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JP2003228553A - 記録媒体を使用した個人認証方法および記録媒体を使用した個人認証システム - Google Patents

記録媒体を使用した個人認証方法および記録媒体を使用した個人認証システム

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Publication number
JP2003228553A
JP2003228553A JP2002025110A JP2002025110A JP2003228553A JP 2003228553 A JP2003228553 A JP 2003228553A JP 2002025110 A JP2002025110 A JP 2002025110A JP 2002025110 A JP2002025110 A JP 2002025110A JP 2003228553 A JP2003228553 A JP 2003228553A
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Japan
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personal
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recording medium
person
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Application number
JP2002025110A
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JP4706817B2 (ja
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Makoto Mihara
誠 三原
Hitoshi Kuniyone
仁− 國米
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Publication of JP4706817B2 publication Critical patent/JP4706817B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本人情報の記憶を容易にするとともに、他人に
よる本人成りすましを困難にすること、認証情報の入力
読取機構を簡素化し、且つ、本人拒否率を低減および他
人による本人成りすましに対するバリヤーを高めること 【課題解決手段】前記記録媒体に、認証登録する本人の
見覚えある少なくとも1単位情報よりなる本人情報と、
本人の見覚えない少なくとも1単位情報よりなる非本人
情報と、の双方を、本人認証用に予め登録して、登録情
報を形成する。登録情報あるいは登録媒体に接続するた
めの接続情報のいずれか少なくとも一つを記録した記録
媒体を、本人に交付する。本人認証の際に、本人所有の
記録媒体を使用して、該記録媒体に直接あるいは間接的
に記録されている登録情報を提示する。本人候補が、登
録情報の中から、本人情報を選択する。本人候補が、登
録情報の中から、本人情報を選択した場合に限り本人認
証とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体を使用し
た個人認証方法および記録媒体を使用した個人認証シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】個人認証方法として、パスワード認証、
およびバイオメトリックス認証が公知である。
【0003】前記のパスワード認証は、認証方式として
システム的には簡便であり現在広く使用されている。こ
の方式を認知心理学の観点から分類すると、意味の無い
記号記憶や経験を伴わない記憶である“意味記憶”を、
脳の記憶貯蔵情報の中から“検索”して“再生”する方
式であると言える。しかしパスワードの問題点として既
に知られているように、意味の無い記号や、経験を伴わ
ない意味記憶を再生するのは、人間特に老人などの記憶
力の低下した場合には困難であり、再生ミスを犯しやす
い。これらの避けるために、生年月日をパスワードにす
る等を代表例として単なる数字や記号を意味記憶に変換
して記憶することがよく行われるが、数字を意味記憶に
する事例は生年月日など一般の人にとっては極めて限ら
れており、他人による本人成りすましの被害を招きやす
い。また、パスワードを盗まれた場合の被害を最小限に
留めるためには、認証媒体毎にパスワードを変えること
が望ましいが、認証媒体に対応したパスワードの記憶想
起再生は困難であり、メモ等をする結果、盗難にあった
場合は全てノパスワードが盗まれる事態を招くことにな
る。
【0004】後者のバイオメトリックス認証は、本人固
有の生理的由来の情報と言われており、決して忘れたり
無くしたりすることが無いという利点を有する。しかし
本人の唯一の情報であるために記録媒体毎に認証本人情
報を変えることができない。そのために認証媒体毎に認
証本人情報を変えることができない。そのために認証本
人情報を盗まれた場合には、全ての認証媒体が被害を受
けることとなり、更にそれに代わる本人情報を作ること
は非常に困難である等の問題点がある。また、生理的情
報を読取るための入力装置が新たに必要である。更に入
力情報が入力読取り環境で変化し、本人であるにも関ら
ず本人と認証されない、いわゆる本人拒否率が一定の確
率で発生する問題点がある。更に、確率を下げるために
チェックのバリヤーを低くすると他人による本人成りす
ましの確率が上昇する。本人拒否率と他人による本人成
りすまし確率とはトレードオフの関係が避けられない問
題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】よって、本願発明は、
記録媒体を使用した個人認証方法および記録媒体を使用
した個人認証システムにおいて、前者のパスワード認証
の問題点を解消すべく、本人情報の記憶を容易にすると
ともに、他人による本人成りすましを困難にすることを
課題とし、更に、後者のバイオメトリックス認証の問題
点を解消すべく、記録媒体毎に認証本人情報を変更可能
とするとともに、認証情報の入力読取機構を簡素化し、
且つ、本人拒否率を低減および他人による本人成りすま
しに対するバリヤーを高めることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願第1発明(請求項
1)は、a.前記記録媒体に、認証登録する本人の見覚え
ある少なくとも1単位情報よりなる本人情報と、本人の
見覚えない少なくとも1単位情報よりなる非本人情報
と、の双方を、本人認証用に予め登録して、登録情報を
形成する、登録情報形成段階と、b.登録情報あるいは
登録媒体に接続するための接続情報のいずれか少なくと
も一つを記録した記録媒体を、本人に交付する、登録情
報交付段階と、c.本人認証の際に、本人として名乗りを
上げている本人候補が、所有している記録媒体を使用し
て、該記録媒体に直接あるいは間接的に記録されている
登録情報を提示する、登録情報提示段階と、d.本人候
補が、提示した登録情報の中から、本人情報を選択す
る、本人情報選択段階と、e. 本人候補が、登録情報の
中から、本人情報を選択した場合に限り本人認証とす
る、本人認証段階と、を含むことを特徴とする、記録媒
体を使用した個人認証方法を提供する。
【0007】本願第2発明(請求項2の発明)は、a.
電子機器に組込んだ前記記録媒体に、認証登録する本人
の見覚えのある少なくとも1単位情報よりなる本人情報
と、本人の見覚えのない少なくとも1単位情報よりなる
非本人情報と、の双方を、本人認証用に予め登録して、
登録情報を形成する、登録情報形成段階と、b.登録情
報を記録した記録媒体に接続するための接続情報を本人
に交付する、接続情報交付段階と、c.本人認証の際に、
本人として名乗りを上げている本人候補が、自己の所有
する接続情報により電子機器の記録媒体に接続して、該
記録媒体に記録されている登録情報を提示する、登録情
報提示段階と、d.本人候補が、認証管理側の電子機器
の記録媒体より提した登録情報の中から、本人情報を選
択する、本人情報選択段階と、e. 本人候補が、登録情
報の中から、本人情報を選択した場合に限り本人認証と
する、本人認証段階と、を含むことを特徴とする、記録
媒体を使用した個人認証方法を提供する。
【0008】本願第3発明(請求項6の発明)は、記録
媒体を使用した個人認証システムであって、メモリ機能
を組込んだ電子機器を使用して前記記録媒体をメモリ機
能で構成し、前記メモリ機能は、認証登録する本人の見
覚えある少なくとも1単位情報よりなる本人情報と、本
人の見覚えない少なくとも1単位情報よりなる非本人情
報と、の双方を、本人認証用に予め登録して、登録情報
を記録する、登録情報記録手段と:本人に付与した接続
情報を記録する、接続情報記録手段と:の機能を有し;
本人認証にあたり、本人として名乗りを上げている本人
候補が接続情報を入力した際に、自己に付与された接続
情報であることを確認する、接続情報比較判別手段と:
接続情報判別手段よりの確認信号の発生にもとづき、登
録情報記録手段に記録されている登録情報を出力する、
登録情報提示手段と:提示された登録情報より選択され
て入力された入力本人情報と、記録されている認証用本
人情報とを、比較する、本人情報判別手段と:本人情報
判別手段の認証判別にもとづき認証信号を、記録媒体を
組み込んだ電子機器に向け発生して、当該電子機器の使
用を許可するための、認証信号発生手段と:を有する認
証コンピュータ; を含む、記録媒体を使用した個人認
証システムを提供する。
【0009】本願第4発明(請求項7の発明)は、記録
媒体は紙、樹脂、金属、セラミックス、磁気媒体、光媒
体、電子媒体等の記録機能を有する記録手段として本人
が管理し、前記記録媒体は、認証登録する本人の見覚え
ある少なくとも1単位情報よりなる本人情報と、本人の
見覚えない少なくとも1単位情報よりなる非本人情報
と、の双方を、本人認証用に予め登録して、登録情報を
記録する、登録情報記録手段と: 個々の記録媒体に付
与した接続情報を記録する、接続情報記録手段と:の機
能を有し;本人認証にあたり、本人として名乗りを上げ
ている本人候補が接続情報を入力した際に、自己に付与
された記録媒体からの接続情報であることを確認する、
接続情報比較判別手段と:接続情報判別手段よりの確認
信号の発生にもとづき、登録情報より選択されて入力さ
れた入力本人情報と、記録されている認証用本人情報と
を、比較する、本人情報判別手段と:本人情報判別手段
の認証判別にもとづき認証信号を、記録媒体よりの認証
対象の電子機器に向け発生するための、認証信号発生手
段と:を有する認証コンピュータを含む、記録媒体を使
用した個人認証システムを提供する。
【0010】本願第5発明(請求項8の発明)は、記録
媒体は紙、樹脂、金属、セラミックス、磁気媒体、光媒
体、電子媒体等の記録機能を有する記録手段として本人
が管理し、前記記録媒体は、個々の記録媒体に付与した
接続情報を記録する、接続情報記録手段と:の機能を有
し;認証登録する本人の見覚えある少なくとも1単位情
報よりなる本人情報と、本人の見覚えない少なくとも1
単位情報よりなる非本人情報と、の双方を、本人認証用
に予め登録して、登録情報を記録する、登録情報記録手
段と:本人認証にあたり、本人として名乗りを上げてい
る本人候補が接続情報を入力した際に、自己に付与され
た記録媒体からの接続情報であることを確認する、接続
情報比較判別手段と:接続情報判別手段よりの確認信号
の発生にもとづき、登録情報記録手段に記録されている
登録情報を出力する、登録情報提示手段と:提示された
登録情報より選択されて入力された入力本人情報と、記
録されている認証用本人情報とを比較する、本人情報判
別手段と:本人情報比較判別手段の認証判別にもとづき
認証信号を、記録媒体よりの認証対象の電子機器に向け
発生するための、認証信号発生手段と:を有する認証コ
ンピュータ;を含む、記録媒体を使用した個人認証シス
テムを提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本願第1発明による認証作業を説
明する。 1. 本人の見覚えある少なくとも1単位情報よりなる
本人情報と、本人の見覚えない少なくとも1単位情報よ
りなる非本人情報と、との双方を、本人認証用にあらか
じめ本人に交付の記録媒体または該記録媒体に記録した
接続情報により接続される記録媒体(例えば、本人所有
の端末機器のメモリ機能、認証管理側の電子機器のメモ
リ機構)に登録して、登録情報を形成する。 2. 本人認証の際に、本人として名乗りを上げている
本人候補が所持している記録媒体に直接あるいは間接的
に記録されている記録情報を読取ることにより、本人と
して名乗りを上げている本人候補に 登録情報を提示す
る。 3. 本人候補は、提示された登録情報より本人情報を
選択決定する。 4. 本人候補が、提示された登録情報の中から、本人
情報が選択された場合に限り、「本人として認証」する
【0012】本願第2発明による認証作業に際しては、
登録情報を認証管理側において管理し、本人認証の際
に、本人として名乗りを上げている本人候補に 電子機
器のメモリ機能に記録されている記録情報にもとづき、
登録情報を提示することを、第1発明と相違する。
【0013】本願第3発明は、認証コンピュータに付設
したメモリ機能を使用する。前記メモリ機能は、認証登
録する本人の見覚えある少なくとも1単位情報よりなる
本人情報と、本人の見覚えない少なくとも1単位情報よ
りなる非本人情報と、の双方を、本人認証用に予め登録
して、登録情報を記録する、登録情報記録手段と:当該
電子機器毎に付与した接続情報を記録する、接続情報記
録手段と:の機能を有する構成とする。本人認証にあた
り、本人として名乗りを上げている本人候補が接続情報
を入力した際に、自己に付与された接続情報であること
を確認する、接続情報比較判別手段と:接続情報判別手
段よりの確認信号の発生にもとづき、登録情報記録手段
に記録されている登録情報を出力する、登録情報提示手
段と:提示された登録情報より選択されて入力された入
力本人情報と、記録されている認証用本人情報とを比較
する、本人情報判別手段と:本人情報判別手段の認証判
別にもとづき認証信号を、記録媒体を組み込んだ電子機
器に向け発生して、当該電子機器の使用を許可するため
の、認証信号発生手段と:を要する認証コンピュータ;
とで、記録媒体を使用した個人認証システムを構成す
る。
【0014】本願第4発明は、記録媒体は紙、樹脂、金
属、セラミックス、磁気媒体、光媒体、電子媒体等の記
録機能を有する記録手段として本人が管理する。前記記
録媒体は、第3発明の登録情報記録手段と、個々の記録
媒体に付与した接続情報を記録する接続情報記録手段と
の機能を有すること、および、本人認証にあたり、接続
情報判別手段は、本人として名乗りを上げている本人候
補が接続情報を入力した際に、自己に付与された記録媒
体からの接続情報であることを確認することで、第3発
明と相違する。
【0015】本願第5発明は、記録媒体は紙、樹脂、金
属、セラミックス、磁気媒体、光媒体、電子媒体等の記
録機能を有する記録手段として本人が管理する。本人が
管理する前記記録媒体には、個々の記録媒体に付与した
接続情報を記録する接続情報記録手段との機能のみを有
すること、および、本人認証にあたり、接続情報判別手
段は、本人として名乗りを上げている本人候補が接続情
報を入力した際に、自己に付与された記録媒体からの接
続情報であることを確認することで、第3発明と相違す
る。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本願発明を詳細に説明す
る。図1は、本願発明を実施するに際しての登録情報を
表示した端末機器の表示面3を示し、a,b,c,----
-qは写真を示すが、アルファベットは説明のために記
載したものであり、画面上には存在しない。e,i,
j,kは、本人の用意した本人認証用写真E1、即ち、
“本人情報の単位情報”である。fは、非意思時の本人
認証用写真E2、即ち、“非意志認証信号情報”であ
る。a,b,c,d,g,h,m,n,o,p,qは、
認証システム側で用意した写真で、“非本人情報”E3
である。
【0017】上記の図1の登録情報Bを形成し記録媒体
1または認証コンピュータ2の登録情報記録手段11に記
録する。図2は、本願発明の実施に際しての認証作業を
示すフローチャートであり、個人認証に際して、図2の
フローチャートにより処理される。
【0018】第1発明においては、登録情報Bを記録し
た記録媒体1が本人に交付され、本人の管理下に置かれ
る。したがって、個人認証に際し、自己の所持する記録
媒体1により“登録情報”Bを端末機器等の電子機器4
の表示面3に提示する。そののち、表示面3の“登録情
報”Bより、“本人情報の単位情報“E1、E2・・・
を1個ないしN個選択指示することで、以下図2のフロ
ーチャートの流れとなる。
【0019】第2発明においては、登録情報の記録手段
は、システム側の管理下に置かれる。したがって、個人
認証に際し、“接続情報“Cの入力でシステム側より
“登録情報”Bを端末機器の表示面3に提示する。その
のち、表示面の“登録情報”より、“本人情報の単位情
報“を1個ないしN個選択指示することで、以下図2の
フローチャートの流れとなる。
【0020】図3は、本願第3発明の実施例を示す、個
人認証システムのブロック図である。記録媒体1をシス
テム側の管理する電子機器のメモリ機能とする。即ち、
システム側の認証コンピュータ2に付設したメモリ、ま
たは認証コンピュータと独立している電子取引管理用コ
ンピョターに付設したメモリを使用する。
【0021】図4は、本願第4発明の実施例を示す、個
人認証システムのブロック図である。登録情報Bおよび
接続情報Cを記録した記録媒体1を本人管理下とする。
登録情報Bを本人管理とする。
【0022】図5は、本願第5発明の実施例を示す、個
人認証システムのブロック図である。記録媒体1は、登
録情報記録手段への接続情報Cのみを記録して、登録情
報Bは認証システム側の管理とする。例えば、記録媒体
1として、運転免許証に磁気記録、印刷記録して、所持
し、センサー等の読取手段を介して端末機器の画面に表
示し、タッチパネル方式で"本人情報の単位情報"を1個
ないしN個選択指示する。携帯電話、端末機器等の本人
管理の電子機器のメモリ機能を、記録媒体とすることも
できる。
【0023】図3ないし図5において、11は登録情報
記録手段で図1に示す登録情報Bを記録する機能を有し
ている。12は接続情報記録手段で、個々の記録媒体毎
に特定した接続情報Cを記録する機能を有している。1
3は接続情報比較判別手段で、入力された接続情報Cが
認証コンピュータに記録されている接続情報と一致する
か、即ち記録媒体1に対応する接続情報Cが入力された
ことを確認し、接続信号Fを発生する。14は登録情報
提示手段で、接続信号Fの入力で、登録情報記録手段1
1より登録情報Bを取出して登録情報Bを本人側の電子
機器4へ送込ことで、本人側への登録情報提示の機能を
有している。
【0024】15は本人情報判別手段で、個々の接続情
報Cに対応する本人情報Aを記録するとともに、該記録
されている本人情報と本人によりの本人情報とを比較判
別して図2のフローチャートを実行する機能を有してい
る。16は認証信号発生手段で、本人情報判別手段15
よりの出力信号にもとづいて、“認証”D、“認証+警
報”G“、”非認証“Hの認証結果を示す信号を発生す
る機能を有している。
【0025】図4および図5において、4は本人所有
の、端末機器等の電子機器であり、入力装置6、読取装
置5を付設している。入力装置6の操作により接続情報
Cの入力を可能とする。読取装置5は、記録媒体1(例
えば、磁気カード、紙印刷カード)の記録情報を磁気コ
ードの読取、OCR読取り等により、入力する。表示面
3は入力した登録情報、システム側から送込まれた登録
情報Bを表示して登録情報提示手段14と同様の機能を奏
するとともに、タッチパネル式入力装置とすることで登
録情報よりの本人情報Aの選択を容易にする。
【0026】本願発明の実施にあたり、本人情報につ
き、本人に身に覚えのある情報は、身に覚えのある知覚
情報であれば何でもよい。写真、絵、図、文字等の視覚
情報、音楽、日常的な音等の聴覚情報、点字文字や、手
による感触等の感触情報、匂い等の臭覚情報などいずれ
もが使用可能である。これらのうち,一般健康者に特に
好ましいのは、視覚情報である。視覚情報は各種の知覚
情報の内では人にとって識別力と記憶想起が高く好まし
い。但しハンディキャツプ者にはそれ以外の、聴覚情
報、感触情報が好ましい場合がある。本願発明の第1ス
テップ、本人にとって見覚えのある情報を認証対象情報
として登録することにある。本人の見覚えのある情報
は、既に本人にとって記憶されているものであり、新た
な記憶を必要としない。
【0027】これらの知覚情報の内容については何でも
よいが、特に好ましくは,人、風景、動物、植物、ペッ
ト、趣味等の日常的に長期間接している対象物に関する
情報であり、長時間接することにより、記憶はより強化
され、脳において長期間記憶として記憶保持、忘却し難
くなる。これらの長期記録の内で好ましいのは、少なく
とも1ヶ月間以上対象物に接している対象物に関する知
的情報、より好ましくは1年以上、更に好ましくは3年
以上接している対象物に関する知的情報である。更に記
憶情報としては、1年以上前に接していた記憶情報が好
ましく、特に好ましくは3年前の情報であり、本人の年
齢により条件が異なるが、本人が見覚えの在るものであ
れば出来るだけ古いものが好ましい。
【0028】また、これらの知覚情報の中で好ましいも
のは、本人の過去の生活史や感情を伴っているエピソー
ドである。認知心理学では、エピソード記憶とは、特定
の時間的・空間的文脈の中に位置づけることのできる出
来事(エピソード)をさし、一方、意味記憶とは、例え
ば「くじらは哺乳類です」というような一般的な知識あ
るいは言語的に記述できる記憶である。エピソード記憶
の中でも、本人の感情や、生活史上重要で本人が深く関
わっている記憶が忘れにくいという点でより好ましい。
【0029】また本人情報は、少なくとも1単位情報、
好ましくは2単位情報、特に好ましくは3単位情報以上
から構成されることが望ましい。さらに複数の単位情報
で構成される場合は、その情報が本人により記憶された
時代や場所が異なるものから構成されることが好まし
い。異なる情報から構成されることで、同一生活史を過
ごした他者による本人なりすましに対するバリヤーを高
めることが可能となる。
【0030】また本人情報が2単位情報以上から構成さ
れる場合は、その内の1単位情報は、本人の意思でない
例えば脅迫下に本人認証せざるを得ない場合の非意思本
人認証信号として使用することが可能である。この場合
には、本人意思時と本人非意思時の明確な認証識別を行
うために、本人意思時の単位情報は、楽しい、懐かしい
等のプラスイメージを持つ情報を選択し、非意思時の単
位情報は悲しい、怖い等のマイナスイメージを持つ単位
情報を選択することができる。
【0031】但しその場合も、プラスイメージ、マイナ
スイメージいずれも本人だけがそのような印象を持つも
のを選定し、誰もがそのような印象を持つものは避ける
ことが望ましい。あるいは、本人意思時と本人非意思時
の本人認証について、本人情報を基に合成して使い分け
ることも可能である。例えば、顔の向きを変える、ある
いは髪形を変える、髭やメガネを掛けたり消したりす
る、写真の色を好きな色や嫌いな色に変える等の方法が
可能である。これらの合成は本人情報のデジタル化情報
を基に、市販の画像補正ソフトウェアーやモーフィング
ソフトウェアーにより可能である。
【0032】非本人情報は、本人が見覚えのない単位情
報であれば何でもよい。但し本人情報と明らかに異なる
情報は他者の成りすましのバリヤーを低くするので好ま
しくない。同一のコンセプトであるが内容の異なるもの
が好ましい。例えば、本人情報が顔であれば顔、風景で
あれば類似の年代の風景、犬であれば類似の種類の犬等
である。
【0033】また、非本人情報は本人だけが違うと識別
でき且つ他人は峻別できないいいものが好ましい。人は
そのような能力を保持しており、例えば一卵双生児の親
は、子どもたちを識別できるが、他人は識別できないこ
とは一般的である。それ故に、本人登録情報をデジタル
化して、本人に見せながらこれを基に市販の画像補正ソ
フトウェアーやモーフィングソフトウェアー等でデジタ
ル合成、デジタル修正をかけながら、ある修正点で本人
は峻別可能であるが、他人には同じと見える単位情報を
合成することが可能である。
【0034】本人情報と非本人情報からなる登録情報
は、少なくとも1単位以上の本人情報と少なくとも1単
位以上の非本人情報とから構成されることが必要であ
る。より好ましくは、2単位以上の本人情報と4単位以
上の非本人情報とから構成されることが望ましく、更
に、好ましくは、2単位以上の本人情報と7単位以上の
非本人情報とから構成されることが望ましい。
【0035】登録情報の本人への提示方法は、登録情報
を図1のように並列提示方法あるいは単位情報を順次提
示する方法のいずれでも可能である。また、並列提示、
順次提示のいずれでも、本人情報と非本人情報の位置は
固定しない方法が好ましい。
【0036】当該個人認証方式において登録情報の中か
ら、本人情報を選択したかどうかの判定は、本人情報で
ある単位情報を選択したかどうかで判定され、本人情報
を本人が再現する必要はない。これは認知心理学の観点
からすると“再認”てあり、パスワード方式の必要要件
である“再生”とは基本的に異なる。“再認”の場合は
本人情報を上手く選択すれば、人は似通った情報量の多
い対象情報の内からでも、一瞬に本人情報を選択でき
る。一方“再生”の場合は、再生できる情報量は限定さ
れており、極めて短い言語的情報に限定さそれる。
【0037】当該登録情報は認証媒体毎に変えることが
可能である。例えばA銀行取引ではA登録情報、Bネッ
ト取引ではB登録情報、健康保険および病院カードには
C登録情報、免許証にはD登録情報、パスポートにはE
登録情報、市役所のネット手順にはF登録情報と言う様
に、認証媒体毎に登録情報を変えても、本人認証に際し
て人の長期記憶と認知機構は提示登録情報から容易に本
人情報を認証し、その認証間違いは極めて少ない。ま
た、媒体毎に登録情報を変えることで、登録認証が他に
流出した場合もその被害を最小限に食い止めることがで
きる。
【0038】当該認証方法は具体的には電子機器(デバ
イスや機器)に組込んで使用することが可能である。具
体的にはメモリー機能を持つ電子機器メディア、デバイ
ス、機器に登録情報を記憶させ、本人認証あるいはその
識別コードを当該デバイス、機器あるいは別のシステム
に記憶させ、本人候補に何らかのディスプレーを媒体と
して登録情報を提示しその中から本人情報を指示した場
合に、本人とみなすシステムを構築することが可能であ
る。その際には他者の侵入を防ぐために、これらの情報
は暗号化させておくことが望ましい。また、これらの情
報は記録媒体の容量圧縮のために画像圧縮することが可
能である。
【0039】メモリー機能を持つ電子機器(メディア、
ディバイス、機器)としては、メモリ機能をもつもので
あれば何でもよく、例えば印刷媒体、磁気媒体、光記録
媒体、半導体メモリー等が使用可能である。記録媒体の
場合には、紙、樹脂フィルム、金属、セラミックス等に
登録情報を印刷、プリンティングあるいは熱、光記録等
で記載し、単位情報毎に識別コードをつけて、それを目
視やスキャナー等で読取り、別に登録された本人情報あ
るいは識別コードとマッチングすることで本人認証が可
能である。
【0040】これらの識別コードとしては、数字、アル
ファベット、バーコード、二次元コード等が使用可能で
ある。磁気メモリーとしては、磁気カード、ハードディ
スク、磁気テープ、フレキシブルディスク、光磁気ディ
スク等が使用可能である。光メモリーとしては、CD、
DVD、光カード等が使用可能である。更に、半導体メ
モリーとしては、DRAM、SRAM、ReRAM、E
PROM等が使用可能である。またこれらの半導体メモ
リーを組込んだICカード、携帯電話、PDA、パーソ
ナルコンピューター、電子ロック、入退出管理機器、家
電電話製品等が使用可能である。
【0041】登録情報は本人側が持つことが可能であ
る。例えば、上記登録情報を記憶したメモリーを本人が
所有し、認証時に提示して、認証することが可能であ
る。この場合は、登録情報は本人のみが所有し、その本
人情報の具体的なイメージは本人の脳中に記憶されてい
るので極めて他者参入のバリヤーの高いシステムとなり
得る。
【0042】また、登録情報は本人以外の当該認証に係
わるシステム側が保有し、本人はその登録情報との接続
情報を持ち、本人認証の場合には、接続情報を基に、シ
ステム側の登録情報を呼び出し、本人候補の前のディス
プレーに映し出し、本人認証させる方法をとることが可
能である。この場合には、登録情報システム側にのみ保
管されているので、例え本人の接続情報が盗まれ手も、
他人の本人ナリスましには、別途登録情報が必要であ
り、参入バリヤーは極めて高い。
【0043】また、システム側の記録情報を、登録情
報、本人情報あるいはその識別コード、接続情報のみと
することで本人に関するプライバシーの漏洩を防止する
ことが可能となる。また、本方法と本人顔写真を併用す
ることにより、顔写真を偽造書換えされても、システム
側にある登録情報を書換えることは困難であり、極めて
高い本人認証システムが構築可能である。また、本方法
では本人が所有する情報は登録情報のみであり、本人所
持記憶媒体は記憶容量負担が少ない媒体を使用可能とな
る。
【0044】これらの本発明の個人認証方法、個人認証
システムは、本人認証を必要とするあらゆる用途に使用
可能である。例えば、銀行等の金融取引、各種のネット
取引、クレジットカード、商品の口座引落とし、病院等
の医療機関の診察問合せ、保険書、自動車免許証、パス
ポート、利用者限定アクセスのための本人認識カード、
政府自治体のサービス、特に電子サービス、オフィスや
家への入退出、自動車や各種機器の利用のための鍵、家
庭のホームネットワークのリモートコントロール、等に
利用可能であるが、これらに限定されるものではない。
【0045】本発明の個人認証方法、個人認証システム
は、個人認証時に本人が忘れにくく老人などを含むあら
ゆる階層の利用者にも容易に利用できる。また、複数の
認証媒体に異なる本人情報を登録しても認証間違いがき
わめて少なく、悪意の他人による本人の成りすましが困
難で、認証に要する機器が簡便で低コストとなり、更
に、本人の意思に反して認証を強要された場合に、強要
者に知られることなく非意思認証信号を送ることが可能
となる。
【0046】
【効果】本願発明は、記録媒体を使用した個人認証方法
および個人認証システムにおいて、個人認証のための本
人情報について、本人の見覚えある少なくとも1単位情
報より構成するとともに、本人の見覚えない少なくとも
1単位情報より構成した非本人情報と前記本人情報と、
の双方を、本人認証用の登録情報として記録し、個人認
証に際し、提示された登録情報の中から本人記憶による
選択により本人情報を選択するもであるから、個人認証
のための本人情報の記憶を容易にするとともに、他人に
よる本人成りすましを困難にする効果を有するものであ
る。
【0047】なお、本願第1発明および第4発明は、登
録情報を本人管理として、認証システムに対し、個人情
報の保護をはかる効果がある。第2発明、第3発明およ
び第5発明は、登録情報を認証システム側で管理し、本
人が管理する記録媒体には登録情報が存在しないこと
で、記録媒体の盗難・紛失に対する安全性を高めるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例における登録情報の表示面を
示し説明図。
【図2】本願発明の実施に際しての認証作業を示すフロ
ーチャート。
【図3】本願第3発明の実施例を示す個人認証システム
のブロック図。
【図4】本願第4発明の実施例を示す個人認証システム
のブロック図。
【図5】本願第5発明の実施例を示す個人認証システム
のブロック図。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 認証コンピュータ 3 表示面 4 電子機器 5 読取装置 6 入力装置 11 登録情報記録手段 12 接続情報記録手段 13 接続情報比較判別手段 14 登録情報提示手段 15 本人情報判別手段 16 認証信号発生手段 A 本人情報 B 登録情報 C 接続情報 D 認証信号 E1 本人認証用写真 E2 非意思時の本人認証用写真 E3 非本人認証用写真
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B035 AA14 BB09 BC01 CA11 5B058 CA01 CA24 CA31 KA01 KA04 KA06 KA31 KA37 YA20 5B085 AE02 AE12 AE15 AE23 BE03 CE03 5J104 AA02 AA07 KA01 NA05 NA27

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体を使用した個人認証方法であっ
    て、 a.前記記録媒体に、認証登録する本人の見覚えある少
    なくとも1単位情報よりなる本人情報と、本人の見覚え
    ない少なくとも1単位情報よりなる非本人情報と、の双
    方を、本人認証用に予め登録して、登録情報を形成す
    る、登録情報形成段階と、 b.登録情報あるいは登録情報を記録の記録媒体に接続
    するための接続情報のいずれか少なくとも一つを記録し
    た記録媒体を、本人に交付する、登録情報交付段階と、 c.本人認証の際に、本人として名乗りを上げている本人
    候補が、所有している記録媒体を使用して、該記録媒体
    に直接あるいは間接的に記録されている登録情報を提示
    する、登録情報提示段階と、 d.本人候補が、提示した登録情報の中から、本人情報
    を選択する、本人情報選択段階と、 e. 本人候補が、登録情報の中から、本人情報を選択し
    た場合に限り本人認証とする、本人認証段階と、を含む
    ことを特徴とする、記録媒体を使用した個人認証方法。
  2. 【請求項2】認証管理側の電子機器に組込んだ記録媒体
    を使用した個人認証方法であって、 a. 電子機器に組込んだ前記記録媒体に、認証登録する
    本人の見覚えのある少なくとも1単位情報よりなる本人
    情報と、本人の見覚えのない少なくとも1単位情報より
    なる非本人情報と、の双方を、本人認証用に予め登録し
    て、登録情報を形成する、登録情報形成段階と、 b.登録情報を記録した記録媒体に接続するための接続
    情報を本人に交付する、接続情報交付段階と、 c.本人認証の際に、本人として名乗りを上げている本人
    候補が、自己の所有する接続情報により電子機器の記録
    媒体に接続して、該記録媒体に記録されている登録情報
    を提示する、登録情報提示段階と、 d.本人候補が、認証管理側の電子機器の記録媒体より
    提示した登録情報の中から、本人情報を選択する、本人
    情報選択段階と、 e. 本人候補が、登録情報の中から、本人情報を選択し
    た場合に限り本人認証とする、本人認証段階と、を含む
    ことを特徴とする、記録媒体を使用した個人認証方法。
  3. 【請求項3】本人情報が、本人の長期記憶あるいはエピ
    ソード記憶のいずれかから選ばれることを特徴とする請
    求項1、2に記載の記録媒体を使用した個人認証方法。
  4. 【請求項4】本人情報のうちの少なくとも1つが、本人
    が、本人の意思に反して本人認証する場合の非意思認証
    信号用単位情報であることを特徴とする請求項1、2、
    3に記載の記録媒体を使用した個人認証方法
  5. 【請求項5】非本人情報が、本人情報を基に合成された
    非本人情報であることを特徴とする請求項1、2、3、
    4に記載の記録媒体を使用した個人認証方法
  6. 【請求項6】記録媒体を使用した個人認証システムであ
    って、メモリ機能を組込んだ電子機器を使用して前記記
    録媒体をメモリ機能で構成し、前記メモリ機能は、認証
    登録する本人の見覚えある少なくとも1単位情報よりな
    る本人情報と、本人の見覚えない少なくとも1単位情報
    よりなる非本人情報と、の双方を、本人認証用に予め登
    録して、登録情報を記録する、登録情報記録手段と:本
    人に付与した接続情報を記録する、接続情報記録手段
    と:の機能を有し;本人認証にあたり、本人として名乗
    りを上げている本人候補が接続情報を入力した際に、自
    己に付与された接続情報であることを確認する、接続情
    報比較判別手段と:接続情報判別手段よりの確認信号の
    発生にもとづき、登録情報記録手段に記録されている登
    録情報を出力する、登録情報提示手段と:提示された登
    録情報より選択されて入力された入力本人情報と、記録
    されている認証用本人情報とを、比較する、本人情報判
    別手段と:本人情報判別手段の認証判別にもとづき認証
    信号を、記録媒体を組み込んだ電子機器に向け発生し
    て、当該電子機器の使用を許可するための、認証信号発
    生手段と:を有する認証コンピュータ;を含む、記録媒
    体を使用した個人認証システム。
  7. 【請求項7】記録媒体を使用した個人認証システムであ
    って、記録媒体は紙、樹脂、金属、セラミックス、磁気
    媒体、光媒体、電子媒体等の記録機能を有する記録手段
    として本人が管理し、前記記録媒体は、認証登録する本
    人の見覚えある少なくとも1単位情報よりなる本人情報
    と、本人の見覚えない少なくとも1単位情報よりなる非
    本人情報と、の双方を、本人認証用に予め登録して、登
    録情報を記録する、登録情報記録手段と:個々の記録媒
    体に付与した接続情報を記録する、接続情報記録手段
    と:の機能を有し;本人認証にあたり、本人として名乗
    りを上げている本人候補が接続情報を入力した際に、自
    己に付与された記録媒体からの接続情報であることを確
    認する、接続情報比較判別手段と:接続情報判別手段よ
    りの確認信号の発生にもとづき、登録情報より選択され
    て入力された入力本人情報と、記録されている認証用本
    人情報とを比較する、本人情報判別手段と:本人情報判
    別手段の認証判別にもとづき認証信号を、記録媒体より
    の認証対象の電子機器に向け発生するための、認証信号
    発生手段と:を有する認証コンピュータ;を含む、記録
    媒体を使用した個人認証システム。
  8. 【請求項8】記録媒体を使用した個人認証システムであ
    って、記録媒体は紙、樹脂、金属、セラミックス、磁気
    媒体、光媒体、電子媒体等の記録機能を有する記録手段
    として本人が管理し、前記記録媒体は、 個々の記録媒体に付与した接続情報を記録する、接続情
    報記録手段と:の機能を有し;認証登録する本人の見覚
    えある少なくとも1単位情報よりなる本人情報と、本人
    の見覚えない少なくとも1単位情報よりなる非本人情報
    と、の双方を、本人認証用に予め登録して、登録情報を
    記録する、登録情報記録手段と:本人認証にあたり、本
    人として名乗りを上げている本人候補が接続情報を入力
    した際に、自己に付与された記録媒体からの接続情報で
    あることを確認する、接続情報比較判別手段と:接続情
    報判別手段よりの確認信号の発生にもとづき、登録情報
    記録手段に記録されている登録情報を出力する、登録情
    報提示手段と:提示された登録情報より選択されて入力
    された入力本人情報と、記録されている認証用本人情報
    とを、比較する、本人情報判別手段と:本人情報判別手
    段の認証判別にもとづき認証信号を、記録媒体よりの認
    証対象の電子機器に向け発生するための、認証信号発生
    手段と:を要する認証コンピュータ;を含む、記録媒体
    を使用した個人認証システム。
  9. 【請求項9】本人情報が、本人の長期記憶あるいはエピ
    ソード記憶のいずれかから選ばれることを特徴とする請
    求項6、7、8に記載の記録媒体を使用した個人認証シス
    テム。
  10. 【請求項10】本人情報のうちの少なくとも1つが、本
    人が、本人の意思に反して本人認証する場合の非意思認
    証信号用単位情報であることを特徴とする請求項6、7、
    8、9に記載の記録媒体を使用した個人認証システム
  11. 【請求項11】非本人情報が、本人情報を基に合成され
    た非本人情報であることを特徴とする請求項6、7、8、
    9、10に記載の記録媒体を使用した個人認証システム
  12. 【請求項12】複数の個人の登録情報と接続情報を保有
    することを特徴とする、請求項6、7、8、9、10、11に
    記載する、記録媒体を使用した個人認証システム。
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