JP2003121061A - 冷蔵庫等の扉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫等における観音開き式の扉装置を、構
造を簡単にして左右扉の開閉順序の制約をなくし、確実
に密着シールができる構成として提供する。 【解決手段】 本体（１）の前面開口部を左右に区分し
て両側に設けた枢支部によって回動して開放するように
設けられた観音開き式扉（８）（９）と、この扉の左右
の対向近接部の本体側に設置されたガイド（18）と、左
右扉の反枢支部側の対向面に上下に亙って先端のマグネ
ット同士を当接して設けた仕切ガスケット（15）（20）
と、開扉動作により前記ガイドとの係合で前記仕切ガス
ケットを斜め方向に離間移動させるレバー（16）（17）
とからなることを特徴とする冷蔵庫等の扉装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の前面開
口部に配設される扉装置に係り、特に観音開き式の扉装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、冷蔵庫は食生活の多様化とともに
収納量も大型化傾向にあり、特に家庭用冷蔵庫において
は収納内容積が４００リットルを超えるクラスが主流に
なり、冷蔵庫本体の高さや幅寸法も大きくなる傾向にあ
る。

【０００３】これにともなって、冷蔵室や冷凍室、野菜
収納室の扉も大型化するとともに扉内側の収納ポケット
への収納量も増大しており、特に、収納容積の大きい冷
蔵室の扉は、幅寸法の拡大により開閉扉のためのスペー
スが大きくなり、前方が広く開放していない台所などに
おいては据付が困難であった。

【０００４】また、扉内側の収納ポケットにも多くの食
品を収納する傾向にあり、扉自体が大きいこともあっ
て、開扉のために大きな力を必要とし、非力な女性や高
齢者の場合は負担が大きくなる問題があった。

【０００５】上記問題に対応する構成としては、貯蔵室
の開口部を左右に区分する仕切り板あるいは仕切壁を設
けて、左右開口のそれぞれに左開きおよび右開きの扉を
設置するいわゆるサイドバイサイド形の冷蔵庫があり、
また、左右扉のうち一方の扉の反枢支側に回転仕切体を
設け、扉の閉扉によりこの仕切体を開口部前面に配置し
てガスケットの吸着面とすることで本体側に仕切部材を
なくしたフレンチドア方式が存在する。

【０００６】さらに、同じく仕切体をなくした構成とし
て、左右扉の対向部に設けたガスケット同士を密着当接
させて開口を閉塞する方式も存在する。

【０００７】そして、観音開き式扉は、左右扉を個々に
開扉できることから、扉幅が小さくなって回転半径が縮
小する設置スペース効果とともに、必要な一方の扉のみ
を開いて冷気の無駄な流出を防止できる効果がある。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
サイドバイサイド方式は、仕切板が存在することから貯
蔵庫内の容積が減少するとともに、庫内が左右に分断さ
れるため、庫内空間の活用に制約を生じ使い勝手が悪く
なる欠点がある。またフレンチドア方式は、使い勝手は
良好であるが、部品数が多くなり扉開閉時の回転仕切体
の動作音が大きいという問題点があった。

【０００９】さらに、ガスケット同士の密着による方式
は、開閉扉の度に双方のガスケットがこすれあうことか
ら、摩耗して破損する懸念があった。

【００１０】本発明はこれらの点に着目してなされたも
ので、冷蔵庫等における観音開き式の扉装置を、構造を
簡単にして左右扉の開閉順序の制約をなくし、確実に密
着シールができる構成として提供することを目的とす
る。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項１記載の冷蔵庫等の扉装置の発明は、本体の
前面開口部を左右に区分して両側に設けた枢支部によっ
て回動して開放するように設けられた観音開き式扉と、
この扉の左右の対向近接部の本体側に設置されたガイド
と、左右扉の反枢支部側の対向面に上下に亙って先端の
マグネット同士を当接して設けた仕切ガスケットと、開
扉動作により前記ガイドとの係合で前記仕切ガスケット
を斜め方向に離間移動させるレバーとからなることを特
徴とするものである。

【００１２】この構成により、貯蔵庫内の容積を減少さ
せることなく、また、左右扉の開閉順序の制約をなく
し、庫内を一室空間として使い勝手が向上するととも
に、ガスケット同士を密着してシールする方式であって
も、開閉扉の際に双方のガスケットがこすれあうことが
なく、摩耗する懸念がない扉装置を得ることができる。

【００１３】請求項２記載の発明におけるガイドは、扉
の軸支部から本体方向へ延出するレバーの先端凸部が係
合する凹凸部を有し、扉の開方向への移動による前記凹
凸部と先端凸部との係合によりレバーを回動させるとと
もに、レバーの他端に係合させたガスケット取付部を斜
め方向に回動しつつ対向ガスケットから離間させるよう
にしたことを特徴とするものである。

【００１４】この構成により、開扉動作と同時に仕切ガ
スケットを対向ガスケットとの密着面から斜め方向に引
き剥がし離間する合理的作用をおこなうことができる。

【００１５】請求項３記載の発明は、レバー機構を２分
割し、ガイド側レバーの他端に係合部を形成して、この
係合部とガスケット取付部側のレバーの端部に設けた係
合部とを係合させ、２つのレバーの係合回動により、開
扉動作時に仕切ガスケットを離間方向に傾斜回動させた
ことを特徴とするものであり、請求項２記載のガスケッ
トの離間機構を狭いスペースの中でより合理的にかつ確
実に動作させることができる。

【００１６】請求項４記載の発明における仕切ガスケッ
トは、左右扉内側周縁に配設したシールガスケットに近
接させるとともに、左右扉の対向近接部における本体開
口部の上下には、扉側と当接して左右扉の対向近接部の
庫内外の空気遮断をおこなうシール凸部を設置したこと
を特徴とするものであり、簡単な構成で仕切部材のない
開口部の左右扉間の間隙シールを確実におこなうことが
できる。

【００１７】請求項５記載の発明は、レバー機構におけ
るガスケット取付部側の端部を扉キャップの透孔を介し
てガスケット取付部の係合部と嵌合し、レバー機構の移
動によって仕切ガスケットを斜め方向に移動させるよう
にしたことを特徴とするものであり、開扉を検知して動
作する扉外面のレバー機構の動きを、左右扉の対向面の
ガスケット部に、外観を損なうことなくスムーズに伝達
して仕切ガスケットを対向面から剥離することができ
る。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の１実
施形態について説明する。図１は本発明に係る観音開き
式の冷蔵室扉を開扉した状態を示す冷蔵庫の斜視図であ
り、外箱と内箱とこれら内外箱間に断熱材を発泡充填し
た断熱箱体で形成された冷蔵庫本体（１）は、内箱内部
に貯蔵空間として最上部に冷蔵室（２）、その下方には
断熱仕切壁を介して製氷貯氷室（３）と温度切替室
（４）とを左右に区分して設けており、その下部には野
菜室（５）、最下部には冷凍室（６）を独立して配置
し、各貯蔵室の前面開口には各々専用の扉を設けて開閉
自在に閉塞している。

【００１９】最も大きな収納容積を有する冷蔵室（２）
の開口部前面には、両外側の上下端をそれぞれヒンジ
（７）で枢支した左扉（８）、および右扉（９）が回動
自在に取付けられており、各扉（８）（９）周縁の前記
開口部に対応する部位にはマグネットガスケット（10）
（11）を取着して、閉扉の際はマグネットの磁力により
ガスケット（10）（11）が冷蔵室（２）の開口部周縁に
吸着するとともに、開口部の中央部には双方の扉間に対
して仕切体を設けない、いわゆるフレンチドア方式とし
て、後述する仕切ガスケットの構成により、冷蔵室
（２）内と外部とを気密に断熱シールし、熱漏洩を防止
している。

【００２０】冷蔵室（２）の下部に配置した製氷貯氷室
（３）、温度切替室（４）、野菜室（５）、および冷凍
室（６）は、扉に取り付けられ貯蔵室内奥方に延出する
図示しない枠体と庫内壁面とのレール機構により、枠体
に載置した各収納容器とともに、それぞれが前後方向に
庫外に引き出す引出し扉方式としている。

【００２１】そして、冷蔵室（２）における左右の扉
（８）（９）の反枢支側である扉の対向部には、図２に
示すように、一方の扉である左扉（８）の上面を形成す
る扉キャップ（12）の案内透孔（13）を貫通して設けた
ガスケット取付部（14）にその固定部（15ａ）を支持固
定した仕切ガスケット（15）を、扉の開閉方向へ回動可
能として、扉（８）の側面）の外方の上下に亙って位置
させている。

【００２２】仕切ガスケット（15）は、右扉（９）の対
向部にも同様に設けられているものであり、軟質合成樹
脂の押出成形により形成され、その断面を固定部（15
ａ）と複数の断熱空気層（15ｂ）およびマグネット（15
ｃ）とから形成するとともに、空気層（15ｂ）の外端部
に位置して対向配置したマグネット（15ｃ）同士を当接
密着させて左右扉（８）（９）間を気密にシールしてい
る。

【００２３】扉（８）の上部に設けた扉キャップ（12）
の非枢支側の上面には凹部（12ａ）を形成して、開閉扉
時における仕切ガスケット（15）の移動をおこなうレバ
ー機構（16）（17）を収納配設している。

【００２４】このレバー機構は、レバーＡ（16）とレバ
ーＢ（17）の２部品からなり、レバーＡ（16）は、前記
扉キャップの凹部（12ａ）の庫内側端部に設けた軸（12
ｂ）に軸支部（16ａ）を係合し、図３に示すように、先
端に係合凸部（16ｂ）を形成した一端を、冷蔵庫本体側
の上部に設けたガイド（18）内に延設し、他端には回動
カム（16ｃ）を設けて、軸支部（16ａ）に設けたスプリ
ング（19）によって前記係止凸部（16ｂ）を常時ガイド
（18）の外方側に付勢している。

【００２５】レバーＢ（17）は、一端に前記回動カム
（16ｃ）に係合するカム（17ｃ）を有して凹部（12ａ）
内に軸支（17ａ）し、他端に前記仕切ガスケットの取付
部（14）を嵌合している。

【００２６】本体上部のガイド（18）は、概略コ字状を
なし、前記左右扉のレバーＡ（16）の係合凸部（16ｂ）
が開閉扉時にスプリング（19）の作用により、それぞれ
コ字状部の内側に係合しながら移動するものである。コ
字状部の内側には、例えば左扉のレバーＡ（16）をガイ
ドするものとして、Ｓ字状の係合部（18ａ）が形成され
ており、レバーＡ（16）は、開閉扉の際にＳ字状の係合
部（18ａ）の凹凸部分をガイドとして軸支部（16ａ）を
支点として回動し、レバーＡの回動カム（16ｃ）の移動
によってレバーＢ（17）が軸支部（17ａ）を中心に回動
することによって仕切ガスケット（15）を回動移動させ
るものである。

【００２７】本発明の構成は上記のとおりであり、以
下、扉を開放する際の動作について、左扉を例として説
明する。

【００２８】左扉（８）における扉キャップ（12）の凹
部（12ａ）内に配置したレバーＡ（16）の係合凸部（16
ｂ）は、本体上部のガイド（18）に形成したＳ字状の係
合部（18ａ）と係合するものであり、閉扉時は、図５中
（ａ）に示すように、スプリング（19）の作用によりガ
イド（18）の奥方凹部に係合している。

【００２９】そして開扉の際は、図５の（ｂ）に示すよ
うに、左扉（８）の開放側への移動とともにレバーＡの
係合凸部（16ｂ）はスプリングのバネ力に抗して前方へ
移動し、同時に、ガイドのＳ字状の係合部（18ａ）に沿
って回動する。

【００３０】この回動移動により、レバーＡ（16）の他
端は軸支部（16ａ）を支点として、時計回り方向に回動
し、回動カム（16ｃ）によってレバーＢ（17）のカム
（17ｃ）をその軸支部（17ａ）を支点として反時計方向
に回動させる。

【００３１】その結果、レバーＢ（17）の端部に嵌合し
ているガスケット取付部（14）も反時計方向に回動する
ことになり、仕切ガスケット（15）は対向する右扉の仕
切ガスケット（20）に対して斜め後方へ傾斜しながら離
間するため、密着しているマグネット（15ｃ）（20ｃ）
間の剥離は容易になされるものであり、こすり合うこと
による摩耗の問題はない。

【００３２】図示しないが、扉（８）の下端部のガスケ
ット取付部には、上扉と同様に設けた下扉キャップの受
け部に摺動自在なローラーを設け、このローラーにより
上方の仕切ガスケット（15）の離間移動に合わせて取付
部を同時に摺動させ、下端部におけるガスケット（15）
（20）間の吸着を剥離するようにしている。

【００３３】さらに、図５（ｃ）の位置まで開扉が進行
して、レバーＡの係合凸部（16ｂ）が本体（１）の前端
縁部まで移動した際には、係合凸部はガイド（18）のＳ
字状係合部（18ａ）の凸部（18ｂ）を乗り越えるため、
反時計方向に回動することになり、回動カム（16ｃ）と
カム（17ｃ）の係合によって、レバーＢ（17）は時計方
向へ回動し仕切ガスケット（15）の位置を元の位置まで
復帰させる。

【００３４】そして、閉扉の際は上記作用と逆の動きと
なり、閉扉直前の状態である図５（ｃ）から（ｂ）に至
る段階で、レバーＡの係合凸部（16ａ）が、ガイド（1
8）のＳ字状係合部の凸部（18ｂ）と係合することで、
仕切ガスケット（15）は、再びカム（16ｃ）（17ｃ）の
回動で斜め後方への傾斜状態となり、対向する仕切ガス
ケット（20）とは傾斜離間して対向することになり、図
５（ａ）に示す閉扉の状態に至って対向ガスケット（2
0）と平行状態で密着するものである。

【００３５】上記説明においては、レバーＡ（16）およ
びＢ（17）の回動による仕切ガスケット（15）の密着剥
離を、左扉（８）の開閉による作用構成で説明したが、
この密着剥離作用は右扉（９）の仕切ガスケット（20）
においても同様であり、上述の構成によって、左右扉
（８）（９）の開閉順序の制約をなくした仕切体のない
扉の開閉が得られるものであり、個々の扉の閉扉の際に
も確実に扉間の密着シールができる。

【００３６】なお、レバー機構は、前述の実施形態のご
とく、カム機構によってレバーＢを回動させるものでな
くてもよい。例えば、レバーＡとレバーＢとを軸で回動
可能に連結し、レバーＡの回動によってレバーＢを対向
部に対して傾斜方向に摺動するようにし、レバーＢの傾
斜方向への摺動によって仕切ガスケット同士の吸着をマ
グネット部から斜めに剥離させるようにしてもよい。

【００３７】左右扉の対向部における本体開口部との間
隙の密閉シールについては、図３に示すように、左右扉
（８）（９）の対向部における冷蔵庫本体（１）の開口
部の上下部に、左右扉の対向部の中心位置に向かって突
出するシール突部（31）を設け、この部分に左右扉各々
の仕切ガスケット（15）（20）の断熱空気層を形成する
ヒレ片（15ｄ）（20ｄ）を当接させる構成とする。

【００３８】このとき、前記シール突部（31）の表面に
は、シール突部面から所定の厚み寸法を有する弾性体
（32）を被覆することで、仕切ガスケットのヒレ片（15
ｄ）（20ｄ）との弾性密着を良好にし、左右扉（８）
（９）対向部の上下端部における庫内外の間隙、および
左右扉間と本体（１）前縁との上下部における庫内外の
間隙を密閉することができ、貯蔵庫内と外気のエアシー
ルを良好におこなうことができる。

【００３９】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明の
冷蔵庫等の扉装置によれば、貯蔵庫内の容積を減少させ
ることがないとともに、左右扉の開閉順序の制約をなく
し、庫内を一室空間として使い勝手が向上するととも
に、ガスケット同士を密着してシールする方式であって
も、開閉扉の際に双方のガスケットがこすれあうことが
なく、摩耗する懸念がない扉装置を得ることができる。

【００４０】請求項２の発明によれば、開扉動作と同時
に仕切ガスケットを対向ガスケットとの密着面から斜め
方向に引き剥がし離間するという合理的作用をおこなう
ことができる。

【００４１】請求項３の発明によれば、請求項２記載の
ガスケットの離間機構を狭いスペースの中でより合理的
にかつ確実に動作させることができる。

【００４２】請求項４の発明によれば、簡単な構成で仕
切部材のない開口部の左右扉間の間隙シールを確実にお
こなうことができる。

【００４３】請求項５の発明によれば、開扉を検知して
動作する扉外面のレバー機構の動きを、左右扉の対向面
のガスケット部に、外観を損なうことなくスムーズに伝
達して仕切ガスケットを対向面から剥離することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施形態の扉装置を設けた冷蔵庫を
示す斜視図である。

【図２】図１の扉装置における仕切ガスケット部分の分
解斜視図である。

【図３】図２における仕切ガスケット部分の左右扉の閉
扉状態を示す平面図である。

【図４】図３における左扉の仕切ガスケット部分の縦断
面図である。

【図５】図３と同一部分の開閉扉の際の機構動作状態を
示す説明図であり、（ａ）は、左右扉が閉扉している状
態図、（ｂ）は、左扉の開扉開始時の状態図、（ｃ）
は、左扉がさらに開放した状態図である。

【符号の説明】

１；冷蔵室本体 ８；左扉 ９；右扉 10、11；マグネットガスケット 12；扉キャップ 12ａ；凹部 13；透孔 14；ガス
ケット取付部 15、20；仕切ガスケット 15ａ；固定部 15ｂ；空気層 15ｃ、20ｃ；マグネット 15ｄ、20ｄ；ヒレ片 16；レバーＡ 16ａ；軸
支部 16ｂ；係合凸部 16ｃ；回動カム 17；レバ
ーＢ 17ａ；軸支 17ｃ；カム 18；ガイ
ド 18ａ；係合部 18ｂ；凸部 19；スプ
リング 31；シール突部 32；弾性体

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東口 恵一 大阪府茨木市太田東芝町１番６号 株式会 社東芝大阪工場内 Ｆターム(参考） 3L102 JA01 KA06 KB16 KC03 KC06 KC07 KC08 KC10 KC12 KE09

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体の前面開口部を左右に区分して両側
   に設けた枢支部によって回動して開放するように設けら
   れた観音開き式扉と、この扉の左右の対向近接部の本体
   側に設置されたガイドと、左右扉の反枢支部側の対向面
   に上下に亙って先端のマグネット同士を当接して設けた
   仕切ガスケットと、開扉動作により前記ガイドとの係合
   で前記仕切ガスケットを斜め方向に離間移動させるレバ
   ーとからなることを特徴とする冷蔵庫等の扉装置。
2. 【請求項２】 ガイドは、扉の軸支部から本体方向へ延
   出するレバーの先端凸部が係合する凹凸部を有し、扉の
   開方向への移動による前記凹凸部と先端凸部との係合に
   よりレバーを回動させるとともに、レバーの他端に係合
   させたガスケット取付部を斜め方向に回動しつつ対向ガ
   スケットから離間させるようにしたことを特徴とする請
   求項１記載の冷蔵庫等の扉装置。
3. 【請求項３】 レバー機構を２分割し、ガイド側レバー
   の他端に係合部を形成して、この係合部とガスケット取
   付部側のレバーの端部に設けた係合部とを係合させ、２
   つのレバーの係合回動により、開扉動作時に仕切ガスケ
   ットを離間方向に傾斜回動させたことを特徴とする請求
   項２記載の冷蔵庫等の扉装置。
4. 【請求項４】 仕切ガスケットは、左右扉内側周縁に配
   設したシールガスケットに近接させるとともに、左右扉
   の対向近接部における本体開口部の上下には、扉側と当
   接して左右扉の対向近接部の庫内外の空気遮断をおこな
   うシール凸部を設置したことを特徴とする請求項１記載
   の冷蔵庫等の扉装置。
5. 【請求項５】 レバー機構のガスケット取付部側の端部
   を扉キャップの透孔を介してガスケット取付部の係合部
   と嵌合し、レバー機構の移動によって仕切ガスケットを
   斜め方向に移動させるようにしたことを特徴とする請求
   項１記載の冷蔵庫等の扉装置。