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JP2003202593A - 液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003202593A
JP2003202593A JP2002000150A JP2002000150A JP2003202593A JP 2003202593 A JP2003202593 A JP 2003202593A JP 2002000150 A JP2002000150 A JP 2002000150A JP 2002000150 A JP2002000150 A JP 2002000150A JP 2003202593 A JP2003202593 A JP 2003202593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus line
liquid crystal
drain bus
display device
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002000150A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tsukadai
浩司 塚大
Takeshi Kamata
豪 鎌田
Niwaji Majima
庭司 間島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Display Technologies Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Display Technologies Corp filed Critical Fujitsu Display Technologies Corp
Priority to JP2002000150A priority Critical patent/JP2003202593A/ja
Priority to US10/335,963 priority patent/US6873388B2/en
Publication of JP2003202593A publication Critical patent/JP2003202593A/ja
Priority to US11/065,834 priority patent/US7133113B2/en
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/136Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
    • G02F1/1362Active matrix addressed cells
    • G02F1/136227Through-hole connection of the pixel electrode to the active element through an insulation layer
    • GPHYSICS
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    • G02F1/136231Active matrix addressed cells for reducing the number of lithographic steps
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  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、情報機器等の表示装置を構成する液
晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示装置に関
し、製造工程及び製造コストの増加を抑制でき、製造歩
留まりが向上する液晶表示装置用基板及びそれを備えた
液晶表示装置及びその製造方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】対向して配置され対向面に電極が形成され
た対向基板とともに液晶を挟持する基板40と、基板4
0上に形成された複数のゲートバスライン10と、絶縁
膜42を介してゲートバスライン10に交差して形成さ
れた複数のドレインバスライン12と、基板40上の画
素領域毎に形成された光反射型の画素電極16と、ゲー
トバスライン10及びドレインバスライン12の交差位
置近傍に形成された薄膜トランジスタと、ドレインバス
ライン12上に感光性材料で形成された保護膜48とを
有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器等の表示
装置を構成する液晶表示装置用基板及びそれを備えた液
晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、画素領域毎に薄膜トラ
ンジスタ(TFT;Thin Film Transi
stor)が形成されたTFT基板と、TFT基板と対
向配置される対向基板と、両基板間に封止された液晶と
で構成される。チャネル保護膜を備えた逆スタガ型のT
FTを有する透過型液晶表示装置のTFT基板は、一般
に5枚のフォトマスクを用いて製造されている。第1の
フォトマスクはゲートバスラインを形成するために用い
られ、第2のフォトマスクはチャネル保護膜を形成する
ために用いられる。第3のフォトマスクはドレインバス
ライン及びソース/ドレイン電極を形成するために用い
られ、第4のフォトマスクはソース電極上の保護膜を開
口してコンタクトホールを形成するために用いられる。
第5のフォトマスクは画素電極を形成するために用いら
れる。フォトマスクの枚数の削減は、TFT基板の製造
コストを低減するのに有効である。
【0003】5枚のフォトマスクを用いて製造される透
過型液晶表示装置に対し、同構成のTFTを有し、光反
射板を兼ねる画素電極を備えた反射型液晶表示装置のT
FT基板は、ドレインバスライン及びソース/ドレイン
電極と画素電極(反射電極)とが同一の形成材料で同時
に形成されるため、フォトマスクを1枚減らすことがで
きる。また、ドレインバスライン及びソース/ドレイン
電極と画素電極とが同一層に形成されるので、透過型液
晶表示装置では必須のソース/ドレイン電極と画素電極
との間の保護膜は不要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に反射型液晶表示
装置では、TFT基板上のドレインバスライン上面と対
向基板の共通電極上面に直接配向膜が形成されている。
両基板を貼り合わせる際に基板間に導電性異物が混入し
てしまうと、導電性異物が配向膜を突き抜けてドレイン
バスライン及び共通電極に直接接触してしまうことがあ
る。こうなると、ドレインバスラインと共通電極とが短
絡してしまう。ドレインバスラインと共通電極との間に
短絡が生じると、当該ドレインバスライン上の画素に階
調電圧が印加されなくなるため線欠陥が生じてしまう。
線欠陥は製品として致命的な欠陥であるため、液晶表示
装置の製造歩留まりが低下する要因になる。
【0005】上記の短絡による線欠陥を防止するために
は、ドレインバスライン上に保護膜を形成すればよい。
しかしながら、ドレインバスライン上に保護膜を形成す
ると、各画素電極上や導通の確保が必要なドレインバス
ライン端子上等の露出すべき領域にも保護膜が形成され
てしまう。このため、新たなフォトマスクを用いて保護
膜をパターニングし、各画素電極上及びドレインバスラ
イン端子上等を開口する必要が生じてしまい、製造工程
が増加するとともに製造コストが増加してしまうという
問題が発生する。
【0006】本発明の目的は、製造工程及び製造コスト
の増加を抑制でき、製造歩留まりが向上する液晶表示装
置用基板及びそれを備えた液晶表示装置及びその製造方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、対向して配
置される対向基板とともに液晶を挟持する基板と、前記
基板上に形成された複数のゲートバスラインと、絶縁膜
を介して前記ゲートバスラインに交差して形成された複
数のドレインバスラインと、前記基板上の画素領域毎に
形成された光反射型の画素電極と、前記ゲートバスライ
ン及び前記ドレインバスラインの交差位置近傍に形成さ
れた薄膜トランジスタと、前記ドレインバスライン上に
感光性材料で形成された保護膜とを有することを特徴と
する液晶表示装置用基板によって達成される。
【0008】上記本発明の液晶表示装置用基板におい
て、前記画素電極は、前記ドレインバスラインと同一の
形成材料で形成されていることを特徴とする。
【0009】また、上記目的は、一対の基板と、前記一
対の基板間に封入された液晶とを有する液晶表示装置で
あって、前記基板の一方に、上記本発明の液晶表示装置
用基板を用いることを特徴とする液晶表示装置によって
達成される。
【0010】さらに、上記目的は、ドレインバスライン
と、ドレインバスライン端子と、画素電極とを形成する
ための金属層を基板上に形成する第1の工程と、前記金
属層上に感光性材料を塗布して感光性材料層を形成する
第2の工程と、前記画素電極上及び前記ドレインバスラ
イン端子上の感光性材料層を必要露光量より少ない低露
光量で露光する第3の工程と、前記感光性材料層を現像
して、前記画素電極上及び前記ドレインバスライン端子
上の膜厚が前記ドレインバスライン上の膜厚より薄いエ
ッチングマスクを形成する第4の工程と、前記エッチン
グマスクを用いて前記金属層をエッチングし、前記ドレ
インバスライン、前記ドレインバスライン端子及び前記
画素電極を形成する第5の工程と、アッシング処理によ
り前記画素電極上及び前記ドレインバスライン端子上の
前記エッチングマスクを除去する第6の工程とを有する
ことを特徴とする液晶表示装置用基板の製造方法によっ
て達成される。
【0011】上記本発明の液晶表示装置用基板の製造方
法において、前記低露光量は前記必要露光量のほぼ半分
であることを特徴とする。
【0012】また、上記本発明の液晶表示装置用基板の
製造方法において、前記第3の工程は、前記画素電極及
び前記ドレインバスライン端子を形成するための描画パ
ターンと前記ドレインバスラインを形成するための描画
パターンとの透過率が異なるフォトマスクを用いること
を特徴とする。
【0013】さらに、上記目的は、点灯表示検査の際
に、複数のドレインバスラインと対向電極との間の電位
差の絶対値が通常の液晶駆動時より大きくなるように、
前記複数のドレインバスライン及び前記対向電極に同電
圧を印加し、表示画面上に表示される階調傾斜領域に基
づいて欠陥の位置を検出することを特徴とする液晶表示
装置の欠陥位置検出方法によって達成される。
【0014】またさらに、上記目的は、点灯表示検査の
際に、対向電極との間で短絡欠陥が生じているドレイン
バスラインと前記対向電極との間の電位差の絶対値が通
常の液晶駆動時より大きくなるように、前記ドレインバ
スライン及び前記対向電極に電圧を印加し、表示画面上
に表示される階調傾斜領域に基づいて欠陥の位置を検出
することを特徴とする液晶表示装置の欠陥位置検出方法
によって達成される。
【0015】上記本発明の液晶表示装置の欠陥位置検出
方法において、対向基板上の電極との間に短絡欠陥が生
じているドレインバスラインを特定し、前記ドレインバ
スラインを前記ドレインバスラインの一端に接続された
ドレインバスライン駆動回路と表示領域との間で切断
し、前記ドレインバスラインの他端から前記ドレインバ
スラインに電圧を印加することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕本発明の第
1の実施の形態による液晶表示装置用基板及びそれを備
えた液晶表示装置及びその製造方法について図1乃至図
11を用いて説明する。図1は、本実施の形態による反
射型液晶表示装置の概略構成を示している。液晶表示装
置は、TFT等が形成されたTFT基板2とカラーフィ
ルタ(CF;Color Filter)等が形成され
た対向基板4とを対向させて貼り合わせ、両基板2、4
間に液晶を封入した構造を有している。
【0017】図2は、TFT基板2上に形成された素子
の等価回路を示している。TFT基板2上には、図中左
右方向に延びるゲートバスライン10が、互いに平行に
複数形成されている。また、不図示の絶縁膜を介してゲ
ートバスライン10にほぼ直交して図中上下方向に延び
るドレインバスライン12が、互いに平行に複数形成さ
れている。複数のゲートバスライン10とドレインバス
ライン12とで囲まれた各領域が、TFT基板2側の画
素領域となる。各画素領域にはTFT14と画素電極
(反射電極)16が形成されている。各TFT14のド
レイン電極は隣接するドレインバスライン12に接続さ
れ、ゲート電極は隣接するゲートバスライン10に接続
され、ソース電極は画素電極16に接続されている。各
画素領域のほぼ中央には、ゲートバスライン10と平行
に蓄積容量バスライン18が形成されている。これらの
TFT14や画素電極16、各バスライン10、12、
18は、フォトリソグラフィ工程で形成され、「成膜→
レジスト塗布→露光→現像→エッチング→レジスト剥
離」という一連の半導体プロセスを繰り返して形成され
る。
【0018】一方、図示は省略しているが、対向基板4
上には、対向基板4側の画素領域を画定する遮光膜(B
M)が形成されている。また、対向基板4側の各画素領
域には、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかのC
F樹脂層が形成されている。
【0019】図1に戻り、液晶を封止して対向基板4と
対向配置されたTFT基板2には、複数のゲートバスラ
イン10を駆動するドライバICが実装されたゲートバ
スライン駆動回路20と、複数のドレインバスライン4
を駆動するドライバICが実装されたドレインバスライ
ン駆動回路22とが設けられている。これらの駆動回路
20、22は、制御回路24から出力された所定の信号
に基づいて、走査信号やデータ信号を所定のゲートバス
ライン10あるいはドレインバスライン12に出力する
ようになっている。対向基板4のCF形成面と反対側の
面には、偏光板26が貼り付けられている。
【0020】図3は、本実施の形態による液晶表示装置
用基板の構成を示す図である。図3では、1画素とドレ
インバスライン12端部に形成されたドレインバスライ
ン端子30とを示している。図3に示すように、TFT
基板2上には、図中左右方向に延びる複数のゲートバス
ライン10(図3では1本のみ示している)が形成され
ている。また、TFT基板2上には、不図示の絶縁膜を
介してゲートバスライン10にほぼ直交して、図中上下
方向に延びる複数のドレインバスライン12(図3では
1本のみ示している)が形成されている。ゲートバスラ
イン10とドレインバスライン12との交差位置近傍に
TFT14が形成されている。
【0021】TFT14のドレイン電極34は、隣接す
るドレインバスライン12から引き出されて、その端部
がゲートバスライン10上に形成されたチャネル保護膜
36上の一端辺側に位置するように形成されている。ソ
ース電極38は、ドレイン電極34に対向するようにチ
ャネル保護膜36上の他端辺側に形成されている。この
ような構成においてチャネル保護膜36直下のゲートバ
スライン10が当該TFT14のゲート電極として機能
するようになっている。画素領域には、ソース電極38
に電気的に接続された画素電極16が形成されている。
また、TFT基板2上には、画素領域のほぼ中央を横切
って図中左右方向に延びる複数の蓄積容量バスライン1
8(図3では1本のみ示している)が形成されている。
一方、ドレインバスライン12の図中上方の端部には、
ドレインバスライン端子30が形成されている。
【0022】図4(a)は、図3のA−A線で切断した
TFT14近傍の構成を示す断面図である。図4(b)
は、図3のB−B線で切断したドレインバスライン端子
30近傍の構成を示す断面図である。図4(a)に示す
ように、ガラス基板40上にはゲートバスライン(ゲー
ト電極)10が形成されている。ゲートバスライン10
上には、ゲート絶縁膜42が形成されている。ゲート絶
縁膜42上には、アモルファスシリコン(a−Si)層
50が形成されている。a−Si層50上にはチャネル
保護膜36が形成され、チャネル保護膜36直下のa−
Si層50がチャネル領域になっている。チャネル保護
膜36上にはドレイン電極34とソース電極38とが所
定の間隙で対向して形成されている。ドレイン電極34
上には、ドレイン電極34をパターニングする際に用い
たレジスト層を残存させて形成した保護膜48が配置さ
れている。また、ソース電極38と同一の形成材料で画
素電極16が形成されている。
【0023】図4(b)に示すように、ドレインバスラ
イン端子30の図中右方の端部やドレインバスライン1
2上には、ドレインバスライン端子30及びドレインバ
スライン12をパターニングする際に用いたレジスト層
を残存させて形成した保護膜48が配置されている。
【0024】このように、本実施の形態では、ドレイン
バスライン12、ドレイン電極34及びソース電極38
と画素電極16とが同一の形成材料で形成された反射型
液晶表示装置のドレインバスライン12上に、レジスト
層を残存させて形成した保護膜48が配置されている。
このため、ドレインバスライン12と共通電極との間の
導電性異物等による短絡が生じ難くなっている。したが
って、液晶表示装置の製造歩留まりが向上する。
【0025】次に、本実施の形態による液晶表示装置用
基板の製造方法について図5乃至図11を用いて説明す
る。図5乃至図11は、図3に示すTFT基板2の製造
工程を示している。図5乃至図11の(a)は、図3の
A−A線で切断したTFT14近傍の断面を示してい
る。図5乃至図11の(b)は、図3のB−B線で切断
したドレインバスライン端子30近傍の断面を示してい
る。まず、図5(a)、(b)に示すように、ガラス基
板40上の全面に、例えばアルミニウム(Al)を成膜
して金属層を形成する。次いで、第1のフォトマスクを
用いて金属層をパターニングし、ゲートバスライン10
(図5(a)参照)を形成する。次に、例えばシリコン
窒化膜(SiN膜)をプラズマCVD法により基板全面
に成膜して絶縁膜(ゲート絶縁膜)42を形成する。次
に、チャネル領域を形成するためのa−Si層50をプ
ラズマCVD法により基板全面に成膜する。続いて、チ
ャネル保護膜を形成するためのシリコン窒化膜(SiN
膜)52をプラズマCVD法により連続して成膜する。
【0026】次に、ゲートバスライン10をマスクとし
て、ガラス基板40の図中下方から背面露光を行い、さ
らに第2のフォトマスクを用いた露光を行って、ゲート
バスライン10上に自己整合的にエッチングマスク(図
示せず)を形成する。次に、当該エッチングマスクを用
いて、ゲートバスライン10上に形成されたSiN膜5
2をエッチングし、TFT14形成領域のゲートバスラ
イン10上にチャネル保護膜36を形成する(図6
(a)、(b)参照)。
【0027】次に、図7(a)、(b)に示すように、
オーミックコンタクト層を形成するためのn+a−Si
層54をプラズマCVD法により全面に形成する。次い
で、ドレインバスライン12、ドレイン電極34、ソー
ス電極38及び画素電極16を形成するための金属層5
6をスパッタリングにより連続成膜する。
【0028】次に、図8(a)、(b)に示すように、
感光性材料であるレジストを全面に塗布してレジスト層
58を形成する。次に、図9(a)、(b)に示すよう
に、第3のフォトマスク60を用いてレジスト層58を
露光する。フォトマスク60上の領域B、E、G(図中
黒で塗りつぶされた領域)は、図4(a)、(b)に示
す保護膜48を形成するための領域である。領域B、
E、Gには、光(図中矢印で示す)を遮光する描画パタ
ーンが形成されている。フォトマスク60上の領域D、
F(図中のハッチング領域)には、所定の透過率で光を
透過させるグレーマスクの描画パターンが形成されてい
る。領域D、Fの下方のレジスト層58は、グレーマス
クを透過した光(図中破線の矢印で示す)により、必要
露光量(EPH)の例えばほぼ半分の低露光量で露光さ
れるようになっている。このように、フォトマスク60
は、図4(a)、(b)に示す保護膜48を形成する領
域B、E、Gの描画パターンと、保護膜48を形成しな
い領域D、Fの描画パターンとの透過率が異なるように
形成されている。なお、半透過領域D、Fは、グレーマ
スクに代えてスリット状の描画パターンにより透過光量
を調節するようにしてもよい。また、フォトマスク60
上の領域A、C、Hには描画パターンが形成されず、光
を透過させるようになっている。
【0029】次に、露光したレジスト層58を現像する
と、図10(a)、(b)に示すように、領域により膜
厚の異なるエッチングマスク62が得られる。例えば、
ドレインバスライン12及びドレイン電極34上のエッ
チングマスク62の膜厚は2.4μmであり、ドレイン
バスライン端子30及び画素電極16上のエッチングマ
スク62の膜厚は1.2μmである。
【0030】次に、エッチングマスク62を用いて金属
層56、n+a−Si層54及びa−Si層50をドラ
イエッチングし、図11(a)、(b)に示すように、
ドレインバスライン12、ドレイン電極34、ソース電
極38及び画素電極16を形成する。このエッチング処
理において、チャネル保護膜36はエッチングストッパ
として機能し、その下層のa−Si層50はエッチング
されずに残存する。
【0031】次に、エッチングマスク62を剥離せず
に、例えば140℃で10分のオーブン処理を行う。こ
の結果、ドレインバスライン12及びドレイン電極34
上のエッチングマスク62の膜厚は1.5μm程度に減
少し、ドレインバスライン端子30及び画素電極16上
のエッチングマスク62の膜厚は0.5μm程度に減少
する。
【0032】次に、基板全面にアッシング処理を行い、
エッチングマスク62を0.7μmの厚さ分だけ除去す
る。こうすることにより、ドレインバスライン12及び
ドレイン電極34上には膜厚0.8μm程度のエッチン
グマスク62が残存して保護膜48として機能し、ドレ
インバスライン端子30及び画素電極16上のエッチン
グマスク62は残渣なく除去される。なお、不図示のゲ
ートバスライン端子上の絶縁膜42の開口は、第4のフ
ォトマスクを用いて行なわれる。以上の工程を経て、図
4に示すようなTFT基板2が完成する。この後、対向
基板4と貼り合わせ、両基板2、4間に液晶を封止して
液晶表示装置が完成する。
【0033】本実施の形態によれば、新たなフォトマス
クを用いずにドレインバスライン12上の保護膜48を
形成できる。このため、製造コストの増加を抑制でき、
製造歩留まりが向上する液晶表示装置用基板及びそれを
備えた液晶表示装置及びその製造方法を実現できる。
【0034】〔第2の実施の形態〕次に、本発明の第2
の実施の形態による液晶表示装置用基板及びそれを備え
た液晶表示装置及びその欠陥位置検出方法について図1
2乃至図18を用いて説明する。本実施の形態の前提と
して、液晶表示装置の基板間に生じる短絡欠陥と、当該
短絡欠陥等を検出するための従来の点灯表示検査につい
て説明する。図12は、ドレインバスライン12の延伸
方向に垂直に切断した液晶表示装置の断面図であり、T
FT基板2上のドレインバスライン12と対向基板4の
共通電極70との間に導電性異物72による短絡が生じ
ている状態を示している。図12に示すように、TFT
基板2は、ガラス基板40上の全面に絶縁膜42を有し
ている。絶縁膜42上には複数のドレインバスライン1
2が形成されている。ドレインバスライン12上の全面
には保護膜68が形成されている。保護膜68上には、
画素毎に画素電極16が形成されている。一方対向基板
4は、ガラス基板41上の全面に共通電極70を有して
いる。TFT基板2と対向基板4とは対向して貼り合わ
され、両基板2、4間には液晶74が封止されている。
ドレインバスライン12と共通電極70とは、それらの
間に挟まれた導電性を有する異物72により短絡してい
る。
【0035】上記の短絡欠陥は、短絡が生じている位置
(アドレス)を特定できれば、その位置の前後でドレイ
ンバスライン12を切断して短絡が生じている領域を電
気的に分離し、短絡が生じている位置より先のドレイン
バスライン12に、リペア配線を介して階調電圧を印加
できるようにすることにより修復できる。
【0036】図13は、上記の短絡欠陥が生じているノ
ーマリーブラックモードの液晶表示装置について従来の
点灯表示検査を行った際の表示領域64を示している。
図13に示すように、表示領域64にグレー又は白を表
示させると、短絡が生じているドレインバスライン12
に接続された画素電極16には階調電圧が印加されない
ため、表示領域64中に図中上下方向に延びる黒線66
が表示される。この黒線66により、短絡箇所のドレイ
ンバスライン12側のアドレスは容易に特定できる。な
お、ノーマリーホワイトモードの液晶表示装置では、表
示領域にグレー又は黒を表示させることにより、短絡が
生じているドレインバスライン12に沿って白線が表示
される。
【0037】このように従来の点灯表示検査では、ドレ
インバスライン12側のアドレスは容易に特定できるも
のの、短絡箇所のゲートバスライン10側のアドレスを
特定するのは困難である。このため、短絡が生じている
ドレインバスライン12の端から端までの外観上の異常
を顕微鏡を用いて確認する必要がある。したがって、短
絡が生じている位置の特定に長時間を要し、製造コスト
が増加してしまうという問題が生じている。
【0038】また、導電性異物72が極めて小さい場合
や、基板面に垂直方向に見てドレインバスライン12に
重なっている場合等には、顕微鏡を用いても外観上の異
常を視認することが極めて困難であるため、短絡が生じ
ている位置を特定することができない。したがって、短
絡による線欠陥を修復することができず、製造歩留まり
が低下してしまうという問題が生じる。
【0039】本実施の形態の目的は、短絡欠陥の位置を
容易かつ確実に検出できる液晶表示装置用基板及びそれ
を備えた液晶表示装置及びその欠陥位置検出方法を提供
することにある。
【0040】本実施の形態では、液晶表示装置の点灯表
示検査の際、ドレインバスライン12と対向電極70と
の間の電位差の絶対値が通常の液晶駆動時より大きくな
るような電圧を短絡の生じているドレインバスライン1
2に印加することにより、ゲートバスライン10側の短
絡位置を特定できるようにしている。以下、本実施の形
態による液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示
装置及びその欠陥位置検出方法について実施例2−1及
び2−2を用いてより具体的に説明する。
【0041】(実施例2−1)まず、本実施の形態の実
施例2−1による液晶表示装置の欠陥位置検出方法につ
いて図14及び図15を用いて説明する。図14は、本
実施の形態による欠陥位置検出方法に用いる液晶表示装
置を模式的に示している。図14に示すように、表示領
域64には、図中左右方向に延びる複数のゲートバスラ
イン10と図中上下方向に延びる複数のドレインバスラ
イン12とが、絶縁膜を介して互いにほぼ直交して形成
されている。また、ゲートバスライン10にほぼ平行に
複数の蓄積容量バスライン18が形成されている。複数
の蓄積容量バスライン18は、互いに電気的に接続さ
れ、例えば所定のコモン電圧が印加されるようになって
いる。複数のドレインバスライン12のうちドレインバ
スライン12’は、図12に示す短絡部76での導電性
異物72により、対向基板4上の共通電極70との間に
短絡が生じている。
【0042】点灯表示検査の際には、各ゲートバスライ
ン10に対し、オフ時の電圧レベルが−10V、オン時
の電圧レベルが21Vとなるパルス幅100μsecの
ゲートパルスを60Hzの繰り返し周波数で同時に印加
する。また、各ドレインバスライン12を図中上方で電
気的に接続し、ドレインバスライン12と対向電極70
との間の電位差の絶対値が通常の液晶駆動時の電圧(±
5V)より大きくなるような電圧(例えば−70V)を
各ドレインバスライン12に印加する。共通電極70及
び蓄積容量バスライン18には、0Vの電圧を印加す
る。
【0043】短絡欠陥のあるドレインバスライン12’
の電位は、電圧印加側から短絡部76に近づくに従い対
向基板4の共通電極70の電位に近づいて、短絡部76
で共通電極70とほぼ同電位になる。そして、電圧印加
側に対して短絡部76よりも遠くなる側(図中下方)の
ドレインバスライン12’は、共通電極70とほぼ同電
位(0V)になる。
【0044】ゲートパルスが印加されてTFT14がオ
ン状態になると、短絡欠陥のあるドレインバスライン1
2’上の各画素の画素電極16には、上記のゲートバス
ライン12’上の電圧がそれぞれ書き込まれる。各画素
の液晶は、各画素電極16と共通電極70との電位差に
より駆動されるため、図15に示すような輝度分布を有
する線欠陥が視認されるようになる。
【0045】図15は、上記の方法でノーマリーブラッ
クモードの液晶表示装置の点灯表示検査を行った際の表
示領域64を示している。図15に示すように、白を表
示する表示領域64の図中下方にのみ黒線67が表示さ
れている。黒線67先端と白色領域との間には、図中上
方に向かって黒から白へ階調が徐々に変化している階調
傾斜領域(輝度傾斜領域)82が形成されている。
【0046】輝度傾斜領域82は、ドレインバスライン
12’上の各位置での電位が、電圧印加側から短絡部7
6に近づくに従い対向基板4の共通電極70の電位に近
づき、短絡部76で共通電極70とほぼ同電位になるの
に対応して形成される。従って、輝度傾斜領域82近傍
を顕微鏡等で観察することにより短絡部76を容易に見
つけることができるようになる。例えば対角15インチ
程度の表示画面を有する液晶表示装置では、短絡部76
の位置を2cm以下の範囲に限定できる。この後、顕微
鏡等を用いてドレインバスライン12’の輝度傾斜領域
82近傍の外観上の異常を確認し、短絡部76の位置を
特定する。なお、共通電極70をフローティングにする
か、あるいは抵抗を介してコモン電位に接続し、共通電
極70に流れる電流を減少させるようにすれば、ドレイ
ンバスライン12’の電位勾配を起こり易くして短絡部
76の位置をより限定できるようになる。
【0047】本実施例によれば、短絡部76のゲートバ
スライン10側のアドレスを狭い範囲に限定できるた
め、顕微鏡等を用いた短絡部76の位置の特定が容易に
なる。このように、欠陥位置検出工程の簡略化により短
絡部76の位置の特定が短時間でできるので、製造コス
トの増加を抑制できるとともに、製造歩留まりが向上す
る。
【0048】また、本実施例によれば、通常の液晶駆動
時よりも絶対値の大きい電圧を全てのドレインバスライ
ン12、12’に印加しているため、ドレインバスライ
ン12’上のTFT14の閾値等が他のTFT14と比
較して相対的に変動することがない。
【0049】(実施例2−2)次に、本実施の形態の実
施例2−2による液晶表示装置用基板及びそれを備えた
液晶表示装置及びその欠陥位置検出方法について図16
乃至図18を用いて説明する。図16は、本実施の形態
による欠陥位置検出方法に用いる液晶表示装置を模式的
に示している。なお、図14に示した実施例1−1の液
晶表示装置と同一の機能作用を有する構成要素について
は、同一の符号を付してその説明を省略する。複数のゲ
ートバスライン10の図中左端は、ゲートバスライン駆
動回路84に接続されている。複数のドレインバスライ
ン12の図中上端は、複数(図16では2つ)のドレイ
ンバスライン駆動回路86に接続されている。
【0050】また、各ドレインバスライン12の両端
は、表示領域64を迂回するように周辺回路基板87、
88を経由して配線されたリペア配線78a、78b
と、不図示の絶縁膜を介して交差している。リペア配線
78aとリペア配線78bとは、周辺回路基板88上に
設けられたスイッチ94を介して接続されている。図示
において、スイッチ94の接点は開かれている。各ドレ
インバスライン12とリペア配線78との交差位置と表
示領域64との間には、基板面に垂直方向に見て、例え
ば「コ」の字状にドレインバスライン12を迂回するド
レインバスラインバイパス配線80が形成されている。
ドレインバスラインバイパス配線80の両端は、絶縁膜
を介してドレインバスライン12に交差している。複数
の蓄積容量バスライン18は、互いに電気的に接続さ
れ、コモン端子90に接続されている。
【0051】次に、本実施の形態による液晶表示装置の
欠陥位置検出方法について図17及び図18を用いて説
明する。図17(a)は、短絡の生じているドレインバ
スライン12’とドレインバスラインバイパス配線80
及びリペア配線78との交差位置近傍の構成を示してい
る。図17(b)は、ドレインバスライン12’の短絡
部76近傍の構成を示している。図17(c)は、ドレ
インバスライン12’とリペア配線78との交差位置近
傍の構成を示している。
【0052】まず、図13に示す従来の点灯表示検査に
より、短絡が生じているドレインバスライン12’を特
定する。次に、図17(a)に示すように、ドレインバ
スライン12’の切断部107をレーザ光により切断
し、表示領域64側のドレインバスライン12’とドレ
インバスライン駆動回路86とを電気的に分離する。ま
た、図17(c)に示すように、接続部108にレーザ
光を照射して、ドレインバスライン12’とリペア配線
78bとを電気的に接続する。
【0053】次に、再度点灯表示検査を行う。この点灯
表示検査では、各ゲートバスライン10に対し、オフ時
の電圧レベルが−10V、オン時の電圧レベルが21V
となるパルス幅100μsecのゲートパルスを60H
zの繰り返し周波数で同時に印加する。また、各ドレイ
ンバスライン12に±6Vの階調電圧を印加する。共通
電極70及び蓄積容量バスライン18には、0Vの電圧
を印加する。リペア配線78bには、不図示の電圧源か
ら例えば−70Vの電圧を1秒間印加する。すなわち、
短絡が生じているドレインバスライン12’には±6V
の階調電圧は印加されず、−70Vの電圧が印加され
る。ドレインバスライン12’に印加する電圧値及び印
加時間は、TFT14のオン状態での電流不足やオフ状
態でのリーク電流増大による表示不良が起こらないよう
に定める。
【0054】図18は、上記の方法でノーマリーブラッ
クモードの液晶表示装置の点灯表示検査を行った際の表
示領域64を示している。図18に示すように、白を表
示する表示領域64の図中上方にのみ黒線69が表示さ
れている。黒線69先端と白色領域との間には、図中下
方に向かって黒から白へ階調が徐々に変化している輝度
傾斜領域83が形成されている。
【0055】次に、実施例2−1と同様に顕微鏡等を用
いてドレインバスライン12’の輝度傾斜領域83近傍
のみの外観上の異常を確認し、短絡部76の位置を特定
する。
【0056】本実施例によれば、実施例2−1と同様
に、ドレインバスライン12’と共通電極70とが短絡
している短絡部76のゲートバスライン側のアドレスを
狭い範囲に限定できるため、顕微鏡等を用いた短絡部7
6の位置の特定が容易になる。このように、欠陥位置検
出工程の簡略化により短絡部76の位置の特定が短時間
でできるので、製造コストの増加を抑制できるととも
に、製造歩留まりが向上する。
【0057】次に、短絡部76での短絡による線欠陥を
修復する方法を説明する。まず、図17(b)に示すよ
うに、本実施例により位置が特定された短絡部76の前
後の切断部102、103をレーザ光により切断する。
これにより、ドレインバスライン12’と短絡部76と
が電気的に分離される。次に、図17(a)に示すよう
に、接続部105、106にレーザ光を照射して、ドレ
インバスライン12’とドレインバスラインバイパス配
線80の両端部とを電気的に接続する。これにより、切
断部107で切断されたドレインバスライン12’は修
復される。また、接続部104にレーザ光を照射して、
ドレインバスライン12’とリペア配線78aとを電気
的に接続する。次に、周辺回路基板88上のスイッチ9
4の接点を閉じて、リペア配線78a、78bを電気的
に接続する。これにより、ドレインバスライン12’に
印加される階調電圧は、リペア配線78a、78bを介
して、切断部102、103より図中下方に印加される
ようになる。以上の手順により、短絡部76での短絡に
よる線欠陥が修復できる。
【0058】ここで、ドレインバスライン12’上のT
FT14の特性が、他のドレインバスライン12上のT
FT14と比較して相対的に変動していれば、点灯表示
検査の際に印加した電圧と逆の極性の電圧をドレインバ
スライン12’と共通電極70との間に印加してTFT
14の特性を戻すようにすることもできる。また、TF
T14の特性を戻すために、パネルを50℃以上に加熱
したり、ゲートバスライン18に連続的なパルス電圧を
印加したりするようにしてもよい。
【0059】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記第1の実施の形態で
は、感光性材料としてレジストを用いているが、本発明
はこれに限らず、感光性ポリイミド等を用いることもで
きる。
【0060】また、上記第1の実施の形態では、グレー
マスク等を用いた露光により膜厚の異なるエッチングマ
スク62を形成しているが、本発明はこれに限らず、多
重露光により膜厚の異なるエッチングマスク62を形成
するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、製造コス
ト及び製造コストの増加を抑制でき、製造歩留まりが向
上する液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示装
置及びその製造方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置
の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置
用基板の等価回路を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置
用基板の構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置
用基板の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置
用基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置
用基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置
用基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置
用基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置
用基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装
置用基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装
置用基板の製造方法を示す工程断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の前提となる従来
の液晶表示装置に異物による短絡が生じている状態を示
す断面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の前提となる従来
の点灯表示検査を行った際の表示画面を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置の欠陥位置検出方法を説明する図であ
る。
【図15】本発明の第2の実施の形態の実施例2−1に
よる液晶表示装置の欠陥位置検出方法を説明する図であ
る。
【図16】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置の欠陥位置検出方法を説明する図であ
る。
【図17】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置の欠陥位置検出方法を説明する図であ
る。
【図18】本発明の第2の実施の形態の実施例2−2に
よる液晶表示装置の欠陥位置検出方法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
2 TFT基板 4 対向基板 10 ゲートバスライン 12 ドレインバスライン 14 TFT 16 画素電極 18 蓄積容量バスライン 20、84 ゲートバスライン駆動回路 22、86 ドレインバスライン駆動回路 24 制御回路 26 偏光板 30 ドレインバスライン端子 34 ドレイン電極 36 チャネル保護膜 38 ソース電極 40、41 ガラス基板 42 ゲート絶縁膜 44 動作半導体層 48 保護膜 50 a−Si層 52 SiN膜 54 n+a−Si層 56 金属層 58 レジスト層 60 第4のフォトマスク 62 エッチングマスク 64 表示領域 66、67、69 黒線 68 保護膜 70 共通電極 72 異物 74 液晶 76 短絡部 78 リペア配線 80 ドレインバスラインバイパス配線 82、83 輝度傾斜領域 87、88 周辺回路基板 90 コモン端子 94 スイッチ 102、103、107 切断部 104、105、106、108 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 338 G09F 9/30 338 5G435 9/35 9/35 H01L 29/786 H01L 29/78 612C (72)発明者 鎌田 豪 鳥取県米子市石州府字大塚ノ弐650番地 株式会社米子富士通内 (72)発明者 間島 庭司 鳥取県米子市石州府字大塚ノ弐650番地 株式会社米子富士通内 Fターム(参考) 2H088 FA13 HA06 HA08 HA12 HA18 HA21 MA20 2H091 FA02Y FA08X FA08Z FA14Z FB04 GA11 GA13 GA16 LA12 2H092 JA24 JA37 JA41 MA08 MA12 MA17 MA30 NA16 NA27 NA29 PA06 PA08 PA11 PA12 5C094 AA41 AA42 AA43 AA44 BA03 BA43 EA04 EA07 GB10 5F110 AA16 AA24 AA27 BB01 CC07 DD02 EE03 FF03 FF30 GG02 GG15 GG45 HK02 HK09 HK16 HK21 HK33 HK35 HM19 NN02 NN12 NN16 NN24 NN27 NN35 NN72 QQ02 QQ09 QQ12 5G435 AA17 AA19 BB12 CC09 KK05 KK09 KK10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向して配置される対向基板とともに液晶
    を挟持する基板と、 前記基板上に形成された複数のゲートバスラインと、 絶縁膜を介して前記ゲートバスラインに交差して形成さ
    れた複数のドレインバスラインと、 前記基板上の画素領域毎に形成された光反射型の画素電
    極と、 前記ゲートバスライン及び前記ドレインバスラインの交
    差位置近傍に形成された薄膜トランジスタと、 前記ドレインバスライン上に感光性材料で形成された保
    護膜とを有することを特徴とする液晶表示装置用基板。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶表示装置用基板におい
    て、 前記画素電極は、前記ドレインバスラインと同一の形成
    材料で形成されていることを特徴とする液晶表示装置用
    基板。
  3. 【請求項3】一対の基板と、前記一対の基板間に封入さ
    れた液晶とを有する液晶表示装置であって、 前記基板の一方は、請求項1又は2に記載の液晶表示装
    置用基板が用いられていることを特徴とする液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】ドレインバスラインと、ドレインバスライ
    ン端子と、画素電極とを形成するための金属層を基板上
    に形成する第1の工程と、 前記金属層上に感光性材料を塗布して感光性材料層を形
    成する第2の工程と、 前記画素電極上及び前記ドレインバスライン端子上の感
    光性材料層を必要露光量より少ない低露光量で露光する
    第3の工程と、 前記感光性材料層を現像して、前記画素電極上及び前記
    ドレインバスライン端子上の膜厚が前記ドレインバスラ
    イン上の膜厚より薄いエッチングマスクを形成する第4
    の工程と、 前記エッチングマスクを用いて前記金属層をエッチング
    し、前記ドレインバスライン、前記ドレインバスライン
    端子及び前記画素電極を形成する第5の工程と、 アッシング処理により前記画素電極上及び前記ドレイン
    バスライン端子上の前記エッチングマスクを除去する第
    6の工程とを有することを特徴とする液晶表示装置用基
    板の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の液晶表示装置用基板の製造
    方法において、 前記低露光量は、前記必要露光量のほぼ半分であること
    を特徴とする液晶表示装置用基板の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の液晶表示装置用基板
    の製造方法において、 前記第3の工程は、前記画素電極及び前記ドレインバス
    ライン端子を形成するための描画パターンと前記ドレイ
    ンバスラインを形成するための描画パターンとの透過率
    が異なるフォトマスクを用いることを特徴とする液晶表
    示装置用基板の製造方法。
  7. 【請求項7】点灯表示検査の際に、複数のドレインバス
    ラインと対向電極との間の電位差の絶対値が通常の液晶
    駆動時より大きくなるように、前記複数のドレインバス
    ライン及び前記対向電極に同電圧を印加し、 表示画面上に表示される階調傾斜領域に基づいて欠陥の
    位置を検出することを特徴とする液晶表示装置の欠陥位
    置検出方法。
  8. 【請求項8】点灯表示検査の際に、対向電極との間で短
    絡欠陥が生じているドレインバスラインと前記対向電極
    との間の電位差の絶対値が通常の液晶駆動時より大きく
    なるように、前記ドレインバスライン及び前記対向電極
    に電圧を印加し、 表示画面上に表示される階調傾斜領域に基づいて欠陥の
    位置を検出することを特徴とする液晶表示装置の欠陥位
    置検出方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の液晶表示装置の欠陥位置検
    出方法において、 対向基板上の電極との間に短絡欠陥が生じているドレイ
    ンバスラインを特定し、 前記ドレインバスラインを前記ドレインバスラインの一
    端に接続されたドレインバスライン駆動回路と表示領域
    との間で切断し、 前記ドレインバスラインの他端から前記ドレインバスラ
    インに電圧を印加することを特徴とする液晶表示装置の
    欠陥位置検出方法。
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