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JP2003220032A - 医療用回診車 - Google Patents

医療用回診車

Info

Publication number
JP2003220032A
JP2003220032A JP2002019869A JP2002019869A JP2003220032A JP 2003220032 A JP2003220032 A JP 2003220032A JP 2002019869 A JP2002019869 A JP 2002019869A JP 2002019869 A JP2002019869 A JP 2002019869A JP 2003220032 A JP2003220032 A JP 2003220032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical
roundabout
cart body
cart
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002019869A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ogawara
孝 大河原
Takeshi Suzuki
健史 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP2002019869A priority Critical patent/JP2003220032A/ja
Publication of JP2003220032A publication Critical patent/JP2003220032A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】回診時に必要な医療情報が簡単、且つ的確に得
られる医療用回診車とする。 【解決手段】看護又は回診時に必要な看護機器又は医療
機器、医薬品をカート本体1に搭載して移動させる医療
用回診車において、カート本体1に搭載され、文字情報
と画像情報を同時に表示可能な大きさの表示面積を有す
るタッチパネル表示装置2aが装着されたコンピュータ
2と、カート本体1に搭載され、コンピュータ2と病院
内のホストコンピュータ12に通信回線13を介して接
続されて病室に設置された赤外線モデム10との間で医
療情報を送受信する赤外線モデム4と、カート本体1に
搭載され、コンピュータ2および赤外線モデム4に電力
を供給する電源装置3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回診時に必要な医
療器具や薬剤などを搭載する医療用回診車に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に病院などの医療機関では、入院患
者などの看護、治療のためにベッドで寝ている患者の所
にいわゆる医療用回診車と称呼されている移動型カート
に治療のための薬剤や包帯、および体温計や血圧計など
を搭載して看護、治療をしている。
【0003】また、近年では、医療の情報化政策に基づ
いてLANを設置する病院が増えてきているが、移動型
の端末がないため、看護婦詰め所などにLANの端末装
置を設置し、看護に必要な医療情報を流しているのが現
状である。
【0004】ところで、入院患者には、担当の医師が定
期的に看護婦と一緒に回診を行い、入院患者の治療の効
果などのチェックを行っている。
【0005】医師の回診の際には、看護婦は入院患者毎
のカルテやレントゲン写真を持ち歩き、医師の求めに応
じてカルテやレントゲン写真、あるいは診療記録を提示
しているが、多数の入院患者がいる場合には、看護婦が
持ち歩く患者の資料は膨大な量となってくる。
【0006】看護婦のこれらの日常業務を軽減するため
の対策として、予め病院内のホストコンピュータから患
者の診療記録などをダウンロードして記憶部に保存した
ノートブック型のパソコンを看護婦が持ち歩き、医師の
求めに応じてパソコンの画面に記憶部から必要な情報を
読み出して表示させる方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなノ
ートブック型のパソコンによる対応策では、次のような
問題点がある。
【0008】(1) 看護婦はノートブック型のパソコ
ンを常に持ち歩かなければならず、あまり労力の軽減に
つながらない。
【0009】(2)医師の回診前に患者のカルテ、病巣
の画像情報、診療記録などをパソコンにダウンロードし
ておかなければならず、業務の煩雑さが増すことにな
る。
【0010】(3)一般にパソコンの記憶部にレントゲ
ン写真などの画像情報を記憶させるには、膨大なメモリ
容量が必要となるため、記憶できる枚数が限定される。
【0011】(4)パソコンの記憶部に記憶した情報
は、回診毎に記憶しなければならないため、扱いが面倒
である。
【0012】そこで、最近では、医師や看護婦が回診の
際に利用する医療用回診車に通信機能付きの小型パソコ
ンを搭載し、病室から病院内の例えば管理室に設置され
たホストコンピュータに蓄積されている患者の診療記録
などの情報を取込んで画面に表示させることが考えられ
ている。
【0013】しかし、このような小型パソコンを搭載し
た医療用回診車を採用するにあたって、小型パソコンと
ホストコンピュータとの間の通信を無線により行うと電
磁波の影響で医療器具に対して支障を与えるという問題
がある。特に医療用回診車は、病室内の患者近傍で使用
されることから、好ましくない。
【0014】また、医療用回診車には薬品や医療器具な
どが搭載されているため、小型パソコンをキーボードに
より操作する際に薬品に接触して薬剤を溢したり、医療
器具を落としたりする可能性があり、小型パソコンおよ
びキーボードの配置場所を工夫する必要がある。
【0015】さらに、小型パソコンの画面にカルテや診
療記録などの文字情報に加えて、レントゲン写真などの
病巣の画像情報を表示させるには、表示画面の面積が小
さく、診断に必要な十分な大きさの画像が得られないと
いう問題がある。
【0016】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、医療器具に対して支障を与えることのない通
信手段とタッチパネル表示装置を備えた端末装置とを用
いて回診時に必要な医療情報を的確に得ることができる
医療用回診車を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により医療用回診車を構成
する。
【0018】請求項1に対応する発明は、看護又は回診
時に必要な看護機器又は医療機器、医薬品をカート本体
に搭載して移動させる医療用回診車において、前記カー
ト本体に搭載され、文字情報と画像情報を同時に表示可
能な大きさの表示面積を有するタッチパネル表示装置が
装着された端末装置と、前記カート本体に搭載され、前
記端末装置と医療施設内のコンピュータに通信回線を介
して接続されて病室に設置された通信手段との間で医療
機器に電波障害などの影響を与えない無線方式で医療情
報を送受信する通信手段と、前記カート本体に搭載さ
れ、前記端末装置および通信手段に電力を供給する電源
装置とを備える。
【0019】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の医療用回診車において、前記端末装置は、
前記カート本体に旋回および揺動可能に支持される。
【0020】請求項3に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の医療用回診車において、前記カート本体に
搭載される通信手段として、赤外線モデムを用いる。
【0021】請求項4に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の医療用回診車において、前記カート本体に
搭載される通信手段として、10mW以下の微弱な電波を
出力する特定小電力無線モデムを使用する。
【0022】請求項5に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の医療用回診車において、前記カート本体に
搭載される通信手段として、超音波モデムを使用する。
【0023】請求項6に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の医療用回診車において、前記電源装置は、
前記カート本体の下部に設置される。
【0024】請求項7に対応する発明は、請求項1又は
請求項6に対応する発明の医療用回診車において、前記
電源装置は、蓄電池とこの蓄電池を充電する充電器とを
備える。
【0025】請求項8に対応する発明は、請求項7に対
応する発明の医療用回診車において、前記電源装置は、
蓄電池の出力を交流に変換する直流/交流変換器を備え
る。
【0026】請求項9に対応する発明は、請求項7又は
請求項8に対応する発明の医療用回診車において、前記
電源装置に前記蓄電池の残存電力を指示するインジケー
タを設ける。
【0027】請求項10に対応する発明は、請求項1に
対応する発明の医療用回診車において、前記カート本体
に患者の指紋を読み取って前記端末装置に入力する指紋
リーダおよび患者の手首に取付けられたリストバンドに
印字されている2次元バーコードを読み取って前記端末
装置に入力するバーコードリーダの少なくとも一方を搭
載する。
【0028】請求項11に対応する発明は、請求項1に
対応する発明の医療用回診車において、請求項10記載
の医療用回診車において、前記端末装置は、指紋リーダ
およびバーコードリーダの少なくとも一方から読み取っ
た情報に基づいて医療施設内に設置された各種のサーバ
に記録されている診療情報の中から該当する情報を取込
んで前記タッチパネル表示装置の表示画面に表示可能に
する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0030】図1は本発明による医療用回診車の第1の
実施の形態を示す構成図である。
【0031】図1に示す医療用回診車1は、大きく分け
てカート本体1、端末装置として使用されるコンピュー
タ2、電源装置3および通信装置として使用される無線
モデム4にて構成されている。
【0032】上記カート本体1は、通常、入院患者の病
棟などで使用されているいわゆる回診車と呼ばれるワゴ
ン、又は傷病手当時に使用される包帯や薬剤を運搬する
包交車と呼ばれるワゴン、或いは患者の医療処置を行う
ための処置台と呼ばれるワゴン、若しくはこれらに類似
のワゴン車を総称して指すものである。
【0033】カート本体1の下部には走行車輪1aを有
する車体に相当する部分に電源装置3が設けられ、この
電源装置3の上面四隅に垂直に取付けられた支柱1bの
上端部に収納箱1cが取付けられている。
【0034】上記電源装置3は、電源ボックス内に充電
用外部コンセント3aと、蓄電池3bと、充電器3cと
を備え、コンピュータ2や各種電子機器などに電源を供
給する。
【0035】蓄電池3bは運転中に十分な電力を各機器
に供給すると共に、カート本体1を移動させる際に容易
に移動が可能となるように繰り返して使用可能な軽量の
蓄電池が搭載されている。
【0036】上記収納箱1cには、複数の引き出し1d
が設けられ、これらの引き出し1dには各種の治療器具
や薬剤などが収納される。
【0037】また、収納箱1cの後部面に取っ手1eが
取付けられ、さらに収納箱1cの前方の上面に図示しな
いボルト等により固定された支持アーム5の上端部にコ
ンピュータ2が180度旋回および揺動可能に支持さ
れ、必要に応じて適宜方向に適宜角度向けることが可能
になっている。このコンピュータ2は、表面に防滴機能
を有したタッチパネル表示装置2aが装着され、表示画
面と一体となったタッチパネル表示面を形成している。
【0038】このコンピュータ2の前面に装着されたタ
ッチパネル表示装置2aのタッチパネル表示面は、カル
テや診療記録などの文字情報とレントゲン写真などの病
巣の画像情報を同時に表示可能な大きさの表示面積を有
している。
【0039】さらに、コンピュータ2の後方近傍に医療
機器に電波障害などの影響を与えない無線モデム4が設
けられ、この無線モデム4は収納箱1cの前方側面に取
付けられたモデム支持棒4aに支持されている。
【0040】この無線モデム4としては、赤外線無線、
又は10mW以下の微弱な電波を出力する特定小電力無
線、或いは超音波無線が使用される。
【0041】ここで、赤外線無線又は超音波無線の場合
には、赤外線又は超音波が指向性を有しているため、手
動又は電動により方向合せを行うための操作機構が内蔵
されている。
【0042】本実施の形態では、無線モデム4として赤
外線モデムの場合を例に説明する。
【0043】一方、上記電源装置3と収納箱1dとの間
に存するスペースには、看護用機器6や薬剤収納容器7
が収納できるようになっている。
【0044】なお、カート本体1に搭載している電源装
置3、コンピュータ2および赤外線モデム4は、図示し
ていない電源ケーブル、通信ケーブルなどで接続されて
いる。
【0045】図2は図1の各機器相互の接続状態を示す
ブロック図である。
【0046】図2において、電源装置3の蓄電池3bの
一端には充電器3cが接続されると共に、バッテリー容
量インジケータ9が接続されている。このバッテリー容
量インジケータ9は、蓄電池3bの残存電力量を電源装
置3の外部に設けられた図示しない表示部に表示できる
ようになっている。そして、蓄電池3bの残存電力量が
規定の残存値より低下した場合には警報を発し、操作者
が充電器3cを外部の電源コンセントなどに接続して充
電できるようになっている。
【0047】また、蓄電池3bの他端にはDC/AC変
換器8が接続され、蓄電池3bの直流出力を交流に変換
し、コンピュータ2や無線モデム4に電力を供給する。
【0048】一方、10は病室などの天井や部屋の隅又
は壁、ここでは壁11に取付けられ、前記カート本体1
側の赤外線モデム4との間で赤外線による情報を送受信
するものであり、病院内の例えば管理室に設置されたホ
ストコンピュータ12に通信回線13を介して接続され
ている。
【0049】このホストコンピュータ12には、患者の
カルテ、病巣の画像情報、診療記録などの情報が蓄積さ
れている。
【0050】このような構成の医療用回診車において、
医師や看護婦が回診を行う場合、カート本体1を病室の
患者のベッド近傍へ移動させると共に、赤外線モデム4
を壁11に取付けられた赤外線モデム10に対して赤外
線による情報の送受信が可能な位置および角度に調整す
る。
【0051】次にコンピュータ2に装着されたタッチパ
ネル表示装置2aのタッチパネル表示面に患者個人の識
別メニューを表示させ、その識別メニューをタッチする
と該メニュー情報が赤外線モデム4から赤外線モデム1
0に伝達され、さらに通信回線13を介してホストコン
ピュータ12に伝送される。
【0052】ホストコンピュータ12では、メニュー情
報に基づいて該当する患者個人の識別データに基づいて
カルテ、病巣の画像情報、診療記録などの情報をデータ
ベースから取込んで前記病室の赤外線モデム10に通信
回線13を通して伝送され、さらにこれらの情報は赤外
線モデム10からカート本体1側の赤外線モデム4に送
られてコンピュータ2に入力される。
【0053】コンピュータ2では、これらの情報をタッ
チパネル表示装置2aのタッチパネル表示面に文字情報
と共に画像情報として一つの画面に集約して表示する。
【0054】図3はタッチパネル表示面に文字情報とし
て表示された入院患者の診察データの表示例14と画像
データとして表示されたレントゲン写真15である。
【0055】この診察データの表示例14は、患者氏
名、病名と症状および処方が表示され、またレントゲン
写真15は撮影年月日などが表示されている。
【0056】一方、医師が患者に対して体温、血圧など
を測定し、その測定結果を病院内のホストコンピュータ
12に伝送するには、タッチパネル表示面を操作メニュ
ーに切替える。
【0057】図4はタッチパネル表示面2aに表示され
た測定メニューの一例を示すものである。図4におい
て、測定結果の項目に対して体温に該当する欄に体温の
測定値を入力するには、上げ又は下げの操作キー16を
タッチして体温の測定値を書き込み、また血圧の測定値
を入力するには同様に操作キー17をタッチして血圧の
測定値を書き込み、その後転送部をタッチすることで、
これらの情報が前述同様の通信経路を介してホストコン
ピュータ12に伝送され、データベースに書き込まれ
る。
【0058】このように本実施の形態では、カート本体
1の下部に電源装置3を搭載し、カート本体1の上部に
タッチパネル表示装置2aが前面に装着されたコンピュ
ータ2を搭載すると共に、病室に設置され、且つ病院内
のホストコンピュータ12に通信回線12を介して接続
された赤外線モデム10との間で赤外線による情報を送
受信する赤外線モデム4を搭載して、医師などの回診の
際に患者の近傍で診療に必要なカルテやレントゲン写
真、投薬履歴などの医療情報をタイムリーに得られるよ
うにしたものである。
【0059】従って、看護婦がカルテやレントゲン写真
を回診の度に持ち歩く必要がなくなる。また、持ち歩き
タイプのノートブック型のパソコンと違ってカート本体
1に搭載された赤外線モデム4と病室に設置された赤外
線モデム10を介して病院内のホストコンピュータ12
から必要な医療情報をLANを通して取込み、この情報
をタッチパネル表示装置2aのタッチパネル表示面に表
示させることができるので、回診の度にデータのダウン
ロード、データの消去などの手間が不要となり、大きな
省力化を図ることができるとともに、医療情報の一元化
によって医療過誤などの波及効果も期待できる。
【0060】さらに、通信手段として赤外線モデム4を
搭載しているので、カート本体1を患者近傍で使用して
も、電磁波のように医療器具に対して支障を与えること
がない。
【0061】また、コンピュータ2の前面に装着された
タッチパネル表示装置2aのタッチパネル表示面は、カ
ルテや診療記録などの文字情報とレントゲン写真などの
病巣の画像情報を同時に表示可能な大きさの表示面積を
有しているので、診断に必要な医療情報を的確に得るこ
とができる。さらに、医療情報の表示操作にあたって
は、タッチパネル表示面上の所定の個所をタッチ操作す
るだけなので、キーボードを使用する場合に比べて操作
が簡単でミスも少なく、しかも操作中に薬剤を溢した
り、医療器具を落としたりするようなこともない。
【0062】さらに、前面にタッチパネル表示装置を装
着したコンピュータ2は、支持アーム5の上端部に18
0度旋回および揺動可能に支持されているので、回診時
に医師又は看護婦がタッチパネル表示面が見易く、また
タッチ操作のし易い方向および角度に調整することがで
きる。
【0063】一方、蓄電池3bおよび充電器3cを備え
た電源装置3は、カート本体1の下部に設置されている
ので、カート本体1を安定した状態で移動させることが
できる。
【0064】また、電源装置3には蓄電池の残存電力を
指示するインジケータ9が設けられ、蓄電池3bの残存
電力量を表示部に表示するとともに、蓄電池3bの残存
電力量が規定の残存値より低下した場合には警報を発す
るようにしてあるので、回診時に電力不足によるトラブ
ルの発生を未然に防止することができる。
【0065】図5は本発明による医療用回診車の第2の
実施の形態を示す構成図で、図2と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0066】第2の実施の形態では、図5に示すように
カート本体1にコンピュータ2および赤外線モデム4に
加えて、バーコードを読み込むためのバーコードリーダ
18および患者の指紋を読み込むための指紋リーダ19
が搭載され、それぞれコンピュータ2に接続するように
したものである。
【0067】上記バーコードリーダ18は、患者の手首
に取付けられたリストバンドに印字されている2次元バ
ーコード読み取り可能な機能を有しており、カート本体
1に搭載されている患者の薬剤の袋などに貼付されてい
る1次元バーコードなどが読み取れるようになってい
る。
【0068】また、指紋リーダ19は、患者の識別のた
めに患者の指紋を読み取るためのもので、この指紋リー
ダ19により読み込まれたデータは、他のデータと同様
に赤外線モデム4、病室に設置された赤外線モデム10
および通信回線13を介して病院内のホストコンピュー
タ12と通信が可能になっている。
【0069】図6は同実施の形態にいて、カート本体1
側のコンピュータ2と病院内のホストコンピュータ12
との間で通信を行うためのネットワークの一例を示すシ
ステム構成図である。
【0070】図6において、カート本体1に搭載された
赤外線モデム4と病室の壁や天井に取付けられた赤外線
モデム10との間で相互通信が可能なことは第1の実施
の形態と同様である。
【0071】病室側の赤外線モデム10は、通信回線1
3aを介して病院内のナースステーションに設置された
サーバ20に接続されている。
【0072】このサーバ20には、通信用モデム21が
設けられており、内部にカート本体側端末送受信制御装
置22と診療情報データベース入出力装置23とを備
え、入院患者個人識別情報データベース24a、入院患
者診療記録情報データベース24b、入院患者カルテ情
報データベース24c、入院患者病巣写真情報データベ
ース24dなどの各種データベースに対してアクセス可
能になっている。
【0073】また、診療情報データベース入出力装置2
3は、通信回線13bを介して病院内のホストコンピュ
ータ12に記録されている各種の医療データを必要に応
じて取り込み、前述した各種データベースのデータ更新
などを実施する。
【0074】このような構成の医療用回診車および病院
内のホストコンピュータ12とのネットワークとすれ
ば、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られること
に加えて、次のような作用効果を得ることができる。
【0075】(1)回診時に入院患者の指紋を指紋リー
ダ19で読み取り、この指紋情報をコンピュータ2で処
理して赤外線モデム4および10、通信回線13aを介
してサーバ20へ送ることにより、サーバ20の診療情
報データベース入出力装置23では入院患者個人識別情
報データベース24aから該当する入院患者個人の識別
情報および入院患者診療記録情報データベース24bか
ら入院患者個人に該当する診療記録情報、必要に応じて
入院患者病巣写真情報データベース24dから入院患者
病巣写真情報がそれぞれ読み出され、前述の通信経路を
介してカート本体側のコンピュータ2に入力され、タッ
チパネル表示装置2aのタッチパネル表示面に表示され
る。
【0076】従って、入院患者個人の指紋を指紋リーダ
19により読み取るだけで、その入院患者個人に関する
一連の医療情報を迅速且つ正確にタッチパネル表示装置
2aのタッチパネル表示面に表示することができる。
【0077】(2)また、患者の手首に取付けられたリ
ストバンドに印字されている2次元バーコードをバーコ
ードリーダ18により読み取り、コンピュータ2で処理
して赤外線モデム4および10、通信回線13aを介し
てサーバ20へ送ることにより、サーバ20の診療情報
データベース入出力装置23では入院患者カルテ情報デ
ータベース24cから入院患者個人に該当する入院患者
カルテ情報が読み出され、前述の通信経路を介してカー
ト本体側のコンピュータ2に入力され、タッチパネル表
示装置2aのタッチパネル表示面に表示される。
【0078】従って、入院患者に薬剤を投与する場合に
は、薬剤の袋に貼付された1次元バーコードからカルテ
の投薬内容の確認を行なった後、患者に投薬を実施する
ことにより、看護婦等に負担をかけることなく、薬剤の
投与ミスを防止することができる。
【0079】(3) バーコードリーダ18は、入院患
者の手首に取付けられたリストバンドに印字されている
2次元バーコードを読み取る機能を備えているので、小
範囲の印字部分の面積を小範囲にして多くの情報量を書
き込むことができ、入院患者に不快感を与えることがな
い。
【0080】なお、前述した第1および第2の実施の形
態では、カート本体1に搭載する通信手段として赤外線
モデムを使用する場合について述べたが、10mW以下の
微弱な電波を出力する特定小電力無線モデム、或いは超
音波無線モデムを用いてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、医療
器具に対して支障を与えることのない通信手段とタッチ
パネル表示装置を備えた端末装置とを用いて回診時に必
要な医療情報を的確に得ることができる医療用回診車を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医療用回診車の第1の実施の形態
を示す構成図。
【図2】同実施の形態において、各機器相互の接続状態
を示すブロック図。
【図3】同実施の形態において、タッチパネル表示装置
のタッチパネル表示面に表示された入院患者の診療デー
タの表示例を示す図。
【図4】同じくタッチパネル表示面に表示された測定メ
ニューの一例を示す図。
【図5】本発明による医療用回診車の第2の実施の形態
を示す構成図。
【図6】同実施の形態にいて、カート本体側のコンピュ
ータと病院内のホストコンピュータとの間で通信を行う
ためのネットワークの一例を示すシステム構成図。
【符号の説明】
1:カート本体 2:コンピュータ 2a:タッチパネル表示装置 3:電源装置 3a:充電用外部コンセント 3b:蓄電池 3c:充電器 4,10:赤外線モデム 5:支持アーム 6:看護用機器 7:薬剤収納容器 8:DC/AC変換器 9:バッテリー容量インジケータ 11:壁 12:病院内のホストコンピュータ 13,13a,13b:通信回線 18:バーコードリーダ 19:指紋リーダ 20:サーバ 21:通信用モデム 22:カート本体側端末送受信制御装置 23:診療情報データベース入出力装置 24a:入院患者個人識別情報データベース 24b:入院患者診療記録情報データベース 24c:入院患者カルテ情報データベース 24d:入院患者病巣写真情報データベース
フロントページの続き Fターム(参考) 3D050 AA11 DD03 EE08 EE15 KK14 5K067 AA06 DD52 DD53 EE03 EE10 EE22 EE35 EE37 EE38 FF19 FF23 KK05 KK06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 看護又は回診時に必要な看護機器又は医
    療機器、医薬品をカート本体に搭載して移動させる医療
    用回診車において、 前記カート本体に搭載され、文字情報と画像情報を同時
    に表示可能な大きさの表示面積を有するタッチパネル表
    示装置が装着された端末装置と、 前記カート本体に搭載され、前記端末装置と医療施設内
    のコンピュータに通信回線を介して接続されて病室に設
    置された通信手段との間で医療機器に電波障害などの影
    響を与えない無線方式で医療情報を送受信する通信手段
    と、 前記カート本体に搭載され、前記端末装置および通信手
    段に電力を供給する電源装置とを備えたことを特徴とす
    る医療用回診車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の医療用回診車において、
    前記端末装置は、前記カート本体に旋回および揺動可能
    に支持されたことを特徴とする医療用回診車。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の医療用回診車において、
    前記カート本体に搭載される通信手段として、赤外線モ
    デムを用いたことを特徴とする医療用回診車。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の医療用回診車において、
    前記カート本体に搭載される通信手段として、10mW以
    下の微弱な電波を出力する特定小電力無線モデムを使用
    したことを特徴とする医療用回診車。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の医療用回診車において、
    前記カート本体に搭載される通信手段として、超音波モ
    デムを使用したことを特徴とする医療用回診車。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の医療用回診車において、
    前記電源装置は、前記カート本体の下部に設置されたこ
    とを特徴とする医療用回診車。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項6記載の医療用回診
    車において、前記電源装置は、蓄電池とこの蓄電池を充
    電する充電器とを備えたことを特徴とする医療用回診
    車。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の医療用回診車において、
    前記電源装置は、蓄電池の出力を交流に変換する直流/
    交流変換器を備えたことを特徴とする医療用回診車。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8記載の医療用回診
    車において、前記電源装置に前記蓄電池の残存電力を指
    示するインジケータを設けたことを特徴とする医療用回
    診車。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の医療用回診車におい
    て、前記カート本体に患者の指紋を読み取って前記端末
    装置に入力する指紋リーダおよび患者の手首に取付けら
    れたリストバンドに印字されている2次元バーコードを
    読み取って前記端末装置に入力するバーコードリーダの
    少なくとも一方を搭載したことを特徴とする医療用回診
    車。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の医療用回診車におい
    て、前記端末装置は、指紋リーダおよびバーコードリー
    ダの少なくとも一方から読み取った情報に基づいて医療
    施設内に設置された各種のサーバに記録されている診療
    情報の中から該当する情報を取込んで前記タッチパネル
    表示装置の表示画面に表示可能したことを特徴とする医
    療用回診車。
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