JP2003273047A - 研磨装置および研磨方法 - Google Patents
研磨装置および研磨方法Info
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Abstract
具合を検知する。 【解決手段】 ウェハ5の外周を囲むように配置された
リテーナーリング7の表面位置を測定するセンサ11
a,11bを備え、リテーナーリング7の表面位置が所
定位置よりも高い場合には、ゴムチューブ6にエアーを
供給して、リテーナーリング7を厚み方向に移動させ
る。リテーナーリング7の片削れが発生した場合には、
リテーナーリング7を研磨して平坦化する。
Description
係り、特に研磨装置および研磨方法に関する。
の断面図である。図4において、参照符号2はキャリア
ヘッド、3はキャリアヘッド2に固定された金属板、4
は金属板3上に配置されたバッキングフィルム、5は基
板としてのウェハ、7はキャリアヘッド2に固定された
リテーナーリングを示している。図4に示すように、ウ
ェハ5の外周を囲むようにリテーナーリング7が配置さ
れている。このリテーナーリング7は、研磨中にウェハ
5の飛び出し(スリップアウト)を防止するとともに、
図示しない研磨パッドとウェハ5外周部との接触位置、
すなわち研磨パッドの跳ね返り位置を調節するためのも
のである。
れるとともに、徐々に削れていく。具体的には、図5に
示すように、リテーナーリング7の厚みは、交換直後
(初期)の厚みAから、ウェハ5の研磨を続けていくう
ちに厚みBにまで減少する。リテーナーリング7が厚み
Bになると、リテーナーリング7の表面7aからウェハ
5の表面5aまでの距離C(以下、「ウェハ飛び出し
量」という。)が大きくなってしまう。このため、研磨
中にウェハ5がスリップアウトしやすくなってしまう。
そこで、リテーナーリング7を周期的に交換する必要が
ある。
ナーリング7は、値段が高額であるにも関わらず、一般
的にライフタイムが短い。このため、半導体装置の製造
コストが高くなってしまうという問題があった。また、
リテーナーリング7の交換は、キャリアヘッド2の分解
作業を伴うため、研磨装置のダウンタイムが長くなり、
稼働率が低くなってしまう問題があった。
合には、リテーナーリング7は全体的にほぼ均一に削れ
ていくが(図6(a)参照)、ランニング枚数が増加す
ると、リテーナーリング7の内側と外側での削れ量が異
なる、いわゆる片削れが発生してしまう(図6(b)参
照)。図6(b)に示すようにリテーナーリング7の片
削れが発生してしまうと、上述した研磨パッドの跳ね返
り位置が変わってしまう。このため、ウェハ5の外周部
(エッジ部)の研磨プロファイルが不安定になり、面内
均一性が悪化してしまう。従って、プロセスの安定性を
阻害してしまう問題があった。
その要因の1つとして、上述したリテーナーリング7の
不良(片削れ)が考えられる。しかしながら、リテーナ
ーリング7の良否は、リテーナーリング7をキャリアヘ
ッド2から取り外さなければ判断することができない。
上述したように、リテーナーリング7の取り外しはキャ
リアヘッド2の分解を伴い、長時間を要する。また、取
り外したリテーナーリング7が良品であっても、そのリ
テーナーリング7を再度取り付けた場合、取り付け位置
が変わり、研磨レートの面内均一性が大きく変わってし
まう場合がある。このため、キャリアヘッド2の取り外
しを簡単に行うことができない。従って、面内均一性の
悪化の要因が、リテーナーリング7であるか否かの判断
をウェハ研磨前に容易に行うことができないという問題
があった。また、研磨中のリテーナーリング7の厚み
や、ウェハ飛び出し量を、ウェハ研磨前に知ることがで
きなかった。
になされたもので、基板を研磨する前に、リテーナーリ
ングの不具合を検知することを目的とする。
装置は、基板の外周を囲むように配置されたリテーナー
リングと、前記リテーナーリングの内側に前記基板を保
持する保持機構と、前記保持機構により保持された前記
基板の表面を研磨するための研磨機構と、前記リテーナ
ーリングの表面位置を測定するセンサとを備えたことを
特徴とするものである。
1に記載の研磨装置において、前記センサは、前記基板
の表面位置を更に測定することを特徴とするものであ
る。
1又は2に記載の研磨装置において、前記リテーナーリ
ングを厚み方向に移動させる移動機構と、前記リテーナ
ーリングの表面位置が所定の位置になるように、前記移
動機構を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする
ものである。
1から3の何れかに記載の研磨装置において、前記セン
サは、前記リテーナーリングの内縁付近の表面位置と外
縁付近の表面位置とを測定することを特徴とするもので
ある。
4に記載の研磨装置において、前記内縁付近の表面位置
と前記外縁付近の表面位置との差が所定の範囲内になる
ように、前記リテーナーリングを研磨するリテーナーリ
ング研磨部を更に備えたことを特徴とするものである。
5に記載の研磨装置において、研磨された前記リテーナ
ーリングを洗浄する洗浄部を更に備えたことを特徴とす
るものである。
6に記載の研磨装置において、前記洗浄部は、前記リテ
ーナーリングを内縁から洗浄する第1洗浄部と、外縁か
ら洗浄する第2洗浄部と、を備えたことを特徴とするも
のである。
置において基板を研磨する研磨方法であって、前記基板
の外周を囲むリテーナーリングの表面位置を測定する測
定工程と、前記リテーナーリングの表面位置が所定位置
よりも高い場合に、前記リテーナーリングを厚み方向に
移動させる移動工程と、前記移動工程が終了した後、前
記基板を研磨する工程と、を含むことを特徴とするもの
である。
置において基板を研磨する研磨方法であって、前記基板
の外周を囲むリテーナーリングの内縁付近の表面位置お
よび外縁付近の表面位置を測定する測定工程と、前記内
縁付近の表面位置と前記外縁付近の表面位置との差が所
定の範囲を超えた場合に、前記リテーナーリングの表面
を研磨する工程と、前記リテーナーリングの表面を研磨
する工程が終了した後、前記基板を研磨する工程と、を
含むことを特徴とするものである。
施の形態について説明する。図中、同一または相当する
部分には同一の符号を付してその説明を簡略化ないし省
略することがある。
態1による研磨装置を説明するための概念図である。図
2は、本実施の形態1において、ロード/アンロード部
を説明するための概念図である。図1および図2におい
て、参照符号1はプラテン(定盤)、2はウェハを保持
する保持機構としてのキャリアヘッド、3はキャリアヘ
ッド2に固定された金属板、4は金属板3の一面上に配
置されたバッキングフィルム、5はバッキングフィルム
4を介してキャリアヘッド2に吸着保持された被加工基
板としてのウェハ、6はリテーナーリングを厚み方向に
移動させる移動機構、7はウェハ5の外周を囲むように
配置され、ウェハ5の飛び出しを防止するリテーナーリ
ング、8は制御部30からの制御信号によってキャリア
ヘッド2を移動させるアームを示している。また、参照
符号10はウェハ5のロード及びアンロードを行うため
のロード/アンロード部、11はセンサ、20はリテー
ナーリング研磨・洗浄部、21はリテーナーリング7を
研磨する研磨盤、22は第1洗浄部、23は第2洗浄
部、30は制御部を示している。また、図示しないが、
プラテン1上には、研磨機構の一部としての研磨パッド
(研磨布)が配置されている。
ナーリング7の表面7aの位置を測定するセンサ11
a,11bと、ウェハ5の表面5aの位置を測定するセ
ンサ11cと、キャリアヘッド2の外周付近の表面位置
を測定するセンサ11dと、を有する。ここで、センサ
11aは、リテーナーリング7の内縁付近の表面位置を
測定する。また、センサ11bは、リテーナーリング7
の外縁付近の表面位置を測定する。このセンサ11a〜
11dは、例えば、発光ダイオードタイプやレーザタイ
プのものを用いることができる。また、センサ11は制
御部30に接続されており、測定結果を制御部30に送
信する。
ナーリング研磨・洗浄部を説明するための概念図であ
る。詳細には、図3(a)は、リテーナーリング研磨中
のリテーナーリング研磨・洗浄部を示しており、図3
(b)は、リテーナーリング洗浄中のリテーナーリング
研磨・洗浄部を示している。図3(a),(b)におい
て、参照符号21は、片削りが発生したリテーナーリン
グ7を研磨するための研磨盤を示し、22はリテーナー
リング7を内縁から洗浄するための第1洗浄部を示し、
23はリテーナーリング7を外縁から洗浄するための第
2洗浄部を示している。図3(a)に示すように、リテ
ーナーリング7を研磨する際、研磨盤21の底面から供
給された研磨液が、研磨盤21の表面から出る。また、
研磨盤21は回転機構を有している。
方法について説明する。先ず、ロード/アンロード部1
0において、キャリアヘッド2によってウェハ5を吸着
保持する。次に、ロード/アンロード部10において、
図2に示すように、センサ11aによりリテーナーリン
グ7の内縁付近の表面位置を測定し、センサ11bによ
りリテーナーリング7の外縁付近の表面位置を測定し、
センサ11cによりウェハ5の表面位置を測定する。な
お、このセンサ11a,11b,11cによる位置測定
時又は測定前に、研磨されないキャリアヘッド2の表面
位置をセンサ11dにより測定する。これにより、セン
サ11dの位置を確認できるとともに、センサ11a,
11b,11cの位置確認並びに位置調整をすることが
可能である。また、センサ11a〜11dは、測定結果
を制御部30に送信する。
bから受信した測定結果を基に、以下のような制御を行
う。リテーナーリング7の表面7aの位置が所定の値よ
りも高い場合、すなわちリテーナーリング7が所定の厚
みよりも薄くなった場合には、移動機構6によりリテー
ナーリング7を厚み方向に移動させる。詳細には、移動
機構6としてのゴムチューブにエアーを供給して、リテ
ーナーリング7の表面7a位置を下方に移動させる。こ
れにより、リテーナーリング7の表面位置が一定に保た
れる。
ーナーリング7の内縁付近の表面位置と、センサ11b
により測定されたリテーナーリング7の外縁付近の表面
位置との差が所定の範囲を超えた場合、すなわちリテー
ナーリング7の片削れが発生した場合には、制御部30
は、アーム8によりキャリアヘッド2をロード/アンロ
ード部10に移動させ、ウェハ5をリリースする。そし
て、制御部30はアーム8によりキャリアヘッド2をリ
テーナーリング研磨・洗浄部20に移動させ、図3
(a)に示すように、リテーナーリング7を研磨盤21
により研磨する。この時、リテーナーリング7の研磨量
(研磨時間)は、センサ11の測定結果に基づいて制御
部30により計算される。また、リテーナーリング7の
研磨中には、研磨盤21の表面には裏面から供給された
研磨液が供給される。次に、リテーナーリング7の研磨
が終了した後、図3(b)に示すように、研磨されたリ
テーナーリング7を洗浄部22,23により洗浄する。
詳細には、第1洗浄部22によりリテーナーリング7を
内縁方向から洗浄し、第2洗浄部23によりリテーナー
リング7を外縁方向から洗浄する。
アヘッド2をロード/アンロード部10に移動させ、セ
ンサ11a,11bにより再度リテーナーリング7の内
縁付近および外縁付近の表面位置を測定する。そして、
この測定された表面位置の差が所定範囲内である場合、
移動機構6によりリテーナーリング7を研磨した分だけ
厚み方向に移動させる。そして、再びウェハ5を吸着保
持する。なお、片削れがまだ残存する場合には、再度研
磨盤21によりリテーナーリング7を研磨し、洗浄部2
2,23によりリテーナーリング7の洗浄を行う。
リアヘッド2をプラテン1上に移動させ、公知の方法を
用いて、ウェハ5を研磨する。そして、ウェハ5を研磨
した後、アーム8によりキャリアヘッド2をロード/ア
ンロード部10に移動させ、ウェハ5をリリースして、
ウェハ5の研磨処理を終了する。
は、センサ11a,11bによりリテーナーリング7の
表面位置を測定することにより、リテーナーリング7の
磨耗量をウェハ研磨前に知ることができる。よって、リ
テーナーリング7の厚みをモニタすることができ、ウェ
ハ5の飛び出しを未然に防止することができる。さら
に、センサ11cによりウェハ5の表面位置を測定する
ことにより、ウェハ5の飛び出し量をウェハ研磨前に知
ることができる。よって、ウェハ5の飛び出しをより確
実に防止することができる。従って、研磨装置の信頼性
を向上させることができる。また、研磨されないキャリ
アヘッド2の表面位置をセンサ11dにより更に測定す
ることにより、センサ11a〜11cの位置を予め確認
することができる。また、リテーナーリング7の表面位
置を移動させる移動機構6を設けることにより、厚みが
薄くなったリテーナーリング7を使用することができ、
リテーナーリング7のライフタイムを長くすることがで
きる。また、リテーナーリング7の表面位置を一定に保
つことができ、研磨レートの面内均一性を安定させるこ
とができる。
ング7の片削れをセンサ11a,11bにより測定する
こととした。これにより、リテーナーリング7の不具合
(片削れ)を、リテーナーリング7の取り外しをするこ
となく、ウェハ研磨前に知ることができる。従って、リ
テーナーリング7の片削れによる研磨レートの面内均一
性の悪化を未然に防ぐことができる。また、リテーナー
リング7に片削れが発生した場合にも、リテーナーリン
グ7を研磨盤21により研磨して、その表面7aを平坦
化し、引き続き使用することができる。このため、リテ
ーナーリング7のライフタイムを長くすることができ、
半導体装置の製造コストを抑えることができる。また、
リテーナーリング7に付着した研磨屑を、2つの洗浄部
22,23により精度良く洗浄することができる。
してゴムチューブを用いているが、これに限らず、エア
シリンダや油圧シリンダを用いてもよい。
ング7の表面位置を2個のセンサ11a,11bを用い
て測定しているが、径方向の少なくとも異なる2点を測
定する測定機構であればよい。
に、リテーナーリングの不具合を検知することができ
る。また、基板の飛び出し量を制御することができ、研
磨装置の信頼性を向上させることができる。
するための概念図である。
ド部を説明するための概念図である。
研磨・洗浄部を説明するための概念図である。
る。
の厚みの変化を示す図である。
示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 基板の外周を囲むように配置されたリテ
ーナーリングと、 前記リテーナーリングの内側に前記基板を保持する保持
機構と、 前記保持機構により保持された前記基板の表面を研磨す
るための研磨機構と、 前記リテーナーリングの表面位置を測定するセンサとを
備えたことを特徴とする研磨装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の研磨装置において、 前記センサは、前記基板の表面位置を更に測定すること
を特徴とする研磨装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の研磨装置におい
て、 前記リテーナーリングを厚み方向に移動させる移動機構
と、 前記リテーナーリングの表面位置が所定の位置になるよ
うに、前記移動機構を制御する制御部と、 を備えたことを特徴とする研磨装置。 - 【請求項4】 請求項1から3の何れかに記載の研磨装
置において、 前記センサは、前記リテーナーリングの内縁付近の表面
位置と外縁付近の表面位置とを測定することを特徴とす
る研磨装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の研磨装置において、 前記内縁付近の表面位置と前記外縁付近の表面位置との
差が所定の範囲内になるように、前記リテーナーリング
を研磨するリテーナーリング研磨部を更に備えたことを
特徴とする研磨装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の研磨装置において、 研磨された前記リテーナーリングを洗浄する洗浄部を更
に備えたことを特徴とする研磨装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の研磨装置において、 前記洗浄部は、前記リテーナーリングを内縁から洗浄す
る第1洗浄部と、外縁から洗浄する第2洗浄部と、を備
えたことを特徴とする研磨装置。 - 【請求項8】 研磨装置において基板を研磨する研磨方
法であって、 前記基板の外周を囲むリテーナーリングの表面位置を測
定する測定工程と、 前記リテーナーリングの表面位置が所定位置よりも高い
場合に、前記リテーナーリングを厚み方向に移動させる
移動工程と、 前記移動工程が終了した後、前記基板を研磨する工程
と、 を含むことを特徴とする研磨方法。 - 【請求項9】 研磨装置において基板を研磨する研磨方
法であって、 前記基板の外周を囲むリテーナーリングの内縁付近の表
面位置および外縁付近の表面位置を測定する測定工程
と、 前記内縁付近の表面位置と前記外縁付近の表面位置との
差が所定の範囲を超えた場合に、前記リテーナーリング
の表面を研磨する工程と、 前記リテーナーリングの表面を研磨する工程が終了した
後、前記基板を研磨する工程と、 を含むことを特徴とする研磨方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002074007A JP3645227B2 (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 研磨装置および研磨方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003273047A true JP2003273047A (ja) | 2003-09-26 |
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2002
- 2002-03-18 JP JP2002074007A patent/JP3645227B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN106466807A (zh) * | 2015-08-21 | 2017-03-01 | K.C.科技股份有限公司 | 化学机械抛光装置及方法 |
CN106466807B (zh) * | 2015-08-21 | 2019-04-26 | 凯斯科技股份有限公司 | 化学机械抛光装置及方法 |
KR102057832B1 (ko) | 2018-03-15 | 2019-12-20 | 부재필 | 웨이퍼 연마용 헤드 |
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