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JP2003251089A - Method for manufacturing cushion material comprising spring structure resin mold - Google Patents

Method for manufacturing cushion material comprising spring structure resin mold

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Publication number
JP2003251089A
JP2003251089A JP2002052227A JP2002052227A JP2003251089A JP 2003251089 A JP2003251089 A JP 2003251089A JP 2002052227 A JP2002052227 A JP 2002052227A JP 2002052227 A JP2002052227 A JP 2002052227A JP 2003251089 A JP2003251089 A JP 2003251089A
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JP
Japan
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mold
cushion material
spring
resin
molded product
Prior art date
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JP2002052227A
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Sadao Nishibori
貞夫 西堀
Tatsumi Kobayashi
龍巳 小林
Masanori Shirai
真紀 白井
Yuichiro Nakamura
雄一郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ain Kk Sogo Kenkyusho
Original Assignee
Ain Kk Sogo Kenkyusho
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Publication date
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for manufacturing, in various thicknesses using a single die, a cushion material comprising a spring structure resin mold, that is recyclable, with a high flexibility of form and size, of low cost, allowing less sinking, causing less fatigue after long-time use, with excellent impact resistance and withstand load performance, and suitable for seats in automobiles, motor-bicycles, bicycles, trains, aircrafts, etc., saddles for horse riding, chairs, sofas, beds, or other things on which humans sit, lie, or ride. <P>SOLUTION: A male die 14 is pushed down by a pantograph jack 15 to tighten the spring structure resin mold 30. A cavity 12 in a female die 11 is set in size to match cases of deep drawing, and the dies are provided with allowance, so that thickness of the cushion material 1 can be varied using the single die by adjusting the stroke of the male die 14. Both deep drawing and shallow drawing can be applied in manufacturing using the single die. Density, spring characteristics, and rigidity can be varied freely. <P>COPYRIGHT: (C)2003,JPO

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スプリング構造樹
脂成形品から成るクッション材の製造方法に係り、詳し
くは、耐衝撃性及び耐加重性等に優れると共に、個々の
形状及び大きさ等、各分野における特性及び不特定多数
の細かなニーズにも対応可能であり、自動車、自動二輪
車、自転車、電車若しくは航空機等の座席シート、乗馬
用の鞍、椅子、ソファ又はベッド等、人が座る、寝る又
は乗るものであれば何にでも適用可能なスプリング構造
樹脂成形品から成るクッション材の製造方法であり、特
に、1種類の型で多様な厚みに成形することが可能なス
プリング構造樹脂成形品から成るクッション材の製造方
法に関する。 【0002】 【従来の技術】現在、自動車、自動二輪車、自転車、電
車若しくは航空機等の座席シートやベッド等に使用され
るクッション材としては、ウレタンフォームが主流であ
る。振動を伴うところ又は伴わないところを問わず、人
が座る、寝る又は乗るところには、何等かの形でクッシ
ョン材が利用されているのが一般的であり、実際、ウレ
タンフォームはあらゆる分野で広く使用されており、製
法及びコスト面では問題が少ないと考えられ、普及率が
非常に高い。 【0003】このようなクッション材として、例えば、
特許第2995325号においては、座面部が一層構造
であるハイレジリエンスフォームからなり、前記ハイレ
ジリエンスフォームがトリレンジイソシアネート(TD
I)を10重量%以下の割合で含有し、残余がジフェニ
ルメタンジイソシアネートからなるイソシアネートを用
いてなるウレタンフォームから成る自動車用シートクッ
ションパッドが提案されている。また、特許第2548
477号においては、高融点のポリエステル繊維を低融
点の熱可塑性エラストマーで融着しているクッション構
造体が提案されている。また、特開2000−5101
1号においては、1〜20デニールの合成繊維又は天然
繊維を合成ゴム系接着剤又は架橋性ウレタン等で部分的
に接着したクッションが提案されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】一般的に、ウレタンフ
ォームは、人が座ったとき等、荷重が1箇所に集中する
ため、沈み込みが大きく、バランスが不安定であり、長
期間座りつづけると疲労が溜まる等の課題がある。これ
は、ウレタンフォームは、均等に発泡することにより成
形されているため、密度や強度が一定であり、必要に応
じて、部分毎に強度や密度を変化させることが難しいこ
とが原因である。また、ウレタンフォームは、柔軟すぎ
るため、下からの突き上げ感、底付き感、揺動感が大き
く、長時間座っていると、足の痺れや強い疲労感を生じ
ることもある。例えば、自動車や自動二輪車の場合、ウ
レタンフォームの製法上及び構造上から要求は多様化し
ているが、材料の特性として密度一定であり、実際の使
用時、面圧分布が変わるので、機能上、最適ではないこ
とがある。ウレタンフォームでは、発泡成形であるた
め、ばね特性が一律になるか或いは種類が大まかであ
り、必要に応じて変更することが難しい。従って、ウレ
タンフォームでは、ばね特性に対する多様な要求に答え
ることが困難である。例えば、自動二輪車の場合、ツー
リング用、ロードレース用又はモトクロス用等、乗る姿
勢や状態に応じて、ばね特性を変えなければならない
が、座席シートがこれに好適に対応していないため、走
行中に尻を上げたり下げたりする必要がある。このよう
に体を浮かしている時間が多くなることにより、重心が
上がりバランスが不安定となる等の不都合がある。 【0005】また、利用分野に応じて、特に、自動車や
自動二輪車等に使用した場合には個々の機種に応じてク
ッション材の厚みをコントロールすることが必要とされ
る。これは、外形は同じ形状であっても、クッション材
の厚みは機種(サスペンション特性)によって各々異な
るためである。通常、この場合にも浅絞り深絞り等、絞
りの程度に応じて金型を多数揃える必要がある。 【0006】また、ウレタンフォームは、熱硬化性樹脂
であるため、リサイクルが困難であり、リサイクル方法
としては、粉砕機でチップ化したものを接着成形により
チップフォーム(リボンデットフォーム)と呼ばれる材
料に再生するか、燃焼し熱エネルギーとして回収するに
とどまる。廃棄処分方法として、埋立処理と焼却処理が
挙げられるが、かさ密度が小さく柔らかいウレタンフォ
ームの埋立処理は、地盤の安定化が困難であり、埋立場
所が限定される。また、粉粒体等に加工して埋立処理す
ることも可能であるが、経費と手間がかかる。一方、燃
焼の際、特に、青酸ガス(シアン化水素)を発生するお
それがあるため、焼却炉の損傷が大きく、青酸ガスの除
去にも経費がかかるおそれがある。このように、リサイ
クル法との関係から、埋設処理等では環境面での対応が
困難となる。 【0007】さらに、ウレタンフォームには上記の他に
も、以下の課題を有する。洗浄が困難である。製造時に
使用するアミン触媒がフォーム内に残存し悪臭がするか
らである。また、通気性がなく蓄熱性があるため、蒸れ
やすく長時間連続して集中光線を当てていると燃え出す
おそれがある。環境に対する性能が低い。ウレタンフォ
ーム製造時に発泡剤として使用されている代替フロンの
使用期限が2020年であるが、代替フロンより発泡性
能が優れる代替剤が無いのが現状である。また、軟質ウ
レタンフォーム製造に通常使用されるイソシアネートで
あるTDIは、労働省告示第25号で濃度を0.005
ppm以下にすると決定されている毒性の高い物質であ
り、実際の製造現場では管理が徹底されていない場合に
は、作業者の健康を害するおそれがある。 【0008】上記課題のうち、軟質ウレタンフォームの
特性については、上述した従来技術の特許第29953
25号で改良されてはいるが、ウレタンフォームが有す
る他の課題については依然として残されたままである。
また、特許第2548477号において提案されている
クッション構造体は、高融点のポリエステル繊維を低融
点の熱可塑性エラストマーで融着しているのでリサイク
ルが困難な上、製法が煩雑で加工コストが著しく高い等
の課題が残っている。また、特開2000−51011
号は、通気性が良い、洗浄が可能等の長所を有するが、
耐久性に劣り、製法が煩雑で加工コストが著しく高い等
の課題を有する。さらに、ゴム系接着剤及び架橋性ウレ
タンは熱硬化性樹脂である上、単一組成物でないので、
リサイクルが困難である。 【0009】このように、上記のような種々の課題を有
しながらも、自動車、自動二輪車、自転車、電車若しく
は航空機等の座席シートやベッド等に使用されるクッシ
ョン材として、ウレタンフォームと同等以上の性能を持
った上、安価に製造できる代替材料が存在していないの
が現状である。 【0010】そこで、本発明は、リサイクルが困難な
上、廃棄処理においても上記課題を有するウレタンフォ
ームに代えて、自動車、自動二輪車、自転車、電車若し
くは航空機等の座席シート、乗馬用の鞍、椅子、ソファ
又はベッド等、人が座る、寝る又は乗るものに使用され
るクッション材として好適な、スプリング構造樹脂成形
品から成るクッション材に好適な製造方法を提供するこ
とを目的とする。特に、成形工程が容易であり、形状及
び大きさの自由度が高く、安価で、沈み込みが少なく、
座った際には圧力を均一に分散させるので長時間使用し
ても疲労しない等、ばね特性に対する多様な要求に答
え、所望の耐加重強度、耐衝撃性等の物性を有する成形
品を容易に製造することができると共に、浅絞り及び深
絞りに対応した1種類の型で種々の厚みの成形品を製造
することができる製造方法を提供することを目的とす
る。 【0011】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
雌型の上に、少なくとも熱可塑性樹脂から成る中実及び
/又は中空の連続線条及び/又は短線条のランダムなル
ープ又はカールの隣接する線条相互を接触絡合集合して
成る所定の嵩密度の空隙を備える立体構造体を置き、前
記立体構造体を軟化させるに必要な温度条件で、前記雌
型及び/又は前記立体構造体を加熱し、前記雌型と雄型
で前記立体構造体を型締めし、冷却によって前記立体構
造体を硬化させることを特徴とし、さらに、前記雌型が
深絞りの場合における雄型のストロークに対応する容積
に設定されたことを特徴とするスプリング構造樹脂成形
品から成るクッション材の製造方法である。 【0012】「連続線条及び/又は短線条」は、好まし
くは汎用プラスチック(ポリオレフィン、ポリスチレン
系樹脂、メタクリル樹脂、ポリ塩化ビニール等)、エン
ジニアリングプラスチック(ポリアミド、ポリカーボネ
ート、飽和ポリエステル、ポリアセタール等)等であ
る。例えば、ポリエチレン(以下PEと記す)、ポリプ
ロピレン(以下PPと記す)又はナイロン等の熱可塑性
エラストマーより成ることが好ましい。 【0013】特に、PE,PP等のポリオレフィン系樹
脂に、酢酸ビニル樹脂(以下VACと記す)、酢ビエチ
レン共重合体(以下EVAと記す)又は、スチレンブタ
ジエンスチレン(以下SBSと記す)を混合したものが
好ましい。このとき、ポリオレフィン系樹脂とVAC又
はEVAの酢ビ含有率の混合比は、70〜97重量%:
3〜30重量%、好ましくは80〜90重量%:10〜
20重量%が好ましい。これは、VAC又はEVAが3
重量%以下であると反発弾性が低下し、30重量%以上
になると熱的特性が低下するからである。また、ポリオ
レフィン系樹脂とSBSとの混合比は、50〜97重量
%:3〜50重量%、好ましくは70〜90重量%:1
0〜30重量%が好ましい。また、ポリオレフィン系樹
脂は再生樹脂であっても良い。 【0014】「連続線条及び/又は短線条」の構造は中
実でも良いし、中空でも良い。中空の連続線条及び/又
は短線条の場合、空気が管の中に閉じ込められることに
なり、空気ばねの特性が発現し、独特のクッション性が
生じるので好ましい。座屈も防止できる。また、空気が
入ることによって、立体構造体の剛性が保たれる。中空
は連続であっても良いし、不連続であっても良い。1本
の線条に中空部と該中空部が塞がれた部分とを共に有し
ている場合等が一例として挙げられる。中実の線条と中
空の線条の混合比は、中実:中空=0〜50:50〜1
00であることが好ましい。このとき、中心部に中空の
線条を用い、その中空の線条の外周を中実の線条で被覆
することにより、触感が良好となり好ましい。 【0015】「連続線条及び/又は短線条」の線径は、
中実の線条にあっては、0.3〜3.0mm、特に0.
7〜1.0mmであることが好ましい。中実の線状にあ
っては、線径0.3mm以下では、線条に腰が無くな
り、融着部が多くなって空隙率が低下する。3.0mm
以上では、線条に腰がありすぎ、ループ又はカールが形
成されず、融着部が少なくなり、強度が低下する。ま
た、中空の線条にあっては、1.0〜3.0mm、特に
1.5〜2.0mmであることが好ましい。中空率が1
0%以下では重量軽減に寄与せず、80%以上ではクッ
ション性が低下する。 【0016】「スプリング構造樹脂成形品」の嵩密度
は、0.005〜0.08g/cm3、好ましくは、
0.02〜0.06g/cm3であることが好ましい。
嵩密度0.005g/cm3以下では、強度が低下す
る。嵩密度0.08g/cm3以上では重量軽減が果た
せず、弾性が消失する。また、このスプリング構造樹脂
成形品は全体が一定の密度であるに限らず、所定間隔毎
に粗密構造であっても良い。この場合の嵩密度は、粗の
部分では、0.005〜0.03g/cm3、好ましく
は0.008〜0.03g/cm3、特に0.01〜
0.03g/cm3が好ましい。密の部分では、0.0
3〜0.08g/cm3、好ましくは0.04〜0.0
7g/cm3、特に0.05〜0.06g/cm3が好ま
しい。 【0017】「スプリング構造樹脂成形品」の空隙率
は、96〜99%、好ましくは、97〜99%、特に9
7〜98%であることが好ましい。クッションとしての
弾性と強度を維持し、重量を軽減するため、空隙率は上
記範囲が好ましい。 [空隙率(%)]=(1−[嵩密度]/[樹脂の密
度])×100 【0018】「クッション材」は多層のスプリング構造
樹脂成形品から構成されることが好ましい。また、クッ
ション材の用途は、自動車、自動二輪車、自転車、電車
若しくは航空機の座席シート、乗馬用の鞍、椅子、ソフ
ァ又はベッド等であることが好ましい。また、上記例示
以外にも、振動を伴うところ又は伴わないところを問わ
ず、人が座る、寝る又は乗るところ等のクッション材と
して用いられているウレタンフォームの代替材として、
広く利用できる。特に、自動車や自動二輪車等、振動を
伴うところに使用した場合にも、厚みを容易にコントロ
ールできるため、個々の機種(サスペンション特性)に
好適に対応することができるので好ましい。 【0019】「雌型」はコンクリート製が好ましい。コ
ンクリート製の型を利用することにより、離型剤が不要
になると共に、型自体のコストが削減される。「雌型」
の側面部のテーパは、垂直に対してその角度が0ないし
浅いことが好ましい。また、「雄型」は、クッション材
が取り付けられる製品(ベース)を利用することが好ま
しい。これにより、雄型を別途用意する必要もなくなり
コストが削減されると共に、成形精度が向上する。前記
の冷却には自然冷却又は強制冷却がある。強制冷却は水
を用いることが好ましい。 【0020】ここでは、ウレタンフォームの二次加工よ
りも簡単であり、ウレタンフォームよりも細かなニーズ
に対応できる。また、圧縮成形であるから、個人の体型
に合わせてオリジナルなものを成形する等、製品の付加
価値が高くなる。特に、1種類の型でクッション材の厚
みをコントロールすることができるため、金型を多数揃
える必要もなく、各種の製品要求特性に応じることが可
能である。例えば、薄いクッション材を製造する場合に
は、ストロークを深くするだけで良い。逆に、厚いクッ
ション材を製造する場合には、ストロークを浅くするだ
けで良い。これにより、オーダーメイドに応じられる
等、製品特性や不特定多数の細かなニーズに対応可能な
クッション材の製造が容易となる。さらに、スプリング
構造樹脂成形品の線条の径、材質、デニール、嵩密度又
は空隙率等を変えることにより、ばね特性を自在に可変
とすることもできる。すなわち、素材としてのばね特性
は一定であるが、圧縮成形によって絞りをかけることが
できるので、クッション機能を変え、荷重分布を可変と
することができる。 【0021】 【発明の実施の形態】図1の斜視図、図2(a)の正面
図及び図2(b)の背面図に示す通り、クッション材1
は、熱可塑性樹脂、例えば、PE,PP等のポリオレフ
ィン系樹脂と、VAC,EVA又はSBSとの混合物
(例えば、熱可塑性エラストマー)を原料として成形さ
れた立体構造体であるスプリング構造樹脂成形品30を
後述するように圧縮成形することによって製造されたも
のである。 【0022】(スプリング構造樹脂成形品30の説明)
まず、スプリング構造樹脂成形品30について説明す
る。本実施形態で使用するスプリング構造樹脂成形品3
0は、上記混合物を原料とする連続線条及び/又は短線
条(以下、単に線条31という)がランダムに絡合集合
して成る空隙を備える立体構造体であり、この線条31
は、複数のループ又はカールを形成している(図1の部
分拡大図A参照)。本実施例において、スプリング構造
樹脂成形品30は、切断面31aに示すように中空の線
条31から成っている(図1の部分拡大図B参照)。 【0023】ここでは、この立体構造体の嵩密度を、
0.005〜0.03g/cm3、好ましくは、0.0
08〜0.03g/cm3、特に0.01〜0.03g
/cm3とすることが好ましい。また、この立体構造体
の空隙率は、96〜99%、好ましくは、97〜99
%、特に97〜98%とすることが好ましい。 【0024】(クッション材1の説明)次に、クッショ
ン材1について説明する。クッション材1は、このスプ
リング構造樹脂成形品30を圧縮成形することにより製
造される。本実施形態におけるクッション材1は、図3
の側面図に示す通り、主に自動二輪車(例えば、オート
バイ10)の座席シートに用いられるクッション材であ
る。 【0025】クッション材1は、ばね特性が同一又は異
なる2層のシート(上シート2及び下シート3)を備
え、ベース4に固定されるものである。このとき、上シ
ート2と下シート3は接着剤又は両面テープ等で接着さ
れていることが好ましい。ばね特性は、スプリング構造
樹脂成形品30の密度、材質及び/又は線径によって各
シート又は部分毎に可変とすることができる。具体的に
は、下の層は硬く、上の層は軟らかくする等、ばね特性
を変化させることが好ましい。 【0026】例えば、本実施形態においては、上シート
2は下シート3よりも剛性が低く柔軟な構成である。こ
れは、ベース4に固定される下シート3に対して、上シ
ート2には人が乗ったときに臀部等が直接触れるためで
ある。このとき、上シート2には、人が乗る姿勢に好適
にフィットするように、適宜盛り上り部を形成すること
が好ましい。一方、下シート3はベース4に固定される
ため、上シート2よりも硬さが必要である。このとき、
下シート3の硬さによりクッション材1の形状が維持さ
れる構造とすることも好ましい。 【0027】また、下シート3により、クッション材1
は独自のサスペンション特性を呈する。例えば、ウレタ
ンフォームを用いていた従来の座席シートは、ばね下振
動である路面反力(キックバック)が大きいので、ウレ
タンに密着コイルスプリングを入れ、路面反力を受ける
ことが多い。しかし、本実施形態では、このように2層
構造とし、人間の荷重を柔軟な上シート2で受け止める
ことができると共に、硬めの下シート3でばね下振動を
受け止めることができる。これにより、密着コイルスプ
リングは不要となる。従って、重量的、構造的に有利に
なり、シンプルであり、かつ、特殊な部品構造も必要な
くなる。嵩が低くなるので、重心モーメントが下方にな
り、姿勢の安定性にも寄与する。また、圧縮成形の際の
雄型のストロークを調整することにより、クッション材
1の厚みを自在に調節し、形状又は大きさの異なる各種
サスペンションに対応させることもできる。 【0028】また、クッション材1はスプリング構造樹
脂成形品30から成るため、通気性が抜群である。従っ
て、蒸れないことは言うまでもなく、クッション材10
の中に冷暖房ダクトから冷暖房用空気を通気させれば、
オートバイ10の座席に冷暖房機能を備えることができ
る。また、自動車の座席シートとして用いれば、特別な
材料を使用することなく、高級車仕様に対応できる。 【0029】なお、上シート2及び下シート3から成る
クッション材1は、図示した形状に限定されないことは
言うに及ばず、適宜形状に成形可能である。例えば、シ
ートを重ねないでシートの層を1層としても良い。シー
トを重ね合わせる場合は、2層以上でも良い。また、2
層以上のシートのうち、例えば、下の層のシートは合成
ゴム等から成るものでも良いが、少なくとも1枚(好ま
しくは上の層)は上記熱可塑性樹脂から成ることが好ま
しい。また、盛り上り部の形状等も本実施形態に限定さ
れない。特に、個々の形状及び大きさ等、各分野におけ
る製品要求、特性及び不特定多数の細かなニーズにも対
応可能である。 【0030】また、多層構造のクッション材(例えば、
クッション材1の上シート2)上に、縫成(手縫い又は
ミシン縫い等)したスプリング構造樹脂成形品から成る
クッション材を重ね合わせ、最上部のシートとすること
も好ましい(図示略)。この場合、特に、従来のモール
ド成形では難しい複雑な凸凹や微妙な変化までも表現可
能であり、個々の形状及び大きさ等、各分野における製
品要求、特性及び不特定多数の細かなニーズにもより厳
密に対応可能となり、車種や体型によってカスタムメイ
ドすることもできる。例えば、オートバイ10や自動車
等の座席シートとして利用する際には、運転姿勢にこだ
わりを持つドライバー(例えば、それを職業とする人)
等の要求に応え得る、各人の運転姿勢や運転動作に的確
にフィットする座席シートを提供することができる。ま
た、製品の付加価値を高めることができる。 【0031】上シート2及び下シート3は、ベース4に
対応した形状に成形される。図4(a)及び(b)の斜
視図に示す通り、ベース4は、オートバイ10の座席を
構成する基礎部分であって、前方に止め部4a、後方中
央部に盛り上り部4bが形成され、盛り上り部4bの裏
側にはオートバイ10のフレームに取り付けるための金
具4cが固定されている。また、ベース4の裏側には、
ゴム製等のクッション4dが数箇所(例えば6箇所)固
定されている。その他、図示する通りの溝や穴が形成さ
れている。 【0032】(クッション材1の製造装置及び製造方
法)次に、図5〜図10を参照して、本実施形態のクッ
ション材1の製造装置及び製造方法について説明する。
なお、スプリング構造樹脂成形品30の製造方法につい
ては後述する。 【0033】(1)投入工程 図5はクッション材1の圧縮成形工程の第1段階を説明
する側面断面図であり、図6は同第1段階を説明する正
面断面図である。図5又は図6の説明図に示す通り、コ
ンクリート製雌型11(以下単に雌型11)のキャビテ
ィ12上に1枚以上のスプリング構造樹脂成形品30を
置く。このとき、2枚以上のばね特性が同一又は異なる
スプリング構造樹脂成形品30を同時に置いても良い。
上述したように、スプリング構造樹脂成形品30は線条
31がランダムに絡合集合して成る空隙を備える立体構
造体であり、この線条31は、複数のループ又はカール
を形成している(図5の部分拡大図C参照)。 【0034】本製造方法においては、スプリング構造樹
脂成形品30の線条31を構成する原料樹脂の軟化点以
上の温度が必要であるため、雌型11のキャビティ12
に給湯装置13から図中矢印に示すように湯(好ましく
は70℃以上)を入れ、スプリング構造樹脂成形品30
を加熱し軟化させる。ここで湯を使用したのは、雌型1
1の内部からスプリング構造樹脂成形品30を加熱する
ためである。また、雌型11自体をヒータ等で加熱して
も良い。このとき、熱伝導体(例えばヒーター)を雌型
11のコンクリートに埋め込んでいることが好ましい。
保温効果を高めるために雌型11の周囲を断熱材で覆う
ことも好ましい(例えば木、発泡樹脂等の容器)。ま
た、スプリング構造樹脂成形品30を構成する線条31
周囲の空気(中空線条の場合は中空部の空気も含む)を
加熱する必要がある場合は、雌型11の保温余熱で成形
することも好ましい。さらに、給湯装置13に代えてス
チーム供給装置17等で加熱しても良い。スチームを用
いた場合は、例えば、雌型11にスチーム注入孔を形成
し、スチーム注入孔からスチームをキャビティ12内に
注入することとなる。型締め段階でスチームを注入し加
熱することが好ましい。こうすると、熱が均一になると
共に、より高温で成形できることができるので好まし
い。また、加熱だけではなく圧力が必要になる形状の成
形品もあるが、この場合にはスチームによる加熱及び加
圧を行うことができる。機械的に加熱できない形状もあ
るため、気圧を利用すると複雑な形状に対応することが
できる。 【0035】この雌型11は、例えば、石膏等の適宜の
材質で製品の型枠を成形して、この型枠を逆さにして、
下方に板を水平に固定し、型枠及び板に適宜に離型剤を
塗り、コンクリート粉を水で練り、これを型枠に垂らし
込んで固め、型枠から離型することにより製造される。
コンクリートが硬化した後に、逆さにして型枠及び板を
取り外すと雌型11が完成する。このとき、型枠を載せ
た板の下に空間を形成し、板を上下させてこの空間を調
整することにより、コンクリートの強度、剛性及び厚み
を調節することができる。例えば、コンクリートの厚み
を増す場合には板の固定位置を下げる。このように、コ
ンクリートは成形性に優れ、混練して型枠に流し込むだ
けで製造できるため、雌型11自体のコストが削減され
る上(例えば従来の金型の1/50〜1/100)、複
雑な形状の雌型11を製造することもできるし、同一物
を容易に複製することもできる等、精度も向上する。例
えば、雌型11の製造時には同じ寸法が採寸できる。ま
た、コンクリートであれば製品に馴染み易いため、型締
めするだけで、クッション材1の表面を研磨したように
滑らかに成形することもできる。さらには型枠の模様ま
で取れる程であり、例えばビニールをかけて型締めする
ことにより、ビニールの面相度から表面に模様を付ける
等の表面加工もできる。また、コンクリートで雌型11
を製造するので、クッション材1の成形時における加圧
力にも好適に耐えられる上、耐久性も高いので何万回で
も使用可能である。なお、雌型11の重量は50〜10
0kgが好ましい。 【0036】雄型14はベース4と雄型台14aとから
構成される。雄型14は、パンタグラフジャッキ15の
先端に固定具により複数箇所で固定され、パンタグラフ
ジャッキ15により、雌型11のキャビティ12上のス
プリング構造樹脂成形品30を上から型締めするもので
ある。雄型14は、10トン以上の圧力に耐え得るもの
が好ましい。本実施形態では、1つの雄型14につき、
複数(例えば3本)のパンタグラフジャッキ15を設置
することにより、荷重圧力を向上させると共に、複数個
所(例えば3箇所)に荷重を分散している。パンタグラ
フジャッキ15は手動でもよいが、適宜モータ15aを
取り付けて自動運転も可能である。パンタグラフジャッ
キ15の上端部は上台18に固定され、上台18が支柱
19により雌型11の上部に固定されている。パンタグ
ラフジャッキ15を利用することにより、設備が簡素化
され、コスト削減も可能であるが、パンタグラフジャッ
キ15に替えて油圧シリンダや空気圧シリンダ等を利用
しても構わない。 【0037】また、雄型14として、製品の一部となる
ベース4を用いることが好ましい。ベース4は裏面を雄
型台14aの下面に嵌合される等して取り付けられてい
る。雄型台14aの上面は固定具によりパンタグラフジ
ャッキ15に固定されている。このように、製品の一部
(ベース4)が製造装置の一部(雄型14)を構成する
ことにより、用意する型は雌型11だけで良く、雄型1
4を別途製造する必要がない。従来、ウレタンフォーム
成形用の金型は雄型と雌型を製品とは別に製造する必要
があるが、本製造方法においては、雄型14自体が製品
の一部であるので、台、ポンチ等を不要とし、コスト削
減が可能となり、成型精度が向上する。 【0038】(2)型締め工程 図7はクッション材1の圧縮成形工程の第2段階を説明
する側面断面図であり、図8は同第2段階を説明する正
面断面図である。図7又は図8の説明図に示す通り、パ
ンタグラフジャッキ15で雄型14(ここではベース4
で兼用する)を図中矢印に示すように押し下げ、型締め
する。ここで、雌型11のキャビティ12は深く絞る場
合のサイズに設定され、ストロークを深くも浅くもでき
る。つまり型に余裕を持たせてあるので、絞りのストロ
ークの加減によって、クッション材1の厚みを可変にで
きる。従って、1つの型で、いくらでも厚みを可変にで
きる。また、当然、密度も可変となる。このように、雄
型14のストロークを可変とすることで深絞りでも浅絞
りでも1種類の型で製造することができ、密度、ばね特
性、剛性を自在に変えることができる。 【0039】このストローク可変の効果として、クッシ
ョン材1の厚みを薄くしたり厚くしたり調節できる。薄
いクッション材1を作る場合、同じ型でストロークを深
くするだけで良いし、厚いクッション材1を作る場合、
同じ型でストロークを浅くするだけで良い。つまり、ク
ッション材1の厚みをコントロールできる。また、密
度、ばね特性、剛性もコントロールできる。図示の通
り、雌型11の側面の傾斜角度(テーパ)を少なくすれ
ば(図ではほぼ垂直である)、1つの型でのクッション
材1の厚さ調整が容易である。例えば傾斜角度が1/5
0〜1/400、好ましくは1/100〜1/300、
特に好ましくは1/150〜1/250(例えば1/2
00)が挙げられる。傾斜は垂直下方に対して内側又は
外側のいずれに傾斜していても良い。内側に傾きすぎる
とストロークのコントロールが難しくなることもあり得
る。これにより、1つの型で各種のクッション材1の製
品要求特性に応じられる。特に、同一製品であっても、
クッション材1の厚さを任意に選択することもできる。
例えば、オーダーメイドに応じられる等、不特定多数の
細かなニーズにも簡単に対応できる。なお、太腿の内側
が当たる部分については、圧縮率を高めて、ばね特性を
硬くすることがある。これによりクッション性や耐久性
を向上できる等の利点がある。 【0040】一般に、外形は人が乗る幅であるから、ほ
とんど同じであるが、クッション材1の厚みは機種(サ
スペンション特性)によって各々異なるため、個々の機
種に応じてクッション材1の厚みをコントロールするこ
とが必要とされる。しかしながら、ウレタンフォームの
場合は発泡させて成形するため、一律の倍率しか実現で
きない。また、浅絞り、深絞り等絞りの程度に応じて、
金型を多数揃える必要がある。本製造方法によれば、ウ
レタンフォームの以上のような問題を好適に解決でき
る。 【0041】(3)トリミング工程 図9はクッション材1の圧縮成形工程の第3段階を説明
する平面図である。図9の説明図に示す通り、型締め状
態を所定時間維持した後、熱カッター16で、雄型14
の周縁を倣って、雄型14の端からはみ出したバリ32
(図9の部分拡大図D参照)をトリミングすると同時に
端末を熱溶着する。従来は、成形後に改めて寸法取りす
ると共にトリミング等を行って形状を整えていたため、
端末のトリミング処理が大変であった。この方法であれ
ば容易にトリミングが可能である。特に、この段階でト
リミングすることにより、端末のほどけがなくなると共
に、後から寸法取りする必要もなく、処理が簡単であ
る。 【0042】(4)離型工程 雌型11のキャビティ12に冷却水を投入し、スプリン
グ構造樹脂成形品30を固化する。徐々に冷却するので
はなく、水を入れて急冷することより成形時間が短縮で
きる。そして、硬化時間経過後、離型する。固化してい
るか否かの判断要素としては、パンタグラフジャッキ1
5を緩めてスプリングバックがなければ、固まっている
状態である。以下、雌型11及び/又はスプリング構造
樹脂成形品30の加熱・冷却を繰り返す。中空線条の場
合、中空部の空気を考慮した適切な熱的均衡条件を満た
すことにより、スプリングバックを防止できる。 【0043】このとき、雌型11がコンクリート製であ
れば、原料樹脂が溶けて雌型11に接着することもな
く、離型剤が不要である。従来の金属型では、温度上昇
が著しく、原料樹脂が型に接着し易いという難点があ
る。そのため、ウレタンフォームの製造には離型剤は必
須であり、製造に時間と手間が掛かっている。また、コ
ンクリート製であれば、製品に馴染み易いので、同一物
を複製する能力が優れていると共に、複雑な形状も成形
可能である。 【0044】(5)最終工程 図10の取付説明図に示す通り、上記工程を経て得られ
た上シート2と下シート3とを、ベース4に2枚重ねで
乗せて固定する。その上にヒート成形したビニールレザ
ー5を被せてベース4にホッチキス等で止める。両面テ
ープ等で接着しても良い。また、成形過程で下シート2
に凸部(又は凹部)を形成することにより、ベース4に
適宜設けられた凹部(又は凸部)に嵌合して固定すれ
ば、ホッチキスや両面テープが不要となる。また、上シ
ート2と下シート3とは、接着剤又は両面テープ等で適
宜接着し、ずれるのを防止できる。上記と同様、上シー
ト2及び下シート3に凹凸を設けて、上シート2と下シ
ート3とを嵌合して固定することもできる。ただし、本
工程において、ビニールレザー5等を被せる場合には、
上シート2、下シート3及びベース4を特に固定しなく
ても良い場合もある。 【0045】(スプリング構造樹脂成形品30の製造方
法)次に、上記スプリング構造樹脂成形品30の製造方
法の一例について説明する。図11の模式図に示す通
り、本実施形態におけるスプリング構造樹脂成形品30
の製造方法において、好適には、PE,PP等のポリオ
レフィン系樹脂と、VAC、EVA又はSBS等の原料
樹脂は、後述するタンブラー、切り出しフィーダ、或い
は定量供給機等を経てドライブレンドされ、又は、混合
若しくは溶融混合してペレット化されて、押出成形機2
0のホッパー21へ送られる。 【0046】具体的には、原料樹脂、例えば、PPとS
BSをタンブラー(加藤理機製作所製KR混合機)で、
40rpm、15分間混合する。 【0047】次に、図12の斜視図に示す通り、この原
料樹脂から成る混合物をφ65m単軸押出成形機20の
ホッパー21より投入し、所定温度(例えば200℃〜
260℃)で溶融混錬し、成形ダイ22に設けた所定径
の多数のノズルから所定の押出速度において溶融押し出
し、後述の引取機23により引き取ることにより、所定
の線径(例えば、600〜90,000デニール、好ま
しくは3,000〜30,000デニール、より好まし
くは、6,000〜10,000デニール)の中実及び
/又は中空の線条31を形成し、この溶融状態の線条3
1に、例えば、直径1〜10mm、好ましくは直径1〜
5mmのループを形成させ、隣同士の線条31とバス2
5内(水中)で接触絡合させることによりランダムなル
ープを形成する。このとき、接触絡合部位の少なくとも
一部は、相互に溶融接着されることが好ましい。このと
き、線条31は、中空のものと中実のものとが所定割合
で混合されていても良い。 【0048】上記ランダムなループの集合である立体構
造体の厚さ及び嵩密度は、バス25内の引取機23の引
き取りロール24,24間で設定される。この立体構造
体(例えば、厚さ10〜200mm、幅2,000m
m)は、線条31が、カール又はループ状にランダムに
成形され、水中で固化し、巻き取りロール26,26に
よりスプリング構造樹脂成形品30として取り出され
る。 【0049】また、水中においてこのループが形成され
た線条31を引取機23により引き取る際には、引取機
23の速度を変更することで、クッション特性を変更し
ても良い。その場合、この立体構造体の嵩密度を比較的
増大させる場合、0.03〜0.08g/cm3、好ま
しくは、0.04〜0.07g/cm3、特に0.05
〜0.06g/cm3とすることが好ましい。また、こ
の立体構造体の空隙率を減少させる場合、91〜97
%、好ましくは、92〜96%、特に93〜94%とす
ることが好ましい。 【0050】また、例えば、引き取りロール24,24
の引き取り速度をタイマー等により設定時間毎に、設定
時間内、低速にする等、引取機23の引き取り速度を所
定の間隔(例えば3〜5m)で低速に調整することによ
り、スプリング構造樹脂成形品30の長手方向におい
て、所定間隔ごと(例えば、30〜50cm)に低速引
き取り時に形成された嵩密度の大きい部分とそれ以外の
部分、すなわち、粗密を連続して形成しても良い。 【0051】また、図13の正面図に示す通り、引き取
りに際し、立体構造体であるスプリング構造樹脂成形品
30を引き取りロール24,24で折り曲げることが困
難な場合には、嵩密度の粗い部分を作ることによってそ
の部位で折り曲げ、水中から引き上げることもできる。
以上の工程を経て取り出されたスプリング構造樹脂成形
品30は、切断装置27により適宜長さに切断される。
なお、バス25には給水バルブ及び排水バルブを備える
(図示略)。 【0052】また、別例として、図14の正面図に示す
通り、バス125内に切断装置127を設けたもので
は、切断装置127は引取機123下方近傍に配置し、
バス125の対向側壁には、切断部位で切断された単体
の空隙に挿入される係止突起を多数突設したコンベアか
らなる搬送装置128を備える。他の部位の構成につい
ては、100番台として上記説明を援用する。 【0053】上記製造方法によって、一例として、嵩密
度0.03g/cm3、厚さ50mmのスプリング構造
樹脂成形品30を得た。なお、立体構造体は、それぞれ
1種又は複数種の異なる特性の組合せから成るものを用
いて製造することもできる。なお、上記製造方法により
成形されたスプリング構造樹脂成形品30の製造例及び
実験結果等、その他詳細については、本発明者が先に開
発した特願2000−246907号等を参照された
い。 【0054】(スプリング構造樹脂成形品30の他の実
施形態)次に、上記実施形態のスプリング構造樹脂成形
品30以外の他の例について説明する。原料樹脂の粘弾
性挙動を活かした各種成形方法等を利用したものであ
る。 【0055】上記スプリング構造樹脂成形品30は、そ
の製造工程において、引き取り速度や熱加減によって、
部位毎にクッション特性の異なる立体構造体を任意に成
形することができる。例えば、図15(a)に示すスプ
リング構造樹脂成形品130のように、外周から中心に
向かって所定範囲毎又は徐々にクッション特性を軟らか
くすることができる。ここでは、外周に硬い部分130
a及び中心部に軟らかい部分130bを構成している。
また、図15(b)に示すスプリング構造樹脂成形品2
30のように、中心部のクッション特性を硬くすること
もできる。ここでは、中心部に硬い部分230a及び外
周に軟らかい部分230bを構成している。また、図1
5(c)に示すスプリング構造樹脂成形品330のよう
に、部分的にクッション特性を変化させることもでき
る。ここでは、軟らかい部分330bの中に部分的に硬
い部分330aを構成している(例えば2箇所)。 【0056】例えば、スプリング構造樹脂成形品130
であれば、オートバイ10の座席シートのクッション材
として好ましい。クッション材1の側面を硬くすること
により、座席シートを挟み込んで運転する際に、ドライ
バーの内腿に好適にフィットし、走行安定性が向上す
る。また、スプリング構造樹脂成形品230であれば、
ヘルメットのクッション材等にも好適である。このよう
に、1枚の立体構造体で表面(頭に接する部分)は軟ら
かく、内部は硬く成形することにより、髪型の崩れ難い
帽子(日除け帽子、ヘルメット等)を製造することもで
きる。これにより、日除けができると共に通気性が良い
ので好ましい。 【0057】また、荷重や撓み量にもよるが、クッショ
ン材によっては表面だけ硬く構成されていれば充分なも
のもある。このような場合、上記のように一枚の立体構
造体で密度を部分的に変える以外にも、密度の異なる薄
い立体構造体を複数枚製造し、それらを種々重ね合わせ
ることにより、一枚のスプリング構造樹脂成形品を構成
することもできる。この方法であると、原料樹脂の使用
量を節減でき、生産性の面からも好ましい。例えば、図
16(a)に示すスプリング構造樹脂成形品430のよ
うに、立体構造体430aの下に嵩密度の低い立体構造
体430b、その下にはさらに嵩密度の低い立体構造体
430cを重ねて貼り合わせて1枚のスプリング構造樹
脂成形品430を構成することができる。 【0058】また、図16(b)に示すスプリング構造
樹脂成形品530のように、部分的に熱で溶かして穴5
30aを形成することにより(パーティションブロック
成形)、部分強化することもできる。穴530は圧縮成
形前の段階で形成しても良いし、圧縮成形後の段階で形
成しても良い。また、図16(c)に示すように、穴5
30aに金具等の止め具530bを挿入することもでき
る。止め具530bは圧縮成形前の段階で挿入しても良
いし、圧縮成形後の段階で挿入しても良い。 【0059】スプリング構造樹脂成形品30を構成する
線条31の線径は、必ずしも均等である必要はない。1
つのクッション材であっても、箇所によっては、荷重の
かかり方が異なる。その範囲だけ部分的に硬くするため
に、嵩密度を変える以外に、スプリング構造樹脂成形品
30を構成している線条31自体の太さや硬さを変える
こともできる。例えば、臀部が当たる荷重が集中するよ
うな箇所には、太い線条や樹脂の硬度の高い線条を使用
することが好ましい。 【0060】このとき、部分的に太い線条を製造するた
めには、図17(a)に示すように、成形ダイ622
は、部分的に(例えば中央部)ノズル口622aの口径
を通常のノズル口622bよりも大きくすることが好ま
しい。図17(b)に示すように、この成形ダイ622
であれば、押出される通常の線条31と同時に部分的に
(例えば中央部から)太い線条631が押出される。こ
れにより剛性を複合的に変化できる。 【0061】また、線条31の材質を変えることによ
り、厚みや嵩密度は同じでも軟らかい又は硬いクッショ
ン材を成形することができる。例えば、オートバイ10
の座席シートのクッション材1であれば、乗る人の体重
に合わせて種々の材質を選択でき、製品に付加価値を与
えることもできる。 【0062】また、スプリング構造樹脂成形品30に
は、繊維や針金等、種々のものを絡ませ、混成成形する
ことができる。これにより、例えば熱に弱い、座屈に弱
い、引っ張りに弱い等の樹脂の弱点を中に絡ませたもの
によって補強することができる。例えば、図18(a)
に示すスプリング構造樹脂成形品730のように、複数
本の針金733を、線条731に絡ませることが好まし
い。また、図18(b),(c)の断面図に示すよう
に、針金733等は線条731に絡ませるのみならず、
線条731の中空部を通すことも好ましい。 【0063】(クッション材1の他の実施形態)雌型1
1と雄型14でスプリング構造樹脂成形品30を型締め
する際に、段階的に加熱温度を変化させることにより、
部分的に剛性を変える成形とするヒートレンジ成形とす
ることもできる。例えば、図19(a)に示すクッショ
ン材101のように、下方に硬い部分101a(プレー
ト状部分)、上方に軟らかい部分101bを成形するこ
とができる。このとき、縁部分101cは加熱して硬い
板状に成形することが好ましい。例えば、加熱してカー
ルした縁部分101cをトリミングの際に板状に成形す
ることが好ましい。この縁部分101cは、ベース4に
好適に嵌め込むことができる。縁部分101cは、一
旦、拡開させてからベース4に引掛けてから弾発力で復
元することにより嵌合させ、取り付けることが好まし
い。このような構造であれば、クッション材101とベ
ース4とを、ホッチキス等の係止なしで、脱着を可能と
することもできる。 【0064】また、雌型11と雄型14でスプリング構
造樹脂成形品30を型締めする際には、雌型11をホッ
トバーニングし、型の温度を高くし、表面部分を溶着さ
せて硬くするエピダーミス(表皮)成形とすることもあ
る。図19(b)に示すクッション材201のように、
スプリング構造樹脂成形品30の表面だけ溶かし表皮2
01aを形成することができるので、後加工でコーティ
ングする(例えばビニールレザー5等を被せる)必要が
ない。例えば、インストルメントパネルの樹脂の成形等
にも使用可能である。つまり、型の中でスプリング構造
樹脂成形品30の表面を溶かしてシボを作ると同時に一
体成形することもある。また、クッション材1の解け防
止、防水性を必要とする場合、又は素材を好適に保護す
る場合には、ホットバーニングして表皮201aを形成
することが特に好ましい。 【0065】本実施形態におけるスプリング構造樹脂成
形品30から成るクッション材1は、通気性を備えてい
ることからも、後工程において、ビニールレザー5等を
被せない方が良い場合もある。この場合は、図20
(a),(b)に示すクッション材301のように、ス
プリング構造樹脂成形品30の周囲を網306で覆って
圧縮成形することが好ましい。また、網306は圧縮成
形後にクッション材301に被せるものであっても良
い。網306は撥水性の素材(例えば、プラスチック
製)からなるものが好ましい。これにより、通気性が好
適に確保されるため、特に湿度が高い地域や季節には効
果的である。バギー等の砂の上を走る車の座席シートと
しても好適である。また、網306がクッション材30
1の解けを防止し、好適に保護するため耐久性において
も優れている。網306の目の密度は図示に限らず、適
宜で良い。なお、網306を被せてからビニールレザー
5を被せることもある。これは、不特定多数が乗る乗物
等の座席において、いたずら等により異物が入るのを防
止するためである。 【0066】(型の他の実施例)雌型11と雄型14の
上下の配置を逆にすることもできる。この構成であれ
ば、コンクリートから成る雌型11の自重が重石代わり
となり、自重を利用して圧縮成形することができる。ま
た、図21の通り、雌型11及び雄型14共にコンクリ
ート、金属、FRP等で成形することも好ましい。この
とき、重量の重い方を上型(加圧側)にすれば、上型の
自重を利用して圧縮成形することができる。例えば、上
型を重量コンクリート、下型を軽量コンクリートとする
例、上型を大型のもの、下型を小型のものとする例が挙
げられる。 【0067】本実施例においては、早く均等に型締めす
るためにパンタグラフジャッキ15を利用しているが、
重力を利用して型の自重によって型締めする場合、パン
タグラフジャッキ15が不要となる場合もある。例え
ば、図21の説明図に示すように、雄型114をばね素
材等から成るバランサー115等で吊るし、図中矢印に
示すように、雄型114の自重を利用して雌型111と
で型締めすることができる。この構成であっても、好適
にストロークを可変とすることができる。 【0068】なお、雌型11はコンクリート製が好まし
いとしたが、多少のトリミング、マージンを取り、延展
率を設計する等、既設のウレタンフォーム製造設備用の
金型を多少改良すれば、図22(a),(b)に示すよ
うに、既存設備を活用することもできる。例えば、既存
設備は、原料樹脂(液体)をキャビティに投入し、下型
211と上型214内で発泡させているが(二液混合発
泡)、それをスプリング構造樹脂成形品30を投入し、
型締めし、型のクランプ端面でスプリング構造樹脂成形
品30をクランプすることで端末部分をトリミングする
ように改良すれば、特別に製造設備をコンクリートで新
設しなくても本実施例におけるクッション材1を得るこ
とができる。既存設備の型211,214は、例えば、
鉄等の金属であっても良い。型は、コンクリート、金属
が好ましいが、繊維強化プラスチック(FRP)等の複
合合成樹脂材料から構成したものであっても良い。 【0069】また、成形要件には空気の温度条件、温度
管理も重要である。成形時に原料樹脂は軟化するが、分
子レベルの結合ではなく、完全に溶融するわけではない
ので、スプリング構造樹脂成形品30内部の空気はその
まま保たれている。このとき、空気の温度と原料樹脂の
軟化温度が均衡状態になっている必要がある。従って、
温度を上げた状態から急激に冷却しても、内部の空気の
温度も均等になるまで、型締め状態を維持しないと、熱
で空気が膨張してスプリングバックが起こり、成形でき
ないことがあり得る。 【0070】 【発明の効果】請求項1に記載されたスプリング構造樹
脂成形品から成るクッション材の製造方法によれば、所
望の耐加重強度及び耐衝撃性等の物性を有するスプリン
グ構造樹脂成形品から成るクッション材を短時間で容易
に製造することができ、大量生産も可能である。圧縮成
形であるから、個々の形状及び大きさ等、自由に加工す
ることができる。上下振動、左右振動等、複合振動の場
合には、表面と裏面の両方に盛り上り部を設けることも
可能である。 【0071】特に、1種類の型でクッション材の厚みを
コントロールすることができるため、金型を多数揃える
必要もなく、各種の製品要求特性に応じることが可能で
ある。具体的には、自動車や自動二輪車等に使用した場
合、個々の機種(サスペンション特性)に好適に対応す
ることができる。例えば、薄いクッション材を製造する
場合には、ストロークを深くするだけで良い。逆に、厚
いクッション材を製造する場合には、ストロークを浅く
するだけで良い。これにより、オーダーメイドに応じら
れる等、製品特性や不特定多数の細かなニーズに対応可
能な付加価値の高いクッション材の製造が容易となる。 【0072】また、型締めの際のストローク調整やスプ
リング構造樹脂成形品の設定(例えば、線条の太さ、材
質、嵩密度、空隙率等)によって、クッション材の厚み
以外にもクッション性能を簡単に変更できる。具体的に
は、クッション材の素材は全体として一定でありながら
も、圧縮成形により絞りをかけることにより、ばね特性
や剛性等の設定が自由自在である。例えば、自動車や自
動二輪車等のタイプ(例えば、ツーリング用、ロードレ
ース用又はモトクロス用等)に応じて、複雑な工程を経
ずに、ばね特性を可変にできる。また、例えば、モトク
ロス用であれば、臀部への衝撃が緩和されるため、シー
トに座ったまま運転することも可能となり、走行安定性
が高まる。 【0073】また、ウレタンフォームの二次加工よりも
簡単であり、ウレタンフォーム製造時に使用していたT
DI等の毒性の高い原料を使用しないため、製造時に有
毒ガスを発生することが無く作業環境が良い。 【0074】また、本製造方法によれば、熱可塑性樹脂
製食用油包装容器及び廃棄農業用プラスチックフィルム
等の再利用用途としての再生樹脂であるPE等の樹脂を
高付加価値な製品として再生することができると共に、
スプリング構造樹脂成形品から成るクッション材自体
が、再溶融することにより、何回でも再生可能である。
このように、リサイクル性に優れており、使用済み後の
環境にも負荷を与えないよう配慮されている。また、リ
サイクル樹脂の使用が可能であるので、安価に製造する
ことが可能である。 【0075】本製造方法により製造されたスプリング構
造樹脂成形品から成るクッション材は、耐久性及び耐へ
たり性に優れており、局部的な沈み込みが少なく、底付
き感及び揺動感もない。また、座った際に、体に接触す
る部位全体で均一に荷重を受け止め、圧力を分散させる
ことが可能であるので、長時間使用しても疲労し難く、
座り心地が向上する。このように、ウレタンフォームに
はない独特の座り心地が得られる。 【0076】本製造方法により製造されたスプリング構
造樹脂成形品から成るクッション材は、ばね特性が高い
ので、従来、自動車や自動二輪車等の座席シート下にキ
ックバック対策のために設置していたコイルスプリング
が不要になる。従って、シンプルな構造になると共に、
重心が下がることにより、自動車や自動二輪車等の安定
性が向上する。 【0077】本製造方法により製造されたスプリング構
造樹脂成形品から成るクッション材は、完全な連続空隙
を有する構造体であるので、通気性が抜群である。従っ
て、蒸れることがない。また、クッション材を通して冷
暖房ダクトから冷暖房用空気を通気させることもできる
ので、自動二輪車等の座席シート等に冷暖房機能を備え
ることもできる。さらに、水に強く、雨等に濡れても問
題ないため、自動二輪車の座席シートとして好適であ
る。また、水洗いも可能であり、乾燥も早い。 【0078】以上のことから、本発明におけるスプリン
グ構造樹脂成形品から成るクッション材の製造方法は、
自動車、自動二輪車、自転車、電車若しくは航空機等の
座席シート、乗馬用の鞍、椅子、ソファ又はベッド等、
振動を伴うところ又は伴わないところを問わず、人が座
る、寝る又は乗るところにおいて、従来のウレタンフォ
ームの代替材として好適に利用することができるスプリ
ング構造樹脂成形品から成るクッション材の製造方法と
して好適である。 【0079】なお、本発明におけるスプリング構造樹脂
成形品から成るクッション材の製造方法の実施の形態
は、上記に限定されるものではなく、本発明の技術的範
囲に属する限り種々の形態を採り得るものである。ま
た、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、改
変等を加えることができるものであり、それらの改変、
均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION [0001] The present invention relates to a spring structure tree.
Regarding the method of manufacturing cushioning material composed of fat molded products,
In addition to being superior in impact resistance and load resistance,
Characteristics and unspecified majority in each field such as shape and size
To meet the detailed needs of automobiles and motorcycles.
Car, bicycle, train or aircraft seats, horse riding
Such as a saddle, chair, sofa or bed for people to sit, sleep or
Is a spring structure that can be applied to anything riding
This is a method of manufacturing cushioning materials made of resin molded products.
In addition, a mold that can be formed into various thicknesses with one type of mold
Manufacturing method of cushioning material composed of resin molded product with spring structure
About the law. 2. Description of the Related Art At present, automobiles, motorcycles, bicycles,
Used for seats and beds in cars and aircraft
Polyurethane foam is the mainstream cushion material.
You. People with or without vibration
Where you sit, sleep or ride
In general, uranium materials are used.
Tanfoam is widely used in all fields,
It is considered that there are few problems in terms of law and cost,
Very high. [0003] As such a cushion material, for example,
In Japanese Patent No. 2995325, the seat portion has a single-layer structure.
The high resilience form
Zirien foam is tolylene diisocyanate (TD
I) in a proportion of 10% by weight or less, with the remainder being diphenyl
Isocyanate consisting of methanediisocyanate
Automotive seat cook made of urethane foam
Cushion pads have been proposed. Patent No. 2548
In No. 477, high melting point polyester fibers are
Cushion structure fused with point thermoplastic elastomer
Structures have been proposed. Also, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-5101
In No. 1, 1 to 20 denier synthetic fiber or natural fiber
Partially fiber with synthetic rubber adhesive or crosslinkable urethane
Cushions have been proposed. [0004] Generally, urethane foam
In the form, when a person sits, the load concentrates on one place
Therefore, sinking is large, balance is unstable, and long
There are problems such as accumulation of fatigue when sitting for a long period. this
The urethane foam is formed by foaming evenly.
Shape, the density and strength are constant, and
It is difficult to change the strength and density for each part.
And that is the cause. Urethane foam is too flexible
Therefore, the feeling of thrust from the bottom, the feeling of bottoming, and the swinging feeling are large.
Sitting for long periods of time can cause numbness and a feeling of fatigue
Sometimes. For example, in the case of automobiles and motorcycles,
Demands are diversifying from the viewpoint of the production method and structure of polyurethane foam.
However, the density of the material is constant,
When using, the surface pressure distribution changes, so it is not optimal in function.
There is. For urethane foam, foam molding
The spring characteristics are uniform or the type is
And it is difficult to change as necessary. Therefore, ure
Tanform responds to various requirements for spring characteristics
Is difficult. For example, in the case of a motorcycle,
Riding figure for rings, road racing, motocross, etc.
Spring characteristics must be changed according to the force and condition
However, because the seat does not support this,
You need to raise or lower the hips during the line. like this
The center of gravity is increased by increasing the amount of time
There are inconveniences such as an unstable balance. [0005] In addition, depending on the field of use, in particular, automobiles and
When used for motorcycles, etc., the
It is necessary to control the thickness of the cushioning material
You. This means that even if the outer shape is the same,
Thickness differs depending on the model (suspension characteristics)
That's because. Usually, in this case, too, such as shallow drawing, deep drawing, etc.
It is necessary to arrange a large number of dies according to the degree of staking. [0006] Urethane foam is a thermosetting resin.
Is difficult to recycle, and the recycling method
What is made into chips with a crusher by adhesive molding
A material called chip form (ribbon dead form)
To regenerate or burn and recover as thermal energy
Stay. Disposal methods include landfill and incineration.
Soft urethane foam with low bulk density
In landfill disposal, it is difficult to stabilize the ground,
Places are limited. It is also processed into powder and granules and landfilled.
It is possible but costly and time consuming. On the other hand,
During baking, in particular, hydrocyanic acid gas (hydrogen cyanide) is generated.
As a result, the incinerator is greatly damaged and the removal of cyanide gas is
Leaving may also be expensive. Thus, the resai
Due to the relationship with the Kull method, environmental measures are taken for
It will be difficult. [0007] In addition to the above, urethane foam
Also have the following problems. Difficult to wash. During manufacturing
Does the amine catalyst used remain in the foam and give offfensive odor?
It is. In addition, there is no air permeability and heat storage, so
Easy to burn out when focused light is applied continuously for a long time
There is a risk. Low performance for environment. Urethane fo
Of alternative CFCs used as foaming agents during
Expiration date is 2020, but more foamable than alternative CFC
At present, there is no alternative agent with excellent performance. In addition, soft
An isocyanate commonly used in the production of polyurethane foam
One TDI has a concentration of 0.005 in Notification 25 of the Ministry of Labor.
Highly toxic substance determined to be less than ppm
When the control is not thoroughly implemented at the actual manufacturing site.
May harm the health of workers. [0008] Among the above problems, flexible urethane foam
Regarding the characteristics, see the above-mentioned prior art Patent No. 29953.
Although improved in No. 25, it has urethane foam
Other issues remain.
It is also proposed in Japanese Patent No. 2548477.
The cushion structure is made of low melting polyester fiber with high melting point.
Recycled because it is fused with a point thermoplastic elastomer
Is difficult, and the manufacturing method is complicated, and the processing cost is extremely high.
Challenges remain. Also, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-51011
No. has advantages such as good air permeability and washability,
Poor durability, complicated manufacturing method, extremely high processing cost, etc.
The subject has. In addition, rubber-based adhesives and cross-linkable
Because tongue is a thermosetting resin and not a single composition,
Difficult to recycle. As described above, there are various problems as described above.
While you are a car, motorcycle, bicycle, train
Is a cushion used for seats and beds in aircraft, etc.
It has the same or better performance as urethane foam
And there are no alternative materials that can be manufactured at low cost
Is the current situation. [0010] Therefore, the present invention is difficult to recycle.
In addition, urethane pho
Vehicles, motorcycles, bicycles, trains
Or seats for aircraft, etc., saddles for riding, chairs, sofas
Or used for things such as beds, where people sit, sleep or ride
Spring structure resin molding suitable as a cushion material
To provide a manufacturing method suitable for a cushion material made of a product.
aimed to. In particular, the molding process is easy,
High degree of freedom in size and size, inexpensive, less sinking,
Use it for a long time as it spreads the pressure evenly when sitting down
Responds to various requirements for spring characteristics, such as
Molding with desired physical properties such as load resistance and impact resistance
Products can be easily manufactured and shallow drawn and deep
Manufactures molded products of various thicknesses using one type of die corresponding to drawing
The purpose is to provide a manufacturing method that can
You. [0011] The invention according to claim 1 provides
On the female mold, a solid made of at least thermoplastic resin and
/ Or random loops of hollow continuous and / or short filaments
Contact and entangle the adjacent filaments of the loop or curl
Place a three-dimensional structure with voids of a predetermined bulk density
Under the temperature conditions necessary to soften the three-dimensional structure,
Heating the mold and / or the three-dimensional structure, the female mold and the male mold
The three-dimensional structure is closed with a mold, and the three-dimensional structure is cooled.
Characterized by curing the structure, and wherein the female mold is
Volume corresponding to male stroke in deep drawing
Resin molding with spring structure characterized by being set to
This is a method for manufacturing a cushion material made of a product. "Continuous and / or short filaments" are preferred.
Or general-purpose plastics (polyolefin, polystyrene
Resin, methacrylic resin, polyvinyl chloride, etc.)
Zineering plastics (polyamide, polycarbonate
Sheet, saturated polyester, polyacetal, etc.)
You. For example, polyethylene (hereinafter referred to as PE), polyp
Thermoplastic such as ropylene (hereinafter referred to as PP) or nylon
Preferably, it is made of an elastomer. In particular, polyolefin-based trees such as PE and PP
Fat, vinyl acetate resin (hereinafter referred to as VAC), vinegar
Styrene copolymer (hereinafter referred to as EVA) or styrene pig
A mixture of diene styrene (hereinafter referred to as SBS)
preferable. At this time, the polyolefin resin and VAC or
Is the mixing ratio of the EVA vinegar content of 70 to 97% by weight:
3 to 30% by weight, preferably 80 to 90% by weight: 10 to 10%
20% by weight is preferred. This is because VAC or EVA is 3
If it is less than 30% by weight, the rebound resilience decreases, and more than 30% by weight.
This is because the thermal characteristics deteriorate when the temperature becomes lower. Also polio
The mixing ratio between the refin-based resin and SBS is 50 to 97 weight
%: 3 to 50% by weight, preferably 70 to 90% by weight: 1
0-30% by weight is preferred. In addition, polyolefin-based trees
The fat may be a regenerated resin. The structure of "continuous and / or short filaments" is medium.
It may be real or hollow. Hollow continuous filament and / or
Means that in the case of short filaments, air is trapped in the pipe
The characteristic of the air spring is expressed, and the unique cushioning
It is preferable because it occurs. Buckling can also be prevented. Also, the air
By entering, the rigidity of the three-dimensional structure is maintained. Hollow
May be continuous or discontinuous. One
Having both a hollow portion and a portion in which the hollow portion is closed
For example. Solid streak and medium
The mixture ratio of empty filaments is solid: hollow = 0 to 50:50 to 1
00 is preferred. At this time, a hollow center
Using a wire, cover the outer circumference of the hollow wire with a solid wire
By doing so, the tactile sensation becomes good, which is preferable. [0015] The wire diameter of the "continuous filament and / or short filament" is
For solid filaments, 0.3-3.0 mm, especially 0.
It is preferably from 7 to 1.0 mm. Solid line
Therefore, when the wire diameter is 0.3 mm or less,
As a result, the number of fused portions increases and the porosity decreases. 3.0mm
Above, the filament has too much waist and loops or curls are formed.
It is not formed, the number of fused parts is reduced, and the strength is reduced. Ma
In the case of hollow filaments, 1.0 to 3.0 mm, especially
It is preferably 1.5 to 2.0 mm. Hollow ratio is 1
If it is 0% or less, it does not contribute to weight reduction, and if it is 80% or more,
Performance decreases. [0016] Bulk density of "spring structure resin molded product"
Is 0.005 to 0.08 g / cm Three ,Preferably,
0.02-0.06 g / cm Three It is preferable that
Bulk density 0.005g / cm Three Below, the strength decreases
You. Bulk density 0.08g / cm Three With the above, weight reduction was achieved
No elasticity is lost. Also, this spring structure resin
The molded product is not limited to a constant density as a whole,
It may have a dense structure. The bulk density in this case is
In part, 0.005 to 0.03 g / cm Three , Preferably
Is 0.008 to 0.03 g / cm Three , Especially 0.01 to
0.03g / cm Three Is preferred. In the dense part, 0.0
3 to 0.08 g / cm Three , Preferably 0.04 to 0.0
7g / cm Three , Especially 0.05 to 0.06 g / cm Three Is preferred
New Porosity of "spring-structured resin molded product"
Is 96-99%, preferably 97-99%, especially 9
It is preferably from 7 to 98%. As a cushion
High porosity to maintain elasticity and strength and reduce weight
The above range is preferred. [Porosity (%)] = (1- [bulk density] / [density of resin]
Degree]) × 100 [Cushion material] is a multilayer spring structure
It is preferable to be composed of a resin molded product. Also, cook
Applications for automobiles, motorcycles, bicycles, trains
Or aircraft seats, saddles for riding, chairs, soft
Or a bed or the like. Also, the above example
Besides, any place with or without vibration
And cushioning material where people sit, sleep or ride
As a substitute for urethane foam,
Widely available. In particular, vibrations from automobiles and motorcycles
Easy to control thickness even when used where
For each model (suspension characteristics)
It is preferable because it can be suitably handled. The "female type" is preferably made of concrete. Ko
No need for mold release agent by using concrete mold
And the cost of the mold itself is reduced. "Female"
The angle of the taper of the side of
Preferably shallow. In addition, "male type" is cushion material
It is preferable to use the product (base) to which the
New This eliminates the need for a separate male mold
The cost is reduced and the molding accuracy is improved. Said
Cooling includes natural cooling or forced cooling. Forced cooling is water
It is preferable to use Here, the secondary processing of urethane foam will be described.
Is easier and more detailed than urethane foam
Can respond to. Also, because it is compression molded,
Add products, such as forming original ones according to
Value increases. In particular, the thickness of the cushion
Control, so many molds are available
Can meet various product requirements.
Noh. For example, when manufacturing thin cushioning materials
Only need to make the stroke deeper. Conversely, thick cook
When manufacturing cushioning materials, make the strokes shallower.
Good. This allows you to be tailor-made
Etc. can respond to product characteristics and unspecified large number of detailed needs
The cushion material can be easily manufactured. In addition, the spring
Diameter, material, denier, bulk density,
Can freely change the spring characteristics by changing the porosity, etc.
It can also be. In other words, the spring properties of the material
Is constant, but can be squeezed by compression molding.
It can change the cushion function and make the load distribution variable
can do. DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS FIG. 1 is a perspective view, and FIG.
As shown in the figure and the rear view of FIG.
Is a thermoplastic resin, for example, a polyolefin such as PE or PP.
Mixture of vinyl resin and VAC, EVA or SBS
(For example, thermoplastic elastomer)
Of a spring-structured resin molded product 30 which is a three-dimensional structure
Also manufactured by compression molding as described below
It is. (Description of Resin Molded Product with Spring Structure 30)
First, the spring-structured resin molded product 30 will be described.
You. Spring-structured resin molded product 3 used in this embodiment
0 is a continuous line and / or short line made from the above mixture
Articles (hereinafter simply referred to as “filaments 31”) are randomly entangled.
A three-dimensional structure having a void formed by
Form a plurality of loops or curls (part of FIG. 1)
Minute enlarged view A). In this embodiment, the spring structure
As shown in the cut surface 31a, the resin molded product 30 is a hollow wire.
(See FIG. 1, a partially enlarged view B). Here, the bulk density of this three-dimensional structure is
0.005 to 0.03 g / cm Three , Preferably 0.0
08-0.03g / cm Three , Especially 0.01 to 0.03 g
/ Cm Three It is preferable that In addition, this three-dimensional structure
Has a porosity of 96 to 99%, preferably 97 to 99%.
%, Especially 97 to 98%. (Explanation of the cushion material 1)
The material 1 will be described. The cushion material 1 is
The ring-shaped resin molded product 30 is manufactured by compression molding.
Built. The cushion material 1 in the present embodiment is shown in FIG.
As shown in the side view, mainly motorcycles (for example,
10) cushion material used for the seat
You. The cushion material 1 has the same or different spring characteristics.
2 sheets (upper sheet 2 and lower sheet 3)
It is fixed to the base 4. At this time,
The sheet 2 and the lower sheet 3 are adhered with an adhesive or a double-sided tape.
It is preferred that Spring characteristics, spring structure
Depending on the density, material and / or wire diameter of the resin molded product 30,
It can be variable for each sheet or part. Specifically
Means that the lower layer is hard and the upper layer is soft, etc.
Is preferably changed. For example, in this embodiment, the upper sheet
Reference numeral 2 denotes a flexible structure having lower rigidity than the lower sheet 3. This
The upper sheet is fixed to the lower sheet 3 fixed to the base 4.
Butt 2 touches the buttocks directly when a person gets on it.
is there. At this time, the upper seat 2 is suitable for a posture where a person rides.
Form a swelling part as appropriate to fit
Is preferred. On the other hand, the lower sheet 3 is fixed to the base 4
For this reason, the upper sheet 2 needs to be harder. At this time,
The shape of the cushioning material 1 is maintained by the hardness of the lower sheet 3.
It is also preferable to adopt a structure in which The lower sheet 3 allows the cushioning material 1
Has unique suspension characteristics. For example, Ureta
Conventional seats that used foam
Because the road reaction force (kickback), which is dynamic, is large,
Put the coil spring into the tongue and receive the road surface reaction force
Often. However, in this embodiment, the two layers
With a structure, human load is received by the flexible upper sheet 2.
And the unsprung vibration of the lower sheet 3
I can take it. With this, the contact coil sp
No ring is required. Therefore, it is advantageous in terms of weight and structure
Simple, and also requires special component structures
It becomes. As the bulk is reduced, the center of gravity moment
It also contributes to the stability of the posture. In addition, during compression molding
By adjusting the stroke of the male mold, cushion material
1. Various thicknesses of different shapes or sizes by freely adjusting the thickness
It can also be adapted to suspension. The cushion material 1 is made of a spring structure tree.
Since it is made of the fat molded product 30, the air permeability is excellent. Follow
Needless to say that it doesn't get stuffy,
If air for cooling and heating is ventilated from the cooling and heating duct inside,
The seat of the motorcycle 10 can be equipped with a cooling and heating function.
You. Also, if used as a car seat, special
Compatible with high-end car specifications without using materials. The upper sheet 2 and the lower sheet 3
The cushion material 1 is not limited to the illustrated shape.
Needless to say, it can be formed into an appropriate shape. For example,
The sheet layers may be one layer without overlapping the sheets. C
In the case of overlapping the layers, two or more layers may be used. Also, 2
Of the sheets of layers or more, for example, the sheet of the lower layer is synthesized
It may be made of rubber or the like, but at least one (preferably
Or the upper layer) is preferably made of the above thermoplastic resin.
New In addition, the shape of the raised portion is not limited to this embodiment.
Not. In particular, in each field such as individual shape and size
Product needs, characteristics and unspecified large number of detailed needs.
It is available. Further, a cushion material having a multilayer structure (for example,
On the upper sheet 2) of the cushioning material 1, sewing (hand sewing or
It consists of a resin molded product with a spring structure that has been sewn
Laminate cushioning material and use it as the top sheet
Is also preferable (not shown). In this case, in particular, the traditional mall
Can express complex irregularities and subtle changes that are difficult to mold
Performance in each field, such as individual shapes and sizes.
Stricter to product requirements, characteristics and unspecified large number of detailed needs
It is possible to correspond closely and custom-made depending on the model and body type
You can also do it. For example, motorcycle 10 or car
When using it as a seat, etc.
A driver who has a good job (for example, a person who works for it)
The driving posture and driving behavior of each person to meet the requirements of
It is possible to provide a seat that fits. Ma
In addition, the added value of the product can be increased. The upper sheet 2 and the lower sheet 3 are attached to the base 4
It is formed into a corresponding shape. 4 (a) and 4 (b)
As shown in the perspective view, the base 4 provides a seat for the motorcycle 10.
The base part to be configured, with a front stop part 4a,
A raised portion 4b is formed at the center, and the back of the raised portion 4b is formed.
On the side is gold for attaching to the frame of motorcycle 10
The tool 4c is fixed. Also, on the back side of the base 4,
Rubber cushions 4d are fixed at several places (for example, six places).
Is defined. In addition, grooves and holes as shown
Have been. (Manufacturing apparatus and manufacturing method of cushion material 1)
Method) Next, referring to FIGS.
An apparatus and a method for manufacturing the cushioning material 1 will be described.
It should be noted that the method for manufacturing the spring-structured resin molded product 30 is described below.
Will be described later. (1) Input process FIG. 5 illustrates the first stage of the compression molding process of the cushion material 1.
FIG. 6 is a front view for explaining the first stage.
It is a plane sectional view. As shown in the explanatory diagram of FIG. 5 or FIG.
Cavity of female mold 11 made of concrete (hereinafter simply female mold 11)
One or more spring-structured resin molded products 30 are
Put. At this time, two or more spring characteristics are the same or different
The spring-structured resin molded product 30 may be placed at the same time.
As described above, the spring-structured resin molded product 30 has a linear shape.
Three-dimensional structure with voids formed by randomly entangled 31
It is a structure, and this line 31 has a plurality of loops or curls.
(See a partially enlarged view C of FIG. 5). In this manufacturing method, the spring structure tree
The softening point of the raw resin constituting the filament 31 of the resin molded product 30
Since the above temperature is required, the cavity 12 of the female mold 11
As shown by an arrow in the figure, hot water (preferably
Is 70 ° C. or more), and a resin molded product having a spring structure 30
Is heated and softened. The hot water used here is the female mold 1
1 heats the spring-structured resin molded product 30 from inside.
That's why. Also, the female mold 11 itself is heated by a heater or the like.
Is also good. At this time, the heat conductor (for example, heater) is
Preferably, it is embedded in the eleventh concrete.
Cover the periphery of the female mold 11 with heat insulating material to enhance the heat retention effect
It is also preferable (for example, containers made of wood, foamed resin, etc.). Ma
Also, the filament 31 constituting the spring-structured resin molded product 30
Ambient air (including hollow air in the case of hollow wire)
If it is necessary to heat, it is molded with the residual heat of the female mold 11
It is also preferable to do so. In addition, instead of hot water supply device 13,
The heating may be performed by the team supply device 17 or the like. Use steam
If there is, for example, a steam injection hole is formed in the female mold 11
And steam is injected into the cavity 12 from the steam injection hole.
Will be injected. Inject and add steam during the mold clamping stage
Heating is preferred. Then, when the heat becomes uniform
Both are preferred because they can be molded at higher temperatures
No. In addition, components that require pressure as well as heating
There are also shaped articles, but in this case heating and heating by steam
Pressure can be performed. Some shapes cannot be heated mechanically
Therefore, it is possible to cope with complicated shapes by using atmospheric pressure
it can. The female mold 11 is made of an appropriate material such as gypsum.
Mold the product form with the material, turn this form upside down,
Fix the board horizontally below and apply a mold release agent to the formwork and board as appropriate.
Apply, knead the concrete powder with water and drop it on the formwork
It is manufactured by squeezing, hardening, and releasing from the mold.
After the concrete has hardened, turn the mold and plate upside down.
Upon removal, the female mold 11 is completed. At this time, put the formwork
Form a space below the plate, and raise and lower the plate to adjust this space.
The strength, rigidity and thickness of the concrete
Can be adjusted. For example, concrete thickness
When increasing the number, lower the fixing position of the plate. In this way,
Concrete is excellent in moldability, it is kneaded and poured into the mold
The cost of the female mold 11 itself is reduced.
(For example, 1/50 to 1/100 of the conventional mold)
It is possible to manufacture a female mold 11 having a rough shape,
Can be easily duplicated, and the accuracy is also improved. An example
For example, the same size can be measured when the female mold 11 is manufactured. Ma
Also, if it is concrete, it is easy to adjust to the product.
Just like polishing the surface of cushioning material 1
It can be formed smoothly. Furthermore, the formwork pattern
It is enough to be able to take it, for example, apply plastic and fasten the mold
By adding a pattern to the surface from the surface degree of vinyl
Surface processing such as is also possible. In addition, female mold 11 made of concrete
Pressure during molding of the cushion material 1
Tens of thousands of cycles
Can also be used. The weight of the female mold 11 is 50 to 10
0 kg is preferred. The male mold 14 is formed from the base 4 and the male mold stand 14a.
Be composed. The male mold 14 is a pantograph jack 15
Pantograph fixed at multiple points by a fixing tool at the tip
The jack 15 allows the female mold 11 to slide over the cavity 12.
This is for clamping the resin molded product 30 with the pulling structure from above.
is there. Male mold 14 can withstand a pressure of 10 tons or more
Is preferred. In the present embodiment, for one male mold 14,
Plural (for example, three) pantograph jacks 15 are installed.
By increasing the load pressure,
The load is distributed to places (for example, three places). Pantagra
Although the jack 15 may be manually operated, the motor 15a
Automatic operation is also possible by mounting. Pantograph jack
The upper end of the key 15 is fixed to the upper base 18, and the upper base 18 is
19 is fixed to the upper part of the female mold 11. Bread tag
Use of rough jack 15 simplifies equipment
Cost can be reduced, but the pantograph jack
Use hydraulic cylinders or pneumatic cylinders instead of keys 15
It does not matter. The male mold 14 is a part of the product.
It is preferable to use the base 4. Base 4 is male on the back
It is attached by being fitted to the lower surface of the mold base 14a.
You. The upper surface of the male base 14a is pantographed by a fixture.
It is fixed to the jack 15. Thus, part of the product
(Base 4) constitutes a part (male mold 14) of the manufacturing apparatus
Thus, only the female mold 11 needs to be prepared, and the male mold 1
4 does not need to be manufactured separately. Conventionally, urethane foam
For molding dies, male and female molds must be manufactured separately from products
However, in this manufacturing method, the male mold 14 itself is a product.
Since it is a part of
The molding accuracy can be improved. (2) Mold Clamping Process FIG. 7 illustrates the second stage of the compression molding process of the cushion material 1.
FIG. 8 is a front view for explaining the second stage.
It is a plane sectional view. As shown in the explanatory diagram of FIG. 7 or FIG.
The male type 14 (here, the base 4
Press down as shown by the arrow in the figure to close the mold.
I do. Here, the cavity 12 of the female mold 11 is
The size is set to match the size and the stroke can be deep or shallow.
You. In other words, because the mold has enough room,
The thickness of the cushioning material 1 can be varied by adjusting the
Wear. Therefore, the thickness can be changed as much as possible with one mold.
Wear. Also, of course, the density is variable. Thus, male
By making the stroke of the mold 14 variable, even deep drawing shallow drawing
Can be manufactured using only one type of mold.
Sex and rigidity can be changed freely. The effect of the variable stroke is as follows.
The thickness of the material 1 can be adjusted to be thin or thick. Thin
When making a cushioning material 1 that is
Only if you want to make thicker cushioning material 1.
It is only necessary to make the stroke shallow with the same mold. That is,
The thickness of the cushioning material 1 can be controlled. Also dense
The degree, spring characteristics and rigidity can also be controlled. As shown
To reduce the inclination angle (taper) of the side surface of the female mold 11
Cushion in one mold (it is almost vertical in the figure)
The thickness of the material 1 can be easily adjusted. For example, the inclination angle is 1/5
0 to 1/400, preferably 1/100 to 1/300,
Particularly preferably, 1/150 to 1/250 (for example, 1/2)
00). The incline is vertical inward or downward
It may be inclined to any outside. Leaning too inward
And stroke control can be difficult
You. This makes it possible to produce various types of cushioning materials 1 in one mold.
According to the required characteristics of the product. In particular, even for the same product,
The thickness of the cushion material 1 can be arbitrarily selected.
For example, an unspecified number of
It can easily respond to detailed needs. The inside of the thigh
In the area where
May be hard. This provides cushioning and durability
And the like. Generally, since the outer shape is the width on which a person can ride,
Although the thickness is almost the same, the thickness of the cushion
Spending characteristics)
Control the thickness of the cushioning material 1 according to the species
Is required. However, urethane foam
In the case of foaming and molding, only a uniform magnification can be realized
I can't. Also, depending on the degree of drawing such as shallow drawing, deep drawing,
It is necessary to prepare many molds. According to the present manufacturing method,
We can solve the above problems of polyurethane foam properly.
You. (3) Trimming Step FIG. 9 illustrates the third stage of the compression molding step of the cushion material 1.
FIG. As shown in the explanatory view of FIG.
After maintaining the state for a predetermined time, the male cutter 14 is
Burr 32 protruding from the end of male mold 14 following the periphery of
(See the partially enlarged view D in FIG. 9)
Thermally weld the terminals. Conventionally, dimensions are newly measured after molding
As well as trimming, etc. to adjust the shape,
The terminal trimming process was difficult. This way
Trimming is possible easily. In particular, at this stage
By rimming, the terminal will no longer loosen
In addition, there is no need to measure dimensions later,
You. (4) Release process Cooling water is poured into the cavity 12 of the female mold 11 and
The solidified resin article 30 is solidified. Because it cools slowly
Instead of quenching with water
Wear. After the curing time has elapsed, the mold is released. Solidified
Pantograph jack 1
Loosen 5 and if there is no springback, it is solidified
State. Hereinafter, female mold 11 and / or spring structure
The heating and cooling of the resin molded product 30 are repeated. Hollow streaks
The appropriate thermal equilibrium conditions considering the air in the hollow
By doing so, springback can be prevented. At this time, the female mold 11 is made of concrete.
In this case, the raw resin does not melt and adhere to the female mold 11.
No release agent is required. With conventional metal molds, temperature rise
And the difficulty is that the raw resin easily adheres to the mold.
You. Therefore, a release agent is necessary for the production of urethane foam.
It takes time and effort to manufacture. Also,
If it is made of concrete, it is easy to adjust to the product.
Excellent ability to duplicate and mold complex shapes
It is possible. (5) Final Process As shown in the explanatory drawing of FIG.
Upper sheet 2 and lower sheet 3
Put on and fix. Heat-molded vinyl leather
-5 and stop it on the base 4 with a stapler or the like. Double-sided
It may be adhered with a loop or the like. Also, during the forming process, the lower sheet 2
By forming a convex portion (or concave portion) on the base 4,
Fits and fixes into appropriately provided recesses (or protrusions)
This eliminates the need for staples and double-sided tape. In addition,
The sheet 2 and the lower sheet 3 are suitably bonded with an adhesive or a double-sided tape.
It is possible to prevent misalignment by bonding. Same as above
The upper sheet 2 and the lower sheet 3 are provided with irregularities.
The seat 3 can be fitted and fixed. However, the book
In the process, if you put vinyl leather 5 etc.
Without fixing upper sheet 2, lower sheet 3, and base 4 in particular
In some cases, it is okay. (Method of Manufacturing Spring-Structure Resin Molded Product 30)
Method) Next, a method of manufacturing the above-mentioned spring-structured resin molded product 30
An example of the method will be described. As shown in the schematic diagram of FIG.
The spring-structured resin molded product 30 according to the present embodiment
In the production method of the above, preferably, polio such as PE or PP is used.
Refining resin and raw materials such as VAC, EVA or SBS
The resin may be a tumbler, cutout feeder, or
Is dry-blended via a quantitative feeder or mixed
Or, it is pelletized by melt mixing,
0 is sent to the hopper 21. Specifically, raw material resins, for example, PP and S
BS tumbler (Kato Riki Seisakusho KR mixer)
Mix at 40 rpm for 15 minutes. Next, as shown in the perspective view of FIG.
The mixture consisting of the feed resin is supplied to a φ65 m single screw extruder 20.
It is thrown in from the hopper 21 and has a predetermined temperature (for example, 200 ° C.
260 ° C.) and a predetermined diameter provided on the forming die 22
Extrusion at a given extrusion rate from multiple nozzles
Then, by taking over by a take-off machine 23 described later,
Wire diameter (for example, 600 to 90,000 denier,
Or 3,000 to 30,000 denier, more preferred
Or 6,000 to 10,000 denier)
And / or forming a hollow filament 31 and forming the molten filament 3
1, for example, a diameter of 1 to 10 mm, preferably a diameter of 1 to 1
A 5 mm loop is formed, and the adjacent filament 31 and bus 2
5. Random loop by contact entanglement in (underwater)
Form the soup. At this time, at least the contact entanglement site
Preferably, some are fused together. This and
The wire 31 has a predetermined ratio between a hollow one and a solid one.
May be mixed. The three-dimensional structure which is a set of the above random loops
The thickness and bulk density of the structure are determined by the pulling machine 23 in the bus 25.
It is set between the wiping rolls 24, 24. This three-dimensional structure
Body (for example, thickness 10 to 200 mm, width 2,000 m
m) indicates that the filament 31 is randomly curled or looped.
Formed, solidified in water, and taken up on take-up rolls 26, 26
It is taken out as a resin product 30 having a spring structure.
You. Also, this loop is formed in water.
When the stranded wire 31 is taken up by the take-up machine 23, the take-up machine
By changing the speed of No. 23, the cushion characteristics are changed
May be. In that case, the bulk density of this three-dimensional structure
When increasing, 0.03 to 0.08 g / cm Three , Preferred
Or 0.04 to 0.07 g / cm Three , Especially 0.05
~ 0.06 g / cm Three It is preferable that Also,
When decreasing the porosity of the three-dimensional structure of
%, Preferably 92 to 96%, especially 93 to 94%.
Preferably. Further, for example, take-up rolls 24, 24
Set the take-up speed for each set time using a timer, etc.
Set the take-up speed of the take-up machine 23 to a low speed within a certain time.
By adjusting the speed slowly at regular intervals (for example, 3 to 5 m)
In the longitudinal direction of the spring-structured resin molded product 30.
At low speed at predetermined intervals (for example, 30 to 50 cm).
The part with large bulk density formed at the time of
The portion, that is, the density may be continuously formed. As shown in the front view of FIG.
The spring structure resin molded product which is a three-dimensional structure
30 is difficult to be bent by the take-up rolls 24, 24.
In difficult cases, it can be done by making coarse bulk density parts.
You can bend it at the part and pull it out of the water.
Spring structure resin molding taken out through the above process
The article 30 is cut into appropriate lengths by the cutting device 27.
The bus 25 has a water supply valve and a drain valve.
(Not shown). FIG. 14 is a front view showing another example.
As shown, a cutting device 127 is provided in the bus 125.
, The cutting device 127 is disposed near the lower portion of the take-off machine 123,
On the opposite side wall of the bus 125, a single piece cut at the cutting site
Conveyor with a large number of locking projections inserted into the gaps
Transport device 128 comprising About the composition of other parts
Therefore, the above description is referred to as the 100s. According to the above manufacturing method, for example,
Degree 0.03g / cm Three , 50mm thick spring structure
A resin molded product 30 was obtained. The three-dimensional structures are
Using a combination of one or more different properties
Can also be manufactured. In addition, by the above manufacturing method
Manufacturing example of molded spring structure resin molded product 30 and
The inventor first opened the experimental results and other details.
Referenced Japanese Patent Application No. 2000-246907 issued
No. (Another example of the spring-structured resin molded product 30)
Embodiment) Next, the spring structure resin molding of the above embodiment.
An example other than the product 30 will be described. Viscous elastic of raw resin
Using various molding methods that take advantage of the
You. The spring-structured resin molded product 30 is
In the manufacturing process of
Arbitrarily create three-dimensional structures with different cushion characteristics for each part
Can be shaped. For example, as shown in FIG.
From the outer periphery to the center, like the ring-shaped resin molded product 130
Cushion characteristics gradually soften at predetermined intervals or gradually
Can be done. Here, the hard portion 130
a and a soft portion 130b at the center.
Also, a spring-structured resin molded product 2 shown in FIG.
Harden the cushioning properties at the center, as in 30
Can also. Here, the hard part 230a and the outer part
A soft portion 230b is formed around the circumference. FIG.
As shown in FIG.
In addition, the cushion characteristics can be partially changed
You. Here, a part of the soft portion 330b is partially hardened.
(For example, two places). For example, a spring-structured resin molded product 130
If so, cushion material for the seat of the motorcycle 10
Is preferred. Harden the sides of the cushioning material 1
When driving with the seat in between,
Fits well to the inner thigh of the bar, improving running stability
You. Moreover, if it is a spring structure resin molded product 230,
It is also suitable as a cushion material for a helmet. like this
The surface (the part in contact with the head) is soft with one three-dimensional structure
Thus, the inside is hard and the hairstyle is hard to collapse
We can also manufacture hats (shade hats, helmets, etc.)
Wear. This allows for awning and good ventilation
It is preferred. Also, depending on the load and the amount of deflection, the cushion
Depending on the material, it is sufficient if only the surface is hard
There is also In such a case, as described above,
In addition to partially changing the density in the structure,
Manufacturing multiple three-dimensional structures and superimposing them in various ways
To form a single resin structure with spring structure
You can also. In this method, the use of raw resin
The amount can be reduced, which is preferable in terms of productivity. For example, figure
16 (a) is a spring-structured resin molded product 430.
Thus, a three-dimensional structure having a low bulk density is provided below the three-dimensional structure 430a.
Body 430b, below which is a three-dimensional structure with lower bulk density
One spring structure tree by overlapping and bonding 430c
A fat molding 430 can be configured. A spring structure shown in FIG.
Like the resin molded product 530, the hole 5
By forming 30a (partition block
Molding) and partial reinforcement. Hole 530 is compressed
It may be formed before molding, or may be formed after compression molding.
You can do it. Also, as shown in FIG.
A stopper 530b such as a metal fitting can be inserted into the 30a.
You. The stopper 530b may be inserted before the compression molding.
Alternatively, it may be inserted at a stage after compression molding. Constructing a resin molded product 30 having a spring structure
The wire diameter of the filament 31 does not necessarily have to be uniform. 1
Depending on the location, the load
It takes differently. To make it harder only in that area
In addition to changing the bulk density, a spring-structured resin molded product
Change the thickness and hardness of the filament 31 itself that constitutes 30
You can also. For example, the load hitting the buttocks is concentrated
For thick areas, use thick wires or wires with high resin hardness
Is preferred. At this time, it is necessary to manufacture a partially thick filament.
For example, as shown in FIG.
Is the diameter of the nozzle port 622a partially (for example, at the center).
Is preferably larger than the normal nozzle port 622b.
New As shown in FIG. 17B, this molding die 622
Then, at the same time as the extruded normal filament 31
A thick filament 631 is extruded (eg, from the center). This
Thereby, the rigidity can be changed in a complex manner. Further, by changing the material of the filament 31,
Soft or hard cushion with the same thickness and bulk density
Material can be formed. For example, motorcycle 10
Weight of the occupant if the cushioning material 1 of the seat is
Various materials can be selected according to the
Can also be obtained. Also, the spring structure resin molded product 30
Is entangled with various things such as fibers and wires and hybrid-molded
be able to. This makes them vulnerable to heat, buckling, for example.
With resin weakness entangled inside
Can be reinforced. For example, FIG.
As shown in FIG.
It is preferable that the wire 733 is entangled with the wire 731.
No. Also, as shown in the cross-sectional views of FIGS.
In addition, the wire 733 and the like not only entangle
It is also preferable to pass through the hollow portion of the wire 731. (Other Embodiment of Cushion Material 1) Female Die 1
1 and male mold 14 to clamp resin structure 30 with spring structure
By changing the heating temperature step by step,
Heat range molding with partial rigidity change
You can also. For example, the cushion shown in FIG.
Like hard material 101, hard portion 101a (play
Shape), and form a soft part 101b upward.
Can be. At this time, the edge portion 101c is heated and hard.
It is preferable to mold it into a plate shape. For example, heating the car
The trimmed edge portion 101c is shaped into a plate when trimming.
Preferably. This edge portion 101c is attached to the base 4.
It can be fitted suitably. The edge portion 101c is
Suddenly, after expanding, hooked on base 4 and restored with elasticity
It is preferable to fit and install
No. With such a structure, the cushion material 101 and the base
It is possible to attach and detach the base 4 without locking such as stapler
You can also. The female mold 11 and the male mold 14 have a spring structure.
When clamping the resin molding 30, the female mold 11 is
Toburn, increase mold temperature and weld surface
Epidermis (skin) molding to harden
You. Like the cushion material 201 shown in FIG.
Melt only the surface of the resin structure 30 with spring structure 2
01a can be formed.
(For example, cover with vinyl leather 5)
Absent. For example, molding of instrument panel resin
Can also be used. In other words, the spring structure in the mold
The surface of the resin molded product 30 is melted to form a grain,
In some cases, the body is formed. Also, the cushion material 1 is prevented from being unraveled.
If it is necessary to stop or waterproof, or protect the material appropriately
Hot-burning to form the epidermis 201a
It is particularly preferred to do so. In the present embodiment, the spring structure resin
The cushion material 1 composed of the shaped article 30 has air permeability.
Therefore, in the later process, vinyl leather 5 etc.
Sometimes it is better not to cover. In this case, FIG.
As in the cushion material 301 shown in FIGS.
Covering the periphery of the resin molded product 30 with a net 306
Compression molding is preferred. The network 306 is a compression component.
Even if it can be put on the cushion material 301 after shaping
No. The net 306 is made of a water-repellent material (for example, plastic
Is preferred. This provides good ventilation
It is especially effective in high humidity areas and seasons.
It is fruitful. Car seats running on sand such as buggy
It is also suitable. Further, the net 306 is the cushion material 30.
In order to prevent unraveling of 1 and protect it properly, in durability
Is also excellent. The mesh density of the mesh 306 is not limited to
Is good. After covering the net 306, vinyl leather
5 may be covered. This is a vehicle that unspecified majority rides
Etc. to prevent foreign objects from entering due to mischief, etc.
It is to stop. (Another embodiment of the mold) The female mold 11 and the male mold 14
The top and bottom arrangement can be reversed. With this configuration
If the weight of the female mold 11 made of concrete replaces the weight
Thus, compression molding can be performed using its own weight. Ma
In addition, as shown in FIG.
It is also preferable to mold with a sheet, metal, FRP or the like. this
If the heavier one is the upper mold (pressing side),
Compression molding can be performed using its own weight. For example, on
The mold is heavy concrete and the lower mold is lightweight concrete.
For example, there is an example in which the upper die is large and the lower die is small.
I can do it. In this embodiment, the mold is fast and evenly clamped.
To use the pantograph jack 15
When clamping the mold by its own weight using gravity,
In some cases, the tag jack 15 becomes unnecessary. example
For example, as shown in the explanatory view of FIG.
Suspended by a balancer 115 made of material, etc.
As shown, the female mold 111 and the male mold 114 are
Can be clamped. Even this configuration is suitable
The stroke can be made variable. The female mold 11 is preferably made of concrete.
I took some trimming, margin, and extended
Rate for existing urethane foam production equipment
If the mold is slightly improved, it will be shown in FIGS.
As such, existing equipment can be utilized. For example, existing
The equipment puts raw material resin (liquid) into the cavity,
Bubble in 211 and upper mold 214
Foam), and put it into a spring-structured resin molded product 30,
Clamping, resin molding of spring structure at the clamp end face of the mold
Trim the terminal part by clamping the product 30
To improve the production equipment specially with concrete.
Even if it is not provided, the cushion material 1 in this embodiment can be obtained.
Can be. The existing equipment molds 211 and 214 are, for example,
It may be a metal such as iron. Mold, concrete, metal
Is preferred, but multiple fibers such as fiber reinforced plastic (FRP)
It may be composed of a synthetic resin material. The molding requirements include air temperature conditions and temperature.
Management is also important. The raw resin softens during molding, but
Not a child-level bond and does not completely melt
Therefore, the air inside the spring-structured resin molded product 30 is
Has been kept as it is. At this time, the temperature of the air and the
The softening temperature needs to be in equilibrium. Therefore,
Even if the temperature suddenly cools from a raised temperature, the air inside
Unless the mold is clamped until the temperature becomes even,
The air expands and springback occurs and molding can be performed.
It is not possible. The spring structure tree according to claim 1
According to the method of manufacturing a cushion material made of a fat molded product,
A spring having the desired physical properties such as load resistance and impact resistance
Cushioning material made of plastic molded product
And mass production is possible. Compression
Since it is a shape, you can freely process individual shapes and sizes.
Can be For complex vibrations such as vertical and horizontal vibrations
In this case, it is also possible to provide bulges on both the front and back sides.
It is possible. In particular, the thickness of the cushion material can be reduced by using one type of mold.
Controllable number of molds
No need to meet various product requirements
is there. Specifically, when used in automobiles and motorcycles, etc.
Suitable for each model (suspension characteristics)
Can be For example, manufacturing thin cushioning materials
In that case, it is only necessary to make the stroke deeper. Conversely, thickness
When manufacturing cushioning materials that are not
Just do it. This allows you to tailor-made
Can respond to product characteristics and unspecified large number of detailed needs
This makes it easier to manufacture a high-value-added cushioning material. Further, the stroke adjustment and
Setting of ring-shaped resin molded product (for example, line thickness, material
Quality, bulk density, porosity, etc.)
Besides, cushion performance can be easily changed. Specifically
While the material of the cushioning material is constant as a whole
Also, by compressing and squeezing, the spring characteristics
The setting of the stiffness and the rigidity can be freely set. For example, cars and cars
Types of motorcycles (eg, for touring, road
Through a complicated process depending on the
Instead, the spring characteristics can be varied. Also, for example, Motokku
For loss, the impact on the buttocks is reduced,
It is also possible to drive while sitting on the
Increase. In addition, compared to the secondary processing of urethane foam,
It is simple, and T which was used at the time of urethane foam production
Since no highly toxic raw materials such as DI are used,
The working environment is good without generating toxic gas. According to the present production method, the thermoplastic resin
Oil container for cooking and plastic film for waste agriculture
Resin such as PE, which is a recycled resin for reuse
While being able to regenerate as a high value-added product,
Cushion material itself made of resin molded product with spring structure
Can be regenerated any number of times by re-melting.
In this way, it is excellent in recyclability and after used
Care is taken not to impose a load on the environment. Also,
Inexpensive manufacturing because cycle resin can be used
It is possible. The spring structure manufactured by the present manufacturing method
Cushion material made of resin molded product is durable and resistant
Excellent durability, less local sinking, bottom
There is no sensation and swinging feeling. Also, when sitting down,
Receives the load evenly over the entire part and distributes the pressure
It is possible to use it for a long time,
The sitting comfort is improved. In this way, urethane foam
There is no unique sitting comfort. The spring structure manufactured by the present manufacturing method
Cushion material made of resin molding has high spring characteristics
Conventionally, the key is placed under the seats of automobiles and motorcycles.
Coil spring installed to prevent back-up
Becomes unnecessary. Therefore, while having a simple structure,
Lowering the center of gravity makes vehicles and motorcycles stable
The performance is improved. The spring structure manufactured by the present manufacturing method
Cushion material made of resin molded product has complete continuous void
Since the structure has, the air permeability is excellent. Follow
And never get stuffy. Also, cool through the cushion material
Air for cooling and heating can be ventilated from the heating duct
Therefore, the air conditioner is equipped on the seats of motorcycles, etc.
You can also. Furthermore, even if it is resistant to water and wet
It is suitable for use as a motorcycle seat.
You. In addition, washing is possible, and drying is quick. As described above, the spring according to the present invention
The method of manufacturing a cushion material made of a resin structure molded article
Cars, motorcycles, bicycles, trains or aircraft
Seats, saddles for riding, chairs, sofas or beds, etc.
A person sits, with or without vibration
Where you sleep, sleep or ride
That can be suitably used as a substitute
Method of producing cushioning material composed of resin molded article having sealing structure
It is suitable. The resin having a spring structure according to the present invention
Embodiment of manufacturing method of cushion material made of molded article
The technical scope of the present invention is not limited to the above.
It can take various forms as long as it belongs to the box. Ma
Further, modifications may be made without departing from the technical concept of the present invention.
It is possible to add changes, etc., those modifications,
Equivalents and the like are also included in the technical scope of the present invention.

【図面の簡単な説明】 【図1】クッション材1とベース4の斜視図である。 【図2】(a),(b)は、クッション材1とベース4
の正面図及び背面図である。 【図3】クッション材1から成る座席シートを備えたオ
ートバイ10の側面図である。 【図4】(a),(b)はベース4の異なる角度から見
た斜視図である。 【図5】クッション材1の圧縮成形工程の第1段階を示
す説明図である。 【図6】クッション材1の圧縮成形工程の第1段階を示
す他の角度からの説明図である。 【図7】クッション材1の圧縮成形工程の第2段階を示
す説明図である。 【図8】クッション材1の圧縮成形工程の第2段階を示
す他の角度からの説明図である。 【図9】クッション材1の圧縮成形工程の第3段階を示
す説明図である。 【図10】クッション材1のベースへの取付工程を示す
説明図である。 【図11】スプリング構造樹脂成形品30の製造方法の
工程を示す模式図である。 【図12】スプリング構造樹脂成形品30の製造方法を
示す斜視図である。 【図13】スプリング構造樹脂成形品30の他の製造方
法を示す実施例である。 【図14】スプリング構造樹脂成形品30のさらに他の
製造方法を示す実施例である。 【図15】(a),(b),(c)はスプリング構造樹
脂成形品30の他の実施例を示す断面図である。 【図16】(a),(b),(c)はスプリング構造樹
脂成形品30のさらに他の実施例を示す断面図である。 【図17】(a),(b)は成形ダイ622の裏面図及
び斜視図である。 【図18】(a),(b),(c)はスプリング構造樹
脂成形品30又は線条31の他の実施例を示す断面図で
ある 【図19】(a),(b)はクッション材1の他の実施
例を示す断面図である。 【図20】(a),(b)はクッション材1のさらに他
の実施例を示す断面図である。 【図21】クッション材1の圧縮成形工程の他の実施例
を示す説明図である。 【図22】(a),(b)は既存設備を利用したクッシ
ョン材1の圧縮成形工程の実施例を示す説明図である。 【符号の説明】 1 クッション材 2 上シート 3 下シート 4 ベース 5 ビニールレザー 10 オートバイ 11 雌型 12 キャビティ 13 給湯装置 14 雄型 15 パンタグラフジャッキ 16 熱カッター 20 押出成形機 21 ホッパー 22 成形ダイ 23 引取機 24 引き取りロール 25 バス 26 巻き取りロール 27 切断装置 30 スプリング構造樹脂成形品 31 線条 32 バリ
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a perspective view of a cushion material 1 and a base 4; FIGS. 2A and 2B show a cushion material 1 and a base 4;
It is the front view and rear view of FIG. FIG. 3 is a side view of the motorcycle 10 provided with a seat made of the cushion material 1. FIGS. 4A and 4B are perspective views of the base 4 viewed from different angles. FIG. 5 is an explanatory view showing a first stage of a compression molding process of the cushion material 1. FIG. 6 is an explanatory view showing the first stage of the compression molding process of the cushion material 1 from another angle. FIG. 7 is an explanatory view showing a second stage of the compression molding step of the cushion material 1. FIG. 8 is an explanatory view showing a second stage of the compression molding process of the cushion material 1 from another angle. FIG. 9 is an explanatory view showing a third stage of the compression molding step of the cushion material 1. FIG. 10 is an explanatory view showing a process of attaching the cushion material 1 to the base. FIG. 11 is a schematic view illustrating steps of a method for manufacturing a spring-structured resin molded product 30. FIG. 12 is a perspective view illustrating a method for manufacturing a resin article 30 having a spring structure. FIG. 13 is an embodiment showing another method for manufacturing a resin molded product 30 having a spring structure. FIG. 14 is an embodiment showing still another method of manufacturing the resin article 30 having a spring structure. FIGS. 15 (a), (b) and (c) are cross-sectional views showing another embodiment of a resin molded product 30 having a spring structure. FIGS. 16 (a), (b), and (c) are cross-sectional views showing still another embodiment of a resin molded product 30 having a spring structure. FIGS. 17A and 17B are a rear view and a perspective view of a forming die 622. FIGS. 18 (a), (b) and (c) are cross-sectional views showing another embodiment of a resin molded product 30 having a spring structure or a filament 31. [FIG. 19] (a) and (b) are cushions It is sectional drawing which shows the other Example of the material 1. FIGS. 20A and 20B are cross-sectional views showing still another embodiment of the cushioning material 1. FIGS. FIG. 21 is an explanatory view showing another embodiment of the compression molding step of the cushion material 1. 22 (a) and (b) are explanatory views showing an embodiment of a compression molding step of the cushion material 1 using existing equipment. [Description of Signs] 1 Cushion material 2 Upper seat 3 Lower seat 4 Base 5 Vinyl leather 10 Motorcycle 11 Female mold 12 Cavity 13 Hot water supply device 14 Male mold 15 Pantograph jack 16 Heat cutter 20 Extruder 21 Hopper 22 Forming die 23 Pulling machine DESCRIPTION OF SYMBOLS 24 Take-up roll 25 Bus 26 Take-up roll 27 Cutting device 30 Resin molded product with spring structure 31 Wire 32

フロントページの続き (72)発明者 白井 真紀 東京都品川区西五反田2丁目26番9号 ア イン・エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 中村 雄一郎 東京都品川区西五反田2丁目26番9号 ア イン・エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3B096 AB07 AD02 AD07 Continuation of front page    (72) Inventor Maki Shirai             2-26-9 Nishi Gotanda, Shinagawa-ku, Tokyo             In Engineering Co., Ltd. (72) Inventor Yuichiro Nakamura             2-26-9 Nishi Gotanda, Shinagawa-ku, Tokyo             In Engineering Co., Ltd. F term (reference) 3B096 AB07 AD02 AD07

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項1】雌型の上に、少なくとも熱可塑性樹脂から
成る中実及び/又は中空の連続線条及び/又は短線条の
ランダムなループ又はカールの隣接する線条相互を接触
絡合集合して成る所定の嵩密度の空隙を備える立体構造
体を置き、 前記立体構造体を軟化させるに必要な温度条件で、前記
雌型及び/又は前記立体構造体を加熱し、 前記雌型と雄型で前記立体構造体を型締めし、 冷却によって前記立体構造体を硬化させることを特徴と
し、 さらに、前記雌型が深絞りの場合における雄型のストロ
ークに対応する容積に設定されたことを特徴とするスプ
リング構造樹脂成形品から成るクッション材の製造方
法。
What is claimed is: 1. A method according to claim 1, wherein: the solid and / or hollow continuous filaments and / or short filaments of random loops or curls adjacent to each other are formed of at least thermoplastic resin. Placing a three-dimensional structure with voids of a predetermined bulk density formed by contact entanglement, heating the female mold and / or the three-dimensional structure under temperature conditions necessary to soften the three-dimensional structure, Clamping the three-dimensional structure with the female mold and the male mold, and hardening the three-dimensional structure by cooling. Further, the female mold has a volume corresponding to the stroke of the male mold when the female mold is deep drawn. A method for producing a cushion material comprising a resin molded product having a spring structure, wherein the cushion material is set.
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