JP2003270559A - マイクロデバイス及びその製造方法 - Google Patents
マイクロデバイス及びその製造方法Info
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Abstract
デバイス及びその製造方法に関し、高い信頼性及び駆動
特性を実現することを課題とする。 【解決手段】 機能素子となるミラー21が設けられる
と共に基台部12に配設された駆動電極20により変位
してミラー21を移動させる変位部11と、この変位部
11を支持する支持フレーム14とを有してなるマイク
ロデバイスにおいて、変位部11を形成する際、単結晶
シリコンのバルクである第1及び第2のバルク層31,
32が中間層33を介して接合されたSOI基板30を
用い、このSOI基板30にバルクマイクロマシニング
技術である反応性イオンエッチングを実施することによ
り変位部11を形成する。この際、中間層33を反応性
イオンエッチングのエッチストップ材として使用する。
Description
びその製造方法に係り、特に光スイッチに用いて好適な
マイクロデバイス及びその製造方法に関する。
イクロデバイスは、例えば光スイッチ、ラブ・オン・チ
ップ、マイクロ・クロマトグラフィ・デバイス、マイク
ロポンプ、パワーMEMSパーツ等として、各種分野で
の応用が期待されている。これらのマイクロデバイスの
うち、例えば光スイッチは、光通信関連機器、分けても
波長多重通信(Dense Wavelength Division Multiplexin
g:DWDM)関連機器への需要が高まっている。
非可動式の2種類に大別できる。非可動式の光スイッチ
は、一般に導波路を用いており、伝送波長以下まで隣接
ファイバーを近づけ、その間における光の浸み出しによ
って電磁エネルギが一方のファイバーから他方のファイ
バーへ移る結合器の特性を利用している。上記のような
非可動式の光スイッチでは、スイッチ損失等を低く抑え
ることができるが、隣接ファイバー間のクロストークが
大きくなる問題がある他、大規模化を図る場合には、No
n-blocking構成を取る必要性から非常に多数のスイッチ
・エレメントを並べる必要が生じ、サイズの肥大化を免
れない。
可動式の光スイッチに比べてクロストーク低減、大規模
化等の観点から有利である。この機械式の光スイッチと
しては、光ファイバの位置を固定すると共にミラーが光
路に対して移動することにより光路を切り換える可動ミ
ラー切り換え式の光スイッチがある。
は、上記のようにミラーの出し入れにより光路を切り換
える構成であるため、光路に対してミラーを移動させる
必要がある。このため、光スイッチには、ミラーを移動
させるための駆動機構が設けられている。この駆動機構
は、ミラーが取り付けられる可動アームと、この可動ア
ームを移動付勢する駆動手段を有している。
は、ミラーを駆動する可動アームがミラーの移動方向に
は柔軟に可動し、ミラーの移動方向以外の方向には可動
しないような構成とすることが重要となる。可動アーム
は、ポリシリコン(多結晶シリコン)膜と二酸化シリコ
ン(SiO2)膜とを積層した積層基板から形成するこ
とが行なわれていた。
コン膜とが積層された基板を用意し、この基板の二酸化
シリコン(SiO2)膜を所定のパターンでエッチング
除去することにより可動アームを形成する。従って、従
来の光スイッチでは、可動アームはポリリシコンにより
形成されていた。尚、このように、複数の積層膜を微細
加工する技術を“サーフェイスマイクロマシニング”と
いう。
を用いて光スイッチを実現したものとして、例えば特開
2000−258702号公報に開示されたものがあ
る。この公報に開示された光スイッチは、光路切り換え
用のミラーを駆動する支持体(可動アーム)をポリシリ
コンにより形成した構成とされていた。
いるように、従来の光スイッチではミラーを駆動する可
動アーム(支持体)をポリシリコンにより形成した構成
とされていた。このポリシリコン膜は通常CVD(気相
成長)法により成膜される堆積膜である。
成される可動アーム(支持体)は、単結晶シリコンのバ
ルクに比し、 (1) ヤング率が低く、塑性変形が起こりやすい (2) 結晶粒界の影響で応力による割れや歪みが起こり
やすい (3) CVD時の残留応力が可動アーム等の形成に悪影
響を及ぼす 等の問題点がある。
のであり、高い信頼性及び駆動特性を実現できるマイク
ロデバイス及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。
れると共に、駆動手段により変位して前記機能素子を移
動させる変位部と、該変位部を支持する支持部とを有し
てなるマイクロデバイスにおいて、前記変位部を、バル
クマイクロマシニング技術を用いて形成したことを特徴
とするものである。
ング技術を用いて変位部を形成したことにより、薄膜技
術を用いて薄膜を積層して変位部を形成する構成に比
べ、変位部の強度を向上させることができる。よって、
変位動作に伴い変位部に塑性変形や歪が発生することを
防止でき、マイクロデバイスの信頼性を向上することが
できる。
載のマイクロデバイスにおいて、前記変位部は、単結晶
シリコンのバルクであることを特徴とするものである。
ンのバルクとしたことにより、マイクロデバイスの信頼
性を向上することができる。即ち、単結晶シリコンのバ
ルクは、薄膜技術を用いてシリコン薄膜を積層したポリ
シリコンに比べて機械的強度が強い。このため、変位部
を単結晶シリコンのバルクとすることにより、変位部の
変位動作に伴い塑性変形や歪が発生することを防止で
き、よってマイクロデバイスの信頼性を向上することが
できる。
たは2記載のマイクロデバイスにおいて、前記支持部を
単結晶シリコンのバルクにより形成すると共に、前記変
位部と前記支持部とが、絶縁性を有する中間層を介して
接合されてなることを特徴とするものである。
クよりなる変位部と、同じく単結晶シリコンのバルクよ
りなる支持部との間に絶縁性を有する中間層が介在する
構成となるため、マイクロデバイスを形成する基材とし
てSOI基板を用いることが可能となる。
至3のいずれか1項に記載のマイクロデバイスにおい
て、前記機能素子は、上記変位により光の光路を切り換
えるミラーであることを特徴とするものである。
スイッチとして用いることができる。
載のマイクロデバイスにおいて、前記ミラーは、前記変
位部に垂立した構成であることを特徴とするものであ
る。
イッチィングする光をミラーの変位方向と直交する方向
から入射することが可能となる。よって、光スイッチに
対してスイッチィングする光をミラーの変位方向と平行
に入射させる構成に比べ、マイクロデバイス(光スイッ
チ)の構成を簡単化することができる。
至5のいずれか1項に記載のマイクロデバイスにおい
て、前記駆動手段は、前記支持部が配設される基台の前
記変位部と対向する位置に配設され、駆動電圧が印加さ
れることにより前記変位部を静電吸引する電極を有する
ことを特徴とするものである。
台に変位部を駆動するための電極を配設したことによ
り、駆動手段のコンパクト化を図ることができ、よって
マイクロデバイスの小型化を図ることができる。
設けられると共に変位して該機能素子を移動させる変位
部と、該変位部を支持する支持部とを有してなるマイク
ロデバイスの製造方法において、前記変位部となる第1
のバルク層と、前記支持部となる第2のバルク層と、該
第1のバルク層と第2のバルク層との間に設けられた中
間層とを具備する基板を形成する工程と、前記中間層を
エッチストップ材として前記第2のバルク層をバルクマ
イクロマシニングにより加工する工程とを有することを
特徴とするものである。
プ材として、第2のバルク層をバルクマイクロマシニン
グ加工するため、中間層以上に第2のバルク層が加工さ
れることを防止することができる。これにより、変位部
を精度良く形成することができると共に、バルクマイク
ロマシニング加工が第1のバルク層に及ぶことを防止で
きる。よって、変位部及び支持部を高精度に形成するこ
とが可能となる。
載のマイクロデバイスの製造方法において、前記バルク
マイクロマシニングとして、反応性イオンエッチングを
用いたことを特徴とするものである。
ングとして反応性イオンエッチングを用いたことによ
り、第2のバルク層にその加工表面に対して略垂直な側
壁を有する溝加工ができるため、変位部を精度良く形成
することができ、よって機能素子を高精度に移動させる
ことが可能となる。
たは8記載のマイクロデバイスの製造方法において、前
記第1のバルク層及び前記第2のバルク層を単結晶シリ
コンとし、前記中間層をシリコン酸化物としたことを特
徴とするものである。
記載のマイクロデバイスの製造方法において、前記基板
はSOI(Silicon On Insulator)基板であることを特徴
とするものである。
ば、SOI技術を利用して基板を形成することが可能と
なる。
乃至10のいずれか1項に記載のマイクロデバイスの製
造方法において、前記第2のバルク層を加工して前記支
持部を形成する際、前記第2のバルク層から前記機能素
子を同時形成することを特徴とするものである。
子の形成を同時に行なえるため、加工時間の短縮を図る
ことができる。
て図面と共に説明する。
マイクロデバイスを示している。本実施例では、マイク
ロデバイスとして光スイッチ10を用いた例について説
明するが、本発明の適用はこれに限定されものではな
く、マイクロポンプ,スキャナー,ディジタルミラーデ
バイス,圧力センサ,加速度センサ,ジャイロ等の種々
のマイクロデバイスに適用できるものである。
光スイッチであり、例えばDWDM関連機器内に配設されて
信号光の光路の切り換え処理を行なうものである。この
光スイッチ10は、大略すると変位部11、基台部1
2、及び支持フレーム14等により構成されている。
なり、ステージ13,アーム部15,枠部16,及びミ
ラー21等により構成されている。この変位部11を構
成するステージ13,アーム部15,枠部16,及びミ
ラー21は、バルクマイクロマシニング技術を用いて一
体的に形成された構成とされている。ここで、バルクマ
イクロマシニング技術とは、単結晶基板そのものに微細
構造体を形成する加工技術をいい、前記したサーフェイ
スマイクロマシニングと相反する加工技術である(「半
導体用語大辞典」:株式会社日刊工業新聞社、1999年3
月20日発行、871頁右欄参照)。
の板状部であり、その中央にミラー21(請求項記載の
機能素子に相当する)が立設した構成とされている。ミ
ラー21は、その表面が鏡面処理されている。また、こ
のミラー21は、後述する支持フレーム14に形成され
るファイバー装着溝18A,18Bを結ぶ線に対して4
5°傾けられた構成とされている。
1はステージ13と一体的な構成とされているが、ミラ
ー21をステージ13と別個の構成とすることも可能で
ある。この場合、ミラーはステージにも、例えば接着に
より固定することが考えられる。
4本(1〜複数本でも可)延出するよう形成されてい
る。このアーム部15は、そのステージ13側と半体側
の端部が枠部16に接続されている。従って、ステージ
13はアーム部15を介して枠部16に支持された構成
とされている。
ているため、図中上下方向(図中矢印Z1,Z2方向)
に対しては容易に変形する。しかしながら、アーム部1
5は、図3に矢印Aで示す回転方向(ステージ13が面
方向に回転する方向)、及び図3に矢印Bで示す回転方
向(各アーム部15を捩じる方向)については強い剛性を
示す。従って、アーム部15に支持されたステージ13
は、図中矢印Z1,Z2で示す上下方向に対しては容易
に移動するが、他の方向には容易に移動しない構成とな
る。
枠部16の平面視した時の形状は、同じく枠形状を有し
た支持フレーム14と同一形状となるよう構成されてい
る。即ち、枠部16と支持フレーム14は重なり合った
構成となっている。また、枠部16は、後に詳述するよ
うに中間層33(二酸化シリコンよりなる)を介して支
持フレーム14と接合されている。これにより変位部1
1は、支持フレーム14に支持された構成となってい
る。
に相当する)は、単結晶シリコンのバルクにより構成さ
れている。この支持フレーム14は、前記のように変位
部11を支持する機能を奏すると共に、光ファイバー1
7A〜17Cを所定位置に固定する機能を奏するもので
ある。このため、支持フレーム14は、光ファイバー1
7A〜17Cを固定するためのファイバー装着溝18A
〜18Cを形成した構成とされている。
溝18Bは、直線状に対向した位置に配設されている。
また、ファイバー装着溝18Cは、ファイバー装着溝1
8Aとファイバー装着溝18Bとを結ぶ直線(図中、矢
印Cで示す一点鎖線)に対して直交し、かつミラー21
の中心点(図中、矢印Oで示す)を通る直線(図中、矢
印Dで示す一点鎖線)に沿うよう形成されている。
部12は、ガラス基板にキャビティ部19を形成した構
成とされている。このキャビティ部19は、ガラス基板
を弗酸(HF)と弗化アンモニウム(NH4F)とを混
合したエッチング液を用いてエッチングすることによ
り、容易に形成することができる。
ステージ13と対向する位置には駆動電極20が形成さ
れている。この駆動電極20と変位部11との間には、
図示しない電圧印加装置が接続されている。そして、こ
の電圧印加装置により駆動電極20と変位部11との間
に所定の駆動電圧を印加することにより、ステージ13
は駆動電極20に静電的に吸着される。
3は図中矢印Z1方向に変位し、これに伴いミラー21
も矢印Z1方向に移動する。この際、本実施例では変位
部11を駆動するための駆動電極20が、基台部12の
ステージ13と対向する位置に設けられているため、駆
動電極20のコンパクト化,小型化を図ることができ
る。
態では、ミラー21は上昇した位置にある。この状態で
は、光ファイバー17Aから発射された光(図1及び図
2に矢印Aで示す)はミラー21に入射し、このミラー
21で90°光路を変更されて光ファイバー17Cに入
射する。
することにより変位部11のステージ13が矢印Z1方
向に変位すると、光ファイバー17Aから発射された光
Aはミラー21に入射することなく、光ファイバー17
Bに入射する。アーム部15の変形可能量、キャビティ
部19の深さ、及び駆動電圧の大きさは、ステージ13
が矢印Z1方向に変位した際、ミラー21が光ファイバ
ー17Aから光ファイバー17Bに至る光Aの光路より
も下部の位置となるよう構成されている。
N/OFFすることにより、光ファイバー17Aから出
射される光Aの光路を、光ファイバー17Bに入射する
光路と、光ファイバー17Cに入射する光路とに選択的
に切り換えることができる。この際、本実施例ではミラ
ー21をステージ13に対して垂立した構成としてい
る。
対して垂立させることにより、光Aをミラー21の変位
方向(Z1,Z2方向)と直交する方向(即ち、ステー
ジ13と平行な方向)から入射することが可能となる。
よって、スイッチィングする光Aをミラーの変位方向と
平行な方向(Z1,Z2方向)から入射させる構成に比
べ、光スイッチ10の構成を簡単化することができる。
変位方向と平行な方向(Z1,Z2方向)から入射させ
る構成とは、本実施例におけるステージ13自体をミラ
ーとするような構成である。この構成では、光ファイバ
ーをステージと対向するよう取り付ける必要があり、取
り付け構造が面倒である。また、ミラーの移動のさせ方
も、本実施例と比べて困難となる。
場合、変位部11のステージ13及びアーム部15が図
中矢印Z1,Z2方向に変位を行なう。このステージ1
3及びアーム部15の変位は、光路切り換え処理(スイ
ッチング処理)を頻繁に行なうほど、激しく行なわれる
こととなる。
質に注目する。本実施例では、バルクマイクロマシニン
グ技術を用いて単結晶シリコンのバルクを加工し、これ
により変位部11を形成した構成とされている。即ち、
変位部11は、単結晶シリコンのバルクにより形成され
ている。
のバルクにより構成したことにより、光スイッチ10の
信頼性を向上することができる。即ち、単結晶シリコン
のバルクは、サーフェイスマイクロマシニング技術を用
いてシリコン薄膜を積層したポリシリコン(従来の構
成)に比べて機械的強度が強い。
ポリシリコンに比べてヤング率が高く塑性変形が生じ難
く、また結晶粒界の影響による応力で割れや歪みが生じ
るようなこともない。更に、ポリシリコンと異なりCV
D等のサーフェイスマイクロマシニング処理(成膜処理
等)を行なわないため、残留応力が変位部11に悪影響
を及ぼすようなこともない。
バルクとすることにより、光Aの切り換え処理により変
位部11(特に、ステージ13及びアーム部15)に塑
性変形や歪が発生することを防止でき、よって光スイッ
チ10の信頼性を向上することができる。
一般にサーフェイスマイクロマシニング技術に比べて設
備及び加工が簡単で、加工コストも安価である。このた
め、変位部11を単結晶シリコンのバルクとし、バルク
マイクロマシニング技術で加工することにより、光スイ
ッチ10を容易かつ安価に製造することが可能となる。
た光スイッチ10の製造方法について説明する。尚、図
4において、図1乃至図3に示した構成と対向する構成
については同一符号を付してその説明を省略する。
機材となるSOI(Silicon On Insulator)基板30を示
している。このSOI基板30は、第1のバルク層3
1,中間層33,第2のバルク層32が積層された構成
とされている。第1のバルク層31及び第2のバルク層
32は単結晶シリコン(Si)のバルクであり、中間層
33は二酸化シリコン(SiO2)である。
を用いて形成される。具体的には、SOI基板30はS
IMOX(Silicon IMplanted OXide)法、或いは貼り合
わせ法を用いて形成することができる。SIMOX法と
は、シリコン基板(Si)に酸素(O2)をイオン注入
し、その後に熱処理を行なうことによりシリコンと結合
させ、基板表面より内部位置にシリコンの酸化膜(Si
O2)を形成することによりSOI基板30を製造する
方法である。また、貼り合わせ法は、表面に酸化膜を形
成した第1のシリコン基板と、これとは別個の第2のシ
リコン基板を高熱・高圧力で接着し、その後に第2のシ
リコン基板を所定の厚さまで研削することにより、SO
I基板30を製造する方法である。尚、SOI基板30
の上面(第2のバルク層32の上面)には、二酸化シリ
コン(SiO2)よりなる表面保護層34が形成されて
いる。
4(B)に示すように、先ず第1のフォトレジスト35
が塗布される。この第1のフォトレジスト35は、第2
のバルク層32に形成された表面保護層34上に、例え
ばスピナーを用いて塗布される。この第1のフォトレジ
スト35は、ポジ型,ネガ型のいずれであってもよい。
は露光・現像処理が行なわれ、支持フレーム14及びミ
ラー21となる部位の上部を残し、他の部分の第1のフ
ォトレジスト35が除去される。図4(C)は、第1の
フォトレジスト35の不要部分が除去された状態を示し
ている。同図に示すように、第1のフォトレジスト35
が除去された部分は、第2のバルク層32が露出した状
態となっている。
パターニングが終了すると、続いてSOI基板30に対
してバルクマイクロマシニングが行なわれる。本実施例
では、バルクマイクロマシニングとして、反応性イオン
エッチング(RIE:Reactive Ion Etching)を用いて
いる。SOI基板30は反応性イオンエッチングを行な
うエッチング装置に装着され、第1のフォトレジスト3
5をマスクとして第2のバルク層32に対し反応性イオ
ンエッチングが実施される。
イオンエッチングを用いている。この反応性イオンエッ
チングは、シリコン(Si)と二酸化シリコン(SiO
2)との間に高いエッチレートの選択比を持つことを大
きな特徴の一つとしている。
て異なるが、Si:SiO2=(100〜300):1であ
る。また、ガス交換を行なう反応性イオンエッチングで
は、側壁保護とエッチングのプロセスを交互に繰り返す
ことで、加工表面に対して略垂直な側壁を持つ穴(本実
施例における深堀加工部37)を深掘り加工することが
できる。
より第2のバルク層32に深堀加工部37を形成してい
る過程を示している。前記ように反応性イオンエッチン
グでは、加工表面に対して略垂直な側壁を持つ穴を形成
することができるが、ある程度の面積をある程度の深さ
以上掘りこむ際、底面の平坦性を数μm内に保つことは
難しい。このため、図4(D)に示すように加工途中に
おいては、深堀加工部37の底面には厚みムラ36が形
成される。尚、この厚みムラ36の厚さは、第2のバル
ク層32の厚さや深堀加工部37の大きさ等により異な
るが、矩形状とされた深堀加工部37の一辺長が500μ
m程度である場合、厚みムラ36の厚さは約20〜30μm
となる。
(第1のバルク層31と第2のバルク層32が一体化し
た構成)を想定した場合、深堀加工部37の深さを制御
するには時間制御を行なうしかなく、その精度は低下し
てしまう。また、深堀加工部37の底部には、上記した
厚みムラ36が発生したままの状態となる。
11の厚さの制御と等価である。よって、中間層33が
存在しない構成では、変位部11の厚さにバラツキが発
生し、変位部11の動作が不安定となり、ミラー21を
応答性よく移動させることができなくなる。
エッチングのエッチング速度が、シリコン(Si)に対
して極めて遅い二酸化シリコン(SiO2)よりなる中
間層33を第1のバルク層31と第2のバルク層32と
の間に設けている。このため、第2のバルク層32に対
する反応性イオンエッチングは、この中間層33が露出
するまで行なわれ、また中間層33が露出した後は第1
のバルク層31までエッチングが及ぶのを防止する。
ング処理を行なう際、中間層33は第2のバルク層32
に対するエッチング量を規制するエッチストップ材とし
て機能する。よって、中間層33を設けることにより、
図4(E)に示すように、反応性イオンエッチングによ
り深堀加工部37の底部に発生する厚みムラ36を完全
に除去することができる。
間層33以上に反応性イオンエッチングが進まないた
め、第1のバルク層31がエッチングされることはな
い。よって、図4(E)に示すように、中間層33をエ
ッチストップ材とした反応性イオンエッチングを実施す
ることにより、支持フレーム14及びミラー21を高精
度に形成することができる。また、本実施例では、反応
性イオンエッチングを用いて支持フレーム14とミラー
21を同時形成しているため、支持フレーム14とミラ
ー21を別個に形成する方法に比べ、加工時間の短縮が
図られている。
21が形成されると、中間層33の除去処理を実施す
る。これにより、図4(F)に示すように深堀加工部3
7の底部は、第1のバルク層31が露出した状態とな
る。また、この中間層33の除去が終了すると、第1の
フォトレジスト35が除去される。
と、続いて第1のバルク層31の支持フレーム14及び
ミラー21の配設側と反対側の面に第2のフォトレジス
ト38が塗布される。この第2のフォトレジスト38
は、例えばスピナーを用いて塗布される。図4(G)
は、第2のフォトレジスト38が塗布された状態を示し
ている。尚、この第2のフォトレジスト38もポジ型,
ネガ型のいずれであってもよい。
は露光・現像処理が行なわれ、アーム部15となる部位
及びステージ13となる部分を残し、他の部分における
第2のフォトレジスト38が除去される。図4(H)
は、第2のフォトレジスト38の不要部分が除去された
状態を示している。同図に示すように、第2のフォトレ
ジスト38が除去された部分は、第1のバルク層31が
露出した状態となっている。
パターニングが終了すると、続いて第1のバルク層31
に対してバルクマイクロマシニングが行なわれる。本実
施例では、第1のバルク層31に対するバルクマイクロ
マシニングとしても、反応性イオンエッチング(RI
E)を用いている。これにより、図4(I)に示すよう
に、ステージ13及びアーム部15を除いて第1のバル
ク層31はエッチング除去される。
ことにより、前記したと同様の理由により、アーム部1
5の側面は略垂直な面となっている。よって、アーム部
15を寸法精度良く形成することができ、ミラー21を
高精度に、また安定して移動させることができる。
面保護層34の除去処理が実施され、以上の工程を経る
ことにより変位部11が製造される。図4(J)は、上
記製造工程を経ることにより製造された変位部11を示
している。このようにして製造された変位部11は、予
めキャビティ部19及び駆動電極20が形成された基台
部12に接合され、これにより図1乃至図3に示す光ス
イッチ10が完成する。尚、基台部12の製造方法は周
知であるため、その説明は省略する。
チ10(変位部11)の製造方法では、変位部11とな
る第1のバルク層31を単結晶シリコンのバルクにより
形成し、これにより変位部11の機械的強度を向上させ
る構成とした。また、単結晶シリコンのバルクによりな
る第2のバルク層32に対してバルクマイクロマシニン
グ(反応性イオンエッチング)を実施する際、第2のバ
ルク層32と共に第1のバルク層31が加工(エッチン
グ)されないよう、エッチストップ材として機能する中
間層33を各バルク層31,32の間に介装した構成と
した。
のバルク層32は必ずしも単結晶シリコンのバルクとす
る必要はない。ミラー21を駆動するのに足る十分な機
械的強度を実現でき、かつ駆動手段(例えば、ステージ
13を静電吸引する電極等)により駆動可能な構成であ
れば、樹脂、金属、その他の材料を用いることも可能で
ある。
層32は必ずしも同一材料とする必要はなく、異なる材
料とすることも可能である。この場合、第1のバルク層
31の材質を、第2のバルク層32をエッチングする際
にエッチストップ材として機能する材料とすることによ
り、中間層33を除去することも可能となる。
種々の効果を実現することができる。
用いて薄膜を積層して変位部を形成する構成に比べて変
位部の強度を向上させることができるため、変位部に塑
性変形や歪が発生することを防止でき、マイクロデバイ
スの信頼性を向上させることができる。
技術を用いてシリコン薄膜を積層したポリシリコンに比
べて単結晶シリコンのバルクは機械的強度が強いため、
変位部に塑性変形や歪が発生することを防止でき、よっ
てマイクロデバイスの信頼性を向上することができる。
また、半導体製造技術を利用して変位部を形成すること
が可能となるため、変位部を容易かつ安価に形成するこ
とができる。
晶シリコンのバルクよりなる変位部と支持部との間に絶
縁性を有する中間層が介在する構成となるため、マイク
ロデバイスを形成する基材としてSOI基板を用いるこ
とが可能となる。
クロデバイスを光スイッチとして用いることができる。
イッチに対してスイッチィングする光をミラーの変位方
向と平行に入射させる構成に比べ、マイクロデバイス
(光スイッチ)の構成を簡単化することができる。
手段のコンパクト化を図ることができ、よってマイクロ
デバイスの小型化を図ることができる。
チストップ材として機能する中間層以上に第2のバルク
層が加工されることはないため、変位部及び支持部の形
成精度を向上させることができる。
性イオンエッチングを用いて第2のバルク層に略垂直な
側壁を有する溝加工ができるため、変位部を精度良く形
成することができ、よって機能素子を高精度に移動させ
ることが可能となる。
ば、SOI技術を利用して基板を形成することが可能と
なる。
持部の形成と機能素子の形成を同時に行なえるため、加
工時間の短縮を図ることができる。
図であり、ミラーが上昇した状態を示す図である。
図であり、ミラーが下降した状態を示す図である。
図である。
を製造手順に沿って示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 機能素子が設けられると共に、駆動手段
により変位して前記機能素子を移動させる変位部と、 該変位部を支持する支持部とを有してなるマイクロデバ
イスにおいて、 前記変位部を、バルクマイクロマシニング技術を用いて
形成したことを特徴とするマイクロデバイス。 - 【請求項2】 請求項1記載のマイクロデバイスにおい
て、 前記変位部は、単結晶シリコンのバルクであることを特
徴とするマイクロデバイス。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のマイクロデバイ
スにおいて、 前記支持部を単結晶シリコンのバルクにより形成すると
共に、 前記変位部と前記支持部とが、絶縁性を有する中間層を
介して接合されてなることを特徴とするマイクロデバイ
ス。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
マイクロデバイスにおいて、 前記機能素子は、上記変位により光の光路を切り換える
ミラーであることを特徴とするマイクロデバイス。 - 【請求項5】 請求項4記載のマイクロデバイスにおい
て、 前記ミラーは、前記変位部に垂立した構成であることを
特徴とするマイクロデバイス。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
マイクロデバイスにおいて、 前記駆動手段は、 前記支持部が配設される基台の前記変位部と対向する位
置に配設され、駆動電圧が印加されることにより前記変
位部を静電吸引する電極を有することを特徴とするマイ
クロデバイス。 - 【請求項7】 機能素子が設けられると共に変位して該
機能素子を移動させる変位部と、該変位部を支持する支
持部とを有してなるマイクロデバイスの製造方法におい
て、 前記変位部となる第1のバルク層と、前記支持部となる
第2のバルク層と、該第1のバルク層と第2のバルク層
との間に設けられた中間層とを具備する基板を形成する
工程と、 前記中間層をエッチストップ材として前記第2のバルク
層をバルクマイクロマシニングにより加工する工程とを
有することを特徴とするマイクロデバイスの製造方法。 - 【請求項8】 請求項7記載のマイクロデバイスの製造
方法において、 前記バルクマイクロマシニングとして、反応性イオンエ
ッチングを用いたことを特徴とするマイクロデバイスの
製造方法。 - 【請求項9】 請求項7または8記載のマイクロデバイ
スの製造方法において、 前記第1のバルク層及び前記第2のバルク層を単結晶シ
リコンとし、前記中間層をシリコン酸化物としたことを
特徴とするマイクロデバイスの製造方法。 - 【請求項10】 請求項9記載のマイクロデバイスの製
造方法において、 前記基板はSOI基板であることを特徴とするマイクロ
デバイスの製造方法。 - 【請求項11】 請求項7乃至10のいずれか1項に記
載のマイクロデバイスの製造方法において、 前記第2のバルク層を加工して前記支持部を形成する
際、前記第2のバルク層から前記機能素子を同時形成す
ることを特徴とするマイクロデバイスの製造方法。
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---|---|---|---|---|
WO2005047964A1 (ja) * | 2003-11-17 | 2005-05-26 | Nec Corporation | 光制御装置 |
JP2007517252A (ja) * | 2003-12-26 | 2007-06-28 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 光学部品およびそれらの製造方法 |
CN100451705C (zh) * | 2006-01-26 | 2009-01-14 | 中国科学院微电子研究所 | 一种光开关的设计及制作工艺 |
-
2002
- 2002-03-18 JP JP2002075206A patent/JP3871118B2/ja not_active Expired - Fee Related
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