JP2003131165A - レーザー光源を備えた照明装置及び画像表示装置 - Google Patents
レーザー光源を備えた照明装置及び画像表示装置Info
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- JP2003131165A JP2003131165A JP2001327594A JP2001327594A JP2003131165A JP 2003131165 A JP2003131165 A JP 2003131165A JP 2001327594 A JP2001327594 A JP 2001327594A JP 2001327594 A JP2001327594 A JP 2001327594A JP 2003131165 A JP2003131165 A JP 2003131165A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 並列化光源を用いた照明装置において強度分
布を均一化する。 【解決手段】 並列化光源1に対してコリメートレンズ
2を配置し、当該レンズによりコリメートされた光線
を、第一のレンズL1により合成する。さらにレンズア
レイ群ML1、ML2を配置して光線を空間的に分割し
てから、第二のレンズ群L2を用いて重ね合わせ、第三
のレンズ(又はレンズ群)を介して照明面に投影するこ
とで、均一化された光強度分布が得られるように構成し
た。
布を均一化する。 【解決手段】 並列化光源1に対してコリメートレンズ
2を配置し、当該レンズによりコリメートされた光線
を、第一のレンズL1により合成する。さらにレンズア
レイ群ML1、ML2を配置して光線を空間的に分割し
てから、第二のレンズ群L2を用いて重ね合わせ、第三
のレンズ(又はレンズ群)を介して照明面に投影するこ
とで、均一化された光強度分布が得られるように構成し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列化レーザー光
源を用いた照明装置において強度分布の均一化を実現す
るための技術に関する。
源を用いた照明装置において強度分布の均一化を実現す
るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクションディスプレイと称する
画像表示装置では、空間変調器として液晶パネルや、D
MD(Digital Micromirror Device)等が用いられてき
たが、近時、マイクロマシン技術によるアクティブ駆動
式のグレーティング(回折格子)を用いたディスプレイ
が開発されて注目を集めている。使用する回折格子型素
子は、「グレーティングライトバルブ(Grating Light
Valve)」(以下、「GLV」と略記する。)と呼ば
れ、従来の空間変調器を使った場合に比べて、継ぎ目の
ない(シームレス)、鮮明で明るい画像を表示できるこ
と及びマイクロマシン技術を用いて安価なコストで作成
できること、そして、高速動作が可能であること等の特
長を有しているため、注目されている。
画像表示装置では、空間変調器として液晶パネルや、D
MD(Digital Micromirror Device)等が用いられてき
たが、近時、マイクロマシン技術によるアクティブ駆動
式のグレーティング(回折格子)を用いたディスプレイ
が開発されて注目を集めている。使用する回折格子型素
子は、「グレーティングライトバルブ(Grating Light
Valve)」(以下、「GLV」と略記する。)と呼ば
れ、従来の空間変調器を使った場合に比べて、継ぎ目の
ない(シームレス)、鮮明で明るい画像を表示できるこ
と及びマイクロマシン技術を用いて安価なコストで作成
できること、そして、高速動作が可能であること等の特
長を有しているため、注目されている。
【0003】このGLVを用いて画像を形成するには、
回折光のうち、0次光を遮光して、±1次光だけを透過
させるシュリーレンフィルタリングが必要である。
回折光のうち、0次光を遮光して、±1次光だけを透過
させるシュリーレンフィルタリングが必要である。
【0004】図23はシュリーレンフィルター光学系a
の要部について示したものである。図示しない光源から
の光が、シリンドリカルレンズL0により集光されてG
LVに照射され、その回折光がレンズL1、シュリーレ
ンフィルターF、レンズL2をこの順で透過して出射さ
れる。
の要部について示したものである。図示しない光源から
の光が、シリンドリカルレンズL0により集光されてG
LVに照射され、その回折光がレンズL1、シュリーレ
ンフィルターF、レンズL2をこの順で透過して出射さ
れる。
【0005】尚、図中に示す光線「lt(+1)、lt
(0)、lt(−1)」はGLVによる回折光を表して
おり、「lt(+1)」が+1次回折光、「lt
(0)」が0次(回折)光、lt(−1)が−1次回折
光をそれぞれ示しており、シュリーレンフィルタリング
により0次光だけが遮光される。
(0)、lt(−1)」はGLVによる回折光を表して
おり、「lt(+1)」が+1次回折光、「lt
(0)」が0次(回折)光、lt(−1)が−1次回折
光をそれぞれ示しており、シュリーレンフィルタリング
により0次光だけが遮光される。
【0006】GLVとしては反射型の素子が用いられて
おり、メンブレンと呼ばれる多数の微小リボンがエアギ
ャップをもって基板上に並列配置された構成を有してい
る。そして、GLVの状態のうち、第一の状態(ピクセ
ル消灯時)では全てのリボンの位相が揃えられる結果、
±1次回折光は発生しない(反射光のみ)が、第二の状
態(ピクセル点灯時)では、リボンが1つおきに静電気
力により基板側に引き付けられて反射型回折格子が形成
される結果、±1次回折光が発生する。そして、この±
1次回折光のみを選択するために、GLVのフーリエ面
で空間的フィルタリング(シュリーレンフィルタリン
グ)を行うことが必要とされる。
おり、メンブレンと呼ばれる多数の微小リボンがエアギ
ャップをもって基板上に並列配置された構成を有してい
る。そして、GLVの状態のうち、第一の状態(ピクセ
ル消灯時)では全てのリボンの位相が揃えられる結果、
±1次回折光は発生しない(反射光のみ)が、第二の状
態(ピクセル点灯時)では、リボンが1つおきに静電気
力により基板側に引き付けられて反射型回折格子が形成
される結果、±1次回折光が発生する。そして、この±
1次回折光のみを選択するために、GLVのフーリエ面
で空間的フィルタリング(シュリーレンフィルタリン
グ)を行うことが必要とされる。
【0007】尚、ここで、フィルタリングのコントラス
トを上げるためには、入射光線の回折方向の角度範囲を
充分に狭くしておくことが必要である。これは、入射光
線が広がりをもっていると、フィルタリング面上での光
線入射値について広がりができるため、消光時に漏れ光
が生じてしまうためである。
トを上げるためには、入射光線の回折方向の角度範囲を
充分に狭くしておくことが必要である。これは、入射光
線が広がりをもっていると、フィルタリング面上での光
線入射値について広がりができるため、消光時に漏れ光
が生じてしまうためである。
【0008】このような光学系に用いる光源としては、
半導体レーザーが挙げられる。近年、半導体レーザーの
短波長化、高出力化が進んでいるため、レーザーディス
プレイやレーザープリンタ等における照明光学系の光源
としての利用可能性が高まっている。
半導体レーザーが挙げられる。近年、半導体レーザーの
短波長化、高出力化が進んでいるため、レーザーディス
プレイやレーザープリンタ等における照明光学系の光源
としての利用可能性が高まっている。
【0009】例えば、GLV照明用に、半導体レーザー
アレイバーを用いた光学系が提案されており、その構成
例を図24に示す。
アレイバーを用いた光学系が提案されており、その構成
例を図24に示す。
【0010】光軸を含む第一の面(これを「x面」とい
う。)内における照明光学系bの構成と、光軸を含み、
かつx面に直交する第二の面(これを「y面」とい
う。)内における照明光学系bの構成をそれぞれ示して
いる。
う。)内における照明光学系bの構成と、光軸を含み、
かつx面に直交する第二の面(これを「y面」とい
う。)内における照明光学系bの構成をそれぞれ示して
いる。
【0011】半導体レーザーアレイバーcは、図示しな
い複数のエミッター(出射源あるいは放射源)が並列配
置された並列化光源として構成されており、それらのエ
ミッターから出射した光は、コリメートレンズd、eを
透過した後、レンズf乃至iを経て、集光用シリンドリ
カルレンズjを透過し、カバーガラスkを介してGLV
に照射される。
い複数のエミッター(出射源あるいは放射源)が並列配
置された並列化光源として構成されており、それらのエ
ミッターから出射した光は、コリメートレンズd、eを
透過した後、レンズf乃至iを経て、集光用シリンドリ
カルレンズjを透過し、カバーガラスkを介してGLV
に照射される。
【0012】尚、コリメートレンズeは、多数のレンズ
エレメントを配置したマイクレンズアレイである。ま
た、半導体レーザーアレイバーcの出射端面、レンズf
の像側焦点面、GLVの(線状領域への)照射面につい
ては光学的に共役関係とされる。
エレメントを配置したマイクレンズアレイである。ま
た、半導体レーザーアレイバーcの出射端面、レンズf
の像側焦点面、GLVの(線状領域への)照射面につい
ては光学的に共役関係とされる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザーを
光源とする照明装置に要求される事項として、照明の均
一性が高いこと、平行光が得られること、スペックルノ
イズがないこと(又は目立たないこと)が挙げられる
が、従来の照明装置にあってはこれらの事項の中でも、
特に均一性について充分に満足のいく特性が得られない
か又は所望の特性を得るまでに費やす労力の負担が大き
いことが問題となっている。
光源とする照明装置に要求される事項として、照明の均
一性が高いこと、平行光が得られること、スペックルノ
イズがないこと(又は目立たないこと)が挙げられる
が、従来の照明装置にあってはこれらの事項の中でも、
特に均一性について充分に満足のいく特性が得られない
か又は所望の特性を得るまでに費やす労力の負担が大き
いことが問題となっている。
【0014】例えば、半導体レーザーアレイバーを構成
する各エミッターの強度分布が不均一であったり、光利
用効率が低いといったこと等が挙げられる。
する各エミッターの強度分布が不均一であったり、光利
用効率が低いといったこと等が挙げられる。
【0015】尚、均一性が悪いと効率の低下に繋がり、
高輝度化等への支障を来す原因となり、また、ディスプ
レイ装置等ではダイナミックレンジを充分にとれなくな
る等の弊害をもたらす虞がある。
高輝度化等への支障を来す原因となり、また、ディスプ
レイ装置等ではダイナミックレンジを充分にとれなくな
る等の弊害をもたらす虞がある。
【0016】そこで、本発明は、並列化レーザー光源を
用いた照明装置において、強度分布の均一化を実現する
ことを課題とする。
用いた照明装置において、強度分布の均一化を実現する
ことを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するために、並列化光源に対してコリメートを行
うための第一のレンズアレイ又はレンズアレイ群を配置
し、これによってコリメートされた光線を、第一のレン
ズ又はレンズ群により合成するとともに、さらに第二の
レンズアレイ又はレンズアレイ群を配置して光線を空間
的に分割してから、第二のレンズ又はレンズ群を用いて
重ね合わせて、第三のレンズ又はレンズ群を介して照明
面に投影することで、均一化された光強度分布が得られ
るように構成したものである。
を解決するために、並列化光源に対してコリメートを行
うための第一のレンズアレイ又はレンズアレイ群を配置
し、これによってコリメートされた光線を、第一のレン
ズ又はレンズ群により合成するとともに、さらに第二の
レンズアレイ又はレンズアレイ群を配置して光線を空間
的に分割してから、第二のレンズ又はレンズ群を用いて
重ね合わせて、第三のレンズ又はレンズ群を介して照明
面に投影することで、均一化された光強度分布が得られ
るように構成したものである。
【0018】従って、本発明によれば、並列化光源から
のレーザー光を第一のレンズアレイ(又はレンズアレイ
群)でコリメートして、その合波像を第二のレンズアレ
イ(又はレンズアレイ群)で空間的に分割した後、再び
重ね合わせることによって、均一な強度分布をもった照
明光を得ることができる。
のレーザー光を第一のレンズアレイ(又はレンズアレイ
群)でコリメートして、その合波像を第二のレンズアレ
イ(又はレンズアレイ群)で空間的に分割した後、再び
重ね合わせることによって、均一な強度分布をもった照
明光を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、並列化光源(半導体レ
ーザーアレイ等)からのレーザー光を用いるとともに、
均一化された光強度分布の照明光を得るための光学的構
成に関するものである。例えば、画像表示装置への適用
においては、フロントプロジェクション(前面投射)
型、リアプロジェクション(背面投射)型のレーザーデ
ィスプレイ等が挙げられるが、その他、レーザープリン
タ、あるいはディジタル画像データから映画フィルムへ
の記録装置等、印刷や記録を含む画像装置に幅広く用い
ることができる。勿論、本発明に係る照明装置のレーザ
ー核融合への適用や、レーザー加工あるいは計測等の用
途において均一化された照明光を必要とする場合に本発
明を適用することで精度等の向上に寄与することが可能
である。
ーザーアレイ等)からのレーザー光を用いるとともに、
均一化された光強度分布の照明光を得るための光学的構
成に関するものである。例えば、画像表示装置への適用
においては、フロントプロジェクション(前面投射)
型、リアプロジェクション(背面投射)型のレーザーデ
ィスプレイ等が挙げられるが、その他、レーザープリン
タ、あるいはディジタル画像データから映画フィルムへ
の記録装置等、印刷や記録を含む画像装置に幅広く用い
ることができる。勿論、本発明に係る照明装置のレーザ
ー核融合への適用や、レーザー加工あるいは計測等の用
途において均一化された照明光を必要とする場合に本発
明を適用することで精度等の向上に寄与することが可能
である。
【0020】本発明に係る照明装置の具体的な構成につ
いて説明する前に、本発明の原理的な説明を行う。
いて説明する前に、本発明の原理的な説明を行う。
【0021】先ず、本発明では並列化光源からのレーザ
ー光線を用いることが前提とされる。尚、各光線につい
ては異なるレーザー光又は異なる偏光状態の光であって
も良い。以下では、説明の便宜上、複数の光源が並列に
配置された構成を有する並列化光源として半導体レーザ
ーアレイを用いるものとする。
ー光線を用いることが前提とされる。尚、各光線につい
ては異なるレーザー光又は異なる偏光状態の光であって
も良い。以下では、説明の便宜上、複数の光源が並列に
配置された構成を有する並列化光源として半導体レーザ
ーアレイを用いるものとする。
【0022】並列化光源に対してコリメートを行うため
に第一のレンズアレイ(又はレンズアレイ群)を配置す
る。当該レンズアレイには、例えば、複数のレンズエレ
メントを一体として形成したものが使用され、並列化光
源からの各光線に対するコリメートレンズとして機能す
る。
に第一のレンズアレイ(又はレンズアレイ群)を配置す
る。当該レンズアレイには、例えば、複数のレンズエレ
メントを一体として形成したものが使用され、並列化光
源からの各光線に対するコリメートレンズとして機能す
る。
【0023】第一のレンズアレイ(又はレンズアレイ
群)によりコリメートされた光線は、第一のレンズ(又
はレンズ群)により合成される。
群)によりコリメートされた光線は、第一のレンズ(又
はレンズ群)により合成される。
【0024】そして、さらに第二のレンズアレイ(又は
レンズアレイ群)を配置することにより光線を空間的に
分割する。第二のレンズアレイについては、複数のレン
ズエレメントが一体として形成された単一のものを使用
する形態と、複数のレンズアレイを組み合わせてレンズ
アレイ群とした形態が挙げられる。また、レンズアレイ
として、球面レンズアレイやシリンドリカルレンズアレ
イ、屈折率分布型レンズアレイを用いる形態、あるい
は、これらと同等又は等価な光学的作用を有する回折型
光学素子を用いる形態が挙げられる(この事について
は、上記第一のレンズアレイについても同様であ
る。)。
レンズアレイ群)を配置することにより光線を空間的に
分割する。第二のレンズアレイについては、複数のレン
ズエレメントが一体として形成された単一のものを使用
する形態と、複数のレンズアレイを組み合わせてレンズ
アレイ群とした形態が挙げられる。また、レンズアレイ
として、球面レンズアレイやシリンドリカルレンズアレ
イ、屈折率分布型レンズアレイを用いる形態、あるい
は、これらと同等又は等価な光学的作用を有する回折型
光学素子を用いる形態が挙げられる(この事について
は、上記第一のレンズアレイについても同様であ
る。)。
【0025】それから、第二のレンズ(又はレンズ群)
により光を重ね合わせ、第三のレンズ(又はレンズ群)
を介して照明面に投影することで、均一な強度分布をも
った照明光を得る。このような照明光を、例えば、GL
V等の線状領域に対して照射することにより均一な照明
を行えるが、一次元照明(線状照明)に限らず2次元の
均一照明への応用も可能である。
により光を重ね合わせ、第三のレンズ(又はレンズ群)
を介して照明面に投影することで、均一な強度分布をも
った照明光を得る。このような照明光を、例えば、GL
V等の線状領域に対して照射することにより均一な照明
を行えるが、一次元照明(線状照明)に限らず2次元の
均一照明への応用も可能である。
【0026】先ず、ビームの重ね合わせによる均一化方
法について、図1、図2を用いて説明する。
法について、図1、図2を用いて説明する。
【0027】図1は、ガウシアンビーム(強度分布がガ
ウス分布をもつ)について、分割と合波による強度分布
の均一化について概念的に示している。即ち、左側に示
すガウシアンビームの分布曲線Gに対して、中央の図に
示すように、破線の縦線で3つの部分(ビームの中央部
G1と、2つの裾部分G2、G3)に分割する。そし
て、矢印で示すように、裾部分G2、G3をそれぞれビ
ームの中央部G1に移動させて重ね合わせることによ
り、ほぼ均一化された強度分布が得られる。
ウス分布をもつ)について、分割と合波による強度分布
の均一化について概念的に示している。即ち、左側に示
すガウシアンビームの分布曲線Gに対して、中央の図に
示すように、破線の縦線で3つの部分(ビームの中央部
G1と、2つの裾部分G2、G3)に分割する。そし
て、矢印で示すように、裾部分G2、G3をそれぞれビ
ームの中央部G1に移動させて重ね合わせることによ
り、ほぼ均一化された強度分布が得られる。
【0028】このことは重ね合わせの条件にも依るが、
ガウシアンビームに限らず、一般的な強度分布をもつレ
ーザー光についても適用することができ、例えば、図2
に示すように、強度分布gがやや不均一なビームについ
て、横軸方向に沿って複数の部分g1、g2、g3に分
割するとともに、それらをビームの中央部g1に寄せ集
めて重ね合わせることで(図の周縁部分については無視
する。)、強度分布の均一化が可能となる。
ガウシアンビームに限らず、一般的な強度分布をもつレ
ーザー光についても適用することができ、例えば、図2
に示すように、強度分布gがやや不均一なビームについ
て、横軸方向に沿って複数の部分g1、g2、g3に分
割するとともに、それらをビームの中央部g1に寄せ集
めて重ね合わせることで(図の周縁部分については無視
する。)、強度分布の均一化が可能となる。
【0029】このようにガウシアン分布あるいは不規則
な強度分布であっても、分布に関する分割と重ね合わせ
によって、強度分布が平均化されて均一性が高まること
が分かる。そして、そのためには、レンズアレイ(マイ
クロレンズアレイ)を用いれば良い。
な強度分布であっても、分布に関する分割と重ね合わせ
によって、強度分布が平均化されて均一性が高まること
が分かる。そして、そのためには、レンズアレイ(マイ
クロレンズアレイ)を用いれば良い。
【0030】図3は、レンズアレイcを用いた場合のN
(=3):1の結像関係について示している。レンズア
レイcを構成するレンズエレメントeについては便宜上
3個とし、その物体側にそれぞれ配置された、3つの上
向き矢印から発した光が、各エレメントeをそれぞれ透
過した後で、合成用の結像レンズd(図には1枚のレン
ズで代表して示すが、レンズ群の場合も含む。)を透過
して結像される(下向きのやや長い矢印により倒立像を
示す。)。
(=3):1の結像関係について示している。レンズア
レイcを構成するレンズエレメントeについては便宜上
3個とし、その物体側にそれぞれ配置された、3つの上
向き矢印から発した光が、各エレメントeをそれぞれ透
過した後で、合成用の結像レンズd(図には1枚のレン
ズで代表して示すが、レンズ群の場合も含む。)を透過
して結像される(下向きのやや長い矢印により倒立像を
示す。)。
【0031】各レンズエレメントeの中心軸に対して等
しい物体高から出た光線は、レンズdの像側焦点面にお
いて全て重ね合わされる。従って、レンズアレイの入射
側焦点面を分割してレンズの焦点面に重ね合わせること
ができる。
しい物体高から出た光線は、レンズdの像側焦点面にお
いて全て重ね合わされる。従って、レンズアレイの入射
側焦点面を分割してレンズの焦点面に重ね合わせること
ができる。
【0032】図4は、光源共役な光学系(分割合成光学
系)についての原理的な説明図であり、図の上側には、
光軸を含むx面内における構成を示し、下側には、光軸
を含み、かつx面に直交するy面内における構成を示し
ている。
系)についての原理的な説明図であり、図の上側には、
光軸を含むx面内における構成を示し、下側には、光軸
を含み、かつx面に直交するy面内における構成を示し
ている。
【0033】使用する並列化光源1としては半導体レー
ザーアレイを想定し、各エミッターからの光線が、マイ
クロレンズを使ったコリメートレンズ2(2f、2s)
によってコリメートされるものとする(「2s」が前記
した第一のレンズアレイに相当する。)。つまり、GL
Vの回折光をシュリーレンフィルターで高いコントラス
トをもって分離するためには、y面内でコリメートされ
た平行光でなければならない。ここでは、一例として、
独国LIMO社製のレンズユニットを用いる。尚、この
レンズユニットは、半導体レーザーの「Fast Axis」 、
「Slow Axis」の各軸方向の発散をコリメートするシリ
ンドリカルレンズを組み合わせた構成を有し、その一方
「Fast Axis Collimator」(FAC)が非球面シリンドリカ
ルレンズとされ(図の「2f」参照)、他方「Slow Ax
is Collimator」(SAC)が、LD(レーザーダイオード)
アレイバーのエミッターの配列ピッチ及び発散角に合わ
せた球面シリンドリカルレンズアレイである(図の「2
s」参照)。そして、LDアレイバーのエミッターにつ
いては、高出力化のために、発光領域幅が数十乃至数百
μmのブロードエリアのものを用いる。
ザーアレイを想定し、各エミッターからの光線が、マイ
クロレンズを使ったコリメートレンズ2(2f、2s)
によってコリメートされるものとする(「2s」が前記
した第一のレンズアレイに相当する。)。つまり、GL
Vの回折光をシュリーレンフィルターで高いコントラス
トをもって分離するためには、y面内でコリメートされ
た平行光でなければならない。ここでは、一例として、
独国LIMO社製のレンズユニットを用いる。尚、この
レンズユニットは、半導体レーザーの「Fast Axis」 、
「Slow Axis」の各軸方向の発散をコリメートするシリ
ンドリカルレンズを組み合わせた構成を有し、その一方
「Fast Axis Collimator」(FAC)が非球面シリンドリカ
ルレンズとされ(図の「2f」参照)、他方「Slow Ax
is Collimator」(SAC)が、LD(レーザーダイオード)
アレイバーのエミッターの配列ピッチ及び発散角に合わ
せた球面シリンドリカルレンズアレイである(図の「2
s」参照)。そして、LDアレイバーのエミッターにつ
いては、高出力化のために、発光領域幅が数十乃至数百
μmのブロードエリアのものを用いる。
【0034】LDアレイバーの発散角が大きな、活性層
に垂直な面内(y面内)では、全てのエミッターからの
光線は、非球面シリンドリカルレンズとされる2fによ
ってコリメートされる。LDの活性層については、通常
その厚みが1μm程度であるため、ほぼ点光源とみなす
ことができるから、コリメートによりy面内ではほぼ完
全な平行光を得ることができる。
に垂直な面内(y面内)では、全てのエミッターからの
光線は、非球面シリンドリカルレンズとされる2fによ
ってコリメートされる。LDの活性層については、通常
その厚みが1μm程度であるため、ほぼ点光源とみなす
ことができるから、コリメートによりy面内ではほぼ完
全な平行光を得ることができる。
【0035】他方、活性層と平行な面内(x面内)で
は、エミッターの発光領域が広がりをもつために、完全
な平行光とはならずに、出射光線の発散角に関して広が
りをもつことになる。
は、エミッターの発光領域が広がりをもつために、完全
な平行光とはならずに、出射光線の発散角に関して広が
りをもつことになる。
【0036】LDアレイバーはx面内で多数のエミッタ
ーを並列配置させたものであるから、各エミッターに対
してマイクロレンズを1個ずつ対応させ、それぞれに対
してコリメーションを行う必要があり、そのために、上
記2sではx面内においてシリンドリカルレンズアレイ
を複数配置させて、各エミッターに対して当該面内で最
適なコリメーションが行われる構成になっている。
ーを並列配置させたものであるから、各エミッターに対
してマイクロレンズを1個ずつ対応させ、それぞれに対
してコリメーションを行う必要があり、そのために、上
記2sではx面内においてシリンドリカルレンズアレイ
を複数配置させて、各エミッターに対して当該面内で最
適なコリメーションが行われる構成になっている。
【0037】通常、LDの発散角に関して、y面内では
x面内に較べて遥かに大きな発散角をもつが、LIMO
社製のレンズユニットでは、x面内とy面内とで別個の
シリンドリカルレンズを用いるので、出射ビーム径をそ
れぞれ独立に制御して所望のビーム径にすることができ
る。尚、シリンドリカルレンズではなく、通常の回転対
称性を有する球面レンズアレイ等を用いた場合であって
も、LDの出射端面に対して、それ以降に配置される光
学素子を含む光学系における共役関係と原理的に全く同
様にすることが可能であるが、x面内及びy面内のコリ
メーションについて焦点距離を独立に設定できれば、最
終的な照明領域のサイズに対して自由度が上げられるの
で、設計が容易になる。また、LDの発光領域が大きく
なれば、光源の非点収差が大きくなるので、これを補正
するためにも、シリンドリカルレンズにより構成された
コリメートモジュールが最適である。
x面内に較べて遥かに大きな発散角をもつが、LIMO
社製のレンズユニットでは、x面内とy面内とで別個の
シリンドリカルレンズを用いるので、出射ビーム径をそ
れぞれ独立に制御して所望のビーム径にすることができ
る。尚、シリンドリカルレンズではなく、通常の回転対
称性を有する球面レンズアレイ等を用いた場合であって
も、LDの出射端面に対して、それ以降に配置される光
学素子を含む光学系における共役関係と原理的に全く同
様にすることが可能であるが、x面内及びy面内のコリ
メーションについて焦点距離を独立に設定できれば、最
終的な照明領域のサイズに対して自由度が上げられるの
で、設計が容易になる。また、LDの発光領域が大きく
なれば、光源の非点収差が大きくなるので、これを補正
するためにも、シリンドリカルレンズにより構成された
コリメートモジュールが最適である。
【0038】図4のx面内での光学的作用について説明
すると、LDのエミッター像は、初段のレンズL1(前
記第一のレンズに相当する。)の出射側焦点面にできる
(図の矢印A参照)。この像は、全てのエミッターに係
る像が同じ場所において重ね合わされたものであるた
め、たとえ一つのエミッターが劣化した場合であって
も、照明光の一部について欠落を招くものではない。ま
た、重ね合わせにより、エミッター間でのばらつきも平
均化される。
すると、LDのエミッター像は、初段のレンズL1(前
記第一のレンズに相当する。)の出射側焦点面にできる
(図の矢印A参照)。この像は、全てのエミッターに係
る像が同じ場所において重ね合わされたものであるた
め、たとえ一つのエミッターが劣化した場合であって
も、照明光の一部について欠落を招くものではない。ま
た、重ね合わせにより、エミッター間でのばらつきも平
均化される。
【0039】このエミッターの像面に対して、第一のマ
イクロレンズアレイML1(焦点距離を「f」とす
る。)を配置するとともに、その後方(出射側)におい
て、距離fだけ離れた場所に第二のマイクロレンズアレ
イML2(焦点距離を「f」とする。)を配置する。マ
イクロレンズアレイML1はフィールドレンズであり、
ML1を構成する、あるレンズエレメントに入射した光
をML2において対応するレンズエレメントに導くもの
である。尚、これらML1、ML2が前記した第二のレ
ンズアレイ群に相当する。
イクロレンズアレイML1(焦点距離を「f」とす
る。)を配置するとともに、その後方(出射側)におい
て、距離fだけ離れた場所に第二のマイクロレンズアレ
イML2(焦点距離を「f」とする。)を配置する。マ
イクロレンズアレイML1はフィールドレンズであり、
ML1を構成する、あるレンズエレメントに入射した光
をML2において対応するレンズエレメントに導くもの
である。尚、これらML1、ML2が前記した第二のレ
ンズアレイ群に相当する。
【0040】マイクロレンズアレイML2の後方に結像
用のレンズL2(レンズ群であり、前記第二のレンズ群
に相当する。)を置くと、ML2及びL2により、ML
2の入射側焦点面(つまり、ML1の出射面)からの光
が、L2の出射側焦点面上で重ね合わされた形になる。
図には、その一部を図示するために、矢印B、Bの光が
L2を経て反転されて一つの像(矢印Cで示す。)に重
なり合う様子を概略的に示している。
用のレンズL2(レンズ群であり、前記第二のレンズ群
に相当する。)を置くと、ML2及びL2により、ML
2の入射側焦点面(つまり、ML1の出射面)からの光
が、L2の出射側焦点面上で重ね合わされた形になる。
図には、その一部を図示するために、矢印B、Bの光が
L2を経て反転されて一つの像(矢印Cで示す。)に重
なり合う様子を概略的に示している。
【0041】ML1は、LDのエミッターの像面に位置
しているため、全てのエミッターからの光については、
ML1の位置で一度全て重ね合わされ、さらにML1に
よって分割された後、ML2及びL2によって再度重ね
合わされることになる。従って、L2の出射側焦点面に
は、全てのエミッターに関して分割後に重ね合わされた
像が最終的に得られる。
しているため、全てのエミッターからの光については、
ML1の位置で一度全て重ね合わされ、さらにML1に
よって分割された後、ML2及びL2によって再度重ね
合わされることになる。従って、L2の出射側焦点面に
は、全てのエミッターに関して分割後に重ね合わされた
像が最終的に得られる。
【0042】次に、y面内においては、LDのエミッタ
ー像は、L1を介してその像面であるML1上にできる
が、LDアレイバーにおいて全てのLDがx方向に延び
る一直線上に並んでいるので、各LDの像についてはM
L1上の一点に集光される。そして、当該一点は、ML
2とL2とにより、最終像面(L2の出射側焦点面)上
の一点に集光されることになる。
ー像は、L1を介してその像面であるML1上にできる
が、LDアレイバーにおいて全てのLDがx方向に延び
る一直線上に並んでいるので、各LDの像についてはM
L1上の一点に集光される。そして、当該一点は、ML
2とL2とにより、最終像面(L2の出射側焦点面)上
の一点に集光されることになる。
【0043】しかして、図4の構成では、LDアレイバ
ーの各エミッターからに光に関して、分割後に重ね合わ
されてできる線状の像が最終像面にできるが、この像は
全てのエミッターからの光線を重ね合わせるとともに、
一つのエミッターからの光についてみた場合に、複数に
分割された各部からの光線を重ね合わせた結果となって
いる(図1、図2での説明を参照。)。従って、従来の
構成に比較して均一性が向上している。つまり、図24
に示す構成では、異なるエミッターの像について単に重
ね合わせるだけであるため、全てのエミッターに関する
平均化された強度分布が得られることになる。しかしな
がら、各エミッター当たりの強度分布については、一般
にその中央部で強度が高く、裾部(周辺部)で強度が低
い場合が多いので、全エミッター像を単純に重ね合わせ
るだけでは、中央部から周辺にかけての裾部分で強度不
足をもたらすことが多い。
ーの各エミッターからに光に関して、分割後に重ね合わ
されてできる線状の像が最終像面にできるが、この像は
全てのエミッターからの光線を重ね合わせるとともに、
一つのエミッターからの光についてみた場合に、複数に
分割された各部からの光線を重ね合わせた結果となって
いる(図1、図2での説明を参照。)。従って、従来の
構成に比較して均一性が向上している。つまり、図24
に示す構成では、異なるエミッターの像について単に重
ね合わせるだけであるため、全てのエミッターに関する
平均化された強度分布が得られることになる。しかしな
がら、各エミッター当たりの強度分布については、一般
にその中央部で強度が高く、裾部(周辺部)で強度が低
い場合が多いので、全エミッター像を単純に重ね合わせ
るだけでは、中央部から周辺にかけての裾部分で強度不
足をもたらすことが多い。
【0044】これに対して、上記のように、各エミッタ
ーについて分割及び重ね合わせによる合成を行うことに
より、仮にエミッターが1個であっても、その強度分布
について平均化の効果が得られる。よって、エミッター
数が増えれば、その効果がさらに発揮される結果、最終
的な照明光(線状照明光)として、均一な光を得ること
ができる。そして、最終像面上にGLVを置けば、半導
体レーザーアレイによりGLV(の線状領域)に対して
均一な照明を行うことができる。勿論、GLVの照明領
域(線状領域)の大きさと、エミッター合波像の大きさ
を合わせるためには、コリメートレンズの焦点距離や、
マイクロレンズアレイML1、ML2の構造(エレメン
トの形状や配列周期等)を含めた光学設計上、各種パラ
メータの設定等を適切に行う必要がある。
ーについて分割及び重ね合わせによる合成を行うことに
より、仮にエミッターが1個であっても、その強度分布
について平均化の効果が得られる。よって、エミッター
数が増えれば、その効果がさらに発揮される結果、最終
的な照明光(線状照明光)として、均一な光を得ること
ができる。そして、最終像面上にGLVを置けば、半導
体レーザーアレイによりGLV(の線状領域)に対して
均一な照明を行うことができる。勿論、GLVの照明領
域(線状領域)の大きさと、エミッター合波像の大きさ
を合わせるためには、コリメートレンズの焦点距離や、
マイクロレンズアレイML1、ML2の構造(エレメン
トの形状や配列周期等)を含めた光学設計上、各種パラ
メータの設定等を適切に行う必要がある。
【0045】さらに、x面内とy面内の倍率を照明領域
に対して合わせ込むためには、y面内に曲率をもつシリ
ンドリカルレンズを用いて、当該面内で所望の照明領域
幅が得られるように集光すれば良い。この場合、x面内
の焦点位置と、y面内の焦点位置とがずれることになる
が、x面内では像が極めて大きな倍率をもって拡大され
るので、ほぼ平行光に近い光となっている。従って、G
LV用の照明光学系として支障を来たすことはない。
に対して合わせ込むためには、y面内に曲率をもつシリ
ンドリカルレンズを用いて、当該面内で所望の照明領域
幅が得られるように集光すれば良い。この場合、x面内
の焦点位置と、y面内の焦点位置とがずれることになる
が、x面内では像が極めて大きな倍率をもって拡大され
るので、ほぼ平行光に近い光となっている。従って、G
LV用の照明光学系として支障を来たすことはない。
【0046】上記の説明では、各エミッターについてL
Dの出射端面の近視野像を、レンズアレイにより空間的
に分割して、それらを重ね合わせた出射端の共役像を照
明面(最終像面)に投影させた構成を例示したが(図4
において、LDの出射端面と、L1の出射側焦点面、最
終像面が共役関係にある。)、これに限らず、各エミッ
ターの出射端面の遠視野像について同様の構成を実現す
ることもできる。
Dの出射端面の近視野像を、レンズアレイにより空間的
に分割して、それらを重ね合わせた出射端の共役像を照
明面(最終像面)に投影させた構成を例示したが(図4
において、LDの出射端面と、L1の出射側焦点面、最
終像面が共役関係にある。)、これに限らず、各エミッ
ターの出射端面の遠視野像について同様の構成を実現す
ることもできる。
【0047】図5は、光源と瞳共役な分割合成光学系の
構成例3を示しており、x面内における配置構成を上側
に図示し、y面内における配置構成を下側に図示したも
のである。
構成例3を示しており、x面内における配置構成を上側
に図示し、y面内における配置構成を下側に図示したも
のである。
【0048】先ず、x面内について説明すると、LDア
レイバー(簡単化のためにLDの数を3つとする。)に
対して、図4と同様のコリメートレンズ2(2f、2
s)が設けられており、当該レンズと第1レンズ群G1
(レンズL1、L2)により、L2の出射側焦点面上に
エミッターの像が生じる。第1レンズ群G1の出射側焦
点面は、第2レンズ群G2(マイクロレンズアレイML
1、ML2)によってリレーされる。第1レンズ群G1
の出射側焦点面は、同時に第2レンズ群G2の入射側焦
点面でもある。
レイバー(簡単化のためにLDの数を3つとする。)に
対して、図4と同様のコリメートレンズ2(2f、2
s)が設けられており、当該レンズと第1レンズ群G1
(レンズL1、L2)により、L2の出射側焦点面上に
エミッターの像が生じる。第1レンズ群G1の出射側焦
点面は、第2レンズ群G2(マイクロレンズアレイML
1、ML2)によってリレーされる。第1レンズ群G1
の出射側焦点面は、同時に第2レンズ群G2の入射側焦
点面でもある。
【0049】そして、第2レンズ群G2の出射側焦点面
は、第3レンズ群(L3、L4)の入射側焦点面に一致
している。
は、第3レンズ群(L3、L4)の入射側焦点面に一致
している。
【0050】LDアレイバーからの光は、2f、2sに
よりコリメートされるが、コリメートレンズ2の出射側
焦点面がリレーされて、当該焦点面に対して、第2レン
ズ群G2の中間面(図に一点鎖線の縦線で示す。)、第
3レンズ群G3の出射側焦点面が互いに共役関係とな
る。従って、第3レンズ群G3の出射側焦点面には、L
Dアレイバーの各エミッターについての遠視野像を、分
割して重ね合わせた像が得られることになる。
よりコリメートされるが、コリメートレンズ2の出射側
焦点面がリレーされて、当該焦点面に対して、第2レン
ズ群G2の中間面(図に一点鎖線の縦線で示す。)、第
3レンズ群G3の出射側焦点面が互いに共役関係とな
る。従って、第3レンズ群G3の出射側焦点面には、L
Dアレイバーの各エミッターについての遠視野像を、分
割して重ね合わせた像が得られることになる。
【0051】また、y面内において本例では、第1レン
ズ群G1を構成するレンズL1、L2が球面レンズであ
り、上記と同様の共役関係が生じるので、第3レンズ群
G3の出射側焦点面には、LDアレイバーの各エミッタ
ーについての遠視野像を分割して重ね合わせた像が得ら
れる。
ズ群G1を構成するレンズL1、L2が球面レンズであ
り、上記と同様の共役関係が生じるので、第3レンズ群
G3の出射側焦点面には、LDアレイバーの各エミッタ
ーについての遠視野像を分割して重ね合わせた像が得ら
れる。
【0052】第1レンズ群G1を構成するレンズL1、
L2に関して球面レンズに代わって、x面内でのみパワ
ーを持つシリンドリカルレンズを用いる場合には、上記
とは共役関係が反転した構成にすることができ、その場
合には図6に示す例4のようになる。尚、x面内での配
置構成については図5の場合と同じである。
L2に関して球面レンズに代わって、x面内でのみパワ
ーを持つシリンドリカルレンズを用いる場合には、上記
とは共役関係が反転した構成にすることができ、その場
合には図6に示す例4のようになる。尚、x面内での配
置構成については図5の場合と同じである。
【0053】y面内では、第1レンズ群G1を構成する
レンズL1cy、L2cyに関して縦長の長方形で図示
しており、当該面内ではパワーをもたない。
レンズL1cy、L2cyに関して縦長の長方形で図示
しており、当該面内ではパワーをもたない。
【0054】共役関係が反転した構成により、第3レン
ズ群G3の出射側焦点面には、LDアレイバーの各エミ
ッターの近視野像を分割して重ね合わせた像が生じる。
ズ群G3の出射側焦点面には、LDアレイバーの各エミ
ッターの近視野像を分割して重ね合わせた像が生じる。
【0055】図5、図6のいずれの構成であっても、第
3レンズ群G3の後方に、ビームエキスパンダーやシリ
ンドリカルレンズを適宜に用いて、エミッター合成像を
照明領域の形状及び大きさに合わせながら、焦点面を照
明面にもってきて一致させることができる。
3レンズ群G3の後方に、ビームエキスパンダーやシリ
ンドリカルレンズを適宜に用いて、エミッター合成像を
照明領域の形状及び大きさに合わせながら、焦点面を照
明面にもってきて一致させることができる。
【0056】図7(A)は、ビームエキスパンダーの構
成例(x面内)を示したものである。本図において、ビ
ームエキスパンダー5は2つのレンズ6、7により構成
され、その入射側焦点面Siを第3レンズ群G3の出射
側焦点面に一致するように設定するとともに、ビームエ
キスパンダー5の出射側焦点面So上に照明物体(照明
対象物)を置くものとする。もし、ビームエキスパンダ
ーの入射側焦点面についてLDのエミッターの近視野像
と共役であれば、ビームエキスパンダーの出射側焦点面
には当該近視野像のリレー像が生じる。また、ビームエ
キスパンダーの入射側焦点面についてLDのエミッター
の遠視野像と共役であれば、ビームエキスパンダーの出
射側焦点面には当該遠視野像のリレー像が生じることに
なる。
成例(x面内)を示したものである。本図において、ビ
ームエキスパンダー5は2つのレンズ6、7により構成
され、その入射側焦点面Siを第3レンズ群G3の出射
側焦点面に一致するように設定するとともに、ビームエ
キスパンダー5の出射側焦点面So上に照明物体(照明
対象物)を置くものとする。もし、ビームエキスパンダ
ーの入射側焦点面についてLDのエミッターの近視野像
と共役であれば、ビームエキスパンダーの出射側焦点面
には当該近視野像のリレー像が生じる。また、ビームエ
キスパンダーの入射側焦点面についてLDのエミッター
の遠視野像と共役であれば、ビームエキスパンダーの出
射側焦点面には当該遠視野像のリレー像が生じることに
なる。
【0057】さらに、第3レンズ群において出射側にシ
リンドリカルレンズを加えれば、ビームエキスパンダー
の入射側焦点面がLDのエミッターの遠視野像と共役で
ある場合でも、ビームエキスパンダーの出射側焦点面に
は当該遠視野像のリレー像が生じる。
リンドリカルレンズを加えれば、ビームエキスパンダー
の入射側焦点面がLDのエミッターの遠視野像と共役で
ある場合でも、ビームエキスパンダーの出射側焦点面に
は当該遠視野像のリレー像が生じる。
【0058】以上に説明した構成では、第1レンズ群か
ら第2レンズ群までの分割合波系と、第3レンズ群(さ
らにはシリンドリカルレンズを含む。)とを組み合わせ
ることで、LDエミッターに対して様々な共役関係をも
って一次元照明系(つまり、線状の領域を照明する光学
系)を構成することができる。
ら第2レンズ群までの分割合波系と、第3レンズ群(さ
らにはシリンドリカルレンズを含む。)とを組み合わせ
ることで、LDエミッターに対して様々な共役関係をも
って一次元照明系(つまり、線状の領域を照明する光学
系)を構成することができる。
【0059】x面内については、大別して、以下に示す
2つのリレー方法及び形態がある。
2つのリレー方法及び形態がある。
【0060】1.各エミッターの近視野像を分割合成し
て、第2レンズ(又はレンズ群)の出射側焦点面にリレ
ーする形態2.各エミッターの遠視野像を分割合成し
て、第2レンズ(又はレンズ群)の出射側焦点面にリレ
ーする形態。
て、第2レンズ(又はレンズ群)の出射側焦点面にリレ
ーする形態2.各エミッターの遠視野像を分割合成し
て、第2レンズ(又はレンズ群)の出射側焦点面にリレ
ーする形態。
【0061】y面内についても、同様に2つのリレー方
法及び形態がある。
法及び形態がある。
【0062】A.各エミッターの近視野像を、第2レン
ズ(又はレンズ群)の出射側焦点面にリレーする形態 B.各エミッターの遠視野像を、第2レンズ(又はレン
ズ群)の出射側焦点面にリレーする形態。
ズ(又はレンズ群)の出射側焦点面にリレーする形態 B.各エミッターの遠視野像を、第2レンズ(又はレン
ズ群)の出射側焦点面にリレーする形態。
【0063】いずれの形態を組み合わせても良いが、複
数のシリンドリカルレンズを用いることで線状の均一な
照明光を実現することができる。
数のシリンドリカルレンズを用いることで線状の均一な
照明光を実現することができる。
【0064】尚、GLV用の照明光学系への適用におい
ては、シュリーレンフィルタリングを行うに当たり、x
面内では出射側テレセントリックになっていることが望
ましい。つまり、シュリーレンフィルタリングを行う上
で問題になるのは、GLVへの光線の入射角度である。
シュリーレンフィルター上での光線の位置はGLVへの
光線入射角度に依存するため、x面内での角度を制限で
きれば、表示画像のコントラストを高めることができ
る。そして、角度制限を行うには、GLV(の照明領
域)を像面としたときに、その瞳面となる面上に絞りを
置けば良い。これは、上記したいずれの場合でも、第3
レンズ群の瞳面、又は第2レンズ群の出射側焦点面とな
る。よって、この位置にx面内での光束を制限する絞り
を配置すれば光線入射角度を制限することができる。
尚、この絞りについては固定された形態であっても良い
し、また、可変絞り、あるいは交換可能な絞りであって
も良い。
ては、シュリーレンフィルタリングを行うに当たり、x
面内では出射側テレセントリックになっていることが望
ましい。つまり、シュリーレンフィルタリングを行う上
で問題になるのは、GLVへの光線の入射角度である。
シュリーレンフィルター上での光線の位置はGLVへの
光線入射角度に依存するため、x面内での角度を制限で
きれば、表示画像のコントラストを高めることができ
る。そして、角度制限を行うには、GLV(の照明領
域)を像面としたときに、その瞳面となる面上に絞りを
置けば良い。これは、上記したいずれの場合でも、第3
レンズ群の瞳面、又は第2レンズ群の出射側焦点面とな
る。よって、この位置にx面内での光束を制限する絞り
を配置すれば光線入射角度を制限することができる。
尚、この絞りについては固定された形態であっても良い
し、また、可変絞り、あるいは交換可能な絞りであって
も良い。
【0065】また、第2レンズ群についての視野角度を
考えた場合に、マイクロレンズへの入射光ができる限り
垂直であることが望ましい。即ち、マイクロレンズアレ
イにおいて隣接するレンズエレメントへの入射光線は迷
光となる上に、光利用効率の低下をもたらす原因となる
からである。また、最終的にGLVに到達する光線につ
いても、シュリーレンフィルタリングのためには、垂直
入射又はこれにできるだけ近い入射状態が望ましい。そ
のためには、第1レンズ群及び第2レンズ群の出射光が
テレセントリックであれば良い。
考えた場合に、マイクロレンズへの入射光ができる限り
垂直であることが望ましい。即ち、マイクロレンズアレ
イにおいて隣接するレンズエレメントへの入射光線は迷
光となる上に、光利用効率の低下をもたらす原因となる
からである。また、最終的にGLVに到達する光線につ
いても、シュリーレンフィルタリングのためには、垂直
入射又はこれにできるだけ近い入射状態が望ましい。そ
のためには、第1レンズ群及び第2レンズ群の出射光が
テレセントリックであれば良い。
【0066】尚、図5や図6に示した構成では、複数枚
のレンズによるレンズ群G1乃至G3からなる例を示し
たが、あくまで例示であって、例えば、後述するよう
に、マイクロレンズアレイを一つの部材で構成して、そ
の入射面側と出射面側にそれぞれレンズエレメントを形
成する等、各種の実施形態が可能である。
のレンズによるレンズ群G1乃至G3からなる例を示し
たが、あくまで例示であって、例えば、後述するよう
に、マイクロレンズアレイを一つの部材で構成して、そ
の入射面側と出射面側にそれぞれレンズエレメントを形
成する等、各種の実施形態が可能である。
【0067】
【実施例】図8乃至図14は、照明装置に係る第一の設
計例8についてレンズ配置を示したものであり、本例で
は、図8に示すx面内においてLDの近視野像を分割合
成しており、第二群の出射側焦点面がLDの近視野像と
共役である。
計例8についてレンズ配置を示したものであり、本例で
は、図8に示すx面内においてLDの近視野像を分割合
成しており、第二群の出射側焦点面がLDの近視野像と
共役である。
【0068】尚、図9がy面内での配置を示し、図10
が第一群9(L1、L2)、図11がマイクロレンズア
レイML、図12が第二群10(L3、L4)、図13
が第三群11(L5、L6、L7)についての拡大図を
それぞれ示している。
が第一群9(L1、L2)、図11がマイクロレンズア
レイML、図12が第二群10(L3、L4)、図13
が第三群11(L5、L6、L7)についての拡大図を
それぞれ示している。
【0069】具体的な数値(単位:mm)や材質等につ
いては、下表に示す通りである。
いては、下表に示す通りである。
【0070】
【表1】
【0071】尚、上表中に、付与した(x)、(y)につい
ては、シリンドリカルレンズのx面内、y面内での曲率
をもつことを示す。
ては、シリンドリカルレンズのx面内、y面内での曲率
をもつことを示す。
【0072】また、面番号についてはLDアレイバー側
から離れるに従って数字が増大するように定義してい
る。
から離れるに従って数字が増大するように定義してい
る。
【0073】上表中に「(*)」を付した第3面(面番
号3)は、非球面シリンドリカルレンズ面であり、x
軸、y軸、z軸からなる3次元直交座標系(上記x面、
y面の定義とは異なる。)において、「r2=x2+
y2」とするとき、下式で表される。
号3)は、非球面シリンドリカルレンズ面であり、x
軸、y軸、z軸からなる3次元直交座標系(上記x面、
y面の定義とは異なる。)において、「r2=x2+
y2」とするとき、下式で表される。
【0074】
【数1】
【0075】ここで、「k」が曲率を示し、「cc+
1」が円錐係数を示しており、「ai」(i=4,6,8,10,1
2)が非球面係数である。各係数値は以下の通りであ
る。
1」が円錐係数を示しており、「ai」(i=4,6,8,10,1
2)が非球面係数である。各係数値は以下の通りであ
る。
【0076】k=−1.3373
cc=−0.845963
a4=−0.130355
a6=−0.242383
a8=0.527896
a10=−1.191043
a12=−0.952948
【0077】また、マイクロレンズアレイ(面番号1
0、11)の各エレメントについては、光軸方向からみ
て0.1mm×0.1mmのサイズであり、x面内にお
いて30個以上、y面内において1個以上並べたもので
ある。また、硝子基材の両面にそれぞれレンズを形成し
た一体型の構成とされている。
0、11)の各エレメントについては、光軸方向からみ
て0.1mm×0.1mmのサイズであり、x面内にお
いて30個以上、y面内において1個以上並べたもので
ある。また、硝子基材の両面にそれぞれレンズを形成し
た一体型の構成とされている。
【0078】本設計例は、x面内において図6と同様の
構成を有している。
構成を有している。
【0079】光源としては、400μmのピッチをも
つ、幅60μmのブロードエリアのLDをx方向に並列
配置したLDアレイバーを用いている。
つ、幅60μmのブロードエリアのLDをx方向に並列
配置したLDアレイバーを用いている。
【0080】面番号2乃至5のコリメートレンズは、y
方向のシリンドリカルレンズと、x方向のシリンドリカ
ルレンズアレイ(エレメントの配列周期が上記LDと同
じ400μmとされている。)とを組み合わせたもので
ある。x方向、y方向にそれぞれ独立にコリメートする
ことで、ブロードエリアのLDの非点収差を抑えること
ができる。
方向のシリンドリカルレンズと、x方向のシリンドリカ
ルレンズアレイ(エレメントの配列周期が上記LDと同
じ400μmとされている。)とを組み合わせたもので
ある。x方向、y方向にそれぞれ独立にコリメートする
ことで、ブロードエリアのLDの非点収差を抑えること
ができる。
【0081】LDアレイバーのエミッター像が、像側テ
レセントリックなシリンドリカルレンズ(L1、L2で
あり、これらは、x面内でのみ曲率をもつ。)を経て、
マイクロレンズアレイ(面番号10、11)の像側焦点
面に形成される。尚、マイクロレンズの形成ピッチを1
00μmとしている。また、マイクロレンズでのケラレ
を抑え、その後における光線の伝播方向を制御するため
には、第一群についてテレセントリックであることが理
想的である。本例では、x面内に曲率をもつシリンドリ
カルレンズを用いているので、y面内については、マイ
クロレンズアレイの像側焦点面にエミッター像が生じ
る。このようにすることで、レンズ中に集光部が生じな
いので、高出力のレーザー光によるガラス(硝材)への
ダメージを回避することができる。
レセントリックなシリンドリカルレンズ(L1、L2で
あり、これらは、x面内でのみ曲率をもつ。)を経て、
マイクロレンズアレイ(面番号10、11)の像側焦点
面に形成される。尚、マイクロレンズの形成ピッチを1
00μmとしている。また、マイクロレンズでのケラレ
を抑え、その後における光線の伝播方向を制御するため
には、第一群についてテレセントリックであることが理
想的である。本例では、x面内に曲率をもつシリンドリ
カルレンズを用いているので、y面内については、マイ
クロレンズアレイの像側焦点面にエミッター像が生じ
る。このようにすることで、レンズ中に集光部が生じな
いので、高出力のレーザー光によるガラス(硝材)への
ダメージを回避することができる。
【0082】第二群(L3、L4)についても、基本的
にはテレセントリックであり、出射光束の各入射角に対
する主光線は、光軸に対してほぼ平行に出射する。前記
したようにGLVに係る照明光学系では、GLVで生じ
た回折光をシュリーレンフィルタリングで分離する必要
があることから、入射光線角度について充分に制御して
おかないと、コントラストの低下が生じ得る。よって、
第二群でも、光線角度についてテレセントリック系で制
御しておくことが有効である。
にはテレセントリックであり、出射光束の各入射角に対
する主光線は、光軸に対してほぼ平行に出射する。前記
したようにGLVに係る照明光学系では、GLVで生じ
た回折光をシュリーレンフィルタリングで分離する必要
があることから、入射光線角度について充分に制御して
おかないと、コントラストの低下が生じ得る。よって、
第二群でも、光線角度についてテレセントリック系で制
御しておくことが有効である。
【0083】第三群(L5乃至L7)はビームエキスパ
ンダーであり、両側テレセントリックであるため、ビー
ムが拡大される。これを集光用のシリンドリカルレンズ
L8でGLV上(の線状領域)に照射する。
ンダーであり、両側テレセントリックであるため、ビー
ムが拡大される。これを集光用のシリンドリカルレンズ
L8でGLV上(の線状領域)に照射する。
【0084】図14は、上記の構成とほぼ同様の構成例
12について、理解し易いように概略的に示したもので
あり、上側にy面内での配置を示し、下側にx面内での
配置を示している。尚、マイクロレンズアレイにおける
エレメント数については任意に設計できるので、図には
概念的に示す。また、全長は390乃至400mm程度
である。
12について、理解し易いように概略的に示したもので
あり、上側にy面内での配置を示し、下側にx面内での
配置を示している。尚、マイクロレンズアレイにおける
エレメント数については任意に設計できるので、図には
概念的に示す。また、全長は390乃至400mm程度
である。
【0085】図15乃至図19は、照明装置に係る第二
の設計例13についてレンズ配置を示したものであり、
本例では、図15に示すx面内においてLDの近視野像
を分割合成しており、x面及びy面内において第2レン
ズ群の出射側焦点面がLDの近視野像と共役である。
の設計例13についてレンズ配置を示したものであり、
本例では、図15に示すx面内においてLDの近視野像
を分割合成しており、x面及びy面内において第2レン
ズ群の出射側焦点面がLDの近視野像と共役である。
【0086】尚、図16がy面内での配置を示し、図1
7が第一群14(I−L1乃至L4)、図18がマイク
ロレンズアレイML1、ML2(見易さを考慮してマイ
クロレンズアレイの曲率を誇張して示す。)及び第二群
15(II−L1乃至L4)、図19が第三群16(I
II−L1乃至L4)及びGLVについての拡大図をそ
れぞれ示している。
7が第一群14(I−L1乃至L4)、図18がマイク
ロレンズアレイML1、ML2(見易さを考慮してマイ
クロレンズアレイの曲率を誇張して示す。)及び第二群
15(II−L1乃至L4)、図19が第三群16(I
II−L1乃至L4)及びGLVについての拡大図をそ
れぞれ示している。
【0087】具体的な数値(単位:mm)や材質等につ
いては、下表に示す通りである。
いては、下表に示す通りである。
【0088】
【表2】
【0089】尚、上表中の(x)、(y)の意味や、面番号
等については、既述した通りである。
等については、既述した通りである。
【0090】また、第3面(面番号3)については、非
球面シリンドリカルレンズ面であって、上記第一の設計
例と同じコリメートレンズを用いている。
球面シリンドリカルレンズ面であって、上記第一の設計
例と同じコリメートレンズを用いている。
【0091】本例では、マイクロレンズアレイ1(面番
号14、15)、マイクロレンズアレイ2(面番号1
6、17)の2枚を使用している。それらの各レンズエ
レメントについては、光軸方向からみて0.25mm×
0.25mmのサイズであり、x面内において8個以
上、y面内で1個以上並べたものである。つまり、レン
ズアレイの基材の片面に0.25mmの配列周期でマイ
クロレンズを形成したものを使用している。
号14、15)、マイクロレンズアレイ2(面番号1
6、17)の2枚を使用している。それらの各レンズエ
レメントについては、光軸方向からみて0.25mm×
0.25mmのサイズであり、x面内において8個以
上、y面内で1個以上並べたものである。つまり、レン
ズアレイの基材の片面に0.25mmの配列周期でマイ
クロレンズを形成したものを使用している。
【0092】上記した第一の設計例では、第一群にシリ
ンドリカルレンズを用いて構成したが、シリンドリカル
レンズの場合には、光軸回りの回転対称性をもたないの
で、光軸を中心とする回転について調整作業を余儀なく
される。そこで、第二の設計例では、光軸回りに回転対
称性をもつレンズ(回転レンズ)を用いている。これ
は、図5と同様の構成である。
ンドリカルレンズを用いて構成したが、シリンドリカル
レンズの場合には、光軸回りの回転対称性をもたないの
で、光軸を中心とする回転について調整作業を余儀なく
される。そこで、第二の設計例では、光軸回りに回転対
称性をもつレンズ(回転レンズ)を用いている。これ
は、図5と同様の構成である。
【0093】第一群、第二群については、上記第一の設
計例と同様に(出射側)テレセントリックレンズ系であ
る。尚、本例ではテレセントリック性を上げるために、
各レンズ群について構成枚数を増やしている。
計例と同様に(出射側)テレセントリックレンズ系であ
る。尚、本例ではテレセントリック性を上げるために、
各レンズ群について構成枚数を増やしている。
【0094】尚、光源やコリメートレンズについては、
第一の設計例の場合と同じである。
第一の設計例の場合と同じである。
【0095】図20及び図21は、照明装置に係る第三
の設計例17についてレンズ配置を示したものであり、
本例では、図20に示すx面内においてLDの遠視野像
を分割合成しており、x面内において第2レンズ群の出
射側焦点面がLDの遠視野像と共役である。尚、図21
がy面内の配置を示している。
の設計例17についてレンズ配置を示したものであり、
本例では、図20に示すx面内においてLDの遠視野像
を分割合成しており、x面内において第2レンズ群の出
射側焦点面がLDの遠視野像と共役である。尚、図21
がy面内の配置を示している。
【0096】具体的な数値(単位:mm)や材質等につ
いては、下表に示す通りである。
いては、下表に示す通りである。
【0097】
【表3】
【0098】尚、上表中の(x)、(y)の意味や、面番号
等については、既述した通りである。
等については、既述した通りである。
【0099】また、第3面(面番号3)については、非
球面シリンドリカルレンズ面であって、上記第一の設計
例と同じコリメートレンズを用いている。
球面シリンドリカルレンズ面であって、上記第一の設計
例と同じコリメートレンズを用いている。
【0100】マイクロレンズアレイとしては、マイクロ
レンズアレイ1(面番号10、11)、マイクロレンズ
アレイ2(面番号12、13)を2枚使用している。そ
れらの各エレメントについては、光軸方向からみて0.
1mm×0.1mmのサイズであり、x面内において3
0個以上、y面内において1個以上並べたものである。
レンズアレイ1(面番号10、11)、マイクロレンズ
アレイ2(面番号12、13)を2枚使用している。そ
れらの各エレメントについては、光軸方向からみて0.
1mm×0.1mmのサイズであり、x面内において3
0個以上、y面内において1個以上並べたものである。
【0101】面番号14乃至21の第二群がリレー系を
構成し、面番号22乃至27の第三群が拡大系を構成し
ている。
構成し、面番号22乃至27の第三群が拡大系を構成し
ている。
【0102】本例において、x面内においてはテレセン
トリックなケーラー照明であり、照射面がLDの遠視野
像と共役になっている。図7(B)にケーラー照明系の
構成例18として、レンズ19、20を用いた例を示
す。
トリックなケーラー照明であり、照射面がLDの遠視野
像と共役になっている。図7(B)にケーラー照明系の
構成例18として、レンズ19、20を用いた例を示
す。
【0103】図22はGLVを使った画像表示装置への
適用例21について構成の概略を示したものである。
適用例21について構成の概略を示したものである。
【0104】レーザー光源22(LDアレイバー)から
の光は、上記に説明した強度分布変換系23(図には単
レンズで代表的に示してはいるが、上記設計例で説明し
た光学系である。)を介して均一化された上で空間変調
器24(例えば、GLV)に照射される。当該空間変調
器による回折光は、レンズ25、シュリーレンフィルタ
ー26、レンズ27を経た後、投影レンズ系28を透過
してガルバノミラー29に達し、さらにはスクリーン3
0へと到達する。尚、GLVやガルバノミラー等の駆動
制御手段については図示及び説明を省略する。
の光は、上記に説明した強度分布変換系23(図には単
レンズで代表的に示してはいるが、上記設計例で説明し
た光学系である。)を介して均一化された上で空間変調
器24(例えば、GLV)に照射される。当該空間変調
器による回折光は、レンズ25、シュリーレンフィルタ
ー26、レンズ27を経た後、投影レンズ系28を透過
してガルバノミラー29に達し、さらにはスクリーン3
0へと到達する。尚、GLVやガルバノミラー等の駆動
制御手段については図示及び説明を省略する。
【0105】しかして、上記した構成によれば、安価な
半導体レーザーアレイを用いて、均一照明を得ることが
できるとともに、それを高い効率をもって実現すること
ができる。例えば、上記した照明装置を、GLV等の一
次元空間変調器を使った画像表示装置に適用すること
で、色再現性に優れた高品位画像の表示が可能なレーザ
ーディスプレイ等を実現できる。
半導体レーザーアレイを用いて、均一照明を得ることが
できるとともに、それを高い効率をもって実現すること
ができる。例えば、上記した照明装置を、GLV等の一
次元空間変調器を使った画像表示装置に適用すること
で、色再現性に優れた高品位画像の表示が可能なレーザ
ーディスプレイ等を実現できる。
【0106】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明によれば、並列化光源からのレ
ーザー光を第一のレンズアレイ(又はレンズアレイ群)
でコリメートして、その合波像を第二のレンズアレイ
(又はレンズアレイ群)で空間的に分割した後、再び重
ね合わせることによって、均一な強度分布をもった照明
光を得ることができ、高効率化が可能になる。
に、請求項1に係る発明によれば、並列化光源からのレ
ーザー光を第一のレンズアレイ(又はレンズアレイ群)
でコリメートして、その合波像を第二のレンズアレイ
(又はレンズアレイ群)で空間的に分割した後、再び重
ね合わせることによって、均一な強度分布をもった照明
光を得ることができ、高効率化が可能になる。
【0107】請求項2に係る発明によれば、シリンドリ
カルレンズ1つで線状領域への光線の絞り込みが可能と
なり、低コスト化の面でも有利である。
カルレンズ1つで線状領域への光線の絞り込みが可能と
なり、低コスト化の面でも有利である。
【0108】請求項3に係る発明によれば、第二のレン
ズアレイ(又はレンズアレイ群)への入射光に関して垂
直入射とし、レンズエレメントでの迷光及び光利用効率
の低下を防止することができる。
ズアレイ(又はレンズアレイ群)への入射光に関して垂
直入射とし、レンズエレメントでの迷光及び光利用効率
の低下を防止することができる。
【0109】請求項4や請求項5に係る発明によれば、
並列化レーザ光源の設計に応じて構成の選択が可能にな
るので、設計上の自由度が向上する。
並列化レーザ光源の設計に応じて構成の選択が可能にな
るので、設計上の自由度が向上する。
【0110】請求項6に係る発明によれば、各種形態の
レンズアレイを用いることができるので、設計や作法上
の自由度を高めることが可能になる。
レンズアレイを用いることができるので、設計や作法上
の自由度を高めることが可能になる。
【0111】請求項7に係る発明によれば、照明面への
光線入射角度を一定の範囲内に限定することが可能とな
るので、例えば、GLVのように入射光線の回折方向の
角度範囲を充分に狭くしておく必要がある空間変調器を
用いる場合に好適である。
光線入射角度を一定の範囲内に限定することが可能とな
るので、例えば、GLVのように入射光線の回折方向の
角度範囲を充分に狭くしておく必要がある空間変調器を
用いる場合に好適である。
【0112】請求項8に係る発明において、第一のレン
ズ(又はレンズ群)の出射側テレセントリック性は、第
二のレンズアレイ(又はレンズアレイ群)でのケラレを
抑えること及び光線の制御性にとって有効である。ま
た、第二のレンズ(又はレンズ群)の出射側テレセント
リック性は、照明面への光線入射角度を制御(あるいは
制限)するのに有効である。
ズ(又はレンズ群)の出射側テレセントリック性は、第
二のレンズアレイ(又はレンズアレイ群)でのケラレを
抑えること及び光線の制御性にとって有効である。ま
た、第二のレンズ(又はレンズ群)の出射側テレセント
リック性は、照明面への光線入射角度を制御(あるいは
制限)するのに有効である。
【0113】請求項9、請求項10、請求項11に係る
発明によれば、GLV等の空間変調器を用いた画像表示
装置への適用において、高輝度化やコントラスト及び画
質の向上を実現することができるので、高品位化に適し
ている。
発明によれば、GLV等の空間変調器を用いた画像表示
装置への適用において、高輝度化やコントラスト及び画
質の向上を実現することができるので、高品位化に適し
ている。
【図1】ガウシアンビームに関する分割及び重ね合わせ
についての説明図である。
についての説明図である。
【図2】不規則な分布に関する分割及び重ね合わせにつ
いての説明図である。
いての説明図である。
【図3】並列化光源とマイクロレンズアレイを用いた構
成についての説明図である。
成についての説明図である。
【図4】光源共役な分割合成系の構成例を示す図であ
る。
る。
【図5】光源と瞳共役な分割合成系の構成例を示す図で
ある。
ある。
【図6】光源と瞳共役な分割合成系の構成について別例
を示す図である。
を示す図である。
【図7】(A)図にビームエキスパンダー系を示し、
(B)図にケーラー照明系を示す。
(B)図にケーラー照明系を示す。
【図8】図9乃至図14とともに第一の設計例について
説明するための図であり、本図はx面内での配置を示す
図である。
説明するための図であり、本図はx面内での配置を示す
図である。
【図9】y面内での配置を示す図である。
【図10】第一群の構成を示す拡大図である。
【図11】マイクロレンズアレイを示す拡大図である。
【図12】第二群の構成を示す拡大図である。
【図13】第三群の構成を示す拡大図である。
【図14】レンズ配置例について説明するための図であ
る。
る。
【図15】図16乃至図19とともに第二の設計例につ
いて説明するための図であり、本図はx面内での配置を
示す図である。
いて説明するための図であり、本図はx面内での配置を
示す図である。
【図16】y面内での配置を示す図である。
【図17】第一群の構成を示す拡大図である。
【図18】マイクロレンズアレイ及び第二群の構成を示
す拡大図である。
す拡大図である。
【図19】第三群の構成を示す拡大図である。
【図20】図21とともに第三の設計例について説明す
るための図であり、本図はx面内での配置を示す図であ
る。
るための図であり、本図はx面内での配置を示す図であ
る。
【図21】y面内での配置を示す図である。
【図22】画像表示装置の構成例を概略的に示す図であ
る。
る。
【図23】シュリーレンフィルター光学系について説明
するための図である。
するための図である。
【図24】従来の構成例を示す説明図である。
1…並列化光源、2s…第一のレンズアレイ、5…第三
のレンズ群、8、12、13、17…照明装置、9、1
4…第一のレンズ群、10、15…第二のレンズ群、1
1、16…第三のレンズ群、21…画像表示装置、24
…空間変調器、L1…第一のレンズ、G1…第一のレン
ズ群、ML…第二のレンズアレイ、ML1、ML2…第
二のレンズアレイ群、G2…第二のレンズアレイ群、L
2…第二のレンズ群、L8…シリンドリカルレンズ
のレンズ群、8、12、13、17…照明装置、9、1
4…第一のレンズ群、10、15…第二のレンズ群、1
1、16…第三のレンズ群、21…画像表示装置、24
…空間変調器、L1…第一のレンズ、G1…第一のレン
ズ群、ML…第二のレンズアレイ、ML1、ML2…第
二のレンズアレイ群、G2…第二のレンズアレイ群、L
2…第二のレンズ群、L8…シリンドリカルレンズ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H052 BA02 BA07 BA09 BA11
2H091 FA07X FA07Z FA14Z FA26X
FA26Z FA29X FA29Z FA41X
FA41Z KA01 LA16 LA18
MA07
Claims (11)
- 【請求項1】 並列化光源からのレーザー光を用いて均
一化された強度分布が得られるように構成された、レー
ザー光源を備えた照明装置において、 上記並列化光源に対してコリメートを行うための第一の
レンズアレイ又はレンズアレイ群を配置するとともに、
コリメートされた光線を、第一のレンズ又はレンズ群に
より合成すること、 そして、さらに第二のレンズアレイ又はレンズアレイ群
を配置して光線を空間的に分割してから、第二のレンズ
又はレンズ群により重ね合わせ、第三のレンズ又はレン
ズ群を介して照明面に投影するようにしたことを特徴と
するレーザー光源を備えた照明装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載したレーザー光源を備え
た照明装置において、 第三のレンズ又はレンズ群の出射側にシリンドリカルレ
ンズを配置して、線状領域への照明を行うように構成し
たことを特徴とするレーザー光源を備えた照明装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載したレーザー光源を備え
た照明装置において、 第三のレンズ又はレンズ群として、光軸を含む少なくと
も一つの面内で出射側テレセントリックとされる光学系
を用いたことを特徴とするレーザー光源を備えた照明装
置。 - 【請求項4】 請求項3に記載したレーザー光源を備え
た照明装置において、 照明面と光源面とが、光軸を含む少なくとも一つの面内
で光学的に共役像の位置関係にあることを特徴とするレ
ーザー光源を備えた照明装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載したレーザー光源を備え
た照明装置において、照明面と光源の瞳面とが、光軸を
含む少なくとも一つの面内で光学的に共役像の位置関係
にあることを特徴とするレーザー光源を備えた照明装
置。 - 【請求項6】 請求項1に記載したレーザー光源を備え
た照明装置において、 第一又は第二のレンズアレイとして、球面レンズアレイ
又はシリンドリカルレンズアレイ又は屈折率分布型レン
ズアレイ又はこれらと同等な光学的作用をもつ回折型光
学素子を用いたことを特徴とするレーザー光源を備えた
照明装置。 - 【請求項7】 請求項1に記載したレーザー光源を備え
た照明装置において、 第二のレンズアレイ又はレンズアレイ群の出射側焦点面
又はこれと共役な第三のレンズ群中の面上に可変又は固
定の絞りを配置して、照明面への光線入射角度を限定す
ることを特徴とするレーザー光源を備えた照明装置。 - 【請求項8】 請求項1に記載したレーザー光源を備え
た照明装置において、 第一のレンズ又はレンズ群、あるいは第二のレンズ又は
レンズ群として、光軸を含む少なくとも一つの面内で出
射側テレセントリックとされる光学系を用いたことを特
徴とするレーザー光源を備えた照明装置。 - 【請求項9】 並列化光源からのレーザー光を用いて均
一化された強度分布が得られるように構成された照明装
置と、これによって照明される空間変調器を用いた画像
表示装置において、 上記並列化光源に対してコリメートを行うための第一の
レンズアレイ又はレンズアレイ群を配置するとともに、
コリメートされた光線を第一のレンズ又はレンズ群によ
り合成し、さらに第二のレンズアレイ又はレンズアレイ
群を配置して光を空間的に分割してから、第二のレンズ
又はレンズ群により重ね合わせ、第三のレンズ又はレン
ズ群により上記空間変調器の照明面に投影するようにし
たことを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の画像表示装置におい
て、 空間変調器として一次元空間変調器を用いたことを特徴
とする画像表示装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の画像表示装置にお
いて、 一次元空間変調器としてグレーティングライトバルブを
用いたことを特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001327594A JP2003131165A (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | レーザー光源を備えた照明装置及び画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001327594A JP2003131165A (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | レーザー光源を備えた照明装置及び画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003131165A true JP2003131165A (ja) | 2003-05-08 |
Family
ID=19143801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001327594A Pending JP2003131165A (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | レーザー光源を備えた照明装置及び画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003131165A (ja) |
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2001
- 2001-10-25 JP JP2001327594A patent/JP2003131165A/ja active Pending
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