JP2003224315A - 起電装置、電源装置、遠隔操作装置、及び電子機器 - Google Patents
起電装置、電源装置、遠隔操作装置、及び電子機器Info
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- JP2003224315A JP2003224315A JP2002021190A JP2002021190A JP2003224315A JP 2003224315 A JP2003224315 A JP 2003224315A JP 2002021190 A JP2002021190 A JP 2002021190A JP 2002021190 A JP2002021190 A JP 2002021190A JP 2003224315 A JP2003224315 A JP 2003224315A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H2239/00—Miscellaneous
- H01H2239/076—Key stroke generating power
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H9/00—Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
- H01H9/02—Bases, casings, or covers
- H01H9/0214—Hand-held casings
- H01H9/0235—Hand-held casings specially adapted for remote control, e.g. of audio or video apparatus
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 単純な構造で発電を行い、その発電した電力
を電子機器に供給することにより、電子機器に使用され
ていた一次電池の必要性をなくす、または一次電池の消
耗を低減することで、使い捨て一次電池による環境負荷
をなくすことができる起電スイッチ装置、電源供給装置
および電子機器を提供する。 【解決手段】 圧電材料からなる起電押圧部4を備えた
電子機器において、起電押圧部4の圧電材料に応力を印
可し、その際の圧電効果により圧電材料に起電力を発生
させる。そして、その起電力を回路基板3上の電気回路
に供給することで電子機器を動作させる。
を電子機器に供給することにより、電子機器に使用され
ていた一次電池の必要性をなくす、または一次電池の消
耗を低減することで、使い捨て一次電池による環境負荷
をなくすことができる起電スイッチ装置、電源供給装置
および電子機器を提供する。 【解決手段】 圧電材料からなる起電押圧部4を備えた
電子機器において、起電押圧部4の圧電材料に応力を印
可し、その際の圧電効果により圧電材料に起電力を発生
させる。そして、その起電力を回路基板3上の電気回路
に供給することで電子機器を動作させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、起電装置、電源
装置、遠隔操作装置、及び電子機器に関し、特に、圧電
効果による起電力を利用した起電装置、電源装置、遠隔
操作装置、及び電子機器に係わるものである。
装置、遠隔操作装置、及び電子機器に関し、特に、圧電
効果による起電力を利用した起電装置、電源装置、遠隔
操作装置、及び電子機器に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】産業革命以来、化石燃料の使用量は増加
する一方であり、化石燃料の燃焼による環境破壊や化石
燃料の枯渇などが問題になってきている。21世紀を迎
えた今、これらの問題をどのように解決していくかは、
今後の人類にとって大きな課題である。
する一方であり、化石燃料の燃焼による環境破壊や化石
燃料の枯渇などが問題になってきている。21世紀を迎
えた今、これらの問題をどのように解決していくかは、
今後の人類にとって大きな課題である。
【0003】そのような状況において、電子機器の低消
費電力化の技術が進んでいるが、その反面、指数関数的
にその電子機器の数も増してきている。特に、家庭用電
子機器は今後の需要の面からも、その低電力化が望まれ
ている。
費電力化の技術が進んでいるが、その反面、指数関数的
にその電子機器の数も増してきている。特に、家庭用電
子機器は今後の需要の面からも、その低電力化が望まれ
ている。
【0004】現在、これら家庭用電子機器の多くのもの
に一次電池が使用されており、その一次電池の使用量は
莫大である。しかしながら、これら一次電池は使用後に
ほとんど廃棄されるため、その際の環境への影響は大き
い。さらに、一次電池が切れた際の電池交換の手間や、
一次電池の電池切れ寸前の機能低下による使いにくさが
指摘されている。
に一次電池が使用されており、その一次電池の使用量は
莫大である。しかしながら、これら一次電池は使用後に
ほとんど廃棄されるため、その際の環境への影響は大き
い。さらに、一次電池が切れた際の電池交換の手間や、
一次電池の電池切れ寸前の機能低下による使いにくさが
指摘されている。
【0005】そこで、発電機能を内蔵した電子機器が提
案されている。これまでに、レバーで動作させることに
より、発電を行うことができるリモコン電源装置(特開
2000−197310号公報)と、電磁誘導を利用
し、発電を行うことができるボタンを備えた電子機器
(特開平10−74426号公報)と、太陽電池と一次
電池とを併用することにより、電池交換の頻度を低減す
ることができるワイヤレスリモートコントロール装置
(特開平7−240968号公報)と、回転操作レバー
を回転させることにより、発電を行うことができる手動
発電機能付きラジオ受信機(特開平11−75344号
公報)とが提案されている。
案されている。これまでに、レバーで動作させることに
より、発電を行うことができるリモコン電源装置(特開
2000−197310号公報)と、電磁誘導を利用
し、発電を行うことができるボタンを備えた電子機器
(特開平10−74426号公報)と、太陽電池と一次
電池とを併用することにより、電池交換の頻度を低減す
ることができるワイヤレスリモートコントロール装置
(特開平7−240968号公報)と、回転操作レバー
を回転させることにより、発電を行うことができる手動
発電機能付きラジオ受信機(特開平11−75344号
公報)とが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たいずれの電子機器も、製品として実現することは、困
難である。これは、上述した発電機能を電子機器に備え
ると、電子機器の構造が複雑化してしまうためである。
たいずれの電子機器も、製品として実現することは、困
難である。これは、上述した発電機能を電子機器に備え
ると、電子機器の構造が複雑化してしまうためである。
【0007】したがって、この発明の目的は、構造を複
雑化することのない起電装置及び電源装置、並びにこれ
らを備えた遠隔操作装置及び電子機器を提供することに
ある。
雑化することのない起電装置及び電源装置、並びにこれ
らを備えた遠隔操作装置及び電子機器を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、電子機器の操作にともな
って、起電力を発生する起電装置において、弾性のあ
る、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能
に備えさせ、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板へ
の応力の印可による起電力を負荷に対して供給するよう
にしたことを特徴とするものである。
に、この発明の第1の発明は、電子機器の操作にともな
って、起電力を発生する起電装置において、弾性のあ
る、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能
に備えさせ、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板へ
の応力の印可による起電力を負荷に対して供給するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0009】この第1の発明において、好適には、圧電
フィルムは、圧電性高分子材料からなる。また具体的に
は、圧電性高分子材料は、ポリフッ化ビニリデンであ
る。
フィルムは、圧電性高分子材料からなる。また具体的に
は、圧電性高分子材料は、ポリフッ化ビニリデンであ
る。
【0010】また、この第1の発明において、好適に
は、圧電材料は、主成分としてチタン酸ジルコン酸鉛を
含ませてなる。
は、圧電材料は、主成分としてチタン酸ジルコン酸鉛を
含ませてなる。
【0011】また、この第1の発明において、好適に
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、負荷に
対する供給部分を除いて全体を絶縁材料でコーティング
させている。
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、負荷に
対する供給部分を除いて全体を絶縁材料でコーティング
させている。
【0012】また、この第1の発明において、好適に
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、その弾
性を保持しつつ複数枚を積層させる。
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、その弾
性を保持しつつ複数枚を積層させる。
【0013】上述のように構成されたこの発明の第1の
発明によれば、電子機器の操作にともなって、起電力を
発生する起電装置において、弾性のある圧電フィルムま
たは圧電材料からなる板を変形可能に備えるため、圧電
フィルムまたは圧電材料からなる板に応力を印可するこ
とで、圧電フィルムまたは圧電材料に変形が生じ、その
変形による圧電効果により、圧電フィルムまたは圧電材
料からなる板に起電力が発生し、発生した起電力を負荷
に対して供給することができる。
発明によれば、電子機器の操作にともなって、起電力を
発生する起電装置において、弾性のある圧電フィルムま
たは圧電材料からなる板を変形可能に備えるため、圧電
フィルムまたは圧電材料からなる板に応力を印可するこ
とで、圧電フィルムまたは圧電材料に変形が生じ、その
変形による圧電効果により、圧電フィルムまたは圧電材
料からなる板に起電力が発生し、発生した起電力を負荷
に対して供給することができる。
【0014】また、この発明の第2の発明は、弾性のあ
る、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能
に備えさせ、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板へ
の応力の印可による起電力を負荷に対して供給するよう
にしたことを特徴とするものである。
る、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能
に備えさせ、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板へ
の応力の印可による起電力を負荷に対して供給するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0015】この第2の発明において、好適には、圧電
フィルムは、圧電性高分子材料からなる。また具体的に
は、圧電性高分子材料は、ポリフッ化ビニリデンであ
る。
フィルムは、圧電性高分子材料からなる。また具体的に
は、圧電性高分子材料は、ポリフッ化ビニリデンであ
る。
【0016】また、この第2の発明において、好適に
は、圧電材料は、主成分としてチタン酸ジルコン酸鉛を
含ませてなる。
は、圧電材料は、主成分としてチタン酸ジルコン酸鉛を
含ませてなる。
【0017】また、この第2の発明において、好適に
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、負荷に
対する供給部分を除いて全体を絶縁材料でコーティング
させている。
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、負荷に
対する供給部分を除いて全体を絶縁材料でコーティング
させている。
【0018】また、この第2の発明において、好適に
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、その弾
性を保持しつつ複数枚を積層させる。
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、その弾
性を保持しつつ複数枚を積層させる。
【0019】また、この第2の発明において、典型的に
は、負荷が二次電池である。
は、負荷が二次電池である。
【0020】上述のように構成されたこの発明の第2の
発明によれば、弾性のある圧電フィルムまたは圧電材料
からなる板を変形可能に備えるため、圧電フィルムまた
は圧電材料からなる板に応力を印可することで、圧電フ
ィルムまたは圧電材料に変形が生じ、その変形による圧
電効果により、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板
に起電力が発生し、発生した起電力を負荷に対して供給
することができる。
発明によれば、弾性のある圧電フィルムまたは圧電材料
からなる板を変形可能に備えるため、圧電フィルムまた
は圧電材料からなる板に応力を印可することで、圧電フ
ィルムまたは圧電材料に変形が生じ、その変形による圧
電効果により、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板
に起電力が発生し、発生した起電力を負荷に対して供給
することができる。
【0021】また、この発明の第3の発明は、弾性のあ
る、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能
に備えさせ、被制御装置の操作にともなって、圧電フィ
ルムまたは圧電材料からなる板に応力を印可することに
より起電力を発生する起電装置と、起電力を供給する負
荷とを備えたことを特徴とするものである。
る、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能
に備えさせ、被制御装置の操作にともなって、圧電フィ
ルムまたは圧電材料からなる板に応力を印可することに
より起電力を発生する起電装置と、起電力を供給する負
荷とを備えたことを特徴とするものである。
【0022】この第3の発明において、好適には、圧電
フィルムは、圧電性高分子材料からなる。また具体的に
は、圧電性高分子材料は、ポリフッ化ビニリデンであ
る。
フィルムは、圧電性高分子材料からなる。また具体的に
は、圧電性高分子材料は、ポリフッ化ビニリデンであ
る。
【0023】また、この第3の発明において、好適に
は、圧電材料は、主成分としてチタン酸ジルコン酸鉛を
含ませてなる。
は、圧電材料は、主成分としてチタン酸ジルコン酸鉛を
含ませてなる。
【0024】また、この第3の発明において、好適に
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、負荷に
対する供給部分を除いて全体を絶縁材料でコーティング
させている。
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、負荷に
対する供給部分を除いて全体を絶縁材料でコーティング
させている。
【0025】また、この第3の発明において、好適に
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、その弾
性を保持しつつ複数枚を積層させる。
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、その弾
性を保持しつつ複数枚を積層させる。
【0026】また、この第3の発明において、典型的に
は、負荷が回路装置である。
は、負荷が回路装置である。
【0027】上述のように構成されたこの発明の第3の
発明によれば、弾性のある、圧電フィルムまたは圧電材
料からなる板を変形可能に備え、被制御装置の操作にと
もなって、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板への
応力の印可による起電力発生する起電装置と、起電力を
供給する負荷とを備えているため、被制御装置の操作に
より、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板に応力が
印可され、圧電フィルムまたは圧電材料に変形が生じ、
その変形による圧電効果により、圧電フィルムまたは圧
電材料からなる板に起電力が発生し、発生した起電力を
負荷に対して供給することができる。
発明によれば、弾性のある、圧電フィルムまたは圧電材
料からなる板を変形可能に備え、被制御装置の操作にと
もなって、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板への
応力の印可による起電力発生する起電装置と、起電力を
供給する負荷とを備えているため、被制御装置の操作に
より、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板に応力が
印可され、圧電フィルムまたは圧電材料に変形が生じ、
その変形による圧電効果により、圧電フィルムまたは圧
電材料からなる板に起電力が発生し、発生した起電力を
負荷に対して供給することができる。
【0028】また、この発明の第4の発明は、弾性のあ
る、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能
に備えさせ、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板に
応力を印可することにより起電力を発生する起電装置
と、起電力を供給する負荷とを備え、起電装置を押圧す
ることにより起電力を発生し、この起電力を負荷に供給
することを特徴とするものである。
る、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能
に備えさせ、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板に
応力を印可することにより起電力を発生する起電装置
と、起電力を供給する負荷とを備え、起電装置を押圧す
ることにより起電力を発生し、この起電力を負荷に供給
することを特徴とするものである。
【0029】この第4の発明において、好適には、圧電
フィルムは、圧電性高分子材料からなる。また具体的に
は、圧電性高分子材料は、ポリフッ化ビニリデンであ
る。
フィルムは、圧電性高分子材料からなる。また具体的に
は、圧電性高分子材料は、ポリフッ化ビニリデンであ
る。
【0030】また、この第4の発明において、好適に
は、圧電材料は、主成分としてチタン酸ジルコン酸鉛を
含ませてなる。
は、圧電材料は、主成分としてチタン酸ジルコン酸鉛を
含ませてなる。
【0031】また、この第4の発明において、好適に
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、負荷に
対する供給部分を除いて全体を絶縁材料でコーティング
させている。
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、負荷に
対する供給部分を除いて全体を絶縁材料でコーティング
させている。
【0032】また、この第4の発明において、好適に
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、その弾
性を保持しつつ複数枚を積層させる。
は、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板は、その弾
性を保持しつつ複数枚を積層させる。
【0033】また、この第4の発明において、典型的に
は、負荷が回路装置である。
は、負荷が回路装置である。
【0034】上述のように構成されたこの発明の第4の
発明によれば、弾性のある、圧電フィルムまたは圧電材
料からなる板を変形可能に備え、圧電フィルムまたは圧
電材料からなる板への応力の印可により起電力を発生す
る起電装置と、起電力を供給する負荷とを備えるため、
起電装置を押圧することにより、圧電フィルムまたは圧
電材料からなる板に応力が印可され、圧電フィルムまた
は圧電材料に変形が生じ、その変形による圧電効果によ
り、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板に起電力が
発生し、発生した起電力を負荷に対して供給することが
できる。
発明によれば、弾性のある、圧電フィルムまたは圧電材
料からなる板を変形可能に備え、圧電フィルムまたは圧
電材料からなる板への応力の印可により起電力を発生す
る起電装置と、起電力を供給する負荷とを備えるため、
起電装置を押圧することにより、圧電フィルムまたは圧
電材料からなる板に応力が印可され、圧電フィルムまた
は圧電材料に変形が生じ、その変形による圧電効果によ
り、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板に起電力が
発生し、発生した起電力を負荷に対して供給することが
できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の第
1の実施形態によるリモートコントローラ装置(以下、
リモコン装置と称す)の外観の一例を示す斜視図であ
る。また、図2は、この発明の第1の実施形態によるリ
モコン装置の構成の一例を示す斜視図である。
て図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の第
1の実施形態によるリモートコントローラ装置(以下、
リモコン装置と称す)の外観の一例を示す斜視図であ
る。また、図2は、この発明の第1の実施形態によるリ
モコン装置の構成の一例を示す斜視図である。
【0036】図2に示すように、このリモコン装置1
は、ケース2、回路基板3および起電押圧部4より構成
される。ケース2は、合成樹脂などの材料から構成さ
れ、その上面に凹部2aを備え、この凹部2aに回路基
板3が収納される。
は、ケース2、回路基板3および起電押圧部4より構成
される。ケース2は、合成樹脂などの材料から構成さ
れ、その上面に凹部2aを備え、この凹部2aに回路基
板3が収納される。
【0037】回路基板3は、上述したケース2に備えら
れた凹部2aに収納可能な長方形状を有する。この回路
基板上には、リモコン装置1の制御などを行う回路装置
が形成されている。なお、この回路装置については後述
する。
れた凹部2aに収納可能な長方形状を有する。この回路
基板上には、リモコン装置1の制御などを行う回路装置
が形成されている。なお、この回路装置については後述
する。
【0038】起電押圧部4は、押圧あるいは押圧解除の
動作にともなって、発電を行うためのものである。具体
的には、この起電押圧部4の下に配置されたスイッチを
オン/オフするとともに、このオン/オフ動作にともな
って発電を行うためのものである。この起電押圧部4
は、押圧により変形可能であるとともに、押圧を解除す
ることにより復元可能なバネ状である圧電バネと、この
圧電バネ上に備えられた、圧電バネを押圧するためのボ
タンとから構成される。
動作にともなって、発電を行うためのものである。具体
的には、この起電押圧部4の下に配置されたスイッチを
オン/オフするとともに、このオン/オフ動作にともな
って発電を行うためのものである。この起電押圧部4
は、押圧により変形可能であるとともに、押圧を解除す
ることにより復元可能なバネ状である圧電バネと、この
圧電バネ上に備えられた、圧電バネを押圧するためのボ
タンとから構成される。
【0039】圧電バネは、圧電フィルムを単層、または
複数層積層させることにより構成される。この圧電フィ
ルムは、弾性および柔軟性を有する圧電性高分子材料か
ら構成されるフィルムであり、例えば、ポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)などの材料から構成されるフィルム
である。
複数層積層させることにより構成される。この圧電フィ
ルムは、弾性および柔軟性を有する圧電性高分子材料か
ら構成されるフィルムであり、例えば、ポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)などの材料から構成されるフィルム
である。
【0040】また、圧電バネは、少なくとも一箇所の供
給部を備え、この供給部が回路基板3上に圧電バネが変
形可能となるよう固定される。この供給部は、起電押圧
部4を、回路基板3上に固定するとともに、起電押圧部
4の押圧あるいは押圧解除の動作により起電された電力
を負荷、具体的にはリモコン装置1の回路基板3上に形
成された回路装置に供給するためのものである。なお、
圧電バネの供給部以外の部分は、絶縁材料によりコーテ
ィングされている。このようなコーティング処理を施す
ことにより、圧電バネで起電された電力が供給部以外か
ら放電することを防止することができる。
給部を備え、この供給部が回路基板3上に圧電バネが変
形可能となるよう固定される。この供給部は、起電押圧
部4を、回路基板3上に固定するとともに、起電押圧部
4の押圧あるいは押圧解除の動作により起電された電力
を負荷、具体的にはリモコン装置1の回路基板3上に形
成された回路装置に供給するためのものである。なお、
圧電バネの供給部以外の部分は、絶縁材料によりコーテ
ィングされている。このようなコーティング処理を施す
ことにより、圧電バネで起電された電力が供給部以外か
ら放電することを防止することができる。
【0041】図3は、この発明の第1の実施形態による
起電押圧部4の具体的な構成の一例を示す斜視図であ
る。図3に示すように、圧電バネ5は、押圧方向に対し
て、凸状に盛り上がった形状を有する。具体的には、圧
電バネ5は、長方形状を有し、この長方形状の中央部
が、押圧方向に対して、凸状に盛り上がった形状を有す
る。また、この圧電バネ5の長手方向の両端にはそれぞ
れ、供給部5aが備えられている。
起電押圧部4の具体的な構成の一例を示す斜視図であ
る。図3に示すように、圧電バネ5は、押圧方向に対し
て、凸状に盛り上がった形状を有する。具体的には、圧
電バネ5は、長方形状を有し、この長方形状の中央部
が、押圧方向に対して、凸状に盛り上がった形状を有す
る。また、この圧電バネ5の長手方向の両端にはそれぞ
れ、供給部5aが備えられている。
【0042】図4は、圧電バネ5が有する供給部5aの
拡大断面図を示す。図4に示すように、回路基板3上に
予め形成された入力部5cと、上述した供給部5aと
が、例えば、はんだにより接続されている。なお、この
入力部5cは、例えば後述する基板上に形成された回路
装置などの負荷と接続されている。また、入力部5cと
接続された反対側の面には、導電板5bが貼り合わされ
ており、この導電板5bに導線が、例えば、はんだによ
り接続されている。そして、この導線が接地されてい
る。
拡大断面図を示す。図4に示すように、回路基板3上に
予め形成された入力部5cと、上述した供給部5aと
が、例えば、はんだにより接続されている。なお、この
入力部5cは、例えば後述する基板上に形成された回路
装置などの負荷と接続されている。また、入力部5cと
接続された反対側の面には、導電板5bが貼り合わされ
ており、この導電板5bに導線が、例えば、はんだによ
り接続されている。そして、この導線が接地されてい
る。
【0043】図5Aは、ボタン6が押圧されていない場
合の起電押圧部4の断面図である。図5Bは、ボタン6
が押圧されている場合の起電押圧部4の断面図である。
図5Aおよび5Bに示すように、起電押圧部4の圧電バ
ネ5の下には、ボタン6の押圧により、オン/オフされ
るスイッチ8が配置されている。なお、図5Aおよび5
Bに示すように、スイッチ8を、例えばゴムなどの弾性
体からなるカバー7により覆うようにしてもかまわな
い。なお、後述するリモコン制御部が、リモコン装置1
に備えられたスイッチ8のうちのどれが、オン状態にあ
るか否かを検出し、検出結果に応じた信号を、後述する
送信部を介して、電子機器などの被制御機器に送信す
る。
合の起電押圧部4の断面図である。図5Bは、ボタン6
が押圧されている場合の起電押圧部4の断面図である。
図5Aおよび5Bに示すように、起電押圧部4の圧電バ
ネ5の下には、ボタン6の押圧により、オン/オフされ
るスイッチ8が配置されている。なお、図5Aおよび5
Bに示すように、スイッチ8を、例えばゴムなどの弾性
体からなるカバー7により覆うようにしてもかまわな
い。なお、後述するリモコン制御部が、リモコン装置1
に備えられたスイッチ8のうちのどれが、オン状態にあ
るか否かを検出し、検出結果に応じた信号を、後述する
送信部を介して、電子機器などの被制御機器に送信す
る。
【0044】図5Bに示すように、ボタン6が押圧され
ると、圧電バネ5の形状が変形し、圧電バネ5にひずみ
が作用し、そのひずみによる圧電効果で圧電バネ5に起
電力が発生する。すなわち、圧電バネ5に機械的応力を
印加すると、圧電バネ5内で誘電分極が生じ、この結
果、圧電バネ5の表面に電荷が発生する。例えば、回路
基板3と対向した面に正電荷が発生し、この面と反対側
の面に負電荷が発生する。これにより、圧電バネ5で
は、回路基板3と対向した面と、この面と反対側の面と
に電位差が生じ起電力が発生する。そして発生した起電
力を、供給部5aを介して負荷、例えば後述する回路装
置などに供給する。
ると、圧電バネ5の形状が変形し、圧電バネ5にひずみ
が作用し、そのひずみによる圧電効果で圧電バネ5に起
電力が発生する。すなわち、圧電バネ5に機械的応力を
印加すると、圧電バネ5内で誘電分極が生じ、この結
果、圧電バネ5の表面に電荷が発生する。例えば、回路
基板3と対向した面に正電荷が発生し、この面と反対側
の面に負電荷が発生する。これにより、圧電バネ5で
は、回路基板3と対向した面と、この面と反対側の面と
に電位差が生じ起電力が発生する。そして発生した起電
力を、供給部5aを介して負荷、例えば後述する回路装
置などに供給する。
【0045】また、ボタン6の押圧を解除し、圧電バネ
5が、図5Aに示す状態に戻った場合にも、ボタン6を
押圧した場合と同様に、圧電バネ5の表面に電荷が発生
し、供給部5aを介して、負荷に起電力を供給する。
5が、図5Aに示す状態に戻った場合にも、ボタン6を
押圧した場合と同様に、圧電バネ5の表面に電荷が発生
し、供給部5aを介して、負荷に起電力を供給する。
【0046】図6は、リモコン装置1に備えられた回路
装置の一例を示すブロック図である。図6Aは、リモコ
ン装置1の電源系回路装置のブロック図であり、図6B
は、リモコン装置1の制御系回路装置のブロック図であ
る。
装置の一例を示すブロック図である。図6Aは、リモコ
ン装置1の電源系回路装置のブロック図であり、図6B
は、リモコン装置1の制御系回路装置のブロック図であ
る。
【0047】まず、図6Aに示す電源系回路装置につい
て説明する。このリモコン装置1に備えられた電源系回
路装置は、圧電バネ5(圧電バネ51〜5n)、平滑回路
11、蓄電回路12、リモコン回路13などにより構成
される。
て説明する。このリモコン装置1に備えられた電源系回
路装置は、圧電バネ5(圧電バネ51〜5n)、平滑回路
11、蓄電回路12、リモコン回路13などにより構成
される。
【0048】圧電バネ5は、押圧あるいは押圧解除の動
作がなされた場合に、上述したように、起電力を発生
し、その起電力を供給部5aを介して回路装置に供給す
る。平滑回路11は、圧電バネ5から供給部5aを介し
て脈流を直流に近い状態に平滑する。この平滑回路11
は、例えばコンデンサにより構成される。蓄電回路12
は、供給された電力を蓄電する。この蓄電回路12とし
ては、ニッケル・カドミウム電池、ニッケル水素電池、
リチウム・イオン電池などの二次電池が挙げられる。リ
モコン回路13は、後述するリモコン制御部および送信
部により構成される。なお、圧電バネ5、平滑回路1
1、蓄電回路12およびリモコン回路13は、回路が正
常に動作するように一部接地されている。
作がなされた場合に、上述したように、起電力を発生
し、その起電力を供給部5aを介して回路装置に供給す
る。平滑回路11は、圧電バネ5から供給部5aを介し
て脈流を直流に近い状態に平滑する。この平滑回路11
は、例えばコンデンサにより構成される。蓄電回路12
は、供給された電力を蓄電する。この蓄電回路12とし
ては、ニッケル・カドミウム電池、ニッケル水素電池、
リチウム・イオン電池などの二次電池が挙げられる。リ
モコン回路13は、後述するリモコン制御部および送信
部により構成される。なお、圧電バネ5、平滑回路1
1、蓄電回路12およびリモコン回路13は、回路が正
常に動作するように一部接地されている。
【0049】以上のように構成された、図6Aに示すリ
モコン装置1に備えられた電源系回路装置は、以下のよ
うに動作する。圧電バネ5は、起電力が発生した場合
に、その発生した起電力を、平滑回路11に供給する。
そして、平滑回路11では、供給された起電力を直流に
近い状態に平滑し、蓄電回路12に供給する。蓄電装置
12では、供給された過剰電流を蓄電し、安定した電力
をリモコン回路13に供給する。これにより、リモコン
回路13が動作する。
モコン装置1に備えられた電源系回路装置は、以下のよ
うに動作する。圧電バネ5は、起電力が発生した場合
に、その発生した起電力を、平滑回路11に供給する。
そして、平滑回路11では、供給された起電力を直流に
近い状態に平滑し、蓄電回路12に供給する。蓄電装置
12では、供給された過剰電流を蓄電し、安定した電力
をリモコン回路13に供給する。これにより、リモコン
回路13が動作する。
【0050】次に、図6Bに示す制御系回路装置につい
て説明する。このリモコン装置1に備えられた制御系回
路装置は、スイッチ8、リモコン制御部13aおよび送
信部13bなどにより構成される。
て説明する。このリモコン装置1に備えられた制御系回
路装置は、スイッチ8、リモコン制御部13aおよび送
信部13bなどにより構成される。
【0051】スイッチ8は、上述したように、ボタン6
の押圧によりオン/オフされる。リモコン制御部13a
は、スイッチ8がオン状態のときに、押圧されたボタン
6に対応するリモコン信号の生成を行う。送信部13b
は、リモコン制御部13aで生成されたリモコン信号
を、例えば赤外線リモコン信号などの送信信号として、
テレビジョン受像器などの被制御機器に対して送信す
る。
の押圧によりオン/オフされる。リモコン制御部13a
は、スイッチ8がオン状態のときに、押圧されたボタン
6に対応するリモコン信号の生成を行う。送信部13b
は、リモコン制御部13aで生成されたリモコン信号
を、例えば赤外線リモコン信号などの送信信号として、
テレビジョン受像器などの被制御機器に対して送信す
る。
【0052】以上のように構成された、図6Bに示すリ
モコン装置1に備えられた制御系回路装置は、以下のよ
うに動作する。スイッチ8は、ボタン6が押圧された場
合に制御信号をリモコン制御部13aに供給する。リモ
コン制御部13aは、供給された制御信号に対応したリ
モコン信号、すなわち、押されたリモコン装置1のボタ
ン6に対応するリモコン信号を生成し、送信部14に供
給する。送信部14は、供給されたリモコン信号を基
に、被制御機器に対して送信信号をワイヤレス送信す
る。
モコン装置1に備えられた制御系回路装置は、以下のよ
うに動作する。スイッチ8は、ボタン6が押圧された場
合に制御信号をリモコン制御部13aに供給する。リモ
コン制御部13aは、供給された制御信号に対応したリ
モコン信号、すなわち、押されたリモコン装置1のボタ
ン6に対応するリモコン信号を生成し、送信部14に供
給する。送信部14は、供給されたリモコン信号を基
に、被制御機器に対して送信信号をワイヤレス送信す
る。
【0053】したがって、この第1の実施形態によるリ
モコン装置1によれば、ボタン6を押圧した場合に、圧
電バネ5も押圧され、さらにスイッチ8も押圧されオン
状態となる。よって、上述説明した動作により、被制御
装置に対してボタン6に対応した送信信号を送信し、リ
モートコントロールが行われる。そして、ボタン6の押
圧を解除すると、スイッチ8はオフ状態となり、送信信
号の送信を終了する。
モコン装置1によれば、ボタン6を押圧した場合に、圧
電バネ5も押圧され、さらにスイッチ8も押圧されオン
状態となる。よって、上述説明した動作により、被制御
装置に対してボタン6に対応した送信信号を送信し、リ
モートコントロールが行われる。そして、ボタン6の押
圧を解除すると、スイッチ8はオフ状態となり、送信信
号の送信を終了する。
【0054】ここで、圧電バネ5の材料としてポリフッ
化ビニリデン(PVDF)を用いた場合の圧電バネ5の
発電量とリモコン装置1の消費電力などについて考察し
てみる。
化ビニリデン(PVDF)を用いた場合の圧電バネ5の
発電量とリモコン装置1の消費電力などについて考察し
てみる。
【0055】現在普及している一般的なリモコン装置が
赤外通信で消費する消費電力は、およそ30mWであ
る。したがって、圧電バネ5の材料としてポリフッ化ビ
ニリデン(PVDF)を用いる場合、発電量の最小値が
30mW以上になるように、ボタン6を押圧する力およ
びボタン6を押圧する距離、すなわち、圧電バネ5の弾
性力および圧電バネ5の変位量を調整する必要がある。
赤外通信で消費する消費電力は、およそ30mWであ
る。したがって、圧電バネ5の材料としてポリフッ化ビ
ニリデン(PVDF)を用いる場合、発電量の最小値が
30mW以上になるように、ボタン6を押圧する力およ
びボタン6を押圧する距離、すなわち、圧電バネ5の弾
性力および圧電バネ5の変位量を調整する必要がある。
【0056】例えば、ボタン6を押圧するために必要な
力を1N〜5N、ボタン6の移動距離を5mm〜1m
m、そして、ボタン6の圧電バネ5に接する大きさが1
0mm×10mm角であると仮定し、ボタン6を0.2
sで押圧する。この際の工率Wは、W=(1N〜5N)
×(0.005m〜0.01m)/0.2s、すなわ
ち、25mW〜250mWということになる。ここで、
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)の機械電気変換効率
が通常最大で30%程度であることから、このボタン押
圧における全機械電気変換効率も最大30%であると仮
定すると、最大で75mW程度の電力の発電が可能であ
ることになる。
力を1N〜5N、ボタン6の移動距離を5mm〜1m
m、そして、ボタン6の圧電バネ5に接する大きさが1
0mm×10mm角であると仮定し、ボタン6を0.2
sで押圧する。この際の工率Wは、W=(1N〜5N)
×(0.005m〜0.01m)/0.2s、すなわ
ち、25mW〜250mWということになる。ここで、
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)の機械電気変換効率
が通常最大で30%程度であることから、このボタン押
圧における全機械電気変換効率も最大30%であると仮
定すると、最大で75mW程度の電力の発電が可能であ
ることになる。
【0057】以上の考察により、圧電バネ5の材料にポ
リフッ化ビニリデン(PVDF)を用いれば、ボタン6
を押圧することでリモコン装置1を動作させるのに充分
な電力を得ることが可能であることがわかる。
リフッ化ビニリデン(PVDF)を用いれば、ボタン6
を押圧することでリモコン装置1を動作させるのに充分
な電力を得ることが可能であることがわかる。
【0058】また、一般的なリモコン装置の送信可能距
離は、およそ7〜8m程度に設定されている。この送信
可能距離を短く設定して回路を構成することにより、そ
の短縮された距離にほぼ比例してリモコン装置の消費電
力も小さくなる。したがって、リモコン装置の送信可能
距離を変更することで、リモコン装置の動作により消費
する消費電力の調整が可能である。
離は、およそ7〜8m程度に設定されている。この送信
可能距離を短く設定して回路を構成することにより、そ
の短縮された距離にほぼ比例してリモコン装置の消費電
力も小さくなる。したがって、リモコン装置の送信可能
距離を変更することで、リモコン装置の動作により消費
する消費電力の調整が可能である。
【0059】次に、圧電バネ5の構造について考察す
る。図7は、圧電バネ5の具体的な形状の一例を示す図
である。本願発明者は、図7に示される形状のフィルム
を用いて、フィルムの厚さと負荷の関係を計測した。図
7Aは、上面図であり、図7Bは、側面図である。図7
に示すように、この圧電バネ5は、縦10mm、横33
mm、高さ10mmの形状により構成されている。ま
た、凸部の上面の形状は、10×10mmで構成され、
圧電バネ5が備える2箇所の供給部5aの幅は、それぞ
れ5mmで構成されている。さらに、この2箇所の供給
部5aは固定されている。
る。図7は、圧電バネ5の具体的な形状の一例を示す図
である。本願発明者は、図7に示される形状のフィルム
を用いて、フィルムの厚さと負荷の関係を計測した。図
7Aは、上面図であり、図7Bは、側面図である。図7
に示すように、この圧電バネ5は、縦10mm、横33
mm、高さ10mmの形状により構成されている。ま
た、凸部の上面の形状は、10×10mmで構成され、
圧電バネ5が備える2箇所の供給部5aの幅は、それぞ
れ5mmで構成されている。さらに、この2箇所の供給
部5aは固定されている。
【0060】また、測定には、圧電バネ5の材料とし
て、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)のヤング率(電
極、保護フィルム(絶縁材料)込みで2〜3GPa(N
/m2))とほぼ等しい、ヤング率が3GPa(N/
m2)のポリエチレンテレフタレート(PET)のフィ
ルムを使用し、負荷の測定にはバネばかりを使用した。
て、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)のヤング率(電
極、保護フィルム(絶縁材料)込みで2〜3GPa(N
/m2))とほぼ等しい、ヤング率が3GPa(N/
m2)のポリエチレンテレフタレート(PET)のフィ
ルムを使用し、負荷の測定にはバネばかりを使用した。
【0061】図8は、測定したときの圧電バネ5の形状
を示す。図8Aは、負荷を加える前(無荷重の状態)の
図であり、図8Bは、負荷を加えたとき(負荷状態)の
図である。すなわち、この計測では、フィルムの押圧部
が10mm撓むまでの負荷の量を測定した。
を示す。図8Aは、負荷を加える前(無荷重の状態)の
図であり、図8Bは、負荷を加えたとき(負荷状態)の
図である。すなわち、この計測では、フィルムの押圧部
が10mm撓むまでの負荷の量を測定した。
【0062】表1は、測定結果によるフィルムの厚さと
負荷との関係をまとめた表であり、図9は、測定結果に
よるフィルムの厚さと負荷との関係をグラフに示したも
のである。図9中の横軸は、フィルム厚[mm]を示
し、縦軸は、負荷[N]を示す。
負荷との関係をまとめた表であり、図9は、測定結果に
よるフィルムの厚さと負荷との関係をグラフに示したも
のである。図9中の横軸は、フィルム厚[mm]を示
し、縦軸は、負荷[N]を示す。
【0063】
【表1】
【0064】表1および図9に示すように、フィルム厚
が厚くなるのに比例して負荷も大きくなることがわか
る。この場合、例えば厚さ0.4mmのフィルムを撓ま
せるには、約3Nの負荷を加えることになる。ポリフッ
化ビニリデン(PVDF)のフィルムとしては、現在、
9〜800μmの厚さのものが一般的に量産されている
ため、厚さ0.4mmの圧電バネ5を積層により構成す
る場合には、例えば0.028mm厚のフィルムを使用
すると、約14層の構成となり、0.009mm厚のフ
ィルムを使用すると、約45層の構成となる。
が厚くなるのに比例して負荷も大きくなることがわか
る。この場合、例えば厚さ0.4mmのフィルムを撓ま
せるには、約3Nの負荷を加えることになる。ポリフッ
化ビニリデン(PVDF)のフィルムとしては、現在、
9〜800μmの厚さのものが一般的に量産されている
ため、厚さ0.4mmの圧電バネ5を積層により構成す
る場合には、例えば0.028mm厚のフィルムを使用
すると、約14層の構成となり、0.009mm厚のフ
ィルムを使用すると、約45層の構成となる。
【0065】以上説明したように、この第1の実施形態
によるリモコン装置1によれば、ボタン6を押圧するこ
とにより、発電作業を意識せずに行うことができる。こ
れにより、一次電池を使用する必要がなくなる。したが
って、一次電池のみを使用した場合に生じる電池交換の
わずらわしさや、電池切れ直前の際の不安定な動作など
がなくなる。よって、一次電池の廃棄による環境への影
響も減少する。
によるリモコン装置1によれば、ボタン6を押圧するこ
とにより、発電作業を意識せずに行うことができる。こ
れにより、一次電池を使用する必要がなくなる。したが
って、一次電池のみを使用した場合に生じる電池交換の
わずらわしさや、電池切れ直前の際の不安定な動作など
がなくなる。よって、一次電池の廃棄による環境への影
響も減少する。
【0066】また、圧電フィルムを用いて発電するた
め、発電部の構造が複雑にならず、単純な構成での発電
が可能となる。また、圧電バネ5の形状や構造を変化さ
せることで、発電量を調節することができる。
め、発電部の構造が複雑にならず、単純な構成での発電
が可能となる。また、圧電バネ5の形状や構造を変化さ
せることで、発電量を調節することができる。
【0067】次に、この発明の第2の実施形態について
説明する。図10は、この発明の第2の実施形態による
リモコン装置の構成の一例を示す斜視図である。
説明する。図10は、この発明の第2の実施形態による
リモコン装置の構成の一例を示す斜視図である。
【0068】図10に示すように、このリモコン装置2
1は、ケース22、回路基板23、起電押圧部24より
構成される。ケース22および回路基板23について
は、上述した第1の実施形態と同様の構成であるため、
説明を省略する。
1は、ケース22、回路基板23、起電押圧部24より
構成される。ケース22および回路基板23について
は、上述した第1の実施形態と同様の構成であるため、
説明を省略する。
【0069】起電押圧部24は、押圧あるいは押圧解除
の動作にともなって、発電を行うためのものである。具
体的には、この起電押圧部24の下に配置されたスイッ
チをオン/オフするとともに、このオン/オフ動作にと
もなって発電を行うためのものである。この起電押圧部
24は、押圧により変形可能であるとともに、押圧を解
除することにより復元可能な弾性を有する圧電板と、こ
の圧電板上に複数備えられた、圧電板を押圧するための
ボタンとから構成される。
の動作にともなって、発電を行うためのものである。具
体的には、この起電押圧部24の下に配置されたスイッ
チをオン/オフするとともに、このオン/オフ動作にと
もなって発電を行うためのものである。この起電押圧部
24は、押圧により変形可能であるとともに、押圧を解
除することにより復元可能な弾性を有する圧電板と、こ
の圧電板上に複数備えられた、圧電板を押圧するための
ボタンとから構成される。
【0070】圧電板は、圧電材料からなる板を単層、ま
たは複数層積層させることにより構成される。この弾性
を有する板は、例えば圧電セラミックのような比較的硬
い圧電材料により構成される。具体的には、チタン酸ジ
ルコン酸鉛(PZT)などの圧電材料により構成され
る。
たは複数層積層させることにより構成される。この弾性
を有する板は、例えば圧電セラミックのような比較的硬
い圧電材料により構成される。具体的には、チタン酸ジ
ルコン酸鉛(PZT)などの圧電材料により構成され
る。
【0071】また、圧電板は、少なくとも一箇所の固定
部を備え、この固定部がケース22または回路基板23
に圧電板が変形可能となるよう固定される。また、圧電
板は、少なくとも一箇所の供給部を備える。この供給部
は、起電押圧部24の押圧あるいは押圧解除の動作によ
り起電された電力を負荷、具体的にはリモコン装置21
の回路基板23上に形成された回路装置に供給するため
のものである。なお、圧電板の供給部以外の部分は、絶
縁材料によりコーティングされている。このようなコー
ティング処理を施すことにより、圧電板で起電された電
力が供給部以外から放電することを防止することができ
る。
部を備え、この固定部がケース22または回路基板23
に圧電板が変形可能となるよう固定される。また、圧電
板は、少なくとも一箇所の供給部を備える。この供給部
は、起電押圧部24の押圧あるいは押圧解除の動作によ
り起電された電力を負荷、具体的にはリモコン装置21
の回路基板23上に形成された回路装置に供給するため
のものである。なお、圧電板の供給部以外の部分は、絶
縁材料によりコーティングされている。このようなコー
ティング処理を施すことにより、圧電板で起電された電
力が供給部以外から放電することを防止することができ
る。
【0072】図11は、この発明の第2の実施形態によ
る起電押圧部24の具体的な構成の一例を示す斜視図で
ある。図11に示すように、圧電板25は、押圧方向に
対して、垂直な板面形状を有する。具体的には、圧電板
25は、四角形状の平板であり、この圧電板25の有す
る辺のうちの少なくとも一辺がケース22に固定され
る。また、この圧電板25の短手方向の一端には、供給
部25aが備えられている。
る起電押圧部24の具体的な構成の一例を示す斜視図で
ある。図11に示すように、圧電板25は、押圧方向に
対して、垂直な板面形状を有する。具体的には、圧電板
25は、四角形状の平板であり、この圧電板25の有す
る辺のうちの少なくとも一辺がケース22に固定され
る。また、この圧電板25の短手方向の一端には、供給
部25aが備えられている。
【0073】図12は、圧電板25が有する供給部25
aの拡大断面図を示す。図12に示すように、供給部2
5aには、導電板25cが貼り合わされており、この導
電板25cに導線が、例えば、はんだにより接続されて
いる。そして、この導線は、基板上に形成された回路装
置と接続されている。また、供給部25aにおける導電
板25cと接続された反対側の面には、導電板25bが
貼り合わされており、この導電板25bにも導線が、例
えば、はんだにより接続されている。そして、この導線
が接地されている。
aの拡大断面図を示す。図12に示すように、供給部2
5aには、導電板25cが貼り合わされており、この導
電板25cに導線が、例えば、はんだにより接続されて
いる。そして、この導線は、基板上に形成された回路装
置と接続されている。また、供給部25aにおける導電
板25cと接続された反対側の面には、導電板25bが
貼り合わされており、この導電板25bにも導線が、例
えば、はんだにより接続されている。そして、この導線
が接地されている。
【0074】図13Aは、ボタン26が押圧されていな
い場合の起電押圧部24の断面図である。図13Bは、
ボタン26が押圧されている場合の起電押圧部24の断
面図である。図13Aおよび10Bに示すように、起電
押圧部24の圧電板25の下には、ボタン26の押圧に
より、オン/オフされるスイッチ28が配置されてい
る。なお、図13Aおよび10Bに示すように、スイッ
チ28を、例えばゴムなどの弾性体からなるカバー27
により覆うようにしてもかまわない。なお、後述するリ
モコン制御部が、リモコン装置21に備えられたスイッ
チ28のうちのどれが、オン状態にあるか否かを検出
し、検出結果に応じた信号を、後述する送信部を介し
て、電子機器などの被制御機器に送信する。
い場合の起電押圧部24の断面図である。図13Bは、
ボタン26が押圧されている場合の起電押圧部24の断
面図である。図13Aおよび10Bに示すように、起電
押圧部24の圧電板25の下には、ボタン26の押圧に
より、オン/オフされるスイッチ28が配置されてい
る。なお、図13Aおよび10Bに示すように、スイッ
チ28を、例えばゴムなどの弾性体からなるカバー27
により覆うようにしてもかまわない。なお、後述するリ
モコン制御部が、リモコン装置21に備えられたスイッ
チ28のうちのどれが、オン状態にあるか否かを検出
し、検出結果に応じた信号を、後述する送信部を介し
て、電子機器などの被制御機器に送信する。
【0075】図13Bに示すように、ボタン26が押圧
されると、圧電板25の形状が変形し、圧電板25にひ
ずみが作用し、そのひずみによる圧電効果で圧電板25
に起電力が発生する。すなわち、圧電板25に機械的応
力を印加すると、圧電板25内で誘電分極が生じ、この
結果、圧電板25の表面に電荷が発生する。例えば、回
路基板23と対向した面に正電荷が発生し、この面と反
対側の面に負電荷が発生する。これにより、圧電板25
では、回路基板23と対向した面と、この面と反対側の
面とに電位差が生じ起電力が発生する。そして発生した
起電力を、供給部25aを介して負荷、例えば回路装置
などに供給する。
されると、圧電板25の形状が変形し、圧電板25にひ
ずみが作用し、そのひずみによる圧電効果で圧電板25
に起電力が発生する。すなわち、圧電板25に機械的応
力を印加すると、圧電板25内で誘電分極が生じ、この
結果、圧電板25の表面に電荷が発生する。例えば、回
路基板23と対向した面に正電荷が発生し、この面と反
対側の面に負電荷が発生する。これにより、圧電板25
では、回路基板23と対向した面と、この面と反対側の
面とに電位差が生じ起電力が発生する。そして発生した
起電力を、供給部25aを介して負荷、例えば回路装置
などに供給する。
【0076】また、ボタン26の押圧を解除し、圧電板
25が、図13Aに示す状態に戻った場合にも、ボタン
26の押圧した場合と同様に、圧電板25の表面に電荷
が発生し、供給部25aを介して、負荷に起電力を供給
する。
25が、図13Aに示す状態に戻った場合にも、ボタン
26の押圧した場合と同様に、圧電板25の表面に電荷
が発生し、供給部25aを介して、負荷に起電力を供給
する。
【0077】このリモコン装置21においても、第1の
実施形態におけるリモコン装置1と同様の回路装置、す
なわち、圧電板25(第1の実施形態における電圧バネ
5)、平滑回路、蓄電回路、リモコン回路(リモコン制
御部および送信部)およびスイッチなどを備える。第1
の実施形態においては、圧電バネ5がボタン6の数だけ
設けられている(圧電バネ51〜5n)が、この第2の実
施形態においては、第1の実施形態の圧電バネ5に対応
する圧電板25は単数である。その他の回路構成につい
ては、第1の実施形態と同様なので、説明を省略する。
実施形態におけるリモコン装置1と同様の回路装置、す
なわち、圧電板25(第1の実施形態における電圧バネ
5)、平滑回路、蓄電回路、リモコン回路(リモコン制
御部および送信部)およびスイッチなどを備える。第1
の実施形態においては、圧電バネ5がボタン6の数だけ
設けられている(圧電バネ51〜5n)が、この第2の実
施形態においては、第1の実施形態の圧電バネ5に対応
する圧電板25は単数である。その他の回路構成につい
ては、第1の実施形態と同様なので、説明を省略する。
【0078】したがって、この第2の実施形態によるリ
モコン装置21によれば、ボタン26を押圧した場合
に、圧電板25も押圧され、さらにスイッチ28も押圧
されオン状態となる。よって、上述説明した動作によ
り、被制御装置に対してボタン26に対応した送信信号
を送信し、リモートコントロールが行われる。そして、
ボタン26の押圧を解除すると、スイッチ28はオフ状
態となり、送信信号の送信を終了する。
モコン装置21によれば、ボタン26を押圧した場合
に、圧電板25も押圧され、さらにスイッチ28も押圧
されオン状態となる。よって、上述説明した動作によ
り、被制御装置に対してボタン26に対応した送信信号
を送信し、リモートコントロールが行われる。そして、
ボタン26の押圧を解除すると、スイッチ28はオフ状
態となり、送信信号の送信を終了する。
【0079】このリモコン装置21の発電量は、圧電板
25の面積およびひずみ量に比例する。したがって、圧
電板25の面積を広くすることにより、発電効率が高ま
る。さらに、圧電板25が、図10に示すような構成で
ある場合、圧電板25の固定部から近い位置のボタン2
6よりも、遠い位置のボタン26を押圧した方が発電量
が大きい。したがって、一次電池、二次電池などを併用
しないでリモコン装置21を動作する場合には、発電効
率の最も弱い位置にあるボタン26を押した場合におい
ても、リモコン装置21が動作するのに充分な電力とな
るようにボタン26および圧電板25を構成する。
25の面積およびひずみ量に比例する。したがって、圧
電板25の面積を広くすることにより、発電効率が高ま
る。さらに、圧電板25が、図10に示すような構成で
ある場合、圧電板25の固定部から近い位置のボタン2
6よりも、遠い位置のボタン26を押圧した方が発電量
が大きい。したがって、一次電池、二次電池などを併用
しないでリモコン装置21を動作する場合には、発電効
率の最も弱い位置にあるボタン26を押した場合におい
ても、リモコン装置21が動作するのに充分な電力とな
るようにボタン26および圧電板25を構成する。
【0080】以上説明したように、この第2の実施形態
によるリモコン装置21によれば、ボタン26を押圧す
ることにより、発電作業を意識せずに行うことができ
る。これにより、一次電池を使用する必要がなくなる。
したがって、一次電池のみを使用した場合に生じる電池
交換のわずらわしさや、電池切れ直前の際の不安定な動
作などがなくなる。よって、一次電池の廃棄による環境
への影響も減少する。
によるリモコン装置21によれば、ボタン26を押圧す
ることにより、発電作業を意識せずに行うことができ
る。これにより、一次電池を使用する必要がなくなる。
したがって、一次電池のみを使用した場合に生じる電池
交換のわずらわしさや、電池切れ直前の際の不安定な動
作などがなくなる。よって、一次電池の廃棄による環境
への影響も減少する。
【0081】また、圧電セラミックなどの圧電材料から
なる板を用いて発電するため、発電部の構造が複雑にな
らず、単純な構成での発電が可能となる。また、圧電板
25の形状や構造を変化させることで、発電量を調節す
ることができる。
なる板を用いて発電するため、発電部の構造が複雑にな
らず、単純な構成での発電が可能となる。また、圧電板
25の形状や構造を変化させることで、発電量を調節す
ることができる。
【0082】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0083】例えば、上述の実施形態において挙げた数
値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる
数値を用いてもよい。
値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる
数値を用いてもよい。
【0084】また例えば、上述の第1の実施形態におい
ては、起電押圧部4は、押圧方向に対して、凸状に盛り
上がった形状を有する圧電バネ5と、この圧電バネ5上
に備えられたボタン6とから構成される例について示し
たが、起電押圧部4はこの例に限られるものではない。
例えば、起電押圧部は、回路基板3上に少なくとも一つ
設けられた固定部材と、この固定部材に固定された圧電
バネと、この圧電バネ上に設けられたボタンとから構成
されるようにしてもかまわない。
ては、起電押圧部4は、押圧方向に対して、凸状に盛り
上がった形状を有する圧電バネ5と、この圧電バネ5上
に備えられたボタン6とから構成される例について示し
たが、起電押圧部4はこの例に限られるものではない。
例えば、起電押圧部は、回路基板3上に少なくとも一つ
設けられた固定部材と、この固定部材に固定された圧電
バネと、この圧電バネ上に設けられたボタンとから構成
されるようにしてもかまわない。
【0085】具体的には、図14に示すように、回路基
板3上に備えられた固定部材29と、固定部材29上に
一端が固定された圧電バネ30と、この圧電バネ30上
に設けられたボタン6とから構成されるようにしてもか
まわない。また、図15に示すように、2つの固定部材
31aと31bとを回路基板3上に設け、固定部材31
aに、圧電バネ32の一端を固定し、固定部材31bに
圧電バネ32の他端を固定するようにしてもかまわな
い。
板3上に備えられた固定部材29と、固定部材29上に
一端が固定された圧電バネ30と、この圧電バネ30上
に設けられたボタン6とから構成されるようにしてもか
まわない。また、図15に示すように、2つの固定部材
31aと31bとを回路基板3上に設け、固定部材31
aに、圧電バネ32の一端を固定し、固定部材31bに
圧電バネ32の他端を固定するようにしてもかまわな
い。
【0086】また例えば、上述の第1の実施形態におけ
る圧電バネ5を形成する圧電フィルム、および第2の実
施形態における圧電板25を形成する圧電材料からなる
板は、単層構造にて構成しているが、これらは弾性を保
持しつつ、複数枚の積層構造にて構成してもよい。図1
6は、積層構造にて形成した圧電フィルムの一例の図を
示す。図16に示すように、全面を絶縁材料などにより
コーティングした状態の圧電フィルム33を積層構造
(図16においては5層構造)に構成する。この際、各
圧電フィルム33の両端は、例えば、電極として絶縁材
料などによるコーティングを施さずに導電可能に構成
し、負荷に対して起電力を供給可能な接続部を、導電板
や導線などにより設ける。これにより、圧電フィルム3
3を単層で構成したときよりも発電効率を高めることが
可能である。
る圧電バネ5を形成する圧電フィルム、および第2の実
施形態における圧電板25を形成する圧電材料からなる
板は、単層構造にて構成しているが、これらは弾性を保
持しつつ、複数枚の積層構造にて構成してもよい。図1
6は、積層構造にて形成した圧電フィルムの一例の図を
示す。図16に示すように、全面を絶縁材料などにより
コーティングした状態の圧電フィルム33を積層構造
(図16においては5層構造)に構成する。この際、各
圧電フィルム33の両端は、例えば、電極として絶縁材
料などによるコーティングを施さずに導電可能に構成
し、負荷に対して起電力を供給可能な接続部を、導電板
や導線などにより設ける。これにより、圧電フィルム3
3を単層で構成したときよりも発電効率を高めることが
可能である。
【0087】また例えば、上述の第1の実施形態におい
ては、供給部5aの回路基板3の反対側である導電板5
bを接地としているが、これと逆に回路基板3側を接地
としてもよい。同様に、上述の第2の実施形態において
は、供給部25aの回路基板23の反対側である導電板
25bを接地しているが、これと逆に回路基板23側を
接地してもよい。
ては、供給部5aの回路基板3の反対側である導電板5
bを接地としているが、これと逆に回路基板3側を接地
としてもよい。同様に、上述の第2の実施形態において
は、供給部25aの回路基板23の反対側である導電板
25bを接地しているが、これと逆に回路基板23側を
接地してもよい。
【0088】また例えば、上述の第1の実施形態におい
ては、ボタン6の押圧検出にスイッチ8を用いている
が、圧電バネ5の起電力を直接回路基板3上のスイッチ
信号として用いることで、スイッチ8を使用せずにボタ
ン6の押圧検出が可能である。
ては、ボタン6の押圧検出にスイッチ8を用いている
が、圧電バネ5の起電力を直接回路基板3上のスイッチ
信号として用いることで、スイッチ8を使用せずにボタ
ン6の押圧検出が可能である。
【0089】また例えば、上述の第1の実施形態におけ
る圧電バネ5および第2の実施形態における圧電板25
の数量は、リモコン装置1,21がスイッチ8,28の
ようなスイッチ機能を有する場合には、実施形態に示す
数量に限定されるものではない。
る圧電バネ5および第2の実施形態における圧電板25
の数量は、リモコン装置1,21がスイッチ8,28の
ようなスイッチ機能を有する場合には、実施形態に示す
数量に限定されるものではない。
【0090】また例えば、上述の第2の実施形態におけ
る供給部25aは、圧電板25の短手方向の一端に設け
られているが、必要に応じて任意の場所に設けてもよ
い。
る供給部25aは、圧電板25の短手方向の一端に設け
られているが、必要に応じて任意の場所に設けてもよ
い。
【0091】また例えば、上述の第1の実施形態におけ
る回路装置において、圧電材料で発生した起電力を平滑
回路11に供給しているが、この際、太陽電池からの電
力も併用するよう構成することで、より安定した電力を
リモコン装置1に供給することができる。
る回路装置において、圧電材料で発生した起電力を平滑
回路11に供給しているが、この際、太陽電池からの電
力も併用するよう構成することで、より安定した電力を
リモコン装置1に供給することができる。
【0092】また例えば、上述の第1の実施形態におけ
る回路装置では、発生した起電力を平滑回路11に供給
しているが、平滑回路11に供給する前に、起電力の電
流がほぼ一定の振幅となるよう整流回路を設けてもよ
い。
る回路装置では、発生した起電力を平滑回路11に供給
しているが、平滑回路11に供給する前に、起電力の電
流がほぼ一定の振幅となるよう整流回路を設けてもよ
い。
【0093】また例えば、上述の第1の実施形態におけ
る回路装置において、蓄電回路12を構成する蓄電池と
してニッケル・カドミウム電池、ニッケル水素電池、リ
チウム・イオン電池などの二次電池を用いたが、二次電
池の代わりに乾電池などの一次電池を用いて、圧電材料
で発生した起電力を一次電池と併用することも可能であ
る。これにより、一次電池の寿命を延ばすことができ
る。また、蓄電回路12を一次電池および二次電池を用
いず、コンデンサなどの回路装置のみで構成することも
可能である。
る回路装置において、蓄電回路12を構成する蓄電池と
してニッケル・カドミウム電池、ニッケル水素電池、リ
チウム・イオン電池などの二次電池を用いたが、二次電
池の代わりに乾電池などの一次電池を用いて、圧電材料
で発生した起電力を一次電池と併用することも可能であ
る。これにより、一次電池の寿命を延ばすことができ
る。また、蓄電回路12を一次電池および二次電池を用
いず、コンデンサなどの回路装置のみで構成することも
可能である。
【0094】また例えば、上述の第1および第2の実施
形態においては、起電押圧部4,24を起電装置として
リモコン装置に備え、被制御装置に対して送信信号を送
信しているが、これに限らず、例えば自動車のワイヤレ
スキーなど、他の遠隔操作装置に起電押圧部4,24を
備えてもよい。
形態においては、起電押圧部4,24を起電装置として
リモコン装置に備え、被制御装置に対して送信信号を送
信しているが、これに限らず、例えば自動車のワイヤレ
スキーなど、他の遠隔操作装置に起電押圧部4,24を
備えてもよい。
【0095】また例えば、上述の第1および第2の実施
形態においては、起電押圧部4,24を起電装置として
リモコン装置に備えているが、他の電子機器に備えて起
電力を負荷、すなわち電子機器の電気回路に供給しても
よい。例えば、起電押圧部4,24を、一般的に一次電
池を使用するような小電力機器、あるいは一次電池や二
次電池を必要とする携帯型電子機器、さらには、家庭用
ゲーム機のコントローラーなどの、操作をすることで圧
電バネ5や圧電板25に応力を印可し、圧電バネ5や圧
電板25が変形可能な位置に起電押圧部4,24を備え
る。具体的には、携帯情報端末、移動体通信装置、携帯
型ゲーム機器などの押しボタンや、携帯型コンピュータ
のキーボードのキートップの直下に備える。これによ
り、押しボタンを押した場合やキーボードを入力した際
に、起電力が圧電バネ5や圧電板25に発生し、電気回
路に起電力を供給することができる。
形態においては、起電押圧部4,24を起電装置として
リモコン装置に備えているが、他の電子機器に備えて起
電力を負荷、すなわち電子機器の電気回路に供給しても
よい。例えば、起電押圧部4,24を、一般的に一次電
池を使用するような小電力機器、あるいは一次電池や二
次電池を必要とする携帯型電子機器、さらには、家庭用
ゲーム機のコントローラーなどの、操作をすることで圧
電バネ5や圧電板25に応力を印可し、圧電バネ5や圧
電板25が変形可能な位置に起電押圧部4,24を備え
る。具体的には、携帯情報端末、移動体通信装置、携帯
型ゲーム機器などの押しボタンや、携帯型コンピュータ
のキーボードのキートップの直下に備える。これによ
り、押しボタンを押した場合やキーボードを入力した際
に、起電力が圧電バネ5や圧電板25に発生し、電気回
路に起電力を供給することができる。
【0096】また、例えば、上述の第1および第2の実
施形態における起電押圧部4,24においては、ボタン
6,26の押圧により圧電材料である圧電バネ5、圧電
板25に応力を印加して起電力を発生させ電子機器の起
電装置としているが、これに限らず、日常のさりげない
動作を用いて圧電材料に応力を印可し、起電力を発生さ
せ、その起電力をさまざまな負荷に対して供給する電源
装置としてもよい。
施形態における起電押圧部4,24においては、ボタン
6,26の押圧により圧電材料である圧電バネ5、圧電
板25に応力を印加して起電力を発生させ電子機器の起
電装置としているが、これに限らず、日常のさりげない
動作を用いて圧電材料に応力を印可し、起電力を発生さ
せ、その起電力をさまざまな負荷に対して供給する電源
装置としてもよい。
【0097】例えば圧電バネ5、圧電板25のような圧
電材料を靴底に設け、圧電材料に対して、靴を履き歩行
するときに靴にかかる圧力を応力として印可し、圧電材
料に起電力を発生させ、その起電力を電子機器の有する
回路装置や、二次電池を蓄電する回路装置などの負荷に
供給してもよい。また、例えば圧電バネ5、圧電板25
のような圧電材料を階段に設け、圧電材料に対して、階
段を踏むときに階段にかかる圧力を応力として印可し、
圧電材料に起電力を発生させ、その起電力を電子機器の
有する回路装置や、二次電池を蓄電する回路装置などの
負荷に供給してもよい。また、例えば圧電バネ5、圧電
板25のような圧電材料を椅子に設け、圧電材料に対し
て、椅子に座ったときに椅子にかかる圧力を応力として
印可し、圧電材料に起電力を発生させ、その起電力を電
子機器の有する回路装置や、二次電池を蓄電する回路装
置などの負荷に供給してもよい。このように、日常のさ
りげない動作による圧電材料への応力の印可により、起
電力を発生し、発生した起電力をさまざまな負荷に対し
てすることができる。
電材料を靴底に設け、圧電材料に対して、靴を履き歩行
するときに靴にかかる圧力を応力として印可し、圧電材
料に起電力を発生させ、その起電力を電子機器の有する
回路装置や、二次電池を蓄電する回路装置などの負荷に
供給してもよい。また、例えば圧電バネ5、圧電板25
のような圧電材料を階段に設け、圧電材料に対して、階
段を踏むときに階段にかかる圧力を応力として印可し、
圧電材料に起電力を発生させ、その起電力を電子機器の
有する回路装置や、二次電池を蓄電する回路装置などの
負荷に供給してもよい。また、例えば圧電バネ5、圧電
板25のような圧電材料を椅子に設け、圧電材料に対し
て、椅子に座ったときに椅子にかかる圧力を応力として
印可し、圧電材料に起電力を発生させ、その起電力を電
子機器の有する回路装置や、二次電池を蓄電する回路装
置などの負荷に供給してもよい。このように、日常のさ
りげない動作による圧電材料への応力の印可により、起
電力を発生し、発生した起電力をさまざまな負荷に対し
てすることができる。
【0098】ここで、日常のさりげない動作について、
その動作により得られる力とエネルギーの関係を表を用
いて簡単に説明する。表2は、さまざまな動作における
平均的に必要な力[N]と、その出力(エネルギー)
[W]の関係を示す。
その動作により得られる力とエネルギーの関係を表を用
いて簡単に説明する。表2は、さまざまな動作における
平均的に必要な力[N]と、その出力(エネルギー)
[W]の関係を示す。
【0099】
【表2】
【0100】すなわち、表2に示すようにリモコン装置
のボタン押しでは、平均1.5Nの力から、およそ0.
0735W程度のエネルギーを取り出すことができる。
したがって、このリモコン装置のボタン下などに圧電材
料を設け、その圧電材料にボタン押圧の力を応力として
印可し、圧電材料に起電力を発生させた場合の機械電気
変換効率が30%であると仮定すると、ボタン押圧によ
り最大で22mW程度の発電が可能である。
のボタン押しでは、平均1.5Nの力から、およそ0.
0735W程度のエネルギーを取り出すことができる。
したがって、このリモコン装置のボタン下などに圧電材
料を設け、その圧電材料にボタン押圧の力を応力として
印可し、圧電材料に起電力を発生させた場合の機械電気
変換効率が30%であると仮定すると、ボタン押圧によ
り最大で22mW程度の発電が可能である。
【0101】また、キーボード入力においては、平均1
Nの力から、およそ0.0098Wのエネルギーを取り
出すことができる。したがって、このキーボードのキー
トップの下などに圧電材料を設け、その圧電材料にキー
押圧の力を応力として印可し、圧電材料に起電力を発生
させた場合の機械電気変換効率が30%であると仮定す
ると、キー入力により最大で2.94mW程度の発電が
可能である。
Nの力から、およそ0.0098Wのエネルギーを取り
出すことができる。したがって、このキーボードのキー
トップの下などに圧電材料を設け、その圧電材料にキー
押圧の力を応力として印可し、圧電材料に起電力を発生
させた場合の機械電気変換効率が30%であると仮定す
ると、キー入力により最大で2.94mW程度の発電が
可能である。
【0102】また、歩行時の靴ひと踏みにおいては、6
0kgf(およそ600N)の人の体重の一割の約60
Nの力から、およそ1.176Wのエネルギーを取り出
すことができる。したがって、靴底などに圧電材料を設
け、その圧電材料に歩行時の靴にかかる圧力を応力とし
て印可し、圧電材料に起電力を発生させた場合の機械電
気変換効率が30%であると仮定すると、靴ひと踏みに
より最大で352mW程度の発電が可能である。
0kgf(およそ600N)の人の体重の一割の約60
Nの力から、およそ1.176Wのエネルギーを取り出
すことができる。したがって、靴底などに圧電材料を設
け、その圧電材料に歩行時の靴にかかる圧力を応力とし
て印可し、圧電材料に起電力を発生させた場合の機械電
気変換効率が30%であると仮定すると、靴ひと踏みに
より最大で352mW程度の発電が可能である。
【0103】また、握力においては、平均100Nの力
から、およそ4.9Wのエネルギーを取り出すことがで
きる。したがって、ドアノブなどの把持部に圧電材料を
設け、その圧電材料に把持部を握ったときの握力を応力
として印可し、圧電材料に起電力を発生させた場合の機
械電気変換効率が30%であると仮定すると、把持部を
一回握ることで最大で1.47W程度の発電が可能であ
る。
から、およそ4.9Wのエネルギーを取り出すことがで
きる。したがって、ドアノブなどの把持部に圧電材料を
設け、その圧電材料に把持部を握ったときの握力を応力
として印可し、圧電材料に起電力を発生させた場合の機
械電気変換効率が30%であると仮定すると、把持部を
一回握ることで最大で1.47W程度の発電が可能であ
る。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電子機器の操作にともなって、起電力を発生する起
電装置において、弾性のある圧電フィルムまたは圧電材
料からなる板を変形可能となるよう備えさせ、圧電フィ
ルムまたは圧電材料からなる板への応力の印可により起
電力を発生させ負荷に対して供給するようにすることに
より、構造を複雑化することのない起電装置を提供する
ことができる。
ば、電子機器の操作にともなって、起電力を発生する起
電装置において、弾性のある圧電フィルムまたは圧電材
料からなる板を変形可能となるよう備えさせ、圧電フィ
ルムまたは圧電材料からなる板への応力の印可により起
電力を発生させ負荷に対して供給するようにすることに
より、構造を複雑化することのない起電装置を提供する
ことができる。
【0105】また、この発明によれば、弾性のある圧電
フィルムまたは圧電材料からなる板を、負荷を発生する
装置の操作にともない変形可能となるよう備えさせ、圧
電フィルムまたは圧電材料からなる板への応力の印可に
よる起電力を負荷に対して供給するようにすることによ
り、構造を複雑化することのない電源装置を提供するこ
とができる。
フィルムまたは圧電材料からなる板を、負荷を発生する
装置の操作にともない変形可能となるよう備えさせ、圧
電フィルムまたは圧電材料からなる板への応力の印可に
よる起電力を負荷に対して供給するようにすることによ
り、構造を複雑化することのない電源装置を提供するこ
とができる。
【0106】また、この発明によれば、弾性のある、圧
電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能に備え
させ、被制御装置の操作にともなって、圧電フィルムま
たは圧電材料からなる板に応力を印可することにより起
電力を発生する起電装置と、起電力を供給する負荷とを
備えていることにより、構造を複雑化することのない発
電可能な遠隔操作装置を提供することができる。
電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能に備え
させ、被制御装置の操作にともなって、圧電フィルムま
たは圧電材料からなる板に応力を印可することにより起
電力を発生する起電装置と、起電力を供給する負荷とを
備えていることにより、構造を複雑化することのない発
電可能な遠隔操作装置を提供することができる。
【0107】また、この発明によれば、弾性のある、圧
電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能に備え
させ、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板に応力を
印可することにより起電力を発生する起電装置と、起電
力を供給する負荷とを備え、起電装置を押圧することに
より起電力を発生し、この起電力を負荷に供給すること
により、構造を複雑化することのない発電可能な電子機
器を提供することができる。
電フィルムまたは圧電材料からなる板を変形可能に備え
させ、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板に応力を
印可することにより起電力を発生する起電装置と、起電
力を供給する負荷とを備え、起電装置を押圧することに
より起電力を発生し、この起電力を負荷に供給すること
により、構造を複雑化することのない発電可能な電子機
器を提供することができる。
【図1】この発明の第1の実施形態によるリモコン装置
の外観の一例を示す斜視図である。
の外観の一例を示す斜視図である。
【図2】この発明の第1の実施形態によるリモコン装置
の構成の一例を示す斜視図である。
の構成の一例を示す斜視図である。
【図3】この発明の第1の実施形態による起電押圧部の
構成の一例を示す斜視図である。
構成の一例を示す斜視図である。
【図4】この発明の第1の実施形態による圧電バネが有
する供給部の拡大断面図である。
する供給部の拡大断面図である。
【図5】この発明の第1の実施形態によるボタンが押圧
されていない場合、および押圧されている場合の起電押
圧部の断面図である。
されていない場合、および押圧されている場合の起電押
圧部の断面図である。
【図6】この発明の第1の実施形態によるリモコン装置
に備えられた回路装置の一例を示すブロック図である。
に備えられた回路装置の一例を示すブロック図である。
【図7】計測に用いた具体的な圧電バネの形状の一例の
図である。
図である。
【図8】計測に用いた圧電バネの、負荷を加える前と負
荷を加えたときの図である。
荷を加えたときの図である。
【図9】計測結果による圧電バネの厚さと負荷の関係を
示す一例の図である。
示す一例の図である。
【図10】この発明の第2の実施形態によるリモコン装
置の構成の一例を示す斜視図である。
置の構成の一例を示す斜視図である。
【図11】この発明の第2の実施形態による起電押圧部
の構成一例を示す斜視図である。
の構成一例を示す斜視図である。
【図12】この発明の第2の実施形態による圧電板が有
する供給部の拡大断面図である。
する供給部の拡大断面図である。
【図13】この発明の第2の実施形態によるボタンが押
圧されていない場合、および押圧されている場合の起電
押圧部の断面図である。
圧されていない場合、および押圧されている場合の起電
押圧部の断面図である。
【図14】固定部材を備えたこの発明の第1の実施形態
による起電押圧部の構成の一例を示す断面図である。
による起電押圧部の構成の一例を示す断面図である。
【図15】固定部材を備えたこの発明の第1の実施形態
による起電押圧部の構成の他の例を示す断面図である。
による起電押圧部の構成の他の例を示す断面図である。
【図16】積層された圧電フィルムの断面を示す一例の
図である。
図である。
1,21・・・リモコン装置、2,22・・・ケース、
3,23・・・回路基板、4,24・・・起電押圧部、
5,30,32・・・圧電バネ、5a,25a・・・供
給部、5b,25b,25c・・・導電板、5c・・・
入力部、6,26・・・ボタン、7,27・・・カバ
ー、8,28・・・スイッチ、11・・・平滑回路、1
2・・・蓄電回路、13・・・リモコン回路、25・・
・圧電板、29,31a,31b・・・固定部材、33
・・・圧電フィルム
3,23・・・回路基板、4,24・・・起電押圧部、
5,30,32・・・圧電バネ、5a,25a・・・供
給部、5b,25b,25c・・・導電板、5c・・・
入力部、6,26・・・ボタン、7,27・・・カバ
ー、8,28・・・スイッチ、11・・・平滑回路、1
2・・・蓄電回路、13・・・リモコン回路、25・・
・圧電板、29,31a,31b・・・固定部材、33
・・・圧電フィルム
Claims (27)
- 【請求項1】 電子機器の操作にともなって、起電力を
発生する起電装置において、 弾性のある、圧電フィルムまたは圧電材料からなる板を
変形可能に備えさせ、上記圧電フィルムまたは圧電材料
からなる板への応力の印可による起電力を負荷に対して
供給するようにしたことを特徴とする起電装置。 - 【請求項2】 上記圧電フィルムは、圧電性高分子材料
からなることを特徴とする請求項1記載の起電装置。 - 【請求項3】 上記圧電性高分子材料は、ポリフッ化ビ
ニリデンであることを特徴とする請求項2記載の起電装
置。 - 【請求項4】 上記圧電材料は、主成分としてチタン酸
ジルコン酸鉛を含ませてなることを特徴とする請求項1
記載の起電装置。 - 【請求項5】 上記圧電フィルムまたは圧電材料からな
る板は、上記負荷に対する供給部分を除いて全体を絶縁
材料でコーティングさせていることを特徴とする請求項
1記載の起電装置。 - 【請求項6】 上記圧電フィルムまたは圧電材料からな
る板は、その弾性を保持しつつ複数枚を積層させたこと
を特徴とする請求項1記載の起電装置。 - 【請求項7】 弾性のある、圧電フィルムまたは圧電材
料からなる板を変形可能に備えさせ、上記圧電フィルム
または圧電材料からなる板への応力の印可による起電力
を負荷に対して供給するようにしたことを特徴とする電
源装置。 - 【請求項8】 上記圧電フィルムは、圧電性高分子材料
からなることを特徴とする請求項7記載の電源装置。 - 【請求項9】 上記圧電性高分子材料は、ポリフッ化ビ
ニリデンであることを特徴とする請求項8記載の電源装
置。 - 【請求項10】 上記圧電材料は、主成分としてチタン
酸ジルコン酸鉛を含ませてなることを特徴とする請求項
7記載の電源装置。 - 【請求項11】 上記圧電フィルムまたは圧電材料から
なる板は、上記負荷に対する供給部分を除いて全体を絶
縁材料でコーティングさせていることを特徴とする請求
項7記載の電源装置。 - 【請求項12】 上記圧電フィルムまたは圧電材料から
なる板は、その弾性を保持しつつ複数枚を積層させたこ
とを特徴とする請求項7記載の電源装置。 - 【請求項13】 上記負荷が二次電池であることを特徴
とする請求項7記載の電源装置。 - 【請求項14】 弾性のある、圧電フィルムまたは圧電
材料からなる板を変形可能に備えさせ、被制御装置の操
作にともなって、上記圧電フィルムまたは圧電材料から
なる板に応力を印可することにより起電力を発生する起
電装置と、上記起電力を供給する負荷とを備えたことを
特徴とする遠隔操作装置。 - 【請求項15】 上記圧電フィルムは、圧電性高分子材
料からなることを特徴とする請求項14記載の遠隔操作
装置。 - 【請求項16】 上記圧電性高分子材料は、ポリフッ化
ビニリデンであることを特徴とする請求項15記載の遠
隔操作装置。 - 【請求項17】 上記圧電材料は、主成分としてチタン
酸ジルコン酸鉛を含ませてなることを特徴とする請求項
14記載の遠隔操作装置。 - 【請求項18】 上記圧電フィルムまたは圧電材料から
なる板は、上記負荷に対する供給部分を除いて全体を絶
縁材料でコーティングさせていることを特徴とする請求
項14記載の遠隔操作装置。 - 【請求項19】 上記圧電フィルムまたは圧電材料から
なる板は、その弾性を保持しつつ複数枚を積層させたこ
とを特徴とする請求項14記載の遠隔操作装置。 - 【請求項20】 上記負荷が回路装置であることを特徴
とする請求項14記載の遠隔操作装置。 - 【請求項21】 弾性のある、圧電フィルムまたは圧電
材料からなる板を変形可能に備えさせ、上記圧電フィル
ムまたは圧電材料からなる板に応力を印可することによ
り起電力を発生する起電装置と、 上記起電力を供給する負荷とを備え、 上記起電装置を押圧することにより起電力を発生し、こ
の起電力を負荷に供給することを特徴とする電子機器。 - 【請求項22】 上記圧電フィルムは、圧電性高分子材
料からなることを特徴とする請求項21記載の電子機
器。 - 【請求項23】 上記圧電性高分子材料は、ポリフッ化
ビニリデンであることを特徴とする請求項22記載の電
子機器。 - 【請求項24】 上記圧電材料は、主成分としてチタン
酸ジルコン酸鉛を含ませてなることを特徴とする請求項
21記載の電子機器。 - 【請求項25】 上記圧電フィルムまたは圧電材料から
なる板は、上記負荷に対する供給部分を除いて全体を絶
縁材料でコーティングさせていることを特徴とする請求
項21記載の電子機器。 - 【請求項26】 上記圧電フィルムまたは圧電材料から
なる板は、その弾性を保持しつつ複数枚を積層させたこ
とを特徴とする請求項21記載の電子機器。 - 【請求項27】 上記負荷が回路装置であることを特徴
とする請求項21記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021190A JP2003224315A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 起電装置、電源装置、遠隔操作装置、及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021190A JP2003224315A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 起電装置、電源装置、遠隔操作装置、及び電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003224315A true JP2003224315A (ja) | 2003-08-08 |
Family
ID=27744498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002021190A Pending JP2003224315A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 起電装置、電源装置、遠隔操作装置、及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003224315A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-01-30 JP JP2002021190A patent/JP2003224315A/ja active Pending
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