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JP2003130351A - 燃焼器、ガスタービン及びジェットエンジン - Google Patents

燃焼器、ガスタービン及びジェットエンジン

Info

Publication number
JP2003130351A
JP2003130351A JP2001320868A JP2001320868A JP2003130351A JP 2003130351 A JP2003130351 A JP 2003130351A JP 2001320868 A JP2001320868 A JP 2001320868A JP 2001320868 A JP2001320868 A JP 2001320868A JP 2003130351 A JP2003130351 A JP 2003130351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustor
pilot
holding member
flame holding
flame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001320868A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Bandai
重実 萬代
Masatoyo Oota
将豊 太田
Katsunori Tanaka
克則 田中
Wataru Akizuki
渉 秋月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001320868A priority Critical patent/JP2003130351A/ja
Publication of JP2003130351A publication Critical patent/JP2003130351A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡散炎パイロットによる保炎を必要とするこ
となく安定した燃焼を維持し、燃焼器全体としての低N
Ox 化を達成することを目的としている。 【解決手段】 パイロットノズル3の周囲を取り囲むよ
うにして8本のメインノズル4を配置し、メインノズル
4の出口部6近傍に予混合気流の循環流を形成する保炎
部材10を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NOx 排出量を低
減することができる燃焼器、そして、この燃焼器を備え
たガスタービン及びジェットエンジンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】作動流体となる気体を圧縮機で圧縮して
これを加熱し、生じた高温高圧ガスをタービン中で膨張
させることによって外部へ軸出力を取り出すガスタービ
ン、及び出力を高速ジェットの運動エネルギの形で取り
出し直接航空機の推進用に利用するジェットエンジンに
おいては、近年の環境問題から窒素酸化物(NOx )な
どのエミッション低減が求められている。
【0003】このようなガスタービン及びジェットエン
ジンは、圧縮機、燃焼器及びタービンを主な構成要素と
しており、圧縮機とタービンとは互いに主軸で直結され
ている。圧縮機の吐出口には燃焼器が接続されており、
圧縮機から吐出された作動流体は、燃焼器によって所定
のタービン入口温度まで加熱される。タービンに供給さ
れた高温高圧の作動流体は、ケーシング内において静翼
及び主軸側に取り付けられた動翼の間を通過して膨張
し、これにより主軸が回転して出力が得られる。ガスタ
ービンの場合、圧縮機の消費動力を引いた軸出力が得ら
れるので、主軸の他端に発電機などを接続することで駆
動源として利用することができる。
【0004】ここで、従来の燃焼器を図7に基づいて簡
単に説明する。なお、図中の符号1は燃焼器、2は筒
体、3はパイロットノズル、4はメインノズル、5はパ
イロットコーン、6はメインノズル4の出口部、7は燃
焼室である。この燃焼器1では、筒体2の軸中心に位置
するパイロットノズル3の周囲を取り囲むようにして、
複数本(図示の例では8本)のメインノズル4が均等に
配置されている。
【0005】このうち、メインノズル4の中心部に位置
するパイロットノズル3は、出口側にパイロットコーン
5を備えている。このため、パイロットノズル3に供給
された燃料は、パイロットコーン5に規制されるまで燃
焼室7内に拡散して燃焼し、その火炎は拡散炎パイロッ
トと呼ばれている。これに対して、メインノズル4には
燃料と空気とを予混合してなる予混合気流が供給され
る。この予混合気流は、出口部6の先端6aから燃焼室
7内に流出して燃焼する。この時、予混合気流はパイロ
ットノズル3の火炎を火種として着火され、同火炎によ
って保炎されて安定した燃焼をするようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の燃焼器1においては、パイロットノズル3が形成す
る拡散炎パイロットを予混合気流の着火及び保炎に用
い、メインノズル4に供給される予混合気流を燃焼させ
てメイン予混合炎を形成することで低NOx 化を図って
いる。
【0007】しかしながら、このような従来方式の燃焼
器1では、拡散炎パイロットから発生するNOx を低減
できないという問題がある。すなわち、燃焼室1内にお
いては、燃料と空気との混合比を均一にすることがNO
x 低減に有効であるにもかかわらず、パイロット燃料を
燃焼させることにより燃焼室全体としての混合比は不均
一になりやすい。このため、高濃度領域となる拡散炎パ
イロット内に部分的な高温部が生じてしまい、この高温
部から多量のNOx を発生して燃焼器全体としての総排
出量が増すことになる。換言すれば、燃焼器1で燃焼す
る全燃料量Fに占めるパイロット燃料Fpの割合を示す
パイロット比(Fp/F)が大きいほどNOx 発生量は
増加するため、理想的にはパイロットノズル3でパイロ
ット燃料を燃焼させない状態、すなわち拡散炎パイロッ
トによる保炎を必要とすることなく安定して燃焼させる
ことが望まれる。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、拡散炎パイロットによる保炎を必要とすることな
く安定した燃焼を維持し、燃焼器全体としての低NOx
化を達成することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
燃焼器は、パイロットノズルの周囲を取り囲むようにし
て複数のメインノズルを配置し、該メインノズルの出口
部近傍に予混合気流の循環流を形成する保炎部材を設け
たことを特徴とするものである。
【0010】このような燃焼器によれば、メインノズル
の出口部近傍に予混合気流の循環流を形成する保炎部材
を設けたので、この循環流が形成された部分においては
火炎を安定させる保炎が可能となる。従って、パイロッ
トノズルにより拡散炎パイロットを形成して保炎する必
要がなくなるので、拡散炎パイロットから発生するNO
x をなくすことができる。
【0011】請求項1記載の燃焼器において、前記保炎
部材は、前記パイロットノズルのパイロットコーン先端
外周部に設けられ、パイロットコーン拡径角度θpより
大きな拡径角度θmで拡径させた先端部が前記予混合気
流内に位置していることが好ましく、これにより、メイ
ンノズルの出口部には、パイロットコーンの先端部後方
に予混合気流の循環流を容易に形成することができる。
この場合、前記保炎部材は、前記パイロットコーン周方
向の全周にわたって連続して設けられてもよいし、ある
いは、前記予混合気流の流路部に対応して断続的に設け
られてもよい。
【0012】請求項1記載の燃焼器において、前記保炎
部材は、前記パイロットノズルのパイロットコーン先端
外周部が軸方向とほぼ垂直面を形成して外向きに折曲さ
れ、前記メインノズルの出口部先端とほぼ同一平面上に
位置していることが好ましく、これにより、パイロット
コーンとメインノズルとの間の垂直面付近に保炎機能を
有する予混合気流の循環流が形成される。
【0013】請求項1記載の燃焼器において、前記保炎
部材は、前記メインノズルの出口部を内向きに折曲して
設けられたものが好ましく、これにより、 メインノズ
ルの出口部に予混合気流の循環流を容易に形成すること
ができる。この場合、前記保炎部材は、前記出口部の隣
接辺に設けられてもよいし、あるいは、前記出口部の外
周部に設けられてもよい。
【0014】そして、請求項4から8のいずれかに記載
の燃焼器においては、前記保炎部材が、前記予混合気流
の中から選択した流路部に対応して不連続に設けられた
ものでもよく、これにより、保炎部材の有無により予混
合気流を燃焼させて形成される火炎の位置が軸方向にず
れるので、燃焼振動の抑制が可能となる。
【0015】請求項10記載のガスタービンは、空気を
圧縮して空気流を供給する圧縮機と、請求項1から9の
いずれかに記載の燃焼器と、前記燃焼器から供給される
高温高圧ガスを膨張させて回転することで軸出力を出力
するタービンと、を具備して構成したことを特徴とする
ものである。
【0016】このようなガスタービンによれば、燃焼器
において拡散炎パイロットから発生するNOx がなくな
るので、NOx 排出量の少ないガスタービンを提供する
ことができる。
【0017】請求項11記載のジェットエンジンは、空
気を圧縮して空気流を供給する圧縮機と、請求項1から
9のいずれかに記載の燃焼器と、前記燃焼器から高温高
圧ガスを供給されるタービンと、を具備して構成したこ
とを特徴とするものである。
【0018】このようなジェットエンジンによれば、燃
焼器において拡散炎パイロットから発生するNOx がな
くなるので、NOx 排出量の少ないジェットエンジンを
提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。さて、ガスタービン及びジェット
エンジンは、従来技術で説明したように、いずれも圧縮
機、燃焼器及びタービンを主な構成要素とするものであ
る。一方のガスタービンは、高温高圧のガスをタービン
中で膨張させて主軸を回転させ、生じた軸出力を発電機
等の駆動力として利用するものである。また、ジェット
エンジンは、高温高圧のガスをタービン中で膨張させて
主軸を回転させ、タービン出口から噴射される高速ジェ
ット(排気)の運動エネルギを航空機の推進力として利
用するものである。
【0020】圧縮機は、作動流体となる気体、すなわち
空気を導入して圧縮し、空気流として燃焼器に供給する
ものである。この圧縮機には、主軸によりタービンと互
いに直結された軸流圧縮機が用いられ、吸込口から吸い
込んだ空気(大気)を圧縮して吐出口に接続された燃焼
器に供給する。この空気流は燃焼器において燃料ガスを
燃焼させ、生成された高温高圧のガスがタービンに供給
される。
【0021】ここで、ガスタービン及びジェットエンジ
ンの構成要素となる燃焼器の構成例を図1ないし図6に
基づいて説明する。なお、図1ないし図6は燃焼器の要
部を拡大したものであり、各図に示す各燃焼器1A〜1
Fは、その基本構成が図7に示す従来例と同様であるた
め、以下では同一の部材に対し同じ符号を付して説明す
る。
【0022】<第1の実施形態>図1において、図中の
符号1Aは燃焼器、2は筒体、3はパイロットノズル、
4はメインノズル、5はパイロットコーン、6はメイン
ノズル4の出口部、7は燃焼室、10はパイロットコー
ン5の先端外周部に設けた保炎部材である。この燃焼器
1Aでは、筒体2の軸中心に着火用の火種を形成するパ
イロットノズル3が設置され、同パイロットノズル3の
外周部を取り囲むようにして同一円周上に8本のメイン
ノズル4が等ピッチで配置されている。メインノズル4
は、燃料と空気とを予混合した予混合気の供給を受け、
出口部6から燃焼室7に流出する予混合気をパイロット
ノズル3の火炎により着火して燃焼させる。こうして生
成された高温の燃焼ガスは、燃焼室7の下流側に連結さ
れた図示省略の尾筒を通ってタービンへ導かれる。
【0023】さて、パイロットノズル3の出口部には、
パイロット拡散炎を形成するため、パイロットコーン拡
径角度θpで燃焼室7へ向けて出口側へ徐々に拡径する
パイロットコーン5が設けられている。パイロットコー
ン5の中空円錐台形状先端部は、円筒2の軸方向におい
て上述したメインノズル4の出口部6とほぼ同一の平面
上にある。そして、本発明ではさらに、パイロットコー
ン5の先端外周部に保炎部材10を一体的に設けてあ
る。
【0024】この保炎部材10は、パイロットコーン5
を全周にわたって燃焼室7側へ延長し、パイロットコー
ン拡径角度θpよりさらに大きな拡径角度θmで拡径さ
せた中空円錐台形状の部分である。保炎部材10の先端
部10aは、メインノズル4の出口部6から流出する予
混合気流の中に入り込むようにしてある。すなわち、図
1(b)に示すように、保炎部材10の外周側は、燃焼
室7側から見てメインノズル4の出口部6と重なり、メ
インノズル6の内周側を部分的に覆い隠すような位置関
係にある。
【0025】このような構成とすれば、保炎部材10の
先端部10aが燃焼室7へ向かって軸方向に流れるメイ
ンノズル4の予混合気流(図中の矢印8)内に入り込ん
だ位置にあるので、予混合気流は保炎部材10に当たっ
て流れに乱れが生じることとなる。このため、先端部1
0aの裏側となる燃焼室7内には循環流が形成され、こ
の循環流が火炎を安定化させる機能を発揮する。このよ
うにして循環流の保炎機能が得られると、いったんパイ
ロットノズル3でメインノズル4の予混合気流に着火し
てしまえば、保炎部材10の後流側となる循環流形成部
分に安定した火炎が形成される。
【0026】このため、着火完了後にパイロットノズル
3への燃料供給を停止して拡散炎パイロットの形成を止
めても、上述した循環流の保炎機能によってメインノズ
ル4の安定した燃焼を継続することができる。この結
果、パイロットノズル3で形成される拡散炎パイロット
から発生していたNOx が全くなくなるので、NOx の
総排出量が低減され、燃焼器1A及びこの燃焼器1Aを
構成要素とするガスタービンやジェットエンジンの低N
Ox 化を達成することができる。
【0027】<第2の実施形態>図2において、図中の
符号1Bは燃焼器、2は筒体、3はパイロットノズル、
4はメインノズル、5はパイロットコーン、6はメイン
ノズル4の出口部、7は燃焼室、11はパイロットコー
ン5の先端外周部に設けた保炎部材である。この燃焼器
1Bでは、筒体2の軸中心に着火用の火種を形成するパ
イロットノズル3が設置され、同パイロットノズル3の
外周部を取り囲むようにして同一円周上に8本のメイン
ノズル4が等ピッチで配置されている。メインノズル4
は、燃料と空気とを予混合した予混合気の供給を受け、
出口部6から燃焼室7に流出する予混合気をパイロット
ノズル3の火炎により着火して燃焼させる。こうして生
成された高温の燃焼ガスは、燃焼室7の下流側に連結さ
れた図示省略の尾筒を通ってタービンへ導かれる。
【0028】この実施形態においても、上述した第1の
実施形態と同様に、パイロットノズル3の出口部にはパ
イロットコーン5が設けられている。パイロット拡散炎
を形成するパイロットコーン5は、パイロットコーン拡
径角度θpで燃焼室7へ向けて出口側へ徐々に拡径して
おり、中空円錐台形状先端部は、円筒2の軸方向におい
て上述したメインノズル4の出口部6とほぼ同一の平面
上にある。そして、本発明ではさらに、パイロットコー
ン5の先端外周部に保炎部材11を一体的に設けてあ
る。
【0029】この保炎部材11は、予混合気流の流路部
に対応するパイロットコーン5先端を部分的に燃焼室7
側へ延長し、パイロットコーン拡径角度θpよりさらに
大きな拡径角度θmで拡径させた部分である。換言すれ
ば、この実施形態における保炎部材11は、円周方向に
所定の間隔Sをもって等ピッチに配列されている全ての
メインノズル4の出口部6と一致またはほぼ一致するよ
うにして、隙間Sに相当する幅で分断された状態に延長
及び拡径されている。なお、この場合の保炎部材11に
ついても、その先端部11aはメインノズル4の出口部
6から流出する予混合気流の中に入り込み、燃焼室7側
から見てメインノズル4の出口部6と重なって、メイン
ノズル6の内周側を部分的に覆い隠すような位置関係に
ある。
【0030】このような構成とすれば、保炎部材11の
先端部11aは、燃焼室7へ向かって軸方向に流れるメ
インノズル4の予混合気流(図中の矢印8)が実際に存
在している中に入り込んだ位置にある。このため、予混
合気流は保炎部材11に当たり、先端部11aの裏側に
は循環流が形成される。このようにして循環流形成部の
保炎機能が得られると、いったんパイロットノズル3で
予混合気流に着火してしまえば、保炎部材11の後流側
となる循環流形成部分には安定した火炎が形成される。
【0031】このため、着火完了後にパイロットノズル
3への燃料供給を停止して拡散炎パイロットの形成を止
めても、上述した循環流の保炎機能によってメインノズ
ル4の安定した燃焼を継続することができる。この結
果、パイロットノズル3で形成される拡散炎パイロット
から発生していたNOx をゼロにすることができるの
で、NOx の総排出量が低減され、燃焼器1B及びこの
燃焼器1Bを構成要素とするガスタービンやジェットエ
ンジンの低NOx 化を達成することができる。
【0032】<第3の実施形態>図3において、図中の
符号1Cは燃焼器、2は筒体、3はパイロットノズル、
4はメインノズル、5はパイロットコーン、6はメイン
ノズル4の出口部、7は燃焼室、11はパイロットコー
ン5の先端外周部に設けた保炎部材である。この実施形
態では、上述した第2の実施形態と異なり、円周方向に
所定の間隔Sをもって等ピッチに配列されているメイン
ノズル4の全数ではなく、ひとつおきの出口部6と一致
またはほぼ一致するようにして、分断された状態で延長
及び拡径された保炎部材11が設けられている。すなわ
ち、図3に示す例では、8つのメインノズル4に対し、
円周方向において交互に4つのメインノズル4の出口部
6と対応して、保炎部材11が設けられている。
【0033】この場合においても、各保炎部材11の拡
径角度θmがパイロットコーン拡径角度θpより大きい
こと、そして先端部11aが予混合気流の中に入り込む
ようにして設けられていることは、上述した第2の実施
形態と同様である。なお、保炎部材11の配置は、上述
した一つおきに限定されることはなく、たとえば連続す
る二つの出口部6に対応して設けて隣接する出口部6へ
の設置をやめるなど、円周方向において断続的に配置さ
れていればよい。
【0034】このような構成とすれば、すなわちメイン
ノズル4の配置に対して保炎部材11を断続的に設ける
と、保炎部材11の有無によって対応する燃焼室7内に
形成される火炎位置が異なる。すなわち、保炎部材11
を設けたメインノズル4が形成する火炎は、保炎部材1
1のないメインノズル4が形成する火炎と比較して、軸
方向において燃焼室7の出口(尾筒)側へずれるため、
発熱分散によって燃焼振動の発生を抑制する効果もあ
る。もちろん、上述した第2の実施形態と同様の保炎機
能も有しているので、着火完了後にパイロットノズル3
への燃料供給を停止して拡散炎パイロットの形成を止め
ても、上述した循環流の保炎機能によってメインノズル
4の安定した燃焼を継続することができる。
【0035】この結果、パイロットノズル3で形成され
る拡散炎パイロットから発生していたNOx をゼロにし
てNOx 総排出量を低減することができ、かつ、発熱分
散によって燃焼振動を抑制することもできるので、燃焼
器1C及びこの燃焼器1Cを構成要素とするガスタービ
ンやジェットエンジンの低NOx 化及び燃焼振動抑制を
達成することができる。
【0036】<第4の実施形態>この燃焼器1Dでは、
筒体2の軸中心に着火用の火種を形成するパイロットノ
ズル3が設置され、同パイロットノズル3の外周部を取
り囲むようにして同一円周上に8本のメインノズル4が
等ピッチで配置されている。メインノズル4は、燃料と
空気とを予混合した予混合気の供給を受け、出口部6か
ら燃焼室7に流出する予混合気をパイロットノズル3の
火炎により着火して燃焼させる。こうして生成された高
温の燃焼ガスは、燃焼室7の下流側に連結された図示省
略の尾筒を通ってタービンへ導かれる。
【0037】さて、パイロットノズル3の出口部には、
パイロット拡散炎を形成するため、パイロットコーン拡
径角度θpで燃焼室7へ向けて出口側へ徐々に拡径する
パイロットコーン5が設けられている。パイロットコー
ン5の中空円錐台形状先端部は、円筒2の軸方向におい
て上述したメインノズル4の出口部6とほぼ同一の平面
上にある。そして、本発明ではさらに、パイロットコー
ン5の先端外周部に保炎部材12を一体的に設けてあ
る。
【0038】この保炎部材12は、パイロットコーン5
を燃焼室7側へ延長し、この延長部分をパイロットコー
ン拡径角度θpからさらに折曲して、軸方向と垂直面を
形成した部分である。この保炎部材12は、先端部12
aがメインノズル4の出口部6に近接し、出口部6の先
端部とほぼ同一平面を形成するような位置にある。すな
わち、図4(b)に示すように、保炎部材12は、出口
部6の内周側(パイロットコーン5側)にほぼ垂直な壁
面部を形成している。なお、図4に示す例では、保炎部
材12が全てのメインノズル4から流出する予混合気流
に対応するよう円周方向に分断してして設けられている
が、全周にわたって設けたものでもよい。
【0039】このような構成とすれば、保炎部材12が
メインノズル4の出口部6にほぼ垂直な壁面部を形成す
るので、燃焼室7へ向かって軸方向に流れる予混合気流
は、出口部6の直後に保炎部材12が形成している垂直
壁面部において淀み、循環流が形成されて火炎を安定化
させる機能を発揮する。このようにして循環流の保炎機
能が得られると、いったんパイロットノズル3で予混合
気流に着火してしまえば、保炎部材12の後流側の循環
流形成部分に安定した火炎が形成される。
【0040】このため、着火完了後にパイロットノズル
3への燃料供給を停止して拡散炎パイロットの形成を止
めても、上述した循環流の保炎機能によってメインノズ
ル4の安定した燃焼を継続することができる。この結
果、パイロットノズル3で形成される拡散炎パイロット
から発生するNOx をゼロにすることができるので、N
Ox の総排出量が低減され、燃焼器1D及びこの燃焼器
1Dを構成要素とするガスタービンやジェットエンジン
の低NOx 化を達成することができる。
【0041】<第5の実施形態>図5において、図中の
符号1Eは燃焼器、2は筒体、3はパイロットノズル、
4はメインノズル、5はパイロットコーン、6はメイン
ノズル4の出口部、7は燃焼室、13はメインノズル4
における出口部6の先端部に設けた保炎部材である。こ
の燃焼器1Eでは、筒体2の軸中心に着火用の火種を形
成するパイロットノズル3が設置され、同パイロットノ
ズル3の外周部を取り囲むようにして同一円周上に8本
のメインノズル4が等ピッチで配置されている。メイン
ノズル4は、燃料と空気とを予混合した予混合気の供給
を受け、出口部6から燃焼室7に流出する予混合気をパ
イロットノズル3の火炎により着火して燃焼させる。こ
うして生成された高温の燃焼ガスは、燃焼室7の下流側
に連結された図示省略の尾筒を通ってタービンへ導かれ
る。
【0042】さて、この実施形態の保炎部材13は、メ
インノズル4の出口部6を延長し、さらにその延長部を
内向きに折曲して一体的に設けたものである。図5に示
す例では、円周方向に所定の間隔Sをもって等ピッチに
配置されている各出口部6の隣接辺、すなわち各出口部
6において扇形を形成している半径方向の2辺に対しそ
れぞれ保炎部材13が設けられている。この保炎部材1
3は、出口部6の内側へ折曲されていることから、予混
合気流の中に入り込んで流れを妨げる位置にある。
【0043】従って、保炎部材13の後流側には循環流
が形成され、この循環流が火炎を安定化させる機能を発
揮する。このようにしてメインノズル4の出口部6近傍
に循環流の保炎機能が得られると、いったんパイロット
ノズル3で予混合気流に着火してしまえば、保炎部材1
3の後流側の循環流形成部分に安定した火炎が形成され
る。このため、着火完了後にパイロットノズル3への燃
料供給を停止して拡散炎パイロットの形成を止めても、
上述した循環流の保炎機能によってメインノズル4の安
定した燃焼を継続することができる。
【0044】この結果、パイロットノズル3で形成され
る拡散炎パイロットから発生していたNOx をゼロにす
ることができるので、NOx の総排出量が低減され、燃
焼器1E及びこの燃焼器1Eを構成要素とするガスター
ビンやジェットエンジンの低NOx 化を達成することが
できる。
【0045】さて、上述したように出口部6を延長して
内向きに折曲した保炎部材13は、図5に示したものの
他にも、以下に説明する変形例が可能である。図6に示
す第1変形例では、図5の隣接辺に代えて、出口部6の
円弧状とした外周部に保炎部材14が設けられている。
このような構成としても、保炎部材14の後流側には保
炎機能を有する循環流が形成されるので、拡散炎パイロ
ットがなくても安定した燃焼を継続することができ、従
って、拡散炎パイロットから発生するNOx をゼロにす
ることができる。
【0046】また、図5及び図6に示した保炎部材1
3,14の他にも、一つが扇形となるメインノズル4の
出口部6毎に、円弧状とした内周側を含む適当ないずれ
か一辺または複数の辺、あるいは全部の辺をそれぞれ延
長して内側に折曲する構成も可能であり、同様に保炎機
能を有する循環流が形成されるので、拡散炎パイロット
がなくても安定した燃焼を継続させることができる。さ
らに、円周方向に隣接する出口部6において、保炎部材
を交互に設けるなどして保炎部材を円周方向に断続的に
配置すれば、各出口部6に形成される火炎位置が軸方向
にずれて発熱分散するので、第3の実施形態で説明した
ような燃焼振動の抑制効果も期待できる。
【0047】以上説明したように、本発明の燃焼器にお
いては、パイロットコーン5の先端部を延長して拡径あ
るいは折曲した構造の保炎部材、メインノズル4の出口
部6を延長して内向きに折曲した構造の保炎部材を出口
部6の近傍に設け、保炎部材の後流に保炎機能を有する
予混合気流の循環流が形成されるようにしたので、循環
流の保炎機能によってメインノズル4から流出する予混
合気流の火炎を安定した状態に維持して燃焼させること
ができる。このため、パイロットノズル3によって着火
が完了した後には、NOx 発生量が多く問題となってい
た拡散炎パイロットの形成を停止してNOx 総排出量を
低減した運転が可能となるので、燃焼器の低NOx 化及
びこの燃焼器を構成要素とするガスタービンやジェット
エンジンにおけるNOx 排出量の低減を達成することが
できる。
【0048】また、上述した保炎部材を円周方向に断続
的に配置すれば、保炎部材の有無によって形成されるメ
インノズル4の火炎位置が軸方向にずれるので、発熱が
分散されることから振動燃焼を抑制することができる。
【0049】なお、本発明の構成は上述した実施形態に
限定されるものではなく、たとえばメインノズル4の数
や出口部6の形状など、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において適宜変更することができる。
【0050】
【発明の効果】上述した本発明の燃焼器によれば、パイ
ロットコーンの先端部を延長して拡径または折曲した
り、あるいは、メインノズルの出口部を延長して内向き
に折曲することによって、予混合気流の循環流を形成す
る保炎部材をメインノズルの出口部近傍に設けたので、
保炎部材が形成する循環流の保炎機能によって、拡散炎
パイロットがなくても予混合気流の火炎を安定した状態
に維持して燃焼させることができる。このため、パイロ
ットノズルによって着火が完了した後の通常運転時に
は、拡散炎パイロットの形成を停止してNOx 総排出量
を低減した運転を実施できるという顕著な効果が得られ
る。
【0051】また、上述した保炎部材を円周方向に断続
的に配置した構成とすれば、保炎部材の有無によって形
成されるメインノズルの火炎位置を軸方向にずらし、発
熱を分散させることによって振動燃焼を抑制する効果も
得られる。
【0052】さらに、上述した燃焼器の低NOx 化及び
燃焼振動の抑制により、この燃焼器を構成要素とするガ
スタービンやジェットエンジンにおけるNOx 総排出量
の低減や燃焼振動の抑制を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る燃焼器の第1の実施形態を示す
図で、(a)は要部断面図、(b)は(a)のA−A矢
視図である。
【図2】 本発明に係る燃焼器の第2の実施形態を示す
図で、(a)は要部断面図、(b)は(a)のB−B矢
視図である。
【図3】 本発明に係る燃焼器の第3の実施形態を示す
図で、(a)は要部断面図、(b)は(a)のC−C矢
視図である。
【図4】 本発明に係る燃焼器の第4の実施形態を示す
図で、(a)は要部断面図、(b)は(a)のD−D矢
視図である。
【図5】 本発明に係る燃焼器の第5の実施形態を示す
図で、(a)は要部断面図、(b)は(a)のE−E矢
視図である。
【図6】 図5に示した第5の実施形態に係る燃焼器の
変形例を示す図で、(a)は要部断面図、(b)は
(a)のF−F矢視図である。
【図7】 従来例として燃焼器の構成を示す図で、
(a)は断面図、(b)は(a)のG−G矢視図であ
る。
【符号の説明】
1A〜F 燃焼器 2 筒部 3 パイロットノズル 4 メインノズル 5 パイロットコーン 6 出口部 7 燃焼室 10〜14 保炎部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 克則 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 秋月 渉 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロットノズルの周囲を取り囲むよ
    うにして複数のメインノズルを配置し、該メインノズル
    の出口部近傍に予混合気流の循環流を形成する保炎部材
    を設けたことを特徴とする燃焼器。
  2. 【請求項2】 前記保炎部材は、前記パイロットノズ
    ルのパイロットコーン先端外周部に設けられ、パイロッ
    トコーン拡径角度θpより大きな拡径角度θmで拡径さ
    せた先端部が前記予混合気流内に位置していることを特
    徴とする請求項1記載の燃焼器。
  3. 【請求項3】 前記保炎部材が、前記パイロットコー
    ン周方向の全周にわたって連続して設けられていること
    を特徴とする請求項2記載の燃焼器。
  4. 【請求項4】 前記保炎部材が、前記予混合気流の流
    路部に対応して断続的に設けられていることを特徴とす
    る請求項2記載の燃焼器。
  5. 【請求項5】 前記保炎部材は、前記パイロットノズ
    ルのパイロットコーン先端外周部が軸方向とほぼ垂直面
    を形成して外向きに折曲され、前記メインノズルの出口
    部先端とほぼ同一平面上に位置していることを特徴とす
    る請求項1記載の燃焼器。
  6. 【請求項6】 前記保炎部材が、前記メインノズルの
    出口部を内向きに折曲して設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の燃焼器。
  7. 【請求項7】 前記保炎部材が、前記出口部の隣接辺
    に設けられていることを特徴とする請求項6記載の燃焼
    器。
  8. 【請求項8】 前記保炎部材が、前記出口部の外周部
    に設けられていることを特徴とする請求項6記載の燃焼
    器。
  9. 【請求項9】 前記保炎部材が、前記予混合気流の中
    から選択した流路部に対応して設けられていることを特
    徴とする請求項4から8のいずれかに記載の燃焼器。
  10. 【請求項10】 空気を圧縮して空気流を供給する圧
    縮機と、請求項1から9のいずれかに記載の燃焼器と、
    前記燃焼器から供給される高温高圧ガスを膨張させて回
    転することで軸出力を出力するタービンと、を具備して
    構成したことを特徴とするガスタービン。
  11. 【請求項11】 空気を圧縮して空気流を供給する圧
    縮機と、請求項1から9のいずれかに記載の燃焼器と、
    前記燃焼器から高温高圧ガスを供給されるタービンと、
    を具備して構成したことを特徴とするジェットエンジ
    ン。
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