JP2003118825A - コンベア装置における安全装置 - Google Patents
コンベア装置における安全装置Info
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Abstract
を検知し、その安全を確保することを目的とする。 【解決手段】 コンベア装置1により搬送される車体W
の位置や形状を安全柵3内において検知する第一センサ
PS1,PS2、及び、第二センサPS3,PS4と、
作業者検知用に上下に二つ配置された上側センサLC1
と下側センサLC2とを有し、車体Wの位置により、上
側センサLC1と下側センサLC2を切り替え使用し
て、作業者を検知する安全装置4とした。
Description
られるコンベア装置における安全装置に関する。
装置によって搬送し、ロボットによる部品の組み付け
や、溶接を自動で行うことがある。このような自動組立
工程では、ロボットの稼動領域の外周を安全柵で囲うと
共に、安全柵内に点検等のために入った作業者を検知す
る安全装置が設けられている。ここで、作業者を検知す
る安全装置の従来技術としては、特開平11−3018
35号公報に記載されているものがあげられる。この安
全装置は、コンベアの搬送方向に配列した複数の検知手
段が、バケット等の物体の通過に伴って、その物体を順
次検知する際の時間差に基づいて物体が作業者であるか
否かを判断している。
作業者に対して充分に大きい自動車の車体の場合は、作
業者がいた場合の時間差の変化量が誤差範囲内になって
しまい、車体と作業者との識別が困難になることがあっ
た。また、車体の組み立てラインには、形状が異なる複
数の車体が搬送されることがある。車体形状の違いによ
り検知時間に差がでると、車体と作業者との識別がさら
に困難になるという問題もあった。従って、本発明は、
自動車の車体であっても作業者との識別を確実に行い、
作業者を検知し、その安全を確保することを主たる目的
とする。
発明の請求項1に係る発明は、車体を搬送するコンベア
装置の所定の領域内において作業者の有無を検知する安
全装置であって、作業者を検知するために上下方向に離
間して配置された上側センサ、及び、下側センサと、車
体を検知するために搬送方向において上側センサに前後
するように配列された第一センサ及び第二センサと、こ
れらを制御する制御装置とを備え、制御装置は、第一セ
ンサ及び第二センサが共に車体を検知していないとき
は、上側センサを用い、第一センサ、又は、第二センサ
が車体を検知しているときは、下側センサを用いて作業
者の検知を行うように制御するコンベア装置における安
全装置とした。
安全装置は、上下方向に配置される上側センサと下側セ
ンサで作業者を確実に検知するものである。この安全装
置において上側センサと下側センサの切り替えは、搬送
方向における車体の位置を第一センサ、及び、第二セン
サで検知することにより行われる。すなわち、第一、第
二センサが車体を検知していない場合は、パレット等の
障害物を作業者と誤認しないように、上側に位置する上
側センサで作業者検知を行う。第一、第二センサの一方
が車体を検知した場合には、車体を作業者と誤認しない
ように、下側に位置する下側センサで作業者検知を行
う。
求項1に記載のコンベア装置における安全装置におい
て、車体を搭載してコンベア上を移動するパレットに設
けた突出部と、パレットの到来ごとに突出部を検知する
パレット用センサとを備え、制御装置はパレット用セン
サが突出部を検知した際に、上側センサ、下側センサ、
及び、第一センサ、第二センサのそれぞれに動作確認を
行わせるように構成した。
安全装置は、パレットの到来ごとに各センサの動作確認
を行うことで、誤作動を防止するものである。ここで、
動作確認とは、光学式センサの場合の光量、光軸チェッ
クや、検出部のキャリブレーション等があげられる。
施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図
1は本実施形態における安全装置が設置されている組立
ラインの一部を示した側面図であり、図2は組立ライン
の平面図である。図1及び図2に示すように、組立ライ
ンLは、車体WをパレットPに載置して搬送するフロア
コンベア(コンベア装置)1と、フロアコンベア1に接
続され、自動化エリアの構成要素となる昇降装置2と、
自動化エリアを区画するために設けられた安全柵3と、
安全柵3の入口開口部3aの近傍に設置されたセンサP
S1,PS2,PS3,PS4,LC1,LC2を含む
安全装置4とから構成されている。本実施形態における
安全装置4は、自動化エリア内に作業者がいる状態で車
体Wが昇降装置2に受け渡されることを防止するために
設けられている。
れており、車体Wを搭載したパレットPがチェーンの駆
動により回転する多数のローラ(共に不図示)により順
次押し出される構成を有している。このパレットPに
は、タイヤを未装着の車体Wが、車体受け部5a,5
b,5cに持ち上げられるようにして支持されている。
素である昇降装置2は、フロアコンベア1のパレットP
に搭載されている車体Wのサイドシルを保持するサイド
シル保持部21を備えた保持部22をスライダ24に進
退自在に設けられており、スライダ24は、ポスト23
に沿って上下移動可能に構成されている。このような昇
降装置2は、フロアコンベア1からリフトコンベア(不
図示)への移載のために用いられる。また、自動化エリ
アは、昇降装置2にロボットを組み合わせて、車体Wの
下部への部品の組み付けや、溶接を行う作業領域とする
こともできるし、ロボットのみが稼動する作業領域であ
っても良い。
知用の第一センサであるセンサPS1及びセンサPS
2、第二センサであるセンサPS3及びPS4と、作業
者検知用のセンサである上側センサLC1及び下側セン
サLC2、並びに、リミットスイッチLSと、制御装置
6と、警告手段7とを有し、必要に応じて、フロアコン
ベア1や、昇降装置2に停止信号を出力する構成になっ
ている。このうち制御装置6は、CPU(Central Proc
essing Unit)やメモリ等で構成されており、所定のプ
ログラムが展開・起動されることにより、後に説明する
所定の処理を実現する。また、警告手段7としては、警
告灯や、警告音を発生する音源など、作業者に注意を喚
起するための公知の手段からなっている。
LC2、及び、リミットスイッチLSについて、それぞ
れ説明する。なお、本実施形態において、センサPS1
〜PS4,LC1,LC2は光学式センサである。リミ
ットスイッチLSは接触式のセンサであるが、リミット
スイッチLSを光学式センサとしても良い。
は、自動化エリア内において昇降装置2から安全柵3の
入口開口部3aに向かって順番に、第一センサであるセ
ンサPS1、センサPS2と、第二センサであるセンサ
PS3、センサPS4とが配置されている。図4
(a),(b)に示すように、センサPS1は、光源を
含む発光部PS11と、受光した光を電気信号に変換し
て制御装置6に出力する受光部PS12とを有してい
る。受光部PS12はパレットPの幅方向に所定距離だ
け離れて床面から立設する支柱41の上部に固定されて
おり、受光部PS12は、パレットPを挟んで支柱41
に対向する位置に立設する支柱42の下部に固定されて
いる。発光部PS11からの光は上方から下方に向けて
所定の傾斜角度を持って照射される。センサPS2は、
支柱41の下部に固定されている発光部PS21と、支
柱42の上部に固定されている受光部PS22とを有
し、発光部PS21からの光は下方から上方に向けて所
定の傾斜角度を持って照射される。
PS3は、支柱43の上部に固定されている発光部PS
31と、支柱43に対向する支柱44の下部に固定され
ている受光部PS32とを有している。発光部PS31
からの光は、前記のセンサPS1の発光部PS11と同
様に、上方から下方に向けて所定の傾斜角度を持って照
射される。センサPS4は、支柱43の下部に固定され
ている発光部PS41(図4(a)参照)と、支柱43
に対向する支柱44の上部に固定されている受光部PS
42(図4(b)参照)とを有している。センサPS4
の発光部PS41も、前記のセンサPS2の発光部PS
21と同様に、下方から上方に向けて所定の傾斜角度を
持って照射される。
3内に搬入されると、その光路が入口開口部3a側の第
二センサ(センサPS3及びセンサPS4)、昇降装置
2側の第一センサ(センサPS1及びセンサPS2)の
順番に遮られるようになっている。光路が遮られ、受光
部PS12,PS22,PS32,PS42が光を受光
しない場合は、受光部PS12,PS22,PS32,
PS42からの出力がゼロになるので、制御装置6は対
応するセンサPS1〜PS4の配置位置に車体Wが搬入
されたものと判断する。なお、センサPS1とセンサP
S2は、実質的に同一位置において車体Wを検知する
が、それぞれの光路が異なるために、車体Wを検知する
順番や、タイミングにより車体形状の違いを検知するこ
とが可能である。同様に、センサPS3とセンサPS4
は、入口開口部3a側の実質的に同一位置において車体
Wを検知するが、それぞれの光路が異なるために、車体
Wを検知する順番や、タイミングにより車体形状の違い
を検知することが可能である。
は、図4(a)において円形状を有する光源が水平方向
に配列された構成を有する発光部LC11と、発光部L
C11のそれぞれの光源に対応する複数の受光素子(不
図示)からなる受光部LC12とを有している。図4
(b)に示すように発光部LC11は、パレットPの幅
方向に所定距離だけ離れて床面から立設する保持部材4
5の上部に配置されている。受光部LC12は、パレッ
トPを挟んで立設する保持部材46の上部に配置されて
いる。同様に、下側センサLC2は、発光部LC21と
受光部LC22とを有している。発光部LC21は、図
4(a)において円形状を有する光源が保持部材45の
下部に配列されている構成を有し、図4(b)に示す受
光部LC22は、保持部材46の下部において、光源に
対応して配列されている複数の受光素子から構成されて
いる。なお、この下側センサLC2は、パレットPの搬
送方向において、上側センサLC1よりも入口開口部3
a側に位置をずらして配置されている(図4(a)参
照)。
それぞれ光源と受光素子が上下方向に平行に配列された
構成を有しているので、二条の平行な幅広(カーテン
状)の光束が形成される。図4(b)に示すように、上
側センサLC1による光束は、パレットPの車体受け部
5a(及び車体受け部5b.5c)よりも上方に形成さ
れるので、車体Wを搭載していない空のパレットPが通
過しても光束が遮られることはない。一方、下側センサ
LC2による光束は、車体受け部5aの通過により、遮
られる。上側センサLC1、下側センサLC2が稼動状
態で、かつ、光路が遮られた場合には、受光部LC1
2,LC22からの出力がゼロになるので、制御装置6
は、作業者が安全柵3内に存在(在籍)すると判断す
る。
PS1〜PS4,LC1,LC2のセルフチェック(動
作確認)を行うためのトリガーとして用いられている。
図1に示すようにリミットスイッチLSは、安全柵3の
手前においてフロアコンベア1の底面に固定されてお
り、パレットPの下面に突設されたロッド8に押圧され
ると接点が繋がり、ロッド8が通過すると再び接点が離
れるようになっている。リミットスイッチLSの接点が
繋がると、制御装置6は、各センサPS1〜PS4,L
C1,LC2を順番に、又は、これらを同時に作動させ
て、光源の破損や、光軸ずれの有無の確認、すなわち、
セルフチェックを行う。このようなセルフチェックは、
車体Wの有無に関らず、パレットPの到来ごとに行わ
れ、受光部PS12,PS22,PS32,PS42が
それぞれ適正な光量の光を受光できない場合には、制御
装置6が異常状態と判断する。同様に、受光部LC1
2,LC22がそれぞれ適正な光量の光を受光できない
場合には、制御装置6が異常状態と判断する。異常状態
と判断した場合の制御装置6は、警告手段7を作動させ
て、作業者に各センサPS1〜PS4,LC1,LC2
の保守・点検を促す。
の検知を図5のフローチャートに従って説明する。な
お、以下においては、理解を容易にするために、各セン
サPS1〜PS4,LC1,LC2が車体Wや、作業者
を検知したときの出力をon、検知しないときの出力を
offとして説明する。また、以下の各工程において、
安全装置4による作業停止命令が出力されるまでは、フ
ロアコンベア1、昇降装置2は稼動し続けるものとす
る。
が開始されると、車体WがパレットPに搭載され、搬送
されてくる。このとき、安全装置4は、セルフチェック
のためのトリガーがかけられたか否かを判断する(ステ
ップS51)。パレットPのロッド8がリミットスイッ
チLSを押圧した場合、つまり、トリガーがかかった場
合(YES)はステップS52に進み、各センサPS1
〜PS4,LC1,LC2のセルフチェックを行う。一
方、トリガーがかからない場合は、そのままステップS
54に進み、車体検知、及び、作業者検知を行う。
したように各センサPS1〜PS4,LC1,LC2の
光源の破損や、光軸ずれの有無を確認する工程である。
セルフチェックの結果、異常状態と判断された場合(N
O)には、ステップS53に進み、警告を発令して作業
者等に知らせ、フロアコンベア1や、昇降装置2を停止
させ、処理を終了する。このときは、必要なメンテナン
スを行った後に、再度、フロアコンベア1、昇降装置2
を稼動させることになる。一方、セルフチェックの結
果、正常状態と判断された場合(YES)には、ステッ
プS54に進み、車体検知を開始する。
は、センサPS1〜PS4を用いて、車体Wの位置を検
知する工程である。また、これに続くステップS57か
らステップS61までは、車体位置の検知結果に基づい
て作業者の検知を行う工程である。なお、ステップS5
4からステップS61までの処理については後に詳細を
説明するので、ここでは概略のみを説明する。また、制
御装置6がセンサPS1〜PS4をチェックする順番に
序列はないので、実際にはステップS54、ステップS
55、ステップS56の処理は、ほぼ同時に行われてい
る。
て行われた車体Wの位置の検知結果を受けて、制御装置
6は、上側センサLC1、下側センサLC2の作動状態
の切り替えを行う(ステップS57、ステップS58、
ステップS59)。そして、ステップS57、又は、ス
テップS58の処理を行った場合で、かつ、所定のセン
サLC1,LC2が作業者を検知した場合(上側センサ
LC1=on、又は、下側センサLC2=on)は、警
告を発し(ステップS53)、作業を停止させる。一
方、上側センサLC1、下側センサLC2がともに作動
停止状態の場合(ステップS59)、又は、作動中の上
側センサLC1又は下側センサLC2が作業者を検知し
ない場合(上側センサLC1=off、又は、下側セン
サLC2=off)は、それぞれステップS51に戻
る。
1までの処理を、車体Wの位置ごとに場合分けして、図
6から図9を参照しながら説明する。まず、図6(a)
のように、安全柵3内に車体Wがない場合、つまり、制
御装置6が、車体検知用のセンサPS1〜PS4から、
図6(b)に示すような検知結果を取得している場合
は、図5のステップS54からステップS55を経て、
ステップS57に進む。これにより下側センサLC2が
作動停止になり、上側センサLC1のみが作動状態とな
る。これは、下側センサLC2が空のパレットPの車体
受け部5a,5b,5cが下側センサLC2の光束を遮
ったときに作業者が居ると誤認することを防止するため
である。
1に示すように、上側センサLC1がonとなった場合
(図5のステップS60でYES)、つまり、光束が遮
られた場合には、制御装置6は、安全柵3内に作業者が
在籍していると判断して、パトランプの点灯、フロアコ
ンベア1の停止、昇降装置2の停止といった、必要な措
置を講じる。一方、図6(c)のケースC2に示すよう
に上側センサLC1がoffのままである場合(図のス
テップS60でNO)、つまり、光束が遮られていない
場合は、制御装置6は、安全柵3内に作業者が在籍して
いないと判断して、次のパレットPを安全柵3内に搬入
する。
部分W1が安全柵3内に入った場合、つまり、車体検知
用のセンサPS1〜PS4が図7(b)に示すような出
力をしている場合は、ステップS54からステップS5
5を経てステップS58に進み、上側センサLC1が作
動停止になり、下側センサLC2のみが作動状態とな
る。これは、車体Wのフロント部分W1の搬入に伴い、
車体Wの最先端であるノーズ部分が上側センサLC1の
光束を遮ったときに、ノーズ部分を作業者と誤検知する
ことを防止するためである。
3に示すように、下側センサLC2の出力がONとなっ
た場合(ステップS61でYES)、つまり、光束が遮
られた場合には、制御装置6は、安全柵3内に作業者が
在籍していると判断して、パトランプの点灯、フロアコ
ンベアの停止、リフト装置の停止といった、必要な措置
を講じる。一方、ケースC4に示すように下側センサL
C2がOFFのままである場合(ステップS61でN
O)、つまり、光束が遮られていない間は、制御装置6
は、安全柵3内に作業者が在籍していないと判断して、
車体Wの安全柵3内への搬入を続ける。
用のセンサPS1〜PS4が図8(b)に示すような出
力をしている場合は、ステップS54からステップS5
6を経てステップS59に進む。この場合は、図8
(c)のケースC5に示すように上側センサLC1及び
下側センサLC2が共に作動停止になり、作業者の検知
は行わない。これは、上側センサLC1が車体Wを作業
者と誤認したり、下側センサLC2がパレットPの車体
受け部5a,5b,5cを作業者と誤検知したりするこ
とを防止するためである。
ア部W2のみが車体検知用のセンサPS1,PS2の領
域にある場合は、車体検知用のセンサPS1〜PS4は
図9(b)に示すような出力をする。この場合は、ステ
ップS54からステップS56を経てステップS58に
進み、車体Wの最後端であるテール部分の影響を避ける
ために、下側センサLC2のみが作動する。このとき制
御装置6は、図9(c)のケースC6に示すように、下
側センサLC2がonとなった場合(ステップS61で
YES)は、安全柵3内に作業者が在籍していると判断
し、必要な措置を講じ、ケースC7のように下側のLC
2がoffのままである場合(ステップS61でNO)
は、安全柵3内に作業者が在籍していないと判断し、作
業を継続させる。
よって作業者を検知する上側センサLC1、下側センサ
LC2の作動状態を切り代えることで、作業者と車体W
の識別を確実なものとすることができ、作業者の安全を
確保することができる。また、パレットPの到来ごとに
各センサPS1〜PS4,LC1,LC2のセルフチェ
ックを行う構成にしたので、安定した作業者検知や、車
体検知を行うことが可能になる。
形態について、図5、図10を参照しながら詳細に説明
する。なお、第一実施形態と同一の構成要素について
は、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
施形態における安全装置4は、自動化エリアから搬出さ
れる出口開口部3bにおいて作業者検知や、車体検知を
するために設けられており、その構成は、制御装置6に
各センサPS1〜PS4,LC1,LC2、リミットス
イッチLS(図10(a),(b)には不図示)が接続
され、フロアコンベア1や、昇降装置2、警告手段に必
要な情報を出力可能な構成になっている。なお、セルフ
チェック用のリミットスイッチLSは、自動化エリアの
手前側に設けることが望ましいが、出口開口部3bの外
側に設け、パレットPの通過を確認することで次のパレ
ットPのためにセルフチェックを行う構成にしても良
い。
は、光学式センサであり、昇降装置2側から出口開口部
3bにかけて第二センサであるセンサPS4及びセンサ
PS3、第一センサであるセンサPS2及びセンサPS
1の順番に配列されている。図10(b)に示すように
昇降装置2側のセンサPS4は、降下してくる車体Wの
フロント部分W1を検知するために、高い位置からの検
知が可能になるように、長尺の支柱61の上部から対向
する支柱62の下部に向けて光路が形成されるように配
置されている。センサPS3は、支柱62の上部から支
柱61の下部に向けて車体Wの形状を検知するためにセ
ンサPS4とは異なる傾斜角度の光路を形成するように
配置されている。出口開口部3b側のセンサPS1は、
支柱63の上部から対向する支柱64の下部に向けて光
路が形成されるように配置されている。センサPS2
は、支柱63の下部から支柱64の上部に向けて光路が
形成されるように配置されている。
方向でセンサPS3,PS4とセンサPS1,PS2と
の間において、保持部材65の上部から、対向する保持
部材66の上部に水平な光束を形成するように配置され
ている。下側センサLC2は、保持部材65の下部から
保持部材66の下部に水平な光束を形成するように配置
されている。なお、図10(a)に示すように、下側セ
ンサLC2は、搬送方向において、上側センサLC1よ
りも出口開口部3b側に位置をずらして配置されてい
る。
同様に図5に示すフローチャートに従って、上側センサ
LC1、及び、下側センサLC2の作動状態を制御して
作業者の検知を行う。具体的には、第一センサPS1,
PS2、及び、第二センサPS3,PS4が共に車体W
を検知している場合には作業者検知は行なわず、車体W
を検知していない場合は上側センサLC1により作業者
検知を行う。一方、第一センサPS1,PS2、又は、
第二センサPS3,PS4の一方が車体W(前方部分W
1や後方部分W2)を検知している場合には、下側セン
サLC2で作業者検知を行う。また、ステップS54、
ステップS55、及び、ステップS56の処理はほぼ同
時に行われ、センサPS1とセンサPS2の検知タイミ
ング等や、センサPS3とセンサPS4の検知タイミン
グ等により車体形状を識別して車種を判断している。
施形態について図5、図11を参照しながら詳細に説明
する。なお、第一,第二実施形態と同一の構成要素につ
いては、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
形態における安全装置4は、タイヤTが組み付けられた
後の車体Wを搬送するフロアコンベア71において、自
動化エリアに搬出される入口開口部3aで作業者検知
や、車体検知をするために設けられている。その構成
は、制御装置6に各センサPS1〜PS4,LC1,L
C2、リミットスイッチLSが接続され、フロアコンベ
ア71や、昇降装置2、警告手段に必要な情報を出力可
能な構成になっている。本実施形態におけるパレットP
は、車止め5d,5eによってタイヤTを固定すること
で車体Wを載置している。
サPS1〜PS4は、光学式センサであり、昇降装置2
側から入口開口部3aにかけて配列されている。図11
(b)に示すようにセンサPS1は、支柱71の上部か
ら、対向する支柱72の下部に向けて傾斜する光路を形
成するように配置されている。センサPS2は、支柱7
1の下部から支柱72の上部に向けて傾斜する光路を形
成するように配置されている。また、センサPS3は、
支柱73の上部から、対向する支柱74の下部に向けて
傾斜する光路を形成し、センサPS4は、支柱73の下
部から支柱74の上部に向けて傾斜する光路を形成して
いる。
方向でセンサPS3,PS4とセンサPS1,PS2と
の間において、保持部材75の上部から、対向する保持
部材76の上部に水平な光束を形成するように配置され
ている。下側センサLC2は、保持部材75の下部から
保持部材76の下部に水平な光束を形成するように配置
されている。図11(a)に示すように下側センサLC
2は、搬送方向において、上側センサLC1よりも入口
開口部3a側に位置をずらして配置されている。本実施
形態における上側センサLC1、及び、下側センサLC
2は、前記した第一実施形態よりも低い位置にそれぞれ
配置されている。これは、パレットPに車体Wが低い位
置で載置されているからであり、特に下側センサLC2
は、その光束が車体Wにより遮られない(ただし、タイ
ヤTは光束を遮る)ように低くしてある。
同様に図5に示すフローチャートに従って、上側センサ
LC1、及び、下側センサLC2の作動状態を制御して
作業者の検知を行う。具体的には、第一センサPS1,
PS2、及び、第二センサPS3,PS4が共に車体W
を検知している場合には作業者検知は行なわず、車体W
を検知していない場合は上側センサLC1により作業者
検知を行う。一方、第一センサPS1,PS2、又は、
第二センサPS3,PS4の一方が車体W(前方部分W
1や後方部分W2)を検知している場合には、下側セン
サLC2で作業者検知を行う。また、ステップS54、
ステップS55、及び、ステップS56の処理はほぼ同
時に行われ、センサPS1とセンサPS2の検知タイミ
ング等や、センサPS3とセンサPS4の検知タイミン
グ等により車体形状を識別して車種を判断している。
れずに広く応用することができる。例えば、第一センサ
PS1,PS2や第二センサPS3,PS4の数は、車
体Wの車種検知に必要な数だけ設けることができる。そ
の一方で、車種検知を行わない場合は、それぞれ一つず
つのセンサとすることもできる。また、センサPS1〜
PS4は、光路が床面に平行になるように配置されても
良い。上側センサLC1、下側センサLC2は、その光
路が傾斜角度を有するように配置されても良い。
置によれば、上下方向に配置される上側センサと下側セ
ンサとを車体位置によって切り替える構成にしたので、
車体等と作業者の区別を明確にでき、作業者の検知を確
実に行い、作業者の安全を確保することができる。請求
項2に記載のコンベア装置における安全装置によれば、
パレットの到来ごとに各センサの動作確認をする構成に
したので、誤作動を防止することが可能になり、作業者
の安全を確保することができる。
全装置が設置される組立ラインの構成を示す側面図であ
る。
れが適用されるコンベア装置の構成を示す平面図であ
る。
(a)側面図、(b)正面図である。
処理のフローチャートである。
(b)車体検知用センサの出力を示す図、(c)作業者
検知用センサの出力を示す図である。
(a)側面図、(b)車体検知用センサの出力を示す
図、(c)作業者検知用センサの出力を示す図である。
図、(b)車体検知用センサの出力を示す図、(c)作
業者検知用センサの出力を示す図である。
(a)側面図、(b)車体検知用センサの出力を示す
図、(c)作業者検知用センサの出力を示す図である。
置の(a)側面図、(b)正面図である。
置の(a)側面図、(b)正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車体を搬送するコンベア装置の所定の領
域内において作業者の有無を検知する安全装置であっ
て、 作業者を検知するために上下方向に離間して配置された
上側センサ、及び、下側センサと、前記車体を検知する
ために搬送方向において前記上側センサに前後するよう
に配列された第一センサ及び第二のセンサと、これらを
制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記第一
センサ及び前記第二センサが共に前記車体を検知してい
ないときは、前記上側センサを用い、前記第一センサ、
又は、前記第二センサが前記車体を検知しているとき
は、前記下側センサを用いて作業者の検知を行うように
制御することを特徴とするコンベア装置における安全装
置。 - 【請求項2】 前記車体を搭載してコンベア上を移動す
るパレットに設けた突出部と、前記パレットの到来ごと
に前記突出部を検知するパレット用センサとを備え、前
記制御装置は前記パレット用センサが前記突出部を検知
した際に、前記上側センサ、下側センサ、及び、前記第
一センサ、第二センサのそれぞれに動作確認を行わせる
ように構成したことを特徴とする請求項1に記載のコン
ベア装置における安全装置。
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---|---|---|---|
JP2001314009A JP3856372B2 (ja) | 2001-10-11 | 2001-10-11 | コンベア装置における作業者の検知方法 |
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JP (1) | JP3856372B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006212517A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Anritsu Sanki System Co Ltd | 物品選別装置 |
CN102963716A (zh) * | 2012-11-16 | 2013-03-13 | 江苏天奇物流系统工程股份有限公司 | 随行升降转载机构的控制系统 |
CN114560256A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-05-31 | 国能神东煤炭集团有限责任公司 | 一种刮板输送机故障检测方法、系统及存储介质 |
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2001
- 2001-10-11 JP JP2001314009A patent/JP3856372B2/ja not_active Expired - Fee Related
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