JP2003125318A - 画像処理装置およびディスプレイ装置 - Google Patents
画像処理装置およびディスプレイ装置Info
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- JP2003125318A JP2003125318A JP2001316405A JP2001316405A JP2003125318A JP 2003125318 A JP2003125318 A JP 2003125318A JP 2001316405 A JP2001316405 A JP 2001316405A JP 2001316405 A JP2001316405 A JP 2001316405A JP 2003125318 A JP2003125318 A JP 2003125318A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 50
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Landscapes
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の画像処理装置では動画像処理で画質と
コストの両立が難しかった。 【解決手段】 フィルタリングに必要な書き込み画素座
標とフィルタ係数とを予め係数メモリに記憶しておき、
加工した画像を表示するときには、前記書き込み画素座
標に基づいて決まる画素データと前記フィルタ係数とを
用いて必要なデータを演算して求める。
コストの両立が難しかった。 【解決手段】 フィルタリングに必要な書き込み画素座
標とフィルタ係数とを予め係数メモリに記憶しておき、
加工した画像を表示するときには、前記書き込み画素座
標に基づいて決まる画素データと前記フィルタ係数とを
用いて必要なデータを演算して求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを加工
して意図する表示用の画像データを新たに生成する画像
処理装置および画像を表示するディスプレイ装置に関す
るものである。
して意図する表示用の画像データを新たに生成する画像
処理装置および画像を表示するディスプレイ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プロジェクションテレビジョン
受信機(プロジェクションTV)のような投写型ディス
プレイ3001においては、図25に示すように、これ
を基台3000上に所定の仰角θでもって載置して、そ
のディスプレイ3001からの光を所定距離Lだけ離れ
たスクリーン3002上に投写する。
受信機(プロジェクションTV)のような投写型ディス
プレイ3001においては、図25に示すように、これ
を基台3000上に所定の仰角θでもって載置して、そ
のディスプレイ3001からの光を所定距離Lだけ離れ
たスクリーン3002上に投写する。
【0003】従来、このような投写型ディスプレイ30
01としては、陰極線管(以下、CRTと記す)の光を
スクリーンに直接投写するものが一般的であったが、近
年では、液晶パネルやプラズマ表示パネルといった画素
構造をもつものをライトバルブとして使用するものが提
供されている。
01としては、陰極線管(以下、CRTと記す)の光を
スクリーンに直接投写するものが一般的であったが、近
年では、液晶パネルやプラズマ表示パネルといった画素
構造をもつものをライトバルブとして使用するものが提
供されている。
【0004】ここで、投写型ディスプレイ3001を仰
向きに設置すると、図26(a)に示すように、ディスプ
レイ3001の表示パネル上での正規の画像A0が元々
長方形であっても、これをスクリーン3002上に投写
したときには、上辺が長い台形の歪んだ画像A1とな
り、画像A1が見ずらくなる。
向きに設置すると、図26(a)に示すように、ディスプ
レイ3001の表示パネル上での正規の画像A0が元々
長方形であっても、これをスクリーン3002上に投写
したときには、上辺が長い台形の歪んだ画像A1とな
り、画像A1が見ずらくなる。
【0005】したがって、このような画像A1の歪みを
補正してスクリーン3002上で正規の画像A0が表示
されるようにする必要がある。
補正してスクリーン3002上で正規の画像A0が表示
されるようにする必要がある。
【0006】これには、図26(b)に示すように、正規
の画像A0を予め変形させて下辺の長い台形の画像A2
を得て、これをスクリーン3002上に投写すると正規
の長方形の画像A0が表示される。
の画像A0を予め変形させて下辺の長い台形の画像A2
を得て、これをスクリーン3002上に投写すると正規
の長方形の画像A0が表示される。
【0007】このように、歪み補正のために、予め正規
の画像A0を変形させた画像A2を作成(以下、この処
理を逆補正と称する)する技術に関して、従来のCRT
などのディスプレイでは、画素構造を持たないので、偏
向コイルの磁界を変化することで画像が変形するため、
逆補正が容易で、画像の歪み補正を比較的簡単に実施す
ることができる。
の画像A0を変形させた画像A2を作成(以下、この処
理を逆補正と称する)する技術に関して、従来のCRT
などのディスプレイでは、画素構造を持たないので、偏
向コイルの磁界を変化することで画像が変形するため、
逆補正が容易で、画像の歪み補正を比較的簡単に実施す
ることができる。
【0008】しかし、液晶やプラズマディスプレイなど
の画素構造を持つ表示パネルを備えた投写型ディスプレ
イ3001では、映像信号をデジタル的に画像処理しな
いと、逆補正した画像A2を得ることが難しい。
の画素構造を持つ表示パネルを備えた投写型ディスプレ
イ3001では、映像信号をデジタル的に画像処理しな
いと、逆補正した画像A2を得ることが難しい。
【0009】ここで、図26(b)に示したように、正規
の画像A0を逆補正した画像A2を作成するには、たと
えば、ある座標位置Qにあるデータを他の座標位置Pに
再度書き直す必要がある。その場合の両座標位置Q,P
の関係は、投写型ディスプレイ3001の仰角θや投写
距離Lなどの設置条件に基づく幾何学的関係を用いれば
理論的に求めることができる。
の画像A0を逆補正した画像A2を作成するには、たと
えば、ある座標位置Qにあるデータを他の座標位置Pに
再度書き直す必要がある。その場合の両座標位置Q,P
の関係は、投写型ディスプレイ3001の仰角θや投写
距離Lなどの設置条件に基づく幾何学的関係を用いれば
理論的に求めることができる。
【0010】しかし、映像信号を格納するフレームメモ
リは画素単位でしかデータを記憶することができず、ま
た、表示パネルも画素構造をもつものでは、画素単位で
しかデータを表示できないため、単純な理論計算で求め
る座標位置Pの値が小数点以下の端数をもつときには、
その求めた座標位置Pは表示パネル上において実際の画
素が存在する位置と一致しないことになる。
リは画素単位でしかデータを記憶することができず、ま
た、表示パネルも画素構造をもつものでは、画素単位で
しかデータを表示できないため、単純な理論計算で求め
る座標位置Pの値が小数点以下の端数をもつときには、
その求めた座標位置Pは表示パネル上において実際の画
素が存在する位置と一致しないことになる。
【0011】そこで、図27に示すように、P点を表示
パネル上において実際に表示画素が存在する座標位置と
して設定し、これを基準として、逆にQ点の座標位置を
求める。この場合、その座標位置Qは、単に計算上求め
た値であるから、フレームメモリの画素上の座標位置に
常に一致するとは限らず、実際の各画素の座標位置Q
1,Q2,…からずれることがある。すると、この座標
位置Q上には実データが存在しないことになる。
パネル上において実際に表示画素が存在する座標位置と
して設定し、これを基準として、逆にQ点の座標位置を
求める。この場合、その座標位置Qは、単に計算上求め
た値であるから、フレームメモリの画素上の座標位置に
常に一致するとは限らず、実際の各画素の座標位置Q
1,Q2,…からずれることがある。すると、この座標
位置Q上には実データが存在しないことになる。
【0012】そこで、このような場合には、この座標位
置Qから周辺画素(ここでは4画素)の座標位置Q1〜Q
4を求め(以下、このような座標位置Q1〜Q4を参照画
素座標と称する)、これらの各参照画素座標Q1〜Q4に
格納されている実データに基づいてQ点の座標位置にあ
るデータを作成する(以下、このデータ補間処理をフィ
ルタリングと称する)。
置Qから周辺画素(ここでは4画素)の座標位置Q1〜Q
4を求め(以下、このような座標位置Q1〜Q4を参照画
素座標と称する)、これらの各参照画素座標Q1〜Q4に
格納されている実データに基づいてQ点の座標位置にあ
るデータを作成する(以下、このデータ補間処理をフィ
ルタリングと称する)。
【0013】たとえば、各参照画素座標Q1〜Q4のデ
ータをそれぞれD1〜D4とすると、逆補正に必要な座
標位置QのデータDは、次のようにして算出される。
ータをそれぞれD1〜D4とすると、逆補正に必要な座
標位置QのデータDは、次のようにして算出される。
【0014】
【数1】
【0015】ただし、a1〜a4はフィルタ係数(重み付
け係数)で、a1+a2+a3+a4=1である。
け係数)で、a1+a2+a3+a4=1である。
【0016】そして、このフィルタリングにより座標位
置Q上のデータDが作成されると、このデータDを座標
位置Pに再度書き直せば、画像を逆補正して表示するこ
とができる。
置Q上のデータDが作成されると、このデータDを座標
位置Pに再度書き直せば、画像を逆補正して表示するこ
とができる。
【0017】このようなフィルタリングを全画素に対し
て行えば、表示パネル上には逆補正された画像A2が得
られるため、これをスクリーン3002上に投影すると
歪みのない正規の画像A0が投写される。
て行えば、表示パネル上には逆補正された画像A2が得
られるため、これをスクリーン3002上に投影すると
歪みのない正規の画像A0が投写される。
【0018】図28は、このような歪画像を補正する機
能を有する従来の投写型ディスプレイ、特にライトバル
ブとして液晶パネルを備えた画像処理回路の構成を示す
ブロック図である。
能を有する従来の投写型ディスプレイ、特にライトバル
ブとして液晶パネルを備えた画像処理回路の構成を示す
ブロック図である。
【0019】図中、2801は入力される映像信号をデ
ジタル化するADコンバータ、2802は映像信号をア
ナログ化して出力するDAコンバータ、2803,28
04は映像信号のデータを格納するめたのRAM、28
05は映像信号を画像処理するとともに、各部を制御す
るCPUである。
ジタル化するADコンバータ、2802は映像信号をア
ナログ化して出力するDAコンバータ、2803,28
04は映像信号のデータを格納するめたのRAM、28
05は映像信号を画像処理するとともに、各部を制御す
るCPUである。
【0020】RAM2803,2804を一対設けてい
るのは、一方のRAMたとえばRAM2803にADコ
ンバータ2801からデータを転送している間は、その
RAM2803にはCPU2805がアクセスできない
ので、他方のRAM2804を設けてこれにアクセスす
ることで、見掛け上、ADコンバータ2801とCPU
2805とが同時アクセスできるからである。
るのは、一方のRAMたとえばRAM2803にADコ
ンバータ2801からデータを転送している間は、その
RAM2803にはCPU2805がアクセスできない
ので、他方のRAM2804を設けてこれにアクセスす
ることで、見掛け上、ADコンバータ2801とCPU
2805とが同時アクセスできるからである。
【0021】この構成において、入力される映像信号
は、ADコンバータ2801でデジタル化され、その画
像データがRAM2803またはRAM2804に書き
込まれる。
は、ADコンバータ2801でデジタル化され、その画
像データがRAM2803またはRAM2804に書き
込まれる。
【0022】CPU2805は、RAM2803または
RAM2804の画像データを読み出し、その画像デー
タの逆補正を行い、この逆補正した画像データを再度R
AM2803またはRAM2804に書き込む。そし
て、RAM2803またはRAM2804から逆補正さ
れた画像データをDAコンバータ2802に転送し、D
Aコンバータ2802から逆補正された映像信号を出力
する。
RAM2804の画像データを読み出し、その画像デー
タの逆補正を行い、この逆補正した画像データを再度R
AM2803またはRAM2804に書き込む。そし
て、RAM2803またはRAM2804から逆補正さ
れた画像データをDAコンバータ2802に転送し、D
Aコンバータ2802から逆補正された映像信号を出力
する。
【0023】図29は、CPU2805の画像処理手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【0024】図25で示した仰角θや投写距離Lなどの
設置条件を予め入力する(ステップ1)。これは、投写型
ディスプレイの設置時に一回だけ行えばよい。
設置条件を予め入力する(ステップ1)。これは、投写型
ディスプレイの設置時に一回だけ行えばよい。
【0025】次に、画素を示すポインタを初期化する
(以下、出力画素ポインタ初期化という)(ステップ2)。
(以下、出力画素ポインタ初期化という)(ステップ2)。
【0026】ここでは、出力画素ポインタは、たとえば
図26に示す画像A0については、そのトップライン左
端の画素からボトムライン右端の画素まで、TVのラス
タ走査と同じように、1画素ずつ指定していくので、最
初は、トップライン左端の画素を指し示すように初期化
される。
図26に示す画像A0については、そのトップライン左
端の画素からボトムライン右端の画素まで、TVのラス
タ走査と同じように、1画素ずつ指定していくので、最
初は、トップライン左端の画素を指し示すように初期化
される。
【0027】続いて、出力画素ポインタの値から1フレ
ーム分の画素処理が終了したか否かを判断し、1フレー
ム分の画像処理が終了していなければ、ステップ4,5
の画像処理のルーチンに進む。なお、1フレーム分の画
像処理が終了していれば、次のフレームの表示のため
に、再度、ステップ2に戻る。
ーム分の画素処理が終了したか否かを判断し、1フレー
ム分の画像処理が終了していなければ、ステップ4,5
の画像処理のルーチンに進む。なお、1フレーム分の画
像処理が終了していれば、次のフレームの表示のため
に、再度、ステップ2に戻る。
【0028】ステップ3で、未だ1フレーム分の画像処
理が終了していないと判断された場合には、CPU28
05は、ステップ1で入力された設置条件から、参照画
素座標とフィルタ係数とを算出する(ステップ4)。たと
えば、図29の例で、出力画素ポインタがP点の座標位
置にある画素を指定したとすると、このときには、参照
画素座標Q1〜Q4とフィルタ係数a1〜a4とを算出
する。
理が終了していないと判断された場合には、CPU28
05は、ステップ1で入力された設置条件から、参照画
素座標とフィルタ係数とを算出する(ステップ4)。たと
えば、図29の例で、出力画素ポインタがP点の座標位
置にある画素を指定したとすると、このときには、参照
画素座標Q1〜Q4とフィルタ係数a1〜a4とを算出
する。
【0029】続いて、逆補正に必要な座標位置のデータ
を、参照画素座標にあるデータに基づいて作成する。つ
まりフィルタリングを行う(ステップ5)。たとえば、図
29の例では、逆補正に必要な座標位置QのデータD
を、その周辺の参照画素座標Q1〜Q4のデータD1〜
D4に基づいて、フィルタ係数a1〜a4を用いて前述
の(数1)に示すようにして演算する。
を、参照画素座標にあるデータに基づいて作成する。つ
まりフィルタリングを行う(ステップ5)。たとえば、図
29の例では、逆補正に必要な座標位置QのデータD
を、その周辺の参照画素座標Q1〜Q4のデータD1〜
D4に基づいて、フィルタ係数a1〜a4を用いて前述
の(数1)に示すようにして演算する。
【0030】そして、このデータDをRAM2803ま
たはRAM2804上の逆補正に必要な所定の座標位置
に書き直す。たとえば、図29の例では、座標位置Qで
得たデータDをP点の座標位置に書き込んだ後、ステッ
プ3に戻る。
たはRAM2804上の逆補正に必要な所定の座標位置
に書き直す。たとえば、図29の例では、座標位置Qで
得たデータDをP点の座標位置に書き込んだ後、ステッ
プ3に戻る。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上記の例では、CPU
2805が図29のフローチャートに示した全ての演算
処理を行うので、乗算器などを別途使用しなくても高精
度なフィルタ係数などの演算が可能で、コスト的にも有
利である。
2805が図29のフローチャートに示した全ての演算
処理を行うので、乗算器などを別途使用しなくても高精
度なフィルタ係数などの演算が可能で、コスト的にも有
利である。
【0032】しかし、CPU2805に処理の全てを負
担させると、その処理能力に限界があるので、高精細な
動画処理を行う場合には、フレームレートが低下して動
きがスムースでなくなる。逆に、フレームレートを確保
する上では処理対象となる画素数を少なくすればよい
が、そうすると解像度が低下して画質が損なわれるとい
う問題点がある。
担させると、その処理能力に限界があるので、高精細な
動画処理を行う場合には、フレームレートが低下して動
きがスムースでなくなる。逆に、フレームレートを確保
する上では処理対象となる画素数を少なくすればよい
が、そうすると解像度が低下して画質が損なわれるとい
う問題点がある。
【0033】また、すべての演算をハードウェアで実現
すると画質の問題はなくなるものの、非常に大規模なハ
ードウェアとなってコストアップや装置の大型化を招く
ため得策でない。
すると画質の問題はなくなるものの、非常に大規模なハ
ードウェアとなってコストアップや装置の大型化を招く
ため得策でない。
【0034】従来の投写型ディスプレイの画像処理装置
は上記のような理由で画質とコストとを両立させること
が難しかった。
は上記のような理由で画質とコストとを両立させること
が難しかった。
【0035】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、画質とコストを両立させるようにすることを課題
とする。
ので、画質とコストを両立させるようにすることを課題
とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の画像処理装置は、フィルタリングに必要な
フィルタ係数と書き込み画素座標とを予めメモリに記憶
しておき、補正した画像を表示するときには、前記フィ
ルタ係数で入力画像を処理し、その結果を前記書き込み
画素座標に基づいて決まるフレームメモリのアドレスに
書き込むことより、画質とコストの両立を図るものであ
る。
に、本発明の画像処理装置は、フィルタリングに必要な
フィルタ係数と書き込み画素座標とを予めメモリに記憶
しておき、補正した画像を表示するときには、前記フィ
ルタ係数で入力画像を処理し、その結果を前記書き込み
画素座標に基づいて決まるフレームメモリのアドレスに
書き込むことより、画質とコストの両立を図るものであ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
実施の形態に係る画像処理装置の画像処理回路のブロッ
ク図の一例である。
実施の形態に係る画像処理装置の画像処理回路のブロッ
ク図の一例である。
【0038】図1において、101はフレームメモリ、
102は係数メモリ、103は読み出しアドレスカウン
ター、104はCPUである。
102は係数メモリ、103は読み出しアドレスカウン
ター、104はCPUである。
【0039】また、図2は本発明の実施の形態における
画像処理の説明をするための図である。図2において、
201は入力画像、202は座標(x,y)の画素P、2
03は入力画像、204は座標(X,Y)の画素Qである。
画像処理の説明をするための図である。図2において、
201は入力画像、202は座標(x,y)の画素P、2
03は入力画像、204は座標(X,Y)の画素Qである。
【0040】画像を縮小する場合を考える。縮小に必要
な座標位置を1フレーム分全画素について予め計算す
る。倍率k(k<1)の場合入力画像201の画素P(x,
y) 202は出力画像203の画素Q(X,Y) 204に
写像され関係は X =int(kx) Y = int(ky) となる。ここでint(x)はXの小数部を丸めて整数
とする演算を表す。
な座標位置を1フレーム分全画素について予め計算す
る。倍率k(k<1)の場合入力画像201の画素P(x,
y) 202は出力画像203の画素Q(X,Y) 204に
写像され関係は X =int(kx) Y = int(ky) となる。ここでint(x)はXの小数部を丸めて整数
とする演算を表す。
【0041】この関係式に従ってCPU104は全画素
について計算し係数メモリ102に書き込む。フレーム
メモリ101は入力画像201と出力画像203の空間
を別に持っており1フレームごとに切り替える。入力画
像201はその画素を指すアドレスに従って書き込みア
ドレスを係数メモリ102から得てフレームメモリ10
1に書き込まれる。縮小の場合出力画像203で書き込
まれない画素が存在する。
について計算し係数メモリ102に書き込む。フレーム
メモリ101は入力画像201と出力画像203の空間
を別に持っており1フレームごとに切り替える。入力画
像201はその画素を指すアドレスに従って書き込みア
ドレスを係数メモリ102から得てフレームメモリ10
1に書き込まれる。縮小の場合出力画像203で書き込
まれない画素が存在する。
【0042】次に、図1の構成の画像処理装置における
映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は係数
メモリ102から出力される書き込みアドレスで指定さ
れるフレームメモリ101のアドレスに書き込まれる。
フレームメモリ101のデータは読み出しカウンタ10
3が生成する通常のラスタスキャンのアドレスに従って
読み出され、出力映像信号となる。
映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は係数
メモリ102から出力される書き込みアドレスで指定さ
れるフレームメモリ101のアドレスに書き込まれる。
フレームメモリ101のデータは読み出しカウンタ10
3が生成する通常のラスタスキャンのアドレスに従って
読み出され、出力映像信号となる。
【0043】この(実施の形態1)では演算時間のかか
る参照画素座標の計算を予め行って係数メモリ101に
格納しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細
な動画の処理が行える。本実施例は縮小処理であったが
係数メモリ102の内容によってキーストーン歪の補正
など多様な画像変換が高精細な動画に対しても行える。
る参照画素座標の計算を予め行って係数メモリ101に
格納しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細
な動画の処理が行える。本実施例は縮小処理であったが
係数メモリ102の内容によってキーストーン歪の補正
など多様な画像変換が高精細な動画に対しても行える。
【0044】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2に係り、画像処理回路のブロック図である。図3に
おいて、301はフレームメモリ、302は係数メモ
リ、303は読み出しアドレスカウンター、304はC
PU、305は座標演算器である。
態2に係り、画像処理回路のブロック図である。図3に
おいて、301はフレームメモリ、302は係数メモ
リ、303は読み出しアドレスカウンター、304はC
PU、305は座標演算器である。
【0045】図4は本発明の実施の形態2に係り、画像
処理の説明図である。図4において、401は入力画
像、402は座標(x,y)の画素P、403は入力画
像、404は座標(X,Y)の画素Q、405は写像パラメ
ータである。
処理の説明図である。図4において、401は入力画
像、402は座標(x,y)の画素P、403は入力画
像、404は座標(X,Y)の画素Q、405は写像パラメ
ータである。
【0046】ここでも画像を縮小する場合を考える。縮
小に必要な座標位置を1フレーム分全画素について予め
計算する。倍率k(k<1)の場合入力画像401の画素P
(x,y)402は出力画像403の画素Q(X,Y)404
に写像され関係は X =int(kx) Y =int(ky) となる。ここでint(x)はxの小数部を丸めて整数
とする演算を表す。
小に必要な座標位置を1フレーム分全画素について予め
計算する。倍率k(k<1)の場合入力画像401の画素P
(x,y)402は出力画像403の画素Q(X,Y)404
に写像され関係は X =int(kx) Y =int(ky) となる。ここでint(x)はxの小数部を丸めて整数
とする演算を表す。
【0047】この関係式Y =int(ky)に従ってC
PU304は全ラインについて計算しライン数分のYの
値を写像パラメータ405として係数メモリ302に書
き込む。フレームメモリ301は入力画像401と出力
画像403の空間を別に持っており1フレームごとに切
り替える。入力画像401では画像処理を行う画素の垂
直ラインyから予め計算されたYの値を写像パラメータ
405として係数メモリ302から読み出し、画像処理
を行う画素の水平ドットxから座標演算器305で座標
演算406を行い出力画像403の書き込みアドレスと
する。本実施例のような単純な縮小処理の場合、座標演
算406において垂直ラインy方向の情報は必要ないが
台形補正などより複雑な処理では垂直ラインy方向の情
報が必要になる。また縮小の場合出力画像403に書き
込まれない画素が存在する。
PU304は全ラインについて計算しライン数分のYの
値を写像パラメータ405として係数メモリ302に書
き込む。フレームメモリ301は入力画像401と出力
画像403の空間を別に持っており1フレームごとに切
り替える。入力画像401では画像処理を行う画素の垂
直ラインyから予め計算されたYの値を写像パラメータ
405として係数メモリ302から読み出し、画像処理
を行う画素の水平ドットxから座標演算器305で座標
演算406を行い出力画像403の書き込みアドレスと
する。本実施例のような単純な縮小処理の場合、座標演
算406において垂直ラインy方向の情報は必要ないが
台形補正などより複雑な処理では垂直ラインy方向の情
報が必要になる。また縮小の場合出力画像403に書き
込まれない画素が存在する。
【0048】次に、図3の構成の画像処理装置における
映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は係数
メモリ302のデータから座標演算器305で計算され
た書き込みアドレスで指定されるフレームメモリ301
のアドレスに書き込まれる。フレームメモリ301のデ
ータは読み出しカウンタ303が生成する通常のラスタ
スキャンのアドレスに従って読み出され、出力映像信号
となる。
映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は係数
メモリ302のデータから座標演算器305で計算され
た書き込みアドレスで指定されるフレームメモリ301
のアドレスに書き込まれる。フレームメモリ301のデ
ータは読み出しカウンタ303が生成する通常のラスタ
スキャンのアドレスに従って読み出され、出力映像信号
となる。
【0049】この(実施の形態2)では演算時間のかか
る参照画素座標の計算を予め行って係数メモリ301に
格納しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細
な動画の処理が行える。さらに座標演算器305で一部
の演算を行うことにより係数メモリ301の容量削減と
CPU304の負担を軽減でき、ローコスト化が図れ
る。本実施例は縮小処理であったが係数メモリ302、
座標演算器305の内容によって台形歪補正など多様な
画像変換が高精細な動画に対しても行える。
る参照画素座標の計算を予め行って係数メモリ301に
格納しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細
な動画の処理が行える。さらに座標演算器305で一部
の演算を行うことにより係数メモリ301の容量削減と
CPU304の負担を軽減でき、ローコスト化が図れ
る。本実施例は縮小処理であったが係数メモリ302、
座標演算器305の内容によって台形歪補正など多様な
画像変換が高精細な動画に対しても行える。
【0050】(実施の形態3)図5は本発明の第3の実
施の形態に係り、画像処理回路のブロック図である。図
5において、501はフィルタ、502はフレームメモ
リ、503は係数メモリ、504は読み出しアドレスカ
ウンター、505はCPU、506は501フィルタの
乗算器、507は501フィルタの映像信号を1ドット
時間遅延させるフリップフロップ、508は501フィ
ルタの映像信号を1ライン時間遅延させるFIFO、5
09は501フィルタの加算器である。
施の形態に係り、画像処理回路のブロック図である。図
5において、501はフィルタ、502はフレームメモ
リ、503は係数メモリ、504は読み出しアドレスカ
ウンター、505はCPU、506は501フィルタの
乗算器、507は501フィルタの映像信号を1ドット
時間遅延させるフリップフロップ、508は501フィ
ルタの映像信号を1ライン時間遅延させるFIFO、5
09は501フィルタの加算器である。
【0051】図6は本発明の実施の形態例の画像処理の
説明図である。図6において、601は入力画像、60
2はフィルタ処理、603は出力画像、604は座標
(X,Y) 、画素値vの画素Q、605は座標(u,v) の点
P、606は座標(x,y)、画素値v1の画素P1、60
7は座標(x+1,y)、画素値v2の画素P2、608は
座標(x,y+1)、画素値v3の画素P3、609は座標
(x+1,y+1)、画素値v4の画素P4である。
説明図である。図6において、601は入力画像、60
2はフィルタ処理、603は出力画像、604は座標
(X,Y) 、画素値vの画素Q、605は座標(u,v) の点
P、606は座標(x,y)、画素値v1の画素P1、60
7は座標(x+1,y)、画素値v2の画素P2、608は
座標(x,y+1)、画素値v3の画素P3、609は座標
(x+1,y+1)、画素値v4の画素P4である。
【0052】ここで、直線補間法を用いて画像を縮小す
る場合を考える。倍率k(k<1)の場合入力画像601
の点P(u,y) 605は出力画像603の画素Q(X,Y)
604に写像され関係は X = ku Y = ky となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)60
4を画素が実存する点に取ると、点P(u、v)605は
画素が実存しない場合がある。そこで点P(u、v)60
5の近傍4画素から点P(u、v)605との距離の逆数
の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせるこ
とで点P(u、v)605の値を予測する。この重み付け
の係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P(u、
v)605の予測値は出力画像603の画素Q(X,Y)6
04の画素値vとなる。
る場合を考える。倍率k(k<1)の場合入力画像601
の点P(u,y) 605は出力画像603の画素Q(X,Y)
604に写像され関係は X = ku Y = ky となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)60
4を画素が実存する点に取ると、点P(u、v)605は
画素が実存しない場合がある。そこで点P(u、v)60
5の近傍4画素から点P(u、v)605との距離の逆数
の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせるこ
とで点P(u、v)605の値を予測する。この重み付け
の係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P(u、
v)605の予測値は出力画像603の画素Q(X,Y)6
04の画素値vとなる。
【0053】CPU505で全入力画素について縮小す
る場合の出力画像の写像先を計算し、その小数部からフ
ィルタ係数を、整数部から書き込み画素座標を計算す
る。フィルタ係数と書き込み画素座標は係数メモリ50
3に保存される。フィルタ501では4画素P1 60
6、P2 607、P3 608、P4 609が係数
メモリ503に記憶されたフィルタ係数a1〜a4を用
いて
る場合の出力画像の写像先を計算し、その小数部からフ
ィルタ係数を、整数部から書き込み画素座標を計算す
る。フィルタ係数と書き込み画素座標は係数メモリ50
3に保存される。フィルタ501では4画素P1 60
6、P2 607、P3 608、P4 609が係数
メモリ503に記憶されたフィルタ係数a1〜a4を用
いて
【0054】
【数2】
【0055】が計算される。値vは係数メモリ503に
記憶された書き込みアドレス(X,Y)で示される出力
画像502の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,Y)
604が生成される。係数メモリ503は現在処理すべ
き入力画素の座標(x,y)が与えられ、この座標に対
応した係数と書き込み座標(X,Y)が出力される。こ
れら一連の演算を入力画像601の全領域にわたって行
うと出力画像603が形成される。
記憶された書き込みアドレス(X,Y)で示される出力
画像502の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,Y)
604が生成される。係数メモリ503は現在処理すべ
き入力画素の座標(x,y)が与えられ、この座標に対
応した係数と書き込み座標(X,Y)が出力される。こ
れら一連の演算を入力画像601の全領域にわたって行
うと出力画像603が形成される。
【0056】次に、図5の構成の画像処理装置における
映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は、フ
ィルタ501でフィルタリングされる。このフィルタは
2×2のブロックをフィルタリングするためにFIFO
508、2個のフリップフロップ507、4個の乗算器
506、加算器509で構成され、4画素を用いて積和
演算を行う。フィルタ係数は係数メモリ503が出力す
る。フィルタ501の出力は係数メモリ503で指定さ
れるフレームメモリ502のアドレスに書き込まれる。
フレームメモリ502のデータは読み出しカウンタ50
4が生成する通常のラスタスキャンのアドレスに従って
読み出され、出力映像信号となる。
映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は、フ
ィルタ501でフィルタリングされる。このフィルタは
2×2のブロックをフィルタリングするためにFIFO
508、2個のフリップフロップ507、4個の乗算器
506、加算器509で構成され、4画素を用いて積和
演算を行う。フィルタ係数は係数メモリ503が出力す
る。フィルタ501の出力は係数メモリ503で指定さ
れるフレームメモリ502のアドレスに書き込まれる。
フレームメモリ502のデータは読み出しカウンタ50
4が生成する通常のラスタスキャンのアドレスに従って
読み出され、出力映像信号となる。
【0057】この(実施の形態3)では演算時間のかか
るフィルタ係数と書き込み画素座標の計算を予め行って
係数メモリ503に格納しているので、高速に映像信号
処理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行える。
るフィルタ係数と書き込み画素座標の計算を予め行って
係数メモリ503に格納しているので、高速に映像信号
処理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行える。
【0058】本発明は入力映像信号をフィルタリングし
たデータをフレームメモリ502に書き込み、読み出し
データをそのまま出力映像信号とする構成であるが、一
般的な構成であるフレームメモリ502の書き込み前で
はフィルタリング処理を行わず、読み出しデータに対し
てフィルタリング処理を行う構成の場合、高画質化のた
めにフィルタのタップ数を増やすとフレームメモリ50
2から同時に読み出さなければならない画素数がそれに
従って増える。本実施例のような場合4画素分の読み出
しが必要になる。そうするとフレームメモリ502の読
み出しバンド幅が増大し、コストアップにつながる。し
かし本発明の構成では高画質化のためにフィルタのタッ
プ数を増やしても読み出し、書き込みバンド幅は増大し
ない。
たデータをフレームメモリ502に書き込み、読み出し
データをそのまま出力映像信号とする構成であるが、一
般的な構成であるフレームメモリ502の書き込み前で
はフィルタリング処理を行わず、読み出しデータに対し
てフィルタリング処理を行う構成の場合、高画質化のた
めにフィルタのタップ数を増やすとフレームメモリ50
2から同時に読み出さなければならない画素数がそれに
従って増える。本実施例のような場合4画素分の読み出
しが必要になる。そうするとフレームメモリ502の読
み出しバンド幅が増大し、コストアップにつながる。し
かし本発明の構成では高画質化のためにフィルタのタッ
プ数を増やしても読み出し、書き込みバンド幅は増大し
ない。
【0059】なおこの(実施の形態3)では入力画素4
個から1画素を生成するフィルタ501としたがより高
画質化するためより多くの入力画素から1画素を生成す
るフィルタにすることも出来る。この場合は係数メモリ
503に必要な容量は増える。
個から1画素を生成するフィルタ501としたがより高
画質化するためより多くの入力画素から1画素を生成す
るフィルタにすることも出来る。この場合は係数メモリ
503に必要な容量は増える。
【0060】またこの(実施の形態3)では縮小処理で
あったが係数メモリ503の内容によって台形歪補正な
ど多様な画像変換が高精細な動画に対しても高画質に行
える。 (実施の形態4)図7は本発明の第4の実施の形態に係
る画像処理回路のブロック図である。図7において、7
01はフィルタ、702はフレームメモリ、703は係
数メモリ、704は読み出しアドレスカウンター、70
5はCPU、706は701フィルタの乗算器、707
は701フィルタの映像信号を1ドット時間遅延させる
フリップフロップ、708は701フィルタの映像信号
を1ライン時間遅延させるFIFO、709は701フ
ィルタの加算器、710は座標演算器である。
あったが係数メモリ503の内容によって台形歪補正な
ど多様な画像変換が高精細な動画に対しても高画質に行
える。 (実施の形態4)図7は本発明の第4の実施の形態に係
る画像処理回路のブロック図である。図7において、7
01はフィルタ、702はフレームメモリ、703は係
数メモリ、704は読み出しアドレスカウンター、70
5はCPU、706は701フィルタの乗算器、707
は701フィルタの映像信号を1ドット時間遅延させる
フリップフロップ、708は701フィルタの映像信号
を1ライン時間遅延させるFIFO、709は701フ
ィルタの加算器、710は座標演算器である。
【0061】図8は本発明の本実施の形態である係り、
画像処理の説明図である。図8において、801は入力
画像、802はフィルタ処理、803は出力画像、80
4は座標(X,Y) 、画素値vの画素Q、805は座標(u,
v) の点P、806は座標(x,y)、画素値v1の画素P
1、807は座標(x+1,y)、画素値v2の画素P2、
808は座標(x,y+1)、画素値v3の画素P3、809
は座標(x+1,y+1)、画素値v4の画素P4、810は
座標演算である。
画像処理の説明図である。図8において、801は入力
画像、802はフィルタ処理、803は出力画像、80
4は座標(X,Y) 、画素値vの画素Q、805は座標(u,
v) の点P、806は座標(x,y)、画素値v1の画素P
1、807は座標(x+1,y)、画素値v2の画素P2、
808は座標(x,y+1)、画素値v3の画素P3、809
は座標(x+1,y+1)、画素値v4の画素P4、810は
座標演算である。
【0062】いまここで直線補間法を用いて画像を縮小
する場合を考える。
する場合を考える。
【0063】倍率k(k<1)の場合入力画像801の点P
(u,v)805は出力画像803の画素Q(X,Y)804
に写像され関係は X = ku Y = kv となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)80
4を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)805は画
素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)805の
近傍4画素から点P(u,v)805との距離の逆数の比率
で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせることで点
P(u,v)805の値を予測する。この重み付けの係数は
フィルタ係数a1〜a4で表され、点P(u,v)805の
予測値は出力画像803の画素Q(X,Y)804の画素値
vとなる。
(u,v)805は出力画像803の画素Q(X,Y)804
に写像され関係は X = ku Y = kv となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)80
4を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)805は画
素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)805の
近傍4画素から点P(u,v)805との距離の逆数の比率
で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせることで点
P(u,v)805の値を予測する。この重み付けの係数は
フィルタ係数a1〜a4で表され、点P(u,v)805の
予測値は出力画像803の画素Q(X,Y)804の画素値
vとなる。
【0064】CPU705で全入力画素について縮小す
る場合の出力画像の写像先の小数部については全画素に
ついてフィルタ係数を計算してフィルタ係数とし、整数
部については全垂直ラインについて計算しライン数分の
Yの値を写像パラメータとして係数メモリ703に保存
される。フィルタ701では4画素P1 806、P2
807、P3 808、P4 809が係数メモリ7
03に記憶されたフィルタ係数a1〜a4を用いて
る場合の出力画像の写像先の小数部については全画素に
ついてフィルタ係数を計算してフィルタ係数とし、整数
部については全垂直ラインについて計算しライン数分の
Yの値を写像パラメータとして係数メモリ703に保存
される。フィルタ701では4画素P1 806、P2
807、P3 808、P4 809が係数メモリ7
03に記憶されたフィルタ係数a1〜a4を用いて
【0065】
【数3】
【0066】が計算される。入力画像801では画像処
理を行う画素の垂直ラインyから先に計算されたYの値
を写像パラメータ・フィルタ係数804として係数メモ
リ703から読み出し、画像処理を行う画素の水平ドッ
トxから座標演算器710で座標演算810を行い出力
画像803の書き込みアドレス(X,Y)とする。値v
は書き込みアドレス(X,Y)で示される出力画像80
3の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,Y)804が
生成される。これら一連の演算を入力画像801の全領
域にわたって行うと出力画像803が形成される。
理を行う画素の垂直ラインyから先に計算されたYの値
を写像パラメータ・フィルタ係数804として係数メモ
リ703から読み出し、画像処理を行う画素の水平ドッ
トxから座標演算器710で座標演算810を行い出力
画像803の書き込みアドレス(X,Y)とする。値v
は書き込みアドレス(X,Y)で示される出力画像80
3の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,Y)804が
生成される。これら一連の演算を入力画像801の全領
域にわたって行うと出力画像803が形成される。
【0067】次に、図7の構成の画像処理装置における
映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は、フ
ィルタ701でフィルタリングされる。このフィルタは
2×2のブロックをフィルタリングするためにFIFO
708、2個のフリップフロップ707、4個の乗算器
706、加算器709で構成され、4画素を用いて積和
演算を行う。フィルタ係数は係数メモリ703が出力す
る。係数メモリ703が出力する各垂直ラインの座標値
Yに従って座標演算器710で水平ドット方向の座標値
Xが計算され書き込みアドレス(X,Y)となる。フィ
ルタ701の出力は書き込みアドレス(X,Y)で指定
されるフレームメモリ702のアドレスに書き込まれ
る。フレームメモリ702のデータは読み出しカウンタ
704が生成する通常のラスタスキャンのアドレスに従
って読み出され、出力映像信号となる。本実施例のよう
な単純な縮小処理の場合、座標演算406において垂直
ラインy方向の情報は必要ないが台形歪補正などより複
雑な処理では垂直ラインy方向の情報が必要になる。
映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は、フ
ィルタ701でフィルタリングされる。このフィルタは
2×2のブロックをフィルタリングするためにFIFO
708、2個のフリップフロップ707、4個の乗算器
706、加算器709で構成され、4画素を用いて積和
演算を行う。フィルタ係数は係数メモリ703が出力す
る。係数メモリ703が出力する各垂直ラインの座標値
Yに従って座標演算器710で水平ドット方向の座標値
Xが計算され書き込みアドレス(X,Y)となる。フィ
ルタ701の出力は書き込みアドレス(X,Y)で指定
されるフレームメモリ702のアドレスに書き込まれ
る。フレームメモリ702のデータは読み出しカウンタ
704が生成する通常のラスタスキャンのアドレスに従
って読み出され、出力映像信号となる。本実施例のよう
な単純な縮小処理の場合、座標演算406において垂直
ラインy方向の情報は必要ないが台形歪補正などより複
雑な処理では垂直ラインy方向の情報が必要になる。
【0068】この(実施の形態4)では演算時間のかか
るフィルタ係数と書き込み画素座標の一部の計算を予め
行って係数メモリ703に格納し、座標演算器で書き込
み画素座標の残りの計算をしているので、高速に映像信
号処理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行える。
本発明は入力映像信号をフィルタリングしたデータをフ
レームメモリ702に書き込み、読み出しデータをその
まま出力映像信号とする構成であるが、一般的な構成で
あるフレームメモリ702の書き込み前ではフィルタリ
ング処理を行わず、読み出しデータに対してフィルタリ
ング処理を行う構成の場合、高画質化のためにフィルタ
のタップ数を増やすとフレームメモリ702から同時に
読み出さなければならない画素数がそれに従って増え
る。
るフィルタ係数と書き込み画素座標の一部の計算を予め
行って係数メモリ703に格納し、座標演算器で書き込
み画素座標の残りの計算をしているので、高速に映像信
号処理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行える。
本発明は入力映像信号をフィルタリングしたデータをフ
レームメモリ702に書き込み、読み出しデータをその
まま出力映像信号とする構成であるが、一般的な構成で
あるフレームメモリ702の書き込み前ではフィルタリ
ング処理を行わず、読み出しデータに対してフィルタリ
ング処理を行う構成の場合、高画質化のためにフィルタ
のタップ数を増やすとフレームメモリ702から同時に
読み出さなければならない画素数がそれに従って増え
る。
【0069】本実施例のような場合4画素分の読み出し
が必要になる。そうするとフレームメモリ702の読み
出しバンド幅が増大し、コストアップにつながる。しか
し本発明の構成では高画質化のためにフィルタのタップ
数を増やしても読み出し、書き込みバンド幅は増大しな
い。
が必要になる。そうするとフレームメモリ702の読み
出しバンド幅が増大し、コストアップにつながる。しか
し本発明の構成では高画質化のためにフィルタのタップ
数を増やしても読み出し、書き込みバンド幅は増大しな
い。
【0070】なおこの(実施の形態4)では入力画素4
個から1画素を生成するフィルタ701としたがより高
画質化するためより多くの入力画素から1画素を生成す
るフィルタにすることも出来る。この場合は係数メモリ
703に必要な容量は増える。座標演算器710で一部
の処理を行っているのでCPU705の負担は大幅に軽
減される。
個から1画素を生成するフィルタ701としたがより高
画質化するためより多くの入力画素から1画素を生成す
るフィルタにすることも出来る。この場合は係数メモリ
703に必要な容量は増える。座標演算器710で一部
の処理を行っているのでCPU705の負担は大幅に軽
減される。
【0071】またこの(実施の形態4)では縮小処理で
あったが係数メモリ703、座標演算器710の内容に
よって台形歪補正など多様な画像変換が高精細な動画に
対しても高画質に行える。
あったが係数メモリ703、座標演算器710の内容に
よって台形歪補正など多様な画像変換が高精細な動画に
対しても高画質に行える。
【0072】(実施の形態5)図9は本発明の第5の実
施の形態に係る画像処理回路のブロック図である。図9
において、901はフィルタ、902はフレームメモ
リ、903は係数メモリ、904はフィルタ係数発生
器、905は読み出しアドレスカウンター、906はC
PU、907はフィルタ901の乗算器、908はフィ
ルタ901の映像信号を1ドット時間遅延させるフリッ
プフロップ、909はフィルタ901の映像信号を1ラ
イン時間遅延させるFIFO、910は901フィルタ
の加算器である。また、図10は本発明の実施の形態5
に係り、画像処理の説明図である。
施の形態に係る画像処理回路のブロック図である。図9
において、901はフィルタ、902はフレームメモ
リ、903は係数メモリ、904はフィルタ係数発生
器、905は読み出しアドレスカウンター、906はC
PU、907はフィルタ901の乗算器、908はフィ
ルタ901の映像信号を1ドット時間遅延させるフリッ
プフロップ、909はフィルタ901の映像信号を1ラ
イン時間遅延させるFIFO、910は901フィルタ
の加算器である。また、図10は本発明の実施の形態5
に係り、画像処理の説明図である。
【0073】図10において、1001は入力画像、1
002はフィルタ処理、1003は出力画像、1004
は係数演算、1005は写像座標、1006は座標(u,
v)の点P、1007は座標(x,y)、画素値v1の画素
P1、1008は座標(x+1,y)、画素値v2の画素P
2、1009は座標(x,y+1)、画素値v3の画素P
3、1010は座標(x+1,y+1)、画素値v4の画素P
4、1011は座標(X,Y) 、画素値vの画素Qであ
る。ここでも直線補間法を用いて画像を縮小する場合を
考える。
002はフィルタ処理、1003は出力画像、1004
は係数演算、1005は写像座標、1006は座標(u,
v)の点P、1007は座標(x,y)、画素値v1の画素
P1、1008は座標(x+1,y)、画素値v2の画素P
2、1009は座標(x,y+1)、画素値v3の画素P
3、1010は座標(x+1,y+1)、画素値v4の画素P
4、1011は座標(X,Y) 、画素値vの画素Qであ
る。ここでも直線補間法を用いて画像を縮小する場合を
考える。
【0074】倍率k(k<1)の場合入力画像1001の
点P(u,v)1006は出力画像1003の画素Q(X,Y)
1011に写像され関係は、 X = ku Y = kv となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)10
11を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)1006
は画素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)10
06の近傍4画素から点P(u,v)1006との距離の逆
数の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせる
ことで点P(u,v)1006の値を予測する。この重み付
けの係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P(u,
v)1006の予測値は出力画像1003の画素Q(X,
Y)1011の画素値vとなる。
点P(u,v)1006は出力画像1003の画素Q(X,Y)
1011に写像され関係は、 X = ku Y = kv となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)10
11を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)1006
は画素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)10
06の近傍4画素から点P(u,v)1006との距離の逆
数の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせる
ことで点P(u,v)1006の値を予測する。この重み付
けの係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P(u,
v)1006の予測値は出力画像1003の画素Q(X,
Y)1011の画素値vとなる。
【0075】CPU906で全入力画素について縮小す
る場合の出力画像の写像先座標1005を計算し、その
小数部から係数演算1004によってフィルタ係数を、
整数部から書き込み画素座標を計算する。写像座標10
05は係数メモリ1003に保存され、その小数部から
係数発生器904でフィルタ901で使用するフィルタ
係数が計算される。フィルタ901では4画素P1 1
007、P2 1008、P3 1009、P4 10
10が係数発生器904で計算されたフィルタ係数a1
〜a4を用いて、
る場合の出力画像の写像先座標1005を計算し、その
小数部から係数演算1004によってフィルタ係数を、
整数部から書き込み画素座標を計算する。写像座標10
05は係数メモリ1003に保存され、その小数部から
係数発生器904でフィルタ901で使用するフィルタ
係数が計算される。フィルタ901では4画素P1 1
007、P2 1008、P3 1009、P4 10
10が係数発生器904で計算されたフィルタ係数a1
〜a4を用いて、
【0076】
【数4】
【0077】が計算される。値vは係数メモリ903に
記憶された書き込みアドレス(X,Y)で示される出力
画像1003の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,
Y)1011が生成される。係数メモリ903は現在処
理すべき入力画素の座標(x,y)が与えられ、この座
標に対応した写像先座標が出力される。これら一連の演
算を入力画像901の全領域にわたって行うと出力画像
903が形成される。
記憶された書き込みアドレス(X,Y)で示される出力
画像1003の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,
Y)1011が生成される。係数メモリ903は現在処
理すべき入力画素の座標(x,y)が与えられ、この座
標に対応した写像先座標が出力される。これら一連の演
算を入力画像901の全領域にわたって行うと出力画像
903が形成される。
【0078】次に映像信号の流れを説明する。入力され
る映像信号は、フィルタ901でフィルタリングされ
る。このフィルタは2×2のブロックをフィルタリング
するためにFIFO909、2個のフリップフロップ9
08、4個の乗算器907、加算器910で構成され、
4画素を用いて積和演算を行う。フィルタ係数は係数メ
モリ903が出力する写像先座標から係数発生器904
が計算し生成される。フィルタ901の出力は係数メモ
リ903で指定されるフレームメモリ902のアドレス
に書き込まれる。フレームメモリ902のデータは読み
出しカウンタ905が生成する通常のラスタスキャンの
アドレスに従って読み出され、出力映像信号となる。
る映像信号は、フィルタ901でフィルタリングされ
る。このフィルタは2×2のブロックをフィルタリング
するためにFIFO909、2個のフリップフロップ9
08、4個の乗算器907、加算器910で構成され、
4画素を用いて積和演算を行う。フィルタ係数は係数メ
モリ903が出力する写像先座標から係数発生器904
が計算し生成される。フィルタ901の出力は係数メモ
リ903で指定されるフレームメモリ902のアドレス
に書き込まれる。フレームメモリ902のデータは読み
出しカウンタ905が生成する通常のラスタスキャンの
アドレスに従って読み出され、出力映像信号となる。
【0079】この実施の形態例では演算時間のかかる参
照画素座標の計算を予め行って係数メモリ903に格納
しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細な動
画の処理が高画質に行える。本発明は入力映像信号をフ
ィルタリングしたデータをフレームメモリ902に書き
込み、読み出しデータをそのまま出力映像信号とする構
成であるが、一般的な構成であるフレームメモリ902
の書き込み前ではフィルタリング処理を行わず、読み出
しデータに対してフィルタリング処理を行う構成の場
合、高画質化のためにフィルタのタップ数を増やすとフ
レームメモリ902から同時に読み出さなければならな
い画素数がそれに従って増える。本実施の形態例のよう
な場合4画素分の読み出しが必要になる。そうするとフ
レームメモリ902の読み出しバンド幅が増大し、コス
トアップにつながる。
照画素座標の計算を予め行って係数メモリ903に格納
しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細な動
画の処理が高画質に行える。本発明は入力映像信号をフ
ィルタリングしたデータをフレームメモリ902に書き
込み、読み出しデータをそのまま出力映像信号とする構
成であるが、一般的な構成であるフレームメモリ902
の書き込み前ではフィルタリング処理を行わず、読み出
しデータに対してフィルタリング処理を行う構成の場
合、高画質化のためにフィルタのタップ数を増やすとフ
レームメモリ902から同時に読み出さなければならな
い画素数がそれに従って増える。本実施の形態例のよう
な場合4画素分の読み出しが必要になる。そうするとフ
レームメモリ902の読み出しバンド幅が増大し、コス
トアップにつながる。
【0080】しかし本発明の構成では高画質化のために
フィルタのタップ数を増やしても読み出し、書き込みバ
ンド幅は増大しない。また係数メモリ903にはフィル
タ係数ではなく写像座標を格納し、係数発生器904で
フィルタ係数を発生しているのでフィルタのタップ数が
増えても係数メモリ903の容量が増えることは無い。
なおこの実施の形態例では入力画素4個から1画素を生
成するフィルタ901としたがタップ数を増やしてより
高画質化するためより多くの入力画素から1画素を生成
するフィルタにすることも出来る。
フィルタのタップ数を増やしても読み出し、書き込みバ
ンド幅は増大しない。また係数メモリ903にはフィル
タ係数ではなく写像座標を格納し、係数発生器904で
フィルタ係数を発生しているのでフィルタのタップ数が
増えても係数メモリ903の容量が増えることは無い。
なおこの実施の形態例では入力画素4個から1画素を生
成するフィルタ901としたがタップ数を増やしてより
高画質化するためより多くの入力画素から1画素を生成
するフィルタにすることも出来る。
【0081】また係数メモリ903に1フレーム分全画
素の写像先座標ではなく1フレーム分全ラインのパラメ
ータを格納し係数発生器904で1ライン毎にそのライ
ンの全画素のフィルタ係数を演算することも出来る。こ
の場合係数メモリ903の容量とCPU906の演算を
大幅に削減できる。このように係数メモリ903に格納
するデータと係数発生器904の演算内容を変えること
で多数の画像処理装置に適応可能になる。
素の写像先座標ではなく1フレーム分全ラインのパラメ
ータを格納し係数発生器904で1ライン毎にそのライ
ンの全画素のフィルタ係数を演算することも出来る。こ
の場合係数メモリ903の容量とCPU906の演算を
大幅に削減できる。このように係数メモリ903に格納
するデータと係数発生器904の演算内容を変えること
で多数の画像処理装置に適応可能になる。
【0082】またこの実施の形態例では縮小処理であっ
たが係数メモリ903の内容によって台形歪補正など多
様な画像変換が高精細な動画に対しても高画質に行え
る。
たが係数メモリ903の内容によって台形歪補正など多
様な画像変換が高精細な動画に対しても高画質に行え
る。
【0083】(実施の形態6)図11は本発明の第6の
実施の形態に係る画像処理回路のブロック図である。図
11において、1101はフィルタ、1102はフレー
ムメモリ、1103は係数メモリ、1104はフィルタ
係数発生器、1105は読み出しアドレスカウンター、
1106はCPU、1107はフィルタ1101の乗算
器、1108はフィルタ1101の映像信号を1ドット
時間遅延させるフリップフロップ、1109はフィルタ
1101の映像信号を1ライン時間遅延させるFIF
O、1110は1101フィルタの加算器、1111は
座標演算器である。
実施の形態に係る画像処理回路のブロック図である。図
11において、1101はフィルタ、1102はフレー
ムメモリ、1103は係数メモリ、1104はフィルタ
係数発生器、1105は読み出しアドレスカウンター、
1106はCPU、1107はフィルタ1101の乗算
器、1108はフィルタ1101の映像信号を1ドット
時間遅延させるフリップフロップ、1109はフィルタ
1101の映像信号を1ライン時間遅延させるFIF
O、1110は1101フィルタの加算器、1111は
座標演算器である。
【0084】図12は本実施の形態例の画像処理の説明
図である。図12において、1201は入力画像、12
02はフィルタ処理、1203は出力画像、1204は
係数演算、1205は写像座標、1206は座標(u,
v)の点P、1207は座標(x,y)、画素値v1の画素
P1、1208は座標(x+1,y)、画素値v2の画素P
2、1209は座標(x,y+1)、画素値v3の画素P3、
1210は座標(x+1,y+1)、画素値v4の画素P4、
1211は座標(X,Y) 、画素値vの画素Q、1212は
座標演算処理である。直線補間法を用いて画像を縮小す
る場合を考える。
図である。図12において、1201は入力画像、12
02はフィルタ処理、1203は出力画像、1204は
係数演算、1205は写像座標、1206は座標(u,
v)の点P、1207は座標(x,y)、画素値v1の画素
P1、1208は座標(x+1,y)、画素値v2の画素P
2、1209は座標(x,y+1)、画素値v3の画素P3、
1210は座標(x+1,y+1)、画素値v4の画素P4、
1211は座標(X,Y) 、画素値vの画素Q、1212は
座標演算処理である。直線補間法を用いて画像を縮小す
る場合を考える。
【0085】倍率k(k<1)の場合入力画像1201の
点P(u,v)1206は出力画像1203の画素Q(X,Y)1
211に写像され関係は、 X = ku Y = kv となる。
点P(u,v)1206は出力画像1203の画素Q(X,Y)1
211に写像され関係は、 X = ku Y = kv となる。
【0086】画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)
1211を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)12
06は画素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)
1206の近傍4画素から点P(u,v)1206との距離
の逆数の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わ
せることで点P(u,v)1206の値を予測する。この重
み付けの係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P
(u,v)1206の予測値は出力画像1203の画素Q
(X,Y)1211の画素値vとなる。
1211を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)12
06は画素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)
1206の近傍4画素から点P(u,v)1206との距離
の逆数の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わ
せることで点P(u,v)1206の値を予測する。この重
み付けの係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P
(u,v)1206の予測値は出力画像1203の画素Q
(X,Y)1211の画素値vとなる。
【0087】CPU1106で全入力画素について縮小
する場合の出力画像の写像先座標の小数部については全
画素について計算し、整数部については全垂直ラインに
ついて計算しライン数分のYの値を写像パラメータとし
て係数メモリ1203に保存される。フィルタ1101
では4画素P1 1207、P2 1208、P312
09、P4 1210の値と係数メモリ1103に記憶
された写像先座標から係数発生器1104で計算したa
1〜a4を用いて
する場合の出力画像の写像先座標の小数部については全
画素について計算し、整数部については全垂直ラインに
ついて計算しライン数分のYの値を写像パラメータとし
て係数メモリ1203に保存される。フィルタ1101
では4画素P1 1207、P2 1208、P312
09、P4 1210の値と係数メモリ1103に記憶
された写像先座標から係数発生器1104で計算したa
1〜a4を用いて
【0088】
【数5】
【0089】が計算される。入力画像1201では画像
処理を行う画素の垂直ラインyから先に計算されたYの
値を写像パラメータ1205として係数メモリ1103
から読み出し、画像処理を行う画素の水平ドットxから
座標演算器1110で座標演算1212を行い出力画像
1203の書き込みアドレス(X,Y)とする。値vは
書き込みアドレス(X,Y)で示される出力画像120
3の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,Y)1211
が生成される。これら一連の演算を入力画像1201の
全領域にわたって行うと出力画像1203が形成され
る。
処理を行う画素の垂直ラインyから先に計算されたYの
値を写像パラメータ1205として係数メモリ1103
から読み出し、画像処理を行う画素の水平ドットxから
座標演算器1110で座標演算1212を行い出力画像
1203の書き込みアドレス(X,Y)とする。値vは
書き込みアドレス(X,Y)で示される出力画像120
3の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,Y)1211
が生成される。これら一連の演算を入力画像1201の
全領域にわたって行うと出力画像1203が形成され
る。
【0090】次に映像信号の流れを説明する。入力され
る映像信号は、フィルタ1101でフィルタリングされ
る。このフィルタは2×2のブロックをフィルタリング
するためにFIFO1109、2個のフリップフロップ
1108、4個の乗算器1107、加算器1110で構
成され、4画素を用いて積和演算を行う。フィルタ係数
は係数メモリ1103が出力する写像先座標から係数発
生器1104が計算し生成される。係数メモリ1103
が出力する各垂直ラインの座標値Yに従って座標演算器
1110で水平ドット方向の座標値Xが計算され書き込
みアドレス(X,Y)となる。
る映像信号は、フィルタ1101でフィルタリングされ
る。このフィルタは2×2のブロックをフィルタリング
するためにFIFO1109、2個のフリップフロップ
1108、4個の乗算器1107、加算器1110で構
成され、4画素を用いて積和演算を行う。フィルタ係数
は係数メモリ1103が出力する写像先座標から係数発
生器1104が計算し生成される。係数メモリ1103
が出力する各垂直ラインの座標値Yに従って座標演算器
1110で水平ドット方向の座標値Xが計算され書き込
みアドレス(X,Y)となる。
【0091】フィルタ1101の出力は書き込みアドレ
ス(X,Y)で指定されるフレームメモリ1102のア
ドレスに書き込まれる。フィルタ1101の出力は係数
メモリ1103で指定されるフレームメモリ1102の
アドレスに書き込まれる。フレームメモリ1102のデ
ータは読み出しカウンタ1105が生成する通常のラス
タスキャンのアドレスに従って読み出され、出力映像信
号となる。本実施例のような単純な縮小処理の場合、座
標演算1212において垂直ラインy方向の情報は必要
ないが台形歪補正などより複雑な処理では垂直ラインy
方向の情報が必要になる。
ス(X,Y)で指定されるフレームメモリ1102のア
ドレスに書き込まれる。フィルタ1101の出力は係数
メモリ1103で指定されるフレームメモリ1102の
アドレスに書き込まれる。フレームメモリ1102のデ
ータは読み出しカウンタ1105が生成する通常のラス
タスキャンのアドレスに従って読み出され、出力映像信
号となる。本実施例のような単純な縮小処理の場合、座
標演算1212において垂直ラインy方向の情報は必要
ないが台形歪補正などより複雑な処理では垂直ラインy
方向の情報が必要になる。
【0092】この実施の形態例では演算時間のかかる書
き込み画素座標の計算とフィルタ係数の計算をハードウ
ェアで行い、写像計算を予めCPU1106で行って係
数メモリ1103に格納しているので、高速に映像信号
処理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行え、さら
にCPU1106の負担も少ない。本実施の形態例は入
力映像信号をフィルタリングしたデータをフレームメモ
リ1102に書き込み、読み出しデータをそのまま出力
映像信号とする構成であるが、一般的な構成であるフレ
ームメモリ1102の書き込み前ではフィルタリング処
理を行わず、読み出しデータに対してフィルタリング処
理を行う構成の場合、高画質化のためにフィルタのタッ
プ数を増やすとフレームメモリ1102から同時に読み
出さなければならない画素数がそれに従って増える。本
実施例のような場合4画素分の読み出しが必要になる。
そうするとフレームメモリ1102の読み出しバンド幅
が増大し、コストアップにつながる。しかし本発明の構
成では高画質化のためにフィルタのタップ数を増やして
も読み出し、書き込みバンド幅は増大しない。また係数
メモリ1103にはフィルタ係数ではなく写像座標を格
納し、係数発生器1104でフィルタ係数を発生してい
るのでフィルタのタップ数が増えても係数メモリ110
3の容量が増えることは無い。
き込み画素座標の計算とフィルタ係数の計算をハードウ
ェアで行い、写像計算を予めCPU1106で行って係
数メモリ1103に格納しているので、高速に映像信号
処理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行え、さら
にCPU1106の負担も少ない。本実施の形態例は入
力映像信号をフィルタリングしたデータをフレームメモ
リ1102に書き込み、読み出しデータをそのまま出力
映像信号とする構成であるが、一般的な構成であるフレ
ームメモリ1102の書き込み前ではフィルタリング処
理を行わず、読み出しデータに対してフィルタリング処
理を行う構成の場合、高画質化のためにフィルタのタッ
プ数を増やすとフレームメモリ1102から同時に読み
出さなければならない画素数がそれに従って増える。本
実施例のような場合4画素分の読み出しが必要になる。
そうするとフレームメモリ1102の読み出しバンド幅
が増大し、コストアップにつながる。しかし本発明の構
成では高画質化のためにフィルタのタップ数を増やして
も読み出し、書き込みバンド幅は増大しない。また係数
メモリ1103にはフィルタ係数ではなく写像座標を格
納し、係数発生器1104でフィルタ係数を発生してい
るのでフィルタのタップ数が増えても係数メモリ110
3の容量が増えることは無い。
【0093】なおこの実施の形態例では入力画素4個か
ら1画素を生成するフィルタ1101としたがタップ数
を増やしてより高画質化するためより多くの入力画素か
ら1画素を生成するフィルタにすることも出来る。
ら1画素を生成するフィルタ1101としたがタップ数
を増やしてより高画質化するためより多くの入力画素か
ら1画素を生成するフィルタにすることも出来る。
【0094】係数メモリ1103に1フレーム分全画素
の写像先座標ではなく1フレーム分全ラインのパラメー
タを格納し係数発生器1104で1ライン毎にそのライ
ンの全画素のフィルタ係数を演算することとしたので係
数メモリ1103の容量とCPU1106の演算を大幅
に削減できた。係数メモリ1103に格納するデータと
係数発生器1104の演算内容を変えることで多数の画
像処理装置に適応可能になる。
の写像先座標ではなく1フレーム分全ラインのパラメー
タを格納し係数発生器1104で1ライン毎にそのライ
ンの全画素のフィルタ係数を演算することとしたので係
数メモリ1103の容量とCPU1106の演算を大幅
に削減できた。係数メモリ1103に格納するデータと
係数発生器1104の演算内容を変えることで多数の画
像処理装置に適応可能になる。
【0095】またこの実施の形態6では縮小処理であっ
たが係数メモリ1103の内容によって台形歪補正など
多様な画像変換が高精細な動画に対しても高画質に行え
る。
たが係数メモリ1103の内容によって台形歪補正など
多様な画像変換が高精細な動画に対しても高画質に行え
る。
【0096】(実施の形態7)図13は本発明の7番目
の実施の形態例に係る画素構造を持つ液晶表示パネルを
備えた投射型ディスプレイの画像処理回路の部分を示す
ブロック図である。図13において、1301はフレー
ムメモリ、1302は係数メモリ、1303は読み出し
アドレスカウンター、1304はCPU、1305は液
晶パネルである。
の実施の形態例に係る画素構造を持つ液晶表示パネルを
備えた投射型ディスプレイの画像処理回路の部分を示す
ブロック図である。図13において、1301はフレー
ムメモリ、1302は係数メモリ、1303は読み出し
アドレスカウンター、1304はCPU、1305は液
晶パネルである。
【0097】図14は本発明の実施の形態7に係り、画
像処理の説明図である。図14において、1401は入
力画像、1402は座標(x,y)の画素P、1403は
入力画像、1404は座標(X,Y)の画素Qである。
像処理の説明図である。図14において、1401は入
力画像、1402は座標(x,y)の画素P、1403は
入力画像、1404は座標(X,Y)の画素Qである。
【0098】投射型ディスプレイを斜め投射したときに
スクリーン上に生じる台形歪を補正する台形歪補正機能
を持った投射型ディスプレイの例である。図25のよう
に投写型ディスプレイをある一定の仰角θと投写距離L
に設定した場合、液晶パネル1305に表示される入力
画像1401のある画素P(x,y)1402はスクリーン
3002上いかなる座標に投射されるかの写像関係は計
算できる。そこでスクリーン3002上で入力画像14
01が歪無く投射されるように先に計算した写像関係式
を使って点P(x,y)1402の出力画像1403上の画
素Q(X,Y)の座標を求めることが出来る。
スクリーン上に生じる台形歪を補正する台形歪補正機能
を持った投射型ディスプレイの例である。図25のよう
に投写型ディスプレイをある一定の仰角θと投写距離L
に設定した場合、液晶パネル1305に表示される入力
画像1401のある画素P(x,y)1402はスクリーン
3002上いかなる座標に投射されるかの写像関係は計
算できる。そこでスクリーン3002上で入力画像14
01が歪無く投射されるように先に計算した写像関係式
を使って点P(x,y)1402の出力画像1403上の画
素Q(X,Y)の座標を求めることが出来る。
【0099】この計算を1フレーム分全画素について予
め計算する。歪無く投射される写像関係式を表す関数を
fx(x,y), fy(x,y)とすると入力画像1401の画
素P(x,y)1402は出力画像1403の画素Q(X,Y)
1404に写像され関係は、 X = int(fx(x,y)) Y = int(fy(x,y)) となる。ここでint(x)はxの小数部を丸めて整数と
する演算を表す。
め計算する。歪無く投射される写像関係式を表す関数を
fx(x,y), fy(x,y)とすると入力画像1401の画
素P(x,y)1402は出力画像1403の画素Q(X,Y)
1404に写像され関係は、 X = int(fx(x,y)) Y = int(fy(x,y)) となる。ここでint(x)はxの小数部を丸めて整数と
する演算を表す。
【0100】この関係式に従ってCPU1304は全画
素について計算し係数メモリ1302に書き込む。フレ
ームメモリ1301は入力画像1401と出力画像14
03の空間を別に持っており1フレームごとに切り替え
る。入力画像1401はその画素を指すアドレスに従っ
て書き込みアドレスを係数メモリ1302から得てフレ
ームメモリ1301に書き込まれる。縮小の場合出力画
像1403で書き込まれない画素が存在する。
素について計算し係数メモリ1302に書き込む。フレ
ームメモリ1301は入力画像1401と出力画像14
03の空間を別に持っており1フレームごとに切り替え
る。入力画像1401はその画素を指すアドレスに従っ
て書き込みアドレスを係数メモリ1302から得てフレ
ームメモリ1301に書き込まれる。縮小の場合出力画
像1403で書き込まれない画素が存在する。
【0101】次に、図13の構成の画像処理装置におけ
る映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は係
数メモリ1302から出力される書き込みアドレスで指
定されるフレームメモリ1301のアドレスに書き込ま
れる。フレームメモリ1301のデータは読み出しカウ
ンタ1303が生成する通常のラスタスキャンのアドレ
スに従って読み出され、出力映像信号となる。出力映像
信号は液晶パネル1304に表示され台形補正された画
像がスクリーン上に投射される。
る映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は係
数メモリ1302から出力される書き込みアドレスで指
定されるフレームメモリ1301のアドレスに書き込ま
れる。フレームメモリ1301のデータは読み出しカウ
ンタ1303が生成する通常のラスタスキャンのアドレ
スに従って読み出され、出力映像信号となる。出力映像
信号は液晶パネル1304に表示され台形補正された画
像がスクリーン上に投射される。
【0102】この実施の形態例では演算時間のかかる参
照画素座標の計算を予め行って係数メモリ1301に格
納しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細な
動画の処理が行える。本実施例は台形歪補正処理であっ
たが係数メモリ1302の内容によってアスペクト変換
など多様な画像変換が高精細な動画に対しても行える。
照画素座標の計算を予め行って係数メモリ1301に格
納しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細な
動画の処理が行える。本実施例は台形歪補正処理であっ
たが係数メモリ1302の内容によってアスペクト変換
など多様な画像変換が高精細な動画に対しても行える。
【0103】(実施の形態8)図15は本発明の実施の
形態7に係り、画素構造を持つ液晶表示パネルを備えた
投射型ディスプレイの画像処理回路の部分を示すブロッ
ク図である。図15において、1501はフレームメモ
リ、1502は係数メモリ、1503は読み出しアドレ
スカウンター、1504はCPU、1505は座標演算
器、1506は液晶パネルである。
形態7に係り、画素構造を持つ液晶表示パネルを備えた
投射型ディスプレイの画像処理回路の部分を示すブロッ
ク図である。図15において、1501はフレームメモ
リ、1502は係数メモリ、1503は読み出しアドレ
スカウンター、1504はCPU、1505は座標演算
器、1506は液晶パネルである。
【0104】図16は本発明の実施の形態8に係り、画
像処理の説明図である。図16において、1601は入
力画像、1602は座標(x,y)の画素P、1603は
入力画像、1604は座標(X,Y)の画素Q、1605は
写像パラメータである。本実施の形態例は投射型ディス
プレイを斜め投射したときにスクリーン上に生じる台形
歪を補正する台形歪補正機能を持った投射型ディスプレ
イの例である。
像処理の説明図である。図16において、1601は入
力画像、1602は座標(x,y)の画素P、1603は
入力画像、1604は座標(X,Y)の画素Q、1605は
写像パラメータである。本実施の形態例は投射型ディス
プレイを斜め投射したときにスクリーン上に生じる台形
歪を補正する台形歪補正機能を持った投射型ディスプレ
イの例である。
【0105】図25のように投写型ディスプレイをある
一定の仰角θと投写距離Lに設定した場合、液晶パネル
1505に表示される入力画像1601のある画素P
(x,y)1602はスクリーン3002上いかなる座標
に投射されるかの写像関係は計算できる。そこでスクリ
ーン3002上で入力画像1601が歪無く投射される
ように先に計算した写像関係式を使って点P(x,y)16
02の出力画像1603上の画素Q(X,Y)の座標を求
めることが出来る。
一定の仰角θと投写距離Lに設定した場合、液晶パネル
1505に表示される入力画像1601のある画素P
(x,y)1602はスクリーン3002上いかなる座標
に投射されるかの写像関係は計算できる。そこでスクリ
ーン3002上で入力画像1601が歪無く投射される
ように先に計算した写像関係式を使って点P(x,y)16
02の出力画像1603上の画素Q(X,Y)の座標を求
めることが出来る。
【0106】この計算を1フレーム分全画素について予
め計算する。歪無く投射される写像関係式を表す関数を
fx(x,y), fy(x,y)とすると入力画像1601の画
素P(x,y)1602は出力画像1603の画素Q(X,Y)
1604に写像され関係は X = int(fx(x,y)) Y = int(fy(x,y)) となる。ここでint(x)はxの小数部を丸めて整数と
する演算を表す。
め計算する。歪無く投射される写像関係式を表す関数を
fx(x,y), fy(x,y)とすると入力画像1601の画
素P(x,y)1602は出力画像1603の画素Q(X,Y)
1604に写像され関係は X = int(fx(x,y)) Y = int(fy(x,y)) となる。ここでint(x)はxの小数部を丸めて整数と
する演算を表す。
【0107】この関係式Y =int(fy(x,y))に従
ってCPU1504は全ラインについて計算しライン数
分のYの値を写像パラメータ1605として係数メモリ
1502に書き込む。フレームメモリ1501は入力画
像1601と出力画像1603の空間を別に持っており
1フレームごとに切り替える。入力画像1601では画
像処理を行う画素の垂直ラインyから予め計算されたY
の値を写像パラメータ1605として係数メモリ150
2から読み出し、画像処理を行う画素の水平ドットxか
ら座標演算器1505で座標演算1606を行い出力画
像1603の書き込みアドレスとする。
ってCPU1504は全ラインについて計算しライン数
分のYの値を写像パラメータ1605として係数メモリ
1502に書き込む。フレームメモリ1501は入力画
像1601と出力画像1603の空間を別に持っており
1フレームごとに切り替える。入力画像1601では画
像処理を行う画素の垂直ラインyから予め計算されたY
の値を写像パラメータ1605として係数メモリ150
2から読み出し、画像処理を行う画素の水平ドットxか
ら座標演算器1505で座標演算1606を行い出力画
像1603の書き込みアドレスとする。
【0108】次に、図15の構成の画像処理装置におけ
る映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は係
数メモリ1502のデータから座標演算器1505で計
算された書き込みアドレスで指定されるフレームメモリ
1501のアドレスに書き込まれる。フレームメモリ1
501のデータは読み出しカウンタ1503が生成する
通常のラスタスキャンのアドレスに従って読み出され、
出力映像信号となる。出力映像信号は液晶パネル150
6に表示され台形補正された画像がスクリーン上に投射
される。
る映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は係
数メモリ1502のデータから座標演算器1505で計
算された書き込みアドレスで指定されるフレームメモリ
1501のアドレスに書き込まれる。フレームメモリ1
501のデータは読み出しカウンタ1503が生成する
通常のラスタスキャンのアドレスに従って読み出され、
出力映像信号となる。出力映像信号は液晶パネル150
6に表示され台形補正された画像がスクリーン上に投射
される。
【0109】本実施の形態例では演算時間のかかる参照
画素座標の計算を予め行って係数メモリ1501に格納
しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細な動
画の処理が行える。さらに座標演算器1505で一部の
演算を行うことにより係数メモリ1501の容量削減と
CPU1504の負担を軽減でき、ローコスト化が図れ
る。本実施例は台形歪補正処理であったが係数メモリ1
502、座標演算器1505の内容によってアスペクト
変換など多様な画像変換が高精細な動画に対しても行え
る。
画素座標の計算を予め行って係数メモリ1501に格納
しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細な動
画の処理が行える。さらに座標演算器1505で一部の
演算を行うことにより係数メモリ1501の容量削減と
CPU1504の負担を軽減でき、ローコスト化が図れ
る。本実施例は台形歪補正処理であったが係数メモリ1
502、座標演算器1505の内容によってアスペクト
変換など多様な画像変換が高精細な動画に対しても行え
る。
【0110】(実施の形態9)図17は本発明の9番目
の実施の形態に係る画素構造を持つ液晶表示パネルを備
えた投射型ディスプレイの画像処理回路の部分を示すブ
ロック図である。図17において、1701はフィル
タ、1702はフレームメモリ、1703は係数メモ
リ、1704は読み出しアドレスカウンター、1705
はCPU、1706は1701フィルタの乗算器、17
07は1701フィルタの映像信号を1ドット時間遅延
させるフリップフロップ、1708は1701フィルタ
の映像信号を1ライン時間遅延させるFIFO、170
9は1701フィルタの加算器、1706は液晶パネル
である。
の実施の形態に係る画素構造を持つ液晶表示パネルを備
えた投射型ディスプレイの画像処理回路の部分を示すブ
ロック図である。図17において、1701はフィル
タ、1702はフレームメモリ、1703は係数メモ
リ、1704は読み出しアドレスカウンター、1705
はCPU、1706は1701フィルタの乗算器、17
07は1701フィルタの映像信号を1ドット時間遅延
させるフリップフロップ、1708は1701フィルタ
の映像信号を1ライン時間遅延させるFIFO、170
9は1701フィルタの加算器、1706は液晶パネル
である。
【0111】図18は本発明の実施の形態例に係り、画
像処理の説明図である。図18において、1801は入
力画像、1802はフィルタ処理、1803は出力画
像、1804は座標(X,Y) 、1805は座標(u、
v)の点P、1806は座標(x,y)、画素値v1の画素
P1、1807は座標(x+1,y)、画素値v2の画素P
2、1808は座標(x,y+1)、画素値v3の画素P3、
1809は座標(x+1,y+1)、画素値v4の画素P4で
ある。
像処理の説明図である。図18において、1801は入
力画像、1802はフィルタ処理、1803は出力画
像、1804は座標(X,Y) 、1805は座標(u、
v)の点P、1806は座標(x,y)、画素値v1の画素
P1、1807は座標(x+1,y)、画素値v2の画素P
2、1808は座標(x,y+1)、画素値v3の画素P3、
1809は座標(x+1,y+1)、画素値v4の画素P4で
ある。
【0112】本実施の形態例では投射型ディスプレイを
斜め投射したときにスクリーン上に生じる台形歪を補正
する台形歪補正機能を持った投射型ディスプレイの例で
ある。
斜め投射したときにスクリーン上に生じる台形歪を補正
する台形歪補正機能を持った投射型ディスプレイの例で
ある。
【0113】図25のように投写型ディスプレイをある
一定の仰角θと投写距離Lに設定した場合、液晶パネル
1705に表示される入力画像1801のある画素P
(x,y)1805はスクリーン3002上いかなる座標
に投射されるかの写像関係は計算できる。そこでスクリ
ーン3002上で入力画像1801が歪無く投射される
ように先に計算した写像関係式を使って点P(x,y)1
805の出力画像1803上の画素Q(X,Y)1810
の座標を求めることが出来る。
一定の仰角θと投写距離Lに設定した場合、液晶パネル
1705に表示される入力画像1801のある画素P
(x,y)1805はスクリーン3002上いかなる座標
に投射されるかの写像関係は計算できる。そこでスクリ
ーン3002上で入力画像1801が歪無く投射される
ように先に計算した写像関係式を使って点P(x,y)1
805の出力画像1803上の画素Q(X,Y)1810
の座標を求めることが出来る。
【0114】この計算を1フレーム分全画素について予
め計算する。歪無く投射される写像関係式を表す関数を
fx(x,y),fy(x,y)とすると入力画像1801の
画素P(u,v)1805は出力画像1803の画素Q(X,
Y)1810に写像され関係は X =int(fx(u,v)) Y =int(fy(u,v)) となる。
め計算する。歪無く投射される写像関係式を表す関数を
fx(x,y),fy(x,y)とすると入力画像1801の
画素P(u,v)1805は出力画像1803の画素Q(X,
Y)1810に写像され関係は X =int(fx(u,v)) Y =int(fy(u,v)) となる。
【0115】画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)
1810を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)18
05は画素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)
1805の近傍4画素から点P(u,v)1805との距離
の逆数の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わ
せることで点P(u,v)1805の値を予測する。この重
み付けの係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P
(u,v)1805の予測値は出力画像1803の画素Q
(X,Y)1810の画素値vとなる。
1810を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)18
05は画素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)
1805の近傍4画素から点P(u,v)1805との距離
の逆数の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わ
せることで点P(u,v)1805の値を予測する。この重
み付けの係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P
(u,v)1805の予測値は出力画像1803の画素Q
(X,Y)1810の画素値vとなる。
【0116】CPU1705で全入力画素について縮小
する場合の出力画像の写像先を計算し、その小数部から
フィルタ係数を、整数部から書き込み画素座標を計算す
る。フィルタ係数と書き込み画素座標は係数メモリ17
03に保存される。フィルタ1701では4画素P1
1806、P2 1807、P3 1808、P418
09が係数メモリ1703に記憶されたフィルタ係数a
1〜a4を用いて、
する場合の出力画像の写像先を計算し、その小数部から
フィルタ係数を、整数部から書き込み画素座標を計算す
る。フィルタ係数と書き込み画素座標は係数メモリ17
03に保存される。フィルタ1701では4画素P1
1806、P2 1807、P3 1808、P418
09が係数メモリ1703に記憶されたフィルタ係数a
1〜a4を用いて、
【0117】
【数6】
【0118】が計算される。値vは係数メモリ1703
に記憶された書き込みアドレス(X,Y)で示される出
力画像1803の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q
(X,Y)1810が生成される。係数メモリ1703は
現在処理すべき入力画素の座標(x,y)が与えられ、
この座標に対応した係数と書き込み座標(X,Y)が出
力される。これら一連の演算を入力画像1801の全領
域にわたって行うと出力画像1803が形成される。
に記憶された書き込みアドレス(X,Y)で示される出
力画像1803の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q
(X,Y)1810が生成される。係数メモリ1703は
現在処理すべき入力画素の座標(x,y)が与えられ、
この座標に対応した係数と書き込み座標(X,Y)が出
力される。これら一連の演算を入力画像1801の全領
域にわたって行うと出力画像1803が形成される。
【0119】次に、図17の構成の画像処理装置におけ
る映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は、
フィルタ1701でフィルタリングされる。このフィル
タは2×2のブロックをフィルタリングするためにFI
FO1708、2個のフリップフロップ1707、4個
の乗算器1706、加算器1709で構成され、4画素
を用いて積和演算を行う。フィルタ係数は係数メモリ1
703が出力する。フィルタ1701の出力は係数メモ
リ1703で指定されるフレームメモリ1702のアド
レスに書き込まれる。フレームメモリ1702のデータ
は読み出しカウンタ1704が生成する通常のラスタス
キャンのアドレスに従って読み出され、出力映像信号と
なる。出力映像信号は液晶パネル1710に表示され台
形補正された画像がスクリーン上に投射される。
る映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は、
フィルタ1701でフィルタリングされる。このフィル
タは2×2のブロックをフィルタリングするためにFI
FO1708、2個のフリップフロップ1707、4個
の乗算器1706、加算器1709で構成され、4画素
を用いて積和演算を行う。フィルタ係数は係数メモリ1
703が出力する。フィルタ1701の出力は係数メモ
リ1703で指定されるフレームメモリ1702のアド
レスに書き込まれる。フレームメモリ1702のデータ
は読み出しカウンタ1704が生成する通常のラスタス
キャンのアドレスに従って読み出され、出力映像信号と
なる。出力映像信号は液晶パネル1710に表示され台
形補正された画像がスクリーン上に投射される。
【0120】この実施の形態例では演算時間のかかるフ
ィルタ係数と書き込み画素座標の計算を予め行って係数
メモリ1703に格納しているので、高速に映像信号処
理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行える。
ィルタ係数と書き込み画素座標の計算を予め行って係数
メモリ1703に格納しているので、高速に映像信号処
理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行える。
【0121】本発明は入力映像信号をフィルタリングし
たデータをフレームメモリ1702に書き込み、読み出
しデータをそのまま出力映像信号とする構成であるが、
一般的な構成であるフレームメモリ1702の書き込み
前ではフィルタリング処理を行わず、読み出しデータに
対してフィルタリング処理を行う構成の場合、高画質化
のためにフィルタのタップ数を増やすとフレームメモリ
1702から同時に読み出さなければならない画素数が
それに従って増える。本実施例のような場合4画素分の
読み出しが必要になる。そうするとフレームメモリ17
02の読み出しバンド幅が増大し、コストアップにつな
がる。しかし本発明の構成では高画質化のためにフィル
タのタップ数を増やしても読み出し、書き込みバンド幅
は増大しない。
たデータをフレームメモリ1702に書き込み、読み出
しデータをそのまま出力映像信号とする構成であるが、
一般的な構成であるフレームメモリ1702の書き込み
前ではフィルタリング処理を行わず、読み出しデータに
対してフィルタリング処理を行う構成の場合、高画質化
のためにフィルタのタップ数を増やすとフレームメモリ
1702から同時に読み出さなければならない画素数が
それに従って増える。本実施例のような場合4画素分の
読み出しが必要になる。そうするとフレームメモリ17
02の読み出しバンド幅が増大し、コストアップにつな
がる。しかし本発明の構成では高画質化のためにフィル
タのタップ数を増やしても読み出し、書き込みバンド幅
は増大しない。
【0122】なお本実施の形態例では入力画素4個から
1画素を生成するフィルタ1701としたがより高画質
化するためより多くの入力画素から1画素を生成するフ
ィルタにすることも出来る。この場合は係数メモリ17
03に必要な容量は増える。また本実施の形態9は台形
歪補正処理であったが係数メモリ1703の内容によっ
てアスペクト変換など多様な画像変換が高精細な動画に
対しても行える。
1画素を生成するフィルタ1701としたがより高画質
化するためより多くの入力画素から1画素を生成するフ
ィルタにすることも出来る。この場合は係数メモリ17
03に必要な容量は増える。また本実施の形態9は台形
歪補正処理であったが係数メモリ1703の内容によっ
てアスペクト変換など多様な画像変換が高精細な動画に
対しても行える。
【0123】(実施の形態10)図19は本発明の10
番目の実施の形態例に係り、画像処理回路のブロック図
である。図19において、1901はフィルタ、190
2はフレームメモリ、1903は係数メモリ、1904
は読み出しアドレスカウンター、1905はCPU、1
906は1901フィルタの乗算器、1907は190
1フィルタの映像信号を1ドット時間遅延させるフリッ
プフロップ、1908は1901フィルタの映像信号を
1ライン時間遅延させるFIFO、1909は1901
フィルタの加算器、1910は座標演算器、1911は
液晶パネルである。
番目の実施の形態例に係り、画像処理回路のブロック図
である。図19において、1901はフィルタ、190
2はフレームメモリ、1903は係数メモリ、1904
は読み出しアドレスカウンター、1905はCPU、1
906は1901フィルタの乗算器、1907は190
1フィルタの映像信号を1ドット時間遅延させるフリッ
プフロップ、1908は1901フィルタの映像信号を
1ライン時間遅延させるFIFO、1909は1901
フィルタの加算器、1910は座標演算器、1911は
液晶パネルである。
【0124】図20は本発明の実施の形態10に係り、
画像処理の説明図である。図20において、2001は
入力画像、2002はフィルタ処理、2003は出力画
像、2004は座標(X,Y) 、画素値vの画素Q、200
5は座標(u,v) の点P、2006は座標(x,y)、画素値
v1の画素P1、2007は座標(x+1,y)、画素値v2
の画素P2、2008は座標(x,y+1)、画素値v3の画
素P3、2009は座標(x+1,y+1)、画素値v4の画
素P4、2010は座標演算である。
画像処理の説明図である。図20において、2001は
入力画像、2002はフィルタ処理、2003は出力画
像、2004は座標(X,Y) 、画素値vの画素Q、200
5は座標(u,v) の点P、2006は座標(x,y)、画素値
v1の画素P1、2007は座標(x+1,y)、画素値v2
の画素P2、2008は座標(x,y+1)、画素値v3の画
素P3、2009は座標(x+1,y+1)、画素値v4の画
素P4、2010は座標演算である。
【0125】本実施の形態例は投射型ディスプレイを斜
め投射したときにスクリーン上に生じる台形歪を補正す
る台形歪補正機能を持った投射型ディスプレイの例であ
る。
め投射したときにスクリーン上に生じる台形歪を補正す
る台形歪補正機能を持った投射型ディスプレイの例であ
る。
【0126】図25のように投写型ディスプレイをある
一定の仰角θと投写距離Lに設定した場合、液晶パネル
1905に表示される入力画像2001のある画素P
(x,y)2005はスクリーン3002上いかなる座標
に投射されるかの写像関係は計算できる。そこでスクリ
ーン3002上で入力画像2001が歪無く投射される
ように先に計算した写像関係式を使って点P(x,y)20
05の出力画像2003上の画素Q(X,Y)2010の
座標を求めることが出来る。
一定の仰角θと投写距離Lに設定した場合、液晶パネル
1905に表示される入力画像2001のある画素P
(x,y)2005はスクリーン3002上いかなる座標
に投射されるかの写像関係は計算できる。そこでスクリ
ーン3002上で入力画像2001が歪無く投射される
ように先に計算した写像関係式を使って点P(x,y)20
05の出力画像2003上の画素Q(X,Y)2010の
座標を求めることが出来る。
【0127】この計算を1フレーム分全画素について予
め計算する。歪無く投射される写像関係式を表す関数を
fx(x,y), fy(x,y)とすると入力画像2001の画
素P(u,v)2005は出力画像2003の画素Q(X,Y)
2010に写像され関係は X =int(fx(u,v)) Y = int(fy(u,v)) となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)20
04を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)2005
は画素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)20
05の近傍4画素から点P(u,v)2005との距離の逆
数の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせる
ことで点P(u,v) 2005の値を予測する。この重み
付けの係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P
(u,v)2005の予測値は出力画像2003の画素Q
(X,Y) 2004の画素値vとなる。CPU1905で
全入力画素について縮小する場合の出力画像の写像先の
小数部については全画素についてフィルタ係数を計算し
てフィルタ係数とし、整数部については全垂直ラインに
ついて計算しライン数分のYの値を写像パラメータとし
て係数メモリ1903に保存される。フィルタ1901
では4画素P1 2006、P2 2007、P3 2
008、P4 2009が係数メモリ1903に記憶さ
れたフィルタ係数a1〜a4を用いて
め計算する。歪無く投射される写像関係式を表す関数を
fx(x,y), fy(x,y)とすると入力画像2001の画
素P(u,v)2005は出力画像2003の画素Q(X,Y)
2010に写像され関係は X =int(fx(u,v)) Y = int(fy(u,v)) となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)20
04を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)2005
は画素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)20
05の近傍4画素から点P(u,v)2005との距離の逆
数の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせる
ことで点P(u,v) 2005の値を予測する。この重み
付けの係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P
(u,v)2005の予測値は出力画像2003の画素Q
(X,Y) 2004の画素値vとなる。CPU1905で
全入力画素について縮小する場合の出力画像の写像先の
小数部については全画素についてフィルタ係数を計算し
てフィルタ係数とし、整数部については全垂直ラインに
ついて計算しライン数分のYの値を写像パラメータとし
て係数メモリ1903に保存される。フィルタ1901
では4画素P1 2006、P2 2007、P3 2
008、P4 2009が係数メモリ1903に記憶さ
れたフィルタ係数a1〜a4を用いて
【0128】
【数7】
【0129】が計算される。
【0130】入力画像2001では画像処理を行う画素
の垂直ラインyから先に計算されたYの値を写像パラメ
ータ・フィルタ係数2004として係数メモリ1903
から読み出し、画像処理を行う画素の水平ドットxから
座標演算器1910で座標演算2010を行い出力画像
2003の書き込みアドレス(X,Y)とする。値vは
書き込みアドレス(X,Y)で示される出力画像200
3の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,Y) 200
4が生成される。これら一連の演算を入力画像2001
の全領域にわたって行うと出力画像2003が形成され
る。
の垂直ラインyから先に計算されたYの値を写像パラメ
ータ・フィルタ係数2004として係数メモリ1903
から読み出し、画像処理を行う画素の水平ドットxから
座標演算器1910で座標演算2010を行い出力画像
2003の書き込みアドレス(X,Y)とする。値vは
書き込みアドレス(X,Y)で示される出力画像200
3の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,Y) 200
4が生成される。これら一連の演算を入力画像2001
の全領域にわたって行うと出力画像2003が形成され
る。
【0131】次に、図19の構成の画像処理装置におけ
る映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は、
フィルタ1901でフィルタリングされる。このフィル
タは2×2のブロックをフィルタリングするためにFI
FO1908、2個のフリップフロップ1907、4個
の乗算器1906、加算器1909で構成され、4画素
を用いて積和演算を行う。フィルタ係数は係数メモリ1
903が出力する。係数メモリ1903が出力する各垂
直ラインの座標値Yに従って座標演算器1910で水平
ドット方向の座標値Xが計算され書き込みアドレス
(X,Y)となる。フィルタ1901の出力は書き込み
アドレス(X,Y)で指定されるフレームメモリ190
2のアドレスに書き込まれる。フレームメモリ1902
のデータは読み出しカウンタ1904が生成する通常の
ラスタスキャンのアドレスに従って読み出され、出力映
像信号となる。出力映像信号は液晶パネル1911に表
示され台形補正された画像がスクリーン上に投射され
る。
る映像信号の流れを説明する。入力される映像信号は、
フィルタ1901でフィルタリングされる。このフィル
タは2×2のブロックをフィルタリングするためにFI
FO1908、2個のフリップフロップ1907、4個
の乗算器1906、加算器1909で構成され、4画素
を用いて積和演算を行う。フィルタ係数は係数メモリ1
903が出力する。係数メモリ1903が出力する各垂
直ラインの座標値Yに従って座標演算器1910で水平
ドット方向の座標値Xが計算され書き込みアドレス
(X,Y)となる。フィルタ1901の出力は書き込み
アドレス(X,Y)で指定されるフレームメモリ190
2のアドレスに書き込まれる。フレームメモリ1902
のデータは読み出しカウンタ1904が生成する通常の
ラスタスキャンのアドレスに従って読み出され、出力映
像信号となる。出力映像信号は液晶パネル1911に表
示され台形補正された画像がスクリーン上に投射され
る。
【0132】本実施の形態例では演算時間のかかるフィ
ルタ係数と書き込み画素座標の一部の計算を予め行って
係数メモリ1903に格納し、座標演算器で書き込み画
素座標の残りの計算をしているので、高速に映像信号処
理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行える。本発
明は入力映像信号をフィルタリングしたデータをフレー
ムメモリ1902に書き込み、読み出しデータをそのま
ま出力映像信号とする構成であるが、一般的な構成であ
るフレームメモリ1902の書き込み前ではフィルタリ
ング処理を行わず、読み出しデータに対してフィルタリ
ング処理を行う構成の場合、高画質化のためにフィルタ
のタップ数を増やすとフレームメモリ1902から同時
に読み出さなければならない画素数がそれに従って増え
る。
ルタ係数と書き込み画素座標の一部の計算を予め行って
係数メモリ1903に格納し、座標演算器で書き込み画
素座標の残りの計算をしているので、高速に映像信号処
理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行える。本発
明は入力映像信号をフィルタリングしたデータをフレー
ムメモリ1902に書き込み、読み出しデータをそのま
ま出力映像信号とする構成であるが、一般的な構成であ
るフレームメモリ1902の書き込み前ではフィルタリ
ング処理を行わず、読み出しデータに対してフィルタリ
ング処理を行う構成の場合、高画質化のためにフィルタ
のタップ数を増やすとフレームメモリ1902から同時
に読み出さなければならない画素数がそれに従って増え
る。
【0133】本実施例のような場合4画素分の読み出し
が必要になる。そうするとフレームメモリ1902の読
み出しバンド幅が増大し、コストアップにつながる。し
かし本発明の構成では高画質化のためにフィルタのタッ
プ数を増やしても読み出し、書き込みバンド幅は増大し
ない。
が必要になる。そうするとフレームメモリ1902の読
み出しバンド幅が増大し、コストアップにつながる。し
かし本発明の構成では高画質化のためにフィルタのタッ
プ数を増やしても読み出し、書き込みバンド幅は増大し
ない。
【0134】なお本実施の形態例では入力画素4個から
1画素を生成するフィルタ1901としたがより高画質
化するためより多くの入力画素から1画素を生成するフ
ィルタにすることも出来る。この場合は係数メモリ19
03に必要な容量は増える。座標演算器1910で一部
の処理を行っているのでCPU1905の負担は大幅に
軽減される。
1画素を生成するフィルタ1901としたがより高画質
化するためより多くの入力画素から1画素を生成するフ
ィルタにすることも出来る。この場合は係数メモリ19
03に必要な容量は増える。座標演算器1910で一部
の処理を行っているのでCPU1905の負担は大幅に
軽減される。
【0135】また本実施の形態例は台形歪補正処理であ
ったが係数メモリ1903、座標演算器1910の内容
によってアスペクト変換など多様な画像変換が高精細な
動画に対しても行える。
ったが係数メモリ1903、座標演算器1910の内容
によってアスペクト変換など多様な画像変換が高精細な
動画に対しても行える。
【0136】(実施の形態11)図21は本発明の11
番目の実施の形態に係る画像処理回路のブロック図であ
る。図21において、2101はフィルタ、2102は
フレームメモリ、2103は係数メモリ、2104はフ
ィルタ係数発生器、2105は読み出しアドレスカウン
ター、2106はCPU、2107はフィルタ2101
の乗算器、2108はフィルタ2101の映像信号を1
ドット時間遅延させるフリップフロップ、2109はフ
ィルタ2101の映像信号を1ライン時間遅延させるF
IFO、2110はフィルタ2101の加算器、211
1は液晶パネルである。
番目の実施の形態に係る画像処理回路のブロック図であ
る。図21において、2101はフィルタ、2102は
フレームメモリ、2103は係数メモリ、2104はフ
ィルタ係数発生器、2105は読み出しアドレスカウン
ター、2106はCPU、2107はフィルタ2101
の乗算器、2108はフィルタ2101の映像信号を1
ドット時間遅延させるフリップフロップ、2109はフ
ィルタ2101の映像信号を1ライン時間遅延させるF
IFO、2110はフィルタ2101の加算器、211
1は液晶パネルである。
【0137】図22は本発明の実施の形態11に係り、
画像処理の説明図である。図22において、2201は
入力画像、2202はフィルタ処理、2203は出力画
像、2204は係数演算、2205は写像座標、220
6は座標(u,v)の点P、2207は座標(x,y)、画素
値v1の画素P1、2208は座標(x+1,y)、画素値v
2の画素P2、2209は座標(x,y+1)、画素値v3の
画素P3、2210は座標(x+1,y+1)、画素値v4の
画素P4、2211は座標(X,Y) 、画素値vの画素Qで
ある。本実施例は投射型ディスプレイを斜め投射したと
きにスクリーン上に生じる台形歪を補正する台形歪補正
機能を持った投射型ディスプレイの例である。
画像処理の説明図である。図22において、2201は
入力画像、2202はフィルタ処理、2203は出力画
像、2204は係数演算、2205は写像座標、220
6は座標(u,v)の点P、2207は座標(x,y)、画素
値v1の画素P1、2208は座標(x+1,y)、画素値v
2の画素P2、2209は座標(x,y+1)、画素値v3の
画素P3、2210は座標(x+1,y+1)、画素値v4の
画素P4、2211は座標(X,Y) 、画素値vの画素Qで
ある。本実施例は投射型ディスプレイを斜め投射したと
きにスクリーン上に生じる台形歪を補正する台形歪補正
機能を持った投射型ディスプレイの例である。
【0138】図25のように投写型ディスプレイをある
一定の仰角θと投写距離Lに設定した場合、液晶パネル
2105に表示される入力画像2201のある画素P
(x,y)2205はスクリーン3002上いかなる座標
に投射されるかの写像関係は計算できる。そこでスクリ
ーン3002上で入力画像2201が歪無く投射される
ように先に計算した写像関係式を使って点P(x,y)22
05の出力画像2203上の画素Q(X,Y)2210の
座標を求めることが出来る。この計算を1フレーム分全
画素について予め計算する。歪無く投射される写像関係
式を表す関数をfx(x,y), fy(x,y)とすると入力画
像2201の画素P(u,v)2205は出力画像2203
の画素Q(X,Y)2210に写像され関係は X = int(fx(u,v)) Y = int(fy(u,v)) となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)22
11を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)2206
は画素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)22
06の近傍4画素から点P(u,v)2206との距離の逆
数の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせる
ことで点P(u,v)2206の値を予測する。この重み付
けの係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P(u,
v)2206の予測値は出力画像2203の画素Q(X,
Y)2211の画素値vとなる。CPU2106で全入
力画素について縮小する場合の出力画像の写像座標22
05を計算し、その小数部から係数演算2204によっ
てフィルタ係数を、整数部から書き込み画素座標を計算
する。写像座標2205は係数メモリ2103に保存さ
れ、その小数部から係数発生器2104でフィルタ21
01で使用するフィルタ係数が計算される。フィルタ2
101では4画素P1 2207、P2 2208、P
3 2209、P4 2210が係数発生器2104で
計算されたフィルタ係数a1〜a4を用いて
一定の仰角θと投写距離Lに設定した場合、液晶パネル
2105に表示される入力画像2201のある画素P
(x,y)2205はスクリーン3002上いかなる座標
に投射されるかの写像関係は計算できる。そこでスクリ
ーン3002上で入力画像2201が歪無く投射される
ように先に計算した写像関係式を使って点P(x,y)22
05の出力画像2203上の画素Q(X,Y)2210の
座標を求めることが出来る。この計算を1フレーム分全
画素について予め計算する。歪無く投射される写像関係
式を表す関数をfx(x,y), fy(x,y)とすると入力画
像2201の画素P(u,v)2205は出力画像2203
の画素Q(X,Y)2210に写像され関係は X = int(fx(u,v)) Y = int(fy(u,v)) となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)22
11を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)2206
は画素が実存しない場合がある。そこで点P(u,v)22
06の近傍4画素から点P(u,v)2206との距離の逆
数の比率で重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせる
ことで点P(u,v)2206の値を予測する。この重み付
けの係数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P(u,
v)2206の予測値は出力画像2203の画素Q(X,
Y)2211の画素値vとなる。CPU2106で全入
力画素について縮小する場合の出力画像の写像座標22
05を計算し、その小数部から係数演算2204によっ
てフィルタ係数を、整数部から書き込み画素座標を計算
する。写像座標2205は係数メモリ2103に保存さ
れ、その小数部から係数発生器2104でフィルタ21
01で使用するフィルタ係数が計算される。フィルタ2
101では4画素P1 2207、P2 2208、P
3 2209、P4 2210が係数発生器2104で
計算されたフィルタ係数a1〜a4を用いて
【0139】
【数8】
【0140】が計算される。値vは係数メモリ2103
に記憶された書き込みアドレス(X,Y)で示される出
力画像2203の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q
(X,Y)2211が生成される。
に記憶された書き込みアドレス(X,Y)で示される出
力画像2203の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q
(X,Y)2211が生成される。
【0141】係数メモリ2103は現在処理すべき入力
画素の座標(x,y)が与えられ、この座標に対応した
写像先座標が出力される。これら一連の演算を入力画像
2201の全領域にわたって行うと出力画像2203が
形成される。
画素の座標(x,y)が与えられ、この座標に対応した
写像先座標が出力される。これら一連の演算を入力画像
2201の全領域にわたって行うと出力画像2203が
形成される。
【0142】次に映像信号の流れを説明する。入力され
る映像信号は、フィルタ2101でフィルタリングされ
る。このフィルタは2×2のブロックをフィルタリング
するためにFIFO2109、2個のフリップフロップ
2108、4個の乗算器2107、加算器2110で構
成され、4画素を用いて積和演算を行う。フィルタ係数
は係数メモリ2103が出力する写像先座標から係数発
生器2104が計算し生成される。フィルタ2101の
出力は係数メモリ2103で指定されるフレームメモリ
2102のアドレスに書き込まれる。フレームメモリ2
102のデータは読み出しカウンタ2105が生成する
通常のラスタスキャンのアドレスに従って読み出され、
出力映像信号となる。出力映像信号は液晶パネル211
1に表示され台形補正された画像がスクリーン上に投射
される。
る映像信号は、フィルタ2101でフィルタリングされ
る。このフィルタは2×2のブロックをフィルタリング
するためにFIFO2109、2個のフリップフロップ
2108、4個の乗算器2107、加算器2110で構
成され、4画素を用いて積和演算を行う。フィルタ係数
は係数メモリ2103が出力する写像先座標から係数発
生器2104が計算し生成される。フィルタ2101の
出力は係数メモリ2103で指定されるフレームメモリ
2102のアドレスに書き込まれる。フレームメモリ2
102のデータは読み出しカウンタ2105が生成する
通常のラスタスキャンのアドレスに従って読み出され、
出力映像信号となる。出力映像信号は液晶パネル211
1に表示され台形補正された画像がスクリーン上に投射
される。
【0143】この実施の形態例では演算時間のかかる参
照画素座標の計算を予め行って係数メモリ2103に格
納しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細な
動画の処理が高画質に行える。本発明は入力映像信号を
フィルタリングしたデータをフレームメモリ2102に
書き込み、読み出しデータをそのまま出力映像信号とす
る構成であるが、一般的な構成であるフレームメモリ2
102の書き込み前ではフィルタリング処理を行わず、
読み出しデータに対してフィルタリング処理を行う構成
の場合、高画質化のためにフィルタのタップ数を増やす
とフレームメモリ2102から同時に読み出さなければ
ならない画素数がそれに従って増える。
照画素座標の計算を予め行って係数メモリ2103に格
納しているので、高速に映像信号処理ができ、高精細な
動画の処理が高画質に行える。本発明は入力映像信号を
フィルタリングしたデータをフレームメモリ2102に
書き込み、読み出しデータをそのまま出力映像信号とす
る構成であるが、一般的な構成であるフレームメモリ2
102の書き込み前ではフィルタリング処理を行わず、
読み出しデータに対してフィルタリング処理を行う構成
の場合、高画質化のためにフィルタのタップ数を増やす
とフレームメモリ2102から同時に読み出さなければ
ならない画素数がそれに従って増える。
【0144】本実施の形態例のような場合4画素分の読
み出しが必要になる。そうするとフレームメモリ210
2の読み出しバンド幅が増大し、コストアップにつなが
る。しかし本発明の構成では高画質化のためにフィルタ
のタップ数を増やしても読み出し、書き込みバンド幅は
増大しない。また係数メモリ2103にはフィルタ係数
ではなく写像座標を格納し、係数発生器2104でフィ
ルタ係数を発生しているのでフィルタのタップ数が増え
ても係数メモリ2103の容量が増えることは無い。な
おこの実施の形態例では入力画素4個から1画素を生成
するフィルタ2101としたがタップ数を増やしてより
高画質化するためより多くの入力画素から1画素を生成
するフィルタにすることも出来る。
み出しが必要になる。そうするとフレームメモリ210
2の読み出しバンド幅が増大し、コストアップにつなが
る。しかし本発明の構成では高画質化のためにフィルタ
のタップ数を増やしても読み出し、書き込みバンド幅は
増大しない。また係数メモリ2103にはフィルタ係数
ではなく写像座標を格納し、係数発生器2104でフィ
ルタ係数を発生しているのでフィルタのタップ数が増え
ても係数メモリ2103の容量が増えることは無い。な
おこの実施の形態例では入力画素4個から1画素を生成
するフィルタ2101としたがタップ数を増やしてより
高画質化するためより多くの入力画素から1画素を生成
するフィルタにすることも出来る。
【0145】また係数メモリ2103に1フレーム分全
画素の写像先座標ではなく1フレーム分全ラインのパラ
メータを格納し係数発生器2104で1ライン毎にその
ラインの全画素のフィルタ係数を演算することも出来
る。この場合係数メモリ2103の容量とCPU210
6の演算を大幅に削減できる。このように係数メモリ2
103に格納するデータと係数発生器2104の演算内
容を変えることで多数の画像処理装置に適応可能にな
る。
画素の写像先座標ではなく1フレーム分全ラインのパラ
メータを格納し係数発生器2104で1ライン毎にその
ラインの全画素のフィルタ係数を演算することも出来
る。この場合係数メモリ2103の容量とCPU210
6の演算を大幅に削減できる。このように係数メモリ2
103に格納するデータと係数発生器2104の演算内
容を変えることで多数の画像処理装置に適応可能にな
る。
【0146】また本実施の形態例は台形歪補正処理であ
ったが係数メモリ2103の内容によってアスペクト変
換など多様な画像変換が高精細な動画に対しても行え
る。 (実施の形態12)図23は本発明の実施の形態6に係
り、画像処理回路のブロック図である。図23におい
て、2301はフィルタ、2302はフレームメモリ、
2303は係数メモリ、2304はフィルタ係数発生
器、2305は読み出しアドレスカウンター、2306
はCPU、2307はフィルタ2301の乗算器、23
08はフィルタ2301の映像信号を1ドット時間遅延
させるフリップフロップ、2309はフィルタ2301
の映像信号を1ライン時間遅延させるFIFO、231
0は2301フィルタの加算器、2311は座標演算
器、2312は液晶パネルである。
ったが係数メモリ2103の内容によってアスペクト変
換など多様な画像変換が高精細な動画に対しても行え
る。 (実施の形態12)図23は本発明の実施の形態6に係
り、画像処理回路のブロック図である。図23におい
て、2301はフィルタ、2302はフレームメモリ、
2303は係数メモリ、2304はフィルタ係数発生
器、2305は読み出しアドレスカウンター、2306
はCPU、2307はフィルタ2301の乗算器、23
08はフィルタ2301の映像信号を1ドット時間遅延
させるフリップフロップ、2309はフィルタ2301
の映像信号を1ライン時間遅延させるFIFO、231
0は2301フィルタの加算器、2311は座標演算
器、2312は液晶パネルである。
【0147】図24は本発明の12番目の実施の形態に
係る画像処理の説明図である。図24において、240
1は入力画像、2402はフィルタ処理、2403は出
力画像、2404は係数演算、2405は写像座標、2
406は座標(u,v)の点P、2407は座標(x,
y)、画素値v1の画素P1、2408は座標(x+1,
y)、画素値v2の画素P2、2409は座標(x,y+
1)、画素値v3の画素P3、2410は座標(x+1,y+
1)、画素値v4の画素P4、2411は座標(X,Y) 、
画素値vの画素Q、2412は座標演算処理である。本実
施例は投射型ディスプレイを斜め投射したときにスクリ
ーン上に生じる台形歪を補正する台形歪補正機能を持っ
た投射型ディスプレイの例である。
係る画像処理の説明図である。図24において、240
1は入力画像、2402はフィルタ処理、2403は出
力画像、2404は係数演算、2405は写像座標、2
406は座標(u,v)の点P、2407は座標(x,
y)、画素値v1の画素P1、2408は座標(x+1,
y)、画素値v2の画素P2、2409は座標(x,y+
1)、画素値v3の画素P3、2410は座標(x+1,y+
1)、画素値v4の画素P4、2411は座標(X,Y) 、
画素値vの画素Q、2412は座標演算処理である。本実
施例は投射型ディスプレイを斜め投射したときにスクリ
ーン上に生じる台形歪を補正する台形歪補正機能を持っ
た投射型ディスプレイの例である。
【0148】図25のように投写型ディスプレイをある
一定の仰角θと投写距離Lに設定した場合、液晶パネル
2305に表示される入力画像2401のある画素P
(x,y)2405はスクリーン3002上いかなる座標
に投射されるかの写像関係は計算できる。そこでスクリ
ーン3002上で入力画像2401が歪無く投射される
ように先に計算した写像関係式を使って点P(x,y)2
405の出力画像2403上の画素Q(X,Y)2410
の座標を求めることが出来る。この計算を1フレーム分
全画素について予め計算する。
一定の仰角θと投写距離Lに設定した場合、液晶パネル
2305に表示される入力画像2401のある画素P
(x,y)2405はスクリーン3002上いかなる座標
に投射されるかの写像関係は計算できる。そこでスクリ
ーン3002上で入力画像2401が歪無く投射される
ように先に計算した写像関係式を使って点P(x,y)2
405の出力画像2403上の画素Q(X,Y)2410
の座標を求めることが出来る。この計算を1フレーム分
全画素について予め計算する。
【0149】歪無く投射される写像関係式を表す関数を
fx(x,y), fy(x,y)とすると入力画像2401の画
素P(u,v)2405は出力画像2403の画素Q
(X,Y)2410に写像され関係は、 X = int(fx(u,v)) Y = int(fy(u,v)) となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)24
11を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)24
06は画素が実存しない場合がある。
fx(x,y), fy(x,y)とすると入力画像2401の画
素P(u,v)2405は出力画像2403の画素Q
(X,Y)2410に写像され関係は、 X = int(fx(u,v)) Y = int(fy(u,v)) となる。画素は離散構造を持っており画素Q(X,Y)24
11を画素が実存する点に取ると、点P(u,v)24
06は画素が実存しない場合がある。
【0150】そこで点P(u,v)2406の近傍4画
素から点P(u,v)2406との距離の逆数の比率で
重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせることで点P
(u,v)2406の値を予測する。この重み付けの係
数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P(u,v)
2406の予測値は出力画像2403の画素Q(X,Y)
2411の画素値vとなる。
素から点P(u,v)2406との距離の逆数の比率で
重み付けをし、近傍4画素値を足し合わせることで点P
(u,v)2406の値を予測する。この重み付けの係
数はフィルタ係数a1〜a4で表され、点P(u,v)
2406の予測値は出力画像2403の画素Q(X,Y)
2411の画素値vとなる。
【0151】CPU2306で全入力画素について縮小
する場合の出力画像の写像先座標の小数部については全
画素について計算し、整数部については全垂直ラインに
ついて計算しライン数分のYの値を写像パラメータとし
て係数メモリ2403に保存される。フィルタ2301
では4画素P1 2407、P2 2408、P324
09、P4 2410の値と係数メモリ2303に記憶
された写像先座標から係数発生器2304で計算したa
1〜a4を用いて
する場合の出力画像の写像先座標の小数部については全
画素について計算し、整数部については全垂直ラインに
ついて計算しライン数分のYの値を写像パラメータとし
て係数メモリ2403に保存される。フィルタ2301
では4画素P1 2407、P2 2408、P324
09、P4 2410の値と係数メモリ2303に記憶
された写像先座標から係数発生器2304で計算したa
1〜a4を用いて
【0152】
【数9】
【0153】が計算される。入力画像2401では画像
処理を行う画素の垂直ラインyから先に計算されたYの
値を写像パラメータ2405として係数メモリ2303
から読み出し、画像処理を行う画素の水平ドットxから
座標演算器2310で座標演算2412を行い出力画像
2403の書き込みアドレス(X,Y)とする。値vは
書き込みアドレス(X,Y)で示される出力画像240
3の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,Y)2411
が生成される。これら一連の演算を入力画像2401の
全領域にわたって行うと出力画像2403が形成され
る。
処理を行う画素の垂直ラインyから先に計算されたYの
値を写像パラメータ2405として係数メモリ2303
から読み出し、画像処理を行う画素の水平ドットxから
座標演算器2310で座標演算2412を行い出力画像
2403の書き込みアドレス(X,Y)とする。値vは
書き込みアドレス(X,Y)で示される出力画像240
3の座標(X,Y)に書き込まれ画素Q(X,Y)2411
が生成される。これら一連の演算を入力画像2401の
全領域にわたって行うと出力画像2403が形成され
る。
【0154】次に映像信号の流れを説明する。入力され
る映像信号は、フィルタ2301でフィルタリングされ
る。このフィルタは2×2のブロックをフィルタリング
するためにFIFO2309、2個のフリップフロップ
2308、4個の乗算器2307、加算器2310で構
成され、4画素を用いて積和演算を行う。フィルタ係数
は係数メモリ2303が出力する写像先座標から係数発
生器2304が計算し生成される。係数メモリ2303
が出力する各垂直ラインの座標値Yに従って座標演算器
2310で水平ドット方向の座標値Xが計算され書き込
みアドレス(X,Y)となる。フィルタ2301の出力
は書き込みアドレス(X,Y)で指定されるフレームメ
モリ2302のアドレスに書き込まれる。フィルタ23
01の出力は係数メモリ2303で指定されるフレーム
メモリ2302のアドレスに書き込まれる。フレームメ
モリ2302のデータは読み出しカウンタ2305が生
成する通常のラスタスキャンのアドレスに従って読み出
され、出力映像信号となる。出力映像信号は液晶パネル
2312に表示され台形補正された画像がスクリーン上
に投射される。
る映像信号は、フィルタ2301でフィルタリングされ
る。このフィルタは2×2のブロックをフィルタリング
するためにFIFO2309、2個のフリップフロップ
2308、4個の乗算器2307、加算器2310で構
成され、4画素を用いて積和演算を行う。フィルタ係数
は係数メモリ2303が出力する写像先座標から係数発
生器2304が計算し生成される。係数メモリ2303
が出力する各垂直ラインの座標値Yに従って座標演算器
2310で水平ドット方向の座標値Xが計算され書き込
みアドレス(X,Y)となる。フィルタ2301の出力
は書き込みアドレス(X,Y)で指定されるフレームメ
モリ2302のアドレスに書き込まれる。フィルタ23
01の出力は係数メモリ2303で指定されるフレーム
メモリ2302のアドレスに書き込まれる。フレームメ
モリ2302のデータは読み出しカウンタ2305が生
成する通常のラスタスキャンのアドレスに従って読み出
され、出力映像信号となる。出力映像信号は液晶パネル
2312に表示され台形補正された画像がスクリーン上
に投射される。
【0155】この実施の形態例では演算時間のかかる書
き込み画素座標の計算とフィルタ係数の計算をハードウ
ェアで行い、写像計算を予めCPU2306で行って係
数メモリ2303に格納しているので、高速に映像信号
処理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行え、さら
にCPU2306の負担も少ない。
き込み画素座標の計算とフィルタ係数の計算をハードウ
ェアで行い、写像計算を予めCPU2306で行って係
数メモリ2303に格納しているので、高速に映像信号
処理ができ、高精細な動画の処理が高画質に行え、さら
にCPU2306の負担も少ない。
【0156】本発明は入力映像信号をフィルタリングし
たデータをフレームメモリ2302に書き込み、読み出
しデータをそのまま出力映像信号とする構成であるが、
一般的な構成であるフレームメモリ2302の書き込み
前ではフィルタリング処理を行わず、読み出しデータに
対してフィルタリング処理を行う構成の場合、高画質化
のためにフィルタのタップ数を増やすとフレームメモリ
2302から同時に読み出さなければならない画素数が
それに従って増える。本実施例のような場合4画素分の
読み出しが必要になる。そうするとフレームメモリ23
02の読み出しバンド幅が増大し、コストアップにつな
がる。
たデータをフレームメモリ2302に書き込み、読み出
しデータをそのまま出力映像信号とする構成であるが、
一般的な構成であるフレームメモリ2302の書き込み
前ではフィルタリング処理を行わず、読み出しデータに
対してフィルタリング処理を行う構成の場合、高画質化
のためにフィルタのタップ数を増やすとフレームメモリ
2302から同時に読み出さなければならない画素数が
それに従って増える。本実施例のような場合4画素分の
読み出しが必要になる。そうするとフレームメモリ23
02の読み出しバンド幅が増大し、コストアップにつな
がる。
【0157】しかし本発明の構成では高画質化のために
フィルタのタップ数を増やしても読み出し、書き込みバ
ンド幅は増大しない。また係数メモリ2303にはフィ
ルタ係数ではなく写像座標を格納し、係数発生器230
4でフィルタ係数を発生しているのでフィルタのタップ
数が増えても係数メモリ2303の容量が増えることは
無い。
フィルタのタップ数を増やしても読み出し、書き込みバ
ンド幅は増大しない。また係数メモリ2303にはフィ
ルタ係数ではなく写像座標を格納し、係数発生器230
4でフィルタ係数を発生しているのでフィルタのタップ
数が増えても係数メモリ2303の容量が増えることは
無い。
【0158】なおこの実施の形態例では入力画素4個か
ら1画素を生成するフィルタ2301としたがタップ数
を増やしてより高画質化するためより多くの入力画素か
ら1画素を生成するフィルタにすることも出来る。
ら1画素を生成するフィルタ2301としたがタップ数
を増やしてより高画質化するためより多くの入力画素か
ら1画素を生成するフィルタにすることも出来る。
【0159】係数メモリ2303に1フレーム分全画素
の写像先座標ではなく1フレーム分全ラインのパラメー
タを格納し係数発生器2304で1ライン毎にそのライ
ンの全画素のフィルタ係数を演算することとしたので係
数メモリ2303の容量とCPU2306の演算を大幅
に削減できた。係数メモリ2303に格納するデータと
係数発生器2304の演算内容を変えることで多数の画
像処理装置に適応可能になる。
の写像先座標ではなく1フレーム分全ラインのパラメー
タを格納し係数発生器2304で1ライン毎にそのライ
ンの全画素のフィルタ係数を演算することとしたので係
数メモリ2303の容量とCPU2306の演算を大幅
に削減できた。係数メモリ2303に格納するデータと
係数発生器2304の演算内容を変えることで多数の画
像処理装置に適応可能になる。
【0160】また本実施の形態12は台形歪補正処理で
あったが係数メモリ2303、座標演算器2311の内
容によってアスペクト変換など多様な画像変換が高精細
な動画に対しても行える。
あったが係数メモリ2303、座標演算器2311の内
容によってアスペクト変換など多様な画像変換が高精細
な動画に対しても行える。
【0161】
【発明の効果】本発明によれば、映像信号に基づく画像
データを加工して意図する表示用の画像データを新たに
生成する画像処理装置において、画質とコストを両立で
き、かつ、画像生成のための多様な条件に対応できると
いう効果を奏する。
データを加工して意図する表示用の画像データを新たに
生成する画像処理装置において、画質とコストを両立で
き、かつ、画像生成のための多様な条件に対応できると
いう効果を奏する。
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像処理回路のブ
ロック図
ロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像処理の説明図
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像処理回路のブ
ロック図
ロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る画像処理の説明図
【図5】本発明の実施の形態3に係る画像処理回路のブ
ロック図
ロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る画像処理の説明図
【図7】本発明の実施の形態4に係る画像処理回路のブ
ロック図
ロック図
【図8】本発明の実施の形態4に係る画像処理の説明図
【図9】本発明の実施の形態5に係る画像処理回路のブ
ロック図
ロック図
【図10】本発明の実施の形態5に係る画像処理の説明
図
図
【図11】本発明の実施の形態6に係る画像処理回路の
ブロック図
ブロック図
【図12】本発明の実施の形態6に係る画像処理の説明
図
図
【図13】本発明の実施の形態7に係るディスプレイ装
置の画像処理回路の部分を示すブロック図
置の画像処理回路の部分を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態7に係るディスプレイ装
置の画像処理の説明図
置の画像処理の説明図
【図15】本発明の実施の形態8に係るディスプレイ装
置の画像処理回路の部分を示すブロック図
置の画像処理回路の部分を示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態8に係るディスプレイ装
置の画像処理の説明図
置の画像処理の説明図
【図17】本発明の実施の形態9に係るディスプレイ装
置の画像処理回路の部分を示すブロック図
置の画像処理回路の部分を示すブロック図
【図18】本発明の実施の形態9に係るディスプレイ装
置の画像処理の説明図
置の画像処理の説明図
【図19】本発明の実施の形態10に係るディスプレイ
装置の画像処理回路の部分を示すブロック図
装置の画像処理回路の部分を示すブロック図
【図20】本発明の実施の形態10に係るディスプレイ
装置の画像処理の説明図
装置の画像処理の説明図
【図21】本発明の実施の形態11に係るディスプレイ
装置の画像処理回路の部分を示すブロック図
装置の画像処理回路の部分を示すブロック図
【図22】本発明の実施の形態11に係るディスプレイ
装置の画像処理の説明図
装置の画像処理の説明図
【図23】本発明の実施の形態12に係るディスプレイ
装置の画像処理回路の部分を示すブロック図
装置の画像処理回路の部分を示すブロック図
【図24】本発明の実施の形態12に係るディスプレイ
装置の画像処理の説明図
装置の画像処理の説明図
【図25】従来の投写型ディスプレイ装置を設置した状
態を示す図
態を示す図
【図26】従来の投写型ディスプレイ装置の正規の画像
と、スクリーンに投写した場合の歪み画像と、歪みを補
正するための画像との関係を示す説明図
と、スクリーンに投写した場合の歪み画像と、歪みを補
正するための画像との関係を示す説明図
【図27】同装置において逆補正した画像を得るための
参照画素座標の関係を示す説明図
参照画素座標の関係を示す説明図
【図28】従来の投写型ディスプレイ装置の画像処理手
段の構成図
段の構成図
【図29】同装置の画像処理の手順を示す図
101 フレームメモリ
102 係数メモリ
103 読み出しアドレスカウンター
104 CPU
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09G 3/36 G09G 3/36
5/00 H04N 5/66 A
5/36 G09G 5/00 555G
H04N 5/66 5/36 520C
Fターム(参考) 5B057 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08
CB12 CB16 CC02 CD06 CE06
CH09 CH11
5C006 AB05 AF46 BB11 BC16 EC11
FA11
5C058 AA06 AA11 BA27 BB13 BB25
EA02
5C080 AA05 AA10 BB05 CC06 DD01
DD08 DD22 DD27 EE19 EE32
JJ01 JJ02 JJ06 JJ07
5C082 BA41 BB15 CA21 CA31 CA81
CA85 CB01 CB05 DA51 MM02
MM04 MM07 MM10
Claims (24)
- 【請求項1】 画像データを記憶するフレームメモリを
有し、このフレームメモリの画像データを加工して意図
する表示用の画像データを新たに生成する画像処理装置
において、 前記画像データを加工する場合の書き込み画素座標を予
め記憶する係数メモリを有し、前記係数メモリの前記書
き込み画素座標のデータが前記フレームメモリに対して
画像データの書き込みアドレスとして与えられることを
特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 画像データを記憶するフレームメモリを
有し、前記フレームメモリの画像データを加工して意図
する表示用の画像データを新たに生成する画像処理装置
において、 前記画像データを加工する場合の書き込み画素座標を生
成する座標演算器と前記座標演算器のパラメータを予め
記憶する係数メモリを備え、前記係数メモリのデータが
前記座標演算器の前記書き込み画素座標生成のパラメー
タとして与えられ、前記座標演算器の前記書き込み画素
座標のデータが前記フレームメモリに対して画像データ
の書き込みアドレスとして与えられることを特徴とする
画像処理装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置において、
前記座標演算器はプログラミング可能なプロセッサで実
現されていることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項4】 画像データの変換処理において画像デー
タを記憶するフレームメモリを備え、このフレームメモ
リの画像データを加工して意図する表示用の画像データ
を新たに生成する画像処理装置において、前記画像デー
タを加工する場合の書き込み画素座標を予め記憶する係
数メモリと画像データをフィルタリングするフィルタを
備え、前記フィルタの出力が前記フレームメモリに与え
られ、前記係数メモリの前記書き込み画素座標のデータ
が前記フィルタのフィルタ係数として与えられるととも
に前記フレームメモリに対して画像データの書き込みア
ドレスとして与えられることを特徴とする画像処理装
置。 - 【請求項5】 請求項4記載の画像処理装置において、
前記フィルタはプログラミング可能なプロセッサで実現
されていることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項6】 画像データの変換処理において画像デー
タを記憶するフレームメモリを有し、このフレームメモ
リの画像データを加工して意図する表示用の画像データ
を新たに生成する画像処理装置において、前記画像デー
タを加工する場合の書き込み画素座標を生成する座標演
算器と前記座標演算器のパラメータを予め記憶する係数
メモリと画像データをフィルタリングするフィルタを備
え、前記フィルタの出力が前記フレームメモリに与えら
れ、前記係数メモリの前記書き込み画素座標のデータが
前記フィルタのフィルタ係数として与えられるとともに
前記座標演算器の前記書き込み画素座標生成のパラメー
タとして与えられ、前記書き込み画素座標が前記フレー
ムメモリに対して画像データの書き込みアドレスとして
与えられることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の画像処理装置において、
前記座標演算器と前記フィルタの少なくとも一つがプロ
グラミング可能なプロセッサで実現されていることを特
徴とする画像処理装置。 - 【請求項8】 画像データの変換処理において画像デー
タを記憶するフレームメモリを備え、このフレームメモ
リの画像データを加工して意図する表示用の画像データ
を新たに生成する画像処理装置において、前記画像デー
タを加工する場合の書き込み画素座標を予め記憶する係
数メモリと画像データをフィルタリングするフィルタと
前記フィルタの係数を演算する係数演算器を備え、前記
フィルタの出力が前記フレームメモリに与えられ、前記
係数メモリの前記書き込み画素座標のデータが前記係数
演算器のパラメータとして与えられるとともに前記フレ
ームメモリに対して画像データの書き込みアドレスとし
て与えられ、前記係数演算器の出力が前記フィルタに与
えられることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項9】 請求項8記載の画像処理装置において、
前記係数演算器と前記フィルタの少なくとも一つがプロ
グラミング可能なプロセッサで実現されていることを特
徴とする画像処理装置。 - 【請求項10】 画像データの変換処理において画像デ
ータを記憶するフレームメモリを備え、このフレームメ
モリの画像データを加工して意図する表示用の画像デー
タを新たに生成する画像処理装置において、前記画像デ
ータを加工する場合の書き込み画素座標を生成する座標
演算器と前記座標演算器のパラメータを予め記憶する係
数メモリと画像データをフィルタリングするフィルタと
前記フィルタの係数を演算する係数演算器を備え、前記
フィルタの出力が前記フレームメモリに与えられ、前記
係数メモリの出力データが前記係数演算器のパラメータ
として与えられるとともに前記座標演算器のパラメータ
として与えられ、前記書き込み画素座標が前記フレーム
メモリに対して画像データの書き込みアドレスとして与
えられ、前記係数演算器の出力が前記フィルタに与えら
れることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の画像処理装置におい
て、前記係数演算器と前記フィルタと前記座標演算器の
うち少なくとも一つがプログラミング可能なプロセッサ
で実現されていることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項12】 画像データを記憶するフレームメモリ
を有し、このフレームメモリの画像データを加工して意
図する表示用の画像データを新たに生成する画像処理部
とディスプレイを具備するディスプレイ装置において、
前記画像データを加工する場合の書き込み画素座標を予
め記憶する係数メモリを有し、前記係数メモリの前記書
き込み画素座標のデータが前記フレームメモリに対して
画像データの書き込みアドレスとして与えられることを
特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項13】 画像データを記憶するフレームメモリ
を有し、このフレームメモリの画像データを加工して意
図する表示用の画像データを新たに生成する画像処理部
とディスプレイを具備するディスプレイ装置において、
前記画像データを加工する場合の書き込み画素座標を生
成する座標演算器と前記座標演算器のパラメータを予め
記憶する係数メモリを備え、前記係数メモリのデータが
前記座標演算器の前記書き込み画素座標生成のパラメー
タとして与えられ、前記座標演算器の前記書き込み画素
座標のデータが前記フレームメモリに対して画像データ
の書き込みアドレスとして与えられることを特徴とする
ディスプレイ装置。 - 【請求項14】 請求項13記載の画像処理装置におい
て、前記座標演算器はプログラミング可能なプロセッサ
で実現されていることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項15】 画像データを記憶するフレームメモリ
を有し、このフレームメモリの画像データを加工して意
図する表示用の画像データを新たに生成する画像処理部
とディスプレイを具備するディスプレイ装置において、
前記画像データを加工する場合の書き込み画素座標を予
め記憶する係数メモリと画像データをフィルタリングす
るフィルタを備え、前記フィルタの出力が前記フレーム
メモリに与えられ、前記係数メモリの前記書き込み画素
座標のデータが前記フィルタのフィルタ係数として与え
られるとともに前記フレームメモリに対して画像データ
の書き込みアドレスとして与えられることを特徴とする
ディスプレイ装置。 - 【請求項16】 請求項15記載の画像処理装置におい
て、前記フィルタはプログラミング可能なプロセッサで
実現されていることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項17】 画像データを記憶するフレームメモリ
を有し、このフレームメモリの画像データを加工して意
図する表示用の画像データを新たに生成する画像処理部
とディスプレイを具備するディスプレイ装置において、
前記画像データを加工する場合の書き込み画素座標を生
成する座標演算器と前記座標演算器のパラメータを予め
記憶する係数メモリと画像データをフィルタリングする
フィルタを備え、前記フィルタの出力が前記フレームメ
モリに与えられ、前記係数メモリの前記書き込み画素座
標のデータが前記フィルタのフィルタ係数として与えら
れるとともに前記座標演算器の前記書き込み画素座標生
成のパラメータとして与えられ、前記書き込み画素座標
が前記フレームメモリに対して画像データの書き込みア
ドレスとして与えられることを特徴とするディスプレイ
装置。 - 【請求項18】 請求項17記載の画像処理装置におい
て、前記座標演算器と前記フィルタの少なくとも一つが
プログラミング可能なプロセッサで実現されていること
を特徴とする画像処理装置。 - 【請求項19】 画像データを記憶するフレームメモリ
を有し、このフレームメモリの画像データを加工して意
図する表示用の画像データを新たに生成する画像処理部
とディスプレイを具備するディスプレイ装置において、
前記画像データを加工する場合の書き込み画素座標を予
め記憶する係数メモリと画像データをフィルタリングす
るフィルタと前記フィルタの係数を演算する係数演算器
を備え、前記フィルタの出力が前記フレームメモリに与
えられ、前記係数メモリの前記書き込み画素座標のデー
タが前記係数演算器のパラメータとして与えられるとと
もに前記フレームメモリに対して画像データの書き込み
アドレスとして与えられ、前記係数演算器の出力が前記
フィルタに与えられることを特徴とするディスプレイ装
置。 - 【請求項20】 請求項19記載の画像処理装置におい
て、前記係数演算器と前記フィルタの少なくとも一つが
プログラミング可能なプロセッサで実現されていること
を特徴とする画像処理装置。 - 【請求項21】 画像データを記憶するフレームメモリ
を有し、このフレームメモリの画像データを加工して意
図する表示用の画像データを新たに生成する画像処理部
とディスプレイを具備するディスプレイ装置において、
前記画像データを加工する場合の書き込み画素座標を生
成する座標演算器と前記座標演算器のパラメータを予め
記憶する係数メモリと画像データをフィルタリングする
フィルタと前記フィルタの係数を演算する係数演算器を
備え、前記フィルタの出力が前記フレームメモリに与え
られ、前記係数メモリの出力データが前記係数演算器の
パラメータとして与えられるとともに前記座標演算器の
パラメータとして与えられ、前記書き込み画素座標が前
記フレームメモリに対して画像データの書き込みアドレ
スとして与えられ、前記係数演算器の出力が前記フィル
タに与えられることを特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項22】 請求項21記載の画像処理装置におい
て、前記係数演算器と前記フィルタと前記座標演算器の
うち少なくとも一つがプログラミング可能なプロセッサ
で実現されていることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項23】 請求項12から請求項22記載のディ
スプレイ装置において、前記ディスプレイ装置は投射型
ディスプレイ装置であることを特徴とするディスプレイ
装置。 - 【請求項24】 請求項12から請求項22記載のディ
スプレイ装置において、前記ディスプレイはドットマト
リクス構造を持つことを特徴とするディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001316405A JP2003125318A (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | 画像処理装置およびディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001316405A JP2003125318A (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | 画像処理装置およびディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003125318A true JP2003125318A (ja) | 2003-04-25 |
Family
ID=19134427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001316405A Pending JP2003125318A (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | 画像処理装置およびディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003125318A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011132242A1 (ja) * | 2010-04-20 | 2011-10-27 | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント | 3次元映像再生方法、および3次元映像再生装置 |
-
2001
- 2001-10-15 JP JP2001316405A patent/JP2003125318A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011132242A1 (ja) * | 2010-04-20 | 2011-10-27 | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント | 3次元映像再生方法、および3次元映像再生装置 |
JP2011228959A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Sony Computer Entertainment Inc | 3次元映像再生方法、および3次元映像再生装置 |
US9117396B2 (en) | 2010-04-20 | 2015-08-25 | Sony Corporation | Three-dimensional image playback method and three-dimensional image playback apparatus |
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