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JP2003208092A - 点字案内板の製造方法 - Google Patents

点字案内板の製造方法

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Publication number
JP2003208092A
JP2003208092A JP2002008636A JP2002008636A JP2003208092A JP 2003208092 A JP2003208092 A JP 2003208092A JP 2002008636 A JP2002008636 A JP 2002008636A JP 2002008636 A JP2002008636 A JP 2002008636A JP 2003208092 A JP2003208092 A JP 2003208092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braille
ultraviolet
guide plate
plate
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002008636A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kanbe
直樹 掃部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥がれ難いプラスチック製の点字案内板を提
供する。 【解決手段】 転写板13の表面に紫外線遮断層12を
形成し、上記転写板13の紫外線遮断層面の方から点字
を構成するための凹穴14を設け、この凹穴14に紫外
線硬化樹脂15を充填し、その表面に基板17を重ね合
わせ、上記転写板13側から紫外線を照射して基板17
上に点字18を形成して点字案内板10とするものであ
り、上記点字案内板10の製造方法において、紫外線遮
断層を形成した転写板13の表面と凹穴14の内面には
離型性を付与し、基板17の表面にはエッチング処理を
施すものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエレベーター、エ
スカレーター、階段などにおける盲人用の点字案内板に
関する。
【0002】
【従来の技術】点字案内板は、薄い金属板の裏からポン
チで叩き出すようにし、これを肉厚の板に貼り付けてい
たが、これでは、貼り付け部分から剥がれる恐れがあ
り、また生産性が悪く体裁もよくない。
【0003】また、肉厚の金属板に点字に合わせて途中
まで孔をあけ、その孔にポンチを打って反対側に点字を
浮き上がらせるものもあったがこれも生産性が悪い。
【0004】本出願人は特願平11−068637号で
金属板の裏面からドリルで孔を穿設するとき、穿設の最
終段階で薄くなった部分が突き出されることを知り、こ
の知見に基づいて、金属板の裏からドリルで孔をあけな
がら点字を突き出す技術を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記提案はそれまでの
技術に比して生産性がよく、ポンチを打つときの衝撃音
が無くなって好評であったがユーザーからは、より安価
なものが求められ、プラスチック製の点字が製作された
が、点字が基板から剥がれ落ちることがあり、点字を構
成する突起の大きさが不揃いになるなどの問題がある。
【0006】以上の技術的背景から、この発明は、プラ
スチック製の点字でありながら、剥がれ落ちることな
く、大きさと高さが揃った突起により構成する点字案内
板の製法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第一の発明は、転写板に紫外線遮断皮膜を形成し、上
記転写板の紫外線遮断皮膜面の方から点字を構成するた
めの凹穴を設け、この凹穴に紫外線硬化樹脂を充填し、
その表面に基板を重ね合わせ、上記転写板側から紫外線
を照射して基板上に点字を形成して点字案内板をつくる
ものであり、上記点字案内板の製造において、紫外線遮
断被膜を形成した転写板の表面と凹穴の内面には離型性
を付与し、基板の表面にはエッチング処理を施してなる
構成とするものである。
【0008】また第二の発明は、X・Y・Z操作装置に
紫外線硬化樹脂吐出ノズルを装着し、上記X・Y・Z操
作装置の記憶回路に点字配列を入力し、上記記憶回路の
出力信号に従って、X・Y・Z操作装置と紫外線硬化樹
脂吐出ノズルと微量定量ポンプとを連動させて表面をエ
ッチングした基板上に点字を形成して後、紫外線照射を
行うものであり、上記微量定量ポンプが上記紫外線硬化
樹脂吐出ノズルと一体にしてなる構成としたものであ
る。
【0009】上記の如く構成するこの発明によれば、プ
ラスチック製点字でありながら剥がれ落ちることなく、
突起の大きさと高さが揃った点字案内板が得られる。
【0010】また、第一の発明は少量の生産に適し、第
二の発明は大量の生産に適する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、第一の実施形態を図1の工
程図に従って説明する。例えば、厚さ0.75mmの透
明ポリプロピレン(PP)シート11の片面をプラズマ
照射または紫外線照射をしてエッチングし、この表面に
黒色の紫外線硬化樹脂ペースト(紫外線遮断層)12を
塗布した転写板13を作る(図1(a))。なお、PP
シートの厚さは点字の高さに応じて適宜変えられる。
【0012】転写板13として、PPシートの表面に黒
色フィルムをラミネートしたものを使用することができ
る。
【0013】上記転写板13をX−Yテーブルに固定
し、該X−Yテーブルを制御して上記転写板13に点字
を描くように凹穴14を設ける。なお、凹穴14を設け
るときは貫通しないように、また残りの厚さができるだ
け薄く一定になるようにする(図1(b))。
【0014】上記のように準備された転写板13の表面
および凹穴14の内面に離型剤を塗布(スプレー)し、
該凹穴14に紫外線硬化樹脂ペースト15を微量注入ポ
ンプ16を用いて充填する(図1(c))。なお、上記
紫外線硬化樹脂としてビスAエポキシアクリレートを主
材とするものを採用したがこれに限るものではない。ま
た、転写板に採用したPPは、それ自体離型性を有して
いるので離型剤の塗布を省略することもできる。また、
充填は、微量注入ポンプ16を使用しているが、スクリ
ーン印刷法など公知の方法を採用することができる。
【0015】次に、紫外線硬化樹脂ペースト15を充填
した転写板13に基板17を重ね合わせ、転写板13の
面から高圧水銀灯(100ワット)を10cm離して6
0〜120秒照射した(図1(d))。なお、紫外線の
照射量と時間は実験的に決定され、できれば波長の長い
紫外線を発生するランプを採用することが好ましい。
【0016】なお、上記基板17の表面はプラズマまた
は紫外線照射によりエッチングして点字が基板に確実に
接着するようにする。また、この例では、高圧水銀灯
(100ワット)を10cm離して60〜120秒照射
した。
【0017】最後に、転写板13と基板17とを引き剥
がすと図1(e)のように点字案内板10が得られる。
【0018】次に第二の実施形態について図2を参照し
ながら説明する。基板27は予めその表面をプズマまた
は紫外線によりエッチングされ、この基板27はX−Y
テーブル21に取り付けられる。
【0019】X−Yテーブル21は点字を記憶させた制
御盤22により制御され、アーム23にはZ方向に制御
される樹脂吐出ノズル24n を持つ微小定量ポンプ24
が取り付けられている。
【0020】微小定量ポンプ24には、ビスAエポキシ
アクリレートを主材とする紫外線硬化樹脂ペースト25
のカセット(図示せず)が装填され、X−Yテーブル2
1により点字の位置が決まると制御盤22の指令により
微小定量ポンプ24が下降し、上記紫外線硬化樹脂ペー
スト25が滴下され、紫外線26が照射されて硬化す
る。なお、紫外線の照射は、一点毎に行ってもよく、ペ
ーストの粘度が高ければ点字を書いてからでもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
プラスチック製点字でありながら剥がれ落ちることな
く、突起の大きさと高さが揃った点字案内板が得られ
る。
【0022】また、第一の発明は少量の生産に適し、第
二の発明は大量の生産に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の工程図
【図2】第二実施形態を装置概略図
【符号の説明】
10 点字案内板 11 PPシート 12 紫外線遮断層 13 転写板 14 凹穴 15,25 紫外線硬化樹脂 16 微量注入ポンプ 17,27 基板 18 点字 21 X−Yテーブル 22 制御盤 23 アーム 24 微小定量ポンプ 24n ノズル 26 紫外線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写板に紫外線遮断皮膜を形成し、上記
    転写板の紫外線遮断皮膜面の方から点字を構成するため
    の凹穴を設け、この凹穴に紫外線硬化樹脂を充填し、そ
    の表面に基板を重ね合わせ、上記転写板側から紫外線を
    照射して基板上に点字を形成する点字案内板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 上記点字案内板の製造方法において、紫
    外線遮断被膜を形成した転写板の表面と凹穴の内面に離
    型性を付与し、基板の表面にエッチング処理を施すこと
    を特徴とする請求項1に記載の点字案内板の製造方法。
  3. 【請求項3】 X・Y・Z操作装置に紫外線硬化樹脂吐
    出ノズルを装着し、上記X・Y・Z操作装置の記憶回路
    に点字配列を入力し、上記記憶回路の出力信号に従っ
    て、X・Y・Z操作装置と紫外線硬化樹脂吐出ノズルと
    微量定量ポンプとを連動させて表面をエッチングした基
    板上に点字配列を形成して後、紫外線照射を行うことを
    特徴とする点字案内板の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記微量定量ポンプが上記紫外線硬化樹
    脂吐出ノズルと一体にしてなる請求項3に記載の点字案
    内板の製造方法。
JP2002008636A 2002-01-17 2002-01-17 点字案内板の製造方法 Pending JP2003208092A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012215601A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Fuji Mark Kk 表示具の作製方法およびその表示具
KR101222174B1 (ko) 2012-09-20 2013-01-14 (주)스틸파크 점자 안내판 및 그의 제조 방법
KR101434104B1 (ko) 2013-06-03 2014-08-26 김동우 시각 장애인용 촉지도 제작방법 및 이 방법에 의한 촉지도

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