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JP2003285350A - シール付き外装部材の製造方法 - Google Patents

シール付き外装部材の製造方法

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JP2003285350A
JP2003285350A JP2002092689A JP2002092689A JP2003285350A JP 2003285350 A JP2003285350 A JP 2003285350A JP 2002092689 A JP2002092689 A JP 2002092689A JP 2002092689 A JP2002092689 A JP 2002092689A JP 2003285350 A JP2003285350 A JP 2003285350A
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seal
molding
cavity
synthetic resin
mold
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寿敏 関戸
Akihiro Toda
昭博 戸田
Kazuaki Morishita
和明 森下
Hideki Baba
秀樹 馬場
Kazuhiro Hashimoto
一博 橋本
Yasushi Watabe
泰史 渡部
Kazuo Irie
一生 入江
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Moriroku KK
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール付き外装部材の成形に当たり,シール
部材の内側面に一対のシールリップを容易に形成し得る
ようにする。 【解決手段】 第1及び第2金型10,11間の大キャ
ビティ12にスライドコア14を突出させて大キャビテ
ィ12に区画した外装部材成形キャビティ12aに硬質
合成樹脂を射出する第1工程と,スライドコア14を後
退させて,大キャビティ12の残余の部分のシール部材
成形キャビティ12bに軟質合成樹脂を射出する第2工
程とからなり,シール部材成形キャビティ12bの外側
端部に外側シールリップ成形部15を連設し,またスラ
イドコア14の一側面に,その後退時,第2金型11の
ガイド孔13内面との間にシール部材成形キャビティ1
2bに連なる内側シールリップ成形部16を画成する凹
状段部17を形成し,第2工程で,軟質合成樹脂を両シ
ールリップ成形部15,16に充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,硬質合成樹脂製の
外装部材と,この外装部材の一側端に結合される,軟質
合成樹脂製のシール部材とからなるシール付き外装部材
を成形するに当たり,第1及び第2金型間に画成される
大キャビティに,第2金型のガイド孔に摺動可能に設け
られるスライドコアを突出させて,大キャビティに区画
した外装部材成形キャビティに硬質合成樹脂を射出して
外装部材を成形する第1工程と,この第1工程に次い
で,スライドコアを大キャビティから後退させて,大キ
ャビティの残余の部分のシール部材成形キャビティに軟
質合成樹脂を射出してシール部材を成形する第2工程と
からなる,シール付き外装部材の製造方法の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かゝるシール付き外装部材の製造方法
は,例えば特開平6−143333号公報に開示される
ように,既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のかゝるシール付
き外装部材の製造方法では,シール付き外装部材のシー
ル部材のシール機能を高めるべく,その内側面に一対の
シールリップを形成することが配慮されていない。
【0004】そこで,本発明は,シール付き外装部材の
シール部材の内側面に一対のシールリップを容易に形成
することができる,前記シール付き外装部材の製造方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,硬質合成樹脂製の外装部材と,この外装
部材の一側端に結合される,軟質合成樹脂製のシール部
材とからなるシール付き外装部材を成形するに当たり,
第1及び第2金型間に画成される大キャビティに,第2
金型のガイド孔に摺動可能に設けられるスライドコアを
突出させて,大キャビティに区画した外装部材成形キャ
ビティに硬質合成樹脂を射出して外装部材を成形する第
1工程と,この第1工程に次いで,スライドコアを大キ
ャビティから後退させて,大キャビティの残余の部分の
シール部材成形キャビティに軟質合成樹脂を射出してシ
ール部材を成形する第2工程とからなる,シール付き外
装部材の製造方法において,シール部材成形キャビティ
の外側端部に,第2金型側に突出する外側シールリップ
成形部を連設し,またスライドコアの一側面に,その後
退時,第2金型のガイド孔内面との間にシール部材成形
キャビティに連なる内側シールリップ成形部を画成する
凹状段部を形成し,第2工程で,軟質合成樹脂をこれら
外側及び内側シールリップ成形部に充填することを第1
の特徴とする。
【0006】尚,前記外装部材は,後述する本発明の実
施例中のカウルトップ2に対応し,また前記外装部材成
形キャビティは実施例中のカウルトップ成形キャビティ
12aに対応する。
【0007】この第1の特徴によれば,一回のシール部
材成形工程で内外一対のシールリップを有するシール部
材を成形すると共に,これを外装部材に結合することが
でき,成形工程の複雑化を回避しながら,シール部材の
シール機能の向上を図ることができる。しかも内側シー
ルリップの形状及び寸法は,スライドコアにおける凹状
段部の形状及び寸法を変えることにより,調整が可能で
あるから,内側シールリップの形状及び寸法の変更に際
しては,スライドコアのみの交換で済み,比較的安価に
対応することができる。
【0008】また本発明は,第1の特徴に加えて,スラ
イドコアの大キャビティへの突出時,前記凹状段部を外
装部材成形キャビティに臨ませたことを第2の特徴とす
る。
【0009】この第2の特徴によれば,外装部材及びシ
ール部材の接合面は,スライドコアの凹状段部の形状に
対応したものとなり,その接合面積を大きく取ることが
できて,外装部材及びシール部材の結合強度の増強に寄
与し得る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の第1実施例に係る製造方法
により製造すべきシール付きカウルトップの斜視図,図
2は図1の1−1線断面図,図3は本発明の第1実施例
にかゝる製造方法に使用する金型装置の縦断面図,図4
は上記金型装置によるカウルトップ成形工程を示す縦断
面図,図5はシール部材の成形直前の状態を示す縦断面
図,図6はシール部材の成形工程を示す縦断面図,図7
は本発明の第2実施例にかゝる製造方法に使用する金型
装置の縦断面図,図8は上記金型装置によるカウルトッ
プ成形工程を示す縦断面図,図9はシール部材の成形直
前の状態を示す縦断面図,図10はシール部材の成形工
程を示す縦断面図である。
【0012】先ず,図1〜図5に示す本発明の第1実施
例の説明より始める。
【0013】図1及び図2において,本発明の第1実施
例に係る製造方法により製造すべきシール付きカウルト
ップ1は,自動車のフロントウインド・ガラスGの下端
部上面からエンジンボンネット後端下部の車体フレーム
Fに亙り配置されるもので,硬質合成樹脂製で車体フレ
ームの固着されるカウルトップ2と,軟質合成樹脂製で
カウルトップ2の後端に結合されるシール部材3とから
なっており,そのシール部材3は,フロントウインド・
ガラスGの外面に密接する内外一対のシールリップ4,
5を一体に備えている。その一方のシーリップ4は,シ
ール部材3の外側縁から,その内側面側に突出する外側
シールリップ4であり,他方のシールリップ5は,外側
シールリップ4よりカウルトップ2側に寄った位置でシ
ール部材3の内側面より突出する内側シールリップ5で
ある。
【0014】尚,図2において,参照符号Hは,自動車
のエンジンフードである。
【0015】さて,上記シール付きカウルトップ1の製
造方法について,図3〜図6により説明する。
【0016】先ず,シール付きカウルトップ1の製造に
使用する金型装置について説明すると,図3及び図5に
示すように,その成形装置は,開閉可能に相対向する第
1及び第2金型10,11を有し,第1金型10の内面
10aには前記シール付きカウルトップ1の外側面に対
応する形状が,また第2金型11の内面11aには前記
シール付きカウルトップ1の内側面に対応する形状がそ
れぞれ付与され,両金型10,11を閉じると,上記内
面10a,11aによりシール付きカウルトップ1の形
状に対応する大キャビティ12が画成されるようになっ
ている。
【0017】第2金型11のガイド孔13には,上記大
キャビティ12を区切って,その一部をカウルトップ2
の形状に対応したカウルトップ成形キャビティ12aと
し得るスライドコア14が大キャビティ12に対して進
退可能に配設される。即ち,スライドコア14は,先端
面を第1金型10の内面10aに当接させる前進位置A
と,先端面を第2金型11の内面11aに揃える後退位
置Bとの間をガイド孔13に沿って移動し得るようにな
っており,このスライドコア14を前進位置Aに突出さ
せることにより,大キャビティ12の一部がカウルトッ
プ2の形状に対応するカウルトップ成形キャビティ12
aに区画される。
【0018】スライドコア14を後退位置Bに下げる
と,大キャビティ12の残る部分,即ちカウルトップ成
形キャビティ12a以外の部分がシール部材3の形状に
対応するシール部材成形キャビティ12bとなる。その
際,シール部材成形キャビティ12bの外端部には,シ
ール部材3の外側シールリップ4の形状に対応した外側
シールリップ成形部15が形成されるように,前記両内
面10a,11aの端部が第2金型11側に屈曲してい
る。
【0019】またスライドコア14の先端部の,カウル
トップ成形キャビティ12a側の側面には凹状段部17
が形成されており,スライドコア14が後退位置Bにき
たとき,この凹状段部17と,これに対応するガイド孔
13の一側面との間に,シール部材3の内側シールリッ
プ5の形状に対応する内側シールリップ成形部16が画
成されるようになっている。
【0020】第1金型10又は第2金型11には,カウ
ルトップ成形キャビティ12a及びシール部材成形キャ
ビティ12bに個別にカウルトップ2及びシール部材3
の素材樹脂を射出し得る第1及び第2ゲート(図示せ
ず)が設けられる。
【0021】而して,シール付きカウルトップ1の製造
に当たっては,先ず図3に示すように,第1及び第2金
型10,11を閉じると共に,スライドコア14を前進
位置Aへ突出させて,第1及び第2金型10,11の内
面10a,11aと,スライドコア14の凹状段部17
とでカウルトップ成形キャビティ12aを画成する。そ
こで図示しない第1ゲートから溶融状態の硬質合成樹脂
(例えばPP)を,図4に示すように,上記カウルトッ
プ成形キャビティ12aに射出してカウルトップ2を成
形する。
【0022】次に図5に示すように,第1及び第2金型
10,11を閉じたまゝで,スライドコア14を後退位
置Bまで下げて,両型間10,11にカウルトップ2の
一側端が臨むシール部材成形キャビティ12bをつく
る。そこで図6に示すように,図示しない第2ゲートか
ら,カウルトップ2の素材と相互に相溶性を有する,溶
融状態の軟質合成樹脂(例えばTPO)をシール部材成
形キャビティ12bに射出してシール部材3を成形す
る。かくして,シール付きカウルトップ1が完成する。
【0023】その後,第1及び第2金型10,11を開
放してシール付きカウルトップ1を取り出す。
【0024】ところで,カウルトップ2及びシール部材
3の素材は,相互に相溶性を有するから,カウルトップ
1及びシール部材3は接合面で互いに融合して一体に結
合することができる。
【0025】しかもカウルトップ2及びシール部材3の
接合面は,スライドコア14の凹状段部17の形状に対
応したものであるから,その接合面積を大きく取ること
ができて,カウルトップ2及びシール部材3の結合強度
を高めることができる。
【0026】さらに凹状段部17を持ったスライドコア
14を使用することにより,一回のシール部材成形工程
で内外一対のシールリップ4,5を有するシール部材3
を成形すると共に,これをカウルトップ2に結合するこ
とができ,成形工程の複雑化を回避しながら,シール部
材3のシール機能の向上を図ることができる。
【0027】また内側シールリップ5の形状及び寸法
は,スライドコア14における凹状段部17の形状及び
寸法を変えることにより,調整が可能であるから,内側
シールリップ5の形状及び寸法の変更に際しては,スラ
イドコア14のみの交換で済み,比較的安価に対応する
ことができる。
【0028】次に,図7〜図10に示す本発明の第2実
施例について説明する。
【0029】この第2実施例は,凹状段部17を,スラ
イドコア14の先端部の,外側シールリップ4側の側面
に形成し,この凹状段部17と,ガイド孔13の,外側
シールリップ4側の内側面とにより,内側シールリップ
成形部16を画成した点を除けば,前実施例の成形装置
と同様の構成であり,図7〜図10中,前実施例と対応
する部分には同一の参照符号を付して,その説明を省略
する。
【0030】而して,この第2実施例においても,シー
ル付きカウルトップ1の製造に当たっては,先ず図7に
示すように,第1及び第2金型10,11を閉じと共
に,スライドコア14を前進位置Aへ突出させて,カウ
ルトップ成形キャビティ12aをつくり,次いで図8に
示すように,溶融状態の硬質合成樹脂を上記カウルトッ
プ成形キャビティ12aに射出してカウルトップ2を成
形する。
【0031】次に図9に示すように,第1及び第2金型
10,11を閉じたまゝで,スライドコア14を後退位
置Bまで下げて,カウルトップ2の一側端が臨むシール
部材成形キャビティ12bをつくり,図10に示すよう
に,カウルトップ2の素材と相互に相溶性を有する,溶
融状態の軟質合成樹脂をシール部材成形キャビティ12
bに射出してシール部材3を成形し,シール付きシール
付きカウルトップ1が完成する。そこで,第1及び第2
金型10,11を開放して,シール付きカウルトップ1
を取り出す。
【0032】この第2実施例によっても,一回のシール
部材成形工程で内外一対のシールリップ4,5を有する
シール部材3を成形すると共に,これをカウルトップに
結合することができ,成形工程の複雑化を回避しなが
ら,シール部材3のシール機能の向上を図ることができ
る。
【0033】本発明は,上記実施例に限定されるもので
はなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,硬質合成樹脂製の外装部材と,この外装部材の一側
端に結合される,軟質合成樹脂製のシール部材とからな
るシール付き外装部材を成形するに当たり,第1及び第
2金型間に画成される大キャビティに,第2金型のガイ
ド孔に摺動可能に設けられるスライドコアを突出させ
て,大キャビティに区画した外装部材成形キャビティに
硬質合成樹脂を射出して外装部材を成形する第1工程
と,この第1工程に次いで,スライドコアを大キャビテ
ィから後退させて,大キャビティの残余の部分のシール
部材成形キャビティに軟質合成樹脂を射出してシール部
材を成形する第2工程とからなる,シール付き外装部材
の成形方法において,シール部材成形キャビティの外側
端部に,第2金型側に突出する外側シールリップ成形部
を連設し,またスライドコアの一側面に,その後退時,
第2金型のガイド孔内面との間にシール部材成形キャビ
ティに連なる内側シールリップ成形部を画成する凹状段
部を形成し,第2工程で,軟質合成樹脂をこれら外側及
び内側シールリップ成形部に充填するので,一回のシー
ル部材成形工程で内外一対のシールリップを有するシー
ル部材を成形すると共に,これをカウル部材に結合する
ことができ,成形工程の複雑化を回避しながら,シール
部材のシール機能の向上を図ることができる。しかも内
側シールリップの形状及び寸法は,スライドコアにおけ
る凹状段部の形状及び寸法を変えることにより,調整が
可能であるから,内側シールリップの形状及び寸法の変
更に際しては,スライドコアのみの交換で済み,比較的
安価に対応することができる。
【0035】また本発明の第2の特徴によれば,第1の
特徴に加えて,スライドコアの大キャビティへの突出
時,前記凹状段部を外装部材成形キャビティに臨ませた
ので,外装部材及びシール部材の接合面は,スライドコ
アの凹状段部の形状に対応したものとなり,その接合面
積を大きく取ることができて,外装部材及びシール部材
の結合強度の増強に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る製造方法により製造
すべきシール付きカウルトップの斜視図
【図2】図1の1−1線断面図
【図3】本発明の第1実施例にかゝる製造方法に使用す
る金型装置の縦断面図
【図4】上記金型装置によるカウルトップ成形工程を示
す縦断面図
【図5】シール部材の成形直前の状態を示す縦断面図
【図6】シール部材の成形工程を示す縦断面図
【図7】本発明の第2実施例にかゝる製造方法に使用す
る金型装置の縦断面図
【図8】上記金型装置によるカウルトップ成形工程を示
す縦断面図
【図9】シール部材の成形直前の状態を示す縦断面図
【図10】シール部材の成形工程を示す縦断面図
【符号の説明】 1・・・・・・シール付き外装部材(シール付きカウル
トップ) 2・・・・・・外装部材(カウルトップ) 3・・・・・・シール部材 10・・・・・第1金型 11・・・・・第2金型 12・・・・・大キャビティ 12a・・・・カウルトップ成形キャビティ 12b・・・・シール部材キャビティ 13・・・・・ガイド孔 14・・・・・スライドコア 15・・・・・外側シール成形部 16・・・・・内側シール成形部 17・・・・・凹状段部
フロントページの続き (72)発明者 森下 和明 群馬県邑楽郡明和町大輪446−7 森六株 式会社内 (72)発明者 馬場 秀樹 群馬県邑楽郡明和町大輪446−7 森六株 式会社内 (72)発明者 橋本 一博 群馬県邑楽郡明和町大輪446−7 森六株 式会社内 (72)発明者 渡部 泰史 群馬県邑楽郡明和町大輪446−7 森六株 式会社内 (72)発明者 入江 一生 群馬県邑楽郡明和町大輪446−7 森六株 式会社内 Fターム(参考) 4F202 AA11 AA45 AG28 AH17 CA11 CB01 CB28 CK19 CK43 CK52 4F206 AA11 AA45 AG28 AH17 JA07 JB28 JM05 JN12 JN25 JQ81

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質合成樹脂製の外装部材(2)と,こ
    の外装部材(2)の一側端に結合される,軟質合成樹脂
    製のシール部材(3)とからなるシール付き外装部材
    (2)を成形するに当たり,第1及び第2金型(10,
    11)間に画成される大キャビティ(12)に,第2金
    型(11)のガイド孔(13)に摺動可能に設けられる
    スライドコア(14)を突出させて,大キャビティ(1
    2)に区画した外装部材成形キャビティ(12a)に硬
    質合成樹脂を射出して外装部材(2)を成形する第1工
    程と,この第1工程に次いで,スライドコア(14)を
    大キャビティ(12)から後退させて,大キャビティ
    (12)の残余の部分のシール部材成形キャビティ(1
    2b)に軟質合成樹脂を射出してシール部材(3)を成
    形する第2工程とからなる,シール付き外装部材の製造
    方法において,シール部材成形キャビティ(12b)の
    外側端部に,第2金型(11)側に突出する外側シール
    リップ成形部(15)を連設し,またスライドコア(1
    4)の一側面に,その後退時,第2金型(11)のガイ
    ド孔(13)内面との間にシール部材成形キャビティ
    (12b)に連なる内側シールリップ成形部(16)を
    画成する凹状段部(17)を形成し,第2工程で,軟質
    合成樹脂をこれら外側及び内側シールリップ成形部(1
    5,16)に充填することを特徴とする,シール付き外
    装部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシール付き外装部材の製
    造方法において,スライドコア(14)の大キャビティ
    (12)への突出時,前記凹状段部(17)を外装部材
    成形キャビティ(12a)に臨ませたことを特徴とす
    る,シール付き外装部材の製造方法。
JP2002092689A 2002-03-28 2002-03-28 シール付き外装部材の製造方法 Expired - Fee Related JP3706840B2 (ja)

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