JP2003201397A - 1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物 - Google Patents
1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物Info
- Publication number
- JP2003201397A JP2003201397A JP2002313987A JP2002313987A JP2003201397A JP 2003201397 A JP2003201397 A JP 2003201397A JP 2002313987 A JP2002313987 A JP 2002313987A JP 2002313987 A JP2002313987 A JP 2002313987A JP 2003201397 A JP2003201397 A JP 2003201397A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- malonate
- resin composition
- compound
- urethane resin
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Sealing Material Composition (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
シックハウス症候群等の問題も生じさせることのない1
液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物の提供。 【解決手段】1分子中に二つ以上のイソシアネート基を
有するウレタンプレポリマー100質量部と、分子量2
00以上のマロネート化合物0.1〜30質量部とを含
有する1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物。
Description
等の接着剤、シーリング材、コーティング剤等に好適に
用いられる1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物に関す
る。
アミン系の潜在性硬化剤、イソシアネート基の活性触媒
等を使用すると貯蔵安定性が低下する傾向にある。この
ような問題に対し、マロネート化合物等の活性メチレン
化合物が、貯蔵安定性を改善することが知られている
(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、多くの
マロネート化合物は揮発性有機化合物であり、これを含
有する樹脂組成物を建築用途に使用するとシックハウス
症候群等の問題を生ずるおそれがある。また、特許文献
2においては、マロネート化合物がジメチルアミノ基の
ような構造の比較的活性の高い触媒と併用すると、触媒
活性が低下するために、マロネート化合物に代えてシク
ロペンタジエンを添加することにより貯蔵安定性を確保
することが提案されている。しかしながら、揮発性の高
いマロネート化合物やシクロペンタジエンは、そのもの
自体が問題になるだけでなく、これらを含んでいると長
期保存中にタックフリータイムの遅延が見られる。
レポリマーの粘度上昇を抑えて貯蔵安定性を改善するた
めに、ジエチルマロネート等のマロネート化合物に代え
て3級フォスフィン化合物を添加することにより貯蔵安
定性を確保することが提案されている。しかしながら、
3級フォスフィン化合物の添加は、活性の高いアミン触
媒を用いる場合にのみ十分な効果を奏し、それ以外の場
合においては効果が不十分である。
を建築用、自動車用等の接着剤に用いる場合には、高い
接着性を有すること、および、揮発性物質を含有しない
ことが、必須条件となっている。
と硬化性のバランスに優れ、かつ、シックハウス症候群
等の問題も生じさせることのない1液湿気硬化型ウレタ
ン樹脂組成物を提供することを目的とする。
を解決すべく鋭意研究した結果、特定構造のマロネート
化合物が揮発性がなく、ウレタン樹脂組成物に添加した
際に該組成物の貯蔵安定性の保持に有効であることを知
見した。また、更に研究を進めていくことにより、特定
構造のマロネート化合物が、ジエチルマロネート等の低
分子量のマロネート化合物を添加する場合と比べて、貯
蔵後の硬化性の抑制に有効に作用することを見出し、本
発明を完成させた。
ソシアネート基を有するウレタンプレポリマー100質
量部と、分子量200以上のマロネート化合物0.1〜
30質量部とを含有する1液湿気硬化型ウレタン樹脂組
成物を提供する。
オールの1種以上と、下記式(1)
に、炭素数1〜18のヘテロ原子を有していてもよい炭
化水素基を表す。]で表されるマロネート化合物の1種
以上とからエステル交換により得られるマロネート化合
物であるのが好ましい。
18のヘテロ原子を有していてもよい炭化水素基、R4
は炭素数1〜18のヘテロ原子を有していてもよい2価
のポリオール残基、nは1〜20の整数を表す。nが2
以上の整数である場合、n個のR4 は同じであってもよ
く、異なっていてもよい。]で表されるマロネート化合
物であるか、または、下記式(3)
子を有していてもよい炭化水素基を表す。]で表される
ベンジルエステル基を少なくとも一つ有するマロネート
化合物であるかが好ましい。
タン樹脂組成物からなる木質用接着剤を提供する。
樹脂組成物(以下、単に「本発明の組成物」ともい
う。)について、具体的に説明する。本発明の組成物
は、1分子中に二つ以上のイソシアネート基を有するウ
レタンプレポリマー100質量部と、分子量200以上
のマロネート化合物0.1〜30質量部とを含有する。
タンプレポリマーについて説明する。本発明の組成物に
用いられるウレタンプレポリマーは、ポリオール化合物
に過剰のポリイソシアネート化合物(即ち、OH基に対
して過剰のNCO基)を反応させて得られる反応生成物
であって、一般に、0.5〜10質量%のイソシアネー
ト基を分子末端に含有する。
るポリイソシアネート化合物としては、具体的には、
2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TD
I)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−T
DI)、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート
(4,4′−MDI)、2,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネート(2,4′−MDI)、p−フェニレン
ジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイ
ソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XD
I)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TM
XDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(ND
I)、トリジンジイソシアネート(TODI)等の芳香
族含有ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシア
ネート(HDI)等の脂肪族ポリイソシアネート;イソ
ホロンジイソシアネート、H6 XDI(水添XDI)、
H12MDI(水添MDI)等の脂環式ポリイソシアネー
ト;上記各ポリイソシアネートのカルボジイミド変性ポ
リイソシアネート、またはこれらのイソシアヌレート変
性ポリイソシアネート等が好適に例示される。これらは
1種単独でまたは2種以上を組み合わせて使用される。
ールとしては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリオール、その他のポリオール、およびこれ
らの混合ポリオールを用いることができる。具体的に
は、ポリエーテルポリオールとしては、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、4,4′−ジヒドロキシフェ
ニルプロパン、4,4′−ジヒドロキシフェニルメタン
等の2価アルコール;グリセリン、1,1,1−トリメ
チロールプロパン、1,2,5−ヘキサントリオール、
ペンタエリスリトール等の多価アルコール;エチレンジ
アミン、芳香族ジアミン等のジアミン類;ソルビトール
等の糖類等の1種または2種以上に、エチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチ
レンオキサイド等のアルキレンオキサイドの1種または
2種以上を付加して得られるポリオール;ポリオキシテ
トラメチレンオキサイド等が挙げられる。
ステルポリオール、ラクトン系ポリオール、ポリカーボ
ネートジオールに大別される。具体的には、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペ
ンタンジオール、ヘキサンジオール、シクロヘキサンジ
メタノール、グリセリン、1,1,1−トリメチロール
プロパン、またはその他の低分子ポリオールの1種また
は2種以上と、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル
酸、ダイマー酸、またはその他の低分子カルボン酸やオ
リゴマー酸の1種または2種以上との縮合重合体;プロ
ピオンラクトン、バレロラクトン等の開環重合体等が挙
げられる。
リオール、ポリブタジエンポリオール、水素添加された
ポリブタジエンポリオール等の主鎖が炭素−炭素結合よ
りなるポリオール;エチレングリコール、ジエチレング
リコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジ
オール等の低分子ポリオールも好適に例示される。
ール化合物とから末端イソシアネート基含有ウレタンプ
レポリマーを得る際のポリオール化合物とポリイソシア
ネート化合物との混合割合は、通常、ポリオール化合物
1当量(OH当量)あたり、ポリイソシアネート化合物
1.2〜10当量(NCO当量)、好ましくは、1.5
〜5当量である。また、このようなウレタンプレポリマ
ーは、通常のウレタンプレポリマーと同様に、例えば、
所定の量比で上記の二つの化合物を混合し、30〜12
0℃、好ましくは、50〜100℃で加熱かくはんする
ことによって合成される。
ネート化合物について説明する。本発明の組成物に用い
られるマロネート化合物は、分子量200以上の化合物
である。本発明の組成物は、揮発性が低い分子量200
以上のマロネート化合物を用いるので、建築用途に使用
してもシックハウス症候群等の問題を生ずることがな
い。このようなマロネート化合物としては、マロネート
単位が重合したポリエステル化合物であってもよい。
えば、2〜4価のポリオールの1種以上と、下記式
(1)
に、炭素数1〜18のヘテロ原子を有していてもよい炭
化水素基を表す。]で表されるマロネート化合物の1種
以上とからエステル交換により得られるマロネート化合
物(以下「マロネート化合物(1)」という。)が挙げ
られる。なお、マロネート化合物(1)の製造方法は、
特に限定されない。上記式(1)において、R1 および
R2 の炭素数1〜18のヘテロ原子を有していてもよい
炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、フ
ェニル基、プロペニル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、ブロモプロペニル基、ステアリル
基、ベンジル基が挙げられるが、製造上、メチル基、エ
チル基、プロピル基が特に好ましく挙げられる。上記式
(1)で表されるマロネート化合物としては、例えば、
ジメチルマロネート、ジエチルマロネート、ジイソプロ
ピルマロネート、ジブチルマロネート、ジフェニルマロ
ネートが挙げられる。2価のポリオールとしては、例え
ば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、4,4′−
ジヒドロキシフェニルプロパン、4,4′−ジヒドロキ
シフェニルメタンが挙げられる。3価のポリオールとし
ては、例えば、グリセリン、1,1,1−トリメチロー
ルプロパン、1,2,5−ヘキサントリオールが挙げら
れる。4価のポリオールとしては、例えば、ペンタエリ
スリトールが挙げられる。
例としては、下記式(2)
18のヘテロ原子を有していてもよい炭化水素基、R4
は炭素数1〜18のヘテロ原子を有していてもよい2価
のポリオール残基、nは1〜20の整数を表す。nが2
以上の整数である場合、n個のR4 は同じであってもよ
く、異なっていてもよい。]で表されるマロネート化合
物(以下「マロネート化合物(2)」ともいう。)が挙
げられる。
18のヘテロ原子を有していてもよい炭化水素基として
は、例えば、メチル基、エチル基、フェニル基、プロペ
ニル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、ブロモプロペニル基、ステアリル基、ベンジル基が
挙げられるが、製造上、メチル基、エチル基、プロピル
基が特に好ましく挙げられる。R4 の炭素数1〜18の
ヘテロ原子を有していてもよい2価のポリオール残基
は、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラ
メチレン基、ヘキサメチレン基、ジエチレングリコール
の残基である−(CH2)2 −O−(CH2)2 −、トリエ
チレングリコール残基、ジプロピレングリコール残基等
が好ましく挙げられる。nは、1〜10の整数であるこ
とが好ましく、貯蔵安定性への効果の点から、1、2、
3、4または5であることがより好ましい。これらのマ
ロネート化合物(2)の中でも、R4 がテトラメチレン
基である、ポリ(テトラメチレンマロネート)が特に好
ましく挙げられる。
ート化合物の好適例として、下記式(3)
子を有していてもよい炭化水素基を表す。]で表される
ベンジルエステル基を少なくとも一つ有するマロネート
化合物(以下「マロネート化合物(3)」ともいう。)
も挙げられる。上記式(3)において、R5 の炭素数1
〜18のヘテロ原子を有していてもよい炭化水素基の具
体例は、上記式(2)のR3 で例示したものと同じ基が
挙げられる。
も、R5 がメチル基またはエチル基であるメチルベンジ
ルマロネートまたはエチルベンジルマロネートや、R5
がベンジル基である下記式(4)で表されるジベンジル
マロネートは、好ましい態様の一つである。
発明の組成物は、長期にわたって安定に貯蔵することが
でき、貯蔵後の硬化速度も優れている。また、上記マロ
ネート化合物は、揮発性が低く、シックハウス症候群等
の問題もない。中でも、マロネート化合物(2)は、特
に揮発性が低い点で優れている。また、マロネート化合
物(3)は、少ない添加量で貯蔵安定性が改良される点
で優れている。更に、上記式(4)で表されるジベンジ
ルマロネートは、合成が容易である点で極めて有用であ
る。
ンプレポリマー100質量部に対し、0.1〜30質量
部であり、好ましくは0.2〜10質量部である。マロ
ネート化合物が0.1質量部未満であると十分な貯蔵安
定性が確保できない場合があり、また、30質量部を超
えると硬化不良となる場合があるからである。
以上のマロネート化合物は、常法により合成することが
でき、製造方法を特に限定されない。即ち、ベンジルア
ルコール等の1価アルコール;エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブ
タンジオール、4,4′−ジヒドロキシフェニルプロパ
ン、4,4′−ジヒドロキシフェニルメタン等の2価ア
ルコール;グリセリン、1,1,1−トリメチロールプ
ロパン、1,2,5−ヘキサントリオール等の3価アル
コール;ペンタエリスリトール等の4価アルコール等の
ポリオールと、上記式(1)で表されるマロネート化合
物(例えば、ジエチルマロネート)等のマロネート化合
物とを原料として、エステル交換により、合成すること
ができる。例えば、マロネート化合物(2)は、1,4
−ブタンジオール等のポリオール、ジエチルマロネート
等のマロネート化合物およびテトライソプロポキシチタ
ン等のエステル交換触媒を用い、80〜130℃で脱ア
ルコール反応により得られる。また、マロネート化合物
(3)は、マロネート化合物(2)と同様に、ジエチル
マロネート等のマロネート化合物と、ベンジルアルコー
ルを反応させることにより得られる。また、トリメチロ
ールプロパン等の3価アルコールや、ペンタエリスリト
ール等の4価アルコールを用いることにより、枝分かれ
状のマロネート化合物を得ることができる。このような
枝分かれ状のマロネート化合物は、マロネート化合物
(1)に該当する。
リマーおよびマロネート化合物の必須成分のほか、本発
明の目的を損なわない範囲で、硬化触媒、可塑剤、充填
剤、シランカップリング剤、酸化防止剤、顔料、溶剤等
の添加剤を含有することができる。
物、アミン系触媒、潜在性硬化剤が挙げられる。有機金
属化合物としては、例えば、チタンアセチルアセトネー
ト、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチル錫マーカブチド、ジルコニウムアセチルア
セトネート等が挙げられる。特に、接着性改善のため、
特開2002−265868号公報に記載されている種
々のチタン化合物、即ち、Ti(OR)4(式中、Rは有
機基を表す。四つのRは、それぞれ独立に、アセチルア
セトン残基、アセト酢酸エステル残基、グリコール残
基、アルコール残基およびカルボン酸残基からなる群か
ら選ばれる基であるのが好ましい。)で表される有機チ
タン化合物;および/またはその縮合物が好適に使用さ
れる。そのような有機チタン化合物としては、例えば、
チタンテトラアセチルアセトネートが好適に挙げられ
る。これらの有機金属化合物は1種単独でまたは2種以
上を組み合わせて使用される。
ルアミン等のモノアミン類;N,N,N′,N′−テト
ラメチルエチレンジアミン等のジアミン類;テトラメチ
ルグアニジン等のトリアミン類;トリエチレンジアミン
等の環状アミン類;ビス(2−ジメチルアミノエチル)
エーテル等のエーテルアミン類等が挙げられる。これら
のアミン系触媒は1種単独でまたは2種以上を組み合わ
せて使用される。硬化触媒の配合量は、ウレタンプレポ
リマーのイソシアネート基1当量に対し、有機金属化合
物の場合は0.001〜0.1当量であるのが好まし
く、また、アミン系触媒の場合は0.001〜0.1当
量であるのが好ましい。潜在性硬化剤としては、例え
ば、エナミン化合物、ケチミン化合物、アルジミン化合
物、オキサゾリジン化合物等が挙げられる。
レート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジ
ラウリルフタレート(DLP)、ジブチルベンジルフタ
レート(BBP)、ジオクチルアジペート、ジイソデシ
ルアジペート、トリオクチルフォスフェート、トリス
(クロロエチル)フォスフェート、トリス(クロロエチ
ル)フォスフェート、トリス(ジクロロプロピル)フォ
スフェート、アジピン酸プロピレングリコールポリエス
テル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル、エ
ポキシステアリン酸アルキル、エポキシ化大豆油等が挙
げられる。また、このほかに、分子量が500〜10,
000のブチルアクリレート等のアクリルオリゴマーが
挙げられる。これらの可塑剤は、1種単独でまたは2種
以上を組み合わせて使用される。可塑剤の配合量は、ウ
レタンプレポリマー100質量部に対し、5〜100質
量部であるのが好ましく、10〜50質量部であるのが
より好ましい。ただし、特に、本発明の1液湿気硬化型
ウレタン樹脂組成物をフローリング床用等の建築用内装
材の接着剤等に用いる場合には、揮発性有機物質(VO
C)や、環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)およびそ
の原料となるようなフタル酸エステル系の可塑剤を使用
しないのが好ましい。
エステル、特開平9−263708号公報に記載されて
いる高級アルコール付加ポリイソシアネート等を処理剤
とする表面処理炭酸カルシウム(沈降、重質)、無処理
重質炭酸カルシウム、カーボンブラック、クレー、タル
ク、酸化チタン、消石灰、カオリン、ゼオライト、ケイ
ソウ土、塩化ビニルペーストレジン、ガラスバルーン、
シラスバルーン、塩化ビニリデン樹脂バルーン、アクリ
ロニトリル−メタアクリル酸エステル共重合体バルーン
等が挙げられる。これらの充填剤は、1種単独でまたは
2種以上を組み合わせて使用される。充填剤の配合量
は、ウレタンプレポリマー100質量部に対し、10〜
200質量部であるのが好ましく、20〜150質量部
であるのがより好ましい。
クロロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロ
シラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミ
ノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−ウレイドプロピルトリエトキシシラン等が挙げられ
る。シランカップリング剤の配合量は、ウレタンプレポ
リマー100質量部に対し、0.3〜10質量部である
のが好ましく、0.5〜5質量部であるのがより好まし
い。
トルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(B
HA)、ジフェニルアミン、フェニレンジアミン、亜リ
ン酸トリフェニル等が挙げられる。顔料としては、例え
ば、二酸化チタン、酸化亜鉛、群青、ベンガラ、リトポ
ン、鉛、カドミウム、鉄、コバルト、アルミニウム、塩
酸塩、硫酸塩等の無機顔料;アゾ顔料、銅フタロシアニ
ン顔料等の有機顔料等が挙げられる。溶剤としては、例
えば、キシレン、トルエン等の芳香族系炭化水素溶媒が
挙げられる。これらの添加剤は、1種単独で用いてもよ
く、2種以上を併用してもよい。
ず、上記各種成分を好ましくは減圧下または不活性雰囲
気下で均一に分散するまで十分に混練する方法が挙げら
れる。
バランスに優れるため、建築用、自動車用等の接着剤、
シーリング材、コーティング剤等に好適に用いられる。
特に、シックハウス症候群等の問題を生じさせない点
で、建築用の接着剤、シーリング材、コーティング剤に
好適に用いられる。具体的には、合板、MDF(Med
ium Density Fiberboard)等の
木材二次製品、床材料、家具、建具等の木質用の接着剤
に用いられる。更に、壁装材料等の接着剤としても用い
られる。
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 (実施例1〜4ならびに比較例1および2)第1表に記
載の組成で各ウレタン樹脂組成物を製造し、下記の試験
に供した。 (1)揮発成分の有無 ウレタン樹脂組成物50gを厚さ2mmのシート状に塗
布し、23℃、65%RHで2週間硬化させたシートの
一部(1cm2 )を100mL容のバイアルびんに入
れ、100℃で1時間加熱した。バイアルびん中のガス
をGC−MSで測定し、マロネート化合物を測定した。
結果を第1表に示す。
組成物の表面を指で押さえてもウレタン樹脂組成物が指
に付かなくなるまでにかかった時間を測定した(初期の
タックフリータイム)。また、組成物を60℃で3日間
放置した後に、上記と同様にしてタックフリータイムを
測定した。結果を第1表に示す。
で7日間硬化させて得たH型の試験片を用いて、JIS
K6251−1993に準じて引張試験を行い、引張
強さ(Tb )および伸び(Eb )を測定した。結果を第
1表に示す。
湿気硬化型ウレタン樹脂組成物(実施例1〜4)は、揮
発成分がなく、シックハウス症候群を生じさせるおそれ
がない。また、本発明の1液湿気硬化型ウレタン樹脂組
成物(実施例1および2)の特定のマロネート化合物の
代わりに低分子量のマロネート化合物を含有する従来の
1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物(比較例1および
2)と比較しても、貯蔵安定性は同等以上であり、硬化
性も同等である。
記載の組成で各ウレタン樹脂組成物を製造し、下記の試
験に供した。 (1)揮発成分の有無 実施例1〜4ならびに比較例1および2の場合と同様の
方法により行った。結果を第2表に示す。 (2)タックフリータイム(貯蔵安定性) 実施例1〜4ならびに比較例1および2の場合と同様の
方法により行った。結果を第2表に示す。 (3)せん断接着強さ ウレタン樹脂組成物を、フローリング材と合板との間に
塗布し、20℃、65%RHの雰囲気下で7日間硬化さ
せて得た試験片を用いて、JIS K6851−199
4に準じて引張試験を行い、せん断接着強さを測定し
た。結果を第2表に示す。なお、第2表には、実施例2
および比較例2のせん断接着強さも併せて示す。
湿気硬化型ウレタン樹脂組成物(実施例2および5〜
7)は、揮発成分がなく、シックハウス症候群を生じさ
せるおそれがない。また、本発明の1液湿気硬化型ウレ
タン樹脂組成物(実施例2および5)の特定のマロネー
ト化合物の代わりに低分子量のマロネート化合物を含有
する従来の1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物(比較例
2および3)と比較しても、貯蔵安定性は同等以上であ
り、接着強さも同等である。
分は以下のとおりである。 ・ウレタンプレポリマー1:ポリプロピレングリコール
(エクセノール2020、旭硝子社製)600g、ポリ
プロピレントリオール(エクセノール5030、旭硝子
社製)1500g、ジフェニルメタンジイソシアネート
(コスモネートPH、三井化学社製)750gを常法に
従い、50℃で1時間、80℃で24時間反応させ、N
CO含量6.6%のウレタンプレポリマー1を得た。
ングリコール(エクセノール2020)400g、ポリ
プロピレントリオール(エクセノール5030)600
g、ジフェニルメタンジイソシアネート(コスモネート
PH)161g、およびアクリルオリゴマー(UP10
0、東亞合成社製)116gを70℃で1時間、80℃
で24時間反応させ、NCO含量1.7%のウレタンプ
レポリマー2を得た。
エチルマロネートと1,4−ブタンジオールとを、それ
ぞれ2:1(モル比)で用いて、前記方法で縮合して、
数平均分子量約400の化合物(ポリ(テトラメチレン
マロネート))を得た。 ・可塑剤:UP−1000、東亞合成社製 ・炭酸カルシウム1:シーレッツ200、丸尾カルシウ
ム社製 ・炭酸カルシウム2:スーパーS、丸尾カルシウム社製 ・カーボンブラック:アサヒサーマルFT級、旭カーボ
ン社製 ・ビニルトリメトキシシラン:A−171、日本ユニカ
ー社製 ・チタンテトラアセチルアセトネート:オルガチックス
TC−401、松本製薬工業社製 ・アミン触媒:ビス(2−ジメチルアミノエチル)エー
テル[(CH3)2 NCH2 CH2 OCH2 CH2 N(C
H3)2 ]
成物は、特定のマロネート化合物がウレタンプレポリマ
ーの安定化に有効に寄与するので貯蔵安定性に優れるう
え、マロネート化合物の揮発性が低いので、シックハウ
ス症候群の問題がない。また、本発明に用いられるマロ
ネート化合物は安定化剤としての効果だけでなく、ジエ
チルマロネート等の低分子量のマロネート化合物を添加
した場合に比べて、貯蔵後のタックフリータイムの増加
が少なく(貯蔵安定性に優れ)、長期にわたって優れた
硬化性を保持できるという効果も奏する。したがって、
本発明の組成物は、建築用、自動車用等の接着剤、シー
リング材、コーティング剤等に極めて好適に用いられ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】1分子中に二つ以上のイソシアネート基を
有するウレタンプレポリマー100質量部と、分子量2
00以上のマロネート化合物0.1〜30質量部とを含
有する1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物。 - 【請求項2】前記マロネート化合物が、2〜4価のポリ
オールの1種以上と、下記式(1) 【化1】 [式中、R1 およびR2 は、それぞれ独立に、炭素数1
〜18のヘテロ原子を有していてもよい炭化水素基を表
す。]で表されるマロネート化合物の1種以上とからエ
ステル交換により得られるマロネート化合物である請求
項1に記載の1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物。 - 【請求項3】前記マロネート化合物が、下記式(2) 【化2】 [式中、R3 は相互に独立して炭素数1〜18のヘテロ
原子を有していてもよい炭化水素基、R4 は炭素数1〜
18のヘテロ原子を有していてもよい2価のポリオール
残基、nは1〜20の整数を表す。nが2以上の整数で
ある場合、n個のR4 は同じであってもよく、異なって
いてもよい。]で表されるマロネート化合物である、請
求項1に記載の1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物。 - 【請求項4】前記マロネート化合物が、下記式(3) 【化3】 [式中、R5 は炭素数1〜18のヘテロ原子を有してい
てもよい炭化水素基を表す。]で表される、ベンジルエ
ステル基を少なくとも一つ有するマロネート化合物であ
る、請求項1に記載の1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成
物。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の1液湿気
硬化型ウレタン樹脂組成物からなる木質用接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002313987A JP3976663B2 (ja) | 2001-11-01 | 2002-10-29 | 1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-336205 | 2001-11-01 | ||
JP2001336205 | 2001-11-01 | ||
JP2002313987A JP3976663B2 (ja) | 2001-11-01 | 2002-10-29 | 1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003201397A true JP2003201397A (ja) | 2003-07-18 |
JP3976663B2 JP3976663B2 (ja) | 2007-09-19 |
Family
ID=27666784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002313987A Expired - Lifetime JP3976663B2 (ja) | 2001-11-01 | 2002-10-29 | 1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3976663B2 (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008111323A1 (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Dic Corporation | 防水材用湿気硬化型ウレタン組成物及びウレタン防水材 |
JP2014136711A (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 接着剤組成物 |
JP2014231549A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 横浜ゴム株式会社 | 接着剤組成物 |
JP2015517973A (ja) * | 2011-10-19 | 2015-06-25 | シラス・インコーポレイテッド | 多官能性モノマー、多官能性モノマーを製造する方法、これらから形成された重合性組成物および製品 |
US9567475B1 (en) | 2016-06-03 | 2017-02-14 | Sirrus, Inc. | Coatings containing polyester macromers containing 1,1-dicarbonyl-substituted 1 alkenes |
US9617377B1 (en) | 2016-06-03 | 2017-04-11 | Sirrus, Inc. | Polyester macromers containing 1,1-dicarbonyl-substituted 1 alkenes |
US9637564B2 (en) | 2014-09-08 | 2017-05-02 | Sirrus, Inc. | Emulsion polymers including one or more 1,1-disubstituted alkene compounds, emulsion methods, and polymer compositions |
US9676875B2 (en) | 2014-09-08 | 2017-06-13 | Sirrus, Inc. | Solution polymers including one or more 1,1-disubstituted alkene compounds, solution polymerization methods, and polymer compositions |
US9790295B2 (en) | 2014-09-08 | 2017-10-17 | Sirrus, Inc. | Compositions containing 1,1-disubstituted alkene compounds for preparing polymers having enhanced glass transition temperatures |
US9828324B2 (en) | 2010-10-20 | 2017-11-28 | Sirrus, Inc. | Methylene beta-diketone monomers, methods for making methylene beta-diketone monomers, polymerizable compositions and products formed therefrom |
US9938223B2 (en) | 2015-02-04 | 2018-04-10 | Sirrus, Inc. | Catalytic transesterification of ester compounds with groups reactive under transesterification conditions |
US10196481B2 (en) | 2016-06-03 | 2019-02-05 | Sirrus, Inc. | Polymer and other compounds functionalized with terminal 1,1-disubstituted alkene monomer(s) and methods thereof |
US10414839B2 (en) | 2010-10-20 | 2019-09-17 | Sirrus, Inc. | Polymers including a methylene beta-ketoester and products formed therefrom |
US10428177B2 (en) | 2016-06-03 | 2019-10-01 | Sirrus, Inc. | Water absorbing or water soluble polymers, intermediate compounds, and methods thereof |
US10501400B2 (en) | 2015-02-04 | 2019-12-10 | Sirrus, Inc. | Heterogeneous catalytic transesterification of ester compounds with groups reactive under transesterification conditions |
US10607910B2 (en) | 2012-11-30 | 2020-03-31 | Sirrus, Inc. | Composite compositions for electronics applications |
-
2002
- 2002-10-29 JP JP2002313987A patent/JP3976663B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101051352B1 (ko) | 2007-03-15 | 2011-07-22 | 디아이씨 가부시끼가이샤 | 방수재용 습기경화형 우레탄 조성물 및 우레탄 방수재 |
WO2008111323A1 (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Dic Corporation | 防水材用湿気硬化型ウレタン組成物及びウレタン防水材 |
US9828324B2 (en) | 2010-10-20 | 2017-11-28 | Sirrus, Inc. | Methylene beta-diketone monomers, methods for making methylene beta-diketone monomers, polymerizable compositions and products formed therefrom |
US10414839B2 (en) | 2010-10-20 | 2019-09-17 | Sirrus, Inc. | Polymers including a methylene beta-ketoester and products formed therefrom |
JP2015517973A (ja) * | 2011-10-19 | 2015-06-25 | シラス・インコーポレイテッド | 多官能性モノマー、多官能性モノマーを製造する方法、これらから形成された重合性組成物および製品 |
US9512058B2 (en) | 2011-10-19 | 2016-12-06 | Sirrus Inc. | Multifunctional monomers, methods for making multifunctional monomers, polymerizable compostions and products formed thereform |
US10611861B2 (en) | 2011-10-19 | 2020-04-07 | Sirrus, Inc. | Multifunctional monomers, methods for making multifunctional monomers, polymerizable compositions and products formed thereform |
US10604601B2 (en) | 2011-10-19 | 2020-03-31 | Sirrus, Inc. | Multifunctional monomers, methods for making multifunctional monomers, polymerizable compositions and products formed therefrom |
US9969822B2 (en) | 2011-10-19 | 2018-05-15 | Sirrus, Inc. | Multifunctional monomers, methods for making multifunctional monomers, polymerizable compositions and products formed therefrom |
US10607910B2 (en) | 2012-11-30 | 2020-03-31 | Sirrus, Inc. | Composite compositions for electronics applications |
JP2014136711A (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 接着剤組成物 |
JP2014231549A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 横浜ゴム株式会社 | 接着剤組成物 |
US9637564B2 (en) | 2014-09-08 | 2017-05-02 | Sirrus, Inc. | Emulsion polymers including one or more 1,1-disubstituted alkene compounds, emulsion methods, and polymer compositions |
US10519257B2 (en) | 2014-09-08 | 2019-12-31 | Sirrus, Inc. | Compositions containing 1,1-di-carbonyl-substituted alkene compounds for preparing polymers having enhanced glass transition temperatures |
US9890227B1 (en) | 2014-09-08 | 2018-02-13 | Sirrus, Inc. | Compositions containing 1,1-di-substituted alkene compounds for preparing polymers having enhanced glass transition temperatures |
US11021617B2 (en) | 2014-09-08 | 2021-06-01 | Sirrus, Inc. | Polymers including one or more 1,1-disubstituted alkene compounds and polymer compositions thereof |
US9676875B2 (en) | 2014-09-08 | 2017-06-13 | Sirrus, Inc. | Solution polymers including one or more 1,1-disubstituted alkene compounds, solution polymerization methods, and polymer compositions |
US9969819B2 (en) | 2014-09-08 | 2018-05-15 | Sirrus, Inc. | Pressure sensitive adhesive including a 1,1-disubstituted alkene compound |
US10081685B2 (en) | 2014-09-08 | 2018-09-25 | Sirrus, Inc. | Emulson polymers including one or more 1,1-disubstituted alkene compounds, emulson methods, and polymer compositions |
US9790295B2 (en) | 2014-09-08 | 2017-10-17 | Sirrus, Inc. | Compositions containing 1,1-disubstituted alkene compounds for preparing polymers having enhanced glass transition temperatures |
US10308802B2 (en) | 2014-09-08 | 2019-06-04 | Sirrus, Inc. | Polymers including one or more 1,1-disubstituted alkene compounds and polymer compositions thereof |
US10167348B2 (en) | 2014-09-08 | 2019-01-01 | Sirrus, Inc. | Solution polymers formed from methylene malonate monomers, polymerization, and solution polymer products |
US10184073B2 (en) | 2014-09-08 | 2019-01-22 | Sirrus, Inc. | Emulsion including polymers containing a 1,1-disubstituted alkene compound, adhesives, coatings, and methods thereof |
US10501400B2 (en) | 2015-02-04 | 2019-12-10 | Sirrus, Inc. | Heterogeneous catalytic transesterification of ester compounds with groups reactive under transesterification conditions |
US9938223B2 (en) | 2015-02-04 | 2018-04-10 | Sirrus, Inc. | Catalytic transesterification of ester compounds with groups reactive under transesterification conditions |
US10196481B2 (en) | 2016-06-03 | 2019-02-05 | Sirrus, Inc. | Polymer and other compounds functionalized with terminal 1,1-disubstituted alkene monomer(s) and methods thereof |
US10150886B2 (en) | 2016-06-03 | 2018-12-11 | Sirrus, Inc. | Coatings containing polyester macromers containing 1,1-dicarbonyl-substituted 1 alkenes |
US9718989B1 (en) | 2016-06-03 | 2017-08-01 | Sirrus, Inc. | Coatings containing polyester macromers containing 1,1-dicarbonyl-substituted 1 alkenes |
US10428177B2 (en) | 2016-06-03 | 2019-10-01 | Sirrus, Inc. | Water absorbing or water soluble polymers, intermediate compounds, and methods thereof |
US10087283B2 (en) | 2016-06-03 | 2018-10-02 | Sirrus, Inc. | Polyester macromers containing 1,1-dicarbonyl-substituted 1 alkenes |
US9745413B1 (en) | 2016-06-03 | 2017-08-29 | Sirrus, Inc. | Polyester macromers containing 1,1-dicarbonyl-substituted 1 alkenes |
US9617377B1 (en) | 2016-06-03 | 2017-04-11 | Sirrus, Inc. | Polyester macromers containing 1,1-dicarbonyl-substituted 1 alkenes |
US9567475B1 (en) | 2016-06-03 | 2017-02-14 | Sirrus, Inc. | Coatings containing polyester macromers containing 1,1-dicarbonyl-substituted 1 alkenes |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3976663B2 (ja) | 2007-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101359140B1 (ko) | 자동차 창문 설치용 접착제로서 유용한 조성물 | |
US7635743B2 (en) | Moisture-curing composition and hot-melt adhesive | |
EP1799738B1 (en) | Low volatile isocyanate monomer containing polyurethane prepolymer and adhesive system | |
US9290607B2 (en) | Curable compositions containing isocyanate functional components having improved durability | |
JP2003201397A (ja) | 1液湿気硬化型ウレタン樹脂組成物 | |
US11180686B2 (en) | Accelerate cure of moisture curable polyurethane adhesive compositions useful for bonding glass | |
JP3263034B2 (ja) | ポリウレタン組成物 | |
TWI359158B (en) | Prepolymer compositions and sealants made therefro | |
US6362300B1 (en) | Moisture-curable polyurethane compositions | |
RU2666430C2 (ru) | Гидрофобные многоатомные спирты для применения в герметизирующем составе | |
JP4767076B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP5760691B2 (ja) | ウレタン樹脂接着剤組成物 | |
JP7313357B2 (ja) | 車両窓を設置するために有用な接着剤 | |
JP4460214B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP4433571B2 (ja) | 湿気硬化型ポリウレタン組成物 | |
JP2008111032A (ja) | ウレタン接着剤組成物 | |
JP5433952B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP7382330B2 (ja) | 車両窓を設置するために有用な接着剤 | |
JP4603376B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JPWO2018061335A1 (ja) | 1液湿気硬化型ウレタン組成物 | |
JP3911275B2 (ja) | 耐アルカリ性に優れる硬化性組成物 | |
JPH10310624A (ja) | 湿気硬化型一液ウレタンシーリング材組成物の製造方法及びその組成物 | |
JP2007169432A (ja) | 無溶剤型ポリウレタン組成物およびその硬化生成物 | |
JP2002020425A (ja) | オキサゾリジン含有ポリ(メタ)アクリレート樹脂および一液湿気硬化性樹脂組成物 | |
JP2002226701A (ja) | 一液湿気硬化性ウレタン樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040903 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060926 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070529 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070619 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3976663 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |