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JP2003204041A - 強誘電体型不揮発性半導体メモリ及びその製造方法 - Google Patents

強誘電体型不揮発性半導体メモリ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003204041A
JP2003204041A JP2002002575A JP2002002575A JP2003204041A JP 2003204041 A JP2003204041 A JP 2003204041A JP 2002002575 A JP2002002575 A JP 2002002575A JP 2002002575 A JP2002002575 A JP 2002002575A JP 2003204041 A JP2003204041 A JP 2003204041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
electrode
layer
memory unit
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002002575A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Yokoyama
誠一 横山
Katsuyuki Hironaka
克行 広中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002002575A priority Critical patent/JP2003204041A/ja
Publication of JP2003204041A publication Critical patent/JP2003204041A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い信頼性を有する強誘電体型不揮発性半導体
メモリの製造方法を提供する。 【解決手段】ビット線BLAと、選択用トランジスタT
Aと、M個のメモリセルMCAMから構成されたメモリ
ユニットMUAと、M本のプレート線PLから成り、メ
モリユニットMUAは、半導体基板10の上方に絶縁層
17を介して形成されており、且つ、絶縁膜27Aによ
って被覆されており、各メモリセルは、共通の第1の電
極21とキャパシタ層22と第2の電極23とから成
り、共通の第1の電極CNAは選択用トランジスタTRA
を介してビット線BLAに接続された強誘電体型不揮発
性半導体メモリの製造方法においては、絶縁膜27A及
び絶縁層17を貫通し、共通の第1の電極CNAと選択
用トランジスタTRAとを接続する接続孔19を形成す
る工程を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体型不揮発
性半導体メモリ(所謂FERAM)、及び、その製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量の強誘電体型不揮発性半導
体メモリに関する研究が盛んに行われている。強誘電体
型不揮発性半導体メモリ(以下、不揮発性メモリと略称
する場合がある)は、高速アクセスが可能で、しかも、
不揮発性であり、また、小型で低消費電力であり、更に
は、衝撃にも強く、例えば、ファイルのストレージやレ
ジューム機能を有する各種電子機器、例えば、携帯用コ
ンピュータや携帯電話、ゲーム機の主記憶装置としての
利用、あるいは、音声や映像を記録するための記録メデ
ィアとしての利用が期待されている。
【0003】この不揮発性メモリは、強誘電体薄膜の高
速分極反転とその残留分極を利用し、強誘電体層を有す
るキャパシタ部の蓄積電荷量の変化を検出する方式の、
高速書き換えが可能な不揮発性メモリであり、基本的に
は、メモリセル(キャパシタ部)と選択用トランジスタ
とから構成されている。メモリセル(キャパシタ部)
は、例えば、下部電極、上部電極、及び、これらの電極
間に挟まれた強誘電体層から構成されている。この不揮
発性メモリにおけるデータの書込みや読出しは、図32
に示す強誘電体のP−Eヒステリシスループを応用して
行われる。即ち、強誘電体層に外部電界を加えた後、外
部電界を除いたとき、強誘電体層は残留分極を示す。そ
して、強誘電体層の残留分極は、プラス方向の外部電界
が印加されたとき+Pr、マイナス方向の外部電界が印
加されたとき−Prとなる。ここで、残留分極が+Pr
状態(図32の「D」参照)の場合を「0」とし、残留
分極が−Prの状態(図32の「A」参照)の場合を
「1」とする。
【0004】「1」あるいは「0」の状態を判別するた
めに、強誘電体層に例えばプラス方向の外部電界を印加
する。これによって、強誘電体層の分極は図32の
「C」の状態となる。このとき、データが「0」であれ
ば、強誘電体層の分極状態は、「D」から「C」の状態
に変化する。一方、データが「1」であれば、強誘電体
層の分極状態は、「A」から「B」を経由して「C」の
状態に変化する。データが「0」の場合には、強誘電体
層の分極反転は生じない。一方、データが「1」の場合
には、強誘電体層に分極反転が生じる。その結果、メモ
リセル(キャパシタ部)の蓄積電荷量に差が生じる。選
択された不揮発性メモリの選択用トランジスタをオンに
することで、この蓄積電荷を信号電流として検出する。
データの読出し後、外部電界を0にすると、データが
「0」のときでも「1」のときでも、強誘電体層の分極
状態は図32の「D」の状態となってしまう。即ち、読
出し時、データ「1」は、一旦、破壊されてしまう。そ
れ故、データが「1」の場合、マイナス方向の外部電界
を印加して、「D」、「E」という経路で「A」の状態
とし、データ「1」を再度書き込む。
【0005】通常、選択用トランジスタは半導体基板に
形成されており、メモリセルは絶縁層上に形成されてお
り、下部電極が接続孔を介して選択用トランジスタの一
方のソース/ドレイン領域に接続されている。接続孔
は、通常、選択用トランジスタの一方のソース/ドレイ
ン領域の上方の絶縁層の部分に開口部を形成し、化学的
気相成長法(CVD法)にて開口部内を含む絶縁層上
に、例えばタングステン層を形成した後、絶縁層上のタ
ングステン層を除去する方法によって形成される。
【0006】また、強誘電体層を構成する強誘電体材料
として、ペロブスカイト構造を有する酸化物[例えば、
Pb(Zr,Ti)O3、(Ba,Sr)TiO3等]
や、ビスマス系層状ペロブスカイト構造を有する酸化物
[例えば、Bi2Sr(Ta,Nb)29、(Bi,L
a)4Ti312等]が使用されている。そして、良好な
特性を得るためには、高温での酸化熱処理を行い、酸素
欠損の無い強誘電体層を形成する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CVD法に
てタングステンから成る接続孔を形成する場合、水素ガ
スを多量に使用する。それ故、不揮発性メモリの構造に
よっては、強誘電体層を構成する強誘電体材料としての
酸化物が水素ガス雰囲気に晒されて還元され、強誘電体
特性に劣化が生じたり、電極から強誘電体層が剥離する
といった問題がある。また、酸素ガス雰囲気中での酸化
熱処理によってタングステンから成る接続孔が酸化され
てしまうといった問題もある。更には、酸化熱処理を行
ったとき、下部電極を構成する材料の原子と接続孔を構
成する導電材料の原子(例えば、タングステン原子)と
が相互拡散するといった問題もある。そして、これらの
現象が発生すると、不揮発性メモリの信頼性の低下、導
通不良等の発生に繋がる。
【0008】従って、本発明の目的は、上記の問題を解
決し、高い信頼性を有する強誘電体型不揮発性半導体メ
モリ及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第1の態様に係る強誘電体型不揮発性半導
体メモリの製造方法は、(A)ビット線と、(B)選択
用トランジスタと、(C)M個(但し、M≧2)のメモ
リセルから構成されたメモリユニットと、(D)M本の
プレート線、から成り、メモリユニットは、半導体基板
の上方に絶縁層を介して形成されており、且つ、絶縁膜
によって被覆されており、各メモリセルは、第1の電極
とキャパシタ層と第2の電極とから成り、メモリユニッ
トにおいて、メモリセルの第1の電極は共通であり、該
共通の第1の電極は、選択用トランジスタを介してビッ
ト線に接続されており、メモリユニットにおいて、第m
番目(但し、m=1,2・・・,M)のメモリセルの第
2の電極は、第m番目のプレート線に接続されている強
誘電体型不揮発性半導体メモリの製造方法であって、
(a)半導体基板に選択用トランジスタを形成する工程
と、(b)全面に絶縁層を形成した後、該絶縁層上にメ
モリユニットを形成する工程と、(c)全面に絶縁膜を
形成する工程と、(d)絶縁膜及び絶縁層を貫通し、共
通の第1の電極と選択用トランジスタとを接続する接続
孔を形成する工程、を具備することを特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するための本発明の第2
の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの製造方
法は、(A)ビット線と、(B)選択用トランジスタ
と、(C)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセ
ルから構成された、N個(但し、N≧2)のメモリユニ
ットと、(D)M×N本のプレート線、から成り、N個
のメモリユニットは、層間絶縁層を介して積層されてお
り、第1層目のメモリユニットは、半導体基板の上方に
絶縁層を介して形成されており、第N層目のメモリユニ
ットは、絶縁膜によって被覆されており、各メモリセル
は、第1の電極とキャパシタ層と第2の電極とから成
り、各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電
極は共通であり、該共通の第1の電極は、選択用トラン
ジスタを介してビット線に接続されており、第n層目
(但し、n=1,2・・・,N)のメモリユニットにお
いて、第m番目(但し、m=1,2・・・,M)のメモ
リセルの第2の電極は、第[(n−1)M+m]番目の
プレート線に接続されている強誘電体型不揮発性半導体
メモリの製造方法であって、(a)半導体基板に選択用
トランジスタを形成する工程と、(b)全面に絶縁層を
形成した後、該絶縁層上に第1層目のメモリユニットを
形成する工程と、(c)全面に第n’層目(但し、n’
=1,2・・・,N−1)の層間絶縁層を形成し、次い
で、該第n’層目の層間絶縁層上に第(n’+1)層目
のメモリユニットを形成する工程を、n’を1から(N
−1)まで1つずつインクリメントしながら繰り返す工
程と、(d)全面に絶縁膜を形成する工程と、(e)絶
縁膜、全ての層間絶縁層及び絶縁層を貫通し、全ての共
通の第1の電極と選択用トランジスタとを接続する1つ
の接続孔を形成する工程、を具備することを特徴とす
る。
【0011】上記の目的を達成するための本発明の第3
の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの製造方
法は、(A)ビット線と、(B)N個(但し、N≧2)
の選択用トランジスタと、(C)それぞれがM個(但
し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個のメモ
リユニットと、(D)M本のプレート線、から成り、各
メモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁層を介して
形成されており、且つ、絶縁膜によって被覆されてお
り、各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2
の電極とから成り、各メモリユニットにおいて、メモリ
セルの第1の電極は共通であり、第n番目(但し、n=
1,2・・・,N)のメモリユニットにおける共通の第
1の電極は、第n番目の選択用トランジスタを介してビ
ット線に接続されており、第n番目のメモリユニットに
おいて、第m番目(但し、m=1,2・・・,M)のメ
モリセルの第2の電極は、メモリユニット間で共通とさ
れた第m番目のプレート線に接続されている強誘電体型
不揮発性半導体メモリの製造方法であって、(a)半導
体基板にN個の選択用トランジスタを形成する工程と、
(b)全面に絶縁層を形成した後、該絶縁層上にN個の
メモリユニットを形成する工程と、(c)全面に絶縁膜
を形成する工程と、(d)絶縁膜及び絶縁層を貫通し、
メモリユニットを構成する第1の電極と選択用トランジ
スタとをそれぞれ接続するN個の接続孔を形成する工
程、を具備することを特徴とする。
【0012】上記の目的を達成するための本発明の第4
の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの製造方
法は、(A)ビット線と、(B)N個(但し、N≧2)
の選択用トランジスタと、(C)それぞれがM個(但
し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個のメモ
リユニットと、(D)M本のプレート線、から成り、N
個のメモリユニットは、層間絶縁層を介して積層されて
おり、第1層目のメモリユニットは、半導体基板の上方
に絶縁層を介して形成されており、第N層目のメモリユ
ニットは、絶縁膜によって被覆されており、各メモリセ
ルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電極とから成
り、各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電
極は共通であり、第n層目(但し、n=1,2・・・,
N)のメモリユニットにおける共通の第1の電極は、第
n番目の選択用トランジスタを介してビット線に接続さ
れており、第n層目のメモリユニットにおいて、第m番
目(但し、m=1,2・・・,M)のメモリセルの第2
の電極は、メモリユニット間で共通とされた第m番目の
プレート線に接続されている強誘電体型不揮発性半導体
メモリの製造方法であって、(a)半導体基板にN個の
選択用トランジスタを形成する工程と、(b)全面に絶
縁層を形成した後、該絶縁層上に第1層目のメモリユニ
ットを形成する工程と、(c)全面に第n’層目(但
し、n’=1,2・・・,N−1)の層間絶縁層を形成
し、次いで、該第n’層目の層間絶縁層上に第(n’+
1)層目のメモリユニットを形成する工程を、n’を1
から(N−1)まで1つずつインクリメントしながら繰
り返す工程と、(d)全面に絶縁膜を形成する工程と、
(e)絶縁膜、全ての層間絶縁層及び絶縁層を貫通し、
メモリユニットを構成する第1の電極と選択用トランジ
スタとをそれぞれ接続するN個の接続孔を形成する工
程、を具備することを特徴とする。
【0013】上記の目的を達成するための本発明の第5
の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの製造方
法は、(A)N本(但し、N≧2)のビット線と、
(B)N個の選択用トランジスタと、(C)それぞれが
M個(但し、M≧2)のメモリセルから構成された、N
個のメモリユニットと、(D)M本のプレート線、から
成り、N個のメモリユニットは、層間絶縁層を介して積
層されており、第1層目のメモリユニットは、半導体基
板の上方に絶縁層を介して形成されており、第N層目の
メモリユニットは、絶縁膜によって被覆されており、各
メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電極
とから成り、各メモリユニットにおいて、メモリセルの
第1の電極は共通であり、第n層目(但し、n=1,2
・・・,N)のメモリユニットにおける共通の第1の電
極は、第n番目の選択用トランジスタを介して第n番目
のビット線に接続されており、第n層目のメモリユニッ
トにおいて、第m番目(但し、m=1,2・・・,M)
のメモリセルの第2の電極は、メモリユニット間で共通
とされた第m番目のプレート線に接続されている強誘電
体型不揮発性半導体メモリの製造方法であって、(a)
半導体基板にN個の選択用トランジスタを形成する工程
と、(b)全面に絶縁層を形成した後、該絶縁層上に第
1層目のメモリユニットを形成する工程と、(c)全面
に第n’層目(但し、n’=1,2・・・,N−1)の
層間絶縁層を形成し、次いで、該第n’層目の層間絶縁
層上に第(n’+1)層目のメモリユニットを形成する
工程を、n’を1から(N−1)まで1つずつインクリ
メントしながら繰り返す工程と、(d)全面に絶縁膜を
形成する工程と、(e)絶縁膜、全ての層間絶縁層及び
絶縁層を貫通し、メモリユニットを構成する第1の電極
と選択用トランジスタとをそれぞれ接続するN個の接続
孔を形成する工程、を具備することを特徴とする。
【0014】上記の目的を達成するための本発明の第1
の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、
(A)ビット線と、(B)選択用トランジスタと、
(C)M個(但し、M≧2)のメモリセルから構成され
たメモリユニットと、(D)M本のプレート線、から成
り、メモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁層を介
して形成されており、且つ、絶縁膜によって被覆されて
おり、各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第
2の電極とから成り、メモリユニットにおいて、メモリ
セルの第1の電極は共通であり、該共通の第1の電極
は、選択用トランジスタを介してビット線に接続されて
おり、メモリユニットにおいて、第m番目(但し、m=
1,2・・・,M)のメモリセルの第2の電極は、第m
番目のプレート線に接続されている強誘電体型不揮発性
半導体メモリであって、絶縁膜及び絶縁層を貫通し、共
通の第1の電極と選択用トランジスタとを接続する接続
孔を更に具備することを特徴とする。
【0015】上記の目的を達成するための本発明の第2
の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、
(A)ビット線と、(B)選択用トランジスタと、
(C)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルか
ら構成された、N個(但し、N≧2)のメモリユニット
と、(D)M×N本のプレート線、から成り、N個のメ
モリユニットは、層間絶縁層を介して積層されており、
第1層目のメモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁
層を介して形成されており、第N層目のメモリユニット
は、絶縁膜によって被覆されており、各メモリセルは、
第1の電極とキャパシタ層と第2の電極とから成り、各
メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は共
通であり、該共通の第1の電極は、選択用トランジスタ
を介してビット線に接続されており、第n層目(但し、
n=1,2・・・,N)のメモリユニットにおいて、第
m番目(但し、m=1,2・・・,M)のメモリセルの
第2の電極は、第[(n−1)M+m]番目のプレート
線に接続されている強誘電体型不揮発性半導体メモリで
あって、絶縁膜、全ての層間絶縁層及び絶縁層を貫通
し、全ての共通の第1の電極と選択用トランジスタとを
接続する1つの接続孔を更に具備することを特徴とす
る。
【0016】上記の目的を達成するための本発明の第3
の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、
(A)ビット線と、(B)N個(但し、N≧2)の選択
用トランジスタと、(C)それぞれがM個(但し、M≧
2)のメモリセルから構成された、N個のメモリユニッ
トと、(D)M本のプレート線、から成り、各メモリユ
ニットは、半導体基板の上方に絶縁層を介して形成され
ており、且つ、絶縁膜によって被覆されており、各メモ
リセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電極とか
ら成り、各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1
の電極は共通であり、第n番目(但し、n=1,2・・
・,N)のメモリユニットにおける共通の第1の電極
は、第n番目の選択用トランジスタを介してビット線に
接続されており、第n番目のメモリユニットにおいて、
第m番目(但し、m=1,2・・・,M)のメモリセル
の第2の電極は、メモリユニット間で共通とされた第m
番目のプレート線に接続されている強誘電体型不揮発性
半導体メモリであって、絶縁膜及び絶縁層を貫通し、メ
モリユニットを構成する第1の電極と選択用トランジス
タとをそれぞれ接続するN個の接続孔を更に具備するこ
とを特徴とする。
【0017】上記の目的を達成するための本発明の第4
の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、
(A)ビット線と、(B)N個(但し、N≧2)の選択
用トランジスタと、(C)それぞれがM個(但し、M≧
2)のメモリセルから構成された、N個のメモリユニッ
トと、(D)M本のプレート線、から成り、N個のメモ
リユニットは、層間絶縁層を介して積層されており、第
1層目のメモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁層
を介して形成されており、第N層目のメモリユニット
は、絶縁膜によって被覆されており、各メモリセルは、
第1の電極とキャパシタ層と第2の電極とから成り、各
メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は共
通であり、第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の
メモリユニットにおける共通の第1の電極は、第n番目
の選択用トランジスタを介してビット線に接続されてお
り、第n層目のメモリユニットにおいて、第m番目(但
し、m=1,2・・・,M)のメモリセルの第2の電極
は、メモリユニット間で共通とされた第m番目のプレー
ト線に接続されている強誘電体型不揮発性半導体メモリ
であって、絶縁膜、全ての層間絶縁層及び絶縁層を貫通
し、メモリユニットを構成する第1の電極と選択用トラ
ンジスタとをそれぞれ接続するN個の接続孔を更に具備
することを特徴とする。
【0018】上記の目的を達成するための本発明の第5
の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、
(A)N本(但し、N≧2)のビット線と、(B)N個
の選択用トランジスタと、(C)それぞれがM個(但
し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個のメモ
リユニットと、(D)M本のプレート線、から成り、N
個のメモリユニットは、層間絶縁層を介して積層されて
おり、第1層目のメモリユニットは、半導体基板の上方
に絶縁層を介して形成されており、第N層目のメモリユ
ニットは、絶縁膜によって被覆されており、各メモリセ
ルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電極とから成
り、各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電
極は共通であり、第n層目(但し、n=1,2・・・,
N)のメモリユニットにおける共通の第1の電極は、第
n番目の選択用トランジスタを介して第n番目のビット
線に接続されており、第n層目のメモリユニットにおい
て、第m番目(但し、m=1,2・・・,M)のメモリ
セルの第2の電極は、メモリユニット間で共通とされた
第m番目のプレート線に接続されている強誘電体型不揮
発性半導体メモリであって、絶縁膜、全ての層間絶縁層
及び絶縁層を貫通し、メモリユニットを構成する第1の
電極と選択用トランジスタとをそれぞれ接続するN個の
接続孔を更に具備することを特徴とする。
【0019】本発明の第1の態様〜第5の態様に係る強
誘電体型不揮発性半導体メモリの製造方法、あるいは
又、本発明の第1の態様〜第5の態様に係る強誘電体型
不揮発性半導体メモリ(以下、これらを総称して、単
に、本発明と呼ぶ場合がある)において、接続孔は、例
えば、不純物がドーピングされたポリシリコンや、タン
グステン、Ti、Pt、Pd、Cu、TiW、TiN
W、WSi2、MoSi2等の高融点金属や金属シリサイ
ドから構成することができ、化学的気相成長法(CVD
法)やスパッタリング法等の物理的気相成長法(PVD
法)に基づき形成することができる。あるいは又、接続
孔は、白金、イリジウム、パラジウム、ロジウム及びル
テニウムから成る群から選択された金属若しくはその合
金から成り、メッキ法に基づき形成することもできる。
ここで、メッキ法として、無電解メッキ法、シード層の
形成及び電気メッキ法の組合せを挙げることができる。
尚、シード層の形成方法として、無電解メッキ法、スパ
ッタリング法や蒸着法等を含む物理的気相成長法(PV
D法)、化学的気相成長法(CVD法)を挙げることが
できる。絶縁膜、層間絶縁層、絶縁層を貫通した接続孔
の形成のためには、リソグラフィ技術及びドライエッチ
ング技術に基づき、絶縁膜、層間絶縁層、絶縁層に開口
部を形成すればよい。
【0020】本発明においては、M≧2を満足すればよ
く、実際的なMの値として、例えば、2のべき数(2,
4,8,16・・・)を挙げることができる。また、本
発明の第2の態様〜第5の態様に係る強誘電体型不揮発
性半導体メモリあるいはその製造方法においては、N≧
2を満足すればよく、実際的なNの値として、例えば、
2のべき数(2,4,8・・・)を挙げることができ
る。
【0021】本発明の第3の態様、第4の態様、第5の
態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリあるいはそ
の製造方法においては、メモリユニットを三次元積層構
造とすることにより、半導体基板表面を占有するトラン
ジスタの数に制約されることが無くなり、従来の強誘電
体型不揮発性半導体メモリに比べて飛躍的に記憶容量を
増大させることができ、ビット記憶単位の実効占有面積
を大幅に縮小することが可能となる。
【0022】本発明の第1の態様〜第5の態様に係る強
誘電体型不揮発性半導体メモリあるいはその製造方法に
おいては、更には、ロー方向のアドレス選択は選択用ト
ランジスタとプレート線とによって構成された二次元マ
トリクスにて行うことが好ましい。例えば、8個の選択
用トランジスタとプレート線8本とでロー・アドレスの
選択単位を構成すれば、16個のデコーダ/ドライバ回
路で、例えば、64ビットあるいは32ビットのメモリ
セルを選択することができる。従って、強誘電体型不揮
発性半導体メモリの集積度が従来と同等でも、記憶容量
を4倍あるいは2倍とすることができる。また、アドレ
ス選択における周辺回路や駆動配線数を削減することが
できる。
【0023】本発明の第3の態様、第4の態様、第5の
態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリあるいはそ
の製造方法においては、上方に位置するメモリユニット
のメモリセルを構成する強誘電体層の結晶化温度が、下
方に位置するメモリユニットのメモリセルを構成する強
誘電体層の結晶化温度よりも低いことが好ましい。ここ
で、メモリセルを構成する強誘電体層の結晶化温度は、
例えば、X線回折装置や表面走査型電子顕微鏡を用いて
調べることができる。具体的には、例えば、強誘電体材
料層を形成した後、強誘電体材料層の結晶化を行うため
の熱処理温度を種々変えて結晶化促進のための熱処理を
行い、熱処理後の強誘電体材料層のX線回折分析を行
い、強誘電体材料に特有の回折パターン強度(回折ピー
クの高さ)を評価することによって、強誘電体層の結晶
化温度を求めることができる。
【0024】ところで、メモリユニットが積層された構
成を有する強誘電体型不揮発性半導体メモリを製造する
場合、強誘電体層、あるいは、強誘電体層を構成する強
誘電体薄膜の結晶化のために、熱処理(結晶化熱処理と
呼ぶ)を積層されたメモリユニットの段数だけ行わなけ
ればならない。従って、下段に位置するメモリユニット
ほど長時間の結晶化熱処理を受け、上段に位置するほど
メモリユニットは短時間の結晶化熱処理を受けることに
なる。それ故、上段に位置するメモリユニットに対して
最適な結晶化熱処理を施すと、下段に位置するメモリユ
ニットは過度の熱負荷を受ける虞があり、下段に位置す
るメモリユニットの特性劣化が生じる虞がある。尚、多
段のメモリユニットを作製した後、一度で結晶化熱処理
を行う方法も考えられるが、結晶化の際に強誘電体層に
大きな体積変化が生じたり、各強誘電体層から脱ガスが
生じる可能性が高く、強誘電体層にクラックや剥がれが
生じるといった問題が発生し易い。上方に位置するメモ
リユニットを構成する強誘電体層の結晶化温度を、下方
に位置するメモリユニットを構成する強誘電体層の結晶
化温度よりも低くすれば、積層されたメモリユニットの
段数だけ結晶化熱処理を行っても、下方に位置するメモ
リユニットを構成するメモリセルの特性劣化といった問
題は生じない。また、各段におけるメモリユニットを構
成するメモリセルに対して、最適な条件での結晶化熱処
理を行うことができ、特性の優れた強誘電体型不揮発性
半導体メモリを得ることができる。以下の表1に、強誘
電体層を構成する代表的な材料の結晶化温度を示すが、
強誘電体層を構成する材料をかかる材料に限定するもの
ではない。
【0025】 [表1] 材料名 結晶化温度 Bi2SrTa29 700〜800゜C Bi2Sr(Ta1.5,Nb0.5)O9 650〜750゜C Bi4Ti312 600〜700゜C Pb(Zr0.48,Ti0.52)O3 550〜650゜C PbTiO3 500〜600゜C
【0026】本発明における強誘電体層を構成する材料
として、ビスマス層状化合物、より具体的には、Bi系
層状構造ペロブスカイト型の強誘電体材料を挙げること
ができる。Bi系層状構造ペロブスカイト型の強誘電体
材料は、所謂不定比化合物に属し、金属元素、アニオン
(O等)元素の両サイトにおける組成ずれに対する寛容
性がある。また、化学量論的組成からやや外れたところ
で最適な電気的特性を示すことも珍しくない。Bi系層
状構造ペロブスカイト型の強誘電体材料は、例えば、一
般式(Bi222+(Am-1m3m+12-で表すことが
できる。ここで、「A」は、Bi、Pb、Ba、Sr、
Ca、Na、K、Cd等の金属から構成された群から選
択された1種類の金属を表し、「B」は、Ti、Nb、
Ta、W、Mo、Fe、Co、Crから成る群から選択
された1種類、若しくは複数種の任意の比率による組み
合わせを表す。また、mは1以上の整数である。
【0027】あるいは又、強誘電体層を構成する材料
は、 (BiX,Sr1-X2(SrY,Bi1-Y)(TaZ,Nb1-Z2d 式(1) (但し、0.9≦X≦1.0、0.7≦Y≦1.0、0
≦Z≦1.0、8.7≦d≦9.3)で表される結晶相
を主たる結晶相として含んでいることが好ましい。ある
いは又、強誘電体層を構成する材料は、 BiXSrYTa2d 式(2) (但し、X+Y=3、0.7≦Y≦1.3、8.7≦d
≦9.3)で表される結晶相を主たる結晶相として含ん
でいることが好ましい。これらの場合、式(1)若しく
は式(2)で表される結晶相を主たる結晶相として85
%以上含んでいることが一層好ましい。尚、式(1)
中、(BiX,Sr1-X)の意味は、結晶構造における本
来Biが占めるサイトをSrが占め、このときのBiと
Srの割合がX:(1−X)であることを意味する。ま
た、(SrY,Bi1-Y)の意味は、結晶構造における本
来Srが占めるサイトをBiが占め、このときのSrと
Biの割合がY:(1−Y)であることを意味する。式
(1)若しくは式(2)で表される結晶相を主たる結晶
相として含む強誘電体層を構成する材料には、Biの酸
化物、TaやNbの酸化物、Bi、TaやNbの複合酸
化物が若干含まれている場合もあり得る。
【0028】あるいは又、強誘電体層を構成する材料
は、 BiX(Sr,Ca,Ba)Y(TaZ,Nb1-Z2d 式(3) (但し、1.7≦X≦2.5、0.6≦Y≦1.2、0
≦Z≦1.0、8.0≦d≦10.0)で表される結晶
相を含んでいてもよい。尚、「(Sr,Ca,Ba)」
は、Sr、Ca及びBaから構成された群から選択され
た1種類の元素を意味する。これらの各式で表される強
誘電体層を構成する材料の組成を化学量論的組成で表せ
ば、例えば、例えば、Bi2SrTa29(タンタル酸
ストロンチウムビスマス)、Bi2SrNb29(ニオ
ブ酸ストロンチウムビスマス)、Bi2BaTa2
9(タンタル酸バリウムビスマス)、Bi2BaNb29
(ニオブ酸バリウムビスマス)、Bi2Sr(Ta,N
b)29(ニオブ酸タンタル酸ストロンチウムビスマ
ス)等を挙げることができる。あるいは又、強誘電体材
料として、Bi4SrTi415(チタン酸ストロンチウ
ムビスマス)、Bi3TiNbO9(ニオブ酸ビスマスチ
タン)、Bi3TiTaO9(タンタル酸ビスマスチタ
ン)、Bi4Ti312(チタン酸ビスマス)、(Bi,
La)4Ti312(チタン酸ランタンビスマス)、Bi
2PbTa29(タンタル酸ビスマス鉛)等を例示する
ことができるが、これらの場合においても、各金属元素
の比率は、結晶構造が変化しない程度に変化させ得る。
即ち、金属元素及び酸素元素の両サイトにおける組成ず
れがあってもよい。
【0029】あるいは又、強誘電体材料として、PbT
iO3(チタン酸鉛)、BaTiO3(チタン酸バリウ
ム)、LiNbO3(ニオブ酸リチウム)、LiTaO3
(タンタル酸リチウム)、YMnO3(マンガン酸イッ
トリウム)、ペロブスカイト型構造を有するPbZrO
3とPbTiO3の固溶体であるチタン酸ジルコン酸鉛
[PZT,Pb(Zr1-y,Tiy)O3(但し、0<y
<1)]、PZTにLaを添加した金属酸化物であるP
LZT[(Pb,La)(Zr,Ti)O3(チタン酸
ジルコン酸ランタン鉛)]、あるいはPZTにNbを添
加した金属酸化物であるPNZT、PZTにストロンチ
ウム(Sr)を添加した金属酸化物であるPSZT
[(Pb,Sr)(ZrX,TiY)O3]、これらの混
合物を挙げることができる。
【0030】以上に説明した強誘電体層を構成する材料
において、これらの組成を化学量論的組成から外すこと
によって、結晶化温度を変化させることが可能である。
【0031】強誘電体層を得るためには、強誘電体薄膜
を形成した後の工程において、強誘電体薄膜をパターニ
ングすればよい。場合によっては、強誘電体薄膜のパタ
ーニングは不要である。強誘電体薄膜の形成は、例え
ば、MOCVD法、ビスマス−酸素結合を有するビスマ
ス有機金属化合物(ビスマスアルコキシド化合物)を原
料としたMOD(Metal Organic Decomposition)法、
LSMCD(Liquid Source Mist Chemical Depositio
n)法、パルスレーザアブレーション法、スパッタリン
グ法、ゾル−ゲル法といった強誘電体薄膜を構成する材
料に適した方法にて適宜行うことができる。また、強誘
電体薄膜のパターニングは、例えば異方性イオンエッチ
ング(RIE)法にて行うことができる。
【0032】本発明においては、強誘電体層の下に第1
の電極を形成し、強誘電体層の上に第2の電極を形成す
る構成(即ち、第1の電極は下部電極に相当し、第2の
電極は上部電極に相当する)とすることもできるし、強
誘電体層の上に第1の電極を形成し、強誘電体層の下に
第2の電極を形成する構成(即ち、第1の電極は上部電
極に相当し、第2の電極は下部電極に相当する)とする
こともできる。プレート線は、第2の電極から延在して
いる構成とすることが、配線構造の簡素化といった観点
から好ましい。第1の電極が共通である構造として、具
体的には、ストライプ状の第1の電極を形成し、かかる
ストライプ状の第1の電極の全面を覆うように強誘電体
層を形成する構成を挙げることができる。尚、このよう
な構造においては、第1の電極と強誘電体層と第2の電
極の重複領域がメモリセルに相当する。第1の電極が共
通である構造として、その他、第1の電極の所定の領域
に、それぞれの強誘電体層が形成され、強誘電体層上に
第2の電極が形成された構造、あるいは又、配線の所定
の表面領域に、それぞれの第1の電極が形成され、かか
るそれぞれの第1の電極上に強誘電体層が形成され、強
誘電体層上に第2の電極が形成された構造を挙げること
ができるが、これらの構成に限定するものではない。
【0033】更には、本発明において、強誘電体層の下
に第1の電極を形成し、強誘電体層の上に第2の電極を
形成する構成の場合、メモリセルを構成する第1の電極
は所謂ダマシン構造を有しており、強誘電体層の上に第
1の電極を形成し、強誘電体層の下に第2の電極を形成
する構成の場合、メモリセルを構成する第2の電極は所
謂ダマシン構造を有していることが、強誘電体層を平坦
な下地上に形成することができるといった観点から好ま
しい。
【0034】本発明において、第1の電極あるいは第2
の電極を構成する材料として、例えば、Ir、IrO
2-X、IrO2-X/Ir、SrIrO3、Ru、Ru
2-X、SrRuO3、Pt、Pt/IrO2-X、Pt/
RuO2-X、Pd、Pt/Tiの積層構造、Pt/Ta
の積層構造、Pt/Ti/Taの積層構造、La0.5
0.5CoO3(LSCO)、Pt/LSCOの積層構
造、YBa2Cu37を挙げることができる。ここで、
Xの値は、0≦X<2である。尚、積層構造において
は、「/」の前に記載された材料が強誘電体層と接す
る。第1の電極と第2の電極とは、同じ材料から構成さ
れていてもよいし、同種の材料から構成されていてもよ
いし、異種の材料から構成されていてもよい。第1の電
極あるいは第2の電極を形成するためには、第1の電極
を構成する導電材料層あるいは第2の電極を構成する導
電材料層を形成した後の工程において、導電材料層をパ
ターニングすればよい。導電材料層の形成は、例えばス
パッタリング法、反応性スパッタリング法、電子ビーム
蒸着法、MOCVD法、あるいはパルスレーザアブレー
ション法といった導電材料層を構成する材料に適した方
法にて適宜行うことができる。また、導電材料層のパタ
ーニングは、例えばイオンミーリング法やRIE法にて
行うことができる。
【0035】選択用トランジスタや各種のトランジスタ
は、例えば、周知のMIS型FETやMOS型FETか
ら構成することができる。ビット線を構成する材料とし
て、不純物がドーピングされたポリシリコンや高融点金
属材料を挙げることができる。選択用トランジスタとビ
ット線との接続のためのコンタクトホールは、例えば、
タングステンプラグや不純物をドーピングされたポリシ
リコンを埋め込むことによって得ることができる。
【0036】本発明において、絶縁層や層間絶縁層、絶
縁膜を構成する材料として、酸化シリコン(Si
2)、窒化シリコン(SiN)、SiON、SOG、
NSG、BPSG、PSG、BSGあるいはLTOを例
示することができる。また、メモリセルを、例えば酸化
アルミニウム(Al23)等から成る水素ガス不透過層
で被覆してもよい。
【0037】本発明にあっては、一対の強誘電体型不揮
発性半導体メモリを構成し、且つ、プレート線が共通と
された一対のメモリセルのそれぞれに1ビットを記憶す
ることができる。この場合、例えば、強誘電体型不揮発
性半導体メモリを一対とし(便宜上、不揮発性メモリ−
A、不揮発性メモリ−Bと呼ぶ)、一対の不揮発性メモ
リ−A及び不揮発性メモリ−Bを構成するビット線は、
同一のセンスアンプに接続されている構成とすることが
できるが、これに限定するものではない。そして、この
場合、不揮発性メモリ−Aを構成する選択用トランジス
タと、不揮発性メモリ−Bを構成する選択用トランジス
タとは、異なるワード線に接続されている。不揮発性メ
モリ−A及び不揮発性メモリ−Bとを対として、不揮発
性メモリ−Aを構成する選択用トランジスタと不揮発性
メモリ−Bを構成する選択用トランジスタとを独立して
駆動し、これらにおいて、対となったメモリセルのそれ
ぞれに1ビットのデータを記憶する。
【0038】あるいは又、本発明にあっては、一対の強
誘電体型不揮発性半導体メモリを構成し、且つ、プレー
ト線が共通とされた一対のメモリセルに相補的に1ビッ
トを記憶する構成とすることができる。即ち、強誘電体
型不揮発性半導体メモリを一対とし(不揮発性メモリ−
A及び不揮発性メモリ−B)、一対の不揮発性メモリ−
A及び不揮発性メモリ−Bを構成するビット線は、同一
のセンスアンプに接続されている構成とすることができ
る。そして、この場合、不揮発性メモリ−Aを構成する
選択用トランジスタと、不揮発性メモリ−Bを構成する
選択用トランジスタとは、同一のワード線に接続されて
いてもよいし、異なるワード線に接続されていてもよ
い。但し、後者の場合、不揮発性メモリ−Aを構成する
選択用トランジスタと、不揮発性メモリ−Bを構成する
選択用トランジスタとを、同時に駆動する。そして、不
揮発性メモリ−A及び不揮発性メモリ−Bとを対とし
て、これらにおいて、対となったメモリセルに相補的な
データを記憶する。
【0039】本発明の第1の態様〜第5の態様に係る強
誘電体型不揮発性半導体メモリの製造方法においては、
メモリユニットを作製した後、メモリユニットが絶縁膜
で被覆された状態で、接続孔を形成するが故に、強誘電
体層を構成する強誘電体材料としての酸化物が還元され
るといった問題の発生、強誘電体層の酸素ガス雰囲気中
での酸化熱処理によって接続孔が酸化されてしまうとい
った問題の発生、下部電極を構成する材料の原子と接続
孔を構成する導電材料の原子とが相互拡散するといった
問題の発生を、確実に回避することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0041】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の第1の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリ
(以下、不揮発性メモリと略称する)及びその製造方法
に関する。実施の形態1の不揮発性メモリの模式的な一
部断面図を図1に示し、回路図を図2及び図7にす。
尚、図2及び図7には、プレート線を共有する隣接した
2つの不揮発性メモリMA,MBを示す。一方、図1にお
いては、不揮発性メモリMAを構成する選択用トランジ
スタTRA及びメモリセルMCAmを図示する。これらの
不揮発性メモリは同じ構造を有するが故に、以下、不揮
発性メモリMAについて説明する。
【0042】実施の形態1の不揮発性メモリMAは、
(A)ビット線BLAと、(B)選択用トランジスタT
Aと、(C)M個(但し、M≧2であり、実施の形態
1においては、M=4)のメモリセルMCAMから構成さ
れたメモリユニットMUAと、(D)M本のプレート線
PLm(m=1,2・・・M)、から構成されている。
【0043】そして、メモリユニットMUAは、半導体
基板10の上方に絶縁層17を介して形成されており、
且つ、絶縁膜27Aによって被覆されている。
【0044】各メモリセルMCAm(m=1,2・・・
M)は、第1の電極21と強誘電体層22と第2の電極
23とから構成されている。また、メモリユニットMU
Aを構成するメモリセルMCAmの第1の電極21は、メ
モリユニットMUAにおいて共通であり、この共通の第
1の電極21(共通ノードCNAと呼ぶ場合がある)
は、選択用トランジスタTRAを介してビット線BLA
接続され、第2の電極23はプレート線PLmに接続さ
れている。具体的には、プレート線PLmはメモリセル
MCAmを構成する第2の電極23から延在しており、隣
接する不揮発性メモリMBのメモリセルMCBmを構成す
る第2の電極23と共通である。
【0045】ビット線BLAは、選択用トランジスタT
Aの一方のソース/ドレイン領域15Aにコンタクト
プラグ16を介して電気的に接続されている。また、共
通の第1の電極21(共通ノードCNA)は、絶縁膜2
7A及び絶縁層17を貫通して設けられた接続孔19に
よって選択用トランジスタTRAの他方のソース/ドレ
イン領域15Bに接続されている。尚、接続孔19は、
絶縁膜27A及び絶縁層17に形成された開口部28,
18内に形成されている。
【0046】プレート線PLmは、プレート線デコーダ
/ドライバPDに接続されている。また、選択用トラン
ジスタTRAのゲート電極はワード線WLに接続され、
ワード線WLは、ワード線デコーダ/ドライバWDに接
続されている。更には、ビット線BLAはセンスアンプ
SAに接続されている。センスアンプSAは、例えば、
カレントミラーセンスアンプから構成することができ
る。
【0047】このような構造とすることで、1つの選択
用トランジスタTRAを4つのメモリセルMCAmにて共
有するが故に、不揮発性メモリ全体としての縮小化を効
果的に図ることができる。尚、Mの値は4に限定されな
い。実際的なMの値として、例えば、2のべき数(2,
4,8,16・・・)を挙げることができる。
【0048】以下、半導体基板等の模式的な一部断面図
である図3〜図5を参照して、実施の形態1の不揮発性
メモリの製造方法を説明する。
【0049】[工程−100]先ず、不揮発性メモリM
Aにおける選択用トランジスタTRとして機能するMO
S型トランジスタをシリコン半導体基板10に形成す
る。そのために、例えばLOCOS構造を有する素子分
離領域11を公知の方法に基づき形成する。尚、素子分
離領域は、トレンチ構造を有していてもよいし、LOC
OS構造とトレンチ構造の組合せとしてもよい。その
後、半導体基板10の表面を例えばパイロジェニック法
により酸化し、ゲート絶縁膜12を形成する。次いで、
不純物がドーピングされたポリシリコン層をCVD法に
て全面に形成した後、ポリシリコン層をパターニング
し、ゲート電極13を形成する。このゲート電極13は
ワード線WLを兼ねている。尚、ゲート電極13をポリ
シリコン層から構成する代わりに、ポリサイドや金属シ
リサイドから構成することもできる。次に、半導体基板
10にイオン注入を行い、LDD構造を形成する。その
後、全面にCVD法にてSiO2層を形成した後、この
SiO2層をエッチバックすることによって、ゲート電
極13の側面にゲートサイドウオール14を形成する。
次いで、半導体基板10にイオン注入を施した後、イオ
ン注入された不純物の活性化アニール処理を行うことに
よって、ソース/ドレイン領域15A,15Bを形成す
る。
【0050】[工程−110]次いで、全面に下層絶縁
層を形成した後、この下層絶縁層上に、選択用トランジ
スタTRAの一方のソース/ドレイン領域15Aにコン
タクトプラグ16を介して電気的に接続されたビット線
BLAを形成する。具体的には、SiO2から成る下層絶
縁層をCVD法にて形成した後、一方のソース/ドレイ
ン領域15Aの上方の下層絶縁層に開口部をRIE法に
て形成する。そして、かかる開口部内を含む下層絶縁層
上に不純物がドーピングされたポリシリコン層をCVD
法にて形成する。これによって、コンタクトプラグ16
が形成される。次に、下層絶縁層上のポリシリコン層を
パターニングすることによって、ビット線BLAを形成
する。その後、BPSGから成る上層絶縁層をCVD法
にて全面に形成する。尚、BPSGから成る上層絶縁層
の形成後、窒素ガス雰囲気中で例えば900゜C×20
分間、上層絶縁層をリフローさせることが好ましい。更
には、必要に応じて、例えば化学的機械的研磨法(CM
P法)にて上層絶縁層の頂面を化学的及び機械的に研磨
し、上層絶縁層を平坦化することが望ましい。尚、下層
絶縁層と上層絶縁層を纏めて、絶縁層17と呼ぶ。こう
して、図3に示す構造を得ることができる。
【0051】[工程−120]次に、絶縁層17上に、
スパッタリング法にて、例えばTiNから成る厚さ約4
0nmの密着層20を形成することが好ましい。そし
て、密着層20上にイリジウム(Ir)から成る厚さ約
100nmの第1電極材料層21Aをスパッタリング法
にて形成する。次いで、RIE法にて第1電極材料層2
1A及び密着層20をパターニングすることによって、
第1の電極21(共通ノードCNA)を形成することが
できる。
【0052】[工程−130]その後、例えば、MOD
法やMOCVD法によって、Bi系層状構造ペロブスカ
イト型の強誘電体材料から成る強誘電体薄膜22Aを全
面に形成する。例えば、Bi2SrTa29から成る強
誘電体薄膜22AのMOCVD法に基づく形成条件を以
下の表2に例示する。尚、表2中、「thd」は、テト
ラメチルヘプタンジネートの略である。また、表2に示
したソース原料はテトラヒドロフラン(THF)を主成
分とする溶媒中に溶解されている。
【0053】 [表2] MOCVD法による形成 ソース材料 :Sr(thd)2−tetraglyme Bi(C653 Ta(O−iC374(thd) 形成温度 :400〜700゜C プロセスガス:Ar/O2=1000/1000cm3 形成速度 :5〜20nm/分
【0054】あるいは又、Bi2SrTa29から成る
強誘電体薄膜をパルスレーザアブレーション法、ゾル−
ゲル法、あるいはRFスパッタリング法にて全面に形成
することもできる。これらの場合の形成条件を、それぞ
れ、以下の表3、表4、表5に例示する。尚、ゾル−ゲ
ル法によって厚い強誘電体薄膜を形成する場合、所望の
回数、スピンコート及び乾燥、あるいはスピンコート及
び焼成(又は、アニール処理)を繰り返せばよい。
【0055】[表3] パルスレーザアブレーション法による形成 ターゲット:Bi2SrTa29 使用レーザ:KrFエキシマレーザ(波長248nm、
パルス幅25n秒、5Hz) 形成温度 :400〜800゜C 酸素濃度 :3Pa
【0056】 [表4] ゾル−ゲル法による形成 原料:Bi(CH3(CH23CH(C25)COO)3 [ビスマス・2エチルヘキサン酸,Bi(OOc)3] Sr(CH3(CH23CH(C25)COO)2 [ストロンチウム・2エチルヘキサン酸,Sr(OOc)2] Ta(OEt)5 [タンタル・エトキシド] スピンコート条件:3000rpm×20秒 乾燥:250゜C×7分 焼成:700〜800゜C×1時間(必要に応じてRTA処理を加える)
【0057】[表5] RFスパッタリング法による形成 ターゲット:Bi2SrTa29セラミックターゲット RFパワー:1.2W〜2.0W/ターゲット1cm2 雰囲気圧力:0.2〜1.3Pa 形成温度 :室温〜600゜C プロセスガス:Ar/O2の流量比=2/1〜9/1
【0058】強誘電体層を、PZTあるいはPLZTか
ら構成するときの、マグネトロンスパッタリング法によ
るPZTあるいはPLZTの形成条件を以下の表6に例
示する。あるいは又、PZTやPLZTを、反応性スパ
ッタリング法、電子ビーム蒸着法、ゾル−ゲル法、又
は、MOCVD法にて形成することもできる。
【0059】[表6] ターゲット :PZTあるいはPLZT プロセスガス:Ar/O2=90体積%/10体積% 圧力 :4Pa パワー :50W 形成温度 :500゜C
【0060】更には、PZTやPLZTをパルスレーザ
アブレーション法にて形成することもできる。この場合
の形成条件を以下の表7に例示する。
【0061】[表7] ターゲット:PZT又はPLZT 使用レーザ:KrFエキシマレーザ(波長248nm、
パルス幅25n秒、3Hz) 出力エネルギー:400mJ(1.1J/cm2) 形成温度 :550〜600゜C 酸素濃度 :40〜120Pa
【0062】[工程−140]その後、強誘電体薄膜2
2A上に第2電極材料層23Aを形成する。具体的に
は、強誘電体薄膜22A上に、スパッタリング法にて、
イリジウム(Ir)から成る厚さ100nmの第2電極
材料層23Aを形成する。次いで、フォトリソグラフィ
技術及びRIE法に基づき、第2電極材料層23A及び
強誘電体薄膜22Aをパターニングする。こうして、絶
縁層17上に、第1の電極21(Ir層から成る)、第
1の電極21上に形成された強誘電体層22(Bi2
rTa29から成る)、及び、強誘電体層22上に形成
された第2の電極23(Ir層から成る)から構成され
たメモリセルMCANを得ることができる(図4の参
照)。
【0063】次いで、エッチングダメージの回復のため
に、微量の酸化性ガスを含む不活性ガス雰囲気、具体的
には、酸素ガスを1体積%含む窒素ガス雰囲気(窒素ガ
ス:99体積%)中で、700゜C、1時間の熱処理を
施こしてもよい。
【0064】[工程−150]次に、全面に絶縁膜27
Aを形成する(図5参照)。次いで、他方のソース/ド
レイン領域15Bの上方の絶縁膜27A及び絶縁層17
の部分に開口部28,18をリソグラフィ技術及びRI
E法に基づき形成する。
【0065】[工程−160]その後、開口部28,1
8内に、例えば、タングステンを埋め込むことによって
接続孔19を形成する。タングステンにて開口部28,
18を埋め込み、接続孔19を形成する条件を、以下の
表8に例示する。尚、タングステンにて開口部28,1
8を埋め込む前に、Ti層及びTiN層を順に例えばマ
グネトロンスパッタ法にて開口部28,18内を含む絶
縁膜27Aの上に形成することが好ましい。ここで、T
i層及びTiN層を形成する理由は、オーミックな低コ
ンタクト抵抗を得ること、ブランケットタングステンC
VD法における半導体基板10の損傷発生の防止、タン
グステンの密着性向上のためである。
【0066】[表8] Ti層(厚さ:20nm)のスパッタ条件 プロセスガス:Ar=35sccm 圧力 :0.52Pa RFパワー :2kW 基板の加熱 :無し TiN層(厚さ:100nm)のスパッタ条件 プロセスガス:N2/Ar=100/35sccm 圧力 :1.0Pa RFパワー :6kW 基板の加熱 :無し タングステンのCVD形成条件 使用ガス:WF6/H2/Ar=40/400/2250
sccm 圧力 :10.7kPa 形成温度:450゜C タングステン層及びTiN層、Ti層のエッチング条件 第1段階のエッチング:タングステン層のエッチング 使用ガス :SF6/Ar/He=110:90:5scc
m 圧力 :46Pa RFパワー:275W 第2段階のエッチング:TiN層/Ti層のエッチング 使用ガス :Ar/Cl2=75/5sccm 圧力 :6.5Pa RFパワー:250W
【0067】[工程−170]その後、絶縁膜27A上
のタングステン層、TiN層、Ti層を化学的機械的研
磨法(CMP法)やエッチバック法によって除去する。
そして、全面にパッシベーション膜(図示せず)を形成
して、不揮発性メモリを完成させる。
【0068】各第2の電極はプレート線を兼ねていなく
ともよい。この場合には、絶縁膜27Aの形成完了後、
第2の電極23の上方の絶縁膜27Aに開口部を形成
し、次いで、絶縁膜27A上に、かかる開口部内にまで
延在するプレート線を形成すればよい。また、[工程−
160]においては、不純物を含むポリシリコンにて接
続孔19を形成してもよい。
【0069】更には、[工程−160]において、メッ
キ法にて白金(Pt)から成る接続孔19を形成しても
よい。具体的には、開口部28,18内を含む絶縁膜2
7A上にスパッタリング法や無電解メッキ法にてシード
層に相当する白金(Pt)層を形成する。その後、電気
メッキ法にて開口部28,18内を含む絶縁膜27A上
のシード層の上に白金層を形成した後、絶縁膜27A上
の白金層を化学的機械的研磨法(CMP法)やスパッタ
エッチング法にて除去する。白金層の電気メッキ条件
を、以下の表9に例示する。
【0070】
【0071】あるいは又、開口部28,18内を含む絶
縁膜27A上にスパッタリング法や無電解メッキ法にて
シード層に相当するイリジウム(Ir)層を形成する。
その後、電気メッキ法にて開口部28,18内を含む絶
縁膜27A上のシード層上にイリジウム層を形成する。
その後、絶縁膜27A上のイリジウム層を化学的機械的
研磨法(CMP法)やスパッタエッチング法にて除去す
る。イリジウム層の電気メッキ条件を、以下の表10に
例示する。
【0072】 [表10] メッキ浴 :(NH42IrCl6あるいはIrCl3・3H2O 5〜50グラム/リットル pH 1〜6 メッキ浴温度:30〜60゜C 電流密度 :0.5〜50A/cm2
【0073】あるいは又、開口部28,18内を含む絶
縁膜27A上にスパッタリング法や無電解メッキ法にて
シード層に相当するロジウム(Rh)層を形成する。そ
の後、電気メッキ法にて開口部28,18内を含む絶縁
膜27A上のシード層上にロジウム層を形成する。その
後、絶縁膜27A上のロジウム層を化学的機械的研磨法
(CMP法)やスパッタエッチング法にて除去する。ロ
ジウム層の電気メッキ条件を、以下の表11に例示す
る。
【0074】 [表11] メッキ浴 :Rh(SO43あるいはRhCl3・3H2O 5〜50グラム/リットル pH 1〜6 メッキ浴温度:30〜60゜C 電流密度 :0.5〜50A/cm2
【0075】あるいは又、開口部28,18内を含む絶
縁膜27A上にスパッタリング法や無電解メッキ法にて
シード層に相当するパラジウム(Pd)層を形成する。
その後、電気メッキ法にて開口部28,18内を含む絶
縁膜27A上のシード層上にパラジウム層を形成する。
その後、絶縁膜27A上のパラジウム層を化学的機械的
研磨法(CMP法)やスパッタエッチング法にて除去す
る。パラジウム層の電気メッキ条件を、以下の表12に
例示する。
【0076】 [表12] メッキ浴 :PdSO4・2H2OあるいはPdCl2・4H2O 5〜50グラム/リットル pH 1〜6 メッキ浴温度:30〜60゜C 電流密度 :0.5〜50A/cm2
【0077】あるいは又、開口部28,18内を含む絶
縁膜27A上にスパッタリング法や無電解メッキ法にて
シード層に相当するルテニウム(Ru)層を形成する。
その後、電気メッキ法にて開口部28,18内を含む絶
縁膜27A上のシード層上にルテニウム層を形成する。
その後、絶縁膜27A上のルテニウム層を化学的機械的
研磨法(CMP法)やスパッタエッチング法にて除去す
る。ルテニウム層の電気メッキ条件を、以下の表13に
例示する。
【0078】
【0079】図2に回路図を示す実施の形態1の不揮発
性メモリにおいては、対となったメモリセルMCAm,M
Bmに相補的なデータを書き込むことで1ビットを記憶
する。また、2つの選択用トランジスタTRA,TR
Bと、8個のメモリセルMCAm,MCBmによって、1つ
のメモリユニット(アクセス単位ユニット)が構成さ
れ、4ビットを記憶する。実際の不揮発性メモリにおい
ては、この4ビットを記憶するメモリユニットの集合が
アクセス単位ユニットとしてアレイ状に配設されてい
る。
【0080】このような不揮発性メモリからデータを読
み出し、再書き込みする方法について、以下、説明す
る。尚、一例として、対となったメモリセルMCA1,M
B1から相補的な1ビットのデータを読み出すものと
し、メモリセルMCA1にはデータ「1」が、メモリセル
MCB1にはデータ「0」が記憶されているとする。図6
に動作波形を示す。尚、図6中、括弧内の数字は、以下
に説明する工程の番号と対応している。
【0081】(1)待機状態では、ビット線BLA,B
B、ワード線WL、全プレート線PL mが0ボルトとな
っている。更には、共通ノードCNA,CNBも0ボルト
で浮遊状態となっている。
【0082】(2)データ読み出し時、選択プレート線
PL1にVccを印加する。このとき、選択メモリセルM
A1にはデータ「1」が記憶されているので、強誘電体
層に分極反転が生じ、蓄積電荷量が増加し、共通ノード
CNAの電位が上昇する。一方、選択メモリセルMCB1
にはデータ「0」が記憶されているので、強誘電体層に
分極反転が生ぜず、共通ノードCNBの電位は殆ど上昇
しない。即ち、共通ノードCNA,CNBは、非選択メモ
リセルの強誘電体層を介して複数の非選択プレート線P
j(j=2,3,4)にカップリングされているの
で、共通ノードCNBの電位は0ボルトに比較的近いレ
ベルに保たれる。このようにして、選択メモリセルMC
A1,MCB1に記憶されたデータに依存して共通ノードC
A,CNBの電位に変化が生じる。従って、選択メモリ
セルMCA1の強誘電体層には、分極反転に十分な電界を
与えることができる。
【0083】(3)次に、ビット線BLA,BLBを浮遊
状態とし、ワード線WLをハイレベルとすることによっ
て、選択用トランジスタTRA,TRBをオン状態とす
る。これによって、選択メモリセルMCA1に記憶された
データに基づき共通の第1の電極(共通ノードCNA
に生じた電位により、ビット線BLAに電位が生じる。
一方、ビット線BLBの電位は僅かしか上昇しない。
【0084】(4)次いで、ワード線WLをローレベル
とすることによって、選択用トランジスタTRA,TRB
をオフ状態とする。
【0085】(5)その後、ビット線BLA,BLBの電
位をセンスアンプSAにてラッチし、センスアンプSA
を活性化してデータを増幅し、データの読み出し動作を
完了する。
【0086】以上の動作によって、選択メモリセルに記
憶されていたデータが一旦破壊されてしまうので、デー
タの再書き込み動作を行う。
【0087】(6)そのために、先ず、ビット線B
A,BLBをセンスアンプSAによって充放電させ、ビ
ット線BLAにVccを印加し、ビット線BLBに0ボルト
を印加する。一方、非選択プレート線PLj(j=2,
3,4)の電位を(1/2)Vccとする。
【0088】(7)その後、ワード線WLをハイレベル
とすることによって、選択用トランジスタTRA,TRB
をオン状態とする。これによって、共通ノードCNA
CNBの電位はビット線BLA,BLBの電位と等しくな
る。即ち、選択メモリセルMCA1に記憶されていたデー
タが「1」であるので、共通ノードCNAの電位はVcc
となる。一方、選択メモリセルMCB1に記憶されていた
データが「0」であるので、共通ノードCNBの電位は
0ボルトとなる。選択プレート線PL1の電位はVcc
ままであるが故に、また、共通ノードCNBの電位が0
ボルトであるが故に、選択メモリセルMCB1にはデータ
「0」が再書き込みされる。
【0089】(8)次に、選択プレート線PL1の電位
を0ボルトとする。これによって、選択メモリセルMC
A1に記憶されていたデータが「1」であるが故に、共通
ノードCNAの電位がVccであり、データ「1」がメモ
リセルMCA1に再書き込みされる。選択メモリセルMC
B1にデータ「0」が既に再書き込みされており、選択メ
モリセルMCB1に変化は生じない。
【0090】(9)その後、ビット線BLA,BLBを0
ボルトとする。
【0091】(10)最後に、非選択プレート線PLj
を0ボルトとし、ワード線WLをローレベルとすること
によって、選択用トランジスタTRA,TRBをオフ状態
とする。
【0092】他のメモリセルMCAj,MCBj(j=2,
3,4)からデータを読み出し、データを再書き込みす
る場合には、同様の操作を繰り返す。
【0093】図7に回路図を示すように、不揮発性メモ
リMAを構成する選択用トランジスタTRAと、不揮発性
メモリMBを構成する選択用トランジスタTRBとをワー
ド線WL1及びワード線WL2によって独立して制御すれ
ば、メモリセルMCAm、メモリセルMCBmのそれぞれに
1ビットのデータを記憶することができる。以下、この
ような構成の不揮発性メモリからデータを読み出し、再
書き込みする方法について説明する。尚、一例として、
メモリセルMCA1から1ビットのデータを読み出すもの
とする。図8に動作波形を示す。尚、図8中、括弧内の
数字は、以下に説明する工程の番号と対応している。
【0094】(1)待機状態では、ビット線BLA,B
B、ワード線WL1,WL2、全プレート線PLmが0ボ
ルトとなっている。更には、共通ノードCNA,CNB
0ボルトで浮遊状態となっている。
【0095】(2)データ読み出しが開始されると、先
ず、選択されたメモリユニット(アクセス単位ユニッ
ト)における全プレート線PLm(m=1,2,3,
4)を(1/2)Vcc(但し、Vccは電源電圧)にプレ
チャージし、更に、ビット線BLA,BLBを(1/2)
ccにプレチャージする。その後、ワード線WL1,W
2をハイレベルとすることによって、選択用トランジ
スタTRA,TRBをオン状態とする。これによって、共
通の第1の電極21(共通ノードCNA,CNB)がビッ
ト線BLA,BLBに接続され、共通ノードCNA,CNB
の電位は(1/2)V ccとなる。
【0096】(3)次いで、非選択のワード線WL2
ローレベルとすることによって、選択用トランジスタT
Bをオフ状態とする。これによって、非選択の共通ノ
ードCNBは、電位が(1/2)Vccのまま、浮遊状態
となる。
【0097】(4)その後、選択プレート線PL1、及
び、ビット線BLAを接地線(図示せず)を介して0ボ
ルトまで放電させる。このとき、ビット線BLAに接続
されている共通ノードCNAも0ボルトとなる。ビット
線BLAの放電が完了したならば、接地線とビット線B
Aとの電気的な接続を解き、ビット線BLAを浮遊状態
とする。
【0098】(5)次に、選択プレート線PL1にVcc
を印加し、一方、ビット線BLBに(即ち、参照側ビッ
ト線に)、データ「1」の読み出し電位と、データ
「0」の読み出し電位の中間の参照電位を与える。これ
によって、データ「1」を記憶していたメモリセルMC
A1からは反転電荷が放出される。以上の結果、ビット線
BLA,BLBの間に電位差が生じる。次に、センスアン
プSAを活性化して、かかるビット線BLA,BLBの間
の電位差をデータとして読み出す。
【0099】以上の動作によって、選択メモリセルに記
憶されていたデータが一旦破壊されてしまうので、デー
タの再書き込み動作を行う。
【0100】(6)その後、ビット線BLA,BLBを、
センスアンプSAによって充放電させ、メモリセルMC
A1にデータ「1」が記憶されていた場合には、ビット線
BLAにVccを印加し、メモリセルMCA1にデータ
「0」が記憶されていた場合には、ビット線BLAに0
ボルトを印加する。一方、ビット線BLBには0ボルト
を印加する。その結果、メモリセルMCA1にデータ
「0」が記憶されていた場合には、データ「0」が再び
書き込まれる。
【0101】(7)その後、選択プレート線PL1を0
ボルトとすることによって、メモリセルMCA1にデータ
「1」が記憶されていた場合には、データ「1」が再び
書き込まれる。
【0102】(8)データの読み出しを終了する場合に
は、次いで、ビット線BLA,BLBを0ボルトまで放電
する。次に、プレート線PLm(m=1,2,3,4)
を0ボルトまで放電した後、非選択のワード線WL2
再びハイレベルとし、選択用トランジスタTRA,TRB
をオン状態として、メモリユニット(アクセス単位ユニ
ット)の全ての共通ノードCNA,CNBを0ボルトとす
る。
【0103】尚、引き続き、次のメモリセルのデータを
読み出す場合には、再び、全プレート線PLm(m=
1,2,3,4)を(1/2)Vccにプレチャージし、
上述の(2)〜(7)の動作を繰り返す。
【0104】(実施の形態2)実施の形態2は、本発明
の第2の態様に係る不揮発性メモリ及びその製造方法に
関する。実施の形態2の不揮発性メモリの模式的な一部
断面図を図9に示し、回路図を図10及び図11に示
す。尚、図10及び図11には、プレート線を共有する
隣接した2つの不揮発性メモリMA,MBを示す。一方、
図9においては、不揮発性メモリMAを構成する選択用
トランジスタTRA及びメモリセルMCAnmを図示する。
これらの不揮発性メモリMA,MBは同じ構造を有するが
故に、以下、不揮発性メモリMAについて説明する。
【0105】実施の形態2の不揮発性メモリMAは、
(A)ビット線BLAと、(B)選択用トランジスタT
Aと、(C)それぞれがM個(但し、M≧2であり、
実施の形態2においては、M=4)のメモリセルMCAM
から構成された、N個(但し、N≧2であり、実施の形
態2においては、N=2)のメモリユニットMUANと、
(D)M×N本のプレート線、から成る。
【0106】そして、N個のメモリユニットMUAnは、
層間絶縁層を介して積層されており、第1層目のメモリ
ユニットMUA1は半導体基板10の上方に絶縁層17を
介して形成されており、第N層目(最上層)のメモリユ
ニットMUANは絶縁膜37Aによって被覆されている。
【0107】各メモリセルは、第1の電極21,31と
強誘電体層22,32と第2の電極23,33とから成
り、各メモリユニットMUAnにおいて、メモリセルMC
Anmの第1の電極は共通であり、共通の第1の電極は、
選択用トランジスタTRAを介してビット線BLAに接続
されている。具体的には、メモリユニットMUA1におい
て、メモリセルMCA1mの第1の電極21は共通であり
(この共通の第1の電極21を第1の共通ノードCNA1
と呼ぶ)、共通の第1の電極21(第1の共通ノードC
A1)は、接続孔19、選択用トランジスタTRA及び
コンタクトプラグ16を介してビット線BLAに接続さ
れている。また、メモリユニットMUA 2において、メモ
リセルMCA2mの第1の電極31は共通であり(この共
通の第1の電極を第2の共通ノードCNA2と呼ぶ)、共
通の第1の電極31(第2の共通ノードCNA2)は、接
続孔19、選択用トランジスタTRA及びコンタクトプ
ラグ16を介してビット線BLAに接続されている。更
には、第n層目(但し、n=1,2・・・,N)のメモ
リユニットMUAnにおいて、第m番目(但し、m=1,
2・・・,M)のメモリセルMCAnmの第2の電極2
3,33は、第[(n−1)M+m]番目のプレート線
PL(n-1)M+mに接続されている。尚、このプレート線P
(n-1)M+mは、不揮発性メモリMBを構成する各メモリ
セルの第2の電極23,33にも接続されている。
【0108】選択用トランジスタTRAの一方のソース
/ドレイン領域15Aはコンタクトプラグ16を介して
ビット線BLAに接続されている。また、全ての共通の
第1の電極(具体的には、共通ノードCNA1,CNA2
は、絶縁膜37A、全ての層間絶縁層27及び絶縁層1
7を貫通して設けられた1つの接続孔19によって選択
用トランジスタTRAに接続されている。具体的には、
選択用トランジスタTRAの他方のソース/ドレイン領
域15Bは、絶縁層17に形成された第1層目の開口部
18に設けられた接続孔19を介して、第1層目のメモ
リユニットMU A1における共通の第1の電極21(第1
の共通ノードCNA1)に接続されている。更には、選択
用トランジスタTRAの他方のソース/ドレイン領域1
5Bは、絶縁層17に形成された第1層目の開口部18
及び層間絶縁層27に形成された第2層目の開口部28
に設けられた接続孔19を介して、第2層目のメモリユ
ニットMUA2における共通の第1の電極31(第2の共
通ノードCNA2)に接続されている。接続孔19は、更
に、絶縁膜37Aに形成された第3層目の開口部38ま
で延びている。
【0109】ビット線BLAはセンスアンプSAに接続
されている。また、プレート線PL( n-1)M+mはプレート
線デコーダ/ドライバPDに接続されている。更には、
ワード線WLは、ワード線デコーダ/ドライバWDに接
続されている。ワード線WLは、図9の紙面垂直方向に
延びている。また、不揮発性メモリMAを構成するメモ
リセルMCA1mの第2の電極23は、図9の紙面垂直方
向に隣接する不揮発性メモリMBを構成するメモリセル
MCB1mの第2の電極と共通であり、プレート線PL
(n-1)M+mを兼ねている。更には、不揮発性メモリMA
構成するメモリセルMCA2mの第2の電極33は、図9
の紙面垂直方向に隣接する不揮発性メモリMBを構成す
るメモリセルMCB2mの第2の電極と共通であり、プレ
ート線PL(n-1) M+mを兼ねている。また、ワード線WL
は、不揮発性メモリMAを構成する選択用トランジスタ
TRAと、図9の紙面垂直方向に隣接する不揮発性メモ
リMBを構成する選択用トランジスタTRBとで共通であ
る。
【0110】図10に回路図を示す不揮発性メモリにお
いては、不揮発性メモリMA,MBを構成する選択用トラ
ンジスタTRA,TRBは、同じワード線WLに接続され
ている。そして、対となったメモリセルMCAnm,MC
Bnm(n=1,2・・・,N、及び、m=1,2・・
・,M)に相補的な1ビットのデータが記憶される。こ
のような実施の形態2の不揮発性メモリからデータを読
み出し、再書き込みする方法は、実質的に、図6を参照
して説明した実施の形態1の不揮発性メモリの動作と同
様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
【0111】また、図11に回路図を示す実施の形態2
の不揮発性メモリにおいては、不揮発性メモリMAを構
成する選択用トランジスタTRAはワード線WL1に接続
され、不揮発性メモリMBを構成する選択用トランジス
タTRBはワード線WL2に接続されている。ワード線W
1,WL2は、ワード線デコーダ/ドライバWDに接続
されている。そして、メモリセルMCAnm及びメモリセ
ルMCBnmを独立して制御し、対となったビット線B
A,BLBの一方に参照電圧を印加することによって、
メモリセルMCAnm,MCBnmのそれぞれから1ビットの
データを読み出す。このような実施の形態2の不揮発性
メモリからデータを読み出し、再書き込みする方法は、
実質的に、図8を参照して説明した実施の形態1の不揮
発性メモリの動作と同様とすることができるので、詳細
な説明は省略する。また、メモリセルMCAnm及びメモ
リセルMCBnmを同時に制御すれば、対となったメモリ
セルMC Anm,MCBnmに相補的な1ビットのデータが記
憶される。このような実施の形態2の不揮発性メモリか
らデータを読み出し、再書き込みする方法は、実質的
に、図6を参照して説明した実施の形態1の不揮発性メ
モリの動作と同様とすることができる。
【0112】以下、実施の形態2の不揮発性メモリの製
造方法を説明する。
【0113】[工程−200]先ず、実施の形態1の
[工程−100]と同様にして、不揮発性メモリにおけ
る選択用トランジスタTRAとして機能するMOS型ト
ランジスタを半導体基板10に形成する。
【0114】[工程−210]次いで、実施の形態1の
[工程−110]と同様にして、全面に下層絶縁層を形
成した後、この下層絶縁層上に、選択用トランジスタT
Aの一方のソース/ドレイン領域15Aにコンタクト
プラグ16を介して電気的に接続されたビット線BLA
を形成する。その後、全面に上層絶縁層を形成する。
【0115】[工程−220]その後、実施の形態1の
[工程−120]〜[工程−140]と同様にして、上
層絶縁層(絶縁層17)上に、第1の電極21と強誘電
体層22と第2の電極23とから成る第1層目のメモリ
ユニットMUA1を形成する。
【0116】[工程−230]その後、全面に第n’層
目(但し、n’=1,2・・・,N−1)の層間絶縁層
を形成し、次いで、この第n’層目の層間絶縁層上に第
(n’+1)層目のメモリユニットを形成する工程を、
n’を1から(N−1)まで1つずつインクリメントし
ながら繰り返す。
【0117】実施の形態2においては、N=2であるが
故に、n’=1となる。
【0118】従って、全面に第1層目の層間絶縁層27
を形成し、次いで、この第1層目の層間絶縁層27上
に、第2層目のメモリユニットMUA2(第1の電極31
と強誘電体層32と第2の電極33とから構成されたメ
モリセルMCA2m)を形成する。
【0119】[工程−240]その後、全面に絶縁膜3
7Aを形成する。
【0120】[工程−250]次いで、実施の形態1の
[工程−150]及び[工程−160]と同様にして、
絶縁膜37A、全ての層間絶縁層27及び絶縁層17を
貫通し、全ての共通の第1の電極21,31(共通ノー
ドCNA1,CNA2)と選択用トランジスタTR Aとを接
続する1つの接続孔19を形成する。具体的には、他方
のソース/ドレイン領域15Bの上方の絶縁膜37A、
層間絶縁層27及び絶縁層17の部分に開口部38,2
8,18をリソグラフィ技術及びRIE法に基づき形成
する。その後、実施の形態1の[工程−160]と同様
にして、開口部38,28,18内を導電性材料で埋め
込み、接続孔19を完成させる。次いで、絶縁膜37A
上の導電性材料をCMP法やエッチバック法によって除
去する。そして、全面にパッシベーション膜(図示せ
ず)を形成して、不揮発性メモリを完成させる。
【0121】尚、強誘電体層32を構成する強誘電体材
料を、例えば、結晶化温度700゜CのBi2Sr(T
1.5Nb0.5)O9から構成することが好ましく、この
場合、強誘電体層32に対して、結晶化促進のための熱
処理を、700゜Cの酸素ガス雰囲気で1時間、行えば
よい。また、各第2の電極はプレート線を兼ねていなく
ともよい。この場合には、絶縁膜37Aの形成完了後、
第2の電極23及び第2の電極33の上方の絶縁膜37
Aに開口部を形成し、次いで、絶縁膜37A上に、かか
る開口部内にまで延在するプレート線を形成すればよ
い。
【0122】(実施の形態3)実施の形態3は、本発明
の第3の態様に係る不揮発性メモリ及びその製造方法に
関する。実施の形態3の不揮発性メモリの模式的な一部
断面図を図12に示し、回路図を図13及び図14に示
す。尚、図13及び図14には、プレート線を共有する
隣接した2つの不揮発性メモリMA,MBを示す。一方、
図12においては、不揮発性メモリMAを構成する選択
用トランジスタTRA1及びメモリセルMCA1mを図示す
る。不揮発性メモリMAを構成する選択用トランジスタ
TRA2及びメモリセルMCA2mは、図12の紙面垂直方
向に隣接して設けられている。これらの不揮発性メモリ
A,MBは同じ構造を有するが故に、更には、メモリユ
ニットMUA2及び選択用トランジスタTRA2も、メモリ
ユニットMUA1及び選択用トランジスタTRA1と同様の
構造を有するので、以下、不揮発性メモリMA、メモリ
ユニットMUA1、選択用トランジスタTRA1について説
明する。
【0123】実施の形態3の不揮発性メモリMAは、
(A)ビット線BLAと、(B)N個(但し、N≧2で
あり、実施の形態3においては、N=2)の選択用トラ
ンジスタTRANと、(C)それぞれがM個(但し、M≧
2であり、実施の形態3においては、M=4)のメモリ
セルMCANMから構成された、N個のメモリユニットM
ANと、(D)M本のプレート線PLM、から成る。
【0124】そして、N個のメモリユニットMUAnは、
半導体基板10の上方に絶縁層17を介して形成されて
おり、且つ、絶縁膜27Aによって被覆されている。
【0125】各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層
と第2の電極とから成る。具体的には、第1番目のメモ
リユニットMUA1を構成する各メモリセルMCA1mは、
第1の電極21と強誘電体層22と第2の電極23とか
ら成り、第2番目のメモリユニットMUA2を構成する各
メモリセルMCA2mも、第1の電極21と強誘電体層2
2と第2の電極23とから成る。更には、各メモリユニ
ットMUAnにおいて、メモリセルMCAnmの第1の電極
21は共通である。具体的には、第1番目のメモリユニ
ットMUA1において、メモリセルMCA1mの第1の電極
21は共通である。この共通の第1の電極21を第1の
共通ノードCNA1と呼ぶ場合がある。また、第2番目の
メモリユニットMUA2において、メモリセルMCA2m
第1の電極21は共通である。この共通の第1の電極2
1を第2の共通ノードCNA2と呼ぶ場合がある。更に
は、第n番目(但し、n=1,2・・・,N)のメモリ
ユニットMUAnにおいて、第m番目(但し、m=1,2
・・・,M)のメモリセルの第2の電極23は、メモリ
ユニットMUAn間で共通とされた第m番目のプレート線
PLmに接続されている。実施の形態3においては、よ
り具体的には、各プレート線は第2の電極23から延在
している。
【0126】第n番目(但し、n=1,2・・・,N)
のメモリユニットMUAnにおける共通の第1の電極21
(共通ノードCNAn)は接続孔19、第n番目の選択用
トランジスタTRAn、コンタクトプラグ16を介してビ
ット線BLAに接続されている。具体的には、各選択用
トランジスタTRA1,TRA2の一方のソース/ドレイン
領域15Aはビット線BLAに接続されている。また、
各選択用トランジスタTRA1,TRA2の他方のソース/
ドレイン領域15Bは、絶縁層17に形成された開口部
18に設けられた接続孔19を介して、メモリユニット
MUA1,MUA2における共通の第1の電極21(第1の
共通ノードCNA1,CNA2)に接続されている。各接続
孔19は、絶縁膜27Aに形成された開口部28内を延
びている。即ち、各メモリユニットMUA1,MUA2を構
成する共通の第1の電極21(第1の共通ノードC
A1,CNA2)は、絶縁膜27A及び絶縁層17を貫通
して設けられた接続孔19によって選択用トランジスタ
TRA1,TRA2に接続されている。ここで、接続孔19
の数はN(=2)である。
【0127】ビット線BLAはセンスアンプSAに接続
されている。また、プレート線PLMはプレート線デコ
ーダ/ドライバPDに接続されている。更には、ワード
線WL 1,WL2は、ワード線デコーダ/ドライバWDに
接続されている。ワード線WL 1,WL2は、図12の紙
面垂直方向に延びている。また、不揮発性メモリMA
構成するメモリセルMCA1mの第2の電極23は、メモ
リセルMCA2mの第2の電極23、図12の紙面垂直方
向に隣接する不揮発性メモリMBを構成するメモリセル
MCB1m,MCB2mの第2の電極と共通であり、プレート
線PLmを兼ねている。また、ワード線WL1は、不揮発
性メモリMAを構成する選択用トランジスタTRA1と、
図12の紙面垂直方向に隣接する不揮発性メモリMB
構成する選択用トランジスタTRB1とで共通である。更
には、ワード線WL2は、不揮発性メモリMAを構成する
選択用トランジスタTRA2と、図12の紙面垂直方向に
隣接する不揮発性メモリMBを構成する選択用トランジ
スタTRB2とで共通である。
【0128】図13に回路図を示す実施の形態3の不揮
発性メモリにおいては、不揮発性メモリMA,MBを構成
する選択用トランジスタTRA1,TRB1は、同じワード
線WL1に接続され、選択用トランジスタTRA2,TR
B2は、同じワード線WL2に接続されている。そして、
対となったメモリセルMCAnm,MCBnm(n=1,2・
・・,N、及び、m=1,2・・・,M)に相補的な1
ビットのデータが記憶される。このような実施の形態3
の不揮発性メモリからデータを読み出し、再書き込みす
る方法は、実質的に、図6を参照して説明した実施の形
態1の不揮発性メモリの動作と同様とすることができる
ので、詳細な説明は省略する。
【0129】また、図14に回路図を示す実施の形態3
の不揮発性メモリにおいては、不揮発性メモリMAを構
成する選択用トランジスタTRA1はワード線WL11に接
続され、選択用トランジスタTRA2はワード線WL12
接続され、不揮発性メモリM Bを構成する選択用トラン
ジスタTRB1はワード線WL21に接続され、選択用トラ
ンジスタTRB2はワード線WL22に接続されている。ワ
ード線WL11,WL12,WL21,WL22は、ワード線デ
コーダ/ドライバWDに接続されている。そして、メモ
リセルMCAnm及びメモリセルMCBnmを独立して制御
し、対となったビット線BLA,BLBの一方に参照電圧
を印加することによって、メモリセルMC Anm,MCBnm
のそれぞれから1ビットのデータを読み出す。このよう
な実施の形態3の不揮発性メモリからデータを読み出
し、再書き込みする方法は、実質的に、図8を参照して
説明した実施の形態1の不揮発性メモリの動作と同様と
することができるので、詳細な説明は省略する。また、
メモリセルMCAnm及びメモリセルMCBnmを同時に制御
すれば、対となったメモリセルMCAnm,MCBnmに相補
的な1ビットのデータが記憶される。このような実施の
形態3の不揮発性メモリからデータを読み出し、再書き
込みする方法は、実質的に、図6を参照して説明した実
施の形態1の不揮発性メモリの動作と同様とすることが
できる。
【0130】以下、実施の形態3の不揮発性メモリの製
造方法を説明する。
【0131】[工程−300]先ず、実施の形態1の
[工程−100]と同様にして、不揮発性メモリにおけ
る選択用トランジスタTRA1,TRA2として機能するN
個のMOS型トランジスタを半導体基板10に形成す
る。
【0132】[工程−310]次いで、実施の形態1の
[工程−110]と同様にして、全面に下層絶縁層を形
成した後、この下層絶縁層上に、選択用トランジスタT
A1,TRA2の一方のソース/ドレイン領域15Aにコ
ンタクトプラグ16を介して電気的に接続されたビット
線BLAを形成する。その後、全面に上層絶縁層を形成
する。
【0133】[工程−320]その後、実施の形態1の
[工程−120]〜[工程−140]と同様にして、上
層絶縁層(絶縁層17)上に、第1の電極21と強誘電
体層22と第2の電極23とから成るN個のメモリユニ
ット(メモリユニットMUA1及びメモリユニットM
A2)を形成する。
【0134】[工程−330]次いで、実施の形態1の
[工程−150]と同様にして、全面に絶縁膜27Aを
形成した後、他方のソース/ドレイン領域15Bの上方
の絶縁膜27A及び絶縁層17の部分に開口部28,1
8をリソグラフィ技術及びRIE法に基づき形成する。
そして、絶縁膜27A及び絶縁層17を貫通し、各メモ
リユニットMU A1,MUA2を構成する第1の電極21
(第1の共通ノードCNA1,CNA2)と選択用トランジ
スタTRA1,TRA2とをそれぞれ接続するN個(具体的
には2個)の接続孔19を形成する。具体的には、実施
の形態1の[工程−160]と同様にして、開口部2
8,18内を導電性材料で埋め込み、接続孔19を完成
させる。次いで、絶縁膜27A上の導電性材料をCMP
法やエッチバック法によって除去する。そして、全面に
パッシベーション膜(図示せず)を形成して、不揮発性
メモリを完成させる。
【0135】(実施の形態4)実施の形態4は、本発明
の第4の態様に係る不揮発性メモリ及びその製造方法に
関する。実施の形態4の不揮発性メモリの回路図は、図
13及び図14に示したと同様である。実施の形態4の
不揮発性メモリMAの模式的な一部断面図を図15に示
す。プレート線が延びる方向に隣接する不揮発性メモリ
Bと不揮発性メモリMAとは同じ構造を有するが故に、
以下、不揮発性メモリMAについて説明する。
【0136】実施の形態4の不揮発性メモリMAも、
(A)ビット線BLAと、(B)N個(但し、N≧2で
あり、実施の形態4においては、N=2)の選択用トラ
ンジスタTRANと、(C)それぞれがM個(但し、M≧
2であり、実施の形態4においては、M=4)のメモリ
セルMCANMから構成された、N個のメモリユニットM
ANと、(D)M本のプレート線PLM、から成る。
【0137】そして、N個のメモリユニットMUAnは、
層間絶縁層を介して積層されている。また、第1層目の
メモリユニットMUA1は半導体基板10の上方に絶縁層
17を介して形成されており、第N層目(最上層)のメ
モリユニットMUA2は絶縁膜37Aによって被覆されて
いる。
【0138】各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層
と第2の電極とから成る。具体的には、第1層目のメモ
リユニットMUA1を構成する各メモリセルMCA1mは、
第1の電極21と強誘電体層22と第2の電極23とか
ら成り、第2層目のメモリユニットMUA2を構成する各
メモリセルMCA2mは、第1の電極31と強誘電体層3
2と第2の電極33とから成る。更には、各メモリユニ
ットMUAnにおいて、メモリセルMCAnmの第1の電極
21,31は共通である。具体的には、第1層目のメモ
リユニットMUA1において、メモリセルMCA1mの第1
の電極21は共通である。この共通の第1の電極21を
第1の共通ノードCNA1と呼ぶ場合がある。また、第2
層目のメモリユニットMUA2において、メモリセルMC
A2mの第1の電極31は共通である。この共通の第1の
電極31を第2の共通ノードCN A2と呼ぶ場合がある。
更には、第n層目(但し、n=1,2・・・,N)のメ
モリユニットMUAnにおいて、第m番目(但し、m=
1,2・・・,M)のメモリセルの第2の電極23,3
3は、メモリユニットMUAn間で共通とされた第m番目
のプレート線PLmに接続されている。実施の形態4に
おいては、より具体的には、各プレート線は、第2の電
極23,33から延在している。
【0139】第n層目のメモリユニットMUAnを構成す
る共通の第1の電極(共通ノードCNAn)は、絶縁膜、
全ての層間絶縁層及び絶縁層を貫通して設けられた第n
番目の接続孔によって第n番目の選択用トランジスタT
Anに接続されている。第n番目の選択用トランジスタ
TRAnは、コンタクトプラグ16を介してビット線BL
Aに接続されている。具体的には、各選択用トランジス
タTRA1,TRA2の一方のソース/ドレイン領域15A
はコンタクトプラグ16を介してビット線BL Aに接続
されている。また、第1番目の選択用トランジスタTR
A1の他方のソース/ドレイン領域15Bは、接続孔19
1を介して第1層目のメモリユニットMUA1における共
通の第1の電極21(第1の共通ノードCNA1)に接続
されている。また、第2番目の選択用トランジスタTR
A2の他方のソース/ドレイン領域15Bは、接続孔19
2を介して第2層目のメモリユニットMUA2における共
通の第1の電極31(第2の共通ノードCNA2)に接続
されている。接続孔191,192は、絶縁層17、層間
絶縁層27及び絶縁膜37Aを貫通しており、絶縁層1
7に形成された開口部18内、層間絶縁層27に形成さ
れた開口部28内及び絶縁膜37Aに形成された開口部
38内に形成されている。
【0140】ビット線BLAはセンスアンプSAに接続
されている。また、プレート線PLMはプレート線デコ
ーダ/ドライバPDに接続されている。更には、ワード
線WL 1,WL2は、ワード線デコーダ/ドライバWDに
接続されている。ワード線WL 1,WL2は、図15の紙
面垂直方向に延びている。また、不揮発性メモリMA
構成するメモリセルMCA1mの第2の電極23は、図1
5の紙面垂直方向に隣接する不揮発性メモリMBを構成
するメモリセルMCB1mの第2の電極と共通であり、プ
レート線PLmを兼ねている。更には、不揮発性メモリ
Aを構成するメモリセルMCA2mの第2の電極33は、
図15の紙面垂直方向に隣接する不揮発性メモリMB
構成するメモリセルMCB2mの第2の電極と共通であ
り、プレート線PLmを兼ねている。これらのプレート
線PLmは、図示しない領域において接続されている。
また、ワード線WL1は、不揮発性メモリMAを構成する
選択用トランジスタTRA1と、図15の紙面垂直方向に
隣接する不揮発性メモリMBを構成する選択用トランジ
スタTRB1とで共通である。更には、ワード線WL
2は、不揮発性メモリMAを構成する選択用トランジスタ
TRA2と、図15の紙面垂直方向に隣接する不揮発性メ
モリMBを構成する選択用トランジスタTRB2とで共通
である。
【0141】実施の形態4の不揮発性メモリからデータ
を読み出し、再書き込みする方法は、実施の形態3にて
説明した不揮発性メモリからデータを読み出し、再書き
込みする方法と同様とすることができるので、詳細な説
明は省略する。
【0142】以下、実施の形態4の不揮発性メモリの製
造方法を説明する。
【0143】[工程−400]先ず、実施の形態1の
[工程−100]と同様にして、不揮発性メモリにおけ
る選択用トランジスタTRA1,TRA2として機能するN
個のMOS型トランジスタを半導体基板10に形成す
る。
【0144】[工程−410]次いで、実施の形態1の
[工程−110]と同様にして、全面に下層絶縁層を形
成した後、この下層絶縁層上に、選択用トランジスタT
A1,TRA2の一方のソース/ドレイン領域15Aにコ
ンタクトプラグ16を介して電気的に接続されたビット
線BLAを形成する。その後、全面に上層絶縁層を形成
する。
【0145】[工程−420]その後、実施の形態1の
[工程−120]〜[工程−140]と同様にして、上
層絶縁層(絶縁層17)上に、第1の電極21と強誘電
体層22と第2の電極23とから成る第1層目のメモリ
ユニットMUA1を形成する。
【0146】[工程−430]その後、全面に第n’層
目(但し、n’=1,2・・・,N−1)の層間絶縁層
を形成し、次いで、この第n’層目の層間絶縁層上に第
(n’+1)層目のメモリユニットを形成する工程を、
n’を1から(N−1)まで1つずつインクリメントし
ながら繰り返す。
【0147】実施の形態4においては、N=2であるが
故に、n’=1となる。
【0148】従って、全面に第1層目の層間絶縁層27
を形成し、次いで、この第1層目の層間絶縁層27上
に、第2層目のメモリユニットMUA2(第1の電極31
と強誘電体層32と第2の電極33とから構成されたメ
モリセルMCA2m)を形成する。
【0149】[工程−440]次いで、実施の形態1の
[工程−150]及び[工程−160]と同様にして、
絶縁膜37A、全ての層間絶縁層27及び絶縁層17を
貫通し、メモリユニットMUAnを構成する第1の電極
(共通ノードCNAn)と選択用トランジスタTR Anとを
それぞれ接続するN個の接続孔19nを形成する。具体
的には、全面に絶縁膜37Aを形成する。そして、他方
のソース/ドレイン領域15Bの上方の絶縁膜37A、
層間絶縁層27及び絶縁層17の部分に開口部38,2
8,18をリソグラフィ技術及びRIE法に基づき形成
する。その後、開口部38,28,18内を導電性材料
で埋め込み、接続孔19nを完成させる。次いで、絶縁
膜37A上の導電性材料をCMP法やエッチバック法に
よって除去する。そして、全面にパッシベーション膜
(図示せず)を形成して、不揮発性メモリを完成させ
る。
【0150】実施の形態4の不揮発性メモリの変形例を
図16に示す。この図16に示した不揮発性メモリにお
いては、不揮発性メモリMAを構成する第1層目のメモ
リユニットMUA1が絶縁層17上に形成され、不揮発性
メモリMAを構成する第2層目のメモリユニットMUA2
が層間絶縁層27を介してメモリユニットMUA1の上方
に形成されており、不揮発性メモリMBを構成する第1
層目のメモリユニットMUB1が層間絶縁層37を介して
メモリユニットMUA2の上方に形成されており、不揮発
性メモリMBを構成する第2層目のメモリユニットMU
B2が層間絶縁層47を介してメモリユニットMUB1の上
方に形成されている。不揮発性メモリM Aを構成する第
1層目のメモリユニットMUA1におけるメモリセルMC
A1mは、第1の電極21と強誘電体層22と第2の電極
23から構成されており、第2層目のメモリユニットM
A2におけるメモリセルMCA2mは、第1の電極31と
強誘電体層32と第2の電極33から構成されている。
不揮発性メモリMBを構成する第1層目のメモリユニッ
トMUB1におけるメモリセルMCB1mは、第1の電極4
1と強誘電体層42と第2の電極43から構成されてお
り、第2層目のメモリユニットMUB2におけるメモリセ
ルMCB2mは、第1の電極51と強誘電体層52と第2
の電極53から構成されている。
【0151】そして、選択用トランジスタTRA1の他方
のソース/ドレイン領域15Bは、接続孔191を介し
て不揮発性メモリMAを構成する第1層目のメモリユニ
ットMUA1の共通ノードCNA1に接続されている。ま
た、選択用トランジスタTRA2の他方のソース/ドレイ
ン領域15Bは、接続孔192を介して不揮発性メモリ
Aを構成する第2層目のメモリユニットMUA2の共通
ノードCNA2に接続されている。更に、選択用トランジ
スタTRB1の他方のソース/ドレイン領域15Bは、接
続孔193を介して不揮発性メモリMBを構成する第1層
目のメモリユニットMUB1の共通ノードCNB1に接続さ
れている。また、選択用トランジスタTRB2の他方のソ
ース/ドレイン領域15Bは、接続孔194を介して不
揮発性メモリMBを構成する第2層目のメモリユニット
MUB2の共通ノードCNB2に接続されている。
【0152】尚、接続孔191、192、193、19
4は、絶縁層17、全ての層間絶縁層27,37,47
及び絶縁膜57Aを貫通しており、絶縁層17、全ての
層間絶縁層27,37,47及び絶縁膜57Aのそれぞ
れに形成された開口部18,28,38,48,58内
に形成されている。また、共通ノードCNB1は接続孔1
1と接しないように延びており、共通ノードCNB2
接続孔191,193と接しないように延びている。
【0153】図16に示した不揮発性メモリの変形例を
図17に示す。尚、図17においては、半導体基板、ビ
ット線、選択用トランジスタの図示を省略した。この不
揮発性メモリにおいては、不揮発性メモリMAの第1層
目のメモリユニットMUA1を構成するメモリセルMC
A1mは、第1の電極21Aと強誘電体層22Aと第2の
電極23とから成り、不揮発性メモリMBの第1層目の
メモリユニットMUB1を構成するメモリセルMC
B1mは、第1の電極21Bと強誘電体層22Bと第2の
電極23とから成る。また、不揮発性メモリMAの第2
層目のメモリユニットMUA2を構成するメモリセルMC
A2mは、第1の電極31Aと強誘電体層32Aと第2の
電極33とから成り、不揮発性メモリMBの第2層目の
メモリユニットMUB2を構成するメモリセルMC
B2mは、第1の電極31Bと強誘電体層32Bと第2の
電極33とから成る。不揮発性メモリMAの第1層目の
メモリユニットMUA1及び不揮発性メモリMBの第1層
目のメモリユニットMUB1は絶縁層17上に形成され、
不揮発性メモリMAの第2層目のメモリユニットMUA2
及び不揮発性メモリMBの第2層目のメモリユニットM
B2は層間絶縁層27上に形成されている。
【0154】更には、メモリユニットMUA1におけるメ
モリセルMCA1mの第1の電極21Aはメモリユニット
MUA1において共通であり、共通の第1の電極21A
(共通ノードCNA1)は、接続孔191、選択用トラン
ジスタTRA1を介してビット線BLAに接続されてい
る。また、メモリユニットMUA2におけるメモリセルM
A 2mの第1の電極31AはメモリユニットMUA2にお
いて共通であり、共通の第1の電極31A(共通ノード
CNA2)は、接続孔192、選択用トランジスタTRA 2
を介してビット線BLAに接続されている。
【0155】一方、メモリユニットMUB1におけるメモ
リセルMCB1mの第1の電極21BはメモリユニットM
B1において共通であり、共通の第1の電極21B(共
通ノードCNB1)は、接続孔193、選択用トランジス
タTRB1を介してビット線BLBに接続されている。ま
た、メモリユニットMUB2におけるメモリセルMCB2m
の第1の電極31BはメモリユニットMUB2において共
通であり、共通の第1の電極31B(共通ノードC
B2)は、接続孔192、選択用トランジスタTRB2
介してビット線BLBに接続されている。
【0156】接続孔191、192、193、194は、絶
縁層17、全ての層間絶縁層27及び絶縁膜37Aを貫
通しており、絶縁層17、全ての層間絶縁層27及び絶
縁膜37Aのそれぞれに形成された開口部18,28,
38内に形成されている。また、共通ノードCNA2は接
続孔191と接しないように延びており、共通ノードC
B2は接続孔193と接しないように延びている。
【0157】尚、不揮発性メモリMAの第1層目のメモ
リユニットMUA1を構成するメモリセルMCA1mは、第
1の電極21Aと強誘電体層22Aと第2の電極23と
から成り、第2層目のメモリユニットMUA2を構成する
メモリセルMCA2mは、第1の電極21Bと強誘電体層
22Bと第2の電極23とから成り、不揮発性メモリM
Bの第1層目のメモリユニットMUB1を構成するメモリ
セルMCB1mは、第1の電極31Aと強誘電体層32A
と第2の電極33とから成り、第2層目のメモリユニッ
トMUB2を構成するメモリセルMCB2mは、第1の電極
31Bと強誘電体層32Bと第2の電極33とから成る
構成とすることもできる。即ち、不揮発性メモリMA
第1層目のメモリユニットMUA1及び第2層目のメモリ
ユニットMUA2は絶縁層17上に形成され、不揮発性メ
モリMBの第1層目のメモリユニットMUB1及び第2層
目のメモリユニットMUB2は層間絶縁層27上に形成さ
れている構成とすることもできる。
【0158】N=4の場合の実施の形態4の不揮発性メ
モリの回路図を図18に示し、不揮発性メモリの模式的
な一部断面図を図19に示す。この不揮発性メモリにお
いては、不揮発性メモリMの第1層目のメモリユニット
MU1を構成するメモリセルMC1mは、第1の電極21
と強誘電体層22と第2の電極23とから成り、第2層
目のメモリユニットMU2を構成するメモリセルMC2m
は、第1の電極31と強誘電体層32と第2の電極33
とから成る。また、第3層目のメモリユニットMU3
構成するメモリセルMC3mは、第1の電極41と強誘電
体層42と第2の電極43とから成り、第4層目のメモ
リユニットMU4を構成するメモリセルMC4mは、第1
の電極51と強誘電体層52と第2の電極53とから成
る。
【0159】第1層目のメモリユニットMU1は、絶縁
層17上に形成されている。第2層目のメモリユニット
MU2は、第1層目の層間絶縁層27を介して第1層目
のメモリユニットMU1の上方に形成されている。第3
層目のメモリユニットMU3は、第2層目の層間絶縁層
37を介して第2層目のメモリユニットMU2の上方に
形成されている。第4層目のメモリユニットMU4は、
第3層目の層間絶縁層47を介して第3層目のメモリユ
ニットMU3の上方に形成されている。
【0160】そして、メモリユニットMU1におけるメ
モリセルMC1mの第1の電極21はメモリユニットMU
1において共通であり、選択用トランジスタTR1の他方
のソース/ドレイン領域15Bは、接続孔191を介し
て不揮発性メモリMを構成する第1層目のメモリユニッ
トMU1の共通の第1の電極21(共通ノードCN1)に
接続されている。また、メモリセルMC2mの第1の電極
31はメモリユニットMU2において共通であり、選択
用トランジスタTR2の他方のソース/ドレイン領域1
5Bは、接続孔192を介して第2層目のメモリユニッ
トMU2の共通の第1の電極31(共通ノードCN2)に
接続されている。更に、メモリユニットMU3における
メモリセルMC3mの第1の電極41はメモリユニットM
3において共通であり、選択用トランジスタTR3の他
方のソース/ドレイン領域15Bは、接続孔193を介
して第3層目のメモリユニットMU3の共通の第1の電
極41(共通ノードCN3)に接続されている。また、
メモリユニットMU4におけるメモリセルMC4mの第1
の電極51はメモリユニットMU4において共通であ
り、選択用トランジスタTR4の他方のソース/ドレイ
ン領域15Bは、接続孔194を介して第4層目のメモ
リユニットMU4の共通ノードCN4に接続されている。
【0161】尚、接続孔191、192、193、19
4は、絶縁層17、全ての層間絶縁層27,37,47
及び絶縁膜57Aを貫通しており、絶縁層17、全ての
層間絶縁層27,37,47及び絶縁膜57Aのそれぞ
れに形成された開口部18,28,38,48,58内
に形成されている。また、共通ノードCN3は接続孔1
1と接しないように延びており、共通ノードCN4は接
続孔191,193と接しないように延びている。
【0162】ここで、N=4であるが故に、n’=1,
2,3となる。
【0163】従って、この不揮発性メモリの製造にあっ
ては、[工程−430]において、 全面に第1層目の層間絶縁層27を形成し、第1層
目の層間絶縁層27上に第2層目のメモリユニットMU
2を形成する。
【0164】次いで、全面に第2層目の層間絶縁層3
7を形成し、第2層目の層間絶縁層37上に第3層目
のメモリユニットMU3を形成する。
【0165】次いで、全面に第3層目の層間絶縁層4
7を形成し、第3層目の層間絶縁層47上に第4層目
のメモリユニットMU4を形成する。
【0166】その後、全面に絶縁膜37Aを形成する。
次いで、実施の形態1の[工程−150]及び[工程−
160]と同様にして、絶縁膜37A、全ての層間絶縁
層27及び絶縁層17を貫通し、メモリユニットMUAn
を構成する第1の電極(共通ノードCNAn)と選択用ト
ランジスタTRAnとをそれぞれ接続する接続孔19n
形成する。具体的には、他方のソース/ドレイン領域1
5Bの上方の絶縁膜37A、層間絶縁層27及び絶縁層
17の部分に開口部38,28,18をリソグラフィ技
術及びRIE法に基づき形成する。その後、開口部3
8,28,18内を導電性材料で埋め込み、接続孔19
nを完成させる。次いで、絶縁膜37A上の導電性材料
をCMP法やエッチバック法によって除去する。そし
て、全面にパッシベーション膜(図示せず)を形成し
て、不揮発性メモリを完成させる。
【0167】図19に示した不揮発性メモリの変形例を
図20に示す。尚、図20においては、半導体基板、ビ
ット線、選択用トランジスタの図示を省略した。この不
揮発性メモリにおいては、不揮発性メモリMの第1層目
のメモリユニットMU1を構成するメモリセルMC
1mは、第1の電極21Aと強誘電体層22Aと第2の電
極23とから成り、第2層目のメモリユニットMU2
構成するメモリセルMC2mは、第1の電極21Bと強誘
電体層22Bと第2の電極23とから成る。また、第3
層目のメモリユニットMU3を構成するメモリセルMC
3mは、第1の電極31Aと強誘電体層32Aと第2の電
極33とから成り、第4層目のメモリユニットMU4
構成するメモリセルMC4mは、第1の電極31Bと強誘
電体層32Bと第2の電極33とから成る。第1層目の
メモリユニットMU1及び第2層目のメモリユニットM
2は絶縁層17上に形成されており、第3層目のメモ
リユニットMU3及び第4層目のメモリユニットMU4
層間絶縁層27上に形成されている。
【0168】更には、メモリユニットMU1におけるメ
モリセルMC1mの第1の電極21AはメモリユニットM
1において共通であり、共通の第1の電極21A(共
通ノードCN1)は、接続孔191、選択用トランジスタ
TR1を介してビット線BLに接続されている。また、
メモリユニットMU2におけるメモリセルMC2mの第1
の電極21BはメモリユニットMU2において共通であ
り、共通の第1の電極21B(共通ノードCN2)は、
接続孔192、選択用トランジスタTR2を介してビット
線BLに接続されている。一方、メモリユニットMU3
におけるメモリセルMC3mの第1の電極31Aはメモリ
ユニットMU3において共通であり、共通の第1の電極
31A(共通ノードCN3)は、接続孔193、選択用ト
ランジスタTR3を介してビット線BLに接続されてい
る。更に、メモリユニットMU4におけるメモリセルM
4mの第1の電極31BはメモリユニットMU4におい
て共通であり、共通の第1の電極31B(共通ノードC
4)は、接続孔194、選択用トランジスタTR4を介
してビット線BLに接続されている。
【0169】接続孔191、192、193、194は、絶
縁層17、全ての層間絶縁層27及び絶縁膜37Aを貫
通しており、絶縁層17、全ての層間絶縁層27及び絶
縁膜37Aのそれぞれに形成された開口部18,28,
38内に形成されている。また、共通ノードCN3は接
続孔191と接しないように延びており、共通ノードC
3,CN4は接続孔192と接しないように延びてい
る。
【0170】(実施の形態5)実施の形態5は、本発明
の第5の態様に係る不揮発性メモリ及びその製造方法に
関する。実施の形態5の不揮発性メモリの回路図概念図
を図21及び図22に示し、メモリユニットの回路図を
図23に示し、不揮発性メモリの模式的な一部断面図を
図24に示す。図24においては、不揮発性メモリMA
を図示する。プレート線が延びる方向に隣接する不揮発
性メモリMBと不揮発性メモリMAとは同じ構造を有する
が故に、以下、不揮発性メモリMAについて説明する。
【0171】実施の形態5の不揮発性メモリMAは、
(A)N本(但し、N≧2であり、実施の形態5におい
ては、N=2)のビット線BLANと、(B)N個の選択
用トランジスタTRANと、(C)それぞれがM個(但
し、M≧2であり、実施の形態5においては、M=8)
のメモリセルMCANMから構成された、N個のメモリユ
ニットMUANと、(D)M本のプレート線PLM、から
成る。
【0172】そして、N個のメモリユニットMUAnは、
層間絶縁層を介して積層されている。また、第1層目の
メモリユニットMUA1は半導体基板10の上方に絶縁層
17を介して形成されており、第N層目(最上層)のメ
モリユニットMUANは絶縁膜37Aによって被覆されて
いる。
【0173】各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層
と第2の電極とから成る。具体的には、第1層目のメモ
リユニットMUA1を構成する各メモリセルMCA1mは、
第1の電極21と強誘電体層22と第2の電極23とか
ら成り、第2層目のメモリユニットMUA2を構成する各
メモリセルMCA2mは、第1の電極31と強誘電体層3
2と第2の電極33とから成る。更には、各メモリユニ
ットMUAnにおいて、メモリセルMCAnmの第1の電極
21,31は共通である。具体的には、第1層目のメモ
リユニットMUA1において、メモリセルMCA1mの第1
の電極21は共通である。この共通の第1の電極21を
第1の共通ノードCNA1と呼ぶ場合がある。また、第2
層目のメモリユニットMUA2において、メモリセルMC
A2mの第1の電極31は共通である。この共通の第1の
電極31を第2の共通ノードCN A2と呼ぶ場合がある。
更には、第n層目(但し、n=1,2・・・,N)のメ
モリユニットMUAnにおいて、第m番目(但し、m=
1,2・・・,M)のメモリセルの第2の電極23,3
3は、メモリユニットMUAn間で共通とされた第m番目
のプレート線PLmに接続されている。実施の形態5に
おいては、より具体的には、各プレート線は、第2の電
極23,33から延在しており、図示しない領域で接続
されている。
【0174】第n層目(但し、n=1,2・・・,N)
のメモリユニットMUAnにおける共通の第1の電極は、
第n番目の選択用トランジスタTRAnを介して第n番目
のビット線BLAnに接続されている。具体的には、第n
番目の選択用トランジスタTRAnの一方のソース/ドレ
イン領域15Aはコンタクトプラグ16を介して第n番
目のビット線BLAnに接続されている。一方、第1番目
の選択用トランジスタTRA1の他方のソース/ドレイン
領域15Bは、接続孔191を介して第1層目のメモリ
ユニットMUA1における共通の第1の電極21(第1の
共通ノードCN A1)に接続されている。また、第2番目
の選択用トランジスタTRA2の他方のソース/ドレイン
領域15Bは、接続孔192を介して第2層目のメモリ
ユニットMUA2における共通の第1の電極31(第2の
共通ノードCNA2)に接続されている。
【0175】接続孔191、192は、絶縁層17、全て
の層間絶縁層27及び絶縁膜37Aを貫通しており、絶
縁層17、全ての層間絶縁層27及び絶縁膜37Aのそ
れぞれに形成された開口部18,28,38内に形成さ
れている。
【0176】ビット線BLAnはセンスアンプSAに接続
されている。また、プレート線PL Mはプレート線デコ
ーダ/ドライバPDに接続されている。更には、ワード
線WL1,WL2は、ワード線デコーダ/ドライバWDに
接続されている。ワード線WL1,WL2は、図24の紙
面垂直方向に延びている。また、不揮発性メモリMA
構成するメモリセルMCA1mの第2の電極23は、図2
4の紙面垂直方向に隣接する不揮発性メモリMBを構成
するメモリセルMCB1mの第2の電極と共通であり、プ
レート線PLmを兼ねている。更には、不揮発性メモリ
Aを構成するメモリセルMCA2mの第2の電極33は、
図24の紙面垂直方向に隣接する不揮発性メモリMB
構成するメモリセルMCB2mの第2の電極と共通であ
り、プレート線PLmを兼ねている。これらのプレート
線PLmは、図示しない領域において接続されている。
また、ワード線WL1は、不揮発性メモリMAを構成する
選択用トランジスタTRA1と、図24の紙面垂直方向に
隣接する不揮発性メモリMBを構成する選択用トランジ
スタTRB1とで共通である。更には、ワード線WL
2は、不揮発性メモリMAを構成する選択用トランジスタ
TRA2と、図24の紙面垂直方向に隣接する不揮発性メ
モリMBを構成する選択用トランジスタTRB2とで共通
である。
【0177】図21及び図22に回路図を示す実施の形
態5の不揮発性メモリにおいては、不揮発性メモリ
A,MBを構成する選択用トランジスタTRA1,TRB1
は同じワード線WL1に接続され、選択用トランジスタ
TRA2,TRB2は同じワード線WL2に接続されてい
る。
【0178】そして、図21に回路図を示す不揮発性メ
モリにおいては、対となったメモリセルMCA1m,MC
A2m(m=1,2・・・,M)に相補的な1ビットのデ
ータが記憶される。このような実施の形態5の不揮発性
メモリからデータを読み出し、再書き込みする方法は、
実質的に、図6を参照して説明した実施の形態1の不揮
発性メモリの動作と同様とすることができるので、詳細
な説明は省略する。あるいは又、メモリセルMCA1m
びメモリセルMCA2mを独立して制御し、対となったビ
ット線BLA1,BLA2の一方に参照電圧を印加すること
によって、メモリセルMCA1m,MCA2mのそれぞれから
1ビットのデータを読み出す。このような実施の形態5
の不揮発性メモリからデータを読み出し、再書き込みす
る方法は、実質的に、図8を参照して説明した実施の形
態1の不揮発性メモリの動作と同様とすることができる
ので、詳細な説明は省略する。
【0179】あるいは又、図22に回路図を示す不揮発
性メモリにおいては、対となったメモリセルMCAnm
MCBnm(n=1、2・・・,Nであり、m=1,2・
・・,M)に相補的な1ビットのデータが記憶される。
このような実施の形態5の不揮発性メモリからデータを
読み出し、再書き込みする方法は、実質的に、図6を参
照して説明した実施の形態1の不揮発性メモリの動作と
同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
【0180】尚、ビット線BLA1とビット線BLB2をセ
ンスアンプSA1に接続し、ビット線BLA2とビット線
BLB1をセンスアンプSA2に接続する構成とすること
もできる。この場合、対となったメモリセルMCA1m
MCB2m、あるいは、対となったメモリセルMCA2m,M
B1m(m=1,2・・・,M)に相補的な1ビットの
データが記憶される。このような実施の形態5の不揮発
性メモリからデータを読み出し、再書き込みする方法
は、実質的に、図6を参照して説明した実施の形態1の
不揮発性メモリの動作と同様とすることができるので、
詳細な説明は省略する。あるいは又、メモリセルMC
Anm及びメモリセルMCBnmを独立して制御し、対となっ
たビット線の一方に参照電圧を印加することによって、
メモリセルMC Anm,MCBnmのそれぞれから1ビットの
データを読み出す。このような実施の形態5の不揮発性
メモリからデータを読み出し、再書き込みする方法は、
実質的に、図8を参照して説明した実施の形態1の不揮
発性メモリの動作と同様とすることができるので、詳細
な説明は省略する。
【0181】以下、実施の形態5の不揮発性メモリの製
造方法を説明する。
【0182】[工程−500]先ず、実施の形態1の
[工程−100]と同様にして、不揮発性メモリにおけ
る選択用トランジスタTRA1,TRA2として機能するN
個のMOS型トランジスタを半導体基板10に形成す
る。
【0183】[工程−510]次いで、実施の形態1の
[工程−110]と同様にして、全面に下層絶縁層を形
成した後、この下層絶縁層上に、選択用トランジスタT
A1,TRA2の一方のソース/ドレイン領域15Aにコ
ンタクトプラグ16を介して電気的に接続されたビット
線BLA1,BLA2を形成する。その後、全面に上層絶縁
層を形成する。
【0184】[工程−520]その後、実施の形態1の
[工程−120]〜[工程−140]と同様にして、上
層絶縁層(絶縁層17)上に、第1の電極21と強誘電
体層22と第2の電極23とから成る第1層目のメモリ
ユニットMUA1を得ることができる。
【0185】[工程−530]その後、全面に第n’層
目(但し、n’=1,2・・・,N−1)の層間絶縁層
を形成し、次いで、この第n’層目の層間絶縁層上に第
(n’+1)層目のメモリユニットを形成する工程を、
n’を1から(N−1)まで1つずつインクリメントし
ながら繰り返す。
【0186】実施の形態4においては、N=2であるが
故に、n’=1となる。
【0187】従って、全面に第1層目の層間絶縁層27
を形成し、次いで、この第1層目の層間絶縁層27上に
第2層目のメモリユニットMUA2(第1の電極31と強
誘電体層32と第2の電極33とから構成されたメモリ
セルMCA2m)を形成する。
【0188】[工程−540]次いで、実施の形態1の
[工程−150]及び[工程−160]と同様にして、
絶縁膜37A、全ての層間絶縁層27及び絶縁層17を
貫通し、メモリユニットMUAnを構成する第1の電極
(共通ノードCNAn)と選択用トランジスタTR Anとを
それぞれ接続する接続孔19nを形成する。具体的に
は、全面に絶縁膜37Aを形成する。そして、他方のソ
ース/ドレイン領域15Bの上方の絶縁膜37A、層間
絶縁層27及び絶縁層17の部分に開口部38,28,
18をリソグラフィ技術及びRIE法に基づき形成す
る。その後、開口部38,28,18内を導電性材料で
埋め込み、接続孔19nを完成させる。次いで、絶縁膜
37A上の導電性材料をCMP法やエッチバック法によ
って除去する。そして、全面にパッシベーション膜(図
示せず)を形成して、不揮発性メモリを完成させる。
【0189】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明した不揮発性メモリの構
造、使用した材料、各種の形成条件、回路構成、駆動方
法等は例示であり、適宜変更することができる。
【0190】本発明の不揮発性メモリの製造方法によっ
て製造される不揮発性メモリ、あるいは又、本発明の不
揮発性メモリを、所謂ゲインセル型とすることもでき
る。ゲインセル型の不揮発性メモリを実施の形態1にて
説明した不揮発性メモリに適用した場合の回路図を図2
5に示し、この不揮発性メモリを構成する各種のトラン
ジスタの模式的なレイアウトを図26に示し、この不揮
発性メモリの模式的な一部断面図を図27及び図28に
示す。また、ゲインセル型の不揮発性メモリを実施の形
態4にて説明した不揮発性メモリに適用した場合の回路
図を図29に例示する。尚、図26において、各種のト
ランジスタの領域を点線で囲み、活性領域及び配線層を
実線で示し、ゲート電極あるいはワード線を一点鎖線で
示した。また、図27に示す不揮発性メモリの模式的な
一部断面図は、図26の線A−Aに沿った模式的な一部
断面図であり、図28に示す不揮発性メモリの模式的な
一部断面図は、図26の線B−Bに沿った模式的な一部
断面図である。
【0191】この不揮発性メモリMAは、例えば、ビッ
ト線BLAと、書込用トランジスタ(実施の形態1にお
ける選択用トランジスタである)TRAWと、M個(但
し、M≧2であり、例えば、M=8)のメモリセルMC
AMから構成されたメモリユニットMUAと、M本のプレ
ート線PLMから構成されている。そして、各メモリセ
ルMCAMは、第1の電極21と強誘電体層22と第2の
電極23とから成り、メモリユニットMUAを構成する
メモリセルMCAMの第1の電極21は、メモリユニット
MUAにおいて共通であり、この共通の第1の電極(共
通ノードCNA)は、接続孔19、書込用トランジスタ
TRAWを介してビット線BLAに接続され、各メモリセ
ルMCAmを構成する第2の電極23はプレート線PLm
に接続されている。尚、密着層の図示は省略した。不揮
発性メモリのメモリユニットMUAを構成するメモリセ
ルの数(M)は8個に限定されず、一般には、M≧2を
満足すればよく、2のべき数(M=2,4,8,16・
・・)とすることが好ましい。
【0192】更には、共通の第1の電極の電位変化を検
出し、この検出結果をビット線BL Aに電流又は電圧と
して伝達する信号検出回路を備えている。言い換えれ
ば、検出用トランジスタTRAS、及び、読出用トランジ
スタTRARを備えている。即ち、信号検出回路は、検出
用トランジスタTRAS及び読出用トランジスタTRAR
ら構成されている。そして、検出用トランジスタTRAS
の一端は所定の電位Vccを有する配線層(例えば、不純
物層から構成された電源線)に接続され、他端は読出用
トランジスタTRARを介してビット線BLAに接続さ
れ、各メモリセルMCAmに記憶されたデータの読み出し
時、読出用トランジスタTRARが導通状態とされ、各メ
モリセルMCAmに記憶されたデータに基づき共通の第1
の電極(共通ノードCNA)に生じた電位により、検出
用トランジスタTRASの動作が制御される。
【0193】具体的には、各種のトランジスタはMOS
型FETから構成されており、書込用トランジスタ(選
択用トランジスタ)TRAWの一方のソース/ドレイン領
域15Aは絶縁層17に形成されたコンタクトホール1
6を介してビット線BLAに接続され、他方のソース/
ドレイン領域15Bは、接続孔19を介して共通の第1
の電極(共通ノードCNA)に接続されている。また、
検出用トランジスタTRASの一方のソース/ドレイン領
域は、所定の電位Vccを有する配線層に接続され、他方
のソース/ドレイン領域は、読出用トランジスタTRAR
の一方のソース/ドレイン領域に接続されている。より
具体的には、検出用トランジスタTRASの他方のソース
/ドレイン領域と読出用トランジスタTRARの一方のソ
ース/ドレイン領域とは、1つのソース/ドレイン領域
を占めている。更には、読出用トランジスタTRARの他
方のソース/ドレイン領域はコンタクトホール16を介
してビット線BLAに接続され、更に、共通の第1の電
極(共通ノードCNA、あるいは、書込用トランジスタ
TRAWの他方のソース/ドレイン領域)は、接続孔19
A、ワード線WLSを介して検出用トランジスタTRAS
のゲート電極に接続されている。また、書込用トランジ
スタTRAWのゲート電極に接続されたワード線WLW
び読出用トランジスタTRARのゲート電極に接続された
ワード線WLRは、ワード線デコーダ/ドライバWDに
接続されている。一方、各プレート線PL mは、プレー
ト線デコーダ/ドライバPDに接続されている。更に
は、ビット線BLAはセンスアンプSAに接続されてい
る。
【0194】接続孔19、19Aは、絶縁層17及び絶
縁膜27Aを貫通しており、絶縁層17及び絶縁膜27
Aのそれぞれに形成された開口部18,28内に形成さ
れている。
【0195】この不揮発性メモリのメモリセルMCA1
らデータを読み出す場合、選択プレート線PL1にVcc
を印加する。このとき、選択メモリセルMCA1にデータ
「1」が記憶されていれば、強誘電体層に分極反転が生
じ、蓄積電荷量が増加し、共通ノードCNAの電位が上
昇する。一方、選択メモリセルMCA1にデータ「0」が
記憶されていれば、強誘電体層に分極反転が生ぜず、共
通ノードCNAの電位は殆ど上昇しない。即ち、共通ノ
ードCNAは、非選択メモリセルの強誘電体層を介して
複数の非選択プレート線PLj(j≠1)にカップリン
グされているので、共通ノードCNAの電位は0ボルト
に比較的近いレベルに保たれる。このようにして、選択
メモリセルMCA1に記憶されたデータに依存して共通ノ
ードCN Aの電位に変化が生じる。従って、選択メモリ
セルの強誘電体層には、分極反転に十分な電界を与える
ことができる。そして、ビット線BLAを浮遊状態と
し、読出用トランジスタTRARをオン状態とする。一
方、選択メモリセルMCA1に記憶されたデータに基づき
共通の第1の電極(共通ノードCNA)に生じた電位に
より、検出用トランジスタTRASの動作が制御される。
具体的には、選択メモリセルMCA1に記憶されたデータ
に基づき共通の第1の電極(共通ノードCNA)に高い
電位が生じれば、検出用トランジスタTRASは導通状態
となり、検出用トランジスタTRASの一方のソース/ド
レイン領域は所定の電位Vccを有する配線層に接続され
ているので、かかる配線層から、検出用トランジスタT
AS及び読出用トランジスタTRARを介してビット線B
Aに電流が流れ、ビット線BLAの電位が上昇する。即
ち、信号検出回路によって共通の第1の電極(共通ノー
ドCNA)の電位変化が検出され、この検出結果がビッ
ト線BLAに電圧(電位)として伝達される。ここで、
検出用トランジスタTRASの閾値をVth、検出用トラン
ジスタTRASのゲート電極の電位(即ち、共通ノードC
Aの電位)をVgとすれば、ビット線BLAの電位は概
ね(Vg−Vth)となる。尚、検出用トランジスタTR
ASをディプレッション型のNMOSFETとすれば、閾
値Vthは負の値をとる。これにより、ビット線BLA
負荷の大小に拘わらず、安定したセンス信号量を確保で
きる。尚、検出用トランジスタTRASをPMOSFET
から構成することもできる。
【0196】このようなゲインセル型不揮発性メモリ
は、実質的に、実施の形態1にて説明した製造方法にて
製造することができるので、詳細な説明は省略する。ま
た、このようなゲインセル型不揮発性メモリを、実施の
形態2〜実施の形態5にて説明した不揮発性メモリに適
用することができる。
【0197】尚、検出用トランジスタの一端が接続され
た配線層の所定の電位はVccに限定されず、例えば、接
地されていてもよい。即ち、検出用トランジスタの一端
が接続された配線層の所定の電位を0ボルトとしてもよ
い。但し、この場合には、選択メモリセルにおけるデー
タの読み出し時に電位(Vcc)がビット線に現れた場
合、再書き込み時には、ビット線の電位を0ボルトと
し、選択メモリセルにおけるデータの読み出し時に0ボ
ルトがビット線に現れた場合、再書き込み時には、ビッ
ト線の電位をVccとする必要がある。そのためには、図
30に例示するような、トランジスタTRIV-1,TR
IV-2,TRIV-3,TRIV-4から構成された一種のスイッ
チ回路(反転回路)をビット線間に配設し、データの読
み出し時には、トランジスタTRIV-2,TRIV-4をオン
状態とし,データの再書き込み時には、トランジスタT
IV-1,TRIV-3をオン状態とすればよい。
【0198】また、例えば、図31に示すように、実施
の形態4の不揮発性メモリの変形例として、第1の電極
21’,31’を上部電極とし、第2の電極23’,3
3’を下部電極とすることもできる。このような構造
は、他の発明の実施の形態における不揮発性メモリにも
適用することができる。
【0199】図17や図20には、第1の電極/強誘電
体層/第2の電極/強誘電体層/第1の電極の積層構造
によって2つのメモリセルを構成する例を示したが、そ
の代わりに、第2の電極/強誘電体層/第1の電極/強
誘電体層/第2の電極の積層構造によって2つのメモリ
セルを構成することもできる。
【0200】
【発明の効果】本発明においては、強誘電体層を構成す
る強誘電体材料としての酸化物が還元されるといった問
題の発生、強誘電体層の酸素ガス雰囲気中での酸化熱処
理によって接続孔が酸化されてしまうといった問題の発
生、下部電極を構成する材料の原子と接続孔を構成する
導電材料の原子とが相互拡散するといった問題の発生
を、確実に回避することができる。それ故、高い信頼性
を有する不揮発性メモリを提供することができるし、接
続孔を1回の工程で形成するので、不揮発性メモリの製
造工程の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1の強誘電体型不揮発性半導
体メモリの模式的な一部断面図である。
【図2】発明の実施の形態1の強誘電体型不揮発性半導
体メモリの回路図である。
【図3】発明の実施の形態1の強誘電体型不揮発性半導
体メモリの製造方法を説明するための半導体基板等の模
式的な一部断面図である。
【図4】図3に引き続き、発明の実施の形態1の強誘電
体型不揮発性半導体メモリの製造方法を説明するための
半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図5】図4に引き続き、発明の実施の形態1の強誘電
体型不揮発性半導体メモリの製造方法を説明するための
半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図6】発明の実施の形態1の強誘電体型不揮発性半導
体メモリにおける動作波形を示す図である。
【図7】発明の実施の形態1の強誘電体型不揮発性半導
体メモリの変形例の回路図である。
【図8】図7に示した発明の実施の形態1の強誘電体型
不揮発性半導体メモリの変形例における動作波形を示す
図である。
【図9】発明の実施の形態2の強誘電体型不揮発性半導
体メモリの模式的な一部断面図である。
【図10】発明の実施の形態2の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの回路図である。
【図11】発明の実施の形態2の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの変形例の回路図である。
【図12】発明の実施の形態3の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの模式的な一部断面図である。
【図13】発明の実施の形態3の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの回路図である。
【図14】発明の実施の形態3の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの変形例の回路図である。
【図15】発明の実施の形態4の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの模式的な一部断面図である。
【図16】発明の実施の形態4の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの変形例の模式的な一部断面図である。
【図17】発明の実施の形態4の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの別の変形例の模式的な一部断面図である。
【図18】発明の実施の形態4の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの更に別の変形例の回路図である。
【図19】発明の実施の形態4の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの更に別の変形例の模式的な一部断面図であ
る。
【図20】発明の実施の形態4の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの更に別の変形例の模式的な一部断面図であ
る。
【図21】発明の実施の形態5の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの回路図概念図である。
【図22】発明の実施の形態5の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの別の回路図概念図である。
【図23】発明の実施の形態5の強誘電体型不揮発性半
導体メモリにおけるメモリユニットの回路図である。
【図24】発明の実施の形態5の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの模式的な一部断面図である。
【図25】ゲインセル型の強誘電体型不揮発性半導体メ
モリを発明の実施の形態1にて説明した強誘電体型不揮
発性半導体メモリに適用した場合の回路図である。
【図26】図25に示した強誘電体型不揮発性半導体メ
モリにおけるレイアウト図である。
【図27】図25に示した強誘電体型不揮発性半導体メ
モリの模式的な一部断面図である。
【図28】図25に示した強誘電体型不揮発性半導体メ
モリの、図27とは異なる断面で見たときの模式的な一
部断面図である。
【図29】ゲインセル型の強誘電体型不揮発性半導体メ
モリを発明の実施の形態4にて説明した強誘電体型不揮
発性半導体メモリに適用した場合の回路図の一例であ
る。
【図30】検出用トランジスタの一端が接続された配線
層の所定の電位を0ボルトとした場合の、ビット線間に
配設された一種のスイッチ回路を示す回路図である。
【図31】発明の実施の形態4の強誘電体型不揮発性半
導体メモリの別の変形例の模式的な一部断面図である。
【図32】強誘電体のP−Eヒステリシスループ図であ
る。
【符号の説明】
10・・・シリコン半導体基板、11・・・素子分離領
域、12・・・ゲート絶縁膜、13・・・ゲート電極、
14・・・ゲートサイドウオール、15A,15B・・
・ソース/ドレイン領域、16・・・コンタクトホー
ル、17・・・絶縁層、18,28,38,48・・・
開口部、19,29,39,49・・・接続孔、21,
21A,21B,21’,31,31A,31B,3
1’,41,51・・・第1の電極、22,22A,2
2B,32,32A,32B,42,52・・・強誘電
体層、23,23’,33,33’,43,53・・・
第2の電極、27A,37A,57A・・・絶縁膜、2
7,37,47・・・層間絶縁層、M・・・不揮発性メ
モリ、MU・・・メモリユニット、MC・・・メモリセ
ル、TR・・・選択用トランジスタ、WL・・・ワード
線、BL・・・ビット線、PL・・・プレート線、WD
・・・ワード線デコーダ/ドライバ、SA・・・センス
アンプ、PD・・・プレート線デコーダ/ドライバ、C
N・・・共通ノード
フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 FR01 FR10 GA25 GA27 JA13 JA14 JA15 JA35 JA37 JA38 JA39 JA40 MA06 MA19 PR21 PR22 PR23 PR40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ビット線と、 (B)選択用トランジスタと、 (C)M個(但し、M≧2)のメモリセルから構成され
    たメモリユニットと、 (D)M本のプレート線、から成り、 メモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁層を介して
    形成されており、且つ、絶縁膜によって被覆されてお
    り、 各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電
    極とから成り、 メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は共
    通であり、該共通の第1の電極は、選択用トランジスタ
    を介してビット線に接続されており、 メモリユニットにおいて、第m番目(但し、m=1,2
    ・・・,M)のメモリセルの第2の電極は、第m番目の
    プレート線に接続されている強誘電体型不揮発性半導体
    メモリの製造方法であって、 (a)半導体基板に選択用トランジスタを形成する工程
    と、 (b)全面に絶縁層を形成した後、該絶縁層上にメモリ
    ユニットを形成する工程と、 (c)全面に絶縁膜を形成する工程と、 (d)絶縁膜及び絶縁層を貫通し、共通の第1の電極と
    選択用トランジスタとを接続する接続孔を形成する工
    程、を具備することを特徴とする強誘電体型不揮発性半
    導体メモリの製造方法。
  2. 【請求項2】(A)ビット線と、 (B)選択用トランジスタと、 (C)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルか
    ら構成された、N個(但し、N≧2)のメモリユニット
    と、 (D)M×N本のプレート線、から成り、 N個のメモリユニットは、層間絶縁層を介して積層され
    ており、 第1層目のメモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁
    層を介して形成されており、 第N層目のメモリユニットは、絶縁膜によって被覆され
    ており、 各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電
    極とから成り、 各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は
    共通であり、該共通の第1の電極は、選択用トランジス
    タを介してビット線に接続されており、 第n層目(但し、n=1,2・・・,N)のメモリユニ
    ットにおいて、第m番目(但し、m=1,2・・・,
    M)のメモリセルの第2の電極は、第[(n−1)M+
    m]番目のプレート線に接続されている強誘電体型不揮
    発性半導体メモリの製造方法であって、 (a)半導体基板に選択用トランジスタを形成する工程
    と、 (b)全面に絶縁層を形成した後、該絶縁層上に第1層
    目のメモリユニットを形成する工程と、 (c)全面に第n’層目(但し、n’=1,2・・・,
    N−1)の層間絶縁層を形成し、次いで、該第n’層目
    の層間絶縁層上に第(n’+1)層目のメモリユニット
    を形成する工程を、n’を1から(N−1)まで1つず
    つインクリメントしながら繰り返す工程と、 (d)全面に絶縁膜を形成する工程と、 (e)絶縁膜、全ての層間絶縁層及び絶縁層を貫通し、
    全ての共通の第1の電極と選択用トランジスタとを接続
    する1つの接続孔を形成する工程、を具備することを特
    徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリの製造方法。
  3. 【請求項3】(A)ビット線と、 (B)N個(但し、N≧2)の選択用トランジスタと、 (C)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルか
    ら構成された、N個のメモリユニットと、 (D)M本のプレート線、から成り、 各メモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁層を介し
    て形成されており、且つ、絶縁膜によって被覆されてお
    り、 各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電
    極とから成り、 各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は
    共通であり、 第n番目(但し、n=1,2・・・,N)のメモリユニ
    ットにおける共通の第1の電極は、第n番目の選択用ト
    ランジスタを介してビット線に接続されており、 第n番目のメモリユニットにおいて、第m番目(但し、
    m=1,2・・・,M)のメモリセルの第2の電極は、
    メモリユニット間で共通とされた第m番目のプレート線
    に接続されている強誘電体型不揮発性半導体メモリの製
    造方法であって、 (a)半導体基板にN個の選択用トランジスタを形成す
    る工程と、 (b)全面に絶縁層を形成した後、該絶縁層上にN個の
    メモリユニットを形成する工程と、 (c)全面に絶縁膜を形成する工程と、 (d)絶縁膜及び絶縁層を貫通し、メモリユニットを構
    成する第1の電極と選択用トランジスタとをそれぞれ接
    続するN個の接続孔を形成する工程、を具備することを
    特徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリの製造方
    法。
  4. 【請求項4】(A)ビット線と、 (B)N個(但し、N≧2)の選択用トランジスタと、 (C)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルか
    ら構成された、N個のメモリユニットと、 (D)M本のプレート線、から成り、 N個のメモリユニットは、層間絶縁層を介して積層され
    ており、 第1層目のメモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁
    層を介して形成されており、 第N層目のメモリユニットは、絶縁膜によって被覆され
    ており、 各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電
    極とから成り、 各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は
    共通であり、 第n層目(但し、n=1,2・・・,N)のメモリユニ
    ットにおける共通の第1の電極は、第n番目の選択用ト
    ランジスタを介してビット線に接続されており、 第n層目のメモリユニットにおいて、第m番目(但し、
    m=1,2・・・,M)のメモリセルの第2の電極は、
    メモリユニット間で共通とされた第m番目のプレート線
    に接続されている強誘電体型不揮発性半導体メモリの製
    造方法であって、 (a)半導体基板にN個の選択用トランジスタを形成す
    る工程と、 (b)全面に絶縁層を形成した後、該絶縁層上に第1層
    目のメモリユニットを形成する工程と、 (c)全面に第n’層目(但し、n’=1,2・・・,
    N−1)の層間絶縁層を形成し、次いで、該第n’層目
    の層間絶縁層上に第(n’+1)層目のメモリユニット
    を形成する工程を、n’を1から(N−1)まで1つず
    つインクリメントしながら繰り返す工程と、 (d)全面に絶縁膜を形成する工程と、 (e)絶縁膜、全ての層間絶縁層及び絶縁層を貫通し、
    メモリユニットを構成する第1の電極と選択用トランジ
    スタとをそれぞれ接続するN個の接続孔を形成する工
    程、を具備することを特徴とする強誘電体型不揮発性半
    導体メモリの製造方法。
  5. 【請求項5】(A)N本(但し、N≧2)のビット線
    と、 (B)N個の選択用トランジスタと、 (C)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルか
    ら構成された、N個のメモリユニットと、 (D)M本のプレート線、から成り、 N個のメモリユニットは、層間絶縁層を介して積層され
    ており、 第1層目のメモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁
    層を介して形成されており、 第N層目のメモリユニットは、絶縁膜によって被覆され
    ており、 各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電
    極とから成り、 各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は
    共通であり、 第n層目(但し、n=1,2・・・,N)のメモリユニ
    ットにおける共通の第1の電極は、第n番目の選択用ト
    ランジスタを介して第n番目のビット線に接続されてお
    り、 第n層目のメモリユニットにおいて、第m番目(但し、
    m=1,2・・・,M)のメモリセルの第2の電極は、
    メモリユニット間で共通とされた第m番目のプレート線
    に接続されている強誘電体型不揮発性半導体メモリの製
    造方法であって、 (a)半導体基板にN個の選択用トランジスタを形成す
    る工程と、 (b)全面に絶縁層を形成した後、該絶縁層上に第1層
    目のメモリユニットを形成する工程と、 (c)全面に第n’層目(但し、n’=1,2・・・,
    N−1)の層間絶縁層を形成し、次いで、該第n’層目
    の層間絶縁層上に第(n’+1)層目のメモリユニット
    を形成する工程を、n’を1から(N−1)まで1つず
    つインクリメントしながら繰り返す工程と、 (d)全面に絶縁膜を形成する工程と、 (e)絶縁膜、全ての層間絶縁層及び絶縁層を貫通し、
    メモリユニットを構成する第1の電極と選択用トランジ
    スタとをそれぞれ接続するN個の接続孔を形成する工
    程、を具備することを特徴とする強誘電体型不揮発性半
    導体メモリの製造方法。
  6. 【請求項6】(A)ビット線と、 (B)選択用トランジスタと、 (C)M個(但し、M≧2)のメモリセルから構成され
    たメモリユニットと、 (D)M本のプレート線、から成り、 メモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁層を介して
    形成されており、且つ、絶縁膜によって被覆されてお
    り、 各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電
    極とから成り、 メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は共
    通であり、該共通の第1の電極は、選択用トランジスタ
    を介してビット線に接続されており、 メモリユニットにおいて、第m番目(但し、m=1,2
    ・・・,M)のメモリセルの第2の電極は、第m番目の
    プレート線に接続されている強誘電体型不揮発性半導体
    メモリであって、 絶縁膜及び絶縁層を貫通し、共通の第1の電極と選択用
    トランジスタとを接続する接続孔を更に具備することを
    特徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  7. 【請求項7】(A)ビット線と、 (B)選択用トランジスタと、 (C)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルか
    ら構成された、N個(但し、N≧2)のメモリユニット
    と、 (D)M×N本のプレート線、から成り、 N個のメモリユニットは、層間絶縁層を介して積層され
    ており、 第1層目のメモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁
    層を介して形成されており、 第N層目のメモリユニットは、絶縁膜によって被覆され
    ており、 各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電
    極とから成り、 各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は
    共通であり、該共通の第1の電極は、選択用トランジス
    タを介してビット線に接続されており、 第n層目(但し、n=1,2・・・,N)のメモリユニ
    ットにおいて、第m番目(但し、m=1,2・・・,
    M)のメモリセルの第2の電極は、第[(n−1)M+
    m]番目のプレート線に接続されている強誘電体型不揮
    発性半導体メモリであって、 絶縁膜、全ての層間絶縁層及び絶縁層を貫通し、全ての
    共通の第1の電極と選択用トランジスタとを接続する1
    つの接続孔を更に具備することを特徴とする強誘電体型
    不揮発性半導体メモリ。
  8. 【請求項8】(A)ビット線と、 (B)N個(但し、N≧2)の選択用トランジスタと、 (C)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルか
    ら構成された、N個のメモリユニットと、 (D)M本のプレート線、から成り、 各メモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁層を介し
    て形成されており、且つ、絶縁膜によって被覆されてお
    り、 各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電
    極とから成り、 各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は
    共通であり、 第n番目(但し、n=1,2・・・,N)のメモリユニ
    ットにおける共通の第1の電極は、第n番目の選択用ト
    ランジスタを介してビット線に接続されており、 第n番目のメモリユニットにおいて、第m番目(但し、
    m=1,2・・・,M)のメモリセルの第2の電極は、
    メモリユニット間で共通とされた第m番目のプレート線
    に接続されている強誘電体型不揮発性半導体メモリであ
    って、 絶縁膜及び絶縁層を貫通し、メモリユニットを構成する
    第1の電極と選択用トランジスタとをそれぞれ接続する
    N個の接続孔を更に具備することを特徴とする強誘電体
    型不揮発性半導体メモリ。
  9. 【請求項9】(A)ビット線と、 (B)N個(但し、N≧2)の選択用トランジスタと、 (C)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルか
    ら構成された、N個のメモリユニットと、 (D)M本のプレート線、から成り、 N個のメモリユニットは、層間絶縁層を介して積層され
    ており、 第1層目のメモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁
    層を介して形成されており、 第N層目のメモリユニットは、絶縁膜によって被覆され
    ており、 各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電
    極とから成り、 各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は
    共通であり、 第n層目(但し、n=1,2・・・,N)のメモリユニ
    ットにおける共通の第1の電極は、第n番目の選択用ト
    ランジスタを介してビット線に接続されており、 第n層目のメモリユニットにおいて、第m番目(但し、
    m=1,2・・・,M)のメモリセルの第2の電極は、
    メモリユニット間で共通とされた第m番目のプレート線
    に接続されている強誘電体型不揮発性半導体メモリであ
    って、 絶縁膜、全ての層間絶縁層及び絶縁層を貫通し、メモリ
    ユニットを構成する第1の電極と選択用トランジスタと
    をそれぞれ接続するN個の接続孔を更に具備することを
    特徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  10. 【請求項10】(A)N本(但し、N≧2)のビット線
    と、 (B)N個の選択用トランジスタと、 (C)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルか
    ら構成された、N個のメモリユニットと、 (D)M本のプレート線、から成り、 N個のメモリユニットは、層間絶縁層を介して積層され
    ており、 第1層目のメモリユニットは、半導体基板の上方に絶縁
    層を介して形成されており、 第N層目のメモリユニットは、絶縁膜によって被覆され
    ており、 各メモリセルは、第1の電極とキャパシタ層と第2の電
    極とから成り、 各メモリユニットにおいて、メモリセルの第1の電極は
    共通であり、 第n層目(但し、n=1,2・・・,N)のメモリユニ
    ットにおける共通の第1の電極は、第n番目の選択用ト
    ランジスタを介して第n番目のビット線に接続されてお
    り、 第n層目のメモリユニットにおいて、第m番目(但し、
    m=1,2・・・,M)のメモリセルの第2の電極は、
    メモリユニット間で共通とされた第m番目のプレート線
    に接続されている強誘電体型不揮発性半導体メモリであ
    って、 絶縁膜、全ての層間絶縁層及び絶縁層を貫通し、メモリ
    ユニットを構成する第1の電極と選択用トランジスタと
    をそれぞれ接続するN個の接続孔を更に具備することを
    特徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
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