JP2003223005A - 投影露光装置 - Google Patents
投影露光装置Info
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- JP2003223005A JP2003223005A JP2002336832A JP2002336832A JP2003223005A JP 2003223005 A JP2003223005 A JP 2003223005A JP 2002336832 A JP2002336832 A JP 2002336832A JP 2002336832 A JP2002336832 A JP 2002336832A JP 2003223005 A JP2003223005 A JP 2003223005A
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- projection exposure
- plane mirror
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光源の発する光束を所定のパターンが形成さ
れたマスクに透過させたうえで被露光体に投射し、前記
所定のパターンを前記被露光体に転写する、投影露光装
置であって、プリント配線基板の配線パターンや液晶パ
ネルの透明薄膜電極などを高精度に描画可能かつ低コス
トの投影露光装置を提供することである。 【解決手段】 投影露光装置が、マスクを通過した光束
を偏向させる第1の平面鏡と、第1の平面鏡によって偏
向した光束が入射されるレンズユニットと、レンズユニ
ットから射出された光束を反射させてレンズユニットに
再度入射させる反射手段と、反射手段によって反射され
たのち、レンズユニットから射出された光束を偏向さ
せ、被露光体上でそれぞれ結像させる第2の平面鏡と、
の第1の平面鏡と、第2の平面鏡とを、所定のパターン
の結像位置を変えるように進退させる平面鏡駆動機構
と、を有することにより、上記問題を解決した。
れたマスクに透過させたうえで被露光体に投射し、前記
所定のパターンを前記被露光体に転写する、投影露光装
置であって、プリント配線基板の配線パターンや液晶パ
ネルの透明薄膜電極などを高精度に描画可能かつ低コス
トの投影露光装置を提供することである。 【解決手段】 投影露光装置が、マスクを通過した光束
を偏向させる第1の平面鏡と、第1の平面鏡によって偏
向した光束が入射されるレンズユニットと、レンズユニ
ットから射出された光束を反射させてレンズユニットに
再度入射させる反射手段と、反射手段によって反射され
たのち、レンズユニットから射出された光束を偏向さ
せ、被露光体上でそれぞれ結像させる第2の平面鏡と、
の第1の平面鏡と、第2の平面鏡とを、所定のパターン
の結像位置を変えるように進退させる平面鏡駆動機構
と、を有することにより、上記問題を解決した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源の発する光束
を所定のパターンが形成されたマスクに透過させたうえ
で被露光体に投射し、前記所定のパターンを前記被露光
体に転写する、投影露光装置に関する。
を所定のパターンが形成されたマスクに透過させたうえ
で被露光体に投射し、前記所定のパターンを前記被露光
体に転写する、投影露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板の配線パターンや液晶
パネルの透明薄膜電極などを描画する方法として、従来
より投影露光装置等が利用されている。投影露光装置は
超高圧水銀灯などの高出力の光源から発せられる光束を
所定のパターンがかかれたマスクに投射し、さらにこの
光束を投影光学系を通して感光剤の塗布されたプリント
配線基板や集積回路、液晶パネルなどの被露光体上で結
像させてマスクのパターンを被露光体に転写するもので
ある。
パネルの透明薄膜電極などを描画する方法として、従来
より投影露光装置等が利用されている。投影露光装置は
超高圧水銀灯などの高出力の光源から発せられる光束を
所定のパターンがかかれたマスクに投射し、さらにこの
光束を投影光学系を通して感光剤の塗布されたプリント
配線基板や集積回路、液晶パネルなどの被露光体上で結
像させてマスクのパターンを被露光体に転写するもので
ある。
【0003】このような投影露光装置においては、光源
は固定されており、マスクおよび被露光体を同期移動さ
せて走査を行うことにより、被露光体全体にパターンが
転写される。このような投影露光装置を用いて、液晶パ
ネルの透明薄膜電極のような高い精度が要求される露光
を行う場合、マスクおよび被露光体は0.5μm程度の高い
アライメント精度で位置合わせが行われた状態で駆動さ
れる必要がある。すなわち、従来の露光装置は、比較的
大型かつ大重量のマスクおよび被露光体をそれぞれ、マ
スクおよび被露光体の寸法分という大ストロークで移動
させる精密駆動機構を必要とするため、装置のコストが
高いという問題があった。
は固定されており、マスクおよび被露光体を同期移動さ
せて走査を行うことにより、被露光体全体にパターンが
転写される。このような投影露光装置を用いて、液晶パ
ネルの透明薄膜電極のような高い精度が要求される露光
を行う場合、マスクおよび被露光体は0.5μm程度の高い
アライメント精度で位置合わせが行われた状態で駆動さ
れる必要がある。すなわち、従来の露光装置は、比較的
大型かつ大重量のマスクおよび被露光体をそれぞれ、マ
スクおよび被露光体の寸法分という大ストロークで移動
させる精密駆動機構を必要とするため、装置のコストが
高いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑み、プリント配線基板の配線パターンや液晶パネルの
透明薄膜電極などを描画可能かつ低コストの投影露光装
置を提供することを目的とする。
鑑み、プリント配線基板の配線パターンや液晶パネルの
透明薄膜電極などを描画可能かつ低コストの投影露光装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の投影露光装置は、投影露光装置が、マスク
の複数の所定位置を照射するために前記マスクに複数の
光束を照射する光源ユニットと、光源ユニットより発せ
られ、マスクを通過した複数の光束をそれぞれ偏向させ
る複数の第1の平面鏡と、第1の平面鏡によって偏向し
た複数の光束がそれぞれ入射される複数のレンズユニッ
トと、レンズユニットから射出された複数の光束をそれ
ぞれ反射させてレンズユニットに再度入射させる複数の
反射手段と、反射手段によって反射されたのち、レンズ
ユニットから射出された複数の光束をそれぞれ偏向さ
せ、マスクと平行に配置された被露光体上でそれぞれ結
像させる複数の第2の平面鏡と、複数の第1の平面鏡
と、複数の第2の平面鏡とを、所定のパターンの結像位
置を変えるように進退させる平面鏡駆動機構と、を有す
る。
め、本発明の投影露光装置は、投影露光装置が、マスク
の複数の所定位置を照射するために前記マスクに複数の
光束を照射する光源ユニットと、光源ユニットより発せ
られ、マスクを通過した複数の光束をそれぞれ偏向させ
る複数の第1の平面鏡と、第1の平面鏡によって偏向し
た複数の光束がそれぞれ入射される複数のレンズユニッ
トと、レンズユニットから射出された複数の光束をそれ
ぞれ反射させてレンズユニットに再度入射させる複数の
反射手段と、反射手段によって反射されたのち、レンズ
ユニットから射出された複数の光束をそれぞれ偏向さ
せ、マスクと平行に配置された被露光体上でそれぞれ結
像させる複数の第2の平面鏡と、複数の第1の平面鏡
と、複数の第2の平面鏡とを、所定のパターンの結像位
置を変えるように進退させる平面鏡駆動機構と、を有す
る。
【0006】上記のように構成された投影露光装置にお
いては、平面鏡駆動機構が第1の平面鏡と第2の平面鏡
とを移動させることにより、被露光体上に形成される像
の結像位置が前記被露光体の面方向に移動する。従っ
て、マスクと被露光体との位置合わせを平面鏡駆動機構
を用いて行うことが可能となり、マスクおよび被露光体
を高精度で駆動することなく位置合わせを行うことがで
きる。第1の平面鏡および第2の平面鏡は一般にマスク
や被露光体よりもはるかに小型軽量であり、また位置合
わせに必要な第1の平面鏡および第2の平面鏡のストロ
ーク量は数ミリ程度であるので、平面鏡駆動機構は簡素
な構成であっても高精度の駆動が可能である。従って、
本発明の投影露光装置はマスク、基板ホルダという大重
量部材を各々大ストロークで移動させる精密駆動機構を
必要としないため、装置のコストを低く抑えられる。
いては、平面鏡駆動機構が第1の平面鏡と第2の平面鏡
とを移動させることにより、被露光体上に形成される像
の結像位置が前記被露光体の面方向に移動する。従っ
て、マスクと被露光体との位置合わせを平面鏡駆動機構
を用いて行うことが可能となり、マスクおよび被露光体
を高精度で駆動することなく位置合わせを行うことがで
きる。第1の平面鏡および第2の平面鏡は一般にマスク
や被露光体よりもはるかに小型軽量であり、また位置合
わせに必要な第1の平面鏡および第2の平面鏡のストロ
ーク量は数ミリ程度であるので、平面鏡駆動機構は簡素
な構成であっても高精度の駆動が可能である。従って、
本発明の投影露光装置はマスク、基板ホルダという大重
量部材を各々大ストロークで移動させる精密駆動機構を
必要としないため、装置のコストを低く抑えられる。
【0007】また、第1の平面鏡と第2の平面鏡が折り
返しミラーの一部分として構成されることにより、平面
鏡駆動機構が駆動する部材は一つのみに限定されるた
め、その構成をより簡素なものとすることが可能とな
る。好ましくは、折り返しミラーは直角二等辺三角形断
面の3角柱形状であり、第1の平面鏡と第2の平面鏡は
それぞれ前記折り返しミラーの二等辺部側面に形成され
ている。
返しミラーの一部分として構成されることにより、平面
鏡駆動機構が駆動する部材は一つのみに限定されるた
め、その構成をより簡素なものとすることが可能とな
る。好ましくは、折り返しミラーは直角二等辺三角形断
面の3角柱形状であり、第1の平面鏡と第2の平面鏡は
それぞれ前記折り返しミラーの二等辺部側面に形成され
ている。
【0008】また、反射手段がダハミラーであり、ダハ
ミラーの反射面が前記マスクに対して垂直に配置されて
いる構成とすると、被露光体を走査する際、副走査方向
のマスクと基板の像の向きを同じとすることができる。
この結果、副走査方向に光源および結像光学系を並べて
露光を行おうとする場合であってもマスクのパターンが
そのまま基板に転写されるため、一度の走査で基板全体
を露光することができる。
ミラーの反射面が前記マスクに対して垂直に配置されて
いる構成とすると、被露光体を走査する際、副走査方向
のマスクと基板の像の向きを同じとすることができる。
この結果、副走査方向に光源および結像光学系を並べて
露光を行おうとする場合であってもマスクのパターンが
そのまま基板に転写されるため、一度の走査で基板全体
を露光することができる。
【0009】なお、ダハミラーの反射面の代わりに直角
プリズムの内側の面を反射面として利用する構成として
も同様の効果が得られる。
プリズムの内側の面を反射面として利用する構成として
も同様の効果が得られる。
【0010】また、投影露光装置が、マスクと、被露光
体との位置ずれ量を検出する第1の位置検出手段と、第
1の位置検出手段からの検出結果を元に前記第1の平面
鏡および前記第2の平面鏡の移動量を決定し、平面鏡駆
動機構を制御して第1の平面鏡と第2の平面鏡とをこの
移動量だけ移動させる第1のコントローラを有する構成
としてもよい。
体との位置ずれ量を検出する第1の位置検出手段と、第
1の位置検出手段からの検出結果を元に前記第1の平面
鏡および前記第2の平面鏡の移動量を決定し、平面鏡駆
動機構を制御して第1の平面鏡と第2の平面鏡とをこの
移動量だけ移動させる第1のコントローラを有する構成
としてもよい。
【0011】また、好ましくは、光束が前記マスクに入
射する位置と前記マスク上に形成された位置合わせ用マ
ークとの距離、および光束が被露光体に入射する位置と
被露光体上に形成された位置合わせ用マークとの距離を
計測することにより、マスクと被露光体との位置ずれ量
を検出する。
射する位置と前記マスク上に形成された位置合わせ用マ
ークとの距離、および光束が被露光体に入射する位置と
被露光体上に形成された位置合わせ用マークとの距離を
計測することにより、マスクと被露光体との位置ずれ量
を検出する。
【0012】また、好ましくは、マスクおよび被露光体
を照射する位置検出用照明手段と、位置検出用照明手段
によって照明されたマスクおよび被露光体を撮影する撮
影手段と、撮影手段によって撮影されたマスクおよび被
露光体の画像を処理して、光束が前記マスクに入射する
位置と前記マスク上に形成された位置合わせ用マークと
の距離、および光束が被露光体に入射する位置と被露光
体上に形成された位置合わせ用マークとの距離を演算す
る距離演算手段と、を有する構成とすることにより、マ
スクと被露光体との位置ずれ量が検出される。
を照射する位置検出用照明手段と、位置検出用照明手段
によって照明されたマスクおよび被露光体を撮影する撮
影手段と、撮影手段によって撮影されたマスクおよび被
露光体の画像を処理して、光束が前記マスクに入射する
位置と前記マスク上に形成された位置合わせ用マークと
の距離、および光束が被露光体に入射する位置と被露光
体上に形成された位置合わせ用マークとの距離を演算す
る距離演算手段と、を有する構成とすることにより、マ
スクと被露光体との位置ずれ量が検出される。
【0013】また、投影露光装置は所定方向に前記マス
クおよび前記被露光体を移動させながら被露光体に前記
所定のパターンを形成する走査型の投影露光装置であっ
て、投影露光装置が、被露光体に前記所定のパターンを
形成している時にマスクと被露光体との位置ずれ量を検
出する第2の位置検出手段と、第2の位置検出手段から
の検出結果を元に第1の平面鏡および第2の平面鏡の移
動量を決定し、平面鏡駆動機構を制御して第1の平面鏡
と第2の平面鏡とを移動量だけ移動させる第2のコント
ローラを有する構成としても良い。
クおよび前記被露光体を移動させながら被露光体に前記
所定のパターンを形成する走査型の投影露光装置であっ
て、投影露光装置が、被露光体に前記所定のパターンを
形成している時にマスクと被露光体との位置ずれ量を検
出する第2の位置検出手段と、第2の位置検出手段から
の検出結果を元に第1の平面鏡および第2の平面鏡の移
動量を決定し、平面鏡駆動機構を制御して第1の平面鏡
と第2の平面鏡とを移動量だけ移動させる第2のコント
ローラを有する構成としても良い。
【0014】このような構成とすることにより、駆動伝
達系の精度誤差等の原因により、マスク4とプリント配
線基板Bとの移動が正確に同期できない場合であって
も、位置ずれを起こすことなく露光することができる。
達系の精度誤差等の原因により、マスク4とプリント配
線基板Bとの移動が正確に同期できない場合であって
も、位置ずれを起こすことなく露光することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態による
投影露光装置を模式的に示したものである。本実施形態
の投影露光装置1は、複数の光源2を有する光源ユニッ
ト100、複数のコリメータレンズ3、マスク4、複数
の折り返しミラー5、複数のレンズユニット6、複数の
ダハミラー7、基板ホルダ8を有する。基板ホルダ8の
上には、被露光体としてのプリント配線基板Bが載置さ
れている。以下の説明においては、主走査方向(マスク
および被露光体としてのプリント基板が駆動される方
向)をX軸、副走査方向をY軸、光束がプリント基板に
入射する方向をZ軸と定義している。また、X軸につい
ては折り返しミラー5からレンズユニット6に向かう方
向を正とし、Z軸については基板ホルダ8からマスク4
に向かう方向を正とする。マスク4および基板ホルダ8
は主走査方向に同期駆動される。図1に示されるよう
に、光源2から照射された光束は、コリメータレンズ3
を通過し、マスク4を通過し、折り返しミラー5で反射
し、レンズユニット6を通過し、ダハミラー7で反射
し、再度レンズユニット6を通過し、折り返しミラー5
で再度反射し、次いで、プリント配線基板Bに入射す
る。
面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態による
投影露光装置を模式的に示したものである。本実施形態
の投影露光装置1は、複数の光源2を有する光源ユニッ
ト100、複数のコリメータレンズ3、マスク4、複数
の折り返しミラー5、複数のレンズユニット6、複数の
ダハミラー7、基板ホルダ8を有する。基板ホルダ8の
上には、被露光体としてのプリント配線基板Bが載置さ
れている。以下の説明においては、主走査方向(マスク
および被露光体としてのプリント基板が駆動される方
向)をX軸、副走査方向をY軸、光束がプリント基板に
入射する方向をZ軸と定義している。また、X軸につい
ては折り返しミラー5からレンズユニット6に向かう方
向を正とし、Z軸については基板ホルダ8からマスク4
に向かう方向を正とする。マスク4および基板ホルダ8
は主走査方向に同期駆動される。図1に示されるよう
に、光源2から照射された光束は、コリメータレンズ3
を通過し、マスク4を通過し、折り返しミラー5で反射
し、レンズユニット6を通過し、ダハミラー7で反射
し、再度レンズユニット6を通過し、折り返しミラー5
で再度反射し、次いで、プリント配線基板Bに入射す
る。
【0016】図2は、図1に記載の投影露光装置1の一
部を示したものである。図1においては、コリメータレ
ンズ3、折り返しミラー5、レンズユニット6、および
ダハミラー7で構成される光学系と光源2とが複数(3
組)示されているが、図2では、説明を簡単なものとす
るために、それぞれのうち1組のみが示されている。投
影露光装置1の各光学系の挙動は同一であるため、以下
の説明は、図2を参照して行なわれる。
部を示したものである。図1においては、コリメータレ
ンズ3、折り返しミラー5、レンズユニット6、および
ダハミラー7で構成される光学系と光源2とが複数(3
組)示されているが、図2では、説明を簡単なものとす
るために、それぞれのうち1組のみが示されている。投
影露光装置1の各光学系の挙動は同一であるため、以下
の説明は、図2を参照して行なわれる。
【0017】なお、図1においては光学系および光源2
は3組のみ記載されているが、実際の投影露光装置に於
いては、より多くの光学系および光源2が、Y軸方向に
配列されている。このような構成とすることによって、
一回の主走査でプリント配線基板全体を露光することが
できる。
は3組のみ記載されているが、実際の投影露光装置に於
いては、より多くの光学系および光源2が、Y軸方向に
配列されている。このような構成とすることによって、
一回の主走査でプリント配線基板全体を露光することが
できる。
【0018】光源2は例えば超高圧水銀灯のような、被
露光体としてのプリント配線基板に塗布された感光剤を
感光させるのに充分な波長と出力を有する光源である。
光源2から照射される光束はコリメータレンズ3によっ
てマスク4上で矩形状に照明され、次いで折り返しミラ
ー5に入射する。基板ホルダ8とマスク4とを同期駆動
して主走査を行なったときにプリント配線基板Bの露光
面の全面が照射されるように、各コリメートレンズ3に
よって照明された矩形状エリア同士はY軸方向に隣接す
るようになっている。なお、図1に示されるように、各
コリメートレンズ3によって照明された矩形状エリアが
X軸方向にずれて配置されるような構成としてもよい。
露光体としてのプリント配線基板に塗布された感光剤を
感光させるのに充分な波長と出力を有する光源である。
光源2から照射される光束はコリメータレンズ3によっ
てマスク4上で矩形状に照明され、次いで折り返しミラ
ー5に入射する。基板ホルダ8とマスク4とを同期駆動
して主走査を行なったときにプリント配線基板Bの露光
面の全面が照射されるように、各コリメートレンズ3に
よって照明された矩形状エリア同士はY軸方向に隣接す
るようになっている。なお、図1に示されるように、各
コリメートレンズ3によって照明された矩形状エリアが
X軸方向にずれて配置されるような構成としてもよい。
【0019】折り返しミラー5は、直角二等辺三角形断
面の三角柱形状の部材であり、その高さ方向はY軸に平
行である。また、折り返しミラー5の二等辺部側面は反
射面であり、その反射面の法線は共に、X軸と45度の
角度をなしている。折り返しミラー5の一方の反射面5
aはマスク4を通過した光束を反射してX軸方向に屈曲
させてレンズユニット6に入射させるとともに、折り返
しミラー5の他方の反射面5bはレンズユニット6から
折り返しミラー5に投射される光束を反射してZ軸方向
に屈曲させて基板ホルダ8に固定されたプリント配線基
板Bに入射させる。なお、折り返しミラー5の一方の反
射面5aおよび他方の反射面bそれぞれの角度は、上記
説明した角度に限定されるものではない。すなわち、図
1および図2に示されているように、一方の反射面5a
の角度は、マスク4を通過して一方の反射面5aに入射
した光束が反射してレンズユニット6に入射するような
任意の角度が可能である。同様に、他方の反射面5bの
角度は、レンズユニット6を通過して他方の反射面5b
に入射した光束が反射してプリント配線基板Bに入射す
るような任意の角度が可能である。
面の三角柱形状の部材であり、その高さ方向はY軸に平
行である。また、折り返しミラー5の二等辺部側面は反
射面であり、その反射面の法線は共に、X軸と45度の
角度をなしている。折り返しミラー5の一方の反射面5
aはマスク4を通過した光束を反射してX軸方向に屈曲
させてレンズユニット6に入射させるとともに、折り返
しミラー5の他方の反射面5bはレンズユニット6から
折り返しミラー5に投射される光束を反射してZ軸方向
に屈曲させて基板ホルダ8に固定されたプリント配線基
板Bに入射させる。なお、折り返しミラー5の一方の反
射面5aおよび他方の反射面bそれぞれの角度は、上記
説明した角度に限定されるものではない。すなわち、図
1および図2に示されているように、一方の反射面5a
の角度は、マスク4を通過して一方の反射面5aに入射
した光束が反射してレンズユニット6に入射するような
任意の角度が可能である。同様に、他方の反射面5bの
角度は、レンズユニット6を通過して他方の反射面5b
に入射した光束が反射してプリント配線基板Bに入射す
るような任意の角度が可能である。
【0020】レンズユニット6は複数の光学部材をX軸
方向に並べたユニットであり、全体としては凸レンズと
同様の働きをする。
方向に並べたユニットであり、全体としては凸レンズと
同様の働きをする。
【0021】ダハミラー7は、2つの反射面がXY面上
において90度の角度で内側を向くように構成されたミ
ラーであり、レンズユニット6からダハミラー7に投射
される光束をXY平面上で入射方向と同じ方向に反射し
てレンズユニット6に戻す。ダハミラー7は、レンズユ
ニット6の焦点位置付近に固定されている。この構成に
よりマスク4のパターンは基板B上でXY方向共反転す
ることなく同じ向きに転写される。
において90度の角度で内側を向くように構成されたミ
ラーであり、レンズユニット6からダハミラー7に投射
される光束をXY平面上で入射方向と同じ方向に反射し
てレンズユニット6に戻す。ダハミラー7は、レンズユ
ニット6の焦点位置付近に固定されている。この構成に
よりマスク4のパターンは基板B上でXY方向共反転す
ることなく同じ向きに転写される。
【0022】なお、ダハミラー7の反射面の代わりに直
角プリズムの内側の面を反射面として利用する構成とし
てもよい。
角プリズムの内側の面を反射面として利用する構成とし
てもよい。
【0023】マスク4とプリント配線基板Bとはレンズ
ユニット6に対して共役となるような位置に配置されて
いるので、マスク4の像は折り返しミラー5の位置に関
わらず基板B上で結像される。
ユニット6に対して共役となるような位置に配置されて
いるので、マスク4の像は折り返しミラー5の位置に関
わらず基板B上で結像される。
【0024】また、マスク4および基板ホルダ8はそれ
ぞれマスク駆動機構14、基板ホルダ駆動機構18によ
って駆動され、X軸方向に移動可能である。同様に、折
り返しミラー5はミラー駆動機構15によって駆動さ
れ、Z軸方向に移動可能である。
ぞれマスク駆動機構14、基板ホルダ駆動機構18によ
って駆動され、X軸方向に移動可能である。同様に、折
り返しミラー5はミラー駆動機構15によって駆動さ
れ、Z軸方向に移動可能である。
【0025】また、投影露光装置1は第1のマスク位置
検出手段24および第1の基板位置検出手段28を有す
る。第1のマスク位置検出手段24および第1の基板位
置検出手段28はそれぞれプリント配線基板Bに塗布さ
れた感光剤と反応しない波長域および強度のランプと、
CCDカメラとを備えている。第1のマスク位置検出手
段24はランプによってマスク4を照射すると共に、C
CDカメラによってマスク4の全体画像を取得する。同
様に、第1の基板位置検出手段28はランプによってプ
リント配線基板Bを照射すると共に、CCDカメラによ
ってプリント配線基板Bの全体画像を取得する。マスク
4、プリント配線基板Bのそれぞれには位置合わせ用の
マークがあり、コントローラ10は第1のマスク位置検
出手段24と第1の基板位置検出手段28のそれぞれの
CCDカメラによって取得されたマスク4およびプリン
ト配線基板Bの全体画像を画像処理することにより、マ
スク4およびプリント配線基板Bのそれぞれについて、
位置合わせ用のマークと光源2から発せられた光束の入
射位置との距離を算出することができる。
検出手段24および第1の基板位置検出手段28を有す
る。第1のマスク位置検出手段24および第1の基板位
置検出手段28はそれぞれプリント配線基板Bに塗布さ
れた感光剤と反応しない波長域および強度のランプと、
CCDカメラとを備えている。第1のマスク位置検出手
段24はランプによってマスク4を照射すると共に、C
CDカメラによってマスク4の全体画像を取得する。同
様に、第1の基板位置検出手段28はランプによってプ
リント配線基板Bを照射すると共に、CCDカメラによ
ってプリント配線基板Bの全体画像を取得する。マスク
4、プリント配線基板Bのそれぞれには位置合わせ用の
マークがあり、コントローラ10は第1のマスク位置検
出手段24と第1の基板位置検出手段28のそれぞれの
CCDカメラによって取得されたマスク4およびプリン
ト配線基板Bの全体画像を画像処理することにより、マ
スク4およびプリント配線基板Bのそれぞれについて、
位置合わせ用のマークと光源2から発せられた光束の入
射位置との距離を算出することができる。
【0026】また、マスク駆動機構14には第2のマス
ク位置検出手段14aが備えられている。第2のマスク
位置検出手段14aは、例えばマスク駆動機構14の水
平移動部(ラック−ピニオン機構のラック部等)に備え
られたリニアエンコーダ等を有し、X軸方向のマスクの
移動量を検出可能としている。また、基板ホルダ駆動機
構18には第2の基板位置検出手段18aが備えられて
おり、第2のマスク位置検出手段14aと同様に基板ホ
ルダ駆動機構18によるプリント配線基板Bの移動量を
検出可能である。
ク位置検出手段14aが備えられている。第2のマスク
位置検出手段14aは、例えばマスク駆動機構14の水
平移動部(ラック−ピニオン機構のラック部等)に備え
られたリニアエンコーダ等を有し、X軸方向のマスクの
移動量を検出可能としている。また、基板ホルダ駆動機
構18には第2の基板位置検出手段18aが備えられて
おり、第2のマスク位置検出手段14aと同様に基板ホ
ルダ駆動機構18によるプリント配線基板Bの移動量を
検出可能である。
【0027】以上のように構成された投影露光装置1に
よる、マスク4とプリント配線基板Bとの位置合わせ方
法を図面を用いて以下に説明する。
よる、マスク4とプリント配線基板Bとの位置合わせ方
法を図面を用いて以下に説明する。
【0028】図3は、図2の投影露光装置1をY軸方向
に投影した側面図である。図3においては、図面の簡略
化のためレンズユニット6は一枚の凸レンズとして、ま
たダハミラー7は1枚の平面鏡として記載されている。
なお、図2においては折り返しミラー5がマスク4とプ
リント配線基板Bとの中間点に位置するとき、この位置
のZ軸成分を原点Oと定義している。また、マスク4と
プリント配線基板Bとの位置合わせを行っているとき
は、光源2は消灯している。
に投影した側面図である。図3においては、図面の簡略
化のためレンズユニット6は一枚の凸レンズとして、ま
たダハミラー7は1枚の平面鏡として記載されている。
なお、図2においては折り返しミラー5がマスク4とプ
リント配線基板Bとの中間点に位置するとき、この位置
のZ軸成分を原点Oと定義している。また、マスク4と
プリント配線基板Bとの位置合わせを行っているとき
は、光源2は消灯している。
【0029】投影露光装置1のコントローラ10は第1
のマスク位置検出手段24から得られる画像を処理し
て、光源2から発せられる光束Lがマスク4に入射する
位置I1とマスク4上に配置された位置合わせ用マーク
M1との距離l1を計測可能である。同様に、コントロ
ーラ10は第1の基板位置検出手段28から得られる画
像を処理して、光束Lがプリント配線基板Bに入射する
位置I2とプリント配線基板B上に配置された位置合わ
せ用マークM2との距離l2を計測可能である。
のマスク位置検出手段24から得られる画像を処理し
て、光源2から発せられる光束Lがマスク4に入射する
位置I1とマスク4上に配置された位置合わせ用マーク
M1との距離l1を計測可能である。同様に、コントロ
ーラ10は第1の基板位置検出手段28から得られる画
像を処理して、光束Lがプリント配線基板Bに入射する
位置I2とプリント配線基板B上に配置された位置合わ
せ用マークM2との距離l2を計測可能である。
【0030】図3においては、折り返しミラー5は原点
Oに配置されている。また、l1>l2であるので、l
1=l2となるようにマスク4とプリント配線基板Bと
の位置合わせを行う必要がある。
Oに配置されている。また、l1>l2であるので、l
1=l2となるようにマスク4とプリント配線基板Bと
の位置合わせを行う必要がある。
【0031】最初に、コントローラ10はl1とl2の
差Δlを演算する。次いで、コントローラ10はミラー
駆動機構15を制御して、折り返しミラー5を長さΔl
/2だけ移動させる。なお、l1>l2であれば折り返
しミラー5がマスク4に近づくよう(すなわちZ軸正の
方向に)駆動し、l1<l2であれば折り返しミラー5
がプリント配線基板Bに近づくよう(すなわちZ軸負の
方向に)駆動する。
差Δlを演算する。次いで、コントローラ10はミラー
駆動機構15を制御して、折り返しミラー5を長さΔl
/2だけ移動させる。なお、l1>l2であれば折り返
しミラー5がマスク4に近づくよう(すなわちZ軸正の
方向に)駆動し、l1<l2であれば折り返しミラー5
がプリント配線基板Bに近づくよう(すなわちZ軸負の
方向に)駆動する。
【0032】本例においては、l1>l2であるので、
折り返しミラー5はマスク4にΔl/2だけ近づく。図
4に折り返しミラー5移動後の投影露光装置1を示す。
図4に示されるように、折り返しミラー5をマスク4に
Δl/2だけ近づけることにより、光束Lがプリント配
線基板Bに入射する位置I2’は位置合わせ用マークM
2から距離Δlだけ遠ざかる。従って、位置I2’とプ
リント配線基板B上に印刷された位置合わせ用マークM
2との距離l2’は光束Lがマスク4に入射する位置I
1とマスク4上に印刷された位置合わせ用マークM1と
の距離l1と等しくなる。
折り返しミラー5はマスク4にΔl/2だけ近づく。図
4に折り返しミラー5移動後の投影露光装置1を示す。
図4に示されるように、折り返しミラー5をマスク4に
Δl/2だけ近づけることにより、光束Lがプリント配
線基板Bに入射する位置I2’は位置合わせ用マークM
2から距離Δlだけ遠ざかる。従って、位置I2’とプ
リント配線基板B上に印刷された位置合わせ用マークM
2との距離l2’は光束Lがマスク4に入射する位置I
1とマスク4上に印刷された位置合わせ用マークM1と
の距離l1と等しくなる。
【0033】このようにマスク4とプリント配線基板B
との位置合わせを行った後、光源2を点灯し、マスク4
とプリント配線基板Bとを同期を取ってX方向に移動す
ることにより、正確に位置決めされた状態でマスク4に
描かれたパターンがプリント配線基板Bに転写される。
との位置合わせを行った後、光源2を点灯し、マスク4
とプリント配線基板Bとを同期を取ってX方向に移動す
ることにより、正確に位置決めされた状態でマスク4に
描かれたパターンがプリント配線基板Bに転写される。
【0034】上記のように折り返しミラー5を駆動して
マスク4とプリント配線基板Bとの位置合わせが行われ
るので、マスク4や基板ホルダ8は単一の駆動機構によ
り駆動することが可能になる。またマスク4と基板ホル
ダ8各々駆動機構を持つ場合においてその駆動精度が数
〜数十μmと低くても相対的な駆動誤差分を折り返しミ
ラー5で駆動することにより、マスク4とプリント配線
基板Bとのアライメント精度が確保される。また、ミラ
ー駆動機構15は0.5μm程度の高精度で折り返しミラー
5を駆動する必要があるが、折り返しミラー5はマスク
4や基板ホルダ8と比較して極めて小型かつ軽量であ
り、さらに折り返しミラー5の駆動ストロークは10mm程
度でよい。従って、ミラー駆動機構15は簡素な構成で
あっても充分な駆動精度を確保することができる。
マスク4とプリント配線基板Bとの位置合わせが行われ
るので、マスク4や基板ホルダ8は単一の駆動機構によ
り駆動することが可能になる。またマスク4と基板ホル
ダ8各々駆動機構を持つ場合においてその駆動精度が数
〜数十μmと低くても相対的な駆動誤差分を折り返しミ
ラー5で駆動することにより、マスク4とプリント配線
基板Bとのアライメント精度が確保される。また、ミラ
ー駆動機構15は0.5μm程度の高精度で折り返しミラー
5を駆動する必要があるが、折り返しミラー5はマスク
4や基板ホルダ8と比較して極めて小型かつ軽量であ
り、さらに折り返しミラー5の駆動ストロークは10mm程
度でよい。従って、ミラー駆動機構15は簡素な構成で
あっても充分な駆動精度を確保することができる。
【0035】また、マスク4と基板ホルダ8各々駆動機
構を持つ場合の精度確保方法について記述する。マスク
4とプリント配線基板Bとを移動する際、駆動伝達系の
精度誤差等の原因により、必ずしもマスク4とプリント
配線基板Bとの移動が正確に同期できない場合がある。
そこで、第2のマスク位置検出手段14aおよび第2の
基板位置検出手段18aの検出結果をもとにマスク4と
プリント配線基板Bの位置ずれ量を算出し、この位置ず
れ量に基づいて折り返しミラー5をZ軸方向に移動させ
て適宜位置ずれ補正を行うことにより、マスク4とプリ
ント配線基板Bとの移動が正確に同期できない場合であ
っても位置ずれを起こすことなく露光することができ
る。なお、この場合の折り返しミラー5の移動量は、位
置ずれ量の半分である。また、マスク4がプリント配線
基板BよりもX軸正の方向に進んでいる場合は折り返し
ミラー5がマスク4に近づくよう(すなわちZ軸正の方
向に)移動し、プリント配線基板Bがマスク4よりもX
軸正の方向に進んでいる場合は折り返しミラー5がプリ
ント配線基板Bに近づくよう(すなわちZ軸負の方向
に)移動する。
構を持つ場合の精度確保方法について記述する。マスク
4とプリント配線基板Bとを移動する際、駆動伝達系の
精度誤差等の原因により、必ずしもマスク4とプリント
配線基板Bとの移動が正確に同期できない場合がある。
そこで、第2のマスク位置検出手段14aおよび第2の
基板位置検出手段18aの検出結果をもとにマスク4と
プリント配線基板Bの位置ずれ量を算出し、この位置ず
れ量に基づいて折り返しミラー5をZ軸方向に移動させ
て適宜位置ずれ補正を行うことにより、マスク4とプリ
ント配線基板Bとの移動が正確に同期できない場合であ
っても位置ずれを起こすことなく露光することができ
る。なお、この場合の折り返しミラー5の移動量は、位
置ずれ量の半分である。また、マスク4がプリント配線
基板BよりもX軸正の方向に進んでいる場合は折り返し
ミラー5がマスク4に近づくよう(すなわちZ軸正の方
向に)移動し、プリント配線基板Bがマスク4よりもX
軸正の方向に進んでいる場合は折り返しミラー5がプリ
ント配線基板Bに近づくよう(すなわちZ軸負の方向
に)移動する。
【0036】以上説明した本実施形態の投影露光装置1
は、光源ユニット100が各光学系ごとに光源2を有す
る構成としているが、本発明は上記構成に限定されるも
のではない。例えば、光源ユニットが光源を1つだけ備
え、その光源から照射される光束をビームスプリッタ等
を用いて各光学系のコリメータレンズ3に分配する構成
としてもよい。
は、光源ユニット100が各光学系ごとに光源2を有す
る構成としているが、本発明は上記構成に限定されるも
のではない。例えば、光源ユニットが光源を1つだけ備
え、その光源から照射される光束をビームスプリッタ等
を用いて各光学系のコリメータレンズ3に分配する構成
としてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の投影露光装置に
よれば、高精度で駆動する必要があるのは駆動ストロー
クの短い軽量の部材のみに限定されるので、装置の低コ
スト化、及び高精度化が実現される。
よれば、高精度で駆動する必要があるのは駆動ストロー
クの短い軽量の部材のみに限定されるので、装置の低コ
スト化、及び高精度化が実現される。
【図1】本発明の実施の形態による投影露光装置を模式
的に示した概略図である。
的に示した概略図である。
【図2】図1の投影露光装置を簡略化したものである。
【図3】本発明の実施の形態の投影露光装置の位置合わ
せ機構を模式的に示した概略図である。
せ機構を模式的に示した概略図である。
【図4】本発明の実施の形態の投影露光装置の位置合わ
せ機構を模式的に示した概略図である。
せ機構を模式的に示した概略図である。
1 投影露光装置
2 光源
3 コリメータレンズ
4 マスク
5 折り返しミラー
5a、5b 反射面
6 レンズユニット
7 ダハミラー
8 基板ホルダ
10 コントローラ
14 マスク駆動機構
14a 第2のマスク位置検出手段
15 ミラー駆動機構
18 基板ホルダ駆動機構
18a 第2の基板位置検出手段
24 第1のマスク位置検出手段
28 第1の基板位置検出手段
100 光源ユニット
【手続補正書】
【提出日】平成14年11月20日(2002.11.
20)
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 原 正人
東京都板橋区前野町2丁目36番9号 ペン
タックス株式会社内
Fターム(参考) 2H097 GB02 KA12 KA13 KA18 KA28
LA09 LA12
5F046 BA05 CB02 CB10 CB14 CB25
Claims (26)
- 【請求項1】 所定のパターンが形成されたマスクの像
を被露光体に転写して、前記被露光体に前記所定のパタ
ーンを形成する、投影露光装置であって、 前記投影露光装置が、 前記マスクの複数の所定位置を照射するために前記マス
クに複数の光束を照射する光源ユニットと、 前記光源ユニットより発せられ、前記マスクを通過した
複数の光束をそれぞれ偏向させる複数の第1の平面鏡
と、 前記第1の平面鏡によって偏向した複数の光束がそれぞ
れ入射される複数のレンズユニットと、 前記レンズユニットから射出された複数の光束をそれぞ
れ反射させて前記レンズユニットに再度入射させる複数
の反射手段と、 前記反射手段によって反射されたのち、前記レンズユニ
ットから射出された複数の光束をそれぞれ偏向させ、前
記マスクと平行に配置された前記被露光体上でそれぞれ
結像させる複数の第2の平面鏡と、 前記複数の第1の平面鏡と、前記複数の第2の平面鏡と
を、前記所定のパターンの結像位置を変えるように進退
させる平面鏡駆動機構と、を有することを特徴とする投
影露光装置。 - 【請求項2】 前記複数のレンズユニットのそれぞれは
正のパワーを持つことを特徴とする、請求項1に記載の
投影露光装置。 - 【請求項3】 前記複数の第1の平面鏡のそれぞれと、
これに対応する前記複数の第2の平面鏡の1つとは、そ
れぞれ複数の折り返しミラーの一部分を構成することを
特徴とする、請求項1または請求項2に記載の投影露光
装置。 - 【請求項4】 前記複数の折り返しミラーはそれぞれ直
角二等辺三角形断面の3角プリズムであり、前記複数の
第1の平面鏡と、対応する前記複数の第2の平面鏡の1
つは、それぞれ前記複数の折り返しミラーの二等辺部側
面に形成されていることを特徴とする、請求項3に記載
の投影露光装置。 - 【請求項5】 前記光源ユニットより発せられた光束の
それぞれは前記マスクの法線方向に進んで前記マスクを
通過し、 前記マスクを通過した光束のそれぞれは前記複数の第1
の平面鏡によって90度屈曲してこれに対応するレンズ
ユニットのそれぞれに入射し、また、前記複数の反射手
段で反射されてこれに対応するレンズユニットを通過し
た光束のそれぞれは前記複数の第2の平面鏡によって前
記マスクの法線方向と平行になるよう90度屈曲して前
記被露光体に入射させるように、前記複数の折り返しミ
ラーは配置されており、 前記平面鏡駆動機構は、前記複数の折り返しミラーを、
前記マスクの法線方向に駆動することを特徴とする、請
求項4に記載の投影露光装置。 - 【請求項6】 前記複数の反射手段は、それぞれ前記複
数のレンズユニットの焦点位置に配置されていることを
特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載の
投影露光装置。 - 【請求項7】 前記複数の反射手段がダハミラーを有
し、前記複数のダハミラーの反射面のそれぞれが前記マ
スクに対して垂直に配置されていることを特徴とする、
請求項1から請求項6のいずれかに記載の投影露光装
置。 - 【請求項8】 前記複数の反射手段のそれぞれが直角プ
リズムであり、前記複数の直角プリズムの直角面の内側
の面で前記複数の光束はそれぞれ反射し、前記複数の直
角プリズムの直角面はそれぞれ前記マスクに対して垂直
に配置されていることを特徴とする、請求項1から請求
項6のいずれかに記載の投影露光装置。 - 【請求項9】 前記マスクと前記被露光体とを前記複数
のレンズユニットの光軸方向に同期駆動することによっ
て前記被露光体の走査が行われることを特徴とする、請
求項1から請求項8のいずれかに記載の投影露光装置。 - 【請求項10】 前記投影露光装置が、 前記マスクと、前記被露光体との位置ずれ量を検出する
第1の位置検出手段と、 前記第1の位置検出手段からの検出結果を元に前記第1
の平面鏡および前記第2の平面鏡の移動量を決定し、前
記平面鏡駆動機構を制御して前記複数の第1の平面鏡と
前記複数の第2の平面鏡とを前記移動量だけ移動させる
第1のコントローラを有することを特徴とする、請求項
1から請求項9のいずれかに記載の投影露光装置。 - 【請求項11】 前記第1の位置検出手段は、前記光束
が前記マスクに入射する位置と前記マスク上に形成され
た位置合わせ用マークとの距離、および前記光束が前記
被露光体に入射する位置と前記被露光体上に形成された
位置合わせ用マークとの距離を計測することによって、
前記マスクと、前記被露光体との位置ずれ量を検出する
ことを特徴とする、請求項10に記載の投影露光装置。 - 【請求項12】 前記第1の位置検出手段は、 前記マスクおよび前記被露光体を照射する位置検出用照
明手段と、 前記位置検出用照明手段によって照明された前記マスク
および前記被露光体を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段によって撮影された前記マスクおよび前記
被露光体の画像を処理して、前記光束が前記マスクに入
射する位置と前記マスク上に形成された位置合わせ用マ
ークとの距離、および前記光束が前記被露光体に入射す
る位置と前記被露光体上に形成された位置合わせ用マー
クとの距離を演算する距離演算手段と、を有することを
特徴とする請求項11に記載の投影露光装置。 - 【請求項13】 前記位置検出用照明手段は、前記被露
光体を露光させない波長および光量の光で前記マスクお
よび前記被露光体を照明することを特徴とする、請求項
12に記載の投影露光装置。 - 【請求項14】 前記投影露光装置は、所定方向に前記
マスクおよび前記被露光体を同期移動させながら前記被
露光体に前記所定のパターンを形成する、走査型の投影
露光装置であって、 前記投影露光装置が、 前記被露光体に前記所定のパターンを形成している時に
前記マスクと、前記被露光体との位置ずれ量を検出する
第2の位置検出手段と、 前記第2の位置検出手段からの検出結果を元に前記複数
の第1の平面鏡および前記複数の第2の平面鏡の移動量
を決定し、前記平面鏡駆動機構を制御して前記複数の第
1の平面鏡と前記複数の第2の平面鏡とを前記移動量だ
け移動させる第1のコントローラを有することを特徴と
する、請求項1から請求項13のいずれかに記載の投影
露光装置。 - 【請求項15】 前記第2の位置検出手段は、 前記マスク上に形成されたスケールを読み取って前記マ
スクの位置を検出する第1のリニアエンコーダと、 前記被露光体上に形成されたスケールを読み取って前記
被露光体の位置を検出する第2のリニアエンコーダと、 前記第1および第2のリニアエンコーダの検出結果から
前記マスクと前記被露光体との位置ずれ量を算出する差
分演算手段と、を有することを特徴とする、請求項14
に記載の投影露光装置。 - 【請求項16】 前記光源ユニットは、そのそれぞれが
前記複数の光束のそれぞれを照射する、複数の光源を有
することを特徴とする、請求項1から請求項15のいず
れかに記載の投影露光装置 - 【請求項17】 前記光源ユニットは、単一の光束を照
射する単一の光源と、前記単一の光束を前記複数の光束
に分割するビームスプリッタと、を有することを特徴と
する、請求項1から請求項15のいずれかに記載の投影
露光装置。 - 【請求項18】 互いに平行に配置された、所定のパタ
ーンが形成されたマスクおよび被露光体を所定方向に同
期移動させながら前記被露光体に前記所定のパターンを
形成する、走査型の投影露光装置であって、 前記投影露光装置が、 前記マスクの複数の所定位置を照射するために前記マス
クに少なくとも1つの光束を照射する光源ユニットであ
って、前記少なくとも1つの光束が前記マスクを通過し
て前記被露光体に向かうような光源ユニットと、 前記光源ユニットより発せられ、前記マスクを通過して
前記被露光体に向かう方向の前記少なくとも1つの光束
の光路上に配置された偏向部材であって、前記偏向部材
は第1の平面鏡と第2の平面鏡を備え、第1と第2の平
面鏡の角度が180度以上であるような偏向部材と、 前記第1の平面鏡によって偏向した少なくとも1つの光
束が入射される少なくとも1つのレンズユニットと、 前記第1の平面鏡によって偏向されて前記レンズユニッ
トを経由して射出された前記少なくとも1つの光束を反
射させて前記レンズユニットに再度入射させる反射手段
であって、前記反射手段によって反射された前記少なく
とも1つの光束は前記レンズユニットを経由して前記第
2の平面鏡に入射し、前記第2の平面鏡は入射した前記
少なくとも1つの光束を偏向して前記被露光体に照射
し、前記マスクから前記第1の平面鏡に向かう前記少な
くとも1つの光束と前記第2の平面鏡から前記被露光体
に向かう光束とがおおよそ平行になっているような反射
手段と、 前記偏向部材を前記所定のパターンの結像位置を変える
ように進退させる偏向部材駆動機構と、を有することを
特徴とする投影露光装置。 - 【請求項19】 前記偏向部材は直角二等辺三角形断面
の3角プリズムであり、前記第1の平面鏡と、前記第2
の平面鏡は、それぞれ前記偏向部材の二等辺部側面に形
成されていることを特徴とする、請求項18に記載の投
影露光装置。 - 【請求項20】 前記偏向部材駆動機構は、前記偏向部
材を、前記マスクから前記第1の平面鏡に向かう前記少
なくとも1つの光束の交軸方向に駆動することを特徴と
する、請求項19に記載の投影露光装置。 - 【請求項21】 前記反射手段がダハミラーであること
を特徴とする、請求項18から請求項20のいずれかに
記載の投影露光装置。 - 【請求項22】 所定のパターンが形成されたマスクの
像を被露光体に転写して、前記被露光体に前記所定のパ
ターンを形成する、投影露光装置であって、 前記投影露光装置が、 前記マスクの複数の所定位置を照射するために前記マス
クに光束を照射する光源であって、前記光束が前記マス
クを通過して前記被露光体に向かうような光源と、 前記光源より発せられ、前記マスクを通過して前記被露
光体に向かう方向の光束の光路上に配置された第1の平
面鏡であって、前記第1の平面鏡と第2の平面鏡の角度
が180度以上であるような第1の平面鏡と、 前記第1の平面鏡によって偏向した光束が入射される少
なくとも1つのレンズユニットと、 前記第1の平面鏡によって偏向されて前記レンズユニッ
トを経由して射出された光束を反射させて前記レンズユ
ニットに再度入射させる反射手段であって、前記反射手
段によって反射された光束は前記レンズユニットを経由
して前記第2の平面鏡に入射し、前記第2の平面鏡は入
射した光束を偏向して前記マスクと平行に配置された前
記被露光体上でそれぞれ結像させるような反射手段と、 前記第1及び第2の平面鏡を前記所定のパターンの結像
位置を変えるように進退させる平面鏡駆動機構と、を有
することを特徴とする投影露光装置。 - 【請求項23】 前記第1の平面鏡と、前記第2の平面
鏡は、それぞれ折り返しミラーの一部分を構成すること
を特徴とする、請求項22に記載の投影露光装置。 - 【請求項24】 前記折り返しミラーは直角二等辺三角
形断面の3角プリズムであり、前記第1の平面鏡と、前
記第2の平面鏡は、それぞれ前記折り返しミラーの二等
辺部側面に形成されていることを特徴とする、請求項2
3に記載の投影露光装置。 - 【請求項25】 前記光源ユニットより発せられた前記
少なくとも1つの光束のそれぞれは前記マスクの法線方
向に進んで前記マスクを通過し、 前記マスクを通過した前記光束は前記第1の平面鏡によ
って90度屈曲して前記レンズユニットに入射し、ま
た、前記反射手段で反射されて前記レンズユニットを通
過した前記光束は前記第2の平面鏡によって前記マスク
の法線方向と平行になるよう90度屈曲して前記被露光
体に入射させるように、前記折り返しミラーは配置され
ており、 前記平面鏡駆動機構は、前記折り返しミラーを、前記マ
スクの法線方向に駆動することを特徴とする、請求項2
4に記載の投影露光装置。 - 【請求項26】 前記反射手段がダハミラーであること
を特徴とする、請求項22から請求項25のいずれかに
記載の投影露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002336832A JP2003223005A (ja) | 2001-11-20 | 2002-11-20 | 投影露光装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
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JP2001-354759 | 2001-11-20 | ||
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003223005A true JP2003223005A (ja) | 2003-08-08 |
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2002
- 2002-11-20 JP JP2002336832A patent/JP2003223005A/ja active Pending
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