JP2003133271A - 化学機械研磨装置 - Google Patents
化学機械研磨装置Info
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- JP2003133271A JP2003133271A JP2001326385A JP2001326385A JP2003133271A JP 2003133271 A JP2003133271 A JP 2003133271A JP 2001326385 A JP2001326385 A JP 2001326385A JP 2001326385 A JP2001326385 A JP 2001326385A JP 2003133271 A JP2003133271 A JP 2003133271A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】キャリアヘッド内にウェーハの有無を検知する
機械式の検知機構を備えるCMP装置において、誤検出
による生産性の低下等を防止する。 【解決手段】ウェーハWを吸着して保持する3つのキャ
リアヘッド31〜34と、着脱テーブル51と、キャリ
アヘッドに保持されたウェーハWを押し付けて研磨する
3つのプラテン61,71,81とを備え、キャリアヘ
ッド内には機械式の検知機構を有する化学機械研磨装置
において、キャリアヘッド31〜34の外部でベース2
0の上面に、キャリアヘッドに保持されるウェーハWの
有無を検知する4つの反射型光センサ120を設けた。
これにより、研磨作業の効率が良くなり、生産性が向上
する。
機械式の検知機構を備えるCMP装置において、誤検出
による生産性の低下等を防止する。 【解決手段】ウェーハWを吸着して保持する3つのキャ
リアヘッド31〜34と、着脱テーブル51と、キャリ
アヘッドに保持されたウェーハWを押し付けて研磨する
3つのプラテン61,71,81とを備え、キャリアヘ
ッド内には機械式の検知機構を有する化学機械研磨装置
において、キャリアヘッド31〜34の外部でベース2
0の上面に、キャリアヘッドに保持されるウェーハWの
有無を検知する4つの反射型光センサ120を設けた。
これにより、研磨作業の効率が良くなり、生産性が向上
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理体としての
半導体基板等を化学的及び機械的研磨(CMP)により
平坦化する化学機械研磨装置に関し、特に、キャリアヘ
ッドに対して半導体基板が保持されているか否かを機械
的に検知する検知機構をキャリアヘッド内に備えた化学
機械研磨装置に関する。
半導体基板等を化学的及び機械的研磨(CMP)により
平坦化する化学機械研磨装置に関し、特に、キャリアヘ
ッドに対して半導体基板が保持されているか否かを機械
的に検知する検知機構をキャリアヘッド内に備えた化学
機械研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の積層処理が施された被処理体とし
ての半導体基板(以下、単にウェーハと称す)の表面を
平坦化する装置として、化学機械研磨装置(CMP装
置)が知られている。この装置は、キャリアヘッドでウ
ェーハを保持し、プラテン上の研磨パッドにウェーハを
押し付け、キャリアヘッド及びプラテン(回転基盤)を
回転させながら研磨剤(スラリー)を供給して、ウェー
ハの表面を化学的かつ機械的に研磨するものである。
ての半導体基板(以下、単にウェーハと称す)の表面を
平坦化する装置として、化学機械研磨装置(CMP装
置)が知られている。この装置は、キャリアヘッドでウ
ェーハを保持し、プラテン上の研磨パッドにウェーハを
押し付け、キャリアヘッド及びプラテン(回転基盤)を
回転させながら研磨剤(スラリー)を供給して、ウェー
ハの表面を化学的かつ機械的に研磨するものである。
【0003】この装置においては、図6に示すように、
ハウジング2、ハウジング2の外周において環状に形成
された保持リング3、保持リング3の内側空間において
上下方向に移動可能に支持された可動保持部材4、可動
保持部材4の下面に密接して配置され圧力の変化等によ
り弾性変形が可能なメンブレン(可撓膜)5等を備えて
いる。可動保持部材4は、チャンバCを画定すると共
に、メンブレン5が貼設された下面部において、チャン
バCに連通する複数の第1貫通孔4a、開口径が第1貫
通孔4aより大きい一つの第2貫通孔4b、吸引ポンプ
(不図示)とチャンバCとを連通させる通路4c等を備
えている。
ハウジング2、ハウジング2の外周において環状に形成
された保持リング3、保持リング3の内側空間において
上下方向に移動可能に支持された可動保持部材4、可動
保持部材4の下面に密接して配置され圧力の変化等によ
り弾性変形が可能なメンブレン(可撓膜)5等を備えて
いる。可動保持部材4は、チャンバCを画定すると共
に、メンブレン5が貼設された下面部において、チャン
バCに連通する複数の第1貫通孔4a、開口径が第1貫
通孔4aより大きい一つの第2貫通孔4b、吸引ポンプ
(不図示)とチャンバCとを連通させる通路4c等を備
えている。
【0004】また、上記装置においては、研磨処理に際
しては、ウェーハWがキャリアヘッド1(可動保持部材
4)に正確に保持されている必要があるため、ウェーハ
Wの有無を検知するための機械的な検知機構が設けられ
ている。この検知機構は、可動保持部材4に一部が配設
されて大気に開放される通路6、通路6を開閉する開閉
バルブ7、開閉バルブ7を閉弁方向に付勢するスプリン
グ8等により構成されている。
しては、ウェーハWがキャリアヘッド1(可動保持部材
4)に正確に保持されている必要があるため、ウェーハ
Wの有無を検知するための機械的な検知機構が設けられ
ている。この検知機構は、可動保持部材4に一部が配設
されて大気に開放される通路6、通路6を開閉する開閉
バルブ7、開閉バルブ7を閉弁方向に付勢するスプリン
グ8等により構成されている。
【0005】上記装置において、図7(a)に示すよう
に、メンブレン5の下面にウェーハWが置かれた状態
で、吸引ポンプによりチャンバC内が減圧されると、第
1貫通孔4a及び第2貫通孔4bに位置するメンブレン
5´,5´´が内側に向けて吸い込まれることで変形
し、ウェーハWとの間に、低圧ポケットLPを生じる。
これら低圧ポケットLPは、吸盤として作用しウェーハ
Wを吸着する。したがって、ウェーハWは、可動保持部
材4に堅固に保持されることになる。このとき、第2貫
通孔4bに対応するメンブレン5´´は、低圧ポケット
LP内の圧力との関係で、開閉バルブ7に接触しないレ
ベルまで変形するため、開閉バルブ7は通路6を閉じた
状態を維持する。
に、メンブレン5の下面にウェーハWが置かれた状態
で、吸引ポンプによりチャンバC内が減圧されると、第
1貫通孔4a及び第2貫通孔4bに位置するメンブレン
5´,5´´が内側に向けて吸い込まれることで変形
し、ウェーハWとの間に、低圧ポケットLPを生じる。
これら低圧ポケットLPは、吸盤として作用しウェーハ
Wを吸着する。したがって、ウェーハWは、可動保持部
材4に堅固に保持されることになる。このとき、第2貫
通孔4bに対応するメンブレン5´´は、低圧ポケット
LP内の圧力との関係で、開閉バルブ7に接触しないレ
ベルまで変形するため、開閉バルブ7は通路6を閉じた
状態を維持する。
【0006】一方、図7(b)に示すように、メンブレ
ン5の下面にウェーハWが無い状態で、吸引ポンプによ
りチャンバC内が減圧されると、第1貫通孔4a及び第
2貫通孔4bに位置するメンブレン5´,5´´は、内
側に向けて吸い込まれて変形するが、ウェーハWが無い
ため、図7(a)に示す場合よりもより大きく変形す
る。その結果、第2貫通孔4bに対応するメンブレン5
´´は、開閉バルブ7に当接しさらにスプリング8の付
勢力に逆らって開閉バルブ7を上方に向けて押し上げ、
開閉バルブ7は通路6を開放する。これにより、吸引ポ
ンプによりチャンバC内が減圧され続けても、通路6が
大気に開放されるため、チャンバC内の圧力は、所定レ
ベルより低くはならない。
ン5の下面にウェーハWが無い状態で、吸引ポンプによ
りチャンバC内が減圧されると、第1貫通孔4a及び第
2貫通孔4bに位置するメンブレン5´,5´´は、内
側に向けて吸い込まれて変形するが、ウェーハWが無い
ため、図7(a)に示す場合よりもより大きく変形す
る。その結果、第2貫通孔4bに対応するメンブレン5
´´は、開閉バルブ7に当接しさらにスプリング8の付
勢力に逆らって開閉バルブ7を上方に向けて押し上げ、
開閉バルブ7は通路6を開放する。これにより、吸引ポ
ンプによりチャンバC内が減圧され続けても、通路6が
大気に開放されるため、チャンバC内の圧力は、所定レ
ベルより低くはならない。
【0007】すなわち、上記検知機構においては、図8
に示すように、チャンバC内の圧力が圧力センサ(不図
示)により検出されて、その値がP1のとき(図7
(a)に示す状態のとき)は、ウェーハWが有る(保持
されている)と判断され、一方、その値がP2(P2>
P1)のとき(図7(b)に示す状態のとき)は、ウェ
ーハWが無い(保持されていない)と判断される。
に示すように、チャンバC内の圧力が圧力センサ(不図
示)により検出されて、その値がP1のとき(図7
(a)に示す状態のとき)は、ウェーハWが有る(保持
されている)と判断され、一方、その値がP2(P2>
P1)のとき(図7(b)に示す状態のとき)は、ウェ
ーハWが無い(保持されていない)と判断される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な機械式の検知機構においては、組み付け精度のバラツ
キ、作動環境あるいは経時的要因等により、開閉バルブ
7がその往復案内通路との間でスティック等を生じて、
図9に示すように、完全に復帰せず、通路6を開放した
状態のまま停止してしまう場合がある。
な機械式の検知機構においては、組み付け精度のバラツ
キ、作動環境あるいは経時的要因等により、開閉バルブ
7がその往復案内通路との間でスティック等を生じて、
図9に示すように、完全に復帰せず、通路6を開放した
状態のまま停止してしまう場合がある。
【0009】その結果、ウェーハWがメンブレン5によ
り吸着されて保持されているにも拘わらず、圧力センサ
はP2の値を検出して、ウェーハWが無い(ウェーハW
が落下した)、と判断(誤検出)することになる。この
判断に基づき、装置の動作全体を司る制御部は、キャリ
アヘッド1及びプラテン等の回転を止めて、研磨動作を
停止させる。したがって、ウェーハWが有るにも拘わら
ず装置が自動的に停止するため、研磨作業が途中で中断
し、その中断の度にオペレータが確認作業を行なわなけ
ればならず、稼働時間の低下、生産性の低下等を招くこ
とになる。
り吸着されて保持されているにも拘わらず、圧力センサ
はP2の値を検出して、ウェーハWが無い(ウェーハW
が落下した)、と判断(誤検出)することになる。この
判断に基づき、装置の動作全体を司る制御部は、キャリ
アヘッド1及びプラテン等の回転を止めて、研磨動作を
停止させる。したがって、ウェーハWが有るにも拘わら
ず装置が自動的に停止するため、研磨作業が途中で中断
し、その中断の度にオペレータが確認作業を行なわなけ
ればならず、稼働時間の低下、生産性の低下等を招くこ
とになる。
【0010】また、上記の検知機構とは逆に、ウェーハ
Wが無いにも拘わらず有る、と誤検出するような別のタ
イプの検知機構を備えた化学機械研磨装置においては、
このような誤検出が行なわれると、ウェーハWが保持さ
れていないにも拘わらず、キャリアヘッド1及びプラテ
ン等を回転させ続けるため、メンブレン5及び保持リン
グ3が研磨パッド等に直接押し付けられて研磨されるこ
とになり、メンブレン5の損傷又は破損、あるいは、研
磨パッドの破損等を招く虞がある。
Wが無いにも拘わらず有る、と誤検出するような別のタ
イプの検知機構を備えた化学機械研磨装置においては、
このような誤検出が行なわれると、ウェーハWが保持さ
れていないにも拘わらず、キャリアヘッド1及びプラテ
ン等を回転させ続けるため、メンブレン5及び保持リン
グ3が研磨パッド等に直接押し付けられて研磨されるこ
とになり、メンブレン5の損傷又は破損、あるいは、研
磨パッドの破損等を招く虞がある。
【0011】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
成されたものであり、その目的とするところは、ウェー
ハ等の被処理体の有無を検知する機械式の検知機構が、
例え誤検出を行なった場合でも、その検出信号に基づき
装置が停止する頻度を抑制して、無駄な確認作業を極力
省き、安定した研磨作業が持続されて生産性の向上が図
れ、あるいは、被処理体が無いにも拘わらず有ると誤検
出するような検知機構を備えた装置においては、構成部
品等の損傷又は破損等を極力防止できる、化学機械研磨
装置を提供することにある。
成されたものであり、その目的とするところは、ウェー
ハ等の被処理体の有無を検知する機械式の検知機構が、
例え誤検出を行なった場合でも、その検出信号に基づき
装置が停止する頻度を抑制して、無駄な確認作業を極力
省き、安定した研磨作業が持続されて生産性の向上が図
れ、あるいは、被処理体が無いにも拘わらず有ると誤検
出するような検知機構を備えた装置においては、構成部
品等の損傷又は破損等を極力防止できる、化学機械研磨
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の化学機械研磨装
置は、被処理体を吸着して保持するキャリアヘッドと、
キャリアヘッドに保持された被処理体を押し付けて研磨
する回転基盤と、回転基盤を支持するベースと、を備え
た化学機械研磨装置であって、上記ベース上の所定の位
置において、キャリアヘッドに保持される被処理体の有
無を検知する検知センサを設けた、ことを特徴としてい
る。この構成によれば、キャリアヘッドに内蔵された機
械式の検知機構が例え誤検出を行なっても、キャリアヘ
ッドの外部であるベース上に配置された別の検知センサ
が被処理体の有無を検知するため、誤検出による装置の
停止を極力防止でき、あるいは、構成部品の破損等を極
力防止できる。また、機械式の検知機構を備えない装置
においても、この検知センサにより被処理体の有無を検
知することができる。
置は、被処理体を吸着して保持するキャリアヘッドと、
キャリアヘッドに保持された被処理体を押し付けて研磨
する回転基盤と、回転基盤を支持するベースと、を備え
た化学機械研磨装置であって、上記ベース上の所定の位
置において、キャリアヘッドに保持される被処理体の有
無を検知する検知センサを設けた、ことを特徴としてい
る。この構成によれば、キャリアヘッドに内蔵された機
械式の検知機構が例え誤検出を行なっても、キャリアヘ
ッドの外部であるベース上に配置された別の検知センサ
が被処理体の有無を検知するため、誤検出による装置の
停止を極力防止でき、あるいは、構成部品の破損等を極
力防止できる。また、機械式の検知機構を備えない装置
においても、この検知センサにより被処理体の有無を検
知することができる。
【0013】上記構成において、検知センサは、投光部
及び受光部を有する反射型の光センサである、構成を採
用できる。この構成によれば、機械的なセンサではな
く、非接触式の光センサであるため、従来の検知機構に
発生するような作動不良による誤検出を防止でき、より
確実な検出を行なえる。
及び受光部を有する反射型の光センサである、構成を採
用できる。この構成によれば、機械的なセンサではな
く、非接触式の光センサであるため、従来の検知機構に
発生するような作動不良による誤検出を防止でき、より
確実な検出を行なえる。
【0014】上記構成において、検知センサは、回転基
盤の外縁近傍に配置されている、構成を採用できる。こ
の構成によれば、回転基盤の外縁近傍、すなわち、外側
の隣接した領域に検知センサが配置されるため、回転基
盤の上方に配置される他の部品(例えば、研磨パッドを
調整するパッドコンディショナ、研磨剤等を供給するス
ラリー供給パイプ等)を間違って検出するのを防止で
き、より確実に被処理体の有無を検出することができ
る。
盤の外縁近傍に配置されている、構成を採用できる。こ
の構成によれば、回転基盤の外縁近傍、すなわち、外側
の隣接した領域に検知センサが配置されるため、回転基
盤の上方に配置される他の部品(例えば、研磨パッドを
調整するパッドコンディショナ、研磨剤等を供給するス
ラリー供給パイプ等)を間違って検出するのを防止で
き、より確実に被処理体の有無を検出することができ
る。
【0015】また、本発明の化学機械研磨装置は、被処
理体を吸着して保持し得る複数のキャリアヘッドを移動
可能に担持して所定の回転軸回りに回転可能に配置され
たカラセルと、キャリアヘッドに対する被処理体の着脱
を行なう着脱テーブルと、キャリアヘッドに保持された
被処理体を押し付けて研磨するべく複数のキャリアヘッ
ドのそれぞれに対応して配置された複数の回転基盤と、
着脱テーブル及び回転基盤を支持するベースとを備え、
着脱テーブル及び複数の回転基盤はカラセルの回転軸周
りに配列された化学機械研磨装置であって、上記キャリ
アヘッドの外部の位置において、キャリアヘッドに保持
される被処理体の有無を検知する検知センサを設けた、
ことを特徴としている。この構成によれば、キャリアヘ
ッドに保持された被処理体が、着脱テープルから隣接す
る回転基盤上にあるいは一つの回転基盤から隣接する他
の回転基盤上に移送される際等に、キャリアヘッドに内
蔵された機械式の検知機構が例え誤検出を行なっても、
キャリアヘッドの外部であるベース上に配置された別の
検知センサが被処理体の有無を検知するため、誤検出に
よる装置の停止を極力防止でき、あるいは、構成部品の
破損等を極力防止できる。これにより、被処理体の研磨
作業が効率良く行なわれ、生産性が向上する。また、機
械式の検知機構を備えない装置においても、この検知セ
ンサにより被処理体の有無を検知することができる。
理体を吸着して保持し得る複数のキャリアヘッドを移動
可能に担持して所定の回転軸回りに回転可能に配置され
たカラセルと、キャリアヘッドに対する被処理体の着脱
を行なう着脱テーブルと、キャリアヘッドに保持された
被処理体を押し付けて研磨するべく複数のキャリアヘッ
ドのそれぞれに対応して配置された複数の回転基盤と、
着脱テーブル及び回転基盤を支持するベースとを備え、
着脱テーブル及び複数の回転基盤はカラセルの回転軸周
りに配列された化学機械研磨装置であって、上記キャリ
アヘッドの外部の位置において、キャリアヘッドに保持
される被処理体の有無を検知する検知センサを設けた、
ことを特徴としている。この構成によれば、キャリアヘ
ッドに保持された被処理体が、着脱テープルから隣接す
る回転基盤上にあるいは一つの回転基盤から隣接する他
の回転基盤上に移送される際等に、キャリアヘッドに内
蔵された機械式の検知機構が例え誤検出を行なっても、
キャリアヘッドの外部であるベース上に配置された別の
検知センサが被処理体の有無を検知するため、誤検出に
よる装置の停止を極力防止でき、あるいは、構成部品の
破損等を極力防止できる。これにより、被処理体の研磨
作業が効率良く行なわれ、生産性が向上する。また、機
械式の検知機構を備えない装置においても、この検知セ
ンサにより被処理体の有無を検知することができる。
【0016】上記構成において、検知センサは、投光部
及び受光部を有する反射型の光センサである、構成を採
用できる。この構成によれば、機械的なセンサではな
く、非接触式の光センサであるため、従来の検知機構に
発生するような作動不良による誤検出を防止でき、より
確実な検出を行なえる。
及び受光部を有する反射型の光センサである、構成を採
用できる。この構成によれば、機械的なセンサではな
く、非接触式の光センサであるため、従来の検知機構に
発生するような作動不良による誤検出を防止でき、より
確実な検出を行なえる。
【0017】上記構成において、検知センサは、着脱テ
ーブルの外縁近傍及び複数の回転基盤のそれぞれの外縁
近傍で、かつ、カラセルの回転軸との間に、それぞれ配
置されている、構成を採用できる。この構成によれば、
被処理体の着脱及び研磨処理を行なう複数の処理ステー
ションを備える装置においても、それぞれの移送行程毎
に確実な検出が行なえるため、誤検出の頻度を極力抑え
られ、研磨作業が一層効率良く行なわれ、生産性がより
一層向上する。
ーブルの外縁近傍及び複数の回転基盤のそれぞれの外縁
近傍で、かつ、カラセルの回転軸との間に、それぞれ配
置されている、構成を採用できる。この構成によれば、
被処理体の着脱及び研磨処理を行なう複数の処理ステー
ションを備える装置においても、それぞれの移送行程毎
に確実な検出が行なえるため、誤検出の頻度を極力抑え
られ、研磨作業が一層効率良く行なわれ、生産性がより
一層向上する。
【0018】上記構成において、カラセル、キャリアヘ
ッド、及び検知センサの動作を少なくとも制御する制御
手段を有し、この制御手段は、キャリアヘッドに保持さ
れた被処理体を、複数の回転基盤の一つの回転基盤に対
向する位置から隣接する他の回転基盤に対向する位置に
移動させる際に、被処理体を予めカラセルの回転軸側に
引寄せるようにキャリアヘッドを後退移動させその後逆
向きに前進移動させると共に、この後退移動又は前進移
動の際に検知センサに検知動作を行わせる、構成を採用
できる。この構成によれば、被処理体が回転基盤の上方
に配置される他の部品(例えば、パッドコンディショ
ナ、スラリー供給パイプ等)等から離れた所定のタイミ
ングで検知センサが検知動作を行なうため、誤検出を確
実に防止でき、より安定して高精度に被処理体の有無を
検出することができる。
ッド、及び検知センサの動作を少なくとも制御する制御
手段を有し、この制御手段は、キャリアヘッドに保持さ
れた被処理体を、複数の回転基盤の一つの回転基盤に対
向する位置から隣接する他の回転基盤に対向する位置に
移動させる際に、被処理体を予めカラセルの回転軸側に
引寄せるようにキャリアヘッドを後退移動させその後逆
向きに前進移動させると共に、この後退移動又は前進移
動の際に検知センサに検知動作を行わせる、構成を採用
できる。この構成によれば、被処理体が回転基盤の上方
に配置される他の部品(例えば、パッドコンディショ
ナ、スラリー供給パイプ等)等から離れた所定のタイミ
ングで検知センサが検知動作を行なうため、誤検出を確
実に防止でき、より安定して高精度に被処理体の有無を
検出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ説明する。図1ないし図5
は、本発明に係る化学機械研磨装置の一実施形態を示す
ものであり、図1は全体の構成を示す概略平面図、図2
はベースを示す平面図、図3は検知センサと被処理体と
の関係を示す側面図、図4は制御システムを示すブロッ
ク図、図5は作動及び検知センサの動作タイミングを説
明する平面図である。
て、添付図面を参照しつつ説明する。図1ないし図5
は、本発明に係る化学機械研磨装置の一実施形態を示す
ものであり、図1は全体の構成を示す概略平面図、図2
はベースを示す平面図、図3は検知センサと被処理体と
の関係を示す側面図、図4は制御システムを示すブロッ
ク図、図5は作動及び検知センサの動作タイミングを説
明する平面図である。
【0020】この装置は、図1に示すように、ベース1
0、ベース10の上方において回転軸20により回動自
在に支持されたカラセル30、ベース10に隣接して配
置され被処理体としてのウェーハWを収容するカセット
41を搬送する搬送機構40、装置全体の動作等を制御
する制御手段としての制御部100等を、基本構成とし
て備えている。
0、ベース10の上方において回転軸20により回動自
在に支持されたカラセル30、ベース10に隣接して配
置され被処理体としてのウェーハWを収容するカセット
41を搬送する搬送機構40、装置全体の動作等を制御
する制御手段としての制御部100等を、基本構成とし
て備えている。
【0021】ベース10は、図1及び図2に示すよう
に、ウェーハWの着脱を行なうための一つの着脱ステー
ション50、着脱ステーション50に続けて、回転軸2
0(カラセル30)の周りにおいて、反時計回りに順次
に配置された第1の研磨ステーション60、第2の研磨
ステーション70、第3の研磨ステーション80等を備
えている。また、着脱ステーション50及び3つの研磨
ステーション60,70,80の相互の間には、洗浄ス
テーション90がそれぞれ配置されている。
に、ウェーハWの着脱を行なうための一つの着脱ステー
ション50、着脱ステーション50に続けて、回転軸2
0(カラセル30)の周りにおいて、反時計回りに順次
に配置された第1の研磨ステーション60、第2の研磨
ステーション70、第3の研磨ステーション80等を備
えている。また、着脱ステーション50及び3つの研磨
ステーション60,70,80の相互の間には、洗浄ス
テーション90がそれぞれ配置されている。
【0022】着脱ステーション50は、ウェーハWを後
述するキャリアヘッド31,32,33,34に対して
着脱する際に、ウェーハWを一旦載せる着脱テーブル5
1を備えている。3つの研磨ステーション60,70,
80は、それぞれ研磨パッドを上面に有する回転基盤と
してのプラテン61,71,81と、スラリー供給ユニ
ットの一部をなすスラリー供給パイプ62,72,82
と、パッドコンディショナ63,73,83等を備えて
いる。
述するキャリアヘッド31,32,33,34に対して
着脱する際に、ウェーハWを一旦載せる着脱テーブル5
1を備えている。3つの研磨ステーション60,70,
80は、それぞれ研磨パッドを上面に有する回転基盤と
してのプラテン61,71,81と、スラリー供給ユニ
ットの一部をなすスラリー供給パイプ62,72,82
と、パッドコンディショナ63,73,83等を備えて
いる。
【0023】プラテン61,71,81は、それぞれ駆
動モータ(不図示)により回転駆動され、その回転速度
は、約30rpm〜200rpmである。スラリー供給
パイプ62,72,82は、反応剤、研磨粒子、化学反
応触媒等を含む研磨剤(スラリー)を研磨パッドの表面
に供給するものであり、又、研磨パッドの高圧リンスを
行なう複数のリンスノズル等も備えている。パッドコン
ディショナ63,73,83は、それぞれ調整ヘッド6
3a,73a,83aを有しており、研磨パッドに押し
付けられたウェーハWを効率良く研磨するように、研磨
パッドを最適な状態に維持するものである。
動モータ(不図示)により回転駆動され、その回転速度
は、約30rpm〜200rpmである。スラリー供給
パイプ62,72,82は、反応剤、研磨粒子、化学反
応触媒等を含む研磨剤(スラリー)を研磨パッドの表面
に供給するものであり、又、研磨パッドの高圧リンスを
行なう複数のリンスノズル等も備えている。パッドコン
ディショナ63,73,83は、それぞれ調整ヘッド6
3a,73a,83aを有しており、研磨パッドに押し
付けられたウェーハWを効率良く研磨するように、研磨
パッドを最適な状態に維持するものである。
【0024】カラセル30は、4つのキャリアヘッド3
1,32,33,34を担持している。キャリアヘッド
31,32,33,34は、それぞれ駆動モータ(不図
示)により回転させられると共に、ウェーハWを吸着さ
せるための吸引システム、吸着したウェーハWをプラテ
ン61,71,81上の研磨パッドに押し付ける押圧シ
ステム、及びウェーハWの有無を検知する機械式の検知
機構等を備えている。尚、吸引システム、検知機構等に
ついては、図6及び図7に示すような従来の構造と同一
であるため、ここでの説明は省略する。
1,32,33,34を担持している。キャリアヘッド
31,32,33,34は、それぞれ駆動モータ(不図
示)により回転させられると共に、ウェーハWを吸着さ
せるための吸引システム、吸着したウェーハWをプラテ
ン61,71,81上の研磨パッドに押し付ける押圧シ
ステム、及びウェーハWの有無を検知する機械式の検知
機構等を備えている。尚、吸引システム、検知機構等に
ついては、図6及び図7に示すような従来の構造と同一
であるため、ここでの説明は省略する。
【0025】また、キャリアヘッド31,32,33,
34には、それぞれ駆動機構31a,32a,33a,
34aが設けられている。駆動機構31a,32a,3
3a,34aは、対応するそれぞれのキャリアヘッド3
1,32,33,34を、プラテン61,71,81の
上面と平行な面内のD方向において、回転軸20に近づ
く向きに移動(後退移動)させ、又、逆に回転軸20か
ら遠ざかる向きに移動(前進移動)させ、さらに、プラ
テン61,71,81の上面に垂直な上下方向において
下降及び上昇移動させるようになっている。
34には、それぞれ駆動機構31a,32a,33a,
34aが設けられている。駆動機構31a,32a,3
3a,34aは、対応するそれぞれのキャリアヘッド3
1,32,33,34を、プラテン61,71,81の
上面と平行な面内のD方向において、回転軸20に近づ
く向きに移動(後退移動)させ、又、逆に回転軸20か
ら遠ざかる向きに移動(前進移動)させ、さらに、プラ
テン61,71,81の上面に垂直な上下方向において
下降及び上昇移動させるようになっている。
【0026】ベース10の上面には、図2に示すよう
に、4つの検知センサ120(120a,120b,1
20c,120d)が配置されている。これら4つの検
知センサ120は、回転軸20の外側に配置されてベー
ス10に固定されたリングブラケット130に取り付け
られ、お互いに略90度の角度間隔をあけて支持されて
いる。
に、4つの検知センサ120(120a,120b,1
20c,120d)が配置されている。これら4つの検
知センサ120は、回転軸20の外側に配置されてベー
ス10に固定されたリングブラケット130に取り付け
られ、お互いに略90度の角度間隔をあけて支持されて
いる。
【0027】検知センサ120は、図3に示すように、
検知光を投光する投光部121、投光部121から投光
された検知光がウェーハWの表面(下面)により反射さ
れた反射光を受光する受光部122、投光部121及び
受光部122を保持するハウジング123等により構成
された、いわゆる反射型の光センサ(フォトインタラプ
タ)である。投光部121は、発光ダイオードからな
り、その先端部121aは半球表面をなすように丸く形
成されている。受光部122は、受光素子からなり、そ
の先端部122aは半球表面をなすように丸く形成され
ている。ハウジング123は、リングブラケット130
に固定されており、ハウジング123の角度、高さ等が
微調整できるようになっている。
検知光を投光する投光部121、投光部121から投光
された検知光がウェーハWの表面(下面)により反射さ
れた反射光を受光する受光部122、投光部121及び
受光部122を保持するハウジング123等により構成
された、いわゆる反射型の光センサ(フォトインタラプ
タ)である。投光部121は、発光ダイオードからな
り、その先端部121aは半球表面をなすように丸く形
成されている。受光部122は、受光素子からなり、そ
の先端部122aは半球表面をなすように丸く形成され
ている。ハウジング123は、リングブラケット130
に固定されており、ハウジング123の角度、高さ等が
微調整できるようになっている。
【0028】検知センサ120が配置される研磨処理空
間は、研磨剤(スラリー)、研磨粉等が飛散する悪条件
の環境下であるため、投光部121及び受光部122の
表面にも、これらの飛散物が付着する場合がある。この
場合、投光部121及び受光部122の先端部121
a,122aが半球表面をなすように丸く形成されてい
るため、付着物は即座に下方に流れ落ちて、投光及び受
光の機能に支障を来たさないようになっている。特に、
化学機械研磨を行なう環境空間において、光センサを用
いる場合は、上記のように投光部121及び受光部12
2の先端部121a,122aを丸く形成することが、
検出精度を高めるのに効果的である。尚、この丸み形状
は、付着物が容易に離脱するような形状であれば、半球
形状に限らない。
間は、研磨剤(スラリー)、研磨粉等が飛散する悪条件
の環境下であるため、投光部121及び受光部122の
表面にも、これらの飛散物が付着する場合がある。この
場合、投光部121及び受光部122の先端部121
a,122aが半球表面をなすように丸く形成されてい
るため、付着物は即座に下方に流れ落ちて、投光及び受
光の機能に支障を来たさないようになっている。特に、
化学機械研磨を行なう環境空間において、光センサを用
いる場合は、上記のように投光部121及び受光部12
2の先端部121a,122aを丸く形成することが、
検出精度を高めるのに効果的である。尚、この丸み形状
は、付着物が容易に離脱するような形状であれば、半球
形状に限らない。
【0029】また、投光部121及び受光部122は、
キャリアヘッド31,32,33,34に保持されたウ
ェーハWの下面に対して位置決めされる際に、図3に示
すように、ウェーハWの下面に垂直な線Vに対して線対
称となるように位置付けられ、かつ、投光部121の光
軸L1と受光部122の光軸L2とのなす角度θ、及び
投光部121及び受光部122の投光端部及び受光端部
からウェーハW下面までの距離Hとは、それぞれ角度θ
が約60度〜80度、好ましくは70度程度に設定さ
れ、又、距離Hが約8mm〜12mm、好ましくは10
mm程度に設定される。このように、検知センサ120
を位置決めすることにより、誤検出を防止してウェーハ
Wの有無を高精度に検知することができる。
キャリアヘッド31,32,33,34に保持されたウ
ェーハWの下面に対して位置決めされる際に、図3に示
すように、ウェーハWの下面に垂直な線Vに対して線対
称となるように位置付けられ、かつ、投光部121の光
軸L1と受光部122の光軸L2とのなす角度θ、及び
投光部121及び受光部122の投光端部及び受光端部
からウェーハW下面までの距離Hとは、それぞれ角度θ
が約60度〜80度、好ましくは70度程度に設定さ
れ、又、距離Hが約8mm〜12mm、好ましくは10
mm程度に設定される。このように、検知センサ120
を位置決めすることにより、誤検出を防止してウェーハ
Wの有無を高精度に検知することができる。
【0030】また、図2に示すように、4つの検知セン
サ120は、それぞれ着脱テーブル51及びプラテン6
1,71,81の外縁近傍でかつ回転軸20との間に配
置されている。すなわち、それぞれの検知センサ120
は、着脱テーブル51及びプラテン61,71,81の
それぞれの中心と回転軸20の中心とを結ぶ線上あるい
はその近傍に、位置付けられ固定されている。
サ120は、それぞれ着脱テーブル51及びプラテン6
1,71,81の外縁近傍でかつ回転軸20との間に配
置されている。すなわち、それぞれの検知センサ120
は、着脱テーブル51及びプラテン61,71,81の
それぞれの中心と回転軸20の中心とを結ぶ線上あるい
はその近傍に、位置付けられ固定されている。
【0031】このように、着脱テーブル51及び3つの
プラテン61,71,81のそれぞれに対応させて検知
センサ120が配置されているため、ウェーハWを保持
したキャリアヘッド31,32,33,34がいずれの
ステーション領域にある場合でも、ステーション毎にウ
ェーハWの有無を検出することができる。すなわち、着
脱ステーション50及び3つの研磨ステーション60,
70,80の相互における移送行程毎に、ウェーハWの
有無を検出することができるため、機械式の検知機構が
誤検出を招いた場合でもその誤検出により装置が停止す
る頻度を極力抑えることができる。これにより、無駄に
研磨作業が停止するのを防止して、研磨作業を効率良く
行なわせることができる。
プラテン61,71,81のそれぞれに対応させて検知
センサ120が配置されているため、ウェーハWを保持
したキャリアヘッド31,32,33,34がいずれの
ステーション領域にある場合でも、ステーション毎にウ
ェーハWの有無を検出することができる。すなわち、着
脱ステーション50及び3つの研磨ステーション60,
70,80の相互における移送行程毎に、ウェーハWの
有無を検出することができるため、機械式の検知機構が
誤検出を招いた場合でもその誤検出により装置が停止す
る頻度を極力抑えることができる。これにより、無駄に
研磨作業が停止するのを防止して、研磨作業を効率良く
行なわせることができる。
【0032】また、上記のように、着脱テーブル51及
び三つのプラテン61,71,81の外縁近傍でかつ回
転軸20との間に検知センサ120を配置することによ
り、検知センサ120がウェーハWではなく他の部品等
を検出して、ウェーハW有り、と誤検出するのを防止で
きる。特に、それぞれの研磨ステーション60,70,
80領域には、プラテン61,71,81の上方におい
て、キャリアヘッド31,32,33,34だけでな
く、スラリー供給パイプ62,72,82、あるいは、
パッドコンディショナ63,73,83等が存在するた
め、検知センサ120から投光された検知光は色々な部
品の表面により反射されて戻り、ウェーハW有りとの検
出信号を出力する恐れがある。
び三つのプラテン61,71,81の外縁近傍でかつ回
転軸20との間に検知センサ120を配置することによ
り、検知センサ120がウェーハWではなく他の部品等
を検出して、ウェーハW有り、と誤検出するのを防止で
きる。特に、それぞれの研磨ステーション60,70,
80領域には、プラテン61,71,81の上方におい
て、キャリアヘッド31,32,33,34だけでな
く、スラリー供給パイプ62,72,82、あるいは、
パッドコンディショナ63,73,83等が存在するた
め、検知センサ120から投光された検知光は色々な部
品の表面により反射されて戻り、ウェーハW有りとの検
出信号を出力する恐れがある。
【0033】そこで、上記のように、スラリー供給パイ
プ62,72,82あるいはパッドコンディショナ6
3,73,83等が存在しない空間、すなわち、着脱テ
ーブル51及びプラテン61,71,81の外縁近傍で
かつ回転軸20の間に検知センサ120を配置すること
により、ウェーハW以外の部品により検知光が反射され
るのを確実に防止し、これにより、誤検出のない高精度
な検出を行なうことができる。
プ62,72,82あるいはパッドコンディショナ6
3,73,83等が存在しない空間、すなわち、着脱テ
ーブル51及びプラテン61,71,81の外縁近傍で
かつ回転軸20の間に検知センサ120を配置すること
により、ウェーハW以外の部品により検知光が反射され
るのを確実に防止し、これにより、誤検出のない高精度
な検出を行なうことができる。
【0034】図4に示すように、装置の全体の制御を司
る制御システムにおいて、制御部(制御手段)100
は、種々の演算処理を行なうと共に制御信号を発する中
央演算処理部110、種々の運転情報、例えば研磨作業
の手順を示したレシピ情報等を予め記憶させておく記憶
部115、カラセル30の回転駆動を制御する駆動回路
130、キャリアヘッド31,32,33,34を駆動
する駆動機構31a,32a,33a,34aの駆動を
制御する駆動回路140、キャリアヘッド31,32,
33,34を回転駆動を制御する駆動回路150、プラ
テン61,71,81の回転駆動を制御する駆動回路1
60、パッドコンディショナ63,73,83の駆動を
制御する駆動回路170、スラリー供給システムの駆動
を制御する駆動回路180、検知センサ120(120
a,120b,120c,120d)の検知動作(検知
タイミング)を制御する検知回路190等を備えてい
る。
る制御システムにおいて、制御部(制御手段)100
は、種々の演算処理を行なうと共に制御信号を発する中
央演算処理部110、種々の運転情報、例えば研磨作業
の手順を示したレシピ情報等を予め記憶させておく記憶
部115、カラセル30の回転駆動を制御する駆動回路
130、キャリアヘッド31,32,33,34を駆動
する駆動機構31a,32a,33a,34aの駆動を
制御する駆動回路140、キャリアヘッド31,32,
33,34を回転駆動を制御する駆動回路150、プラ
テン61,71,81の回転駆動を制御する駆動回路1
60、パッドコンディショナ63,73,83の駆動を
制御する駆動回路170、スラリー供給システムの駆動
を制御する駆動回路180、検知センサ120(120
a,120b,120c,120d)の検知動作(検知
タイミング)を制御する検知回路190等を備えてい
る。
【0035】すなわち、検知センサ120がウェーハW
の有無を検知する動作(検知タイミング)としては、駆
動機構31a,32a,33a,34aが予め記憶部1
15に格納されたレシピ情報に基づいてキャリアヘッド
31,32,33,34を適宜移動させる際に、キャリ
アヘッド31,32,33,34が所定の位置に至った
とき、あるいは、所定の範囲内に位置するとき、中央演
算処理部110からの制御信号により検知回路190が
作動して、検知センサ120による検知動作を行なうよ
うになっている。
の有無を検知する動作(検知タイミング)としては、駆
動機構31a,32a,33a,34aが予め記憶部1
15に格納されたレシピ情報に基づいてキャリアヘッド
31,32,33,34を適宜移動させる際に、キャリ
アヘッド31,32,33,34が所定の位置に至った
とき、あるいは、所定の範囲内に位置するとき、中央演
算処理部110からの制御信号により検知回路190が
作動して、検知センサ120による検知動作を行なうよ
うになっている。
【0036】次に、上記装置の動作及び検知センサ12
0の検知動作について説明する。ここでは、説明の便宜
上、1枚のウェーハWを一つのキャリアヘッド31で保
持して3つの研磨ステーション60,70,80で順次
に研磨処理を行なう場合について説明する。
0の検知動作について説明する。ここでは、説明の便宜
上、1枚のウェーハWを一つのキャリアヘッド31で保
持して3つの研磨ステーション60,70,80で順次
に研磨処理を行なう場合について説明する。
【0037】先ず、出し入れ機構(不図示)によりカセ
ット41から取り出されたウェーハWは、着脱テーブル
51に載せられる。そして、例えばキャリアヘッド31
が駆動されてウェーハWを吸着し、キャリアヘッド31
は回転軸20に引寄せられる向きに(D1方向)に移動
(後退移動)する。この後退移動の際に、所定のタイミ
ングで検知センサ120aを作動させて、ウェーハWの
有無を検知する。
ット41から取り出されたウェーハWは、着脱テーブル
51に載せられる。そして、例えばキャリアヘッド31
が駆動されてウェーハWを吸着し、キャリアヘッド31
は回転軸20に引寄せられる向きに(D1方向)に移動
(後退移動)する。この後退移動の際に、所定のタイミ
ングで検知センサ120aを作動させて、ウェーハWの
有無を検知する。
【0038】続いて、カラセル30が反時計回りに略9
0度回転して、第1の研磨ステーション60にキャリア
ヘッド31を位置付ける。そして、駆動機構31aによ
りキャリアヘッド31をプラテン61に対向する位置ま
で近付けて、ウェーハWを研磨パッドに押し付け、研磨
処理を行なう。
0度回転して、第1の研磨ステーション60にキャリア
ヘッド31を位置付ける。そして、駆動機構31aによ
りキャリアヘッド31をプラテン61に対向する位置ま
で近付けて、ウェーハWを研磨パッドに押し付け、研磨
処理を行なう。
【0039】第1の研磨ステーション60での研磨処理
が終了すると、駆動機構31aにより、キャリアヘッド
31は上昇して研磨パッドから離れると共に回転軸20
側に引寄せられる向き(D1方向)に移動(後退移動)
する。この後退移動の際に、所定のタイミングで検知セ
ンサ120bを作動させて、ウェーハWの有無を検知す
る。
が終了すると、駆動機構31aにより、キャリアヘッド
31は上昇して研磨パッドから離れると共に回転軸20
側に引寄せられる向き(D1方向)に移動(後退移動)
する。この後退移動の際に、所定のタイミングで検知セ
ンサ120bを作動させて、ウェーハWの有無を検知す
る。
【0040】続いて、カラセル30は、キャリアヘッド
31を隣接する第2の研磨ステーション70に移動させ
るべく、反時計回りに略90度回転する。そして、駆動
機構31aにより、キャリアヘッド31は回転軸20か
ら遠ざかる向き(D2方向)に移動(前進移動)する。
尚、この前進移動の際に、所定のタイミングで検知セン
サ120cを作動させて、ウェーハWの有無を検知して
もよい。この場合、第2の研磨ステーション70で研磨
処理が行なわれる前に、二重の検知動作が行われること
になり、よりきめ細かに誤検出の頻度を抑えることがで
きる。そして、駆動機構31aによりキャリアヘッド3
1をプラテン71に対向する位置まで近付けて、ウェー
ハWを研磨パッドに押し付け、研磨処理を行なう。
31を隣接する第2の研磨ステーション70に移動させ
るべく、反時計回りに略90度回転する。そして、駆動
機構31aにより、キャリアヘッド31は回転軸20か
ら遠ざかる向き(D2方向)に移動(前進移動)する。
尚、この前進移動の際に、所定のタイミングで検知セン
サ120cを作動させて、ウェーハWの有無を検知して
もよい。この場合、第2の研磨ステーション70で研磨
処理が行なわれる前に、二重の検知動作が行われること
になり、よりきめ細かに誤検出の頻度を抑えることがで
きる。そして、駆動機構31aによりキャリアヘッド3
1をプラテン71に対向する位置まで近付けて、ウェー
ハWを研磨パッドに押し付け、研磨処理を行なう。
【0041】第2の研磨ステーション70での研磨処理
が終了すると、駆動機構31aにより、キャリアヘッド
31は上昇して研磨パッドから離れると共に回転軸20
側に引寄せられる向き(D1方向)に移動(後退移動)
する。この後退移動の際に、所定のタイミングで検知セ
ンサ120cを作動させて、ウェーハWの有無を検知す
る。
が終了すると、駆動機構31aにより、キャリアヘッド
31は上昇して研磨パッドから離れると共に回転軸20
側に引寄せられる向き(D1方向)に移動(後退移動)
する。この後退移動の際に、所定のタイミングで検知セ
ンサ120cを作動させて、ウェーハWの有無を検知す
る。
【0042】以下、第3の研磨ステーション80におい
ての研磨処理及び検知センサ120dによる検知動作も
同様であり、第3の研磨ステーション80での研磨処理
が終了すると、カラセル30は時計回りに270度回転
して、キャリアヘッド31を着脱ステーション50の位
置に位置付け、ウェーハWの離脱及び取り出しが行なわ
れる。
ての研磨処理及び検知センサ120dによる検知動作も
同様であり、第3の研磨ステーション80での研磨処理
が終了すると、カラセル30は時計回りに270度回転
して、キャリアヘッド31を着脱ステーション50の位
置に位置付け、ウェーハWの離脱及び取り出しが行なわ
れる。
【0043】上記一連の研磨処理においては、機械式の
検知機構がウェーハW無しとの信号を出力している場合
は、それぞれの検知センサ120により、ウェーハW有
りとの信号が出力されている限り、研磨処理は続行され
る。すなわち、検知機構が誤検出を行なっていること
が、検知センサ120の検知信号により判断された場合
は、制御部100(中央演算処理部110)は装置を停
止させることなく研磨処理を続行させる。
検知機構がウェーハW無しとの信号を出力している場合
は、それぞれの検知センサ120により、ウェーハW有
りとの信号が出力されている限り、研磨処理は続行され
る。すなわち、検知機構が誤検出を行なっていること
が、検知センサ120の検知信号により判断された場合
は、制御部100(中央演算処理部110)は装置を停
止させることなく研磨処理を続行させる。
【0044】一方、検知機構の信号に拘わらず、検知セ
ンサ120によりウェーハW無し(ウェーハWが脱落し
ている)と判断された場合は、制御部100(中央演算
処理部110)により制御信号が発せられて、全ての動
作が停止する。その後、オペレータはウェーハWの確
認、脱落したウェーハWの除去等を行うことになる。
ンサ120によりウェーハW無し(ウェーハWが脱落し
ている)と判断された場合は、制御部100(中央演算
処理部110)により制御信号が発せられて、全ての動
作が停止する。その後、オペレータはウェーハWの確
認、脱落したウェーハWの除去等を行うことになる。
【0045】以上述べた一連の研磨処理及び検知動作に
おいては、複数の処理ステーションを備える装置におい
て、特に、一つの処理ステーション(プラテン)から隣
接する次工程の処理ステーションにウェーハWを移送さ
せる際に、検知センサ120により検知動作を行なうた
め、それぞれの移送行程毎に確実な検出を行なうことが
でき、誤検出の頻度を極力抑えることができる。これに
より、研磨作業の効率が良くなり、生産性が向上する。
おいては、複数の処理ステーションを備える装置におい
て、特に、一つの処理ステーション(プラテン)から隣
接する次工程の処理ステーションにウェーハWを移送さ
せる際に、検知センサ120により検知動作を行なうた
め、それぞれの移送行程毎に確実な検出を行なうことが
でき、誤検出の頻度を極力抑えることができる。これに
より、研磨作業の効率が良くなり、生産性が向上する。
【0046】また、キャリアヘッド31(32,33,
34)を回転軸20とプラテン61,71,81との間
で移動(後退移動又は前進移動)させる際に、検知セン
サ120に検知動作を行なわせるため、他の部品等によ
り検知光が反射されて誤検出を招くのを防止でき、より
安定して高精度にウェーハWの有無を検出することがで
きる。
34)を回転軸20とプラテン61,71,81との間
で移動(後退移動又は前進移動)させる際に、検知セン
サ120に検知動作を行なわせるため、他の部品等によ
り検知光が反射されて誤検出を招くのを防止でき、より
安定して高精度にウェーハWの有無を検出することがで
きる。
【0047】尚、上記一連の動作においては、検知機構
が、ウェーハWが保持されているにも拘わらず無いと誤
検出する場合において説明したが、逆に、ウェーハWが
無いにも拘わらず保持されていると誤検出する場合にお
いては、上記のような検知センサ120の検知動作によ
り、ウェーハWが保持されていない状態で、キャリアヘ
ッド31,32,33,34及びプラテン61,71,
81が作動して、メンブレン、研磨パッド、あるいはそ
の他の構成部品が損傷あるいは破損するのを防止するこ
とができる。
が、ウェーハWが保持されているにも拘わらず無いと誤
検出する場合において説明したが、逆に、ウェーハWが
無いにも拘わらず保持されていると誤検出する場合にお
いては、上記のような検知センサ120の検知動作によ
り、ウェーハWが保持されていない状態で、キャリアヘ
ッド31,32,33,34及びプラテン61,71,
81が作動して、メンブレン、研磨パッド、あるいはそ
の他の構成部品が損傷あるいは破損するのを防止するこ
とができる。
【0048】上記実施形態においては、複数のキャリア
ヘッド31,32,33,34及び複数のプラテン6
1,71,81を備える化学機械研磨装置において、キ
ャリアヘッド31,32,33,34の外部に別個の検
知センサ120(120a,120b,120c,12
0d)を設けたものを示したが、これに限定されるもの
ではなく、単数のキャリアヘッド及びプラテンを備える
装置において自動的に連続した研磨処理を行なうような
場合においても、本発明に係る別個の検知センサを採用
することができる。
ヘッド31,32,33,34及び複数のプラテン6
1,71,81を備える化学機械研磨装置において、キ
ャリアヘッド31,32,33,34の外部に別個の検
知センサ120(120a,120b,120c,12
0d)を設けたものを示したが、これに限定されるもの
ではなく、単数のキャリアヘッド及びプラテンを備える
装置において自動的に連続した研磨処理を行なうような
場合においても、本発明に係る別個の検知センサを採用
することができる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の化学機械研
磨装置によれば、キャリアヘッドに吸着により保持され
る被処理体の有無を検知する手段として、従来のような
機械式の検知機構とは別個に、キャリアヘッドの外部で
あるベース上に配置される検知センサを設けたことによ
り、従来の検知機構が誤検出を行なっても、この別固の
検知センサが確実に被処理体の有無を検知するため、誤
検出により装置が停止する頻度を極力抑えることがで
き、生産性を向上させることができる。また、被処理体
が保持されていないのに保持されていると誤検出するよ
うな検知機構を備える場合においても、この別固の検知
センサが確実に被処理体の有無を検知するため、構成部
品の破損等を防止できる。
磨装置によれば、キャリアヘッドに吸着により保持され
る被処理体の有無を検知する手段として、従来のような
機械式の検知機構とは別個に、キャリアヘッドの外部で
あるベース上に配置される検知センサを設けたことによ
り、従来の検知機構が誤検出を行なっても、この別固の
検知センサが確実に被処理体の有無を検知するため、誤
検出により装置が停止する頻度を極力抑えることがで
き、生産性を向上させることができる。また、被処理体
が保持されていないのに保持されていると誤検出するよ
うな検知機構を備える場合においても、この別固の検知
センサが確実に被処理体の有無を検知するため、構成部
品の破損等を防止できる。
【図1】本発明に係る化学機械研磨装置の概略構成を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】検知センサが取り付けられたベースの上面を示
す平面図である。
す平面図である。
【図3】検知センサとキャリアヘッドに保持されたウェ
ーハとの関係を示す側面図である。
ーハとの関係を示す側面図である。
【図4】本発明に係る装置の制御システムを示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】本発明に係る措置の動作及び検知センサの検知
タイミングを説明する平面図である。
タイミングを説明する平面図である。
【図6】キャリアヘッドの構造及び機械式検知機構の構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図7】キャリアヘッドに内蔵された機械式の検知機構
の動作を説明するものであり、(a)はウェーハを吸着
した状態で検知機構が正常に作動している状態を示す断
面図、(b)はウェーハを吸着していない状態で検知機
構が正常に作動している状態を示す断面図である。
の動作を説明するものであり、(a)はウェーハを吸着
した状態で検知機構が正常に作動している状態を示す断
面図、(b)はウェーハを吸着していない状態で検知機
構が正常に作動している状態を示す断面図である。
【図8】検知機構の作動に基づく圧力信号を示すグラフ
である。
である。
【図9】機械式の検知機構がウェーハを吸着した状態で
誤検出を生じる状態を示す断面図である。
誤検出を生じる状態を示す断面図である。
C チャンバ
4 可動保持部材
5 メンブレン
6 通路(検知機構)
7 開閉バルブ(検知機構)
8 スプリング(検知機構)
10 ベース
20 回転軸
30 カラセル
31,32,33,34 キャリアヘッド
31a,32a,33a,34a 駆動機構
50 着脱ステーション
51 着脱テーブル
60 第1の研磨ステーション
70 第2の研磨ステーション
80 第3の研磨ステーション
61,71,81 プラテン(回転基盤)
62,72,82 スラリー供給パイプ
63,73,83 パッドコンディショナ
90 洗浄ステーション
100 制御部(制御手段)
110 中央演算処理部(制御手段)
120(120a,120b,120c,120d)
検知センサ(光センサ) 121 投光部 122 受光部 130 リングブラケット
検知センサ(光センサ) 121 投光部 122 受光部 130 リングブラケット
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 田 中 好 広
千葉県成田市新泉14−3 野毛平工業団地
内 アプライドマテリアルズジャパン株式
会社内
(72)発明者 石 渡 博
千葉県成田市新泉14−3 野毛平工業団地
内 アプライドマテリアルズジャパン株式
会社内
(72)発明者 赤 松 昭 博
千葉県成田市新泉14−3 野毛平工業団地
内 アプライドマテリアルズジャパン株式
会社内
Fターム(参考) 3C058 AA07 AB03 BA09 CB06 DA17
Claims (7)
- 【請求項1】 被処理体を吸着して保持するキャリアヘ
ッドと、前記キャリアヘッドに保持された被処理体を押
し付けて研磨する回転基盤と、前記回転基盤を支持する
ベースと、を備えた化学機械研磨装置であって、 前記ベース上の所定の位置において、前記キャリアヘッ
ドに保持される被処理体の有無を検知する検知センサを
設けた、ことを特徴とする化学機械研磨装置。 - 【請求項2】 前記検知センサは、投光部及び受光部を
有する反射型の光センサである、ことを特徴とする請求
項1記載の化学機械研磨装置。 - 【請求項3】 前記検知センサは、前記回転基盤の外縁
近傍に配置されている、ことを特徴とする請求項1又は
2に記載の化学機械研磨装置。 - 【請求項4】 被処理体を吸着して保持し得る複数のキ
ャリアヘッドを移動可能に担持して所定の回転軸回りに
回転可能に配置されたカラセルと、前記キャリアヘッド
に対する被処理体の着脱を行なう着脱テーブルと、前記
キャリアヘッドに保持された被処理体を押し付けて研磨
するべく前記複数のキャリアヘッドのそれぞれに対応し
て配置された複数の回転基盤と、前記着脱テーブル及び
回転基盤を支持するベースとを備え、前記着脱テーブル
及び複数の回転基盤は前記回転軸の周りに配列された化
学機械研磨装置であって、 前記ベース上の所定の位置において、前記キャリアヘッ
ドに保持される被処理体の有無を検知する検知センサを
設けた、ことを特徴とする化学機械研磨装置。 - 【請求項5】 前記検知センサは、投光部及び受光部を
有する反射型の光センサである、ことを特徴とする請求
項4記載の化学機械研磨装置。 - 【請求項6】 前記検知センサは、前記着脱テーブルの
外縁近傍及び前記複数の回転基盤のそれぞれの外縁近傍
で、かつ、前記カラセルの回転軸との間に、それぞれ配
置されている、ことを特徴とする請求項4又は5に記載
の化学機械研磨装置。 - 【請求項7】 前記カラセル、前記キャリアヘッド、及
び前記検知センサの動作を少なくとも制御する制御手段
を有し、 前記制御手段は、前記キャリアヘッドに保持された被処
理体を、前記複数の回転基盤の一つの回転基盤に対向す
る位置から隣接する他の回転基盤に対向する位置に移動
させる際に、被処理体を予め前記回転軸側に引寄せるよ
うに前記キャリアヘッドを後退移動させその後逆向きに
前進移動させると共に、前記後退移動又は前進移動の際
に前記検知センサに検知動作を行わせる、ことを特徴と
する請求項4ないし6いずれかに記載の化学機械研磨装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001326385A JP2003133271A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 化学機械研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001326385A JP2003133271A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 化学機械研磨装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003133271A true JP2003133271A (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=19142775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001326385A Withdrawn JP2003133271A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 化学機械研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003133271A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7044833B2 (en) | 2003-12-03 | 2006-05-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus for transporting and polishing wafers |
JPWO2004094105A1 (ja) * | 2003-04-24 | 2006-07-13 | 株式会社ニコン | 真空吸着保持装置及び保持方法と、該保持装置を用いた研磨装置及びこの研磨装置を用いたデバイス製造方法 |
KR101786484B1 (ko) | 2016-06-13 | 2017-10-18 | 주식회사 케이씨텍 | 연마 장치용 연마 헤드 및 그 제어 방법 |
KR20180095167A (ko) * | 2017-02-17 | 2018-08-27 | 주식회사 케이씨텍 | 연마 장치용 연마 헤드 및 그 제어 방법 |
KR101913701B1 (ko) * | 2015-03-13 | 2018-11-02 | 주식회사 케이씨텍 | 화학 기계적 연마 장치의 캐리어 헤드 |
-
2001
- 2001-10-24 JP JP2001326385A patent/JP2003133271A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2004094105A1 (ja) * | 2003-04-24 | 2006-07-13 | 株式会社ニコン | 真空吸着保持装置及び保持方法と、該保持装置を用いた研磨装置及びこの研磨装置を用いたデバイス製造方法 |
JP4505822B2 (ja) * | 2003-04-24 | 2010-07-21 | 株式会社ニコン | 研磨装置、研磨方法及び研磨装置を用いたデバイス製造方法 |
US7044833B2 (en) | 2003-12-03 | 2006-05-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus for transporting and polishing wafers |
KR101913701B1 (ko) * | 2015-03-13 | 2018-11-02 | 주식회사 케이씨텍 | 화학 기계적 연마 장치의 캐리어 헤드 |
KR101786484B1 (ko) | 2016-06-13 | 2017-10-18 | 주식회사 케이씨텍 | 연마 장치용 연마 헤드 및 그 제어 방법 |
KR20180095167A (ko) * | 2017-02-17 | 2018-08-27 | 주식회사 케이씨텍 | 연마 장치용 연마 헤드 및 그 제어 방법 |
KR102057838B1 (ko) * | 2017-02-17 | 2020-02-07 | 주식회사 케이씨텍 | 연마 장치용 연마 헤드 및 그 제어 방법 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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