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JP2003121266A - 温度分布測定方法および装置 - Google Patents

温度分布測定方法および装置

Info

Publication number
JP2003121266A
JP2003121266A JP2001314416A JP2001314416A JP2003121266A JP 2003121266 A JP2003121266 A JP 2003121266A JP 2001314416 A JP2001314416 A JP 2001314416A JP 2001314416 A JP2001314416 A JP 2001314416A JP 2003121266 A JP2003121266 A JP 2003121266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength
measured
temperature
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001314416A
Other languages
English (en)
Inventor
Miyuki Hashimoto
みゆき 橋本
Kenji Yano
賢司 矢野
Misao Iwata
美佐男 岩田
Kuniyuki Kitagawa
邦行 北川
Norio Arai
紀男 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritake Co Ltd filed Critical Noritake Co Ltd
Priority to JP2001314416A priority Critical patent/JP2003121266A/ja
Priority to US10/263,796 priority patent/US20030107724A1/en
Priority to EP02022698A priority patent/EP1302759A3/en
Publication of JP2003121266A publication Critical patent/JP2003121266A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02Constructional details
    • G01J5/06Arrangements for eliminating effects of disturbing radiation; Arrangements for compensating changes in sensitivity
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/0044Furnaces, ovens, kilns
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/60Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using determination of colour temperature
    • G01J5/602Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using determination of colour temperature using selective, monochromatic or bandpass filtering
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    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J2005/0077Imaging
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/80Calibration

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定部材の表面温度を高い精度で測定する
ことができる温度分布測定方法および装置を提供する。 【解決手段】 温度分布測定装置10においては、2画
像G1 ,G2 の同じ部位に位置する対応する一対の受光
素子が0.25%以内の感度差のばらつきを有する第1
受光領域B1 および第2受光領域B2 を用いて、被測定
部材12の表面から放射される光のうちから選択された
第1波長λ1 の光、およびその被測定部材12の表面か
ら放射される光のうちから選択された第2波長λ2 の光
がそれぞれ検出されることから、波長毎に検出された放
射強度の比Rに基づいて被測定部材の温度を画素単位で
それぞれ算出されるので、被測定部材12の表面温度分
布を高い精度で測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射率が不明な複
数種類の材料から成る被測定部材の表面温度を高い精度
で測定するための温度分布測定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】焼成炉や加熱炉内の物体の表面温度、発
熱体の表面温度などの温度分布を正確に測定することが
必要とされる場合がある。このため、2色温度計の測定
原理を利用して、物体から放射される光エネルギのうち
予め選択された相互に異なる2波長を用いてイメージセ
ンサにて物体の画像をそれぞれ検出し、検出された1対
の画像の同じ部分毎に放射強度の比を求め、その放射強
度の比に基づいて物体の表面温度を測定する装置が提案
されている。たとえば、特開平7−3015号公報に記
載された装置がそれである。これによれば、断熱性の容
器内のフィルタを透過させることで、物体の放射する赤
外線を分光し、赤外線温度画像装置によって画素毎の放
射強度を測定し、2色比から温度を算出している。この
装置では、ミラーの切換で異なる2波長のフィルタを通
した赤外線画像を1枚ずつ計測する技術と、赤外線を2
波長の光に分光し、それぞれを異なる2つの赤外線温度
画像装置で同時に計測する技術とが用いられている。ま
た、2つの赤外線画像を1つの受光装置の受光面上の異
なる場所に同時に結像させることにより、2波長の赤外
線画像を検出することも考えられる。
【0003】
【発明が解決すべき課題】ところで、上記のような従来
の温度分布測定装置では、第1波長および第2波長毎の
2つの画像のうちの同じ部位に対応する場所に位置する
画素(受光素子)で検出される放射(輻射)強度の比に
基づいて、被測定部材の温度が画素単位でそれぞれ算出
され、その被測定部材表面の温度分布が測定される。し
かしながら、上記画素位置に対応する受光素子の受光感
度にばらつきが存在するため、2つの画像のうちの同じ
部位に対応する受光素子によりそれぞれ受光された放射
エネルギ強度の比に基づいて温度が決定されると、受光
素子の受光感度がたとえば±0.8〜1.0%程度の市販が
許容されるような一定のばらつき範囲内におさめられて
いたとしても、算出された温度はそのばらつき範囲を大
きく超えて高く表示されたり或いは低く表示されたりす
るという不都合が発生する。たとえば、第1波長の光を
受ける第1受光領域の所定列の受光素子の感度が図1に
示されるように破線で示される許容範囲内であり、第2
波長の光を受ける第2受光領域の所定列の受光素子の感
度が図2に示されるように破線で示される許容範囲内で
あったとしても、一定の放射強度の光が照射された場合
でも、図3の(a) に示すように受光される波長毎の放射
強度がばらつき、その放射強度の比から算出される温度
は図3の(b) に示すように大きくばらつくという現象が
発生するのである。ちなみに、図4の(a) は受光素子の
感度のばらつきがない場合に受光された波長毎の放射強
度を示し、(b) はそれから算出された温度を示してい
る。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、被測定部材の表
面温度を高い精度で測定することができる温度分布測定
方法および装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための第1の手段】斯かる目的を達成
するための方法発明の要旨とするところは、被測定部材
の表面から放射される光のうちから選択された第1波長
の光を検出する第1受光領域と、該被測定部材の表面か
ら放射される光のうちから選択された第2波長の光を検
出する第2受光領域とを用いてそれぞれ得られた該被測
定部材の2画像のうちの同じ部位で検出される放射強度
の比に基づいて該被測定部材の温度を画素単位でそれぞ
れ算出し、該被測定部材表面の温度分布を測定するため
の温度分布測定方法であって、前記画像のうちの同じ部
位で光を検出するように配置された一対の感度差が0.
25%以内である第1受光領域および第2受光領域を用
いて、被測定部材の表面から放射される光のうちから選
択された第1波長の光、および該被測定部材の表面から
放射される光のうちから選択された第2波長の光をそれ
ぞれ検出することにある。
【0006】
【課題を解決するための第2の手段】また、上記発明方
法を好適に実施するための装置発明の要旨とするところ
は、被測定部材の表面から放射される光のうちから選択
された第1波長および第2波長を用いてそれぞれ得られ
た該被測定部材の2画像のうちの同じ部位で検出される
放射強度の比に基づいて該被測定部材の温度を画素単位
でそれぞれ算出し、該被測定部材表面の温度分布を測定
するための温度分布測定装置であって、(a) 前記第1波
長の光を受けて前記被測定部材の画像を得るために、配
列された受光素子で構成された第1受光領域と、(b) 前
記第2波長の光を受けて前記被測定部材の画像を得るた
めに、配列され、前記2画像のうちの同じ部位で光を検
出する第1受光領域の受光素子に対して0.25%以内
の感度差を有する受光素子で構成された第2受光領域と
を、含むことにある。
【0007】
【第1発明および第2発明の効果】このようにすれば、
2画像のうちの同じ部位で光検出するために対応する受
光素子の感度差が0.25%以内である第1受光領域お
よび第2受光領域を用いて、被測定部材の表面から放射
される光のうちから選択された第1波長の光、およびそ
の被測定部材の表面から放射される光のうちから選択さ
れた第2波長の光がそれぞれ検出されることから、波長
毎に検出された放射強度の比に基づいて被測定部材の温
度を画素単位でそれぞれ算出されるので、被測定部材の
表面温度分布を高い精度で測定することができる
【0008】
【第2発明の他の態様】ここで、好適には、第2発明に
おいて、前記被測定部材の表面から放射される光のうち
から前記第1波長の光を選択するために、測定温度範囲
の最低温度付近における黒体の波長に対する放射強度曲
線のうち、常温における放射強度より高い高放射領域か
ら選択された波長の光を前記第1受光領域へ通過させる
第1フィルタと、前記被測定部材の表面から放射される
光のうちから第2波長の光を選択するために、前記高放
射領域内において、前記第1波長の1/12以下であり
且つ前記第1波長の半値幅および前記第2波長の半値幅
の和以上の波長差以上の波長差となるように該第1波長
からずらされた波長の光を前記第2受光領域へ通過させ
る第2フィルタとが設けられる。このようにすれば、被
測定部材の表面から放射される光のうちから選択された
第1波長および第2波長を用いてそれぞれ得られた被測
定部材の2画像のうちの同じ部位で検出される放射強度
の比に基づいて被測定部材の温度を画素単位でそれぞれ
算出し、被測定部材表面の温度分布を測定するに際し
て、被測定部材の表面から放射される光のうちから前記
第1波長の光を選択するために、測定温度範囲の最低温
度における黒体の波長に対する放射強度曲線のうち、常
温における放射強度より高い高放射領域から選択された
波長の光を通過させる第1フィルタを用いて、前記被測
定部材の表面から放射される光が透過させられ、また、
被測定部材の表面から放射される光のうちから第2波長
の光を選択するために、前記高放射領域内において、前
記第1波長の1/12以下であり且つ前記第1波長の半
値幅および第2波長の半値幅の和以上の波長差となるよ
うにその第1波長からずらされた波長の光を通過させる
第2フィルタを用いて、前記被測定部材の表面から放射
される光を透過させられることから、十分な放射強度の
信号が得られてそのS/N比が高くなり、しかも互いに
近接した第1波長の光および第2波長の光が得られるの
で、2色温度計の測定原理の前提である「近接する2波
長では放射率の波長依存性は無視でき、ε1 =ε2 と近
似できる」という条件に正確に該当することになり、十
分に高精度の温度分布が得られる。
【0009】また、好適には、前記第1フィルタは、前
記第1波長の1/20以下の半値幅の光を透過させるも
のであり、前記第2フィルタは前記第2波長の1/20
以下の半値幅の光を透過させるものである。このように
すれば、第1波長および第2波長の光が十分に単色性の
あるものとされるので、2色温度計の測定原理の前提が
満足され、温度分布の測定精度が十分に高められる。
【0010】また、好適には、前記第1フィルタおよび
前記第2フィルタは、それらの透過率の差が30%以内
なるように構成されたものである。このようにすれば、
第1波長および第2波長の光のうち輝度の低い側の波長
の光において、感度およびS/N比が維持されて温度分
布の測定精度が得られる。
【0011】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例を
図面を参照して説明する。
【0012】図5は、本発明の一実施例の温度分布測定
装置10の構成を説明する図である。図5において、焼
成炉、加熱炉などの炉内において加熱されている被測定
部材12の表面から放射された光は、ハーフミラー(ビ
ームスプリッタ)14により第1光路16および第2光
路18に2分されるようになっている。第1光路16お
よび第2光路18はミラー20、22によって略直角に
曲げられた後ハーフミラー24によって合成され、多数
の光検出素子が配列された光検出面26を備えたCCD
素子28と、その光検出面26に被測定部材12の画像
を結像させるレンズ装置30とを有する画像検出器32
に入射させられるようになっている。
【0013】上記第1光路16および第2光路18に
は、たとえば中心波長600nm且つ半値幅10nm程
度の第1波長(帯)λ1 の光を通過させる第1フィルタ
34、およびたとえば中心波長650nm且つ半値幅1
0nm程度の第2波長(帯)λ 2 の光を通過させる第2
フィルタ36がそれぞれ介挿されている。上記第1フィ
ルタ34および第2フィルタ36は、光波干渉を利用し
て所定の波長帯を通過させる所謂干渉フィルタから構成
されている。
【0014】上記第1波長λ1 および第2波長λ2 は、
たとえば以下のようにして決定されている。先ず、プラ
ンクの式により温度分布の測定温度範囲の最低温度たと
えば500℃における黒体の波長と放射(輻射)強度と
の間の関係すなわち図6に示す曲線L1が求められ、次
いで室温たとえば25℃における被測定部材12からの
バックグラウンド放射強度EBGが測定される。次いで、
そのバックグラウンド放射強度EBGの3倍値すなわち3
×EBGを上まわる曲線L1上の任意の1点が第1波長λ
1 として決定される。検出誤差以上の強度を用いて測定
精度を高めるためである。次に、第1波長λ1 の1/1
2の波長以下の波長Δλだけたとえば第1波長λ1 を6
00nmとすれば50nm(=Δλ)だけ第1波長λ1 から
上または下へずらした波長たとえば650nmが第2波長
λ2 として決定される。後述の2色温度計の原理を示す
近似式(式1)を成立させるためである。なお、第1波
長λ1 および第2波長λ2 は、放射強度の測定精度を維
持するために相互の波長が重ならないように、以下にお
いて決定する半値幅の2倍以上の差が設けられるように
する。そして、上記第1波長λ1 および第2波長λ
2 は、単色光の性質を維持するために、その中心波長の
1/20以下、たとえば20nm程度以下の半値幅が用
いられる。また、第1フィルタ34および第2フィルタ
36は、それらの透過率の差が30%以内となるように
構成されている。透過率の差が30%よりも大きくなる
と、上記第1波長λ1 および第2波長λ2 のうちの輝度
の低い側の波長の光において感度が低下してS/N比が
下がり、表示温度の精度が低下する。
【0015】したがって、本実施例の温度分布測定装置
10には、被測定部材12の表面から放射される光のう
ちから第1波長λ1 の光を選択するために、温度分布の
測定温度範囲の最低温度付近における黒体の波長に対す
る放射強度曲線L1のうち、常温における放射強度EBG
より十分に高い高放射領域から選択された波長であっ
て、その波長の1/20以下の半値幅の光を通過させる
第1フィルタ34と、被測定部材12の表面から放射さ
れる光のうちから第2波長λ2 の光を選択するために、
上記高放射領域内において、第1波長λ1 の1/12以
下であり且つ上記第1半値幅および第2半値幅の和以上
の波長差だけその第1波長λ1 からずらされた波長であ
って、その波長の1/20以下の半値幅の光を通過させ
る第2フィルタ36とが設けられていることになる。
【0016】図5の光学系において、たとえばミラー2
0、22によってハーフミラー24から画像検出器32
までの間において第1光路16と第2光路18とが上記
第1画像G1 と第2画像G2 とが相互に重複しない程度
に僅かにずらされることにより、CCD素子28の光検
出面26において波長の異なる2画像が結像されるよう
になっている。すなわち、前記画像検出器32において
は、たとえば図7に示すように、被測定部材12の表面
から放射される光のうちから第1フィルタ34により選
択された第1波長λ1 の被測定部材12の第1画像G1
が光検出面26上の第1場所(第1受光領域)B1 に結
像させられ、且つ被測定部材12の表面から放射される
光のうちから第2フィルタ36により選択された第2波
長λ2 の被測定部材12の第2画像G2 が、光検出面2
6上の上記第1位置B1 とは異なる第2場所(第2受光
領域)B2 に結像させられるようになっている。これに
より、光検出面26に配列された多数の光検出素子によ
り、上記第1画像G1 の各部位の放射強度および第2画
像G2 の各部位の放射強度が素子単位すなわち画素単位
で検出されるようになっている。たとえば、前記ミラー
20、22、ハーフミラー14、24、レンズ装置30
などが、被測定部材12の画像を波長毎に同時に2位置
に結像させるための第1波長選択工程、第2波長選択工
程、或いは光学式結像装置に対応している。
【0017】上記第1場所(第1受光領域)B1 に配列
された多数の光検出素子と、第2場所(第2受光領域)
2 に配列された多数の光検出(受光)素子との間のう
ち、第1画像G1 および第2画像G2 の同じ部位に位置
する受光素子間においては、0.25%以下の素子間の
感度差のばらつきとなるように設定されている。たとえ
ば、第1場所B1 における第1画像G1 の結像位置と第
2場所B2 における第2画像G2 の結像位置が同じ場合
には、上記第1場所(第1受光領域)B1 に配列された
多数の光検出素子と、第2場所(第2受光領域)B2
配列された多数の光検出素子とは、同じ配列位置同士で
相互に0.25%以下の素子間の感度のばらつきが備え
られる。測定値に対する温度誤差(%)と第1場所(第
1受光領域)B1 または第2場所(第2受光領域)B2
における2画像G1 ,G2 の同じ部位に対応する1対の
光検出素子間の感度のばらつき(%)との関係を求める
と、図8に示す如くとなり、光検出素子間の感度のばら
つきが0.25%を十分に超えた段階で温度誤差(%)
が急激に増加する現象がある。このため、温度誤差
(%)が十分に0.01%を下まわるように、光検出素
子間の感度のばらつきが0.25%以下に設定されてい
るのである。上記感度のばらつきs(%)は、全素子の
平均感度をs0 、対応する1対の光検出素子の感度をs
1 およびs2 とすると、[(s1 −s2 )/s0 ]×10
0 として定義される。また、上記測定値に対する温度誤
差(%)は、測定値をT、真の温度をT0 とすると、
[|T0 −T|/T0 ]×100 として定義される。
【0018】演算制御装置40は、たとえばCPU、R
AM、ROM、入出力インターフェースなどを含む所謂
マイクロコンピュータであって、CPUは予めROMに
記憶されたプログラムに従って入力信号、すなわち上記
光検出面26に配列された多数の光検出素子からの信号
を処理し、画像表示器42に被測定部材12の表面温度
分布を表示させる。
【0019】図9は、上記演算制御装置40の演算制御
作動の要部を説明するフローチャートである。放射強度
検出工程或いは放射強度検出手段に対応するステップ
(以下、ステップを省略する)S1では、光検出面26
に配列された多数の光検出素子からの信号により、第1
画像G1 の各部位の放射強度E1ij および第2画像G2
の各部位の放射強度E2ij が素子単位すなわち画素単位
で読み込まれる。次に、放射強度比算出工程或いは放射
強度比算出手段に対応するS2では、光検出面26内の
第1位置B1 に結像された第1画像G1 および第2位置
2 に結像された第2画像G2 のうちの同じ部分に位置
する光検出素子対がそれぞれ検出する第1波長λ1 の放
射強度E1ij と第2波長λ2 の放射強度E2ij との放射
強度比Rij(=E1ij /E2ij 若しくは=E2ij /E
1ij )が算出される。次いで、画素温度算出工程或いは
画素温度算出手段に対応するS3において、たとえば図
10に示す予め記憶された関係から上記画素毎に算出さ
れた実際の放射強度比Rijに基づいて、被測定部材12
の画像を構成する画素毎の温度Tijが算出される。上記
図10に示す関係は、たとえば式1に示す2色温度計の
測定原理を示す近似式から得られるものである。式1
は、放射率を用いなくても異なる2波長λ1 およびλ2
における輻射(輻射)強度の比Rから被測定部材12の
表面温度Tを求めることができるように導かれたもので
ある。以下の式において、λ2 >λ1 であって、Tは絶
対温度を、C1 は放射(Planck)第1定数、C2 は放射
(Planck)第2定数をそれぞれ示している。
【0020】 (式1) R=(λ2 /λ1 5 exp〔(C2 /T)・(1/λ2 −1/λ1 )〕
【0021】上式1は、以下のようにして求められる。
すなわち、波長λにおいて単位時間、単位面積当たりに
黒体から放射される放射強度(エネルギ)Eb およびλ
はプランク(Planck)の式である式2に従うことが知ら
れている。また、 exp(C2/λT)>>1である場合
には、ウイーン(Wien)の近似式である式3が成り立つ
ことが知られている。通常の物体は灰色であるため、放
射率εを入れて書き換えると、式4となる。この式4を
用いて2波長λ1 およびλ2 の放射強度E1 およびE2
の比Rを求めると式5が導かれる。上記2波長λ1 およ
びλ2 が近接している場合には、放射率εの依存性を無
視することができ、ε1 =ε2 となるので、前記式1が
得られる。これによれば、放射率εの異なる物体であっ
ても、それに影響なく温度Tを求めることができるので
ある。
【0022】 (式2) Eb =C1 /λ5 〔exp (C2 /λT)−1〕 (式3) Eb =C1 exp (−C2 /λT)/λ5 (式4) E=ε・C1 exp (−C2 /λT)/・λ5 (式5) R=(ε1 /ε2 )(λ2 /λ1 5 exp〔(C2 /T)・(1/λ2 −1/λ1 )〕
【0023】以上のようにして被測定部材12の画像を
構成する画素毎の温度Tijが算出されると、温度分布表
示工程或いは温度分布表示手段に対応するS4におい
て、予め記憶された関係から上記画素毎に算出された実
際の温度Tijに基づいて被測定部材12の表面の温度分
布が表示される。その関係としては、たとえば図11に
示す温度Tと表示色との関係が用いられる。この場合に
は、被測定部材12の表面の温度分布が予め定められた
温度色により表示される。
【0024】以下において、図5に示す光学系を用いて
本発明者等が行った実験例を説明する。図5に示す光学
系において、光検出素子間の感度のばらつきが0.25
%以下とされた、日本光学製望遠レンズ(AF Zoom Nikk
or ED 70〜300mm F4-5.6)付CCDカメラ(たとえばSa
nta Barbara Instrument Group社製のST-7)を画像検出
器32として用いた。また、ハーフミラー14、24は
BK7から構成されたシグマ光機製のものであり、クロ
ムプレートによる可視光用であって30%反射、30%
透過のものである。ミラー20、22は、シグマ光機製
のものであり、アルミ平面ミラーであってBK7から構
成されている。第1フィルタ34は600nm且つ半値
幅10nm、第2フィルタ36は650nm且つ半値幅
10nmである。そして、被測定部材としてアルミナ基
板(50×50×0.8mm)を加熱炉の中央に配置
し、室温から10℃/分の速度で1000℃まで昇温さ
せ、1000℃になったときに1時間一定に保持し、上
記アルミナ基板表面の温度分布を測定した。この条件下
において得られたアルミナ基板表面の温度分布は、10
00℃±1℃であり、図12(b) に示される。このとき
の加熱炉内の温度を測定する熱電対の温度を真値とする
ならば、温度精度は±0.1%に向上したことになる。
【0025】これに対し、上記実験例に対する比較例1
として、画像検出器32の受光面26において、2画像
1 およびG2 の同じ部位に位置する一対の光検出素子
間の感度のばらつきを補正せず感度のばらつきが0.2
5%以上のものを用いる他は、上記実験例と同じ条件で
アルミナ基板の表面の温度分布を測定した。この条件下
において得られたアルミナ基板表面の温度分布は、光検
出素子間の感度差の補正が行われていないため、図13
(a) に示されるように一方の波長の放射強度分布は比較
的平坦な傾斜線であるが、他方の波長の放射強度は上に
凸の曲線となり、図13(b) に示すように両端部の温度
が高く、1000℃±10℃の温度測定のばらつきが見
られた。この場合の熱電対の検出温度に対する温度精度
は±1%に低下した。また、上記実験例に対する比較例
2として、後述の図16に示されるように、一対の画像
検出器32、32を用いた他は、比較例1と同様の条件
下でアルミナ基板の表面の温度分布を測定した。この場
合、比較例1以上に感度のばらつきが大きいため、熱電
対の検出温度に対する温度精度は±1.7%に低下した
【0026】上述のように、本実施例によれば、2画像
1 ,G2 の同じ部位に位置する1対の素子間におい
て、0.25%以内の感度差のばらつきを有する受光素
子でそれぞれ構成された第1受光領域B1 および第2受
光領域B2 を用いて、被測定部材12の表面から放射さ
れる光のうちから選択された第1波長λ1 の光、および
その被測定部材12の表面から放射される光のうちから
選択された第2波長λ2の光がそれぞれ検出されること
から、波長毎に検出された放射強度の比Rに基づいて被
測定部材の温度を画素単位でそれぞれ算出されるので、
被測定部材12の表面温度分布を高い精度で測定するこ
とができる。
【0027】また、本実施例によれば、被測定部材12
の表面から放射される光のうちから第1波長λ1 の光を
選択するために、測定温度範囲の最低温度付近における
黒体の波長に対する放射強度曲線のうち、常温における
放射強度より高い高放射領域から選択された波長の光λ
1 を第1受光領域B1 へ通過させる第1フィルタ34
と、被測定部材12の表面から放射される光のうちから
第2波長λ2 の光を選択するために、前記高放射領域内
において、第1波長λ1 の1/12以下であり且つその
第1波長λ1 の半値幅および第2波長λ2 の半値幅の和
以上の波長差以上の波長差となるようにその第1波長λ
1 からずらされた波長λ2 の光を第2受光領域B2 へ通
過させる第2フィルタ36とが設けられる。この結果、
被測定部材12の表面から放射される光のうちから選択
された第1波長λ1 および第2波長λ2 を用いてそれぞ
れ得られた被測定部材12の2画像のうちの同じ部位で
検出される放射強度の比Rに基づいて被測定部材12の
温度を画素単位でそれぞれ算出し、被測定部材表面12
の温度分布を測定するに際して、被測定部材12の表面
から放射される光のうちから第1波長λ1 の光を選択す
るために、測定温度範囲の最低温度における黒体の波長
に対する放射強度曲線のうち、常温における放射強度よ
り高い高放射領域から選択された波長λ1 の光を通過さ
せる第1フィルタ34を用いて、被測定部材12の表面
から放射される光が透過させられ、また、被測定部材1
2の表面から放射される光のうちから第2波長λ2 の光
を選択するために、前記高放射領域内において、第1波
長λ1 の1/12以下であり且つ第1波長λ1 の半値幅
および第2波長λ2 の半値幅の和以上の波長差となるよ
うにその第1波長λ1 からずらされた波長λ2 の光を通
過させる第2フィルタ36を用いて、被測定部材12の
表面から放射される光を透過させられることから、十分
な放射強度の信号が得られてそのS/N比が高くなり、
しかも互いに近接した第1波長λ1 の光および第2波長
λ2 の光が得られるので、2色温度計の測定原理の前提
である「近接する2波長では放射率の波長依存性は無視
でき、ε1 =ε2 と近似できる」という条件に正確に該
当することになり、十分に高精度の温度分布が得られ
る。
【0028】また、本実施例によれば、第1フィルタ3
4は、第1波長λ1 の1/20以下の半値幅の光を透過
させるものであり、第2フィルタ36は第2波長λ2
1/20以下の半値幅の光を透過させるものであること
から、第1波長λ1 および第2波長λ2 の光が十分に単
色性のあるものとされるので、2色温度計の測定原理の
前提が満足され、温度分布の測定精度が十分に高められ
る。
【0029】また、本実施例によれば、第1フィルタ3
4および第2フィルタ36は、それらの透過率の差が3
0%以内なるように構成されたものであることから、第
1波長λ1 および第2波長λ2 の光のうち輝度の低い側
の波長の光において、感度およびS/N比が維持されて
温度分布の測定精度が得られる。
【0030】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は他の態様においても適用さ
れる。
【0031】たとえば、前述の実施例では、被測定部材
12から放射された光に含まれる第1波長λ1 および第
2波長λ2 の2色の光を用いて2色式温度分布測定方法
が用いられていたが、3以上の波長を用いた多色式温度
分布測定方法が適用されてもよい。
【0032】また、前述の実施例の温度分布測定装置1
0に用いられた光学系に代えて、図14、図15、図1
6に示す光学系が用いられてもよい。図14に示す光学
系では、1対の可動ミラー50および52が破線に示す
位置に回動させられた状態において被測定部材12の表
面から放射される光を画像検出器32の光検出面26へ
導く第1光路16が形成され、上記1対の可動ミラー5
0および52が実線に示す位置に回動させられた状態に
おいて被測定部材12の表面から放射される光を画像検
出器32の光検出面26へ導く第2光路18が形成され
るようになっている。前述の実施例と同様に、上記第1
光路16には第1フィルタ34が介挿され、第2光路1
8には第2フィルタ36が介挿されており、第1波長λ
1 による第1画像G1 と第2波長λ2 による第2画像G
2 が所定の時間差を経て得られる。図15に示す光学系
では、被測定部材12から画像検出器32の光検出面2
6に至る光路に、モータ54により回転駆動され且つ第
1フィルタ34および第2フィルタ36が設けられた回
転板56が介挿されている。この回転板56がモータ5
4により回転させられるとき、被測定部材12の表面か
ら放射される光が第1フィルタ34を通過することによ
り第1波長λ1 による第1画像G1 が得られるととも
に、被測定部材12の表面から放射される光が第2フィ
ルタ36を通過することにより第2波長λ2 による第2
画像G2 が順次得られる。図16に示す光学系では、被
測定部材12の表面から放射される光がハーフミラー1
4によって第1光路16および第2光路18に2分さ
れ、それらの第1光路16および第2光路18毎に第1
フィルタ34および画像検出器32と、第2フィルタ3
6および画像検出器32' とが設けられている。それ等
第1フィルタ34および第2フィルタ36は画像検出器
32および32' 内に設けられてもよい。本実施例にお
いても、被測定部材12の表面から放射される光が第1
フィルタ34を通過することにより第1波長λ1 による
第1画像G1 が得られると同時に、被測定部材12の表
面から放射される光が第2フィルタ36を通過すること
により第2波長λ2 による第2画像G2 が得られる。
【0033】また、前述の実施例において、第1波長λ
1 および第2波長λ2 は、図6の測定温度範囲の最低温
度における黒体の波長に対する放射強度曲線L1のう
ち、常温における放射強度EBGの3倍以上高い高放射領
域から選択されていたが、必ずしも3倍でなくてもよ
い。要するに、常温における放射強度EBGよりも高い領
域であれば一応の効果が得られるのである。
【0034】また、前述の実施例において、第1波長λ
1 の半値幅Δλ1 はその第1波長λ 1 の1/20以下の
値とされ、第2波長λ2 の半値幅Δλ2 はその第2波長
λ2の1/20以下の値とされていたが、必ずしも1/
20の値とされていなくてもよく、1/20を少々越え
る場合であっても一応の効果が得られる。
【0035】また、前述の実施例において、第1フィル
タ34および第2フィルタ36は、それらの透過率の差
が30%以内になるように構成されたものであったが、
必ずしも30%以内でなくてもよく、30%を少々越え
る場合であっても一応の効果が得られる。
【0036】また、前述の図9のS4では、被測定部材
12の表面温度が色によって表示されていたが、等高線
や濃淡などによって表示されても差し支えない。
【0037】また、前述の実施例の画像検出器32で
は、光検出面26を備えたCCD素子28が用いられて
いたが、カラー撮像管など他の光検出素子が用いられて
もよい。
【0038】また、前述の実施例では、光検出素子単位
と画素単位とが一致させられていたが必ずしも一致しな
くてもよく、互いに隣接する複数個の光検出素子が1画
素単位とされていてもよい。
【0039】また、前述の図10に示す関係は、放射強
度比RijがE1ij /E2ij (=E60 0 /E650 )の場合
に用いられるが、RijがE2ij /E1ij である場合には
傾きが逆となる関係が用いられる。
【0040】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1波長の受光面に配列された光検出素子の位
置に対する感度のばらつき例を示す図である。
【図2】第2波長の受光面に配列された光検出素子の位
置に対する感度のばらつき例を示す図である。
【図3】(a) は図1および図2の受光面においてそれぞ
れ検出された光検出素子の位置に対する各波長の放射エ
ネルギ強度を示し、(b) はそれらの放射エネルギ強度比
に基づいて算出された温度分布を示す図である。
【図4】第1波長および第2波長の受光面に配列された
光検出素子の感度が一定の場合であって、(a) は光検出
素子の位置に対する各波長のおける放射エネルギ強度を
示し、(b) はそれらの放射エネルギ強度比に基づいて算
出された温度分布を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の温度分布測定装置の構成を
概略説明する図である。
【図6】図5の第1フィルタの波長λ1 と第2フィルタ
の波長λ2 を決定する方法を説明する図である。
【図7】図5の画像検出器32の光検出面26上に結像
された第1画像G1 および第2画像G2 を説明する図で
ある。
【図8】2画像G1 およびG2 の同じ部位で光を検出す
る対応する1対の光検出素子間の感度差のばらつきとそ
の1対の光検出素子からの信号に基づいて算出される温
度誤差との関係を示す図である。
【図9】図5の演算制御装置の制御作動の要部を説明す
るフローチャートである。
【図10】図9の画素温度算出工程において放射強度比
Rから表面温度Tを求めるために用いられる関係を示す
図である。
【図11】図9の温度分布表示工程において表面温度T
から表示色を決定するために用いられる関係を示す図で
ある。
【図12】対応する光検出素子が0.25%以下の感度
差のばらつきを有する場合の実験例において得られたデ
ータであって、(a) はその光検出素子の位置とそれによ
り検出された放射エネルギ強度を波長毎に示し、(b) は
その光検出素子の位置とその光検出素子により検出され
た放射エネルギ強度比に基づいて算出された温度分布を
示している。
【図13】対応する光検出素子が0.25%を上まわる
感度差のばらつきを有する他は図12の実験例と同様に
して得られたデータであって、(a) はその光検出素子の
位置とそれにより検出された放射エネルギ強度を波長毎
に示し、(b) はその光検出素子の位置とその光検出素子
により検出された放射エネルギ強度比に基づいて算出さ
れた温度分布を示している。
【図14】本発明の他の実施例において温度分布測定装
置の光学系を説明する図であって、図5に相当する図で
ある。
【図15】本発明の他の実施例において温度分布測定装
置の光学系を説明する図であって、図5に相当する図で
ある。
【図16】本発明の他の実施例において温度分布測定装
置の光学系を説明する図であって、図5に相当する図で
ある。
【符号の説明】
10:温度分布測定装置 12:被測定部材 26:光検出面 32:画像検出器 34:第1フィルタ 36:第2フィルタ B1 :第1受光領域 B2 :第2受光領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 みゆき 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 矢野 賢司 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 岩田 美佐男 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 北川 邦行 愛知県名古屋市千種区千種一丁目9番地3 号 仲田住宅RJ−201 (72)発明者 新井 紀男 愛知県春日井市勝川町四丁目99番地 Fターム(参考) 2G066 AA04 AA15 AC01 BA14 BA23 BC15 BC21 BC23 CA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定部材の表面から放射される光のう
    ちから選択された第1波長の光を検出する第1受光領域
    と、該被測定部材の表面から放射される光のうちから選
    択された第2波長の光を検出する第2受光領域とを用い
    てそれぞれ得られた該被測定部材の2画像のうちの同じ
    部位で検出される放射強度の比に基づいて該被測定部材
    の温度を画素単位でそれぞれ算出し、該被測定部材表面
    の温度分布を測定するための温度分布測定方法であっ
    て、 前記2画像のうちの同じ部位で光を検出するように配置
    された一対の感度差が0.25%以内である第1受光領
    域および第2受光領域を用いて、被測定部材の表面から
    放射される光のうちから選択された第1波長の光、およ
    び該被測定部材の表面から放射される光のうちから選択
    された第2波長の光をそれぞれ検出することを特徴とす
    る温度分布測定方法。
  2. 【請求項2】 被測定部材の表面から放射される光のう
    ちから選択された第1波長および第2波長を用いてそれ
    ぞれ得られた該被測定部材の2画像のうちの同じ部位で
    検出される放射強度の比に基づいて該被測定部材の温度
    を画素単位でそれぞれ算出し、該被測定部材表面の温度
    分布を測定するための温度分布測定装置であって、 前記第1波長の光を受けて前記被測定部材の画像を得る
    ために、配列された受光素子で構成された第1受光領域
    と、 前記第2波長の光を受けて前記被測定部材の画像を得る
    ために、配列され、前記2画像のうちの同じ部位で光を
    検出する第1受光領域の受光素子に対して0.25%以
    内の感度差を有する受光素子で構成された第2受光領域
    とを、含むことを特徴とする温度分布測定装置。
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