JP2003136990A - 車両における駆動力配分方法及び駆動力配分制御装置 - Google Patents
車両における駆動力配分方法及び駆動力配分制御装置Info
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Abstract
くなるにつれて発熱が増大する箇所の過熱を防止する。 【解決手段】エンジン11の駆動力は、電磁クラッチ機
構19に伝達される。電磁クラッチ機構19を介してド
ライブピニオン21に伝達された駆動力は、リアディフ
ァレンシャル20及びリアアクスル22,23を介して
左右の後輪24,25に伝達される。リアディファレン
シャル20には温度センサ26が取り付けられている。
電子制御ユニット27は、車速センサ28によって得ら
れる車速検出情報及びスロットル開度センサ29によっ
て得られるスロットル開度情報、温度センサ26によっ
て得られる温度検出情報に基づいて電磁クラッチ機構1
9に対する通電を制御する。
Description
力配分方法及び駆動力配分制御装置に関するものであ
る。
としてスタンバイ方式がある。スタンバイ方式は、車両
の走行状態に応じて前輪と後輪とに対する駆動力配分を
制御する方式である。4輪駆動車が4輪駆動状態にある
ときには、エンジンから出力される駆動力の一部は、前
輪と後輪とに対する駆動力配分を変更可能な駆動力伝達
装置を介して後輪に伝達される。
電磁クラッチ機構からなる。電磁クラッチ機構を構成す
る複数のクラッチ板の間の摩擦係合力の大きさは、電磁
コイルへの通電を制御することによって制御される。電
磁クラッチ機構における摩擦係合力が大きいほど、後輪
に対する駆動力配分割合が大きくなる。
分割合が大きくなると、エンジンと駆動力伝達装置との
間に介在されているトランスファ、駆動力伝達装置と後
輪との間に介在されているリアデファレンシャルにおけ
る負荷が増大する。そのため、トランスファ潤滑用の
油、リアデファレンシャル潤滑用の油の温度が上昇し易
い。潤滑油の過熱は、潤滑油の潤滑性能を低下させる。
伝達割合が大きくなるにつれて発熱が増大する箇所の過
熱を防止することを目的とする。
請求項5の発明は、駆動源からの複数の車輪に対する駆
動力配分を変更可能な駆動力伝達装置を備え、前記駆動
力伝達装置における駆動力伝達割合を制御して複数の車
輪に対する駆動力配分を制御する車両における駆動力配
分方法を対象とし、請求項1の発明では、前記駆動源か
ら前記駆動力伝達装置を経由して駆動力を伝えられる車
輪と前記駆動源との間の駆動力伝達系上であって、かつ
前記駆動力伝達装置における駆動力伝達割合が大きくな
るにつれて発熱が増大する箇所の温度を検出し、検出さ
れた温度が予め設定された基準温度に達している非常事
態が生じた場合には、前記駆動力伝達装置における駆動
力伝達割合を低減した非常時用駆動力伝達割合とするよ
うにした。
に達している非常事態が生じた場合には、駆動力伝達装
置における駆動力伝達割合が低減される。このような駆
動力伝達割合の低減は、前記発熱箇所の過熱を防止す
る。
前記非常事態は、前記発熱が増大する箇所の検出温度が
前記基準温度以上となっており、かつその継続時間が予
め設定された基準継続時間に達した状態とした。
設定された基準温度に達しており、かつその継続時間が
予め設定された基準継続時間に達したとき、駆動力伝達
装置における駆動力伝達割合を非常時用駆動力伝達割合
に低減する制御が行われる。
2のいずれか1項において、前記非常事態が生じた場
合、前記駆動力伝達割合を零でない駆動力伝達割合に低
減し、前記検出された温度が前記基準温度よりも高い第
2の基準温度に達している緊急事態が生じた場合には、
前記駆動力伝達装置における駆動力伝達割合を零にする
ようにした。
零にした状態は、前記発熱箇所の温度を第2の基準温度
から速やかに低下させる。請求項4の発明では、請求項
3において、前記緊急事態は、前記発熱が増大する箇所
の検出温度が前記第2の基準温度以上となっており、か
つその継続時間が予め設定された第2の基準継続時間に
達した状態とした。
の基準温度に達しており、かつその継続時間が第2の基
準継続時間に達したとき、駆動力伝達装置における駆動
力伝達割合を零にする制御が行われる。
4のいずれか1項において、温度を検出する箇所は、前
記駆動力伝達装置を経由して駆動力を伝達される車輪と
前記駆動力伝達装置との間に介在されたディファレンシ
ャル、又は前記駆動源と前記駆動力伝達装置との間に介
在されたトランスファとした。
熱防止対象として重要な箇所である。請求項6乃至請求
項11の発明は、駆動源からの複数の車輪に対する駆動
力配分を変更可能な駆動力伝達装置を備え、前記駆動力
伝達装置における駆動力伝達割合を制御して複数の車輪
に対する駆動力配分を制御する車両における駆動力配分
制御装置を対象とし、請求項6では、前記駆動源から前
記駆動力伝達装置を経由して駆動力を伝えられる車輪と
前記駆動源との間の駆動力伝達系上であって、かつ前記
駆動力伝達装置における駆動力伝達割合が大きくなるに
つれて発熱が増大する箇所の温度を検出する温度検出手
段と、前記温度検出手段によって検出された温度が予め
設定された基準温度に達している非常事態が生じた場合
には、前記駆動力伝達装置における駆動力伝達割合を非
常時用駆動力伝達割合に低減する制御手段とを備えた駆
動力配分制御装置を構成した。
め設定された基準温度に達している非常事態が生じた場
合には、制御手段は、駆動力伝達装置における駆動力伝
達割合を低減する制御を行う。このような駆動力伝達割
合の低減は、前記発熱箇所の過熱を防止する。
前記非常事態は、検出された温度が前記基準温度以上と
なっており、かつその継続時間が予め設定された基準継
続時間に達した状態とした。
め設定された基準温度に達しており、かつその継続時間
が予め設定された基準継続時間に達したとき、制御手段
は、駆動力伝達装置における駆動力伝達割合を低減する
制御を行う。
7のいずれか1項において、前記非常事態が生じた場
合、前記制御手段は、前記駆動力伝達割合を零でない駆
動力伝達割合に低減する制御を行い、前記温度検出手段
によって検出された温度が前記基準温度よりも高い第2
の基準温度に達している緊急事態が生じた場合には、前
記制御手段は、前記駆動力伝達装置における駆動力伝達
割合を零にする制御を行うようにした。
2の基準温度に達している緊急事態が生じた場合には、
制御手段は、駆動力伝達装置における駆動力伝達割合を
零にする制御を行う。駆動力伝達装置における駆動力伝
達割合を零にした状態は、前記発熱箇所の温度を第2の
基準温度から速やかに低下させる。
前記緊急事態は、検出された温度が前記第2の基準温度
以上となっており、かつその継続時間が予め設定された
第2の基準継続時間に達した状態とした。
2の基準温度に達しており、かつその継続時間が第2の
基準継続時間に達したとき、制御手段は、駆動力伝達装
置における駆動力伝達割合を零にする制御を行う。
項9のいずれか1項において、前記制御手段は、通常使
用される駆動力配分用通常データと、前記非常事態に応
じて使用される駆動力配分用非常データとを記憶してお
り、前記制御手段は、前記温度検出手段によって検出さ
れる温度に基づいて前記駆動力伝達装置における駆動力
伝達割合を低減する低減制御を行うときには、前記駆動
力配分用非常データに基づいて前記駆動力伝達装置にお
ける駆動力配分を制御し、前記制御手段は、前記温度検
出手段によって検出される温度に基づいて前記駆動力伝
達装置における駆動力伝達割合を低減する低減制御を行
っていないときには、前記駆動力配分用通常データに基
づいて前記駆動力伝達装置における駆動力配分を制御す
るようにした。
準温度に達しないような場合には、制御手段は、駆動力
配分用通常データを用いて駆動力配分の制御を行う。非
常事態になった場合には、制御手段は、駆動力配分用非
常データを用いて駆動力配分の制御を行う。
項10のいずれか1項において、温度を検出する箇所
は、前記駆動力伝達装置を経由して駆動力を伝達される
車輪と前記駆動力伝達装置との間に介在されたディファ
レンシャル、又は前記駆動源と前記駆動力伝達装置との
間に介在されたトランスファとした。
熱防止対象として重要な箇所である。
車に本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図4
に基づいて説明する。
エンジン11及びトランスアクスル12を備えている。
トランスアクスル12は、トランスミッション121、
フロントディファレンシャル122及びトランスファ1
23等を備えている。フロントディファレンシャル12
2には左右一対のフロントアクスル13,14が連結さ
れている。フロントアクスル13には左側の前輪16が
連結されており、フロントアクスル14には右側の前輪
17が連結されている。駆動源であるエンジン11の駆
動力は、トランスミッション121、フロントディファ
レンシャル122及び左右のフロントアクスル13,1
4を介して左右の前輪16,17に伝達される。
18が連結されており、プロペラシャフト18には湿式
多板式の電磁クラッチ機構19が連結されている。エン
ジン11の駆動力は、トランスミッション121、トラ
ンスファ123及びプロペラシャフト18を介して電磁
クラッチ機構19に伝達される。電磁クラッチ機構19
にはリアディファレンシャル20がドライブピニオン2
1を介して連結されており、リアディファレンシャル2
0には左右一対のリアアクスル22,23が連結されて
いる。リアアクスル22には左側の後輪24が連結され
ており、リアアクスル23には右側の後輪25が連結さ
れている。トランスファ123、プロペラシャフト1
8、電磁クラッチ機構19、ドライブピニオン21、リ
アディファレンシャル20及びリアアクスル22,23
は、駆動源としてのエンジン11から後輪24,25に
至る駆動力伝達系を構成する。
1と、互いに接離可能な複数のクラッチ板(図示略)と
を備えている。電磁コイル191が励磁されると、前記
各クラッチ板が互いに摩擦係合し、プロペラシャフト1
8の駆動力がドライブピニオン21に伝達される。ドラ
イブピニオン21に伝達された駆動力は、リアディファ
レンシャル20及びリアアクスル22,23を介して左
右の後輪24,25に伝達される。
介してドライブピニオン21に伝達される駆動力の伝達
割合は、クラッチ板間の摩擦係合力によって決まる。ド
ライブピニオン21に伝達される駆動力は、クラッチ板
間の摩擦係合力が大きいほど大きい。クラッチ板間の摩
擦係合力は、電磁コイル191に供給される電流値によ
って決まる。従って、電磁コイル191に供給される電
流の値を制御すれば、前輪16,17と後輪24,25
とに対する駆動力配分を制御することができる。電磁ク
ラッチ機構19は、駆動源であるエンジン11からの前
輪16,17と後輪24,25とに対する駆動力配分を
変更可能な駆動力伝達装置である。
サ26が取り付けられている。温度センサ26は、リア
ディファレンシャル20を潤滑するために貯留されてい
る潤滑油の温度を検出する。温度検出手段としての温度
センサ26は、駆動力配分用の電子制御ユニット27に
信号接続されている。温度センサ26によって得られる
温度検出情報は、電子制御ユニット27に送られる。電
子制御ユニット27には車速センサ28及びスロットル
開度センサ29が信号接続されている。車速センサ28
によって得られる車速検出情報及びスロットル開度セン
サ29によって得られるスロットル開度情報は、電子制
御ユニット27に送られる。
電子制御ユニット27の制御を受ける。図2に示すよう
に、電子制御ユニット27は、CPU271とROM2
72とRAM273と入出力回路274とを備えてい
る。電磁クラッチ機構19の電磁コイル191は、駆動
回路15に電気接続されている。駆動回路15、温度セ
ンサ26、車速センサ28及びスロットル開度センサ2
9は、入出力回路274に信号接続されている。電子制
御ユニット27は、駆動回路15を介して電磁コイル1
91に対する通電を制御する。この通電制御は、デュー
ティ比制御である。
チ機構19における摩擦係合力が強くなり、電磁クラッ
チ機構19における駆動力伝達割合が大きくなる。即
ち、後輪24,25に対する駆動力配分割合が大きくな
る。デューティ比が100%の場合には駆動力伝達割合
が最大となり、デューティ比が0%の場合には駆動力伝
達割合が零となる。後輪24,25に対する駆動力配分
割合が大きくなるほどリアディファレンシャル20に掛
かる負荷が大きくなり、リアディファレンシャル20を
潤滑するための油の温度は高くなる。逆に、後輪24,
25に対する駆動力配分割合が小さくなるほどリアディ
ファレンシャル20に掛かる負荷が小さくなり、リアデ
ィファレンシャル20を潤滑するための油の温度は低く
なる。
電磁コイル191に対する通電を制御するための制御プ
ログラム及びマップデータを記憶している。図3のフロ
ーチャートは、ROM272に記憶される制御プログラ
ムの概略を表す。CPU271は、ROM272に記憶
された制御プログラム及びマップデータに基づいて電磁
クラッチ機構19に対する通電を制御するための各種演
算処理を実行する。RAM273は、CPU271によ
る演算処理結果を一時記憶したり、各種データを記憶す
る。
は、電磁コイル191に対する通電に関するデューティ
比のマップデータである。マップデータは、スロットル
開度と車速とをパラメータとして作成されている。マッ
プデータは、図4(a)に示す通常使用される駆動力配
分用通常データD1と、図4(b)に示す非常時に使用
される駆動力配分用非常データD2との2種類用意され
ている。V1,V2,V3,V4…は、車速を表し、θ
1,θ2,θ3,θ4…は、スロットル開度を表す。R
00,R10,R20…R01,R11,R21…〔以下、これらを
Rmnで表す(m,nは、0以上の整数)〕、及びK0
0,K10,K20…K01,K11,K21…〔以下、これらを
Kmnで表す(m,nは、0以上の整数)〕は、デュー
ティ比を表す。Rmnが零でない場合には、Rmn>K
mnの関係が設定されている。
から得られる温度検出情報に基づいて駆動力配分用通常
データD1と駆動力配分用非常データD2とを使い分け
る。電子制御ユニット27は、車速センサ28によって
得られる車速検出情報、スロットル開度センサ29によ
って得られるスロットル開度情報、及びマップデータに
基づいて電磁コイル191に対する通電を制御する。
動力配分制御を説明する。なお、電子制御ユニット27
は、温度センサ26、車速センサ28及びスロットル開
度センサ29からの検出情報を所定の時間間隔でサンプ
リングしている。
から得られる検出温度Txと予め設定された第1の基準
温度T1との大小比較を行う(ステップS1)。第1の
基準温度T1は、リアディファレンシャル20を潤滑す
るための油のこれ以上の温度上昇が望ましくないという
目安として、試験あるいは理論的に求めた値である。第
1の基準温度T1というデータは、ROM272に記憶
されている。Tx<T1の場合、電子制御ユニット27
は、駆動力配分用通常データD1を用いた通常制御を行
う(ステップSo)。Tx≧T1の場合、電子制御ユニ
ット27は、検出温度Txと予め設定された第2の基準
温度T2(>T1)との大小比較を行う(ステップS
2)。第2の基準温度T2は、リアディファレンシャル
20を潤滑するための油のこれ以上の温度上昇が潤滑不
良をもたらしかねないという望ましくない目安として、
試験あるいは理論的に求めた値である。第2の基準温度
T2というデータは、ROM272に記憶されている。
Tx≧T2でない場合、即ち、T2>Tx≧T1の場
合、電子制御ユニット27は、この温度状態の継続時間
t1と予め設定された第1の基準継続時間αとの大小比
較を行う(ステップS3)。第1の基準継続時間αとい
うデータは、ROM272に記憶されている。t1<α
の場合、電子制御ユニット27は、ステップS1へ戻
る。t1≧αの場合、電子制御ユニット27は、駆動力
配分用非常データD2を用いた非常制御へ移行する(ス
テップS4)。
制御を行っているとき、電子制御ユニット27は、検出
温度Txと予め設定された第1の復帰許可温度Toとの
大小比較を行う(ステップS5)。第1の復帰許可温度
Toは、潤滑油の温度がT2>Tx≧T1にある状態か
ら降下した後に通常制御へ復帰してもよいという目安と
して、試験あるいは理論的に求めた値である。第1の復
帰許可温度Toというデータは、ROM272に記憶さ
れている。To≧Txの場合、電子制御ユニット27
は、駆動力配分用通常データD1を用いた通常制御へ移
行する(ステップSo)。
合、電子制御ユニット27は、この温度状態の継続時間
t2と予め設定された第2の基準継続時間γとの大小比
較を行う(ステップS6)。t2<γの場合、電子制御
ユニット27は、ステップS2へ戻る。t2≧γの場
合、電子制御ユニット27は、電磁コイル191への通
電を停止して前輪16,17のみを駆動する2輪駆動へ
移行する(ステップS7)。2輪駆動を行っていると
き、電子制御ユニット27は、検出温度Txと予め設定
された第2の復帰許可温度T3との大小比較を行う(ス
テップS8)。第2の復帰許可温度T3は、潤滑油の温
度がTx≧T2にある状態から降下して通常制御へ復帰
してもよいという目安として、試験あるいは理論的に求
めた値である。第2の復帰許可温度T3というデータ
は、ROM272に記憶されている。T3≧Txの場
合、電子制御ユニット27は、駆動力配分用通常データ
D1を用いた通常制御へ移行する(ステップSo)。
しての温度センサ26によって検出された温度が予め設
定された基準温度に達している非常事態の場合には、駆
動力伝達装置としての電磁クラッチ機構19における駆
動力伝達割合を低減する制御手段である。
る。 (1−1)リアディファレンシャル20を潤滑するため
の油の温度が第1の基準温度T1に達していない場合、
駆動力配分用通常データD1を用いた通常制御が行われ
る。リアディファレンシャル20を潤滑するための油の
温度が第1の基準温度T1に達しており、かつこの温度
状態が第1の基準継続時間α以上に継続しているという
非常事態の場合、4輪駆動の場合には駆動力配分用通常
データD1を用いた通常制御ではリアディファレンシャ
ル20を潤滑するための油の温度が更に上昇してゆくお
それがある。
用非常データD2を用いた非常制御が行われる。車速及
びスロットル開度が同じである場合、駆動力配分用非常
データD2における零ではないデューティ比Kmnは、
駆動力配分用通常データD1におけるデューティ比Rm
nよりも小さくしてある。従って、駆動力配分用通常デ
ータD1を用いた通常制御から駆動力配分用非常データ
D2を用いた非常制御へ移行すれば、電磁クラッチ機構
19における駆動力伝達割合が非常時用駆動力伝達割合
に低減し、後輪24,25に対する駆動力配分割合が小
さくなる。その結果、リアディファレンシャル20に掛
かる負荷が小さくなり、リアディファレンシャル20を
潤滑するための油の温度が低くなる。このような駆動力
伝達割合の低減は、発熱箇所であるリアディファレンシ
ャル20の過熱、従って、リアディファレンシャル20
を潤滑するための油の過熱を防止する。
潤滑するための油の温度が第2の基準温度T2に達して
おり、かつこの温度状態が第2の基準継続時間γ以上に
継続しているという緊急事態の場合、4輪駆動の場合に
は駆動力配分用通常データD1を用いた通常制御ではリ
アディファレンシャル20を潤滑するための油の温度が
過熱しかねない。
191への通電が停止される。従って、駆動力配分用通
常データD1を用いた通常制御から電磁コイル191へ
の通電を停止するという2輪駆動へ移行すれば、電磁ク
ラッチ機構19における駆動力伝達割合が零に低減し、
後輪24,25に対する駆動力配分割合が零になる。そ
の結果、リアディファレンシャル20に掛かる負荷がな
くなる。電磁クラッチ機構19における駆動力伝達割合
を零にした状態は、リアディファレンシャル20の温度
を第2の基準温度T2から速やかに低下させる。このよ
うな駆動力伝達割合の零への低減は、発熱箇所であるリ
アディファレンシャル20の過熱、従って、リアディフ
ァレンシャル20を潤滑するための油の過熱を防止す
る。
滑油の温度がTx≧T1にある状態から降下した後に通
常制御へ復帰してもよいという目安として設定された値
である。潤滑油の温度が第1の基準温度T1よりも低下
した場合には、通常制御へ復帰させるという制御を行う
とすると、潤滑油の温度が第1の基準温度T1を境とし
て上下に短時間で変動するというハンチングが生じるお
それがある。第1の基準温度T1よりも低い第1の復帰
許可温度Toを通常制御への復帰の目安とした制御は、
潤滑油の温度が第1の基準温度T1を境として上下に短
時間で変動するというハンチングの発生を防止する。
滑油の温度がTx≧T2にある状態から降下した後に通
常制御へ復帰してもよいという目安として設定された値
である。潤滑油の温度が第2の基準温度T2よりも低下
した場合には、通常制御へ復帰させるという制御を行う
とすると、潤滑油の温度が第2の基準温度T2を境とし
て上下に短時間で変動するというハンチングが生じるお
それがある。第2の基準温度T2よりも低い第2の復帰
許可温度T3を通常制御への復帰の目安とした制御は、
潤滑油の温度が第2の基準温度T2を境として上下に短
時間で変動するというハンチングの発生を防止する。
≧T1にある状態が第1の基準継続時間α以上続いた場
合には、駆動力配分用通常データD1を用いた通常制御
が駆動力配分用非常データD2を用いた非常制御へ切り
換えられる。T2>Tx≧T1にある状態が第1の基準
継続時間α(例えば、数10秒)以上続く状態は、潤滑
油の温度が更に上昇する確率が高い事態を反映する。潤
滑油の温度Txが瞬間的にTx≧T1になったとして
も、潤滑油の温度が更に上昇するかどうかは分からな
い。そのため、潤滑油の温度TxがT1に昇温したら直
ちに駆動力配分用通常データD1を用いた通常制御から
駆動力配分用非常データD2を用いた非常制御へ切り換
えるとすると、通常制御から非常制御への切り換えが無
駄になるおそれがある。通常制御から非常制御への無駄
な切り換えは、駆動力配分の最適制御を阻害する。第1
の基準継続時間αの設定は、潤滑油の以後の温度上昇の
有無を判断する上で有効である。
にある状態が第2の基準継続時間γ以上続いた場合に
は、駆動力配分用通常データD1を用いた通常制御が2
輪駆動へ切り換えられる。Tx≧T2にある状態が第2
の基準継続時間γ(例えば、数10秒)以上続く状態
は、潤滑油の温度が更に上昇する確率が高い事態を反映
する。潤滑油の温度Txが瞬間的にTx≧T2になった
としても、潤滑油の温度が更に上昇するかどうかは分か
らない。そのため、潤滑油の温度TxがT2に昇温した
ら直ちに駆動力配分用通常データD1を用いた通常制御
から2輪駆動へ切り換えるとすると、通常制御から2輪
駆動への切り換えが無駄になるおそれがある。通常制御
から2輪駆動への無駄な切り換えは、駆動力配分の最適
制御を阻害する。基準継続時間γの設定は、潤滑油の以
後の温度上昇の有無を判断する上で有効である。
は、過熱防止対象として重要な箇所である。次に、図5
の第2の実施の形態を説明する。装置構成は、第1の実
施の形態の場合と同じであり、駆動力配分用の制御プロ
グラムのみが第1の実施の形態の場合と異なる。
52が第1の実施の形態の図3におけるステップS5と変
わっており、ステップS81,S82が第1の実施の形態の
図3におけるステップS8と変わっている。ステップS
4後、即ち、駆動力配分用非常データD2を用いた非常
制御を行っているとき、電子制御ユニット27は、検出
温度Txと予め設定された第1の基準温度T1との大小
比較を行う(ステップS51)。T1>Txの場合、電子
制御ユニット27は、この温度状態の継続時間s1と予
め設定された基準継続時間βとの大小比較を行う(ステ
ップS52)。s1<βの場合、電子制御ユニット27
は、ステップS51へ戻る。s1≧βの場合、電子制御ユ
ニット27は、駆動力配分用非常データD1を用いた通
常制御へ移行する(ステップSo)。
いるとき、電子制御ユニット27は、検出温度Txと予
め設定された第2の基準温度T2との大小比較を行う
(ステップS81)。T2>Txの場合、電子制御ユニッ
ト27は、この温度状態の継続時間s2と予め設定され
た基準継続時間δとの大小比較を行う(ステップS8
2)。s2<δの場合、電子制御ユニット27は、ステ
ップS7へ戻る。s2≧δの場合、電子制御ユニット2
7は、駆動力配分用非常データD1を用いた通常制御へ
移行する(ステップSo)。
境としたハンチングの発生を回避できるものとして設定
されている。基準継続時間δは、第2の基準温度T2を
境としたハンチングの発生を回避できるものとして設定
されている。従って、第2の実施の形態においても、基
準温度T1,T2を境としたハンチングを防止すること
ができる。
である。 (1)潤滑油の検出温度が第1の基準温度T1に達した
ら、直ちに駆動力配分用通常データD1を用いた通常制
御から駆動力配分用非常データD2を用いた非常制御へ
移行するようにすること。
T2に達したら、直ちに駆動力配分用通常データD1を
用いた通常制御から2輪駆動へ移行するようにするこ
と。 (3)潤滑油の検出温度が第1の基準温度T1に達して
いる非常事態の場合、電磁クラッチ機構19における駆
動力伝達割合を零へと低減すること。即ち、電磁クラッ
チ機構19の電磁コイル191への通電を停止し、2輪
駆動へ移行するようにすること。
におけるステップS5,S8と第2の実施の形態のフロ
ーチャートにおけるステップS51,S81とを組み込んだ
駆動力配分制御プログラムに基づいて駆動力配分制御を
行うこと。
るか、あるいはTx<T1かつs1≧βになった場合に
非常制御から通常制御への切り換えが行われる。又、検
出温度TxがTx≦T3になるか、あるいはTx<T2
かつs2≧δになった場合に非常制御から2輪駆動への
切り換えが行われる。
配分用非常データのパラメータとして、車速及びスロッ
トル開度以外にも、左右の前輪16,17の平均回転速
度と左右の後輪24,25の平均回転速度との差(差動
回転速度)を用いること。
25の回転速度を別々に検出するための車輪速センサが
必要となる。 (6)トランスファ123を温度検出箇所とすること。
具体的にはトランスファ123を潤滑するために貯留さ
れている油の温度を検出すること。
式又はRR式の4輪駆動車に本発明を適用すること。 (8)4輪駆動車以外の車両に本発明を適用すること。
記載以外の発明について以下に記載する。 〔1〕請求項1乃至請求項5のいずれか1項において、
前記駆動力伝達装置における駆動力伝達割合を低減した
非常時用駆動力伝達割合とする低減制御を行った後、検
出された温度が前記基準温度よりも低い復帰許可温度に
達した場合には、前記低減制御を行う前の駆動力配分制
御に復帰する車両における駆動力配分方法。
1項において、前記駆動力伝達装置における駆動力伝達
割合を非常時用駆動力伝達割合に低減する低減制御を行
った後、検出された温度が前記基準温度よりも低い復帰
許可温度に達した場合には、前記制御手段は、前記低減
制御を行う前の駆動力配分制御に復帰する車両における
駆動力配分制御装置。
源から駆動力伝達装置を経由して駆動力を伝えられる車
輪と前記駆動源との間の駆動力伝達系上であって、かつ
前記駆動力伝達装置における駆動力伝達割合が大きくな
るにつれて発熱が増大する箇所の温度を検出し、検出さ
れた温度が予め設定された基準温度に達している非常事
態が生じた場合には、前記駆動力伝達装置における駆動
力伝達割合を非常時用駆動力伝達割合に低減するように
したので、駆動力伝達装置における駆動力伝達割合が大
きくなるにつれて発熱が増大する箇所の過熱を防止し得
るという優れた効果を奏する。
図。
(b)は、駆動力配分用非常データのマップ。
ーチャート。
を構成するトランスファ。16,17…前輪。19…駆
動力伝達装置としての電磁クラッチ機構。20…駆動力
伝達系を構成し、温度検出箇所となるリアディファレン
シャル。24,25…後輪。26…温度検出手段として
の温度センサ。27…制御手段としての電子制御ユニッ
ト。
Claims (11)
- 【請求項1】駆動源からの複数の車輪に対する駆動力配
分を変更可能な駆動力伝達装置を備え、前記駆動力伝達
装置における駆動力伝達割合を制御して複数の車輪に対
する駆動力配分を制御する車両における駆動力配分方法
において、 前記駆動源から前記駆動力伝達装置を経由して駆動力を
伝えられる車輪と前記駆動源との間の駆動力伝達系上で
あって、かつ前記駆動力伝達装置における駆動力伝達割
合が大きくなるにつれて発熱が増大する箇所の温度を検
出し、検出された温度が予め設定された基準温度に達し
ている非常事態が生じた場合には、前記駆動力伝達装置
における駆動力伝達割合を低減した非常時用駆動力伝達
割合とする車両における駆動力配分方法。 - 【請求項2】前記非常事態は、前記発熱が増大する箇所
の検出温度が前記基準温度以上となっており、かつその
継続時間が予め設定された基準継続時間に達した状態で
ある請求項1に記載の車両における駆動力配分方法。 - 【請求項3】前記非常事態が生じた場合、前記駆動力伝
達割合を零でない非常時用駆動力伝達割合に低減し、前
記検出された温度が前記基準温度よりも高い第2の基準
温度に達している緊急事態が生じた場合には、前記駆動
力伝達装置における駆動力伝達割合を零にする請求項1
及び請求項2のいずれか1項に記載の車両における駆動
力配分方法。 - 【請求項4】前記緊急事態は、前記発熱が増大する箇所
の検出温度が前記第2の基準温度以上となっており、か
つその継続時間が予め設定された第2の基準継続時間に
達した状態である請求項3に記載の車両における駆動力
配分制御装置。 - 【請求項5】温度を検出する箇所は、前記駆動力伝達装
置を経由して駆動力を伝達される車輪と前記駆動力伝達
装置との間に介在されたディファレンシャル、又は前記
駆動源と前記駆動力伝達装置との間に介在されたトラン
スファである請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記
載の車両における駆動力配分方法。 - 【請求項6】駆動源からの複数の車輪に対する駆動力配
分を変更可能な駆動力伝達装置を備え、前記駆動力伝達
装置における駆動力伝達割合を制御して複数の車輪に対
する駆動力配分を制御する車両における駆動力配分制御
装置において、 前記駆動源から前記駆動力伝達装置を経由して駆動力を
伝えられる車輪と前記駆動源との間の駆動力伝達系上で
あって、かつ前記駆動力伝達装置における駆動力伝達割
合が大きくなるにつれて発熱が増大する箇所の温度を検
出する温度検出手段と、 前記温度検出手段によって検出された温度が予め設定さ
れた基準温度に達している非常事態が生じた場合には、
前記駆動力伝達装置における駆動力伝達割合を非常時用
駆動力伝達割合に低減する制御手段とを備えた車両にお
ける駆動力配分制御装置。 - 【請求項7】前記非常事態は、前記温度検出手段によっ
て検出された温度が前記基準温度以上となっており、か
つその継続時間が予め設定された基準継続時間に達した
状態である請求項6に記載の車両における駆動力配分制
御装置。 - 【請求項8】前記非常事態が生じた場合、前記制御手段
は、前記駆動力伝達割合を零でない非常時用駆動力伝達
割合に低減する制御を行い、前記温度検出手段によって
検出された温度が前記基準温度よりも高い第2の基準温
度に達している緊急事態が生じた場合には、前記制御手
段は、前記駆動力伝達装置における駆動力伝達割合を零
にする制御を行う請求項6及び請求項7のいずれか1項
に記載の車両における駆動力配分制御装置。 - 【請求項9】前記緊急事態は、検出された温度が前記第
2の基準温度以上となっており、かつその継続時間が予
め設定された第2の基準継続時間に達した状態である請
求項8に記載の車両における駆動力配分制御装置。 - 【請求項10】前記制御手段は、通常使用される駆動力
配分用通常データと、前記非常事態に応じて使用される
駆動力配分用非常データとを記憶しており、前記制御手
段は、前記温度検出手段によって検出される温度に基づ
いて前記駆動力伝達装置における駆動力伝達割合を低減
する低減制御を行うときには、前記駆動力配分用非常デ
ータに基づいて前記駆動力伝達装置における駆動力配分
を制御し、前記制御手段は、前記温度検出手段によって
検出される温度に基づいて前記駆動力伝達装置における
駆動力伝達割合を低減する低減制御を行っていないとき
には、前記駆動力配分用通常データに基づいて前記駆動
力伝達装置における駆動力配分を制御する請求項6乃至
請求項9のいずれか1項に記載の車両における駆動力配
分制御装置。 - 【請求項11】温度を検出する箇所は、前記駆動力伝達
装置を経由して駆動力を伝達される車輪と前記駆動力伝
達装置との間に介在されたディファレンシャル、又は前
記駆動源と前記駆動力伝達装置との間に介在されたトラ
ンスファである請求項6乃至請求項10のいずれか1項
に記載の車両における駆動力配分制御装置。
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