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JP2003119127A - 安定な還元型補酵素q製剤 - Google Patents

安定な還元型補酵素q製剤

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Publication number
JP2003119127A
JP2003119127A JP2001312180A JP2001312180A JP2003119127A JP 2003119127 A JP2003119127 A JP 2003119127A JP 2001312180 A JP2001312180 A JP 2001312180A JP 2001312180 A JP2001312180 A JP 2001312180A JP 2003119127 A JP2003119127 A JP 2003119127A
Authority
JP
Japan
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acid
coenzyme
preparation according
salts
vitamin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001312180A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Fujii
健志 藤井
Taizo Kawabe
泰三 川辺
Yoshitomo Sakamoto
美朝 坂本
Kazunori Hosoe
和典 細江
Takayoshi Hidaka
隆義 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒトの健康維持に関して有用性が高いと考え
られる還元型補酵素Q、より好ましくはQ10を主成分
とした製剤の作製に関して、還元型補酵素Qを酸化に対
して安定に維持することの出来る種々の条件を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 還元型補酵素Qを含有する製剤の作製お
よび保存に関して、種々の検討を行った結果、還元型補
酵素Qを酸化に対して安定的に維持するために適した抗
酸化剤などの添加物および保存条件を見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下記式(1)およ
び下記式(2)で表される補酵素Qを有効成分とし、下
記式(2)で表される還元型補酵素Qを安定に維持でき
る製剤に関する(式中nは1〜12の正数を表す)。
【0002】
【化3】
【0003】
【化4】
【0004】
【従来の技術】補酵素Qは、細菌から哺乳動物まで広く
生体に分布する必須成分である。ヒトでは、補酵素Qの
側鎖が繰り返し構造を10個持つ、補酵素Q10が主成分
であることが知られている。補酵素Q10は、生体内の細
胞中におけるミトコンドリアの電子伝達系構成成分とし
て存在する生理学的成分であり、生体内において酸化と
還元を繰り返すことで電子伝達系における伝達成分とし
ての機能を担っている。補酵素Qは生体において、エネ
ルギー生産、膜安定化および抗酸化活性を示すことか
ら、その有用性は広く知られている。補酵素Q10は、ヒ
トの体内で生合成される分子であるが、加齢と共に生合
成量が低下すること、あるいは様々な疾患における生体
中の補酵素Q10量の減少が報告されている(Yamag
ami、Tet al.Biomedical and
Clinical Aspects of Coen
zyme Q10. Elsevier/North−
Holl and Biomedical Press
Vol.3、79、1981)。このような疾患で
は、外部からの補酵素Q10の供給が良好な結果をもたら
している。更に、罹患時だけではなく老人あるいは肉体
的に疲労したときなど、平常時でも補酵素Q10の補給が
必要であると考えられている。
【0005】補酵素Q10のうち、酸化型補酵素Q10は、
鬱血性心不全薬として医薬用途に用いられている。医薬
用途以外では、ビタミン類同様、栄養剤、栄養補助剤、
更に、痴呆症などの老人性の疾患、アレルギー疾患に対
する有効性、あるいは運動能力の増加なども報告されて
おり、また、その安全性が高いことから有用な栄養補給
の手段といえる。しかし、問題点として補酵素Qが疎水
性の分子であるため経口吸収性が悪く、充分な効果が得
られにくいため期待されたほどの効果が得られていない
のが現状である。
【0006】補酵素Qの実際の用途には全て酸化型補酵
素Q10が使用されている。これは還元型補酵素Q10が酸
化を受けやすく、還元型補酵素Q10を安定的に維持でき
る製剤処方および保存方法が不明であったことによる。
そのため還元型補酵素Q10の利用は科学分野での研究用
のみに限定されてきた。我々は以前に、特開平10−1
09933において、酸化型補酵素Q10単独に比較し
て、還元型補酵素Q10が共に存在することで補酵素Q10
の経口吸収性が高まることを開示し、種々の用途に対し
て還元型補酵素Q10の利用が経口吸収性を上げるために
極めて効果的であることを示したが、還元型補酵素Q10
を酸化に対して安定的に維持できる方法については明ら
かでなかった。今回の発明は、還元型補酵素Q10を安定
的に維持できる製剤処方およびその保存方法に関するも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】補酵素Qは、生体のエ
ネルギー生産および抗酸化活性による酸化ストレスなど
からの身体の防護に有用であると考えられている物質で
あるが、実際に使用されている酸化型補酵素Q10は疎水
性であるため経口吸収性が悪く、充分な効果が得られて
いなかった。上記補酵素Qを効率的に体内へ吸収させる
ためには還元型補酵素Q10の利用が効果的であるとの報
告はあるが、還元型補酵素Q10を酸化に対して安定的に
維持できる製剤処方および保存方法は知られていなかっ
たため実用には供されていなかった。本発明は、還元型
補酵素Qを有効成分とし、酸化安定性に優れた組成物を
提供することにより、還元型補酵素Qの効果的な利用を
可能とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく、還元型補酵素Qを含有する組成物を安定に
維持するための処方、保存条件を種々検討した結果、還
元型補酵素Qを安定的に維持できる条件を見出し、還元
型補酵素Qを含有する組成物を実用的なものとした。
【0009】
【発明の実施の形態】還元型補酵素Qを得る方法として
は特に限定されず、例えば、合成、発酵、天然物からの
抽出等の従来公知の方法により補酵素Qを得た後、クロ
マトグラフィーにより流出液中の還元型補酵素Q区分を
濃縮する方法などを採用することが出来る。この場合に
おいては、必要に応じて上記補酵素Qに対し、水素化ほ
う素ナトリウム、亜ジチオン酸ナトリウム(ハイドロサ
ルファイトナトリウム)等の一般的な還元剤を添加し、
常法により上記補酵素Q中に含まれる酸化型補酵素Qを
還元して還元型補酵素Qとした後にクロマトグラフィー
による濃縮を行っても良い。また、既存の高純度補酵素
Qに上記還元剤を作用させる方法によっても得ることが
出来る。
【0010】本発明の組成物においては、還元型補酵素
Qの補酵素Q全量に対する割合はその用途により適宜決
定できるものであるが、補酵素Qの20重量%以上が望
ましい。更に望ましくは40重量%以上である。還元型
補酵素Qの割合を必要以上に高める必要はなく、通常は
補酵素Q全体の95%以下でよい。
【0011】本発明でいう健康食品とは、人あるいは動
物が健康の維持あるいは改善を目的として摂取する食品
をいう。健康食品の同義語として、サプリメント、ダイ
エッタリーサプリメント、機能性食品、栄養補助食品、
栄養食品がある。
【0012】本発明の製剤の剤型としては特に限定され
ず、例えば、粉末剤であってもよく、結合剤を加えて顆
粒剤としてもよく、粉末をコーティング剤でコーティン
グしてもよく、粉末剤あるいは顆粒剤、あるいはコーテ
ィング剤をカプセルに充填してカプセル剤としてもよ
い。また、天然油、油状の高級脂肪酸、高級脂肪酸モノ
グリセライド、界面活性剤またはこれらの混合物などを
加え、油状のまま充填してソフトカプセル剤とすること
もできる。この場合においては、ゼラチンを主体とした
ものまたはその他の水溶性高分子物質を主体としたもの
等を使用することもできる。また、このようなカプセル
にはマイクロカプセルも含まれる。
【0013】この時に用いることが出来る抗酸化剤とし
ては、クエン酸、クエン酸誘導体、ビタミンC、ビタミ
ンC誘導体、プロブコール、リコペン、ビタミンA、カ
ロテノイド類、ビタミンB、ビタミンB誘導体、フラボ
ノイド類、ポリフェノール類、グルタチオン、セレン、
チオ硫酸ナトリウム、ビタミンE,ビタミンE誘導体、
スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)、グルタ
チオンペルオキシダーゼ、グルタチオン−S−トランス
フェラーゼ、グルタチオン還元酵素、カタラーゼ、アス
コルビン酸ペルオキシダーゼ、およびこれらの混合物が
挙げられる。
【0014】また、キレート剤としては、エチレンジア
ミンテトラ酢酸およびその塩、エチレンジアミンジ酢酸
およびその塩、ヒドロキシイミノジ酢酸およびその塩、
ヒドロキシエチルエチレンジアミンテトラ酢酸およびそ
の塩、ジエチレントリアミンペンタ酢酸およびその塩、
ニトリロトリ酢酸およびその塩、トリエチレンテトラア
ミンヘキサ酢酸およびその塩、ジカルボキシメチルグル
タミン酸テトラナトリウム塩、ジヒドロキシメチルグリ
シン、1、3−プロパンジアミンテトラ酢酸およびその
塩、1、3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパンテトラ
酢酸およびその塩、グルコン酸ナトリウム塩、ヒドロキ
シエチルイデンジホスホン酸、ニトリロトリス、ホスホ
ノブタントリカルボン酸、およびこれらの混合物が挙げ
られる。
【0015】本発明の組成物には、更に、上記還元型補
酵素Qの他に薬剤学的に許容される他の製剤素材を、常
法により適宜添加混合してもよい。このようなものとし
ては特に限定されず、例えば、賦形剤、崩壊剤、滑沢
剤、結合剤、コーティング剤、着色剤、凝集防止剤、吸
収促進剤、溶解補助剤、安定化剤などが挙げられる。
【0016】上記賦形剤としては特に限定されず、例え
ば、白糖、乳糖、ブドウ糖、コーンスターチ、マンニト
−ル、結晶セルロース、リン酸カルシウム、硫酸カルシ
ウム、などが挙げられる。上記崩壊剤としては特に限定
されず、例えば、澱粉、寒天、クエン酸カルシウム、炭
酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、デキストリン、結
晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、トラガン
ト等が挙げられる。上記滑沢剤としては特に限定され
ず、例えば、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ポリ
エチレングリコール、シリカ、硬化植物油等が挙げられ
る。上記結合剤としては特に限定されず、例えば、エチ
ルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、トラガント、シェラック、ゼラチ
ン、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、ポリビニル
アルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ソル
ビトール等が挙げられる。上記コーティング剤としては
特に限定されず、アラビアゴム、オパドライ、カゴソ
ウ、カスターワックス、カルボキシビニルポリマー、カ
ルメロース、含水二酸化ケイ素、ケイ酸マグネシウム、
酢酸ビニル樹脂、ステアリン酸、セタノール、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース等が挙げられる。上記着色
剤としては特に限定されず、例えば、医薬品に添加する
ことが許可されているものなどを使用することができ
る。上記凝集防止剤としては特に限定されず、例えばス
テアリン酸、タルク、軽質無水ケイ酸、含水二酸化ケイ
酸などが挙げられる。上記吸収促進剤としては特に限定
されず、例えば高級アルコール類、高級脂肪酸類、グリ
セリン脂肪酸エステルなどの界面活性剤などが挙げられ
る。上記溶解補助剤としては特に限定されず、例えばフ
マル酸、コハク酸、りんご酸などの有機酸などが挙げら
れる。上記安定化剤としては特に限定されず、例えば安
息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エチ
ルなどが挙げられる。
【0017】本発明の補酵素Qを含有する組成物を作製
する際の還元型補酵素Qの含有量、剤型、保存方法およ
び保存形態は、医薬品、健康食品、疲労回復剤、食品、
動物用医薬品、動物用食品などの用途に応じて適宜決定
できる。剤型としては、望ましくはソフトカプセル剤が
よい。また、粉末剤として用いる場合には、コーティン
グ剤によるコーティングがより望ましい。カプセルに充
填する場合にはカプセルシールをすることがより望まし
い。これらの剤型のいずれを選択するかは、目的とする
還元型補酵素Qの含有量、用途、保存方法などにより適
宜決定できる。また、抗酸化物質、抗酸化酵素、キレー
ト剤など安定化を目的として添加される物質の添加量
は、用途にもよるが概ね補酵素Qの0.01〜100倍
量が望ましい。更に望ましくは、0.1〜10倍量であ
る。
【0018】
【実施例】以下に実施例及び製剤例を揚げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例および製剤
例のみに限定されるものではない。
【0019】(実施例1)粉末状の還元型補酵素Q10
封入した無色ゼラチンカプセルに対して23℃で光と保
存空気の酸化安定性に対する影響を調べた。還元型補酵
素Q 10量はHPLCで定量した。その結果、23℃、通
常の空気中で保存したゼラチンカプセル中の還元型補酵
素Q10粉末は経日的に酸化が進行し、2週間後には遮光
の有無に係らず約30%にまで還元型が減少し、70日
後には殆どが酸化型に酸化された。しかし、窒素置換あ
るいはポンプにより空気を除去した場合には、70日後
でも殆ど酸化を受けなかった(還元型の割合:約95
%)。この結果は、空気中の酸素が還元型補酵素Q10
酸化に重要な役割を果たしており、還元型補酵素Q10
末の保存には、窒素置換あるいは空気除去が有効である
ことを示している。
【0020】(実施例2)遮光、空気中という条件下
で、還元型補酵素Q10カプセルの酸化に対する保存温度
の影響を−20℃、4℃、23℃について調べた。その
結果、−20℃で保存することにより、空気中に保存し
ていても30日後の残存率が91%と酸化を防止できる
ことが判った。また、4℃保存でも、その酸化は大幅に
防止でき、還元型補酵素Q10は、30日後で72%が還
元型のままで存在した。それに対して23℃では26%
にまで還元型が減少した。この結果は、低温条件下で保
存することにより、還元型補酵素Q10の酸化が防止でき
ることを示している。
【0021】(実施例3)粉末状の還元型補酵素Q10
ゼラチンカプセルミニに入れ、カプセルの接合部を2%
ゼラチン水溶液を用いてシールした後、23℃、空気で
保存した。その結果、シールしたゼラチンカプセルミニ
では、空気保存でも28日まで殆ど酸化が進まず、還元
型が91%であった。この結果からシールしたゼラチン
カプセルに還元型補酵素Q10を封入することにより、還
元型補酵素Qの酸化は防止できることが判った。
【0022】(実施例4)還元型補酵素Q10カプセルに
対する抗酸化剤の効果を検討した。各抗酸化剤は5%の
添加量で混合してカプセルに充填した。保存温度は23
℃で空気保存し、還元型補酵素Q10の安定化に対する抗
酸化剤の効果を調べた。1週間後、抗酸化剤を入れない
場合は、59%まで還元型が減少したが、クエン酸では
78%、チオ硫酸ナトリウムでは91%、アスコルビン
酸では82%まで還元型が維持できていた。この結果、
抗酸化剤を添加することで還元型補酵素Q 10の安定化効
果が見られることが判った。
【0023】(製剤例1)(散剤)還元型補酵素Q10
プロパノールに溶解し、次いでこれを微結晶セルロース
に吸着させた後、減圧下で乾燥した。これを窒素気流下
でトウモロコシ澱粉およびアスコルビン酸と混合し、散
剤とした。
【0024】 還元型補酵素Q10 10重量部 微結晶セルロース 40重量部 トウモロコシ澱粉 55重量部 アスコルビン酸 20重量部 (製剤例2) (カプセル剤)製剤例1と同様に散剤を
作製した後、常法によりゼラチンカプセルに充填した。
充填したカプセルはシールをした後、窒素雰囲気下でパ
ッキングし、冷蔵保存した。
【0025】 還元型補酵素Q10 20重量部 微結晶セルロース 40重量部 トウモロコシ澱粉 20重量部 乳糖 65重量部 ステアリン酸マグネシウム 3重量部 ポリビニルピロリドン 2重量部 (製剤例3) (ソフトカプセル剤)大豆油を50℃に
加温し、同温度で溶融した還元型補酵素Q10を加えて溶
解した。これを常法によりソフトカプセル化した。
【0026】 還元型補酵素Q10 50重量部 大豆油 350重量部 (製剤例4)(錠剤)還元型補酵素Q10をプロパノール
に溶解し、これを微結晶セルロースに吸着させた後、減
圧下で乾燥した。これに窒素雰囲気下でトウモロコシ澱
粉、乳糖、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸
マグネシウムを混合し、次いでポリビニルピロリドンの
水溶液を結合剤として加えて常法により顆粒化した。こ
れに滑沢剤としてタルクを加えて混合した後、錠剤に打
錠した。錠剤は窒素雰囲気下でパッキングした。
【0027】 還元型補酵素Q10 20重量部 トウモロコシ澱粉 25重量部 乳糖 15重量部 カルボキシメチルセルロースカルシウム 10重量部 微結晶セルロース 40重量部 ポリビニルピロリドン 5重量部 ステアリン酸マグネシウム 3重量部 タルク 10重量部
【0028】
【発明の効果】本発明の組成物は上述の構成よりなるの
で、還元型補酵素Q10の酸化安定性に優れた補酵素Q製
剤が実用化できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/122 A61K 31/122 47/04 47/04 47/10 47/10 47/14 47/14 47/18 47/18 47/20 47/20 47/22 47/22 47/24 47/24 47/26 47/26 47/34 47/34 47/46 47/46 A61P 9/04 A61P 9/04 25/28 25/28 37/08 37/08 (72)発明者 日高 隆義 兵庫県神戸市垂水区本多聞2−21−8 Fターム(参考) 4B018 MD08 ME02 ME06 ME07 4C076 AA30 AA36 AA53 AA56 BB01 CC01 CC07 CC21 DD24 DD34 DD37 DD41 DD43 DD51 DD59 DD61 DD62 DD63 DD67 EE16 EE17 EE31 EE38 EE42 EE60 FF03 FF63 4C206 AA01 CA34 CB27 KA01 MA02 MA03 MA04 MA05 MA10 MA13 MA14 MA55 MA57 MA63 MA72 NA03 NA11 ZA15 ZA36 ZB13 ZC21 ZC52

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1) 【化1】 (式中nは1〜12の整数を表す)で表される酸化型補
    酵素Qおよび下記式(2) 【化2】 (式中nは1〜12の整数を表す)で表される還元型補
    酵素Qを有効成分とし、還元型補酵素Qを酸化に対して
    安定的に維持できることを特徴とする経口製剤。
  2. 【請求項2】補酵素Qが補酵素Q10であることを特徴と
    する請求項1記載の経口製剤。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の経口製剤であって、その
    経口製剤が医薬品、健康食品であるところの製剤。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の製剤であって、抗酸化物
    質及び/又は抗酸化酵素を含有する製剤。
  5. 【請求項5】請求項4の製剤であって、抗酸化物質がビ
    タミンE、ビタミンE誘導体、ビタミンC、ビタミンC
    誘導体、プロブコール、リコペン、ビタミンA、カロテ
    ノイド類、ビタミンB、ビタミンB誘導体、クエン酸、
    クエン酸誘導体、フラボノイド類、ポリフェノール類、
    グルタチオン、セレン、チオ硫酸ナトリウム、およびこ
    れらの混合物であるところの組成物。
  6. 【請求項6】請求項4の製剤であって、抗酸化酵素がス
    ーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)、グルタチ
    オンペルオキシダーゼ、グルタチオン−S−トランスフ
    ェラーゼ、グルタチオン還元酵素、カタラーゼ、アスコ
    ルビン酸ペルオキシダーゼ、およびこれらの混合物であ
    るところの製剤。
  7. 【請求項7】キレート剤として、エチレンジアミンテト
    ラ酢酸およびその塩、エチレンジアミンジ酢酸およびそ
    の塩、ヒドロキシイミノジ酢酸およびその塩、ヒドロキ
    シエチルエチレンジアミンテトラ酢酸およびその塩、ジ
    エチレントリアミンペンタ酢酸およびその塩、ニトリロ
    トリ酢酸およびその塩、トリエチレンテトラアミンヘキ
    サ酢酸およびその塩、ジカルボキシメチルグルタミン酸
    テトラナトリウム塩、ジヒドロキシメチルグリシン、
    1、3−プロパンジアミンテトラ酢酸およびその塩、
    1、3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパンテトラ酢酸
    およびその塩、グルコン酸ナトリウム塩、ヒドロキシエ
    タンジホスホン酸、ニトリロトリス、ホスホノブタント
    リカルボン酸をさらに含有することを特徴とする請求項
    1又は請求項4記載の経口製剤。
  8. 【請求項8】請求項1から7の経口製剤であって、その
    形態が錠剤、カプセル剤、散剤、ソフトカプセル剤であ
    る製剤。
  9. 【請求項9】請求項1から8の製剤の作製および/また
    は保存に関して、窒素あるいは不活性気体を用いること
    を特徴とする保存方法。
  10. 【請求項10】請求項1から8の製剤を4℃以下の低温
    で保存する事を特徴とする保存方法。
  11. 【請求項11】請求項8のカプセル製剤に関して、カプ
    セルをシールすることを特徴とするカプセル製剤。
  12. 【請求項12】請求項1から11の製剤を、家畜、ペッ
    トなどの動物用として用いる方法。
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