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JP2003126417A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003126417A
JP2003126417A JP2001327700A JP2001327700A JP2003126417A JP 2003126417 A JP2003126417 A JP 2003126417A JP 2001327700 A JP2001327700 A JP 2001327700A JP 2001327700 A JP2001327700 A JP 2001327700A JP 2003126417 A JP2003126417 A JP 2003126417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
normal symbol
closing member
game ball
symbol display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001327700A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Takeuchi
康浩 武内
Tetsumori Nagase
哲守 永瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyomaru Industry Co Ltd filed Critical Toyomaru Industry Co Ltd
Priority to JP2001327700A priority Critical patent/JP2003126417A/ja
Publication of JP2003126417A publication Critical patent/JP2003126417A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定条件下で、第2種特別電動役物に設けら
れた開閉部材を開放する始動口への遊技球の入賞を助長
することができる遊技機を提供する。 【解決手段】 電飾基板が主基板からランプコマンド受
信したときに、乱数を用いた抽選を行い、その結果が当
たりの場合には、特定遊技状態に突入する。この特定遊
技状態では、普通図柄始動ゲート11に遊技球が入賞し
て、普通図柄の抽選が行われ、当たりの場合には、普通
図柄表示装置8に当たり図柄が表示され、第2の始動口
15の第2の開閉部材15a,15bが開放される。こ
の時に、少なくとも発射ハンドルを操作して、遊技球が
発射され、当該発射された遊技球が第2の始動口15へ
到達する時間だけ前のタイミングに、電飾風車9,10
を点灯又は点滅させて、第2の開閉部材15a,15b
が開放されることを報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関し、詳細には、第2種特別電動役物に設けられ
た開閉部材を開放する始動口への遊技球の入賞を助長す
る遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機の一例であるパチンコ機に
は、所謂第2種のパチンコ機と言われる遊技機が存在す
る。この第2種のパチンコ機について図14を参照して
説明する。図14は従来の第2種のパチンコ機101の
正面図である。この従来のパチンコ機101では、上半
分に遊技盤102が設けられ、遊技盤102には、ガイ
ドレール103で囲まれた遊技領域104が形成されて
いる。この遊技領域104には、普通図柄が変動表示さ
れる第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図
柄表示部L3が設けられた普通図柄表示装置108が設
けられ、普通図柄表示装置108の右側には電飾風車1
09が設けられ、普通図柄表示装置108の左側には電
飾風車110が設けられている。また、普通図柄表示装
置108の下方には、開閉部材116a,116bを備
えた第2種特別電動役物116が設けられ、第2種特別
電動役物116の左斜め下方には、1個の遊技球の入賞
により、第2種特別電動役物116の開閉部材116
a,116bを1回開放する第1の始動口112が設け
られ、第2種特別電動役物116の直下には、1個の遊
技球の入賞により、第2種特別電動役物116の開閉部
材116a,116bを2回開放する第2の始動口11
5が設けられている。また、遊技領域104の最下端部
には、アウト球回収口117が設けられている。
【0003】上記のように構成されたパチンコ機101
では、第1の始動口112又は第2の始動口115の何
れかに入賞すると、第2種特別電動役物116の開閉部
材116a,116bが開放され、遊技球が第2種特別
電動役物116内に入賞して、特定領域を通過すると、
抽選が行われ、当たりとなると、普通図柄表示装置10
8の第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図
柄表示部L3に「7,7,7」等の当たり図柄が表示さ
れ、第2種特別電動役物116の開閉部材116a,1
16bが所定回数連続して開放されることになる。尚、
特定領域とは、抽選を行うための遊技球を検出する遊技
球検出手段が設けられた遊技球検出部である。
【0004】この従来のパチンコ機101では、遊技者
が手持ちの遊技球を増やすことができるのは、上記のよ
うに普通図柄が当たりとなって、第2種特別電動役物1
16の開閉部材116a,116bが所定回数連続して
開放される場合であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
チンコ機101では、遊技者は普通図柄が当たりとなっ
た場合しか手持ちの遊技球を増やすことができず、遊技
者に有利となる遊技状態のバリエーションが少なく、遊
技者がその遊技機を直ぐに飽きてしまうという問題があ
った。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、所定条件下で、第2種特別電動役物に
設けられた開閉部材を開放する始動口への遊技球の入賞
を助長することができるようにして、趣向性の向上を図
り、新しいゲーム性を実現し、遊技者の遊技意欲を高め
ることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明の遊技機では、遊技盤の表面に
設けられ、第1の開閉部材を備えた第2種特別電動役物
と、遊技球が入賞することにより前記第1の開閉部材を
開放させることができる第2種始動口と、普通図柄が変
動表示される普通図柄表示部と、遊技球が通過又は入賞
する普通図柄作動手段と、当該普通図柄作動手段への遊
技球の通過又は入賞により、前記普通図柄が当たりか否
かの抽選を行う抽選手段と、当該抽選手段の抽選結果に
基づいて、前記普通図柄表示部へ普通図柄を表示する図
柄表示制御手段と、前記第2種始動口に設けられた第2
の開閉部材と、前記抽選手段の抽選結果が当たりの場合
に、前記第2の開閉部材を開放する開放制御手段と、前
記第2種特別電動役物へ入賞した遊技球が案内される特
定領域と、当該特定領域を遊技球が通過した場合に前記
第1の開閉部材を所定回数解放する大当たり制御手段
と、少なくとも遊技球が発射され、当該発射された遊技
球が前記第2種始動口へ到達する時間だけ前のタイミン
グに、前記第2の開閉部材が開放されることを報知する
報知手段とを備えている。
【0008】この構成の遊技機では、第2種始動口に遊
技球が入賞すると第2種特別電動役物の第1の開閉部材
を開放させることができる。また、普通図柄作動手段へ
の遊技球の通過又は入賞により、抽選手段が普通図柄が
当たりか否かの抽選を行い、当該抽選手段の抽選結果に
基づいて、図柄表示制御手段が普通図柄表示部へ普通図
柄の表示を行い、抽選結果が当たりの場合に、開放制御
手段が第2種始動口に設けられた第2の開閉部材を開放
する。このときに、報知手段は、少なくとも遊技球の発
射から発射された遊技球が前記第2種始動口へ到達する
時間だけ前のタイミングに、第2の開閉部材が開放され
ることを報知する。
【0009】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
請求項1に記載の遊技機の構成に加え、前記報知手段に
よる報知を行うか否かを決定する報知決定手段を設け、
当該報知決定手段が報知を行うと決定した場合に、前記
報知手段による報知を行うことを特徴とする構成となっ
ている。
【0010】この構成の発明の遊技機では、請求項1に
記載の発明の作用に加え、報知決定手段が報知を行うと
決定した場合に、報知手段は、少なくとも遊技球の発射
から発射された遊技球が前記第2種始動口へ到達する時
間だけ前のタイミングに、第2の開閉部材が開放される
ことを報知する。
【0011】また、請求項3に係る発明の遊技機では、
請求項2に記載の遊技機の構成に加え、前記報知決定手
段は、抽選手段であることを特徴とする構成となってい
る。
【0012】この構成の発明の遊技機では、請求項2に
記載の発明の作用に加え、報知決定手段としての抽選手
段が、報知手段による報知を行うか否かを決定する。
【0013】また、請求項4に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機の構成に加え
て、前記報知手段は電飾ランプであり、当該電飾ランプ
が点灯又は点滅して、前記第2の開閉部材が開放される
ことを報知することを特徴とする構成となっている。
【0014】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至3の何れかに記載の発明の作用に加え、報知手段とし
ての電飾ランプが点灯又は点滅して、第2の開閉部材が
開放されることを報知する。
【0015】また、請求項5に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機の構成に加え
て、前記報知手段はスピーカーであり、当該スピーカー
から所定の音を発生して、前記第2の開閉部材が開放さ
れることを報知することを特徴とする構成となってい
る。
【0016】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至3の何れかに記載の発明の作用に加え、報知手段とし
てのスピーカーから所定の音を発生して、第2の開閉部
材が開放されることを報知する。
【0017】また、請求項6に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機の構成に加え
て、前記報知手段は前記普通図柄表示部であり、前記普
通図柄表示部を用いて前記第2の開閉部材が開放される
ことを報知することを特徴とする構成となっている。
【0018】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至3の何れかに記載の発明の作用に加え、報知手段とし
ての普通図柄表示部を用いて第2の開閉部材が開放され
ることを報知する。
【0019】また、請求項7に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機の構成に加え
て、前記報知手段は、発射ハンドルであり、当該発射ハ
ンドルが振動されて前記第2の開閉部材が開放されるこ
とを報知することを特徴とする構成となっている。
【0020】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至3の何れかに記載の発明の作用に加え、報知手段とし
ての発射ハンドルが振動されて第2の開閉部材が開放さ
れることを報知する。
【0021】また、請求項8に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至7の何れかに記載の遊技機の構成に加え
て、前記図柄表示制御手段は、図柄の変動開始から確定
表示されるまでの変動時間の長さの異なる複数の図柄変
動パターンから、変動表示する図柄変動パターンをラン
ダムに選択して前記普通図柄表示部に表示することを特
徴とする構成となっている。
【0022】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至7の何れかに記載の発明の作用に加えて、図柄表示制
御手段は、図柄の変動開始から確定表示されるまでの変
動時間の長さの異なる複数の図柄変動パターンから、変
動表示する図柄変動パターンをランダムに選択して表示
する。
【0023】また、請求項9に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至8の何れかに記載の遊技機の構成に加え
て、前記第2種始動口としては、遊技球が入賞すること
により前記第1の開閉部材を1回開放させることができ
る第1の始動口と、遊技球が入賞することにより前記第
1の開閉部材を2回開放させることができる第2の始動
口とを設けたことを特徴とする構成となっている。
【0024】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至8の何れかに記載の発明の作用に加えて、第1の始動
口に遊技球が入賞することにより第1の開閉部材を1回
開放させることができ、第2の始動口に遊技球が入賞す
ることにより第1の開閉部材を2回開放させることがで
きる。
【0025】また、請求項10に係る発明の遊技機で
は、請求項1乃至9の何れかに記載の遊技機の構成に加
えて、前記特定領域には、前記第2種特別電動役物へ入
賞した遊技球が選択的に案内されることを特徴とする構
成となっている。
【0026】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至9の何れかに記載の発明の作用に加えて、第2種特別
電動役物へ入賞した遊技球が選択的に案内される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機の一実
施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発
明の一実施の形態のパチンコ機1についての機械的構成
の概略について図面を参照して説明する。このパチンコ
機1は、所謂「第2種」のパチンコ機又は「羽根物」と
言われるものである。図1はパチンコ機1の正面図であ
る。図1に示すように、パチンコ機1の正面の上半分の
部分には、略正方形の遊技盤2が設けられ、遊技盤2に
は、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設
けられている。パチンコ機1の遊技盤2の下方部には、
図示外の発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受ける
上皿5が設けられ、上皿5の直下には、賞品球を受ける
下皿6が設けられ、下皿6の右横には発射ハンドル7
が、下皿6の上側にはスピーカー48が設けられてい
る。
【0028】次に、遊技盤2の機械的構造について図2
及び図3を参照して説明する。図2及び図3はパチンコ
機1の遊技盤2の正面図である。遊技盤2には、ガイド
レール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられてい
る。遊技領域4の略中央には略長方形の第2種特別電動
役物16が設けられ、第2種特別電動役物16の上部に
は、図2に図示外のアクチュエータにより開閉される第
1の開閉部材16a,16bが設けられている。この第
1の開閉部材16a,16bは、通常時は、図2に示す
ように閉じた状態となっており、後述する開放時には、
図3に示すように開放される。
【0029】また、第2種特別電動役物16の上部に
は、第1の開閉部材16a,16bにより拾われた遊技
球が案内される貫通孔16dが設けられており、第2種
特別電動役物16の内部には、特定領域16cが設けら
れており、第2種特別電動役物16内に入賞した遊技球
は3分の1の確率で、選択的に特定領域16cを通過で
きるようになっている。この特定領域16cを遊技球が
通過すると、大当たりとなり、第2種特別電動役物16
の第1の開閉部材16a,16bが15回まで、連続し
て開放されるようになっている。尚、第1の開閉部材1
6a,16bが1回開放されたときに、遊技球が10球
入賞すると第1の開閉部材16a,16bが閉じ、その
後、また、開放されるようになっている。
【0030】また、第2種特別電動役物16の第1の開
閉部材16a,16bの上方には、第1の開閉部材16
a,16bが閉じた状態で、第1の開閉部材16a,1
6bに遊技球が拾われないように第1の開閉部材16
a,16bの上部の間隙を閉鎖する閉鎖部材18が設け
られている。
【0031】さらに、閉鎖部材18の上方には、液晶表
示装置から構成された普通図柄表示装置8が設けられて
いる。また、普通図柄表示装置8の右側には電飾ランプ
として機能する電飾風車9が設けられ、普通図柄表示装
置8の左側にも電飾ランプとして機能する電飾風車10
が設けられている。さらに、第2種特別電動役物16の
斜め左下方には、第1の始動口12が設けられている。
この第1の始動口12に遊技球が入賞した場合には、所
定の効果音がスピーカー48から発せられて、第2種特
別電動役物16の第1の開閉部材16a,16bが左右
同時に所定時間(例えば5秒間)、1回開放されるよう
になっている。
【0032】また、普通図柄表示装置8の右斜め下方に
は、第2の始動口15が設けられている。この第2の始
動口15には、第2の開閉部材15a,15bが設けら
れている。この第2の開閉部材15a,15bは、通常
時は、図2に示すように閉じているが、普通図柄表示装
置8に当たり図柄が表示されると、図3に示すように、
所定時間(例えば、5秒間)開放されるようになってい
る。尚、第2の始動口15に遊技球が入賞した場合に
は、所定の効果音がスピーカー48から発せられて、第
2の開閉部材15a,15bが左右同時に5秒間、2回
連続して開放されるようになっている。さらに、第2種
特別電動役物16の下方の遊技領域4の下端部には、入
賞しなかった遊技球を回収するアウト球回収口17が設
けられている。
【0033】また、第2種特別電動役物16の左側に
は、普通図柄始動ゲート11が設けられている。遊技球
が普通図柄始動ゲート11を通過した場合には、後述す
る普通図柄の当たりの判定処理が行われて、その結果に
基づいて普通図柄表示装置8に所定の図柄が表示される
ようになっている。また、普通図柄表示装置8の上方に
は、4個のLEDから構成された普通図柄記憶数表示L
ED59が設けられ、普通図柄始動ゲート11を通過し
て、まだ、普通図柄の当たりの判定が行われていない遊
技球の数を4個まで、表示できるようになっている。
【0034】尚、パチンコ機1では、後述する特定遊技
状態中は、普通図柄表示装置8に当たり図柄が表示され
ると、少なくとも発射ハンドル7を操作して、遊技球が
発射され、当該発射された遊技球が第2の始動口15へ
到達する時間だけ前のタイミングに、電飾風車9,10
を点灯又は点滅させて、第2の始動口15の第2の開閉
部材15a,15bが開放されることを報知するように
なっている。
【0035】次に、普通図柄表示装置8の構造及びここ
に表示される画面を説明する。本実施の形態では、普通
図柄表示装置8に表示される図柄の可変表示の一例とし
て、図柄が上から下又は下から上にスクロールされて表
示される図柄の変動表示を例に説明する。図2に示すよ
うに、普通図柄表示装置8には、左から第1図柄表示部
L1、第3図柄表示部L3及び第2図柄表示部L2の順
で3つの普通図柄表示部が横一列に配置されている。こ
の第1図柄表示部L1〜第3図柄表示部L3には、後述
する図柄が上から下方向にスクロールするように変動表
示され、また、普通図柄表示装置8の表示画面上には、
第1図柄表示部L1〜第3図柄表示部L3の背景画像や
キャラクターやメッセージ等も表示されるようになって
いる。
【0036】第1図柄表示部L1〜第3図柄表示部L3
に表示される図柄は、通常時はそれぞれ縦スクロール
(上から下へのスクロール)がなされて、第1図柄表示
部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3の順
に停止するようになっている。尚、この第1図柄表示部
L1〜第3図柄表示部L3の配置及び停止表示させる順
序などは任意に変更しても良い。また、普通図柄表示装
置8は、上記の第1図柄表示部L1〜第3図柄表示部L
3に普通図柄が常に表示されているわけではなく、これ
らの表示に代えて動画やメッセージ等も表示できるよう
になっている。また、普通図柄表示装置8は、裏面に図
4に示す図柄表示基板44を備えている。
【0037】上記の第1図柄表示部L1〜第3図柄表示
部L3に各々表示される図柄としては、本実施の形態の
例では数字の「0」、「1」、「2」、「3」、
「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の1
0種類があり、普通図柄始動ゲート11に遊技球が入賞
して普通図柄の当たりの判定が行われると、これら10
種類の図柄が原則としてこの順序で順次表示される。普
通図柄の当たりである場合には、横1列に表示された3
つの普通図柄が同じ数字や文字の図柄で揃った状態(例
えば、「7」、「7」、「7」のように3つ揃った場
合)で当たり図柄が表示され、遊技者に普通図柄の当た
りが報知される。そして、第2の始動口15の第2の開
閉部材15a,15bが所定時間後に開放されることに
なる。
【0038】次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気
的構成について図4を参照して説明する。図4はパチン
コ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パチ
ンコ機1の制御部40はパチンコ機1の裏側に設けら
れ、この制御部40は、主基板41、電源基板42、音
基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾
基板46、中継基板47から構成され、主基板41に
は、プログラムに従って各種の処理を行うCPUユニッ
ト50が設けられている。このCPUユニット50に
は、各種の演算処理を行うCPU51、フラグやカウン
タ値やデータ等を記憶するRAM52と、制御プログラ
ム及び各種の初期値のデータや普通図柄表示装置8への
表示内容を指示するコマンドのデータ等を記憶したRO
M53とが設けられており、これらは一つのLSIとし
て一体にモールディングされている。
【0039】また、CPUユニット50には、割込リセ
ット回路57が接続され、割込リセット回路57は、
0.002秒(以下、「2ms」と略す。)毎に、割込
信号をCPU51に与えるようになっており、CPU5
1は、ROM53に記憶された制御プログラムに従っ
て、パチンコ機1の制御を行うようになっている。
【0040】また、主基板41には、音基板43、図柄
表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継
基板47等とデータ信号の送受信を行うI/Oインター
フェース54が設けられている。このI/Oインターフ
ェース54には、図示外の遊技場管理用コンピュータに
パチンコ機1の情報を出力する出力ポート55が接続さ
れている。
【0041】ここで、図5を参照して、電飾基板46の
電気的構成について説明する。図5は電飾基板46の電
気的構成を示すブロック図である。図5に示すように、
電飾基板46には、主基板41からのコマンドを受信す
る入力インターフェース46bが設けられており、入力
インターフェース46bには、電飾基板46の制御を司
るCPU46aが接続され、CPU46aには、受信し
たコマンドデータ等を記憶するRAM46cと、ランプ
の点滅パターンのデータ等を記憶したROM46dと、
各電飾ランプを駆動する電飾ランプ駆動回路46eと、
割込リセット回路46fとが接続されている。電飾ラン
プ駆動回路46eには、普通図柄記憶数表示LED59
と、電飾風車9と、電飾風車10と、電飾ランプ63と
が接続されている。この電飾基板46では、主基板41
から受信したランプコマンドに基づいて、CPU46a
が電飾ランプ駆動回路46eを制御して、電飾風車9,
10と、普通図柄記憶数表示LED59と、電飾ランプ
63とを制御する。
【0042】また、図4に示す音基板43、図柄表示基
板44、及び払出制御基板45にも、CPU(図示
外)、RAM(図示外)、ROM(図示外)、入力イン
ターフェース(図示外)等が各々搭載されている。尚、
主基板41はパチンコ機1の主制御を司り、電源基板4
2は各基板に直流電流を供給し、音基板43はパチンコ
機1の効果音の発生を制御し、図柄表示基板44は普通
図柄表示装置8の表示画面に表示される図柄の制御を行
い、払出制御基板45は賞品球払出装置49の制御を行
い、電飾基板46はパチンコ1の各電飾の発光態様を制
御し、中継基板47は各センサーの配線の中継を行って
いる。
【0043】尚、電飾基板46には、図4に示すよう
に、4個のLEDから構成された普通図柄記憶数表示L
ED59、電飾風車9,10、電飾ランプ63が接続さ
れ、また、図柄表示基板44には普通図柄表示装置8が
接続されている。さらに、音基板43には、スピーカー
48が接続され、また、払出制御基板45には、賞品球
払出装置49が接続され、さらに、中継基板47には、
第2種特別電動役物16に設けられている第1の開閉部
材16a,16bを開閉する第1開閉部材開放ソレノイ
ド70と、第2の始動口15に設けられている第2の開
閉部材15a,15bを開閉する第2開閉部材開放ソレ
ノイド71と、第1の始動口12に設けられ、遊技球の
入賞を検出する第1始動口スイッチ72と、第2の始動
口15に設けられ、遊技球の入賞を検出する第2始動口
スイッチ77と、普通図柄始動ゲート11に設けられ、
遊技球の通過を検出する普通図柄作動スイッチ73と、
第2種特別電動役物16の特定領域16cに入賞した遊
技球を検出するVスイッチ74と、第2種特別電動役物
16に入賞した遊技球数を計数するためのカウントスイ
ッチ75と、図示外の普通入賞口に入賞して図示外の案
内通路により入賞球集合部に集められた入賞球を検出す
る入賞口スイッチ76と、発射ハンドル7を制御する発
射ハンドル制御装置78とが接続されている。
【0044】また、電源基板42は、主基板41、音基
板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基
板46に各々接続されて、直流の安定化された電力が供
給されるようになっている。尚、電源基板42には、交
流24Vが供給されている。電源基板42には、図示外
のシリコンダイオードブリッジからなる整流器、電解コ
ンデンサからなる平滑回路、レギュレータICからなる
安定化回路等が設けられており、安定化された直流の1
2V及び5V等を供給できるようになっている。尚、図
4では、特に図示しないが、主基板41、電源基板4
2、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板4
5、電飾基板46、中継基板47は、全て、アースライ
ンで接続されている。
【0045】次に、図6を参照して、RAM52の記憶
エリアについて説明する。図6はRAM52の記憶エリ
アを示す模式図である。RAM52には、ループカウン
タ記憶エリア52a、普通図柄乱数記憶エリア52c、
普通図柄始動入賞数記憶エリア52e、普通図柄当たり
フラグ記憶エリア52h、初期設定記憶エリア52l、
入賞球フラグ記憶エリア52m、第1停止図柄記憶エリ
ア52o、第2停止図柄記憶エリア52p、第3停止図
柄記憶エリア52q、図柄変動コマンド記憶エリア52
r、ランプコマンド記憶エリア52s、音コマンド記憶
エリア52t、発射ハンドル振動コマンド記憶エリア5
2u等が設けられている。
【0046】また、ループカウンタ記憶エリア52aに
は、図示外の普通図柄当たり判定用ループカウンタLC
2、普通図柄作成カウンタLC3、普通図柄作成カウン
タLC4、普通図柄作成カウンタLC5、リーチ判定カ
ウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7、普
通図柄変動パターン決定カウンタLC9等が各々記憶さ
れている。これらのカウンタは設定された範囲の数値内
を循環するように、図4に示す割込リセット回路57か
らのリセット信号に従って、一定間隔の時間(例えば、
2ms)毎に所定量ずつインクリメントされ、各々設定
されている最大値になると、次は、「0」に戻るように
構成されている。これらのカウント値は、普通図柄始動
ゲート11を遊技球が通過したときに、普通図柄乱数記
憶エリア52cに各々取り込まれて格納されるようにな
っている。
【0047】次に、各カウンタについて以下に詳述す
る。まず、普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2
のカウント値は、当たりを判定するために使用される。
電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms
毎)に1加算され10以上で0クリアされる。従って、
普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2のカウント
値は、「0」から「9」までの何れかの値を取り、1周
期は、20msとなる。
【0048】普通図柄作成カウンタLC3のカウント値
は、当たりが表示される場合には、当たり図柄を決定す
るために使用される。また、はずれリーチの場合は、第
1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2に表示される図
柄を決定するために使用される。さらに、はずれ表示の
場合は、第1図柄表示部L1に表示される第1停止図柄
を決定するために使用される。この普通図柄作成カウン
タLC3のカウント値は、電源投入時は「0」からスタ
ートし、1割込毎(2msのリセット毎)に1加算され
10以上で0クリアされる。従って、普通図柄作成カウ
ンタLC3のカウント値は、「0」から「9」までの何
れかの値を取り、1周期は20msとなる。
【0049】また、普通図柄作成カウンタLC4のカウ
ント値は、はずれの場合、第2図柄表示部L2に表示さ
れる第2停止図柄を決定するために使用される。電源投
入時は「0」からスタートし、10割込毎(20ms
毎、普通図柄作成カウンタLC3の1周期毎)に「1」
加算され、10以上で0クリアされる。従って、普通図
柄作成カウンタLC4のカウント値は、「0」から
「9」までの何れかの値を取り、1周期は、200ms
となる。
【0050】さらに、普通図柄作成カウンタLC5のカ
ウント値は、はずれの場合、第3図柄表示部L3に表示
される第3停止図柄を決定するために使用される。電源
投入時は「0」からスタートし、100割込毎(200
ms毎、普通図柄作成カウンタLC4の1周期毎)に1
加算され10以上で0クリアされる。従って、普通図柄
作成カウンタLC5のカウント値は、「0」から「9」
までの何れかの値を取り、1周期は、2000msとな
る。
【0051】次に、リーチ判定カウンタLC6のカウン
ト値は、はずれの場合にリーチ動作を行うかどうか(は
ずれリーチ)を判定するために使用される。電源投入時
は「0」からスタートし、1割込毎(2ms毎)に1加
算され「200」以上で「0」クリアされる。従って、
リーチ判定カウンタLC6のカウント値は、「0」から
「199」までの何れかの値を取り、1周期は、400
msとなる。尚、リーチ判定カウンタLC6のカウント
値が、「20」から「39」までの間の場合には、はず
れリーチの動作が行われる。このはずれリーチでは、第
1図柄表示部L1に停止表示される第1停止図柄(左図
柄)と、第2図柄表示部L2に停止表示される第2停止
図柄(右図柄)とが、同じ図柄となり、第3図柄表示部
L3の図柄が所定時間だけ変動表示され、結局、第3図
柄表示部L3に停止表示される第3停止図柄(中図柄)
は、第1停止図柄及び第2停止図柄とは異なる図柄とな
るものである。
【0052】また、リーチパターン決定カウンタLC7
のカウント値は、当たり又ははずれリーチと判定された
場合のリーチパターンを決定するために使用される。電
源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms
毎)に1加算され「60」以上で「0」クリアされる。
従って、リーチパターン決定カウンタLC7のカウント
値は、「0」から「59」までの何れかの値を取り、リ
ーチのパターンは60通りとなる。尚、1周期は、12
0msとなる。
【0053】また、普通図柄変動パターン決定カウンタ
LC9のカウント値は、後述する特定遊技状態時に普通
図柄表示装置8に変動表示される普通図柄の変動パター
ンを決定するために使用される。電源投入時は「0」か
らスタートし、1割込毎(2ms毎)に1加算され
「3」以上で「0」クリアされる。従って、普通図柄変
動パターン決定カウンタLC9のカウント値は、「0」
から「2」までの何れかの値を取り、普通図柄の変動パ
ターンは3通りとなる。尚、1周期は、6msとなる。
【0054】次に、図7を参照して、普通図柄乱数記憶
エリア52cについて説明する。図7は、普通図柄乱数
記憶エリア52cの模式図である。普通図柄乱数記憶エ
リア52cには、普通図柄始動ゲート11への遊技球の
通過時に、普通図柄当たり判定用ループカウンタLC
2、普通図柄作成カウンタLC3,LC4,LC5、リ
ーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタ
LC7、及び普通図柄変動パターン決定カウンタLC9
の各々のカウント値を乱数として取得して記憶できる記
憶エリア1乃至記憶エリア4の4つの記憶エリアと、普
通図柄の当たりの判定処理を行うために記憶エリア1に
記憶された各乱数をシフトして記憶する判定エリアが1
つ設けられており、合わせて5つの記憶エリアが設けら
れている。
【0055】次に、図8を参照して、電飾基板46のR
AM46cの記憶エリアについて説明する。図8は電飾
基板46のRAM46cの記憶エリアの模式図である。
図8に示すように、電飾基板46のRAM46cには、
特定遊技状態決定カウンタ記憶エリア46c1及び特定
遊技状態フラグ記憶エリア46c2等が設けられてい
る。このRAM46cの特定遊技状態決定カウンタ記憶
エリア46c1には、特定遊技状態決定カウンタLC8
のカウント値が記憶されており、この特定遊技状態決定
カウンタLC8のカウント値は、特定遊技状態に入るか
否かを決定するために使用される。電源投入時は「0」
からスタートし、図5に示す割込リセット回路46fか
らのリセット信号に従って、1割込毎(2ms毎)に1
加算され20以上で0クリアされる。従って、特定遊技
状態決定カウンタLC8のカウント値は、「0」から
「19」までの何れかの値を取り、1周期は、40ms
となる。
【0056】次に、図9を参照して、ROM53の記憶
エリアについて説明する。図9はROM53の記憶エリ
アの模式図である。図9に示すように、ROM53に
は、制御プログラム記憶エリア53aと、当たりリーチ
パターンテーブル記憶エリア53bと、はずれリーチパ
ターンテーブル記憶エリア53cと、普通図柄変動パタ
ーン記憶エリア53d等が設けられている。さらに、R
OM53には、図示外の各種の記憶エリアが設けられて
いる。
【0057】次に、図10を参照して、普通図柄変動パ
ターン記憶エリア53dについて説明する。図10は、
ROM53の普通図柄変動パターン記憶エリア53dの
模式図である。図10に示すように、普通図柄変動パタ
ーン記憶エリア53dには、後述する特定遊技状態時
に、普通図柄表示装置8に変動表示される変動時間のパ
ターンテーブルが記憶されており、その一例としては、
普通図柄変動パターン決定カウンタLC9の値が、
「0」の場合には、普通図柄の変動時間が「5秒」であ
り、普通図柄変動パターン決定カウンタLC9の値が、
「1」の場合には、普通図柄の変動時間が「8秒」であ
り、普通図柄変動パターン決定カウンタLC9の値が、
「2」の場合には、普通図柄の変動時間が「15秒」で
ある。
【0058】次に、本実施の形態のパチンコ機1の動作
の詳細について、図11乃至図13に示すフローチャー
トに従って説明する。フローチャートの各ステップにつ
いては、以下、「S」と略す。尚、図11はパチンコ機
1のメインルーチンのフローチャートであり、図12は
パチンコ機1の普通図柄当たり判定処理のフローチャー
トであり、図13は特定遊技状態移行決定処理のフロー
チャートである。
【0059】図11に示すメインルーチンのフローチャ
ートは、一定間隔の時間(例えば、2ms)で、図4に
示す割込リセット回路57が発生するリセット信号に従
って、主基板41のCPU51がスタートから順に処理
を行い、スタートから終了までの処理を、2ms以内で
行うようになっている。従って、2ms間隔でリセット
信号が入力される毎に、スタートから処理が繰り返し行
われる。尚、図11に示すフローチャートの処理を行う
プログラムは図9に示すROM53の制御プログラム記
憶エリア53aに記憶されている。
【0060】図11に示すパチンコ機1のメインルーチ
ンのフローチャートでは、まず、最初のリセット信号が
入ると、スタックポインタの指定アドレスをセットする
ためのスタックポインタセット処理を行う(S1)。次
いで、RAM52の記憶内容をチェックするRAMチェ
ックが行われる(S2)。このRAMチェック(S2)
は、電源投入時の初期設定処理が行われているか否かを
判断するものである。このとき、RAM52の初期設定
記憶エリア52lにS3に示す電源投入時初期設定処理
で書き込まれる所定の数値が書き込まれているか否かが
判断される。初期設定記憶エリア52lに所定の数値が
書き込まれていない場合は(S2:NO)、電源投入後
の初期設定処理が行われていない状態であるので、電源
投入時初期設定処理が行われる(S3)。この処理で
は、RAM52の各記憶エリアの記憶値をリセットし、
さらに、ループカウンタ記憶エリア52aに記憶されて
いる各ループカウンタの値を各々初期値(例えば、
「0」)にセットし、初期設定記憶エリア52lに所定
の数値を記憶させる。その後、処理を終了する。
【0061】次のリセット信号で、また、スタートから
処理が行われる。まず、RAMチェック(S2)では、
初期設定記憶エリア52lに所定の数値が書き込まれて
いるので、RAM52は正常と判断され(S2:YE
S)、次の液晶画面コマンド出力処理(S4)に移行す
る。この液晶画面コマンド出力処理(S4)では、I/
Oインターフェース54を介して、図柄表示基板44に
普通図柄表示装置8を制御する信号が送られる。次い
で、音コマンド出力処理(S5)に移行する。この音コ
マンド出力処理(S5)では、I/Oインターフェース
54を介して、音基板43にスピーカー48を駆動する
ための信号が送られる。次いで、ランプコマンド出力処
理(S6)を行う。このランプコマンド出力処理(S
6)では、パチンコ機1に設けられている各種のランプ
の点滅の制御を行う信号を電飾基板46へ出力する。次
いで、ポート出力処理を行う(S7)。このポート出力
処理(S7)では、図示外のホール管理用コンピュータ
にパチンコ機1の当たり情報、始動情報、確率変動情
報、時間短縮情報等の各種の情報を出力ポート55を介
して出力する。
【0062】次いで、スイッチ読込処理(S8)が行わ
れる。このスイッチ読込処理(S8)は、普通図柄始動
ゲート11、第1の始動口12、第2の始動口15、第
2種特別電動役物16等への遊技球の入賞を検出するも
のである。このスイッチ読込処理(S8)では、具体的
には、第1の始動口12に設けられている第1始動口ス
イッチ72、第2の始動口15に設けられている第2始
動口スイッチ77、普通図柄始動ゲート11に設けられ
ている普通図柄作動スイッチ73、第2種特別電動役物
16の特定領域16cに設けられているVスイッチ7
4、第2種特別電動役物16に設けられているカウント
スイッチ75、図示外の普通入賞口からの遊技球の入賞
を検出する入賞口スイッチ76が遊技球の入賞を検出し
た場合には、RAM52の入賞球フラグ記憶エリア52
mに各スイッチに対応したフラグが立つ。
【0063】また、普通図柄始動ゲート11に設けられ
ている普通図柄作動スイッチ73が遊技球の通過を検出
した場合には、4個まで、入賞数がRAM52の普通図
柄始動入賞数記憶エリア52eに記憶されると共に、R
AM52のループカウンタ記憶エリア52aに記憶され
ている普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2、普
通図柄作成カウンタLC3,LC4,LC5、リーチ判
定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC
7、及び普通図柄変動パターン決定カウンタLC9の各
値を普通図柄乱数記憶エリア52cの記憶エリア1乃至
記憶エリア4に順次記憶させ、それに対応した普通図柄
記憶数表示LED59が点灯する。従って、最大の保留
数は4個である。
【0064】スイッチ読込処理(S8)が終了すると、
次いで、ループカウンタ更新処理(S9)を行う。この
ループカウンタ更新処理(S9)では、RAM52のル
ープカウンタ記憶エリア52aに各々記憶されている普
通図柄選択用ループカウンタLC1、普通図柄当たり判
定用ループカウンタLC2、普通図柄作成カウンタLC
3,LC4,LC5,リーチ判定カウンタLC6、リー
チパターン決定カウンタLC7、普通図柄変動パターン
決定カウンタLC9の値を上記の所定量だけ増加する
(インクリメントする)。尚、各ループカウンタに設定
されている最大値を越える場合には、各ループカウンタ
の値は0クリアされ、「0」に戻るようにプログラムさ
れている。
【0065】次に、図11に示すパチンコ機1のメイン
ルーチンでは、ループカウンタ更新処理(S9)が終了
すると、パチンコ機1にエラーが発生しているか否かが
判断され(S10)、パチンコ機1にエラーが発生して
いる場合には(S10:YES)、条件装置処理(S1
1)、普通図柄処理(S12)を飛ばして処理を行い、
普通図柄表示装置8にエラー表示等をさせる。エラーが
発生していないときには(S10:NO)、条件装置処
理(S11)に進む。
【0066】この条件装置処理(S11)では、RAM
52の入賞球フラグ記憶エリア52mに第1始動口スイ
ッチ72の「ON」フラグが記憶されている場合には、
第2種特別電動役物16の第1の開閉部材16a,16
bを5秒間だけ1回開放し、当該フラグをOFFにす
る。また、RAM52の入賞球フラグ記憶エリア52m
に第2始動口スイッチ77の「ON」フラグが記憶され
ている場合には、第2種特別電動役物16の第1の開閉
部材16a,16bの5秒間の開放を連続2回行い、当
該フラグをOFFにする。さらに、RAM52の普通図
柄当たりフラグ記憶エリア52hに当たりフラグがON
となっていた場合、即ち、当たりの場合には、第2の始
動口15の第2の開閉部材15a,15bが5秒間だけ
1回開放される。また、RAM52の入賞球フラグ記憶
エリア52mにVスイッチ74の「ON」フラグが記憶
されていた場合には、第2種特別電動役物16の第1の
開閉部材16a,16bの開放が例えば、連続15回行
われる。尚、一巡目の処理では、後述する普通図柄処理
(S12)での普通図柄の当たり判定処理がまだ行われ
ていないので、条件装置処理(S11)では、何も行わ
れず次の処理に進む。次いで、後述する普通図柄処理
(S12)が行われる。
【0067】普通図柄処理(S12)が終了すると、次
に、賞品球の払い出しを行う払出制御(S13)が行わ
れ、枠ランプを点滅させる枠ランプ制御(S14)を経
てメインルーチンの処理が終了する。尚、このメインル
ーチンの処理は各サブルーチンの処理を含めて、2ms
以内に終了する。そして、割込リセット回路57からの
リセット信号により、CPU51は、図11に示すメイ
ンルーチンの処理を、スタートから繰り返し行う。従っ
て、図11に示すメインルーチンの処理が、2ms単位
で繰り返されていることになる。
【0068】次に、普通図柄処理(S12)について説
明する。この普通図柄処理(S12)では、図12に示
すフローチャートの普通図柄当たり判定処理を行う。こ
の普通図柄当たり判定処理では、まず、普通図柄始動ゲ
ート11へ入賞しているか否かが判断される(S2
1)。この判断は、普通図柄始動入賞数記憶エリア52
eに記憶されている入賞球の数が0か否かで行われる。
普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記憶されている
入賞球の数が「0」の場合には(S21:NO)、普通
図柄当たり判定処理を終了し、メインルーチンにリター
ンする。
【0069】普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記
憶されている入賞球の数が「0」でない、すなわち1〜
4の何れかであると判断された場合には(S21:YE
S)、普通図柄乱数記憶エリア52cの記憶エリア1に
記憶されている各乱数の値を判定エリアへシフトさせて
読み出し、普通図柄乱数記憶エリア52c中の記憶エリ
ア2乃至4に記憶されている各乱数の値を一つずつ記憶
エリアをシフトする(S22)。すなわち、普通図柄乱
数記憶エリア52cの記憶エリア2の記憶値を記憶エリ
ア1へ、記憶エリア3の記憶値を記憶エリア2へ、記憶
エリア4の記憶値を記憶エリア3へ移動させる。次い
で、普通図柄始動入賞数記憶エリア52eの記憶数を
「1」減算、すなわち保留球数を減算する(S23)。
【0070】次いで、普通図柄の当たり判定を行う(S
24)。普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2の
値は、本実施の形態では、「0」〜「9」の間をとるの
で、S22で判定エリアに読み出した普通図柄当たり判
定用ループカウンタLC2の乱数の値も「0」〜「9」
の何れかになっている。ここで、S22で読み出した普
通図柄当たり判定用ループカウンタLC2の値(乱数の
値)が当たりの値として決められている特定の値、例え
ば、「7」であるか否かが判定される。S22で読み出
した普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2の値が
「7」である場合には(S24:YES)、当たりフラ
グをONするためにRAM52の普通図柄当たりフラグ
記憶エリア52hに「1」を記憶し(S25)、次い
で、S22で読み出したリーチパターン決定カウンタL
C7の値に基づいて、当たりリーチパターン選択処理が
行われる(S26)。
【0071】この当たりリーチパターン選択処理(S2
6)では、図9に示す当たりリーチパターンテーブル記
憶エリア53bに記憶されている当たりリーチパターン
テーブルを参照して、リーチの変動パターンコマンドが
選択され、当該リーチの変動パターンコマンドがRAM
52の図柄変動コマンド記憶エリア52rに記憶される
(S26)。尚、S26の処理では、リーチの変動パタ
ーンコマンドの記憶以外に、リーチ時に電飾風車9,1
0や電飾ランプ63等を点灯又は点滅させるランプコマ
ンドをRAM52のランプコマンド記憶エリア52sに
記憶させ、スピーカー48から発する効果音の音コマン
ドをRAM52の音コマンド記憶エリア52tに記憶さ
せ、発射ハンドル7を振動させる発射ハンドル振動コマ
ンドをRAM52の発射ハンドル振動コマンド記憶エリ
ア52uに記憶させる。
【0072】次いで、当たり図柄選択処理を行う(S2
7)。当たり表示を行う場合、普通図柄乱数記憶エリア
52cの記憶されている普通図柄作成カウンタLC3の
値に基づいて当たり図柄を選択する。普通図柄作成カウ
ンタLC3は、「0」〜「9」の間の何れかの数値であ
るが、普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2の値
とは、同じ値をとるので、普通図柄が当たりとなる場合
には、普通図柄作成カウンタLC3の値も「7」となっ
ている。従って、普通図柄の当たり図柄は、「7,7,
7」となり、選択された当たり図柄を示すデータは、R
AM52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図
柄記憶エリア52p、第3停止図柄記憶エリア52qに
各々記憶される(S27)。
【0073】尚、S24の判定で、S22で読み出した
普通図柄当たり判定用ループカウンタLC2の乱数の値
が例えば、当たりとされる「7」以外の場合には(S2
4:NO)、S22で読み出したリーチ判定カウンタL
C6の値によりはずれリーチ動作を行うか否かが判定さ
れる(S28)。リーチ判定カウンタLC6の値が、
「20〜39」の場合には、はずれリーチと判定される
(S28:YES)。はずれリーチと判定された場合に
は(S28:YES)、S22で読み出した普通図柄作
成カウンタLC3、普通図柄作成カウンタLC4に基づ
いて、はずれリーチの停止図柄をRAM52の第1停止
図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア52p
及び第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶させ(S
29)、また、ROM53のはずれリーチパターンテー
ブル記憶エリア53cに記憶されているはずれリーチパ
ターンテーブルを参照して、はずれリーチの変動パター
ンコマンドが選択され、当該リーチの変動パターンコマ
ンドがRAM52の図柄変動コマンド記憶エリア52r
に記憶される(S31)。
【0074】尚、S31の処理では、リーチの変動パタ
ーンコマンドの記憶以外に、リーチ時に電飾風車9,1
0や電飾ランプ63等を点灯又は点滅させるランプコマ
ンドをRAM52のランプコマンド記憶エリア52sに
記憶させ、スピーカー48から発する効果音の音コマン
ドをRAM52の音コマンド記憶エリア52tに記憶さ
せる。
【0075】次に、S28の判断処理でリーチと判定さ
れなかった場合(S28:NO)には、S22で読み出
した普通図柄作成カウンタLC3、普通図柄作成カウン
タLC4、普通図柄作成カウンタLC5の乱数に基づい
て、はずれ停止図柄選択処理(S30)を行い、RAM
52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記
憶エリア52p及び第3停止図柄記憶エリア52qに各
々記憶する(S30)。S27又はS30又はS31の
処理が終了すると、次に、第1図柄表示部L1、第2図
柄表示部L2、第3図柄表示部L3の図柄に確定表示す
る停止図柄を指定する図柄指定コマンドを図柄表示基板
44に出力する(S32)。この図柄指定コマンドは、
RAM52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止
図柄記憶エリア52p及び第3停止図柄記憶エリア52
qに各々記憶している停止図柄に基づいて出力される
(S32)。
【0076】次いで、変動パターンコマンド出力処理を
行う(S33)。この変動パターンコマンド出力処理
は、主基板41のRAM52の図柄変動コマンド記憶エ
リア52rに記憶した図柄の変動パターンコマンドを図
柄表示基板44に出力する。RAM52の図柄変動コマ
ンド記憶エリア52rにリーチの変動パターンコマンド
が記憶されている場合には、そのリーチの変動パターン
コマンドを主基板41から図柄表示基板44に出力し、
リーチの変動パターンコマンドが記憶されていない場合
には、通常変動の変動パターンコマンドを主基板41か
ら図柄表示基板44に出力する(S33)。図柄表示基
板44では、主基板41から受信した変動パターンコマ
ンドに基づいて、ROM(図示外)に記憶した図柄変動
データに従って、後述する普通図柄表示装置8の第1図
柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L
3の図柄の変動を制御する。尚、S33の処理では、図
柄の変動パターンコマンドの出力と同時に、ランプコマ
ンド記憶エリア52sに記憶したランプコマンドを電飾
基板46に出力し、音コマンド記憶エリア52tに記憶
した音コマンドを音基板43に出力し、発射ハンドル振
動コマンド記憶エリア52uに記憶した発射ハンドルの
振動コマンドを発射ハンドル制御装置78に出力する。
【0077】次いで、主基板41から図柄表示基板44
に第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄
表示部L3に変動表示されている第1図柄乃至第3図柄
を停止する全図柄停止コマンドを出力する(S34)。
全図柄停止コマンドを受信すると、図柄表示基板44
は、既に受信している図柄指定コマンドに基づいて、所
定のタイミングで普通図柄表示装置8の第1図柄表示部
L1〜L3に第1停止図柄〜第3停止図柄を順次停止す
る。以上の当たり判定処理が終了した場合には、図11
に示すパチンコ機1のメインルーチンにリターンする。
【0078】次に、図13を参照して、特定遊技状態移
行決定処理について説明する。図13は、電飾基板46
のCPU46aが行う特定遊技状態移行決定処理のフロ
ーチャートである。図13に示すように、この特定遊技
状態移行決定処理では、まず、電飾基板46が主基板4
1から電飾風車9,10や電飾ランプ63を点滅又は点
灯させるためのランプコマンドを受信すると(S51:
YES)、特定遊技状態中か否かを判断する(S5
2)。具体的には、電飾基板46のRAM46の特定遊
技状態フラグ記憶エリア46c2に記憶されている特定
遊技状態フラグが「ON」か否かを判断する。
【0079】特定遊技状態中でない場合には(S52:
NO)、受信したランプコマンドの点滅パターンは、特
定遊技モード入りの範囲内か否かを判断する(S5
3)。具体的には、S51で受信したランプコマンドの
点滅パターンには、点滅パターン1から点滅パターン6
4までの64通りがあり、この内、点滅パターン17〜
33の場合に(S53:YES)、特定遊技状態に入る
か否かの抽選を行うため、RAM46cの特定遊技状態
決定カウンタ記憶エリア46c1に記憶されている特定
遊技状態決定カウンタLC8を取得する(S54)。
尚、特定遊技状態決定カウンタLC8は2ms単位でイ
ンクリメントされ、「149」を越えると「0」に戻る
ようになっている。次いで、この取得した特定遊技状態
決定カウンタLC8の値が、特定遊技状態に入る値であ
る「3」、「7」、「77」であるか否かを判断する
(S55)。特定遊技状態決定カウンタLC8の値は、
「0〜149」までの150通りであるので、特定遊技
状態に入る確率は50分の1となる。
【0080】S54の処理で取得した特定遊技状態決定
カウンタLC8の値が、特定遊技状態に入る値である
「3」、「7」、「77」である場合には(S55:Y
ES)、RAM46cの特定遊技状態フラグ記憶エリア
46c2に特定遊技状態フラグ「ON」を記憶して、特
定遊技状態のモードに入る(S56)。この特定遊技状
態では、普通図柄が当たりとなると(S57:YE
S)、第2の始動口15の第2の開閉部材15a,15
bが開放されることを、少なくとも発射ハンドル7を操
作して、遊技球が発射され、当該発射された遊技球が第
2の始動口15へ到達する時間だけ前のタイミングに、
電飾風車9,10を点灯又は点滅させて報知する(S5
8)。その後、S51に戻る。尚、S51又はS53又
はS55又はS57で、「NO」と判断された場合に
は、S51に戻る。
【0081】また、ランプコマンドを受信した場合に
(S51:YES)、特定遊技状態中の場合には(S5
2:YES)、受信したランプコマンドの点滅パターン
は、特定遊技モード抜けの範囲内か否かを判断する(S
59)。具体的には、S51で受信したランプコマンド
の点滅パターンには、点滅パターン1から点滅パターン
64までの64通りがあるので、この内、点滅パターン
1〜33の場合に(S59:YES)、特定遊技状態か
ら抜けるか否かの抽選を行うため、RAM46cの特定
遊技状態決定カウンタ記憶エリア46c1に記憶されて
いる特定遊技状態決定カウンタLC8を取得する(S6
0)。次いで、この取得した特定遊技状態決定カウンタ
LC8の値が、特定遊技状態から抜ける値である「9
9」であるか否かを判断する(S61)。特定遊技状態
決定カウンタLC8の値は、「0〜149」までの15
0通りであるので、特定遊技状態から抜ける確率は15
0分の1となる。
【0082】S60の処理で取得した特定遊技状態決定
カウンタLC8の値が、特定遊技状態から抜ける値であ
る「99」である場合には(S61:YES)、RAM
46cの特定遊技状態フラグ記憶エリア46c2に特定
遊技状態フラグOFFを記憶して、特定遊技状態のモー
ドから抜け(S62)、S51に戻る。この遊技状態で
は、普通図柄が当たりとなっても、第2の始動口15の
第2の開閉部材15a,15bが開放されることは、報
知されない。尚、S59の判断処理で、S51で受信し
たランプコマンドの点滅パターンが、点滅パターン34
〜64の場合には(S59:NO)、S57に移行し、
特定遊技状態から抜けない。また、S61の処理で取得
した特定遊技状態決定カウンタLC8の値が、特定遊技
状態から抜ける値である「99」以外の場合には(S6
1:NO)、S57に移行し、特定遊技状態から抜けな
い。
【0083】以上説明したように上記実施の形態のパチ
ンコ機1では、特定遊技状態に移行すると、第2の始動
口15の第2の開閉部材15a,15bが開放されるこ
とを少なくとも発射ハンドル7を操作して、遊技球が発
射され、当該発射された遊技球が第2の始動口15へ到
達する時間だけ前のタイミングに、電飾ランプとして機
能する電飾風車9,10を点灯又は点滅させて報知する
ことができる。
【0084】尚、上記実施の形態では、特定遊技状態に
移行するか否かを電飾基板46で判断して、電飾風車
9,10を点灯又は点滅させて第2の始動口15の第2
の開閉部材15a,15bが開放されることを報知する
ようにしているが、特定遊技状態に移行するか否かを音
基板43で判断するようにしても良い。この場合には、
音基板43が主基板41から音コマンドを受信した時
に、特定の音パターンの場合には乱数を用いた抽選を行
って、当たりの場合には、少なくとも発射ハンドル7を
操作して、遊技球が発射され、当該発射された遊技球が
第2の始動口15へ到達する時間だけ前のタイミング
に、スピーカー48から予告音を発して、第2の始動口
15の第2の開閉部材15a,15bが開放されること
を報知するようにしても良い。
【0085】また、特定遊技状態に移行するか否かを図
柄表示基板44で判断するようにしても良い。この場合
には、図柄表示基板44が主基板41から図柄の変動パ
ターンコマンドを受信した時に、特定の変動パターンの
場合には、乱数を用いた抽選を行って、当たりの場合に
は、少なくとも発射ハンドル7を操作して、遊技球が発
射され、当該発射された遊技球が第2の始動口15へ到
達する時間だけ前のタイミングに、普通図柄表示装置8
の表示画面に予告図柄や特定のキャラクター等を表示し
て、第2の始動口15の第2の開閉部材15a,15b
が開放されることを報知するようにしても良い。
【0086】また、特定遊技状態に移行するか否かを発
射ハンドル7の制御基板(図示外)で判断するようにし
ても良い。この場合には、発射ハンドル7の制御基板が
主基板41から発射ハンドル7の振動コマンドを受信し
た時に、特定の振動パターンの場合には、乱数を用いた
抽選を行って、当たりの場合には、少なくとも発射ハン
ドル7を操作して、遊技球が発射され、当該発射された
遊技球が第2の始動口15へ到達する時間だけ前のタイ
ミングに、発射ハンドル7を振動させて、第2の始動口
15の第2の開閉部材15a,15bが開放されること
を報知するようにしても良い。
【0087】また、特定遊技状態に移行するか否かを主
基板41で判断するようにしても良い。この場合には、
普通図柄始動ゲート11を遊技球が通過した場合に、乱
数を用いた抽選を行って、当たりの場合には、少なくと
も発射ハンドル7を操作して、遊技球が発射され、当該
発射された遊技球が第2の始動口15へ到達する時間だ
け前のタイミングに、普通図柄表示装置8の表示画面に
予告図柄や所定のキャラクター等を表示して、第2の始
動口15の第2の開閉部材15a,15bが開放される
ことを報知するようにしても良い。
【0088】尚、本発明は、パチンコ機に限られず、パ
チコン機等の開放される電動役物を備えた遊技機に適用
できることは、言うまでもない。更に、特定入賞口開放
を報知するモードから抜けるか否かは、抽選で決定する
ものに限られず、50回、100回、200回、500
回等の任意の所定回数を予め設定して、設定された回数
報知したら特定遊技状態から抜けるようにしても良い。
また、報知手段としては、電飾風車9,10に限られ
ず、図4及び図5に示す電飾ランプ63を用いても良
い。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の遊技機では、第2種始動口に遊技球が入賞すると第
2種特別電動役物の第1の開閉部材を開放させることが
できる。また、普通図柄作動手段への遊技球の通過又は
入賞により、抽選手段が普通図柄が当たりか否かの抽選
を行い、当該抽選手段の抽選結果に基づいて、図柄表示
制御手段が普通図柄表示部へ普通図柄の表示を行い、抽
選結果が当たりの場合に、開放制御手段が第2種始動口
に設けられた第2の開閉部材を開放する。このときに、
報知手段は、少なくとも遊技球の発射から発射された遊
技球が前記第2種始動口へ到達する時間だけ前のタイミ
ングに、第2の開閉部材が開放されることを報知するこ
とができる。従って、第2種始動口への遊技球の入賞率
を高めることができる。従って、従来の遊技性に加えて
第2種始動口への遊技球の入賞率を高めるという新しい
遊技状態を遊技者に提供できるので、趣向性の向上を図
り、新しいゲーム性を実現し、遊技者の遊技意欲を高め
ることができる。
【0090】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
請求項1に記載の発明の効果に加え、報知決定手段が報
知を行うと決定した場合に、報知手段は、少なくとも遊
技球の発射から発射された遊技球が前記第2種始動口へ
到達する時間だけ前のタイミングに、第2の開閉部材が
開放されることを報知することができる。従って、第2
の開閉部材が開放されることの報知を行うモードのとき
は、遊技者は第2種始動口の第2の開閉部材の開放を狙
って遊技球を発射することができる。
【0091】また、請求項3に係る発明の遊技機では、
請求項2に記載の発明の効果に加え、報知決定手段とし
ての抽選手段が、報知手段による報知を行うか否かを決
定することができる。従って、抽選手段により当たりと
なった場合に、報知手段による報知を行うことができ
る。
【0092】また、請求項4に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至3の何れかに記載の発明の効果に加え、報
知手段としての電飾ランプが点灯又は点滅して、第2の
開閉部材が開放されることを報知することができる。従
って、臨場感を盛り上げることができる。
【0093】また、請求項5に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至3の何れかに記載の発明の効果に加え、報
知手段としてのスピーカーから所定の音を発生して、第
2の開閉部材が開放されることを報知することができ
る。従って、遊技者は音により第2の開閉部材が開放さ
れることを知ることができる。
【0094】また、請求項6に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至3の何れかに記載の発明の効果に加え、報
知手段としての普通図柄表示部が第2の開閉部材が開放
されることを報知することができる。従って、図柄によ
り報知することができる。
【0095】また、請求項7に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至3の何れかに記載の発明の効果に加え、報
知手段としての発射ハンドルが振動されて第2の開閉部
材が開放されることを報知することができる。従って、
発射ハンドルを用いた報知により臨場感を盛り上げるこ
とができる。
【0096】また、請求項8に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至7の何れかに記載の発明の効果に加えて、
図柄表示制御手段は、図柄の変動開始から確定表示され
るまでの変動時間の長さの異なる複数の図柄変動パター
ンから、変動表示する図柄変動パターンをランダムに選
択して表示することができる。従って、第2の開閉部材
が開放されることを報知するモードで無いときには、遊
技者が第2の開閉部材の開放をねらい打ちすることは困
難となる。
【0097】また、請求項9に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至8の何れかに記載の発明の効果に加えて、
第1の始動口に遊技球が入賞することにより第1の開閉
部材を1回開放させることができ、第2の始動口に遊技
球が入賞することにより第1の開閉部材を2回開放させ
ることができる。
【0098】また、請求項10に係る発明の遊技機で
は、請求項1乃至9の何れかに記載の発明の効果に加え
て、第2種特別電動役物へ入賞した遊技球が選択的に案
内されるので、第2種特別電動役物へ遊技球が入賞して
も必ずしも大当たりとはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態のパチンコ機1の
正面図である。
【図2】図2はパチンコ機1の遊技盤2の正面図であ
る。
【図3】図3は開閉部材が開放された状態の遊技盤2の
正面図である。
【図4】図4はパチンコ機1の電気的回路構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図5は電飾基板46の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】図6はRAM52の記憶エリアを示す模式図で
ある。
【図7】図7は、普通図柄乱数記憶エリア52cの模式
図である。
【図8】図8は電飾基板46のRAM46cの記憶エリ
アの模式図である。
【図9】図9はROM53の記憶エリアの模式図であ
る。
【図10】図10は、ROM53の普通図柄変動パター
ン記憶エリア53dの模式図である。
【図11】図11はパチンコ機1のメインルーチンのフ
ローチャートである。
【図12】図12はパチンコ機1の普通図柄当たり判定
処理のフローチャートである。
【図13】図13は特定遊技状態移行決定処理のフロー
チャートである。
【図14】図14は従来のパチンコ機101の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 パチンコ機 4 遊技領域 7 発射ハンドル 8 普通図柄表示装置 9 電飾風車 10 電飾風車 11 普通図柄始動ゲート 12 第1の始動口 15 第2の始動口 15a,15b 第2の開閉部材 16 第2種特別電動役物 16a,16b 第1の開閉部材 41 主基板 43 音基板 44 図柄表示基板 45 払出制御基板 46 電飾基板 78 発射ハンドル制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 AA04 AA07 BC07 BC15 BC22 EB24 EB48 EB58

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の表面に設けられ、第1の開閉部
    材を備えた第2種特別電動役物と、 遊技球が入賞することにより前記第1の開閉部材を開放
    させることができる第2種始動口と、 普通図柄が変動表示される普通図柄表示部と、 遊技球が通過又は入賞する普通図柄作動手段と、 当該普通図柄作動手段への遊技球の通過又は入賞によ
    り、前記普通図柄が当たりか否かの抽選を行う抽選手段
    と、 当該抽選手段の抽選結果に基づいて、前記普通図柄表示
    部へ普通図柄を表示する図柄表示制御手段と、 前記第2種始動口に設けられた第2の開閉部材と、 前記抽選手段の抽選結果が当たりの場合に、前記第2の
    開閉部材を開放する開放制御手段と、 前記第2種特別電動役物へ入賞した遊技球が案内される
    特定領域と、 当該特定領域を遊技球が通過した場合に前記第1の開閉
    部材を所定回数解放する大当たり制御手段と、 少なくとも遊技球が発射され、当該発射された遊技球が
    前記第2種始動口へ到達する時間だけ前のタイミング
    に、前記第2の開閉部材が開放されることを報知する報
    知手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記報知手段による報知を行うか否かを
    決定する報知決定手段を設け、 当該報知決定手段が報知を行うと決定した場合に、前記
    報知手段による報知を行うことを特徴とする請求項1に
    記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記報知決定手段は、抽選手段であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は電飾ランプであり、当該
    電飾ランプが点灯又は点滅して、前記第2の開閉部材が
    開放されることを報知することを特徴とする請求項1乃
    至3の何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記報知手段はスピーカーであり、当該
    スピーカーから所定の音を発生して、前記第2の開閉部
    材が開放されることを報知することを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記報知手段は前記普通図柄表示部であ
    り、前記普通図柄表示部を用いて前記第2の開閉部材が
    開放されることを報知することを特徴とする請求項1乃
    至3の何れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記報知手段は、発射ハンドルであり、
    当該発射ハンドルが振動されて前記第2の開閉部材が開
    放されることを報知することを特徴とする請求項1乃至
    3の何れかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記図柄表示制御手段は、図柄の変動開
    始から確定表示されるまでの変動時間の長さの異なる複
    数の図柄変動パターンから、変動表示する図柄変動パタ
    ーンをランダムに選択して前記普通図柄表示部に表示す
    ることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の遊
    技機。
  9. 【請求項9】 前記第2種始動口としては、遊技球が入
    賞することにより前記第1の開閉部材を1回開放させる
    ことができる第1の始動口と、遊技球が入賞することに
    より前記第1の開閉部材を2回開放させることができる
    第2の始動口とを設けたことを特徴とする請求項1乃至
    8の何れかに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記特定領域には、前記第2種特別電
    動役物へ入賞した遊技球が選択的に案内されることを特
    徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の遊技機。
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