JP2003267897A - ジメチルカーボネート及びエチレングリコールの製造方法 - Google Patents
ジメチルカーボネート及びエチレングリコールの製造方法Info
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- JP2003267897A JP2003267897A JP2002068187A JP2002068187A JP2003267897A JP 2003267897 A JP2003267897 A JP 2003267897A JP 2002068187 A JP2002068187 A JP 2002068187A JP 2002068187 A JP2002068187 A JP 2002068187A JP 2003267897 A JP2003267897 A JP 2003267897A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】エチレンカーボネートとメタノールとのエステ
ル交換反応によりジメチルカーボネート及びエチレング
リコールを製造する方法において、副生成分の分離を公
知の方法に比して簡略化された工程で行ない得る様に改
良されたジメチルカーボネート及びエチレングリコール
の製造方法を提供する。 【解決手段】上記の気液分離工程から流出するベーパー
を分縮し、排気ガスとして、上記のエステル交換反応で
副生したジメチルエーテルを分離する。
ル交換反応によりジメチルカーボネート及びエチレング
リコールを製造する方法において、副生成分の分離を公
知の方法に比して簡略化された工程で行ない得る様に改
良されたジメチルカーボネート及びエチレングリコール
の製造方法を提供する。 【解決手段】上記の気液分離工程から流出するベーパー
を分縮し、排気ガスとして、上記のエステル交換反応で
副生したジメチルエーテルを分離する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジメチルカーボネー
ト及びエチレングリコールの製造方法に関する。
ト及びエチレングリコールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ジメチルカーボネート及びエチレングリ
コールは、エチレンカーボネートとメタノールとのエス
テル交換反応により製造される。そして、斯かる反応に
おいては、ジメチルエーテル及びメチルエーテルグリコ
ールが副生する。従って、ジメチルカーボネート及びエ
チレングリコールの製造においては、上記の副生物を分
離する必要がある。
コールは、エチレンカーボネートとメタノールとのエス
テル交換反応により製造される。そして、斯かる反応に
おいては、ジメチルエーテル及びメチルエーテルグリコ
ールが副生する。従って、ジメチルカーボネート及びエ
チレングリコールの製造においては、上記の副生物を分
離する必要がある。
【0003】特開平10−36297号公報には、上記
のエステル交換反応液を第1の蒸留塔で処理して、ジメ
チルカーボネートを主成分とし、メタノール、ジメチル
エーテル及びメチルエーテルグリコールを含む低沸点留
分と、エチレングリコールを主成分とし、エチレンカー
ボネート、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ールを含む高沸点留分とに分離し、次いで、低沸点留分
を第2の蒸留塔で処理し、低沸点留分中の最も低沸点で
あるジメチルエーテルを塔頂留分として、最も高沸点で
あるメチルエーテルグリコールを塔底留分として抜出し
ながら必要成分であるジメチルカーボネート及びメタノ
ールと分離している。
のエステル交換反応液を第1の蒸留塔で処理して、ジメ
チルカーボネートを主成分とし、メタノール、ジメチル
エーテル及びメチルエーテルグリコールを含む低沸点留
分と、エチレングリコールを主成分とし、エチレンカー
ボネート、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ールを含む高沸点留分とに分離し、次いで、低沸点留分
を第2の蒸留塔で処理し、低沸点留分中の最も低沸点で
あるジメチルエーテルを塔頂留分として、最も高沸点で
あるメチルエーテルグリコールを塔底留分として抜出し
ながら必要成分であるジメチルカーボネート及びメタノ
ールと分離している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、エチ
レンカーボネートとメタノールとのエステル交換反応に
よりジメチルカーボネート及びエチレングリコールを製
造する方法において、副生成分の分離を公知の方法に比
して簡略化された工程で行ない得る様に改良されたジメ
チルカーボネート及びエチレングリコールの製造方法を
提供することにある。
レンカーボネートとメタノールとのエステル交換反応に
よりジメチルカーボネート及びエチレングリコールを製
造する方法において、副生成分の分離を公知の方法に比
して簡略化された工程で行ない得る様に改良されたジメ
チルカーボネート及びエチレングリコールの製造方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討を
重ねた結果、ジメチルエーテルの沸点が非常に低い点に
注目して検討した結果、エステル交換反応液からジメチ
ルカーボネート及びエチレングリコールを回収する気液
分離工程から流出するベーパーの分縮によって上記の成
分を容易に分離し得るとの知見を得、本発明の完成に至
った。
重ねた結果、ジメチルエーテルの沸点が非常に低い点に
注目して検討した結果、エステル交換反応液からジメチ
ルカーボネート及びエチレングリコールを回収する気液
分離工程から流出するベーパーの分縮によって上記の成
分を容易に分離し得るとの知見を得、本発明の完成に至
った。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、エチレンカー
ボネートとメタノールとのエステル交換反応によりジメ
チルカーボネート及びエチレングリコールを製造する方
法において、上記のエステル交換反応液を気液分離工程
で処理して上記の生成物を分離回収するに際し、上記の
気液分離工程から流出するベーパーを分縮し、排気ガス
として、上記のエステル交換反応で副生したジメチルエ
ーテルを分離することを特徴とするジメチルカーボネー
ト及びエチレングリコールの製造方法に存する。
ボネートとメタノールとのエステル交換反応によりジメ
チルカーボネート及びエチレングリコールを製造する方
法において、上記のエステル交換反応液を気液分離工程
で処理して上記の生成物を分離回収するに際し、上記の
気液分離工程から流出するベーパーを分縮し、排気ガス
として、上記のエステル交換反応で副生したジメチルエ
ーテルを分離することを特徴とするジメチルカーボネー
ト及びエチレングリコールの製造方法に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい態様の一
例を示すプロセス説明図である。本発明の製造方法は、
反応工程と気液分離工程とから成る。なお、以下の説明
においては次の表1に示す略号を使用することがある。
て詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい態様の一
例を示すプロセス説明図である。本発明の製造方法は、
反応工程と気液分離工程とから成る。なお、以下の説明
においては次の表1に示す略号を使用することがある。
【0008】
【表1】
【0009】反応工程においては、ECとMeOHとの
エステル交換反応によりDMC及びEGを製造する。
エステル交換反応によりDMC及びEGを製造する。
【0010】通常、上記のエステル交換反応は触媒の存
在下に行なわれる。触媒としては、カーボネート類のエ
ステル交換触媒として一般的に使用されているものを制
限なく使用するすることが出来る。具体的には、均一系
触媒として、トリエチルアミン等のアミン類、ナトリウ
ム等のアルカリ金属、クロロ酢酸ナトリウム、ナトリウ
ムメチラート等のアルカリ金属化合物、タリウム化合物
などが挙げられ、不均一系触媒として、官能基により変
性したイオン交換樹脂、アルカリ金属またはアルカリ土
類金属の珪酸塩を含浸した無定型シリカ類、アンモニウ
ム交換Y型ゼオライト、コバルトとニッケルとの混合酸
化物などが挙げられる。
在下に行なわれる。触媒としては、カーボネート類のエ
ステル交換触媒として一般的に使用されているものを制
限なく使用するすることが出来る。具体的には、均一系
触媒として、トリエチルアミン等のアミン類、ナトリウ
ム等のアルカリ金属、クロロ酢酸ナトリウム、ナトリウ
ムメチラート等のアルカリ金属化合物、タリウム化合物
などが挙げられ、不均一系触媒として、官能基により変
性したイオン交換樹脂、アルカリ金属またはアルカリ土
類金属の珪酸塩を含浸した無定型シリカ類、アンモニウ
ム交換Y型ゼオライト、コバルトとニッケルとの混合酸
化物などが挙げられる。
【0011】反応器の形式は、特に限定されないが、図
示した様に、固定床式反応器(1)を使用するのが好ま
しい。図示した例の場合は、EC及びMeOHは反応器
(1)の頂部のライン(L1)及びライン(L2)から
供給され、反応液は底部のライン(L3)から取り出さ
れている。ECに対するMeOHの使用割合(モル比)
は通常2〜20であり、反応温度は通常50〜180
℃、反応時間は通常0.5〜5時間である。
示した様に、固定床式反応器(1)を使用するのが好ま
しい。図示した例の場合は、EC及びMeOHは反応器
(1)の頂部のライン(L1)及びライン(L2)から
供給され、反応液は底部のライン(L3)から取り出さ
れている。ECに対するMeOHの使用割合(モル比)
は通常2〜20であり、反応温度は通常50〜180
℃、反応時間は通常0.5〜5時間である。
【0012】上記のエステル交換反応は平衡反応であ
り、反応液中には必ず未反応の原料成分が存在する。す
なわち、反応液中には、目的生成物のDMC及びEGの
他に、原料のEC及びMeOHが含まれ、更に、副生し
たDME等が含まれている。
り、反応液中には必ず未反応の原料成分が存在する。す
なわち、反応液中には、目的生成物のDMC及びEGの
他に、原料のEC及びMeOHが含まれ、更に、副生し
たDME等が含まれている。
【0013】気液分離工程においては、上記のエステル
交換反応液を処理して上記の生成物を分離回収する。こ
の際、本発明においては、気液分離工程から流出するベ
ーパーを分縮し、排気ガスとしてDME等を分離する。
そして、気液分離工程からMeOHを含む低沸留分のベ
ーパーを流出させた場合は、DME等の実質全量を当該
低沸留分中に回収できるので好ましい。
交換反応液を処理して上記の生成物を分離回収する。こ
の際、本発明においては、気液分離工程から流出するベ
ーパーを分縮し、排気ガスとしてDME等を分離する。
そして、気液分離工程からMeOHを含む低沸留分のベ
ーパーを流出させた場合は、DME等の実質全量を当該
低沸留分中に回収できるので好ましい。
【0014】気液分離工程の構成は、特に限定されない
が、図示した様に、蒸留塔(精留塔)(2)で構成する
のが好ましい。蒸留塔(2)の形式は、棚段塔または充
填塔の何れの形式であってもよい。図示した蒸留塔
(2)は、塔底部にリボイラー(3)、塔頂部に凝縮器
(4)を備え、当該凝縮器(4)の気相部はエジェクタ
ー(5)に連結され、更に、当該エジェクター(5)は
凝縮器(6)に連結されている。凝縮器(4)及び
(6)としては一般的な多管式熱交換器を使用すること
が出来る。エジェクター(5)としてはスチームエジェ
クターが使用されているが、他の形式のエジェクターで
あってもよい。
が、図示した様に、蒸留塔(精留塔)(2)で構成する
のが好ましい。蒸留塔(2)の形式は、棚段塔または充
填塔の何れの形式であってもよい。図示した蒸留塔
(2)は、塔底部にリボイラー(3)、塔頂部に凝縮器
(4)を備え、当該凝縮器(4)の気相部はエジェクタ
ー(5)に連結され、更に、当該エジェクター(5)は
凝縮器(6)に連結されている。凝縮器(4)及び
(6)としては一般的な多管式熱交換器を使用すること
が出来る。エジェクター(5)としてはスチームエジェ
クターが使用されているが、他の形式のエジェクターで
あってもよい。
【0015】図示したプロセスにおいては、蒸留塔
(2)でエステル交換反応液を処理して、DMCを主成
分とし、MeOHと副生したDMEとを含む低沸点留分
と、EGを主成分とし、ECを含む高沸点留分とに分離
する。すなわち、反応液はライン(L3)から蒸留塔
(2)の供給段に導入され、MeOHと副生したDME
とを含む低沸点留分はライン(L5)から凝縮器(4)
に導入され、EGを主成分とし、ECを含む高沸点留分
はライン(L4)から抜出される。蒸留塔(2)の濃縮
段および回収段の段数、操作条件(温度、圧力、還流比
など)は、上記の成分分離が行なわれる様に適宜選択さ
れる。
(2)でエステル交換反応液を処理して、DMCを主成
分とし、MeOHと副生したDMEとを含む低沸点留分
と、EGを主成分とし、ECを含む高沸点留分とに分離
する。すなわち、反応液はライン(L3)から蒸留塔
(2)の供給段に導入され、MeOHと副生したDME
とを含む低沸点留分はライン(L5)から凝縮器(4)
に導入され、EGを主成分とし、ECを含む高沸点留分
はライン(L4)から抜出される。蒸留塔(2)の濃縮
段および回収段の段数、操作条件(温度、圧力、還流比
など)は、上記の成分分離が行なわれる様に適宜選択さ
れる。
【0016】本発明においては、上記の成分分離に際
し、蒸留塔塔頂の凝縮器(4)によって低沸点留分を分
縮し、凝縮器(4)の排気ガスとしてDMEを分離する
ことが重要である。従って、凝縮器(4)の温度(凝縮
液温度)は、DMEの沸点(−23.6℃)以上で且つ
次の低沸点成分であるMeOHの沸点(64.5℃)未
満の温度に設定される。凝縮器(4)の温度は、通常1
0〜50℃、好ましくは25〜35℃の範囲である。凝
縮器(4)で回収された凝縮液は、ライン(L6)から
抜出され、その一部はライン(L6(a))を通して蒸
留塔(2)に還流され、他の一部はライン(L6
(b))を通して抜出される。
し、蒸留塔塔頂の凝縮器(4)によって低沸点留分を分
縮し、凝縮器(4)の排気ガスとしてDMEを分離する
ことが重要である。従って、凝縮器(4)の温度(凝縮
液温度)は、DMEの沸点(−23.6℃)以上で且つ
次の低沸点成分であるMeOHの沸点(64.5℃)未
満の温度に設定される。凝縮器(4)の温度は、通常1
0〜50℃、好ましくは25〜35℃の範囲である。凝
縮器(4)で回収された凝縮液は、ライン(L6)から
抜出され、その一部はライン(L6(a))を通して蒸
留塔(2)に還流され、他の一部はライン(L6
(b))を通して抜出される。
【0017】本発明においては、排気ガスとして分離さ
れた DMEは水と接触させて水溶液として回収するの
が好ましい。すなわち、図示したプロセスにおいては、
凝縮器(4)の排気ガスとして分離されたDMEは、ラ
イン(L7)を通してエジェクター(5)に導入され、
ライン(L11)から供給される駆動流体のスチームと
混合され、ライン(L8)を通して凝縮器(6)に導入
され、凝縮液(DME水溶液)として回収される。ライ
ン(L11)から供給される駆動流体の圧力は蒸留塔
(2)の操作圧力(減圧度)を考慮して適宜選択され、
凝縮器(6)の温度(凝縮液温度)は、通常5〜50℃
の範囲である。
れた DMEは水と接触させて水溶液として回収するの
が好ましい。すなわち、図示したプロセスにおいては、
凝縮器(4)の排気ガスとして分離されたDMEは、ラ
イン(L7)を通してエジェクター(5)に導入され、
ライン(L11)から供給される駆動流体のスチームと
混合され、ライン(L8)を通して凝縮器(6)に導入
され、凝縮液(DME水溶液)として回収される。ライ
ン(L11)から供給される駆動流体の圧力は蒸留塔
(2)の操作圧力(減圧度)を考慮して適宜選択され、
凝縮器(6)の温度(凝縮液温度)は、通常5〜50℃
の範囲である。
【0018】なお、DMEは水に可溶であるものの沸点
が低いため水に溶解する量には限度があり、特に圧力が
低い場合や水温が高い場合は極く僅かしか水に溶解しな
い。そこで、DMEを吸収する水量はエステル交換反応
で副生するするDMEに対して十分過剰であることが必
要であり、通常、DMEに対して100倍(モル比)以
上を使用する。
が低いため水に溶解する量には限度があり、特に圧力が
低い場合や水温が高い場合は極く僅かしか水に溶解しな
い。そこで、DMEを吸収する水量はエステル交換反応
で副生するするDMEに対して十分過剰であることが必
要であり、通常、DMEに対して100倍(モル比)以
上を使用する。
【0019】凝縮器(6)にて回収されたDME水溶液
は、適当な濃度に希釈した後、曝気槽を備えた活性汚泥
処理設備(図示せず)に導入して無害化される。一方、
凝縮器(6)におけるパージガスはライン(L10)か
ら排出される。
は、適当な濃度に希釈した後、曝気槽を備えた活性汚泥
処理設備(図示せず)に導入して無害化される。一方、
凝縮器(6)におけるパージガスはライン(L10)か
ら排出される。
【0020】図示した例においては、真空装置としてエ
ジェクターが使用されているが、水封式真空ポンプも好
適に使用することが出来る。高い減圧度が必要な場合
は、エジェクターが多段に配置され、水封真空ポンプの
前にブースターポンプが設置される。なお、真空ポンプ
の様に、水を駆動流体として使用しない真空装置を使用
した場合は、排気ガスを棚段や充填物を備えた吸収塔に
導いて水と向流接触させてDMEを水に吸収させる必要
がある。
ジェクターが使用されているが、水封式真空ポンプも好
適に使用することが出来る。高い減圧度が必要な場合
は、エジェクターが多段に配置され、水封真空ポンプの
前にブースターポンプが設置される。なお、真空ポンプ
の様に、水を駆動流体として使用しない真空装置を使用
した場合は、排気ガスを棚段や充填物を備えた吸収塔に
導いて水と向流接触させてDMEを水に吸収させる必要
がある。
【0021】本発明の特徴は、副生したDMEを排気ガ
スとして分離するため、エステル交換反応液の気液分離
工程から流出するベーパーを分縮する点に存する。斯か
る分縮操作は、図示した例の様にエステル交換反応液を
蒸留塔で処理する場合の他、次の様な各種のケースに適
用し得る。
スとして分離するため、エステル交換反応液の気液分離
工程から流出するベーパーを分縮する点に存する。斯か
る分縮操作は、図示した例の様にエステル交換反応液を
蒸留塔で処理する場合の他、次の様な各種のケースに適
用し得る。
【0022】(1)MeOHとECとを蒸留塔に供給し
ながら触媒と接触させ、反応蒸留により、塔頂留分とし
てMeOHとDMC、塔底留分としてEGとECを得る
場合。
ながら触媒と接触させ、反応蒸留により、塔頂留分とし
てMeOHとDMC、塔底留分としてEGとECを得る
場合。
【0023】(2)抽出蒸留によりエステル交換反応液
からMeOHを選択的に塔頂留分として抜き出す場合。
からMeOHを選択的に塔頂留分として抜き出す場合。
【0024】(3)反応蒸留を行う蒸留塔の反応部位の
上方に抽出蒸留を行う部位を設置し、未反応MeOHを
塔頂から循環しながら、DMC、EG、ECを塔底から
抜き出す場合。
上方に抽出蒸留を行う部位を設置し、未反応MeOHを
塔頂から循環しながら、DMC、EG、ECを塔底から
抜き出す場合。
【0025】(4)薄膜蒸発器でエステル交換反応液の
一部を蒸発させ、低沸点成分の一部をベーパーで取り出
して凝縮させる場合。
一部を蒸発させ、低沸点成分の一部をベーパーで取り出
して凝縮させる場合。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0027】実施例1
図1に示すのと同様のプロセスでエステル交換反応およ
び低沸点成分の蒸留分離を行なった。固定床反応器
(1)としては、四級アンモニウム塩構造がスペーサー
基を介して架橋ポリスチレン鎖に結合したアニオン交換
樹脂を充填した反応器を使用し、蒸留塔(2)として
は、三菱化学エンジニアリング(株)製「MCパック2
50S」を7mの高さに充填した内径0.2mの充填塔
を使用した。
び低沸点成分の蒸留分離を行なった。固定床反応器
(1)としては、四級アンモニウム塩構造がスペーサー
基を介して架橋ポリスチレン鎖に結合したアニオン交換
樹脂を充填した反応器を使用し、蒸留塔(2)として
は、三菱化学エンジニアリング(株)製「MCパック2
50S」を7mの高さに充填した内径0.2mの充填塔
を使用した。
【0028】固定床反応器(1)に、ライン(L1)か
らEC88重量部、ライン(L2)からMeOH64重
量部を供給し、反応温度80℃、反応圧力200KP
a、LHSV=1の条件で反応させたところ、ライン
(L3)から、EC36重量%、MeOH26重量%、
EG15重量%、DMC22重量%の反応液が得られ
た。反応液中には副生したDMEが0.1重量%含まれ
ていた。
らEC88重量部、ライン(L2)からMeOH64重
量部を供給し、反応温度80℃、反応圧力200KP
a、LHSV=1の条件で反応させたところ、ライン
(L3)から、EC36重量%、MeOH26重量%、
EG15重量%、DMC22重量%の反応液が得られ
た。反応液中には副生したDMEが0.1重量%含まれ
ていた。
【0029】蒸留塔(2)にライン(L3)から上記の
反応液を供給した。反応液の供給は充填部上端から2.
5mの位置に行なった。そして、還流比0.3で蒸留分
離を行なって、塔頂のライン(L5)からMeOHとD
MC、塔底のライン(L4)からECとEGの混合液を
得た。操作圧力は塔頂で24KPaとした。
反応液を供給した。反応液の供給は充填部上端から2.
5mの位置に行なった。そして、還流比0.3で蒸留分
離を行なって、塔頂のライン(L5)からMeOHとD
MC、塔底のライン(L4)からECとEGの混合液を
得た。操作圧力は塔頂で24KPaとした。
【0030】塔底液組成はEC69重量%、EG30重
量%、MeGE0.7重量%であった。DMCは10重
量ppm未満でMeOH及びDMEは検出されなかっ
た。凝縮器(4)は凝縮液温が30℃になる様、10℃
の冷水で冷却した。ライン(L6)から抜出された凝縮
液組成は、MeOH54重量%とDMC46重量%、D
ME250重量ppmであった。そして、その一部はラ
イン(L6(a))を通して蒸留塔(2)に還流し、他
の一部はライン(L6(b))を通して抜出した。マス
バランスの計算結果、塔頂ベーパーの約20重量%が凝
縮器(4)からライン(L7)を通してエジェクター
(5)へ抜き出されており、このベーパーには生成した
DMEの約90%が含まれていることが分った。
量%、MeGE0.7重量%であった。DMCは10重
量ppm未満でMeOH及びDMEは検出されなかっ
た。凝縮器(4)は凝縮液温が30℃になる様、10℃
の冷水で冷却した。ライン(L6)から抜出された凝縮
液組成は、MeOH54重量%とDMC46重量%、D
ME250重量ppmであった。そして、その一部はラ
イン(L6(a))を通して蒸留塔(2)に還流し、他
の一部はライン(L6(b))を通して抜出した。マス
バランスの計算結果、塔頂ベーパーの約20重量%が凝
縮器(4)からライン(L7)を通してエジェクター
(5)へ抜き出されており、このベーパーには生成した
DMEの約90%が含まれていることが分った。
【0031】ライン(L11)からエジェクター(5)
に供給される蒸気流量は48重量部/hとした。これは
吸引ベーパー中のDMEに対し約900倍に相当する。
吸引ベーパーと混合した水蒸気はライン(L8)を通し
て凝縮器(6)に導入され、50℃に冷却して凝縮し
た。ライン(L9)から回収された凝縮水中のDME濃
度は約2000重量ppmであった。
に供給される蒸気流量は48重量部/hとした。これは
吸引ベーパー中のDMEに対し約900倍に相当する。
吸引ベーパーと混合した水蒸気はライン(L8)を通し
て凝縮器(6)に導入され、50℃に冷却して凝縮し
た。ライン(L9)から回収された凝縮水中のDME濃
度は約2000重量ppmであった。
【0032】次いで、上記の廃水を純水で15倍に希釈
した試料100mLに活性汚泥を加えて200mLの容
器に入れ、常温で攪拌、曝気しながら溶存酸素を8〜9
mg/Lに調節し、5時間後のCODを測定したとこ
ろ、開始時の1/10以下に低下した。
した試料100mLに活性汚泥を加えて200mLの容
器に入れ、常温で攪拌、曝気しながら溶存酸素を8〜9
mg/Lに調節し、5時間後のCODを測定したとこ
ろ、開始時の1/10以下に低下した。
【0033】比較例1
図2に示すのと同様のプロセスでエステル交換反応およ
び低沸点成分の蒸留分離を行なった。図2に示すプロセ
スは、図1に示すプロセスにおいて、更に、蒸留塔
(7)として、三菱化学エンジニアリング(株)製「M
Cパック250S」を2.37mの高さに充填した内径
0.2mの充填塔を付加したものである。そして、蒸留
塔(7)の塔底部にはリボイラー(8)、塔頂部には凝
縮器(9)が備えられ、当該凝縮器(9)の気相部は真
空設備(図示せず)に連結されている。
び低沸点成分の蒸留分離を行なった。図2に示すプロセ
スは、図1に示すプロセスにおいて、更に、蒸留塔
(7)として、三菱化学エンジニアリング(株)製「M
Cパック250S」を2.37mの高さに充填した内径
0.2mの充填塔を付加したものである。そして、蒸留
塔(7)の塔底部にはリボイラー(8)、塔頂部には凝
縮器(9)が備えられ、当該凝縮器(9)の気相部は真
空設備(図示せず)に連結されている。
【0034】先ず、実施例1と同一条件エステル交換反
応を行なって反応液を得た。次いで、実施例1と同様に
して、蒸留塔(2)にライン(3)から上記の反応液を
供給して低沸点留分と高沸点留分に分けた。但し、この
際、コンデンサー(4)の凝縮温度を13℃まで下げて
塔頂ベーパーをほぼ全凝縮させた。
応を行なって反応液を得た。次いで、実施例1と同様に
して、蒸留塔(2)にライン(3)から上記の反応液を
供給して低沸点留分と高沸点留分に分けた。但し、この
際、コンデンサー(4)の凝縮温度を13℃まで下げて
塔頂ベーパーをほぼ全凝縮させた。
【0035】次いで、上記の凝縮液の一部はライン(L
6(a))を通して蒸留塔(2)に還流し、他の一部は
ライン(L6(b))を通して蒸留塔(7)に供給し
た。凝縮液の供給は充填部の上端から1.2mの位置に
行なった。そして、常圧下、蒸留分離を行なった。ライ
ン(L13)から抜出された塔頂ベーパーは凝縮器
(9)で−20℃に凝縮した。この凝縮液の一部は還流
比1となる様にライン(L14(a))を通して蒸留塔
(7)に還流し、他の一部(ライン(L6(b))から
の供給液の1重量%相当量)はライン(L14(b))
を通して抜出した。その結果、塔底のライン(L12)
から抜出された液中のDMEは5重量ppm未満であっ
た。
6(a))を通して蒸留塔(2)に還流し、他の一部は
ライン(L6(b))を通して蒸留塔(7)に供給し
た。凝縮液の供給は充填部の上端から1.2mの位置に
行なった。そして、常圧下、蒸留分離を行なった。ライ
ン(L13)から抜出された塔頂ベーパーは凝縮器
(9)で−20℃に凝縮した。この凝縮液の一部は還流
比1となる様にライン(L14(a))を通して蒸留塔
(7)に還流し、他の一部(ライン(L6(b))から
の供給液の1重量%相当量)はライン(L14(b))
を通して抜出した。その結果、塔底のライン(L12)
から抜出された液中のDMEは5重量ppm未満であっ
た。
【0036】また、塔頂ベーパーの略60重量%はライ
ン( L15)からベーパーで真空装置へ抜き出され、
ライン(L14)から抜出された凝縮液中のDMEは1
3重量%であり、これは生成量の27%であった。
ン( L15)からベーパーで真空装置へ抜き出され、
ライン(L14)から抜出された凝縮液中のDMEは1
3重量%であり、これは生成量の27%であった。
【0037】上記の操作では低沸点留分からDMEを分
離する第2段の蒸留操作でエネルギーを消費しているた
め、第1段の蒸留操作と合わせたエネルギー消費量は、
実施例1より16%増加した。また、蒸留塔(7)での
留出量が少ないため凝縮器(9)の負荷は大きくはない
が、凝縮温度を−20℃にするのは実際の製造設備では
困難である。
離する第2段の蒸留操作でエネルギーを消費しているた
め、第1段の蒸留操作と合わせたエネルギー消費量は、
実施例1より16%増加した。また、蒸留塔(7)での
留出量が少ないため凝縮器(9)の負荷は大きくはない
が、凝縮温度を−20℃にするのは実際の製造設備では
困難である。
【0038】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、副生成分
の分離を公知の方法に比して簡略化された工程で行ない
得る様に改良されたジメチルカーボネート及びエチレン
グリコールの製造方法が提供され、本発明の工業的価値
は顕著である。
の分離を公知の方法に比して簡略化された工程で行ない
得る様に改良されたジメチルカーボネート及びエチレン
グリコールの製造方法が提供され、本発明の工業的価値
は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい態様の一例を示すプロセス説
明図
明図
【図2】比較例1のプロセス説明図
1:固定床式反応器
2:蒸留塔
3:リボイラー
4:凝縮器
5:エジェクター
6:凝縮器
7:蒸留塔
8:リボイラー
9:凝縮器
Claims (4)
- 【請求項1】 エチレンカーボネートとメタノールとの
エステル交換反応によりジメチルカーボネート及びエチ
レングリコールを製造する方法において、上記のエステ
ル交換反応液を気液分離工程で処理して上記の生成物を
分離回収するに際し、上記の気液分離工程から流出する
ベーパーを分縮し、排気ガスとして、上記のエステル交
換反応で副生したジメチルエーテルを分離することを特
徴とするジメチルカーボネート及びエチレングリコール
の製造方法。 - 【請求項2】 気液分離工程から流出するベーパーがメ
タノールを含む低沸点留分である請求項1に記載の製造
方法。 - 【請求項3】 気液分離工程が蒸留塔で構成され、当該
蒸留塔でエステル交換反応液を処理して、ジメチルカー
ボネートを主成分とし、メタノールと副生したジメチル
エーテルとを含む低沸点留分と、エチレングリコールを
主成分とし、エチレンカーボネートを含む高沸点留分と
に分離するに際し、蒸留塔塔頂の凝縮器によって低沸点
留分を分縮し、凝縮器の排気ガスとしてジメチルエーテ
ルを分離する請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項4】 排気ガスとして分離されたジメチルエー
テルを水と接触させて水溶液として回収する請求項1〜
3の何れかに記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002068187A JP3960525B2 (ja) | 2002-03-13 | 2002-03-13 | ジメチルカーボネート及びエチレングリコールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002068187A JP3960525B2 (ja) | 2002-03-13 | 2002-03-13 | ジメチルカーボネート及びエチレングリコールの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003267897A true JP2003267897A (ja) | 2003-09-25 |
JP3960525B2 JP3960525B2 (ja) | 2007-08-15 |
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ID=29199342
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002068187A Expired - Fee Related JP3960525B2 (ja) | 2002-03-13 | 2002-03-13 | ジメチルカーボネート及びエチレングリコールの製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3960525B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100344343C (zh) * | 2005-12-13 | 2007-10-24 | 中国石化集团四川维尼纶厂 | 一种聚合反应尾气的回收工艺 |
JP2009527529A (ja) * | 2006-02-22 | 2009-07-30 | シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー | アルカンジオールおよびジアルキルカーボネートの調製方法 |
CN111116330A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-05-08 | 山西中科惠安化工有限公司 | 一种酯交换生产碳酸酯过程中碳化工艺过滤后滤液的分离装置和方法 |
CN115350679A (zh) * | 2022-08-17 | 2022-11-18 | 沈阳工业大学 | 高速喷流撞击管式反应器制备碳酸二甲酯的装置及方法 |
-
2002
- 2002-03-13 JP JP2002068187A patent/JP3960525B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
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JP2009527529A (ja) * | 2006-02-22 | 2009-07-30 | シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー | アルカンジオールおよびジアルキルカーボネートの調製方法 |
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CN115350679A (zh) * | 2022-08-17 | 2022-11-18 | 沈阳工业大学 | 高速喷流撞击管式反应器制备碳酸二甲酯的装置及方法 |
CN115350679B (zh) * | 2022-08-17 | 2024-06-04 | 沈阳工业大学 | 高速喷流撞击管式反应器制备碳酸二甲酯的装置及方法 |
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JP3960525B2 (ja) | 2007-08-15 |
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