JP2003256351A - Ｕｓｂハブ - Google Patents
ＵｓｂハブInfo
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- JP2003256351A JP2003256351A JP2002056792A JP2002056792A JP2003256351A JP 2003256351 A JP2003256351 A JP 2003256351A JP 2002056792 A JP2002056792 A JP 2002056792A JP 2002056792 A JP2002056792 A JP 2002056792A JP 2003256351 A JP2003256351 A JP 2003256351A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- host
- data
- peripheral device
- packet
- fifo memory
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のホストコンピュータが周辺機器を共有
することができ、かつ切替操作が不要なＵＳＢハブを提
供する。 【解決手段】 アドレスを割り当てられデータをパケッ
ト送受信する複数台のホストコンピュータ２１−２４を
接続可能とした複数個の接続ポート２と、アドレスを割
り当てられデータを送受信する複数台の周辺機器２５−
２８を接続可能とした複数個の接続ポート３と、これら
のポート２，３から入力されるパケットデータを一時保
持するＦＩＦＯメモリ１１，１７と、このＦＩＦＯメモ
リ１１，１７に保持されたパケットデータに付加された
前記周辺機器２５−２８のアドレス情報に基づき、ホス
トコンピュータ２１−２４と前記周辺機器２５−２８と
の間の接続を確立しデータの転送を制御する制御回路Ｃ
とを備えた。
することができ、かつ切替操作が不要なＵＳＢハブを提
供する。 【解決手段】 アドレスを割り当てられデータをパケッ
ト送受信する複数台のホストコンピュータ２１−２４を
接続可能とした複数個の接続ポート２と、アドレスを割
り当てられデータを送受信する複数台の周辺機器２５−
２８を接続可能とした複数個の接続ポート３と、これら
のポート２，３から入力されるパケットデータを一時保
持するＦＩＦＯメモリ１１，１７と、このＦＩＦＯメモ
リ１１，１７に保持されたパケットデータに付加された
前記周辺機器２５−２８のアドレス情報に基づき、ホス
トコンピュータ２１−２４と前記周辺機器２５−２８と
の間の接続を確立しデータの転送を制御する制御回路Ｃ
とを備えた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＵＳＢ（Universa
l Serial bus）インターフェースに対応した各種周辺
機器を複数接続するためのＵＳＢハブに関し、さらに詳
しくは、周辺機器だけでなく複数台のコンピュータを接
続できるように構成したＵＳＢハブに関する。
l Serial bus）インターフェースに対応した各種周辺
機器を複数接続するためのＵＳＢハブに関し、さらに詳
しくは、周辺機器だけでなく複数台のコンピュータを接
続できるように構成したＵＳＢハブに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、コンピュータと周辺機器とを接続
するインターフェースの方式として、ＵＳＢ規格のイン
ターフェースが広く採用されている。コンピュータの電
源を入れた状態で接続しても周辺機器の認識が可能であ
ること（ホットプラグ）、階層的な接続をすることによ
り最大１２７個まで周辺機器を接続可能であるなど、コ
ンピュータの利便性を向上させるのに役立っている。ま
た、このようなＵＳＢ対応機器を複数同時に接続するた
めの装置として、いわゆるＵＳＢハブも普及している。
するインターフェースの方式として、ＵＳＢ規格のイン
ターフェースが広く採用されている。コンピュータの電
源を入れた状態で接続しても周辺機器の認識が可能であ
ること（ホットプラグ）、階層的な接続をすることによ
り最大１２７個まで周辺機器を接続可能であるなど、コ
ンピュータの利便性を向上させるのに役立っている。ま
た、このようなＵＳＢ対応機器を複数同時に接続するた
めの装置として、いわゆるＵＳＢハブも普及している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ＵＳＢインタ
ーフェースが複数台のホストコンピュータの存在を許さ
ない規格となっていることから、ＵＳＢハブ自体も、単
一のコンピュータのみが接続可能になっている。このた
め、複数のＰＣで１つの周辺機器を共有することは、Ｕ
ＳＢハブによっては困難であった。この点、特開2001−
51939号公報に記載されたＵＳＢハブは、複数のホスト
コンピュータを選択的に周辺機器に接続する切替回路を
備えており、これにより複数のホストコンピュータを同
時に接続可能にしている。しかし、この構成では、複数
のホストコンピュータが同時に周辺機器を利用すること
はできないし、周辺機器の使用を許可するホストコンピ
ュータを切り換える際には逐一切替回路を動作させなけ
ればならない。また、切替を行う度に周辺機器のデバイ
スドライバをロード、アンロードしなければならないこ
とから、切り替えに長い時間を要することになる。この
発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり複
数のコンピュータが周辺機器を共有することができ、か
つ切替操作が不要なＵＳＢハブを提供することを目的と
する。
ーフェースが複数台のホストコンピュータの存在を許さ
ない規格となっていることから、ＵＳＢハブ自体も、単
一のコンピュータのみが接続可能になっている。このた
め、複数のＰＣで１つの周辺機器を共有することは、Ｕ
ＳＢハブによっては困難であった。この点、特開2001−
51939号公報に記載されたＵＳＢハブは、複数のホスト
コンピュータを選択的に周辺機器に接続する切替回路を
備えており、これにより複数のホストコンピュータを同
時に接続可能にしている。しかし、この構成では、複数
のホストコンピュータが同時に周辺機器を利用すること
はできないし、周辺機器の使用を許可するホストコンピ
ュータを切り換える際には逐一切替回路を動作させなけ
ればならない。また、切替を行う度に周辺機器のデバイ
スドライバをロード、アンロードしなければならないこ
とから、切り替えに長い時間を要することになる。この
発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり複
数のコンピュータが周辺機器を共有することができ、か
つ切替操作が不要なＵＳＢハブを提供することを目的と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係るＵＳＢハブは、アドレスを割り当てられパケ
ットデータを送受信する複数台のホストコンピュータを
接続可能とした複数個の第１ポートと、アドレスを割り
当てられパケットデータを送受信する複数台の周辺機器
を接続可能とした複数個の第２ポートと、これらの第１
ポート及び第２ポートから入力される前記パケットデー
タを一時保持するＦＩＦＯメモリと、このＦＩＦＯメモ
リに保持されたパケットデータに付加された前記周辺機
器のアドレス情報に基づき、前記ホストコンピュータと
前記周辺機器との間の接続を確立しデータの転送を制御
する制御回路とを備えたことを特徴とする。
発明に係るＵＳＢハブは、アドレスを割り当てられパケ
ットデータを送受信する複数台のホストコンピュータを
接続可能とした複数個の第１ポートと、アドレスを割り
当てられパケットデータを送受信する複数台の周辺機器
を接続可能とした複数個の第２ポートと、これらの第１
ポート及び第２ポートから入力される前記パケットデー
タを一時保持するＦＩＦＯメモリと、このＦＩＦＯメモ
リに保持されたパケットデータに付加された前記周辺機
器のアドレス情報に基づき、前記ホストコンピュータと
前記周辺機器との間の接続を確立しデータの転送を制御
する制御回路とを備えたことを特徴とする。
【０００５】この発明によれば、制御回路により、送信
元のホストコンピュータ（又は周辺機器）と送信先の周
辺機器（又はホストコンピュータ）との間の接続が前記
アドレス情報に基づいて確立されるので、ＵＳＢインタ
ーフェースの下でも複数のホストコンピュータの存在が
可能となる。また、接続の確立、解除するごとに逐一デ
バイスドライバをロード、アンロードする煩わしさが無
い。
元のホストコンピュータ（又は周辺機器）と送信先の周
辺機器（又はホストコンピュータ）との間の接続が前記
アドレス情報に基づいて確立されるので、ＵＳＢインタ
ーフェースの下でも複数のホストコンピュータの存在が
可能となる。また、接続の確立、解除するごとに逐一デ
バイスドライバをロード、アンロードする煩わしさが無
い。
【０００６】この発明において、前記ＦＩＦＯメモリ
は、前記ホストコンピュータごとに設けるのが好適であ
る。さらに、前記ＦＩＦＯメモリは、前記周辺機器ごと
に設けるのが好適である。また、前記制御回路は、前記
周辺機器の１つに対し２台以上の前記ホストコンピュー
タからデータの送信又は受信の要求があった場合に、前
記ホストコンピュータのうちの１つと前記周辺機器の１
つとの間の接続を確立させ、他のホストコンピュータか
らのデータは接続中の前記ホストコンピュータでのデー
タの送信又は受信が完了するまで前記ＦＩＦＯメモリに
一時保持させるようにするとよい。このようにすること
により、複数のホストコンピュータからのデータが衝突
することが回避される。
は、前記ホストコンピュータごとに設けるのが好適であ
る。さらに、前記ＦＩＦＯメモリは、前記周辺機器ごと
に設けるのが好適である。また、前記制御回路は、前記
周辺機器の１つに対し２台以上の前記ホストコンピュー
タからデータの送信又は受信の要求があった場合に、前
記ホストコンピュータのうちの１つと前記周辺機器の１
つとの間の接続を確立させ、他のホストコンピュータか
らのデータは接続中の前記ホストコンピュータでのデー
タの送信又は受信が完了するまで前記ＦＩＦＯメモリに
一時保持させるようにするとよい。このようにすること
により、複数のホストコンピュータからのデータが衝突
することが回避される。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図１は、本発明の実施の形態に
係るＵＳＢハブ１と、このＵＳＢハブ１に接続された複
数のホストコンピュータ（以下ホストＰＣという）２１
―２４及び周辺機器（図１では、プリンタ２５、スキャ
ナ２６、ハードディスクドライブ２７、ＣＤ−ＲＯＭド
ライブ２８としている）を示している。
面に基づいて説明する。図１は、本発明の実施の形態に
係るＵＳＢハブ１と、このＵＳＢハブ１に接続された複
数のホストコンピュータ（以下ホストＰＣという）２１
―２４及び周辺機器（図１では、プリンタ２５、スキャ
ナ２６、ハードディスクドライブ２７、ＣＤ−ＲＯＭド
ライブ２８としている）を示している。
【０００８】ＵＳＢハブ１は、複数のホスト側接続ポー
ト２（２−１，２−２，２−３，２−４）と、複数の周
辺機器側接続ポート３（３−１，３−２，３−３，３−
４）と、複数のホスト側ＦＩＦＯメモリ１１（１１−
１，１１−２，１１−３，１１−４）と、バス１２と、
ハブリピータ１３と、コントローラ１４と、ＣＰＵ１５
と、バス１６と、複数の周辺機器側ＦＩＦＯメモリ１７
（１７−１，１７−２，１７−３，１７−４）とを備え
ている。
ト２（２−１，２−２，２−３，２−４）と、複数の周
辺機器側接続ポート３（３−１，３−２，３−３，３−
４）と、複数のホスト側ＦＩＦＯメモリ１１（１１−
１，１１−２，１１−３，１１−４）と、バス１２と、
ハブリピータ１３と、コントローラ１４と、ＣＰＵ１５
と、バス１６と、複数の周辺機器側ＦＩＦＯメモリ１７
（１７−１，１７−２，１７−３，１７−４）とを備え
ている。
【０００９】ホスト側接続ポート２−１、２−２，２−
３，２−４は、それぞれホストＰＣ２１，２２，２３，
２４をＵＳＢハブ１に対しＵＳＢ接続するためのもので
ある。また、周辺機器側接続ポート３−１、３−２，３
−３，３−４は、それぞれ周辺機器としてのプリンタ２
１，スキャナ２２，ＨＤドライブ２３，ＣＤ−ＲＯＭド
ライブ２４をＵＳＢハブ１に対しＵＳＢ接続するための
ものである。ホスト側ＦＩＦＯメモリ１１−１，１１−
２，１１−３，１１−４は、それぞれホスト側接続ポー
ト２−１、２−２，２−３，２−４に接続されており、
それぞれホストＰＣ２１―２４から周辺機器２５−２８
側に送信されるパケットデータ、及び周辺機器２５−２
８側からホストＰＣ２１−２４側へ転送されるパケット
データを一時保持する役割を有する。
３，２−４は、それぞれホストＰＣ２１，２２，２３，
２４をＵＳＢハブ１に対しＵＳＢ接続するためのもので
ある。また、周辺機器側接続ポート３−１、３−２，３
−３，３−４は、それぞれ周辺機器としてのプリンタ２
１，スキャナ２２，ＨＤドライブ２３，ＣＤ−ＲＯＭド
ライブ２４をＵＳＢハブ１に対しＵＳＢ接続するための
ものである。ホスト側ＦＩＦＯメモリ１１−１，１１−
２，１１−３，１１−４は、それぞれホスト側接続ポー
ト２−１、２−２，２−３，２−４に接続されており、
それぞれホストＰＣ２１―２４から周辺機器２５−２８
側に送信されるパケットデータ、及び周辺機器２５−２
８側からホストＰＣ２１−２４側へ転送されるパケット
データを一時保持する役割を有する。
【００１０】バス１２は、データを伝送するための通信
経路である。ハブリピータ１３、ハブコントローラ１
４、ＣＰＵ１５とは、全体としてホストＰＣ２１−２４
と周辺機器２５−２８との間のデータ伝送を制御する制
御回路Ｃとして機能する。制御回路Ｃは、ホストＰＣ２
１−２４の１つから周辺機器２５−２８の１つに対しデ
ータ転送の要求があった場合、その周辺機器の使用状況
をチェックし、その周辺機器が使用可能である場合に当
該ホストＰＣと周辺機器との間の接続をセットアップ
し、データ転送終了後接続を解除するなどの機能を有す
る。接続のセットアップは、要求元のホストＰＣと要求
先の周辺機器との間で１対１に行われるので、要求先が
重複しない限り、複数のホストＰＣが同時に周辺機器に
アクセスすることが可能となっている。
経路である。ハブリピータ１３、ハブコントローラ１
４、ＣＰＵ１５とは、全体としてホストＰＣ２１−２４
と周辺機器２５−２８との間のデータ伝送を制御する制
御回路Ｃとして機能する。制御回路Ｃは、ホストＰＣ２
１−２４の１つから周辺機器２５−２８の１つに対しデ
ータ転送の要求があった場合、その周辺機器の使用状況
をチェックし、その周辺機器が使用可能である場合に当
該ホストＰＣと周辺機器との間の接続をセットアップ
し、データ転送終了後接続を解除するなどの機能を有す
る。接続のセットアップは、要求元のホストＰＣと要求
先の周辺機器との間で１対１に行われるので、要求先が
重複しない限り、複数のホストＰＣが同時に周辺機器に
アクセスすることが可能となっている。
【００１１】ハブリピータ１３は、ホストＰＣ２１−２
４と周辺機器２５−２８との間の接続をセットアップ又
は解除する機能を有する部分であり、また、ハブコント
ローラ１４は、ホストＰＣ２１からＵＳＢハブ１へのデ
ータ伝送を行うためのメカニズムを提供する部分であ
る。また、ＣＰＵ１５は、ＵＳＢ規格に基づいたパケッ
トデータのトラフィック制御及びデータ管理を行う。バ
ス１６は、データを伝送するための通信経路である。周
辺機器側ＦＩＦＯメモリ１７−１，１７−２，１７−
３，１７−４は、それぞれ周辺機器側接続ポート３−
１，３−２，３−３，３−４に接続されており、制御回
路Ｃから周辺機器２５−２８に出力されるべきパケット
データ、及び周辺機器２５−２８からホストＰＣ２１−
２４側に転送されるパケットデータを一時保持する役割
を有する。
４と周辺機器２５−２８との間の接続をセットアップ又
は解除する機能を有する部分であり、また、ハブコント
ローラ１４は、ホストＰＣ２１からＵＳＢハブ１へのデ
ータ伝送を行うためのメカニズムを提供する部分であ
る。また、ＣＰＵ１５は、ＵＳＢ規格に基づいたパケッ
トデータのトラフィック制御及びデータ管理を行う。バ
ス１６は、データを伝送するための通信経路である。周
辺機器側ＦＩＦＯメモリ１７−１，１７−２，１７−
３，１７−４は、それぞれ周辺機器側接続ポート３−
１，３−２，３−３，３−４に接続されており、制御回
路Ｃから周辺機器２５−２８に出力されるべきパケット
データ、及び周辺機器２５−２８からホストＰＣ２１−
２４側に転送されるパケットデータを一時保持する役割
を有する。
【００１２】次に、本実施の形態に係るＵＳＢハブ１の
作用を、図面に基づいて説明する。以下では、ホストＰ
Ｃ２１−２４から周辺機器２５−２８へデータを送信す
る場合と、逆に周辺機器２５−２８からホストＰＣ２１
−２４にデータ送信する場合とで分けて説明する。
作用を、図面に基づいて説明する。以下では、ホストＰ
Ｃ２１−２４から周辺機器２５−２８へデータを送信す
る場合と、逆に周辺機器２５−２８からホストＰＣ２１
−２４にデータ送信する場合とで分けて説明する。
【００１３】まず、ホストＰＣ２１−２４から周辺機器
２５−２８へデータを送信する場合を、図２に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。この場合、最初にデー
タ送信を希望するホストＰＣが、送信を希望するパケッ
トデータDATA 及びout-tokenパケットを出力する（Ｓ
１）。ここでは、ホストＰＣ２１からプリンタ２５へデ
ータが出力されるものとする。パケットデータDATAのヘ
ッダには、送信先のプリンタ２５のアドレスが付加され
ている。out-tokenパケットは、ホストＰＣが周辺機器
へデータ転送を指示する場合に出力されるコマンドパケ
ットであり、そのヘッダには送信先の周辺機器（この場
合プリンタ２５）のアドレスが付加されている。
２５−２８へデータを送信する場合を、図２に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。この場合、最初にデー
タ送信を希望するホストＰＣが、送信を希望するパケッ
トデータDATA 及びout-tokenパケットを出力する（Ｓ
１）。ここでは、ホストＰＣ２１からプリンタ２５へデ
ータが出力されるものとする。パケットデータDATAのヘ
ッダには、送信先のプリンタ２５のアドレスが付加され
ている。out-tokenパケットは、ホストＰＣが周辺機器
へデータ転送を指示する場合に出力されるコマンドパケ
ットであり、そのヘッダには送信先の周辺機器（この場
合プリンタ２５）のアドレスが付加されている。
【００１４】次に、Ｓ２において、このパケットデータ
DATA及びout-tokenパケットが、ホスト側ＦＩＦＯメモ
リ１１−１に一時記憶される。ＣＰＵ１４は、このパケ
ットデータDATAに付加されたプリンタ２５のアドレスデ
ータを取得する。次に、Ｓ３において、ＣＰＵ１５は、
取得されたアドレスデータに係る周辺機器即ちプリンタ
２５が使用可能か否かをチェックする。すなわち、他の
ホストＰＣ２２−２４との間でデータを伝送している途
中であるか否かをチェックする。プリンタ２５が使用不
可能であれば、ＣＰＵ１５はホストＰＣ１５にデータの
送受信が正常に行われなかったときに発行されるハンド
シェークパケットＮＡＫを出力し（Ｓ４）、処理はＳ１
に戻る。
DATA及びout-tokenパケットが、ホスト側ＦＩＦＯメモ
リ１１−１に一時記憶される。ＣＰＵ１４は、このパケ
ットデータDATAに付加されたプリンタ２５のアドレスデ
ータを取得する。次に、Ｓ３において、ＣＰＵ１５は、
取得されたアドレスデータに係る周辺機器即ちプリンタ
２５が使用可能か否かをチェックする。すなわち、他の
ホストＰＣ２２−２４との間でデータを伝送している途
中であるか否かをチェックする。プリンタ２５が使用不
可能であれば、ＣＰＵ１５はホストＰＣ１５にデータの
送受信が正常に行われなかったときに発行されるハンド
シェークパケットＮＡＫを出力し（Ｓ４）、処理はＳ１
に戻る。
【００１５】プリンタ２５が使用可能であれば、ＣＰＵ
１５は、ハブリピータ１３に命令してホストＰＣ２１と
プリンタ２５との間の接続をセットアップさせると共
に、ハブコントローラ１４に命令して、ホスト側ＦＩＦ
Ｏメモリ１１−１に保持されたパケットデータDATA及び
out-tokenパケットを周辺機器側ＦＩＦＯメモリ１７−
１へ向けて出力させる（Ｓ５）。
１５は、ハブリピータ１３に命令してホストＰＣ２１と
プリンタ２５との間の接続をセットアップさせると共
に、ハブコントローラ１４に命令して、ホスト側ＦＩＦ
Ｏメモリ１１−１に保持されたパケットデータDATA及び
out-tokenパケットを周辺機器側ＦＩＦＯメモリ１７−
１へ向けて出力させる（Ｓ５）。
【００１６】次に、ＣＰＵ１５は、周辺機器側ＦＩＦＯ
メモリ１７−１に保持されたout-tokenパケットをプリ
ンタ２５に向けて出力させる（Ｓ６）。プリンタ２５が
このout-tokenパケットを受信しなかった場合（Ｓ７の
Ｎ）には、ＣＰＵ１５はプリンタ２５からＮＡＫ信号を
受け取り、ホスト側ＦＩＦＯメモリ１１−１にこのＮＡ
Ｋ信号を送信し、Ｓ６に戻る（Ｓ７）。
メモリ１７−１に保持されたout-tokenパケットをプリ
ンタ２５に向けて出力させる（Ｓ６）。プリンタ２５が
このout-tokenパケットを受信しなかった場合（Ｓ７の
Ｎ）には、ＣＰＵ１５はプリンタ２５からＮＡＫ信号を
受け取り、ホスト側ＦＩＦＯメモリ１１−１にこのＮＡ
Ｋ信号を送信し、Ｓ６に戻る（Ｓ７）。
【００１７】プリンタ２５がこのout-tokenパケットを
受け取った場合（Ｓ７のＹ）、パケットデータＤＡＴＡ
が周辺機器側ＦＩＦＯメモリ１７−１からプリンタ２５
に向けて転送される。転送が完了すると、ハンドシェー
クパケットＡＣＫ（データの送受信が正常に行われたこ
とを示す）がプリンタ２５から周辺機器側ＦＩＦＯメモ
リ１１−１に出力される（Ｓ９）。ハンドシェークパケ
ットＡＣＫは周辺機器側ＦＩＦＯメモリ１７−１に送ら
れ、さらにホストＰＣ２１に受信され、これによりデー
タの送信手順が終了する（Ｓ１０）。このように、ある
ホストＰＣが１つの周辺機器（例えばプリンタ２５）に
アクセスしている場合において、他のホストＰＣが当該
周辺機器アクセスを要求した場合には、ＮＡＫ信号の出
力により先行のホストＰＣでの送受信が完了するまで他
方のホストＰＣのデータはＦＩＦＯメモリ１１により一
時保持される。これにより、各ホストＰＣのデータの衝
突が回避されている。
受け取った場合（Ｓ７のＹ）、パケットデータＤＡＴＡ
が周辺機器側ＦＩＦＯメモリ１７−１からプリンタ２５
に向けて転送される。転送が完了すると、ハンドシェー
クパケットＡＣＫ（データの送受信が正常に行われたこ
とを示す）がプリンタ２５から周辺機器側ＦＩＦＯメモ
リ１１−１に出力される（Ｓ９）。ハンドシェークパケ
ットＡＣＫは周辺機器側ＦＩＦＯメモリ１７−１に送ら
れ、さらにホストＰＣ２１に受信され、これによりデー
タの送信手順が終了する（Ｓ１０）。このように、ある
ホストＰＣが１つの周辺機器（例えばプリンタ２５）に
アクセスしている場合において、他のホストＰＣが当該
周辺機器アクセスを要求した場合には、ＮＡＫ信号の出
力により先行のホストＰＣでの送受信が完了するまで他
方のホストＰＣのデータはＦＩＦＯメモリ１１により一
時保持される。これにより、各ホストＰＣのデータの衝
突が回避されている。
【００１８】次に、周辺機器２５−２８からホストＰＣ
２１−２４にデータ送信する場合を図３に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。ここでは、ＣＤ−ＲＯＭド
ライブ２５からホストＰＣ２２へデータが出力されるも
のとする。この場合、最初にデータ受信を希望するホス
トＰＣ２２が、in-tokenパケットを出力する（Ｓ１
１）。このin-tokenパケットは、周辺機器２５−２８側
からホストＰＣ２１−２４側へデータの転送を指示する
ためのコマンドパケットであり、そのヘッダには送信先
の周辺機器（ここではＣＤ−ＲＯＭドライブ２８）のア
ドレスが付加されている。
２１−２４にデータ送信する場合を図３に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。ここでは、ＣＤ−ＲＯＭド
ライブ２５からホストＰＣ２２へデータが出力されるも
のとする。この場合、最初にデータ受信を希望するホス
トＰＣ２２が、in-tokenパケットを出力する（Ｓ１
１）。このin-tokenパケットは、周辺機器２５−２８側
からホストＰＣ２１−２４側へデータの転送を指示する
ためのコマンドパケットであり、そのヘッダには送信先
の周辺機器（ここではＣＤ−ＲＯＭドライブ２８）のア
ドレスが付加されている。
【００１９】次に、Ｓ１２において、このin-tokenパケ
ットが、ホスト側ＦＩＦＯメモリ１１−２に一時記憶さ
れる。ＣＰＵ１４は、このin-tokenパケットに付加され
たＣＤ−ＲＯＭドライブ２８のアドレスデータを取得す
る。次に、Ｓ１３において、ＣＰＵ１５は、取得された
アドレスデータに係る周辺機器即ちＣＤ−ＲＯＭドライ
ブ２８が使用可能か否かをチェックする。すなわち、他
のホストＰＣ２２−２４との間でデータを伝送している
途中であるか否かをチェックする。
ットが、ホスト側ＦＩＦＯメモリ１１−２に一時記憶さ
れる。ＣＰＵ１４は、このin-tokenパケットに付加され
たＣＤ−ＲＯＭドライブ２８のアドレスデータを取得す
る。次に、Ｓ１３において、ＣＰＵ１５は、取得された
アドレスデータに係る周辺機器即ちＣＤ−ＲＯＭドライ
ブ２８が使用可能か否かをチェックする。すなわち、他
のホストＰＣ２２−２４との間でデータを伝送している
途中であるか否かをチェックする。
【００２０】ＣＤ−ＲＯＭドライブ２５が使用不可能で
あれば（Ｓ１３のＮ）、ＣＰＵ１５はホストＰＣ２２に
データの送受信が正常に行われなかったときに発行され
るハンドシェークパケットＮＡＫを出力し（Ｓ１４）、
処理はＳ１１に戻る。
あれば（Ｓ１３のＮ）、ＣＰＵ１５はホストＰＣ２２に
データの送受信が正常に行われなかったときに発行され
るハンドシェークパケットＮＡＫを出力し（Ｓ１４）、
処理はＳ１１に戻る。
【００２１】ＣＤ−ＲＯＭドライブ２５が使用可能であ
れば（Ｓ１３のＹ）、ＣＰＵ１５は、ハブリピータ１３
に命令してホストＰＣ２２とＣＤ−ＲＯＭドライブ２８
との間の接続をセットアップさせると共に、ハブコント
ローラ１４に命令して、ホスト側ＦＩＦＯメモリ１１−
２に保持されたin-tokenパケットを周辺機器側ＦＩＦＯ
メモリ１７−４へ向けて出力させる（Ｓ１５）。
れば（Ｓ１３のＹ）、ＣＰＵ１５は、ハブリピータ１３
に命令してホストＰＣ２２とＣＤ−ＲＯＭドライブ２８
との間の接続をセットアップさせると共に、ハブコント
ローラ１４に命令して、ホスト側ＦＩＦＯメモリ１１−
２に保持されたin-tokenパケットを周辺機器側ＦＩＦＯ
メモリ１７−４へ向けて出力させる（Ｓ１５）。
【００２２】次に、ＣＰＵ１５は、周辺機器側ＦＩＦＯ
メモリ１７−４に保持されたin-tokenパケットをＣＤ−
ＲＯＭドライブ２８に向けて出力させる（Ｓ１６）。Ｃ
Ｄ−ＲＯＭドライブ２８がこのin-tokenパケットを受信
しなかった場合（Ｓ１７のＮ）には、ＣＰＵ１５はＣＤ
−ＲＯＭドライブ２８からＮＡＫ信号を受け取り、ホス
ト側ＦＩＦＯメモリ１１−２にこのＮＡＫ信号を送信し
（Ｓ１８）、Ｓ１６に戻る。
メモリ１７−４に保持されたin-tokenパケットをＣＤ−
ＲＯＭドライブ２８に向けて出力させる（Ｓ１６）。Ｃ
Ｄ−ＲＯＭドライブ２８がこのin-tokenパケットを受信
しなかった場合（Ｓ１７のＮ）には、ＣＰＵ１５はＣＤ
−ＲＯＭドライブ２８からＮＡＫ信号を受け取り、ホス
ト側ＦＩＦＯメモリ１１−２にこのＮＡＫ信号を送信し
（Ｓ１８）、Ｓ１６に戻る。
【００２３】ＣＤ−ＲＯＭドライブ２８がこのin-token
パケットを受け取った場合（Ｓ１７のＹ）、ＣＤ−ＲＯ
Ｍドライブ２８のデータＤＡＴＡ´が、周辺機器側ＦＩ
ＦＯメモリ１７−４、制御回路Ｃ及びホスト側ＦＩＦＯ
メモリ１７−２を経てホストＰＣ２２に向けて転送され
る（Ｓ１９）。ホストＰＣ２２は、データ受信に成功し
たら、ハンドシェークパケットＡＣＫをＣＤ−ＲＯＭド
ライブ２８に向けて出力し（Ｓ２０）、これによりデー
タの受信手順が終了する（Ｓ２１）。
パケットを受け取った場合（Ｓ１７のＹ）、ＣＤ−ＲＯ
Ｍドライブ２８のデータＤＡＴＡ´が、周辺機器側ＦＩ
ＦＯメモリ１７−４、制御回路Ｃ及びホスト側ＦＩＦＯ
メモリ１７−２を経てホストＰＣ２２に向けて転送され
る（Ｓ１９）。ホストＰＣ２２は、データ受信に成功し
たら、ハンドシェークパケットＡＣＫをＣＤ−ＲＯＭド
ライブ２８に向けて出力し（Ｓ２０）、これによりデー
タの受信手順が終了する（Ｓ２１）。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のホストコンピュータが周辺機器を共有することが
でき、かつ切替操作が不要となり、ネットワーク環境を
簡単に提供することができる。
複数のホストコンピュータが周辺機器を共有することが
でき、かつ切替操作が不要となり、ネットワーク環境を
簡単に提供することができる。
【図１】 本発明の実施の形態に係るＵＳＢハブ１並び
にこれに接続されたホストコンピュータ及び周辺機器を
示す。
にこれに接続されたホストコンピュータ及び周辺機器を
示す。
【図２】 図１に示すＵＳＢハブの作用を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図３】 図１に示すＵＳＢハブの作用を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
１・・・ＵＳＢハブ
２、３・・・接続ポート
１１、１７・・・ＦＩＦＯメモリ
１２、１６・・・バス
１３・・・ハブリピータ
１４・・・ハブコントローラ
１５・・・ＣＰＵ
Ｃ・・・制御回路
２１−２４・・・ホストＰＣ
２５・・・プリンタ（周辺機器）
２６・・・スキャナ（周辺機器）
２７・・・ハードディスクドライブ（周辺機器）
２８・・・ＣＤ−ＲＯＭドライブ
Claims (4)
- 【請求項１】 アドレスを割り当てられパケットデータ
を送受信する複数台のホストコンピュータを接続可能と
した複数個の第１ポートと、 アドレスを割り当てられパケットデータを送受信する複
数台の周辺機器を接続可能とした複数個の第２ポート
と、 これらの第１ポート及び第２ポートから入力される前記
パケットデータを一時保持するＦＩＦＯメモリと、 このＦＩＦＯメモリに保持されたパケットデータに付加
された前記周辺機器のアドレス情報に基づき、前記ホス
トコンピュータと前記周辺機器との間の接続を確立しデ
ータの転送を制御する制御回路とを備えたことを特徴と
するＵＳＢハブ。 - 【請求項２】 前記ＦＩＦＯメモリは、前記ホストコン
ピュータごとに設けられた請求項１に記載のＵＳＢハ
ブ。 - 【請求項３】 前記ＦＩＦＯメモリは、前記周辺機器ご
とに設けられた請求項１又は２に記載のＵＳＢハブ。 - 【請求項４】 前記制御回路は、前記周辺機器の１つに
対し２台以上の前記ホストコンピュータからデータの送
信又は受信の要求があった場合に、前記ホストコンピュ
ータのうちの１つと前記周辺機器の１つとの間の接続を
確立させ、他のホストコンピュータからのデータは接続
中の前記ホストコンピュータでのデータの送信又は受信
が完了するまで前記ＦＩＦＯメモリに一時保持させるよ
うにした請求項１乃至３のいずれか１項に記載のＵＳＢ
ハブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002056792A JP2003256351A (ja) | 2002-03-04 | 2002-03-04 | Ｕｓｂハブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002056792A JP2003256351A (ja) | 2002-03-04 | 2002-03-04 | Ｕｓｂハブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003256351A true JP2003256351A (ja) | 2003-09-12 |
Family
ID=28667217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002056792A Pending JP2003256351A (ja) | 2002-03-04 | 2002-03-04 | Ｕｓｂハブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003256351A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-03-04 JP JP2002056792A patent/JP2003256351A/ja active Pending
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