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JP2003122245A - 言語学習装置 - Google Patents

言語学習装置

Info

Publication number
JP2003122245A
JP2003122245A JP2001311192A JP2001311192A JP2003122245A JP 2003122245 A JP2003122245 A JP 2003122245A JP 2001311192 A JP2001311192 A JP 2001311192A JP 2001311192 A JP2001311192 A JP 2001311192A JP 2003122245 A JP2003122245 A JP 2003122245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
language
voice
conversation
text
phrase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001311192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Noguchi
義晴 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MK Denshi Co Ltd
Original Assignee
MK Denshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MK Denshi Co Ltd filed Critical MK Denshi Co Ltd
Priority to JP2001311192A priority Critical patent/JP2003122245A/ja
Priority to CN 02147513 priority patent/CN1412726A/zh
Publication of JP2003122245A publication Critical patent/JP2003122245A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、言語の学習に必要な反復学習及び
実践学習を手軽にどこでも簡単に行える装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 第1言語(例えば日本語)によるフレーズが
表記されたテキストシート7と、このテキストシート7
からフレーズを選択する会話選択スイッチ11と、この
選択スイッチで選択されたフレーズを第2言語(例えば
英語)により表示されるLCD表示パネル38と、この
LCD表示パネル38に表示された第2言語によるフレ
ーズが音声出力されるイヤホン52とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外国語を手軽に学習す
るための言語学習装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、海外渡航者の増大に伴い、外国語
への関心が高まっている。本出願人は、格別な語学力が
無くとも海外の人とコミュニケーションがとれる装置と
して、各シーンを想定した外国語による会話を記憶し、
必要に応じて音声発声する装置を提案してきた。しか
し、昨今では更なる国際化が進み、海外旅行に行かなく
ても外国語を使用するシーンが増えているため、簡単な
日常会話程度の語学力を身につけようとする傾向が強く
なってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これまで、外国語の学
習方法としては、場面毎の定型会話を教則テキストを見
ながら暗記したり、ヒヤリングテープを聴いて発音を確
認したりしている。しかし、テキストを見ながらテープ
を聴こうとする場合、教則本とテープが個々に必要であ
り、しかも両者がそれぞれ対応していないので、学習し
ようとする箇所を瞬時に選択することが困難であるた
め、結局はテキストを見ながら暗記することと、テープ
を聴いて発音を確認する学習はそれぞれ別々に行われて
いるのが現状である。また、このような学習方法では、
実践的な学習が行えず、全て自発的な行為に委ねられる
ため、長期的に学習を継続させることが難しいという欠
点がある。そこで、本発明が解決しようとする課題は、
言語の学習に必要な反復学習及び実践学習を手軽にどこ
でも簡単に行える装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、第1言語による単語もしくはフレーズが表
記されたテキストシートと、該テキストシートから単語
もしくはフレーズを選択する選択手段と、該選択手段で
選択された単語もしくはフレーズを第2言語により表示
する表示装置と、該表示パネルに表示された第2言語に
よる単語もしくはフレーズを音声出力する音声発生手段
とを備えたものである。
【0005】テキストシートは、従来の教則テキストの
ように、場面別にページ構成され、且つこれらの場面の
中で想定されるフレーズを会話形式に配列してあり、こ
のテキストシートから学習する場面のテキストシートを
選択するシーン選択手段と、該シーン選択手段で選択し
たテキストシートの中から学習する会話を選択する会話
選択手段とを備え、各選択手段で選択されたテキストシ
ートの会話を第2言語により表示装置に表示させるとと
もに、音声発生手段から音声出力するようにしている。
【0006】また、音声発生手段からの音声を出力する
イヤホンと、外部から音声を入力するマイクと、該マイ
クからの音声入力を検出する検出回路とを備え、該検出
回路でマイクからの音声入力を検出すると、次の単語も
しくはフレーズに移行するように構成している。
【0007】
【作用】このような本発明の言語学習装置によれば、第
1言語(例えば日本語)を表記したテキストシート、第
2言語(例えば英語)を表示する表示装置、テキストシ
ートから選択した会話を音声出力する音声発生手段、言
語学習に必要な要素がコンパクトに集約された学習装置
を提供できる。使用者が第1言語で記載されたテキスト
シートから学習しようとする会話を選ぶと、選んだ会話
に対応する第2言語が表示装置上に表示され、音声発生
手段からこの表示装置に表示された第2言語によるフレ
ーズが音声出力されるのである。これにより、使用者は
耳から音声によって発音を確認し、目で表示によって文
章表記を確認し、その会話を暗記していくのである。テ
キストシートは、場面毎に分類されており、しかもその
場面の中でも一般的なフレーズを話し手と聞き手の立場
で構成しているので、フレーズを1つのやりとりとして
認識していくことができ、より実践的な会話学習が可能
となる。
【0008】また、イヤホンとマイクを備えているの
で、どこでも手軽に学習することができ、マイクを通じ
て自身の発音を確認することができる。つまり、見る、
聞くに加え、話す機能が付加されることになり、言語の
修得がより一層確実に行えるのである。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明一実施例について
説明する。図1は本発明の言語学習装置を示す外観図、
図2は該装置の正面図、図3は使用状態を示す説明図で
ある。1は言語学習装置本体で、ペーパーのテキストシ
ートを備えたテキスト部2と、該テキスト部2の上部に
連設される操作・表示部3から構成されている。
【0010】まず、テキスト部2の構成について説明す
る。テキスト部2は、前面にヒンジ4,4によって開閉
する開閉体5を取り付けている。この開閉体5は、開放
端辺のほぼ中央部にフック8を突出形成し、テキスト部
2側に膨出形成した受け部9に開口した係止孔10に係
合して閉じた状態に保持される。受け部9は弾性を有し
ており、横方向から押圧するとフック8の係合が解かれ
て開閉体5を開くことができるようになっている。
【0011】開閉体5の内面には、学習する会話の内容
を第1言語(ここでは日本語)で記載したテキストシー
ト7がリング6,6によって捲り自在に複数枚綴られて
いる。そして、開閉体5を開くと、テキスト部2の内面
と開閉体5の内面とにテキストシート7が見開きの状態
で表れるようになっている(図3参照)。
【0012】テキスト部2内面における開放端側には、
開閉体5を開いた状態で表れるテキストシート7の中か
ら学習する会話を選択する会話選択スイッチ11が縦列
に複数配列されている。テキストシート7は、日常会話
やレストラン、ショッピングで想定される定型的な会話
の内容が記載されており、ここでは10シーン分のテキ
ストシート7が設けられている。1シーンの中には、想
定される数種類の会話パターンが記載されており、会話
選択スイッチ11はこれらの会話パターンにそれぞれ対
応して設けられており、1タッチで希望する会話を選択
できるようになっている。会話パターンは、図3に例示
される“レストラン”シーンの場合、入店時の基本的な
会話として、『いらっしゃいませ、何名ですか?』−
『3人です』−『喫煙席をお願いします』−『はい、こ
ちらへどうぞ』等のレストランで必要なやりとりで構成
されるものである。このうち、店側からの質問、回答
と、客側からの質問、回答とをテキスト上で簡単に区別
できるように色分け等が施されている。
【0013】このテキストシート7は、リング6,6に
取り付けられる側の端辺に切欠部12が施されている。
この切欠部12は、各シートを重ね合わせたときに階段
状のずれが生じるようにそれぞれ異なった位置に施され
ている。そして、このテキストシート7は、開閉体5の
ヒンジ4,4側の側面に設けた上下スライド式のセレク
ター13によって開くページが選択されるのである。
尚、シート7の切欠部12をヒンジ側に設けることによ
り、開閉体5を開いたときにシートが折れたり、破れた
りしにくいというメリットがある。
【0014】セレクター13は、開閉体5のヒンジ4,
4側に設けた凹部14に案内されて摺動する操作部15
と、開閉体5の内面に延び、テキストシート7に設けた
切欠部11以外の非切欠部分と係合する突起状のシート
押さえ16とで構成されている。操作部15が移動する
凹部14の近傍にはシーン名を示す表示があり、操作部
15の移動位置によって各シーンが選択できるようにな
っている。つまり、操作部15を希望する位置に合わせ
ると、シート押さえ16が選択されたテキストシート7
を開閉体5の内面側に押さえ、開閉体5を開くと選択し
たシーンのテキストシート7が開かれるのである。
【0015】図4は本発明の言語学習装置の内部構造を
示している。テキスト部2の内部には、電源となる乾電
池BTが装着される電源室17と、各種動作を制御する
制御基板18とが備えられており、その表面にはカバー
19が取り付けられている。電源室17は、カバー19
のほぼ中心部に着脱される蓋体20によって覆われ、こ
の蓋体20を取り外して乾電池BTの交換が行えるよう
になっている。制御基板18は、会話選択スイッチ11
によってスイッチングされる会話スイッチ部21と、セ
レクター13によってスイッチングされるシーンスイッ
チ部22と、開閉体5によってスイッチングされる開閉
スイッチ部23を設けている。
【0016】会話スイッチ部21には、電源端子24と
スイッチ端子25が設けられており、その上面に弾性を
有する押圧板26・導電板27と、絶縁シート28とが
備えられている。選択スイッチ11の裏面には、電源端
子24とスイッチ端子25と対応する凸部11a,11
bが設けられており、この選択スイッチ11を押圧する
ことによって押圧板26・導電板27が変形し電源端子
24とスイッチ端子25とを導通するようになってい
る。尚、選択スイッチ11は、弾力性のある材質で形成
されたカバー22の1辺に複数の切り込みを入れ、押圧
操作によりたわむように形成されている。
【0017】シーンスイッチ部22にも同様に、電源端
子29とスイッチ端子30が設けられており、セレクタ
ー13に係合して移動するスイッチ部材31によって導
通される。スイッチ部材31は、セレクター13のシー
ト押さえ16を抱合するように凹状に設けられる係合部
32と、シーンスイッチ部22上を移動するスライド部
33と、該スライド部33上に設けられシーンスイッチ
部22の電源端子29とスイッチ端子30を導通する導
電板34とで構成されている。よって、セレクター13
を移動させると、スイッチ部材31が連動してスライド
され、導電板34によって導通される電源端子29とス
イッチ端子30の位置によってセレクター13で選択さ
れたテキストシート7のページが認識されるようになっ
ている。
【0018】開閉スイッチ部23にも同様に、電源端子
35とスイッチ端子36が設けられており、開閉体5の
開閉に伴いリング6によって押圧されるスイッチ金具3
7によって導通される。スイッチ金具37は、一端を電
源端子35に固着し、他端を弾性を有する自由端とした
金属片からなり、開閉体5を閉じた状態でテキストシー
ト7を綴るリング6によって自由端側が押されて、スイ
ッチ端子36と断通され、開閉体5を開くと、リング6
による押さえを解かれてスイッチ端子36と接触するこ
とで、開閉体5が開いているか否かを検出できるように
なっている。
【0019】さて、次に表示・操作部3の構成について
説明する。表示・操作部3は、前記テキスト部2の上部
に連設されるもので、各種表示を行うLCD表示パネル
38と、各種操作を行う操作パネル39とから構成され
ている。LCD表示パネル38は、設定表示部40とテ
キスト表示部41とからなり、設定表示部40には、セ
レクター13で選択されたテキストシート7のシーン名
と、選択スイッチ11で選択された会話No.と、再生さ
れる音声の話速・モード・音量とが表示され、テキスト
表示部41には、セレクター13及び選択スイッチ11
で選択されたシーンの会話を第2言語(ここでは英語)
により表示される。
【0020】操作パネル39は、連続再生キー43と、
音量キー44と、会話キー45と、ポーズキー46を備
えている。連続再生キー43は、音声を連続的に再生す
るためのもの、音量キー44は、再生される音声のボリ
ュームを5段階で調整するもの、会話キー45は、再生
する会話を順次切り替えるもの、ポーズキー46は、1
フレーズ毎に会話を一時停止させるためのものである。
【0021】操作パネル39の側面には、電源スイッチ
47と、ホールドスイッチ48が設けられている。電源
スイッチ47は、スライド式のスイッチであり、電源O
FF−電源ON−設定の3接点を有している。このう
ち、“設定”にスイッチを合わせると、LCD表示パネ
ル38上に設定できるメニューが表示され、再生される
音声の話速・モード、LCDの輝度の調整が行えるよう
になっている。ホールドスイッチ48は、同じくスライ
ドスイッチで構成し、ON状態で前記操作パネル39上
の各キーの操作を無効にするものである。
【0022】表示・操作部3の上面には、イヤホン・マ
イク端子50と、AUX端子51が設けられている。イ
ヤホン・マイク端子50には、ライン上に遠隔操作が可
能なリモートコントローラ(リモコン)53を備えたイ
ヤホン・マイク52が接続され、AUX端子51には、
必要に応じてスピーカなどが接続されるものである。イ
ヤホン・マイク52は、音声を聞き取るイヤホン部52
aと、外部から音声を入力するマイク部52bとで構成
し、マイク部52bで入力した音声は、イヤホン部52
aから聞こえてくるようになっている。リモコン53
は、操作パネル39側に設けられる各キーと同じ機能を
有する連続再生キー54と、音量キー55と、会話キー
56と、ポーズキー57を備えている。
【0023】図5は本発明の実施例の制御系を示すブロ
ック図である。60は複数のマイクロコンピュータを搭
載したMPUで、制御基板18の会話スイッチ部21、
シーンスイッチ部22、開閉スイッチ部23と、LCD
表示パネル38,操作パネル39の他に、表示データと
音声データが記憶されたROM61と、各設定を保存す
るE2ROM62が接続されている。ROM61の音声
データは、フィルタ回路63を通過した後、それぞれ増
幅器64,65を介して、イヤホン・マイク端子50及
びAUX端子51に出力される。また、イヤホン・マイ
ク端子50は、マイク用の増幅器66と、マイクをON
/OFFするスイッチ回路67と、マイク入力のレベル
を検出するレベル検出回路68を介してMPU60に接
続されている。
【0024】スイッチ回路67は、マイクを使用する再
生モード(後述する発声モードと対話モード)が設定さ
れている場合にマイクをONするもので、MPU60に
よってスイッチングされる。レベル検出回路68は、マ
イク入力信号のレベルを検出し、使用者の発声の終わり
を認識してフレーズを移行させるために機能する。尚、
付加機能として、レベル検出回路によって、正しい発音
であるか否かをチェックするようにしてもよい。発音を
チェックする際には、正しい発音のレベル波形と、使用
者の発声のレベル波形を比較し、どの程度の整合性が得
られているかを検出する等の方法が考えられる。また、
この際に整合の割合を点数として表示部に表示するよう
にしても良い。また、発声が所定時間のあいだ行われな
かった場合、発声を促す音声を出力したり、再度同じフ
レーズを音声出力するようにしてもよい。
【0025】続いて、本発明の言語学習装置の仕様につ
いて説明する。テキストシート7の選択は、セレクター
13をスライドさせて希望するシーン名に合わせること
で行われる。セレクター13に連動するスイッチ部材3
1が制御基板18のシーンスイッチ部22で選択したテ
キストシートを検出し、LCD表示パネル38の設定表
示部40にテキストシートのシーン名を表示するととも
に、イヤホン・マイク52のイヤホン部52aからシー
ン名がアナウンスされる。そして、開閉体5を開放する
と、セレクター13のシート押さえ16によって、選択
したテキストシート7のページが開かれる。
【0026】テキストシート7には、学習する会話が第
1言語で記載されているので、この会話の中から学習し
たい会話に対応する会話選択スイッチ11を押すと、L
CD表示パネル38のテキスト表示部41には、選択し
た会話の英語表記が表示され、イヤホン・マイク52の
イヤホン部52aから選択した会話の英語音声が出力さ
れる。テキスト表示部41の表示は、音声の出力に合わ
せて上下スクロールし、常に現在発声している音声の表
記が表示される。イヤホン・マイク52のイヤホン部5
2aからの音声は、選択された会話の英語発声がフレー
ズ毎に順次発声される。ここでの音声再生は、後述する
設定モードの再生モードで変更することができる。
【0027】操作パネル39もしくはリモコン53の連
続再生キー43,54を入力すると、選択されたシーン
の会話を1〜10まで連続して音声出力する連続モード
になる。連続再生中は、一定のタイミングで会話を移行
して行くもので、ポーズキー46,57により一時停止
させたり、会話キー45,56により重要な会話を戻し
たり、不要な会話を飛ばしたりすることができる。この
連続再生は、開閉体5を開かずにも実行することもでき
る。また、ここでの連続再生は、後述する設定モードの
連続モードで変更することができる。
【0028】電源スイッチ47を“設定”に合わせる
と、LCD表示パネル39のテキスト表示部41に設定
可能なメニューが表示され、設定モードに移行する。設
定モードでは、再生される音声の話速、再生モード、連
続モード、LCD表示パネルの輝度の設定が行える。
【0029】再生モードは、1つの会話における音声再
生方法を指定するものであり、フレーズ毎に順次再生さ
れるノーマルモードと、フレーズ毎に2回ずつ再生する
繰り返しモードと、フレーズ毎に1回再生し使用者の発
声を待って次のフレーズに移行する発声モードと、質問
と回答のどちらか一方のみを再生する対話モードとから
選択される。
【0030】連続モードは、連続再生における再生の順
番を指定するものであり、選択されているシーンの会話
を1〜10まで順番に再生する1シーン連続モードと、
選択されているシーンの会話を順不同で再生する1シー
ンランダムモードと、選択されているシーンに関係なく
収録された全会話を順不同で再生する全シーンランダム
モードを選択することができるのである。
【0031】本発明の言語学習装置は、以上のように構
成されるものであり、以下、図6を用いて具体的な学習
方法について、レストランのシーンを例に説明する。電
源スイッチを“ON”に合わせると、LCD表示パネル
38のテキスト表示部41には電源が投入されたことを
示す“Let's enjoy”等が表示され、設定表示部40に
は制御基板18のシーンスイッチ部22により検出され
るシーン名と、初期設定の話速、モード、音量が表示さ
れる。また、イヤホン・マイク52のイヤホン部52a
からは、オープニングの音楽もしくは音声が流れる。
【0032】セレクター13をレストランに合わせ、開
閉体5を開くとレストランのテキストシート7が表れ
る。会話選択スイッチ11の1番を入力すると、テキス
トシート7の最上段に記載された1番の会話、すなわ
ち、“いらっしゃいませ。何名ですか?”、“3人で
す”、“喫煙席をお願いします”、“はい、こちらへど
うぞ” までの会話が選択される。テキスト表示部41
には、この日本語に対応する英語表記、すなわち、“Ma
y I help you? How many peasons are they? ”−“We
are three.”、“I'd like smoking seat.”、“Sure.T
his way please.”までのフレーズが順次スクロール表
示される。イヤホン・マイク52からは、再生モードに
よってその音声出力の形態が異なるので、再生モード別
に説明する。
【0033】○ノーマル/繰り返しモード ノーマルモードでは、イヤホン・マイク52のイヤホン
部52aから英語表記の音声が1回ずつ出力され、繰り
返しモードでは、2回ずつ出力される。これらのモード
ではマイクを使用しないので、イヤホン・マイク52の
マイク部52bはスイッチ回路67によってONされな
い。これにより、ノーマルモードや繰り返しモードが設
定された状態では、基本的にテキスト部の表示と、イヤ
ホンからの音声を中心に見て聞いて覚えるという学習を
行うことができるのである。
【0034】○発音モード 発声モードでは、まずイヤホン・マイク52のイヤホン
部52aから“May Ihelp you? How many peasons are
they? ”が出力される。使用者はこの音声に続いてマイ
ク部52bに向かって“May I help you? How many pea
sons are they? ”と反復発声する。レベル検出回路6
8で発声の終了を検出すると、次の“We are three.”
のフレーズが出力される。こうして、“I'd like smoki
ng seat.”までのフレーズを順次移行していくのであ
る。これにより、見て・聞くという学習にしゃべるとい
う学習を加え、実践的な会話の練習ができる。この時、
マイク部52bでの発声を認識し、イヤホン部52aか
ら聞こえてくるようになっているので、自身の発音をチ
ェックすることができる。
【0035】○対話モード 対話モードでも同様に、まずイヤホン・マイク52のイ
ヤホン部52aから“May I help you? How many peaso
ns are they? ”が出力される。使用者はこの音声に対
する返答である次のフレーズの“3人です”を英語によ
り“We are three.”とマイク部52bに向かって発声
する。続いて、自発的な質問として、次のフレーズの
“喫煙席をお願いします”を英語により“I'd like smo
king seat.”とマイクに向かって発声する。レベル検出
回路68で発声の終了を検出すると、3フレーズの回答
としての“Sure.This way please.”のフレーズが英語
音声で出力される。尚、発声する部分は店側、客側のど
ちらかを選択でき、店側を選択した場合、上記と逆のフ
レーズを発声することになる。これにより、会話形式で
擬似的な対話を体験することで、より実践的な練習でき
るのである。
【0036】このような動作により、使用者は、LCD
表示パネル38のテキスト表示部41で英語の表記を確
認しながら、イヤホン52aで音声を聞き取り、マイク
52bに向けて発声することを反復して行うことによ
り、英会話の定型的なやりとりを学習するのである。
【0037】さて、このテキストシート7における“喫
煙席をお願いします”のフレーズは、“喫煙席”の部分
の返答は、例えば“禁煙席”“窓際席”等幾つか考えら
れる。このようなバリエーションがあるフレーズについ
ては、代表されるフレーズの他に幾つかの回答例を併記
するとともに、音声及び表示で出力できるようになって
いる。特に、表示パネル38のテキスト表示部41に
は、“禁煙席”、“窓際席”等を示す“non smoking se
at”“windows seat”を表示するだけでなく、“I'd li
ke+物「〜を下さい」”、“I'd like to+行為「〜を
したいのですか」”といったアドバイスも表示できるよ
うにしている。
【0038】本発明の言語学習装置は、以上のように構
成されるものであるが、むろん上記の実施例に限定され
るものではない。表示パネルに表示される第2言語に第
1言語による発声の読み方を併記し、発声を助けるよう
にしても良い。このとき、例えば、“May I help you?
”に“メイ アイ ヘウフ゜ ユー”とできるだけ発声に近い表記を
することが望ましい。発声モードや対話モードなどのマ
イクを使用するモードにおいて、次のフレーズに移行す
るタイミングをマイクからの入力にせず、タイマーを用
いてフレーズの長さに応じた一定時間が経過したら移行
するようにしても良い。このときの待機時間には、発声
を促す警報を出したり、再度フレーズを繰り返し音声出
力したりしてもよい。また、第1言語と第2言語をどの
ような言語にしてもよいのは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上の本発明は構成されるので、テキス
ト、表示、音声をコンパクトな形態に集約でき、どこで
も手軽に言語の学習ができる装置を提供することができ
る。また、テキストは場面毎の基本的な会話形式で表記
されているので、場面毎の定型的な会話を体得すること
ができ、実践的なやりとりとして学習することができ
る。更に、マイクを用いた発声機能が付加されるので、
しゃべる、発音を確認するという学習が加わり、聞き取
りや見て暗記するよりも確実な言語学習が行えるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明一実施例の言語学習装置を示す外
観図である。
【図2】図2は該言語学習装置の正面図である。
【図3】図3は該言語学習装置の使用状態を示す説明図
である。
【図4】図4は該言語学習装置の内部構造を示す説明図
である。
【図5】図5は該言語学習装置の制御系を示すブロック
図である。
【図6】図6は該言語学習装置の具体的な学習方法を示
す説明である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 テキスト部 3 表示・操作部 5 開閉体 7 テキストシート 11 会話選択スイッチ(会話選択手段) 13 セレクター(シーン選択手段) 38 LCD表示パネル 52 イヤホン・マイク 53 リモコン 60 MPU(音声発生手段) 61 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 13/00 G10L 3/00 E 15/00 Q 551C 551E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1言語による単語もしくはフレーズが
    表記されたテキストシートと、該テキストシートから単
    語もしくはフレーズを選択する選択手段と、該選択手段
    で選択された単語もしくはフレーズを第2言語により表
    示する表示装置と、該表示装置に表示された第2言語に
    よる単語もしくはフレーズを音声出力する音声発生手段
    とを備えたことを特徴とする言語学習装置。
  2. 【請求項2】 前記テキストシートは、場面別にページ
    を構成し、場面の中で想定される単語もしくはフレーズ
    を会話形式に配列しており、このテキストシートから学
    習する場面のテキストシートを選択するシーン選択手段
    と、該シーン選択手段で選択したテキストシートの中か
    ら学習する会話を選択する会話選択手段とを備え、各選
    択手段で選択されたテキストシートの会話を第2言語に
    より前記表示装置に表示させるとともに、音声発生手段
    から音声出力することを特徴とする上記請求項1記載の
    言語学習装置。
  3. 【請求項3】 音声発生手段からの音声を出力するイヤ
    ホンと、外部から音声を入力するマイクと、該マイクか
    らの音声入力を検出する検出回路とを備え、該検出回路
    でマイクからの音声入力を検出すると、次の単語もしく
    はフレーズに移行することを特徴とする上記請求項1ま
    たは2記載の言語学習装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112837675A (zh) * 2019-11-22 2021-05-25 阿里巴巴集团控股有限公司 语音识别方法、装置及相关系统和设备

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