JP2003245489A - 洗濯乾燥機 - Google Patents
洗濯乾燥機Info
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- JP2003245489A JP2003245489A JP2002049998A JP2002049998A JP2003245489A JP 2003245489 A JP2003245489 A JP 2003245489A JP 2002049998 A JP2002049998 A JP 2002049998A JP 2002049998 A JP2002049998 A JP 2002049998A JP 2003245489 A JP2003245489 A JP 2003245489A
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- blower
- air
- water tank
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱交換の際に生じる飛散した水分が、ヒータ
装置にまで達するのを抑え、発熱量が低下しないように
する。 【解決手段】 水冷手段39を有する熱交換器35、お
よびその下流に送風装置36とヒータ装置37とを順次
備えたものにおいて、前記熱交換器35の器体ケース3
8と前記送風装置36の吹出し側との間に、該熱交換器
35から飛散侵入した水分を回収するバイパス路51を
形成した構成とする。
装置にまで達するのを抑え、発熱量が低下しないように
する。 【解決手段】 水冷手段39を有する熱交換器35、お
よびその下流に送風装置36とヒータ装置37とを順次
備えたものにおいて、前記熱交換器35の器体ケース3
8と前記送風装置36の吹出し側との間に、該熱交換器
35から飛散侵入した水分を回収するバイパス路51を
形成した構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器を利用し
て効率良く乾燥できるようにした洗濯乾燥機に関する。
て効率良く乾燥できるようにした洗濯乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の熱交換器を有する洗
濯乾燥機としては、例えば図12に示すようなドラム式
の洗濯乾燥機が知られている。その概略構成につき述べ
ると、外郭を形成する矩形の筐体1内には、回転槽とし
て水平な横軸に支持された円筒状ドラム2を備えてお
り、該ドラム2内に収容された図示しない洗濯物を洗濯
から乾燥までを順に行なえるようにしている。このドラ
ム2は、前面に開口部3を形成していて、他の後面およ
び周側面に多数の透孔4を有するとともに、周側面には
複数のバッフル5(1個のみ図示)を内方に突設してい
る。そして、このドラム2全体を囲うように円筒状の水
槽6が配設され、該水槽6も前面に開口部7を形成して
いるが、実質的に無孔状で筐体1内にドラム2と同軸状
に弾性支持された構成としている。この水槽6の背面側
には駆動モータ8が装着され、その回転軸9は水槽6の
後部を貫通して内部のドラム2と直結され、以ってドラ
ム2は水槽6内に回転可能に軸支される。
濯乾燥機としては、例えば図12に示すようなドラム式
の洗濯乾燥機が知られている。その概略構成につき述べ
ると、外郭を形成する矩形の筐体1内には、回転槽とし
て水平な横軸に支持された円筒状ドラム2を備えてお
り、該ドラム2内に収容された図示しない洗濯物を洗濯
から乾燥までを順に行なえるようにしている。このドラ
ム2は、前面に開口部3を形成していて、他の後面およ
び周側面に多数の透孔4を有するとともに、周側面には
複数のバッフル5(1個のみ図示)を内方に突設してい
る。そして、このドラム2全体を囲うように円筒状の水
槽6が配設され、該水槽6も前面に開口部7を形成して
いるが、実質的に無孔状で筐体1内にドラム2と同軸状
に弾性支持された構成としている。この水槽6の背面側
には駆動モータ8が装着され、その回転軸9は水槽6の
後部を貫通して内部のドラム2と直結され、以ってドラ
ム2は水槽6内に回転可能に軸支される。
【0003】この水槽6に対し、その後方から上方にわ
たり取り巻くようにして循環路10が形成され、該水槽
6の前後端部に夫々連通接続してなる。この循環路10
中において、水槽6の背面側に位置して水冷手段を有す
る熱交換器11が設けられている。この熱交換器11
は、循環路10中に中空筒状の器体ケース12を介して
連通接続してなり、該ケース12の内方上部には水冷手
段たる注水器13を配設している。この注水器13は、
乾燥運転時に図示しない給水弁を介して供給された水
(水道水)を、器体ケース12内の上部から下方に向け
て注水し、詳細は後述するが排気風である循環空気と撹
拌混合して接触することによる熱交換を、積極的に且つ
効率良く行ない、以って乾燥性能の向上を図ったもので
ある。このような、熱交換器11に連通する下流側であ
る上部には、水槽6を経てドラム2内に乾燥用の熱風を
生成供給する送風装置14、およびヒータ装置15を順
次設けている。
たり取り巻くようにして循環路10が形成され、該水槽
6の前後端部に夫々連通接続してなる。この循環路10
中において、水槽6の背面側に位置して水冷手段を有す
る熱交換器11が設けられている。この熱交換器11
は、循環路10中に中空筒状の器体ケース12を介して
連通接続してなり、該ケース12の内方上部には水冷手
段たる注水器13を配設している。この注水器13は、
乾燥運転時に図示しない給水弁を介して供給された水
(水道水)を、器体ケース12内の上部から下方に向け
て注水し、詳細は後述するが排気風である循環空気と撹
拌混合して接触することによる熱交換を、積極的に且つ
効率良く行ない、以って乾燥性能の向上を図ったもので
ある。このような、熱交換器11に連通する下流側であ
る上部には、水槽6を経てドラム2内に乾燥用の熱風を
生成供給する送風装置14、およびヒータ装置15を順
次設けている。
【0004】しかして、乾燥運転時に上記送風装置1
4、およびヒータ装置15にて生成された熱風は、図中
矢印Dにて示すように水槽6および回転中のドラム2の
前方から供給され、図示しない洗濯物の乾燥作用に寄与
した後、湿気を多量に含んでドラム2から排出され、水
槽6の後端部から熱交換器11に送り込まれる。この熱
交換器11では、所謂排気風が器体ケース12内の下部
から上方に向って流れ、再び送風装置14、およびヒー
タ装置15にて加熱熱風化される。このときの熱風化さ
れる前の循環空気は、排気風として湿気を多く含んだ温
風状態にあって、器体ケース12内を上昇するのに対
し、上部から水冷手段たる注水器13からの注水(冷却
水)と衝突するようにして撹拌混合され、所謂冷却水と
温風とが効率良く接触する。
4、およびヒータ装置15にて生成された熱風は、図中
矢印Dにて示すように水槽6および回転中のドラム2の
前方から供給され、図示しない洗濯物の乾燥作用に寄与
した後、湿気を多量に含んでドラム2から排出され、水
槽6の後端部から熱交換器11に送り込まれる。この熱
交換器11では、所謂排気風が器体ケース12内の下部
から上方に向って流れ、再び送風装置14、およびヒー
タ装置15にて加熱熱風化される。このときの熱風化さ
れる前の循環空気は、排気風として湿気を多く含んだ温
風状態にあって、器体ケース12内を上昇するのに対
し、上部から水冷手段たる注水器13からの注水(冷却
水)と衝突するようにして撹拌混合され、所謂冷却水と
温風とが効率良く接触する。
【0005】これにより、排気風は冷却され、その空気
中に含まれる水分は凝縮されて流下し、水槽6底部の排
水口16および開放状態の排水弁17を経て機外に排出
される。一方、この熱交換器11により除湿された空気
は、前記送風装置14およびヒータ装置15の熱風生成
手段に送られて効率良く熱風化され、水槽6内の前方か
らドラム2内に供給され、所謂循環空気は除湿および加
熱作用を繰り返しつつ水槽6を介した循環路10を矢印
D方向に流れ循環する。また、これにより乾燥に寄与し
た後の湿気を機外に排出することがないので、室内にて
快適に洗濯物の乾燥作業ができる。
中に含まれる水分は凝縮されて流下し、水槽6底部の排
水口16および開放状態の排水弁17を経て機外に排出
される。一方、この熱交換器11により除湿された空気
は、前記送風装置14およびヒータ装置15の熱風生成
手段に送られて効率良く熱風化され、水槽6内の前方か
らドラム2内に供給され、所謂循環空気は除湿および加
熱作用を繰り返しつつ水槽6を介した循環路10を矢印
D方向に流れ循環する。また、これにより乾燥に寄与し
た後の湿気を機外に排出することがないので、室内にて
快適に洗濯物の乾燥作業ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記水冷手
段を有する熱交換器11では、その熱交換により除湿さ
れた循環空気を効率良く熱風化できるが、器体ケース1
2内における注水器13からの冷却水が排気風によって
撹拌されるに伴い、水飛沫となって巻き上げられ飛散し
た細かなミスト状の水分となって循環空気とともに流
れ、送風装置14を経て更には下流のヒータ装置15に
まで運ばれる傾向がある。この場合、侵入した飛散水に
よりヒータ装置15による発熱量は低下し、それだけ乾
燥時間が長くなるなど乾燥性能の低下に繋がる。
段を有する熱交換器11では、その熱交換により除湿さ
れた循環空気を効率良く熱風化できるが、器体ケース1
2内における注水器13からの冷却水が排気風によって
撹拌されるに伴い、水飛沫となって巻き上げられ飛散し
た細かなミスト状の水分となって循環空気とともに流
れ、送風装置14を経て更には下流のヒータ装置15に
まで運ばれる傾向がある。この場合、侵入した飛散水に
よりヒータ装置15による発熱量は低下し、それだけ乾
燥時間が長くなるなど乾燥性能の低下に繋がる。
【0007】特に、この種熱交換器11では注水量によ
り除湿するための熱交換量(性能)が決まることと、更
には循環空気量や加熱出力にも大きく影響を受け、勿論
いずれも多く或は大きくなるほど性能向上が期待できる
が、それだけ飛散したミスト状の水分も多く発生する傾
向にあり、そのため所期の性能アップが期待できない。
その対策として、例えば熱交換器11の器体ケース12
の流路面積を大きくすることが考えられるが、常に設置
スペースを小さいコンパクト設計が求められる家庭用の
洗濯乾燥機では容易なことではないし、またコスト的に
も当然不利となるなどの問題を有する。
り除湿するための熱交換量(性能)が決まることと、更
には循環空気量や加熱出力にも大きく影響を受け、勿論
いずれも多く或は大きくなるほど性能向上が期待できる
が、それだけ飛散したミスト状の水分も多く発生する傾
向にあり、そのため所期の性能アップが期待できない。
その対策として、例えば熱交換器11の器体ケース12
の流路面積を大きくすることが考えられるが、常に設置
スペースを小さいコンパクト設計が求められる家庭用の
洗濯乾燥機では容易なことではないし、またコスト的に
も当然不利となるなどの問題を有する。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、熱交換器にて発生し飛散し
た水分が、ヒータ装置まで達するのを防止できて、一層
効率の良い乾燥性能の向上が期待できる洗濯乾燥機を提
供するにある。
であり、従ってその目的は、熱交換器にて発生し飛散し
た水分が、ヒータ装置まで達するのを防止できて、一層
効率の良い乾燥性能の向上が期待できる洗濯乾燥機を提
供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯乾燥機は、外郭を形成する筐体と、こ
の筐体の内部に配設された水槽と、この水槽の内部に回
転可能に配設された回転槽と、前記水槽を介して連通形
成された循環路と、この循環路の上流側に配設され中空
状の器体ケース内に水冷手段を有する熱交換器と、この
熱交換器の下流側に順次設けられた送風装置とヒータ装
置と、を備えたものにおいて、前記熱交換器の器体ケー
スと前記送風装置の吹出し側との間に、該熱交換器から
飛散侵入した水分を回収するバイパス路を形成したこと
を特徴とする(請求項1の発明)。
に、本発明の洗濯乾燥機は、外郭を形成する筐体と、こ
の筐体の内部に配設された水槽と、この水槽の内部に回
転可能に配設された回転槽と、前記水槽を介して連通形
成された循環路と、この循環路の上流側に配設され中空
状の器体ケース内に水冷手段を有する熱交換器と、この
熱交換器の下流側に順次設けられた送風装置とヒータ装
置と、を備えたものにおいて、前記熱交換器の器体ケー
スと前記送風装置の吹出し側との間に、該熱交換器から
飛散侵入した水分を回収するバイパス路を形成したこと
を特徴とする(請求項1の発明)。
【0010】斯かる構成によれば、飛散した水分をヒー
タ装置に達する前にバイパス路から回収できるので、水
分がヒータ装置にまで達するのを効果的に防止でき、発
熱量の低下現象を抑え得て、有効な加熱温度に基づく熱
風量をもとに乾燥時間の短縮など乾燥性能の向上が期待
できる。また、熱交換を有効に行なうための冷却用の水
量も減らすことなく実行でき、効率の良い除湿性能が期
待できる点でも有利である。
タ装置に達する前にバイパス路から回収できるので、水
分がヒータ装置にまで達するのを効果的に防止でき、発
熱量の低下現象を抑え得て、有効な加熱温度に基づく熱
風量をもとに乾燥時間の短縮など乾燥性能の向上が期待
できる。また、熱交換を有効に行なうための冷却用の水
量も減らすことなく実行でき、効率の良い除湿性能が期
待できる点でも有利である。
【0011】そして、請求項1記載のものにおいて、送
風装置の吹出し側の内壁面には、飛散した水分をバイパ
ス路に導く誘導部を設けたことを特徴とする(請求項2
の発明)。
風装置の吹出し側の内壁面には、飛散した水分をバイパ
ス路に導く誘導部を設けたことを特徴とする(請求項2
の発明)。
【0012】斯かる構成によれば、飛散した広い範囲に
おける水分をバイパス路に導き、効果的に捕捉・回収で
きて一層の乾燥性能の向上が期待できる。
おける水分をバイパス路に導き、効果的に捕捉・回収で
きて一層の乾燥性能の向上が期待できる。
【0013】また、請求項2記載のものにおいて、誘導
部は、凹状の溝部により構成したことを特徴とする(請
求項3の発明)。
部は、凹状の溝部により構成したことを特徴とする(請
求項3の発明)。
【0014】斯かる構成によれば、移動する水分を溝部
にて集水しつつバイパス路に導くことができ、より具体
的な簡単な構成にて水の捕捉・回収を実行できる。
にて集水しつつバイパス路に導くことができ、より具体
的な簡単な構成にて水の捕捉・回収を実行できる。
【0015】また、請求項2記載のものにおいて、誘導
部は、凸状のリブにより構成したことを特徴とする(請
求項4の発明)。
部は、凸状のリブにより構成したことを特徴とする(請
求項4の発明)。
【0016】斯かる構成によれば、上記請求項2の発明
と同等の効果を期待できる。
と同等の効果を期待できる。
【0017】また、請求項1記載のものにおいて、送風
装置には、水冷用の補助冷却器を備えたことを特徴とす
る(請求項5の発明)。
装置には、水冷用の補助冷却器を備えたことを特徴とす
る(請求項5の発明)。
【0018】斯かる構成によれば、送風装置にまで達し
た水分を、補助冷却器にて再び熱交換による除湿効果が
得られ、効果的に水分を回収できる。
た水分を、補助冷却器にて再び熱交換による除湿効果が
得られ、効果的に水分を回収できる。
【0019】また、請求項1記載のものにおいて、送風
装置には、空冷用の放熱フィンを備えたことを特徴とす
る(請求項6の発明)。
装置には、空冷用の放熱フィンを備えたことを特徴とす
る(請求項6の発明)。
【0020】斯かる構成によれば、放熱フィンを利用し
て実質的に上記請求項5と同等の作用効果が期待でき
る。
て実質的に上記請求項5と同等の作用効果が期待でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明をドラム式の洗濯乾燥機に適用して示す第1実施例に
つき、図1〜図4を参照して説明する。そのうち、図1
および図2は、ドラム式の洗濯乾燥機全体の概略構成を
一部破断して示した側面図および天板部を取り外した状
態の平面図で、これら図面に基づき全体構成につき概述
すると、外殻を形成する矩形の筐体21を構成する前面
板21aの略中央部には、洗濯物出入口22が形成され
ていて、この出入口22を開閉可能とする扉23を回動
自在に設けている。
明をドラム式の洗濯乾燥機に適用して示す第1実施例に
つき、図1〜図4を参照して説明する。そのうち、図1
および図2は、ドラム式の洗濯乾燥機全体の概略構成を
一部破断して示した側面図および天板部を取り外した状
態の平面図で、これら図面に基づき全体構成につき概述
すると、外殻を形成する矩形の筐体21を構成する前面
板21aの略中央部には、洗濯物出入口22が形成され
ていて、この出入口22を開閉可能とする扉23を回動
自在に設けている。
【0022】この筐体21の内部には、水槽24を配設
している。この水槽24は、略円筒状をなすとともに、
その軸方向が若干前方に上昇傾斜するが実質的に水平横
軸状に配設されていて、該水槽24は前面に大きな開口
部24aを有する以外は、実質的に無孔形態にあって所
定の水位の水量を貯留可能で、その下方部分を左右2個
で一対とする(図1中1個のみ図示)弾性支持装置25
により弾性支持されている。
している。この水槽24は、略円筒状をなすとともに、
その軸方向が若干前方に上昇傾斜するが実質的に水平横
軸状に配設されていて、該水槽24は前面に大きな開口
部24aを有する以外は、実質的に無孔形態にあって所
定の水位の水量を貯留可能で、その下方部分を左右2個
で一対とする(図1中1個のみ図示)弾性支持装置25
により弾性支持されている。
【0023】そして、水槽24の内部には、回転可能な
回転槽として本実施例ではドラム26を水槽24と同軸
状に配設している。つまり、ドラム26は、やや傾斜す
る水平な横軸周りに支承され、内部に洗濯物(図示せ
ず)を収容するとともに、洗濯運転や脱水運転および乾
燥運転に共用の回転槽として機能するものであり、その
前面の大きな開口部26a以外の胴部や後壁部に多数の
透孔26bと、胴部の内周面には洗濯物掻き上げ用のバ
ッフル26cを複数個(図1中に1個のみ図示)備えて
いる。しかして、水槽24およびドラム26の各開口部
24a,26aは、いずれも前記洗濯物出入口22と対
向して開口し、そのうち水槽24の開口部24aを筒状
のベローズ27によって洗濯物出入口22に水密に連結
している。
回転槽として本実施例ではドラム26を水槽24と同軸
状に配設している。つまり、ドラム26は、やや傾斜す
る水平な横軸周りに支承され、内部に洗濯物(図示せ
ず)を収容するとともに、洗濯運転や脱水運転および乾
燥運転に共用の回転槽として機能するものであり、その
前面の大きな開口部26a以外の胴部や後壁部に多数の
透孔26bと、胴部の内周面には洗濯物掻き上げ用のバ
ッフル26cを複数個(図1中に1個のみ図示)備えて
いる。しかして、水槽24およびドラム26の各開口部
24a,26aは、いずれも前記洗濯物出入口22と対
向して開口し、そのうち水槽24の開口部24aを筒状
のベローズ27によって洗濯物出入口22に水密に連結
している。
【0024】また、水槽24の後壁部の外面たる背面側
には、ドラム26を回転駆動する駆動装置としての駆動
モータ28を中央部に配設している。この駆動モータ2
8は、例えば、アウターロータ形であり、その内側のス
テータ28aを水槽24の後壁部に取付固定し、その外
側のロータ28bに直結した回転軸29を水槽24内に
水密に貫通して、これの前端部にドラム26の後壁部を
連結固定している。尚、上記水槽24の内底面の最低部
位には、下方に突出した凹陥部30を形成し、この凹陥
部30内には洗濯水加熱用の温水ヒータ31を配設する
とともに、該凹陥部30の後方部位には電動式の排水弁
32を介して排水ホース33が連通接続され、水槽24
内の洗濯水等を排水可能としている。
には、ドラム26を回転駆動する駆動装置としての駆動
モータ28を中央部に配設している。この駆動モータ2
8は、例えば、アウターロータ形であり、その内側のス
テータ28aを水槽24の後壁部に取付固定し、その外
側のロータ28bに直結した回転軸29を水槽24内に
水密に貫通して、これの前端部にドラム26の後壁部を
連結固定している。尚、上記水槽24の内底面の最低部
位には、下方に突出した凹陥部30を形成し、この凹陥
部30内には洗濯水加熱用の温水ヒータ31を配設する
とともに、該凹陥部30の後方部位には電動式の排水弁
32を介して排水ホース33が連通接続され、水槽24
内の洗濯水等を排水可能としている。
【0025】一方、水槽24の外周囲である後方から上
方の前端部分にわたり該水槽24を取り巻くように循環
路34が設けられている。この循環路34は、その下端
部である一端が水槽24の後壁部の下方部位に連通接続
された後述する熱交換器35と、この熱交換器35の上
端部である下流側に詳細は後述する送風装置36、およ
び続いてヒータ装置37が夫々配設され、該循環路34
の先端は水槽24の前面開口部24aに臨んで連通開口
している。斯くして、循環路34は水槽24を介して連
通状態に構成され、熱交換器35で除湿された循環空気
(詳細は後述する)を、熱風生成手段たる前記送風装置
36およびヒータ装置37にて熱風化した後、水槽24
内の前方から吹き込み、内部のドラム26内に供給する
ようにしたもので、この循環路34内を熱風等の循環空
気の流れを図1中矢印Aにて示している。
方の前端部分にわたり該水槽24を取り巻くように循環
路34が設けられている。この循環路34は、その下端
部である一端が水槽24の後壁部の下方部位に連通接続
された後述する熱交換器35と、この熱交換器35の上
端部である下流側に詳細は後述する送風装置36、およ
び続いてヒータ装置37が夫々配設され、該循環路34
の先端は水槽24の前面開口部24aに臨んで連通開口
している。斯くして、循環路34は水槽24を介して連
通状態に構成され、熱交換器35で除湿された循環空気
(詳細は後述する)を、熱風生成手段たる前記送風装置
36およびヒータ装置37にて熱風化した後、水槽24
内の前方から吹き込み、内部のドラム26内に供給する
ようにしたもので、この循環路34内を熱風等の循環空
気の流れを図1中矢印Aにて示している。
【0026】しかして、まず上記熱交換器35の構成に
つき述べると、具体的には縦長の中空筒状の器体ケース
38が循環路34中に連通接続され、この器体ケース3
8内の上部に水冷手段としての注水器39を備えた構成
にある。この注水器39は、図示しないが複数の散水孔
を有し、筐体21内の上部に配設され給水弁40から注
水管39aを介して連通し、器体ケース38内の下方に
向けて散水状態に注水可能とした構成にある。また、器
体ケース38内の下部には、内方に突出した拡散板41
が形成され、これは注水器39からの水を受けて対向流
(矢印A方向)の循環空気と衝突させて、水との拡散混
合を一層盛んにするものである。
つき述べると、具体的には縦長の中空筒状の器体ケース
38が循環路34中に連通接続され、この器体ケース3
8内の上部に水冷手段としての注水器39を備えた構成
にある。この注水器39は、図示しないが複数の散水孔
を有し、筐体21内の上部に配設され給水弁40から注
水管39aを介して連通し、器体ケース38内の下方に
向けて散水状態に注水可能とした構成にある。また、器
体ケース38内の下部には、内方に突出した拡散板41
が形成され、これは注水器39からの水を受けて対向流
(矢印A方向)の循環空気と衝突させて、水との拡散混
合を一層盛んにするものである。
【0027】しかるに、上記給水弁40は、水道等の給
水源に接続された電磁式で複数段に切替え可能な弁構成
にあって、上記注水管39a以外に図2にも示すように
給水管42aが接続され、該給水管42aは水槽24内
に給水するための給水ケース42との間を連通接続して
いる。尚、この給水ケース42内には図示しないが洗剤
貯留部やソフター貯留部を有していて、給水動作に応動
して洗剤等を流すように投入可能な構成としている。
水源に接続された電磁式で複数段に切替え可能な弁構成
にあって、上記注水管39a以外に図2にも示すように
給水管42aが接続され、該給水管42aは水槽24内
に給水するための給水ケース42との間を連通接続して
いる。尚、この給水ケース42内には図示しないが洗剤
貯留部やソフター貯留部を有していて、給水動作に応動
して洗剤等を流すように投入可能な構成としている。
【0028】次いで、上記送風装置36について、まず
基本的な構成につき述べると、これは送風ファン43を
内蔵した渦巻状のファンケース44と、送風ファン43
をプーリを含むベルト伝達機構45を介して回転駆動す
るファンモータ46とから構成され、このファンモータ
46の駆動軸には、該モータ46を送風冷却するための
冷却ファン47を備えている。そして、上記ファンケー
ス44の吸込み口44aには前記熱交換器35が連結さ
れ、一方吹出し口44bには前記ヒータ装置37が連結
されている。尚、ヒータ装置37は、シーズヒータ48
を内設したヒータケース49を具備した構成としてい
る。
基本的な構成につき述べると、これは送風ファン43を
内蔵した渦巻状のファンケース44と、送風ファン43
をプーリを含むベルト伝達機構45を介して回転駆動す
るファンモータ46とから構成され、このファンモータ
46の駆動軸には、該モータ46を送風冷却するための
冷却ファン47を備えている。そして、上記ファンケー
ス44の吸込み口44aには前記熱交換器35が連結さ
れ、一方吹出し口44bには前記ヒータ装置37が連結
されている。尚、ヒータ装置37は、シーズヒータ48
を内設したヒータケース49を具備した構成としてい
る。
【0029】更に、送風装置36の具体構成につき、特
に図3,4を参照して説明する。そのうち、図3は送風
装置36の拡大平面図、図4は前記ヒータケース49が
接続されるファンケース44の吹出し口44bの正面図
で、この吹出し口44bの近傍の側方には排出口50が
一体に形成され、ファンケース44外に突設している。
この排出口50には、チューブ管51が接続され、その
他端は熱交換器35の上端部でもあるファンケース44
の吸込み口44a近傍に連通接続されている。従って、
このチューブ管51は熱交換器35の器体ケース38の
上部と、送風装置36の吹出し側との間を短絡的に繋い
だ、所謂バイパス路として形成される。
に図3,4を参照して説明する。そのうち、図3は送風
装置36の拡大平面図、図4は前記ヒータケース49が
接続されるファンケース44の吹出し口44bの正面図
で、この吹出し口44bの近傍の側方には排出口50が
一体に形成され、ファンケース44外に突設している。
この排出口50には、チューブ管51が接続され、その
他端は熱交換器35の上端部でもあるファンケース44
の吸込み口44a近傍に連通接続されている。従って、
このチューブ管51は熱交換器35の器体ケース38の
上部と、送風装置36の吹出し側との間を短絡的に繋い
だ、所謂バイパス路として形成される。
【0030】加えて、吹出し口44b近傍の下面には、
例えば複数の凹状の溝部52を形成している。この溝部
52は、図3に示すように一端が前記排出口50に指向
して連なり、他端が放射状に分岐して前記送風ファン4
3の外周端部付近まで直線的に延びた形状をなしてい
て、所謂循環空気の流れ矢印A方向に対し略直交する方
向に配設されている。尚、図1中に示す筐体21内の前
方上部には、使用者の各種運転コースの設定操作に応動
するスイッチや、表示回路等を有する操作回路部53が
設けられ、また下方部には、制御部54が設けられ、該
制御部54はマイクロコンピュータや各種駆動回路を有
し上記設定操作に応答した運転コース等の係る全般を自
動的に制御する。
例えば複数の凹状の溝部52を形成している。この溝部
52は、図3に示すように一端が前記排出口50に指向
して連なり、他端が放射状に分岐して前記送風ファン4
3の外周端部付近まで直線的に延びた形状をなしてい
て、所謂循環空気の流れ矢印A方向に対し略直交する方
向に配設されている。尚、図1中に示す筐体21内の前
方上部には、使用者の各種運転コースの設定操作に応動
するスイッチや、表示回路等を有する操作回路部53が
設けられ、また下方部には、制御部54が設けられ、該
制御部54はマイクロコンピュータや各種駆動回路を有
し上記設定操作に応答した運転コース等の係る全般を自
動的に制御する。
【0031】次に、上記構成の洗濯乾燥機の作用につき
述べる。まず、使用者による所望の運転コースが設定さ
れ、例えば一般的な「標準コース」が選択設定されてい
るとして、以下概略説明する。運転が開始されると、図
示しない洗濯物の洗い、すすぎ、脱水を行なった後、乾
燥行程へと制御部54により予め記憶されたプログラム
に基づき進行制御される。このうち、洗い行程では、給
水弁40が開放動作して、まず給水管42a側から洗濯
水(水道水)を給水ケース42内に供給し、図示しない
洗剤とともに水槽24内に投入される。そして、図示し
ない水位センサ等にて所定量の給水が行われたことを検
知し、および温水ヒータ31による所定温度への温水化
を終えると、駆動モータ28が起動し洗濯物を収容した
ドラム26を低速回転(例えば45rpm)させる。こ
れに伴い、該ドラム26内の洗濯水たる洗剤液に湿潤し
た洗濯物を、バッフル26cにて逐次掻き上げては落下
させる運動を繰り返し行ない、その衝撃力を利用して洗
う所謂たたき洗いが所定時間行なわれる。
述べる。まず、使用者による所望の運転コースが設定さ
れ、例えば一般的な「標準コース」が選択設定されてい
るとして、以下概略説明する。運転が開始されると、図
示しない洗濯物の洗い、すすぎ、脱水を行なった後、乾
燥行程へと制御部54により予め記憶されたプログラム
に基づき進行制御される。このうち、洗い行程では、給
水弁40が開放動作して、まず給水管42a側から洗濯
水(水道水)を給水ケース42内に供給し、図示しない
洗剤とともに水槽24内に投入される。そして、図示し
ない水位センサ等にて所定量の給水が行われたことを検
知し、および温水ヒータ31による所定温度への温水化
を終えると、駆動モータ28が起動し洗濯物を収容した
ドラム26を低速回転(例えば45rpm)させる。こ
れに伴い、該ドラム26内の洗濯水たる洗剤液に湿潤し
た洗濯物を、バッフル26cにて逐次掻き上げては落下
させる運動を繰り返し行ない、その衝撃力を利用して洗
う所謂たたき洗いが所定時間行なわれる。
【0032】次のすすぎ行程では、給水弁40から清浄
な洗濯水としての水道水のみを、上記同様に給水管42
aおよび給水ケース42を介して水槽24内に給水し、
所定水位にてドラム26が駆動モータ28により低速回
転されることにより、該ドラム26内の洗濯物を上記洗
い行程と同様のたたき洗いによるすすぎ洗いが行なわ
れ、このすすぎ行程は、同じ行程を2回繰り返し行なわ
れる。次いで脱水行程に移行すると、ドラム26が駆動
モータ28により高速回転されることにより、洗濯物に
含まれた水分は遠心力にて透孔26bから水槽24側に
遠心放出され、底部の排水弁32および排水ホース33
を順に介して機外に排水される。
な洗濯水としての水道水のみを、上記同様に給水管42
aおよび給水ケース42を介して水槽24内に給水し、
所定水位にてドラム26が駆動モータ28により低速回
転されることにより、該ドラム26内の洗濯物を上記洗
い行程と同様のたたき洗いによるすすぎ洗いが行なわ
れ、このすすぎ行程は、同じ行程を2回繰り返し行なわ
れる。次いで脱水行程に移行すると、ドラム26が駆動
モータ28により高速回転されることにより、洗濯物に
含まれた水分は遠心力にて透孔26bから水槽24側に
遠心放出され、底部の排水弁32および排水ホース33
を順に介して機外に排水される。
【0033】そして、最終の乾燥行程に移行すると、ド
ラム26が駆動モータ28により低速回転されるととも
に、給水弁40が注水管39a側のみを開放動作し、注
水器39に供給される。従って、熱交換器35の水冷手
段たる注水器39からシャワー状に注水され、水は器体
ケース38の上部から下方に落下し或は内壁面を伝って
流下する。一方、循環路34中に配設された熱風生成手
段を構成する送風装置36およびヒータ装置37も通電
駆動され、空気を加熱熱風化する。そして、このヒータ
装置37を経た熱風は、図1の矢印Aで示すように水槽
24,ドラム26の前面の開口部24a,26aから供
給され、ドラム26内の洗濯物に吹き当てられ、以って
撹拌される洗濯物と効果的に接触し水分を奪うようにし
て乾燥する。
ラム26が駆動モータ28により低速回転されるととも
に、給水弁40が注水管39a側のみを開放動作し、注
水器39に供給される。従って、熱交換器35の水冷手
段たる注水器39からシャワー状に注水され、水は器体
ケース38の上部から下方に落下し或は内壁面を伝って
流下する。一方、循環路34中に配設された熱風生成手
段を構成する送風装置36およびヒータ装置37も通電
駆動され、空気を加熱熱風化する。そして、このヒータ
装置37を経た熱風は、図1の矢印Aで示すように水槽
24,ドラム26の前面の開口部24a,26aから供
給され、ドラム26内の洗濯物に吹き当てられ、以って
撹拌される洗濯物と効果的に接触し水分を奪うようにし
て乾燥する。
【0034】この乾燥作用に寄与して蒸発した水分を含
んだ未だ温かい空気は、ドラム26の透孔26bを経て
水槽24側に排出され、該水槽24の後方下部から排気
風として排出される。そして、この排気風である循環空
気は、熱交換器35に取り込まれ除湿された後、再び送
風装置36およびヒータ装置37にて熱風化され、水槽
24,ドラム26内に供給される循環を繰り返し、所定
の乾燥度を得るまで実行される。
んだ未だ温かい空気は、ドラム26の透孔26bを経て
水槽24側に排出され、該水槽24の後方下部から排気
風として排出される。そして、この排気風である循環空
気は、熱交換器35に取り込まれ除湿された後、再び送
風装置36およびヒータ装置37にて熱風化され、水槽
24,ドラム26内に供給される循環を繰り返し、所定
の乾燥度を得るまで実行される。
【0035】しかるに、上記熱交換器35に至った排気
風は、器体ケース38の下部から取り込まれ上部の送風
装置36に吸い込まれるように上昇(矢印A方向)す
る。この上昇気流に対し、前記した注水器39からの所
謂冷却水と対向衝突することで、該排気風は水とともに
撹拌混合される。この結果、水分を含んだ温かい空気
(排気風)は、冷却水との接触が十分に行なわれて冷却
され、この熱交換により水分は凝縮されて滴下して排水
弁32を経て排水され除湿される。
風は、器体ケース38の下部から取り込まれ上部の送風
装置36に吸い込まれるように上昇(矢印A方向)す
る。この上昇気流に対し、前記した注水器39からの所
謂冷却水と対向衝突することで、該排気風は水とともに
撹拌混合される。この結果、水分を含んだ温かい空気
(排気風)は、冷却水との接触が十分に行なわれて冷却
され、この熱交換により水分は凝縮されて滴下して排水
弁32を経て排水され除湿される。
【0036】そして、本実施例では器体ケース38の内
方下部に拡散板41を備えておることから、該拡散板4
1付近での風速が速まり、流下してくる冷却水を巻き上
げるようにして一層撹拌混合を促進させ、熱交換性能を
高め得る。斯くして、乾燥行程では上記のように循環空
気を除湿した後、短時間に所定温度への加熱熱風化がで
きて効率良く乾燥することができるものである。
方下部に拡散板41を備えておることから、該拡散板4
1付近での風速が速まり、流下してくる冷却水を巻き上
げるようにして一層撹拌混合を促進させ、熱交換性能を
高め得る。斯くして、乾燥行程では上記のように循環空
気を除湿した後、短時間に所定温度への加熱熱風化がで
きて効率良く乾燥することができるものである。
【0037】ところが、上記した排気風の熱交換の際、
拡散混合により生じた水飛沫などのうち特にミスト状の
軽い水分は、上昇気流にとともに巻き上げられ、送風装
置36や更に下流のヒータ装置37側に吸い込まれるお
それがあり、この現象は特に性能アップを目指して冷却
用の注水量を多くしたり、或は熱風生成手段を改善して
加熱温度や空気流量の増大を図るほど顕著に現われる。
この場合、前にも述べたように飛散侵入した水分により
シーズヒータ48の発熱量を低下させることになり、乾
燥時間を短縮するなどの性能アップが然程期待できな
い。
拡散混合により生じた水飛沫などのうち特にミスト状の
軽い水分は、上昇気流にとともに巻き上げられ、送風装
置36や更に下流のヒータ装置37側に吸い込まれるお
それがあり、この現象は特に性能アップを目指して冷却
用の注水量を多くしたり、或は熱風生成手段を改善して
加熱温度や空気流量の増大を図るほど顕著に現われる。
この場合、前にも述べたように飛散侵入した水分により
シーズヒータ48の発熱量を低下させることになり、乾
燥時間を短縮するなどの性能アップが然程期待できな
い。
【0038】しかして、本実施例では送風装置36の吹
出し側であるファンケース44の吹出し口44b近傍か
ら、吸込み口44a側の熱交換器35の上部を短絡的に
連通したバイパス路としてチューブ管51を設けてい
る。このうち、送風装置36の吸込み側は送風ファン4
3の回転に伴い静圧が負圧となるのに対し、ヒータ装置
37の直前である吹出し側では大気圧と略等しいため、
チューブ管51の両端部には圧力差を生じる。このこと
は、ヒータ装置37に送り込まれる循環空気の一部は、
図中矢印Bで示すように吹出し側の排出口50から排出
され、チューブ管51を経て熱交換器35の器体ケース
38内に流入し、所謂循環空気の一部は回収されること
になる。
出し側であるファンケース44の吹出し口44b近傍か
ら、吸込み口44a側の熱交換器35の上部を短絡的に
連通したバイパス路としてチューブ管51を設けてい
る。このうち、送風装置36の吸込み側は送風ファン4
3の回転に伴い静圧が負圧となるのに対し、ヒータ装置
37の直前である吹出し側では大気圧と略等しいため、
チューブ管51の両端部には圧力差を生じる。このこと
は、ヒータ装置37に送り込まれる循環空気の一部は、
図中矢印Bで示すように吹出し側の排出口50から排出
され、チューブ管51を経て熱交換器35の器体ケース
38内に流入し、所謂循環空気の一部は回収されること
になる。
【0039】この結果、循環空気中に含まれる水分、即
ち上記した冷却水等が巻き上げられ送風装置36まで達
した飛散した細かな水分も、この圧力差により排出口5
0に引き込まれるように流入する。この場合、ミスト状
の水分は空気中を流れ或はファンケース44の内壁面に
付着し結露するなどして流動し、排出口50に流入しチ
ューブ管51を経て排出される。従って、飛散した水分
がヒータ装置37に達する直前にて再び上流側の熱交換
器35に回収され、シーズヒータ48への水分の侵入を
極力減らすことができる。
ち上記した冷却水等が巻き上げられ送風装置36まで達
した飛散した細かな水分も、この圧力差により排出口5
0に引き込まれるように流入する。この場合、ミスト状
の水分は空気中を流れ或はファンケース44の内壁面に
付着し結露するなどして流動し、排出口50に流入しチ
ューブ管51を経て排出される。従って、飛散した水分
がヒータ装置37に達する直前にて再び上流側の熱交換
器35に回収され、シーズヒータ48への水分の侵入を
極力減らすことができる。
【0040】加えて、特に本実施例では吹出し口44b
近傍に、排出口50に指向して且つ空気流(矢印A方
向)と直交する方向に直線的に延びる凹状の溝部52を
複数個形成している。これにより、排出口50から離間
した部位を流れる水分に対しても、該溝部52にて有効
に集水し捕捉可能となり効率良く回収できるもので、従
って溝部52は、水分を排出口50からチューブ管51
に導く誘導部として機能する。尚、水分はバイパス路た
るチューブ管51を経て熱交換器35である器体ケース
38内の上部に回収されるので、この回収した水を排気
風に対する冷却水として再度熱交換作用に利用できる。
近傍に、排出口50に指向して且つ空気流(矢印A方
向)と直交する方向に直線的に延びる凹状の溝部52を
複数個形成している。これにより、排出口50から離間
した部位を流れる水分に対しても、該溝部52にて有効
に集水し捕捉可能となり効率良く回収できるもので、従
って溝部52は、水分を排出口50からチューブ管51
に導く誘導部として機能する。尚、水分はバイパス路た
るチューブ管51を経て熱交換器35である器体ケース
38内の上部に回収されるので、この回収した水を排気
風に対する冷却水として再度熱交換作用に利用できる。
【0041】上記実施例によれば、次の効果を有する。
熱交換器35を備えた洗濯乾燥機において、乾燥性能の
向上を図るには熱交換器35による除湿性能が大きく影
響するもので、その除湿性能を決めるには循環空気(排
気風)との間で熱交換が行なわれる注水器39からの水
量(冷却水)が大きな一要素である。しかるに、従来で
は熱交換の際に撹拌混合された冷却水が循環空気流に巻
き上げられるようにして送風装置36に吸い込まれ、更
には下流のヒータ装置37にまで達して発熱量を低下さ
せるなどの憂いを有していた。
熱交換器35を備えた洗濯乾燥機において、乾燥性能の
向上を図るには熱交換器35による除湿性能が大きく影
響するもので、その除湿性能を決めるには循環空気(排
気風)との間で熱交換が行なわれる注水器39からの水
量(冷却水)が大きな一要素である。しかるに、従来で
は熱交換の際に撹拌混合された冷却水が循環空気流に巻
き上げられるようにして送風装置36に吸い込まれ、更
には下流のヒータ装置37にまで達して発熱量を低下さ
せるなどの憂いを有していた。
【0042】これに対し、本実施例では熱交換器35の
器体ケース38と送風装置36の吹出し側との間に、バ
イパス路であるチューブ管51を連通して設け、その間
の圧力差を利用して送風装置36にまで飛散侵入した水
分を効果的に回収できるようにした。これにより、水分
が更にヒータ装置37にまで達するのを有効に防止で
き、発熱量の低下現象を抑え得るので、熱交換器35に
おける冷却用の水量を減らすことなく効率の良い除湿性
能が期待でき、有効な加熱温度に基づく熱風量をもとに
乾燥時間の短縮など乾燥性能の向上が期待できる。加え
て、特には図3にて開示したように、送風装置36の吹
出し側であるファンケース44の内壁下面に、流れる水
分を排出口50に案内する、即ちチューブ管51に導く
溝部52を設けた。これにより、排出口50より離間し
た部位を流れる水分の集水および捕捉が効果的に行ない
得て、一層回収効率をアップでき乾燥性能の一層の向上
に寄与できる。
器体ケース38と送風装置36の吹出し側との間に、バ
イパス路であるチューブ管51を連通して設け、その間
の圧力差を利用して送風装置36にまで飛散侵入した水
分を効果的に回収できるようにした。これにより、水分
が更にヒータ装置37にまで達するのを有効に防止で
き、発熱量の低下現象を抑え得るので、熱交換器35に
おける冷却用の水量を減らすことなく効率の良い除湿性
能が期待でき、有効な加熱温度に基づく熱風量をもとに
乾燥時間の短縮など乾燥性能の向上が期待できる。加え
て、特には図3にて開示したように、送風装置36の吹
出し側であるファンケース44の内壁下面に、流れる水
分を排出口50に案内する、即ちチューブ管51に導く
溝部52を設けた。これにより、排出口50より離間し
た部位を流れる水分の集水および捕捉が効果的に行ない
得て、一層回収効率をアップでき乾燥性能の一層の向上
に寄与できる。
【0043】尚、この溝部52は、循環空気の流れと交
差する方向に延設するのが水分を捕捉するに好ましい
が、直線状に限らず円弧状としたり、或は複数でなく1
個でも良いし、更にはファンケース44の吹出し側の内
壁面の周囲に形成するなど、その構成は種々変更可能で
ある。また、水分の回収には送風装置36の前後端にお
ける圧力差を利用したが、これに限らず、例えば排出口
50をファンケース44の最低部位に設けるなどして落
差により排出する構成としても良い。
差する方向に延設するのが水分を捕捉するに好ましい
が、直線状に限らず円弧状としたり、或は複数でなく1
個でも良いし、更にはファンケース44の吹出し側の内
壁面の周囲に形成するなど、その構成は種々変更可能で
ある。また、水分の回収には送風装置36の前後端にお
ける圧力差を利用したが、これに限らず、例えば排出口
50をファンケース44の最低部位に設けるなどして落
差により排出する構成としても良い。
【0044】(変形例)図5および図6は、上記第1実
施例に関連する変形例を示す、図3および図4相当図で
ある。このものは、上記実施例における誘導部たる溝部
52に対し、例えば1個の凸状のリブ55を突設した点
で異なり、それ以外は共通としたものである。従って、
斯かる構成によれば、上記リブ55は水分の流れを堰き
止めるように捕捉し、排出口50へ案内する作用を有す
るもので、上記実施例と同様に乾燥性能が向上するなど
の作用効果を奏する。尚、リブ55の位置や形状等種々
変更して実施できることは言うまでもない。
施例に関連する変形例を示す、図3および図4相当図で
ある。このものは、上記実施例における誘導部たる溝部
52に対し、例えば1個の凸状のリブ55を突設した点
で異なり、それ以外は共通としたものである。従って、
斯かる構成によれば、上記リブ55は水分の流れを堰き
止めるように捕捉し、排出口50へ案内する作用を有す
るもので、上記実施例と同様に乾燥性能が向上するなど
の作用効果を奏する。尚、リブ55の位置や形状等種々
変更して実施できることは言うまでもない。
【0045】上記実施例に対し、図7〜図11は本発明
の第2実施例につき変形例とともに開示したもので、上
記第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省
略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
の第2実施例につき変形例とともに開示したもので、上
記第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省
略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
【0046】(第2の実施の形態)まず、図7および図
8は、第2実施例を示す図3および図4相当図であっ
て、上記実施例では送風装置36に誘導部を設けたのに
対して、このものは水冷用の補助冷却器56を備えた点
で異なり、その余の構成は共通とするものである。即
ち、送風装置36の吹出し側であるファンケース44の
外壁上面に、金属製の冷却パイプ57を蛇行状に配置す
るとともに、高熱伝導部材としてシリコングリス58を
周りや蛇行する間隙内を埋めるように充填し、適宜の取
付手段により固定する。そして、この冷却パイプ57内
に水道水などの冷却水を通水できるように、例えば図示
しない熱交換器の水冷手段への給水経路を分岐させて接
続し、該冷却パイプ57に矢印C方向の通水可能となし
ている。これにより、乾燥運転時にはファンケース44
の吹出し側に達した循環空気に対し、通水状態にある冷
却パイプ57にて冷却され、これは所謂補助的な冷却器
として機能する。
8は、第2実施例を示す図3および図4相当図であっ
て、上記実施例では送風装置36に誘導部を設けたのに
対して、このものは水冷用の補助冷却器56を備えた点
で異なり、その余の構成は共通とするものである。即
ち、送風装置36の吹出し側であるファンケース44の
外壁上面に、金属製の冷却パイプ57を蛇行状に配置す
るとともに、高熱伝導部材としてシリコングリス58を
周りや蛇行する間隙内を埋めるように充填し、適宜の取
付手段により固定する。そして、この冷却パイプ57内
に水道水などの冷却水を通水できるように、例えば図示
しない熱交換器の水冷手段への給水経路を分岐させて接
続し、該冷却パイプ57に矢印C方向の通水可能となし
ている。これにより、乾燥運転時にはファンケース44
の吹出し側に達した循環空気に対し、通水状態にある冷
却パイプ57にて冷却され、これは所謂補助的な冷却器
として機能する。
【0047】しかして、上記構成によれば乾燥行程にお
いて排気風に対する熱交換の際に発生したミスト状の水
分を含んだ循環空気は、送風装置36に至るも未だ温か
い気流であるため、ファンケース44の吹出し側に配設
され通水状態にある冷却パイプ57により冷却される。
従って、水分は凝縮され滴下したり結露して、排出口5
0に引き込まれるように流入し、チューブ管51を介し
て図示しない上流側の熱交換器に戻入回収される。
いて排気風に対する熱交換の際に発生したミスト状の水
分を含んだ循環空気は、送風装置36に至るも未だ温か
い気流であるため、ファンケース44の吹出し側に配設
され通水状態にある冷却パイプ57により冷却される。
従って、水分は凝縮され滴下したり結露して、排出口5
0に引き込まれるように流入し、チューブ管51を介し
て図示しない上流側の熱交換器に戻入回収される。
【0048】しかも、本実施例では冷却パイプ57の周
囲を高熱伝導部材であるシリコングリス58にて埋設す
る如くなしてファンケース44に取着してあるので、直
接的で効果的に伝熱される冷却パイプ57の伝熱面積を
拡大でき、それだけ熱交換による除湿性能の向上を図る
ことができる。従って、ヒータ装置37に達する直前に
おいて循環空気中から水分を除湿・回収することで発熱
量の低下を抑え、短時間に有効な加熱温度の熱風化がで
きるなど効率の良い乾燥運転が期待できる。
囲を高熱伝導部材であるシリコングリス58にて埋設す
る如くなしてファンケース44に取着してあるので、直
接的で効果的に伝熱される冷却パイプ57の伝熱面積を
拡大でき、それだけ熱交換による除湿性能の向上を図る
ことができる。従って、ヒータ装置37に達する直前に
おいて循環空気中から水分を除湿・回収することで発熱
量の低下を抑え、短時間に有効な加熱温度の熱風化がで
きるなど効率の良い乾燥運転が期待できる。
【0049】(変形例)次いで、図9〜図11は上記第
2実施例に関する所謂補助冷却器56に関連する変形例
を示したもので、図9は図1相当図で、図10,11は
図3,4の夫々相当図である。このものは、特には上記
第2実施例では水冷式の補助冷却器56を設けたもので
あったのに対し、空冷式の放熱フィン59を設けて循環
空気中の熱を外部に素早く放出するようにしたものであ
る。
2実施例に関する所謂補助冷却器56に関連する変形例
を示したもので、図9は図1相当図で、図10,11は
図3,4の夫々相当図である。このものは、特には上記
第2実施例では水冷式の補助冷却器56を設けたもので
あったのに対し、空冷式の放熱フィン59を設けて循環
空気中の熱を外部に素早く放出するようにしたものであ
る。
【0050】即ち、送風装置36のファンケース44の
例えば吹出し側の外壁上面に、金属製の放熱フィン59
を立設したもので、例えばファンケース44が樹脂製で
あればインサート成形にて設けるなどして伝熱性を良く
し放熱作用が良好な構成としている。尚、本実施例では
空冷式たる空冷手段としては、本来はファンモータ46
の冷却用である前記冷却ファン47を利用して、外方向
への送風を有効利用した構成で、放熱フィン59と比較
的近傍に位置していて好都合である。
例えば吹出し側の外壁上面に、金属製の放熱フィン59
を立設したもので、例えばファンケース44が樹脂製で
あればインサート成形にて設けるなどして伝熱性を良く
し放熱作用が良好な構成としている。尚、本実施例では
空冷式たる空冷手段としては、本来はファンモータ46
の冷却用である前記冷却ファン47を利用して、外方向
への送風を有効利用した構成で、放熱フィン59と比較
的近傍に位置していて好都合である。
【0051】上記構成によれば、乾燥運転時には、飛散
した水分を含んだ温かい循環空気が送風装置36に達し
ても、ファンケース44の吹出し側に形成された放熱フ
ィン59による放熱作用を受けて、熱交換され水分は冷
却凝縮されて排出口50からチューブ管51を介して図
示しない熱交換器側に回収されるなど、上記実施例の補
助冷却器56と実質的に同じ作用効果を奏する。但し、
上記した放熱フィン59を形成する位置や、空冷用の冷
却ファン47の兼用構成に限定されることはなく、例え
ば専用の冷却ファンを送風ファン43の回転軸側に設け
たり、筐体21内の上部に専用のモータを設けてなる空
冷手段など、その実施形態は種々展開可能である。
した水分を含んだ温かい循環空気が送風装置36に達し
ても、ファンケース44の吹出し側に形成された放熱フ
ィン59による放熱作用を受けて、熱交換され水分は冷
却凝縮されて排出口50からチューブ管51を介して図
示しない熱交換器側に回収されるなど、上記実施例の補
助冷却器56と実質的に同じ作用効果を奏する。但し、
上記した放熱フィン59を形成する位置や、空冷用の冷
却ファン47の兼用構成に限定されることはなく、例え
ば専用の冷却ファンを送風ファン43の回転軸側に設け
たり、筐体21内の上部に専用のモータを設けてなる空
冷手段など、その実施形態は種々展開可能である。
【0052】その他、本発明は上記し且つ図面に示した
各実施例に限定されるものではなく、例えば横軸形の回
転槽(ドラム)を備えたドラム式の洗濯乾燥機に限ら
ず、縦軸形の回転槽を備えた洗濯乾燥機でも良いし、ま
た上記各実施例を適宜組み合わせて実施することも有効
であるなど、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範
囲内で適宜変更可能である。
各実施例に限定されるものではなく、例えば横軸形の回
転槽(ドラム)を備えたドラム式の洗濯乾燥機に限ら
ず、縦軸形の回転槽を備えた洗濯乾燥機でも良いし、ま
た上記各実施例を適宜組み合わせて実施することも有効
であるなど、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範
囲内で適宜変更可能である。
【0053】
【発明の効果】以上述べたことから明らかなように、本
発明の洗濯乾燥機は、熱交換器の器体ケースと送風装置
の吹出し側との間に、バイパス路を形成して送風装置に
達した飛散した水分を回収可能とした。これにより、水
分が更に下流のヒータ装置にまで達するのを効果的に防
止でき、発熱量の低下現象を抑え得て乾燥時間の短縮な
ど、乾燥性能の向上が期待できる。また、これに伴い熱
交換性能への影響が大きい冷却用の水量も、減らすこと
なく対処できるので、良好な除湿性能に基づき効率良く
熱風化できるなど、乾燥性能向上に有利な洗濯乾燥機を
提供できる。
発明の洗濯乾燥機は、熱交換器の器体ケースと送風装置
の吹出し側との間に、バイパス路を形成して送風装置に
達した飛散した水分を回収可能とした。これにより、水
分が更に下流のヒータ装置にまで達するのを効果的に防
止でき、発熱量の低下現象を抑え得て乾燥時間の短縮な
ど、乾燥性能の向上が期待できる。また、これに伴い熱
交換性能への影響が大きい冷却用の水量も、減らすこと
なく対処できるので、良好な除湿性能に基づき効率良く
熱風化できるなど、乾燥性能向上に有利な洗濯乾燥機を
提供できる。
【図1】本発明の第1実施例につきドラム式の洗濯乾燥
機全体の概略構成を一部破断して示す側面図
機全体の概略構成を一部破断して示す側面図
【図2】筐体の天板部を取り外して示す平面図
【図3】要部の拡大平面図
【図4】要部の正面図
【図5】変形例を示す図3相当図
【図6】図4相当図
【図7】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図8】図4相当図
【図9】変形例を示す図1相当図
【図10】図3相当図
【図11】図4相当図
【図12】従来例を示す図1相当図
21は筐体、24は水槽、26はドラム(回転槽)、3
4は循環路、35は熱交換器、36は送風装置、37は
ヒータ装置、38は器体ケース、39は注水器(水冷手
段)、44はファンケース、47は冷却ファン、50は
排出口、51はチューブ管(バイパス路)、52は溝部
(誘導部)、55はリブ(誘導部)、56は補助冷却
器、57は冷却パイプ、58はシリコングリス、および
59は放熱フィンを示す。
4は循環路、35は熱交換器、36は送風装置、37は
ヒータ装置、38は器体ケース、39は注水器(水冷手
段)、44はファンケース、47は冷却ファン、50は
排出口、51はチューブ管(バイパス路)、52は溝部
(誘導部)、55はリブ(誘導部)、56は補助冷却
器、57は冷却パイプ、58はシリコングリス、および
59は放熱フィンを示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 外郭を形成する筐体と、この筐体の内部
に配設された水槽と、この水槽の内部に回転可能に配設
された回転槽と、前記水槽を介して連通形成された循環
路と、この循環路の上流側に配設され中空状の器体ケー
ス内に水冷手段を有する熱交換器と、この熱交換器の下
流側に順次設けられた送風装置とヒータ装置と、を備え
たものにおいて、 前記熱交換器の器体ケースと前記送風装置の吹出し側と
の間に、該熱交換器から飛散侵入した水分を回収するバ
イパス路を形成したことを特徴とする洗濯乾燥機。 - 【請求項2】 送風装置の吹出し側の内壁面には、飛散
した水分をバイパス路に導く誘導部を設けたことを特徴
とする請求項1記載の洗濯乾燥機。 - 【請求項3】 誘導部は、凹状の溝部により構成したこ
とを特徴とする請求項2記載の洗濯乾燥機。 - 【請求項4】 誘導部は、凸状のリブにより構成したこ
とを特徴とする請求項2記載の洗濯乾燥機。 - 【請求項5】 送風装置には、水冷用の補助冷却器を備
えたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。 - 【請求項6】 送風装置には、空冷用の放熱フィンを備
えたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002049998A JP2003245489A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 洗濯乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002049998A JP2003245489A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 洗濯乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003245489A true JP2003245489A (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=28662368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002049998A Pending JP2003245489A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 洗濯乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003245489A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2005177506A (ja) * | 2003-12-18 | 2005-07-07 | Lg Electronics Inc | 乾燥機兼用洗濯機およびその制御方法 |
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KR20100129160A (ko) * | 2009-05-28 | 2010-12-08 | 엘지전자 주식회사 | 세탁장치 |
JP2010273716A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-09 | Toshiba Corp | 衣類乾燥機 |
WO2010077105A3 (en) * | 2008-12-30 | 2010-12-09 | Lg Electronics Inc. | Laundry machine |
US9447534B2 (en) | 2008-12-30 | 2016-09-20 | Lg Electronics Inc. | Laundry machine |
US9828715B2 (en) | 2009-05-28 | 2017-11-28 | Lg Electronics Inc. | Laundry maching having a drying function |
-
2002
- 2002-02-26 JP JP2002049998A patent/JP2003245489A/ja active Pending
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WO2010077105A3 (en) * | 2008-12-30 | 2010-12-09 | Lg Electronics Inc. | Laundry machine |
AU2009334000B2 (en) * | 2008-12-30 | 2013-05-09 | Lg Electronics Inc. | Laundry machine |
JP2010273716A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-09 | Toshiba Corp | 衣類乾燥機 |
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