JP2003131348A - カラーフィルム - Google Patents
カラーフィルムInfo
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- JP2003131348A JP2003131348A JP2002219248A JP2002219248A JP2003131348A JP 2003131348 A JP2003131348 A JP 2003131348A JP 2002219248 A JP2002219248 A JP 2002219248A JP 2002219248 A JP2002219248 A JP 2002219248A JP 2003131348 A JP2003131348 A JP 2003131348A
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- beads
- color
- film
- cfa
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
- G03C7/04—Additive processes using colour screens; Materials therefor; Preparing or processing such materials
- G03C7/06—Manufacture of colour screens
- G03C7/08—Manufacture of colour screens from diversely-coloured grains irregularly distributed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ランダムカラーフィルターアレイを含むカラ
ーフィルムを提供すること。 【解決手段】 (1)支持体層、(2)感光性層、及び
(3)着色された透明ビーズのランダム配置を有する連
続相透明バインダーを含む透水性カラーフィルターアレ
イ(CFA)層を含んでなるカラーフィルムであって、
前記ビーズが水不混和性合成ポリマー又はコポリマーを
含むカラーフィルム。
ーフィルムを提供すること。 【解決手段】 (1)支持体層、(2)感光性層、及び
(3)着色された透明ビーズのランダム配置を有する連
続相透明バインダーを含む透水性カラーフィルターアレ
イ(CFA)層を含んでなるカラーフィルムであって、
前記ビーズが水不混和性合成ポリマー又はコポリマーを
含むカラーフィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーフィルム及び
その使用方法に関し、このフィルムは、支持体層、感光
性層、及び水不混和性合成ポリマー又はコポリマーから
主として構成された着色ビーズのランダム配置を有する
連続相透明バインダーを含む透水性カラーフィルター層
を含んでなるものである。
その使用方法に関し、このフィルムは、支持体層、感光
性層、及び水不混和性合成ポリマー又はコポリマーから
主として構成された着色ビーズのランダム配置を有する
連続相透明バインダーを含む透水性カラーフィルター層
を含んでなるものである。
【0002】
【従来の技術】今日のカラー写真の大多数は、発色性カ
ラーフィルムを用いて撮影され、そのフィルム中又は処
理液中に存在することができるカラー生成カプラーが、
ハロゲン化銀が像様に現像される場合に形成される酸化
された現像主薬と反応することによって、シアン、マゼ
ンタ及びイエロー色素を形成する。そのようなフィルム
は、時間と温度に関して注意深くコントロールされる現
像処理を必要として、通常、その後、銀漂白、そして定
着工程が続き、全体処理は一般的に数分かかり、複雑な
装置を必要とする。
ラーフィルムを用いて撮影され、そのフィルム中又は処
理液中に存在することができるカラー生成カプラーが、
ハロゲン化銀が像様に現像される場合に形成される酸化
された現像主薬と反応することによって、シアン、マゼ
ンタ及びイエロー色素を形成する。そのようなフィルム
は、時間と温度に関して注意深くコントロールされる現
像処理を必要として、通常、その後、銀漂白、そして定
着工程が続き、全体処理は一般的に数分かかり、複雑な
装置を必要とする。
【0003】写真乳剤がコートされているフィルム又は
プレートの一体部分であるカラーフィルターアレイを通
して黒白写真乳剤を露光することによるカラー写真術
は、カラー写真術に、一定の簡便性の利点を提供するこ
とが知られている。Lumiere 兄弟によって、1906年に開
示(米国特許第特許第822,532号明細書)されたオート
クローム法は、ランダムに配置された、赤、緑及び青着
色されたジャガイモデンプン粒子の層を通して乳剤を露
光し、その乳剤を反転処理してそのプレートを透過した
光で見ると着色されて見える、シーンのポジ像を提供す
る。この写真法は、後の写真術の化学的複雑さ無しに、
カラー写真を作製することができる。
プレートの一体部分であるカラーフィルターアレイを通
して黒白写真乳剤を露光することによるカラー写真術
は、カラー写真術に、一定の簡便性の利点を提供するこ
とが知られている。Lumiere 兄弟によって、1906年に開
示(米国特許第特許第822,532号明細書)されたオート
クローム法は、ランダムに配置された、赤、緑及び青着
色されたジャガイモデンプン粒子の層を通して乳剤を露
光し、その乳剤を反転処理してそのプレートを透過した
光で見ると着色されて見える、シーンのポジ像を提供す
る。この写真法は、後の写真術の化学的複雑さ無しに、
カラー写真を作製することができる。
【0004】デュフェイカラー法(最初は、ジオプチク
ロムプレート、L. Dufay, 1909年)は、反転処理される
黒白乳剤系と共に、ゼラチン層上に印刷された赤、緑及
び青着色されたパッチの規則的なアレイとラインを用
い、同じように、透過光で見るとシーンの着色画像を提
供する。
ロムプレート、L. Dufay, 1909年)は、反転処理される
黒白乳剤系と共に、ゼラチン層上に印刷された赤、緑及
び青着色されたパッチの規則的なアレイとラインを用
い、同じように、透過光で見るとシーンの着色画像を提
供する。
【0005】ポラビジョン(Edwin Land and the Polar
oid Corporation、1977年)は、赤、緑及び青ストライ
プ上にコートした黒白乳剤系に、迅速且つ便利な反転処
理法を用いるカラー映画システムであり、着色された投
影像を提供した。これは、1983年にポラクロームと呼ば
れる静止カラートランスパレンシーシステムとして市場
に出回った。
oid Corporation、1977年)は、赤、緑及び青ストライ
プ上にコートした黒白乳剤系に、迅速且つ便利な反転処
理法を用いるカラー映画システムであり、着色された投
影像を提供した。これは、1983年にポラクロームと呼ば
れる静止カラートランスパレンシーシステムとして市場
に出回った。
【0006】これらの方法はいくつかの不利益な点を有
する。画像は処理されたフィルム又はプレートに光を通
すことによって最良に見られ、オートクローム及びデュ
フェイフィルターアレイの粗い特性、そしてポラビジョ
ン及びポラクロームシステムのポジ銀像の粗い特性のた
めに、その画質はそれらから調製されるプリントを高品
質にするには不十分である。規則的なアレイパターンは
複雑であり製造するには高価である。さらに、規則的も
しくは反復するフィルターアレイを用いたフィルムは、
幾何学的に反復する特徴を有するシーンの撮影に用いる
と、カラーエイリアシングを受けやすかった。
する。画像は処理されたフィルム又はプレートに光を通
すことによって最良に見られ、オートクローム及びデュ
フェイフィルターアレイの粗い特性、そしてポラビジョ
ン及びポラクロームシステムのポジ銀像の粗い特性のた
めに、その画質はそれらから調製されるプリントを高品
質にするには不十分である。規則的なアレイパターンは
複雑であり製造するには高価である。さらに、規則的も
しくは反復するフィルターアレイを用いたフィルムは、
幾何学的に反復する特徴を有するシーンの撮影に用いる
と、カラーエイリアシングを受けやすかった。
【0007】米国特許第4,971,869号明細書には、エイ
リアシング問題に対する感受性を小さくすると主張する
規則的に反復するフィルターアレイを備えたフィルムが
記載されている。このフィルムは、パンクロマチック写
真乳剤と、少なくとも一つのセルが減法三原色(例え
ば、イエロー、マゼンタ又はシアン)からなるか又はパ
ステルカラーからなる隣接する着色セルのユニットの反
復パターンとを有する。光−電子走査法によって現像さ
れたフィルムから、シーン情報を抽出することができ
る。
リアシング問題に対する感受性を小さくすると主張する
規則的に反復するフィルターアレイを備えたフィルムが
記載されている。このフィルムは、パンクロマチック写
真乳剤と、少なくとも一つのセルが減法三原色(例え
ば、イエロー、マゼンタ又はシアン)からなるか又はパ
ステルカラーからなる隣接する着色セルのユニットの反
復パターンとを有する。光−電子走査法によって現像さ
れたフィルムから、シーン情報を抽出することができ
る。
【0008】米国特許第6,117,627号明細書には、ハロ
ゲン化銀乳剤層及び着色樹脂粒子を含んだランダム配置
カラーフィルター層を上に有する透明支持体を含んでな
る感光性材料が記載されている。この材料は、層配列限
定を有し増感層のカブリ増加を生じる。この特許明細書
は、感光性層を支持体に塗布する前にカラーフィルター
層を形成するために熱及び圧力を使用する、カラーフィ
ルターアレイの調製方法を開示する。熱と圧力を用いる
ことが必須であるために、この特許明細書の教示をカラ
ーフィルター層と支持体との間に感光性層を有するフィ
ルムを調製するために用いることは実際的でない。フィ
ルター層とこの多層構造の残りの部分とを結合するため
に必要な熱と圧力を加えようとすると、感光性層が損傷
するであろう。この特許明細書は、露光し、処理し、そ
してそのフィルム中に得られた画像を電気光学的に走査
してデジタル画像処理することによって画像を再構成す
ることも開示する。
ゲン化銀乳剤層及び着色樹脂粒子を含んだランダム配置
カラーフィルター層を上に有する透明支持体を含んでな
る感光性材料が記載されている。この材料は、層配列限
定を有し増感層のカブリ増加を生じる。この特許明細書
は、感光性層を支持体に塗布する前にカラーフィルター
層を形成するために熱及び圧力を使用する、カラーフィ
ルターアレイの調製方法を開示する。熱と圧力を用いる
ことが必須であるために、この特許明細書の教示をカラ
ーフィルター層と支持体との間に感光性層を有するフィ
ルムを調製するために用いることは実際的でない。フィ
ルター層とこの多層構造の残りの部分とを結合するため
に必要な熱と圧力を加えようとすると、感光性層が損傷
するであろう。この特許明細書は、露光し、処理し、そ
してそのフィルム中に得られた画像を電気光学的に走査
してデジタル画像処理することによって画像を再構成す
ることも開示する。
【0009】カラーフィルターアレイと単一画像記録層
又は層パックとを有するカラー写真フィルムは、処理中
に小さな変動が生じた場合の異なる色記録のミスマッチ
ングの問題無しに、単一画像記録層又は層パックを迅速
に処理できるので、迅速で便利な写真処理の利点を有す
る。例えば、現像範囲の小さな変動は全ての色記録に等
しく影響する。簡単なネガ黒白現像を用いて、非常に迅
速な処理が可能であり、好適な現像主薬をコーティング
中に含ませると、意図的でない処理時間又は温度の変動
に対して、写真レスポンスを著しく堅牢又は寛容にする
ことができる。
又は層パックとを有するカラー写真フィルムは、処理中
に小さな変動が生じた場合の異なる色記録のミスマッチ
ングの問題無しに、単一画像記録層又は層パックを迅速
に処理できるので、迅速で便利な写真処理の利点を有す
る。例えば、現像範囲の小さな変動は全ての色記録に等
しく影響する。簡単なネガ黒白現像を用いて、非常に迅
速な処理が可能であり、好適な現像主薬をコーティング
中に含ませると、意図的でない処理時間又は温度の変動
に対して、写真レスポンスを著しく堅牢又は寛容にする
ことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】種々の色のフィルター
粒子が大きくオーバーラップすることは、ランダムカラ
ーフィルターアレイタイプの好ましいフィルム構成では
ない。この場合、感度の低下と色誤りが生じる。
粒子が大きくオーバーラップすることは、ランダムカラ
ーフィルターアレイタイプの好ましいフィルム構成では
ない。この場合、感度の低下と色誤りが生じる。
【0011】より散乱を生じるトップ側と比較して光路
が長くなるので、フィルムの支持体又は底部を通してフ
ィルムを露光することが必要となる層配置を用いること
も好ましいフィルム構成ではない。さらに、支持体を通
して露光することは、磁性層又はハレーション防止層を
支持体に適用するといったような支持体の別の使用を妨
げる。
が長くなるので、フィルムの支持体又は底部を通してフ
ィルムを露光することが必要となる層配置を用いること
も好ましいフィルム構成ではない。さらに、支持体を通
して露光することは、磁性層又はハレーション防止層を
支持体に適用するといったような支持体の別の使用を妨
げる。
【0012】ランダムカラーフィルターアレイを含む別
のカラーフィルムを提供することが、解決すべき問題点
である。
のカラーフィルムを提供することが、解決すべき問題点
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)支持体
層、(2)感光性層、及び(3)着色された透明ビーズ
のランダム配置を有する連続相透明バインダーを含む透
水性カラーフィルターアレイ(CFA)層を含んでなる
カラーフィルムであって、前記ビーズが水不混和性合成
ポリマー又はコポリマーを含むカラーフィルムを提供す
る。このフィルムの態様は、カラーフィルターアレイを
用いる従来公知のフィルムと比べて品質が改善されたカ
ラー画像を提供する。
層、(2)感光性層、及び(3)着色された透明ビーズ
のランダム配置を有する連続相透明バインダーを含む透
水性カラーフィルターアレイ(CFA)層を含んでなる
カラーフィルムであって、前記ビーズが水不混和性合成
ポリマー又はコポリマーを含むカラーフィルムを提供す
る。このフィルムの態様は、カラーフィルターアレイを
用いる従来公知のフィルムと比べて品質が改善されたカ
ラー画像を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】「ビーズ」は、実質的に曲線形状
を有する固体粒子を意味する。室温で、固体であるより
むしろ流体である場合はその粒子をビーズとは言わな
い。ビーズの例は、回転楕円形状又は長円形状を有する
粒子である。実質的に縁部もしくはコーナー部を有する
粒子、又は粉砕され、粉末化されるか、もしくは磨砕さ
れた粒子はビーズではない。ビーズには本来的に有色の
ポリマーを含んでもよく、また別個の着色剤を含有して
もよい。
を有する固体粒子を意味する。室温で、固体であるより
むしろ流体である場合はその粒子をビーズとは言わな
い。ビーズの例は、回転楕円形状又は長円形状を有する
粒子である。実質的に縁部もしくはコーナー部を有する
粒子、又は粉砕され、粉末化されるか、もしくは磨砕さ
れた粒子はビーズではない。ビーズには本来的に有色の
ポリマーを含んでもよく、また別個の着色剤を含有して
もよい。
【0015】「不溶性着色剤」とは、顔料又は色素にか
かわらず、フィルム形成の塗工条件下又はフィルムの処
理のための現像条件下で溶解されない着色剤を意味す
る。
かわらず、フィルム形成の塗工条件下又はフィルムの処
理のための現像条件下で溶解されない着色剤を意味す
る。
【0016】「感光性層」とは、光に対する像様露光時
に多かれ少なかれ露光量に従って変化する層を意味す
る。「ナノ粒子」とは、0.3μm未満の平均粒径を有
する粒子を意味する。「ナノ粒子粉砕分散物」とは、粉
砕することによって調製されたナノ粒子分散物を意味す
る。
に多かれ少なかれ露光量に従って変化する層を意味す
る。「ナノ粒子」とは、0.3μm未満の平均粒径を有
する粒子を意味する。「ナノ粒子粉砕分散物」とは、粉
砕することによって調製されたナノ粒子分散物を意味す
る。
【0017】「オーバーラップ率」とは、(オーバーラ
ップしているビーズの投影オーバーラップ断面積/ビー
ズの全断面積)×100で表す比率をいう。与えられた
光子が、ビーズのただ一つに色によってろ過されると、
より正確な画像形成及びより高い感度が生じる。従っ
て、高比率のオーバーラップはCFAの特性としては好
ましくない。
ップしているビーズの投影オーバーラップ断面積/ビー
ズの全断面積)×100で表す比率をいう。与えられた
光子が、ビーズのただ一つに色によってろ過されると、
より正確な画像形成及びより高い感度が生じる。従っ
て、高比率のオーバーラップはCFAの特性としては好
ましくない。
【0018】「合成ポリマー」とは、ゼラチン等の天然
物に対して合成手段によって対応するモノマーから調製
されるポリマーを意味する。「透水性層」とは、容易に
水を透過させる層を意味する。
物に対して合成手段によって対応するモノマーから調製
されるポリマーを意味する。「透水性層」とは、容易に
水を透過させる層を意味する。
【0019】図1は本発明の態様を示す。多層カラーフ
ィルムは、感光性層2、下引き層3、カラーフィルター
アレイ(CFA)層4、保護オーバーコート5を載せた
支持体1を含んでなり、CFA層は透水性連続相透明バ
インダー9に分散された第一色相6及び第二色相7を有
する。各層の厚みは比例していない。図2は層4中に第
三色相のビーズ8も存在する類似の多層構造を示す。図
3は、連続相透明バインダー9に分散された中性ナノ粒
子10をさらに含有する図2のものと類似の多層構造を
示す。図4は、層順を再配置して支持体の反対側に層2
を置いた図3のものと類似の多層構造を示す。
ィルムは、感光性層2、下引き層3、カラーフィルター
アレイ(CFA)層4、保護オーバーコート5を載せた
支持体1を含んでなり、CFA層は透水性連続相透明バ
インダー9に分散された第一色相6及び第二色相7を有
する。各層の厚みは比例していない。図2は層4中に第
三色相のビーズ8も存在する類似の多層構造を示す。図
3は、連続相透明バインダー9に分散された中性ナノ粒
子10をさらに含有する図2のものと類似の多層構造を
示す。図4は、層順を再配置して支持体の反対側に層2
を置いた図3のものと類似の多層構造を示す。
【0020】本発明に有用なビーズは性質が液体又は流
体というよりはむしろ固体である。ビーズは、他の色の
着色粒子と低いオーバーラップ比率を有する単層を形成
するために曲線形状である。ビーズは所望のビーズ形状
を得るために好適ないずれの方法によっても調製するこ
とができる。好適な方法は、Thomas H. Whitesides及び
David S. Rossの「J. Colloid Interface Science」16
9.48-59(1995)に記載されているような限定凝集技法等
の懸濁及び乳化重合法である。
体というよりはむしろ固体である。ビーズは、他の色の
着色粒子と低いオーバーラップ比率を有する単層を形成
するために曲線形状である。ビーズは所望のビーズ形状
を得るために好適ないずれの方法によっても調製するこ
とができる。好適な方法は、Thomas H. Whitesides及び
David S. Rossの「J. Colloid Interface Science」16
9.48-59(1995)に記載されているような限定凝集技法等
の懸濁及び乳化重合法である。
【0021】限定凝集法には、「懸濁重合」技法及び
「ポリマー懸濁」技法が含まれる。本発明に従うポリマ
ー粒子を調製する好ましい方法は、ポリ−付加重合性モ
ノマー又は複数モノマーを、連続相(水)中に不連続相
(油滴)を形成する粒子懸濁剤を含有する水性媒体に添
加する限定凝集技法による。この混合物を撹拌、均質化
等の剪断力にかけて、小滴のサイズを小さくする。 剪
断を止めた後、小滴の表面を被覆する粒子懸濁剤の安定
化作用の結果として、小滴のサイズに関して平衡に達
し、その後重合を完了して、ポリマー粒子の水性懸濁物
を形成する。この方法は、米国特許第2,932,629号、同
第5,279,934号及び同第5,378,577号明細書に記載されて
いる。
「ポリマー懸濁」技法が含まれる。本発明に従うポリマ
ー粒子を調製する好ましい方法は、ポリ−付加重合性モ
ノマー又は複数モノマーを、連続相(水)中に不連続相
(油滴)を形成する粒子懸濁剤を含有する水性媒体に添
加する限定凝集技法による。この混合物を撹拌、均質化
等の剪断力にかけて、小滴のサイズを小さくする。 剪
断を止めた後、小滴の表面を被覆する粒子懸濁剤の安定
化作用の結果として、小滴のサイズに関して平衡に達
し、その後重合を完了して、ポリマー粒子の水性懸濁物
を形成する。この方法は、米国特許第2,932,629号、同
第5,279,934号及び同第5,378,577号明細書に記載されて
いる。
【0022】「ポリマー懸濁」技法では、好適なポリマ
ーを溶媒に溶解し、この溶液を、安定化剤としてコロイ
ドシリカを含有する水性溶液中の微小水不混和性液滴と
して分散させる。平衡に達し、そして液滴のサイズを小
滴の表面を被覆するコロイドシリカの作用によって安定
化させる。蒸発又は他の適当な技法でこの小滴から溶媒
を除去し、コロイドシリカの均一被膜を有するポリマー
粒子を得る。このプロセスの詳細は米国特許第4,833,06
0号明細書(1989年5月23日発行)に記載されており、引
用することにより、その内容を本明細書に含める。
ーを溶媒に溶解し、この溶液を、安定化剤としてコロイ
ドシリカを含有する水性溶液中の微小水不混和性液滴と
して分散させる。平衡に達し、そして液滴のサイズを小
滴の表面を被覆するコロイドシリカの作用によって安定
化させる。蒸発又は他の適当な技法でこの小滴から溶媒
を除去し、コロイドシリカの均一被膜を有するポリマー
粒子を得る。このプロセスの詳細は米国特許第4,833,06
0号明細書(1989年5月23日発行)に記載されており、引
用することにより、その内容を本明細書に含める。
【0023】本発明の実施においては、懸濁重合技法を
使用して、任意の好適なモノマー又は複数のモノマー、
例えばスチレン、ビニルトルエン、p−クロロスチレ
ン;ビニルナフタレン;エチレン、プロピレン、ブチレ
ン及びイソブチレンのようなエチレン系不飽和モノオレ
フィン類;塩化ビニル、臭化ビニル、弗化ビニル、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル及び酪酸
ビニルのようなハロゲン化ビニル;メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イ
ソブチルアクリレート、ドデシルアクリレート、n−オ
クチルアクリレート、2−クロロエチルアクリレート、
フェニルアクリレート、メチル−α−クロロアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、及
びブチルメタクリレートのようなα−メチレン脂肪族モ
ノカルボン酸のエステル;アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、アクリルアミド、ビニルメチルエーテル、
ビニルイソブチルエーテル及びビニルエチルエーテルの
ようなビニルエーテル;ビニルメチルケトン、ビニルヘ
キシルケトン及びメチルイソプロピルケトンのようなビ
ニルケトン;塩化ビニリデン及びビニリデンクロロフル
オライドのようなハロゲン化ビニリデン;並びにN−ビ
ニルピロール、N−ビニルカルバゾール,N−ビニルイ
ンドール及びN−ビニルピロリドンのようなN−ビニル
化合物;ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタ
クリレート、それらの混合物、等を使用することができ
る。
使用して、任意の好適なモノマー又は複数のモノマー、
例えばスチレン、ビニルトルエン、p−クロロスチレ
ン;ビニルナフタレン;エチレン、プロピレン、ブチレ
ン及びイソブチレンのようなエチレン系不飽和モノオレ
フィン類;塩化ビニル、臭化ビニル、弗化ビニル、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル及び酪酸
ビニルのようなハロゲン化ビニル;メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イ
ソブチルアクリレート、ドデシルアクリレート、n−オ
クチルアクリレート、2−クロロエチルアクリレート、
フェニルアクリレート、メチル−α−クロロアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、及
びブチルメタクリレートのようなα−メチレン脂肪族モ
ノカルボン酸のエステル;アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、アクリルアミド、ビニルメチルエーテル、
ビニルイソブチルエーテル及びビニルエチルエーテルの
ようなビニルエーテル;ビニルメチルケトン、ビニルヘ
キシルケトン及びメチルイソプロピルケトンのようなビ
ニルケトン;塩化ビニリデン及びビニリデンクロロフル
オライドのようなハロゲン化ビニリデン;並びにN−ビ
ニルピロール、N−ビニルカルバゾール,N−ビニルイ
ンドール及びN−ビニルピロリドンのようなN−ビニル
化合物;ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタ
クリレート、それらの混合物、等を使用することができ
る。
【0024】懸濁重合技法では、所望する結果をもたら
すために、開始剤、促進剤並びに米国特許第2,932,629
号及び同4,148,741号明細書に具体的に開示されている
ようなものを包含するその他の添加物をモノマー小滴及
び主要部の水相に添加する。
すために、開始剤、促進剤並びに米国特許第2,932,629
号及び同4,148,741号明細書に具体的に開示されている
ようなものを包含するその他の添加物をモノマー小滴及
び主要部の水相に添加する。
【0025】ポリマー懸濁方法に有用な溶媒は、ポリマ
ーを溶解するもので、水に不混和性でありポリマー小滴
から容易に除去される、例えば、クロロメタン、ジクロ
ロメタン、酢酸エチル、塩化ビニル、メチルエチルケト
ン、トリクロロメタン、四塩化炭素、塩化エチレン、ト
リクロロエタン、トルエン、キシレン、シクロヘキサノ
ン、2−ニトロプロパン等である。多くのポリマーにと
って望ましい溶媒であり同時に水に不混和性であるとい
う理由で、特に有用な溶媒は、ジクロロメタンである。
さらに、その揮発性は、蒸発により不連続相小滴から容
易に除去できる程である。
ーを溶解するもので、水に不混和性でありポリマー小滴
から容易に除去される、例えば、クロロメタン、ジクロ
ロメタン、酢酸エチル、塩化ビニル、メチルエチルケト
ン、トリクロロメタン、四塩化炭素、塩化エチレン、ト
リクロロエタン、トルエン、キシレン、シクロヘキサノ
ン、2−ニトロプロパン等である。多くのポリマーにと
って望ましい溶媒であり同時に水に不混和性であるとい
う理由で、特に有用な溶媒は、ジクロロメタンである。
さらに、その揮発性は、蒸発により不連続相小滴から容
易に除去できる程である。
【0026】種々の成分の量及びポリマー懸濁方法にお
けるそれら相互の関係は、広範囲にわたって変えること
ができるが、溶媒に対するポリマーの比が、ポリマーと
溶媒とを合わせた質量の1〜80重量%の量で変るべき
であり、ポリマーと溶媒とを合わせた質量は、使用する
水の量に関連して、25〜50重量%の量で変るべきで
あるということが一般的に見いだされている。固体コロ
イドシリカ安定剤の量は、コロイドシリカの粒子サイズ
そしてまた所望するポリマー小滴粒子サイズに従う。従
って、ポリマー/溶媒小滴サイズは高剪断撹拌によって
より小さく作られるので、固体コロイド安定剤の量を、
制御されていない小滴の凝集を防止するため、そして得
られるポリマー粒子の均一なサイズと幅の狭いサイズ分
布を達成するために変える。
けるそれら相互の関係は、広範囲にわたって変えること
ができるが、溶媒に対するポリマーの比が、ポリマーと
溶媒とを合わせた質量の1〜80重量%の量で変るべき
であり、ポリマーと溶媒とを合わせた質量は、使用する
水の量に関連して、25〜50重量%の量で変るべきで
あるということが一般的に見いだされている。固体コロ
イドシリカ安定剤の量は、コロイドシリカの粒子サイズ
そしてまた所望するポリマー小滴粒子サイズに従う。従
って、ポリマー/溶媒小滴サイズは高剪断撹拌によって
より小さく作られるので、固体コロイド安定剤の量を、
制御されていない小滴の凝集を防止するため、そして得
られるポリマー粒子の均一なサイズと幅の狭いサイズ分
布を達成するために変える。
【0027】これらの技法は、非常に幅の狭いサイズ分
布を有する0.5μm〜150μmの範囲内の任意の範
囲で、予め決められた平均直径を有する粒子を提供す
る。変動係数(米国特許第2,932,629号明細書に記載さ
れているような平均直径に対する標準偏差の比)は標準
的に15〜35%の範囲である。
布を有する0.5μm〜150μmの範囲内の任意の範
囲で、予め決められた平均直径を有する粒子を提供す
る。変動係数(米国特許第2,932,629号明細書に記載さ
れているような平均直径に対する標準偏差の比)は標準
的に15〜35%の範囲である。
【0028】ビーズを作製するために用いられる粒状ポ
リマーは、着色できる水不混和性合成ポリマーである。
有用なポリマータイプの例は、ポリスチレン、ポリメチ
ルメタクリレート又はポリブチルアクリレートである。
スチレンとブチルアクリレートとの共重合体のようなコ
ポリマーも用いることができる。ポリスチレンポリマー
が通常用いられる。形成されたビーズは、塗工条件下又
は現像処理条件下で溶解されない顔料又は色素である不
溶性着色剤を使って着色される。
リマーは、着色できる水不混和性合成ポリマーである。
有用なポリマータイプの例は、ポリスチレン、ポリメチ
ルメタクリレート又はポリブチルアクリレートである。
スチレンとブチルアクリレートとの共重合体のようなコ
ポリマーも用いることができる。ポリスチレンポリマー
が通常用いられる。形成されたビーズは、塗工条件下又
は現像処理条件下で溶解されない顔料又は色素である不
溶性着色剤を使って着色される。
【0029】好適な色素は油溶性となることができ、例
えば、Color Index、第3版(Society of Dyers and Co
lorists, Bradford, Englandから出版)に記載されてい
る溶剤色素及び分散色素の種類から選定することができ
る。具体例には、それらのカラーインデックス(CI)
名の下にリストアップされており、CIソルベントブル
ー14、CIソルベントブルー35、CIソルベントブ
ルー63、CIソルベントブルー79、CIソルベント
イエロー174、CIソルベントオレンジ1、CIソル
ベントレッド19、CIソルベントレッド24、CI分
散イエロー3、及び4−フェニルアゾジフェニルアミン
が含まれる。
えば、Color Index、第3版(Society of Dyers and Co
lorists, Bradford, Englandから出版)に記載されてい
る溶剤色素及び分散色素の種類から選定することができ
る。具体例には、それらのカラーインデックス(CI)
名の下にリストアップされており、CIソルベントブル
ー14、CIソルベントブルー35、CIソルベントブ
ルー63、CIソルベントブルー79、CIソルベント
イエロー174、CIソルベントオレンジ1、CIソル
ベントレッド19、CIソルベントレッド24、CI分
散イエロー3、及び4−フェニルアゾジフェニルアミン
が含まれる。
【0030】好適な顔料は、その色相特性、堅牢度、及
び着色性で選択され、CIピグメントグリーン7、CI
ピグメントグリーン36、CIピグメントブルー15:
3、CIピグメントブルー60、CIピグメントバイオ
レット23、CIピグメントレッド122、CIピグメ
ントレッド177、CIピグメントレッド194、CI
ピグメントオレンジ36、CIピグメントオレンジ4
3、CIピグメントイエロー74、CIピグメントイエ
ロー93、CIピグメントイエロー110、及びCIピ
グメントイエロー139が含まれる。
び着色性で選択され、CIピグメントグリーン7、CI
ピグメントグリーン36、CIピグメントブルー15:
3、CIピグメントブルー60、CIピグメントバイオ
レット23、CIピグメントレッド122、CIピグメ
ントレッド177、CIピグメントレッド194、CI
ピグメントオレンジ36、CIピグメントオレンジ4
3、CIピグメントイエロー74、CIピグメントイエ
ロー93、CIピグメントイエロー110、及びCIピ
グメントイエロー139が含まれる。
【0031】顔料粒子を着色される要素に導入する場
合、それらは微小粒径、好ましくは実質的に1μm未満
であるべきである。
合、それらは微小粒径、好ましくは実質的に1μm未満
であるべきである。
【0032】このビーズは着色された後、別の色に着色
されている以外は同様に調製された他のビーズとランダ
ムに混合される。これらのビーズは好ましくは、支持体
に対して垂直方向に投影したとき、3〜15μmの等価
円直径を有するように形成される。
されている以外は同様に調製された他のビーズとランダ
ムに混合される。これらのビーズは好ましくは、支持体
に対して垂直方向に投影したとき、3〜15μmの等価
円直径を有するように形成される。
【0033】これらのビーズは、連続透明バインダー中
にランダム様式で都合よく分散される。バインダーは画
像形成の現像処理フェーズにおいて、この層をとおって
水が通過できる任意の透水性材料である。好適な透水性
バインダーの例には、ゼラチン、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシド、ポ
リアクリルアミド、アクリル酸又はマレイン酸単位に基
づくポリマー、及びヒドロキシエチルセルロース等の水
溶性セルロース誘導体が含まれる。ゼラチンがこの透水
性バインダーの簡単な供給源である。
にランダム様式で都合よく分散される。バインダーは画
像形成の現像処理フェーズにおいて、この層をとおって
水が通過できる任意の透水性材料である。好適な透水性
バインダーの例には、ゼラチン、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシド、ポ
リアクリルアミド、アクリル酸又はマレイン酸単位に基
づくポリマー、及びヒドロキシエチルセルロース等の水
溶性セルロース誘導体が含まれる。ゼラチンがこの透水
性バインダーの簡単な供給源である。
【0034】バインダーが追加の中性着色粒子を含有す
ると改善された品質の複製物が得られる。そのような粒
子は白色から黒色にわたることができ、その粒子がビー
ズ間の空隙を満たすことができるように、ビーズよりも
小さい平均粒径であることが好ましい。平均粒径が0.
01〜0.3μmであるナノ粒子がこの目的のためには
有用である。カーボンブラックはこのナノ粒子のために
適した組成物の一つである。市販のカーボン試料(例え
ば、Cabot Corp.製のブラックパール280、ブラックパー
ル430、ブラックパール490、ブラックパール700、ブラ
ックパール880、ブラックパール1000、レガル(Regal)25
0、レガル350、及びレガル400)を得ることができ、通
常の操作(例えば、米国特許第5,500,331号明細書記載
の粉砕プロセス)に従って粉砕して所望の分散物粒径を
得ることができる。
ると改善された品質の複製物が得られる。そのような粒
子は白色から黒色にわたることができ、その粒子がビー
ズ間の空隙を満たすことができるように、ビーズよりも
小さい平均粒径であることが好ましい。平均粒径が0.
01〜0.3μmであるナノ粒子がこの目的のためには
有用である。カーボンブラックはこのナノ粒子のために
適した組成物の一つである。市販のカーボン試料(例え
ば、Cabot Corp.製のブラックパール280、ブラックパー
ル430、ブラックパール490、ブラックパール700、ブラ
ックパール880、ブラックパール1000、レガル(Regal)25
0、レガル350、及びレガル400)を得ることができ、通
常の操作(例えば、米国特許第5,500,331号明細書記載
の粉砕プロセス)に従って粉砕して所望の分散物粒径を
得ることができる。
【0035】連続相透明バインダー中のビーズは架橋剤
も含むことができるが、この成分は総ポリマー含量の3
0質量%未満であるのが好ましい。これらのビーズは一
般的に二種類以上の色のビーズから構成される。三種類
以上の色の場合、一般的にさらに良好な演色性を提供す
る。加色混合原色系又は減色混合原色系が、ビーズカラ
ーの基礎として役に立つ。従って、赤/緑/青系又はシ
アン/マゼンタ/イエロー系を容易に用いることができ
る。
も含むことができるが、この成分は総ポリマー含量の3
0質量%未満であるのが好ましい。これらのビーズは一
般的に二種類以上の色のビーズから構成される。三種類
以上の色の場合、一般的にさらに良好な演色性を提供す
る。加色混合原色系又は減色混合原色系が、ビーズカラ
ーの基礎として役に立つ。従って、赤/緑/青系又はシ
アン/マゼンタ/イエロー系を容易に用いることができ
る。
【0036】CFA層を通る処理溶液及び薬剤の通路
は、CFAが乳剤層とフィルムのトップコート面の間、
即ち、乳剤層とフィルムに適用される処理溶液との間に
配置された好ましいフィルム構造(図1〜3を参照)で
はとりわけ重要である。フィルムとカメラとが正常に設
計される方向である、支持体がカメラの後部に向いてお
り、乳剤側がレンズに向いているフィルムをカメラ内で
露光することができるので、このフィルム構造が好まし
い。そのようなフィルム構造は、アドバンスフォトシス
テムフィルムの場合では必須である。なぜなら、磁気記
録層が支持体の裏面に塗布され、カメラの後部にある磁
気ヘッドと接触するときに最も有効に機能するからであ
る。ビーズの単層塗布の広がりをコントロールするのに
役立たせるためにCFAに下引き層を用意することが望
ましい。保護目的のためにCFA層上にオーバーコート
を用意することはさらに望ましい。
は、CFAが乳剤層とフィルムのトップコート面の間、
即ち、乳剤層とフィルムに適用される処理溶液との間に
配置された好ましいフィルム構造(図1〜3を参照)で
はとりわけ重要である。フィルムとカメラとが正常に設
計される方向である、支持体がカメラの後部に向いてお
り、乳剤側がレンズに向いているフィルムをカメラ内で
露光することができるので、このフィルム構造が好まし
い。そのようなフィルム構造は、アドバンスフォトシス
テムフィルムの場合では必須である。なぜなら、磁気記
録層が支持体の裏面に塗布され、カメラの後部にある磁
気ヘッドと接触するときに最も有効に機能するからであ
る。ビーズの単層塗布の広がりをコントロールするのに
役立たせるためにCFAに下引き層を用意することが望
ましい。保護目的のためにCFA層上にオーバーコート
を用意することはさらに望ましい。
【0037】感光性層2は、一つもしくはそれ以上の層
からなることができる。感光部分はその上の層を首尾良
く通過した光に感受性を有する。このようにして、各色
記録の画像情報を、感光性層又は乳剤層ユニットに記録
する。これらの層は異なる感光性又は異なる感度を有す
ることができる。当該技術分野で既知の写真用添加剤、
例えば、カブリ防止剤及び感度増加剤が、層2(複数
可)内又は層2に近接して存在することができる。現像
主薬、ブロックされた現像主薬、カラーカプラー及び処
理工程の他の材料等の物質が、乳剤層2(複数可)内又
は層2に近接してもよい。塗膜中に含めるのに好適な現
像主薬及びそれを導入する好ましい方法は米国特許第5,
804,359号明細書に記載されている。
からなることができる。感光部分はその上の層を首尾良
く通過した光に感受性を有する。このようにして、各色
記録の画像情報を、感光性層又は乳剤層ユニットに記録
する。これらの層は異なる感光性又は異なる感度を有す
ることができる。当該技術分野で既知の写真用添加剤、
例えば、カブリ防止剤及び感度増加剤が、層2(複数
可)内又は層2に近接して存在することができる。現像
主薬、ブロックされた現像主薬、カラーカプラー及び処
理工程の他の材料等の物質が、乳剤層2(複数可)内又
は層2に近接してもよい。塗膜中に含めるのに好適な現
像主薬及びそれを導入する好ましい方法は米国特許第5,
804,359号明細書に記載されている。
【0038】感光性層は当該技術分野における通常タイ
プのハロゲン化銀乳剤をベースとするものが好ましい。
特別なタイプの乳剤及び使用される現像処理は重要でな
く、入手可能な乳剤タイプ及び現像処理のいずれも用い
ることができる。乳剤はパンクロマチックに増感されて
おり、近くのフィルタービーズに透過されたいずれの色
光に対しても感受性を有する。ネガ処理又はリバーサル
処理を用いて現像された銀によって、画像が好適に形成
される。
プのハロゲン化銀乳剤をベースとするものが好ましい。
特別なタイプの乳剤及び使用される現像処理は重要でな
く、入手可能な乳剤タイプ及び現像処理のいずれも用い
ることができる。乳剤はパンクロマチックに増感されて
おり、近くのフィルタービーズに透過されたいずれの色
光に対しても感受性を有する。ネガ処理又はリバーサル
処理を用いて現像された銀によって、画像が好適に形成
される。
【0039】本発明に有用な黒白写真ハロゲン化銀要素
は、一般的に、各面に1層以上の写真用ハロゲン化銀乳
剤層が適用された通常の軟質透明フィルム支持体(ポリ
エステル、酢酸セルロース又はポリカーボネート)を含
んでなる。ある用途では、完全に処理されたフィルムに
求められるブルーブラック画像調子に寄与するために、
青味がかった支持体材料を用いることが一般的である。
ポリエチレンテレフタレート及びポリエチレンナフタレ
ートが好適なフィルム支持体である。
は、一般的に、各面に1層以上の写真用ハロゲン化銀乳
剤層が適用された通常の軟質透明フィルム支持体(ポリ
エステル、酢酸セルロース又はポリカーボネート)を含
んでなる。ある用途では、完全に処理されたフィルムに
求められるブルーブラック画像調子に寄与するために、
青味がかった支持体材料を用いることが一般的である。
ポリエチレンテレフタレート及びポリエチレンナフタレ
ートが好適なフィルム支持体である。
【0040】一般的に、そのような要素、乳剤、及び層
組成物は、リサーチディスクロージャー(Research Dis
closure)、刊行物36544、1994年9月、を含めた多くの
文献に記載されている。リサーチディスクロージャー
は、Kenneth Mason Publications Ltd., Dudley House,
12 North Street, Emsworth, Hampshire PO10 7DQ, En
glandの出版物である。
組成物は、リサーチディスクロージャー(Research Dis
closure)、刊行物36544、1994年9月、を含めた多くの
文献に記載されている。リサーチディスクロージャー
は、Kenneth Mason Publications Ltd., Dudley House,
12 North Street, Emsworth, Hampshire PO10 7DQ, En
glandの出版物である。
【0041】支持体はいずれの都合の良い要素の支持体
の形態をとることができる。有用な支持体を、リサーチ
ディスクロージャー、1996年9月、アイテム38957、X
V.「支持体」及びリサーチディスクロージャー、184
巻、1979年8月、アイテム18431、XII.「フィルム支
持体」に記載されるものの中から選択することができ
る。支持体は透明もしくは半透明ポリマーフィルム支持
体、又は不透明セルロース紙もしくは媒体となることが
できる。その最も簡単な可能な形態では、フィルム支持
体は、親水性ハロゲン化銀乳剤層もしくは他の親水性層
と直接接着できるように選択された材料からなる。より
一般的には、支持体はそれ自体疎水性であって、親水性
ハロゲン化銀乳剤層との接着を促進させるためにその上
に下引き層が塗布されている。
の形態をとることができる。有用な支持体を、リサーチ
ディスクロージャー、1996年9月、アイテム38957、X
V.「支持体」及びリサーチディスクロージャー、184
巻、1979年8月、アイテム18431、XII.「フィルム支
持体」に記載されるものの中から選択することができ
る。支持体は透明もしくは半透明ポリマーフィルム支持
体、又は不透明セルロース紙もしくは媒体となることが
できる。その最も簡単な可能な形態では、フィルム支持
体は、親水性ハロゲン化銀乳剤層もしくは他の親水性層
と直接接着できるように選択された材料からなる。より
一般的には、支持体はそれ自体疎水性であって、親水性
ハロゲン化銀乳剤層との接着を促進させるためにその上
に下引き層が塗布されている。
【0042】写真材料には、好適な電磁輻射線に応答す
る1種又は複数種のハロゲン化銀粒子を含む1層以上の
ハロゲン化銀乳剤層を含む。そのような乳剤には、例え
ば、臭化銀、ヨウ臭化銀、塩臭化銀、ヨウ塩臭化銀、及
び塩ヨウ臭化銀、又はそれらの任意の組合せから構成さ
れるハロゲン化銀粒子を含む。各ハロゲン化銀乳剤層又
はユニットのハロゲン化銀粒子は同じであっても異なっ
ていてもよく、または異なるタイプの粒子の混合物とな
ることができる。
る1種又は複数種のハロゲン化銀粒子を含む1層以上の
ハロゲン化銀乳剤層を含む。そのような乳剤には、例え
ば、臭化銀、ヨウ臭化銀、塩臭化銀、ヨウ塩臭化銀、及
び塩ヨウ臭化銀、又はそれらの任意の組合せから構成さ
れるハロゲン化銀粒子を含む。各ハロゲン化銀乳剤層又
はユニットのハロゲン化銀粒子は同じであっても異なっ
ていてもよく、または異なるタイプの粒子の混合物とな
ることができる。
【0043】ハロゲン化銀粒子は任意の所望の形態(例
えば、立方、平板、八面体)を有することができ、ある
いは種々の粒子形態の混合となることができる。ある態
様では、ハロゲン化銀粒子投影面積の少なくとも50%
(ときには、少なくとも70%)が、平均アスペクト比
8超、又は12超の平板状粒子によって提供されてい
る。
えば、立方、平板、八面体)を有することができ、ある
いは種々の粒子形態の混合となることができる。ある態
様では、ハロゲン化銀粒子投影面積の少なくとも50%
(ときには、少なくとも70%)が、平均アスペクト比
8超、又は12超の平板状粒子によって提供されてい
る。
【0044】画像形成コントラストを、1種以上のコン
トラスト増強ドーパントを導入することによって高める
ことができる。ロジウム、カドミウム、鉛及びビスマス
が、足部の現像を抑制することによってコントラストを
高めるために良く知られている。コントラストを高める
ためにはロジウムが最も普通に用いられ、特に好まし
い。
トラスト増強ドーパントを導入することによって高める
ことができる。ロジウム、カドミウム、鉛及びビスマス
が、足部の現像を抑制することによってコントラストを
高めるために良く知られている。コントラストを高める
ためにはロジウムが最も普通に用いられ、特に好まし
い。
【0045】単独で、また組み合わせて、コントラスト
並びに感度及び相反則特性等の他の通常の特性を改善す
る種々の他のドーパントが知られている。通常SETド
ーパントと称せられる「浅い電子トラップ」部位を提供
できるドーパントが特に考えられる。SETドーパント
は、リサーチディスクロージャー、367巻、1994年、ア
イテム36736に記載されている。イリジウムドーパント
は相反則不軌を低下させるために非常に一般的に使用さ
れる。感度、相反則及び他の画像形成特性を改善する通
常のドーパントの概要は、上述のリサーチディスクロー
ジャー、アイテム36544、セクションI.「乳剤粒子及
びその調製」 、サブセクションD.「粒子改良条件及
び調節」、パラグラフ(3),(4)及び(5)に記載されてい
る。
並びに感度及び相反則特性等の他の通常の特性を改善す
る種々の他のドーパントが知られている。通常SETド
ーパントと称せられる「浅い電子トラップ」部位を提供
できるドーパントが特に考えられる。SETドーパント
は、リサーチディスクロージャー、367巻、1994年、ア
イテム36736に記載されている。イリジウムドーパント
は相反則不軌を低下させるために非常に一般的に使用さ
れる。感度、相反則及び他の画像形成特性を改善する通
常のドーパントの概要は、上述のリサーチディスクロー
ジャー、アイテム36544、セクションI.「乳剤粒子及
びその調製」 、サブセクションD.「粒子改良条件及
び調節」、パラグラフ(3),(4)及び(5)に記載されてい
る。
【0046】低COV乳剤を、通常のバッチ式ダブルジ
ェット析出技法によって調製される乳剤から選定するこ
とができる。ハロゲン化銀乳剤及びその調製の概略は、
上述のリサーチディスクロージャー、アイテム36544、
セクションI.「乳剤粒子及びその調製」に記載されて
いる。析出後であって、化学増感の前に、上述のリサー
チディスクロージャー、アイテム36544、セクションI
II.「乳剤洗浄」に記載されている通常の技法を用い
て洗浄することができる。
ェット析出技法によって調製される乳剤から選定するこ
とができる。ハロゲン化銀乳剤及びその調製の概略は、
上述のリサーチディスクロージャー、アイテム36544、
セクションI.「乳剤粒子及びその調製」に記載されて
いる。析出後であって、化学増感の前に、上述のリサー
チディスクロージャー、アイテム36544、セクションI
II.「乳剤洗浄」に記載されている通常の技法を用い
て洗浄することができる。
【0047】上述のリサーチディスクロージャー、アイ
テム36544、セクションIVに具体的に記載されている
通常の技法によって乳剤を化学増感することができる。
イオウ及び金増感が具体的に考えられる。
テム36544、セクションIVに具体的に記載されている
通常の技法によって乳剤を化学増感することができる。
イオウ及び金増感が具体的に考えられる。
【0048】ネガ型乳剤塗膜の最小濃度(即ち、カブ
リ)を高める不安定性を、安定化剤、カブリ防止剤、キ
ンク防止剤、潜像安定化剤及び類似の添加物を塗布前に
乳剤層及び隣接層に導入することによって防止すること
ができる。そのような添加物は、リサーチディスクロー
ジャー、アイテム36544、セクションVII及びアイテ
ム18431、セクションIIに具体的に説明されている。
リ)を高める不安定性を、安定化剤、カブリ防止剤、キ
ンク防止剤、潜像安定化剤及び類似の添加物を塗布前に
乳剤層及び隣接層に導入することによって防止すること
ができる。そのような添加物は、リサーチディスクロー
ジャー、アイテム36544、セクションVII及びアイテ
ム18431、セクションIIに具体的に説明されている。
【0049】支持体上で層を形成するハロゲン化銀乳剤
層及び他の層は、典型的にゼラチン又はゼラチン誘導体
(ゼラチン状ビヒクルともいう)である通常の親水性コ
ロイドビヒクル(解こう剤及びバインダー)を含有す
る。通常のゼラチン状ビヒクル及び関連する層構造はリ
サーチディスクロージャー、アイテム36544、セクショ
ンII.「ビヒクル、ビヒクル増量剤、ビヒクル状添加
物及びビヒクル関連添加物」に記載されている。乳剤そ
れ自体が、上記セクションII、パラグラフA.「ゼラ
チン及び親水性コロイド解こう剤」に記載されているタ
イプの解こう剤を含有することができる。親水性コロイ
ド解こう剤はバインダーとしても有用であるので、解こ
う剤機能単独としてはたらくのに必要な濃度よりも非常
に高い濃度で通常存在する。ゼラチン状ビヒクルは、そ
れ自体解こう剤とし有用でない物質にもおよぶ。好まし
いゼラチン状ビヒクルには、アルカリ処理ゼラチン、酸
処理ゼラチン又はゼラチン誘導体(例えば、アセチル化
ゼラチン及びフタル化ゼラチン)が含まれる。その材料
の用途に依存して、バインダー含有層を硬膜してもしな
くてもよい。
層及び他の層は、典型的にゼラチン又はゼラチン誘導体
(ゼラチン状ビヒクルともいう)である通常の親水性コ
ロイドビヒクル(解こう剤及びバインダー)を含有す
る。通常のゼラチン状ビヒクル及び関連する層構造はリ
サーチディスクロージャー、アイテム36544、セクショ
ンII.「ビヒクル、ビヒクル増量剤、ビヒクル状添加
物及びビヒクル関連添加物」に記載されている。乳剤そ
れ自体が、上記セクションII、パラグラフA.「ゼラ
チン及び親水性コロイド解こう剤」に記載されているタ
イプの解こう剤を含有することができる。親水性コロイ
ド解こう剤はバインダーとしても有用であるので、解こ
う剤機能単独としてはたらくのに必要な濃度よりも非常
に高い濃度で通常存在する。ゼラチン状ビヒクルは、そ
れ自体解こう剤とし有用でない物質にもおよぶ。好まし
いゼラチン状ビヒクルには、アルカリ処理ゼラチン、酸
処理ゼラチン又はゼラチン誘導体(例えば、アセチル化
ゼラチン及びフタル化ゼラチン)が含まれる。その材料
の用途に依存して、バインダー含有層を硬膜してもしな
くてもよい。
【0050】いくつかの写真材料は、支持体のそれぞれ
の側に乳剤層に物理的な保護を一般的に提供する表面オ
ーバーコートを含むことができる。上記検討のビヒクル
構成に加えて、オーバーコートはこのオーバーコートの
物理特性を改良する種々の添加物を含有することができ
る。そのような添加物は、リサーチディスクロージャ
ー、アイテム36544、セクションIX.「塗膜物性改良
添加物」、A.「塗工助剤」、B.「可塑剤及び滑
剤」、C.「帯電防止剤」及びD.「艶消し剤」に記載
されている。典型的に薄い親水性コロイド層である中間
層を用いて、乳剤層と表面オーバーコートを分離するこ
とができる。中間層に、アンチマット粒子等のいくつか
の乳剤適合タイプの表面オーバーコート添加物を配置す
ることが一般的にである。
の側に乳剤層に物理的な保護を一般的に提供する表面オ
ーバーコートを含むことができる。上記検討のビヒクル
構成に加えて、オーバーコートはこのオーバーコートの
物理特性を改良する種々の添加物を含有することができ
る。そのような添加物は、リサーチディスクロージャ
ー、アイテム36544、セクションIX.「塗膜物性改良
添加物」、A.「塗工助剤」、B.「可塑剤及び滑
剤」、C.「帯電防止剤」及びD.「艶消し剤」に記載
されている。典型的に薄い親水性コロイド層である中間
層を用いて、乳剤層と表面オーバーコートを分離するこ
とができる。中間層に、アンチマット粒子等のいくつか
の乳剤適合タイプの表面オーバーコート添加物を配置す
ることが一般的にである。
【0051】黒白要素の処理には一般的に、現像、定
着、洗浄、及び乾燥の各工程を必要とする。処理は、写
真要素の所定のタイプ(例えば、シート、ストリップ又
はロール)に適したプロセッサー又は処理容器で行うこ
とができる。写真材料は一般的に処理組成物中に適当な
時間、浸漬される。
着、洗浄、及び乾燥の各工程を必要とする。処理は、写
真要素の所定のタイプ(例えば、シート、ストリップ又
はロール)に適したプロセッサー又は処理容器で行うこ
とができる。写真材料は一般的に処理組成物中に適当な
時間、浸漬される。
【0052】写真用現像組成物は、黒白処理に用いられ
る少なくとも1種の通常の現像主薬を含む。そのような
現像主薬には、ジヒドロキシベンゼン現像主薬、アスコ
ルビン酸現像主薬、アミノフェノール現像主薬、及び3
−ピラゾリドン現像主薬が含まれる。現像組成物に用い
ることができるジヒドロキシベンゼン現像主薬は周知で
あり、写真処理に広範に用いられている。このクラスの
好ましい現像主薬はヒドロキノンである。他の有用なジ
ヒドロキシベンゼン現像主薬には、クロロヒドロキノ
ン、ブロモヒドロキノン、イソプロピルヒドロキノン、
トルヒドロキノン、メチルヒドロキノン、2,3−ジク
ロロヒドロキノン、2,5−ジメチルヒドロキノン、
2,3−ジブロモヒドロキノン、1,4−ジヒドロキシ
−2−アセトフェノン−2,4−ジメチルヒドロキノ
ン、2,5−ジエチルヒドロキノン、2,5−ジ−p−
フェネチルヒドロキノン、2,5−ジベンゾイルアミノ
ヒドロキノン、及び2,5−ジアセトアミノヒドロキノ
ンが含まれる。
る少なくとも1種の通常の現像主薬を含む。そのような
現像主薬には、ジヒドロキシベンゼン現像主薬、アスコ
ルビン酸現像主薬、アミノフェノール現像主薬、及び3
−ピラゾリドン現像主薬が含まれる。現像組成物に用い
ることができるジヒドロキシベンゼン現像主薬は周知で
あり、写真処理に広範に用いられている。このクラスの
好ましい現像主薬はヒドロキノンである。他の有用なジ
ヒドロキシベンゼン現像主薬には、クロロヒドロキノ
ン、ブロモヒドロキノン、イソプロピルヒドロキノン、
トルヒドロキノン、メチルヒドロキノン、2,3−ジク
ロロヒドロキノン、2,5−ジメチルヒドロキノン、
2,3−ジブロモヒドロキノン、1,4−ジヒドロキシ
−2−アセトフェノン−2,4−ジメチルヒドロキノ
ン、2,5−ジエチルヒドロキノン、2,5−ジ−p−
フェネチルヒドロキノン、2,5−ジベンゾイルアミノ
ヒドロキノン、及び2,5−ジアセトアミノヒドロキノ
ンが含まれる。
【0053】アスコルビン酸現像主薬も、例えば、米国
特許第2,688,548号、同2,688,549号、同3,022,168号、
同3,512,981号、同3,870,479号、同3,942,985号、同4,1
68,977号、同4,478,928号、及び同4,650,746号明細書に
示すように、今まで広範囲の写真現像処理に用いられて
いる。ジヒドロキシベンゼン現像主薬もしくはアスコル
ビン酸現像主薬のような一次現像主薬を用いる現像組成
物は、また、補助超加成性現像主薬も含有することが多
い。有用な補助超加成性現像主薬の例はアミノフェノー
ル類及び3−ピラゾリドン類である。本発明の現像組成
物に用いることができる補助超加成性現像主薬は周知で
あり、写真処理に広く用いられている。
特許第2,688,548号、同2,688,549号、同3,022,168号、
同3,512,981号、同3,870,479号、同3,942,985号、同4,1
68,977号、同4,478,928号、及び同4,650,746号明細書に
示すように、今まで広範囲の写真現像処理に用いられて
いる。ジヒドロキシベンゼン現像主薬もしくはアスコル
ビン酸現像主薬のような一次現像主薬を用いる現像組成
物は、また、補助超加成性現像主薬も含有することが多
い。有用な補助超加成性現像主薬の例はアミノフェノー
ル類及び3−ピラゾリドン類である。本発明の現像組成
物に用いることができる補助超加成性現像主薬は周知で
あり、写真処理に広く用いられている。
【0054】1種以上の現像主薬に加えて、現像組成物
は、通常、亜硫酸塩保恒剤も含有する。本明細書で用い
る「亜硫酸塩保恒剤」の用語は、アルカリ水溶液中で亜
硫酸イオンを生成することができるいずれのイオウ化合
物をも意味する。そのような化合物の例には、アルカリ
金属亜硫酸塩、アルカリ金属重亜硫酸塩、アルカリ金属
メタ重亜硫酸塩、亜硫酸及びカルボニル重亜硫酸塩−ア
ダクツが含まれる。
は、通常、亜硫酸塩保恒剤も含有する。本明細書で用い
る「亜硫酸塩保恒剤」の用語は、アルカリ水溶液中で亜
硫酸イオンを生成することができるいずれのイオウ化合
物をも意味する。そのような化合物の例には、アルカリ
金属亜硫酸塩、アルカリ金属重亜硫酸塩、アルカリ金属
メタ重亜硫酸塩、亜硫酸及びカルボニル重亜硫酸塩−ア
ダクツが含まれる。
【0055】本発明の現像液に用いる好ましい亜硫酸塩
の例には、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸
リチウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム、重
亜硫酸リチウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫
酸カリウム、及びメタ重亜硫酸リチウムが含まれる。カ
ルボニル−重亜硫酸塩アダクツは周知の化合物である。
アルデヒドのアダクツ及びケトンのアダクツが有用であ
り、使用されるアルデヒド類はモノアルデヒド、ジアル
デヒド又はトリアルデヒドとなることができ、ケトン類
はモノケトン、ジケトン又はトリケトンとなることがで
きる。
の例には、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸
リチウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム、重
亜硫酸リチウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫
酸カリウム、及びメタ重亜硫酸リチウムが含まれる。カ
ルボニル−重亜硫酸塩アダクツは周知の化合物である。
アルデヒドのアダクツ及びケトンのアダクツが有用であ
り、使用されるアルデヒド類はモノアルデヒド、ジアル
デヒド又はトリアルデヒドとなることができ、ケトン類
はモノケトン、ジケトン又はトリケトンとなることがで
きる。
【0056】重亜硫酸塩アダクツは、アルカリ金属重亜
硫酸塩、アルカリ土類金属重亜硫酸塩又は窒素系重亜硫
酸塩、例えば、アミン重亜硫酸塩となることができる。
本発明に有用な多くのカルボニル−重亜硫酸塩アダクツ
の具体例には、次の化合物(掲示したものは全て本発明
の目的のための重亜硫酸塩ナトリウムであるが、上述し
たような他の好適な重亜硫酸塩のアダクツの形態の化合
物も用いることができる):ホルムアルデヒド重亜硫酸
ナトリウム、アセトアルデヒド重亜硫酸ナトリウム、プ
ロピオンアルデヒド重亜硫酸ナトリウム、ブチルアルデ
ヒド重亜硫酸ナトリウム、スクシンアルデヒド重亜硫酸
二ナトリウム、グルタルアルデヒド重亜硫酸二ナトリウ
ム、β−メチルグルタルアルデヒド重亜硫酸二ナトリウ
ム、マレイン酸ジアルデヒド重亜硫酸二ナトリウム、ア
セトン重亜硫酸ナトリウム、ブタノン重亜硫酸ナトリウ
ム、ペンタノン重亜硫酸ナトリウム、2,4−ペンタン
ジオン重亜硫酸二ナトリウム等。
硫酸塩、アルカリ土類金属重亜硫酸塩又は窒素系重亜硫
酸塩、例えば、アミン重亜硫酸塩となることができる。
本発明に有用な多くのカルボニル−重亜硫酸塩アダクツ
の具体例には、次の化合物(掲示したものは全て本発明
の目的のための重亜硫酸塩ナトリウムであるが、上述し
たような他の好適な重亜硫酸塩のアダクツの形態の化合
物も用いることができる):ホルムアルデヒド重亜硫酸
ナトリウム、アセトアルデヒド重亜硫酸ナトリウム、プ
ロピオンアルデヒド重亜硫酸ナトリウム、ブチルアルデ
ヒド重亜硫酸ナトリウム、スクシンアルデヒド重亜硫酸
二ナトリウム、グルタルアルデヒド重亜硫酸二ナトリウ
ム、β−メチルグルタルアルデヒド重亜硫酸二ナトリウ
ム、マレイン酸ジアルデヒド重亜硫酸二ナトリウム、ア
セトン重亜硫酸ナトリウム、ブタノン重亜硫酸ナトリウ
ム、ペンタノン重亜硫酸ナトリウム、2,4−ペンタン
ジオン重亜硫酸二ナトリウム等。
【0057】その機能がpHをコントロールすることで
ある、炭酸塩、リン酸塩、アミン又はホウ酸塩等のアル
カリ性剤が好ましく、これも現像組成物に含まれる。使
用濃度の現像液に導入される一次現像主薬の量は所望に
応じて広く変わることができる。一般的に、0.05〜
1.0モル/Lが有用である。好ましくは、0.1モル
〜0.5モル/Lの量を用いる。使用濃度の現像液で用
いる補助超加成性現像主薬の量は、所望により広く変わ
ることができる。一般的に、0.001〜0.1モル/
Lが有用である。好ましくは、0.002モル〜0.0
1モル/Lの量を用いる。
ある、炭酸塩、リン酸塩、アミン又はホウ酸塩等のアル
カリ性剤が好ましく、これも現像組成物に含まれる。使
用濃度の現像液に導入される一次現像主薬の量は所望に
応じて広く変わることができる。一般的に、0.05〜
1.0モル/Lが有用である。好ましくは、0.1モル
〜0.5モル/Lの量を用いる。使用濃度の現像液で用
いる補助超加成性現像主薬の量は、所望により広く変わ
ることができる。一般的に、0.001〜0.1モル/
Lが有用である。好ましくは、0.002モル〜0.0
1モル/Lの量を用いる。
【0058】使用濃度の現像液で用いる亜硫酸塩保恒剤
の量は、所望により広く変わることができる。一般的
に、0.05〜1.0モル/Lが有用である。普通は、
0.1モル〜0.5モル/Lの量を用いる。本発明の現
像組成物から調製される使用濃度の現像液は、一般的
に、8〜13、好ましくは、9〜11.5の範囲のpH
を有する。典型的に、現像温度は当業者に知られている
ような広い範囲内のいずれの温度にもなることができ、
例えば、15〜50℃である。
の量は、所望により広く変わることができる。一般的
に、0.05〜1.0モル/Lが有用である。普通は、
0.1モル〜0.5モル/Lの量を用いる。本発明の現
像組成物から調製される使用濃度の現像液は、一般的
に、8〜13、好ましくは、9〜11.5の範囲のpH
を有する。典型的に、現像温度は当業者に知られている
ような広い範囲内のいずれの温度にもなることができ、
例えば、15〜50℃である。
【0059】他の随意選択の成分も現像組成物中に有利
に含ませることができる。例えば、当該現像組成物は、
1種以上のカブリ防止剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖
剤、安定化剤もしくはコントラスト促進剤を含有するこ
とができる。特に有用なコントラスト促進剤の例は、例
えば米国特許第4,269,929号明細書に記載されているア
ミノ化合物である。有用な安定化剤の例は、例えば米国
特許第4,756,997号明細書に記載されているβ−ケトカ
ルボン酸である。
に含ませることができる。例えば、当該現像組成物は、
1種以上のカブリ防止剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖
剤、安定化剤もしくはコントラスト促進剤を含有するこ
とができる。特に有用なコントラスト促進剤の例は、例
えば米国特許第4,269,929号明細書に記載されているア
ミノ化合物である。有用な安定化剤の例は、例えば米国
特許第4,756,997号明細書に記載されているβ−ケトカ
ルボン酸である。
【0060】大部分の処理方法では、現像工程の後、一
般的に、写真用定着主薬を含有する写真用定着組成物を
用いる定着工程が続く。ときに、亜硫酸イオンが定着主
薬として作用するが、一般的に用いられる定着主薬は、
チオ硫酸塩(チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウ
ム、チオ硫酸カリウム及び当該技術分野で容易に判る他
のチオ硫酸塩を含む)、チオシアネート類(例えば、チ
オシアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、チオシ
アン酸アンモニウム)、アミン類、ハロゲン化物、及び
当該技術分野で容易に判るもの(例えば、Haistによ
る、Modern Photographic Processing, John Wiley & S
ons, N.Y., 1979に記載のもの)が含まれる。
般的に、写真用定着主薬を含有する写真用定着組成物を
用いる定着工程が続く。ときに、亜硫酸イオンが定着主
薬として作用するが、一般的に用いられる定着主薬は、
チオ硫酸塩(チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウ
ム、チオ硫酸カリウム及び当該技術分野で容易に判る他
のチオ硫酸塩を含む)、チオシアネート類(例えば、チ
オシアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、チオシ
アン酸アンモニウム)、アミン類、ハロゲン化物、及び
当該技術分野で容易に判るもの(例えば、Haistによ
る、Modern Photographic Processing, John Wiley & S
ons, N.Y., 1979に記載のもの)が含まれる。
【0061】必要ならば、これらのクラスの写真用定着
主薬の1種以上の混合物も用いることができる。チオ硫
酸塩及びチオシアン酸塩が好ましい。いくつかの態様で
は、チオシアン酸塩(例えば、チオシアン酸ナトリウ
ム)とチオ硫酸塩(例えば、チオ硫酸ナトリウム)の混
合物を用いる。そのような混合物では、チオシアン酸塩
のチオ硫酸塩に対するモル比は、1:1〜1:10、好
ましくは、1:1〜1:2である。ナトリム塩定着主薬
が環境上の利点から好ましい。
主薬の1種以上の混合物も用いることができる。チオ硫
酸塩及びチオシアン酸塩が好ましい。いくつかの態様で
は、チオシアン酸塩(例えば、チオシアン酸ナトリウ
ム)とチオ硫酸塩(例えば、チオ硫酸ナトリウム)の混
合物を用いる。そのような混合物では、チオシアン酸塩
のチオ硫酸塩に対するモル比は、1:1〜1:10、好
ましくは、1:1〜1:2である。ナトリム塩定着主薬
が環境上の利点から好ましい。
【0062】定着組成物は、通常用いられる種々の添加
物を含むことができ、例えば、緩衝剤、定着促進剤、金
属イオン封鎖剤、膨潤制御剤、及び安定化剤等を含むこ
とができる。水溶液形態では、定着組成物は一般的に、
少なくとも4、好ましくは少なくとも4.5であって、
通常は6未満、好ましくは5.5未満のpHを有する。
物を含むことができ、例えば、緩衝剤、定着促進剤、金
属イオン封鎖剤、膨潤制御剤、及び安定化剤等を含むこ
とができる。水溶液形態では、定着組成物は一般的に、
少なくとも4、好ましくは少なくとも4.5であって、
通常は6未満、好ましくは5.5未満のpHを有する。
【0063】黒白写真材料の処理では、現像と定着が好
ましいく、必須ではないが、その後定着によって溶解さ
れた銀塩及び過剰の定着主薬を除去するため、そして要
素の膨潤を低下させるために好適な洗浄工程が続く。洗
浄液は水となることができるが、好ましくは洗浄液は酸
であり、より好ましくは、pHは7以下、さらに好まし
くは、4.5〜7であって、それは好適な化学酸又は緩
衝剤によって提供される。
ましいく、必須ではないが、その後定着によって溶解さ
れた銀塩及び過剰の定着主薬を除去するため、そして要
素の膨潤を低下させるために好適な洗浄工程が続く。洗
浄液は水となることができるが、好ましくは洗浄液は酸
であり、より好ましくは、pHは7以下、さらに好まし
くは、4.5〜7であって、それは好適な化学酸又は緩
衝剤によって提供される。
【0064】洗浄後、処理された要素を適当な温度及び
時間で乾燥することができるが、ある場合には、黒白画
像を濡れた状態で見ることもできる。
時間で乾燥することができるが、ある場合には、黒白画
像を濡れた状態で見ることもできる。
【0065】露光及び処理はいずれの通常の方法でも行
うことができる。露光及び処理技法のいくつかは、米国
特許第5,021,327号、同第5,576,156号、同第5,738,979
号、同第5,866,309号、同第5,871,890号、同第5,935,77
0号、及び同第5,942,378号明細書に記載されている。そ
のような処理はいずれの好適な処理装置においても実施
することができる。
うことができる。露光及び処理技法のいくつかは、米国
特許第5,021,327号、同第5,576,156号、同第5,738,979
号、同第5,866,309号、同第5,871,890号、同第5,935,77
0号、及び同第5,942,378号明細書に記載されている。そ
のような処理はいずれの好適な処理装置においても実施
することができる。
【0066】画像形成の最終工程は、現像処理由来の画
像を走査し、そして画像増強アルゴリズムを用いて最終
画像に到達することである。ポイント−バイ−ポイント
走査、ライン−バイ−ライン走査、及びエリア走査を含
めた通常の走査技法(これらの詳細な説明は必要ないで
あろう)を用いることができる。走査の簡単な技法は、
写真処理された要素を水平方向オフセットの一連のパラ
レルスキャンパスに沿ってポイント−バイ−ポイントで
走査することである。走査ポイントのところから受ける
光、又は通過する光の強度を、受けた輻射線を電気信号
に変換するセンサーで感知する。この電気信号を処理し
て、画像内の画素配置のために必要な位置情報と一緒に
デジタルコンピュータのメモリに送る。
像を走査し、そして画像増強アルゴリズムを用いて最終
画像に到達することである。ポイント−バイ−ポイント
走査、ライン−バイ−ライン走査、及びエリア走査を含
めた通常の走査技法(これらの詳細な説明は必要ないで
あろう)を用いることができる。走査の簡単な技法は、
写真処理された要素を水平方向オフセットの一連のパラ
レルスキャンパスに沿ってポイント−バイ−ポイントで
走査することである。走査ポイントのところから受ける
光、又は通過する光の強度を、受けた輻射線を電気信号
に変換するセンサーで感知する。この電気信号を処理し
て、画像内の画素配置のために必要な位置情報と一緒に
デジタルコンピュータのメモリに送る。
【0067】スキャナーの都合のよい形態は、単独の多
色画像センサー又は一組のカラーセンサと、フィルムの
反対側に配置された光源からなることができる。フィル
ムを透過した光は、カラーフィルターアレイによって改
善された乳剤層(複数可)中の画像パターンに関する情
報を与えることができる。
色画像センサー又は一組のカラーセンサと、フィルムの
反対側に配置された光源からなることができる。フィル
ムを透過した光は、カラーフィルターアレイによって改
善された乳剤層(複数可)中の画像パターンに関する情
報を与えることができる。
【0068】画像処理の種々の方法を用いることができ
る。比較的簡単な方法は、CIE L*a*bモデル等の、一つ
の輝度又は明度成分及び二つの色又は色彩成分を有する
色モデルにおいて、この画像データを表現することであ
る。その後色成分を好適な画像フィルターでブラー(blu
r)させて、カラーフィルターアレイから広く生じるよ
り高周波数の色情報を除去し、ブラーさせた色情報を元
の輝度情報と一緒に再結合させる。画像の色飽和度は、
この色成分のコントラストを変えることによって変更す
ることができる。画像処理の別の方法を用いてもよい。
る。比較的簡単な方法は、CIE L*a*bモデル等の、一つ
の輝度又は明度成分及び二つの色又は色彩成分を有する
色モデルにおいて、この画像データを表現することであ
る。その後色成分を好適な画像フィルターでブラー(blu
r)させて、カラーフィルターアレイから広く生じるよ
り高周波数の色情報を除去し、ブラーさせた色情報を元
の輝度情報と一緒に再結合させる。画像の色飽和度は、
この色成分のコントラストを変えることによって変更す
ることができる。画像処理の別の方法を用いてもよい。
【0069】画像処理後、本発明の方法によって記録さ
れたシーンの表現を、スクリーン上で、又はプリント写
真画像を提供する好適な手段によってプリントして見る
ことができる。
れたシーンの表現を、スクリーン上で、又はプリント写
真画像を提供する好適な手段によってプリントして見る
ことができる。
【0070】本発明の多層製品は好ましくは、写真フィ
ルム製造で通常行われるように、支持体上に指示された
層を所望の順序で塗布して乾燥することによって調製す
ることができる。下引き層及び接着層を適当に用いるこ
とができる。
ルム製造で通常行われるように、支持体上に指示された
層を所望の順序で塗布して乾燥することによって調製す
ることができる。下引き層及び接着層を適当に用いるこ
とができる。
【0071】操作時に、画像の赤部分は、反転処理並び
に赤、緑及び青の追加のカラービーズを用いる次の方法
で再現される。オリジナルの赤部分の形成は次のように
処理される。 1.赤光は赤ビーズ6を通過し、フィルムの感光性層2
上に潜像を形成することができる。 2.得られた潜像を反転現像させると、赤ビーズの下で
は銀が無く、元の画像に赤が存在しない別の赤ビーズの
下には銀が在る。 3.赤レーザーを用いてこのフィルムを走査する。赤レ
ーザーは赤ビーズが存在し、且つその下に銀が存在して
いないところだけフィルムを透過し、関連する赤色領域
の位置情報を記憶させる。 4.画像増強ソフトウェアを用いて、最終表現を提供す
る。
に赤、緑及び青の追加のカラービーズを用いる次の方法
で再現される。オリジナルの赤部分の形成は次のように
処理される。 1.赤光は赤ビーズ6を通過し、フィルムの感光性層2
上に潜像を形成することができる。 2.得られた潜像を反転現像させると、赤ビーズの下で
は銀が無く、元の画像に赤が存在しない別の赤ビーズの
下には銀が在る。 3.赤レーザーを用いてこのフィルムを走査する。赤レ
ーザーは赤ビーズが存在し、且つその下に銀が存在して
いないところだけフィルムを透過し、関連する赤色領域
の位置情報を記憶させる。 4.画像増強ソフトウェアを用いて、最終表現を提供す
る。
【0072】
【実施例】本発明を以下の例によってさらに説明する。合成例−限定凝集
2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)(DuPont C
orp.製、商品名Vazo 64(商標))7.2gを、スチレ
ンモノマー720gに溶解した。別のフラスコに脱イオ
ン水870gを入れ、それに重クロム酸カリウム0.2
5g、ポリ(2−メチルアミノエタノールアジペート
2.83g、及びLudox HSsen 40(商標)(DuPont Cor
p.製のシリカの40%コロイド懸濁物)84gを入れ
た。このモノマーを水性相に加え、撹拌して粗乳剤を形
成させた。希塩酸で水性相のpHを4.0〜4.3に調
節した。これを、4.54L/分供給速度、3,900
0回転/分及びギャップ設定0.0254cmで運転す
るゴーリン(Gaulin)コロイドミルにかけた。この混合
物を16時間60℃に加熱し、その後4時間80℃で加
熱した。生じた固体ポリスチレンビーズのスラリーを、
200メッシュの篩いスクリーン通して篩いにかけて、
サイズの大きいビーズを除去し、スクリーンを通った目
的のビーズをろ過して集めて脱イオン水で洗浄した。
orp.製、商品名Vazo 64(商標))7.2gを、スチレ
ンモノマー720gに溶解した。別のフラスコに脱イオ
ン水870gを入れ、それに重クロム酸カリウム0.2
5g、ポリ(2−メチルアミノエタノールアジペート
2.83g、及びLudox HSsen 40(商標)(DuPont Cor
p.製のシリカの40%コロイド懸濁物)84gを入れ
た。このモノマーを水性相に加え、撹拌して粗乳剤を形
成させた。希塩酸で水性相のpHを4.0〜4.3に調
節した。これを、4.54L/分供給速度、3,900
0回転/分及びギャップ設定0.0254cmで運転す
るゴーリン(Gaulin)コロイドミルにかけた。この混合
物を16時間60℃に加熱し、その後4時間80℃で加
熱した。生じた固体ポリスチレンビーズのスラリーを、
200メッシュの篩いスクリーン通して篩いにかけて、
サイズの大きいビーズを除去し、スクリーンを通った目
的のビーズをろ過して集めて脱イオン水で洗浄した。
【0073】画像形成例 例1
この例は、カーボンブラックを含む透水性層に埋め込ま
れた赤、青及び緑着色微小球(ビーズ)からなるCFA
を備えた、ハロゲン化銀乳剤系カラーフィルターアレイ
(CFA)フィルムの構成を具体的に説明する。
れた赤、青及び緑着色微小球(ビーズ)からなるCFA
を備えた、ハロゲン化銀乳剤系カラーフィルターアレイ
(CFA)フィルムの構成を具体的に説明する。
【0074】限定凝集によって調製されたポリスチレン
ビーズ(平均粒径6μm)の47.6質量%懸濁物75
gを蒸留水75g及びポリビニルアルコール15g(7
5%加水分解、分子量2000)と混合し、希釈ラテッ
クス懸濁物を形成させた。「限定凝集」プロセスは、前
述したように、J. Colloid Interface Sci. vol. 169,
48頁(1995)に記載されている。
ビーズ(平均粒径6μm)の47.6質量%懸濁物75
gを蒸留水75g及びポリビニルアルコール15g(7
5%加水分解、分子量2000)と混合し、希釈ラテッ
クス懸濁物を形成させた。「限定凝集」プロセスは、前
述したように、J. Colloid Interface Sci. vol. 169,
48頁(1995)に記載されている。
【0075】赤着色ビーズの懸濁物を、0.5gトルエ
ン及び49.5gアセトン中に、最初に0.5gの色素
1、トルエン中0.5gのNeptun Yellow075(BASF Cor
p.製:450nmに最大分光吸収を有する有機物可溶性
アゾ色素)及びトルエン中0.225gのSudan Orange
220(BASF Corp.製:474nmに最大分光吸収を有す
る有機物可溶性アゾ色素)を溶解させて調製した。
ン及び49.5gアセトン中に、最初に0.5gの色素
1、トルエン中0.5gのNeptun Yellow075(BASF Cor
p.製:450nmに最大分光吸収を有する有機物可溶性
アゾ色素)及びトルエン中0.225gのSudan Orange
220(BASF Corp.製:474nmに最大分光吸収を有す
る有機物可溶性アゾ色素)を溶解させて調製した。
【0076】その後この色素溶液に前記ラテックス懸濁
物55gを、ゆっくりと加え(滴下)、撹拌しながら色
素ラテックス懸濁物を調製した。その後、この色素ラテ
ックス懸濁物を多孔性コットンフィルターを使ってろ過
し、透析バッグ(12,000〜14,000分子量カ
ットオフ)に注ぎ、蒸留水で1時間洗浄した。洗浄後、
着色ラテックス懸濁物を多孔性コットンフィルターで再
度ろ過した。洗浄し、ろ過した着色ラテックス懸濁物を
遠心分離にかけると、塗工に適した赤着色ポリマービー
ズの濃縮水性懸濁物(15w/w%ビーズ)が得られた。
物55gを、ゆっくりと加え(滴下)、撹拌しながら色
素ラテックス懸濁物を調製した。その後、この色素ラテ
ックス懸濁物を多孔性コットンフィルターを使ってろ過
し、透析バッグ(12,000〜14,000分子量カ
ットオフ)に注ぎ、蒸留水で1時間洗浄した。洗浄後、
着色ラテックス懸濁物を多孔性コットンフィルターで再
度ろ過した。洗浄し、ろ過した着色ラテックス懸濁物を
遠心分離にかけると、塗工に適した赤着色ポリマービー
ズの濃縮水性懸濁物(15w/w%ビーズ)が得られた。
【0077】青着色ビーズの懸濁物を、0.5gトルエ
ン及び49.5gアセトン中に、0.7gの色素2及び
0.55gの色素3を溶解させて調製した。残りの調製
手順は上述した赤着色ビーズと同じように調製した。緑
着色ビーズの懸濁物を、0.5gトルエン及び49.5
gアセトン中に、0.45gの色素3及び0.495g
のNeptun Yellow075を溶解させて調製した。残りの調製
手順は上述した赤着色ビーズと同じように調製した。
ン及び49.5gアセトン中に、0.7gの色素2及び
0.55gの色素3を溶解させて調製した。残りの調製
手順は上述した赤着色ビーズと同じように調製した。緑
着色ビーズの懸濁物を、0.5gトルエン及び49.5
gアセトン中に、0.45gの色素3及び0.495g
のNeptun Yellow075を溶解させて調製した。残りの調製
手順は上述した赤着色ビーズと同じように調製した。
【0078】3色のビーズの光透過特性の分光分析は、
各色のビーズが主として所望の色領域において十分に透
過性であることを示した。上記着色粒子を含んだCFA
走査フィルムを以下のように調製した。以下の黒白乳剤
層をカーボンハレーション防止バッキングを有する三酢
酸セルロースフィルム支持体上に先ず塗布した。被覆量
はg/m2であり、ディスク遠心分離法で測定した乳剤
サイズを、直径(μm)×厚み(μm)で報告する。界
面活性剤、塗布助剤及び乳剤添加物を当該技術分野で通
常添加するように添加した。
各色のビーズが主として所望の色領域において十分に透
過性であることを示した。上記着色粒子を含んだCFA
走査フィルムを以下のように調製した。以下の黒白乳剤
層をカーボンハレーション防止バッキングを有する三酢
酸セルロースフィルム支持体上に先ず塗布した。被覆量
はg/m2であり、ディスク遠心分離法で測定した乳剤
サイズを、直径(μm)×厚み(μm)で報告する。界
面活性剤、塗布助剤及び乳剤添加物を当該技術分野で通
常添加するように添加した。
【0079】層1(低感度層):三種類の着色された平
板状ヨウ臭化銀乳剤の配合物(全てSD−1及びSD−
2の混合物を用いた)(i)1.30×0.12、4.
1モル%I(0.80)(ii)0.66×0.12、
4.1モル%I(1.20)及び(iii)0.55×
0.08、1.5モル%I(1.20);CHEM-1(1.
50);並びにゼラチン(4.10)。
板状ヨウ臭化銀乳剤の配合物(全てSD−1及びSD−
2の混合物を用いた)(i)1.30×0.12、4.
1モル%I(0.80)(ii)0.66×0.12、
4.1モル%I(1.20)及び(iii)0.55×
0.08、1.5モル%I(1.20);CHEM-1(1.
50);並びにゼラチン(4.10)。
【0080】層2(高感度層):着色された平板状ヨウ
臭化銀乳剤の配合物(SD−1及びSD−2の混合物を
用いた)2.61×0.12、3.7モル%I(1.4
0);CHEM-1(0.70);並びにゼラチン(1.8
0)。
臭化銀乳剤の配合物(SD−1及びSD−2の混合物を
用いた)2.61×0.12、3.7モル%I(1.4
0);CHEM-1(0.70);並びにゼラチン(1.8
0)。
【0081】1.08g/m2の酸処理オセインゼラチ
ンを含有する下引き層又はアンダーコートを、これらの
乳剤層の上に塗布した。着色ビーズの懸濁物をライム処
理オセインゼラチン及びカーボンブラックの水性ナノ粒
子分散物(50μmポリマービーズの通常の媒体ミルを
用いて平均粒径が100nm未満なるまで、市販のカー
ボンブラックBlack Perls880(Cabot Corp.製)を粉砕す
ることによって得られたもの)と混合し、上記乳剤層に
展開させて、2.9g/m2のビーズ(赤、緑及び青着
色ビーズの等部)、0.43g/m2のカーバンブラッ
ク、及び0.52g/m2のゼラチンを含有するCFA
層を備えたCFAフィルムを調製した。1.08g/m
2のゼラチンを含有するオーバーコートをCFA層上に
塗布した。
ンを含有する下引き層又はアンダーコートを、これらの
乳剤層の上に塗布した。着色ビーズの懸濁物をライム処
理オセインゼラチン及びカーボンブラックの水性ナノ粒
子分散物(50μmポリマービーズの通常の媒体ミルを
用いて平均粒径が100nm未満なるまで、市販のカー
ボンブラックBlack Perls880(Cabot Corp.製)を粉砕す
ることによって得られたもの)と混合し、上記乳剤層に
展開させて、2.9g/m2のビーズ(赤、緑及び青着
色ビーズの等部)、0.43g/m2のカーバンブラッ
ク、及び0.52g/m2のゼラチンを含有するCFA
層を備えたCFAフィルムを調製した。1.08g/m
2のゼラチンを含有するオーバーコートをCFA層上に
塗布した。
【0082】ビーズの直径が層内でのビーズの間のバイ
ンダーの厚みと等しいか、それ以上であることが重要で
ある。顕微鏡写真によるフィルム表面の観察によると、
表面の約60%が被覆され、被覆された表面はランダム
様式に配置されたビーズの主として単一層であることを
示した。これらの高濃度マイクロスケールのフィルター
を有するCFA層が、この方法によって感光性ハロゲン
化銀乳剤層上に成功裏に塗布できることは、明らかであ
る。
ンダーの厚みと等しいか、それ以上であることが重要で
ある。顕微鏡写真によるフィルム表面の観察によると、
表面の約60%が被覆され、被覆された表面はランダム
様式に配置されたビーズの主として単一層であることを
示した。これらの高濃度マイクロスケールのフィルター
を有するCFA層が、この方法によって感光性ハロゲン
化銀乳剤層上に成功裏に塗布できることは、明らかであ
る。
【0083】上記フィルムをMinolta XG7 SLRカメラを
用いて種々の光条件下で露光させた。フィルムを以下の
組成の現像液を用いて、34.8℃で黒白処理にかけ
た。 炭酸ナトリウム 25.1g/L 硫酸ナトリウム 5.0g/L グリシン 25.1g/L MOP(4−ヒドロキシメチル−4メチル− 1−フェニル−3ピラゾリジノン) 1.5g/L 臭化ナトリウム 1.0g/L
用いて種々の光条件下で露光させた。フィルムを以下の
組成の現像液を用いて、34.8℃で黒白処理にかけ
た。 炭酸ナトリウム 25.1g/L 硫酸ナトリウム 5.0g/L グリシン 25.1g/L MOP(4−ヒドロキシメチル−4メチル− 1−フェニル−3ピラゾリジノン) 1.5g/L 臭化ナトリウム 1.0g/L
【0084】露光させたフィルムを現像液に1分浸漬
し、その後3%酢酸停止浴に1分浸漬し、流出水で3分
間洗浄し、そしてC−41定着液に5分間浸漬し、その
後5分間最終洗浄した。処理したネガをKodak RFS3750
フィルムスキャナーで走査し、その後アドビフォトショ
ップ(商標)ソフトウェア5.0版で色増強させた。Ko
dak Profeshonal 8670 PSサーマルプリンタを使ってこ
の色増強させた画像から良質のプリントが得られた。
し、その後3%酢酸停止浴に1分浸漬し、流出水で3分
間洗浄し、そしてC−41定着液に5分間浸漬し、その
後5分間最終洗浄した。処理したネガをKodak RFS3750
フィルムスキャナーで走査し、その後アドビフォトショ
ップ(商標)ソフトウェア5.0版で色増強させた。Ko
dak Profeshonal 8670 PSサーマルプリンタを使ってこ
の色増強させた画像から良質のプリントが得られた。
【0085】
【化1】
【0086】
【化2】
【0087】例2
この例は、透明ゼラチン層に埋め込まれた赤及び緑着色
微小球(ビーズ)からなるCFAを備えた、ハロゲン化
銀乳剤系カラーフィルターアレイ(CFA)フィルムの
構成をさらに具体的に説明する。
微小球(ビーズ)からなるCFAを備えた、ハロゲン化
銀乳剤系カラーフィルターアレイ(CFA)フィルムの
構成をさらに具体的に説明する。
【0088】ビーズのサイズ分布を狭くする努力として
は、限定凝集によって調製されたポリスチレンビーズ
(平均粒径6μm)の47.6質量%懸濁物1.1L
を、2Lのメスシリンダーに注ぎ、重力で沈殿させた。
一定の粘度の媒体中での所定の濃度の粒子の沈殿の場
合、沈殿速度は粒径に依存する。粒径が大きいほど、小
さい粒子よりも速い速度で沈殿する。この性質を混合粒
径を有する懸濁物において、小さな粒径の粒子と大きな
粒径の粒子の分離に用いることができる。
は、限定凝集によって調製されたポリスチレンビーズ
(平均粒径6μm)の47.6質量%懸濁物1.1L
を、2Lのメスシリンダーに注ぎ、重力で沈殿させた。
一定の粘度の媒体中での所定の濃度の粒子の沈殿の場
合、沈殿速度は粒径に依存する。粒径が大きいほど、小
さい粒子よりも速い速度で沈殿する。この性質を混合粒
径を有する懸濁物において、小さな粒径の粒子と大きな
粒径の粒子の分離に用いることができる。
【0089】より良い分離を成功させるために、いくつ
かの段階で沈降分離を行うことができる。懸濁物を48
時間沈殿させた。この最後のところで、2つの層が容易
に観察された。底部層の上部から200mLの懸濁物を
除去し、250mLのメスシリンダーに入れた。4時間
後、この懸濁物はさらに3つの層に分離した。最上部層
(透明)を捨て、さらに使用するために中間層を集め
た。この層におけるビーズの濃縮物は19.61w/w%で
あった。この20gを、4gのポリビニルアルコール
(75%加水分解、分子量2000)と混合し、希釈ラ
テックス懸濁物を形成させた。
かの段階で沈降分離を行うことができる。懸濁物を48
時間沈殿させた。この最後のところで、2つの層が容易
に観察された。底部層の上部から200mLの懸濁物を
除去し、250mLのメスシリンダーに入れた。4時間
後、この懸濁物はさらに3つの層に分離した。最上部層
(透明)を捨て、さらに使用するために中間層を集め
た。この層におけるビーズの濃縮物は19.61w/w%で
あった。この20gを、4gのポリビニルアルコール
(75%加水分解、分子量2000)と混合し、希釈ラ
テックス懸濁物を形成させた。
【0090】赤着色ビーズの懸濁物を、0.2gトルエ
ン及び9.8gアセトン中に、最初に0.084gの色
素1、0.084gのBASF Neptun Yellow 075及び0.
038gの色素Sudan Orange 220を溶解させて調製し
た。その後この色素溶液に前記ラテックス懸濁物22g
を、ゆっくりと加え(滴下)、撹拌しながら色素ラテッ
クス懸濁物を調製した。その後、この色素ラテックス懸
濁物を多孔性コットンフィルターを使ってろ過し、透析
バッグ(12,000〜14,000分子量カットオ
フ)に注ぎ、蒸留水で1時間洗浄した。洗浄後、着色ラ
テックス懸濁物を多孔性コットンフィルターで再度ろ過
した。洗浄後の懸濁物中のビーズ濃度は8.12w/w%で
あった。
ン及び9.8gアセトン中に、最初に0.084gの色
素1、0.084gのBASF Neptun Yellow 075及び0.
038gの色素Sudan Orange 220を溶解させて調製し
た。その後この色素溶液に前記ラテックス懸濁物22g
を、ゆっくりと加え(滴下)、撹拌しながら色素ラテッ
クス懸濁物を調製した。その後、この色素ラテックス懸
濁物を多孔性コットンフィルターを使ってろ過し、透析
バッグ(12,000〜14,000分子量カットオ
フ)に注ぎ、蒸留水で1時間洗浄した。洗浄後、着色ラ
テックス懸濁物を多孔性コットンフィルターで再度ろ過
した。洗浄後の懸濁物中のビーズ濃度は8.12w/w%で
あった。
【0091】緑着色ビーズの懸濁物を、0.2gトルエ
ン及び9.8gアセトン中に、0.074gの色素3及
び0.081gのNeptun Yellow 075を溶解させて調製
した。残りの調製手順は上述した赤着色ビーズと同じよ
うに調製した。洗浄後の懸濁物中の緑ビーズ濃度は8.
66w/w%であった。
ン及び9.8gアセトン中に、0.074gの色素3及
び0.081gのNeptun Yellow 075を溶解させて調製
した。残りの調製手順は上述した赤着色ビーズと同じよ
うに調製した。洗浄後の懸濁物中の緑ビーズ濃度は8.
66w/w%であった。
【0092】着色したビーズの懸濁物をゼラチンと一緒
にし、パンクロマチックに増感したハロゲン化銀乳剤を
含有する層上に例と同様に展開して、1.5g/m2の
ビーズ(0.75g/m2の赤着色ビーズ及び0.75
g/m2の緑着色ビーズ)及び0.52g/m2のゼラチ
ンを含有するCFA層を備えたCFAフィルムを調製し
た。この塗膜の断面の顕微鏡写真によると、ビーズの大
部分は断面が単一の層を構成し、オーバーラップはほと
んど見られなかった。オーバーラップの比率[(断面積
中でオーバーラップしているビーズの数/断面積中の全
ビーズ数)×100と規定する]は、この方法では、典
型的に20%未満であり、この数値は正確な色再現に必
要である。さらに、そのようなCFAは、加熱又は加圧
無しに(加熱及び加圧時に乳剤層が既に配置されている
場合、構成に損傷を与える)達成された。
にし、パンクロマチックに増感したハロゲン化銀乳剤を
含有する層上に例と同様に展開して、1.5g/m2の
ビーズ(0.75g/m2の赤着色ビーズ及び0.75
g/m2の緑着色ビーズ)及び0.52g/m2のゼラチ
ンを含有するCFA層を備えたCFAフィルムを調製し
た。この塗膜の断面の顕微鏡写真によると、ビーズの大
部分は断面が単一の層を構成し、オーバーラップはほと
んど見られなかった。オーバーラップの比率[(断面積
中でオーバーラップしているビーズの数/断面積中の全
ビーズ数)×100と規定する]は、この方法では、典
型的に20%未満であり、この数値は正確な色再現に必
要である。さらに、そのようなCFAは、加熱又は加圧
無しに(加熱及び加圧時に乳剤層が既に配置されている
場合、構成に損傷を与える)達成された。
【0093】例1に記載したように、このフィルムを露
光し、処理しそして走査して画像処理した。またもや電
子的に増強された画像から良好な画質のカラープリント
が得られた。
光し、処理しそして走査して画像処理した。またもや電
子的に増強された画像から良好な画質のカラープリント
が得られた。
【0094】例3
この例は色素充填の効率に関するポリマービーズ中の結
合剤の量の効果を実証する。100%スチレンモノマー
に対して16%ポリスチレンビーズ懸濁物5gを、5g
の蒸留水及び0.08gのポリビニルアルコール(75
%加水分解、分子量2000)と混合し、希釈ラテック
ス懸濁物を形成させた。
合剤の量の効果を実証する。100%スチレンモノマー
に対して16%ポリスチレンビーズ懸濁物5gを、5g
の蒸留水及び0.08gのポリビニルアルコール(75
%加水分解、分子量2000)と混合し、希釈ラテック
ス懸濁物を形成させた。
【0095】青着色粒子の懸濁物を、0.05gトルエ
ン及び4.95gアセトン中に、最初に0.07gの色
素2及び0.055gの色素3を溶解させて調製した。
その後この色素溶液に前記希釈ラテックス懸濁物5.0
8gを、ゆっくりと加え(滴下)、撹拌しながら色素ラ
テックス懸濁物を調製した。その後、この色素ラテック
ス懸濁物を多孔性コットンフィルターを使ってろ過し、
透析バッグ(12,000〜14,000分子量カット
オフ)に注ぎ、蒸留水で1時間洗浄した。洗浄後、色素
ラテックス懸濁物を多孔性コットンフィルターで再度ろ
過した。
ン及び4.95gアセトン中に、最初に0.07gの色
素2及び0.055gの色素3を溶解させて調製した。
その後この色素溶液に前記希釈ラテックス懸濁物5.0
8gを、ゆっくりと加え(滴下)、撹拌しながら色素ラ
テックス懸濁物を調製した。その後、この色素ラテック
ス懸濁物を多孔性コットンフィルターを使ってろ過し、
透析バッグ(12,000〜14,000分子量カット
オフ)に注ぎ、蒸留水で1時間洗浄した。洗浄後、色素
ラテックス懸濁物を多孔性コットンフィルターで再度ろ
過した。
【0096】上記手順を、それぞれ、95質量%のスチ
レン、5質量%のジビニルベンゼン(架橋剤)のラテッ
クスビーズ及び70質量%のスチレン、30質量%のジ
ビニルベンゼンのラテックスビーズの懸濁物を用いて繰
り返した。
レン、5質量%のジビニルベンゼン(架橋剤)のラテッ
クスビーズ及び70質量%のスチレン、30質量%のジ
ビニルベンゼンのラテックスビーズの懸濁物を用いて繰
り返した。
【0097】光学顕微鏡でこれらの試料を検査すると、
最初の2つの場合(即ち、架橋剤無し及び5%架橋剤)
では、非常に濃く着色されたビーズが得られたが、最後
の場合(30質量%架橋剤)では、ビーズはほとんど無
色であることが判った。これは、架橋剤が過剰である
と、粒子によって取り上げられる色素がほとんど無いこ
とを示す。
最初の2つの場合(即ち、架橋剤無し及び5%架橋剤)
では、非常に濃く着色されたビーズが得られたが、最後
の場合(30質量%架橋剤)では、ビーズはほとんど無
色であることが判った。これは、架橋剤が過剰である
と、粒子によって取り上げられる色素がほとんど無いこ
とを示す。
【0098】例4
この例はCFA走査フィルムのセンシトメトリーに与え
る圧力の好ましくない影響を具体的に説明する。赤及び
緑着色ビーズを例1に記載したのと同じ方法で調製し
た。これらのビーズをゼラチン及び塗布助剤と混合し、
例1に記載したように乳剤層の上に塗布して、1.5g
/m2のビーズ(0.75g/m2の赤着色ビーズ及び
0.75g/m2の緑着色ビーズ)及び0.52g/m2
のゼラチンを含有するCFA層を備えたCFAフィルム
を調製した。このフィルムを35mm片にカットしてこ
の試験片の内2枚を次の実験に用いた。
る圧力の好ましくない影響を具体的に説明する。赤及び
緑着色ビーズを例1に記載したのと同じ方法で調製し
た。これらのビーズをゼラチン及び塗布助剤と混合し、
例1に記載したように乳剤層の上に塗布して、1.5g
/m2のビーズ(0.75g/m2の赤着色ビーズ及び
0.75g/m2の緑着色ビーズ)及び0.52g/m2
のゼラチンを含有するCFA層を備えたCFAフィルム
を調製した。このフィルムを35mm片にカットしてこ
の試験片の内2枚を次の実験に用いた。
【0099】一方の試験片を一組の加熱ローラーに通し
て、120℃で280ミリ秒間4kg/cm2の圧力に
かけ、もう一方を対照として用いた。両方の試験片を、
0.9ND(中性濃度)フィルターを備えた5500°
K光源に対して、21ステップ0〜3タブレットを通し
て1/100秒間露光した。その後、例1に記載した処
理手順を用いて、この試験片を処理した。各ステップの
目に見える濃度をX-Rite 820デンシトメーターを用いて
測定した。加圧の結果として、非常に望ましくないセン
シトメトリーの変化が見られた。例えば、対照試験片が
0.31±0.01の最小濃度(Dmin)を有したのに
対し、熱及び圧力をかけた試験片は0.37±0.01
のDminを有した
て、120℃で280ミリ秒間4kg/cm2の圧力に
かけ、もう一方を対照として用いた。両方の試験片を、
0.9ND(中性濃度)フィルターを備えた5500°
K光源に対して、21ステップ0〜3タブレットを通し
て1/100秒間露光した。その後、例1に記載した処
理手順を用いて、この試験片を処理した。各ステップの
目に見える濃度をX-Rite 820デンシトメーターを用いて
測定した。加圧の結果として、非常に望ましくないセン
シトメトリーの変化が見られた。例えば、対照試験片が
0.31±0.01の最小濃度(Dmin)を有したのに
対し、熱及び圧力をかけた試験片は0.37±0.01
のDminを有した
【0100】本発明の他の好ましい態様を請求項との関
連において、次に記載する。本発明は、以下の態様を包
含する:ナノ粒子顔料がカーボンブラックのようなカラ
ー中性である;CFA層が少なくとも3種類の色のビー
ズを含んでなる;乳剤がパンクロマチックに増感されて
いる;連続透明バインダーが30質量%未満の量の架橋
剤を含有する;及び前記ビーズがポリスチレン等のアモ
ルファスポリマーから構成され、且つ架橋剤を含まな
い。
連において、次に記載する。本発明は、以下の態様を包
含する:ナノ粒子顔料がカーボンブラックのようなカラ
ー中性である;CFA層が少なくとも3種類の色のビー
ズを含んでなる;乳剤がパンクロマチックに増感されて
いる;連続透明バインダーが30質量%未満の量の架橋
剤を含有する;及び前記ビーズがポリスチレン等のアモ
ルファスポリマーから構成され、且つ架橋剤を含まな
い。
【0101】また、フィルムを像様露光した後、このフ
ィルムを写真現像化合物と接触させる工程を含んでなる
画像形成方法であって、前記処理が、前記フィルムを反
転処理にかけてポジ画像を形成する工程、又は生じた画
像電子走査して、適当なアルゴリズムを備えたコンピュ
ータを用いてポジ画像を生成する追加工程を含んでなる
画像形成方法も包含する。
ィルムを写真現像化合物と接触させる工程を含んでなる
画像形成方法であって、前記処理が、前記フィルムを反
転処理にかけてポジ画像を形成する工程、又は生じた画
像電子走査して、適当なアルゴリズムを備えたコンピュ
ータを用いてポジ画像を生成する追加工程を含んでなる
画像形成方法も包含する。
【0102】本発明は、CFA層が少なくとも2種類の
色のビーズを含む態様を包含する。本発明は、CFA層
がさらに連続透明バインダー中にナノ粒子粉砕された顔
料分散物を含む態様を包含する。本発明は、ビーズが合
成ポリマー及び不溶性着色剤を含む態様を包含する。本
発明は、前記不溶性着色剤が色素である態様を包含す
る。本発明は、前記不溶性着色剤が顔料である態様を包
含する。
色のビーズを含む態様を包含する。本発明は、CFA層
がさらに連続透明バインダー中にナノ粒子粉砕された顔
料分散物を含む態様を包含する。本発明は、ビーズが合
成ポリマー及び不溶性着色剤を含む態様を包含する。本
発明は、前記不溶性着色剤が色素である態様を包含す
る。本発明は、前記不溶性着色剤が顔料である態様を包
含する。
【図1】図1は本発明の第一の態様の層の断面図であ
る。
る。
【図2】図2は本発明の第二の態様の層の断面図であ
る。
る。
【図3】図3は本発明の第三の態様の層の断面図であ
る。
る。
【図4】図4は本発明の第四の態様の層の断面図であ
る。
る。
1…支持体
2…感光性層
3…下引き層
4…カラーフィルターアレイ層
5…保護オーバーコート
6…第一色相ビーズ
7…第二色相ビーズ
8…第三色相ビーズ
9…バインダー
10…中性ナノ粒子
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 シドニー ジョセフ バートゥッチ
アメリカ合衆国,ニューヨーク 14616,
ロチェスター,サンダルウッド ドライブ
235
(72)発明者 マイケル ジョン シモンズ
イギリス国,ミドルセックス エイチエー
4 8エスエックス,ルイスリップ,イー
ストコート,ディーン ウェイ 17
Fターム(参考) 2H016 AA00
2H023 GA00
Claims (5)
- 【請求項1】 (1)支持体層、(2)感光性層、及び
(3)着色された透明ビーズのランダム配置を有する連
続相透明バインダーを含む透水性カラーフィルターアレ
イ(CFA)層を含んでなるカラーフィルムであって、 前記ビーズが水不混和性合成ポリマー又はコポリマーを
含むカラーフィルム。 - 【請求項2】 前記CFA層が前記感光性層よりも支持
体から遠い位置にある請求項1に記載のカラーフィル
ム。 - 【請求項3】 前記感光性層が感光性ハロゲン化銀乳剤
を含む請求項1又は2に記載のカラーフィルム。 - 【請求項4】 前記ビーズが、前記フィルム層に対して
垂直方向に投影したとき、等価円直径として測定された
3〜15μmの平均粒径を有する請求項1〜3のいずれ
か一項に記載のカラーフィルム。 - 【請求項5】 前記CFAが、前記フィルム層に対して
垂直方向に投影したとき、オーバーラップが20%を超
えない、ビーズ領域の主として単一層である請求項1〜
4のいずれか一項に記載のカラーフィルム。
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