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JP2003264736A - 画像データ補正装置、画像処理装置、画像データ補正方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

画像データ補正装置、画像処理装置、画像データ補正方法、プログラム、及び記憶媒体

Info

Publication number
JP2003264736A
JP2003264736A JP2002064086A JP2002064086A JP2003264736A JP 2003264736 A JP2003264736 A JP 2003264736A JP 2002064086 A JP2002064086 A JP 2002064086A JP 2002064086 A JP2002064086 A JP 2002064086A JP 2003264736 A JP2003264736 A JP 2003264736A
Authority
JP
Japan
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image
correction
image data
data
image pickup
Prior art date
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Application number
JP2002064086A
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English (en)
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JP3605084B2 (ja
Inventor
Osamu Harada
修 原田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002064086A priority Critical patent/JP3605084B2/ja
Priority to US10/370,972 priority patent/US7317481B2/en
Publication of JP2003264736A publication Critical patent/JP2003264736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3605084B2 publication Critical patent/JP3605084B2/ja
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  • Studio Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえ環境温度の影響で撮像系の特性変化が
生じた場合でも、ダーク画像撮影に伴うレリーズタイム
ラグが大きくなることを防止すると共に、画質の劣化を
防止し高品位の画像を得ることを可能とする。 【解決手段】 画像処理装置100のシステム制御回路
50は、水平ダークシェーディング補正を行う際に用い
る1次元補正データを不揮発性メモリ56から読み出し
メモリ30に展開し、シャッタ12が閉じた状態で撮像
素子14の電荷蓄積を開始し、撮像素子14の所定領域
の画像データのみをメモリ30の所定領域へ書き込む。
画像データに対し補正データを用いて水平ダークシェー
ディング補正処理を行い、画像データよりダークレベル
を算出する。ダークレベルが許容される値でなかった場
合、ダークレベルが許容値になるように補正データを変
更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子から得ら
れる画像データの補正を行う画像データ補正装置、撮像
素子を備え静止画像や動画像を撮像・記録・再生する画
像処理装置、画素補正処理方法、プログラム、及び記憶
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体メモリ素子を有するメモリカ
ードを記録媒体として、CCD、CMOS等の固体撮像
素子(以下、撮像素子)で撮像した静止画像や動画像を
記録及び再生する電子カメラ等の画像処理装置は既に市
販されている。この種の電子カメラ等の画像処理装置に
よれば、撮影者が操作部から単写撮影/連写撮影の撮影
モードを選択することにより、シャッタボタンを押すた
びに1駒ずつ撮影を行う単写撮影と、シャッタボタンを
押し続けている間は連続して撮影を行う連写撮影とを切
り替えて撮影を行うことが可能である。
【0003】また、画像処理装置において、CCD、C
MOS等の撮像素子を用いて撮像する場合、撮像素子を
露光しない状態で本撮影と同様に電荷蓄積を行った後に
読み出したダーク画像データと、撮像素子を露光した状
態で電荷蓄積を行った後に読み出した本撮影画像データ
とを用いて演算処理することにより、ダークノイズ補正
処理を行うことが可能である。これにより、撮像素子の
発生する暗電流ノイズや撮像素子固有の微少なキズによ
る画素欠損等の画質劣化に関して、撮影した画像データ
を補正して高品位な画像を撮影することができる。この
反面、画像処理装置にダークノイズ補正処理を行わせる
ためは必ずダーク画像を撮影しなくてはならないので、
レリーズタイムラグが大きくなり、貴重なシャッタチャ
ンスを逃すという欠点があった。
【0004】この問題を解決するために、予め記憶して
おいた補正データを使って撮像素子の水平方向のシェー
ディング(輝度レベルのムラ)や暗電流などのノイズ成
分(適正ダークレベルに対するオフセット)をキャンセ
ルすることで、レリーズタイムラグがあまり大きくなら
ないように、高品位な画像を撮影することができるよう
な画像処理装置が知られている。
【0005】上記の予め記憶された補正データは、主に
画像処理装置の組み立て時にダーク撮影を補正データで
補正することなく行い、このときの画像データと適正ダ
ークレベルとのずれ分や撮像素子がもつ水平方向のシェ
ーディングをキャンセルするようなオフセット量のこと
である。ダークレベルは、画像処理を行う上で、画像デ
ータの輝度成分及び色成分の基準となるものなので、撮
像素子を露光して得られた画像データのダークレベルが
適正になるように補正されることは、画質の品位をよく
することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては次のような問題があった。撮像素子に
よっては、上記暗電流ノイズの状態が出力回路部の温度
特性によって非直線的に変動するものがある。このよう
な撮像系を備えた画像処理装置であった場合、予め記憶
された補正値を使っても、撮影された画像データにキャ
ンセルされるはずのノイズ成分が残ってしまい、画質を
劣化させてしまう。また、この場合では、温度係数を使
って演算による補正を行うことは演算の形態が複雑とな
り、撮像素子の画素数が多いと演算に時間がかかり、レ
リーズタイムラグが大きくなってしまう。また、温度領
域毎に補正値を予め記憶しておくことも考えられるが、
これはメモリの容量をより必要とするため、装置が大型
化してしまう。
【0007】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、たとえ環境温度の影響で撮像系の特性変化が生
じた場合でも、ダーク画像撮影に伴うレリーズタイムラ
グが大きくなることを防止すると共に、画質の劣化を防
止し高品位の画像を得ることを可能とした画像データ補
正装置、画像処理装置、画像データ補正方法、プログラ
ム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像データ補正装置は、光学像を電気信号
に変換する撮像手段から得られる画像データを補正デー
タを用いて補正する画像データ補正装置であって、前記
撮像手段を露光しない状態で電荷蓄積を行う第1の撮像
モードで得られた画像データに応じて前記補正データを
変更する変更手段と、前記撮像手段を露光した状態で電
荷蓄積を行う第2の撮像モードで得られた画像データ
を、前記変更手段により変更された変更後の補正データ
を用いて補正する補正手段とを有することを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の画像処理装置は、前記画像
データ補正装置と前記撮像手段を備えたことを特徴とす
る。
【0010】また、本発明の画像データ補正方法は、光
学像を電気信号に変換する撮像手段を露光しない状態で
電荷蓄積を行う第1の撮像モードで得られた画像データ
に応じて、画像データ補正用の補正データを変更し、前
記撮像手段を露光した状態で電荷蓄積を行う第2の撮像
モードで得られた画像データを、前記変更後の補正デー
タを用いて補正することを特徴とする。
【0011】また、本発明のプログラムは、光学像を電
気信号に変換する撮像手段を露光しない状態で電荷蓄積
を行う第1の撮像モードで得られた画像データに応じ
て、画像データ補正用の補正データを変更するステップ
と、前記撮像手段を露光した状態で電荷蓄積を行う第2
の撮像モードで得られた画像データを、前記変更後の補
正データを用いて補正するステップとを有することを特
徴とする。
【0012】また、本発明の記憶媒体は、前記プログラ
ムを記憶したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態に係る画像処理
装置の構成を示すブロック図である。画像処理装置は、
画像処理装置(本体)100と、画像処理装置本体に対
し着脱可能に装着される記録媒体200、記録媒体21
0と、画像処理装置本体に対し着脱可能に装着されるレ
ンズユニット300を備えている。
【0015】各部を詳述すると、シャッタ12は、撮像
素子14への露光量を制御する。撮像素子14は、被写
体の光学像を電気信号に変換する。本実施の形態の画像
処理装置100は、撮像素子14を露光しない状態で電
荷蓄積を行う第1の撮像モード、撮像素子14を露光し
た状態で電荷蓄積を行う第2の撮像モードを有する。レ
ンズユニット300のレンズ310に入射した光線は、
一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント3
06、及び画像処理装置100のレンズマウント10
6、ミラー130、シャッタ12を介して導き、光学像
として撮像素子14上に結像することができる。A/D
変換器16は、撮像素子14のアナログ信号出力をディ
ジタル信号に変換する。タイミング発生回路18は、撮
像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にク
ロック信号や制御信号を供給するものであり、メモリ制
御回路22及びシステム制御回路50により制御され
る。
【0016】画像処理回路20は、A/D変換器16か
らのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対
して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画
像処理回路20においては、必要に応じて、撮像した画
像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算
結果に基づいてシステム制御回路50がシャッタ制御手
段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TTL
(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)
処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処
理を行うことができる。更に、画像処理回路20におい
ては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行
い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オート
ホワイトバランス)処理も行っている。
【0017】なお、本実施の形態においては、画像処理
装置が測距手段42及び測光手段46を専用に備える構
成としているため、測距手段42及び測光手段46を用
いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処
理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行い、上記画
像処理回路20を用いたAF(オートフォーカス)処理、
AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処
理を行わない構成としてもよい。或いは、測距手段42
及び測光手段46を用いてAF(オートフォーカス)処
理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の
各処理を行い、更に、上記画像処理回路20を用いたAF
(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF
(フラッシュ調光)処理の各処理を行う構成としてもよ
い。
【0018】メモリ制御回路22は、A/D変換器1
6、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像
表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮
・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータ
が、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、
或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路
22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に
書き込まれる。画像表示メモリ24は、表示用の画像デ
ータを記憶する。D/A変換器26は、メモリ制御回路
22のディジタル信号出力をアナログ信号に変換する。
画像表示部28は、TFT LCD等から構成されるものであ
り、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像デ
ータはD/A変換器26を介して画像表示部28により
表示される。画像表示部28を用いて、撮像した画像デ
ータを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現する
ことが可能である。また、画像表示部28は、システム
制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFするこ
とが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装
置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0019】メモリ30は、撮影した静止画像や動画像
を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や
所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えて
いる。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影す
る連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の
画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能とな
る。また、メモリ30は、システム制御回路50の作業
領域としても使用することが可能である。圧縮・伸長回
路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により
画像データを圧縮伸長するものであり、メモリ30に格
納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行
い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0020】シャッタ制御手段40は、測光手段46か
らの測光情報に基づいて、絞り312を制御する絞り制
御手段340と連携しながら、シャッタ12を制御す
る。測距手段42は、AF(オートフォーカス)処理を行
うためのものであり、レンズユニット300のレンズ3
10に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り3
12、レンズマウント306、及び画像処理装置100
のレンズマウント106、ミラー130そして不図示の
測距用サブミラーを介して、測距手段42に入射させる
ことにより、光学像として結像された画像の合焦状態を
測定することができる。温度計44は、撮影環境の温度
を検出することができる。温度計44がセンサ(撮像素
子14)内にある場合はセンサの暗電流をより正確に予
想することが可能である。
【0021】測光手段46は、AE(自動露出)処理を行
うためのものであり、レンズユニット300のレンズ3
10に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り3
12、レンズマウント306、及び画像処理装置100
のレンズマウント106、ミラー130及び132そし
て不図示の測光用レンズを介して、測光手段46に入射
させることにより、光学像として結像された画像の露出
状態を測定することができる。また、測光手段46は、
フラッシュ48と連携することによりEF(フラッシュ調
光)処理機能も有するものである。フラッシュ48は、
AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0022】なお、撮像素子14によって撮像した画像
データを画像処理回路20によって演算した演算結果に
基づき、システム制御回路50がシャッタ制御手段4
0、絞り制御手段340、測距制御手段342に対して
制御を行う、ビデオTTL方式を用いて露出制御及びAF
(オートフォーカス)制御をすることも可能である。更
に、測距手段42による測定結果と、撮像素子14によ
って撮像した画像データを画像処理回路20によって演
算した演算結果とを共に用いてAF(オートフォーカス)
制御を行っても構わない。そして、測光手段46による
測定結果と、撮像素子14によって撮像した画像データ
を画像処理回路20によって演算した演算結果とを共に
用いて露出制御を行っても構わない。
【0023】システム制御回路50は、画像処理装置1
00全体を制御するものであり、メモリ52に記憶され
たプログラムに基づき後述の各フローチャートに示す処
理を実行する。メモリ52は、システム制御回路50の
動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリで
ある。表示部54は、システム制御回路50でのプログ
ラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作
状態やメッセージ等を表示出力、音声出力する液晶表示
装置、スピーカ等を備えており、画像処理装置100の
操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置
され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせ
により構成されている。また、表示部54は、その一部
の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
【0024】表示部54の表示内容のうち、LCD等に
表示するものとしては、例えば、シングルショット/連
写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、ISO
(International Organization for Standardization)
感度表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能
枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補
正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表
示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表
示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒
体200及び210の着脱状態表示、レンズユニット3
00の着脱状態表示、通信インタフェース動作表示、日
付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表
示、等がある。
【0025】また、表示部54の表示内容のうち、光学
ファインダ104内に表示するものとしては、例えば、
合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッ
シュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタスピ
ード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込
み動作表示、等がある。更に、表示部54の表示内容の
うち、LED等に表示するものとしては、例えば、合焦
表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、手振れ警告
表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、
記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、
二次電池充電状態表示、等がある。更に、表示部54の
表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例
えば、セルフタイマ通知ランプ、等がある。このセルフ
タイマ通知ランプは、AF補助光と共用して用いてもよ
い。
【0026】不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記
録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
この不揮発性メモリ56には、各種パラメータやISO
感度などの設定値、設定モード、及び水平ダークシェー
ディング補正を行う際に用いる1次元補正データが格納
される。この1次元補正データは、画像処理装置の製造
工程において調整時に作成され書き込まれる。
【0027】操作手段60、62、64、66、68、
69及び70は、システム制御回路50の各種の動作指
示を入力するためのものであり、スイッチやダイアル、
タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認
識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
【0028】モードダイアルスイッチ60は、自動撮影
モード、プログラム撮影モード、シャッタ速度優先撮影
モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、
焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート撮影
モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮
影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード等の各
機能撮影モードを切り替え設定することができる。シャ
ッタスイッチSW1・62は、不図示のシャッタボタン
の操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、
AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)
処理、EF(フラッシュ調光)処理等の動作開始を指示す
る。
【0029】シャッタスイッチSW2・64は、不図示
のシャッタボタンの操作完了でONとなり、撮像素子14
から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回
路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光
処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算
を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出
し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200
或いは210に画像データを書き込む記録処理という一
連の処理の動作開始を指示する。再生スイッチ66は、
撮影モード状態において、撮影した画像をメモリ30或
いは記録媒体200或いは210から読み出して画像表
示部28によって表示する再生動作の開始を指示する。
【0030】単写/連写スイッチ68は、シャッタスイ
ッチSW2・64を押した場合に1駒の撮影を行って待
機状態とする単写モードと、シャッタスイッチSW2・
64を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モ
ードとを設定することができる。ISO感度設定スイッ
チ69は、撮像素子14或いは画像処理回路20におけ
るゲインの設定を変更することにより、ISO感度(撮
影感度)を設定することができる。
【0031】操作部70は、各種ボタンやタッチパネル
等から構成されており、メニューボタン、セットボタ
ン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フ
ラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切り替
えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー
移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)
ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択
ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノ
ラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の
選択及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パ
ノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能
の決定及び実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示
部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、
撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイック
レビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイ
ッチを備えている。
【0032】また、操作部70は、JPEG(Joint Ph
otographic Expert Group)圧縮の圧縮率を選択するた
め或いは撮像素子4の信号をそのままディジタル化して
記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するため
のスイッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、マ
ルチ画面再生・消去モード、PC(パーソナルコンピュ
ータ)接続モード等の各機能モードを設定することがで
きる再生スイッチ、シャッタスイッチSW1・62を押
したならばオートフォーカス動作を開始し一旦合焦した
ならばその合焦状態を保ち続けるワンショットAFモード
と、シャッタスイッチSW1を押している間は連続して
オートフォーカス動作を続けるサーボAFモードとを設定
することができるAFモード設定スイッチ等がある。な
お、上記プラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、
回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快
に数値や機能を選択することが可能となる。
【0033】電源スイッチ72は、画像処理装置100
の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定するこ
とができる。また、電源スイッチ72は、画像処理装置
100に接続されたレンズユニット300、外部ストロ
ボ、記録媒体200、210等の各種付属装置の電源オ
ン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定することが
できる。電源制御手段80は、電池検出回路、DC−D
Cコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ
回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池
の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム
制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを
制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部
へ供給する。コネクタ82及び84は、電源制御手段8
0と電源手段86とを接続する。電源手段86は、アル
カリ電池、リチウム電池等の一次電池や、NiCd電池、Ni
MH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等から構成さ
れている。
【0034】インタフェース90及び94は、メモリカ
ードやハードディスク等の記録媒体200、210との
インタフェースを司る。コネクタ92及び96は、画像
処理装置100とメモリカードやハードディスク等の記
録媒体200、210とを接続する。記録媒体着脱検知
手段98は、コネクタ92及びコネクタ96、或いはコ
ネクタ92、或いはコネクタ96に記録媒体200或い
は記録媒体210が装着されているか否かを検知する。
【0035】なお、本実施の形態では、記録媒体を取り
付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものと
して説明している。勿論、記録媒体を取り付けるインタ
フェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系
統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格
のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構
成としても構わない。インタフェース及びコネクタとし
ては、PCMCIA(Personal Computer Memory Card Intern
ational Association)カードやCF(コンパクトフラッ
シュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用
いて構成して構わない。
【0036】更に、インタフェース90及び94、そし
てコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパク
トフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠した
ものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカー
ド、USB(Universal Serial Bus)カード、IEEE(Insti
tute of Electrical and ElectronicS Engineers)139
4カード、P1284カード、SCSI(Small Computer System
Interface)カード、PHS(Personal Handyphone Syste
m)等の通信カード、等の各種通信カードを接続するこ
とにより、画像処理装置と他のコンピュータやプリンタ
等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属し
た管理情報を転送し合うことができる。
【0037】光学ファインダ104は、レンズユニット
300のレンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式
によって、絞り312、レンズマウント306、及び画
像処理装置100のレンズマウント106、ミラー13
0及び132を介して導き、光学像として結像表示する
ことができる。これにより、画像表示部28による電子
ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダ
104のみを用いて撮影を行うことが可能である。ま
た、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の
機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ
充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補
正表示などが設置されている。
【0038】通信手段110は、RS232CやUSB、IEEE139
4、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通
信機能を有する。コネクタ/アンテナ112は、通信手
段110により画像処理装置100を他の機器と接続す
る場合はコネクタとして機能し、無線通信の場合はアン
テナとして機能する。インタフェース120は、レンズ
マウント106内において、画像処理装置100をレン
ズユニット300と接続するためのインタフェースであ
る。
【0039】コネクタ122は、画像処理装置100を
レンズユニット300と電気的に接続する。レンズ着脱
検知手段124は、レンズマウント106及び或いはコ
ネクタ122にレンズユニット300が装着されている
か否かを検知する。コネクタ122は、画像処理装置1
00とレンズユニット300との間で制御信号、状態信
号、データ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を
供給する機能も備えている。また、コネクタ122は、
電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構
成としてもよい。ミラー130、132は、レンズ31
0に入射した光線を、一眼レフ方式によって光学ファイ
ンダ104に導くことができる。なお、ミラー132
は、クイックリターンミラーの構成としても、ハーフミ
ラーの構成としても、どちらでも構わない。
【0040】記録媒体200は、メモリカードやハード
ディスク等から構成されている。記録媒体200は、半
導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部20
2、画像処理装置100とのインタフェース204、画
像処理装置100と接続を行うコネクタ206を備えて
いる。記録媒体210は、メモリカードやハードディス
ク等から構成されている。記録媒体210は、半導体メ
モリや磁気ディスク等から構成される記録部212、画
像処理装置100とのインタフェース214、画像処理
装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0041】レンズユニット300は、交換レンズタイ
プとして構成されている。レンズマウント306は、レ
ンズユニット300を画像処理装置100と機械的に結
合する。レンズマウント306内には、レンズユニット
300を画像処理装置100と電気的に接続する各種機
能が含まれている。撮影レンズ310は、被写体像を取
り込む。絞り312は、撮影レンズ310から入る光量
を調節する。インタフェース320は、レンズマウント
306内において、レンズユニット300を画像処理装
置100と接続するためのインタフェースを司る。コネ
クタ322は、レンズユニット300を画像処理装置1
00と電気的に接続する。コネクタ322は、画像処理
装置100とレンズユニット300との間で制御信号、
状態信号、データ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の
電流を供給される或いは供給する機能も備えている。ま
た、コネクタ322は、電気通信のみならず、光通信、
音声通信等を伝達する構成としてもよい。
【0042】絞り制御手段340は、画像処理装置10
0の測光手段46からの測光情報に基づいて、シャッタ
12を制御するシャッタ制御手段40と連携しながら、
絞り312を制御する。測距制御手段342は、撮影レ
ンズ310のフォーカシングを制御する。ズーム制御手
段344は、撮影レンズ310のズーミングを制御す
る。レンズシステム制御回路350は、レンズユニット
300全体を制御する。レンズシステム制御回路350
は、動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモ
リや、レンズユニット300固有の番号等の識別情報、
管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能
情報、現在や過去の各設定値などを保持する不揮発メモ
リの機能も備えている。
【0043】次に、上記の如く構成された本実施の形態
に係る画像処理装置100の動作を図1乃至図7を参照
しながら詳細に説明する。
【0044】<画像処理装置100の主ルーチン>図2
及び図3は本実施の形態に係る画像処理装置100の主
ルーチンのフローチャートである。図2及び図3を用い
て、画像処理装置100の動作を説明する。画像処理装
置100に対する電池交換等の電源投入により、システ
ム制御回路50は、後述の単写/連写フラグ、フラッシ
ュフラグ等のフラグや、制御変数等を初期化し、画像処
理装置100の各部において必要な所定の初期設定を行
う(ステップS101)。次に、システム制御回路50
は、電源スイッチ72の設定位置を判断する(ステップ
S102)。
【0045】電源スイッチ72が電源OFFに設定されて
いたならば(ステップS102で「電源OFF」)、各表
示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を
含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性
メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示
部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮
断する等の所定の終了処理を行った後(ステップS10
3)、ステップS102に戻る。電源スイッチ72が電
源ONに設定されていたならば(ステップS102で「電
源ON」)、システム制御回路50は、電源制御手段80
により、電池等により構成される電源86の残容量や動
作情況が画像処理装置100の動作に問題があるか否か
を判断する(ステップS104)。
【0046】電源86に問題があるならば(ステップS
104でNO)、表示部54を用いて画像や音声により
所定の警告表示出力や警告音声出力を行った後に(ステ
ップS105)、ステップS102に戻る。電源86に
問題が無いならば(ステップS104でYES)、シス
テム制御回路50は、モードダイアルスイッチ60の設
定位置を判断する(ステップS106)。モードダイア
ルスイッチ60が撮影モードに設定されていたならば
(ステップS106で「撮影モード」)、ステップS1
08に進む。モードダイアルスイッチ60がその他のモ
ードに設定されていたならば(ステップS106で「そ
の他のモード」)、システム制御回路50は、選択され
たモードに応じた処理を実行し(ステップS107)、
処理を終えたならばステップS102に戻る。
【0047】モードダイアルスイッチ60が撮影モード
に設定されていた場合、システム制御回路50は、画像
処理装置100に記録媒体200或いは210が装着さ
れているかどうかの判断、記録媒体200或いは210
に記録された画像データの管理情報の取得、そして、記
録媒体200或いは210の動作状態が画像処理装置1
00の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再
生動作に問題があるか否かの判断を行う(ステップS1
08)。判断を行った結果、問題があるならば(ステッ
プS108でNO)、表示部54を用いて画像や音声に
より所定の警告表示出力や警告音声出力を行った後に
(ステップS105)、ステップS102に戻る。判断
を行った結果、問題が無いならば(ステップS108で
YES)、ステップS109に進む。
【0048】次に、システム制御回路50は、単写撮影
/連写撮影を設定する単写/連写スイッチ68の設定状
態を調べ(ステップS109)、単写撮影が選択されて
いたならば、単写/連写フラグを単写に設定し(ステッ
プS110)、連写撮影が選択されていたならば、単写
/連写フラグを連写に設定し(ステップS111)、フ
ラグの設定を終えたならばステップS121に進む。単
写/連写スイッチ68によれば、シャッタスイッチSW
2・64を押した場合に1駒の撮影を行って待機状態と
する単写モードと、シャッタスイッチSW2・64を押
している間は連続して撮影を行い続ける連写モードとを
任意に切り替える設定をすることができる。なお、単写
/連写フラグの状態は、システム制御回路50の内部メ
モリ或いはメモリ52に記憶する。
【0049】次に、システム制御回路50は、表示部5
4を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種
設定状態の表示出力や音声出力を行う(ステップS11
2)。なお、画像表示部28の画像表示がONであったな
らば、画像表示部28も用いて画像や音声により画像処
理装置100の各種設定状態の表示出力や音声出力を行
う。
【0050】次に、システム制御回路50は、シャッタ
スイッチSW1・62の状態を確認し(ステップS12
1)、シャッタスイッチSW1・62が押されていない
ならば(ステップS121で「OFF」)、ステップS1
02に戻る。シャッタスイッチSW1・62が押された
ならば(ステップS121で「ON」)、システム制御回
路50は、測距処理を行って撮影レンズ310の焦点を
被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッタ
時間を決定する測距・測光処理を行い(ステップS12
2)、ステップS123に進む。測光処理において、必
要であればフラッシュの設定も行う。この測距・測光処
理ステップS122の詳細は図4を用いて後述する。
【0051】次に、システム制御回路50は、水平ダー
クシェーディング補正を行う際に用いる1次元補正デー
タを不揮発性メモリ56から読み出し、メモリ30に展
開する。1次元補正データの展開終了後、この1次元補
正データを使ったときのダーク取り込み(第1の撮像モ
ードにおける、シャッタ12を閉じた状態での撮像素子
14の蓄積電荷出力を指す)を行い、このダーク画像の
状態に応じて上記展開された補正データを変更する(ス
テップS123)。ステップS123の詳細については
図7を用いて後述する。
【0052】次に、システム制御回路50は、シャッタ
スイッチSW2・64の状態を確認し(ステップS12
4)、シャッタスイッチSW2・64が押されていない
ならば(ステップS124で「OFF」)、ステップS1
25に進み、シャッタスイッチSW1・62も押されて
いないならば、直ちにステップS102に戻る。シャッ
タスイッチSW1・62が押されているならば、ステッ
プS124に戻る。シャッタスイッチSW2・64が押
されたならば(ステップS124で「ON」)、システム
制御回路50は、第2の撮像モードにより撮影した画像
データを記憶可能な画像記憶バッファ領域がメモリ30
にあるかどうかを判断する(ステップS126)。
【0053】メモリ30の画像記憶バッファ領域内に新
たな画像データを記憶可能な領域が無いならば(ステッ
プS126でNO)、表示部54を用いて画像や音声に
より所定の警告表示出力や警告音声出力を行った後に
(ステップS127)、ステップS102に戻る。例え
ば、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に記憶可能な
最大枚数の連写撮影を行った直後で、メモリ30から読
み出して記憶媒体200或いは210に書き込むべき最
初の画像がまだ記録媒体200或いは210に未記録な
状態であり、まだ1枚の空き領域もメモリ30の画像記
憶バッファ領域上に確保できない状態である場合等が、
この状態の一例である。
【0054】なお、撮影した画像データを圧縮処理して
からメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合
は、圧縮した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応
じて異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ3
0の画像記憶バッファ領域上にあるかどうかを上記ステ
ップS126において判断することになる。
【0055】メモリ30に撮影した画像データを記憶可
能な画像記憶バッファ領域があるならば(ステップS1
26でYES)、システム制御回路50は、撮像して所
定時間蓄積した撮像信号を撮像素子14から読み出し
て、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御
回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メ
モリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域に撮
影した画像データを書き込む撮影処理を実行する(ステ
ップS128)。この撮影処理ステップS128の詳細
は図5・図6を用いて後述する。
【0056】次に、システム制御回路50は、メモリ3
0の所定領域へ書き込まれた画像データの一部をメモリ
制御回路22を介して読み出して、現像処理を行うため
に必要なWB(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オ
プティカルブラック)積分演算処理を行い、演算結果を
システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に
記憶する。そして、システム制御回路50は、メモリ制
御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用い
て、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像デー
タを読み出して、システム制御回路50の内部メモリ或
いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB(オ
ートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色変換
処理を含む各種現像処理を行う(ステップS129)。
【0057】更に、現像処理においては、上記ステップ
S123内で展開し、ダーク取り込みデータの状態に応
じて変更された補正データを用いて減算処理を行うこと
により、撮像素子14の暗電流ノイズ等を打ち消すダー
ク補正演算処理も併せて行う。水平ダークシェーディン
グ補正データを用いたダーク補正演算処理を行えば、撮
像素子14の発生する水平方向の暗電流ノイズや固定パ
ターンノイズによる画質劣化に関して、撮影した画像を
ダーク取り込み処理をすることなく補正することができ
る。
【0058】そして、システム制御回路50は、メモリ
30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出し
て、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長
回路32により行い(ステップS130)、メモリ30
の画像記憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一
連の処理を終えた画像データの書き込みを行う。一連の
撮影の実行に伴い、システム制御回路50は、メモリ3
0の画像記憶バッファ領域に記憶した画像データを読み
出して、インタフェース90或いは94、コネクタ92
或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッ
シュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは21
0へ書き込みを行う記録処理を開始する(ステップS1
31)。
【0059】この記録開始処理は、メモリ30の画像記
憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理
を終えた画像データの書き込みが新たに行われる度に、
その画像データに対して実行される。なお、記録媒体2
00或いは210へ画像データの書き込みを行っている
間、書き込み動作中であることを明示するために、表示
部54において例えばLEDを点滅させる等の記録媒体
書き込み動作表示を行う。
【0060】次に、システム制御回路50は、シャッタ
スイッチSW1・62が押されているかどうかを判断し
(ステップS132)、シャッタスイッチSW1・62
が押されていないならば、ステップS102に戻る。シ
ャッタスイッチSW1・62が押されているならば、シ
ステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記
憶される単写/連写フラグの状態を判断する(ステップ
S133)。単写が設定されている場合には、ステップ
S132に戻ってシャッタスイッチSW1・62がOFF
するまで待ち、連写が設定されていたならば、ステップ
S124に戻り次の駒の撮影に備えることになる。以上
で撮影に関する一連の処理が終了する。
【0061】<測距・測光処理>図4は上記図3のステ
ップS122における測距・測光処理の詳細なフローチ
ャートである。なお、測距・測光処理においては、画像
処理装置100のシステム制御回路50とレンズユニッ
ト300の絞り制御手段340或いは測距制御手段34
2との間の各種信号のやり取りは、インタフェース12
0、コネクタ122、コネクタ322、インタフェース
320、レンズ制御手段350を介して行われる。シス
テム制御回路50は、撮像素子14、測距手段42及び
測距制御手段342を用いて、AF(オートフォーカス)
処理を開始する(ステップS201)。
【0062】次に、システム制御回路50は、レンズユ
ニット300のレンズ310に入射した光線を、絞り3
12、レンズマウント306、及び画像処理装置100
のレンズマウント106、ミラー130、不図示の測距
用サブミラーを介して、測距手段42に入射させること
により、光学像として結像された画像の合焦状態を判断
し、測距(AF)が合焦と判断されるまで(ステップS2
03)、レンズユニット300の測距制御手段342を
用いてレンズ310を駆動しながら、画像処理装置10
0の測距手段42を用いて合焦状態を検出するAF制御を
実行する(ステップS202)。測距(AF)が合焦と判
断したならば(ステップS203でYES)、システム
制御回路50は、撮影画面内の複数の測距点の中から合
焦した測距点を決定し、決定した測距点データと共に測
距データ及び設定パラメータ(或いは測距データ、或い
は設定パラメータ)をシステム制御回路50の内部メモ
リ或いはメモリ52に記憶し、ステップS205に進
む。
【0063】続いて、システム制御回路50は、測光手
段46を用いて、AE(自動露出)処理を開始する(ステ
ップS205)。システム制御回路50は、レンズユニ
ット300のレンズ310に入射した光線を、絞り31
2、レンズマウント306、及び画像処理装置100の
レンズマウント106、ミラー130及び132そして
不図示の測光用レンズを介して、測光手段46に入射さ
せることにより、光学像として結像された画像の露出状
態を測定し、露出(AE)が適正と判断されるまで(ステ
ップS207)、露光制御手段40を用いて測光処理を
行う(ステップS206)。露出(AE)が適正と判断し
たならば(ステップS207でYES)、システム制御
回路50は、測光データ及び設定パラメータ(或いは測
光データ、或いは設定パラメータ)をシステム制御回路
50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、ステップ
S208に進む。
【0064】なお、測光処理ステップS206で検出し
た露出(AE)結果と、モードダイアルスイッチ60によ
って設定された撮影モードに応じて、システム制御回路
50は、絞り値(Av値)、シャッタ速度(Tv値)を決定
する。そして、ここで決定したシャッタ速度(Tv値)に
応じて、システム制御回路50は、撮像素子14の電荷
蓄積時間を決定し、等しい電荷蓄積時間で撮影処理及び
ダーク取り込み処理をそれぞれ行う。
【0065】測光処理ステップS206で得られた測定
データにより、システム制御回路50は、フラッシュが
必要か否かを判断する(ステップS208)。フラッシ
ュが必要ならば、フラッシュフラグをセットし、フラッ
シュ48の充電が完了するまで(ステップS210)、
フラッシュ48を充電する(ステップS209)。フラ
ッシュ48の充電が完了したならば(ステップS210
でYES)、測距・測光処理ルーチン(上記図3のステ
ップS122)を終了する。
【0066】<撮影処理>図5・図6は上記図3のステ
ップS128における撮影処理の詳細なフローチャート
である。なお、撮影処理においては、画像処理装置10
0のシステム制御回路50とレンズユニット300の絞
り制御手段340或いは測距制御手段342との間の各
種信号のやり取りは、インタフェース120、コネクタ
122、コネクタ322、インタフェース320、レン
ズ制御手段350を介して行われる。システム制御回路
50は、ミラー130を不図示のミラー駆動手段によっ
てミラーアップ位置に移動すると共に(ステップS30
1)、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ
52に記憶される測光データに従い、絞り制御手段34
0によって絞り312を所定の絞り値まで駆動する(ス
テップS302)。
【0067】次に、システム制御回路50は、撮像素子
14の電荷クリア動作を行った後に(ステップS30
3)、撮像素子14の電荷蓄積を開始した後(ステップ
S304)、シャッタ制御手段40によってシャッタ1
2を開き(ステップS305)、撮像素子14の露光を
開始する(ステップS306)。ここで、システム制御
回路50は、フラッシュフラグによりフラッシュ48が
必要か否かを判断し(ステップS307)、フラッシュ
48が必要な場合はフラッシュ48を発光させる(ステ
ップS308)。次に、システム制御回路50は、測光
データに従って撮像素子14の露光終了を待ち(ステッ
プS309)、シャッタ制御手段40によってシャッタ
12を閉じ(ステップS310)、撮像素子14の露光
を終了する。
【0068】次に、システム制御回路50は、レンズユ
ニット300の絞り制御手段340によって絞り312
を開放の絞り値まで駆動すると共に(ステップS31
1)、ミラー130を不図示のミラー駆動手段によって
ミラーダウン位置に移動する(ステップS312)。設
定した電荷蓄積時間が経過したならば(ステップS31
3でYES)、システム制御回路50は、撮像素子14
の電荷蓄積を終了した後(ステップS314)、撮像素
子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画
像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いは
A/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介し
て、メモリ30の所定領域への撮影画像データを書き込
む(ステップS315)。一連の処理を終えたならば、
撮影処理ルーチン(上記図3のステップS128)を終
了する。
【0069】<補正データ変更処理>図7は上記図3の
ステップS123における補正データ変更処理の詳細な
フローチャートである。画像処理装置100のシステム
制御回路50は、水平ダークシェーディング補正を行う
際に用いる1次元補正データを不揮発性メモリ56から
読み出し、メモリ30に展開する(ステップS40
1)。次に システム制御回路50は、撮像素子14の
電荷クリア動作を行った後に(ステップS402)、第
1の撮像モードにより、シャッタ12が閉じた状態で撮
像素子14の電荷蓄積を開始する(ステップS40
3)。
【0070】設定した所定の電荷蓄積時間が経過したな
らば(ステップS404でYES)、システム制御回路
50は、撮像素子14の電荷蓄積を終了した後(ステッ
プS405)、撮像素子14から電荷信号を読み出し、
A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路
22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ
制御回路22を介して、撮像素子14の所定領域の画像
データのみをメモリ30の所定領域へ書き込む(ステッ
プS406)。システム制御回路50は、このメモリ3
0に書き込まれた画像データに対し、上記不揮発性メモ
リ56から読み出した補正データを用いて水平ダークシ
ェーディング補正処理を行う(ステップS407)。
【0071】次に、システム制御回路50は、水平ダー
クシェーディング補正処理が行われた画像データよりダ
ークレベルを算出する(ステップS408)。算出方法
としては、例えば水平ダークシェーディング補正処理後
の画像データの平均値を求めこれを用いる。上記ステッ
プS408で求められたダークレベルが許容される値で
なかった場合には(ステップS409の「許容範囲
外」)、システム制御回路50は、撮像素子14の出力
回路部(不図示)が環境温度の影響をうけることにより
ダークレベルが変動しているので、算出されたダークレ
ベルが許容値になるように補正データを変更し(ステッ
プS410)、補正データ変更処理ルーチンを終了す
る。なお、上記補正データの変更は、主に補正データの
オフセット量のみの変更を指すが、補正方法によって
は、補正係数のみの変更、補正値のオフセット量と補正
係数の変更などがある。また、上記補正データは、回路
系のFPN(固定パターンノイズ)をキャンセルするよ
うなデータである。
【0072】他方、上記ステップS408で求められた
ダークレベルが許容される値であった場合には(ステッ
プS409の「許容範囲内」)、撮像素子14が環境温
度の影響をうけることなくダークレベルが適正範囲にあ
るので、システム制御回路50は、補正データの変更は
行わずに補正データ変更処理ルーチンを終了する。
【0073】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、補正データの変更を行うために参照する第1の撮像
モードから得られた画像データは、撮像素子14の全域
ではなく所定領域のデータを読み出したものであり、こ
の画像データの読み出し時間はわずかであるため、補正
データの変更を行わない場合に比べても、たとえ環境温
度の影響で撮像系の特性変化が生じた場合でも、ダーク
画像撮影に伴うレリーズタイムラグが大きくなることを
防止することができる。
【0074】また、撮影毎に第1の撮像モードから得ら
れた画像データに応じて上記補正データを変更し、変更
後の補正データを使って第2の撮像モードで得られた画
像データを補正するため、撮像素子14の暗電流ノイズ
の状態が出力回路部の温度特性によって非直線的に変化
してもノイズ成分を容易にキャンセルすることができ、
これにより、画質の劣化を防ぐことが可能となり、高品
位の画像を得ることができる。
【0075】[他の実施の形態]なお、本実施の形態に
おいては、単写/連写の切り替えを単写/連写スイッチ
68を用いて行うとして説明したが、モードダイアルス
イッチ60での動作モード選択に応じて単写/連写の切
り替えを行う構成としても勿論問題無い。
【0076】また、本実施の形態においては、本撮影処
理の電荷蓄積時間とダーク取り込み処理の電荷蓄積時間
を等しくするとして説明したが、暗電流ノイズ等を補正
するのに十分なデータが得られる範囲内であれば、異な
る電荷蓄積時間としても勿論問題無い。
【0077】また、本実施の形態においては、ミラー1
30をミラーアップ位置、ミラーダウン位置に移動して
撮影動作を行うとして説明したが、ミラー130をハー
フミラーの構成として、移動せずに撮影動作を行うよう
にしても勿論問題無い。
【0078】また、本実施の形態においては、記録媒体
200及び210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッ
シュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク等
だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD-RやCD-
WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構
成されていても勿論問題無い。
【0079】また、本実施の形態においては、記録媒体
200及び210がメモリカードとハードディスク等が
一体となった複合媒体であっても勿論問題無い。更に、
その複合媒体から一部が着脱可能な構成としても勿論問
題無い。
【0080】また、本実施の形態においては、記録媒体
200及び210は画像処理装置100と分離していて
任意に接続可能なものとして説明したが、何れか或いは
全ての記録媒体が画像処理装置100に固定したままと
なっていても勿論問題無い。
【0081】また、本実施の形態においては、画像処理
装置100に記録媒体200或いは210が、単数或い
は複数の任意の個数接続可能な構成であっても勿論問題
無い。
【0082】また、本実施の形態においては、画像処理
装置100に記録媒体200及び210を装着する構成
として説明したが、記録媒体は単数或いは複数の何れの
組み合わせによる構成であっても勿論問題無い。
【0083】また、本実施の形態においては、水平ダー
クシェーディング補正データの展開(図7のステップS
401)はシャッタスイッチSW1・62が押された後
に行うものとして説明したが、画像処理装置の電源投入
時に水平ダークシェーディング補正データが展開される
ようにしても勿論問題無い。
【0084】また、本実施の形態においては、水平ダー
クシェーディング補正データは水平の1次元としたが、
垂直の1次元あるいは2次元でも勿論問題無い。
【0085】また、本実施の形態においては、水平ダー
クシェーディング補正データの変更処理(図3のステッ
プS123)をシャッタスイッチSW1・62が押され
た後に行うものとしているが、シャッタスイッチSW2
・64が押された後の撮影直前(図3のステップS12
9の直前)であっても勿論問題無い。
【0086】また、本実施の形態においては、水平ダー
クシェーディング補正データの変更処理(図3のステッ
プS123)を、環境温度に関係なく実行するよう説明
したが、環境温度が所定範囲を外れたときのみ実行して
もよい。この所定範囲とは、撮像素子14の出力が影響
を受けず、水平ダークシェーディング補正データを変更
する必要のない環境温度範囲を指す。
【0087】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフ
トウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒
体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは
装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒
体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実
行することによっても、本発明が達成されることは言う
までもない。
【0088】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体として
は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、
ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなど
を用いることができる。
【0089】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に
含まれることは言うまでもない。
【0090】更に、記憶媒体等の媒体から読み出された
プログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡
張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニット
に備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
補正データの変更を行うために参照する第1の撮像モー
ドから得られた画像データは、撮像手段の全域ではなく
所定の一部分のみのデータを読み出したものであり、こ
の画像データの読み出し時間はわずかであるため、変更
手段で補正データの変更を行わない場合に比べても、た
とえ環境温度の影響で撮像系の特性変化が生じた場合で
も、ダーク画像撮影に伴うレリーズタイムラグが大きく
なることを防止することができる。
【0092】また、撮影毎に第1の撮像モードから得ら
れた画像データに応じて上記補正データを変更し、変更
後の補正データを使って第2の撮像モードで得られた画
像データを補正するため、撮像手段の暗電流ノイズの状
態が出力回路部の温度特性によって非直線的に変化して
もノイズ成分を容易にキャンセルすることができ、これ
により、画質の劣化を防ぐことが可能となり、高品位の
画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に係る画像処理装置における主ル
ーチンのフローチャートである。
【図3】本実施の形態に係る画像処理装置における主ル
ーチンのフローチャートである。
【図4】本実施の形態に係る画像処理装置における測距
・測光処理ルーチンのフローチャートである。
【図5】本実施の形態に係る画像処理装置における撮影
処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】本実施の形態に係る画像処理装置における撮影
処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】本実施の形態に係る画像処理装置における補正
データ変更処理ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
14 撮像素子(撮像手段) 50 システム制御回路(変更手段、補正手段) 56 不揮発性メモリ 100 画像処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 1/40 101B Fターム(参考) 5B057 AA20 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE11 DB02 DB06 DB09 DC22 5C022 AA13 AB15 AB51 AC42 AC52 5C024 CX33 CX35 HX23 HX57 5C053 FA08 GB06 GB36 JA30 KA04 KA25 5C077 LL02 PP07 PP12 PP45 PP47 PQ12 PQ23 TT09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学像を電気信号に変換する撮像手段か
    ら得られる画像データを補正データを用いて補正する画
    像データ補正装置であって、 前記撮像手段を露光しない状態で電荷蓄積を行う第1の
    撮像モードで得られた画像データに応じて前記補正デー
    タを変更する変更手段と、前記撮像手段を露光した状態
    で電荷蓄積を行う第2の撮像モードで得られた画像デー
    タを、前記変更手段により変更された変更後の補正デー
    タを用いて補正する補正手段とを有することを特徴とす
    る画像データ補正装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の撮像モードで得られた画像デ
    ータは、前記撮像手段の所定の一部分を抽出した暗電流
    ノイズデータであり、前記第2の撮像モードで得られた
    画像データは、前記撮像手段の撮影画像データであり、
    前記補正データは、回路系の固定パターンノイズを打ち
    消すためのデータであることを特徴とすることを特徴と
    する請求項1記載の画像データ補正装置。
  3. 【請求項3】 前記変更手段は、前記補正データのオフ
    セット量を変更することを特徴とすることを特徴とする
    請求項1又は2記載の画像データ補正装置。
  4. 【請求項4】 前記変更手段は、前記補正データの補正
    係数を変更することを特徴とすることを特徴とする請求
    項1又は2記載の画像データ補正装置。
  5. 【請求項5】 前記変更手段は、前記補正データのオフ
    セット量と補正係数を変更することを特徴とすることを
    特徴とする請求項1又は2記載の画像データ補正装置。
  6. 【請求項6】 前記補正データは、1次元の補正データ
    であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載
    の画像データ補正装置。
  7. 【請求項7】 前記1次元の補正データは、水平データ
    であることを特徴とする請求項6記載の画像データ補正
    装置。
  8. 【請求項8】 前記補正手段は、前記第2の撮像モード
    で得られた画像データの水平方向のシェーディングを補
    正することを特徴とする請求項1記載の画像データ補正
    装置。
  9. 【請求項9】 前記補正手段は、前記第2の撮像モード
    で得られた画像データのダークレベルを補正することを
    特徴とする請求項1又は8記載の画像データ補正装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1乃至9の何れかに記載の
    前記画像データ補正装置と前記撮像手段を備えたことを
    特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 光学像を電気信号に変換する撮像手段
    を露光しない状態で電荷蓄積を行う第1の撮像モードで
    得られた画像データに応じて、画像データ補正用の補正
    データを変更し、前記撮像手段を露光した状態で電荷蓄
    積を行う第2の撮像モードで得られた画像データを、前
    記変更後の補正データを用いて補正することを特徴とす
    る画像データ補正方法。
  12. 【請求項12】 光学像を電気信号に変換する撮像手段
    を露光しない状態で電荷蓄積を行う第1の撮像モードで
    得られた画像データに応じて、画像データ補正用の補正
    データを変更するステップと、前記撮像手段を露光した
    状態で電荷蓄積を行う第2の撮像モードで得られた画像
    データを、前記変更後の補正データを用いて補正するス
    テップとを有することを特徴とするプログラム。
  13. 【請求項13】 前記請求項12記載のプログラムを記
    憶したことを特徴とする記憶媒体。
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