JP2003279102A - 空気調和機のタイマー制御システム - Google Patents
空気調和機のタイマー制御システムInfo
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- JP2003279102A JP2003279102A JP2002085232A JP2002085232A JP2003279102A JP 2003279102 A JP2003279102 A JP 2003279102A JP 2002085232 A JP2002085232 A JP 2002085232A JP 2002085232 A JP2002085232 A JP 2002085232A JP 2003279102 A JP2003279102 A JP 2003279102A
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Abstract
き、あるいは入り時刻に室温が低く冷房する必要のない
ときに電気エネルギーを無駄に消費することなく制御で
きる空気調和機のタイマー制御システムを提供する。 【解決手段】 予め設定した時刻に運転を開始させる入
りタイマー機能を有する空気調和機のタイマー制御シス
テムであって、設定した時刻になり、かつ、暖房運転時
には室温が暖房用入り温度より低いときに運転を開始す
る入り温度開始機能を備えた。
Description
ー制御技術に係り、特に、消費電力の低減を図る空気調
和機の制御システムに関する。
運転は、予め冷房・暖房等の運転モード、希望する室温
を設定する設定温度及び運転の入り時刻を設定してお
き、入り時刻になったとき、運転モード及び設定温度に
したがって空気調和機の運転を開始するものである。
動作の一例を示したタイムチャートであり、横軸に時間
を表し、縦軸に室温を表している。また空気調和機のオ
ンとオフの状態を対比させ示している。なお、従来の空
気調和機においては一般に、入りタイマー機能と切りタ
イマー機能とが設けられている。
前日の就寝前に「次の日は寒いだろう」ということを想
定し、暖房運転モードで設定温度を18℃、入り時刻
(運転開始時刻)をAM6:00、切り時刻をAM8:
00に設定する。そして、当日のAM6:00になると
空気調和機の運転を開始する。このとき室温が、例えば
17℃であると、室内は暖房され室温が上昇する。室温
が上昇し設定温度を超えた時点で暖房機能が停止され送
風だけの運転になる。そして、室温が下降し設定温度未
満になると再び暖房機能が作動され室内が暖房される。
このように暖房運転と送風運転とが交互に繰返えされて
室温が18℃に保たれる。その後、切り時刻AM8:0
0になると空気調和機の運転が停止される。
図8に示すように、当日のAM6:00の気温が高く設
定温度18℃を越え、「別に暖房しなくても良かったの
に・・」と思うときにも、空気調和機は暖房モードでの
運転(送風運転)を開始する。そのため、入り時刻から
切り時刻に至るまで、室内ファンが作動するなど電気エ
ネルギーを無駄に消費していた。
されたものであり、入り時刻に室温が高く暖房する必要
のない場合、あるいは入り時刻に室温が低く冷房する必
要のない場合など入り時刻にユーザーが体感的に満足で
きる室温に達していたときには電気エネルギー等を無駄
に消費することなく制御できる空気調和機のタイマー制
御システムを提供することにある。
に、請求項1に記載の発明は、予め設定した時刻に運転
を開始させる入りタイマー機能を有する空気調和機のタ
イマー制御システムであって、設定した時刻になり、か
つ、室温が所定の温度に達しないときに運転を開始する
入り温度開始機能を備えたことを特徴とする。
の空気調和機のタイマー制御システムにおいて、前記入
り温度開始機能は、暖房運転時には室温が暖房用入り温
度より低いときに運転を開始することを特徴とする。
2に記載の空気調和機のタイマー制御システムにおい
て、前記入り温度開始機能は、冷房運転時には室温が冷
房用入り温度より高いときに運転を開始することを特徴
とする。
3に記載の空気調和機のタイマー制御システムにおい
て、前記暖房用入り温度または冷房用入り温度は、予め
設定することを特徴とする。
3に記載の空気調和機のタイマー制御システムにおい
て、前記暖房用入り温度または冷房用入り温度は、室温
制御用の設定温度に連動して自動的に設定されることを
特徴とする。
いずれかに記載の空気調和機のタイマー制御システムに
おいて、前記入り温度開始機能は、入りタイマー機能、
入り切りタイマー機能等の通常のタイマー機能と選択的
に切替え可能であることを特徴とする。
の空気調和機のタイマー制御システムにおいて、前記機
能選択用の切替え手段は、空気調和機の制御装置もしく
はリモートコントローラに組み込まれていることを特徴
とする。
面に基づいて説明する。図1は、本発明が適用される空
気調和機の具体的な構成を示す冷媒配管系統図である。
及び室内機3と、この空気調和機1の運転制御を行うた
めの制御装置4と、この制御装置4に運転制御指令を与
える操作手段としてのリモートコントローラ5とを備え
ている。
の室内冷媒配管7とは、ユニット間配管11、12を介
して連結されている。室外機2は室外に設置され、室外
冷媒配管6に圧縮機13が配設され、この圧縮機13の
吸込側にアキュムレータ14が、吐出側に四方弁15が
室外冷媒配管6を介してそれぞれ接続され、この四方弁
15に室外熱交換器16が室外冷媒配管6を介して接続
されて構成される。室外熱交換器16には、この室外熱
交換器16へ向かって送風する室外ファン17が隣接し
て配置されている。
媒配管7に室内熱交換器18が配設されるとともに、室
内冷媒配管7において室内熱交換器18の近傍に電動膨
張弁22が配設されて構成される。前記室内熱交換器1
8には、この室内熱交換器18へ送風する室内ファン2
3が隣接して配置されている。
図である。前記制御装置4は、室外機2及び室内機3の
運転を制御する。具体的には、リモートコントローラ5
等の操作部5aが操作されることによって設定温度と室
内温度(室内機に設けられる室温センサー25にて検
出)との差に基づいて、室外機2における圧縮機13、
四方弁15及び室外ファン17、並びに室内機3におけ
る電動膨張弁22及び室内ファン23をそれぞれ制御す
る。
弁15が切り換えられることにより、空気調和機1が冷
房運転または暖房運転に設定される。つまり、制御装置
4が四方弁15を冷房側に切り換えたときには、冷媒が
実線矢印の如く流れ、室外熱交換器16が凝縮器に、室
内熱交換器18が蒸発器になって冷房運転状態となり、
室内が冷房される。また、制御装置4が四方弁15を暖
房側に切り換えたときには、冷媒が破線矢印の如く流
れ、室内熱交換器18が凝縮器に、室外熱交換器16が
蒸発器になって暖房運転状態となり、室内が暖房され
る。
負荷に応じて、室内機3における電動膨張弁22の開度
を調整し、室内機3における室内ファン23のファン駆
動系を制御する。そして、この制御装置4による室内温
度の制御運転には、圧縮機13及び室内ファン23を設
定温度に達するまでオン動作させる「サーモオン」と、
設定温度に達した後に圧縮機13をオフ動作させて室内
ファン23のみオン動作させる「サーモオフ」とを交互
に繰返す「サーモ運転」が採用されている。
トローラ5からの入力信号を受けて所定時間経過後に運
転を開始させる入りタイマー運転、入りタイマー運転後
の継続運転、切りタイマー運転等、各種タイマー運転を
制御するタイマー制御手段4aが備えられている。そし
て、このタイマー制御手段4aには、入りタイマー機能
に付随して、予め設定される温度により運転を開始する
入り温度が設けられ、暖房運転時には、室温が暖房用入
り温度より低く、かつ入り時刻(運転開始時刻)を経過
したときに運転を開始し、冷房運転時には、室温が冷房
用入り温度より高く、かつ入り時刻を経過したときに運
転を開始する入り温度開始機能が具備されている。
た入り時刻になると、入り温度と室温とを比較し、暖房
運転時に室温が暖房用入り温度より高いときには空気調
和機1の運転を停止したままにし、室温を監視しながら
待機する。そして室温が暖房用入り温度より低くなった
時点で運転を開始するようにしている。また、同様に、
冷房運転時に室温が冷房用入り温度より低いときには空
気調和機1の運転を停止したままにし、室温を監視しな
がら待機する。そして室温が冷房用入り温度より高くな
った時点で運転を開始するようにしている。
しなくても良かったと思う温度であり、冷房用入り温度
は、ユーザーが冷房しなくても良かったと思う温度であ
る。これら入り温度は、例えばリモートコントローラ5
の操作部5aにて操作設定される。
マー機能、入り切りタイマー機能等の通常のタイマー機
能と選択的に切替え可能とされている。本実施形態で
は、この機能選択用の切替え手段24が、例えばリモー
トコントローラ5に組み込まれている。
機能を伴う入りタイマー機能の作用を説明する。図3
は、タイマー運転の制御動作を示すフローチャートであ
り、図4、図5は、入りタイマー機能による運転動作の
2つの例を示したタイムチャートである。なお、以下の
説明では入りタイマー機能の他に切りタイマー機能を備
えている。
の操作によって運転モード、設定温度、入り時刻、切り
時刻、入り温度を設定し、その信号を制御装置4に送信
する。これらの信号が制御装置4に入力される。そし
て、操作部5aの運転スイッチ(図示せず)がオンされ
ると、タイマー運転制御が開始される(S1)。次に制
御装置4は空気調和機1が運転中か否かを判断し(S
2)、運転中でなければ、入り時刻が予約設定されてい
るか否かが判断される(S3)。入り時刻が設定されて
いれば入りタイマー運転が開始される。このタイマー運
転開始直後から、制御装置4において設定時間の経過が
継続的に判断される(S4)。そして、設定時間が経過
して入り時刻、例えばAM6:00になると(YE
S)、暖房・冷房等の運転モードの判断(S5)がなさ
れ、暖房と判断した場合には、次に室温が暖房用入り温
度に比べて低いか否かが判断される(S6)。
い場合には、図4に示すように、制御装置4は運転開始
信号を出力せず、空気調和機1を停止状態に維持し、か
つ室温を監視しながら待機している。そして、図5に示
すように、室温が暖房用入り温度未満(YES)になっ
た時点で室外機2及び室内機3に運転開始信号が出力さ
れ、例えば暖房サーモ運転が開始される(S7)。
の状態が継続し、次第に室内温度が上昇してゆき、設定
温度に達したら制御装置4はサーモオフし、設定温度に
基づく室温制御を行い、暖房サーモ運転が継続される。
御装置4はステップS2に移行し運転中であると判断
(YES)する。次に運転切り時刻が予約設定されてい
るか否かが判断される。切り時刻が設定されていればこ
の切り時刻まで、暖房サーモ運転が継続される。次に切
り時刻になったか否かが判断され(S9)、切り時刻
(YES)、例えばAM8:00になった時点で、室外
機2及び室内機3に運転停止信号が出力され運転を停止
する(S10)。
の判断で冷房と判断した場合には、次に室温が冷房用入
り温度に比べて高いか否かを判断する(S11)。室温
が冷房用入り温度に比べて低い場合(NO)、制御装置
4は運転開始信号を出力せず、空気調和機1を停止状態
に維持し、室温を監視しながら待機している。そして、
室温が冷房用入り温度を超えた(YES)時点で室外機
2及び室内機3に運転開始信号を出力し、例えば冷房サ
ーモ運転が開始される(S7)。
イマー制御システムによれば、暖房運転モードの場合、
入りタイマーによる運転開始時の室温が暖房用入り温度
より高いときには、空気調和機の運転を停止状態に維持
し、室温が設定温度より低いとき、または低くなると運
転を開始するので、運転開始が遅れた分、室内ファン2
3等の消費電力を消費せず、ランニングコストを低減す
ることができる。
ーによる運転開始時の室温が設定温度より低いときに
は、空気調和機の運転を停止状態に維持し、室温が設定
温度より高いとき、または高くなると運転を開始するの
で、運転開始が遅れた分ランニングコストを低減するこ
とができる。
ローラ5等には、この入り温度開始機能と、入りタイマ
ー機能、入り切りタイマー機能等の通常のタイマー機能
とを選択的に切替え可能である切替え手段24を設け、
必要に応じて切替えるものである。
能について説明したが、入り温度の設定が煩わしいユー
ザーのために、室温制御用の設定温度に連動して、例え
ば、設定温度より少し(例えば4℃)低い暖房用入り温
度、及び設定温度より少し(例えば4℃)高い冷房用入
り温度を設けるようにした自動入り温度開始機能を設け
るようにしても良い。
したが、本発明はこれに限定されるものではない。
り温度開始機能を空気調和機で説明しているが、例えば
ガスや石油を燃料とする温風暖房機に用いても良い。
成を示すブロック図である。制御装置31には、入力側
に操作部32及び室温検出装置33が接続され、出力側
に燃焼用モータ34、対流用モータ35、電磁ポンプ3
6、及び表示部37が接続され、入り温度開始機能が設
けられている。
によって制御装置31は、設定温度と室温検出装置33
で検出される室内温度との差に基づいて、燃焼用モータ
34、対流用モータ35、及び電磁ポンプ36等をそれ
ぞれ制御する。
室温が暖房用入り温度より高い場合には、タイマー制御
システムの入り温度開始機能により、温風暖房機の運転
を停止状態に維持するので、運転開始が遅れた分、燃焼
用モータ34、対流用モータ35、及び電磁ポンプ36
等の消費電力を消費せず、また、ガス・石油等の燃料消
費を防ぐことでランニングコストを低減することができ
る。
調和機のタイマー制御システムによれば、入り温度開始
機能を設けたことにより、入りタイマーによる空気調和
機の運転開始時の室温が空調することなくユーザーが満
足できるような室温である場合には、空気調和機の運転
を開始しないことにより、無駄な運転を止めて電気代や
燃料費等のランニングコストを低減することができる。
配管系統図である。
である。
である。
たタイムチャートである。
ートである。
ク図である。
を示したタイムチャートである。
ートである。
Claims (7)
- 【請求項1】 予め設定した時刻に運転を開始させる入
りタイマー機能を有する空気調和機のタイマー制御シス
テムであって、設定した時刻になり、かつ、室温が所定
の温度に達しないときに運転を開始する入り温度開始機
能を備えたことを特徴とする空気調和機のタイマー制御
システム。 - 【請求項2】 前記入り温度開始機能は、暖房運転時に
は室温が暖房用入り温度より低いときに運転を開始する
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機のタイマ
ー制御システム。 - 【請求項3】 前記入り温度開始機能は、冷房運転時に
は室温が冷房用入り温度より高いときに運転を開始する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機
のタイマー制御システム。 - 【請求項4】 前記暖房用入り温度または冷房用入り温
度は、予め操作設定することを特徴とする請求項2また
は3に記載の空気調和機のタイマー制御システム。 - 【請求項5】 前記暖房用入り温度または冷房用入り温
度は、室温制御用の設定温度に連動して自動的に設定さ
れることを特徴とする請求項2または3に記載の空気調
和機のタイマー制御システム。 - 【請求項6】 前記入り温度開始機能は、入りタイマー
機能、入り切りタイマー機能等の通常のタイマー機能と
選択的に切替え可能であることを特徴とする請求項1〜
4のいずれかに記載の空気調和機のタイマー制御システ
ム。 - 【請求項7】 前記機能選択用の切替え手段は、空気調
和機の制御装置もしくはリモートコントローラに組み込
まれていることを特徴とする請求項6に記載の空気調和
機のタイマー制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085232A JP3920678B2 (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085232A JP3920678B2 (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003279102A true JP2003279102A (ja) | 2003-10-02 |
JP3920678B2 JP3920678B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=29232261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3920678B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016130624A (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-21 | 株式会社デンソー | 全館温調システム |
JP2016196983A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 設備管理装置、設備管理方法、プログラム |
JP2021148403A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 大阪瓦斯株式会社 | 暖房システム |
-
2002
- 2002-03-26 JP JP2002085232A patent/JP3920678B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016130624A (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-21 | 株式会社デンソー | 全館温調システム |
JP2016196983A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 設備管理装置、設備管理方法、プログラム |
JP2021148403A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 大阪瓦斯株式会社 | 暖房システム |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3920678B2 (ja) | 2007-05-30 |
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