2次元平面(投影面)
に投影したときの2次元座標データを求める。また、こ
れ等の地図構成物を所定の視点から眺めたときの奥行き
(視線)方向の座標データを求める。次に、透視変換さ
れた各地図構成物の陰面にある部分のデータを消去する
といった陰面処理を行う。ここで、陰面とは、視点から
3次元地図を眺めたときに、地図構成物の裏側にあたる
部分や、手前に位置する地図構成物の陰に隠れて見えな
い部分の面をいう。陰面処理はコンピュータグラフィッ
クスに用いられる様々な方法、例えばZソート法、Zバ
ッファ方法、スキャンライン法、レイキャスト法等によ
り、実現することができる。
定する各地図構成物を所定の視点から平面に投影するこ
とにより得られる3次元地図鳥瞰図を作成するには、先
ず、各地図構成物の3次元データを透視変換して、これ
等の地図構成物を所定の視点から2次元平面(投影面)
に投影したときの2次元座標データを求める。また、こ
れ等の地図構成物を所定の視点から眺めたときの奥行き
(視線)方向の座標データを求める。次に、透視変換さ
れた各地図構成物の陰面にある部分のデータを消去する
といった陰面処理を行う。ここで、陰面とは、視点から
3次元地図を眺めたときに、地図構成物の裏側にあたる
部分や、手前に位置する地図構成物の陰に隠れて見えな
い部分の面をいう。陰面処理はコンピュータグラフィッ
クスに用いられる様々な方法、例えばZソート法、Zバ
ッファ方法、スキャンライン法、レイキャスト法等によ
り、実現することができる。
【0030】地図構成物指定部で指定された所定の地図
構成物が、当該所定の地図構成物よりも視点側にある他
の地図構成物によって隠されるか否かの判断は、いろい
ろな方法によって可能であるが、例えば、透視変換され
た投影面上における2次元座標データが上記所定の地図
構成物と重複する地図構成物を検出し、検出した地図構
成物及び上記所定の地図構成物の奥行き(視線)方向の
座標データを比較して、どちらが手前に(視点側)にあ
るか調べることにより行うことができる。
構成物が、当該所定の地図構成物よりも視点側にある他
の地図構成物によって隠されるか否かの判断は、いろい
ろな方法によって可能であるが、例えば、透視変換され
た投影面上における2次元座標データが上記所定の地図
構成物と重複する地図構成物を検出し、検出した地図構
成物及び上記所定の地図構成物の奥行き(視線)方向の
座標データを比較して、どちらが手前に(視点側)にあ
るか調べることにより行うことができる。
【0031】本発明によれば、前記の構成によって、手
前(視点側)に位置する地図構成物によって隠れる地図
構成物やマークを表示画面に表示することができるの
で、ユーザが表示を要求する情報が地図構成物に隠れる
位置にある場合でも、表示画面に表示することができる
3次元地図表示を実現することができる。
前(視点側)に位置する地図構成物によって隠れる地図
構成物やマークを表示画面に表示することができるの
で、ユーザが表示を要求する情報が地図構成物に隠れる
位置にある場合でも、表示画面に表示することができる
3次元地図表示を実現することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。
いて、図面を参照して説明する。
【0033】先ず、本実施形態が適用された車載ナビゲ
ーション装置の表示画面について説明する。図1は、本
実施形態による処理が実行されたナビゲーション装置の
表示画面の一例を示している。
ーション装置の表示画面について説明する。図1は、本
実施形態による処理が実行されたナビゲーション装置の
表示画面の一例を示している。
【0034】本実施形態は、建築物、道路、地形等の各
地図構成物の地上の点をユニバーサル横メルカトル投影
でメッシュ分割した平面に投射し、得られる各オブジェ
クトの緯度(X)方向及び経度(Y)方向のベクトルデ
ータと、各地図構成物の高度(Z)方向のベクトルデー
タとからなる3次元データが記憶された地図データベー
スを基に、3次元座標上に各地図構成物が配置された3
次元地図101を所定の視点から鳥瞰したときに得られ
る投影図(3次元地図鳥瞰図ともいう)を作成し、この
3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2に表示する。また、
GPS(GroundPositioning System)等のセンサにより検
出した自車位置(現在地)と目的地、および現在地と目
的地を結ぶ経路をディスプレイ2に重ねて表示する。
地図構成物の地上の点をユニバーサル横メルカトル投影
でメッシュ分割した平面に投射し、得られる各オブジェ
クトの緯度(X)方向及び経度(Y)方向のベクトルデ
ータと、各地図構成物の高度(Z)方向のベクトルデー
タとからなる3次元データが記憶された地図データベー
スを基に、3次元座標上に各地図構成物が配置された3
次元地図101を所定の視点から鳥瞰したときに得られ
る投影図(3次元地図鳥瞰図ともいう)を作成し、この
3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2に表示する。また、
GPS(GroundPositioning System)等のセンサにより検
出した自車位置(現在地)と目的地、および現在地と目
的地を結ぶ経路をディスプレイ2に重ねて表示する。
【0035】図1に示す例では、本実施形態の処理を実
行することにより、地図構成物である山の陰面(視点か
ら視認することができない面)側に位置するため、3次
元地図鳥瞰図に描画されていない目的地と経路の一部と
が、ディスプレイ2に表示される。これにより、ユーザ
が知りたい情報がディスプレイ2に表示される。
行することにより、地図構成物である山の陰面(視点か
ら視認することができない面)側に位置するため、3次
元地図鳥瞰図に描画されていない目的地と経路の一部と
が、ディスプレイ2に表示される。これにより、ユーザ
が知りたい情報がディスプレイ2に表示される。
【0036】次に、本実施形態が適用された車載ナビゲ
ーション装置について説明する。
ーション装置について説明する。
【0037】図2は本実施形態である車載ナビゲーショ
ン装置の各構成ユニットを示す図である。
ン装置の各構成ユニットを示す図である。
【0038】図2において、演算処理部1は、様々な処
理を行う中心的ユニットである。たとえば、符号6〜符
号9に示す各種センサから出力される情報を基にして現
在位置を検出し、得られた現在位置情報に基づいて、表
示に必要な地図構成物の3次元データを地図記憶装置3
から読み出す。また、読み出した地図構成物の3次元デ
ータをグラフィックス展開し、そこに現在地マークを重
ねてディスプレイ262へ表示したり、ユーザから指示
された目的地と現在地を結ぶ最適な道路を選択し、音声
入出力装置4やディスプレイ2を用いてユーザを誘導す
る。
理を行う中心的ユニットである。たとえば、符号6〜符
号9に示す各種センサから出力される情報を基にして現
在位置を検出し、得られた現在位置情報に基づいて、表
示に必要な地図構成物の3次元データを地図記憶装置3
から読み出す。また、読み出した地図構成物の3次元デ
ータをグラフィックス展開し、そこに現在地マークを重
ねてディスプレイ262へ表示したり、ユーザから指示
された目的地と現在地を結ぶ最適な道路を選択し、音声
入出力装置4やディスプレイ2を用いてユーザを誘導す
る。
【0039】ディスプレイ2は、演算処理部1で生成さ
れたグラフィックス情報を表示するユニットで、CRT
や液晶ディスプレイで構成される。また演算処理部1と
ディスプレイ2との間の信号S1は、RGB信号やNT
SC(National TelevisionSystem Committee)信号
で接続するのが一般的である。
れたグラフィックス情報を表示するユニットで、CRT
や液晶ディスプレイで構成される。また演算処理部1と
ディスプレイ2との間の信号S1は、RGB信号やNT
SC(National TelevisionSystem Committee)信号
で接続するのが一般的である。
【0040】地図記憶装置3は、CD−ROMやICカ
ードといった大容量記憶媒体で構成されている。この大
容量記憶媒体には、各地図構成物の地上における領域を
ユニバーサル横メルカトル投影でメッシュ分割した平面
に投射し、得られる各オブジェクトの緯度(X)方向及
び経度(Y)方向のベクトルデータと、各地図構成物の
地上における高さ(Z)方向のベクトルデータとからな
る3次元データが記憶されている。また、各地図構成物
の種類を特定するデータが記憶されている。地図記憶装
置3は、この大容量記憶媒体から必要とする地図構成物
の3次元データと、種類を特定するデータとを読み出
す。
ードといった大容量記憶媒体で構成されている。この大
容量記憶媒体には、各地図構成物の地上における領域を
ユニバーサル横メルカトル投影でメッシュ分割した平面
に投射し、得られる各オブジェクトの緯度(X)方向及
び経度(Y)方向のベクトルデータと、各地図構成物の
地上における高さ(Z)方向のベクトルデータとからな
る3次元データが記憶されている。また、各地図構成物
の種類を特定するデータが記憶されている。地図記憶装
置3は、この大容量記憶媒体から必要とする地図構成物
の3次元データと、種類を特定するデータとを読み出
す。
【0041】音声入出力装置4は、演算処理部1で生成
したユーザへのメッセージを音声信号に変換し出力する
と共に、ユーザが発した声を認識し演算処理部1にその
内容を転送する処理を行う。
したユーザへのメッセージを音声信号に変換し出力する
と共に、ユーザが発した声を認識し演算処理部1にその
内容を転送する処理を行う。
【0042】入力装置5は、ユーザからの指示を受け付
けるユニットで、スクロールキー、縮尺変更キーなどの
ハードスイッチ、ジョイスティック、ディスプレイ上に
貼られたタッチパネルなどで構成される。
けるユニットで、スクロールキー、縮尺変更キーなどの
ハードスイッチ、ジョイスティック、ディスプレイ上に
貼られたタッチパネルなどで構成される。
【0043】符号6〜符号9に示す各種センサは、車載
ナビゲーション装置で自車位置を検出するために使用す
るものである。車輪速センサ6は、車輪の円周と計測さ
れる車輪の回転数の積から距離を測定し、さらに対とな
る車輪の回転数の差から移動体が曲がった角度を計測す
る。地磁気センサ7は、地球が保持している磁場を検知
し、移動体が向いている方角を検出する。ジャイロ8
は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等の移動体が回
転した角度を検出するものである。GPS受信装置9
は、GPS衛星からの信号を受信し移動体とGPS衛星
間の距離と距離の変化率を3個以上の衛星に対して測定
することで移動体の現在位置、進行方向及び進行方位を
測定する。
ナビゲーション装置で自車位置を検出するために使用す
るものである。車輪速センサ6は、車輪の円周と計測さ
れる車輪の回転数の積から距離を測定し、さらに対とな
る車輪の回転数の差から移動体が曲がった角度を計測す
る。地磁気センサ7は、地球が保持している磁場を検知
し、移動体が向いている方角を検出する。ジャイロ8
は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等の移動体が回
転した角度を検出するものである。GPS受信装置9
は、GPS衛星からの信号を受信し移動体とGPS衛星
間の距離と距離の変化率を3個以上の衛星に対して測定
することで移動体の現在位置、進行方向及び進行方位を
測定する。
【0044】交通情報受信装置10は、道路の渋滞情
報、工事、通行止めといった規制情報や駐車場情報とい
った交通情報、天気予報情報等を発するビーコン送信機
やFM多重放送からの信号を受信する。
報、工事、通行止めといった規制情報や駐車場情報とい
った交通情報、天気予報情報等を発するビーコン送信機
やFM多重放送からの信号を受信する。
【0045】車内LAN装置11は、車両の様々な情
報、例えばドアの開閉情報、点灯しているライトの種類
と状況、エンジンの状況や故障診断結果などを受ける。
報、例えばドアの開閉情報、点灯しているライトの種類
と状況、エンジンの状況や故障診断結果などを受ける。
【0046】図3は演算処理部1のハードウェア構成を
示す図である。
示す図である。
【0047】演算処理部1は、図3に示すように、各デ
バイス間をバスで接続した構成としてある。演算処理部
1は、数値演算及び各デバイスを制御するといった様々
な処理を実行するCPU(Central Prosessing Unit)2
1と、地図記憶装置3から読みだした地図構成物の3次
元データや演算データを格納するRAM(Random Access
Memory)22と、プログラムやデータを格納するROM
(Read Only Memory)23と、メモリ間及びメモリと各デ
バイス間のデータ転送を高速に実行するDMA(Direct
Memory Access)24と、ベクトルデータを画素情報
に展開するといったグラフィックス描画を高速に実行
し、かつ表示制御を行う描画コントローラ25と、グラ
フィックスイメージデータを蓄えるVRAM(Video Ran
dom AccessMemory)26と、イメージデータをRGB信
号に変換するカラーパレット27と、アナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器28と、シリアル信
号をバスに同期したパラレル信号に変換するSCI(Ser
ial Communication Interface)29と、パラレル信号を
バスに同期させてバス上にのせるPIO(Parallel Inpu
t/Output)30と、パルス信号を積分するカウンタ31
と、備えて構成される。
バイス間をバスで接続した構成としてある。演算処理部
1は、数値演算及び各デバイスを制御するといった様々
な処理を実行するCPU(Central Prosessing Unit)2
1と、地図記憶装置3から読みだした地図構成物の3次
元データや演算データを格納するRAM(Random Access
Memory)22と、プログラムやデータを格納するROM
(Read Only Memory)23と、メモリ間及びメモリと各デ
バイス間のデータ転送を高速に実行するDMA(Direct
Memory Access)24と、ベクトルデータを画素情報
に展開するといったグラフィックス描画を高速に実行
し、かつ表示制御を行う描画コントローラ25と、グラ
フィックスイメージデータを蓄えるVRAM(Video Ran
dom AccessMemory)26と、イメージデータをRGB信
号に変換するカラーパレット27と、アナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器28と、シリアル信
号をバスに同期したパラレル信号に変換するSCI(Ser
ial Communication Interface)29と、パラレル信号を
バスに同期させてバス上にのせるPIO(Parallel Inpu
t/Output)30と、パルス信号を積分するカウンタ31
と、備えて構成される。
【0048】図4は演算処理部1の機能構成を示す図で
ある。
ある。
【0049】図4において、現在位置演算手段46は、
車輪速センサ6で計測される距離パルスデータS5及び
ジャイロ8で計測される角加速度データS7を各々積分
した結果得られる距離データ及び角度データを用い、そ
のデータを時間軸で積分していくことにより、初期位置
(X,Y)から自車走行後の位置(X′,Y′)を演算
する処理を行う。ここで、自車の回転した角度と進む方
位の関係を一致させるため、地磁気センサ7から得られ
る方位データS6と、ジャイロ8から得られる角加速度
データS7を積分した角度データとを参照して、自車が
進行している方向の絶対方位を推定する。尚、車輪速セ
ンサ6のデータ及びジャイロ8のデータを各々積分して
ゆくと、誤差が蓄積するため、ある時間周期でGPS受
信装置9から得られた位置データS8をもとに蓄積した
誤差をキャンセルするという処理を施し現在位置情報を
出力する。
車輪速センサ6で計測される距離パルスデータS5及び
ジャイロ8で計測される角加速度データS7を各々積分
した結果得られる距離データ及び角度データを用い、そ
のデータを時間軸で積分していくことにより、初期位置
(X,Y)から自車走行後の位置(X′,Y′)を演算
する処理を行う。ここで、自車の回転した角度と進む方
位の関係を一致させるため、地磁気センサ7から得られ
る方位データS6と、ジャイロ8から得られる角加速度
データS7を積分した角度データとを参照して、自車が
進行している方向の絶対方位を推定する。尚、車輪速セ
ンサ6のデータ及びジャイロ8のデータを各々積分して
ゆくと、誤差が蓄積するため、ある時間周期でGPS受
信装置9から得られた位置データS8をもとに蓄積した
誤差をキャンセルするという処理を施し現在位置情報を
出力する。
【0050】マップマッチ処理手段47は、データ読込
処理手段48によって読み込まれた現在地周辺の地図に
含まれる道路データと、現在位置演算手段46から得ら
れた走行軌跡とを互いに照らし合わせ、形状の相関が最
も高い道路に現在地を合わせ込むというマップマッチ処
理を行う。現在位置演算手段46で得られた現在位置情
報にはセンサの誤差が含まれているため、さらに位置精
度を高めることを目的に、マップマッチ処理を行う。こ
れにより、現在地は、多くの場合、走行道路と一致する
ようになり、精度よく現在位置情報を出力することがで
きる。
処理手段48によって読み込まれた現在地周辺の地図に
含まれる道路データと、現在位置演算手段46から得ら
れた走行軌跡とを互いに照らし合わせ、形状の相関が最
も高い道路に現在地を合わせ込むというマップマッチ処
理を行う。現在位置演算手段46で得られた現在位置情
報にはセンサの誤差が含まれているため、さらに位置精
度を高めることを目的に、マップマッチ処理を行う。こ
れにより、現在地は、多くの場合、走行道路と一致する
ようになり、精度よく現在位置情報を出力することがで
きる。
【0051】軌跡記憶手段49は、マップマッチ処理手
段47でマップマッチ処理が施された現在位置情報を、
軌跡データとして自車が所定距離走行する度に記憶す
る。尚、この軌跡データは、これまで走行してきた道路
につき、対応する地図上の道路に軌跡マークを描画する
ために用いられる。
段47でマップマッチ処理が施された現在位置情報を、
軌跡データとして自車が所定距離走行する度に記憶す
る。尚、この軌跡データは、これまで走行してきた道路
につき、対応する地図上の道路に軌跡マークを描画する
ために用いられる。
【0052】ユーザ操作解析手段41は、入力装置5に
入力されたユーザからの要求を受け、その要求内容を解
析して、表示パラメータを設定する。そして、表示パラ
メータに対応する処理が実行されるように演算処理部1
の各構成手段を制御する。たとえば、ユーザが目的地ま
での経路誘導を要求したときは、目的地を設定するた
め、地図をディスプレイ2に表示する処理を地図表示手
段45に要求し、さらに、現在地から目的地までの経路
を演算する処理を経路計算手段42に要求する。
入力されたユーザからの要求を受け、その要求内容を解
析して、表示パラメータを設定する。そして、表示パラ
メータに対応する処理が実行されるように演算処理部1
の各構成手段を制御する。たとえば、ユーザが目的地ま
での経路誘導を要求したときは、目的地を設定するた
め、地図をディスプレイ2に表示する処理を地図表示手
段45に要求し、さらに、現在地から目的地までの経路
を演算する処理を経路計算手段42に要求する。
【0053】経路計算手段42は、ダイクストラ法等を
用い指定された2地点間の結ぶ経路を地図データから検
索し、その結果得られた経路を経路記憶手段43に蓄え
る。ここで、ダイクストラ法を用いることにより、2地
点間の距離が最短になる経路や、最も短い時間で到達可
能な経路、あるいは通行料等の料金が最も安くなる経路
等をそれぞれ求めることも可能である。
用い指定された2地点間の結ぶ経路を地図データから検
索し、その結果得られた経路を経路記憶手段43に蓄え
る。ここで、ダイクストラ法を用いることにより、2地
点間の距離が最短になる経路や、最も短い時間で到達可
能な経路、あるいは通行料等の料金が最も安くなる経路
等をそれぞれ求めることも可能である。
【0054】経路誘導手段44は、経路記憶手段43に
蓄えられた誘導経路のリンク情報と、現在位置演算手段
46及びマップマッチ処理手段47で求められる現在位
置情報とを比較し、交差点等を通過する前に直進すべき
か、右左折すべきかを音声出入力装置4を用いて音声で
ユーザに知らせたり、ディスプレイ2に表示された地図
上に進行すべき方向を表示して、ユーザに経路を通知す
る。
蓄えられた誘導経路のリンク情報と、現在位置演算手段
46及びマップマッチ処理手段47で求められる現在位
置情報とを比較し、交差点等を通過する前に直進すべき
か、右左折すべきかを音声出入力装置4を用いて音声で
ユーザに知らせたり、ディスプレイ2に表示された地図
上に進行すべき方向を表示して、ユーザに経路を通知す
る。
【0055】データ読込手段48は、ディスプレイ2へ
の表示が要求される領域にある地図構成物の3次元デー
タと種類を特定するデータとを、地図記憶装置3から読
み込み準備するように動作する。
の表示が要求される領域にある地図構成物の3次元デー
タと種類を特定するデータとを、地図記憶装置3から読
み込み準備するように動作する。
【0056】地図表示手段45は、ディスプレイ2への
表示が要求される領域にある地図構成物の3次元データ
をデータ読込手段48から受け取り、グラフィック処理
手段2851が、指定された縮尺、描画方式で、地図構
成物や現在地、目的地、誘導経路のための矢印といった
マークを描画するように、地図描画コマンドを生成す
る。
表示が要求される領域にある地図構成物の3次元データ
をデータ読込手段48から受け取り、グラフィック処理
手段2851が、指定された縮尺、描画方式で、地図構
成物や現在地、目的地、誘導経路のための矢印といった
マークを描画するように、地図描画コマンドを生成す
る。
【0057】メニュー表示手段50は、ユーザ操作解析
手段41から出力される命令を受け、グラフィック処理
手段51が、様々な種類のメニューや、地図表示手段4
5で描画コマンドが生成されるマーク以外のマークを描
画するようにメニュー描画コマンドを生成する。
手段41から出力される命令を受け、グラフィック処理
手段51が、様々な種類のメニューや、地図表示手段4
5で描画コマンドが生成されるマーク以外のマークを描
画するようにメニュー描画コマンドを生成する。
【0058】グラフィックス処理手段51は、地図表示
手段45及びメニュー表示手段50で生成されたコマン
ドを受け、ディスプレイ2に表示する画像データをVR
AM26にイメージ展開する。
手段45及びメニュー表示手段50で生成されたコマン
ドを受け、ディスプレイ2に表示する画像データをVR
AM26にイメージ展開する。
【0059】図5は図4に示す地図表示手段45の機能
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【0060】図5において、光源位置設定手段61は、
3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2に表示するときに使
用する光源の位置パラメータと、強度パラメータとを内
部テーブルに蓄えるように動作する。光源の位置パラメ
ータ及び強度パラメータは、3次元地図鳥瞰図に描画さ
れる地図構成物の表面の色を演算するために使用する。
尚、光源の位置は、GPS受信装置9より得られる時刻
情報、日付情報、および位置情報から計算される太陽の
位置、あるいは月の位置とすればよい。また、夜間など
光源の強度が弱いときには、予め設定した所定位置を光
源位置としてもよい。一方、光源の強度は、自車に設置
された光度センサや交通情報受信装置10によって得ら
れる天気予報情報等により推測されるその時の天候、あ
るいは日照条件にあわせ、晴れの場合は光源の強度を強
く、曇りの場合には弱くするとよい。これにより、リア
ルに3次元地図鳥瞰図を表示できるようになる。
3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2に表示するときに使
用する光源の位置パラメータと、強度パラメータとを内
部テーブルに蓄えるように動作する。光源の位置パラメ
ータ及び強度パラメータは、3次元地図鳥瞰図に描画さ
れる地図構成物の表面の色を演算するために使用する。
尚、光源の位置は、GPS受信装置9より得られる時刻
情報、日付情報、および位置情報から計算される太陽の
位置、あるいは月の位置とすればよい。また、夜間など
光源の強度が弱いときには、予め設定した所定位置を光
源位置としてもよい。一方、光源の強度は、自車に設置
された光度センサや交通情報受信装置10によって得ら
れる天気予報情報等により推測されるその時の天候、あ
るいは日照条件にあわせ、晴れの場合は光源の強度を強
く、曇りの場合には弱くするとよい。これにより、リア
ルに3次元地図鳥瞰図を表示できるようになる。
【0061】視点位置設定手段62は、ディスプレイ2
に3次元地図鳥瞰図及び2次元地図鳥瞰図を表示を行う
ときの、地図を観測する視点位置を設定する。ここで、
2次元地図鳥瞰図とは、地図記憶装置3に記憶された地
図構成物の3次元データのうち、地図構成物の地平面
(Z=0)における緯度(X)方向及び経度(Y)方向
のベクトルデータを基に作成された2次元地図を所定の
視点から鳥瞰したときに得られる投影図のことである。
に3次元地図鳥瞰図及び2次元地図鳥瞰図を表示を行う
ときの、地図を観測する視点位置を設定する。ここで、
2次元地図鳥瞰図とは、地図記憶装置3に記憶された地
図構成物の3次元データのうち、地図構成物の地平面
(Z=0)における緯度(X)方向及び経度(Y)方向
のベクトルデータを基に作成された2次元地図を所定の
視点から鳥瞰したときに得られる投影図のことである。
【0062】地図表示方法選択手段63は、入力装置4
にユーザが設定した地図の表示方式、またはデフォルト
設定された地図の表示方式に従って、ディスプレイ2へ
の表示が要求される所定領域の地図を、所定に縮尺で表
示するように処理を選択する。すなわち、2次元地図表
示が指示されたときは、2次元地図表示手段64を起動
し、2次元地図鳥瞰表示が指示されたときは、2次元地
図鳥瞰表示手段65を起動し、3次元地図鳥瞰表示が指
示されたときは、3次元地図鳥瞰表示手段66を起動す
るように動作する。尚、ナビゲーション装置の電源立ち
上げ時には、電源切断直前の地図表示方式、またはデフ
ォルト設定された地図表示方式で地図を表示するように
動作させるとよい。
にユーザが設定した地図の表示方式、またはデフォルト
設定された地図の表示方式に従って、ディスプレイ2へ
の表示が要求される所定領域の地図を、所定に縮尺で表
示するように処理を選択する。すなわち、2次元地図表
示が指示されたときは、2次元地図表示手段64を起動
し、2次元地図鳥瞰表示が指示されたときは、2次元地
図鳥瞰表示手段65を起動し、3次元地図鳥瞰表示が指
示されたときは、3次元地図鳥瞰表示手段66を起動す
るように動作する。尚、ナビゲーション装置の電源立ち
上げ時には、電源切断直前の地図表示方式、またはデフ
ォルト設定された地図表示方式で地図を表示するように
動作させるとよい。
【0063】各地図表示手段64〜66は、地図描画コ
マンドを生成し、これ等のコマンドをグラフィックス処
理手段51に転送する。そして、グラフィックス処理手
段51がこれ等のコマンドを実行することにより、地図
がディスプレイ2に表示される。
マンドを生成し、これ等のコマンドをグラフィックス処
理手段51に転送する。そして、グラフィックス処理手
段51がこれ等のコマンドを実行することにより、地図
がディスプレイ2に表示される。
【0064】ここで、2次元地図表示手段64は、地図
記憶装置3に記憶された地図構成物の3次元データのう
ち、地図構成物の緯度(X)方向のベクトルデータと経
度(Y)方向のベクトルデータとからなる2次元ベクト
ルデータを基に、2次元座標系上に地図構成物が配置さ
れた2次元地図を、所定地点を中心とし、所定の縮尺で
作成し、この地図をディスプレイ2に表示する。2次元
地図では、地図上の全ての地点が同じ縮尺で表現され
る。
記憶装置3に記憶された地図構成物の3次元データのう
ち、地図構成物の緯度(X)方向のベクトルデータと経
度(Y)方向のベクトルデータとからなる2次元ベクト
ルデータを基に、2次元座標系上に地図構成物が配置さ
れた2次元地図を、所定地点を中心とし、所定の縮尺で
作成し、この地図をディスプレイ2に表示する。2次元
地図では、地図上の全ての地点が同じ縮尺で表現され
る。
【0065】また、2次元地図鳥瞰表示手段65は、地
図記憶装置3に記憶された地図構成物の3次元データの
うち、地図構成物の地平面(Z=0)における緯度
(X)方向のベクトルデータと経度(Y)方向のベクト
ルデータとからなる2次元データを基に、所定地点を中
心とし、所定の縮尺で作成された2次元地図を視点位置
設定手段62で設定された視点から鳥瞰したときに得ら
れる投影図(2次元地図鳥瞰図)をディスプレイ2に表
示する。ここで、視点位置設定手段62は、マップマッ
チ手段47で得られる現在位置から所定距離だけ離れた
車外の上空に対応する3次元座標系上の位置に視点位置
を設定することが好ましい。これにより、視点位置の近
傍にある地図構成物は詳細(縮尺大)に、遠方にある地
図構成物は概略(縮尺小)に表示される。尚、2次元地
図鳥瞰図は、地図構成物の2次元データを透視変換し
て、これ等のデータを、視点位置設定手段62で設定さ
れた視点から2次元平面(投影面)に投影することによ
り作成される。透視変換については、3次元地図鳥瞰表
示手段66で説明する。
図記憶装置3に記憶された地図構成物の3次元データの
うち、地図構成物の地平面(Z=0)における緯度
(X)方向のベクトルデータと経度(Y)方向のベクト
ルデータとからなる2次元データを基に、所定地点を中
心とし、所定の縮尺で作成された2次元地図を視点位置
設定手段62で設定された視点から鳥瞰したときに得ら
れる投影図(2次元地図鳥瞰図)をディスプレイ2に表
示する。ここで、視点位置設定手段62は、マップマッ
チ手段47で得られる現在位置から所定距離だけ離れた
車外の上空に対応する3次元座標系上の位置に視点位置
を設定することが好ましい。これにより、視点位置の近
傍にある地図構成物は詳細(縮尺大)に、遠方にある地
図構成物は概略(縮尺小)に表示される。尚、2次元地
図鳥瞰図は、地図構成物の2次元データを透視変換し
て、これ等のデータを、視点位置設定手段62で設定さ
れた視点から2次元平面(投影面)に投影することによ
り作成される。透視変換については、3次元地図鳥瞰表
示手段66で説明する。
【0066】また、3次元地図鳥瞰表示手段66は、地
図記憶装置3に記憶された地図構成物の3次元データを
基に、所定地点を中心とし、所定の縮尺で作成された3
次元地図を視点位置設定手段62で設定された視点から
鳥瞰したときに得られる投影図(3次元地図鳥瞰図)を
ディスプレイ2に表示する。ここで、視点位置設定手段
62は、マップマッチ手段47で得られる現在位置から
所定距離だけ離れた車外の上空に対応する3次元座標系
上の位置に視点位置を設定することが好ましい。これに
より、視点位置の近傍にある地図構成物は詳細(縮尺
大)に、遠方にある地図構成物は概略(縮尺小)に表示
される。また、設定した視点から見える景色が3次元的
に表示される。
図記憶装置3に記憶された地図構成物の3次元データを
基に、所定地点を中心とし、所定の縮尺で作成された3
次元地図を視点位置設定手段62で設定された視点から
鳥瞰したときに得られる投影図(3次元地図鳥瞰図)を
ディスプレイ2に表示する。ここで、視点位置設定手段
62は、マップマッチ手段47で得られる現在位置から
所定距離だけ離れた車外の上空に対応する3次元座標系
上の位置に視点位置を設定することが好ましい。これに
より、視点位置の近傍にある地図構成物は詳細(縮尺
大)に、遠方にある地図構成物は概略(縮尺小)に表示
される。また、設定した視点から見える景色が3次元的
に表示される。
【0067】次に、3次元地図鳥瞰表示手段66を図6
及び図7を用いて具体的に説明する。
及び図7を用いて具体的に説明する。
【0068】図6及び図7は、3次元地図鳥瞰表示手段
66の動作を説明するためのフロー図である。
66の動作を説明するためのフロー図である。
【0069】3次元地図鳥瞰表示手段66では、先ず、
現在地や目的地、経由地、さらには経路誘導のための矢
印といったマークの形状を特定するベクトルデータと当
該マークを表示する位置情報、およびマークの色情報を
設定して内部バッファに記憶する(ステップ100
1)。ここで、マーク形状は、2次元的な形状と3次元
的な形状とを設定し、地図の表示方式によりどちらを選
択すべきか決定するとよい。尚、マークの設定処理につ
いては後述する。
現在地や目的地、経由地、さらには経路誘導のための矢
印といったマークの形状を特定するベクトルデータと当
該マークを表示する位置情報、およびマークの色情報を
設定して内部バッファに記憶する(ステップ100
1)。ここで、マーク形状は、2次元的な形状と3次元
的な形状とを設定し、地図の表示方式によりどちらを選
択すべきか決定するとよい。尚、マークの設定処理につ
いては後述する。
【0070】次に、ステップ1001で内部バッファに
記憶したマークのデータと、データ読込手段48により
地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の3次元デー
タとを透視変換して、これ等のマークや地図構成物を視
点位置設定手段62で設定された視点から2次元平面
(投影面)に投影したときの2次元座標データを求め
る。また、これ等のマークや地図構成物を視点位置設定
手段62で設定された視点から眺めたときの奥行き(視
線)方向の座標データを求める(ステップ1002)。
透視変換式は数1及び数2で与えられる。
記憶したマークのデータと、データ読込手段48により
地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の3次元デー
タとを透視変換して、これ等のマークや地図構成物を視
点位置設定手段62で設定された視点から2次元平面
(投影面)に投影したときの2次元座標データを求め
る。また、これ等のマークや地図構成物を視点位置設定
手段62で設定された視点から眺めたときの奥行き(視
線)方向の座標データを求める(ステップ1002)。
透視変換式は数1及び数2で与えられる。
【0071】
【数1】
【0072】
【数2】
【0073】ここで、(x′, y′)は透視変換後の投
影面での座標値、(x,y,z)は透視変換する地図構
成物やマークの各頂点の座標値を物体座標系で表現した
座標値、(Tx,Ty,Tz)は視点を原点とする視点
座標系と物体座標系とのオフセット値、θは物体座標系
を視点座標系のX軸を中心に回転したときになす角度で
ある。
影面での座標値、(x,y,z)は透視変換する地図構
成物やマークの各頂点の座標値を物体座標系で表現した
座標値、(Tx,Ty,Tz)は視点を原点とする視点
座標系と物体座標系とのオフセット値、θは物体座標系
を視点座標系のX軸を中心に回転したときになす角度で
ある。
【0074】ステップ1003では、ステップ1002
で透視変換された地図構成物及びマークの陰面にある部
分のデータを消去するといった陰面処理を行う。ここ
で、陰面とは、ある視点から3次元地図を眺めたとき
に、地図構成物やマークの裏側にあたる部分や、前方に
位置する地図構成物やマークの陰に隠れて見えない部分
の面をいう。陰面処理はコンピュータグラフィックスに
用いられる様々な方法、例えばZソート法、Zバッファ
方法、スキャンライン法、レイキャスト法等により、実
現することができる。
で透視変換された地図構成物及びマークの陰面にある部
分のデータを消去するといった陰面処理を行う。ここ
で、陰面とは、ある視点から3次元地図を眺めたとき
に、地図構成物やマークの裏側にあたる部分や、前方に
位置する地図構成物やマークの陰に隠れて見えない部分
の面をいう。陰面処理はコンピュータグラフィックスに
用いられる様々な方法、例えばZソート法、Zバッファ
方法、スキャンライン法、レイキャスト法等により、実
現することができる。
【0075】たとえば、ステップ1003にZソート法
を適用する場合、ステップ1002で透視変換された地
図構成物やマークの各頂点が構成する面を、奥行き(視
線)方向に並び替えて保持する。その後、後述するステ
ップ1005で、最も奥に位置する面(視点から最も離
れている面)から描画するように地図描画コマンドを生
成させるようにする。
を適用する場合、ステップ1002で透視変換された地
図構成物やマークの各頂点が構成する面を、奥行き(視
線)方向に並び替えて保持する。その後、後述するステ
ップ1005で、最も奥に位置する面(視点から最も離
れている面)から描画するように地図描画コマンドを生
成させるようにする。
【0076】また、たとえば、ステップ1003にZバ
ッファ法を適用する場合、先ず、ステップ1002で透
視変換された地図構成物及びマークを当該地図構成物及
びマークの各頂点によって構成される面を構成する画素
に分ける。次に、これ等の画素の奥行き(視線)方向の
座標データを調べ、当該画素より手前(視点側)に位置
する同じ2次元座標値を持つ他の画素を検出する。そし
て、この画素の手前(視点側)に位置する同じ2次元座
標値を持つ他の画素が検出されたときには、この画素の
データを当該画素データを有する地図構成物又はマーク
の画素データから消去して、地図構成物及びマークを構
成する画素データのうち、視点から視認することのでき
る可視領域にある画素データのみを保持する。その後、
後述するステップ1005で、可視領域にある画素デー
タのみを描画するように地図描画コマンドを生成させ
る。
ッファ法を適用する場合、先ず、ステップ1002で透
視変換された地図構成物及びマークを当該地図構成物及
びマークの各頂点によって構成される面を構成する画素
に分ける。次に、これ等の画素の奥行き(視線)方向の
座標データを調べ、当該画素より手前(視点側)に位置
する同じ2次元座標値を持つ他の画素を検出する。そし
て、この画素の手前(視点側)に位置する同じ2次元座
標値を持つ他の画素が検出されたときには、この画素の
データを当該画素データを有する地図構成物又はマーク
の画素データから消去して、地図構成物及びマークを構
成する画素データのうち、視点から視認することのでき
る可視領域にある画素データのみを保持する。その後、
後述するステップ1005で、可視領域にある画素デー
タのみを描画するように地図描画コマンドを生成させ
る。
【0077】さらに、たとえば、ステップ1003にス
キャンライン法を適用する場合、先ず、ステップ100
2で透視変換された地図構成物及びマークを、投影面上
での位置を特定する2次元座標軸と奥行き(視線)方向
の位置を特定する座標軸とからなる3次元座標系上に配
置する。次に、投影面上を走査する複数のスキャンライ
ンを想定し、各スキャンラインと視点とを含む複数の平
面を考える。そして、各平面において、最も手前(視点
側)で当該平面と交わる地図構成物及びマークの線分を
検出する。その後、後述するステップ1005で、検出
した線分を描画するように地図描画コマンドを生成させ
る。
キャンライン法を適用する場合、先ず、ステップ100
2で透視変換された地図構成物及びマークを、投影面上
での位置を特定する2次元座標軸と奥行き(視線)方向
の位置を特定する座標軸とからなる3次元座標系上に配
置する。次に、投影面上を走査する複数のスキャンライ
ンを想定し、各スキャンラインと視点とを含む複数の平
面を考える。そして、各平面において、最も手前(視点
側)で当該平面と交わる地図構成物及びマークの線分を
検出する。その後、後述するステップ1005で、検出
した線分を描画するように地図描画コマンドを生成させ
る。
【0078】ステップ1004では、ステップ1002
で透視変換された地図構成物及びマークの各頂点が構成
する面の法線であって、光源位置設定手段61で設定し
た光源位置座標を通る直線を演算する。そして、予め設
定された色情報を基に、3次元地図鳥瞰表示で各面を表
示する際に使用する色情報を演算する。尚、使用する光
源位置及び光源の強度は、構造物及びマークで同一のも
のを使用するのが望ましい。
で透視変換された地図構成物及びマークの各頂点が構成
する面の法線であって、光源位置設定手段61で設定し
た光源位置座標を通る直線を演算する。そして、予め設
定された色情報を基に、3次元地図鳥瞰表示で各面を表
示する際に使用する色情報を演算する。尚、使用する光
源位置及び光源の強度は、構造物及びマークで同一のも
のを使用するのが望ましい。
【0079】ステップ1005では、ステップ1003
で陰面処理が施された地図構成物やマークを、ステップ
1004で求めた色情報で表示するように、面及び線を
描画する地図描画コマンドを生成する。
で陰面処理が施された地図構成物やマークを、ステップ
1004で求めた色情報で表示するように、面及び線を
描画する地図描画コマンドを生成する。
【0080】尚、ステップ1001〜ステップ1005
の処理により、グラフィックス処理手段51は、図21
(a)に示すような3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2
に表示することができる。しかし、ステップ1001〜
ステップ1005の処理では、視点から見える景色をあ
りのままに表示するように動作するため、陰面にあり、
かつユーザが情報を必要としている地図構成物やマーク
までも表示されなくなってしまい、使い勝手が著しく悪
化する。本発明では、この問題を解決するため、ステッ
プ1006〜ステップ1012の処理を実施している。
の処理により、グラフィックス処理手段51は、図21
(a)に示すような3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2
に表示することができる。しかし、ステップ1001〜
ステップ1005の処理では、視点から見える景色をあ
りのままに表示するように動作するため、陰面にあり、
かつユーザが情報を必要としている地図構成物やマーク
までも表示されなくなってしまい、使い勝手が著しく悪
化する。本発明では、この問題を解決するため、ステッ
プ1006〜ステップ1012の処理を実施している。
【0081】ステップ1006では、データ読込手段4
8により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物、お
よびステップ1001で設定したマークの中から、ユー
ザが表示を希望している地図構成物やマークであって、
不可視(陰面)領域にあるものを選択する。ここで、ユ
ーザが表示を希望している地図構成物やマークとは、入
力装置4によってユーザにより表示が指定された、ある
いは、予めデフォルトで表示することが定められた地図
構成物やマークのことである。尚、地図構成物やマーク
が不可視領域にあるか否かの判断については後述する。
8により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物、お
よびステップ1001で設定したマークの中から、ユー
ザが表示を希望している地図構成物やマークであって、
不可視(陰面)領域にあるものを選択する。ここで、ユ
ーザが表示を希望している地図構成物やマークとは、入
力装置4によってユーザにより表示が指定された、ある
いは、予めデフォルトで表示することが定められた地図
構成物やマークのことである。尚、地図構成物やマーク
が不可視領域にあるか否かの判断については後述する。
【0082】ステップ1007では、入力装置4によっ
てユーザにより設定された表示パラメータ、またはデフ
ォルト設定された表示パラメータに従って、ステップ1
006で選択した不可視領域にある地図構成物を表示す
るか判定する。表示パラメータが不可視領域にある構造
物を表示するモードにセットされていれば処理がステッ
プ1008へ移行し、不可視領域にある構造物を表示し
ないモードにセットされていれば処理がステップ101
0へ移行する。
てユーザにより設定された表示パラメータ、またはデフ
ォルト設定された表示パラメータに従って、ステップ1
006で選択した不可視領域にある地図構成物を表示す
るか判定する。表示パラメータが不可視領域にある構造
物を表示するモードにセットされていれば処理がステッ
プ1008へ移行し、不可視領域にある構造物を表示し
ないモードにセットされていれば処理がステップ101
0へ移行する。
【0083】ステップ1008では、ステップ1006
で選択された地図構成物につき、ディスプレイ2への表
示における属性の変更や透過処理といった表示属性変更
処理を施す。尚、表示属性変更処理については後述す
る。ステップ1009では、当該地図構成物を構成する
面及び線を、ステップ1008で設定された表示属性等
で描画するように、地図描画コマンドを生成する。これ
により、たとえば、図21(b)に示すような3次元地
図鳥瞰図において、山によって隠された目的地への道路
2005が点線等で表示されるようになり、ユーザが必
要とする情報を提供できるようになる。
で選択された地図構成物につき、ディスプレイ2への表
示における属性の変更や透過処理といった表示属性変更
処理を施す。尚、表示属性変更処理については後述す
る。ステップ1009では、当該地図構成物を構成する
面及び線を、ステップ1008で設定された表示属性等
で描画するように、地図描画コマンドを生成する。これ
により、たとえば、図21(b)に示すような3次元地
図鳥瞰図において、山によって隠された目的地への道路
2005が点線等で表示されるようになり、ユーザが必
要とする情報を提供できるようになる。
【0084】ステップ1010では、入力装置4によっ
てユーザにより設定された表示パラメータ、またはデフ
ォルト設定された表示パラメータに従って、ステップ1
006で選択した不可視領域にあるマークを表示するか
判定する。表示パラメータが不視領域にあるマークを表
示するモードにセットされていれば処理がステップ10
11へ移行し、不可視領域にあるマークを表示しないモ
ードにセットされていれば図6及び図7に示すフローが
終了する。
てユーザにより設定された表示パラメータ、またはデフ
ォルト設定された表示パラメータに従って、ステップ1
006で選択した不可視領域にあるマークを表示するか
判定する。表示パラメータが不視領域にあるマークを表
示するモードにセットされていれば処理がステップ10
11へ移行し、不可視領域にあるマークを表示しないモ
ードにセットされていれば図6及び図7に示すフローが
終了する。
【0085】ステップ1011では、ステップ1001
で設定されたマークにつき、後述する表示属性変更処理
を実施する。ステップ1012では、ステップ1001
で設定されたマークを構成する面及び線を、ステップ1
011で設定された表示属性等で描画するように、地図
描画コマンドを生成する。これにより、たとえば、図2
1(b)に示したような3次元地図鳥瞰図において、山
によって隠された、ステップ1001で設定した目的地
マーク2004が表示されるようになり、ユーザが必要
とする情報を提供できるようになる。
で設定されたマークにつき、後述する表示属性変更処理
を実施する。ステップ1012では、ステップ1001
で設定されたマークを構成する面及び線を、ステップ1
011で設定された表示属性等で描画するように、地図
描画コマンドを生成する。これにより、たとえば、図2
1(b)に示したような3次元地図鳥瞰図において、山
によって隠された、ステップ1001で設定した目的地
マーク2004が表示されるようになり、ユーザが必要
とする情報を提供できるようになる。
【0086】次に、図6のステップ1001でのマーク
設定処理を図8を用いて具体的に説明する。
設定処理を図8を用いて具体的に説明する。
【0087】図8はマーク設定処理を説明するためのフ
ロー図である。
ロー図である。
【0088】先ず、入力装置4によってユーザにより設
定された表示パラメータ、またはデフォルト設定された
表示パラメータを読み出して、現在地マークを設定する
か否かを判定する(ステップ1101)。現在地マーク
を設定すると判定されると、ステップ1102へ移行
し、現在地マークを表示する位置、予め決められた現在
地マークの2次元又は3次元形状、および現在地マーク
の色情報を設定する。尚、現在地の位置情報は現在位置
演算手段46及びマップマッチ処理手段47で求められ
る。この処理により、図27(a)に示すように、自車
が走行中の道路上にある道路21023によって隠され
た場合でも、図6のステップ1011で表示属性が変更
され、現在地マーク2101がディスプレイ2に表示さ
れる。これにより、ユーザは容易に現在どこにいるかを
知ることができる。
定された表示パラメータ、またはデフォルト設定された
表示パラメータを読み出して、現在地マークを設定する
か否かを判定する(ステップ1101)。現在地マーク
を設定すると判定されると、ステップ1102へ移行
し、現在地マークを表示する位置、予め決められた現在
地マークの2次元又は3次元形状、および現在地マーク
の色情報を設定する。尚、現在地の位置情報は現在位置
演算手段46及びマップマッチ処理手段47で求められ
る。この処理により、図27(a)に示すように、自車
が走行中の道路上にある道路21023によって隠され
た場合でも、図6のステップ1011で表示属性が変更
され、現在地マーク2101がディスプレイ2に表示さ
れる。これにより、ユーザは容易に現在どこにいるかを
知ることができる。
【0089】ステップ1103では、入力装置4によっ
てユーザにより設定された表示パラメータ、またはデフ
ォルト設定された表示パラメータを読み出して、目的地
マークを設定するか否かを判定する。目的地がユーザに
より設定されており、且つ目的地マークを表示すると判
定されると、ステップ1104へ移行し、目的地マーク
を表示する位置、予め決められた目的地マークの2次元
又は3次元形状、および目的地マークの色情報を設定す
る。
てユーザにより設定された表示パラメータ、またはデフ
ォルト設定された表示パラメータを読み出して、目的地
マークを設定するか否かを判定する。目的地がユーザに
より設定されており、且つ目的地マークを表示すると判
定されると、ステップ1104へ移行し、目的地マーク
を表示する位置、予め決められた目的地マークの2次元
又は3次元形状、および目的地マークの色情報を設定す
る。
【0090】ステップ1105では、入力装置4によっ
てユーザにより設定された表示パラメータ、またはデフ
ォルト設定された表示パラメータを読み出して、誘導方
向マークを設定するか否かを判定する。経路記憶手段4
3に誘導経路が設定されており、且つ誘導方向マークを
表示すると判定されると、ステップ1106へ移行し、
誘導方向マークを表示する位置、予め決められた誘導方
向マークの2次元及び3次元形状、および誘導方向マー
クの色情報を設定する。この処理により、図25(a)
に示すように、誘導方向マークがビル2082及び木2
083によって隠れる位置にある場合でも、図6のステ
ップ1011で表示属性が変更され、誘導方向マーク2
084がディスプレイ2に表示される。これにより、ユ
ーザは容易に経路誘導される方向を知ることができる。
てユーザにより設定された表示パラメータ、またはデフ
ォルト設定された表示パラメータを読み出して、誘導方
向マークを設定するか否かを判定する。経路記憶手段4
3に誘導経路が設定されており、且つ誘導方向マークを
表示すると判定されると、ステップ1106へ移行し、
誘導方向マークを表示する位置、予め決められた誘導方
向マークの2次元及び3次元形状、および誘導方向マー
クの色情報を設定する。この処理により、図25(a)
に示すように、誘導方向マークがビル2082及び木2
083によって隠れる位置にある場合でも、図6のステ
ップ1011で表示属性が変更され、誘導方向マーク2
084がディスプレイ2に表示される。これにより、ユ
ーザは容易に経路誘導される方向を知ることができる。
【0091】ステップ1107では、入力装置4によっ
てユーザにより設定された表示パラメータ、またはデフ
ォルト設定された表示パラメータを読み出して、その他
の表示マークを設定するか否かを判定する。ここで、そ
の他の表示マークとは、例えば交通情報受信装置10で
受信した信号を解析することで得られる事故情報を示す
表示マーク等がある。その他の表示マークを表示すると
判定されると、ステップ1108へ移行し、その他の表
示マークを表示する位置、予め決められたその他の表示
マークの2次元及び3次元形状、およびその他の表示マ
ークの色情報を設定する。
てユーザにより設定された表示パラメータ、またはデフ
ォルト設定された表示パラメータを読み出して、その他
の表示マークを設定するか否かを判定する。ここで、そ
の他の表示マークとは、例えば交通情報受信装置10で
受信した信号を解析することで得られる事故情報を示す
表示マーク等がある。その他の表示マークを表示すると
判定されると、ステップ1108へ移行し、その他の表
示マークを表示する位置、予め決められたその他の表示
マークの2次元及び3次元形状、およびその他の表示マ
ークの色情報を設定する。
【0092】次に、図6のステップ1006での構造物
選択処理を図9を用いて具体的に説明する。
選択処理を図9を用いて具体的に説明する。
【0093】図9は構造物選択処理を説明するためのフ
ロー図である。
ロー図である。
【0094】先ず、入力装置4によってユーザにより設
定された表示パラメータ、またはデフォルト設定された
表示パラメータを読み出して、データ読込手段48によ
り地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の中から、
道路に関するものを選択するか否かを判定する。道路に
関するものを選択するものと判定した場合は、ステップ
1042へ移行し、選択しないものと判定した場合は、
ステップ1043へ移行する。尚、地図構成物が道路に
関するものであるか否かの判断は、データ読込手段48
により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の種類
を特定するデータを参照して行う。
定された表示パラメータ、またはデフォルト設定された
表示パラメータを読み出して、データ読込手段48によ
り地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の中から、
道路に関するものを選択するか否かを判定する。道路に
関するものを選択するものと判定した場合は、ステップ
1042へ移行し、選択しないものと判定した場合は、
ステップ1043へ移行する。尚、地図構成物が道路に
関するものであるか否かの判断は、データ読込手段48
により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の種類
を特定するデータを参照して行う。
【0095】ステップ1043では、データ読込手段4
8により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の中
から一部又は全部が不可視領域にある地図構成物、およ
び図6のステップ1001で設定したマークの中から一
部又は全部が不可視領域にあるマークを選択する。地図
構成物及びマークが不可視領域にあるか否かの判断は、
たとえば、図6のステップ1003での陰面処理がZバ
ッファ法でなされた場合、Zバッファ法により陰面処理
が施された当該地図構成物又はマークの面を構成する画
素の奥行き方向の座標データを、陰面処理前の当該地図
構成物又はマークの面を構成する画素の奥行き方向の座
標データと比較することにより行うことができる。すな
わち、両者が一致すれば可視領域にあると判断すること
ができ、一致しなければ当該地図構成物又はマークより
手前(視点側)に位置する地図構成物等によって一部又
は全部の画素データが書き換えられているので、不可視
領域にあると判断することができる。
8により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の中
から一部又は全部が不可視領域にある地図構成物、およ
び図6のステップ1001で設定したマークの中から一
部又は全部が不可視領域にあるマークを選択する。地図
構成物及びマークが不可視領域にあるか否かの判断は、
たとえば、図6のステップ1003での陰面処理がZバ
ッファ法でなされた場合、Zバッファ法により陰面処理
が施された当該地図構成物又はマークの面を構成する画
素の奥行き方向の座標データを、陰面処理前の当該地図
構成物又はマークの面を構成する画素の奥行き方向の座
標データと比較することにより行うことができる。すな
わち、両者が一致すれば可視領域にあると判断すること
ができ、一致しなければ当該地図構成物又はマークより
手前(視点側)に位置する地図構成物等によって一部又
は全部の画素データが書き換えられているので、不可視
領域にあると判断することができる。
【0096】次に、ステップ1044では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1043で選択した地図構成物又はマークの中
から、属性による地図構成物又はマークの選択を実施す
るか判定する。所定属性による地図構成物又はマークの
選択を実施するものと判定した場合は、ステップ104
5へ移行し、実施しないものと判定した場合は、ステッ
プ1046へ移行する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1043で選択した地図構成物又はマークの中
から、属性による地図構成物又はマークの選択を実施す
るか判定する。所定属性による地図構成物又はマークの
選択を実施するものと判定した場合は、ステップ104
5へ移行し、実施しないものと判定した場合は、ステッ
プ1046へ移行する。
【0097】ステップ1045では、ステップ1043
で選択した地図構成物又はマークの中から、入力装置4
によってユーザにより設定された属性又はデフォルト設
定された属性の地図構成物又はマークを選択する。たと
えば、目的地の構造物が指定されていた場合には、デー
タ読込手段48により地図記憶装置3から読み込んだ地
図構成物の中から、目的地の構造物のデータを選択する
ように動作する。この処理を実施することにより、たと
えば、図23(a)に示すように、手前構造物2045
で目的地の構造物2044が隠されている場合でも、図
23(b)に示したように、構造物の表示属性が変更さ
れて、ディスプレイ2に表示されるように動作するの
で、注目したい属性の構造物を常に表示することができ
る。尚、地図構成物が所定の属性を有するものであるか
否かの判断は、データ読手段48により地図記憶手段3
から読み込んだ地図構成物の種類を特定するデータを参
照して行う。
で選択した地図構成物又はマークの中から、入力装置4
によってユーザにより設定された属性又はデフォルト設
定された属性の地図構成物又はマークを選択する。たと
えば、目的地の構造物が指定されていた場合には、デー
タ読込手段48により地図記憶装置3から読み込んだ地
図構成物の中から、目的地の構造物のデータを選択する
ように動作する。この処理を実施することにより、たと
えば、図23(a)に示すように、手前構造物2045
で目的地の構造物2044が隠されている場合でも、図
23(b)に示したように、構造物の表示属性が変更さ
れて、ディスプレイ2に表示されるように動作するの
で、注目したい属性の構造物を常に表示することができ
る。尚、地図構成物が所定の属性を有するものであるか
否かの判断は、データ読手段48により地図記憶手段3
から読み込んだ地図構成物の種類を特定するデータを参
照して行う。
【0098】次に、ステップ1046では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1043で選択した地図構成物又はマークの中
から、3次元地図鳥瞰図の領域による地図構成物又はマ
ークの選択を実施するか判定する。3次元地図鳥瞰図の
所定領域にある地図構成物又はマークの選択を実施する
ものと判定した場合は、ステップ1047へ移行し、実
施しないものと判定した場合は、ステップ1048へ移
行する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1043で選択した地図構成物又はマークの中
から、3次元地図鳥瞰図の領域による地図構成物又はマ
ークの選択を実施するか判定する。3次元地図鳥瞰図の
所定領域にある地図構成物又はマークの選択を実施する
ものと判定した場合は、ステップ1047へ移行し、実
施しないものと判定した場合は、ステップ1048へ移
行する。
【0099】ステップ1047では、ステップ1043
で選択した地図構成物又はマークの中から、入力装置4
によってユーザにより設定された3次元地図鳥瞰図上の
領域又はデフォルト設定された3次元地図鳥瞰図上の領
域にある地図構成物又はマークを選択する。これによ
り、不可視領域にある地図構成物やマークのうち、ユー
ザが希望する情報のみをディスプレイ2に表示すること
ができ、また不必要に表示される地図構成物やマークが
削減され、表示が見やすくなる。尚、地図構成物又はマ
ークが3次元地図鳥瞰図の所定の領域に位置するか否か
の判断は、図6のステップ1002での透視変換処理に
より得られた地図構成物及びマークの2次元座標データ
を基に行う。
で選択した地図構成物又はマークの中から、入力装置4
によってユーザにより設定された3次元地図鳥瞰図上の
領域又はデフォルト設定された3次元地図鳥瞰図上の領
域にある地図構成物又はマークを選択する。これによ
り、不可視領域にある地図構成物やマークのうち、ユー
ザが希望する情報のみをディスプレイ2に表示すること
ができ、また不必要に表示される地図構成物やマークが
削減され、表示が見やすくなる。尚、地図構成物又はマ
ークが3次元地図鳥瞰図の所定の領域に位置するか否か
の判断は、図6のステップ1002での透視変換処理に
より得られた地図構成物及びマークの2次元座標データ
を基に行う。
【0100】次に、ステップ1048では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1043で選択した地図構成物又はマークの中
から、可視領域と不可視領域との境界線からの距離によ
る選択を実施するか判定する。境界線から所定距離内に
ある地図構成物又はマークの選択を実施するものと判定
した場合は、ステップ1049へ移行し、実施しないも
のと判定した場合は、図9に示すフローが終了する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1043で選択した地図構成物又はマークの中
から、可視領域と不可視領域との境界線からの距離によ
る選択を実施するか判定する。境界線から所定距離内に
ある地図構成物又はマークの選択を実施するものと判定
した場合は、ステップ1049へ移行し、実施しないも
のと判定した場合は、図9に示すフローが終了する。
【0101】ステップ1049では、ステップ1043
で選択した地図構成物又はマークの中から、可視領域と
不可視領域との境界線から入力装置4によってユーザに
より設定された距離内又はデフォルト設定された距離内
にある地図構成物又はマークを選択する。この処理を実
施することにより、たとえば、図22(b)に示すよう
に、不可視領域に存在する地図構成物又はマークであっ
て、且つ可視領域と不可視領域の境界線2035から所
定距離2036内にある地図構成物又はマークが選択さ
れる。したがって、図21(b)に示したように、境界
線2035から所定距離2036内にある目的地マーク
2004が表示されることになる。これにより、不可視
領域にある地図構成物やマークのうち、ユーザが希望す
る情報のみをディスプレイ2に表示することができ、ま
た不必要に表示される地図構成物やマークが削減され、
表示が見やすくなる。
で選択した地図構成物又はマークの中から、可視領域と
不可視領域との境界線から入力装置4によってユーザに
より設定された距離内又はデフォルト設定された距離内
にある地図構成物又はマークを選択する。この処理を実
施することにより、たとえば、図22(b)に示すよう
に、不可視領域に存在する地図構成物又はマークであっ
て、且つ可視領域と不可視領域の境界線2035から所
定距離2036内にある地図構成物又はマークが選択さ
れる。したがって、図21(b)に示したように、境界
線2035から所定距離2036内にある目的地マーク
2004が表示されることになる。これにより、不可視
領域にある地図構成物やマークのうち、ユーザが希望す
る情報のみをディスプレイ2に表示することができ、ま
た不必要に表示される地図構成物やマークが削減され、
表示が見やすくなる。
【0102】尚、可視領域と不可視領域との境界線を求
める方法としては、例えばスキャンライン法を用いて求
めることができる。上述したように、スキャンライン法
では、スキャンラインと視点とを含む各平面において、
最も手前(視点側)で当該平面と交わる地図構成物及び
マークの線分を検出する。したがって、当該平面におい
て検出した線分の奥(視点から遠ざかる方向)に位置す
る領域が不可視領域となるので、各平面で検出した線分
の端部を結ぶ線が境界線となる。
める方法としては、例えばスキャンライン法を用いて求
めることができる。上述したように、スキャンライン法
では、スキャンラインと視点とを含む各平面において、
最も手前(視点側)で当該平面と交わる地図構成物及び
マークの線分を検出する。したがって、当該平面におい
て検出した線分の奥(視点から遠ざかる方向)に位置す
る領域が不可視領域となるので、各平面で検出した線分
の端部を結ぶ線が境界線となる。
【0103】また、地図構成物やマークが境界線から所
定距離内にあるか否かの判断は、地図構成物やマークの
奥行き(視線)方向の座標データと境界線の奥行き(視
線)方向の座標データとの間の距離を求めて行う。
定距離内にあるか否かの判断は、地図構成物やマークの
奥行き(視線)方向の座標データと境界線の奥行き(視
線)方向の座標データとの間の距離を求めて行う。
【0104】次に、図9のステップ1042での道路選
択処理を図10を用いて具体的に説明する。
択処理を図10を用いて具体的に説明する。
【0105】図10は道路選択処理を説明するためのフ
ロー図である。
ロー図である。
【0106】先ず、上述したステップ1043での処理
と同様の要領で、データ読込手段48により地図記憶手
段3から読み込んだ地図構成物の中から一部又は全部が
不可視領域にある地図構成物を選択し、その後、地図構
成物の種類を特定するデータを参照して、選択した地図
構成物の中から道路に関するものを選択する(ステップ
1061)。
と同様の要領で、データ読込手段48により地図記憶手
段3から読み込んだ地図構成物の中から一部又は全部が
不可視領域にある地図構成物を選択し、その後、地図構
成物の種類を特定するデータを参照して、選択した地図
構成物の中から道路に関するものを選択する(ステップ
1061)。
【0107】次に、入力装置4によってユーザにより設
定された表示パラメータ、またはデフォルト設定された
表示パラメータを読み出して、ステップ1061で選択
した道路の中から、属性による道路の選択を実施するか
判定する(ステップ1062)。所定属性による道路の
選択を実施するものと判定した場合は、ステップ106
3へ移行し、実施しないものと判定した場合は、ステッ
プ1064へ移行する。
定された表示パラメータ、またはデフォルト設定された
表示パラメータを読み出して、ステップ1061で選択
した道路の中から、属性による道路の選択を実施するか
判定する(ステップ1062)。所定属性による道路の
選択を実施するものと判定した場合は、ステップ106
3へ移行し、実施しないものと判定した場合は、ステッ
プ1064へ移行する。
【0108】ステップ1063では、ステップ1061
で選択した道路の中から、入力装置4によってユーザに
より設定された属性又はデフォルト設定された属性の道
路を選択する。この処理を実施することにより、たとえ
ば、図24(a)に示すように、手前(視点側)に位置
する地図構成物によって注目したい属性の道路2062
が隠されている場合でも、図24(b)に示すように、
図6のステップ1008で道路2064の表示属性が変
更され、道路2064が表示されるので、注目したい属
性の道路を、常に表示することが可能になる。尚、ステ
ップ1063での処理については後述する。
で選択した道路の中から、入力装置4によってユーザに
より設定された属性又はデフォルト設定された属性の道
路を選択する。この処理を実施することにより、たとえ
ば、図24(a)に示すように、手前(視点側)に位置
する地図構成物によって注目したい属性の道路2062
が隠されている場合でも、図24(b)に示すように、
図6のステップ1008で道路2064の表示属性が変
更され、道路2064が表示されるので、注目したい属
性の道路を、常に表示することが可能になる。尚、ステ
ップ1063での処理については後述する。
【0109】次に、ステップ1064では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061又はステップ1063で選択された道
路の中から、可視領域にある道路に接続する道路の選択
を実施するか判定する。可視領域にある道路に接続する
道路の選択を実施するものと判定した場合は、ステップ
1065へ移行し、実施しないものと判定した場合は、
図10に示すフローが終了する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061又はステップ1063で選択された道
路の中から、可視領域にある道路に接続する道路の選択
を実施するか判定する。可視領域にある道路に接続する
道路の選択を実施するものと判定した場合は、ステップ
1065へ移行し、実施しないものと判定した場合は、
図10に示すフローが終了する。
【0110】ステップ1065では、ステップ1061
又はステップ1063で選択された道路の中から、可視
領域に存在する道路に接続する道路を選択する。尚、可
視領域に存在する道路に接続するか否かの判断は、たと
えば、図9のステップ1049での処理と同様の要領に
より、可視領域と不可視領域との境界線を求め、ステッ
プ1061又はステップ1063で選択された道路の中
から、この境界線を横切る道路を選択することにより行
うことができる。
又はステップ1063で選択された道路の中から、可視
領域に存在する道路に接続する道路を選択する。尚、可
視領域に存在する道路に接続するか否かの判断は、たと
えば、図9のステップ1049での処理と同様の要領に
より、可視領域と不可視領域との境界線を求め、ステッ
プ1061又はステップ1063で選択された道路の中
から、この境界線を横切る道路を選択することにより行
うことができる。
【0111】次に、ステップ1066では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1065で選択された道路の中から、可視領域
にある道路との接続境界から所定距離内にある道路の選
択を実施するか判定する。接続境界から所定距離内にあ
る道路の選択を実施するものと判定した場合は、ステッ
プ1067へ移行し、実施しないものと判定した場合
は、図10に示すフローが終了する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1065で選択された道路の中から、可視領域
にある道路との接続境界から所定距離内にある道路の選
択を実施するか判定する。接続境界から所定距離内にあ
る道路の選択を実施するものと判定した場合は、ステッ
プ1067へ移行し、実施しないものと判定した場合
は、図10に示すフローが終了する。
【0112】ステップ1067では、図9のステップ1
049での処理と同様の要領により、ステップ1065
で選択された道路の中から、可視領域にある道路との接
続境界から所定距離内にある道路を選択する。
049での処理と同様の要領により、ステップ1065
で選択された道路の中から、可視領域にある道路との接
続境界から所定距離内にある道路を選択する。
【0113】図10に示す処理を実施することにより、
たとえば、図22(a)に示すように、不可視領域に存
在する道路で、かつ可視領域にある道路と接続する道
路、即ち道路2がステップ1065で選択される。つま
り、可視領域に存在する道路と接続されていない道路1
は選択されない。また、可視領域にある道路との接続境
界から所定距離内の道路、即ち道路2の距離Aに相当す
る部分の道路2024がステップ1067で選択され
る。これにより、図21(a)に示すように、図6のス
テップ1008で陰面にある道路2005の表示属性が
変更され、道路2005が所定距離だけ表示されること
になる。
たとえば、図22(a)に示すように、不可視領域に存
在する道路で、かつ可視領域にある道路と接続する道
路、即ち道路2がステップ1065で選択される。つま
り、可視領域に存在する道路と接続されていない道路1
は選択されない。また、可視領域にある道路との接続境
界から所定距離内の道路、即ち道路2の距離Aに相当す
る部分の道路2024がステップ1067で選択され
る。これにより、図21(a)に示すように、図6のス
テップ1008で陰面にある道路2005の表示属性が
変更され、道路2005が所定距離だけ表示されること
になる。
【0114】次に、図10のステップ1063での道路
属性選択処理を図11及び図12を用いて具体的に説明
する。
属性選択処理を図11及び図12を用いて具体的に説明
する。
【0115】図11及び図12は道路属性選択処理を説
明するためのフロー図である。
明するためのフロー図である。
【0116】先ず、入力装置4によってユーザにより設
定された表示パラメータ、またはデフォルト設定された
表示パラメータを読み出して、ステップ1061で選択
した道路の中から、所定属性の道路の選択を実施するか
判定する(ステップ1081)。ここで所定属性とは、
例えば高速道路や国道といった道路種別である。所定属
性の道路の選択を実施するものと判定した場合は、ステ
ップ1082へ移行し、実施しないものと判定した場合
は、ステップ1083へ移行する。
定された表示パラメータ、またはデフォルト設定された
表示パラメータを読み出して、ステップ1061で選択
した道路の中から、所定属性の道路の選択を実施するか
判定する(ステップ1081)。ここで所定属性とは、
例えば高速道路や国道といった道路種別である。所定属
性の道路の選択を実施するものと判定した場合は、ステ
ップ1082へ移行し、実施しないものと判定した場合
は、ステップ1083へ移行する。
【0117】ステップ1082では、ステップ1061
で選択された道路の中から、所定属性の道路を選択す
る。尚、所定属性か否かの判断は、データ読込手段48
により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の種類
を特定するデータを参照して行う。この処理により、図
6のステップ1008で不可視領域にある所定属性の道
路の表示属性が変更され、この道路がディスプレイ2に
表示される。これにより、ユーザは不可視領域にある所
定属性の道路を識別することができる。
で選択された道路の中から、所定属性の道路を選択す
る。尚、所定属性か否かの判断は、データ読込手段48
により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の種類
を特定するデータを参照して行う。この処理により、図
6のステップ1008で不可視領域にある所定属性の道
路の表示属性が変更され、この道路がディスプレイ2に
表示される。これにより、ユーザは不可視領域にある所
定属性の道路を識別することができる。
【0118】次に、ステップ1083では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061で選択した道路の中から、自車が走行
中の道路の選択を実施するか判定する。ここで、走行中
の道路は、現在位置演算手段46及びマップマッチ処理
手段47より得られる位置情報と地図記憶手段3に蓄え
られた地図情報を比較することで求められる。走行中の
道路の選択を実施するものと判定した場合は、ステップ
1084へ移行し、実施しないものと判定した場合は、
ステップ1085へ移行する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061で選択した道路の中から、自車が走行
中の道路の選択を実施するか判定する。ここで、走行中
の道路は、現在位置演算手段46及びマップマッチ処理
手段47より得られる位置情報と地図記憶手段3に蓄え
られた地図情報を比較することで求められる。走行中の
道路の選択を実施するものと判定した場合は、ステップ
1084へ移行し、実施しないものと判定した場合は、
ステップ1085へ移行する。
【0119】ステップ1084では、ステップ1061
で選択した道路の中から、自車が走行中の道路の選択す
る。尚、走行中の道路を選択する場合には、現在位置演
算手段46及びマップマッチ処理手段47より得られる
位置が存在する道路で、かつ現在位置から所定距離内に
ある道路を選択するとよい。この処理により、図6のス
テップ1008で不可視領域にある自車走行中の道路の
表示属性が変更され、この道路がディスプレイ2に表示
される。これにより、ユーザは不可視領域にある自車走
行中の道路を識別することができる。
で選択した道路の中から、自車が走行中の道路の選択す
る。尚、走行中の道路を選択する場合には、現在位置演
算手段46及びマップマッチ処理手段47より得られる
位置が存在する道路で、かつ現在位置から所定距離内に
ある道路を選択するとよい。この処理により、図6のス
テップ1008で不可視領域にある自車走行中の道路の
表示属性が変更され、この道路がディスプレイ2に表示
される。これにより、ユーザは不可視領域にある自車走
行中の道路を識別することができる。
【0120】次に、ステップ1085では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061で選択した道路の中から、誘導経路の
道路の選択を実施するか判定する。ここで、誘導経路の
道路は、経路計算手段42が経路計算時点での現在地か
らユーザが設定した目的地までの最適な経路を演算した
結果を蓄える経路記憶手段43にアクセスすることで得
られる。誘導経路の道路の選択を実施するものと判定し
た場合は、ステップ1086へ移行し、実施しないもの
と判定した場合は、図12のステップ1090へ移行す
る。
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061で選択した道路の中から、誘導経路の
道路の選択を実施するか判定する。ここで、誘導経路の
道路は、経路計算手段42が経路計算時点での現在地か
らユーザが設定した目的地までの最適な経路を演算した
結果を蓄える経路記憶手段43にアクセスすることで得
られる。誘導経路の道路の選択を実施するものと判定し
た場合は、ステップ1086へ移行し、実施しないもの
と判定した場合は、図12のステップ1090へ移行す
る。
【0121】ステップ1086では、ステップ1061
で選択した道路の中から、誘導経路の道路の選択をす
る。この処理により、図6のステップ1008で不可視
領域にある誘導経路の道路の表示属性が変更され、この
道路がディスプレイ2に表示される。これにより、ユー
ザは不可視領域にある誘導経路の道路を識別することが
できる。
で選択した道路の中から、誘導経路の道路の選択をす
る。この処理により、図6のステップ1008で不可視
領域にある誘導経路の道路の表示属性が変更され、この
道路がディスプレイ2に表示される。これにより、ユー
ザは不可視領域にある誘導経路の道路を識別することが
できる。
【0122】図12のステップ1090では、入力装置
4によってユーザにより設定された表示パラメータ、ま
たはデフォルト設定された表示パラメータを読み出し
て、ステップ1061で選択した道路の中から、渋滞中
の道路の選択を実施するか判定する。ここで、渋滞中の
道路は、交通情報受信装置10で受信した信号を解析す
ることで得られる。交通情報を伝える媒体として、FM
放送の副搬送波に変調され送信されるFM多重放送や、
道路上に設置され準マイクロ波帯電波を変調する電波ビ
ーコン信号、光波を変調する光ビーコン信号がある。渋
滞中の道路の選択を実施するものと判定した場合は、ス
テップ1091へ移行し、実施しないものと判定した場
合は、ステップ1092へ移行する。
4によってユーザにより設定された表示パラメータ、ま
たはデフォルト設定された表示パラメータを読み出し
て、ステップ1061で選択した道路の中から、渋滞中
の道路の選択を実施するか判定する。ここで、渋滞中の
道路は、交通情報受信装置10で受信した信号を解析す
ることで得られる。交通情報を伝える媒体として、FM
放送の副搬送波に変調され送信されるFM多重放送や、
道路上に設置され準マイクロ波帯電波を変調する電波ビ
ーコン信号、光波を変調する光ビーコン信号がある。渋
滞中の道路の選択を実施するものと判定した場合は、ス
テップ1091へ移行し、実施しないものと判定した場
合は、ステップ1092へ移行する。
【0123】ステップ1091では、ステップ1061
で選択した道路の中から、渋滞中の道路の選択を選択す
る。この処理により、図6のステップ1008で不可視
領域にある渋滞中の道路の表示属性が変更され、この道
路がディスプレイ2に表示される。これにより、ユーザ
は不可視領域にある渋滞中の道路を識別することができ
る。
で選択した道路の中から、渋滞中の道路の選択を選択す
る。この処理により、図6のステップ1008で不可視
領域にある渋滞中の道路の表示属性が変更され、この道
路がディスプレイ2に表示される。これにより、ユーザ
は不可視領域にある渋滞中の道路を識別することができ
る。
【0124】次に、ステップ1092では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061で選択した道路の中から、渋滞してい
ない道路の選択を実施するか判定する。渋滞していない
道路は、交通情報受信装置10で受信した信号を解析す
ることで得られる。渋滞していない道路の選択を実施す
るものと判定した場合は、ステップ1093へ移行し、
実施しないものと判定した場合は、ステップ1094へ
移行する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061で選択した道路の中から、渋滞してい
ない道路の選択を実施するか判定する。渋滞していない
道路は、交通情報受信装置10で受信した信号を解析す
ることで得られる。渋滞していない道路の選択を実施す
るものと判定した場合は、ステップ1093へ移行し、
実施しないものと判定した場合は、ステップ1094へ
移行する。
【0125】ステップ1093では、ステップ1061
で選択した道路の中から、渋滞していない道路を選択を
選択する。この処理により、図6のステップ1008で
不可視領域にある渋滞していない道路の表示属性が変更
され、この道路がディスプレイ2に表示される。これに
より、ユーザは不可視領域にある道路が渋滞していない
かを識別することができる。
で選択した道路の中から、渋滞していない道路を選択を
選択する。この処理により、図6のステップ1008で
不可視領域にある渋滞していない道路の表示属性が変更
され、この道路がディスプレイ2に表示される。これに
より、ユーザは不可視領域にある道路が渋滞していない
かを識別することができる。
【0126】次に、ステップ1094では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061で選択した道路の中から、規制中の道
路の選択を実施するか判定する。制中の道路は、交通情
報受信装置10で受信した信号を解析することで得られ
る。交通情報を伝える媒体として、FM放送の副搬送波
に変調され送信されるFM多重放送や、道路上に設置さ
れ準マイクロ波帯の電波を変調する電波ビーコン信号、
光波を変調する光ビーコン信号がある。規制中の道路の
選択を実施するものと判定した場合は、ステップ109
5へ移行し、実施しないものと判定した場合は、ステッ
プ1096へ移行する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061で選択した道路の中から、規制中の道
路の選択を実施するか判定する。制中の道路は、交通情
報受信装置10で受信した信号を解析することで得られ
る。交通情報を伝える媒体として、FM放送の副搬送波
に変調され送信されるFM多重放送や、道路上に設置さ
れ準マイクロ波帯の電波を変調する電波ビーコン信号、
光波を変調する光ビーコン信号がある。規制中の道路の
選択を実施するものと判定した場合は、ステップ109
5へ移行し、実施しないものと判定した場合は、ステッ
プ1096へ移行する。
【0127】ステップ1095では、ステップ1061
で選択した道路の中から、規制中の道路を選択する。こ
の処理により、図6のステップ1008で不可視領域に
ある規制中の道路の表示属性が変更され、この道路がデ
ィスプレイ2に表示される。これにより、ユーザは不可
視領域にある規制中の道路を識別することができる。
で選択した道路の中から、規制中の道路を選択する。こ
の処理により、図6のステップ1008で不可視領域に
ある規制中の道路の表示属性が変更され、この道路がデ
ィスプレイ2に表示される。これにより、ユーザは不可
視領域にある規制中の道路を識別することができる。
【0128】次に、ステップ1096では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061で選択した道路の中から、規制されて
いないの道路の選択を実施するか判定する。規制されて
いない道路は、交通情報受信装置10で受信した信号を
解析することで得られる。規制されていない道路の選択
を実施するものと判定した場合は、ステップ10975
へ移行し、実施しないものと判定した場合は、図11及
び図12に示すフローが終了する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ、また
はデフォルト設定された表示パラメータを読み出して、
ステップ1061で選択した道路の中から、規制されて
いないの道路の選択を実施するか判定する。規制されて
いない道路は、交通情報受信装置10で受信した信号を
解析することで得られる。規制されていない道路の選択
を実施するものと判定した場合は、ステップ10975
へ移行し、実施しないものと判定した場合は、図11及
び図12に示すフローが終了する。
【0129】ステップ1097では、ステップ1061
で選択した道路の中から、規制されていない道路を選択
する。この処理により、図6のステップ1008で不可
視領域にある規制されていない道路の表示属性が変更さ
れ、この道路がディスプレイ2に表示される。これによ
り、ユーザは不可視領域にある道路が規制されていない
かを識別することができる。
で選択した道路の中から、規制されていない道路を選択
する。この処理により、図6のステップ1008で不可
視領域にある規制されていない道路の表示属性が変更さ
れ、この道路がディスプレイ2に表示される。これによ
り、ユーザは不可視領域にある道路が規制されていない
かを識別することができる。
【0130】次に、図6のステップ1008、1011
での表示属性変更処理を図13を用いて具体的に説明す
る。
での表示属性変更処理を図13を用いて具体的に説明す
る。
【0131】図13は表示属性変更処理を説明するため
のフロー図である。
のフロー図である。
【0132】先ず、ステップ1021において、不可視
領域にある地図構成物又はマークを表現する方法を、入
力装置4によってユーザにより設定された表示パラメー
タ、またはデフォルト設定された表示パラメータから読
み出す。そして、透過表示が指定されているときはステ
ップ1022へ移行し、属性変更表示が指定されている
ときはステップ1023へ移行する。
領域にある地図構成物又はマークを表現する方法を、入
力装置4によってユーザにより設定された表示パラメー
タ、またはデフォルト設定された表示パラメータから読
み出す。そして、透過表示が指定されているときはステ
ップ1022へ移行し、属性変更表示が指定されている
ときはステップ1023へ移行する。
【0133】ステップ1022では、図6のステップ1
006で選択された不可視領域にある地図構成物を透過
表示する。ステップ1004で求めた透過表示すべき地
図構成物の色情報とこの地図構成物を隠している地図構
成物の色情報とにより、透過表示すべき地図構成物が所
定の透過率で透き通って見える色を演算し設定する。こ
のような処理は3次元表示分野ではαブレンディングと
呼ばれている。αブレンディングの処理は数3で与えら
れる。
006で選択された不可視領域にある地図構成物を透過
表示する。ステップ1004で求めた透過表示すべき地
図構成物の色情報とこの地図構成物を隠している地図構
成物の色情報とにより、透過表示すべき地図構成物が所
定の透過率で透き通って見える色を演算し設定する。こ
のような処理は3次元表示分野ではαブレンディングと
呼ばれている。αブレンディングの処理は数3で与えら
れる。
【0134】
【数3】
【0135】ここで、Rs、Gs、Bs、Asはソース
即ち書き込むイメージのR(Red)、G(Green)、B
(Blue)の輝度値、A(α)値であり、Rd、Gd、B
d、Adはディスティネーション即ち書き込まれる領域
のR(Red)、G(Green)、B(Blue)の輝度値、A
(α)値である。また、Dr、Dg、Db、Daはそれ
ぞれのソースとディスティネーションとの混合比であ
る。透過表示したい地図構成物の色情報をソース側に設
定し、透過表示したい地図構成物を隠している地図構成
物の色情報をディスティネーション側に設定して、所定
の透過率(例えばソース50%、ディスティネーション
50%)で数3によりαブレンディング処理すれば透過
表示することができる。
即ち書き込むイメージのR(Red)、G(Green)、B
(Blue)の輝度値、A(α)値であり、Rd、Gd、B
d、Adはディスティネーション即ち書き込まれる領域
のR(Red)、G(Green)、B(Blue)の輝度値、A
(α)値である。また、Dr、Dg、Db、Daはそれ
ぞれのソースとディスティネーションとの混合比であ
る。透過表示したい地図構成物の色情報をソース側に設
定し、透過表示したい地図構成物を隠している地図構成
物の色情報をディスティネーション側に設定して、所定
の透過率(例えばソース50%、ディスティネーション
50%)で数3によりαブレンディング処理すれば透過
表示することができる。
【0136】尚、透過表示すべき対象がマークの場合で
も、同様の演算を行う。
も、同様の演算を行う。
【0137】このようにして得られた色情報を用い、図
6のステップ1006で選択された不可視領域にある地
図構成物又はマークを描画するように、地図描画コマン
ドを生成する。これにより不可視領域にある地図構成物
又はマークを透過表示することができる。
6のステップ1006で選択された不可視領域にある地
図構成物又はマークを描画するように、地図描画コマン
ドを生成する。これにより不可視領域にある地図構成物
又はマークを透過表示することができる。
【0138】一方、ステップ1023では、図6のステ
ップ1006で選択された地図構成物又はマークのディ
スプレイ2への表示属性を変更する。
ップ1006で選択された地図構成物又はマークのディ
スプレイ2への表示属性を変更する。
【0139】ステップ1024では、入力装置4によっ
てユーザにより設定された表示パラメータ又はデフォル
ト設定された表示パラメータに従い、不可視領域にある
地図構成物又はマークを、パターン変更して表示するか
否かを判定する。表示パラメータにパターン変更が指定
されている場合はステップ1025へ移行し、不可視領
域にある、図6のステップ1006で選択された地図構
成物又はマークを構成する面、線を所定のパターンで表
示するように属性設定する。具体的な表示例を図21
(b)に示す。これは、不可視領域にある選択された道
路2005を点線に置き換えた例である。不可視領域に
ある道路2005を、可視領域にある道路2006とは
異なる属性で表示している。
てユーザにより設定された表示パラメータ又はデフォル
ト設定された表示パラメータに従い、不可視領域にある
地図構成物又はマークを、パターン変更して表示するか
否かを判定する。表示パラメータにパターン変更が指定
されている場合はステップ1025へ移行し、不可視領
域にある、図6のステップ1006で選択された地図構
成物又はマークを構成する面、線を所定のパターンで表
示するように属性設定する。具体的な表示例を図21
(b)に示す。これは、不可視領域にある選択された道
路2005を点線に置き換えた例である。不可視領域に
ある道路2005を、可視領域にある道路2006とは
異なる属性で表示している。
【0140】ステップ1026では、入力装置4によっ
てユーザにより設定された表示パラメータ又はデフォル
ト設定された表示パラメータに従い、図6のステップ1
006で選択された不可視領域にある地図構成物又はマ
ークを、線幅変更して表示するか否かを判定する(ステ
ップ1026)。表示パラメータに線幅変更が指定され
ている場合はステップ1027へ移行し、図6のステッ
プ1006で選択された地図構成物又はマークを構成す
る線を所定の線幅で表示するように属性設定する。
てユーザにより設定された表示パラメータ又はデフォル
ト設定された表示パラメータに従い、図6のステップ1
006で選択された不可視領域にある地図構成物又はマ
ークを、線幅変更して表示するか否かを判定する(ステ
ップ1026)。表示パラメータに線幅変更が指定され
ている場合はステップ1027へ移行し、図6のステッ
プ1006で選択された地図構成物又はマークを構成す
る線を所定の線幅で表示するように属性設定する。
【0141】ステップ1028では、入力装置4によっ
てユーザにより設定された表示パラメータ又はデフォル
ト設定された表示パラメータに従い、図6のステップ1
006で選択された不可視領域にある地図構成物又はマ
ークを構成する面、線の色を変更して表示するか否かを
判定する。表示パラメータに色変更が指定されている場
合は、ステップ1029へ移行し、図6のステップ10
06で選択された不可視領域にある地図構成物又はマー
クを構成する面、線を所定の色で表示するように属性設
定する。具体的な表示例を図21(b)に示す。これ
は、不可視領域にある目的地マーク2004の色を変更
して表示した例である。
てユーザにより設定された表示パラメータ又はデフォル
ト設定された表示パラメータに従い、図6のステップ1
006で選択された不可視領域にある地図構成物又はマ
ークを構成する面、線の色を変更して表示するか否かを
判定する。表示パラメータに色変更が指定されている場
合は、ステップ1029へ移行し、図6のステップ10
06で選択された不可視領域にある地図構成物又はマー
クを構成する面、線を所定の色で表示するように属性設
定する。具体的な表示例を図21(b)に示す。これ
は、不可視領域にある目的地マーク2004の色を変更
して表示した例である。
【0142】上記の表示属性変更処理によって、不可視
領域にある地図構成物又はマークを透過表示したり、属
性を変更して表示したりすることにより、地図構成物や
マークが可視領域にあるのか不可視領域にあるのか一目
で判定できるため、使い勝手が向上する。
領域にある地図構成物又はマークを透過表示したり、属
性を変更して表示したりすることにより、地図構成物や
マークが可視領域にあるのか不可視領域にあるのか一目
で判定できるため、使い勝手が向上する。
【0143】次に、3次元地図鳥瞰図表示手段66の第
一の変形例を図14を用いて具体的に説明する。
一の変形例を図14を用いて具体的に説明する。
【0144】図14は3次元地図鳥瞰図表示手段66の
第一の変形例の動作を説明するためのフロー図である。
第一の変形例の動作を説明するためのフロー図である。
【0145】尚、図14に示すフローにおいて、ステッ
プ1121〜ステップ1124の処理は図6に示すステ
ップ1101〜1104の処理と、ステップ1125の
処理は図6に示すステップ1006の処理と、そして、
ステップ1129の処理は図6に示すステップ1005
の処理と、それぞれ基本的に同様である。したがって、
ステップ1121〜ステップ1125、ステップ112
9については、その詳細な説明を省略する。
プ1121〜ステップ1124の処理は図6に示すステ
ップ1101〜1104の処理と、ステップ1125の
処理は図6に示すステップ1006の処理と、そして、
ステップ1129の処理は図6に示すステップ1005
の処理と、それぞれ基本的に同様である。したがって、
ステップ1121〜ステップ1125、ステップ112
9については、その詳細な説明を省略する。
【0146】ステップ1126では、入力装置4によっ
てユーザにより設定された表示パラメータ又はデフォル
ト設定された表示パラメータを読み出して、ステップ1
125で選択された地図構成物又はマークを覆い隠す手
前(視点側)にある手前地図構成物を除去するか否か判
定する。手前地図構成物を除去する場合は、ステップ1
127へ移行し、除去しない場合はステップ1126a
へ移行する。
てユーザにより設定された表示パラメータ又はデフォル
ト設定された表示パラメータを読み出して、ステップ1
125で選択された地図構成物又はマークを覆い隠す手
前(視点側)にある手前地図構成物を除去するか否か判
定する。手前地図構成物を除去する場合は、ステップ1
127へ移行し、除去しない場合はステップ1126a
へ移行する。
【0147】ステップ1126aでは、入力装置4によ
ってユーザにより設定された表示パラメータ又はデフォ
ルト設定された表示パラメータを読み出して、ステップ
1125で選択した地図構成物又はマークをディスプレ
イ2に表示するか否かを判定する。表示するものと判定
した場合はステップ1126bへ移行し、表示しないも
のと判定した場合はステップ1129へ移行する。
ってユーザにより設定された表示パラメータ又はデフォ
ルト設定された表示パラメータを読み出して、ステップ
1125で選択した地図構成物又はマークをディスプレ
イ2に表示するか否かを判定する。表示するものと判定
した場合はステップ1126bへ移行し、表示しないも
のと判定した場合はステップ1129へ移行する。
【0148】ステップ1126bでは、ステップ112
5で選択された地図構成物又はマークの手前地図構成物
を特定する。ここで、手前地図構成物の特定は以下の要
領で行う。先ず、ステップ1122での透視変換処理に
よって得られた各地図構成物及びマークの2次元平面
(投影面)上での2次元座標データを参照し、投影面上
でステップ1125で選択された地図構成物又はマーク
と重なり合う地図構成物を抽出する。次に、ステップ1
125で選択された地図構成物又はマークの奥行き(視
線)方向の座標データと、抽出した地図構成物の奥行き
(視線)方向の座標データとを比較して、抽出した地図
構成物がステップ1125で選択された地図構成物又は
マークよりも手前(視点側)に位置するときに、この抽
出したの地図構成物を手前地図構成物として特定する。
また、ステップ1126bでは、ステップ1122で透
視変換された地図構成物及びマークの座標データのう
ち、ステップ1125で選択された地図構成物又はマー
クの奥行き(視線)方向の座標データを、手前地図構成
物の奥行き(視線)方向の座標データよりも手前(視点
側)に位置する様に書き換え、その後、ステップ112
3、1124の処理を再度行う。これにより、グラフィ
ックス処理手段51は、ステップ1129で生成された
地図描画コマンドに基づき、ユーザが表示を要求する地
図構成物やマークが手前地図構成物の手前側に描画され
た3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2に表示することが
できる。たとえば、図25(a)に示すように、経路誘
導マーク2086が、本来ならば、経路誘導マーク20
86の手前側に位置するビル2082や木2083の手
前側に表示される。
5で選択された地図構成物又はマークの手前地図構成物
を特定する。ここで、手前地図構成物の特定は以下の要
領で行う。先ず、ステップ1122での透視変換処理に
よって得られた各地図構成物及びマークの2次元平面
(投影面)上での2次元座標データを参照し、投影面上
でステップ1125で選択された地図構成物又はマーク
と重なり合う地図構成物を抽出する。次に、ステップ1
125で選択された地図構成物又はマークの奥行き(視
線)方向の座標データと、抽出した地図構成物の奥行き
(視線)方向の座標データとを比較して、抽出した地図
構成物がステップ1125で選択された地図構成物又は
マークよりも手前(視点側)に位置するときに、この抽
出したの地図構成物を手前地図構成物として特定する。
また、ステップ1126bでは、ステップ1122で透
視変換された地図構成物及びマークの座標データのう
ち、ステップ1125で選択された地図構成物又はマー
クの奥行き(視線)方向の座標データを、手前地図構成
物の奥行き(視線)方向の座標データよりも手前(視点
側)に位置する様に書き換え、その後、ステップ112
3、1124の処理を再度行う。これにより、グラフィ
ックス処理手段51は、ステップ1129で生成された
地図描画コマンドに基づき、ユーザが表示を要求する地
図構成物やマークが手前地図構成物の手前側に描画され
た3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2に表示することが
できる。たとえば、図25(a)に示すように、経路誘
導マーク2086が、本来ならば、経路誘導マーク20
86の手前側に位置するビル2082や木2083の手
前側に表示される。
【0149】一方、ステップ1127では、上記のステ
ップ1126bと同様の要領で、ステップ1125で選
択された地図構成物又はマークの手前地図構成物を特定
し、その後、データ読込手段48により地図記憶手段3
から読み込んだ地図構成物の3次元データの中から手前
地図構成物の3次元データを除去する。この手前地図構
成物除去処理については後述する。また、ステップ11
27では、手前地図構成物の3次元データが除去され
た、地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の3次元
データと、ステップ1121で設定されたマークのデー
タとを基に、ステップ1122〜ステップ1124の処
理を再度行う。これにより、グラフィックス処理手段5
1は、ステップ1129で生成された地図描画コマンド
に基づき、手前地図構成物が除去されて、ユーザが表示
を要求する地図構成物やマークが描画された3次元地図
鳥瞰図をディスプレイ2に表示することができる。たと
えば、図25(b)に示すように、経路誘導マーク20
86を隠すビルや木といった手前側にある地図構成物が
除去されて、ユーザが必要とする経路誘導マーク208
6がディスプレイ2に表示される。
ップ1126bと同様の要領で、ステップ1125で選
択された地図構成物又はマークの手前地図構成物を特定
し、その後、データ読込手段48により地図記憶手段3
から読み込んだ地図構成物の3次元データの中から手前
地図構成物の3次元データを除去する。この手前地図構
成物除去処理については後述する。また、ステップ11
27では、手前地図構成物の3次元データが除去され
た、地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の3次元
データと、ステップ1121で設定されたマークのデー
タとを基に、ステップ1122〜ステップ1124の処
理を再度行う。これにより、グラフィックス処理手段5
1は、ステップ1129で生成された地図描画コマンド
に基づき、手前地図構成物が除去されて、ユーザが表示
を要求する地図構成物やマークが描画された3次元地図
鳥瞰図をディスプレイ2に表示することができる。たと
えば、図25(b)に示すように、経路誘導マーク20
86を隠すビルや木といった手前側にある地図構成物が
除去されて、ユーザが必要とする経路誘導マーク208
6がディスプレイ2に表示される。
【0150】ステップ1128では、ステップ1127
で除去した手前地図構成物に代えてその手前地図構成物
に関する情報を表示するように動作する。このステップ
1128での手前地図構成物情報表示処理を図15を用
いて具体的に説明する。図15は手前地図構成物情報表
示処理を説明するためのフロー図である。
で除去した手前地図構成物に代えてその手前地図構成物
に関する情報を表示するように動作する。このステップ
1128での手前地図構成物情報表示処理を図15を用
いて具体的に説明する。図15は手前地図構成物情報表
示処理を説明するためのフロー図である。
【0151】先ず、ステップ1141では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ又はデ
フォルト設定された表示パラメータを読み出して、図1
4のステップ1127で除去された手前地図構成物につ
き、その地図構成物が占有する地平面をディスプレイ2
に表示するか否かを判定する。表示する場合はステップ
1142へ移行し、表示しない場合はステップ1143
へ移行する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ又はデ
フォルト設定された表示パラメータを読み出して、図1
4のステップ1127で除去された手前地図構成物につ
き、その地図構成物が占有する地平面をディスプレイ2
に表示するか否かを判定する。表示する場合はステップ
1142へ移行し、表示しない場合はステップ1143
へ移行する。
【0152】ステップ1142では、除去された手前地
図構成物の地平面を求め、所定の属性(色、パターン
等)でその地平面をディスプレイ2に表示するように動
作する。先ず、データ読込手段48により、図14のス
テップ1127で除去された手前地図構成物の3次元デ
ータを地図記憶手段3から読み込み、この読み込んだ3
次元データから地平面(Z=0)における緯度(X)方
向のデータと経度(Y)方向のデータとを抽出する。次
に、抽出した手前地図構成物の緯度(X)方向のデータ
及び経度(Y)方向のデータと、地平面の高度方向のデ
ータ(Z=0)とを、ステップ1122での処理と同様
の要領で透視変換して、手前地図構成物が占有する地平
面を視点位置設定手段62で設定された視点から2次元
平面(投影面)に投影したときの2次元座標データを求
める。これにより、グラフィックス処理手段51は、ス
テップ1129で生成された地図描画コマンドに基づ
き、手前地図構成物が占有する地平面をディスプレイ2
に表示することができる。具体的な表示例を図26
(a)に示す。これは、図25(a)に示した3次元地
図鳥瞰図から表示を要求された誘導マークを覆い隠すビ
ル2082、木2083を削除し、ビルが存在した領域
にビルの存在を示す地平面2163を表示した例であ
る。このように表示することで、ユーザは削除された地
図構成物が存在したのか、そして、それはどこに存在し
たのかを知ることができるため、地図構成物を削除して
表示することにより発生する認識ミスが削減されるよう
になる。
図構成物の地平面を求め、所定の属性(色、パターン
等)でその地平面をディスプレイ2に表示するように動
作する。先ず、データ読込手段48により、図14のス
テップ1127で除去された手前地図構成物の3次元デ
ータを地図記憶手段3から読み込み、この読み込んだ3
次元データから地平面(Z=0)における緯度(X)方
向のデータと経度(Y)方向のデータとを抽出する。次
に、抽出した手前地図構成物の緯度(X)方向のデータ
及び経度(Y)方向のデータと、地平面の高度方向のデ
ータ(Z=0)とを、ステップ1122での処理と同様
の要領で透視変換して、手前地図構成物が占有する地平
面を視点位置設定手段62で設定された視点から2次元
平面(投影面)に投影したときの2次元座標データを求
める。これにより、グラフィックス処理手段51は、ス
テップ1129で生成された地図描画コマンドに基づ
き、手前地図構成物が占有する地平面をディスプレイ2
に表示することができる。具体的な表示例を図26
(a)に示す。これは、図25(a)に示した3次元地
図鳥瞰図から表示を要求された誘導マークを覆い隠すビ
ル2082、木2083を削除し、ビルが存在した領域
にビルの存在を示す地平面2163を表示した例であ
る。このように表示することで、ユーザは削除された地
図構成物が存在したのか、そして、それはどこに存在し
たのかを知ることができるため、地図構成物を削除して
表示することにより発生する認識ミスが削減されるよう
になる。
【0153】次に、ステップ1143では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ又はデ
フォルト設定された表示パラメータを読み出して、図1
4のステップ1127で除去された手前地図構成物の名
称をディスプレイ2に表示するか否かを判定する。表示
する場合はステップ1144へ移行し、表示しない場合
は図15に示すフローが終了する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ又はデ
フォルト設定された表示パラメータを読み出して、図1
4のステップ1127で除去された手前地図構成物の名
称をディスプレイ2に表示するか否かを判定する。表示
する場合はステップ1144へ移行し、表示しない場合
は図15に示すフローが終了する。
【0154】ステップ1144では、ステップ1142
での処理と同様の要領で除去された手前地図構成物の地
平面を求め、その地平面のある位置近傍に当該手前地図
構成物の名称を表示するようにマーク設定する。手前地
図構成物の名称は、データ読込手段48により地図記憶
手段3から読み込んだ手前地図構成物の種類を特定する
データを基に決定される。この処理により、グラフィッ
クス処理手段51は、ステップ1129で生成された地
図描画コマンドに基づき、本来、手前地図構成物が占有
する位置近傍に当該手前地図構成物の名称を表示するこ
とができる。具体的な表示例を図26(b)に示す。こ
れは、図25(a)に示した3次元地図鳥瞰図から表示
を要求された誘導マークを覆い隠すビル2082、木2
083を削除し、ビルが存在した領域にビルの存在を示
す地平面2166及びビルの名称2167を表示した例
である。このように表示することで、ユーザは削除され
た地図構成物が何であるかを容易に知ることができるた
め、地図構成物を削除して表示することにより発生する
認識ミスが削減されるようになる。
での処理と同様の要領で除去された手前地図構成物の地
平面を求め、その地平面のある位置近傍に当該手前地図
構成物の名称を表示するようにマーク設定する。手前地
図構成物の名称は、データ読込手段48により地図記憶
手段3から読み込んだ手前地図構成物の種類を特定する
データを基に決定される。この処理により、グラフィッ
クス処理手段51は、ステップ1129で生成された地
図描画コマンドに基づき、本来、手前地図構成物が占有
する位置近傍に当該手前地図構成物の名称を表示するこ
とができる。具体的な表示例を図26(b)に示す。こ
れは、図25(a)に示した3次元地図鳥瞰図から表示
を要求された誘導マークを覆い隠すビル2082、木2
083を削除し、ビルが存在した領域にビルの存在を示
す地平面2166及びビルの名称2167を表示した例
である。このように表示することで、ユーザは削除され
た地図構成物が何であるかを容易に知ることができるた
め、地図構成物を削除して表示することにより発生する
認識ミスが削減されるようになる。
【0155】次に、図14のステップ1127での手前
地図構成物除去処理を図16を用いて具体的に説明す
る。
地図構成物除去処理を図16を用いて具体的に説明す
る。
【0156】図16は手前地図構成物除去処理を説明す
るためのフロー図である。
るためのフロー図である。
【0157】先ず、ステップ1161では、特定された
手前地図構成物の属性を判定し、その属性が道路であれ
ばステップ1166へ移行し、道路以外であればステッ
プ1162へ移行する。ここで、属性の判定は、データ
読込手段48により地図記憶手段3から読み込んだ手前
地図構成物の種類を特定するデータを基に行う。
手前地図構成物の属性を判定し、その属性が道路であれ
ばステップ1166へ移行し、道路以外であればステッ
プ1162へ移行する。ここで、属性の判定は、データ
読込手段48により地図記憶手段3から読み込んだ手前
地図構成物の種類を特定するデータを基に行う。
【0158】ステップ1163では、データ読込手段4
8により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の3
次元データの中から、手前地図構成物の3次元データを
除去し、その後、ステップ1163aに移行する。
8により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の3
次元データの中から、手前地図構成物の3次元データを
除去し、その後、ステップ1163aに移行する。
【0159】一方、ステップ1166では、図14のス
テップ1125で選択された地図構成物又はマークと、
それを覆い隠す手前(視点側)にある道路の重なり量を
判定する。この重なり量の検出は、図14のステップ1
125で選択された地図構成物又はマークの投影面上で
の2次元座標データと、手前地図構成物である道路の投
影面上での2次元座標データとに基づいて行う。重なり
量が所定値以下の場合は、図14のステップ1125で
選択された地図構成物又はマークが、立体交差等により
手前地図構成物である道路と重なっていると考えられ
る。したがって、このような場合では、手前地図構成物
である道路を除去する必要はないので、図16のフロー
が終了する。一方、重なり量が所定値以上の場合はステ
ップ1167へ移行する。
テップ1125で選択された地図構成物又はマークと、
それを覆い隠す手前(視点側)にある道路の重なり量を
判定する。この重なり量の検出は、図14のステップ1
125で選択された地図構成物又はマークの投影面上で
の2次元座標データと、手前地図構成物である道路の投
影面上での2次元座標データとに基づいて行う。重なり
量が所定値以下の場合は、図14のステップ1125で
選択された地図構成物又はマークが、立体交差等により
手前地図構成物である道路と重なっていると考えられ
る。したがって、このような場合では、手前地図構成物
である道路を除去する必要はないので、図16のフロー
が終了する。一方、重なり量が所定値以上の場合はステ
ップ1167へ移行する。
【0160】ステップ1167では、図14のステップ
1125で選択された地図構成物又はマークの手前地図
構成物である道路につき、それを除去する範囲を決定す
る。ここで、除去する範囲としては、マップマッチ処理
手段47によって求められた現在位置から所定距離内の
部分に制約するとよい。これにより、本来注目したい領
域につき重なる道路が除去されるため、ユーザは現在地
付近の情報をより多く得ることができるようになる。
1125で選択された地図構成物又はマークの手前地図
構成物である道路につき、それを除去する範囲を決定す
る。ここで、除去する範囲としては、マップマッチ処理
手段47によって求められた現在位置から所定距離内の
部分に制約するとよい。これにより、本来注目したい領
域につき重なる道路が除去されるため、ユーザは現在地
付近の情報をより多く得ることができるようになる。
【0161】ステップ1168では、データ読込手段4
8により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の3
次元データの中から、手前地図構成物である道路の現在
位置から所定距離内の領域(緯度及び経度によって特定
される領域)にある部分の3次元データを除去する。そ
の後、ステップ1163aに移行する。
8により地図記憶手段3から読み込んだ地図構成物の3
次元データの中から、手前地図構成物である道路の現在
位置から所定距離内の領域(緯度及び経度によって特定
される領域)にある部分の3次元データを除去する。そ
の後、ステップ1163aに移行する。
【0162】ステップ1163aでは、ステップ116
3又はステップ1168での処理を介して得られた地図
構成物及びマークの3次元データを基に、ステップ11
22〜ステップ1124の処理を再度行う。これによ
り、グラフィックス処理手段51は、ステップ1129
で生成される地図描画コマンドに基づき、手前地図構成
物が除去されて、ユーザが表示を要求する地図構成物や
マークが描画された3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2
に表示することができる。たとえば、ステップ1168
での処理を介して得られた地図構成物及びマークの3次
元データを基に、ステップ1122〜ステップ1124
の処理を再度行った場合、図27(b)に示すように、
マーク2104の手前地図構成物である道路が所定部分
削除されて表示されるので、ユーザは現在地付近の詳細
な3次元地図鳥瞰図を得ることができるようになる。
3又はステップ1168での処理を介して得られた地図
構成物及びマークの3次元データを基に、ステップ11
22〜ステップ1124の処理を再度行う。これによ
り、グラフィックス処理手段51は、ステップ1129
で生成される地図描画コマンドに基づき、手前地図構成
物が除去されて、ユーザが表示を要求する地図構成物や
マークが描画された3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2
に表示することができる。たとえば、ステップ1168
での処理を介して得られた地図構成物及びマークの3次
元データを基に、ステップ1122〜ステップ1124
の処理を再度行った場合、図27(b)に示すように、
マーク2104の手前地図構成物である道路が所定部分
削除されて表示されるので、ユーザは現在地付近の詳細
な3次元地図鳥瞰図を得ることができるようになる。
【0163】次に、3次元地図鳥瞰図表示手段66の第
二の変形例を図17を用いて具体的に説明する。
二の変形例を図17を用いて具体的に説明する。
【0164】図17は3次元地図鳥瞰図表示手段66の
第二の変形例の動作を説明するためのフロー図である。
第二の変形例の動作を説明するためのフロー図である。
【0165】尚、図17に示すフローにおいて、ステッ
プ1161〜ステップ1164の処理は図6に示すステ
ップ1001〜1004の処理と、ステップ1165の
処理は図6に示すステップ1006の処理と、そして、
ステップ1168の処理は図6に示すステップ1005
の処理と、それぞれ基本的に同様である。したがって、
ステップ1161〜ステップ1165、ステップ116
8については、その詳細な説明を省略する。
プ1161〜ステップ1164の処理は図6に示すステ
ップ1001〜1004の処理と、ステップ1165の
処理は図6に示すステップ1006の処理と、そして、
ステップ1168の処理は図6に示すステップ1005
の処理と、それぞれ基本的に同様である。したがって、
ステップ1161〜ステップ1165、ステップ116
8については、その詳細な説明を省略する。
【0166】ステップ1166では、ステップ1165
で不可視領域にある地図構成物又はマークが選択された
か否かを判定する。選択された場合はステップ1167
へ移行し、選択されていない場合はステップ1168へ
移行する。
で不可視領域にある地図構成物又はマークが選択された
か否かを判定する。選択された場合はステップ1167
へ移行し、選択されていない場合はステップ1168へ
移行する。
【0167】ステップ1167では、視点位置設定手段
62に視点位置を再設定するように指令を出す。具体的
には、視点の高度位置を上昇させる、すなわち視点の高
度(Z)方向の座標値が大きなるように再設定する。あ
るいは、視点をステップ1165で選択された地図構成
物又はマークに近づけるように再設定する。このように
して再設定された視点位置情報を用いて、ステップ11
62〜ステップ1166の処理を再実行する。そして、
ステップ1165で不可視領域にある地図構成物又はマ
ークが選択されなくなるまでステップ1162〜ステッ
プ1166の処理を繰り返す。これにより、グラフィッ
クス処理手段51は、ステップ1168で生成される地
図描画コマンドに基づき、ユーザが表示を要求する地図
構成物やマークを視認することができる視点位置から眺
めたときに得られる3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2
に表示することができる。したがって、ユーザが必要と
するより多くの情報を常に提供できるようになる。
62に視点位置を再設定するように指令を出す。具体的
には、視点の高度位置を上昇させる、すなわち視点の高
度(Z)方向の座標値が大きなるように再設定する。あ
るいは、視点をステップ1165で選択された地図構成
物又はマークに近づけるように再設定する。このように
して再設定された視点位置情報を用いて、ステップ11
62〜ステップ1166の処理を再実行する。そして、
ステップ1165で不可視領域にある地図構成物又はマ
ークが選択されなくなるまでステップ1162〜ステッ
プ1166の処理を繰り返す。これにより、グラフィッ
クス処理手段51は、ステップ1168で生成される地
図描画コマンドに基づき、ユーザが表示を要求する地図
構成物やマークを視認することができる視点位置から眺
めたときに得られる3次元地図鳥瞰図をディスプレイ2
に表示することができる。したがって、ユーザが必要と
するより多くの情報を常に提供できるようになる。
【0168】次に、3次元地図鳥瞰図表示手段66の第
三の変形例を図18を用いて具体的に説明する。
三の変形例を図18を用いて具体的に説明する。
【0169】図18は3次元地図鳥瞰図表示手段66の
第三の変形例の動作を説明するためのフロー図である。
第三の変形例の動作を説明するためのフロー図である。
【0170】尚、図18に示すフローにおいて、ステッ
プ1181〜ステップ1184の処理は図6に示すステ
ップ1001〜1004の処理と、ステップ1185の
処理は図6に示すステップ1006の処理と、そして、
ステップ1189の処理は図6に示すステップ1005
の処理と、それぞれ基本的に同様である。したがって、
ステップ1181〜ステップ1185、ステップ118
9については、その詳細な説明を省略する。
プ1181〜ステップ1184の処理は図6に示すステ
ップ1001〜1004の処理と、ステップ1185の
処理は図6に示すステップ1006の処理と、そして、
ステップ1189の処理は図6に示すステップ1005
の処理と、それぞれ基本的に同様である。したがって、
ステップ1181〜ステップ1185、ステップ118
9については、その詳細な説明を省略する。
【0171】ステップ1186では、ステップ1185
で不可視領域にある地図構成物又はマークが選択された
か否かを判定する。選択された場合はステップ1187
へ移行し、選択されていない場合はステップ1189へ
移行する。
で不可視領域にある地図構成物又はマークが選択された
か否かを判定する。選択された場合はステップ1187
へ移行し、選択されていない場合はステップ1189へ
移行する。
【0172】ステップ1187では、ディスプレイ2の
表示画面のどの領域に重ね合わせ画面(ウインドウ)を
表示するかその位置を決定する。3次元地図鳥瞰表示で
は現在地をディスプレイ中央の下部、目的地をディスプ
レイ中央の上部に表示することが多いので、それ以外の
領域にウインドウが表示されるようにその位置を決定す
ることが望ましい。具体的には、図28(a)、(b)
に示すような、ディスプレイ2の表示画面の右上や左上
の領域で、かつディスプレイ2の表示画面全体の1/4
以下の面積に設定すると良い。尚、これら以外に望まし
いウインドウの表示位置として、表示画面の半分をウイ
ンドウとし、もう一方の画面における中央部が、それま
で表示していた3次元地図の中央部と一致するように画
面をシフトする方法がある。
表示画面のどの領域に重ね合わせ画面(ウインドウ)を
表示するかその位置を決定する。3次元地図鳥瞰表示で
は現在地をディスプレイ中央の下部、目的地をディスプ
レイ中央の上部に表示することが多いので、それ以外の
領域にウインドウが表示されるようにその位置を決定す
ることが望ましい。具体的には、図28(a)、(b)
に示すような、ディスプレイ2の表示画面の右上や左上
の領域で、かつディスプレイ2の表示画面全体の1/4
以下の面積に設定すると良い。尚、これら以外に望まし
いウインドウの表示位置として、表示画面の半分をウイ
ンドウとし、もう一方の画面における中央部が、それま
で表示していた3次元地図の中央部と一致するように画
面をシフトする方法がある。
【0173】ステップ1188では、このようにして表
示位置が設定されたウインドウに、所定の地図表現方法
による地図を表示するように、3次元地図鳥瞰表示手段
66、2次元地図表示手段64又は2次元地図鳥瞰表示
手段65に指令を出す。この地図表示指令処理を図19
を用いて具体的に説明する。図19は地図表示指令処理
の動作を説明するためのフロー図である。
示位置が設定されたウインドウに、所定の地図表現方法
による地図を表示するように、3次元地図鳥瞰表示手段
66、2次元地図表示手段64又は2次元地図鳥瞰表示
手段65に指令を出す。この地図表示指令処理を図19
を用いて具体的に説明する。図19は地図表示指令処理
の動作を説明するためのフロー図である。
【0174】先ず、ステップ1201では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ又はデ
フォルト設定された表示パラメータを読み出して、ウイ
ンドウに2次元地図を表示するか否かを判定する。2次
元地図を表示する場合はステップ1202へ移行し、表
示しない場合はステップ1204へ移行する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ又はデ
フォルト設定された表示パラメータを読み出して、ウイ
ンドウに2次元地図を表示するか否かを判定する。2次
元地図を表示する場合はステップ1202へ移行し、表
示しない場合はステップ1204へ移行する。
【0175】ステップ1202では、ウインドウに表示
する2次元地図の領域を設定する。ここで、領域は、デ
ィスプレイ2に表示される3次元地図鳥瞰図の基となる
3次元地図の領域を選択すると良い。
する2次元地図の領域を設定する。ここで、領域は、デ
ィスプレイ2に表示される3次元地図鳥瞰図の基となる
3次元地図の領域を選択すると良い。
【0176】ステップ1203では、2次元地図表示手
段64を起動し、ステップ1202で設定した表示範囲
に含まれる2次元地図を図18のステップ1189で設
定したウインドウに表示させるように、地図描画コマン
ドを生成させる。一方、3次元地図鳥瞰図表示手段66
は、図18のステップ1187に移行して、3次元地図
鳥瞰図の地図描画コマンドを生成する。これにより、グ
ラフィックス処理手段51は、3次元地図鳥瞰図表示手
段66で生成された地図描画コマンドと、2次元地図表
示手段64で生成された地図描画コマンドとに基づき、
例えば図28(a)に示すように、ディスプレイ2のウ
インドウ2123に2次元地図を表示し、ディスプレイ
2のウインドウ以外の表示画面2121に3次元地図鳥
瞰図を表示することができる。したがって、ユーザが必
要とするより多くの情報を常に提供できるようになる。
これにより、ユーザは3次元地図鳥瞰表示において障害
となる不可視領域の地図情報を2次元地図から得ること
ができるようになるので、地図の認識性や使い勝手が向
上する。
段64を起動し、ステップ1202で設定した表示範囲
に含まれる2次元地図を図18のステップ1189で設
定したウインドウに表示させるように、地図描画コマン
ドを生成させる。一方、3次元地図鳥瞰図表示手段66
は、図18のステップ1187に移行して、3次元地図
鳥瞰図の地図描画コマンドを生成する。これにより、グ
ラフィックス処理手段51は、3次元地図鳥瞰図表示手
段66で生成された地図描画コマンドと、2次元地図表
示手段64で生成された地図描画コマンドとに基づき、
例えば図28(a)に示すように、ディスプレイ2のウ
インドウ2123に2次元地図を表示し、ディスプレイ
2のウインドウ以外の表示画面2121に3次元地図鳥
瞰図を表示することができる。したがって、ユーザが必
要とするより多くの情報を常に提供できるようになる。
これにより、ユーザは3次元地図鳥瞰表示において障害
となる不可視領域の地図情報を2次元地図から得ること
ができるようになるので、地図の認識性や使い勝手が向
上する。
【0177】次に、ステップ1204では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ又はデ
フォルト設定された表示パラメータを読み出して、ウイ
ンドウに2次元地図鳥瞰図を表示するか否かを判定す
る。2次元地図鳥瞰図を表示する場合はステップ120
5へ移行し、表示しない場合はステップ1207へ移行
する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ又はデ
フォルト設定された表示パラメータを読み出して、ウイ
ンドウに2次元地図鳥瞰図を表示するか否かを判定す
る。2次元地図鳥瞰図を表示する場合はステップ120
5へ移行し、表示しない場合はステップ1207へ移行
する。
【0178】ステップ1205では、ウインドウに表示
する2次元地図鳥瞰図の基となる2次元地図の領域と、
この2次元地図を眺めるときの視点位置とを設定する。
ここで、領域及び視点位置は、ディスプレイ2に表示さ
れる3次元地図鳥瞰図の基となる3次元地図の領域及び
視点位置と同じになるように設定するとよい。このよう
に設定することで、3次元地図鳥瞰図と2次元地図鳥瞰
図とのディスプレイ2への表示範囲が一致するようにな
る。尚、視点位置の設定は、視点位置設定手段62で行
う。
する2次元地図鳥瞰図の基となる2次元地図の領域と、
この2次元地図を眺めるときの視点位置とを設定する。
ここで、領域及び視点位置は、ディスプレイ2に表示さ
れる3次元地図鳥瞰図の基となる3次元地図の領域及び
視点位置と同じになるように設定するとよい。このよう
に設定することで、3次元地図鳥瞰図と2次元地図鳥瞰
図とのディスプレイ2への表示範囲が一致するようにな
る。尚、視点位置の設定は、視点位置設定手段62で行
う。
【0179】ステップ1206では、2次元地図鳥瞰表
示手段65を起動し、ステップ1205で設定した表示
範囲に含まれる2次元地図をステップ1205で設定さ
れた視点位置から眺めたときに得られる2次元地図鳥瞰
図を、図18のステップ1189で設定したウインドウ
に表示させるように、地図描画コマンドを生成させる。
一方、3次元地図鳥瞰図表示手段66は、図18のステ
ップ1187に移行して、3次元地図鳥瞰図の地図描画
コマンドを生成する。これにより、グラフィックス処理
手段51は、3次元地図鳥瞰図表示手段66で生成され
た地図描画コマンドと、2次元地図鳥瞰表示手段65で
生成された地図描画コマンドとに基づき、例えば図28
(b)に示すように、ディスプレイ2のウインドウ21
26に2次元地図鳥瞰図を表示し、ディスプレイ2のウ
インドウ以外の表示画面2124に3次元地図鳥瞰図を
表示することができる。これにより、ユーザは3次元地
図表示において障害となる不可視領域の地図情報を、不
可視領域が発生しない2次元地図鳥瞰図から得ることが
できるようになるので、地図の認識性や使い勝手が向上
する。
示手段65を起動し、ステップ1205で設定した表示
範囲に含まれる2次元地図をステップ1205で設定さ
れた視点位置から眺めたときに得られる2次元地図鳥瞰
図を、図18のステップ1189で設定したウインドウ
に表示させるように、地図描画コマンドを生成させる。
一方、3次元地図鳥瞰図表示手段66は、図18のステ
ップ1187に移行して、3次元地図鳥瞰図の地図描画
コマンドを生成する。これにより、グラフィックス処理
手段51は、3次元地図鳥瞰図表示手段66で生成され
た地図描画コマンドと、2次元地図鳥瞰表示手段65で
生成された地図描画コマンドとに基づき、例えば図28
(b)に示すように、ディスプレイ2のウインドウ21
26に2次元地図鳥瞰図を表示し、ディスプレイ2のウ
インドウ以外の表示画面2124に3次元地図鳥瞰図を
表示することができる。これにより、ユーザは3次元地
図表示において障害となる不可視領域の地図情報を、不
可視領域が発生しない2次元地図鳥瞰図から得ることが
できるようになるので、地図の認識性や使い勝手が向上
する。
【0180】次に、ステップ1204では、入力装置4
によってユーザにより設定された表示パラメータ又はデ
フォルト設定された表示パラメータを読み出して、ウイ
ンドウに3次元地図鳥瞰図を表示するか否かを判定す
る。3次元地図鳥瞰図を表示する場合はステップ120
8へ移行し、表示しない場合は図19に示すフローが終
了する。
によってユーザにより設定された表示パラメータ又はデ
フォルト設定された表示パラメータを読み出して、ウイ
ンドウに3次元地図鳥瞰図を表示するか否かを判定す
る。3次元地図鳥瞰図を表示する場合はステップ120
8へ移行し、表示しない場合は図19に示すフローが終
了する。
【0181】ステップ1208では、ウインドウに表示
する3次元地図鳥瞰図の表示範囲と、視点位置を設定す
る。ここで、ウインドウに表示する3次元地図鳥瞰図の
視点位置は、ディスプレイ2のウインドウ以外に表示さ
れる3次元地図鳥瞰図の視点位置と異なる位置にすると
良い。具体的には、図18のステップ1185で選択さ
れた不可視領域にある地図構成物又はマークを視認する
ことできる位置に視点を設定するとよい。尚、視点位置
の設定は視点位置設定手段62で行う。
する3次元地図鳥瞰図の表示範囲と、視点位置を設定す
る。ここで、ウインドウに表示する3次元地図鳥瞰図の
視点位置は、ディスプレイ2のウインドウ以外に表示さ
れる3次元地図鳥瞰図の視点位置と異なる位置にすると
良い。具体的には、図18のステップ1185で選択さ
れた不可視領域にある地図構成物又はマークを視認する
ことできる位置に視点を設定するとよい。尚、視点位置
の設定は視点位置設定手段62で行う。
【0182】ステップ1209では、図6に示すステッ
プ1001〜ステップ1005の処理と同じ要領で、ス
テップ1208で設定した表示範囲に含まれる3次元地
図をステップ1208で設定された視点位置から眺めた
ときに得られる3次元地図鳥瞰図を、図18のステップ
1189で設定したウインドウに表示させるように、地
図描画コマンドを生成する。その後、図18のステップ
1189へ移行し、ディスプレイ2のウインドウ以外の
表示画面に表示する3次元地図鳥瞰図の地図描画コマン
ドを生成する。これにより、グラフィックス処理手段5
1は、図18のステップ1189で生成された地図描画
コマンドと、図19のステップ1209で生成された地
図描画コマンドとに基づき、ディスプレイ2のウインド
ウに3次元地図鳥瞰図を表示し、ディスプレイ2のウイ
ンドウ以外の表示画面にも3次元地図鳥瞰図を表示す
る。したがって、ユーザは3次元地図鳥瞰表示において
複数の視点位置から見た地図情報を得ることができ、地
図の認識性や使い勝手が向上する。
プ1001〜ステップ1005の処理と同じ要領で、ス
テップ1208で設定した表示範囲に含まれる3次元地
図をステップ1208で設定された視点位置から眺めた
ときに得られる3次元地図鳥瞰図を、図18のステップ
1189で設定したウインドウに表示させるように、地
図描画コマンドを生成する。その後、図18のステップ
1189へ移行し、ディスプレイ2のウインドウ以外の
表示画面に表示する3次元地図鳥瞰図の地図描画コマン
ドを生成する。これにより、グラフィックス処理手段5
1は、図18のステップ1189で生成された地図描画
コマンドと、図19のステップ1209で生成された地
図描画コマンドとに基づき、ディスプレイ2のウインド
ウに3次元地図鳥瞰図を表示し、ディスプレイ2のウイ
ンドウ以外の表示画面にも3次元地図鳥瞰図を表示す
る。したがって、ユーザは3次元地図鳥瞰表示において
複数の視点位置から見た地図情報を得ることができ、地
図の認識性や使い勝手が向上する。
【0183】次に、3次元地図鳥瞰図表示手段66の第
四の変形例を図20を用いて具体的に説明する。
四の変形例を図20を用いて具体的に説明する。
【0184】図20は3次元地図鳥瞰図表示手段66の
第四の変形例の動作を説明するためのフロー図である。
第四の変形例の動作を説明するためのフロー図である。
【0185】尚、図20に示すフローにおいて、ステッ
プ1221〜ステップ1224の処理は図6に示すステ
ップ1001〜1004の処理と、ステップ1227の
処理は図6に示すステップ1005の処理と、それぞれ
基本的に同様である。したがって、ステップ1221〜
ステップ1224、ステップ1227については、その
詳細な説明を省略する。
プ1221〜ステップ1224の処理は図6に示すステ
ップ1001〜1004の処理と、ステップ1227の
処理は図6に示すステップ1005の処理と、それぞれ
基本的に同様である。したがって、ステップ1221〜
ステップ1224、ステップ1227については、その
詳細な説明を省略する。
【0186】ステップ1225では、現在位置演算手段
46及びマップマッチ処理手段47より得られる現在地
が、それより手前(視点側)に位置する地図構成物によ
り覆い隠されていないか判定する。現在地が可視である
と判定されるとステップ1227へ移行し、現在地が不
可視であると判定されるとステップ1226へ移行す
る。
46及びマップマッチ処理手段47より得られる現在地
が、それより手前(視点側)に位置する地図構成物によ
り覆い隠されていないか判定する。現在地が可視である
と判定されるとステップ1227へ移行し、現在地が不
可視であると判定されるとステップ1226へ移行す
る。
【0187】ステップ1226では、ディスプレイ2の
表示画面に所定の地図表現方法による地図を表示するよ
うに、3次元地図鳥瞰表示手段66、2次元地図表示手
段64又は2次元地図鳥瞰表示手段65に指令を出す。
尚、ステップ1226は、ウインドウに代えてディスプ
レイ2の表示画面全体に、所定の地図表現方法による地
図を表示するようにした点を除いて、図19に示したス
テップ1186の処理と基本的に同一である。すなわ
ち、たとえば、ディスプレイ2の表示画面に2次元地図
鳥瞰図を表示するように、2次元地図鳥瞰表示手段65
に指令が出された場合、図29(a)に示すように、3
次元地図鳥瞰表示すると自車位置マーク2142の手前
(視点側)に存在する山2143により現在地が隠され
てしまう場合でも、図29(b)に示すように、2次元
地図鳥瞰図に表示が切り替わることにより、地図の認識
性や使い勝手が向上するようになる。
表示画面に所定の地図表現方法による地図を表示するよ
うに、3次元地図鳥瞰表示手段66、2次元地図表示手
段64又は2次元地図鳥瞰表示手段65に指令を出す。
尚、ステップ1226は、ウインドウに代えてディスプ
レイ2の表示画面全体に、所定の地図表現方法による地
図を表示するようにした点を除いて、図19に示したス
テップ1186の処理と基本的に同一である。すなわ
ち、たとえば、ディスプレイ2の表示画面に2次元地図
鳥瞰図を表示するように、2次元地図鳥瞰表示手段65
に指令が出された場合、図29(a)に示すように、3
次元地図鳥瞰表示すると自車位置マーク2142の手前
(視点側)に存在する山2143により現在地が隠され
てしまう場合でも、図29(b)に示すように、2次元
地図鳥瞰図に表示が切り替わることにより、地図の認識
性や使い勝手が向上するようになる。
【0188】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形が可能で
ある。たとえば、上記の実施形態では、地図表示手段4
5として、2次元地図表示手段64、2次元地図鳥瞰表
示手段65及び3次元地図表示手段66と、これ等の表
示手段から任意の表示手段を選択する地図表示方法選択
手段63とを設けたものについて説明したが、本発明に
用いる地図表示手段は、少なくともディスプレイ等の表
示画面に3次元地図鳥瞰図を表示することができるもの
であればよい。
ものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形が可能で
ある。たとえば、上記の実施形態では、地図表示手段4
5として、2次元地図表示手段64、2次元地図鳥瞰表
示手段65及び3次元地図表示手段66と、これ等の表
示手段から任意の表示手段を選択する地図表示方法選択
手段63とを設けたものについて説明したが、本発明に
用いる地図表示手段は、少なくともディスプレイ等の表
示画面に3次元地図鳥瞰図を表示することができるもの
であればよい。
【0189】また、上記の実施形態では、本発明をナビ
ゲーション装置に適用した例について説明したが、本発
明は3次元地図鳥瞰図を表示する様々の機器に適用する
ことができる。
ゲーション装置に適用した例について説明したが、本発
明は3次元地図鳥瞰図を表示する様々の機器に適用する
ことができる。
【0190】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前
記の構成により、3次元地図鳥瞰表示を実施したときに
生ずる陰面にある地図構成物等の情報をも表示すること
ができるので、ユーザが必要とする情報を表示すること
ができ、これにより、視認性の高い3次元地図表示を行
うことができる地図表示装置、およびナビゲーション装
置を提供することができる。
記の構成により、3次元地図鳥瞰表示を実施したときに
生ずる陰面にある地図構成物等の情報をも表示すること
ができるので、ユーザが必要とする情報を表示すること
ができ、これにより、視認性の高い3次元地図表示を行
うことができる地図表示装置、およびナビゲーション装
置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施形態による処理が実行されたナ
ビゲーション装置の表示画面の一例を示す図である。
ビゲーション装置の表示画面の一例を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態である車載ナビゲーション
装置の各構成ユニットを示す図である。
装置の各構成ユニットを示す図である。
【図3】図2の演算処理部のハードウェア構成を示す図
である。
である。
【図4】図2の演算処理部の機能構成を示す図である。
【図5】図4に示す地図表示手段の機能構成を示す図で
ある。
ある。
【図6】図5に示す3次元地図鳥瞰表示手段の動作を説
明するためのフロー図である。
明するためのフロー図である。
【図7】図5に示す3次元地図鳥瞰表示手段の動作を説
明するためのフロー図である。
明するためのフロー図である。
【図8】図6のマーク設定処理を説明するためのフロー
図である。
図である。
【図9】図6の構造物選択処理を説明するためのフロー
図である。
図である。
【図10】図9の道路選択処理を説明するためのフロー
図である。
図である。
【図11】図11の道路属性選択処理を説明するための
フロー図である。
フロー図である。
【図12】図11の道路属性選択処理を説明するための
フロー図である。
フロー図である。
【図13】図6及び図7の表示属性変更処理を説明する
ためのフロー図である。
ためのフロー図である。
【図14】図5に示す3次元地図鳥瞰表示手段の第一変
形例の動作を説明するためのフロー図である。
形例の動作を説明するためのフロー図である。
【図15】図14の手前構造物情報表示処理を説明する
ためのフロー図である。
ためのフロー図である。
【図16】図14の手前構造物除去処理を説明するため
のフロー図である。
のフロー図である。
【図17】図5に示す3次元地図鳥瞰表示手段の第二変
形例の動作を説明するためのフロー図である。
形例の動作を説明するためのフロー図である。
【図18】図5に示す3次元地図鳥瞰表示手段の第三変
形例の動作を説明するためのフロー図である。
形例の動作を説明するためのフロー図である。
【図19】図18の地図表示指令処理を説明するための
フロー図である。
フロー図である。
【図20】図5に示す3次元地図鳥瞰表示手段の第四変
形例の動作を説明するためのフロー図である。
形例の動作を説明するためのフロー図である。
【図21】図6及び図7に示すフローを実行した場合の
表示画面の一例を示す図である。
表示画面の一例を示す図である。
【図22】可視領域と不可視領域の境界線を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図23】目的構造物の表示画面の一例を示す図であ
る。
る。
【図24】目的道路を表示した表示画面の一例を示す図
である。
である。
【図25】誘導マークを表示した場合の表示画面の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図26】誘導マークを表示した場合の表示画面の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図27】目的道路を表示した場合の表示画面の一例を
示す図である。
示す図である。
【図28】ウインドウに地図を重ねて表示した場合の表
示画面の一例を示す図である。
示画面の一例を示す図である。
【図29】地図表示方法を切り替えた場合の表示画面の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
1 演算処理部
2 ディスプレイ
3 地図記憶装置
4 音声出入力装置
5 入力装置
6 車輪速センサ
7 地磁気センサ
8 ジャイロ
9 GPS受信機
10 交通情報受信装置
11 車内LAN装置
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 DMA
25 描画コントローラ
26 VRAM
27 カラーパレット
28 A/D変換器
29 SCI
30 PIO
31 カウンター
41 ユーザ操作解析手段
42 経路計算手段
43 経路記憶手段
44 経路誘導手段
45 地図表示手段
46 現在位置演算手段
47 マップマッチ手段
48 データ読込手段
49 軌跡記憶手段
50 メニュー表示手段
52 グラフィックス処理手段
61 光源位置設定手段
62 視点位置設定手段
63 地図表示方法選択手段
64 2次元地図表示手段
65 2次元地図鳥瞰表示手段
66 3次元地図鳥瞰表示手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 奥出 真理子
茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株
式会社日立製作所日立研究所内
Fターム(参考) 2C032 HB03 HB22 HB23 HB24 HC08
HC14 HC16 HC22 HC23 HC24
HC31 HD03 HD07 HD21 HD23
HD30
2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC03
AC08 AC14 AC16 AD04
5B050 AA10 BA09 BA17 EA26 EA29
FA02
5H180 AA01 FF04 FF05 FF12 FF22
FF25 FF27 FF33
Claims (18)
- 【請求項1】表示画面に地図を表示する地図表示装置で
あって、 3次元地図を構成する複数の地図構成物の3次元データ
が記憶された地図記憶部と、 所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部と、 前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定する各
地図構成物を、所定の視点から平面に投影することによ
り得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図
鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を備
え、 前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定された
所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物よりも前記
所定の視点側にある他の地図構成物によって隠されて前
記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、当該所定
の地図構成物が前記表示画面に表示されるように、前記
所定の地図構成物又は前記他の地図構成物の前記平面へ
の投影形態を変更する投影形態変更手段を有することを
特徴とする地図表示装置。 - 【請求項2】前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物が、当該所定の地
図構成物よりも前記所定の視点側にある他の地図構成物
を透過して表示されるように、前記所定の地図構成物又
は前記他の地図構成物の前記平面への投影形態を変更す
ることを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。 - 【請求項3】前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物が、当該所定の地
図構成物よりも前記所定の視点側にある他の地図構成物
の前面に表示されるように、前記所定の地図構成物の前
記平面への投影形態を変更することを特徴とする請求項
1記載の地図表示装置。 - 【請求項4】前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物が所定の模様、色
又は線種で表示されるように、前記所定の地図構成物の
表示属性を変えることを特徴とする請求項3記載の地図
表示装置。 - 【請求項5】前記投影形態変更手段は、前記地図構成物
指定部で指定された所定の地図構成物よりも前記所定の
視点側にある他の地図構成物を前記平面に投影しないよ
うに、前記他の地図構成物の前記平面への投影形態を変
更することを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。 - 【請求項6】前記投影形態変更手段は、前記他の地図構
成物の代わりに前記他の地図構成物の地平面における占
有領域を、前記平面に投影することを特徴とする請求項
5記載の地図表示装置。 - 【請求項7】前記投影形態変更手段は、前記他の地図構
成物の代わりに前記他の地図構成物の名称を、前記3次
元地図鳥瞰図に表示することを特徴とする請求項5記載
の地図表示装置。 - 【請求項8】表示画面に地図を表示する地図表示装置で
あって、 3次元地図を構成する複数の地図構成物の3次元データ
が記憶された地図記憶部と、 所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部と、 前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定する各
地図構成物を、所定の視点から平面に投影することによ
り得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図
鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を備
え、 前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定された
所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物よりも前記
所定の視点側にある他の地図構成物によって隠されて前
記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前記所定
の視点の位置を前記所定の地図構成物が前記3次元地図
鳥瞰図上に表示される位置に変更する視点位置変更手段
を有することを特徴とする地図表示装置。 - 【請求項9】表示画面に地図を表示する地図表示装置で
あって、 3次元地図を構成する複数の地図構成物の3次元データ
が記憶された地図記憶部と、 所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部と、 前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定する各
地図構成物を、所定の視点から平面に投影することによ
り得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図
鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を備
え、 前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定された
所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物よりも前記
所定の視点側にある他の地図構成物によって隠されて前
記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前記各地
図構成物の2次元データを基に2次元地図を作成し、当
該2次元地図を前記3次元地図鳥瞰図に代えて前記表示
画面に表示する2次元地図表示手段を有することを特徴
とする地図表示装置。 - 【請求項10】表示画面に地図を表示する地図表示装置
であって、 3次元地図を構成する複数の地図構成物の3次元データ
が記憶された地図記憶部と、 所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部と、 前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定する各
地図構成物を、所定の視点から平面に投影することによ
り得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図
鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を備
え、 前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定された
所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物よりも前記
所定の視点側にある他の地図構成物によって隠されて前
記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前記各地
図構成物の2次元データを基に、所定の視点から2次元
地図を眺めたときに得られる2次元地図鳥瞰図を作成
し、当該2次元地図鳥瞰図を前記3次元地図鳥瞰図に代
えて前記表示画面に表示する2次元地図鳥瞰表示手段を
有することを特徴とする地図表示装置。 - 【請求項11】表示画面に地図を表示する地図表示装置
であって、 3次元地図を構成する複数の地図構成物の3次元データ
が記憶された地図記憶部と、 所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部と、 前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定する各
地図構成物を、所定の視点から平面に投影することによ
り得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図
鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を備
え、 前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定された
所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物よりも前記
所定の視点側にある他の地図構成物によって隠されて前
記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前記各地
図構成物の2次元データを基に2次元地図を作成し、当
該2次元地図を前記3次元地図鳥瞰図と共に前記表示画
面に表示する重複表示手段を有することを特徴とする地
図表示装置。 - 【請求項12】表示画面に地図を表示する地図表示装置
であって、 3次元地図を構成する複数の地図構成物の3次元データ
が記憶された地図記憶部と、 所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部と、 前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定する各
地図構成物を、所定の視点から平面に投影することによ
り得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図
鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を備
え、 前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定された
所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物よりも前記
所定の視点側にある他の地図構成物によって隠されて前
記3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前記各地
図構成物の2次元データを基に、所定の視点から2次元
地図を眺めたときに得られる2次元地図鳥瞰図を作成
し、当該2次元地図鳥瞰図を前記3次元地図鳥瞰図と共
に前記表示画面に表示する重複表示手段を有することを
特徴とする地図表示装置。 - 【請求項13】表示画面に地図を表示する地図表示装置
であって、 3次元地図を構成する複数の地図構成物の3次元データ
が記憶された地図記憶部と、 所定の地図構成物を指定する地図構成物指定部と、 前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定する各
地図構成物を、所定の視点から平面に投影することによ
り得られる第一の3次元地図鳥瞰図を作成し、当該第一
の3次元地図鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示
部と、を備え、 前記地図表示部は、前記地図構成物指定部で指定された
所定の地図構成物が、当該所定の地図構成物よりも前記
所定の視点側にある他の地図構成物によって隠されて前
記第一の3次元地図鳥瞰図上に表示されない場合に、前
記各地図構成物を前記所定の地図構成物を視認すること
ができる視点から平面に投影することにより得られる第
二の3次元地図鳥瞰図を作成し、当該第二の3次元地図
鳥瞰図を前記第一の3次元地図鳥瞰図と共に前記表示画
面に表示する重複表示手段を有することを特徴とする地
図表示装置。 - 【請求項14】前記地図構成物には、2次元形状又は3
次元形状のマークが含まれることを特徴とする請求項
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
2又は13記載の地図表示装置。 - 【請求項15】前記地図構成物指定部は、入力装置に入
力された使用者の指令に基づいて、所定の地図構成物を
指定することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
6、7、8、9、10、11、12又は13記載の地図
表示装置。 - 【請求項16】表示画面に、地図と当該地図上における
自車位置とを表示するナビゲーション装置であって、 3次元地図を構成する複数の地図構成物の3次元データ
が記憶された地図記憶部と、 自車位置を検出する自車位置検出部と、 前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定する各
地図構成物を、所定の視点から平面に投影することによ
り得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図
鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を備
え、 前記地図表示部は、前記自車位置検出部で検出した自車
位置が、当該自車位置よりも前記所定の視点側にある地
図構成物によって隠されて前記3次元地図鳥瞰図上に表
示されない場合に、当該自車位置が前記表示画面に表示
されるように、前記自車位置又は前記所定の視点側にあ
る地図構成物の前記平面への投影形態を変更する投影形
態変更手段を有することを特徴とするナビゲーション装
置。 - 【請求項17】目的地を設定する目的地設定部と、 前記自車位置検出部で検出された自車位置と前記目的地
設定部で設定された目的地とを結ぶ経路を検出する経路
検出部と、を有し、 前記投影形態変更手段は、前記経路検出部で検出された
経路が、当該経路よりも前記所定の視点側にある地図構
成物によって隠されて前記3次元地図鳥瞰図上に表示さ
れない場合に、当該経路が前記表示画面に表示されるよ
うに、前記経路又は前記所定の視点側にある地図構成物
の前記平面への投影形態を変更することを特徴とする請
求項16記載のナビゲーション装置。 - 【請求項18】表示画面に、地図と当該地図上における
目的地とを表示するナビゲーション装置であって、 3次元地図を構成する複数の地図構成物の3次元データ
が記憶された地図記憶部と、 目的地を設定する目的地設定部と、 前記地図記憶部に記憶された3次元データが特定する各
地図構成物を、所定の視点から平面に投影することによ
り得られる3次元地図鳥瞰図を作成し、当該3次元地図
鳥瞰図を前記表示画面に表示する地図表示部と、を備
え、 前記地図表示部は、前記目的地設定部で設定した目的地
が、当該目的地よりも前記所定の視点側にある地図構成
物によって隠されて前記3次元地図鳥瞰図上に表示され
ない場合に、当該目的地が前記表示画面に表示されるよ
うに、前記目的地又は前記所定の視点側にある地図構成
物の前記平面への投影形態を変更する投影形態変更手段
を有することを特徴とするナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002370776A JP3766657B2 (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 地図表示装置およびナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002370776A JP3766657B2 (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 地図表示装置およびナビゲーション装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9693296A Division JP3620918B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-18 | ナビゲーション装置の地図表示方法およびナビゲーション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003232639A true JP2003232639A (ja) | 2003-08-22 |
JP3766657B2 JP3766657B2 (ja) | 2006-04-12 |
Family
ID=27785660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002370776A Expired - Fee Related JP3766657B2 (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 地図表示装置およびナビゲーション装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3766657B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008010276A1 (fr) * | 2006-07-20 | 2008-01-24 | Navitime Japan Co., Ltd. | système d'affichage de carte, dispositif d'affichage de carte, procédé d'affichage de carte et serveur de distribution de carte |
US7457705B2 (en) | 2004-10-01 | 2008-11-25 | Hitachi, Ltd. | Navigation apparatus for displaying three-d stored terrain information based on position and attitude |
CN105190726A (zh) * | 2013-03-21 | 2015-12-23 | 株式会社吉奥技术研究所 | 三维地图显示装置 |
-
2002
- 2002-12-20 JP JP2002370776A patent/JP3766657B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2008010276A1 (fr) * | 2006-07-20 | 2008-01-24 | Navitime Japan Co., Ltd. | système d'affichage de carte, dispositif d'affichage de carte, procédé d'affichage de carte et serveur de distribution de carte |
EP2045576A1 (en) * | 2006-07-20 | 2009-04-08 | Navitime Japan Co., Ltd. | Map display system, map display device, map display method, and map distribution server |
JPWO2008010276A1 (ja) * | 2006-07-20 | 2009-12-17 | 株式会社ナビタイムジャパン | 地図表示システム、地図表示装置および地図表示方法ならびに地図配信サーバ |
EP2045576A4 (en) * | 2006-07-20 | 2013-01-16 | Navitime Japan Co Ltd | CARD DISPLAY SYSTEM, CARD DISPLAY DEVICE, CARD DISPLAY METHOD, AND CARD DISTRIBUTION SERVER |
CN105190726A (zh) * | 2013-03-21 | 2015-12-23 | 株式会社吉奥技术研究所 | 三维地图显示装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
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