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JP2003198486A - 双方向光伝送システム及び光送信装置並びに光受信装置 - Google Patents

双方向光伝送システム及び光送信装置並びに光受信装置

Info

Publication number
JP2003198486A
JP2003198486A JP2001401017A JP2001401017A JP2003198486A JP 2003198486 A JP2003198486 A JP 2003198486A JP 2001401017 A JP2001401017 A JP 2001401017A JP 2001401017 A JP2001401017 A JP 2001401017A JP 2003198486 A JP2003198486 A JP 2003198486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
signal
frequency
coupler
local
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001401017A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nojima
一宏 野嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001401017A priority Critical patent/JP2003198486A/ja
Publication of JP2003198486A publication Critical patent/JP2003198486A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Optical Communication System (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光送信装置と複数の光受信装置とがパッシブ
な光ファイバ伝送路で光信号を伝送する光伝送システム
において、単一波長で双方向光伝送を実現する。 【解決手段】 光送信装置1では、周波数軸上の多重さ
れた多チャンネル映像信号などの下り信号を半導体レー
ザ3に入力することで、その光周波数を変調した光信号
(下りFM変調光)を出力する。光送信装置より出力さ
れた下りFM変調光を光受信装置2では、上り信号入力
によってその光周波数を変調する半導体レーザ15の出
力と合波し、ヘテロダイン検波され2つの光周波数の差
の周波数をもつ信号をFM信号を得る。このFM信号を
FM復調器18でFM復調すると、光送信装置に入力さ
れた多チャンネル映像信号などの下り信号と光受信装置
に入力された上り信号とが周波数多重された信号が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッシブ・ダブル
・スター(PDS)型の光ファイバ網を用いて双方向の
通信を行う光伝送システム及び光送信装置並びに光受信
装置に関し、詳細には双方向CATVシステムのよう
に、局側に置かれる送信装置から複数の加入者側の受信
装置に共通の信号を伝送し、加入者側の受信装置から
は、それぞれ別の信号を局側の送信装置に伝送するシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なパッシブ・ダブル・スター型の
光ファイバ網を用いた光CATVシステムの構成を図1
1に示す。この光CATVシステムは、周波数軸上に多
重された多チャンネルのアナログ、デジタル映像信号な
どを伝送するシステムであり、光送信装置101では周
波数軸上に多重された多チャンネル映像信号を半導体レ
ーザ103によって光信号に変換してこれをPDS型光
ファイバ網110に送出する。この光信号は光ファイバ
経路上にあるスターカプラ105によってN分岐され、
分岐された光信号は、それぞれが光ファイバを通じて個
々の光受信装置102まで伝送される。光受信装置10
2では光信号を光電気変換器104で光電気変換し、元
の多チャンネル映像信号を得ることができる。
【0003】しかしながら、このシステムは片方向の下
り信号の伝送機能しかなく、従来の同軸ケーブルを用い
たCATVシステムで行われている電話サービスやイン
ターネットサービスが行えない。そこで、これを解決す
るためには、PDS型の光ファイバ網で、上記CATV
システムの光波長を1.5μm帯とし、さらに双方向通信
サービス行うシステムを別途1.3μm帯で行うなどし
て、2つのシステムを波長多重して実現しなければなら
ない(例えばNTT Review Vol.9 No.6 Nov.1997 pp104-1
12など)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、CATVシステムの双方向を実現するため
に、1.3μm/1.5μmの両波長帯を使用せねばなら
ず、将来同一のファイバ網で別のサービスを行うことが
不可能になる。
【0005】そこで、本発明の目的は1.5μm帯(もし
くは1.3μm帯)などの単一波長のみを用いて双方向C
ATVサービスなどが可能な双方向光伝送システム及び
光送信装置並びに光受信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、光送信装置と複数の光受信装置とがパッシ
ブな光ファイバ伝送路で光信号を伝送する双方向光伝送
システムにおける前記光送信装置であって、光信号の光
周波数を前記光受信装置に送信する下り原信号に応じて
FM光変調する第1の半導体レーザと、前記第1の半導
体レーザの出力する下りFM光信号を前記光ファイバ伝
送路へ出力するとともに、前記光ファイバ伝送路から受
信した前記複数の光受信装置からの上りFM光信号を分
岐する第1の光サーキュレータと、一定波長のローカル
光信号を出力するローカルレーザと、前記第1のサーキ
ュレータにより分岐された上りFM光信号と前記ローカ
ルレーザの出力したローカル光信号とを合波する第1の
光カプラと、前記第1の光カプラにより合波された光信
号から、前記上りFM光信号とローカル光信号のそれぞ
れの光周波数の差に相当するヘテロダインビート信号を
得る第1の光電気変換器と、前記第1の光電気変換器が
出力したヘテロダインビート信号から、前記ローカルレ
ーザの波長と前記複数の光受信装置の各々の出力した光
周波数の差に相当する通過周波数で、各光受信装置が送
出した上りFM変調信号を得る複数のバンドパスフィル
タと、前記複数のバンドパスフィルタのそれぞれが出力
する上りFM変調信号をFM復調し、各光受信装置が送
出した上り原信号を再現する複数の第1のFM復調器と
を、有することを特徴とする。
【0007】また、本発明は上記目的を達成するため
に、光送信装置と複数の光受信装置とがパッシブな光フ
ァイバ伝送路で光信号を伝送する双方向光伝送システム
における前記光受信装置又は請求項1に記載の光受信装
置であって、光信号の光周波数を前記光送信装置に送信
する上り原信号に応じてFM光変調する第2の半導体レ
ーザと、前記第2の半導体レーザが出力する上りFM光
信号を2つに分岐する第2の光カプラと、前記光ファイ
バ伝送路から送られてきた前記光送信装置の下りFM光
信号を通過させるとともに、前記第2の光カプラにより
分岐された一方の上りFM光信号を前記光ファイバ伝送
路へ送出する第2の光サーキュレータと、前記第2の光
サーキュレータを通過した下りFM光信号と前記第1の
光カプラにより分岐された他方の上りFM光信号を合波
する第3の光カプラと、前記第3の光カプラにより合波
された光信号から、前記下りFM光信号と上りFM光信
号とでヘテロダインビート信号として2つの光周波数の
差の周波数に相当する電気のFM信号を得る第2の光電
気変換器と、前記第2の光電気変換器が出力するFM信
号をFM復調し、下り原信号と上り原信号を再生する第
2のFM復調器と、前記FM復調器の出力から下り原信
号のみを抽出するハイパスフィルタとを、備えたことを
特徴とする。上記構成によって、単一波長で光送信装置
に対しN個の光受信装置でPDS型光ファイバ網を利用
して双方向の光伝送が可能となる。さらに光送信装置、
光受信装置共に光信号の受信時にはヘテロダイン検波に
よる受信を行っているため、高感度な受信が可能であ
り、伝送距離やスターカプラの分岐数を拡大することが
できる。
【0008】本発明はまた、請求項1に記載の光送信装
置において、前記第1の半導体レーザが出力する下りF
M光信号を2つに分岐し、一方の下りFM光信号を前記
第1の光サーキュレータに出力する第4の光カプラと、
前記ローカルレーザが出力するローカル光信号を2つに
分岐して一方を前記第1の光カプラに出力する第5の光
カプラと、前記第4の光カプラにより分岐された他方の
下りFM光信号と前記第5の光カプラにより分岐された
他方のローカル光信号を合波する第6の光カプラと、前
記第6の光カプラが出力する光信号から、第6の光カプ
ラに入力された2つの光信号の差の周波数に相当するヘ
テロダインビート信号を出力する第3の光電気変換器
と、前記第3の光電気変換器が出力するヘテロダインビ
ート信号から前記第1の半導体レーザの光周波数と前記
ローカルレーザの光周波数の差の周波数を検出する周波
数弁別器と、前記周波数弁別器が検出した前記第1の半
導体レーザの光周波数と前記ローカルレーザの光周波数
の差の周波数がゼロもしくは一定となるように前記第1
の半導体レーザの温度を制御する温度制御回路とを、さ
らに備えたことを特徴とする。上記の構成を追加するこ
とで、第1の半導体レーザの光周波数を一定にできるた
め、光受信装置の第3の光電気変換器出力で得られるヘ
テロダインビート信号の周波数も一定となり、安定した
受信が可能となる。
【0009】本発明はまた、請求項2に記載の光受信装
置において、前記第2のFM復調器の出力から直流成分
を抽出することにより、下りFM光信号と上りFM光信
号の光周波数の差を検出するローパスフィルタと、前記
ローパルフィルタで検出した下りFM光信号と上りFM
光信号の光周波数の差が一定となるように前記第2の半
導体レーザの温度を制御する温度制御回路とを、さらに
備えたことを特徴とする。上記の構成を追加すること
で、第2の半導体レーザの光周波数を一定にできるた
め、光送信装置の第2の光電気変換器出力で得られるヘ
テロダインビート信号の周波数も一定となり安定した受
信が可能となる。また、上記構成によって、第1、第2
の半導体レーザ及びローカルレーザのそれぞれの光周波
数の差は全て一定となる。そのため、光送信装置の第2
の光電気変換器出力で得られるヘテロダインビート信号
と、光受信装置の第3の光電気変換器出力で得られるヘ
テロダインビート信号の周波数を常に一定にできるた
め、光送信装置、光受信装置双方で良好な光信号の受信
が可能となる。
【0010】本発明はまた、請求項1又は3に記載の光
送信装置において、前記第1の光サーキュレータの代わ
りに第7の光カプラを設けたことを特徴とする。本発明
はまた、請求項2又は4に記載の光受信装置において、
前記第2の光サーキュレータの代わりに第8の光カプラ
を設けたことを特徴とする。これらの構成によって、双
方向光伝送システムを実現できるとともに、さらに光サ
ーキュレータより安価であるためシステムコストを低減
できる。
【0011】本発明はまた、請求項5に記載の光送信装
置において、前記第1の半導体レーザと第7の光カプラ
の間に第1の光アイソレータを挿入したことを特徴とす
る。本発明はまた、請求項6に記載の光受信装置におい
て、前記第2の半導体レーザと第8の光カプラの間に第
2の光アイソレータを挿入したことを特徴とする。上記
の構成によって、光サーキュレータの代わりに光カプラ
を用いた場合、送信されてきた光信号が半導体レーザに
入力されて、半導体レーザの動作に不具合が生じるのを
防ぐことができる。
【0012】本発明はまた、請求項1、3、5又は7に
記載の光送信装置において、前記第1のFM復調器の代
わりに、入力レベル振幅に応じて出力電圧が変化するレ
ベル検出回路を設けたことを特徴とする。上記構成で、
バンドパスフィルタの周波数による減衰スロープとレベ
ル検出回路とでFM復調することで、FM復調器を使っ
た場合と同様、光受信装置から送出された信号を受信す
ることができる。
【0013】本発明はまた、請求項1、3、5、7又は
9に記載の光送信装置において、前記ローカルレーザが
出力するローカル光信号を2つに分岐して一方を前記第
1の光カプラに出力する第9の光カプラと、前記第9の
光カプラが分岐した他方のローカル光信号の波長を検出
する波長検出器と、前記波長検出器が検出したローカル
光信号の光波長が一定になるように前記ローカルレーザ
の温度を制御する第2の温度制御回路とを、さらに備え
たことを特徴とする。上記構成によって、ローカルレー
ザの光出力の光周波数が安定するため、光受信装置から
送出された光信号とローカルレーザの光出力との光周波
数の差を安定させることができ、第2の光電気変換器で
生成されるヘテロダインビート信号の周波数を安定化さ
せることができ、良好な受信が可能となる。
【0014】本発明はまた、請求項1、3、5、7、9
又は10に記載の光送信装置において、前記第1、第
4、第5、第6、第7、第9の光カプラ及び第1の光サ
ーキュレータの全て、もしくは一部を統合して光導波路
で構成したことを特徴とする。本発明はまた、請求項
2、4又は6に記載の光受信装置において、前記第2、
第3、第8の光カプラ及び第2の光サーキュレータの全
てもしくは一部を統合して光導波路で構成したことを特
徴とする。光カプラ及び光サーキュレータを光導波路で
構成することで、集積化し、光送信装置と光受信装置の
小型化が可能となる
【0015】本発明はまた、請求項1、3、5、7、
9、10又は11に記載の光送信装置と、請求項2、
4、6又は8に記載の光受信装置とを、有する双方向光
伝送システムを特徴とする。
【0016】本発明はまた、請求項13に記載の双方向
光伝送システムにおいて前記光送信装置が前記光受信装
置へ送出する下り原信号と、前記光受信装置が前記光送
信装置に送出する上り原信号の2信号が、周波数軸上で
重ならないことを特徴とする。上記の方法によって、光
受信装置で受信した光信号と、光受信装置が出力した光
信号を合波し、第3の光電気変換器でヘテロダイン検波
し、その信号をFM復調する場合、FM復調された信号
内で、光送信装置が光受信装置へ送出した原信号と、光
受信装置が光送信装置に送出した原信号の2信号とが周
波数軸上で干渉せず、光送信装置が光受信装置へ送出し
た下り信号を劣化なく再現することができる。
【0017】本発明はまた、請求項13又は14に記載
の双方向光伝送システムにおいて、前記ローカルレーザ
が出力するローカル光信号の光周波数と前記ローカル光
信号の光周波数と最も近い上りFM光信号の光周波数と
の差の絶対値より、前記複数の光受信装置の上りFM光
信号の光周波数の最大値と最小値の差の絶対値が小さく
なるようにそれぞれの光信号の波長が設定されているこ
とを特徴とする。上記の方法によって、ローカルレーザ
光と光受信装置から送出された光信号とを合波して第1
の光電気変換器でヘテロダイン検波して得られた信号内
で、ローカルレーザが出力した光信号と光受信装置が出
力した光信号との周波数の差から得られる信号と、光受
信装置の出力する光信号どうしの周波数の差から発生す
る信号とが周波数軸上で干渉せず、光受信装置が光送信
装置へ送出した上り原信号を劣化なく再現することがで
きる。
【0018】本発明はまた、請求項13から15のいず
れか1つに記載の双方向光伝送システムにおいて、前記
下り原信号がアナログ映像信号によって搬送波信号をA
M変調した信号、又はデジタル映像信号によって搬送波
信号をQAM変調した信号を周波数軸上に多重した信号
であることを特徴とする。上記の方法によって、双方向
のCATVサービスなどが実現することができる。
【0019】本発明はまた、請求項13から16のいず
れか1つに記載の双方向光伝送システムにおいて、前記
上り原信号がベースバンドのデジタル信号であることを
特徴とする。上記の方法によって、光受信装置から光送
信装置へデータ伝送が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>以下、図面
を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1
は本発明に係る双方向光伝送システムの第1の実施の形
態を示すブロック図、図2は図1のシステムにおける下
り信号を示す説明図、図3は図1のシステムにおける上
り信号を示す説明図である。
【0021】図1に示すシステムでは、光送信装置1に
対してN個の光受信装置(1)〜(N)2がパッシブ・
ダブル・スター(PDS)型の光ファイバ網12によっ
て接続されている。光送信装置1では、周波数軸上に多
重された多チャンネル映像信号などの下り信号を半導体
レーザ3に入力することで、その光周波数を変調した光
信号(下りFM変調光)を出力する。この下りFM変調
光は光サーキュレータ11を通り、光送信装置1の出力
としてPDS型光ファイバ網12へ送信される。なお、
光送信装置1及び光受信装置2内の光伝送路や光サーキ
ュレータ11などの光学素子を光導波路で構成すること
により、光送信装置1及び光受信装置2を集積化して小
型化することができる。
【0022】光送信装置1より出力された下りFM変調
光は、PDS型光ファイバ網12のスターカプラ26を
通ってN個の光送信装置2に入力される。各光受信装置
2では、入力された下りFM変調光が光サーキュレータ
13を通って光カプラ14の一方に入力される。各光受
信装置(1)〜(N)2ではまた、それぞれ上り信号入
力(1)〜(N)によって変調された半導体レーザ15
の上りFM変調光が光カプラ16で分岐され、その一方
が光カプラ14の他方に入力されて下りFM変調光と合
波されるとともに、その他方が光サーキュレータ13を
通してPDS型光ファイバ網12へと出力される。
【0023】光カプラ14で合波された下りFM変調光
と上りFM変調光は、光電気変換器17によってヘテロ
ダイン検波され、2つの光周波数の差の周波数をもつ信
号を出力する。ここで得られる信号は、下り信号と上り
信号とを合わせてFM変調された電気信号である。この
FM信号をFM復調器18でFM復調すると、光送信装
置1に入力された多チャンネル映像信号などの下り信号
と光受信装置2に入力された上り信号とが周波数多重さ
れた信号が得られる。そのため、下り信号と上り信号の
周波数帯をあらかじめ異なるものにしておく必要があ
る。このため、ハイパスフィルタ25によってFM復調
器18の出力した信号のうち下り信号のみを抽出し、光
受信装置2の出力として多チャンネル映像信号などの下
り信号を出力する。
【0024】光受信装置2よりPDS型光ファイバ網1
2へ出力された上りFM変調光は、他の光受信装置2が
出力するFM変調光と共にPDS型光ファイバ網12上
のスターカプラ26によって合波され、光送信装置1に
送られる 。光送信装置1では光サーキュレータ11に
よって光カプラ21の一方に入力される。光カプラ21
では、N個の光受信装置2からの上りFM変調光とロー
カルレーザ5の出力するローカル光信号の計N+1波の
光信号が合波され、次いでこの光信号が光電気変換器2
2によってヘテロダイン検波され、N+1波の光周波数
の差の組み合わせで生じる周波数のヘテロダインビート
信号が得られる。
【0025】そのうち、各光受信装置2の出力した上り
FM変調光とローカル光信号との光周波数の差の組み合
わせで発生する各ヘテロダインビート信号をそれぞれバ
ンドパスフィルタ(1)〜(N)23で抽出する。ここ
で、抽出された信号は1つのFM変調光を波長一定のロ
ーカル光の光周波数の差の周波数を持つ信号であり、こ
のため、それぞれをFM復調器(1)〜(N)24を通
すことでFM復調すると、光受信装置(1)〜(N)2
に入力された各上り信号(1)〜(N)を得ることがで
きる。すなわち、バンドパスフィルタ23及びFM復調
器24は、光送信装置2の出力する上りFM変調光とロ
ーカルレーザ5が出力するローカル光信号の差の周波数
毎にN個設けることで、N個の光受信装置2から送信さ
れる各上り信号を受信することができる。
【0026】図2は光送信装置1に入力された下り信号
が伝送され、光受信装置2で再び下り信号が出力される
過程での電気信号、光信号のスペクトラムの一例を示
す。図2(a)は光送信装置1に入力された90MHz
〜800MHzの周波数軸上に多重された多チャンネル
の映像信号を示し、図2(b)はこの映像信号が半導体
レーザ3によって1〜4GHz程度の幅で変調された光
信号(下りFM変調光)を示す。この下りFM変調光は
PDS型光ファイバ網12で伝送され光受信装置2に入
力される。
【0027】一方、光受信装置2では、図2(c)に示
すような上り信号のベースバンドデジタル信号を同様に
半導体レーザ15によって図2(d)のような光周波数
が数十MHz程度の幅で変調された光信号(上りFM変
調光)を出力する。その一部を光カプラ16で分岐し、
光受信装置2に入力された下りFM信号と光カプラ14
で合波すると、図2(e)に示すようなスペクトラムと
なる。
【0028】この2つの光信号を光電気変換器17でヘ
テロダイン検波すると、図2(f)に示すように2つの
光信号の光周波数の差に相当する電気信号が得られる。
このとき入力される2つの光信号は共にFM変調されて
いるため、2つのFM変調性分が足し合わされたFM信
号が得られる。このFM信号をFM復調器18で復調す
ると、図2(g)に示すように下り信号と上り信号が周
波数軸上に多重された信号が得られる。次いで図2
(g)に示す信号の高域の下り信号のみを抽出すること
で、図2(h)に示すように下り信号が光受信装置2で
得られる。
【0029】図3は光受信装置2に入力された上り信号
が伝送され、光送信装置1で再び上り信号が出力される
過程での電気信号、光信号のスペクトラムの一例を示
す。図3(a)に示すように光受信装置2に入力された
上り信号は、半導体レーザ15で図3(b)に示すよう
な光周波数が数十MHz程度の幅で変調された光信号
(上りFM変調光)となる。この上りFM変調光はPD
S型光ファイバ網12で伝送され、さらにスターカプラ
26において他の光受信装置2から出力された計N波の
それぞれ中心波長の異なったFM変調光と合波され、図
3(c)に示すようなN波の上りFM変調光が光送信装
置1に入力される。
【0030】光送信装置1ではさらに、これと図3
(d)に示すように波長一定のローカルレーザ5の出力
するローカル信号光とを光カプラ21で合波させると、
図3(e)に示すようなスペクトラムとなる。次いで、
これを光電気変換器22でヘテロダイン検波すると、図
3(e)に示したそれぞれの光周波数の差の周波数に電
気の信号が得られ、図3(f)に示すように上りFM変
調光とローカル信号光との組み合わせや上りFM変調光
どうしの組み合わせの信号が得られる。ここで、必要な
信号はローカル信号光と上りFM変調光との組み合わせ
であり、この組み合わせによる信号は、それぞれの上り
FM変調光の周波数変調が電気のFM信号に変換された
ものである。そこで、図3(g)に示すようにこの電気
のFM信号をバンドパスフィルタ23で抽出し、次いで
図3(h)に示すようにそれをFM復調器24で復調す
ることで、元の上り信号が得られる。
【0031】以上のように、本発明双方向光伝送システ
ムでは、PDS型光ファイバ網12で単一波長帯のみで
双方向の光伝送が実現することができる。さらに光送信
装置1、光受信装置2共に光信号の受信時にはヘテロダ
イン検波による受信を行っているため、高感度な受信が
可能であり、伝送距離やスターカプラの分岐数を拡大す
ることができる。
【0032】<第2の実施の形態>図4は本発明の第2
の実施の形態の双方向光伝送システムを示す。第2の実
施の形態の双方向光伝送システムでは、第1の実施の形
態の双方向光伝送システムの光送信装置1に対して、半
導体レーザ3と光サーキュレータ11の間に、半導体レ
ーザ3の出力する光信号の一部を分岐する光カプラ4
と、ローカルレーザ5と光カプラ21の間に、ローカル
レーザ5が出力する光信号の一部を分岐する光カプラ6
と、上記光カプラ4と光カプラ6が出力する光信号を合
波する光カプラ7と、光カプラ7が出力する光信号か
ら、光カプラ7に入力された2つの光信号の差の周波数
に相当するヘテロダインビート信号を出力する光電気変
換器8と、光電気変換器8が出力するヘテロダインビー
ト信号から半導体レーザ3の光周波数とローカルレーザ
5の光周波数の差の周波数を検出する周波数弁別器9
と、周波数弁別器9が検出した半導体レーザ3の光周波
数とローカルレーザ5の光周波数の差の周波数がゼロも
しくは一定となるように半導体レーザ3の温度を制御す
る温度制御回路10とが追加されている。光受信装置2
は第1の実施の形態と同じ構成である。
【0033】上記の構成を光送信装置1に追加して、半
導体レーザ3が出力する下りFM変調光とローカルレー
ザ5の出力するローカル信号光の光中心周波数の差が一
定になるように制御することにより、光受信装置2の光
電気変換器17の出力で生成するヘテロダインビート信
号内のFM信号の中心周波数も一定となり、安定した受
信が可能となる。
【0034】<第3の実施の形態>図5に本発明の第3
の実施の形態の双方向光伝送システムを示す。第3の実
施の形態の双方向光伝送システムでは、第1の実施の形
態の双方向光伝送システムの光受信装置2に対して、F
M復調器18の出力から直流成分を抽出することで光送
信装置1から送信された光信号と半導体レーザ15が出
力する光信号の光周波数の差を検出するローパスフィル
タ19と、ローパルフィルタ19で検出した光送信装置
1から送信された光信号と半導体レーザ15が出力する
光信号の光周波数の差が一定となるように半導体レーザ
15の温度を制御する温度制御回路20とが追加されて
いる。光送信装置1は第1の実施の形態と同じ構成であ
る。
【0035】上記の構成を光受信装置2に追加すること
で、半導体レーザ15の出力する上りFM変調光の光周
波数を一定にできるため、光送信装置1の光電気変換器
22の出力で生成するヘテロダインビート信号内のFM
信号の中心周波数も一定となり安定した受信が可能とな
る。
【0036】<第4の実施の形態>図6に本発明の第4
の実施の形態の双方向光伝送システムを示す。第4の実
施の形態の双方向光伝送システムでは、第1の実施の形
態の双方向光伝送システムの光送信装置1において、半
導体レーザ3と光サーキュレータ11の間に、半導体レ
ーザ3の出力する光信号の一部を分岐する光カプラ4
と、ローカルレーザ5と光カプラ21の間に、ローカル
レーザ5が出力する光信号の一部を分岐する光カプラ6
と、光カプラ4と光カプラ6が出力する光信号を合波す
る光カプラ7と、光カプラ7が出力する光信号から、光
カプラ7に入力された2つの光信号の差の周波数に相当
するヘテロダインビート信号を出力する光電気変換器8
と、光電気変換器8が出力するヘテロダインビート信号
から半導体レーザ3の光周波数とローカルレーザ5の光
周波数の差の周波数を検出する周波数弁別器9と、周波
数弁別器9が検出した半導体レーザ3の光周波数とロー
カルレーザ5の光周波数の差の周波数がゼロもしくは一
定となるように半導体レーザ3の温度を制御する温度制
御回路とを追加している。
【0037】さらに光受信装置2では、FM復調器18
の出力から直流成分を抽出することで光送信装置1から
送信された下りFM変調光と半導体レーザ15が出力す
る上りFM変調光の光周波数の差を検出するローパスフ
ィルタ19と、ローパルフィルタ19で検出した光送信
装置1から送信された光信号と半導体レーザ15が出力
する光信号の光周波数の差が一定となるように半導体レ
ーザ15の温度を制御する温度制御回路20とを追加し
ている。すなわち、第2の実施の形態の光送信装置1と
第3の実施の形態の光受信装置2が組み合わされてい
る。
【0038】光送信装置1及び光受信装置2に上記構成
を追加することで、半導体レーザ3,15及びローカル
レーザ5のそれぞれの光周波数の差は全て一定となる。
そのため、光送信装置1の光電気変換器22で得られる
ヘテロダインビート信号と、光受信装置2の光電気変換
器17で得られるヘテロダインビート信号の周波数を常
に一定にできるため、光送信装置1、光受信装置2の双
方で良好な光信号の受信が可能となる。
【0039】<第5の実施の形態>図7に本発明の第5
の実施の形態の双方向光伝送システムを示す。第5の実
施の形態の双方向光伝送システムでは、第1の実施例の
双方向光伝送システムの光送信装置1においては光サー
キュレータ11の代わりに光カプラ27を、光受信装置
2においては光サーキュレータ13の代わりに光カプラ
28が設けられている。これらの構成によっても、双方
向光伝送システムは実現でき、さらに光カプラ27、2
8は光サーキュレータ11、13に対して安価であるた
めシステムコストを低減できる。
【0040】<第6の実施の形態>図8に本発明の第6
の実施の形態の双方向光伝送システムを示す。第6の実
施の形態の双方向光伝送システムでは、第5の実施の形
態の双方向光伝送システムの光送信装置1においては、
光カプラ27と半導体レーザ3の間に光アイソレータ2
9を挿入し、光受信装置2においては光カプラ28と半
導体レーザ15の間に光アイソレータ30を挿入したこ
とを特徴とする。
【0041】上記の構成によって、光サーキュレータ1
1、13の代わりに光カプラ27、28を用いた場合、
送信されてきた光信号が半導体レーザ3及び半導体レー
ザ15に入力されて、半導体レーザ3、15の動作に不
具合が生じるのを防ぐことができる。
【0042】<第7の実施の形態>図9に本発明の第7
の実施の形態の双方向光伝送システムを示す。第7の実
施の形態の双方向光伝送システムでは、第1〜6の実施
の形態の双方向光伝送システムの光送信装置1において
FM復調器(1)〜(N)24を、入力レベル振幅に応
じて出力電圧が変化するレベル検出回路(1)〜(N)
31に代えたことを特徴とする。
【0043】上記構成によってバンドパスフィルタ23
の周波数による減衰スロープとレベル検出回路31とで
FM復調することで、FM復調器24を使った場合と同
様に光受信装置2から送出された信号を受信することが
できる。
【0044】<第8の実施の形態>図10に本発明の第
8の実施の形態の双方向光伝送システムを示す。第8の
実施の形態の双方向光伝送システムでは、第1〜7の実
施の形態の双方向光伝送システムにおいて、光送信装置
1は、ローカルレーザ5が出力する光信号の一部を分岐
する光カプラ21と、光カプラ21が分岐したローカル
レーザ5が出力する光信号の波長をモニタする波長検出
器32と、波長検出器32が検出したローカルレーザ5
の光波長が一定になるようにローカルレーザ5の温度を
制御する温度制御回路33と追加したことを特徴とす
る。
【0045】上記構成によってローカルレーザ5の光出
力の光周波数が安定するため、光受信装置2から送出さ
れた光信号とローカルレーザ5の光出力との光周波数の
差を安定させることができ、光電気変換器22で生成さ
れるヘテロダインビート信号の周波数を安定化させるこ
とができ、良好な受信が可能となる。
【0046】また、本発明によれば、ローカルレーザ5
が出力するローカル光信号の光周波数とローカル光信号
の光周波数と最も近い上りFM光信号の光周波数との差
の絶対値より、複数の光受信装置2の上りFM光信号の
光周波数の最大値と最小値の差の絶対値が小さくなるよ
うにそれぞれの光信号の波長を設定することにより、ロ
ーカルレーザ光と光受信装置2から送出された光信号と
を合波して第1の光電気変換器22でヘテロダイン検波
して得られた信号内で、ローカルレーザ5が出力した光
信号と光受信装置2が出力した光信号との周波数の差か
ら得られる信号と、光受信装置2の出力する光信号どう
しの周波数の差から発生する信号とが周波数軸上で干渉
せず、光受信装置2が光送信装置1へ送出した上り原信
号を劣化なく再現することができる。
【0047】また、本発明によれば、下り原信号とし
て、アナログ映像信号によって搬送波信号をAM変調し
た信号や、デジタル映像信号によって搬送波信号をQA
M変調した信号を周波数軸上に多重した信号を用いるこ
とにより、双方向のCATVサービスなどが実現するこ
とができる。さらに、上り原信号としてベースバンドの
デジタル信号を用いることにより、光受信装置2から光
送信装置1へのデータ伝送が可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、P
DS型光ファイバ網で単一波長帯のみで双方向の光伝送
システムを実現することができる。さらに光送信装置、
光受信装置共に光信号の受信時にはヘテロダイン検波に
よる受信を行っているため、高感度な受信が可能であ
り、伝送距離やスターカプラの分岐数を拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る双方向光伝送システムの第1の実
施の形態を示すブロック図
【図2】図1のシステムにおける下り信号のスペクトラ
ムを示す説明図
【図3】図1のシステムにおける上り信号のスペクトラ
ムを示す説明図
【図4】本発明の第2の実施の形態の双方向光伝送シス
テムを示すブロック図
【図5】本発明の第3の実施の形態の双方向光伝送シス
テムを示すブロック図
【図6】本発明の第4の実施の形態の双方向光伝送シス
テムを示すブロック図
【図7】本発明の第5の実施の形態の双方向光伝送シス
テムを示すブロック図
【図8】本発明の第6の実施の形態の双方向光伝送シス
テムを示すブロック図
【図9】本発明の第7の実施の形態の双方向光伝送シス
テムを示すブロック図
【図10】本発明の第8の実施の形態の双方向光伝送シ
ステムを示すブロック図
【図11】PDS光伝送システムを示すブロック図
【符号の説明】
1 光送信装置 2 光受信装置 3、15 半導体レーザ 4、6、7、14、16、21、27、28 光カプラ 5 ローカルレーザ 8、17、22 光電気変換器 9 周波数弁別器 10、20、33 温度制御回路 11、13 光サーキュレータ 12、110 PDS型光ファイバ網 18、24 FM復調器 19 ローパスフィルタ 23 バンドパスフィルタ 25 ハイパスフィルタ 26、105 スターカプラ 29、30 光アイソレータ 31 レベル検出回路 32 波長検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/152 10/20

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光送信装置と複数の光受信装置とがパッ
    シブな光ファイバ伝送路で光信号を伝送する双方向光伝
    送システムにおける前記光送信装置であって、 光信号の光周波数を前記光受信装置に送信する下り原信
    号に応じてFM光変調する第1の半導体レーザと、 前記第1の半導体レーザの出力する下りFM光信号を前
    記光ファイバ伝送路へ出力するとともに、前記光ファイ
    バ伝送路から受信した前記複数の光受信装置からの上り
    FM光信号を分岐する第1の光サーキュレータと、 一定波長のローカル光信号を出力するローカルレーザ
    と、前記第1のサーキュレータにより分岐された上りF
    M光信号と前記ローカルレ ーザの出力したローカル光信号とを合波する第1の光カ
    プラと、 前記第1の光カプラにより合波された光信号から、前記
    上りFM光信号とローカル光信号のそれぞれの光周波数
    の差に相当するヘテロダインビート信号を得る第1の光
    電気変換器と、 前記第1の光電気変換器が出力したヘテロダインビート
    信号から、前記ローカルレーザの波長と前記複数の光受
    信装置の各々の出力した光周波数の差に相当する通過周
    波数で、各光受信装置が送出した上りFM変調信号を得
    る複数のバンドパスフィルタと、 前記複数のバンドパスフィルタのそれぞれが出力する上
    りFM変調信号をFM復調し、各光受信装置が送出した
    上り原信号を再現する複数の第1のFM復調器とを、 有する双方向光伝送システムの光送信装置。
  2. 【請求項2】 光送信装置と複数の光受信装置とがパッ
    シブな光ファイバ伝送路で光信号を伝送する双方向光伝
    送システムにおける前記光受信装置又は請求項1に記載
    の光受信装置であって、 光信号の光周波数を前記光送信装置に送信する上り原信
    号に応じてFM光変調する第2の半導体レーザと、 前記第2の半導体レーザが出力する上りFM光信号を2
    つに分岐する第2の光カプラと、 前記光ファイバ伝送路から送られてきた前記光送信装置
    の下りFM光信号を通過させるとともに、前記第2の光
    カプラにより分岐された一方の上りFM光信号を前記光
    ファイバ伝送路へ送出する第2の光サーキュレータと、 前記第2の光サーキュレータを通過した下りFM光信号
    と前記第1の光カプラにより分岐された他方の上りFM
    光信号を合波する第3の光カプラと、 前記第3の光カプラにより合波された光信号から、前記
    下りFM光信号と上りFM光信号とでヘテロダインビー
    ト信号として2つの光周波数の差の周波数に相当する電
    気のFM信号を得る第2の光電気変換器と、 前記第2の光電気変換器が出力するFM信号をFM復調
    し、下り原信号と上り原信号を再生する第2のFM復調
    器と、 前記FM復調器の出力から下り原信号のみを抽出するハ
    イパスフィルタとを、 備えたことを特徴とする光受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光送信装置において、 前記第1の半導体レーザが出力する下りFM光信号を2
    つに分岐し、一方の下りFM光信号を前記第1の光サー
    キュレータに出力する第4の光カプラと、 前記ローカルレーザが出力するローカル光信号を2つに
    分岐して一方を前記第1の光カプラに出力する第5の光
    カプラと、 前記第4の光カプラにより分岐された他方の下りFM光
    信号と前記第5の光カプラにより分岐された他方のロー
    カル光信号を合波する第6の光カプラと、 前記第6の光カプラが出力する光信号から、第6の光カ
    プラに入力された2つの光信号の差の周波数に相当する
    ヘテロダインビート信号を出力する第3の光電気変換器
    と、 前記第3の光電気変換器が出力するヘテロダインビート
    信号から前記第1の半導体レーザの光周波数と前記ロー
    カルレーザの光周波数の差の周波数を検出する周波数弁
    別器と、 前記周波数弁別器が検出した前記第1の半導体レーザの
    光周波数と前記ローカルレーザの光周波数の差の周波数
    がゼロもしくは一定となるように前記第1の半導体レー
    ザの温度を制御する温度制御回路とを、 さらに備えたことを特徴とする光送信装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の光受信装置において、 前記第2のFM復調器の出力から直流成分を抽出するこ
    とにより、下りFM光信号と上りFM光信号の光周波数
    の差を検出するローパスフィルタとを、 前記ローパルフィルタで検出した下りFM光信号と上り
    FM光信号の光周波数の差が一定となるように前記第2
    の半導体レーザの温度を制御する温度制御回路とを、 さらに備えたことを特徴とする光受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3に記載の光送信装置にお
    いて、 前記第1の光サーキュレータの代わりに第7の光カプラ
    を設けたことを特徴とする光送信装置。
  6. 【請求項6】 請求項2又は4に記載の光受信装置にお
    いて、 前記第2の光サーキュレータの代わりに第8の光カプラ
    を設けたことを特徴とする光受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の光送信装置において、 前記第1の半導体レーザと第7の光カプラの間に第1の
    光アイソレータを挿入したことを特徴とする光送信装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の光受信装置において、 前記第2の半導体レーザと第8の光カプラの間に第2の
    光アイソレータを挿入したことを特徴とする光受信装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1、3、5又は7に記載の光送信
    装置において、 前記第1のFM復調器の代わりに、入力レベル振幅に応
    じて出力電圧が変化するレベル検出回路を設けたことを
    特徴とする光送信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、3、5、7又は9に記載の
    光送信装置において、 前記ローカルレーザが出力するローカル光信号を2つに
    分岐して一方を前記第1の光カプラに出力する第9の光
    カプラと、 前記第9の光カプラが分岐した他方のローカル光信号の
    波長を検出する波長検出器と、 前記波長検出器が検出したローカル光信号の光波長が一
    定になるように前記ローカルレーザの温度を制御する第
    2の温度制御回路とを、さらに備えたことを特徴とする
    光送信装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、3、5、7、9又は10に
    記載の光送信装置において、 前記第1、第4、第5、第6、第7、第9の光カプラ及
    び第1の光サーキュレータの全て、もしくは一部を統合
    して光導波路で構成したことを特徴とする光送信装置。
  12. 【請求項12】 請求項2、4又は6に記載の光受信装
    置において、 前記第2、第3、第8の光カプラ及び第2の光サーキュ
    レータの全てもしくは一部を統合して光導波路で構成し
    たことを特徴とする光受信装置。
  13. 【請求項13】 請求項1、3、5、7、9、10又は
    11に記載の光送信装置と、 請求項2、4、6又は8に記載の光受信装置とを、 有する双方向光伝送システム。
  14. 【請求項14】 前記光送信装置が前記光受信装置へ送
    出する下り原信号と、前記光受信装置が前記光送信装置
    に送出する上り原信号の2信号が、周波数軸上で重なら
    ないことを特徴とする請求項13に記載の双方向光伝送
    システム。
  15. 【請求項15】 前記ローカルレーザが出力するローカ
    ル光信号の光周波数と前記ローカル光信号の光周波数と
    最も近い上りFM光信号の光周波数との差の絶対値よ
    り、前記複数の光受信装置の上りFM光信号の光周波数
    の最大値と最小値の差の絶対値が小さくなるようにそれ
    ぞれの光信号の波長が設定されていることを特徴とする
    請求項13又は14に記載の双方向光伝送システム。
  16. 【請求項16】 前記下り原信号がアナログ映像信号に
    よって搬送波信号をAM変調した信号、又はデジタル映
    像信号によって搬送波信号をQAM変調した信号を周波
    数軸上に多重した信号であることを特徴とする請求項1
    3から15のいずれか1つに記載の双方向光伝送システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記上り原信号がベースバンドのデジ
    タル信号であることを特徴とする請求項13から16の
    いずれか1つに記載の双方向光伝送システム。
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