[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2003114374A - 画像撮像装置 - Google Patents

画像撮像装置

Info

Publication number
JP2003114374A
JP2003114374A JP2001308085A JP2001308085A JP2003114374A JP 2003114374 A JP2003114374 A JP 2003114374A JP 2001308085 A JP2001308085 A JP 2001308085A JP 2001308085 A JP2001308085 A JP 2001308085A JP 2003114374 A JP2003114374 A JP 2003114374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
image pickup
auxiliary light
brightness
pickup device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001308085A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Koyanagi
正和 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001308085A priority Critical patent/JP2003114374A/ja
Publication of JP2003114374A publication Critical patent/JP2003114374A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助光を発光してオートフォーカスを行う場
合に、補助光の光量を最適とする。 【解決手段】 AF補助光が発光されていない状態で、
AF検波エリア付近の輝度レベルを取得する。続いて、
AF補助光の最大発光を行い、AF検波エリア付近での
輝度レベルを取得する。続いて、非発光状態での輝度レ
ベルと、最大発光状態での輝度レベルとの差違を求め、
この差異に基づきオートフォーカス処理で必要な最低限
のAF補助光の出力光量を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD(Charge C
oupled Device)イメージセンサやC−MOSイメージ
センサ等の光電変換素子を用いて電子的に静止画像等を
撮像する画像撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CCD(Charge Coupled Device)イメ
ージセンサやC−MOSイメージセンサを光電変換素子
として用いたいわゆるデジタルスチルカメラと呼ばれる
電子式の画像撮像装置が広く用いられている。
【0003】このようなデジタルスチルカメラには、一
般的に、自動的にフォーカス(ピント)を合わすオート
フォーカス機能が設けられている。デジタルスチルカメ
ラのオートフォーカスの方式には様々な方式があるが、
フォーカスレンズを移動させながら各位置でCCDで画
像を撮像し、撮像画像のコントラストが一番高い位置を
探索する方式が主流となっている。このような方式で
は、元々ある電気的に画像の情報を得る手段を用いてい
るので、オートフォーカス専用の距離センサを設けるな
くてもよく、コストダウンとなる。
【0004】もっとも、このような撮像画像を利用した
オートフォーカスを行う場合、暗所などの低輝度環境下
では、撮像画像の輝度が得られずコントラストを検出で
きないので、オートフォーカス時に例えばLED(Ligh
t Emitting Diode)やレーザ等の補助光を照射する必要
がある。
【0005】補助光の光源は、例えば、ランプ、LED
などが一般的である。また、光学系、回折格子などを用
いて拡散したレーザ光を用いてもよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オートフォ
ーカスを行うために必要な補助光の明るさは、被写体の
エッジがコントラストとして識別できる程度の明るさ、
又は、照射光のエッジがコントラスト情報として識別出
来る必要がある。
【0007】しかしながら、この必要な明るさは、被写
体の距離、又は、反射率、撮像装置の露出状態によって
異なり、従来は、発光素子から照射しなければならない
光パワーを最適に設定することは非常に困難であった。
また、強い光を常に照射すれば良いということでもな
く、必要以上の明るさの光を照射した場合には、撮像画
像の輝度を飽和させてしまい、十分なコントラストが得
られずオートフォーカス処理ができなくなってしまう可
能性がある。さらに、必要以上の明るさの光を照射する
と、消費電力的にも不利であり、発光素子の寿命にも悪
影響を及ぼし兼ねない。
【0008】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、補助光を発光してオートフォーカスを行
う場合、補助光の光量を最適とすることができる画像撮
像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる画像撮像
装置は、被写体からの撮像光が入射され、この撮像光を
電気信号に変換して画像を撮像するカメラ撮像部と、上
記カメラ撮像部内に設けられたフォーカスレンズの合焦
位置を検出するフォーカシング処理時に、被写体に対し
て光を照射する補助光照射部と、上記カメラ撮像部及び
上記補助光照射部を制御する制御部とを備え、上記制御
部は、被写体の明るさを検出し、上記補助光照射部から
フォーカシング処理時に出力する光の光量を、検出した
当該明るさに応じて設定することを特徴とする。
【0010】この画像撮像装置では、被写体の明るさを
検出し、上記補助光照射部からフォーカシング処理時に
出力する光の光量を、検出した当該明るさに応じて設定
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態として、
本発明が適用された電子的に静止画像を撮像する撮像装
置(デジタルスチルカメラ)について説明をする。図1
に、本発明の実施の形態のデジタルスチルカメラ1の構
成図を示す。
【0012】デジタルスチルカメラ1は、図1に示すよ
うに、CCD12と、S/H・GC(Sampling Hold Ga
in Control)回路13と、ADコンバータ14と、デジ
タル信号処理回路15と、ファインダ16と、記録回路
17と、検波回路18と、シャッタレリーズボタン19
と、シャッタ判定回路20と、AF補助光発光回路21
と、レンズ部22と、制御部30とを備えている。
【0013】CCD12は、レンズ部22介して受光面
に結像された被写体の撮像光を、画素毎に電気信号に変
換し、画像信号を出力する。CCD12により蓄積され
た画像信号は、所定のタイミング(画像更新周期)で、
S/H・GC回路13に供給される。
【0014】S/H・GC回路13は、CCD12から
供給された画像信号に対して、サンプリング処理や増幅
処理等のアナログ処理を行う。S/H・GC回路13か
ら出力されたアナログの画像信号は、ADコンバータ1
4に供給される。
【0015】ADコンバータ14は、S/H・GC回路
13から供給されたアナログの画像信号を所定のサンプ
リングレートでサンプリングして、デジタルの画像信号
に変換する。ADコンバータ14から出力されたデジタ
ル画像信号は、デジタル信号処理回路15に供給され
る。
【0016】デジタル信号処理回路15は、ADコンバ
ータ14から供給されたデジタル画像信号から、例え
ば、NTSCや記録メディアに必要なフォーマットのデ
ジタルの映像信号を生成し、外部に出力する。デジタル
信号処理回路15は、フレーミング時には、デジタル画
像信号から表示画像信号を生成し、ファインダ16に供
給する。デジタル信号処理回路15は、静止画像撮像時
には、デジタル画像信号から1枚の静止画像信号を生成
し、それを圧縮して圧縮等した後、記録回路17に供給
する。
【0017】ファインダ16は、例えば液晶パネル等か
ら構成された電子式の表示装置である。ファインダ16
には、フレーミング時に、デジタル信号処理回路15か
ら表示画像信号が入力され、その画像信号を表示する。
【0018】記録回路17は、静止画像撮像時に、デジ
タル信号処理回路15から出力される静止画像信号を、
例えばメモリカード等の記憶メディアに記録する。
【0019】検波回路18は、デジタル信号処理回路1
5から供給され映像信号から、オートフォーカス(A
F)、オート露出(AE)、オートホワイトバランス調
整等に必要となる各種検波信号を生成する。各種検波信
号は、制御部30により一定期間毎に読み出される。制
御部30は、読み出した各種検波信号に基づき、適切な
画像が撮像できるようにレンズ部22等を制御する。具
体的に、検波回路18が検出する検波信号としては、例
えばオートフォーカスに関する検波信号や自動露出制御
に関する検波信号等がある。検波回路18は、オートフ
ォーカスに関する検波信号として、撮像画像上の所定の
位置に設定されたAF検波エリア内における輝度のエッ
ジ成分を検出し、そのエッジ成分を積算して得られるコ
ントラスト値を出力する。また、検波回路18は、自動
露出制御に関する検波信号として、撮像画面上の所定の
位置に設定された輝度の検波エリアの輝度を検出し、そ
の輝度レベルを出力する。
【0020】シャッタレリーズボタン19は、ユーザに
より操作されるモーメンタリ型の押圧スイッチである。
このシャッタレリーズボタン19は、スイッチを全く押
さない状態(オフ)と、スイッチを押しきった状態(全
押し)と、スイッチを半分程度まで押した状態(半押
し)との3つの状態を区別してスイッチングする機能が
設けられている。このシャッタレリーズボタン19の3
つの押圧状態(オフ、半押し、全押し)は、シャッタ判
別回路20により判別がされ、その判別情報が制御部3
0に供給される。
【0021】AF補助光発光回路21は、オートフォー
カス時に被写体に対して可視光(AF補助光)を発光す
る発光回路である。AF補助光発光回路21には、発光
素子として、例えば、発光ダイオード、レーザダイオー
ド等のレーザ発光手段、ランプ等が備えられている。こ
のAF補助光発光回路21の発光素子は、例えば筐体の
前面部や上部に取り付けられ、撮像対象となる被写体に
対して発光されるように設けられている。このAF補助
光発光回路21は、制御部30により駆動や発光タイミ
ングが制御される。
【0022】レンズ部22は、ズームレンズ23と、フ
ォーカスレンズ24と、フォーカスレンズ24を駆動す
るフォーカスレンズ駆動部25を備えている。また、レ
ンズ部22は、これらの他に、例えば、入射光の赤外線
をカットする赤外カットフィルタ、入射光量を制限する
絞り羽根、入射光を遮光するシャッタ羽根等の光学系
や、ズームレンズ23を駆動するズームレンズ駆動部、
絞り羽根を駆動する絞り駆動部と、シャッタ羽根を駆動
するシャッタ駆動部等も備えている。
【0023】レンズ部22内のズームレンズ23は、そ
の光軸が、CCD12の受光面の略中心から延ばした鉛
直線と一致する位置に設けられている。ズームレンズ2
3は、光軸上を前後に直線移動可能に設けられ、その移
動位置に応じてCCD12の受光面上の結像画像の撮像
倍率を変える。ズームレンズ23は、その移動位置が、
ズームレンズ駆動部を介して制御部30により制御され
る。
【0024】レンズ部22内のフォーカスレンズ24
は、その光軸が、CCD12の受光面の略中心から延ば
した鉛直線と一致する位置に設けられている。フォーカ
スレンズ24は、光軸上を前後に直線移動可能に設けら
れ、その移動位置に応じてCCD12上の受光面上の結
像画像の焦点位置を変える。フォーカスレンズ24は、
その移動位置が、フォーカスレンズ駆動部25を介して
制御部30により制御される。
【0025】制御部30は、デジタルスチルカメラ1の
各部の制御を行う。例えば、シャッタレリーズボタン1
9の押圧状態に基づき、フレーミング処理制御(オ
フ)、オートフォーカス処理制御(半押し)、静止画像
記録制御(全押し)を行う。
【0026】なお、フレーミング処理とは、画面内の被
写体の位置や画面の構図を、ユーザが撮影前に確認する
ことができるように、CCD12に撮像されている画像
をファインダ16に表示する処理である。このフレーミ
ング処理時には、一定の画像更新周期毎(例えば1/3
0秒毎)にCCD12が1画面分の撮像処理を行い、撮
像して得られた画像信号が出力される。そのため、ファ
インダ16に表示される画像も、一定時間毎(例えば1
/30秒毎)に更新され、ユーザはファインダ16に表
示されている撮像画像を、動画で確認することができ
る。このフレーミング処理は、デジタルスチルカメラ1
自体が撮影可能な状態になっており、且つ、シャッタレ
リーズボタン19がオフの状態のとき、つまりユーザが
シャッタレリーズボタン19を押していない状態のとき
に行われる。
【0027】オートフォーカス処理とは、静止画の撮像
対象となる被写体画像のフォーカスを、自動的に設定す
る処理である。つまり、オートフォーカス処理は、自動
的にフォーカスレンズ24の移動位置を調整して、撮像
画像のピント調整を行う処理である。デジタルスチルカ
メラ1は、フレーミング処理を行いながら、シャッタレ
リーズボタン19を半押し状態とすると、撮像画像に基
づき合焦点位置を検出するオートフォーカス処理を開始
する。具体的に、オートフォーカス処理時には、制御部
30は、フォーカスレンズ24を移動させながら各位置
におけるこのコントラスト値を検波回路18から取得
し、フォーカスレンズ24の各移動位置に対するコント
ラスト値の増減を判断する。そして、制御部30は、そ
のコントラスト値の増減から、フォーカスレンズ24の
移動位置に対する画像のフォーカスの合焦の度合いを判
断し、もっともその合焦度合いが高い位置にフォーカス
レンズ24を移動する。なお、このオーフォーカス処理
の制御手順については、その詳細を後述する。
【0028】また、このデジタルスチルカメラ1では、
このオートフォーカス処理時に、オートフォーカスを行
う際に必要となる、絞り羽根の開度や電子シャッタのス
ピード等の設定、つまり、F値やシャッタスピードの設
定も行う。また、さらに、オートフォーカスを行う際に
必要となるホワイトバランスの設定といった設定も行
う。
【0029】静止画像撮影処理とは、被写体画像を1画
面分撮像して、その1画面分の被写体画像をメディアに
記録する処理である。デジタルスチルカメラ1は、オー
トフォーカス処理を完了したのちに、シャッタレリーズ
ボタン19が全押しされると、フォーカスレンズ24の
移動位置、絞り羽根の開度、電子シャッタ時間等を、オ
ートフォーカス処理時に検出された値に設定して、1画
面分の静止画像をCCD12で取り込む。取り込まれた
静止画像は、デジタル信号処理回路15等により圧縮等
の処理がされたのち、メディアに保存される。
【0030】つぎに、AF補助光発光回路21の回路構
成例について説明をする。
【0031】図2には、回折格子を通過したレーザ光
を、AF補助光として出射する発光回路を示している。
【0032】AF補助光発光回路21は、図2に示すよ
うに、回折格子31を介してレーザ光を出射するレーザ
ダイオード32と、レーザダイオード32の出射光量を
検出するフォトディテクタ33と、レーザダイオード3
2の通過電流を制御するトランジスタ34と、レーザダ
イオード32への供給電力(Vcc)をスイッチングす
るスイッチング回路35と、フォトディテクタ34から
のフィードバック電圧をデジタル化して制御部30に供
給するADコンバータ36と、制御部30から与えられ
るレーザダイオード32への発光光量制御信号をアナロ
グ化するDAコンバータ37と、フォトディテクタ34
からのフィードバック電圧と制御部30からの供給電流
制御信号とを差動演算してトランジスタ34のベース端
子に与えることによりレーザダイオード32の通過電流
を安定化させる演算増幅器38とを備えて構成される。
【0033】レーザダイオード32から回折格子31を
通過して外部に出射されるレーザ光は、当該回折格子3
1に刻まれた凹凸に従った固定パターンの光となる。こ
のようなレーザ光の出射技術は、例えば、レーザポイン
タ等に用いられている。本デジタルスチルカメラ1で
は、この固定パターンの光の反射光を用いて、オートフ
ォーカスが行われる。
【0034】また、一般的に、レーザダイオードは、フ
ォトダイオードと組み合わされたユニット部品で使用さ
れる。これは、レーザダイオードが温度変化に対して敏
感に光量が変化してしまい、定電流駆動では、出力光量
を一定に管理できないためである。フォトダイオードを
用いてレーザダイオードの出射光量を一定に管理するに
は、フォトダイオードをレーザダイオードの出射源に近
接する位置に配置し、フォトダイオードの検出電圧を用
いて、レーザ出力が一定になるようレーザ駆動連流に帰
還をかければよい。このようにした場合、フォトダイオ
ードの感度の温度変化が極めて少ないため、ほぼ一定の
レーザ出力管理が可能となる。図2で示す回路も、フォ
トディテクタ33からフィードバックされた帰還電圧
が、DAコンバータ37から出力される基準電圧との差
動が取られ、レーザダイオード32の供給電流が制御さ
れるので、レーザダイオード32からの発光光量を一定
とすることができる。
【0035】また、この図2で示すAF用補助光発光回
路21では、制御部30から演算増幅器38へ基準電圧
(DAコンバータ37を介したアナログの基準電圧)を
与えるとともに、スイッチング回路35によりレーザダ
イオード32へ供給する電力をPWM方式でスイッチン
グすることで、レーザダイオード32からの発光光量の
制御を行う。
【0036】また、スイッチング回路35は、AF補助
光の発光有無の制御回路も兼ねており、制御部30から
のON/OFF信号(ポート出力)でPWMのスイッチ
ングが制御される。制御部30は、PWMの周期を、撮
像画像の更新周期(例えば、1/30秒)に同期させて
制御している。なお、レーザダイオード32の通電、停
電は、当該レーザダイオード32の駆動回路の電源(V
cc)のスイッチングを行うことにより行う。
【0037】なお、演算増幅器38へ与える基準電圧
は、所望のPWMのデューティ比(DC発光でも可)
で、AF補助光を点灯させたときに、所望の距離、画
角、被写体条件でAFが可能な光量が得られる発光出力
になるように調整をしておく。この調整は、デジタルス
チルカメラ1の装置毎の感度ばらつき吸収するものであ
り、一旦調整を行えば、PWMのパルスデューティ可変
することで、被写体の状況に応じて光量の調整を行うこ
とができる。もっとも、パルスのデューティでの制御で
はなく、基準電圧自体を可変しても同等な出力制御は可
能である。
【0038】以上AF補助光発光回路21の回路構成と
して、回折格子を通過したレーザ光を出射するレーザダ
イオードを発光素子として用いた例を示したが、このよ
うなレーザダイオードに関わらず、LEDなど他の光源
を用いたAF補助光であっても実現は可能である。例え
ば、発光素子としてLEDを用いた場合には、図3に示
すようにLED39をトランジスタ40で駆動するよう
な回路構成となる。
【0039】つぎに、AF補助光の発光の判定について
説明をする。
【0040】AF補助光は、オートフォーカス処理を行
う場合に常に発光するというのものではなく、例えば暗
所などの低輝度環境下で、外光だけでは撮像画像の輝度
が十分得られず正確にオートフォーカスができない場合
等に発光がされる。制御部30では、シャッタレリーズ
ボタン19が半押し状態とされオートフォーカス処理を
開始される前から、AF補助光の発光を行うか行わない
かの判断を行っている。さらに、この判断情報は、例え
ば、ファインダ16等を用いてその予告をユーザに提示
している。
【0041】制御部30では、先にも述べたように、オ
ートフォーカスの他に、自動露出制御(AE)も行って
いる。制御部30は、フレーミング時には常時自動露出
制御を行っており、最適な露出設定となるように、ゲイ
ン、電子シャッタ、絞りなどを常に制御している。この
自動露出制御は、撮像画像内から検波された輝度レベル
(明るさ情報)に基づき行われる。制御部30は、被写
体の明るさを示す明るさ情報の算出を、撮像された1枚
の画像毎に行う。この明るさ情報は、被写体が明るけれ
ば大きく、暗ければ小さな値となる。そして、制御部3
0では、現在得られている明るさ情報を元に、オートフ
ォーカスが可能な明るさであるか否かを、例えば撮像さ
れた1枚の画像毎に判断し、その情報をユーザに提示す
る。
【0042】また、制御部30では、シャッタレリーズ
ボタン19が半押し状態とされてAF開始の指示がきた
とき、現在オートフォーカスが可能な明るさではないと
判断している場合には、AF補助光の発光を決定する
(但しこの時点では発光しない)。さらに、AF補助光
を発光した際に、AFが可能な明るさになるよう、電子
シャッタのシャッタスピードの上限を決定したのち、所
定のゲイン、F値の設定を決定して、新たに露出制御を
行う。
【0043】ここで、シャッタースピードは、AF補助
光のレーザ発光制御の際のPWMのデューティの最大値
より長い時間であり、且つ、1画面分の画像を撮像する
際の最小の画像露光周期(CCDからの画像の読み出し
周期)より短い、スピードとする。例えば、最小の画像
更新周期が1/30秒、レーザのPWMデューティが、
1/60秒オン、1/60秒オフで動作するとした場
合、シャッタースピードを1/30秒を上限に設定す
る。このように設定することにより、発光されたAF補
助光をもれなく受光した状態で、最速のオートフォーカ
ス処理時間を実現することができる。なお、CCDから
画像読み出し周期が早くなれば、1/30秒より短いシ
ャッタースピードを選択してもよい。また、AF補助光
の到達距離を伸ばすため、最小の画像更新周期以上の発
光を行う場合は、最小画像更新周期以上に露光時間を伸
ばしてもよい。
【0044】つぎに、AF補助光の発光時におけるオー
トフォーカス処理の制御フローについて説明をする。図
4に、オートフォーカス処理時における制御部30の処
理フローチャートを示し、図5にオートフォーカス処理
時における各ステップでのフォーカスレンズ24の移動
位置並びにフォーカスレンズ24の各位置にあるときに
検出された撮像画像のコントラスト値を示す。
【0045】まず、制御部30は、シャッタレリーズボ
タン19が半押し状態となる以前の状態(すなわち、シ
ャッタレリーズボタン19がオフのフレーミング状態)
において、CCD12を通して検出された撮像画像の輝
度レベルに基づいて、被写体の明るさを検出し、AF補
助光の発光が必要であるか否かを判断しておく(ステッ
プS1)。本例では、シャッタレリーズボタン19を半
押しする以前にAF補助光の発光有無を判断している
が、これは、AF補助光の発光の予告をシャッタレリー
ズボタン19を半押しする以前に、ユーザに認知させる
ためである。なお、AF補助光の発光の予告をユーザに
認知させる必要がなければ、次のステップS2の半押し
直後の自動露出制御の補正結果から発光の有無を判断し
てもよい。
【0046】続いて、制御部30は、AF補助光の発光
が必要であると判断されている状態で、シャッタレリー
ズボタン19が半押しされると、オートフォーカスに適
した露光状態になるよう自動露出制御をする(ステップ
S2)。つまり、オートフォーカスを行うためのコント
ラストが検出されるAF検波エリアの露光状態が、コン
トラストが検出できるような状態に露出制御を行う。従
って、AF検波エリア内の輝度レベル或いはその近傍の
輝度レベルを検出して、露出制御を行う。本例では、シ
ャッタレリーズボタン19が半押しされる以前のCCD
12からの画像情報は、ユーザの作風として意図的に露
出が操作されている場合や、全体の明るさのバランス
で、AF検波エリアが暗くなっている可能性もある。そ
のため、シャッタレリーズボタン19が半押しされた以
降のオートフォーカスのための自動露出制御は、少なく
とも、撮像画面内のAF検波エリア内でオートフォーカ
スが可能な露出状態になるように行う。
【0047】続いて、制御部30は、ステップS2で制
御した露出で、AF補助光を発光しないで、AF検波エ
リア(或いはその付近)の輝度レベルを取得する(ステ
ップS3)。
【0048】続いて、制御部30は、補助光発光回路2
1のPWM出力上限のデューティを出力して、AF補助
光の最大発光を行い、AF検波エリア(或いはその付
近)での輝度レベルを取得する(ステップS4)。そし
て、制御部30は、ステップS3で検出した非発光状態
での輝度レベルと、最大発光状態での輝度レベルとの差
違を求め、この差異に基づきオートフォーカス処理で必
要な最低限のAF補助光の出力光量を決定する。なお、
ここでは、AF補助光の発光状態及び非発光状態での輝
度レベルを比較するため、フォーカスレンズ24の移動
は行わない。
【0049】続いて、制御部30は、稼働範囲の最も近
端側(至近端)に、フォーカスレンズ24を移動する
(ステップS5)。
【0050】続いて、制御部30は、至近端への移動が
完了すると、その後、ステップS4において設定した出
力光量でAF補助光の発光を行いながら、フォーカスレ
ンズ24を無限端方向に移動させていく(ステップS
6)。この際、移動中に得られる各撮像画像のコントラ
スト値の履歴と、そのコントラスト値が得られたフォー
カス位置情報の履歴を記憶する。
【0051】続いて、フォーカスレンズが無限端に到達
すると、制御部30は、移動の際に収集したコントラス
ト値を評価し、合焦位置として一番確からしいと評価さ
れた移動位置を、最初の合焦位置として判定する(ステ
ップS7)。例えば、コントラスト値のピーク値が得ら
れた移動位置を、合焦位置として判定する。そして、制
御部30は、合焦位置と判定された移動位置に、フォー
カスレンズ24を移動する。
【0052】続いて、フォーカスレンズを合焦位置へ移
動すると、制御部30は、AF補助光を発光している状
態で、この合焦位置で撮像画像のコントラスト値を取得
する(ステップS8)。なお、ここでのコントラスト値
は、ステップS6で得られた履歴のなかから抽出しても
よい。
【0053】続いて、制御部30は、AF補助光の発光
を停止する(ステップS9)。
【0054】続いて、制御部30は、AF補助光を発光
していない状態で、この合焦位置での撮像画像のコント
ラスト値を取得する(ステップS10)。
【0055】続いて、制御部30は、AF補助光が発光
されている状態でのコントラスト値と、発光されていな
い状態でのコントラスト値とに基づき、フォーカスレン
ズ24の合焦位置の補正量を求め、求めた補正量分だ
け、フォーカスレンズ24を移動させ、その補正位置を
合焦位置とする(ステップS11)。
【0056】本デジタルスチルカメラ1では、以上のよ
うにAF補助光の発光時におけるオートフォーカス処理
を行う。
【0057】つぎに、上記のステップS3及びステップ
S4で設定されるAF補助光の発光光量の設定について
さらに詳細に説明をする。
【0058】ステップS3及びステップS4では、撮像
画像上のAF検出エリアの輝度レベル或いはその近傍の
輝度レベルを検出している。このステップS3では、ス
テップS2で自動露出制御した状態で、輝度レベルを取
得する。このステップS3で得た値を、無発光時輝度レ
ベル(ILUMI_OFF)とする。ステップS4では、ステッ
プS2で露出制御した状態に加えてAF用補助光発光回
路21から最大光量で発光し、そのときのAF検出エリ
アの輝度レベル或いはその近傍の輝度レベルを取得す
る。このステップS4で得た値を、発光時輝度レベル
(ILUMI_ON)とする。
【0059】ここで、ステップS3及びステップS4で
検出する輝度レベルは、撮像画像のAF検出エリア内又
はその近傍の輝度を積算し、その積算値を1枚以上の撮
像画像で積分した値である。本例では、1枚の撮像画像
から得られた値を用いるものとする。
【0060】また、輝度レベルの検出範囲は、AF補助
光の照射角度がN度、撮像画像の画角がM度、AF補助
光の光軸ずれが0度で考慮しなくてよいとすれば、画角
の中心を基準に、N度の領域を輝度レベル取得のための
領域として設定する。このように設定をすることによっ
て、例えば変倍可能なズームレンズを用いている場合で
あっても、AF補助光が照射されていない領域の輝度レ
ベルを参照しないで、無発光時輝度レベル(ILUMI_OF
F)と発光時輝度レベル(ILUMI_ON)とを比較すること
ができる。
【0061】また、検出した輝度レベルを、輝度の検出
エリアの面積を元に単位面積あたりの輝度レベルとして
正規化してもよい。これは、輝度レベルの積分値を求め
た場合、AF補助光が照射されていない領域を検出して
しまうと、照射光量が同じでも、相対的に検出した輝度
レベルが増減してしまうためである。
【0062】さらに、ステップS4では、無発光時輝度
レベル(ILUMI_OFF)と発光時輝度レベル(ILUMI_ON)
とから、輝度レベル比(ILUMI_RATIO)を以下の(1)
〜(4)に従って算出する。 (1)発光時輝度レベル(ILUMI_ON)>ノイズレベル
(NOISE_LEVEL)の場合 ILUMI_ON_RIV = ILUMI_ON - NOISE_LEVEL (2)発光時輝度レベル(ILUMI_ON)≦ノイズレベル
(NOISE_LEVEL)の場合 ILUMI_ON_RIV = 0 (3)ILUMI_ON_REV>無発光時輝度レベル(ILUMI_OF
F)の場合 ILUMI_RATIO={(ILUMI_ON - ILUMI_OFF)*100}/ILUMI_ON (4)ILUMI_ON_REV≦無発光時輝度レベル(ILUMI_OF
F)の場合 ILUMI_RATIO=0 。
【0063】単純に、発光時の輝度レベルと無発光時の
輝度レベルとの比を単純求めてもよいが、被写体が非常
に遠い場合や反射率が低い被写体の場合には、輝度レベ
ルが小さくなり輝度レベル比(ILUMI_RATIO)が不安定
となる。そのため、ここでは、発光時輝度レベル(ILUM
I_ON)の値が小さくノイズとして判断される場合には、
一律に輝度レベル比(ILUMI_RATIO)を0としている。
これにより、非常に遠い被写体や反射率の低い被写体に
対してオートフォーカスを行う場合にも、安定した明る
いAF補助光の照射をすることができる。
【0064】また、さらにステップS4は、算出した輝
度レベル比(ILUMI_RATIO)に応じてオートフォーカス
時に必要となるAF補助光の発光光量(ILUMI_LEVEL)
を決定する。輝度レベル比(ILUMI_RATIO)に対するA
F補助光の発光光量(ILUMI_LEVEL)は、例えば、以下
のように階段状の閾値(th1,th2,th3,th4,th5 :th1>th2
>th3>th4>th5)と比較して求める。
【0065】 ILUMI_LEVEL=6 th1≦ILUMI_RATIO ILUMI_LEVEL=5 th2≦ILUMI_RATIO<th1 ILUMI_LEVEL=4 th3≦ILUMI_RATIO<th2 ILUMI_LEVEL=3 th4≦ILUMI_RATIO<th3 ILUMI_LEVEL=2 th5≦ILUMI_RATIO<th4 ILUMI_LEVEL=1 ILUMI_RATIO<th5 。
【0066】ここで、ILUMI_LEVEL=1の場合にAF補
助光が最大発光となり、ILUMI_LEVELの値が大きくなる
と、発光光量が小さくなっていく。
【0067】なお、“無発光時輝度レベル(ILUMI_OF
F)≧補助光を必要としない十分な輝度レベル”である
場合には、以上の発光光量の算出に関わらず、AF補助
光の発光光量を最小発光光量(ここでは、ILUMI_LEVEL
=6)に設定する。
【0068】この処理は、ユーザが明るさを予測できな
いくらい撮影環境を暗くしてしまい、AF補助光が必要
であると判定されている状態ではあるが、ステップS2
の自動露出制御を行えばAF補助光の発光が必要でない
ような状態のケースを考慮している。つまり、本デジタ
ルスチルカメラ1の場合、シャッタレリーズボタン19
の半押し前に、ユーザに対して補助光発光がされるか否
かの予告を行っているが、この予告を行っている場合に
は、ステップS2の露出制御の結果、AF補助光の発光
が不必要であるぐらい十分な輝度あったとしても、AF
補助光が発光される。こういった場合には、AF補助光
を発光した場合のAF検波エリアの輝度レベルと、発光
していない場合のAF検波エリアの輝度レベルとの差異
がなくなり、上記計算手法ではILUMI_RATIO=0となる可
能性が高い。こうなると、AF補助光が必要ない明るさ
であるのにも関わらず、フル発光してしまう場合があ
る。この処理は、このような場合にフル発光を防止する
ために行っている。
【0069】そして、この発光光量(ILUMI_LEVEL)を
算出すると、この発光光量に基づき、以下のように発光
手段を駆動する電力をスイッチングしているPWMのデ
ューティ(DUTY)を設定する。
【0070】DUTY=MAX_DUTY / ILUMI_LEVEL 。
【0071】ここで、MAX_DUTYは、PWM出力の最大デ
ューティ(つまり、最高光量が発光されるディーティ)
である。
【0072】本デジタルスチルカメラ1では、以上のよ
うにAF補助光の発光光量を制御することによって、オ
ートフォーカス時に最適な発光光量で補助光を照射する
ことができる。例えば、反射率の低い被写体、非常に遠
い被写体などでは、明るい光を十分な光を発光し、反射
率の高い被写体、非常に近い被写体などでは、必要相当
分のみの発光が可能であり、AFを行う時間を最小限に
とどめ、消費電力的に効率よくすることができる。ま
た、このAF補助光を遠距離まで到達させることが可能
となる。
【0073】なお、以上の例では、輝度レベル比(ILUM
I_RATIO)から階段上の閾値を用いて発光光量(ILUMI_L
EVEL)を算出したが、このような方法に限らず、例え
ば、AF補助光の発光光量と輝度レベル比との相関を示
す曲線近似式や直線近似式を用いて発光光量(ILUMI_LE
VEL)を算出しても良いし、また、さらに細かいテーブ
ルを作成して詳細に発光光量(ILUMI_LEVEL)をを設定
してもよい。また、以上の例では、AF補助光の発光光
量を補助光の電力をスイッチングするPWMのデューテ
ィを変化させるようにしているが、このような方法に限
らず、例えば、発光手段に対する電圧を制御して発光光
量を変化させてもよいし、また、電流を制御して発光光
量を変化させても良い。
【0074】つぎに、ステップS8〜ステップS11で
行われるフォーカスレンズの合焦位置の制御処理につい
てさらに詳細に説明をする。
【0075】ステップS8及びステップS10では、撮
像画像の合焦度合いとして、撮像画像内に設けられてい
るAF検出エリアのコントラスト値を検出している。こ
のコントラスト値は、例えば、AF検出エリア内の画像
のエッジ成分を積分した値である。このコントラスト値
の大小により、撮像画像の合焦度合いを判断している。
ステップS8で検出されるAF補助光の発光時でのコン
トラスト値を、発光時コントラスト値(CONT_ON)と
し、ステップS10で検出されるAF補助光の無発光時
でのコントラスト値を、無発光時コントラスト値(CONT
_OFF)とする。なお、AF補助光以外に光がない撮影環
境下では、AF補助光が無発光の場合、被写体は非常に
暗くなり撮像画像からエッジ成分を検出することはでき
なくなるので、コントラスト情報を得ることはできなく
なる。しかしながら、AF補助光以外の外光が混じって
いる撮影環境下では、AF補助光がなくなってもその外
光によって被写体は有る程度輝度を持つため、エッジ成
分が検出できる。
【0076】ステップS11では、AF補助光の発光時
のコントラスト値(CONT_ON)と、AF補助光の無発光
時のコントラスト値(CONT_OFF)とを比較して、AF補
助光に対する外光の混じり具合を予測し、フォーカスレ
ンズ24の移動位置の補正量βを算出している。
【0077】この補正量βの算出方法について説明をす
る。
【0078】まず、AF補助光単独の影響による補正量
αは、AF補助光の波長特性により生じる色収差による
ずれに対応した値となる。そのため、AF補助光を発光
した際に検出された合焦位置に対して、一義的に定まる
量となる。
【0079】これに対してAF補助光に対する外光の影
響量(I)は、AF補助光の発光時のコントラスト値(C
ONT_ON)とAF補助光の無発光時のコントラスト値(CO
NT_OFF)との比から、以下のように算出される。
【0080】影響量(I)=CONT_ON/CONT_OFF。
【0081】そのため、AF補助光に外光が加わった場
合におけるフォーカスレンズ24の補正量βは、補正量
αと影響量(I)とから、例えば以下のように算出す
る。
【0082】影響量(I)>しきい値th11の場合 補正量β大(α100%) しきい値th11≧影響量(I)>しきい値th12の場合 補正量β中(αの50%) しきい値th12≧影響量(I) 補正量βなし(αの0%) 。
【0083】ステップS11では、このようにして求め
られた補正量β分だけ、フォーカスレンズ24の移動位
置を移動させ、オートフォーカス処理を完了する。
【0084】本デジタルスチルカメラ1では、以上のよ
うにフォーカスレンズ24の合焦位置を制御することに
よって、AF補助光の周波数特性が例えば可視光領域の
低波長側にあったり、AF補助光以外の外部光源が存在
する環境下であったりしても、正確にフォーカス位置を
制御することができる。
【0085】なお、以上の例では、階段上の閾値を用い
て外光の影響が加わった場合の補正量βを算出したが、
このような方法に限らず、例えば、影響量(I)と補正
量βとの相関を示す曲線近似式や直線近似式を用いて算
出しても良いし、また、さらに細かいテーブルを作成し
て詳細に補正量βを算出してもい。
【0086】
【発明の効果】本発明にかかる画像撮像装置では、被写
体の明るさを検出し、上記補助光照射部からフォーカシ
ング処理時に出力する光の光量を、検出した当該明るさ
に応じて設定する。
【0087】このことにより本発明にかかる画像撮像装
置では、補助光を発光してオートフォーカスを行う場
合、補助光の光量を最適とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたデジタルスチルカメラのブ
ロック構成図である。
【図2】上記デジタルスチルカメラのAF用補助光発光
回路の回路図である。
【図3】上記AF用補助光発光回路の他の例を示す回路
図である。
【図4】AF補助光発光時におけるオートフォーカス処
理のフローチャートである。
【図5】上記オートフォーカス処理時におけるフォーカ
スレンズの移動位置、並びに、コントラスト値のレベル
を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタルスチルカメラ、12 CCD、15 デジ
タル信号処理回路、18 検波回路、19 シャッタレ
リーズボタン、21 AF補助光発光回路、24 フォ
ーカスレンズ、30 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/02 H04N 5/232 H 5/907 B 101:00 H04N 5/232 G02B 7/11 N 5/907 D // H04N 101:00 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H002 DB01 DB02 DB19 DB20 GA54 HA06 JA07 ZA01 2H011 AA01 BA31 DA08 2H051 AA01 BA45 EA22 5C022 AA13 AB15 AB26 AC42 AC52 5C052 GA02 GC05 GD03 GE08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの撮像光が入射され、この撮
    像光を電気信号に変換して画像を撮像するカメラ撮像部
    と、 上記カメラ撮像部内に設けられたフォーカスレンズの合
    焦位置を検出するフォーカシング処理時に、被写体に対
    して光を照射する補助光照射部と、 上記カメラ撮像部及び上記補助光照射部を制御する制御
    部とを備え、 上記制御部は、 被写体の明るさを検出し、 上記補助光照射部からフォーカシング処理時に出力する
    光の光量を、検出した当該明るさに応じて設定すること
    を特徴とする画像撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記制御部は、 上記カメラ撮像部により撮像された撮像画像内における
    フォーカス検出エリアのコントラストに基づきフォーカ
    スレンズの合焦度合いを求めてフォーカシング処理をす
    ることを特徴とする請求項1記載の画像撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記制御部は、上記フォーカス検出エリ
    アの明るさを検出し、上記補助光照射部からフォーカシ
    ング処理時に出力する光の光量を、検出した当該明るさ
    に応じて設定することを特徴とする請求項2記載の画像
    撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記制御部は、 少なくとも上記フォーカス検出エリアの明るさを検出
    し、検出した当該明るさに基づき露出制御を行い、 上記露出制御がされた状態で上記補助光照射部から光を
    照射し、当該光を照射したときの上記フォーカス検出エ
    リアの明るさを検出し、検出した当該明るさに応じて上
    記補助光照射部からフォーカシング処理時に出力する光
    の光量を設定することを特徴とする請求項3記載の画像
    撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記制御部は、上記補助光照射部から光
    を照射していない場合の上記フォーカス検出エリアの明
    るさと、上記補助光照射部から光を照射した場合の上記
    フォーカス検出エリアの明るさとの比に応じて、上記補
    助光照射部からフォーカシング処理時に出力する光の光
    量を設定することを特徴とする請求項4記載の画像撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 上記補助光照射部の発光手段は、LED
    (Light Emitting Diode)、レーザ発光手段又は電球光
    であることを特徴とする請求項1記載の画像撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記補助光照射部の発光手段は、被写体
    に対して回折格子を介してレーザ光を発光するレーザ発
    光手段であることを特徴とする請求項1記載の画像撮像
    装置。
  8. 【請求項8】 上記補助光照射部は、発光手段に対して
    供給する電流又は電圧を変化させて、発光手段から出力
    される光の光量を制御することを特徴とする請求項1記
    載の画像撮像装置。
  9. 【請求項9】 上記制御部は、上記電流又は電圧と、発
    光手段から出力される光の光量とを関連づける相関情報
    を有し、当該相関情報を参照してフォーカシング処理時
    に出力する光の光量を設定することを特徴とする請求項
    8記載の画像撮像装置。
  10. 【請求項10】 上記補助光照射部は、発光手段に対し
    て供給する電力をPWM(Pulse Width Modulation)方
    式で変化させて、発光手段から出力される光の光量を制
    御することを特徴とする請求項1記載の画像撮像装置。
  11. 【請求項11】 上記制御部は、上記PWMのデューテ
    ィと、発光手段から出力される光の光量とを関連づける
    相関情報を有し、当該相関情報を参照してフォーカシン
    グ処理時に出力する光の光量を設定することを特徴とす
    る請求項10記載の画像撮像装置。
  12. 【請求項12】 上記補助光照射部は、上記PWMのサ
    イクルを、撮像画像の更新周期と同期させていることを
    特徴とする請求項10記載の画像撮像装置。
  13. 【請求項13】 上記補助光照射部は、基準電圧を出力
    する基準電圧生成手段と、発光手段から発光される光の
    明るさを検出する受光手段と、受光手段で検出された光
    に明るさに基づく値と基準電圧と一致するように帰還を
    かける帰還手段とを有することを特徴とする請求項1記
    載の画像撮像装置。
JP2001308085A 2001-10-03 2001-10-03 画像撮像装置 Pending JP2003114374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001308085A JP2003114374A (ja) 2001-10-03 2001-10-03 画像撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001308085A JP2003114374A (ja) 2001-10-03 2001-10-03 画像撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003114374A true JP2003114374A (ja) 2003-04-18

Family

ID=19127440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001308085A Pending JP2003114374A (ja) 2001-10-03 2001-10-03 画像撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003114374A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005258401A (ja) * 2004-02-12 2005-09-22 Ricoh Co Ltd 補助光機能付き撮像装置
JP2006243003A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像装置
WO2008093894A1 (en) * 2007-02-02 2008-08-07 Canon Kabushiki Kaisha Image-pickup apparatus and image-pickup system
JP2008216763A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Canon Inc 自動焦点調節装置および撮像装置
US8018498B2 (en) 2006-11-17 2011-09-13 Fujifilm Corporation Image pickup apparatus and exposure control method
WO2019093120A1 (ja) * 2017-11-10 2019-05-16 ミツミ電機株式会社 測距カメラ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005258401A (ja) * 2004-02-12 2005-09-22 Ricoh Co Ltd 補助光機能付き撮像装置
JP4688485B2 (ja) * 2004-02-12 2011-05-25 株式会社リコー 補助光機能付き撮像装置
JP2006243003A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像装置
US8018498B2 (en) 2006-11-17 2011-09-13 Fujifilm Corporation Image pickup apparatus and exposure control method
WO2008093894A1 (en) * 2007-02-02 2008-08-07 Canon Kabushiki Kaisha Image-pickup apparatus and image-pickup system
US7936986B2 (en) 2007-02-02 2011-05-03 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus control method thereof and image pickup system
CN101568870B (zh) * 2007-02-02 2012-07-18 佳能株式会社 摄像设备及其控制方法和摄像系统
JP2008216763A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Canon Inc 自動焦点調節装置および撮像装置
WO2019093120A1 (ja) * 2017-11-10 2019-05-16 ミツミ電機株式会社 測距カメラ
JP2019090625A (ja) * 2017-11-10 2019-06-13 ミツミ電機株式会社 測距カメラ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3900880B2 (ja) 画像撮像装置
JP2001177763A (ja) ディジタル・カメラおよびその制御方法
US7801433B2 (en) Camera with AF auxiliary illumination
JP3800052B2 (ja) 静止画像撮像装置及び方法
KR100835441B1 (ko) 디지털 카메라의 노출 제어 방법 및 노출 제어 장치
KR100533344B1 (ko) 발광장치를 갖는 촬상장치, 발광장치를 제어하는 방법,촬상장치의 촬상방법 및 촬상장치 제어 프로그램을 저장한저장매체
US7388614B2 (en) Automatic focus adjustment device and method using auxiliary light
JP5225065B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2003114374A (ja) 画像撮像装置
JP2004349837A (ja) 撮像装置及び撮像方法
EP1404124B1 (en) Image pickup apparatus and image pickup method
JP2000121924A (ja) 自動焦点調節装置
JP2003005023A (ja) 撮像装置
JP2005031290A (ja) カメラの自動焦点調節装置
JP4340857B2 (ja) カメラの自動焦点調節装置及び方法
JP2011114442A (ja) 電子カメラ
US11115603B2 (en) Image pickup apparatus that reduces time required for light control processing and method of controlling same
JP2009290510A (ja) 撮像装置
JP2008046341A (ja) カメラ
JP5550758B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2019146231A (ja) 撮像装置
JP2003330068A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080401