JP2003112746A - 袋物等の提手 - Google Patents
袋物等の提手Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 紐を提手とする場合において、この紐を袋物
等の上端開口端側部に係止する部材を利用して袋物等の
上端開口を口止めすることができ、口止めのための部材
を別個設ける必要がなく、コスト等の削減が可能であ
り、また、一番力が加わり易い提手たる紐の端の位置で
袋物等の上端開口の口止めができるので、開口が開いて
しまうことがない確実性の高い口止めができる。 【解決手段】 袋物等5の上端開口端側部に外側から内
側へと貫通するようにして紐8による提手7端を差し入
れて係止する袋物等5の提手において、提手7端にホッ
クを設け、このホックの雄部材9とホックの雌部材10
の嵌合で袋物等5の開口6を口止めする。
等の上端開口端側部に係止する部材を利用して袋物等の
上端開口を口止めすることができ、口止めのための部材
を別個設ける必要がなく、コスト等の削減が可能であ
り、また、一番力が加わり易い提手たる紐の端の位置で
袋物等の上端開口の口止めができるので、開口が開いて
しまうことがない確実性の高い口止めができる。 【解決手段】 袋物等5の上端開口端側部に外側から内
側へと貫通するようにして紐8による提手7端を差し入
れて係止する袋物等5の提手において、提手7端にホッ
クを設け、このホックの雄部材9とホックの雌部材10
の嵌合で袋物等5の開口6を口止めする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、買い物袋等の提手
で、特に紐を用いる提手に関するものである。
で、特に紐を用いる提手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13に示すように紙袋1等の提手2と
して従来、アクリル製やポリプロピレン製の紐3が使用
される場合があるが、その端部は抜け止めのために、結
び玉4を設けることが多い。また、このような結び玉4
の代わりとして木製や合成樹脂製の抜け止め係止片を直
交する方向に吐出するように設けることもある。
して従来、アクリル製やポリプロピレン製の紐3が使用
される場合があるが、その端部は抜け止めのために、結
び玉4を設けることが多い。また、このような結び玉4
の代わりとして木製や合成樹脂製の抜け止め係止片を直
交する方向に吐出するように設けることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】いずれにせよ、紐が使
用される提手の場合は袋物等の上端開口を口止めする手
段は、この提手とは別個に設けることになる。
用される提手の場合は袋物等の上端開口を口止めする手
段は、この提手とは別個に設けることになる。
【0004】一方、袋物等の開口を閉じる止め具を有す
る提手として、従来、細長帯状の提手部本体の両端に止
め具を設け、この止め具は一方の端のものに係止突部
を、他方の端のものに係止凹部を設けたものがある。
る提手として、従来、細長帯状の提手部本体の両端に止
め具を設け、この止め具は一方の端のものに係止突部
を、他方の端のものに係止凹部を設けたものがある。
【0005】そして、この同一種類の提手の止め具を袋
物等の開口の対向縁にそれぞれ取付ければ、一方の開口
縁に取付けた止め具の係止突部が他方の開口縁に取付け
た係止凹部と向かいあうから、両者を結合することで開
口が閉じられる。さらに、実開平3−75144号公報
に見られるように細長帯状の提手部本体の両端に設ける
止め具の形状を同一の形状として、それぞれ円孔を長手
方向に2分した係合受部と円柱を長手方向へ2分し膨頭
を有する係合突部とを形成したものがあり、一方の止め
具の係合突部と係合受部とを向かいあった他方の止め具
の係合受部と係合突部とに嵌合して2つの止め具を結合
するものもある。
物等の開口の対向縁にそれぞれ取付ければ、一方の開口
縁に取付けた止め具の係止突部が他方の開口縁に取付け
た係止凹部と向かいあうから、両者を結合することで開
口が閉じられる。さらに、実開平3−75144号公報
に見られるように細長帯状の提手部本体の両端に設ける
止め具の形状を同一の形状として、それぞれ円孔を長手
方向に2分した係合受部と円柱を長手方向へ2分し膨頭
を有する係合突部とを形成したものがあり、一方の止め
具の係合突部と係合受部とを向かいあった他方の止め具
の係合受部と係合突部とに嵌合して2つの止め具を結合
するものもある。
【0006】このような細長帯状の提手部本体の両端に
止め具を設け、この止め具は一方の端のものに係止突部
を、他方の端のものに係止凹部を設けた提手は、提手部
本体とその両端に設ける止め具とは樹脂で一体物として
成形したものであり、提手部本体に紐が使用される場合
には適用できない。
止め具を設け、この止め具は一方の端のものに係止突部
を、他方の端のものに係止凹部を設けた提手は、提手部
本体とその両端に設ける止め具とは樹脂で一体物として
成形したものであり、提手部本体に紐が使用される場合
には適用できない。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、紐を提手とする場合において、この紐を袋物等の上
端開口端側部に係止する部材を利用して袋物等の上端開
口を口止めすることができ、口止めのための部材を別個
設ける必要がなく、コスト等の削減が可能であり、ま
た、一番力が加わり易い提手たる紐の端の位置で袋物等
の上端開口の口止めができるので、開口が開いてしまう
ことがない確実性の高い口止めができる袋物等の提手を
提供することにある。
し、紐を提手とする場合において、この紐を袋物等の上
端開口端側部に係止する部材を利用して袋物等の上端開
口を口止めすることができ、口止めのための部材を別個
設ける必要がなく、コスト等の削減が可能であり、ま
た、一番力が加わり易い提手たる紐の端の位置で袋物等
の上端開口の口止めができるので、開口が開いてしまう
ことがない確実性の高い口止めができる袋物等の提手を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、袋物等の上端開口端側部に外側から
内側へと貫通するようにして紐による提手端を差し入れ
て係止する袋物等の提手において、提手端にホックを設
け、このホックの雄部材・雌部材の嵌合で袋物等の開口
を口止めすることを要旨とするものである。
するため、第1に、袋物等の上端開口端側部に外側から
内側へと貫通するようにして紐による提手端を差し入れ
て係止する袋物等の提手において、提手端にホックを設
け、このホックの雄部材・雌部材の嵌合で袋物等の開口
を口止めすることを要旨とするものである。
【0009】第2に、ホックの雄部材と雌部材は、U字
形にした紐による提手端のそれぞれに設けること、第3
に、紐による提手端を内部に取り込んで固着する円柱体
端に鍔体を設けた合成樹脂製鳩目体の該円柱体を袋物等
の上端開口端側部に外側から内側へと貫通するように
し、その貫通突出部をホックの雄部材や雌部材の中央貫
通孔に差し入れてこれらホックの雄部材や雌部材を袋物
等の上端開口端内側側部を設けること、第4に、合成樹
脂製鳩目体はホックの雄部材や雌部材に共用できるもの
とすることを要旨とするものである。
形にした紐による提手端のそれぞれに設けること、第3
に、紐による提手端を内部に取り込んで固着する円柱体
端に鍔体を設けた合成樹脂製鳩目体の該円柱体を袋物等
の上端開口端側部に外側から内側へと貫通するように
し、その貫通突出部をホックの雄部材や雌部材の中央貫
通孔に差し入れてこれらホックの雄部材や雌部材を袋物
等の上端開口端内側側部を設けること、第4に、合成樹
脂製鳩目体はホックの雄部材や雌部材に共用できるもの
とすることを要旨とするものである。
【0010】第5に、ホックの雄部材は環状凸嵌合体を
有し、ホックの雌部材は環状凹嵌合体を有することを要
旨とするものである。
有し、ホックの雌部材は環状凹嵌合体を有することを要
旨とするものである。
【0011】第6に、ホックの雄部材や雌部材は中央貫
通孔の周囲に押し広げ用の切欠きを設け、一方、合成樹
脂製鳩目体は円柱体先端に末広がりの係止リブを突設す
ること、または、ホックの雄部材や雌部材は中央貫通孔
内周に係止段部を設け、一方、合成樹脂製鳩目体は円柱
体外周面に断面三角鉤状の係止リブを前記係止段部に係
合するものとして設けたことを要旨とするものである。
通孔の周囲に押し広げ用の切欠きを設け、一方、合成樹
脂製鳩目体は円柱体先端に末広がりの係止リブを突設す
ること、または、ホックの雄部材や雌部材は中央貫通孔
内周に係止段部を設け、一方、合成樹脂製鳩目体は円柱
体外周面に断面三角鉤状の係止リブを前記係止段部に係
合するものとして設けたことを要旨とするものである。
【0012】第7に、合成樹脂製鳩目体は、左右端に鍔
体を設けた円柱体に紐を貫通させた状態で成形し、円柱
体中央で、または2つに円柱体間で紐を切断してなるこ
とを要旨とするものである。
体を設けた円柱体に紐を貫通させた状態で成形し、円柱
体中央で、または2つに円柱体間で紐を切断してなるこ
とを要旨とするものである。
【0013】請求項1記載の本発明によれば、紐による
提手端にホックを設け、このホックの雄部材・雌部材の
嵌合で袋物等の開口を口止めすることができるので、紐
による提手端の袋物等の上端開口端側部への係止と袋物
等の開口と口止めとを同じ位置で、また、部材を共用し
て行うことができるので、セットし易く、使い易いもの
となる。
提手端にホックを設け、このホックの雄部材・雌部材の
嵌合で袋物等の開口を口止めすることができるので、紐
による提手端の袋物等の上端開口端側部への係止と袋物
等の開口と口止めとを同じ位置で、また、部材を共用し
て行うことができるので、セットし易く、使い易いもの
となる。
【0014】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、ホックの雄部材と雌部材は、U字形にした紐
による提手端のそれぞれに設けるので、袋物等の開口に
おいてこれらホックの雄部材と雌部材が左右対象に向き
合い、平均した力で止めができるとともに、ホックの雄
部材と雌部材の取り付けが手作業においても、効率よく
行うことができる。
に加えて、ホックの雄部材と雌部材は、U字形にした紐
による提手端のそれぞれに設けるので、袋物等の開口に
おいてこれらホックの雄部材と雌部材が左右対象に向き
合い、平均した力で止めができるとともに、ホックの雄
部材と雌部材の取り付けが手作業においても、効率よく
行うことができる。
【0015】請求項3記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、紐による提手端にホックを設けるのに合成樹
脂製鳩目体との組み合わせで簡単に設けることができ
る。
に加えて、紐による提手端にホックを設けるのに合成樹
脂製鳩目体との組み合わせで簡単に設けることができ
る。
【0016】請求項4記載の本発明によれば、合成樹脂
製鳩目体はホックの雄部材や雌部材に共用できるものと
することで、部材の種類を減らし、材料費の低減および
作業効率の向上を期することができる。請求項5記載の
本発明によれば、ホックの雄部材は環状凸嵌合体を有
し、ホックの雌部材は環状凹嵌合体を有するもので、共
に環状の凸嵌合体と凹嵌合体との結合で簡単かつ確実に
ホック作用が得られる。
製鳩目体はホックの雄部材や雌部材に共用できるものと
することで、部材の種類を減らし、材料費の低減および
作業効率の向上を期することができる。請求項5記載の
本発明によれば、ホックの雄部材は環状凸嵌合体を有
し、ホックの雌部材は環状凹嵌合体を有するもので、共
に環状の凸嵌合体と凹嵌合体との結合で簡単かつ確実に
ホック作用が得られる。
【0017】請求項6記載の本発明によれば、ホックの
雄部材や雌部材は中央貫通孔の周囲に押し広げ用の切欠
きを設けたのでここに合成樹脂製鳩目体の円柱体を差し
入れ易く、また、合成樹脂製鳩目体が円柱体先端に末広
がりの係止リブを突設するものであってもこの係止リブ
ごと円柱体を差し入れることが可能となる。そして、差
し入れ後は係止リブにより円柱体のホックの雄部材や雌
部材からの抜け出しが防止できる。請求項7記載の本発
明によれば、ホックの雄部材や雌部材と止具との結合は
断面三角鉤状の係止リブを係止段部に係合させることに
より、一端結合したものが外れることなくしっかりとし
た結合状態を維持できる。
雄部材や雌部材は中央貫通孔の周囲に押し広げ用の切欠
きを設けたのでここに合成樹脂製鳩目体の円柱体を差し
入れ易く、また、合成樹脂製鳩目体が円柱体先端に末広
がりの係止リブを突設するものであってもこの係止リブ
ごと円柱体を差し入れることが可能となる。そして、差
し入れ後は係止リブにより円柱体のホックの雄部材や雌
部材からの抜け出しが防止できる。請求項7記載の本発
明によれば、ホックの雄部材や雌部材と止具との結合は
断面三角鉤状の係止リブを係止段部に係合させることに
より、一端結合したものが外れることなくしっかりとし
た結合状態を維持できる。
【0018】請求項8記載の本発明によれば、止具を紐
による提手端に設けるのに簡単に設けることができ、し
かも一度に2個の合成樹脂製鳩目体を同時に設けること
ができる。また、紐と合成樹脂製鳩目体とは円柱体端に
鍔体を設けた合成樹脂製鳩目体に対してこの円柱体内に
紐の端が入り込むことになり、いわばかしめ状態で紐が
抜け出ることなくしっかりと止まる。
による提手端に設けるのに簡単に設けることができ、し
かも一度に2個の合成樹脂製鳩目体を同時に設けること
ができる。また、紐と合成樹脂製鳩目体とは円柱体端に
鍔体を設けた合成樹脂製鳩目体に対してこの円柱体内に
紐の端が入り込むことになり、いわばかしめ状態で紐が
抜け出ることなくしっかりと止まる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
について詳細に説明する。図1は本発明の袋物等の提手
の第1実施形態を示す要部の縦断側面図、図2は同上使
用状態を示す斜視図で、図中5は紙袋やビニール袋等の
袋物等であり、その上端には開口6が形成され、該開口
6端の側部に外側から内側へと貫通するようにして紐8
による提手7の端を差し入れて係止する。
について詳細に説明する。図1は本発明の袋物等の提手
の第1実施形態を示す要部の縦断側面図、図2は同上使
用状態を示す斜視図で、図中5は紙袋やビニール袋等の
袋物等であり、その上端には開口6が形成され、該開口
6端の側部に外側から内側へと貫通するようにして紐8
による提手7の端を差し入れて係止する。
【0020】紐8としてはアクリル製やポリプロピレン
製、その他と材質は特に問わない。また、丸ひも平ひも
のいずれでもよく、構成としては組ひもが最適である
が、これに限定されるものではない。
製、その他と材質は特に問わない。また、丸ひも平ひも
のいずれでもよく、構成としては組ひもが最適である
が、これに限定されるものではない。
【0021】本発明は紐8による提手7の端に、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポ
リアセタール樹脂等の合成樹脂製ホックを設けることと
し、このホックの雄部材9とホックの雌部材10の嵌合
で袋物等5の開口6を口止めすることとした。
ロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポ
リアセタール樹脂等の合成樹脂製ホックを設けることと
し、このホックの雄部材9とホックの雌部材10の嵌合
で袋物等5の開口6を口止めすることとした。
【0022】先に合成樹脂製ホックについて説明する
と、ホックの雄部材9は図4、図6、図7に示すよう
に、円盤状のベース部11の片側に周囲を残してフラン
ジ部11aとして残りの箇所に筒体による環状凸嵌合体
12を一体に成形し、この環状凸嵌合体12の底部から
円盤状のベース部11の反対側に抜ける中央貫通孔13
を穿設した。該中央貫通孔13は外側から環状凸嵌合体
12の底部に向けてテーパー状にすぼまるものである。
と、ホックの雄部材9は図4、図6、図7に示すよう
に、円盤状のベース部11の片側に周囲を残してフラン
ジ部11aとして残りの箇所に筒体による環状凸嵌合体
12を一体に成形し、この環状凸嵌合体12の底部から
円盤状のベース部11の反対側に抜ける中央貫通孔13
を穿設した。該中央貫通孔13は外側から環状凸嵌合体
12の底部に向けてテーパー状にすぼまるものである。
【0023】なお、前記中央貫通孔13の周囲には押し
広げ用のU字形の切欠14を適宜間隔で設け(図示では
6個を周方向に均等間隔で配置した)、また、環状凸嵌
合体12にはすぼめ易いように切欠15を対向するよう
に2個設けた。
広げ用のU字形の切欠14を適宜間隔で設け(図示では
6個を周方向に均等間隔で配置した)、また、環状凸嵌
合体12にはすぼめ易いように切欠15を対向するよう
に2個設けた。
【0024】ホックの雌部材10は図5、図8、図9に
示すように円盤状のベース部11の周囲から先端開口が
少し窄まるような環状凹嵌合体16を立ち上げたもので
あり、この環状凹嵌合体16の内周径はホックの雄部材
9の環状凸嵌合体12の外周径に合致させた。
示すように円盤状のベース部11の周囲から先端開口が
少し窄まるような環状凹嵌合体16を立ち上げたもので
あり、この環状凹嵌合体16の内周径はホックの雄部材
9の環状凸嵌合体12の外周径に合致させた。
【0025】また、前記ホックの雄部材9と同様に環状
凹嵌合体16の底部から円盤状のベース部11の反対側
に抜ける中央貫通孔13を穿設した。該中央貫通孔13
は外側から環状凹嵌合体16の底部に向けてテーパー状
にすぼまるものである。
凹嵌合体16の底部から円盤状のベース部11の反対側
に抜ける中央貫通孔13を穿設した。該中央貫通孔13
は外側から環状凹嵌合体16の底部に向けてテーパー状
にすぼまるものである。
【0026】このような合成樹脂製ホックを紐8による
提手7の端に設けるのに合成樹脂製鳩目体17を使用す
るが、この合成樹脂製鳩目体17は提手7の端を内部に
取り込んで固着する円柱体18の端に円形の鍔体19を
設けた。前記円柱体18の先端に末広がりの係止リブ2
0を環状に突設した。この係止リブ20の外径はホック
の雄部材9とホックの雌部材10の中央貫通孔13の径
よりも少し大き目のものとして中央貫通孔13を押し広
げながら貫通し、貫通後は係止リブ20の下側面が中央
貫通孔13の周囲に係合して抜け出なくなる程度とす
る。
提手7の端に設けるのに合成樹脂製鳩目体17を使用す
るが、この合成樹脂製鳩目体17は提手7の端を内部に
取り込んで固着する円柱体18の端に円形の鍔体19を
設けた。前記円柱体18の先端に末広がりの係止リブ2
0を環状に突設した。この係止リブ20の外径はホック
の雄部材9とホックの雌部材10の中央貫通孔13の径
よりも少し大き目のものとして中央貫通孔13を押し広
げながら貫通し、貫通後は係止リブ20の下側面が中央
貫通孔13の周囲に係合して抜け出なくなる程度とす
る。
【0027】紐8による提手7の端にこの合成樹脂製鳩
目体17を設けるには、図11に示すように左右端に鍔
体19を設けた円柱体21(円柱体18の2個分)に紐
8を貫通させた状態で成形し、円柱体21の中央で紐8
とともに切断する。紐8は左右端に鍔体19を設けた円
柱体21を射出成形する際に金型内に挿通させ、この紐
8を取り込んだ状態で成形品を得る。
目体17を設けるには、図11に示すように左右端に鍔
体19を設けた円柱体21(円柱体18の2個分)に紐
8を貫通させた状態で成形し、円柱体21の中央で紐8
とともに切断する。紐8は左右端に鍔体19を設けた円
柱体21を射出成形する際に金型内に挿通させ、この紐
8を取り込んだ状態で成形品を得る。
【0028】このようにしてU字形にして用いる紐8に
よる提手7の両端に合成樹脂製鳩目体17があり、合成
樹脂製鳩目体17の該円柱体18を袋物等5の上端開口
端側部に設けた孔に挿入して外側から内側へと貫通する
ようにし、その貫通突出部を図4、図5に示すようにホ
ックの雄部材9や雌部材10の中央貫通孔13に差し入
れてこれらホックの雄部材9や雌部材10を袋物等5の
上端開口端内側側部に設ける。
よる提手7の両端に合成樹脂製鳩目体17があり、合成
樹脂製鳩目体17の該円柱体18を袋物等5の上端開口
端側部に設けた孔に挿入して外側から内側へと貫通する
ようにし、その貫通突出部を図4、図5に示すようにホ
ックの雄部材9や雌部材10の中央貫通孔13に差し入
れてこれらホックの雄部材9や雌部材10を袋物等5の
上端開口端内側側部に設ける。
【0029】円柱体18を中央貫通孔13に差し入れる
際にはU字形の切欠14があるので係止リブ20が中央
貫通孔13を押し広げながら入り込み、貫通後は係止リ
ブ20の下側面が中央貫通孔13の周囲に係合して抜け
出なくなる。その結果、合成樹脂製鳩目体17の鍔体1
9とホックの雄部材9や雌部材10とで袋物等5の上端
開口端側部を挟み込むような状態でこれらが固定され
る。なお、中央貫通孔13をテーパー状にすぼまるもの
としたのも差し入れ易くするためである。
際にはU字形の切欠14があるので係止リブ20が中央
貫通孔13を押し広げながら入り込み、貫通後は係止リ
ブ20の下側面が中央貫通孔13の周囲に係合して抜け
出なくなる。その結果、合成樹脂製鳩目体17の鍔体1
9とホックの雄部材9や雌部材10とで袋物等5の上端
開口端側部を挟み込むような状態でこれらが固定され
る。なお、中央貫通孔13をテーパー状にすぼまるもの
としたのも差し入れ易くするためである。
【0030】ホックの雄部材9とホックの雌部材10と
では同一形状の合成樹脂製鳩目体17が適合でき、ま
た、ホックの雄部材9とホックの雌部材10は袋物等5
の上端開口端内側側部でU字形にした紐8による提手7
端のそれぞれに設けるものとし、また、それぞれに対向
する位置に対称的な配置としてホックの雌部材10と雄
部材9とがくるようにする。
では同一形状の合成樹脂製鳩目体17が適合でき、ま
た、ホックの雄部材9とホックの雌部材10は袋物等5
の上端開口端内側側部でU字形にした紐8による提手7
端のそれぞれに設けるものとし、また、それぞれに対向
する位置に対称的な配置としてホックの雌部材10と雄
部材9とがくるようにする。
【0031】このようしてホックの雄部材9と雌部材1
0との嵌合で袋物等5の開口を口止めすることができ
る。
0との嵌合で袋物等5の開口を口止めすることができ
る。
【0032】図3は本発明の第2実施形態を示すもの
で、ホックの雄部材9や雌部材10は円盤状のベース部
11の中央貫通孔13の内周に係止段部22を設け、一
方、合成樹脂製鳩目体17は図10にも示すように円柱
体18の外周面に断面三角鉤状の係止リブ23を前記係
止段部22に係合するものとして複数段設けた。
で、ホックの雄部材9や雌部材10は円盤状のベース部
11の中央貫通孔13の内周に係止段部22を設け、一
方、合成樹脂製鳩目体17は図10にも示すように円柱
体18の外周面に断面三角鉤状の係止リブ23を前記係
止段部22に係合するものとして複数段設けた。
【0033】合成樹脂製鳩目体17の該円柱体18をホ
ックの雄部材9や雌部材10の中央貫通孔13に差し入
れると係止リブ23が係止段部22に係合し、抜け出な
くなるし、また、係止リブ23を複数段設けることで袋
物等5の上端開口の厚さに対応したホックの雄部材9や
雌部材10の固定ができる。
ックの雄部材9や雌部材10の中央貫通孔13に差し入
れると係止リブ23が係止段部22に係合し、抜け出な
くなるし、また、係止リブ23を複数段設けることで袋
物等5の上端開口の厚さに対応したホックの雄部材9や
雌部材10の固定ができる。
【0034】この第2実施形態における合成樹脂製鳩目
体17を紐8による提手7の端に設けるのも前記第1実
施形態の場合と同様であり、図12に示すように射出成
形する際に金型内に挿通させ、この紐8を取り込んだ状
態で成形品を得て、中央で切断する。なお、合成樹脂製
鳩目体17は図に示すように、それぞれ別個の分離した
ものとして成形し、間に露出する紐を切断するようにし
てもよい。
体17を紐8による提手7の端に設けるのも前記第1実
施形態の場合と同様であり、図12に示すように射出成
形する際に金型内に挿通させ、この紐8を取り込んだ状
態で成形品を得て、中央で切断する。なお、合成樹脂製
鳩目体17は図に示すように、それぞれ別個の分離した
ものとして成形し、間に露出する紐を切断するようにし
てもよい。
【0035】また、本実施形態では円柱体18は筒体と
して形成し、その内部に紐8が圧縮状態で貫通させるも
のである。
して形成し、その内部に紐8が圧縮状態で貫通させるも
のである。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明の袋物等の提手
は、紐を提手とする場合において、この紐を袋物等の上
端開口端側部に係止する部材を利用して袋物等の上端開
口を口止めすることができ、口止めのための部材を別個
設ける必要がなく、コスト等の削減が可能である。
は、紐を提手とする場合において、この紐を袋物等の上
端開口端側部に係止する部材を利用して袋物等の上端開
口を口止めすることができ、口止めのための部材を別個
設ける必要がなく、コスト等の削減が可能である。
【0037】また、一番力が加わり易い提手たる紐の端
の位置で袋物等の上端開口の口止めができるので、開口
が開いてしまうことがない確実性の高い口止めができ
る。
の位置で袋物等の上端開口の口止めができるので、開口
が開いてしまうことがない確実性の高い口止めができ
る。
【図1】本発明の袋物等の提手の第1実施形態を示す要
部の縦断側面図である。
部の縦断側面図である。
【図2】本発明の袋物等の提手の使用状態を示す斜視図
である。
である。
【図3】本発明の袋物等の提手の第2実施形態を示す要
部の縦断側面図である。
部の縦断側面図である。
【図4】本発明の袋物等の提手の第1実施形態を示すホ
ックの雄部材と合成樹脂製鳩目体の係合状態を示す縦断
側面図である。
ックの雄部材と合成樹脂製鳩目体の係合状態を示す縦断
側面図である。
【図5】本発明の袋物等の提手の第1実施形態を示すホ
ックの雌部材と合成樹脂製鳩目体の係合状態を示すの縦
断側面図である。
ックの雌部材と合成樹脂製鳩目体の係合状態を示すの縦
断側面図である。
【図6】本発明の袋物等の提手の第1実施形態を示すホ
ックの雄部材の正面図である。
ックの雄部材の正面図である。
【図7】本発明の袋物等の提手の第1実施形態を示すホ
ックの雄部材の横断平面図である。
ックの雄部材の横断平面図である。
【図8】本発明の袋物等の提手の第1実施形態を示すホ
ックの雌部材の正面図である。
ックの雌部材の正面図である。
【図9】本発明の袋物等の提手の第1実施形態を示すホ
ックの雌部材の横断平面図である。
ックの雌部材の横断平面図である。
【図10】本発明の袋物等の提手の第2実施形態を示す
合成樹脂製鳩目体の側面図である。
合成樹脂製鳩目体の側面図である。
【図11】本発明の袋物等の提手の第1実施形態での合
成樹脂製鳩目体の紐への取り付けを示す側面図である。
成樹脂製鳩目体の紐への取り付けを示す側面図である。
【図12】本発明の袋物等の提手の第2実施形態での合
成樹脂製鳩目体の紐への取り付けを示す側面図である。
成樹脂製鳩目体の紐への取り付けを示す側面図である。
【図13】紐による袋物等の提手の従来例を示す斜視図
である。
である。
1…紙袋 2…提手
3…紐 4…結び玉
5…袋物等 6…開口
7…提手 8…紐
9…ホックの雄部材 10…ホックの雌部
材 11…ベース部 11a…フランジ部 12…環状凸嵌合体 13…中央貫通孔 14…切欠 15…切欠 16…環状凹嵌合体 17…合成樹脂製鳩
目体 18…円柱体 19…鍔体 20…係止リブ 21…円柱体 22…係止段部 23…係止リブ
材 11…ベース部 11a…フランジ部 12…環状凸嵌合体 13…中央貫通孔 14…切欠 15…切欠 16…環状凹嵌合体 17…合成樹脂製鳩
目体 18…円柱体 19…鍔体 20…係止リブ 21…円柱体 22…係止段部 23…係止リブ
Claims (8)
- 【請求項1】 袋物等の上端開口端側部に外側から内側
へと貫通するようにして紐による提手端を差し入れて係
止する袋物等の提手において、提手端にホックを設け、
このホックの雄部材・雌部材の嵌合で袋物等の開口を口
止めすることを特徴とした袋物等の提手。 - 【請求項2】 ホックの雄部材と雌部材は、U字形にし
た紐による提手端のそれぞれに設ける請求項1記載の袋
物等の提手。 - 【請求項3】 紐による提手端を内部に取り込んで固着
する円柱体端に鍔体を設けた合成樹脂製鳩目体の該円柱
体を袋物等の上端開口端側部に外側から内側へと貫通す
るようにし、その貫通突出部をホックの雄部材や雌部材
の中央貫通孔に差し入れてこれらホックの雄部材や雌部
材を袋物等の上端開口端内側側部を設ける請求項1また
は請求項2記載の袋物等の提手。 - 【請求項4】 合成樹脂製鳩目体はホックの雄部材や雌
部材に共用できるものとする請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載の袋物等の提手。 - 【請求項5】 ホックの雄部材は環状凸嵌合体を有し、
ホックの雌部材は環状凹嵌合体を有する請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の袋物等の提手。 - 【請求項6】 ホックの雄部材や雌部材は中央貫通孔の
周囲に押し広げ用の切欠きを設け、一方、合成樹脂製鳩
目体は円柱体先端に末広がりの係止リブを突設する請求
項1または請求項5のいずれかに記載の袋物等の提手。 - 【請求項7】 ホックの雄部材や雌部材は中央貫通孔内
周に係止段部を設け、一方、合成樹脂製鳩目体は円柱体
外周面に断面三角鉤状の係止リブを前記係止段部に係合
するものとして設けた請求項1または請求項5のいずれ
かに記載の袋物等の提手。 - 【請求項8】 合成樹脂製鳩目体は、左右端に鍔体を設
けた円柱体に紐を貫通させた状態で成形し、中央で切断
してなる請求項1または請求項7のいずれかに記載の袋
物等の提手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001309455A JP2003112746A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | 袋物等の提手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001309455A JP2003112746A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | 袋物等の提手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003112746A true JP2003112746A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19128601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001309455A Pending JP2003112746A (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | 袋物等の提手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003112746A (ja) |
-
2001
- 2001-10-05 JP JP2001309455A patent/JP2003112746A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040603 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041109 |