JP2003119518A - ボールねじ軸およびその製造方法 - Google Patents
ボールねじ軸およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2003119518A JP2003119518A JP2001312523A JP2001312523A JP2003119518A JP 2003119518 A JP2003119518 A JP 2003119518A JP 2001312523 A JP2001312523 A JP 2001312523A JP 2001312523 A JP2001312523 A JP 2001312523A JP 2003119518 A JP2003119518 A JP 2003119518A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw shaft
- ball screw
- manufacturing
- rolling
- thread groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 22
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 33
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 32
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims abstract description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 21
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 17
- 238000000137 annealing Methods 0.000 claims abstract description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 12
- 230000003750 conditioning effect Effects 0.000 claims 1
- 238000007670 refining Methods 0.000 abstract description 2
- 238000005496 tempering Methods 0.000 abstract description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 abstract 3
- 238000005266 casting Methods 0.000 abstract 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 13
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 7
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010962 carbon steel Substances 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 102220259718 rs34120878 Human genes 0.000 description 2
- 102100027207 CD27 antigen Human genes 0.000 description 1
- 101000914511 Homo sapiens CD27 antigen Proteins 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000010606 normalization Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 1
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ねじ軸の素材硬度と焼入れ方法を改善し、加工
性を低下することなく、ねじ溝加工後、および熱処理後
の曲がりやねじ溝のリード誤差やピッチ誤差の少ないボ
ールねじ軸およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】素材は鋳造、および圧延工程を経て丸棒材
とし、この丸棒材を焼入れ、焼戻し(調質)し、その
後、素材のひずみを除去し、加工性を向上させるために
軟化処理(焼きなまし)を行う。その後、素材の表面傷
を除去するためにピーリング加工を施し、センタレス研
削して外径寸法を所望の範囲に仕上げた後、転造ロール
を外周面に転接させ、転造加工を行う。さらに、ねじ溝
の表面を高周波焼入れにより硬化処理し、最後に、この
熱処理によるスケールを除去するためにバフ処理を施
す。
性を低下することなく、ねじ溝加工後、および熱処理後
の曲がりやねじ溝のリード誤差やピッチ誤差の少ないボ
ールねじ軸およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】素材は鋳造、および圧延工程を経て丸棒材
とし、この丸棒材を焼入れ、焼戻し(調質)し、その
後、素材のひずみを除去し、加工性を向上させるために
軟化処理(焼きなまし)を行う。その後、素材の表面傷
を除去するためにピーリング加工を施し、センタレス研
削して外径寸法を所望の範囲に仕上げた後、転造ロール
を外周面に転接させ、転造加工を行う。さらに、ねじ溝
の表面を高周波焼入れにより硬化処理し、最後に、この
熱処理によるスケールを除去するためにバフ処理を施
す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送装置等に適用
されるボールねじ軸、特に、ねじ溝を転造加工により形
成した転造ボールねじ軸、およびその製造方法に関す
る。
されるボールねじ軸、特に、ねじ溝を転造加工により形
成した転造ボールねじ軸、およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ボールねじは、ねじ軸の外周面に設けた
螺旋状のねじ溝と、ねじ軸に外嵌したナットの内周面に
設けた螺旋状のねじ溝との間に複数のボールを配し、ね
じ軸(またはナット)の回転動力を、ボールを介してナ
ット(またはねじ軸)の推力に変換するものである。
螺旋状のねじ溝と、ねじ軸に外嵌したナットの内周面に
設けた螺旋状のねじ溝との間に複数のボールを配し、ね
じ軸(またはナット)の回転動力を、ボールを介してナ
ット(またはねじ軸)の推力に変換するものである。
【0003】ボールねじにおけるねじ軸を精度良く加工
する方法として、研削加工による方法と、転造による方
法とあり、生産性の面から転造加工の方が優れている。
図3に示すように、ねじ軸1には、外周に螺旋状のねじ
部2を設けている。このねじ部2は、ロールダイスによ
り転造したねじ山3とねじ溝4からなる。
する方法として、研削加工による方法と、転造による方
法とあり、生産性の面から転造加工の方が優れている。
図3に示すように、ねじ軸1には、外周に螺旋状のねじ
部2を設けている。このねじ部2は、ロールダイスによ
り転造したねじ山3とねじ溝4からなる。
【0004】転造ボールねじのねじ軸1は、S55C等
の機械構造用炭素鋼で製造することが多い。素材硬度が
高いと、転造ロールの寿命が短くなるばかりでなく、転
造加工時に割れが発生する等、転造加工が難しいため、
通常は焼きならし、または焼きなまし材料を用いて転造
加工を行い、その後、ねじ部2のみを高周波焼入れして
ねじ溝の表面硬さを所望の硬さまで高め、耐摩耗性を向
上させるようにしている。
の機械構造用炭素鋼で製造することが多い。素材硬度が
高いと、転造ロールの寿命が短くなるばかりでなく、転
造加工時に割れが発生する等、転造加工が難しいため、
通常は焼きならし、または焼きなまし材料を用いて転造
加工を行い、その後、ねじ部2のみを高周波焼入れして
ねじ溝の表面硬さを所望の硬さまで高め、耐摩耗性を向
上させるようにしている。
【0005】図4は従来のねじ軸1の製造工程を示すフ
ロー図である。素材は鋳造、および圧延工程を経て丸棒
材とする。この素材をA3点以上に加熱し、大気中で冷
却する、所謂焼きならしを行い、材料の結晶粒を微細化
して組織を調整する。その後素材の表面傷を除去するた
めにピーリング加工を施し、センタレス研削して外径寸
法を所望の範囲に仕上げた後、転造加工を行う。さら
に、ねじ溝4の表面を高周波焼入れによりHRC55〜
62の範囲に硬化処理し、この熱処理によるスケールを
除去するためにバフ処理を施す。最後に、プレス機等で
転造加工、および高周波焼入れ工程で生じた変形を矯正
するために曲がり矯正を行う。
ロー図である。素材は鋳造、および圧延工程を経て丸棒
材とする。この素材をA3点以上に加熱し、大気中で冷
却する、所謂焼きならしを行い、材料の結晶粒を微細化
して組織を調整する。その後素材の表面傷を除去するた
めにピーリング加工を施し、センタレス研削して外径寸
法を所望の範囲に仕上げた後、転造加工を行う。さら
に、ねじ溝4の表面を高周波焼入れによりHRC55〜
62の範囲に硬化処理し、この熱処理によるスケールを
除去するためにバフ処理を施す。最後に、プレス機等で
転造加工、および高周波焼入れ工程で生じた変形を矯正
するために曲がり矯正を行う。
【0006】ここで、素材の硬度が低いと、転造加工し
た時の塑性変形による残留応力の影響で、ねじ軸1に曲
がりが生じてしまう。さらに、高周波焼入れ後、表面組
織のマルテンサイト化により体積変化が起き、ねじ軸1
の曲がりが増大する。変形したねじ軸1を搬送装置等の
ボールねじに適用すると、高速回転時に振れ回りや振動
の原因となるため、こうしたねじ軸1の変形を転造加工
後や高周波焼入れ後にプレス機等で矯正することが一般
的に行われてきた。こうした曲がり矯正によりねじ軸1
の振れ回りや振動を抑制することができる反面、ねじ溝
4のリードやピッチが狂い、ボールねじの位置決め精度
に悪影響を及ぼすことになる。
た時の塑性変形による残留応力の影響で、ねじ軸1に曲
がりが生じてしまう。さらに、高周波焼入れ後、表面組
織のマルテンサイト化により体積変化が起き、ねじ軸1
の曲がりが増大する。変形したねじ軸1を搬送装置等の
ボールねじに適用すると、高速回転時に振れ回りや振動
の原因となるため、こうしたねじ軸1の変形を転造加工
後や高周波焼入れ後にプレス機等で矯正することが一般
的に行われてきた。こうした曲がり矯正によりねじ軸1
の振れ回りや振動を抑制することができる反面、ねじ溝
4のリードやピッチが狂い、ボールねじの位置決め精度
に悪影響を及ぼすことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ボールねじにおけるね
じ軸1を、焼きならし、または焼きなまし材料で転造加
工をした場合、軸芯部の強度が低いため、外径部の塑性
変形域の残留応力に耐えられず、ねじ軸1に曲がりが発
生してしまう。また、同様に高周波焼入れした場合も、
外径部の高周波焼入れ域の体積膨張による応力により曲
がりが発生する。こうした振れ回りや振動の原因となる
変形を抑制し、さらには、ねじ溝4のリード誤差やピッ
チ誤差が少ないねじ軸を転造加工するには限界があっ
た。このため、転造加工されたボールねじ軸は、位置決
め精度をあまり必要としない搬送装置等の用途に適用す
ることが一般的であった。
じ軸1を、焼きならし、または焼きなまし材料で転造加
工をした場合、軸芯部の強度が低いため、外径部の塑性
変形域の残留応力に耐えられず、ねじ軸1に曲がりが発
生してしまう。また、同様に高周波焼入れした場合も、
外径部の高周波焼入れ域の体積膨張による応力により曲
がりが発生する。こうした振れ回りや振動の原因となる
変形を抑制し、さらには、ねじ溝4のリード誤差やピッ
チ誤差が少ないねじ軸を転造加工するには限界があっ
た。このため、転造加工されたボールねじ軸は、位置決
め精度をあまり必要としない搬送装置等の用途に適用す
ることが一般的であった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ねじ軸の素材硬度と焼入れ方法を改善し、加
工性を低下することなく、ねじ溝加工後、および熱処理
後の曲がりやねじ溝のリード誤差やピッチ誤差の少ない
ボールねじ軸およびその製造方法を提供することを目的
としている。
たもので、ねじ軸の素材硬度と焼入れ方法を改善し、加
工性を低下することなく、ねじ溝加工後、および熱処理
後の曲がりやねじ溝のリード誤差やピッチ誤差の少ない
ボールねじ軸およびその製造方法を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成すべく、
本発明のうち請求項1記載の発明は、外周面に螺旋状の
ボールねじ溝を形成したボールねじ軸において、軸芯部
に調質部と、この調質部の外周に焼きなまし層をそれぞ
れ残し、表面に高周波焼入れによる硬化層を形成した構
成を採用した。
本発明のうち請求項1記載の発明は、外周面に螺旋状の
ボールねじ溝を形成したボールねじ軸において、軸芯部
に調質部と、この調質部の外周に焼きなまし層をそれぞ
れ残し、表面に高周波焼入れによる硬化層を形成した構
成を採用した。
【0010】このように、軸芯部に調質部を残し、さら
にその外周に焼きなまし層を残し、表面に硬化層を形成
したため、材料の持つ強度を最大限に高め、ねじ軸に衝
撃荷重が作用しても焼きなまし層が緩衝材として機能
し、長寿命化を図ることができると共に、表面に硬化層
を形成したので、耐摩耗性を有するボールねじ軸を提供
することができる。
にその外周に焼きなまし層を残し、表面に硬化層を形成
したため、材料の持つ強度を最大限に高め、ねじ軸に衝
撃荷重が作用しても焼きなまし層が緩衝材として機能
し、長寿命化を図ることができると共に、表面に硬化層
を形成したので、耐摩耗性を有するボールねじ軸を提供
することができる。
【0011】また、請求項2に記載の発明のように、丸
棒材の外周面に螺旋状のねじ溝を転造加工により形成し
たボールねじ軸の製造方法において、前記丸棒材を調質
し、その外周面を焼きなましした後に前記ねじ溝を加工
し、このねじ溝の表面を高周波焼入れにより硬化処理し
たので、ねじ溝の加工性を高めるだけでなく、ねじ溝加
工後、および熱処理後の変形を格段に抑制することがで
き、ねじ溝のリード誤差やピッチ誤差の少ないボールね
じ軸を提供することができる。
棒材の外周面に螺旋状のねじ溝を転造加工により形成し
たボールねじ軸の製造方法において、前記丸棒材を調質
し、その外周面を焼きなましした後に前記ねじ溝を加工
し、このねじ溝の表面を高周波焼入れにより硬化処理し
たので、ねじ溝の加工性を高めるだけでなく、ねじ溝加
工後、および熱処理後の変形を格段に抑制することがで
き、ねじ溝のリード誤差やピッチ誤差の少ないボールね
じ軸を提供することができる。
【0012】好ましくは、請求項3に記載の発明のよう
に、前記ねじ溝を転造加工により形成すれば、生産性を
高め、安価で高精度なボールねじ軸を提供することがで
きる。
に、前記ねじ溝を転造加工により形成すれば、生産性を
高め、安価で高精度なボールねじ軸を提供することがで
きる。
【0013】また、請求項4に記載の発明のように、前
記調質後の表面硬さをHRC25〜35の範囲に設定す
ることにより、ねじ溝加工時の残留応力や熱処理時の組
織の体積膨張による応力に充分耐え得る強度を有し、変
形の少ないボールねじ軸を提供することができる。
記調質後の表面硬さをHRC25〜35の範囲に設定す
ることにより、ねじ溝加工時の残留応力や熱処理時の組
織の体積膨張による応力に充分耐え得る強度を有し、変
形の少ないボールねじ軸を提供することができる。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、前記丸棒
材の外周面を高周波誘導加熱により焼きなましすれば、
局部加熱ができ、熱処理深さを比較的容易に設定するこ
とができる。
材の外周面を高周波誘導加熱により焼きなましすれば、
局部加熱ができ、熱処理深さを比較的容易に設定するこ
とができる。
【0015】また、請求項6に記載の発明のように、前
記焼きなまし後の表面硬さをHRC23以下に設定すれ
ば、ねじ溝の加工性を高めることができる。
記焼きなまし後の表面硬さをHRC23以下に設定すれ
ば、ねじ溝の加工性を高めることができる。
【0016】また、請求項7に記載の発明のように、前
記前記焼きなまし深さを、使用ボール径の1〜3倍の範
囲に設定することにより、強度の高い調質部を芯部に残
し、加工による変形を抑制すると共に、ねじ溝の加工範
囲のみ加工性を向上させた。
記前記焼きなまし深さを、使用ボール径の1〜3倍の範
囲に設定することにより、強度の高い調質部を芯部に残
し、加工による変形を抑制すると共に、ねじ溝の加工範
囲のみ加工性を向上させた。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図3の図面に基づいて詳細に説明する。
乃至図3の図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】ボールねじ軸1は、図3に示すように、外
周に螺旋状のねじ部2を設けおり、このねじ部2は、ロ
ールダイスにより転造したねじ山3とねじ溝4からな
る。また、ねじ軸1は、S55C等の機械構造用炭素鋼
から形成し、ねじ溝4を転造加工後、耐摩耗性を上げ、
転がり疲労寿命の向上を図るために、表面にHRC55
〜62の範囲の硬化層を形成している。
周に螺旋状のねじ部2を設けおり、このねじ部2は、ロ
ールダイスにより転造したねじ山3とねじ溝4からな
る。また、ねじ軸1は、S55C等の機械構造用炭素鋼
から形成し、ねじ溝4を転造加工後、耐摩耗性を上げ、
転がり疲労寿命の向上を図るために、表面にHRC55
〜62の範囲の硬化層を形成している。
【0019】次に、図1に示す製造工程のフロー図にし
たがって、このねじ軸1の製造方法を説明する。素材は
鋳造、および圧延工程を経て丸棒材とし、この丸棒材を
焼入れ、焼戻し(調質)し、素材全体の硬さをHRC2
5〜35の範囲に設定する。HRC25未満の硬さで
は、ねじ溝4の転造加工時に、その塑性変形域の残留応
力に対する耐力が不足し、ねじ軸1に曲がりが生じる。
また、硬さがHRC35を超えると、熱処理による変形
が増大して好ましくない。
たがって、このねじ軸1の製造方法を説明する。素材は
鋳造、および圧延工程を経て丸棒材とし、この丸棒材を
焼入れ、焼戻し(調質)し、素材全体の硬さをHRC2
5〜35の範囲に設定する。HRC25未満の硬さで
は、ねじ溝4の転造加工時に、その塑性変形域の残留応
力に対する耐力が不足し、ねじ軸1に曲がりが生じる。
また、硬さがHRC35を超えると、熱処理による変形
が増大して好ましくない。
【0020】その後、素材のひずみを除去し、加工性を
向上させるために軟化処理、すなわち、A3点以上30
〜50℃の範囲で素材を高周波誘導加熱し冷却する、所
謂焼きなましを行う。ここで、焼きなまし後の表面硬さ
をHRC23〜素材の生硬さの範囲に設定すれば、次工
程の転造加工を容易にすることができ、転造ロールの寿
命を向上させることができる。また、焼きなまし深さ
は、ボールねじに適用するボール径の1〜3倍、好まし
くは1.2〜2倍の範囲に設定すれば、転造加工する範
囲を軟化することができ、精度良くねじ溝4を加工する
ことができる。
向上させるために軟化処理、すなわち、A3点以上30
〜50℃の範囲で素材を高周波誘導加熱し冷却する、所
謂焼きなましを行う。ここで、焼きなまし後の表面硬さ
をHRC23〜素材の生硬さの範囲に設定すれば、次工
程の転造加工を容易にすることができ、転造ロールの寿
命を向上させることができる。また、焼きなまし深さ
は、ボールねじに適用するボール径の1〜3倍、好まし
くは1.2〜2倍の範囲に設定すれば、転造加工する範
囲を軟化することができ、精度良くねじ溝4を加工する
ことができる。
【0021】その後、素材の表面傷を除去するためにピ
ーリング加工を施し、センタレス研削して外径寸法を所
望の範囲に仕上げた後、図示しない転造ロールを外周面
に転接させ、転造加工を行う。ここで、予め転造代を残
し、旋削でねじ溝を形成すれば、転造による押圧荷重を
軽減して曲げ等の変形を抑制することもできる。
ーリング加工を施し、センタレス研削して外径寸法を所
望の範囲に仕上げた後、図示しない転造ロールを外周面
に転接させ、転造加工を行う。ここで、予め転造代を残
し、旋削でねじ溝を形成すれば、転造による押圧荷重を
軽減して曲げ等の変形を抑制することもできる。
【0022】さらに、ねじ溝4の表面を高周波焼入れに
よりHRC55〜62の範囲に硬化処理し、この熱処理
によるスケールを除去するためにバフ処理を施す。本発
明では、従来の製造工程のように、高周波焼入れによる
硬化処理後に、プレス機等で転造加工、および高周波焼
入れ工程で生じた変形を矯正するための曲がり矯正を行
う必要がなくなる。
よりHRC55〜62の範囲に硬化処理し、この熱処理
によるスケールを除去するためにバフ処理を施す。本発
明では、従来の製造工程のように、高周波焼入れによる
硬化処理後に、プレス機等で転造加工、および高周波焼
入れ工程で生じた変形を矯正するための曲がり矯正を行
う必要がなくなる。
【0023】本出願人が検証した実測では、材質がS4
5Cで、軸径φ28.4、ボール径5/32’(φ3.
969)、リード6mmのねじ軸において、従来、ねじ
軸中央部での転造後の振れが0.10mm、熱処理後の
振れが0.75mmであったのが、本発明の製造方法で
は、転造後の振れが0.03mm、熱処理後の振れが
0.05mmに減少し、顕著な効果を得ることができ
た。
5Cで、軸径φ28.4、ボール径5/32’(φ3.
969)、リード6mmのねじ軸において、従来、ねじ
軸中央部での転造後の振れが0.10mm、熱処理後の
振れが0.75mmであったのが、本発明の製造方法で
は、転造後の振れが0.03mm、熱処理後の振れが
0.05mmに減少し、顕著な効果を得ることができ
た。
【0024】図2(a)は本発明に係るねじ軸1の部分
断面図、(b)は、(a)のねじ溝4中央部におけるI
I―II線に沿った横断面図を示している。最外周に
は、耐摩耗性と、転がり疲労寿命の向上を図るため、高
周波焼入れによって硬化層5を形成している。その内周
には、転造加工を容易にするため、高周波焼きなましの
軟化層6、そして軸芯部には、予め素材の強度を高める
ために形成した調質部7があり、3層の硬度分布からな
る断面を呈している。なお、ここで、軟化層6は、必要
最小限の領域のみを焼きなましし、この領域をすべて高
周波焼入れによって硬化処理しても良い。
断面図、(b)は、(a)のねじ溝4中央部におけるI
I―II線に沿った横断面図を示している。最外周に
は、耐摩耗性と、転がり疲労寿命の向上を図るため、高
周波焼入れによって硬化層5を形成している。その内周
には、転造加工を容易にするため、高周波焼きなましの
軟化層6、そして軸芯部には、予め素材の強度を高める
ために形成した調質部7があり、3層の硬度分布からな
る断面を呈している。なお、ここで、軟化層6は、必要
最小限の領域のみを焼きなましし、この領域をすべて高
周波焼入れによって硬化処理しても良い。
【0025】前述したねじ溝4の加工では、転造ロール
による塑性加工を例示したが、これに限らず、研削によ
るねじ溝加工でも良い。すなわち、素材を調質すれば、
表面硬さが上がって切削性が低下し、サイクルタイムが
長くなったり、砥石寿命が短くなるという弊害がある。
したがって、本発明の製造方法のように、素材を調質し
た後に、所望の硬さと深さの軟化層を焼きなましによっ
て形成すれば、ねじ溝の加工性を向上させると共に、ね
じ溝のリードやピッチ誤差を抑制することができ、高精
度なねじ軸を提供することができる。
による塑性加工を例示したが、これに限らず、研削によ
るねじ溝加工でも良い。すなわち、素材を調質すれば、
表面硬さが上がって切削性が低下し、サイクルタイムが
長くなったり、砥石寿命が短くなるという弊害がある。
したがって、本発明の製造方法のように、素材を調質し
た後に、所望の硬さと深さの軟化層を焼きなましによっ
て形成すれば、ねじ溝の加工性を向上させると共に、ね
じ溝のリードやピッチ誤差を抑制することができ、高精
度なねじ軸を提供することができる。
【0026】以上、本発明の実施の形態について説明を
行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定され
るものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実
施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特
許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の
範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更
を含む。
行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定され
るものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実
施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特
許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の
範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更
を含む。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るボー
ルねじ軸は、軸芯部に調質部を、さらにその外周に焼き
なまし層を残し、表面に硬化層を形成したため、材料の
持つ強度を最大限に高め、ねじ軸に衝撃荷重が作用して
も焼きなまし層が緩衝材として機能し、長寿命化を図る
ことができると共に、表面に硬化層を形成したので、耐
摩耗性を有するボールねじ軸を提供することができる。
ルねじ軸は、軸芯部に調質部を、さらにその外周に焼き
なまし層を残し、表面に硬化層を形成したため、材料の
持つ強度を最大限に高め、ねじ軸に衝撃荷重が作用して
も焼きなまし層が緩衝材として機能し、長寿命化を図る
ことができると共に、表面に硬化層を形成したので、耐
摩耗性を有するボールねじ軸を提供することができる。
【0028】また、本発明に係るボールねじ軸の製造方
法は、丸棒材を調質し、その外周面を焼きなましした後
に前記ねじ溝を加工し、このねじ溝の表面を高周波焼入
れにより硬化処理したので、ねじ溝の加工性を高めるだ
けでなく、ねじ溝加工後、および熱処理後の変形を格段
に抑制することができ、ねじ溝のリード誤差やピッチ誤
差の少ないボールねじ軸を提供することができる。
法は、丸棒材を調質し、その外周面を焼きなましした後
に前記ねじ溝を加工し、このねじ溝の表面を高周波焼入
れにより硬化処理したので、ねじ溝の加工性を高めるだ
けでなく、ねじ溝加工後、および熱処理後の変形を格段
に抑制することができ、ねじ溝のリード誤差やピッチ誤
差の少ないボールねじ軸を提供することができる。
【0029】さらに、ねじ溝を転造加工によって形成す
れば、生産性が良く、安価なボールねじ軸であっても、
研削加工によって形成したものに匹敵する、精度の高い
ボールねじを提供することができる。したがって、従
来、研削ねじでなければ適用できなかった高精度の位置
決めを求められる工作機械や高速搬送装置等への適用範
囲が拡大する。
れば、生産性が良く、安価なボールねじ軸であっても、
研削加工によって形成したものに匹敵する、精度の高い
ボールねじを提供することができる。したがって、従
来、研削ねじでなければ適用できなかった高精度の位置
決めを求められる工作機械や高速搬送装置等への適用範
囲が拡大する。
【図1】本発明に係るボールねじ軸の製造工程を示すフ
ロー図である。
ロー図である。
【図2】(a)は本発明に係るボールねじ軸の部分断面
図である。(b)は(a)のII―II線に沿った横断
面図である。
図である。(b)は(a)のII―II線に沿った横断
面図である。
【図3】ボールねじ軸の斜視図である。
【図4】従来のボールねじ軸の製造工程を示すフロー図
である。
である。
1・・・・・・・・ねじ軸
2・・・・・・・・ねじ部
3・・・・・・・・ねじ山
4・・・・・・・・ねじ溝
5・・・・・・・・硬化層
6・・・・・・・・軟化層
7・・・・・・・・調質部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3J062 AA21 AA27 AB22 AC07 BA01
BA06 BA17 CD02 CD27
4K042 AA14 BA03 BA10 DA01 DA03
DA04 DB01
Claims (7)
- 【請求項1】外周面に螺旋状のボールねじ溝を形成した
ボールねじ軸において、軸芯部に調質部と、この調質部
の外周に焼きなまし層をそれぞれ残し、表面に高周波焼
入れによる硬化層を形成したことを特徴とするボールね
じ軸。 - 【請求項2】丸棒材の外周面に螺旋状のねじ溝を転造加
工により形成したボールねじ軸の製造方法において、前
記丸棒材を調質し、その外周面を焼きなましした後に前
記ねじ溝を加工し、このねじ溝の表面を高周波焼入れに
より硬化処理したことを特徴とするボールねじ軸の製造
方法。 - 【請求項3】前記ねじ溝を転造加工により形成した請求
項2に記載のボールねじ軸の製造方法。 - 【請求項4】前記調質後の表面硬さをHRC25〜35
の範囲に設定した請求項2または3に記載のボールねじ
軸の製造方法。 - 【請求項5】前記丸棒材の外周面を高周波誘導加熱によ
り焼きなましした請求項2乃至4いずれかに記載のボー
ルねじ軸の製造方法。 - 【請求項6】前記焼きなまし後の表面硬さをHRC23
以下に設定した請求項2乃至5いずれかに記載のボール
ねじ軸の製造方法。 - 【請求項7】前記前記焼きなまし深さを、使用ボール径
の1〜3倍の範囲に設定した請求項2乃至6いずれかに
記載のボールねじ軸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001312523A JP2003119518A (ja) | 2001-10-10 | 2001-10-10 | ボールねじ軸およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001312523A JP2003119518A (ja) | 2001-10-10 | 2001-10-10 | ボールねじ軸およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003119518A true JP2003119518A (ja) | 2003-04-23 |
Family
ID=19131168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001312523A Pending JP2003119518A (ja) | 2001-10-10 | 2001-10-10 | ボールねじ軸およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003119518A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090437A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Ntn Corp | 駒式ボールねじ |
KR100578155B1 (ko) * | 2005-10-20 | 2006-05-10 | 주식회사 케이피티 | 기계부품의 표면 처리방법 |
KR100880589B1 (ko) | 2007-05-23 | 2009-01-30 | 주식회사 화일프레스 | 주조공법을 이용한 편심축 제조방법 |
WO2010123034A1 (ja) * | 2009-04-23 | 2010-10-28 | Ntn株式会社 | 転動溝付き軸部品 |
CN101966645A (zh) * | 2010-09-19 | 2011-02-09 | 浙江得利亚自动化制造有限公司 | 一种高精密转造级滚珠丝杠的生产方法 |
JP2011148403A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Nsk Ltd | ラックアンドピニオン式ステアリング装置の製造方法 |
CN102728999A (zh) * | 2011-04-07 | 2012-10-17 | 温永林 | 双栓头丝杠加工工艺 |
CN102814436A (zh) * | 2012-08-24 | 2012-12-12 | 西安交通大学 | 一种中高频感应加热轴向进给滚轧成形螺纹件的方法 |
JP2013092212A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Nippon Techno:Kk | ねじ軸及びその製造方法 |
JP2013230527A (ja) * | 2012-04-28 | 2013-11-14 | Macoho Co Ltd | ボールネジにおけるネジ軸の表面処理装置及びボールネジにおけるネジ軸の表面処理方法 |
JP2015212559A (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-26 | 株式会社日本テクノ | ねじ軸およびその製造方法 |
CN113523739A (zh) * | 2021-07-07 | 2021-10-22 | 丽水市宏锐轴承科技有限公司 | 一种滚珠丝杆的加工工艺 |
WO2023218974A1 (ja) | 2022-05-09 | 2023-11-16 | 日本精工株式会社 | 機械構造部材及びその製造方法 |
WO2023218975A1 (ja) | 2022-05-09 | 2023-11-16 | 日本精工株式会社 | 機械構造部材及びその製造方法 |
-
2001
- 2001-10-10 JP JP2001312523A patent/JP2003119518A/ja active Pending
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090437A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Ntn Corp | 駒式ボールねじ |
KR100578155B1 (ko) * | 2005-10-20 | 2006-05-10 | 주식회사 케이피티 | 기계부품의 표면 처리방법 |
KR100880589B1 (ko) | 2007-05-23 | 2009-01-30 | 주식회사 화일프레스 | 주조공법을 이용한 편심축 제조방법 |
WO2010123034A1 (ja) * | 2009-04-23 | 2010-10-28 | Ntn株式会社 | 転動溝付き軸部品 |
JP2010255702A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Nagato:Kk | 転動溝付き軸部品 |
US8573081B2 (en) | 2009-04-23 | 2013-11-05 | Ntn Corporation | Shaft part formed with a rolling groove |
JP2011148403A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Nsk Ltd | ラックアンドピニオン式ステアリング装置の製造方法 |
CN101966645A (zh) * | 2010-09-19 | 2011-02-09 | 浙江得利亚自动化制造有限公司 | 一种高精密转造级滚珠丝杠的生产方法 |
CN102728999A (zh) * | 2011-04-07 | 2012-10-17 | 温永林 | 双栓头丝杠加工工艺 |
JP2013092212A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Nippon Techno:Kk | ねじ軸及びその製造方法 |
JP2013230527A (ja) * | 2012-04-28 | 2013-11-14 | Macoho Co Ltd | ボールネジにおけるネジ軸の表面処理装置及びボールネジにおけるネジ軸の表面処理方法 |
CN102814436A (zh) * | 2012-08-24 | 2012-12-12 | 西安交通大学 | 一种中高频感应加热轴向进给滚轧成形螺纹件的方法 |
JP2015212559A (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-26 | 株式会社日本テクノ | ねじ軸およびその製造方法 |
CN113523739A (zh) * | 2021-07-07 | 2021-10-22 | 丽水市宏锐轴承科技有限公司 | 一种滚珠丝杆的加工工艺 |
WO2023218974A1 (ja) | 2022-05-09 | 2023-11-16 | 日本精工株式会社 | 機械構造部材及びその製造方法 |
WO2023218975A1 (ja) | 2022-05-09 | 2023-11-16 | 日本精工株式会社 | 機械構造部材及びその製造方法 |
JP7613794B2 (ja) | 2022-05-09 | 2025-01-15 | Nskステアリング&コントロール株式会社 | 機械構造部材及びその製造方法 |
JP7613795B2 (ja) | 2022-05-09 | 2025-01-15 | Nskステアリング&コントロール株式会社 | 機械構造部材及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003119518A (ja) | ボールねじ軸およびその製造方法 | |
JP5737736B2 (ja) | ボールねじのねじ軸 | |
JP5446410B2 (ja) | 環状ワークの熱処理方法 | |
JP5946238B2 (ja) | ベアリングレースの製造方法 | |
CN102152081A (zh) | 车辆摇臂轴承的制造方法 | |
CN101787427A (zh) | 曲轴圆角淬火方法 | |
CN108747242A (zh) | 一种蜗轮齿轮加工工艺 | |
CN114317932B (zh) | 一种获取厚壁高筒环锻件平衡态组织的热处理方法 | |
CN106609321A (zh) | 一种中碳钢轴承钢轴承外圈热处理工艺 | |
JP2912521B2 (ja) | ステアリングラック軸 | |
CN1863931A (zh) | 薄壁零件制造方法、轴承环、推力滚针轴承、滚动轴承轴承环制造方法、滚动轴承轴承环及滚动轴承 | |
CN100396802C (zh) | 机械加工车制压缩弹簧的修复方法 | |
JP2013124416A (ja) | 転がり軸受軌道輪の製造方法 | |
JPH04333521A (ja) | 転がり軸受軌道輪の製造方法 | |
JP4627981B2 (ja) | 薄肉軸受軌道輪の製造方法 | |
JPH06264147A (ja) | ステアリングラック軸の製造方法 | |
CN103952525B (zh) | 弹簧钢弓带的加工方法 | |
JP7613795B2 (ja) | 機械構造部材及びその製造方法 | |
JP7613794B2 (ja) | 機械構造部材及びその製造方法 | |
JP5195081B2 (ja) | 車輪支持用転がり軸受ユニット及びその製造方法 | |
JP2614653B2 (ja) | 熱処理歪の少ない浸炭部品の製造方法 | |
CN114952206B (zh) | 一种轴承套圈的加工方法 | |
JPH0873929A (ja) | 機械要素部品及びその製造方法 | |
WO2006098168A1 (ja) | 転がり運動装置及びその製造方法 | |
KR100259983B1 (ko) | 금속의 열변형 최소화 방법 |