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JP2003280689A - 再生装置及び省電力方法 - Google Patents

再生装置及び省電力方法

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Publication number
JP2003280689A
JP2003280689A JP2002081917A JP2002081917A JP2003280689A JP 2003280689 A JP2003280689 A JP 2003280689A JP 2002081917 A JP2002081917 A JP 2002081917A JP 2002081917 A JP2002081917 A JP 2002081917A JP 2003280689 A JP2003280689 A JP 2003280689A
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music
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battery
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Application number
JP2002081917A
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Kazuhiro Takashima
和宏 高島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002081917A priority Critical patent/JP3569266B2/ja
Priority to US10/378,969 priority patent/US7023778B2/en
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生装置において、バッテリの急速な消耗を
防ぎ、より長い再生時間を得られるようにする。 【解決手段】 複数のオーディオフォーマット(MP
3,WMA,AACなど)の音曲を再生可能な再生装置
において、制御部16は、電源部(バッテリ)17の電
圧レベルを検知し、検知された電圧レベルが閾値を下回
っている場合に、上記複数のオーディオフォーマットの
うち、所定値を超える消費電力を要するオーディオフォ
ーマットによる音曲再生を制限する。また、制御部16
は、検知された電圧レベルが閾値を下回っている場合
に、複数の音曲のうち、所定値を超える電力量を要する
音曲の再生を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音曲を再生する再
生装置及び省電力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体記憶装置やディスク装置など
にディジタルオーディオデータを記録し、その再生を行
うオーディオプレーヤが広く使用されるようになってき
ている。これらは、特にディジタル圧縮技術を用いてオ
ーディオデータの大きさを小さくすることにより、例え
ばCD1枚の曲をCDの記憶容量よりはるかに小さいフ
ラッシュメモリカードに保存したり、CD複数枚の圧縮
したデータをCD−Rに保存し、再生できるようになっ
ている。
【0003】フラッシュメモリカードを用いるプレーヤ
としては、SDカード、スマートメディア、コンパクト
フラッシュ(登録商標)等に対応するスロットを備えた
携帯型プレーヤがある。また、CD−Rを用いるプレー
ヤとしては、CDプレーヤー機能とMP3やWMAなど
の再生機能を有する携帯型プレーヤ、及びMP3再生機
能を有するDVDプレーヤーなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オーディオプレーヤに
よっては、複数のオーディオフォーマットに対応できる
ものがあり、種々なオーディオフォーマットに基づく音
曲を任意に選択して再生することが可能である。
【0005】しかしながら、オーディオフォーマットの
種類によっては音曲データの復号処理(伸張処理を含
む)などにおいて大きな消費電力を要するものがある。
そのようなオーディオフォーマットの種類による消費電
力の差を鑑みることなく、携帯型プレーヤでバッテリ駆
動により音曲を再生していると、バッテリ残量がすぐに
減ってしまうという問題がある。特に、バッテリ残量が
少ない状態で、大きな消費電力を要するオーディオフォ
ーマットの音曲を再生していると、バッテリ切れまでの
時間が非常に短くなってしまうという問題がある。
【0006】こうしたことから、バッテリ残量が少ない
状態において、バッテリの急速な消耗を防ぎ、より長い
再生時間を得られるようにする技術の提示が望まれる。
【0007】特開平7−65507号公報は、携帯型の
ディスク再生装置においてバッテリの寿命を延ばす技術
を開示している。しかし、この文献の技術は、記録媒体
からのデータの読み出しを停止している期間はサーボ制
御動作を停止させることにより、駆動電源として用いら
れるバッテリの寿命を延ばすというものであり、大きな
消費電力を要するオーディオフォーマットに起因するバ
ッテリ消耗の問題には何ら触れていない。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、バッテリの急速な消耗を防ぎ、より長い再生時間
を得られる再生装置及び省電力方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る再生装置
は、複数のオーディオフォーマットの音曲を再生可能な
再生装置において、バッテリの電圧レベルを検知する電
圧レベル検知手段と、前記電圧レベル検知手段で検知さ
れる電圧レベルが閾値を下回っている場合に、前記複数
のオーディオフォーマットのうち、所定値を超える消費
電力を要するオーディオフォーマットによる音曲再生を
制限する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る再生装置は、複数の音
曲を再生可能な再生装置において、バッテリの電圧レベ
ルを検知する電圧レベル検知手段と、前記電圧レベル検
知手段で検知される電圧レベルが閾値を下回っている場
合に、前記複数の音曲のうち、所定値を超える電力量を
要する音曲の再生を制限する制御手段とを具備すること
を特徴とする。
【0011】また、本発明に係る省電力方法は、複数の
オーディオフォーマットの音曲を再生可能な再生装置に
適用される省電力方法において、バッテリの電圧レベル
を検知し、検知された前記電圧レベルが閾値を下回って
いる場合に、前記複数のオーディオフォーマットのう
ち、所定値を超える消費電力を要するオーディオフォー
マットによる音曲再生を制限することを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る省電力方法は、複数の
音曲を再生可能な再生装置に適用される省電力方法にお
いて、バッテリの電圧レベルを検知し、検知された前記
電圧レベルが閾値を下回っている場合に、前記複数の音
曲のうち、所定値を超える電力量を要する音曲の再生を
制限することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0014】図1は、本発明の第1及び第2の実施形態
に係る音曲再生装置の外観を示す図である。
【0015】音曲再生装置1は、例えば携帯型の音楽プ
レーヤであり、複数の異なる種類のオーディオフォーマ
ット(MP3,WMA,AACなど)に対応でき、複数
の音曲を順次再生できる。この音曲再生装置1には、操
作部11、表示部12、スピーカ13、ヘッドフォン端
子14、スロット15などが備えられている。
【0016】操作部11は、音曲の再生、停止、一時停
止、早送り、巻き戻しなどを行なうための操作用ボタン
を備えている。
【0017】表示部12は、再生される音曲に関する情
報を表示するためのディスプレイである。
【0018】スピーカ13は、不適切な入力操作が行わ
れた場合やユーザに所定の警告を行なう必要がある場合
に、音声で通知する。
【0019】ヘッドフォン端子14は、再生される音曲
を聴くためのヘッドフォンを電気的に接続するための端
子である。
【0020】スロット15は、音曲データを記憶したメ
モリカードを着脱可能であり、メモリカードが装着され
た際には音曲データが装置内蔵の記録媒体に取り込まれ
る。
【0021】図2は、本発明の第1及び第2の実施形態
に係る音曲再生装置の内部構成を示すブロック図であ
る。
【0022】音曲再生装置1は、制御部16、電源部1
7、記録媒体18、復号部19、バッファメモリ20、
D/A(ディジタル/アナログ)変換部21、スピーカ
22を備えている。
【0023】制御部16は、音曲再生装置1の全体の制
御を司るものであり、記録媒体17からの音曲データの
読み出し処理や、復号部19での復号処理、バッファメ
モリでの一時記憶やデータ転送処理などに関する制御を
行なう。
【0024】特に、制御部16(第1の実施形態に対
応)は、電源部(バッテリ)17の電圧レベルを検知
し、検出された電圧レベルが閾値を下回っている場合
に、複数のオーディオフォーマットのうち、所定値を超
える消費電力を要するオーディオフォーマットによる音
曲再生を制限する機能(例えば、当該オーディオフォー
マットによる音曲再生を禁止する、もしくは当該オーデ
ィオフォーマットの音曲の頭出し部分のみを再生する等
といった機能)を有している。
【0025】また、制御部16(第2の実施形態に対
応)は、電源部(バッテリ)17の電圧レベルを検知
し、検出された電圧レベルが閾値を下回っている場合
に、複数の音曲のうち、所定値を超える電力量を要する
音曲の再生を制限する機能(例えば、当該音曲の再生を
禁止する、もしくは当該音曲の頭出し部分のみを再生す
る等といった機能)を有している。
【0026】電源部17は、電力を蓄積するバッテリを
備え、音曲再生装置1の各部に電力を供給するものであ
る。
【0027】記録媒体18は、フラッシュメモリカード
やCD−Rなどに相当し、音曲データ(オーディオデー
タ)やこれに付随する制御情報などを記憶している。
【0028】復号部19は、記録媒体18から読み出さ
れる音曲データを復号化(圧縮されたデータを伸張する
処理を含む)するものである。ここでの読み出し処理
は、制御部16の制御のもとで間欠的に行われる。
【0029】バッファメモリ20は、復号部19により
復号化された音曲データを一時的に蓄積(記憶)するも
のである。このバッファメモリ20は、記録媒体18か
らの読み出し処理や復号処理における音曲データの遅延
を吸収する。バッファメモリ20に一旦蓄積された音曲
データは再生に必要な一定のデータ転送速度でD/A変
換部21に送られる。
【0030】D/A(ディジタル/アナログ)変換部2
1は、バッファメモリ20から読み出される音曲データ
をディジタルデータからアナログ信号に変換するもので
ある。
【0031】スピーカ22は、D/A変換部21から出
力されるアナログ信号を人間が聴取可能な音波に変換し
て出力するものである。なお、スピーカー部22は、内
蔵スピーカーもしくは外部接続のヘッドフォンに相当す
る。
【0032】(第1の実施形態)以下、第1の実施形態
に関して説明する。
【0033】図3は、本発明の第1の実施形態による制
御部16の機能構成を説明するためのブロック図であ
る。
【0034】制御部16は、ソフトウェアとして実現さ
れる主制御部31、ファイルテーブル32、再生可否判
定部33、オーディオフォーマット/消費電力の対応テ
ーブル34、バッテリ電圧の閾値/消費電力の閾値の対
応テーブル35、電圧レベル検知部36、再生不可通知
部37、再生処理制御部38、及びハードウェアとして
実現されるセンサ39を備えている。
【0035】主制御部31は、本装置の再生モードとな
った場合などにおいては、再生可否判定部33に対し、
ファイルテーブル32に示される内容(使用するオーデ
ィオフォーマットの種類など)の通知や再生可否の問合
せを行なう機能を有する。
【0036】また、主制御部31は、再生可否判定部3
3から、オーディオフォーマット毎の音曲再生の可否を
通知を受けて、使用不可のオーディオフォーマットに関
する通知処理を行なうよう再生不可通知部37に指示し
たり、使用可能なオーディオフォーマットによる再生処
理の制御を再生処理制御部38に指示したりする。
【0037】ファイルテーブル32は、本装置の記録媒
体18上の音曲データに関する情報(オーディオフォー
マットの種類、各音曲の番号・再生時間など)を保持し
ている。当該情報は、主制御部31もしくは再生可否判
定部33により参照される。
【0038】再生可否判定部33は、主制御部31から
知得されるファイルテーブル32の内容に基づき、オー
ディオフォーマットと消費電力との対応関係を示す情報
をテーブル34上に形成する。
【0039】また、再生可否判定部33は、電圧レベル
検知部36から知得されるバッテリの電圧レベルが閾値
を下回っていることを検出した場合に、テーブル34,
35を参照することにより、所定値を超える消費電力を
要するオーディオフォーマットがどれであるかを判定
し、その判定結果を主制御部31に通知する機能を有す
る。
【0040】オーディオフォーマット/消費電力の対応
テーブル34は、図4に示されるように、本装置で使用
する複数のオーディオフォーマットA〜Cと、当該オー
ディオフォーマットで音曲再生を行なった場合の消費電
力の値D〜F(但し、D>E>F)との対応関係が示さ
れている。上記オーディオフォーマットA〜Cの種類と
しては、例えばMP3,WMA,AAC(いずれも音声
圧縮技術を使用した規格)、PCM(音声圧縮技術を使
用していない規格)が挙げられる。
【0041】バッテリ電圧の閾値/消費電力の閾値の対
応テーブル35は、図5に示されるように、バッテリの
残量低下の目安として予め設定した複数の(2段階の)
バッテリ電圧の閾値X,Y(但し、X>Y)と、当該閾
値に対応して設定した消費電力の値Z,W(但し、Z>
W)との対応関係が示されている。この場合、消費電力
の値Z,Wとしては、例えばD>Z>E>W>Fという
関係が成立するような値に設定されているものとする。
【0042】電圧レベル検知部36は、センサ39から
送られてくる検出結果に基づいて電圧レベルを検知し、
その電圧レベルを示すデータを再生可否判定部33へ送
るものである。
【0043】再生不可通知部37は、主制御部31から
の指示に従って、再生不可のオーディオフォーマットに
関する通知処理を行なうものである。この場合の通知
は、図1に示した表示部12を通じて表示を行なうよう
にしてもよく、また同時にスピーカ13を通じて音声で
行なうようにしてもよい。
【0044】再生処理制御部38は、主制御部31から
の指示に従って、再生可能なオーディオフォーマットに
よる再生処理の制御を行なうものである。この場合の再
生処理制御部38は、再生不可のオーディオフォーマッ
トの曲は再生せずにスキップし、再生可能なオーディオ
フォーマットの曲のみを順次再生するよう制御する。
【0045】センサ39は、電源部17のバッテリ残量
(電圧レベル)を検出するものであり、その検出結果は
電圧レベル検知部36に送られるようになっている。
【0046】次に、図6を参照して、同実施形態による
省電力制御の動作を説明する。
【0047】制御部16は、ユーザの操作に応じて本装
置が再生モードになったことを検出すると(ステップA
1)、バッテリの電圧に応じた省電力制御を開始する。
【0048】まず、制御部16は、バッテリの電圧レベ
ルBLが第1の閾値Xを下回っているか否かを判定する
(ステップA2)。
【0049】上記ステップA2において、バッテリの電
圧レベルBLが第1の閾値Xを下回っていなければ、通
常通りの再生が行われることになる(ステップA3)。
一方、下回っていれば、次の判定処理(ステップA4)
に移る。
【0050】即ち、制御部16は、バッテリの電圧レベ
ルBLが第2の閾値Yを下回っているか否かを判定する
(ステップA4)。
【0051】上記ステップA4において、バッテリの電
圧レベルBLが第2の閾値Yを下回っていなければ、バ
ッテリの電圧レベルBLは、「X>BL>Y」(バッテ
リ残量が少ない)の状態にある。このとき制御部16
は、図5及び図4の各テーブルを参照することにより、
バッテリ電圧の閾値Xに対応する消費電力の閾値Zより
も大きい消費電力Dを要するオーディオフォーマットA
の音曲は再生しないものと決定し、オーディオフォーマ
ットA以外のオーディオフォーマットの音曲を再生する
よう制御する(ステップA5)。
【0052】上記ステップA4において、バッテリの電
圧レベルBLが第2の閾値Yを下回っていれば、バッテ
リの電圧レベルBLは、「BL<Y」(バッテリ残量が
かなり少ない)の状態にある。このとき制御部16は、
図5及び図4の各テーブルを参照することにより、バッ
テリ電圧の閾値Yに対応する消費電力の閾値Wよりも大
きい消費電力D,Eを要するオーディオフォーマット
A,Bの音曲は再生しないものと決定し、オーディオフ
ォーマットA,B以外のオーディオフォーマットの音曲
を再生するよう制御する(ステップA6)。
【0053】このように第1の実施形態によれば、オー
ディオフォーマットごとの消費電力の違いに鑑み、制御
部16における制御として、バッテリ残量が低下した場
合に消費電力の大きいオーディオフォーマットによる音
曲再生を制限しているので、バッテリ残量低下時の再生
の安定化およびバッテリ使用時間の長時間化を実現でき
る。また、バッテリ電圧の閾値を複数段階に分けて設定
しているので、より細やかで柔軟な省電力制御を実現で
きる。
【0054】(第2の実施形態)以下、第2の実施形態
に関して説明する。
【0055】図7は、本発明の第2の実施形態による制
御部16の機能構成を説明するためのブロック図であ
る。なお、前述した第1の実施形態(図3)と共通する
構成要素には同一符号を付している。
【0056】第1の実施形態(図3)と異なる構成要素
は、図7中に示される「曲/再生時間/電力量の対応テ
ーブル41」及び「バッテリ電圧の閾値/電力量の閾値
の対応テーブル42」である。
【0057】この第2の実施形態では、主制御部31
は、本装置の再生モードとなった場合などにおいては、
再生可否判定部33に対し、ファイルテーブル32に示
される内容(オーディオフォーマットや、再生する各音
曲の番号・再生時間・再生順序など)の通知や再生可否
の問合せを行なう機能を有する。また、主制御部31
は、再生可否判定部33から、音曲毎の再生の可否を通
知を受けて、再生不可の音曲に関する通知処理を行なう
よう再生不可通知部37に指示したり、再生可能な音曲
の再生処理の制御を再生処理制御部38に指示したりす
る。
【0058】再生可否判定部33は、主制御部31から
知得されるファイルテーブル32の内容に基づき、音曲
と再生時間と電力量との対応関係を示す情報をテーブル
41上に形成する。この場合、各音曲の電力量は、例え
ば次の式により算出される。
【0059】(音曲の電力量)=(オーディオフォーマ
ットの電力)×(再生時間) なお、記録憶媒体を交換したり曲データを追加した際に
も、新規の音曲について電力量を適宜算出し、テーブル
41上に反映させるようにする。また、音曲の電力量の
算出は、再生可否判定部33以外の要素で行なうように
しても構わない。
【0060】また、再生可否判定部33は、電圧レベル
検知部36から知得されるバッテリの電圧レベルが閾値
を下回っていることを検出した場合に、テーブル41,
42を参照することにより、所定値を超える電力量を要
する音曲がどれであるかを判定し、その判定結果を主制
御部31に通知する機能を有する。
【0061】曲/再生時間/電力量の対応テーブル41
は、図8に示されるように、本装置で再生する音曲の番
号No.1,2,3,4,5…と、当該音曲の再生時間
と、当該音曲を再生した場合の電力量b,h,f,j,
a…(但し、a>b>c>d>e…)との対応関係が示
されている。
【0062】バッテリ電圧の閾値/電力量の閾値の対応
テーブル42は、図9に示されるように、バッテリの残
量低下の目安として予め設定した複数の(2段階の)バ
ッテリ電圧の閾値P,Q(但し、P>Q)と、当該閾値
に対応して設定した電力量R,S(但し、R>S)との
対応関係が示されている。この場合、電力量R,Sとし
ては、例えばa>R>b>S>cという関係が成立する
ような値に設定されているものとする。
【0063】電圧レベル検知部36は、前述した第1の
実施形態の場合と同様、センサ39から送られてくる検
出結果に基づいて電圧レベルを検知し、その電圧レベル
を示すデータを再生可否判定部33へ送る。
【0064】再生不可通知部37は、主制御部31から
の指示に従って、再生不可の音曲に関する通知処理を行
なう。この場合の通知は、図1に示した表示部12を通
じて表示を行なうようにしてもよく、また同時にスピー
カ13を通じて音声で行なうようにしてもよい。
【0065】再生処理制御部38は、主制御部31から
の指示に従って、再生可能な音曲の再生処理の制御を行
なう。この場合の再生処理制御部38は、再生不可の音
曲は再生せずにスキップし、再生可能な音曲のみを順次
再生するよう制御する。
【0066】センサ39は、前述した第1の実施形態の
場合と同様、電源部17のバッテリ残量(電圧レベル)
を検出するものであり、その検出結果は電圧レベル検知
部36に送られるようになっている。
【0067】次に、図10を参照して、同実施形態によ
る省電力制御の動作を説明する。
【0068】制御部16は、ユーザの操作に応じて本装
置が再生モードになったことを検出すると(ステップB
1)、バッテリの電圧に応じた省電力制御を開始する。
【0069】まず、制御部16は、バッテリの電圧レベ
ルBLが第1の閾値Pを下回っているか否かを判定する
(ステップB2)。
【0070】上記ステップB2において、バッテリの電
圧レベルBLが第1の閾値Pを下回っていなければ、通
常通りの再生が行われることになる(ステップB3)。
一方、下回っていれば、次の判定処理(ステップB4)
に移る。
【0071】即ち、制御部16は、バッテリの電圧レベ
ルBLが第2の閾値Qを下回っているか否かを判定する
(ステップB4)。
【0072】上記ステップB4において、バッテリの電
圧レベルBLが第2の閾値Qを下回っていなければ、バ
ッテリの電圧レベルBLは、「P>BL>Q」(バッテ
リ残量が少ない)の状態にある。このとき制御部16
は、図9及び図8の各テーブルを参照することにより、
バッテリ電圧の閾値Pに対応する電力量の閾値Rよりも
大きい電力量aを要するNo.5の音曲は再生しないも
のと決定し、No.5の音曲以外の音曲を再生するよう
制御する(ステップB5)。
【0073】上記ステップB4において、バッテリの電
圧レベルBLが第2の閾値Qを下回っていれば、バッテ
リの電圧レベルBLは、「BL<Q」(バッテリ残量が
かなり少ない)の状態にある。このとき制御部16は、
図9及び図8の各テーブルを参照することにより、バッ
テリ電圧の閾値Qに対応する消費電力の閾値Sよりも大
きい電力量a,bを要するNo.5,No.1の音曲は
再生しないものと決定し、No.5,No.1の音曲以
外の音曲を再生するよう制御する(ステップB6)。
【0074】このように第2の実施形態によれば、音曲
ごとの電力量の違いに鑑み、制御部16における制御と
して、バッテリ残量が低下した場合に電力量の大きい音
曲の再生を制限しているので、バッテリ残量低下時の再
生の安定化およびバッテリ使用時間の長時間化を実現で
きる。また、バッテリ電圧の閾値を複数段階に分けて設
定しているので、より細やかで柔軟な省電力制御を実現
できる。
【0075】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種
々変形して実施することが可能である。例えば、上述の
第1の実施形態に示した省電力制御と、第2の実施形態
に示した省電力制御とを、組み合わせて実行することも
可能である。
【0076】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、再
生装置においてバッテリの急速な消耗を防ぎ、より長い
再生時間を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施形態に係る音曲再
生装置の外観を示す図。
【図2】本発明の第1及び第2の実施形態に係る音曲再
生装置の内部構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施形態による制御部の機能構
成を説明するためのブロック図。
【図4】同実施形態におけるオーディオフォーマット/
消費電力の対応テーブルを説明するための図。
【図5】同実施形態におけるバッテリ電圧の閾値/消費
電力の閾値の対応テーブルを説明するための図。
【図6】同実施形態による省電力制御の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図7】本発明の第2の実施形態による制御部の機能構
成を説明するためのブロック図。
【図8】同実施形態における曲/再生時間/電力量の対
応テーブルを説明するための図。
【図9】同実施形態におけるバッテリ電圧の閾値/電力
量の閾値の対応テーブルを説明するための図。
【図10】同実施形態による省電力制御の動作を説明す
るためのフローチャート。
【符号の説明】
1…音曲再生装置 11…操作部 12…表示部 13…スピーカ 14…ヘッドフォン端子 15…スロット 16…制御部 17…電源部 18…記録媒体 19…復号部 20…バッファメモリ 21…D/A変換部 22…スピーカ 31…主制御部 32…ファイルテーブル 33…再生可否判定部 34…オーディオフォーマット/消費電力の対応テーブ
ル 35…バッテリ電圧の閾値/消費電力の閾値の対応テー
ブル 36…電圧レベル検知部 37…再生不可通知部 38…再生処理制御部 39…センサ 41…曲/再生時間/電力量の対応テーブル 42…バッテリ電圧の閾値/電力量の閾値の対応テーブ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のオーディオフォーマットの音曲を
    再生可能な再生装置において、 バッテリの電圧レベルを検知する電圧レベル検知手段
    と、 前記電圧レベル検知手段で検知される電圧レベルが閾値
    を下回っている場合に、前記複数のオーディオフォーマ
    ットのうち、所定値を超える消費電力を要するオーディ
    オフォーマットによる音曲再生を制限する制御手段とを
    具備することを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のオーディオフォーマットと個
    々の消費電力との対応関係を示す第1の情報を保持する
    手段と、 前記電圧レベルの閾値と消費電力の閾値との対応関係を
    示す第2の情報を保持する手段とを更に具備し、 前記制御手段は、前記第1及び第2の情報を用いること
    により、音曲再生を制限すべきオーディオフォーマット
    を決定することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の情報においては、閾値が異な
    る複数の対応関係が示されていることを特徴とする請求
    項2記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、音曲再生を制限するオ
    ーディオフォーマットに関する情報を表示もしくは音声
    により通知する手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 複数の音曲を再生可能な再生装置におい
    て、 バッテリの電圧レベルを検知する電圧レベル検知手段
    と、 前記電圧レベル検知手段で検知される電圧レベルが閾値
    を下回っている場合に、前記複数の音曲のうち、所定値
    を超える電力量を要する音曲の再生を制限する制御手段
    とを具備することを特徴とする再生装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の音曲と個々の電力量との対応
    関係を示す第1の情報を保持する手段と、 前記電圧レベルの閾値と電力量の閾値との対応関係を示
    す第2の情報を保持する手段とを更に具備し、 前記制御手段は、前記第1及び第2の情報を用いること
    により、再生を制限すべき音曲を決定することを特徴と
    する請求項5記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記複数の音曲の個々
    の電力量を、個々の再生時間から算出する手段を有する
    ことを特徴とする請求項6記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の情報においては、閾値が異な
    る複数の対応関係が示されていることを特徴とする請求
    項6記載の再生装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、再生を制限する音曲に
    関する情報を表示もしくは音声により通知する手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 複数のオーディオフォーマットの音曲
    を再生可能な再生装置に適用される省電力方法におい
    て、 バッテリの電圧レベルを検知し、 検知された前記電圧レベルが閾値を下回っている場合
    に、前記複数のオーディオフォーマットのうち、所定値
    を超える消費電力を要するオーディオフォーマットによ
    る音曲再生を制限することを特徴とする省電力方法。
  11. 【請求項11】 複数の音曲を再生可能な再生装置に適
    用される省電力方法において、 バッテリの電圧レベルを検知し、 検知された前記電圧レベルが閾値を下回っている場合
    に、前記複数の音曲のうち、所定値を超える電力量を要
    する音曲の再生を制限することを特徴とする省電力方
    法。
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