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JP2003195585A - 画像形成方法およびその装置 - Google Patents

画像形成方法およびその装置

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Publication number
JP2003195585A
JP2003195585A JP2001394623A JP2001394623A JP2003195585A JP 2003195585 A JP2003195585 A JP 2003195585A JP 2001394623 A JP2001394623 A JP 2001394623A JP 2001394623 A JP2001394623 A JP 2001394623A JP 2003195585 A JP2003195585 A JP 2003195585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
sheet
image
unit
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001394623A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Ikegami
英之 池上
Satoru Yamamoto
悟 山本
Eiichi Motoyama
栄一 本山
Shokyo Ko
松強 黄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001394623A priority Critical patent/JP2003195585A/ja
Publication of JP2003195585A publication Critical patent/JP2003195585A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タブ紙等に画像を印刷しない場合に、パフォ
ーマンスの低下を防ぐ。 【解決手段】 記録用紙の種類を判定する用紙判定ステ
ップ(S1001)と、ページ毎に画像形成部で画像を
形成するか否かを判定する画像形成判定ステップ(S1
002)と、用紙判定ステップ(S1001)と画像形
成判定ステップ(S1002)との判定結果に基づい
て、画像形成部において給紙にかかる制御を変更する制
御ステップ(S1003〜S1007,S1008〜S
1012)とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法およ
びその装置に関し、より詳細には、記録用紙束にタブ紙
等の厚紙を挿入して出力するインサート機能を具備する
複写機またはプリンタなどにおける画像形成方法および
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタなどの印刷装置は、原
稿の内容をそのまま印刷するだけではなく、印刷した記
録用紙のソート機能、片面、両面印刷機能、またはペー
ジ連写機能などの製本作業に類する機能を有している。
ユーザは、このような機能を利用して、一つの原稿から
様々な形態の印刷物を得ることかできる。
【0003】また、印刷装置の機能として、見出しを記
入することができるタブ紙を、記録用紙のセクションの
仕切りとして、複数枚の記録用紙の間に挿入することが
できるものが知られている。このようなタブ紙インサー
ト機能により、見出しが印刷されたタブ付きの仕切り
が、タブ紙として挿入されたひとまとまりの印刷物を得
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】タブ紙は、仕切りとし
て用いるために厚紙を使用する場合が多い。厚紙に印刷
する場合には、奪われる熱量が多い等の理由から定着性
が悪い事が知られている。そのために、厚紙に印刷する
時には、給紙速度を落として印刷し、定着性を確保する
制御が行なわれている。
【0005】しかしながら、従来の複写機、プリンタな
どの印刷装置は、タブ紙インサート機能を処理する場合
に、常に給紙速度を落としていた。従って、タブ紙に画
像を印刷するか否かにかかわらず、給紙速度を落として
いたので、タブ紙に印刷しない場合には、パフォーマン
スが低下するというという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、タブ紙であっても
画像を印刷しない場合には、通常のシーケンスと同等の
条件で処理する画像形成方法およびその装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、原稿の
画像を記録用紙に形成する画像形成部における画像形成
方法において、前記記録用紙の種類を判定する用紙判定
ステップと、ページ毎に前記画像形成部で画像を形成す
るか否かを判定する画像形成判定ステップと、前記用紙
判定ステップと前記画像形成判定ステップとの判定結果
に基づいて、前記画像形成部において給紙にかかる制御
を変更する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の前記制御ステップは、前記記録用紙の搬送速度を変更
することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、原稿の画像を形
成する記録用紙を給紙する用紙給紙部と、給紙された前
記記録用紙を画像形成部に搬送する用紙搬送部とを有
し、前記画像形成部は、搬送された前記記録用紙に前記
原稿のトナー画像を転写する転写部と、前記記録用紙に
前記トナー画像を定着させる定着部とを含む画像形成装
置における画像形成方法において、前記記録用紙の種類
を判定する用紙判定ステップと、ページ毎に前記画像形
成部で画像を形成するか否かを判定する画像形成判定ス
テップと、前記用紙判定ステップと前記画像形成判定ス
テップとの判定結果に基づいて、前記用紙給紙部、前記
用紙搬送部または前記定着部の条件を変更する制御ステ
ップとを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の前記制御ステップは、前記用紙給紙部、前記用紙搬送
部または前記定着部における前記記録用紙の搬送速度を
変更することを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、原稿の画像を記
録用紙に形成する画像形成部における画像形成方法にお
いて、前記記録用紙の種類を判定する用紙判定ステップ
と、該用紙判定ステップで前記記録用紙が通常紙と判定
された場合には、通常シーケンスを実行し、前記用紙判
定ステップで前記記録用紙が特殊紙と判定された場合に
は、前記通常シーケンスとは異なる特殊シーケンス実行
し、前記特殊紙に画像を形成しない場合には、前記通常
シーケンスを実行する制御ステップとを備えたことを特
徴とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の前記特殊シーケンスは、前記画像形成部において給紙
にかかる前記記録用紙の搬送速度を、前記通常シーケン
スから変更することを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の発明は、原稿の画像を記
録用紙に形成する画像形成手段を有する画像形成装置に
おいて、前記記録用紙の種類を判定する用紙判定手段
と、ページ毎に前記画像形成手段で画像を形成するか否
かを判定する画像形成判定手段と、前記用紙判定手段と
前記画像形成判定手段との判定結果に基づいて、前記画
像形成手段において給紙にかかる制御を変更する制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の前記制御手段は、前記記録用紙の搬送速度を変更する
ことを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の発明は、原稿の画像を形
成する記録用紙を給紙する用紙給紙手段と、給紙された
前記記録用紙を画像形成手段に搬送する用紙搬送手段と
を有し、前記画像形成手段は、搬送された前記記録用紙
に前記原稿のトナー画像を転写する転写手段と、前記記
録用紙に前記トナー画像を定着させる定着手段とを含む
画像形成装置において、前記記録用紙の種類を判定する
用紙判定手段と、ページ毎に前記画像形成手段で画像を
形成するか否かを判定する画像形成判定手段と、前記用
紙判定手段と前記画像形成判定手段との判定結果に基づ
いて、前記用紙給紙手段、前記用紙搬送手段または前記
定着手段の条件を変更する制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の前記制御手段は、前記用紙給紙手段、前記用紙搬送
手段または前記定着手段における前記記録用紙の搬送速
度を変更することを特徴とする。
【0017】請求項11に記載の発明は、原稿の画像を
記録用紙に形成する画像形成手段を有する画像形成装置
において、前記記録用紙の種類を判定する用紙判定手段
と、該用紙判定手段で前記記録用紙が通常紙と判定され
た場合には、通常シーケンスを実行し、前記用紙判定ス
テップで前記記録用紙が特殊紙と判定された場合には、
前記通常シーケンスとは異なる特殊シーケンス実行し、
前記特殊紙に画像を形成しない場合には、前記通常シー
ケンスを実行する制御ステップとを備えたことを特徴と
する。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の前記特殊シーケンスは、前記画像形成手段におい
て給紙にかかる前記記録用紙の搬送速度を、前記通常シ
ーケンスから変更することを特徴とする。
【0019】請求項13に記載の発明は、画像形成装置
の制御部に、請求項1ないし6のいずれかに記載の各ス
テップを実行させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とす
る。
【0020】請求項14に記載の発明は、画像形成装置
の制御部に、請求項1ないし6のいずれかに記載の各ス
テップを実行させるためのプログラムであることを特徴
とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施形態にかかる画像
形成装置を備えたデジタル複写機を示した構成図であ
る。本実施形態の画像形成装置1は、電子写真方式であ
る。画像形成装置1は、大別して、同一の構成を有する
4つのステーションが並設された画像形成部と、給紙部
と、中間転写部と、搬送部と、定着部と、操作部と、不
図示の制御部とから構成される。
【0023】最初に、画像形成部の構成について述べ
る。像担持体としての感光ドラム11a〜11dは、そ
の中心で軸支され、矢印方向に不図示の駆動モータによ
って回転駆動する。感光ドラム11a〜11dの外周面
に対向して、その回転方向にローラ帯電器12a〜12
dと、スキャナ13a〜13dと、現像装置14a〜1
4dとが配置されている。ローラ帯電器12a〜12d
は、感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の
電荷を与える。スキャナ13a〜13dにより、記録画
像信号に応じて変調した、例えば、レーザービームなど
の光線を、感光ドラム11a〜11d上に露光させるこ
とによって静電潜像を形成する。イエロー、シアン、マ
ゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(トナー)をそ
れぞれ収納した現像装置14a〜14dにより、静電潜
像を顕像化する。顕像化された可視画像を、中間転写ベ
ルト30に転写する。このようにして、各トナーによる
画像形成が順次行われる。
【0024】給紙部は、記録材Pを収納し、記録材Pを
搬送するためのローラと、記録材Pの通過を検知するた
めのセンサと、記録材Pの有無を検知するためのセンサ
と、記録材Pを搬送路に沿って搬送させるためのガイド
(不図示)とから構成される。記録材Pは、カセット2
1a〜21d、手差しトレイ27、またはデッキ28の
いずれかに収納される。ピックアップローラ22a〜2
2dは、カセット21a〜21dから記録材Pを一枚ず
つ送り出すローラである。ピックアップローラ22a〜
22dでは、複数枚の記録材Pが送り出されることがあ
るが、BCローラ23a〜23dによって確実に一枚だ
け分離される。BCローラ23a〜23dによって一枚
だけ分離された記録材Pは、さらに引き抜きローラ24
a〜24dと、レジ前ローラ26とによって搬送され、
レジストローラ25に至る。
【0025】また、手差しトレイ27に収納された記録
材Pは、BCローラ29によって一枚に分離され、レジ
前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送され
る。デッキ28に収納された記録材Pは、ピックアップ
ローラ60によって給紙ローラ61まで複数枚搬送さ
れ、給紙ローラ61によって一枚だけ確実に分離され、
引き抜きローラ62まで搬送された後、レジ前ローラ2
6によってレジストローラ25まで搬送される。
【0026】中間転写部について説明する。中間転写ベ
ルト30は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)などの材料
が用いられる。中間転写ベルト30は、中間転写ベルト
30に駆動を伝達する駆動ローラ32と、不図示のばね
の付勢によって、中間転写ベルト30に適度な張力を与
えるテンションローラ33と、中間転写ベルト30を挟
んで二次転写領域を形成する従動ローラ34によって支
持されている。駆動ローラ32は、金属ローラの表面
に、数mm厚のウレタンまたはクロロプレンなどのゴム
をコーティングして、中間転写ベルト30とのスリップ
を防いでいる。駆動ローラ32は、不図示のステッピン
グモータによって回転駆動される。
【0027】各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベ
ルト30が対向する位置において、中間転写ベルト30
の裏には、トナー像を中間転写ベルト30に転写するた
めの高圧が印可されている一次転写ローラ35a〜35
dが配置されている。従動ローラ34に対向して二次転
写ローラ36が配置され、中間転写ベルト30とのニッ
プによって二次転写領域を形成する。二次転写ローラ3
6は、中間転写ベルト30に対して適度な圧力で加圧さ
れている。また、中間転写ベルト30上の、二次転写領
域の下流には、中間転写ベルト30の画像形成面をクリ
ーニングするためのクリーニング装置50が配置されて
いる。クリーニング装置50は、ポリウレタンゴムなど
の材質のクリーナーブレード51と、廃トナーを収納す
る廃トナーボックス52とから成る。
【0028】定着部の定着ユニット40は、内部にハロ
ゲンヒータなどの熱源を備えた定着ローラ41aと、定
着ローラ41aに加圧されるローラ41bと、ローラ4
1a,41bから排出された記録材Pを搬送する内排紙
ローラ44とから成る。なお、ローラ41bにも熱源を
備えることもできる。
【0029】レジストローラ25まで搬送された記録材
Pは、レジストローラ25よりも上流側のローラの回転
駆動を止めることにより一旦停止する。画像形成部の画
像形成タイミングに合わせて、レジストローラ25を含
む上流側のローラの回転駆動が再開されて、記録材P
は、二次転写領域へ送り出される。二次転写領域におい
て画像が転写され、定着ユニット40において画像が定
着された記録材Pは、内排紙ローラ44を通過した後、
切り替えフラッパー73によって、搬送先が切り替えら
れる。切り替えフラッパー73がフェイスアップ排紙側
にある場合は、外排紙ローラ45によってフェイスアッ
プ排紙トレイ2に記録材Pが排出される。一方、切り替
えフラッパー73がフェイスダウン排紙側にある場合
は、反転ローラ72a〜72cの方向へ搬送され、フェ
イスダウン排紙トレイ3に記録材Pが排出される。後述
するタブのジョブを行う場合には、記録材Pは、反転ロ
ーラ72cまで搬送された後、フラッパー81がトレイ
82の方向に切り替えられ、反転ローラ72cのモータ
が停止から反転に変わることにより、トレイ82に反転
排出される。
【0030】記録材Pの搬送路には、記録材Pの通過を
検知するために複数のセンサが配置されており、給紙リ
トライセンサ64a〜64d、デッキ給紙センサ65、
デッキ引き抜きセンサ66、レジストセンサ67、内排
紙センサ68、フェイスダウン排紙センサ69、両面プ
レレジセンサ70、両面再給紙センサ71などを有して
いる。また、記録材Pを収納するカセット21a〜21
dには、記録材Pの有無を検知するカセット紙ありなし
センサ63a〜63dが配置され、手差しトレイ27に
は、手差しトレイ27上の記録材Pの有無を検知する手
差しトレイ紙ありなしセンサ74が配置され、デッキ2
8には、デッキ28内の記録材Pの有無を検知するデッ
キ紙ありなしセンサ75が配置されている。
【0031】不図示の制御部は、上述した各部の機構の
動作を制御するための制御基板、モータドライブ基板な
どを含む。操作部4は、画像形成装置1の上面に配置さ
れており、記録材Pの収納された給紙部(給紙カセット
21a〜21d、手差しトレイ27、デッキ28)の選
択、排紙トレイ(フェイスアップトレイ2、フェイスダ
ウントレイ3)の選択、およびタブ紙束の指定などを行
うことができる。
【0032】このような構成により、カセット21aか
ら記録材Pを搬送する場合を説明する。画像形成動作開
始信号が発せられてから所定時間経過後、ピックアップ
ローラ22aにより、カセット21aから転写材Pが一
枚ずつ送り出される。給紙ローラ23aによって転写材
Pが引き抜かれ、ローラ24aとレジ前ローラ26とを
経由して、レジストローラ25まで搬送される。このと
きレジストローラ25は停止しており、紙先端は、ニッ
プ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を
開始するタイミングに合わせて、レジストローラ26は
回転を始める。回転を始めるタイミングは、転写材P
と、画像形成部から中間転写ベルト30に一次転写され
たトナー画像とが、二次転写領域において一致するタイ
ミングが設定されている。
【0033】一方、画像形成部では、画像形成動作開始
信号が発せられると、上述したプロセスにより中間転写
ベルト30の回転方向において、一番上流にある感光ド
ラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加
された転写ローラ35dにより、一次転写領域において
中間転写ベルト30に一次転写される。一次転写された
トナー像は、次の一次転写領域まで搬送される。ここで
は、4つの画像形成部の間をトナー像が搬送される時間
だけ遅延して画像形成が行われており、画像先端を合わ
せて次のトナー像が転写される。同様の工程が繰り返さ
れ、4色のトナー像が中間転写ベルト31に一次転写さ
れる。
【0034】次に、記録材Pは、二次転写領域に進入
と、中間転写ベルト31に接触すると、記録材Pの通過
タイミングに合わせて二次転写ローラ36に、高電圧が
印加される。上述したプロセスにより中間転写ベルト3
0に形成された4色のトナー画像が記録材Pの表面に転
写される。記録材Pは、定着ローラニップ部まで案内さ
れ、ローラ対41a、41bの熱およびニップの圧力に
より、トナー画像が表面に定着される。その後、切り替
えフラッパー73ならびに81の切り替え方向に応じ
て、フェイスアップ排紙トレイ2、フェイスダウントレ
イ3または反転排紙トレイ82に排出される。
【0035】図2は、デジタル複写機を制御する制御ユ
ニットを示したブロック図である。制御ユニット100
は、図1に示したデジタル複写機の基本制御を行うCP
U171と、制御プログラムが書き込まれたROM17
4と、処理を行うためのワークRAM175と、入出力
ポート(I/O)173とを有し、それぞれアドレスバ
スとデータバスとにより接続されている。入出力ポート
173には、図1に示したデジタル複写機を制御する、
モータ、クラッチなどの各種負荷出力と、紙の位置を検
知するセンサ入力とが接続されている。
【0036】CPU171は、ROM174の内容にし
たがって、入出力ポート173を介して順次入出力の制
御を行い画像形成動作を実行する。CPU171には、
操作部172が接続されており、操作部172の表示部
とキー入力部とを制御する。操作者は、キー入力部を介
して、画像形成動作モード、スキャナ読み取りモード、
プリント出力モードなどの表示の切り替えをCPU17
1に指示する。CPU171は、図1に示したデジタル
複写機の状態や、キー入力による動作モード設定の表示
を行う。また、CPU171には、イメージセンサで電
気信号に変換された信号を処理する画像処理部170
と、処理された画像を蓄積する画像メモリ部3が接続さ
れ、画像メモリ部3には、リーダ部1とプリンタ部2と
外部I/F処理部4とが接続されている。
【0037】図3は、制御ユニットの画像メモリ部を示
したブロック図である。画像メモリ部3は、DRAMな
どのメモリで構成されるページメモリ301に、メモリ
コントローラ302を介して、外部I/F処理部4また
は画像処理部170からの画像を書き込む。また、画像
メモリ部3は、メモリコントローラ302を介して、ペ
ージメモリ301から外部I/F処理部4またはプリン
タ部2へ画像を読み出す。さらに、大容量の記憶装置で
あるハードディスク304に対して、JPG圧縮303
を介して、画像の入出力のアクセスを行う。
【0038】メモリーコントローラ302は、ページメ
モリ301のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、
画像I/F処理部4、画像処理部170、ハードディス
ク304からページメモリ301へのアクセスの調停を
行う。メモリーコントローラ302は、CPU171の
指示に従い、ページメモリ301への書き込みアドレ
ス、ページメモリ301からの読み出しアドレス、読み
出し方向などの制御を行う。このようにして、CPU1
71は、ページメモリ301に複数の原稿画像をならべ
てレイアウトを行い、プリンタ部2に出力する機能、画
像の一部分のみ切り出して出力する機能、画像回転機能
などを制御する。
【0039】図4は、制御ユニットの外部I/F処理部
を示したブロック図である。外部I/F処理部4は、画
像メモリ部3を介して、リーダ部1の画像データを外部
I/F処理部4に取り込み、画像メモリ部3を介して、
外部I/F処理部4からの画像データをプリンター部2
へ出力して画像形成を行う。外部I/F処理部4は、フ
ァクシミリ部401と、ファクシミリ部の通信画像デー
タを保存するハードディスク402と、外部コンピュー
タ11と接続するコンピュータインタフェース403
と、フォーマッタ部404と、イメージメモリ部405
とを有し、それぞれコア部406に接続されている。
【0040】ファクシミリ部401は、不図示のモデム
を介して公衆回線と接続しており、公衆回線からのファ
クシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファクシミ
リ通信データの送信を行う。ファクシミリ部401で
は、ファクシミリ機能として、指定された時間にファッ
クス送信を行ったり、相手から指定パスワードの問い合
わせにより画像データを送信するなど、ハードディスク
402にファクス用の画像を保存して処理を行う。これ
により、一度リーダ部1から画像メモリ部3を介して、
ファクシミリ部401、ファクシミリ用のハードディス
ク402へ画像を転送した後は、リーダ部1、画像メモ
リ部3をファクシミリ機能に使うことなしに、ファック
ス送信を行うことができる。
【0041】コンピュータインタフェイス403は、外
部のコンピュータとのデータ通信を行うインタフェース
部であり、ローカルエリアネットワーク(LAN)、シ
リアルI/F、SCSII/F、プリンタのデータ入力
用のセントロI/Fなどを有している。コンピュータイ
ンタフェイス403を介して、プリンタ部4、リーダ部
1の状態を外部コンピュータに通知したり、外部コンピ
ュータの指示によりリーダー部1で読み取った画像を、
外部コンピュータへ転送する。また、外部コンピュータ
からプリント画像データを受け取る。
【0042】外部コンピュータからコンピュータインタ
ーフェース403を介して通知されるプリントデータ
は、専用のプリンタコードで記述されているため、フォ
ーマッタ部404は、画像メモリ部3を介して、専用の
プリンタコードをプリンタ部2で画像形成を行うラスタ
ーイメージデータに変換する。フォーマッタ部404
は、ラスターイメージデータの展開を、イメージメモリ
部405にて行う。イメージメモリ部405は、フォー
マッタ部404がラスターイメージデータの展開を行う
メモリとして使用される。
【0043】また、画像スキャナ機能では、リーダ部1
の画像を、コンピュータインタフェース403を介し
て、外部コンピュータに送る。このとき、画像メモリ部
3から送られる画像データをイメージメモリ部405に
一度展開し、外部コンピュータに送るデータの形式に変
換して、コンピュータインタフェース403からデータ
を送出する。コア部406は、ファクシミリ部401
と、コンピュータインタフェース403と、フォーマッ
タ部404と、イメージメモリ部405と、画像メモリ
部3との間のデータ転送を制御管理する。これにより、
外部I/F処理部4に複数の画像出力部があっても、画
像メモリ部3へ画像転送路が一つであっても、コア部4
06の管理のもと、排他制御、優先度制御がなされて画
像出力が行われる。
【0044】図5は、コピー機能の基本設定を行う初期
画面と詳細設定を行うサブウィンドウを示した図であ
る。図5(a)に、コピー機能の基本設定を行う初期画
面を示す。応用モードのアイコン501を押下すると、
各種モード設定を行うサブウィンドウが開く。用紙選択
アイコン502を押下すると、図5(b)に示すよう
に、給紙段を選択するサブウィンドウが開き、給紙段を
表示、選択することができる。試しコピーアイコン50
3は、複数部あるときに、最初の1部のみを試しコピー
し、サンプル出力するときに使用する。
【0045】画像モードを決定するキー群504は、
「自動濃度補正」、「文字モード」、「文字写真モー
ド」、「写真モード」などの画像モードを選択し、「文
字モード」、「文字写真モード」、「写真モード」が選
択されたときに、「うすく」、「こく」のキーによっ
て、濃度を変えることができる。
【0046】原稿の倍率を変化させるキー群505は、
100%の「等倍」、「縮小」、「拡大」、1%刻みの
「ズーム」、原稿全体をコピーするときに使用する「少
し小さめ」のキーが含まれる。いずれの場合にも、原稿
の倍率を変化させるものであり、倍率設定後は、設定さ
れた倍率が表示される。
【0047】ソートキー506は、用紙が出力された後
に、フィニッシングを設定する。例えば、複数枚の原稿
をまとめた1部の出力を、複数部出力に変更するときの
ソートモード、各原稿1ページを設定した置数分出力す
るグループソート、ソートモードで出力した用紙を1部
毎にまとめてステープルするステープルモードなどが含
まれる。
【0048】両面キー507は、原稿や用紙を片面で読
み込むか、または出力するかの両面モードを設定する。
原稿を片面で読み込み、用紙に両面で出力する片両モー
ド、原稿を両面で読み込み、用紙に両面で出力する両両
モード、原稿を両面で読み込み、用紙に片面で出力する
両片モード、原稿の片面を2分割して読み込み、用紙の
両面に出力するページ連写両面モードなどが含まれる。
図5(a)は、両面モードが設定されている表示例を示
し、両面アイコンが白黒反転表示されている。
【0049】図5(b)は、図5(a)に示した用紙選
択キー502を押下したときに表示されるサブウィンド
ウを表す。画像形成装置1のカセット21a〜21d、
デッキ28、手差しトレイ27の給紙段のうち、選択す
る給紙段を設定する。このとき、アイコン511は、手
差しトレイ27を示し、アイコン512は、カセット2
1aを示し、現在A4用紙が挿入されている。アイコン
513は、カセット21bを示し、現在A4用紙が挿入
されている。アイコン514は、カセット21cを示
し、タブ紙給紙段として設定されたタブ紙給紙段を表示
している。現在、A4サイズのタブ紙が挿入されている
ことを示し、これによって、ユーザは、タブ紙をどこに
セットすれば、またはどこに設定されているかを認識す
ることができる。
【0050】アイコン515は、カセット21dを示
し、A3用紙に設定されいるが、用紙がないことを示し
ている。アイコン516は、デッキ28に、A4用紙が
挿入されていることを示している。アイコン517は、
自動用紙選択キーであり、自動用紙選択の場合に、原稿
サイズと設定されたコピーモードから最適な用紙を自動
的に検出し、見つからなければ、第2候補の用紙サイズ
を選択する。
【0051】図5(c)に、応用モードキー501を押
下したときに表示されるサブウィンドウを示す。様々な
コピーモードを設定する機能のアイコンが表示されてい
る。ページ連写キー521は、原稿を見開きとして見な
し、2分割して2つの原稿として読み取るモードを実行
するキーである。表紙/合体キー522は、表紙、裏表
紙または仕切りのための合紙を有する給紙段を選択し、
出力紙として、1部のコピーを出力させるモードを実行
するキーである。製本モードキー523は、原稿をコピ
ーしたときに、出力紙の中央で中折りし、見開き本のよ
うにして出力するモードを実行するキーである。ネガポ
ジ反転キー524は、原稿画像の白部分を黒にコピー
し、黒部分を白にコピーするモードを実行するキーであ
る。
【0052】モードメモリキー525は、ソートキー5
06で設定されたソートモード、原稿の倍率を変化させ
るキー群505で設定された変倍モード、画像モードを
決定するキー群504で設定された画像モードなど、各
種モード設定をまとめて記憶させるためのキーである。
OHP中差しキー526は、手差し27トレイでOHP
用紙が設定されているときに、手差しトレイ27からO
HPを、給紙、印字し、同じ画像を、他の給紙段からの
普通の用紙に印字する。また、印字せずに出力のみ行う
OHPの中差し用紙を、OHPの間に入れるモードを設
定するキーである。原稿混載キー527は、自動原稿送
り装置に、複数の原稿が載置され、A4とA3とが混在
しているときに設定するモードを実行するキーである。
【0053】イメージ合成キー528は、背景の画像を
登録したり、予め登録されている背景の画像を原稿に重
ね合わせて出力するキーである。タブ紙インサートキー
529は、図5(b)に示したアイコン514のよう
に、タブ紙給紙段がある場合に、合紙のように仕切り用
紙として、タブ紙を使用し、タブ部分に対応するコピー
原稿で、タブに印字するために画像移動等を行うタブ紙
インサートモードを実行するキーである。タブ紙作成キ
ー530は、図5(b)に示したアイコン514のよう
に、タブ紙給紙段がある場合に、タブ紙を給紙し、原稿
に印字されているタブ部分に対応する画像を、タブ位置
に移動させ、タブ紙のタブ部分に印字するモードを実行
するキーである。
【0054】コールキー531は、前回のコピー時の設
定を呼び戻すモードを実行するキーである。移動キー5
32は、原稿画像を出力する用紙に対して、どのように
移動させるかを設定するモードを実行するキーである。
綴じ代キー533は、原稿画像を出力する用紙に対し
て、綴じ代を作成するために画像を移動させるモードを
実行するキーである。枠消しキー534は、原稿画像の
外枠を消去したり、印字時に用紙の外枠の画像を消去し
たりするモードを実行するキーである。縮小レイアウト
キー535は、複数の原稿を1枚の用紙にレイアウトし
て印字するときに、設定されるモードを実行するキーで
ある。拡大レイアウトキー536は、縮小レイアウト等
で作成された1枚当たりの複数の画像を分割し、印字す
るモードを実行するキーである。閉じるキー537は、
応用モードのサブウィンドウを閉じて、図5(a)に示
した初期画面に戻るためのキーである。
【0055】図6は、コピー機能の詳細設定を行うサブ
ウィンドウを示した図である。図6(a)に、タブ紙イ
ンサートキー529またはタブ紙作成キー530が押下
されたときに開くサブウィンドウを示す。原稿の向きが
縦書きか横書きかを設定する。横書き設定キー601
と、縦書き設定キー602とを有し、どちらかが押され
ると白黒反転表示になり、選択状態が示される。横書き
設定キー601と縦書き設定キー602とは、押される
とそれぞれ反対のキーは、非選択である白地に黒文字表
示となる。OKキー603は、押下されると、横書き設
定キー601が選択状態であった場合には原稿情報に横
書きである事を設定し、縦書き設定キー602が選択状
態であった場合には原稿情報に縦書きである事を設定し
て、図6(e)に示す画面に移る。取消キー604は、
押下されると、図5(c)に示した画面に戻る。
【0056】図6(b)は、図6(a)のOKキー60
3が押された時に移行する画面であり、タブ分割数を入
力する。5枚のタブ紙によって1セットを構成している
5タブ紙、3枚の3タブ紙、7枚の7タブ紙が一般的で
あるが、本実施形態では、2枚のタブ紙によって1セッ
トを構成している2タブ紙から、12枚のタブ紙によっ
て1セットを構成している12タブ紙を扱うことができ
る。ここで、「タブ分割数」は、1セットに含まれてい
るタブ紙の枚数である。領域611は、現在設定しよう
としているタブ分割数を示し、マイナスキー612とプ
ラスキー613とによって、タブ分割数を増減させるこ
とができる。OKキー614は、入力したタブ分割数を
設定するキーである。取り消しキー615は、押下され
ると、図6(a)に示した画面に戻る。
【0057】図6(c)は、図6(b)において、OK
キー614が押下された後に、タブ画像を移動する量を
設定するサブウィンドウである。原稿に含まれているタ
ブ部分に印字される画像を、タブ部に印字するために、
タブ画像を移動させる移動量を設定する。通常、A4サ
イズのタブ紙では、12mm程度タブ画像を移動させれ
ば足りるが、本実施形態では、タブに印字する文字の大
きさや、原稿上の位置に応じて、その移動量が変化する
ので、0から25mmの幅で、タブ画像を移動すること
ができる。マイナスキー621は、タブ画像の通常の移
動量を減らすキーであり、プラスキー622は、タブ画
像の通常の移動量を増やすキーである。表示部623
は、設定しようとしている移動量を表示する部分であ
る。取り消しキー624は、移動量の設定をキャンセル
し、図6(b)に示したタブ分割数を設定する入力画面
に戻るキーである。OKキー625が押下されると、表
示部623に表示されている値を移動量として設定し、
図6(d)に示す画面に移行する。
【0058】図6(d)では、タブ紙を挿入する位置で
あるページ数(以下、タブ紙挿入ページという)を設定
する。タブ紙挿入ページを表している挿入ページウィン
ドウ631は、1枚目のタブ紙を選択するときに、1枚
目を押下し、操作部172のテンキーによって、タブ紙
を挿入したいページ数を入力する。図6(d)に示すよ
うに、1枚目のタブ紙の挿入位置が、2ページ目の前に
設定されている。同様に、2枚目のタブ紙の挿入位置
が、3ページの前に設定され、3枚目のタブ紙の挿入位
置が、4ページの前に設定され、4枚目のタブ紙の挿入
位置が、5ページの前に設定され、5枚目のタブ紙の挿
入位置が、8ページの前に設定されている。取り消しキ
ー632は、タブ紙挿入ページのページ数をキャンセル
し、図6(c)に示したタブ画像の画像移動量を設定す
るサブウィンドウに戻るキーである。
【0059】スクロールアップキー633は、タブ紙を
挿入するページが7箇所以上である場合に、挿入ページ
ウィンドウ631をスクロールアップするキーである。
スクロールダウンキー634は、タブ紙を挿入するペー
ジが7箇所以上である場合に、挿入ページウィンドウ6
31を、スクロールダウンさせるキーである。OKキー
635は、挿入ページウィンドウで設定されたタブ紙の
挿入ページを、コピージョブに反映させるキーであり、
これによって、タブ紙インサートモードの設定が完了す
る。このようにして、図6に示したサブウィンドウで設
定された原稿の縦横、タブ分割数、タブ画像移動量、タ
ブ紙挿入ページにより、コピージョブにおいて、1つの
用紙束のどの位置に、タブ紙を挿入し、タブ部に印字す
る場合における画像移動量をどれくらいの移動量にし、
どのページで、タブ紙を給紙すればよいか、また、画像
の天地方向が決定される。
【0060】図7に、原稿と出力紙との関係を示す。図
6に示したサブウィンドウで設定されたタブ紙インサー
ト機能に応じて、コピーされる原稿と出力紙との例を示
したものである。図7(a)は原稿を示し、図7(b)
は出力紙を示している。このとき、原稿サイズと用紙サ
イズとは一致しているが、タブ原稿とタブ紙とでは、タ
ブ部分が異なる。タブ原稿701a〜701eが、原稿
702の間に挟まれ、タブ紙に印字または画像形成する
ための原稿である。タブ原稿701a〜701eに対応
して出力された出力紙は、タブ原稿701a〜701e
に印字されていた画像、すなわち1タブ、2タブなどの
画像が、図6(c)で設定された移動量分だけ移動し、
タブ紙711a〜711eのタブ部分に印字される。
【0061】図8に、タブ原稿とタブ出力紙との関係を
示す。図6(b)と図6(c)で設定されたタブ紙作成
モード機能に応じて、コピーされるタブ原稿と、コピー
されたタブ出力紙との例を示したものである。図8
(a)にタブ原稿を示し、図8(b)にタブ出力紙を示
す。原稿サイズと用紙サイズとは、一致しているが、タ
ブ原稿とタブ紙とでは、タブ部分が異なる。タブ原稿に
対応して出力されたタブ出力紙は、タブ原稿に印字され
ていた画像、すなわち1タブ、2タブなどの画像が、図
6(c)で設定された移動量分だけ移動し、タブ出力紙
のタブ部分に印字される。
【0062】次にタブを含んだジョブの処理を説明す
る。図9は、図6(b)と図6(c)で設定されたタブ
紙作成モード機能に応じて、コピーされる原稿と、コピ
ーされた出力紙との例を示したものである。図6(d)
において、タブ印刷なしキー636が設定されていた場
合の印刷出力の例である。図9(a)は、コピーされる
原稿901を示し、図9(b)はコピーされた出力紙を
示している。図9においては、図7とは異なりタブ原稿
はなく、タブ紙には印刷を行なわない。図6(d)で設
定した順番に、原稿901に対応して出力された出力紙
に、タブ紙911a〜911eを挟んで出力する。
【0063】図10は、本発明の一実施形態にかかるタ
ブ処理を示したフローチャートである。図10は、一枚
ごとに出力紙を給紙する処理について示している。従来
は、タブ紙を送る際には、通常の出力紙を送る速度より
も、遅い速度で給紙をしていた。本実施形態では、タブ
紙に「印刷する時」だけ給紙速度を落として、給紙を行
なう。このようにして、タブ紙に印刷しない時のパフォ
ーマンスを上げることとした。
【0064】ステップS1001では、給紙を行う紙が
タブ紙であるか否かを判定する。タブ紙と判定された場
合にはステップS1002に進み、タブ紙ではないと判
定された場合にはステップS1008に進む。ステップ
S1002では、タブ紙に印刷をするか否かを判定す
る。タブ紙に印刷しないと判定された場合にはステップ
S1008に進み、タブ紙に印刷すると判定された場合
にはステップS1003に進む。
【0065】ステップS1003では、直前の給紙がス
ロー給紙だったことを示す前給紙スローフラグが設定さ
れているか否かを判定する。設定されていた場合にはス
テップS1005に進み、設定されていなかった場合に
はS1004に進む。ステップS1004では、直前の
給紙が出力されるまで待ち、ステップS1005に進
む。ステップS1005では、給紙の速度を65mm/
secに設定する。この場合には給紙だけでなく、その
後の処理も65mm/secで進む。ステップS100
5が終了すると、ステップS1006に進み、給紙を開
始する。ステップS1006が終了すると、ステップS
1007に進み、次の給紙処理のために、前給紙スロー
フラグを設定して、処理を終了する。
【0066】次にステップS1008からの処理を説明
する。ステップS1008では、前給紙スローフラグが
設定されているか否かを判定する。設定されていた場合
にはステップS1009に進み、直前の給紙が出力され
るのを待って、ステップS1010に進む。前給紙スロ
ーフラグが設定されていなかった場合にはステップS1
010に進む。ステップS1010では、給紙速度を1
30mm/secに設定する。ステップS1010が終
了すると、ステップS1011に進み、給紙を開始す
る。ステップS1011が終了すると、次の給紙処理た
めに、前給紙スローフラグをクリアして、処理を終了す
る。
【0067】以上説明したように、本実施形態では、タ
ブ紙インサート機能において、タブ紙に印刷する時に
は、定着性等を考慮して給紙速度を65mm/secで
行う。一方、タブ紙に印刷しない時には、通常の出力紙
と同じ給紙速度で行うことにより、パフォーマンスを向
上する。
【0068】なお、本発明は、上述した各実施形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶し
た記憶媒体を、画像形成装置に供給し、その制御部のC
PUが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出
し実行することによっても、達成されることは言うまで
もない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコード自体が本発明の新規な機能を実現することにな
り、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明
を構成することになる。
【0069】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光磁気ディスク、光ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ不揮発性のメモリカ
ード、ROMなどを用いることができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通常の出力紙とは異なるシーケンスを必要とするタブ紙
等であっても、画像を印刷しない場合には、通常のシー
ケンスと同等の条件で処理することによりパフォーマン
スの低下を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像形成装置を備
えたデジタル複写機を示した構成図である。
【図2】デジタル複写機を制御する制御ユニットを示し
たブロック図である。
【図3】制御ユニットの画像メモリ部を示したブロック
図である。
【図4】制御ユニットの外部I/F処理部を示したブロ
ック図である。
【図5】コピー機能の基本設定を行う初期画面と詳細設
定を行うサブウィンドウを示した図である。
【図6】コピー機能の詳細設定を行うサブウィンドウを
示した図である。
【図7】原稿と出力紙との関係を示した図である。
【図8】タブ原稿とタブ出力紙との関係を示した図であ
る。
【図9】コピーされる原稿と、コピーされた出力紙との
関係を示した図である。
【図10】本発明の一実施形態にかかるタブ処理を示し
たフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 フェイスアップ排紙トレイ 3 フェイスダウン排紙トレイ 11a〜11d 感光ドラム 12a〜12d ローラ帯電器 13a〜13d スキャナ 14a〜14d 現像装置 21a〜21d カセット 22a〜22d ピックアップローラ 23a〜23d BCローラ 24a〜24d 引き抜きローラ 25 レジストローラ 26 レジ前ローラ 27 手差しトレイ 28 デッキ 29 BCローラ 30 中間転写ベルト 32 駆動ローラ 33 テンションローラ 34 従動ローラ 35a〜35d 一次転写ローラ 36 二次転写ローラ 40 定着ユニット 41a 定着ローラ 41b ローラ 44 内排紙ローラ 45 外排紙ローラ 50 クリーニング装置 51 クリーナーブレード 52 廃トナーボックス 60 ピックアップローラ 61 給紙ローラ 62 引き抜きローラ 63a〜63d カセット紙ありなしセンサ 64a〜64d 給紙リトライセンサ 65 デッキ給紙センサ 66 デッキ引き抜きセンサ 67 レジストセンサ 68 内排紙センサ 69 フェイスダウン排紙センサ 70 両面プレレジセンサ 71 両面再給紙センサ 72a〜72c 反転ローラ 73 切り替えフラッパー 74 手差しトレイ紙ありなしセンサ 75 デッキ紙ありなしセンサ 81 フラッパー 82 トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本山 栄一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 黄 松強 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DC02 ED16 ED25 EE03 2H033 AA20 AA45 AA47 BA07 BB00 CA16 CA36 2H072 AA22 AA32 AB03 AB09 AB20 CA01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を記録用紙に形成する画像形
    成部における画像形成方法において、 前記記録用紙の種類を判定する用紙判定ステップと、 ページ毎に前記画像形成部で画像を形成するか否かを判
    定する画像形成判定ステップと、 前記用紙判定ステップと前記画像形成判定ステップとの
    判定結果に基づいて、前記画像形成部において給紙にか
    かる制御を変更する制御ステップとを備えたことを特徴
    とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記制御ステップは、前記記録用紙の搬
    送速度を変更することを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成方法。
  3. 【請求項3】 原稿の画像を形成する記録用紙を給紙す
    る用紙給紙部と、給紙された前記記録用紙を画像形成部
    に搬送する用紙搬送部とを有し、前記画像形成部は、搬
    送された前記記録用紙に前記原稿のトナー画像を転写す
    る転写部と、前記記録用紙に前記トナー画像を定着させ
    る定着部とを含む画像形成装置における画像形成方法に
    おいて、 前記記録用紙の種類を判定する用紙判定ステップと、 ページ毎に前記画像形成部で画像を形成するか否かを判
    定する画像形成判定ステップと、 前記用紙判定ステップと前記画像形成判定ステップとの
    判定結果に基づいて、前記用紙給紙部、前記用紙搬送部
    または前記定着部の条件を変更する制御ステップとを備
    えたことを特徴とする画像形成方法。
  4. 【請求項4】 前記制御ステップは、前記用紙給紙部、
    前記用紙搬送部または前記定着部における前記記録用紙
    の搬送速度を変更することを特徴とする請求項3に記載
    の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 原稿の画像を記録用紙に形成する画像形
    成部における画像形成方法において、 前記記録用紙の種類を判定する用紙判定ステップと、 該用紙判定ステップで前記記録用紙が通常紙と判定され
    た場合には、通常シーケンスを実行し、前記用紙判定ス
    テップで前記記録用紙が特殊紙と判定された場合には、
    前記通常シーケンスとは異なる特殊シーケンス実行し、
    前記特殊紙に画像を形成しない場合には、前記通常シー
    ケンスを実行する制御ステップとを備えたことを特徴と
    する画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記特殊シーケンスは、前記画像形成部
    において給紙にかかる前記記録用紙の搬送速度を、前記
    通常シーケンスから変更することを特徴とする請求項5
    に記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 原稿の画像を記録用紙に形成する画像形
    成手段を有する画像形成装置において、 前記記録用紙の種類を判定する用紙判定手段と、 ページ毎に前記画像形成手段で画像を形成するか否かを
    判定する画像形成判定手段と、 前記用紙判定手段と前記画像形成判定手段との判定結果
    に基づいて、前記画像形成手段において給紙にかかる制
    御を変更する制御手段とを備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記記録用紙の搬送速
    度を変更することを特徴とする請求項7に記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 原稿の画像を形成する記録用紙を給紙す
    る用紙給紙手段と、給紙された前記記録用紙を画像形成
    手段に搬送する用紙搬送手段とを有し、前記画像形成手
    段は、搬送された前記記録用紙に前記原稿のトナー画像
    を転写する転写手段と、前記記録用紙に前記トナー画像
    を定着させる定着手段とを含む画像形成装置において、 前記記録用紙の種類を判定する用紙判定手段と、 ページ毎に前記画像形成手段で画像を形成するか否かを
    判定する画像形成判定手段と、 前記画像形成判定手段と前記用紙判定手段との判定結果
    に基づいて、前記用紙給紙手段、前記用紙搬送手段また
    は前記定着手段の条件を変更する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記用紙給紙手段、
    前記用紙搬送手段または前記定着手段における前記記録
    用紙の搬送速度を変更することを特徴とする請求項9に
    記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 原稿の画像を記録用紙に形成する画像
    形成手段を有する画像形成装置において、 前記記録用紙の種類を判定する用紙判定手段と、 該用紙判定手段で前記記録用紙が通常紙と判定された場
    合には、通常シーケンスを実行し、前記用紙判定ステッ
    プで前記記録用紙が特殊紙と判定された場合には、前記
    通常シーケンスとは異なる特殊シーケンス実行し、前記
    特殊紙に画像を形成しない場合には、前記通常シーケン
    スを実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記特殊シーケンスは、前記画像形成
    手段において給紙にかかる前記記録用紙の搬送速度を、
    前記通常シーケンスから変更することを特徴とする請求
    項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 画像形成装置の制御部に、請求項1な
    いし6のいずれかに記載の各ステップを実行させるため
    のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  14. 【請求項14】 画像形成装置の制御部に、請求項1な
    いし6のいずれかに記載の各ステップを実行させるため
    のプログラム。
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