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JP2003201936A - 燃料噴射弁の取付構造 - Google Patents

燃料噴射弁の取付構造

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Publication number
JP2003201936A
JP2003201936A JP2001399425A JP2001399425A JP2003201936A JP 2003201936 A JP2003201936 A JP 2003201936A JP 2001399425 A JP2001399425 A JP 2001399425A JP 2001399425 A JP2001399425 A JP 2001399425A JP 2003201936 A JP2003201936 A JP 2003201936A
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JP
Japan
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injection valve
fuel injection
mounting member
cylinder head
tip
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JP2001399425A
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Hiromi Matsuura
浩海 松浦
Hiroshi Igarashi
浩 五十嵐
Kenji Hirose
研二 広瀬
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】気筒内直接噴射式内燃機関のシリンダヘッドに
装着される燃料噴射弁の取付構造において、燃料噴射孔
のカーボン付着を抑制し、燃料噴射の悪化を防止するこ
と。 【解決手段】気筒内直接噴射式内燃機関のシリンダヘッ
ド1に装着される燃料噴射弁4の取付構造であって、筒
状の先端部8bが上記燃料噴射弁4の先端ノズル部6を
間隔をへだてて囲繞するとともに、基端部8aが上記燃
料噴射弁4の本体ボディ部5に固着された噴射弁取付部
材8と、上記燃料噴射弁4の先端ノズル部6最先端近傍
の外周と上記噴射弁取付部材8の先端部8b内周との間
に嵌装されたシール部材9とを備え、上記シリンダヘッ
ド1に設けられた噴射弁装着孔3に上記噴射弁取付部材
8の先端部8bが螺着されるようにしたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、気筒内直接噴射式
内燃機関のシリンダヘッドに装着される燃料噴射弁の取
付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】このような燃料噴射弁の取付構造とし
て、特開平10−318093号公報や特開2000−
9000号公報に開示されたものがある。 【0003】図6は従来の気筒内直接噴射式内燃機関の
シリンダヘッドに装着される燃料噴射弁の取付構造の一
例を示す縦断面図である。この図において、01はシリン
ダヘッド、02は燃焼室であり、03は上記シリンダヘッド
01に穿設された噴射弁装着孔、04はその噴射弁装着孔03
に装着された燃料噴射弁である。 【0004】上記燃料噴射弁04は大径の本体ボディ部05
と小径の先端ノズル部06を有し、その先端ノズル部06に
は燃料噴射孔が設けられている。また噴射弁装着孔03の
方も、上記燃料噴射弁04に対応して大径部03aと小径部
03bより成るが、小径部03bの径は先端ノズル部06の径
よりも大きい。 【0005】上記燃料噴射弁04は、噴射弁装着孔03の小
径部03bに先端ノズル部06がシリンダヘッド01と隙間を
へだてて挿入され、本体ボディ部05の下面を噴射弁装着
孔03の大径部03aと小径部03bとの段差部に当接して固
定される。その際、燃料噴射弁04の先端ノズル部06の最
先端付近の外周に円周溝06bを設けて樹脂製のシールリ
ング09を嵌装し、シリンダヘッド01の噴射弁装着孔小径
部03bに所定の締め代をもって取付けることにより、燃
焼ガスが燃焼室02から漏出するのをシールする。 【0006】 【解決しようとする課題】図6に示された従来の燃料噴
射弁04取付構造では、燃料噴射弁04の先端ノズル部06が
燃焼ガスに曝される面積を最小限にして、燃料噴射孔部
の温度を低く抑えることはできるが、シリンダヘッド01
の噴射弁装着孔小径部03bの内面の面粗度等を厳しく管
理する必要があるので、コスト高となる。また、市場に
おけるメンテナンスの際、燃料噴射弁04着脱時にシール
面に異物が混入して傷が生じ、樹脂製シールリング09の
シール保証が困難であるという問題があった。 【0007】 【課題を解決するための手段および効果】前記従来の課
題を解決するために、本発明は、気筒内直接噴射式内燃
機関のシリンダヘッドに装着される燃料噴射弁の取付構
造であって、筒状の先端部が上記燃料噴射弁の先端ノズ
ル部を間隔をへだてて囲繞するとともに、基端部が上記
燃料噴射弁の本体ボディ部に固着された噴射弁取付部材
と、上記燃料噴射弁の先端ノズル部最先端近傍の外周と
上記噴射弁取付部材の先端部内周との間に嵌装されたシ
ール部材とを備え、上記シリンダヘッドに設けられた噴
射弁装着孔に上記噴射弁取付部材の先端部が螺着される
ようにしたことを特徴とするものである。 【0008】本発明は上記のとおり構成され、燃料噴射
弁の本体ボディ部に基端部が固着された噴射弁取付部材
の先端部が、シリンダヘッドに設けられた噴射弁装着孔
に螺着されるので、燃料噴射弁がシリンダヘッドに強固
に固定されるばかりでなく、シリンダヘッドと噴射弁取
付部材との間の気密性もこの螺旋部により確保される。
また、燃料噴射弁の先端ノズル部外周と噴射弁取付部材
の先端部内周との間にシール部材が嵌装されるので、燃
料噴射弁と噴射弁取付部材との間の気密性も確保され
る。 【0009】さらに本発明では、上記シール部材が燃料
噴射弁の先端ノズル部最先端近傍と噴射弁取付部材の先
端部との間に嵌装されるので、燃料噴射弁の先端ノズル
部が高温の燃焼ガスに曝される面積が最小限に抑えら
れ、かつ噴射弁取付部材および噴射弁取付部材とシール
部材との間に形成される空気層によって、シリンダヘッ
ドから燃料噴射弁の先端ノズル部への熱伝達を低減させ
ることができ、燃料噴射弁の先端ノズル部の温度上昇が
抑制されて、燃料噴射孔のカーボン付着やそれによる流
量低下が防止される。 【0010】また燃料噴射弁の本体ボディ部に固着され
た噴射弁取付部材の先端部が燃料噴射弁の先端ノズル部
を間隔をへだてて囲繞し、その間にシール部材が嵌装さ
れるので、燃料噴射弁の保管、運搬、あるいはシリンダ
ヘッドへの着脱に際して、燃料噴射弁の先端ノズル部は
常に噴射弁取付部材によって保護されており、締付け等
による外力や万一の衝撃力が加わっても、それらの力は
シール部材によって吸収され、極めて高い精度が要求さ
れる先端ノズル部の燃料噴射孔近傍に直接作用する恐れ
はなく、したがって歪発生による燃料噴射の悪化を招く
こともない。 【0011】 【発明の実施の形態】図1は本発明による気筒内直接噴
射式内燃機関のシリンダヘッドに装着される燃料噴射弁
の取付構造の一例を示す縦断面図である。この図におい
て、1はシリンダヘッド、2は燃焼室であり、3は上記
シリンダヘッド1に穿設された噴射弁装着孔、4はその
噴射弁装着孔3に装着された燃料噴射弁である。 【0012】燃料噴射弁4は大径の本体ボディ部5と小
径の先端ノズル部6を有し、その先端ノズル部6には燃
料噴射孔6aが設けられている。そして本体ボディ部5
にフランジ7が形成されている。また噴射弁装着孔3の
方も、上記燃料噴射弁4に対応して、大径部3aと小径
部3bより成る。 【0013】本実施例では、燃料噴射弁4とシリンダヘ
ッド1との間に噴射弁取付部材8が介装される。この噴
射弁取付部材8は大径の基端部8aの上端が上記燃料噴
射弁4の本体ボディ部5に全周溶接(符号11)されると
ともに、小径筒状の先端部8bが上記先端ノズル部6を
間隔をへだてて囲繞している。そして先端ノズル部6の
最先端近傍の外周に円周溝6bが設けられ、この円周溝
6bに樹脂製のシール部材9が嵌装されて、上記噴射弁
取付部材8の先端部8b内周との間を密封している。 【0014】上記噴射弁取付部材8の筒状先端部8bの
外側面にはおねじ8cが形成されており、噴射弁装着孔
3の小径部3b内面に形成されためねじ3cに、ガスケ
ット10を介装して、ねじ込まれている。こうして燃料噴
射弁4がシリンダヘッド1に装着・固定される。 【0015】本実施例においては、燃料噴射弁4の本体
ボディ部5に溶接により固着された噴射弁取付部材8の
先端部8bがシリンダヘッド1の噴射弁装着孔3小径部
3bに螺着されるので、燃料噴射弁4がシリンダヘッド
1に強固に固定されるばかりでなく、シリンダヘッド1
と噴射弁取付部材8との間の気密性もこの螺旋部により
確保される。またその際ガスケット10を介装するので、
この気密性は更に高められる。 【0016】本実施例ではまた、燃料噴射弁4の先端ノ
ズル部6と噴射弁取付部材8の先端部8bとの間にシー
ル部材9が嵌装されるので、燃料噴射弁4と噴射弁取付
部材8との間の気密性も確保される。そして燃料噴射弁
4の本体ボディ部5に噴射弁取付部材8の基端部8aが
全周溶接されているので、燃料噴射弁4と噴射弁取付部
材8との気密性は更に確実になり、万一シール部材9が
シール性を失っても、燃焼ガスが外部に漏れることはな
い。 【0017】更に本実施例では、上記シール部材9が燃
料噴射弁4の先端ノズル部6の最先端近傍に配されてい
るので、燃料噴射弁4の先端ノズル部6が燃焼室2内の
高温の燃焼ガスに曝される面積が格段に狭くなり、かつ
噴射弁取付部材8および噴射弁取付部材8と断熱性の高
い樹脂製のシール部材9との間に形成される空気層によ
って、シリンダヘッド1から燃料噴射弁4の先端ノズル
部6への熱伝達を低減させることができ、燃料噴射弁4
の先端ノズル部6の温度上昇が抑制されて、燃料噴射孔
6aのカーボン付着やそれによる流量低下が防止され
る。 【0018】本実施例では、燃料噴射弁4の本体ボディ
部5に固着されてシリンダヘッド1に螺着される噴射弁
取付部材8が燃料噴射弁4の先端ノズル部6を空間をへ
だてて囲繞しており、その間に樹脂製のシール部材9が
嵌装されるが、このシール部材9は燃料噴射弁4の製造
時に組付けられており、市場で燃料噴射弁4を保管、運
搬、あるいはシリンダヘッド1へ着脱するに際して、燃
料噴射弁4の先端ノズル部6は常に噴射弁取付部材8に
よって保護されており、締付け等による外力や万一の衝
撃が加わっても、それらの力はシール部材9により吸収
され、極めて高い精度が要求される先端ノズル部6の燃
料噴射孔6a近傍に直接影響を及ぼす恐れはなく、した
がって歪発生による燃料噴射の悪化を招くことはない。
また、燃料噴射弁4着脱時でもシール部材9が着脱され
ることはないので、異物の噛込みやシール面の損傷等に
より、気密性が悪化することもない。 【0019】次に図2は、噴射弁取付部材8の基端部8
aを燃料噴射弁4の本体ボディ部5に固着する方法の別
の例を示す図である。この実施例では、燃料噴射弁4の
本体ボディ部5下端におねじ5aが形成される一方、噴
射弁取付部材8の基端部8a上端内面にめねじ8dが形
成されており、噴射弁取付部材8の基端部8aが燃料噴
射弁の本体ボディ部5に螺着される。そしてその際、噴
射弁取付部材8の基端部8aの端面と燃料噴射弁4の本
体ボディ部5のフランジ7との間にシール部材13が嵌装
される。 【0020】本実施例においては、噴射弁取付部材8の
基端部8aが燃料噴射弁4の本体ボディ部5に螺着され
るので、噴射弁取付部材8と燃料噴射弁4の本体ボディ
部5との結合は強固である。そして噴射弁取付部材8の
基端部8aとフランジ7との間にシール部材13が嵌装さ
れるので、前記第1実施例と同様シール部材9の作用を
補って、燃料噴射弁4と噴射弁取付部材8との気密性も
確実に保持される。 【0021】次に図3は、噴射弁取付部材8の基端部8
aを燃料噴射弁4の本体ボディ部5に固着する方法の更
に別の例を示す図である。この第3実施例でも、前記第
2の実施例と同様に、燃料噴射弁4の本体ボディ部5の
下端に形成されたおねじ5aと噴射弁取付部材8の基端
部8a上端に形成されためねじ8dにより、噴射弁取付
部材8の基端部8aが燃料噴射弁4の本体ボディ部5に
螺着される。ただしこの実施例では、燃料噴射弁4の大
径の本体ボディ部5と小径の先端ノズル部6との段差部
および噴射弁取付部材8の大径の基端部8aと小径の先
端部8bとの段差部の間にシール部材14が嵌装される。 【0022】次に図4は、噴射弁取付部材8の基端部8
aを燃料噴射弁の本体ボディ部5に固着する方法の第4
の例を示す図である。この実施例は、前記第3の実施例
(図3)のように噴射弁取付部材8の基端部8aを燃料
噴射弁4の本体ボディ部5に螺着する代りに、噴射弁取
付部材8の基端部8a上端を燃料噴射弁4のフランジ7
上縁にかしめる(符号12)ことによって、噴射弁取付部
材8を燃料噴射弁4に固着するものである。 【0023】次に図5は、噴射弁取付部材8の基端部8
aを燃料噴射弁4の本体ボディ部5に固着する方法の第
5の例を示す図である。この実施例は、前記第3の実施
例(図3)と同様に、噴射弁取付部材8の基端部8aを
燃料噴射弁4の本体ボディ部5に螺着するものである
が、シール部材15の位置は、燃料噴射弁4と噴射弁取付
部材8の各段差部ではなく、燃料噴射弁4の先端ノズル
部6外周と噴射弁取付部材8の先端部8bとの間の前記
シール部材9の上方に設けられる。このようにシール部
材9,15を併設することにより、シール部材9の効果が
補強される。 【0024】図5では、噴射弁取付部材8の基端部8a
が燃料噴射弁4の本体ボディ部5に螺着されているが、
前記図1に示されたように、噴射弁取付部材8の基端部
8aを燃料噴射弁4の本体ボディ部5に全周溶接しても
よい。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明による気筒内直接噴射式内燃機関
のシリンダヘッドに装着される燃料噴射弁の取付構造の
一例を示す縦断面図である。 【図2】図2は噴射弁取付部材の基端部を燃料噴射弁の
本体ボディ部に固着する構造の第2の例を示す図であ
る。 【図3】図3は噴射弁取付部材の基端部を燃料噴射弁の
本体ボディ部に固着する構造の第3の例を示す図であ
る。 【図4】図4は噴射弁取付部材の基端部を燃料噴射弁の
本体ボディ部に固着する構造の第4の例を示す図であ
る。 【図5】図5は噴射弁取付部材の基端部を燃料噴射弁の
本体ボディ部に固着する構造の第5の例を示す図であ
る。 【図6】図6は従来の気筒内直接噴射式内燃機関のシリ
ンダヘッドに装着される燃料噴射弁の取付構造の一例を
示す縦断面図である。 【符号の説明】 1…シリンダヘッド、2…燃焼室、3…噴射弁装着孔、
3a…大径部、3b…小径部、3c…めねじ、4…燃料
噴射弁、5…本体ボディ部、5a…おねじ、6…先端ノ
ズル部、6a…燃料噴射孔、6b…円周溝、7…フラン
ジ、8…噴射弁取付部材、8a…基端部、8b…先端
部、8c…おねじ、8d…めねじ、9…シール部材、10
…ガスケット、11…溶接部、12…かしめ部、13,14,15
…シール部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 研二 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G024 AA04 BA21 GA25 3G066 AA02 AB02 BA56 BA61 CC01 CD04 CE22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】気筒内直接噴射式内燃機関のシリンダヘッ
    ドに装着される燃料噴射弁の取付構造であって、筒状の
    先端部が上記燃料噴射弁の先端ノズル部を間隔をへだて
    て囲繞するとともに、基端部が上記燃料噴射弁の本体ボ
    ディ部に固着された噴射弁取付部材と、上記燃料噴射弁
    の先端ノズル部最先端近傍の外周と上記噴射弁取付部材
    の先端部内周との間に嵌装されたシール部材とを備え、
    上記シリンダヘッドに設けられた噴射弁装着孔に上記噴
    射弁取付部材の先端部が螺着されるようにしたことを特
    徴とする燃料噴射弁の取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100653167B1 (ko) 2005-12-09 2006-12-04 (주)모토닉 차량용 인젝터의 설치구조
WO2007058103A1 (ja) * 2005-11-16 2007-05-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料噴射弁
KR100741672B1 (ko) 2006-05-16 2007-07-25 (주)모토닉 차량용 인젝터의 설치구조

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WO2007058103A1 (ja) * 2005-11-16 2007-05-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料噴射弁
KR100653167B1 (ko) 2005-12-09 2006-12-04 (주)모토닉 차량용 인젝터의 설치구조
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