JP2003284302A - クローポール形回転電機 - Google Patents
クローポール形回転電機Info
- Publication number
- JP2003284302A JP2003284302A JP2002078263A JP2002078263A JP2003284302A JP 2003284302 A JP2003284302 A JP 2003284302A JP 2002078263 A JP2002078263 A JP 2002078263A JP 2002078263 A JP2002078263 A JP 2002078263A JP 2003284302 A JP2003284302 A JP 2003284302A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- claw
- shaft
- electric machine
- core
- field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】シャフトの磁化をなくし、かつ有効磁束の漏れ
もなくして、軸受に損傷を与える恐れのない小型化が可
能なクローポール形回転電機を提供する。 【解決手段】ブラケットに固定された電機子鉄心と、電
機子鉄心に挿入された電機子巻線と、ブラケットに支持
され界磁巻線を巻装した環状の界磁鉄心と、電機子鉄心
の内周側と界磁鉄心の外周側に各々ギャップを介するよ
うシャフトに嵌合され、界磁巻線による起磁力により励
磁される爪状磁極、およびこの爪状磁極と磁気的に絶縁
され、異なる磁性に励磁される爪状磁極が周方向に間隔
を有して交互に配設される回転子を有するクローポール
形回転電機において、シャフトに非磁性材料を用いたも
のである。非磁性材料のシャフトは磁化しないので、有
効磁束の漏れを無くすことできるため、小型化が可能と
なり、また軸受に損傷を与えることはない。
もなくして、軸受に損傷を与える恐れのない小型化が可
能なクローポール形回転電機を提供する。 【解決手段】ブラケットに固定された電機子鉄心と、電
機子鉄心に挿入された電機子巻線と、ブラケットに支持
され界磁巻線を巻装した環状の界磁鉄心と、電機子鉄心
の内周側と界磁鉄心の外周側に各々ギャップを介するよ
うシャフトに嵌合され、界磁巻線による起磁力により励
磁される爪状磁極、およびこの爪状磁極と磁気的に絶縁
され、異なる磁性に励磁される爪状磁極が周方向に間隔
を有して交互に配設される回転子を有するクローポール
形回転電機において、シャフトに非磁性材料を用いたも
のである。非磁性材料のシャフトは磁化しないので、有
効磁束の漏れを無くすことできるため、小型化が可能と
なり、また軸受に損傷を与えることはない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の爪状磁極を有
する回転子が空隙をおいて固定子と対面するように構成
されたクローポール形回転電機に関する。
する回転子が空隙をおいて固定子と対面するように構成
されたクローポール形回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクローポール形回転電機を図5を
参照して説明する。図5は、回転子の上半分を断面で示
したクローポール形回転電機の縦断面図である。図にお
いて、電機子鉄心2には電機子巻線3が挿入されてい
る。シャフト1には中空材の回転子4が嵌装されてお
り、対向する爪状磁極5が非磁性リング6により連結さ
れている。回転子4の内周側にはブラケット10に支持
された界磁鉄心7と、界磁鉄心7に巻装された界磁巻線
8がギャップ9を介して配設されている。この界磁巻線
8に電流を流し、界磁巻線8の周りに磁束を発生させる
ことで、クローポール形回転電機は回転し、その機能を
発揮する。この磁束を最も強く有効に活用するため回転
子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7は、強磁性材料で構成
されている。12は軸受、13は転動体である。
参照して説明する。図5は、回転子の上半分を断面で示
したクローポール形回転電機の縦断面図である。図にお
いて、電機子鉄心2には電機子巻線3が挿入されてい
る。シャフト1には中空材の回転子4が嵌装されてお
り、対向する爪状磁極5が非磁性リング6により連結さ
れている。回転子4の内周側にはブラケット10に支持
された界磁鉄心7と、界磁鉄心7に巻装された界磁巻線
8がギャップ9を介して配設されている。この界磁巻線
8に電流を流し、界磁巻線8の周りに磁束を発生させる
ことで、クローポール形回転電機は回転し、その機能を
発揮する。この磁束を最も強く有効に活用するため回転
子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7は、強磁性材料で構成
されている。12は軸受、13は転動体である。
【0003】クローポール形回転電機の界磁巻線8に電
流を流すと、回転子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7の磁
気回路11に強力な有効磁束が発生し、クローポール形
回転電機は回転し、その機能を発揮する。
流を流すと、回転子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7の磁
気回路11に強力な有効磁束が発生し、クローポール形
回転電機は回転し、その機能を発揮する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な従来構造のクローポール形回転電機では、シャフト1
と軸受12が強磁性材料で構成されているため、上記磁
気回路11の磁束によってシャフト1が磁化し、シャフ
ト1に接触している軸受12も磁化する。すなわち、こ
れらシャフト1や軸受12に磁束が漏れて有効磁束が減
少するという問題がある。この有効磁束の減少を考慮し
て設計するためクローポール形回転電機が大きくなって
おり、また、シャフト1と軸受12が磁化することによ
り軸受内に磁性体の金属粉が付着して転動体13を傷つ
けたりすることがあるため、この対策が求められてい
た。
な従来構造のクローポール形回転電機では、シャフト1
と軸受12が強磁性材料で構成されているため、上記磁
気回路11の磁束によってシャフト1が磁化し、シャフ
ト1に接触している軸受12も磁化する。すなわち、こ
れらシャフト1や軸受12に磁束が漏れて有効磁束が減
少するという問題がある。この有効磁束の減少を考慮し
て設計するためクローポール形回転電機が大きくなって
おり、また、シャフト1と軸受12が磁化することによ
り軸受内に磁性体の金属粉が付着して転動体13を傷つ
けたりすることがあるため、この対策が求められてい
た。
【0005】本発明(請求項1乃至請求項4対応)は、
上記状況に対処するためになされたもので、その課題は
シャフトの磁化をなくし、かつ有効磁束の漏れもなくす
ることで小型化が可能で、軸受に損傷を与える恐れのな
いクローポール形回転電機を提供することにある。
上記状況に対処するためになされたもので、その課題は
シャフトの磁化をなくし、かつ有効磁束の漏れもなくす
ることで小型化が可能で、軸受に損傷を与える恐れのな
いクローポール形回転電機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ブラケットに固定された電
機子鉄心と、この電機子鉄心に挿入された電機子巻線
と、前記ブラケットに支持され界磁巻線を巻装した環状
の界磁鉄心と、前記電機子鉄心の内周側と前記界磁鉄心
の外周側に各々ギャップを介するようシャフトに嵌合さ
れ、前記界磁巻線による起磁力により励磁される爪状磁
極、および前記爪状磁極と磁気的に絶縁され、異なる磁
性に励磁される爪状磁極が周方向に間隔を有して交互に
配設される回転子を有するクローポール形回転電機にお
いて、前記シャフトに非磁性材料を用いたことを特徴と
する。
に、請求項1記載の発明は、ブラケットに固定された電
機子鉄心と、この電機子鉄心に挿入された電機子巻線
と、前記ブラケットに支持され界磁巻線を巻装した環状
の界磁鉄心と、前記電機子鉄心の内周側と前記界磁鉄心
の外周側に各々ギャップを介するようシャフトに嵌合さ
れ、前記界磁巻線による起磁力により励磁される爪状磁
極、および前記爪状磁極と磁気的に絶縁され、異なる磁
性に励磁される爪状磁極が周方向に間隔を有して交互に
配設される回転子を有するクローポール形回転電機にお
いて、前記シャフトに非磁性材料を用いたことを特徴と
する。
【0007】請求項1記載の発明によると、シャフトは
非磁性材料であるため磁化しないので、有効磁束の漏れ
を無くすことできるため、小型化が可能となり、また軸
受に損傷を与えることはない。
非磁性材料であるため磁化しないので、有効磁束の漏れ
を無くすことできるため、小型化が可能となり、また軸
受に損傷を与えることはない。
【0008】請求項2記載の発明は、ブラケットに固定
された電機子鉄心と、この電機子鉄心に挿入された電機
子巻線と、前記ブラケットに支持され界磁巻線を巻装し
た環状の界磁鉄心と、前記電機子鉄心の内周側と前記界
磁鉄心の外周側に各々ギャップを介するようシャフトに
嵌合され、前記界磁巻線による起磁力により励磁される
爪状磁極、および前記爪状磁極と磁気的に絶縁され、異
なる磁性に励磁される爪状磁極が周方向に間隔を有して
交互に配設される回転子を有するクローポール形回転電
機において、前記爪状磁極と前記シャフトの間に非磁性
材料の中間リングを嵌合したことを特徴とする。
された電機子鉄心と、この電機子鉄心に挿入された電機
子巻線と、前記ブラケットに支持され界磁巻線を巻装し
た環状の界磁鉄心と、前記電機子鉄心の内周側と前記界
磁鉄心の外周側に各々ギャップを介するようシャフトに
嵌合され、前記界磁巻線による起磁力により励磁される
爪状磁極、および前記爪状磁極と磁気的に絶縁され、異
なる磁性に励磁される爪状磁極が周方向に間隔を有して
交互に配設される回転子を有するクローポール形回転電
機において、前記爪状磁極と前記シャフトの間に非磁性
材料の中間リングを嵌合したことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によると、中間リング
は非磁性材料であるため磁化しないので、シャフトの磁
化をなくし、有効磁束の漏れを無くすことで、小型化が
可能となり、軸受に損傷を与えることはない。
は非磁性材料であるため磁化しないので、シャフトの磁
化をなくし、有効磁束の漏れを無くすことで、小型化が
可能となり、軸受に損傷を与えることはない。
【0010】請求項3記載の発明は、ブラケットに固定
された電機子鉄心と、この電機子鉄心に挿入された電機
子巻線と、前記ブラケットに支持され界磁巻線を巻装し
た環状の界磁鉄心と、前記電機子鉄心の内周側と前記界
磁鉄心の外周側に各々ギャップを介するようシャフトに
嵌合され、前記界磁巻線による起磁力により励磁される
爪状磁極、および前記爪状磁極と磁気的に絶縁され、異
なる磁性に励磁される爪状磁極が周方向に間隔を有して
交互に配設される回転子を有するクローポール形回転電
機において、前記爪状磁極と前記シャフトの磁束が通る
部分とを一体にして爪状磁極とし、磁力線が通らない部
分のシャフトを非磁性材料としたことを特徴とする。
された電機子鉄心と、この電機子鉄心に挿入された電機
子巻線と、前記ブラケットに支持され界磁巻線を巻装し
た環状の界磁鉄心と、前記電機子鉄心の内周側と前記界
磁鉄心の外周側に各々ギャップを介するようシャフトに
嵌合され、前記界磁巻線による起磁力により励磁される
爪状磁極、および前記爪状磁極と磁気的に絶縁され、異
なる磁性に励磁される爪状磁極が周方向に間隔を有して
交互に配設される回転子を有するクローポール形回転電
機において、前記爪状磁極と前記シャフトの磁束が通る
部分とを一体にして爪状磁極とし、磁力線が通らない部
分のシャフトを非磁性材料としたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明によると、回転子と非
磁性材のシャフトとは同軸に接合されているが、非磁性
材料のシャフトは磁化しないので、有効磁束は磁気回路
以外に抜けることがない。したがって、有効磁束の漏れ
を無くすことができ、小型化が可能となり、軸受に損傷
を与えることはない。
磁性材のシャフトとは同軸に接合されているが、非磁性
材料のシャフトは磁化しないので、有効磁束は磁気回路
以外に抜けることがない。したがって、有効磁束の漏れ
を無くすことができ、小型化が可能となり、軸受に損傷
を与えることはない。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載のク
ローポール形回転電機において、前記シャフトを磁性材
料とし、前記爪状磁極と前記シャフトの間に非磁性材料
の中間材を挿入したことを特徴とする。
ローポール形回転電機において、前記シャフトを磁性材
料とし、前記爪状磁極と前記シャフトの間に非磁性材料
の中間材を挿入したことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明によると、爪状磁極と
シャフトの間に挿入された中間材は非磁性材料であるた
め磁化しないので、有効磁束は磁気回路以外に抜けるこ
とがない。したがって、シャフトの磁化をなくし、有効
磁束の漏れを無くすことで小型化が可能となり、軸受に
損傷を与えることはない。
シャフトの間に挿入された中間材は非磁性材料であるた
め磁化しないので、有効磁束は磁気回路以外に抜けるこ
とがない。したがって、シャフトの磁化をなくし、有効
磁束の漏れを無くすことで小型化が可能となり、軸受に
損傷を与えることはない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態(請
求項1対応)であるクローポール形回転電機の回転子の
上半分を断面で示した縦断面図である。
参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態(請
求項1対応)であるクローポール形回転電機の回転子の
上半分を断面で示した縦断面図である。
【0015】図に示すように、ブラケット10に固定さ
れた電機子鉄心2には電機子巻線3が挿入されている。
シャフト1aは非磁性材料で構成されており、このシャ
フト1aには中空材の回転子4が嵌装されている。回転
子4は、界磁巻線8による起磁力により励磁される爪状
磁極5、およびこの爪状磁極5と非磁性リング6により
磁気的に絶縁されて連結されている異なる磁性に励磁さ
れる爪状磁極5が周方向に間隔を有して交互に配設され
ている。また、この回転子4の内周側にはブラケット1
0に支持された環状の界磁鉄心7と、この界磁鉄心7に
巻装された界磁巻線8が、電機子鉄心2の内周側と界磁
鉄心7の外周側に各々ギャップ9を介するようシャフト
1aに嵌合され、配設されている。回転子4と電機子鉄
心2と界磁鉄心7は強磁性材料で構成されている。12
は軸受、13は転動体である。
れた電機子鉄心2には電機子巻線3が挿入されている。
シャフト1aは非磁性材料で構成されており、このシャ
フト1aには中空材の回転子4が嵌装されている。回転
子4は、界磁巻線8による起磁力により励磁される爪状
磁極5、およびこの爪状磁極5と非磁性リング6により
磁気的に絶縁されて連結されている異なる磁性に励磁さ
れる爪状磁極5が周方向に間隔を有して交互に配設され
ている。また、この回転子4の内周側にはブラケット1
0に支持された環状の界磁鉄心7と、この界磁鉄心7に
巻装された界磁巻線8が、電機子鉄心2の内周側と界磁
鉄心7の外周側に各々ギャップ9を介するようシャフト
1aに嵌合され、配設されている。回転子4と電機子鉄
心2と界磁鉄心7は強磁性材料で構成されている。12
は軸受、13は転動体である。
【0016】次に、本実施形態の作用について説明す
る。クローポール形回転電機の界磁巻線8に電流を流す
と、回転子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7の磁気回路1
1に強力な有効磁束が発生し、クローポール形回転電機
は回転し、その機能を発揮する。このとき、シャフト1
aは非磁性材料であるため磁化せず、有効磁束は回路1
1以外に抜けることがない。したがって、本実施形態の
クローポール形回転電機では、有効磁束の漏れを無くす
ことできるため、小型化が可能となり、また軸受12に
損傷を与えることもない。
る。クローポール形回転電機の界磁巻線8に電流を流す
と、回転子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7の磁気回路1
1に強力な有効磁束が発生し、クローポール形回転電機
は回転し、その機能を発揮する。このとき、シャフト1
aは非磁性材料であるため磁化せず、有効磁束は回路1
1以外に抜けることがない。したがって、本実施形態の
クローポール形回転電機では、有効磁束の漏れを無くす
ことできるため、小型化が可能となり、また軸受12に
損傷を与えることもない。
【0017】図2は本発明の第2実施形態(請求項2対
応)であるクローポール形回転電機の回転子の上半分を
断面で示した縦断面図である。同図に示すように、本実
施形態のクローポール形回転電機が、図1の第1実施形
態クローポール形回転電機と相違する構成は、シャフト
1bを磁性材料で構成すると共に、このシャフト1bと
回転子4の間に非磁性材料の中間リング14が嵌合され
ている点であり、その他の構成は同一てあるので、同一
部分には同一符号を付して説明する。
応)であるクローポール形回転電機の回転子の上半分を
断面で示した縦断面図である。同図に示すように、本実
施形態のクローポール形回転電機が、図1の第1実施形
態クローポール形回転電機と相違する構成は、シャフト
1bを磁性材料で構成すると共に、このシャフト1bと
回転子4の間に非磁性材料の中間リング14が嵌合され
ている点であり、その他の構成は同一てあるので、同一
部分には同一符号を付して説明する。
【0018】本実施形態の作用について説明すると、ク
ローポール形回転電機の界磁巻線8に電流を流すと、回
転子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7の磁気回路11に強
力な有効磁束が発生し、クローポール形回転電機は回転
し、その機能を発揮する。このとき、中間リング14は
非磁性材料であるため磁化せず、有効磁束は磁気回路1
1以外に抜けることがない。したがって、シャフト1b
の磁化をなくし、有効磁束の漏れを無くすことで、小型
化が可能となり、軸受に損傷を与えることのないクロー
ポール形回転電機を提供することができる。
ローポール形回転電機の界磁巻線8に電流を流すと、回
転子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7の磁気回路11に強
力な有効磁束が発生し、クローポール形回転電機は回転
し、その機能を発揮する。このとき、中間リング14は
非磁性材料であるため磁化せず、有効磁束は磁気回路1
1以外に抜けることがない。したがって、シャフト1b
の磁化をなくし、有効磁束の漏れを無くすことで、小型
化が可能となり、軸受に損傷を与えることのないクロー
ポール形回転電機を提供することができる。
【0019】図3は本発明の第3実施形態(請求項3対
応)であるクローポール形回転電機の回転子の上半分を
断面で示した縦断面図である。同図に示すように、本実
施形態のクローポール形回転電機が、図1の第1実施形
態クローポール形回転電機と相違する構成は、回転子4
aは中実材であり、非磁性材のシャフト1cと同軸に接
合されている点てあり、その他の構成は同一てあるの
で、同一部分には同一符号を付して説明する。
応)であるクローポール形回転電機の回転子の上半分を
断面で示した縦断面図である。同図に示すように、本実
施形態のクローポール形回転電機が、図1の第1実施形
態クローポール形回転電機と相違する構成は、回転子4
aは中実材であり、非磁性材のシャフト1cと同軸に接
合されている点てあり、その他の構成は同一てあるの
で、同一部分には同一符号を付して説明する。
【0020】本実施形態の作用について説明すると、ク
ローポール形回転電機の界磁巻線8に電流を流すと、回
転子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7の磁気回路11に強
力な有効磁束が発生し、クローポール形回転電機は回転
し、その機能を発揮する。このとき、回転子4aと非磁
性材のシャフト1cとは同軸に接合されているが、非磁
性材料のシャフト1cは磁化しないので、有効磁束は磁
気回路11以外に抜けることがない。したがって、有効
磁束の漏れを無くすことができ、小型化が可能となり、
軸受に損傷を与えることのないクローポール形回転電機
を提供することができる。
ローポール形回転電機の界磁巻線8に電流を流すと、回
転子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7の磁気回路11に強
力な有効磁束が発生し、クローポール形回転電機は回転
し、その機能を発揮する。このとき、回転子4aと非磁
性材のシャフト1cとは同軸に接合されているが、非磁
性材料のシャフト1cは磁化しないので、有効磁束は磁
気回路11以外に抜けることがない。したがって、有効
磁束の漏れを無くすことができ、小型化が可能となり、
軸受に損傷を与えることのないクローポール形回転電機
を提供することができる。
【0021】図4は本発明の第4実施形態(請求項対
応)であるクローポール形回転電機の回転子の上半分を
断面で示した縦断面図である。同図に示すように、本実
施形態のクローポール形回転電機が、図3の第3実施形
態のクローポール形回転電機と相違する構成は、シャフ
ト1dは磁性材料で構成されており、このシャフト1d
と回転子4aの間に非磁性材料の中間リング15が挿入
され、これらは接合されている点てあり、その他の構成
は同一てあるので、同一部分には同一符号を付して説明
する。
応)であるクローポール形回転電機の回転子の上半分を
断面で示した縦断面図である。同図に示すように、本実
施形態のクローポール形回転電機が、図3の第3実施形
態のクローポール形回転電機と相違する構成は、シャフ
ト1dは磁性材料で構成されており、このシャフト1d
と回転子4aの間に非磁性材料の中間リング15が挿入
され、これらは接合されている点てあり、その他の構成
は同一てあるので、同一部分には同一符号を付して説明
する。
【0022】本実施形態の作用について説明すると、ク
ローポール形回転電機の界磁巻線8に電流を流すと、回
転子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7の磁気回路11に強
力な有効磁束が発生し、クローポール形回転電機は回転
し、その機能を発揮する。このとき、中間リング15は
非磁性材料であるため磁化せず、有効磁束は磁気回路1
1以外に抜けることがない。したがって、シャフト1d
の磁化をなくし、有効磁束の漏れを無くすことで小型化
が可能となり、軸受に損傷を与えることのないクローポ
ール形回転電機を提供することができる。
ローポール形回転電機の界磁巻線8に電流を流すと、回
転子4と電機子鉄心2と界磁鉄心7の磁気回路11に強
力な有効磁束が発生し、クローポール形回転電機は回転
し、その機能を発揮する。このとき、中間リング15は
非磁性材料であるため磁化せず、有効磁束は磁気回路1
1以外に抜けることがない。したがって、シャフト1d
の磁化をなくし、有効磁束の漏れを無くすことで小型化
が可能となり、軸受に損傷を与えることのないクローポ
ール形回転電機を提供することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
乃至請求項4対応)によれば、シャフトの磁化を無く
し、有効磁束の漏れを無くすることで小型化が可能で、
軸受けに損傷を与える恐れのないクローポール形回転電
機を提供することができる。
乃至請求項4対応)によれば、シャフトの磁化を無く
し、有効磁束の漏れを無くすることで小型化が可能で、
軸受けに損傷を与える恐れのないクローポール形回転電
機を提供することができる。
【図1】本発明の第1実施形態であるクローポール形回
転電機の回転子の上半分を断面で示した縦断面図。
転電機の回転子の上半分を断面で示した縦断面図。
【図2】本発明の第2実施形態であるクローポール形回
転電機の回転子の上半分を断面で示した縦断面図。
転電機の回転子の上半分を断面で示した縦断面図。
【図3】本発明の第3実施形態であるクローポール形回
転電機の回転子の上半分を断面で示した縦断面図。
転電機の回転子の上半分を断面で示した縦断面図。
【図4】本発明の第4実施形態であるクローポール形回
転電機の回転子の上半分を断面で示した縦断面図。
転電機の回転子の上半分を断面で示した縦断面図。
【図5】従来のクローポール形回転電機の回転子の上半
分を断面で示した縦断面図。
分を断面で示した縦断面図。
1,1a,1b,1c,1d…シャフト、2…電機子鉄
心、3…電機子巻線、4,4a…回転子、5…爪状磁
極、6…非磁性リング、7…界磁鉄心、8…界磁巻線、
9…ギャップ、10…ブラケット、11…回路、12…
軸受、13…転動体、14…中間リング、15…中間
材。
心、3…電機子巻線、4,4a…回転子、5…爪状磁
極、6…非磁性リング、7…界磁鉄心、8…界磁巻線、
9…ギャップ、10…ブラケット、11…回路、12…
軸受、13…転動体、14…中間リング、15…中間
材。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5H002 AA02 AE02
5H619 AA01 BB01 BB06 BB13 BB18
PP21
Claims (4)
- 【請求項1】 ブラケットに固定された電機子鉄心と、
この電機子鉄心に挿入された電機子巻線と、前記ブラケ
ットに支持され界磁巻線を巻装した環状の界磁鉄心と、
前記電機子鉄心の内周側と前記界磁鉄心の外周側に各々
ギャップを介するようシャフトに嵌合され、前記界磁巻
線による起磁力により励磁される爪状磁極、および前記
爪状磁極と磁気的に絶縁され、異なる磁性に励磁される
爪状磁極が周方向に間隔を有して交互に配設される回転
子を有するクローポール形回転電機において、前記シャ
フトに非磁性材料を用いたことを特徴とするクローポー
ル形回転電機。 - 【請求項2】 ブラケットに固定された電機子鉄心と、
この電機子鉄心に挿入された電機子巻線と、前記ブラケ
ットに支持され界磁巻線を巻装した環状の界磁鉄心と、
前記電機子鉄心の内周側と前記界磁鉄心の外周側に各々
ギャップを介するようシャフトに嵌合され、前記界磁巻
線による起磁力により励磁される爪状磁極、および前記
爪状磁極と磁気的に絶縁され、異なる磁性に励磁される
爪状磁極が周方向に間隔を有して交互に配設される回転
子を有するクローポール形回転電機において、前記爪状
磁極と前記シャフトの間に非磁性材料の中間リングを嵌
合したことを特徴とするクローポール形回転電機。 - 【請求項3】 ブラケットに固定された電機子鉄心と、
この電機子鉄心に挿入された電機子巻線と、前記ブラケ
ットに支持され界磁巻線を巻装した環状の界磁鉄心と、
前記電機子鉄心の内周側と前記界磁鉄心の外周側に各々
ギャップを介するようシャフトに嵌合され、前記界磁巻
線による起磁力により励磁される爪状磁極、および前記
爪状磁極と磁気的に絶縁され、異なる磁性に励磁される
爪状磁極が周方向に間隔を有して交互に配設される回転
子を有するクローポール形回転電機において、前記爪状
磁極と前記シャフトの磁束が通る部分とを一体にして爪
状磁極とし、磁力線が通らない部分のシャフトを非磁性
材料としたことを特徴とするクローポール形回転電機。 - 【請求項4】 請求項3記載のクローポール形回転電機
において、前記シャフトを磁性材料とし、前記爪状磁極
と前記シャフトの間に非磁性材料の中間材を挿入したこ
とを特徴とするクローポール形回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002078263A JP2003284302A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | クローポール形回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002078263A JP2003284302A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | クローポール形回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003284302A true JP2003284302A (ja) | 2003-10-03 |
Family
ID=29228308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002078263A Pending JP2003284302A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | クローポール形回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003284302A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007148736A1 (ja) * | 2006-06-23 | 2007-12-27 | Ihi Corporation | 誘導子型同期機 |
CN102882352A (zh) * | 2012-10-29 | 2013-01-16 | 陕西捷普控制技术有限公司 | 一种超导爪极电机 |
JP2013162682A (ja) * | 2012-02-07 | 2013-08-19 | Jtekt Corp | 電動モータ |
-
2002
- 2002-03-20 JP JP2002078263A patent/JP2003284302A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007148736A1 (ja) * | 2006-06-23 | 2007-12-27 | Ihi Corporation | 誘導子型同期機 |
JP2008005654A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Ihi Corp | 誘導子型同期機 |
KR101024625B1 (ko) | 2006-06-23 | 2011-03-25 | 스미토모 덴키 고교 가부시키가이샤 | 유도자형 동기기 |
US7977844B2 (en) | 2006-06-23 | 2011-07-12 | Ihi Corporation | Inductor-type synchronous machine |
JP2013162682A (ja) * | 2012-02-07 | 2013-08-19 | Jtekt Corp | 電動モータ |
CN102882352A (zh) * | 2012-10-29 | 2013-01-16 | 陕西捷普控制技术有限公司 | 一种超导爪极电机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2799209B2 (ja) | 電気機械 | |
US5298827A (en) | Permanent magnet type dynamoelectric machine rotor | |
EP0991166A3 (en) | Reluctance type rotating machine with permanent magnets | |
JPS61280752A (ja) | 無刷子直流回転電機 | |
JP2000041367A (ja) | ハイブリッド励磁形同期機 | |
US20070007842A1 (en) | Self magnetizing motor and stator thereof | |
JPH08214478A (ja) | 永久磁石界磁方式回転電機 | |
JP2008228460A (ja) | 回転機及び回転機を製造する方法 | |
JP2924184B2 (ja) | 交流発電機 | |
JP2006087296A (ja) | 永久磁石モータ | |
JP2001025183A (ja) | 電動機のステータ | |
JP2002165391A (ja) | 同期電動機 | |
US20070132333A1 (en) | Self magnetizing motor and method for winding coils on stator thereof | |
JPH08126279A (ja) | ブラシレスdcモータ | |
JP2003284302A (ja) | クローポール形回転電機 | |
JP4093263B2 (ja) | 異方性ボンド磁石とそれを用いた直流モータ。 | |
JP2005269693A (ja) | 永久磁石モータ | |
JP6830073B2 (ja) | 回転電機 | |
JP2005094978A (ja) | クローポール形回転機 | |
JP2004215326A (ja) | ブラシ付き直流モータ | |
JPH11299150A (ja) | 永久磁石形電動機 | |
JPH1028356A (ja) | 回転電機の磁石式固定子の着磁方法 | |
JPH01103145A (ja) | 永久磁石回転子 | |
JPS6096162A (ja) | 永久磁石回転子 | |
JPH0638413A (ja) | 電動機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050524 |