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JP2003127187A - バルブゲート式金型装置およびこれを用いた成形方法 - Google Patents

バルブゲート式金型装置およびこれを用いた成形方法

Info

Publication number
JP2003127187A
JP2003127187A JP2001331096A JP2001331096A JP2003127187A JP 2003127187 A JP2003127187 A JP 2003127187A JP 2001331096 A JP2001331096 A JP 2001331096A JP 2001331096 A JP2001331096 A JP 2001331096A JP 2003127187 A JP2003127187 A JP 2003127187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
mold
valve
valve body
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001331096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ueno
広 上野
Yoshihiro Horikawa
義広 堀川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2001331096A priority Critical patent/JP2003127187A/ja
Publication of JP2003127187A publication Critical patent/JP2003127187A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブピンが型開閉方向と交差方向に設けら
れたバルブゲート式金型装置において、型開き時に、バ
ルブ装置を設けた型体から成形品を円滑に離型する。 【解決手段】 軸方向Dにバルブピン61を駆動する液体
圧シリンダー装置を備え、この液体圧シリンダー装置の
ピストン73に、バルブピン61を微動移動可能に設ける。
ゲート33からバルブピン61の先端をキャビティ23内に突
き出した状態で該ゲート33を閉め、キャビティ23内の成
形材料が硬化した後、ゲート33を閉めた状態でバルブピ
ン61の先端をキャビティ23内から引き抜き、この引き抜
き後に固定型21と可動型22を型開閉方向Aに型開きす
る。離型時にバルブピン61の先端が成形品に引っ掛から
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂の射
出成形などに用いられるバルブゲート式金型装置および
これを用いた成形方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】キャビティへのゲート
までの材料通路内の成形材料である樹脂を加熱して常時
溶融状態に保つホットランナー金型装置において、ゲー
トをバルブ体であるバルブピンにより機械的に開閉する
バルブゲート式金型装置が知られている。なお、ホット
ランナー金型装置は、成形能率を高めることを目的とし
たものであり、ゲートを閉じるのは、型開時などにゲー
トから樹脂が漏れるのを防止するためである。
【0003】そして、バルブゲート式金型装置において
は、型体の製造上、型体の開閉方向にバルブピンを移動
してゲートを開閉するようにしている。
【0004】しかし、成形品(製品)の条件により、型
開閉方向に移動するバルブピンを用いることができない
ことがある。例えば、製品形状により、型開閉方向のバ
ルブピンに対応する位置に、ゲートを設けることができ
なかったり、その位置にゲート跡が残ると、製品上好ま
しくなかったり、製品が型開閉方向に長いために通常の
ストロークで開閉する装置で型開閉動作ができない場合
などがある。
【0005】ここで、型開閉方向と交差方向に移動する
バルブ体を用いる金型について検討すると、図5に示す
ように、型体である固定型1と可動型2とは、図中上下
方向に開閉し、型閉め時に相互間にキャビティ3を形成
する。このキャビティ3は、成形品101の中央を成形す
る中央部102と、この中央部102の周囲に設ける周壁部10
3とを有し、この周壁部103に連通するゲート4が固定型
1に設けられている。そのゲート4を開閉するバルブ装
置5は、バルブケーシング6内にバルブ体たるバルブピ
ン7を移動可能に設け、このバルブピン7は、型開閉方
向と直交する方向を軸方向としており、この軸方向に移
動することにより、ゲート4に先端部たるゲート閉塞部
8が挿脱自在に嵌合してこのゲート4を閉塞する。ま
た、バルブケーシング6にはゲート4に連通する材料通
路9が設けられ、この材料通路9がマニホールドのラン
ナーに接続されている。また、バルブケーシング6の外
周には材料通路9内の成形材料を溶融状態に保つように
加熱するヒーター10が設けられている。さらに、バルブ
ピン7の基端側は、油圧シリンダー装置などの流体圧シ
リンダー装置11に接続されており、この流体圧シリンダ
ー装置11により駆動される。
【0006】そして、成形時には、固定型1と可動型2
とを型閉して、これら固定型1および可動型2間にキャ
ビティ3を形成した後、バルブピン7をキャビティ3か
ら離れる方向へ移動させてゲート4を開放する。そし
て、射出成形機から固定型1内に熱可塑性の成形材料で
ある溶融した熱可塑性樹脂を射出する。この樹脂は、マ
ニホールドのランナーなどを通り、さらにバルブケーシ
ング6内の材料通路9を通ってゲート4からキャビティ
3内に流入する。このようにしてキャビティ3内に樹脂
が充填された後、保圧を経て、バルブピン7が可動型2
の方へ移動し、ゲート4に嵌合してこのゲート4を閉じ
る。そして、キャビティ3内の樹脂が冷却して固化した
後、固定型1と可動型2とを型開する。その際、キャビ
ティ3内の樹脂すなわち成形品101は、固定型1側と可
動型2側とでの離型抵抗の相違によりまず固定型1又は
可動型2から離れて一方に残り、この一方から、成形品
101は、突き出し板の作動により離れて取り出される。
その後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返す
が、全成形サイクルを通じて、マニホールドのランナー
およびバルブケーシング6の材料通路9内の樹脂は、ヒ
ーター10の加熱により常時溶融状態に保たれる。
【0007】このようなバルブゲート式金型装置では、
バルブピン7の先端部をゲート位置に正確に合わせるよ
うに製造及び組立てを行っているが、上述したように材
料通路9内の樹脂を常時溶融状態に保つために加熱が行
われており、この加熱による温度条件によりバルブピン
7が熱膨張を起すため、バルブピン7の先端面8Aをゲ
ート4側のキャビティ形成面13に正確に合わせることは
困難である。
【0008】このため、バルビピン7は、その先端面8
Aがキャビティ3内に突出した状態又はゲート4内に引
っ込んだ状態となり易い。そして、キャビティ3内の樹
脂が硬化した後、バルブピン7の先端がキャビティ3内
に突出した状態で離型を行うと、バルブピン7の先端が
成形品101に引っ掛かり、一方、バルブピン7の先端が
キャビティ形成面11よりゲート4内に引っ込んだ状態で
離型を行うと、成形品101のゲート4内に入り込んで硬
化した部分がゲート4に引っ掛かり、固定型1から成形
品101を円滑に離型できなくなる問題がある。
【0009】また、図5に示すように、可動型2におい
ては、周壁部103を形成するキャビティ形成面12に抜き
勾配を設けているが、成形品101の形状により、図5に
示すように、固定型1の周壁部103を形成するキャビテ
ィ形成面13を、型開閉方向に合わせて平行に形成した場
合、上述したようにバルブピン7の先端がキャビティ3
内又はゲート4内に引っ込んでいると、離型工程が円滑
に行われず、無理に離型を行うと成形品101のゲート4
箇所にアンダーカットが生じる問題もある。
【0010】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、バルブ体が型開閉方向と交差方向に移動
してゲートを開閉するバルブゲート式金型装置におい
て、型開き時に、バルブ装置を設けた型体から成形品を
円滑に離型することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
目的を達成するために、前記バルブ体の軸方向を前記両
型体の開閉方向に対して交差させたバルブゲート式金型
装置であって、前記駆動手段は、前記バルブ体の軸方向
へ移動する移動体を備え、この移動体に前記バルブ体を
軸方向に微動移動可能に設け、このバルブ体を前記移動
体に対して移動する微動駆動手段を備えるものである。
【0012】成形時には、複数の型体を型閉してこれら
型体間にキャビティを形成するとともにゲートを開き、
材料通路からゲートを介してキャビティ内に成形材料を
充填する。ついで、バルブ装置のバルブ体によりゲート
を閉じ、さらに、キャビティ内の成形材料が固化した
後、型開してキャビティ内の成形材料すなわち成形され
た成形品を取り出す。その後、再び型閉して以上の成形
サイクルを繰り返す。
【0013】バルブ体は、ゲートの開閉のために型体の
開閉方向と交差方向に移動する。ゲートを閉める際に、
微動駆動手段により移動体に対してバルブ体をゲート側
に移動すると共に、駆動手段によりバルブ体の先端がゲ
ートから僅かにキャビティ内に突出するように設定す
る。キャビティ内の成形材料が固化した後、微動駆動手
段により、ゲートは閉めた状態で、キャビティ内にバル
ブ体の先端を引っ込める。この後、両型体を型開きする
ことにより、成形品にバルブ体の先端が引っ掛かること
なく、バルブ装置を設けた型体から成形品を円滑に離型
することができる。
【0014】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
のバルブゲート式金型装置において、前記駆動手段が流
体圧シリンダー装置であり、前記移動体がその流体圧シ
リンダー装置のピストンである。
【0015】この場合、移動体たるピストンが流体圧に
より所定ストローク移動してバルブ体がゲートを開閉
し、そのピストンに対して微動移動可能に設けたバルブ
体を微動駆動手段により移動することにより、ピストン
を動かすことなく、ゲートからバルブ体の先端を出し入
れするように設定することができる。
【0016】また、請求項3の発明は、請求項1または
2の発明のバルブゲート式金型装置において、前記バル
ブ体を前記移動体に移動可能に挿通し、前記移動体は、
一側方向移動時に前記バルブ体に係合してバルブ体を一
側に移動する一側移動係合部と、他側方向移動時に前記
バルブ体に係合して該バルブ体を他側に移動する他側移
動係合部とを備え、それら一側及び他側係合部との係合
位置間で前記バルブ体が微動移動可能であり、前記バル
ブ体に前記微動駆動手段を接続したものである。
【0017】これにより、移動体に対してバルブ体を微
動移動可能に組み込むことができると共に、移動体の移
動によりバルブ体を移動することができ、さらに、前記
バルブ体の基端側に前記微動駆動手段を接続することに
より、該微動駆動手段をコンパクトに組み込むことがで
きる。
【0018】請求項4の発明のバルブゲート式金型装置
を用いた成形方法は、バルブ体が前記型体の開閉方向に
対して交差方向に移動する成形方法において、前記キャ
ビティ内に成形材料を充填した後、前記ゲートから前記
バルブ体の先端をキャビティ内に突き出した状態で該ゲ
ートを閉め、キャビティ内の成形材料が硬化した後、前
記ゲートを閉めた状態で前記バルブ体の先端をキャビテ
ィ内から引き抜き、この引き抜き後に両型体を型開きす
る成形方法である。
【0019】充填した成形材料が硬化した後、型開きを
する前にバルブ体をキャビティ内から引き抜くから、離
型時にバルブ体が成形品に引っ掛かることがなく、円滑
な離型を行うことができる。
【0020】
【発明の実施形態】以下、本発明のバルブゲート式金型
装置およびこれを用いた成形方法の一実施例について、
図1〜図4を参照しながら説明する。なお、成形される
成形品101は、先に説明した図5で説明したものと同一
である。まず、バルブゲート式金型装置の構成を説明す
る。
【0021】21は固定型、22は可動型で、型体であるこ
れら固定型21および可動型22は、図示上下方向(型開閉
方向A)に互いに移動して開閉し、型閉時に相互間に製
品101の形状をした複数の製品キャビティ23を形成する
ものである。このキャビティ23は、製品101の軸方向を
型開閉方向Aと一致させている。
【0022】前記固定型21は、第1の固定側型板26と、
この第1の固定側型板26における可動型22と反対側の面
に固定された第2の固定側型板27とを備えている。これ
ら固定側型板26は、製品キャビティ23における製品101
の外面に相当する面を形成するものである。また、第1
及び第2の固定側型板26,27の側方にはバルブ装置組み
込みブロック28が固定されている。また、第2の固定側
型板27における可動型22と反対側の面には、図示しない
が、スペーサーを介在させて主マニホールドが固定さ
れ、この主マニホールドにおける可動型22と反対側の面
には、射出成形機の固定側プラテンに取り付けられる固
定側取り付け板が固定されている。
【0023】また、前記第1の固定側型板26およびバル
ブ装置組み込みブロック28には、バルブ装置組み込み孔
31,32が形成されている。第1の固定側型板26のバルブ
装置組み込み孔31は、型開閉方向Aと直交する方向を軸
方向Dとするほぼ回転体形状になっており、第1の固定
側型板26の側面へ開口している。また、バルブ装置組み
込み孔31における前記開口と反対側の端部は、前記製品
キャビティ23に開口する孔状のゲート33になっている。
このゲート33は、型開閉方向Aと直交する方向を軸方向
Dとして、第1の固定側型板26のキャビティ形成面24位
置に開口しているが、この位置は、成形品101としてゲ
ート跡が生じても支障がない位置である。尚、そのキャ
ビティ形成面24は、型開閉方向Aと平行に形成され、前
記周壁部103の外面を形成するものである。
【0024】そして、前記第1の固定側型板26のバルブ
装置組み込み孔31からバルブ装置組み込みブロック28に
は、前記ゲート33を開閉するバルブ装置36が組み込まれ
ている。
【0025】つぎに、このバルブ装置36の構成について
説明する。37はバルブケーシングで、このバルブケーシ
ング37は、型開閉方向Aと直交する方向を軸方向Dとす
るほぼ筒状になっており、前記バルブ装置組み込み孔3
1,32内に組み込まれている。バルブケーシング37の一
端側には、ほぼ四角柱形状のフランジ部38が形成されて
おり、このフランジ部38がこれとほぼ同形状のバルブ装
置組み込みブロック28のバルブ装置組み込み孔32内に図
示上方から嵌合されている。このバルブ装置組み込み孔
32およびフランジ部38がほぼ四角柱形状であることによ
りバルブケーシング37が回り止めされているが、また、
フランジ部38の平らな一側面(図示上面)に、材料通路
であるランナー39の出口部39Aのある面が当接してい
る。このライナー39は、前記マニホールドとフランジ部
38の間に設けられた副マニホールド41に形成され、その
ランナー39を加熱するヒーター42が設けられている。
【0026】尚、バルブ装置36の固定型21への組み立て
にあたっては、バルブ装置組み込みブロック28にバルブ
ケーシング37を組み込んだ後、バルブ装置組み込みブロ
ック28を第1の固定側型板26に固定するとともに、この
第1の固定側型板26のバルブ装置組み込み孔31内にバル
ブケーシング37を挿入すればよい。さらに、フランジ部
38に同軸的に突き当てられたブロック43が前記バルブ装
置組み込み孔32内に嵌合されている。
【0027】前記バルブケーシング37内には、前記ゲー
ト33を介して副マニホールド41のランナー39をキャビテ
ィ23に連通させる材料通路51が形成されている。この材
料通路51の大部分はバルブケーシング37の軸方向Dに延
びていてゲート33に同軸的に対向しているが、材料通路
51の一端部は、屈曲部52になっていて前記フランジ部38
の図示上面に開口している。そして、その屈曲部52が前
記ランナー39の出口部39Aに通じている。また、バルブ
ケーシング37の外周面には、材料通路51を加熱するヒー
ター53が設けられているとともに、このヒーター53を外
周側から覆う筒状のヒーターカバー54が設けられてい
る。さらに、前記バルブケーシング37には、前記ヒータ
ー53の内側に添わせて温度センサー55が設けられてい
る。なお、バルブケーシング37のゲート33側の先端部
は、一部がバルブ装置組み込み孔31内に形成された嵌合
面56に嵌合していることにより支持されている。他の部
分では、断熱のために、バルブケーシング37ないしヒー
ターカバー54と第1の固定側型板26およびバルブ装置組
み込みブロック28との間には隙間が形成されている。
【0028】また、前記バルブケーシング37の材料通路
51内を同軸的に貫通して、前記ゲート33を開閉するバル
ブ体としてのバルブピン61が設けられている。このバル
ブピン61は、型開閉方向Aと直交する方向を軸方向Dと
しているとともにこの軸方向Dに移動するものであり、
前記ゲート33に挿脱自在に嵌合するゲート閉塞部62を先
端部に有している。さらに、バルブピン61は、バルブケ
ーシング37のフランジ部38内に固定されたガイドブッシ
ュ63を摺動自在に貫通しているとともに、ゲート33側の
先端部が前記材料通路51の周面に形成された複数の支持
羽根64の内側に常時摺動自在に嵌合している。これによ
り、バルブケーシング37に対してバルブピン61が支持さ
れている。
【0029】また、前記バルブ装置組み込みブロック28
内には、前記バルブケーシング37と同軸的に並べて、前
記バルブピン61を駆動する駆動手段たる流体圧シリンダ
ー装置71が組み込まれており、この例では流体圧シリン
ダー装置71は油圧シリンダー装置である。前記流体圧シ
リンダー装置71は、シリンダー室72と、このシリンダー
室72内に移動可能に設けられた移動体たるピストン73と
を備える。
【0030】そして、前記バルブピン61は、ブロック43
およびバルブ装置組み込みブロック28の一部を貫通して
記ピストン73に微動移動可能に設けられている。そのピ
ストン73は中心に軸方向Dの貫通孔74を形成し、この貫
通孔74はゲート33側が径小部74Aになっていると共に、
反対側が径大部74Bになっており、これら径小部74Aと
径大部74Bとの間は段差面74Cになっている。この段差
面74Cに当接した状態で、径大部74B内に円環状の板体
としての座金75が嵌合されており、この座金75が他側係
合部となる。そして、バルブピン61の基端側には係合受
部たる頭部76が設けられ、該バルブピン61は、前記径小
部74A及び座金75の内側を貫通し、頭部76が径大部74B
内に位置している。また、この頭部76の外周側に位置し
て円筒状のスペーサーリング77が径大部74B内に同軸的
に嵌合されている。また、径大部74B内の頭部76の反ゲ
ート33側に、一側係合部たる座金78が配置され、さら
に、一対の孔付きねじ79,80が径大部74B内に螺合され
ている。これらねじ79,80は、相互に突き当たることに
より緩みが防止され、段差面74Cに当接した座金75とね
じ79に当接した座金78とに前記スペーサーリング77の両
端が当接して挟まれている。また、このスペーサーリン
グ77より前記頭部76は僅かに短く形成されており、これ
によりスペーサーリング77内において頭部76が軸方向D
に微動移動可能になっている。すなわち、微動駆動手段
81の駆動により、頭部76が他側係合部である座金75に当
接する位置がゲート33に一番近い位置であり、頭部76が
一側係合部である座金78に当接する位置がゲート33から
一番離れた位置となる。
【0031】さらに、微動駆動装置81の作動杆82が、バ
ルブピン61の基端側から、前記ねじ80,79及び座金78を
挿通して前記頭部76内に螺着されており、その微動駆動
装置81は油圧シリンダーなどの液体圧シリンダー装置で
あり、前記作動杆82を軸方向Dに進退する。
【0032】前記シリンダー室72の両側には、該シリン
ダー室72より径が小さい径小部91,92が連通形成され、
これら径小部91,92に摺動自在に挿入するロッド部73
A,73Bが前記ピストン73の両側に設けられ、反ゲート
33側のロッド部73Bは径小部92を貫通して基端を露出し
ており、このロッド部73Bに前記貫通孔74の径大部74B
の基端が開口している。また、径小部91,92にはそれぞ
れロッド部73A,73Bの外周面に接するシール用のOリ
ング95,96が設けられている。また、ピストン73の外周
にはシリンダー室72の内周面に接するシール用のOリン
グ97が設けられている。したがって、シリンダー室72の
ゲート33側であるOリング95,97間と、反ゲート33側で
あるOリング97,96間とでシリンダー室72内が気密に仕
切られており、そのゲート33側と反ゲート33側とにそれ
ぞれに液体出入口98,99が形成されている。また、前記
径小部92はシリンダー室72の基端壁部を形成する基端壁
部材110に形成され、この基端壁部材110は、前記組み込
みブロック28にボルトなどの着脱手段111に着脱可能に
組み込まれ、シール用のOリング112によりシリンダー
室72を気密に保つ。
【0033】そして、この例では、図3及び図4に示す
ように、スペーサーリング77を頭部76より長さLだけ長
く形成し、例えば長さLは、0.2ミリ程度である。ま
た、図1に示すように、液体圧シリンダー装置71のピス
トン73がゲート33に一番近い位置に移動した状態で、微
動駆動手段81の駆動により、ゲート嵌合部72の先端がゲ
ート33から突出する位置とゲート33内に没する位置にバ
ルブピン61を駆動可能としている。尚、この例では、駆
動状態において、微動駆動手段81によりバルブピン61が
ゲート33側に一番移動した位置で、ゲート33よりゲート
嵌合部72の先端が突出する長さLoutは、前記長さLの
2分の1(L/2)程度に設定し、微動駆動手段81によ
りバルブピン61が反ゲート33側に一番移動した位置で、
ゲート33よりゲート嵌合部72の先端が引っ込む長さLin
は、前記長さLの2分の1(L/2)となるように設定
している。また、液体圧シリンダー71の駆動力を微動駆
動装置81の駆動力より大きく設定している。尚、前記設
定においては、バルブピン61の突出する長さLoutは、
前記長さL未満から0を超えて設定するようにすればよ
い。また、バルブピン61の先端をキャビティ23から引き
抜いた状態でゲート33を閉めた状態にするから、ゲート
33がゲート閉塞部62と嵌合する長さは、前記長さLin以
上であり、すなわち、ゲート33内に引っ込めるバルブピ
ン61の先端の長さLinは、ゲート33とゲート閉塞部62と
の嵌合長さの全長より短い。
【0034】なお、組み立て時には、バルブ装置組み込
みブロック28にバルブケーシング37を組み込んだ後、こ
のバルブケーシング37内にバルブピン61を挿入すればよ
く、逆に分解時には、バルブケーシング37からバルブピ
ン61を抜いた後、バルブ装置組み込みブロック28からバ
ルブケーシング37を外せばよい。
【0035】以上のように、バルブ装置71は、バルブピ
ン61の軸方向Dを型開閉方向Aと直交させることによ
り、この型開閉方向Aに対していわば横向きにしてあ
る。
【0036】さらに、前記キャビティ23を囲んで固定側
型板26には、キャビティ23を冷却する水などの流体用流
体を通す流体通路121が形成されている。
【0037】前記可動型22は、前記第1の固定側型板26
およびバルブ装置組み込みブロック28に突き当たる可動
側型板131と、この可動側型板131における固定型21と反
対側の面に固定された可動側受け板(図示せず)とを備
えているとともに、図示していないが、この可動側受け
板における固定型21と反対側の面にスペーサブロックを
介して固定され射出成形機の可動側プラテンに取り付け
られる可動側取り付け板を備えている。また、前記可動
側型板131および可動側受け板に挟持されて固定された
コア132が固定型21側に突出しており、第1の固定側型
板26には、コア132が嵌合する凹部26Aが形成されてい
る。そのコア132には、成形された成形品101を可動型52
から突き出して離型させる突き出し部材133が外嵌され
おり、この突き出し部材133は、可動側型板131から離れ
る方向に駆動可能であり、成形された成形品101を可動
型52から突き出して離型させるものである。また、可動
型22には、突き出し部材133の両側にスライドブロック1
34,134が設けられ、これらスライドブロック134,134
は前記突き出し部材133と係合する位置と非係合位置に
移動可能である。
【0038】つぎに、前記バルブゲート式金型装置を用
いた射出成形方法について説明する。成形時には、まず
固定型21と可動型22とを型閉して、これら固定型21およ
び可動型22間に製品キャビティ23を形成した後、流体圧
シリンダー装置71の駆動によりバルブピン61を後退させ
てゲート73を開放する。そして、射出成形機から固定型
21内に熱可塑性の成形材料である溶融した熱可塑性樹脂
を射出する。この樹脂は、副マニホールド41のランナー
39などを通り、さらにバルブケーシング37内の材料通路
51、バルブピン61が嵌合している支持羽根64間を通って
ゲート33からキャビティ23内に流入する。このようにし
てキャビティ23内に樹脂が充填された後、保圧を経て、
図1,図2及び図3に示すように、流体圧シリンダー装
置71の駆動によりバルブピン61が前進し、そのゲート閉
塞部62がゲート33に嵌合してこのゲート33を閉じる。こ
の場合、液体圧シリンダー装置71のピストン73の移動に
より座金78が頭部76に係合してバルブピン61をゲート33
側に移動する。ここで、さらに、微動駆動手段81が駆動
してバルブピン61を長さLだけゲート33側に移動する
と、バルブピン61の先端がゲート33からキャビティ23内
に長さLoutだけ突出する。そして、キャビティ23内の
樹脂は液体通路121を冷却用流体が通ることにより積極
的に冷却され、キャビティ23内の樹脂が冷却して固化し
た後、型開きの前に、微動駆動装置81の駆動によりバル
ブピン61が反ゲート33側に移動する。この場合、微動駆
動装置81の作動杆82が後退し、頭部76が座金78に当接し
た位置で停止する。これは、流体圧シリンダー装置71の
駆動力より微動駆動装置81の駆動力を小さく設定し、図
4ゲートを状態で液体圧シリンダー装置71がバルブピン
61をゲート33側に押す力を、微動駆動装置81がバルブピ
ン61を反ゲート33側に引く力より大きく設定しており、
また、ゲート33開いた状態でも、液体圧シリンダー装置
71がバルブピン61を反ゲート33側に引く力を、微動駆動
装置81がバルブピン61をゲート33側に押す力より大きく
設定しているから、微動駆動装置81の駆動によりピスト
ン73が移動することはない。そして、微動駆動装置81の
駆動により。バルブピン61の先端が長さLinだけゲー
ト33内に没し、この後、固定型21と可動型12とを型開す
る。この際、キャビティ23内の樹脂すなわち成形された
成形品101は、固定型21側と可動型22側とでの離型抵抗
の相違によりまず固定型21から離れ、バルブピン61の先
端が成形品101に引っ掛かることなく円滑に型開きを行
うことができる。ついで、成形品101は、突き出し部材1
33の作動により可動型22から離れ、取り出される。その
後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返す。
【0039】このように本実施形態では、請求項1に対
応して、互いに開閉し型閉時にキャビティ23を相互間に
形成する複数の型体たる固定型21と可動型22と、この固
定型21に設けられ材料通路51をキャビティ23に連通させ
るゲート33を開閉するバルブ体たるバルブピン61と、こ
のバルブピン61を軸方向へ移動してゲート33を開閉する
駆動手段たる液体圧シリンダー装置71とを備え、バルブ
ピン61の軸方向Dを固定型21及び可動型22の開閉方向A
に対して交差させたバルブゲート式金型装置であって、
駆動手段は、バルブピン61の軸方向Dへ移動する移動体
たるピストン73を備え、ピストン73にバルブピン61を軸
方向Dに微動移動可能に設け、このバルブピン61をピス
トン73に対して移動する微動駆動手段81を備えるから、
成形時には、固定型21と可動型22を型閉してこれら固定
型21と可動型22間にキャビティ23を形成するとともにゲ
ート33を開き、材料通路51からゲート33を介してキャビ
ティ23内に成形材料を充填し、ついで、バルブ装置36の
バルブピン61によりゲート33を閉じ、さらに、キャビテ
ィ23内の成形材料が固化した後、型開してキャビティ23
内の成形材料すなわち成形された成形品101を取り出
す。その後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返
す。このような成形において、バルブピン61は、ゲート
33の開閉のために固定型21及び可動型22の開閉方向Aと
交差方向Dに移動する。そして、ゲート33を閉める際
に、微動駆動手段81によりピストン73に対してバルブピ
ン61をゲート33側に移動すると共に、液体圧シリンダー
装置71によりバルブピン61の先端がゲート33から僅かに
キャビティ23内に突出するように設定する。キャビティ
23内の成形材料が固化した後、微動駆動手段81により、
ゲート33は閉めた状態で、キャビティ23の外、すなわち
キャビティ形成面24の外側にバルブピン61の先端を引っ
込める。この後、固定型21と可動型22を型開きすること
により、成形品101にバルブピン61の先端が引っ掛かる
ことなく、バルブ装置36を設けた固定型21から成形品10
1を円滑に離型することができる。
【0040】また、このように本実施形態では、請求項
2に対応して、前記駆動手段が流体圧シリンダー装置71
であり、前記移動体がその流体圧シリンダー装置71のピ
ストン73であるから、ピストン73が流体圧により所定ス
トローク移動してバルブピン61がゲート33を開閉し、そ
のピストン73に対して微動移動可能に設けたバルブピン
61を微動駆動手段81により移動することにより、ピスト
ン73を動かすことなく、ゲート33からバルブピン61の先
端を出没するように設定することができる。
【0041】また、このように本実施形態では、請求項
3に対応して、バルブピン61を移動体たるピストン73に
移動可能に挿通し、ピストン73は、一側方向移動時にバ
ルブピン61に係合してバルブピン61を一側(ゲート33
側)に移動する一側移動係合部たる座金78と、他側方向
移動時にバルブピン61に係合して該バルブピン61を他側
(反ゲート33側)に移動する他側移動係合部たる座金75
とを備え、それら一側及び他側係合部との係合位置間で
バルブピン61が微動移動可能であり、バルブピン61の一
側係合部たる座金78より基端側に微動駆動手段81を接続
したから、ピストン73に対してバルブピン61を微動移動
可能に組み込むことができると共に、ピストン73の移動
によりバルブピン61を移動することができ、さらに、バ
ルブピン61の一側係合部たる座金78より基端側に微動駆
動手段81を接続することにより、該微動駆動手段81をコ
ンパクトに組み込むことができる。
【0042】このように本実施形態では、請求項4に対
応して、互いに開閉する複数の型体たる固定型21と可動
型22を型閉してこれら固定型21と可動型22間にキャビテ
ィ23を形成し、固定型21と可動型22に設けられた材料通
路51からゲート33を通して成形材料を充填し、キャビテ
ィ23内に成形材料を充填するとき意外にゲート33をバル
ブピン61により閉じ、このバルブピン61が固定型21と可
動型22の開閉方向Aに対して交差方向に移動する成形方
法において、キャビティ23内に成形材料を充填した後、
ゲート33からバルブピン61の先端をキャビティ23内に突
き出した状態で該ゲート33を閉め、キャビティ23内の成
形材料が硬化した後、ゲート33を閉めた状態でバルブピ
ン61の先端をキャビティ23内から引き抜き、この引き抜
き後に固定型21と可動型22を型開きする成形方法であ
り、充填した成形材料が硬化した後、型開きをする前に
バルブピン61をキャビティ23内から引き抜くから、離型
時にバルブピン61が成形品101に引っ掛かることがな
く、円滑な離型を行うことができる。
【0043】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
型開閉方向とバルブ体の軸方向とは完全に直交している
必要はなく、型開閉方向と直行する方向に対してバルブ
体の軸方向がある傾斜していてもよい。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前記バルブ体
の軸方向を前記両型体の開閉方向に対して交差させたバ
ルブゲート式金型装置であって、前記駆動手段は、前記
バルブ体の軸方向へ移動する移動体を備え、この移動体
に前記バルブ体を軸方向に微動移動可能に設け、このバ
ルブ体を前記移動体に対して移動する微動駆動手段を備
えるものであり、バルブ体が型開閉方向と交差方向に移
動してゲートを開閉するバルブゲート式金型装置におい
て、型開き時に、バルブ装置を設けた型体から成形品を
円滑に離型することができる。
【0045】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
のバルブゲート式金型装置において、前記駆動手段が流
体圧シリンダー装置であり、前記移動体がその流体圧シ
リンダー装置のピストンであり、そのピストンに対して
微動移動可能に設けたバルブ体を微動駆動手段により移
動することにより、ピストンを動かすことなく、ゲート
からバルブ体の先端を出し入れするように設定すること
ができる。
【0046】また、請求項3の発明は、請求項1または
2の発明のバルブゲート式金型装置において、前記バル
ブ体を前記移動体に移動可能に挿通し、前記移動体は、
一側方向移動時に前記バルブ体に係合してバルブ体を一
側に移動する一側移動係合部と、他側方向移動時に前記
バルブ体に係合して該バルブ体を他側に移動する他側移
動係合部とを備え、それら一側及び他側係合部との係合
位置間で前記バルブ体が微動移動可能であり、前記バル
ブ体に前記微動駆動手段を接続したものであり、移動体
に対してバルブ体を微動移動可能に組み込むことができ
ると共に、移動体の移動によりバルブ体を移動すること
ができ、さらに、前記バルブ体の基端側に前記微動駆動
手段を接続することにより、該微動駆動手段をコンパク
トに組み込むことができる。
【0047】請求項4の発明のバルブゲート式金型装置
を用いた成形方法は、バルブ体が前記型体の開閉方向に
対して交差方向に移動する成形方法において、前記キャ
ビティ内に成形材料を充填した後、前記ゲートから前記
バルブ体の先端をキャビティ内に突き出した状態で該ゲ
ートを閉め、キャビティ内の成形材料が硬化した後、前
記ゲートを閉めた状態で前記バルブ体の先端をキャビテ
ィ内から引き抜き、この引き抜き後に両型体を型開きす
る成形方法であり、充填した成形材料が硬化した後、型
開きをする前にバルブ体をキャビティ内から引き抜くか
ら、離型時にバルブ体が成形品に引っ掛かることがな
く、円滑な離型を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルブゲート式金型装置の一実施例を
示す縦断面図である。
【図2】同上、図1のゲート付近の拡大断面図である。
【図3】同上、ゲートと移動体の断面図であり、バルブ
ピンの先端をキャビティ内に突き出した状態を示す。
【図4】同上、ゲートと移動体の断面図であり、バルブ
ピンの先端をキャビティ内から引き抜いた状態を示す。
【図5】従来のバルブゲート式金型装置の一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
21 固定型(型体) 22 可動型(型体) 23 キャビティ 33 ゲート 36 バルブ装置 37 バルブケーシング 39 ランナー(材料通路) 51 材料通路 61 バルブピン 62 ゲート嵌合部 71 流体圧シリンダー装置(駆動手段) 72 シリンダー室 73 ピストン 75 座金(他側係合部) 76 頭部(係合受部) 77 スペーサーリング 78 座金(一側係合部) 81 微動駆動装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに開閉し型閉時にキャビティを相互
    間に形成する複数の型体と、この型体に設けられ材料通
    路を前記キャビティに連通させるゲートを開閉するバル
    ブ体と、このバルブ体を軸方向へ移動して前記ゲートを
    開閉する駆動手段とを備え、前記バルブ体の軸方向を前
    記両型体の開閉方向に対して交差させたバルブゲート式
    金型装置であって、前記駆動手段は、前記バルブ体の軸
    方向へ移動する移動体を備え、この移動体に前記バルブ
    体を軸方向に微動移動可能に設け、このバルブ体を前記
    移動体に対して移動する微動駆動手段を備えることを特
    徴とするバルブゲート式金型装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段が流体圧シリンダー装置で
    あり、前記移動体がその流体圧シリンダー装置のピスト
    ンであることを特徴とする請求項1記載のバルブゲート
    式金型装置。
  3. 【請求項3】 前記バルブ体を前記移動体に移動可能に
    挿通し、前記移動体は、一側方向移動時に前記バルブ体
    に係合してバルブ体を一側に移動する一側移動係合部
    と、他側方向移動時に前記バルブ体に係合して該バルブ
    体を他側に移動する他側移動係合部とを備え、それら一
    側及び他側係合部との係合位置間で前記バルブ体が微動
    移動可能であり、前記バルブ体に前記微動駆動手段を接
    続したことを特徴とする請求項1又は2記載のバルブゲ
    ート式金型装置。
  4. 【請求項4】 互いに開閉する複数の型体を型閉してこ
    れら型体間にキャビティを形成し、前記型体に設けられ
    た材料通路からゲートを通して成形材料を充填し、前記
    キャビティ内に成形材料を充填するとき意外に前記ゲー
    トをバルブ体により閉じ、このバルブ体が前記型体の開
    閉方向に対して交差方向に移動する成形方法において、
    前記キャビティ内に成形材料を充填した後、前記ゲート
    から前記バルブ体の先端をキャビティ内に突き出した状
    態で該ゲートを閉め、キャビティ内の成形材料が硬化し
    た後、前記ゲートを閉めた状態で前記バルブ体の先端を
    キャビティ内から引き抜き、この引き抜き後に両型体を
    型開きすることを特徴とするバルブゲート式金型装置を
    用いた成形方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144657A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Sumitomo Heavy Ind Ltd 樹脂成形方法及び金型装置
JP2010094937A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 D−M−E双葉株式会社 サイドバルブゲート式ホットランナーシステム
JP2011020421A (ja) * 2009-07-21 2011-02-03 Heiwa Denki:Kk バルブシステム
EP2374595A1 (en) * 2010-04-06 2011-10-12 Mold Hotrunner Solution, Inc. Injection apparatus for injection molding of thermoplastic parts

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