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JP2003192943A - インクジェット記録用インクとそれを用いたインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録用インクとそれを用いたインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2003192943A
JP2003192943A JP2001391510A JP2001391510A JP2003192943A JP 2003192943 A JP2003192943 A JP 2003192943A JP 2001391510 A JP2001391510 A JP 2001391510A JP 2001391510 A JP2001391510 A JP 2001391510A JP 2003192943 A JP2003192943 A JP 2003192943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
acrylate
mass
inkjet recording
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001391510A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nakajima
厚志 仲島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2001391510A priority Critical patent/JP2003192943A/ja
Publication of JP2003192943A publication Critical patent/JP2003192943A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、種々の支持体に対し、滲み
がなく、高感度で、記録媒体への密着性が高い画像が記
録でき、かつ皮膚刺激性や感作性の少ない安全性が高い
インクジェット記録用インクとこれを用いたインクジェ
ット記録方法及びインクジェット記録装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】 放射線の照射により硬化可能なインクジ
ェット記録用インクにおいて、該インクジェット記録用
インクが少なくとも色材と重合性化合物とを含有し、該
重合性化合物が特定のアクリレート化合物群から選ばれ
る少なくとも1種と分子量400以上の重合性モノマー
又は重合性オリゴマーとであり、該重合性化合物の総量
が全インク質量の50〜95質量%含有することを特徴
とするインクジェット記録用インク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紫外線、電子線など
の放射線を照射により、反応及び硬化可能なインクジェ
ット記録用インク(以下、単にインクともいう)とこの
インクを用いたインクジェット記録方法およびインクジ
ェット記録装置に関し、詳しくは、直接インクジェット
記録が困難な支持体に対しても、皮膚刺激性や感作性が
低く安全性の高いインクジェット記録用インクを用い
て、高画質で画像耐久性のある画像を、高感度で印字で
きるインクジェット記録技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット記録方式は簡便か
つ安価に画像作成ができるため、写真、各種印刷、マー
キング、カラーフィルター等の特殊印刷など、様々な印
刷分野に応用されてきている。特に、微細なドットを出
射及び制御する記録装置、色再現域、耐久性、出射適性
等を改善したインク、およびインクの吸収性、色材の発
色性、表面光沢などを飛躍的に向上させた専用紙を用
い、銀塩写真に匹敵する画質を得ることも可能となって
いる。今日のインクジェット記録方式の画質向上は、イ
ンクジェット記録装置、インク及び専用紙が全て揃って
初めて達成されている。
【0003】しかしながら、専用紙が必要なインクジェ
ットシステムでは、記録媒体が制限されること、記録媒
体のコストアップが問題となる。そこで、専用紙とは異
なる被転写媒体へインクジェット方式により記録する試
みが多数なされている。具体的には、室温で固形のワッ
クスインクを用いる相変化インクジェット方式、速乾性
の有機溶剤を主体としたインクを用いるソルベント系イ
ンクジェット方式や、記録後紫外線光により架橋させる
紫外線硬化型インクジェット方式などが挙げられるが、
いずれも様々な課題を抱えているのが現状である。
【0004】例えば、相変化インクジェット方式におい
ては、インクとしてワックスを用いる為、十分な画像強
度や定着性が得られない。また、ソルベント系インクジ
ェット方式ではインクが揮発しやすく臭気(環境)、イ
ンク乾燥によるヘッド詰まり、用いる記録媒体によって
インク浸透性が異なるため、滲みや乾燥が安定せず、イ
ンク滲みが発生しやすいなどの問題がある。
【0005】一方、紫外線硬化型インクジェット方式で
は、ソルベント系インクジェット方式に比べ比較的低臭
気であり、速乾性、インク吸収性の無い記録媒体への記
録が出来る点で、近年注目されつつある。例えば、特公
平5−54667号、特開平6−200204号、特表
2000−504778において、紫外線硬化型インク
ジェット用インクが開示されている。いずれの方法にお
いても、重合性化合物としてアクリルモノマーが使用さ
れている。しかしながら、インクに使用されている重合
性モノマーは、安定したインク射出性を得る為の低粘度
化、硬化感度アップあるいは記録媒体の密着性の観点
で、皮膚刺激性や感作性のあるものが選択されており、
ユーザーにとって危険性が高いものであった。また、特
表2000−504778で開示されているように、比
較的安全性の高いアルコキアクリレートまたはポリアル
コキシアクリレートを80〜95質量%含有させる方法
もあるが、単官能又は多官能モノマーを80質量%以上
も含有させる構成では、記録媒体との十分な密着性が得
られない、浸透性の高い記録媒体や非常に濡れ性が良く
滲み易いポリエチレンテレフタレートフィルムなど広範
囲の記録媒体に対してインク滲みや未反応モノマーによ
る臭気が発生するなどの問題があった。
【0006】十分な硬化感度が得られない要因として
は、インクが硬化する前に印字画像が滲んだり、多孔質
記録媒体への浸透が考えられ、更にこの浸透により未反
応モノマーの残留臭気などの問題を増長させていた。硬
化感度を補う一つの方法として光源強度を強くする、照
射時間を長くするなどの手段が考えられるが、これらの
方法はいずれも装置のコストアップを招いていた。
【0007】このように紫外線などの照射線硬化型イン
クジェット方式は、その他のインクジェット方式に対
し、優れた特徴を持っている反面、安全性や装置コスト
の観点で水性インクジェット方式には及ばないのが現状
であり、早急な解決方法の開発が切望されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
クジェット記録方法にて通常直接記録することが困難な
支持体に対しても、滲みがなく、高感度で、記録媒体へ
の密着性が高い画像が記録可能で、かつ皮膚刺激性や感
作性の少ない安全性が高いインクジェット記録用インク
を提供すること、このインクジェット記録用インクを用
いたインクジェット記録方法及びインクジェット記録装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の構成により達成された。
【0010】1.放射線の照射により硬化可能なインク
ジェット記録用インクにおいて、該インクジェット記録
用インクが少なくとも色材と重合性化合物とを含有し、
該重合性化合物が前記化合物群Aから選ばれる少なくと
も1種と分子量400以上の重合性モノマー又は重合性
オリゴマーとであり、該重合性化合物の総量が全インク
質量の50〜95質量%含有することを特徴とするイン
クジェット記録用インク。
【0011】2.インクを40〜80℃の範囲で一定温
度に加熱して、インクの粘度を7〜30mPa・sに調
整し、該インクを噴射させ、かつインクが記録媒体に着
弾してから0.01〜0.5秒後に放射線を照射するこ
とにより硬化するインクジェット記録方法で用いること
を特徴とする前記1項に記載のインクジェット記録用イ
ンク。
【0012】3.全インク質量に対し、前記化合物群A
を50〜90質量%含有することを特徴とする前記1又
は2項に記載のインクジェット記録用インク。
【0013】4.前記重合性化合物が、前記化合物群A
から選ばれるモノアクリレート化合物と、多官能アクリ
レートモノマー又は多官能アクリレートオリゴマーとで
あることを特徴とする前記1〜3項のいずれか1項に記
載のインクジェット記録用インク。
【0014】5.前記モノアクリレート化合物が、イソ
ミリスチルアクリレート、イソステアリルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート、イソアミルアクリレート、
ステアリルアクリレート、エトキシ−ジエチレングリコ
ールアクリレート、メトキシ−ポリエチレングリコール
アクリレート、メトキシジプロピレングリコールアクリ
レート、2(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレー
ト、ラクトン変性可トウ性アクリレートから選ばれる少
なくとも1種であり、該モノアクリレート化合物の総量
が、全インク質量に対し7〜70質量%であることを特
徴とする前記4項に記載のインクジェット記録用イン
ク。
【0015】6.前記重合性化合物として、ポリアルコ
キシアクリレートを全インク質量に対し0〜75質量%
含有することを特徴とする前記1〜5項のいずれか1項
に記載のインクジェット記録用インク。
【0016】7.放射線の照射により硬化可能なインク
ジェット記録用インクにおいて、該インクジェット記録
用インクが少なくとも色材と重合性化合物とを含有し、
該重合性化合物としてカプロラクタム変性アクリルモノ
マーまたはオリゴマーを全インク質量の5〜70質量%
含有することを特徴とするインクジェット記録用イン
ク。
【0017】8.放射線の照射により硬化可能な前記1
〜7項のいずれか1項に記載のインクジェット記録用イ
ンクを、ドロップオンデマンド式インクジェット方式に
より、記録媒体へ噴射し、次いで放射線照射により着弾
したインクを反応、硬化させるインクジェット記録方法
において、該インクジェット記録用インクを40〜80
℃の範囲で一定温度に加熱し、インクジェット記録用イ
ンクの粘度を7〜30mPa・sに調整してインクジェ
ット記録用インクを噴射させ、かつインクジェット記録
用インクが記録媒体に着弾してから0.01〜0.5秒
後に放射線を照射することを特徴とするインクジェット
記録方法。
【0018】9.放射線の照射により硬化可能な前記1
〜7項のいずれか1項に記載のインクジェット記録用イ
ンクを、ドロップオンデマンド式インクジェット方式に
より、記録媒体へ噴射し、次いで放射線照射により着弾
したインクを反応、硬化させるインクジェット記録装置
において、噴射ノズルとインク供給タンクまたはインク
供給配管系を加熱することにより該インクジェット記録
用インクを40〜80℃の範囲で一定温度に保温して、
インクジェット記録用インクの粘度を7〜30mPa・
sに調整する粘度調整手段、かつインクジェット記録用
インクが着弾してから0.01〜0.5秒後に放射線を
照射する手段とを有することを特徴とするインクジェッ
ト記録装置。
【0019】本発明は、上記課題を鑑み鋭意検討を進め
た結果、インクジェット記録用インクにおいて、インク
ジェット記録用インクが少なくとも色材と重合性化合物
とを含有し、該重合性化合物が前記化合物群Aから選ば
れる少なくとも1種と分子量400以上の重合性モノマ
ー又は重合性オリゴマーとであり、該重合性化合物の総
量が全インク質量の50〜95質量%含有せしめるこ
と、また、別の手段として重合性化合物がカプロラクタ
ム変性アクリルモノマーまたはオリゴマーを全インク質
量の5〜70質量%含有することにより、種々な記録媒
体に対しても、滲みがなく、高解像度で、記録媒体への
密着性が高い画像が記録可能な、皮膚刺激性や感作性の
少ない安全性が高いインクジェット記録用インクが得ら
れることを見いだし、本発明に至った次第である。
【0020】更に、本発明の目的、効果は、全インク質
量に対し前記化合物群Aを50〜90質量%含有するこ
と、重合性化合物が、前記化合物群Aから選ばれるモノ
アクリレート化合物と、多官能アクリレートモノマー又
は多官能アクリレートオリゴマーとであること、モノア
クリレート化合物が、イソミリスチルアクリレート、イ
ソステアリルアクリレート、ラウリルアクリレート、イ
ソアミルアクリレート、ステアリルアクリレート、エト
キシ−ジエチレングリコールアクリレート、メトキシ−
ポリエチレングリコールアクリレート、メトキシジプロ
ピレングリコールアクリレート、2(2−エトキシエト
キシ)エチルアクリレート、ラクトン変性可トウ性アク
リレートから選ばれる少なくとも1種であり、該モノア
クリレート化合物の総量が、全インク質量に対し7〜7
0質量%であること、重合性化合物として、ポリアルコ
キシアクリレートを全インク質量に対し0〜75質量%
含有すること、あるいは上記インクジェット記録用イン
クを用いて、ドロップオンデマンド式インクジェット方
式により、記録媒体へ噴射し、次いで放射線照射により
着弾したインクを反応、硬化させるインクジェット記録
方法において、該インクジェット記録用インク液を40
〜80℃の範囲で一定温度に加熱し、インクジェット記
録用インクの粘度を7〜30mPa・sに調整してイン
クジェット記録用インクを噴射させ、かつインクジェッ
ト記録用インクが記録媒体に着弾してから0.01〜
0.5秒後に放射線を照射するインクジェット記録方法
を用いることにより、一層発現できることを見いだした
ものである。
【0021】以下、本発明の詳細について説明する。請
求項1に係る発明では、放射線の照射により硬化可能な
インクジェット記録用インクにおいて、該インクジェッ
ト記録用インクが少なくとも色材と重合性化合物とを含
有し、該重合性化合物が下記化合物群Aから選ばれる少
なくとも1種と分子量400以上の重合性モノマー又は
重合性オリゴマーとであり、該重合性化合物の総量が全
インク質量の50〜95質量%含有することが特徴であ
る。
【0022】はじめに、重合性化合物について説明す
る。本発明に係る重合性化合物は、前述の通り、イソミ
リスチルアクリレート、イソステアリルアクリレート、
ラウリルアクリレート、イソアミルアクリレート、ステ
アリルアクリレート、エトキシ−ジエチレングリコール
アクリレート、メトキシ−ポリエチレングリコールアク
リレート、メトキシジプロピレングリコールアクリレー
ト、2(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、
ブトキシエチルアクリレート、イソボニルアクリレー
ト、フェノキシ−ポリエチレングリコールアクリレー
ト、2−エチルヘキシル−ジグリコールアクリレート、
2−アクリロイロキシエチルフタル酸、2−アクリロイ
ロキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、エトキ
シ化フェニルアクリレート、2−アクリロイロキシエチ
ルコハク酸、ノニルフェノールエチレンオキサイド付加
物アクリレート、2−アクリロイロキシエチルヘキサヒ
ドロフタル酸、ラクトン変性可トウ性アクリレート、ポ
リテトラメチレングリコールジアクリレート、テトラエ
チレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン
酸ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジメチロー
ルトリシクロデカンジアクリレート、ジメチロールジシ
クロペンタンジアクリレート、プロピレングリコールジ
グリシジルエーテルアクリル酸付加物、ビスフェノール
Aジグリシジルエーテル(メタ)アクリル酸付加物、ビ
スフェノールAのプロピレンオキサイド付加物ジアクリ
レート、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物
ジアクリレートなどの変性ビスフェノールAジアクリレ
ート、グリセリンプロポキシトリアクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリト
ールエトキシテトラアクリレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサアクリレート、カプロラクトン変性ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート、エチレンオキサイ
ド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、カプ
ロラクトン変性トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ア
ミン変性ポリエステルテトラアクリレート、ペンタエリ
スリトールトリアクリレートトリレンジイソシアネート
ウレタンプレポリマー、ペンタエリスリトールトリアク
リレートヘキサメチレンジイソシアネートウレタンプレ
ポリマーからなる化合物群Aから選ばれる少なくとも1
種と共に、分子量400以上のアクリレートモノマー又
はアクリレートオリゴマーを併用すること、これらの重
合性化合物の総量がインク全体の50〜95質量%であ
ること、また別の形態として、重合性化合物がカプロラ
クタム変性アクリルモノマーまたはオリゴマーを全イン
ク質量の5〜70質量%含有することが特徴である。
【0023】上記化合物群Aの中の低分子量モノマー
と、分子量400以上のアクリレートモノマー又はアク
リレートオリゴマーとを併用することで、従来の紫外線
硬化型インクに用いられてきた重合性化合物に比較し、
皮膚刺激性や感作性(かぶれ)が低く、粘度を下げるこ
とが可能となり、その結果、安定したインク射出性が得
られ、かつ硬化感度、記録媒体との密着性も良好である
特徴を有している。
【0024】本発明における別の形態としては、重合性
のモノマーまたはオリゴマーとして、カプロラクタム変
性アクリルモノマーまたはオリゴマーを全インク質量の
5〜70質量%含有せしめる。カプロラクタム変性アク
リレートモノマー又はオリゴマーは、反応性、密着性な
どを損なうことなく、刺激性、感作性、変異原性、臭気
などを改善することができる。カプロラクタム変性アク
リレートモノマー又はオリゴマーとしては、前記化合物
群Aで示される、ラクトン変性可トウ性アクリレート、
カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート、カプロラクトン変性トリメチロールプロパン
トリアクリレートが好ましいが、これに限定はされな
い。併用するモノマーとしては、上述した化合物群A中
の単官能モノマーとの組合せが射出安定性の点から好ま
しいが、特に、前記化合物群A中のアルコキシ変性アク
リレート類、ポリテトラメチレングリコールジアクリレ
ート、テトラエチレングリコールジアクリレートがカプ
ロラクタム変性アクリレートとの相溶性が良く好まし
い。
【0025】請求項3に係る発明では、全インク質量に
対し上記化合物群Aを50〜90質量%含有せしめるこ
とが特徴の一つであるが、好ましくは70〜90質量%
である。
【0026】本発明に係る上述した化合物群Aで列挙し
た各モノマーは、低分子量であっても、感作性が低いも
のであり、かつ反応性が高く、低粘度で、記録媒体への
密着性に優れることを見出した。
【0027】本発明においては、更に硬化感度、滲み特
性、記録媒体との密着性をより改善するため、請求項4
に係る発明では、本発明に係る重合性化合物として、モ
ノアクリレート化合物と、分子量400以上の多官能ア
クリレートモノマー又は多官能アクリレートオリゴマー
を併用することが特徴であり、好ましくは分子量500
以上の多官能アクリレートモノマー又は多官能アクリレ
ートオリゴマーを併用することである。上記構成を用い
ることにより、安全性を維持しつつ、硬化感度、滲み、
記録媒体との密着性をより改善することができる。
【0028】本発明で用いることのできる分子量400
以上の多官能アクリレートモノマー又は多官能アクリレ
ートオリゴマーとしては、特に制限はなく、公知の化合
物を適宜選択して用いることができるが、本発明におい
ては、特に好ましくはエポキシアクリレートオリゴマ
ー、ウレタンアクリレートオリゴマー、ポリエステルア
クリレートオリゴマーである。
【0029】本発明において、分子量400以上のアク
リレートモノマー又はアクリレートオリゴマーの含有量
は、好ましくは全インク質量に対し5〜40質量%であ
り、より好ましくは5〜25質量%である。
【0030】また、本発明において、ポリエチレンテレ
フタレート(以下、PETと略す)フィルムやポリプロ
ピレンフィルムといった柔軟な記録媒体への記録では、
上記化合物群Aの中から選ばれるモノアクリレートと、
多官能アクリレートモノマー又は多官能アクリレートオ
リゴマーとを併用することにより、形成した塗膜に可と
う性を持たせることができ、この結果、密着性を高めつ
つ、高い膜強度を得ることができ好ましい。
【0031】請求項5に係る発明では、モノアクリレー
トとして、イソミリスチルアクリレート、イソステアリ
ルアクリレート、ラウリルアクリレート、イソアミルア
クリレート、ステアリルアクリレート、エトキシ−ジエ
チレングリコールアクリレート、メトキシ−ポリエチレ
ングリコールアクリレート、メトキシジプロピレングリ
コールアクリレート、2(2−エトキシエトキシ)エチ
ルアクリレート、ラクトン変性可トウ性アクリレートか
ら選ばれる少なくとも1種を用いることが特徴であり、
本構成により、硬化感度も高く、低収縮性でカールの発
生を防止できるとともに、滲み防止、印刷物の臭気低
減、照射装置のコストダウンの点で好ましい。
【0032】なお、メタクリレートは皮膚刺激性がアク
リレートより良好であるが、感作性は概してアクリレー
トと差が無く、アクリレートに比べて硬化感度が下がる
ので適さないが、反応性が高く、感作性の良好なもであ
れば、好適に使用することができる。
【0033】また、上記化合物の中でもアルコキシアク
リレートは、硬化感度が低く、滲み、臭気、照射光源の
制約等の問題が生じるため、その含有量を75質量%未
満に留め、その他のアクリレートを併用することが好ま
しい。
【0034】次いで、本発明で用いることのできる色材
について説明する。本発明で用いることのできる色材と
して、特に制限はないが、耐候性に優れた顔料が好まし
いが、溶解性染料及び、油性染料等の任意の公知の色材
が使用できる。
【0035】本発明に好ましく使用される顔料について
述べる。発色性(添加濃度当たりの色濃度)は必ずしも
高くなく、加えて均質の微粒子分散体の製造が困難なた
め、高濃度とすると過剰に溶融粘度が増大する現象があ
って、インクジェット用インクとしては従来実用化され
ていなかったものが使用できる。特に限定されるわけで
はないが、本発明には例えばカラーインデックスに記載
される下記の番号の有機又は無機顔料が使用できる。
【0036】赤あるいはマゼンタ顔料としては、Pig
ment Red 3、5、19、22、31、38、
43、48:1、48:2、48:3、48:4、4
8:5、49:1、53:1、57:1、57:2、5
8:4、63:1、81、81:1、81:2、81:
3、81:4、88、104、108、112、12
2、123、144、146、149、166、16
8、169、170、177、178、179、18
4、185、208、216、226、257、Pig
ment Violet 3、19、23、29、3
0、37、50、88、Pigment Orange
13、16、20、36、青またはシアン顔料として
は、Pigment Blue 1、15、15:1、
15:2、15:3、15:4、15:6、16、17
−1、22、27、28、29、36、60、緑顔料と
しては、Pigment Green 7、26、3
6、50、黄顔料としては、Pigment Yell
ow 1、3、12、13、14、17、34、35、
37、55、74、81、83、93、94,95、9
7、108、109、110、137、138、13
9、153、154、155、157、166、16
7、168、180、185、193、黒顔料として
は、Pigment Black 7、28、26、白
色顔料としては、PigmentWhite 6,1
8,21などが目的に応じて使用できる。
【0037】顔料の分散には、例えば、ボールミル、サ
ンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘ
ンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザ
ー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカ
ー等の各分散装置を用いることができる。また、顔料の
分散を行う際に分散剤を添加することも可能である。分
散剤としては、その種類に特に制限はないが、好ましく
は高分子分散剤を用いることであり、高分子分散剤とし
ては、例えば、Zeneca社のSolsperseシ
リーズが挙げられる。また、分散助剤として、各種顔料
に応じたシナージストを用いることも可能である。これ
らの分散剤および分散助剤は、顔料100質量部に対
し、1〜50質量部添加することが好ましい。分散媒体
は、溶剤または本発明に係る重合性化合物であるが、本
発明に用いる照射線硬化型インクにおいては、インク着
弾直後に反応、硬化させるため、無溶剤であることが好
ましい。溶剤が硬化画像に残留すると、耐溶剤性の劣
化、残留する溶剤のVOC(Volatile Org
anic Compound)の問題が生じる。よっ
て、分散媒体は、溶剤ではなく、重合性化合物を、その
中でも最も粘度の低いモノマーを選択することが分散適
性上好ましい。
【0038】顔料粒子の平均粒径は、0.08〜0.5
μmであることが好ましく、最大粒径は0.3〜10μ
m、好ましくは0.3〜3μmとなるよう、顔料、分散
剤、分散媒体の選定、分散条件、ろ過条件を設定する。
この粒径管理によって、ヘッドノズルの詰まりを抑制
し、インクの保存安定性、インク透明性および硬化感度
を維持することができる。また、色材は全インク質量に
対し1〜10質量%の添加量が好ましい。
【0039】本発明のインクジェト記録用インクには、
上記説明した他に、必要に応じて、他の成分を添加する
ことができる。
【0040】照射光として電子線、X線等を用いる場合
には重合開始剤は不要であるが、線源として紫外線光
(UV光)、可視光あるいは赤外光を用いる場合には、
それぞれの波長に応じたラジカル重合開始剤、重合開始
助剤、増感色素等を添加する。これらの化合物の添加量
は、概ねインク全体の1〜10質量%が必要となる。重
合開始剤としては、公知の様々な化合物を使用すること
ができるが、本発明に係る重合性化合物に溶解するもの
から選択することが好ましく、具体的な重合開始剤とし
ては、例えば、キサントンまたはチオオキサントン系重
合開始剤、ベンゾフェノン系重合開始剤、キノン系重合
開始剤、フォスフィンオキシド系重合開始剤等が挙げら
れる。
【0041】また、保存性を高める観点から、重合禁止
剤を200〜20000ppm添加することが好まし
い。本発明のインクジェト記録用インクは、40〜80
℃の範囲で加熱、低粘度化して射出することが好まし
く、熱重合によるヘッド詰まりを防ぐためにも、重合禁
止剤を添加することが好ましい。
【0042】この他に、必要に応じて公知の化合物を用
いることができ、例えば、界面活性剤、レベリング添加
剤、マット剤、膜物性を調整するためのポリエステル系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系
樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類等を適宜選択して用いる
ことができる。また、ポリオレフィンやPET等の記録
媒体への密着性を改善するために、重合を阻害しないタ
ッキファイヤーを含有させることも好ましい。具体的に
は、特開2001−49200の5〜6pに記載されて
いる高分子量の粘着性ポリマー(例えば、(メタ)アク
リル酸と炭素数1〜20のアルキル基を有するアルコー
ルとのエステル、(メタ)アクリル酸と炭素数3〜14
の脂環属アルコールとのエステル、(メタ)アクリル酸
と炭素数6〜14の芳香属アルコールとのエステルから
なる共重合物)や、重合性不飽和結合を有する低分子量
粘着付与性樹脂などである。
【0043】また、記録媒体との密着性を改良するた
め、極微量の有機溶剤を添加することも有効である。こ
の場合、耐溶剤性やVOCの問題が起こらない範囲での
添加が有効であり、その量は全インク質量に対し0.1
〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜3質量
%の範囲である。
【0044】また、インク色材の遮光効果による感度低
下を防ぐ手段として、重合開始剤寿命の長いカチオン重
合性モノマーと重合開始剤とを組み合わせ、ラジカル・
カチオンのハイブリッド型硬化インクとすることも好ま
しい態様の一つである。
【0045】本発明のインクジェト記録用インクは、射
出性を考慮し、射出時の温度において、インク粘度が7
〜30mPa・sであることが好ましく、更に好ましく
は7〜20mPa・sであり、上記範囲になるように適
宜組成比を調整し決定することが好ましい。なお、25
〜30℃でのインク粘度は、35〜500mPa・s、
好ましくは35〜200mPa・sである。室温での粘
度を高く設定することにより、多孔質な記録媒体を用い
た場合でも、記録な媒体中へのインク浸透を防ぎ、未硬
化モノマーの低減、臭気低減が可能となり、更にインク
液滴着弾時のドット滲みを抑えることができ、その結果
として画質が改善される。25〜30℃におけるインク
粘度が35mPa・s未満では、滲み防止効果が小さ
く、逆に500mPa・sより大きいと、インク液のデ
リバリーに問題が生じる。
【0046】本発明のインクジェト記録用インクの表面
張力は、好ましくは20〜30mN/m、更に好ましく
は23〜28mN/mである。ポリオレフィン、PE
T、コート紙、非コート紙など様々な記録媒体へ記録す
る場合、滲み及び浸透の観点から、20mN/m以上が
好ましく、濡れ性の点はで30mN/m以下が好まし
い。
【0047】次に、本発明のインクジェット記録方法お
よびインクジェット記録装置について、以下説明する。
【0048】請求項8に係るインクジェット記録方法に
おいては、上記インクを40〜80℃に加熱して、イン
クの粘度を7〜30mPa・sに下げた後、射出するこ
とが一つの特徴であり、この方法を用いることにより高
い射出安定性を実現することができる。一般に、照射線
硬化型インクでは、概して水性インクより粘度が高いた
め、印字時の温度変動による粘度変動幅が大きい。この
インクの粘度変動は、そのまま液滴サイズ、液滴射出速
度に対して大きな影響を与え、これにより画質劣化を引
き起こすため、印字時のインク温度はできるだけ一定に
保つことが必要である。インク温度の制御幅は設定温度
±5℃とすることが好ましく、より好ましくは設定温度
±2℃、更に好ましくは設定温度±1℃である。
【0049】請求項9に係るインクジェット記録装置に
は、インク温度の安定化手段を備えることが一つの特徴
であり、一定温度にする部位はインクタンク(中間タン
クがある場合は中間タンク)からノズル射出面までの配
管系、部材の全てが対象となる。
【0050】温度コントロールの方法としては、特に制
約はないが、例えば、温度センサーを各配管部位に複数
設け、インク流量、環境温度に応じた加熱制御をするこ
とが好ましい。また、加熱するヘッドユニットは、装置
本体を外気からの温度の影響を受けないよう、熱的に遮
断もしくは断熱されていることが好ましい。加熱に要す
るプリンター立上げ時間を短縮するため、あるいは熱エ
ネルギーのロスを低減するために、他部位との断熱を行
うとともに、加熱ユニット全体の熱容量を小さくするこ
とが好ましい。
【0051】本発明におけるもう一つ重要なプロセス
は、放射線の照射条件である。基本的な照射方法は、特
開昭60−132767号に開示されている。具体的に
は、ヘッドユニットの両側に光源を設け、シャトル方式
でヘッドと光源を走査する。照射は、インク着弾後、一
定時間をおいて行われることになる。更に、駆動を伴わ
ない別光源によって硬化を完了させる。WO第9,95
4,415号では、照射方法として、光ファイバーを用
いた方法やコリメートされた光源をヘッドユニット側面
に設けた鏡面に当て、記録部へUV光を照射する方法が
開示されている。本発明のインクジェット記録方法にお
いては、これらの照射方法を用いることが可能である。
【0052】請求項8に係るインクジェット記録方法の
特徴は、上記インクを用い、一定温度にインクを加温す
るとともに、着弾から照射までの時間を0.01〜0.
5秒とすることであり、好ましくは0.01〜0.3
秒、更に好ましくは0.01〜0.15秒後に放射線を
照射することにある。このように着弾から照射までの時
間を極短時間に制御することにより、着弾インクが硬化
前に滲むことを防止するこが可能となる。また、多孔質
な記録媒体に対しても光源の届かない深部までインクが
浸透する前に露光することができる為、未反応モノマー
の残留を抑えられ、その結果として臭気を低減すること
ができる。上記説明したインクジェット記録方法と本発
明のインクとを併せて用いることにより、大きな相乗効
果をもたらすことになる。特に、25℃におけるインク
粘度が35〜500MP・sのインクを用いると大きな
効果を得ることが出来る。このような記録方法を取るこ
とで、表面の濡れ性が異なる様々な記録媒体に対して
も、着弾したインクのドット径を一定に保つことが出
来、画質が向上する。なお、カラー画像を得るために
は、明度の低い色から順に重ねていくことが好ましい。
明度の低いインクを重ねると、下部のインクまで照射線
が到達しにくく、硬化感度の阻害、残留モノマーの増加
および臭気の発生、密着性の劣化が生じやすい。また、
照射は、全色を射出してまとめて露光することが可能だ
が、1色毎に露光するほうが、硬化促進の観点で好まし
い。
【0053】以下に、本発明のインクジェット記録装置
の一例を示す。図1は、本発明で用いることのできる放
射線照射部を持つ印字ヘッドユニットの一例を示す底面
概略図である。
【0054】図1において、キャリッジ5には、イエロ
ーインク用のインクジェットヘッド4Y、マゼンタイン
ク用のインクジェットヘッド4M、シアンインク用のイ
ンクジェットヘッド4C及びブラックインク用のインク
ジェットヘッド4Kを有し、各インクジェットヘッドに
隣接して紫外線光源1と光ファイバー2で接続している
放射線照射部(UV光照射部)3がそれぞれ設けられて
いる。キャリッジ5を主走査方向に移動しながら、複数
のノズルを有する各ヘッドジェットヘッド4Y〜4Kよ
りインクを記録媒体上に着弾させた後、直ちにその下流
部に設けられた放射線照射部3により、紫外線を照射
し、着弾したインク液滴を硬化させるものである。
【0055】図2は、本発明で用いることのできる加熱
による粘度調整手段を有する印字ヘッドユニットの一例
を示す側面概略図である。
【0056】図2において、キャリッジ5には、元タン
ク(不図示)と供給配管8を介して接続しているインク
供給タンク6、フィルター7及びインクヘッド4Y〜4
Kから構成される各色インクジェットユニットを有し、
これらは加熱ユニット9により所定の温度に保温されて
いる。また、加熱ユニット9に隣接して紫外線光源1と
光ファイバー2で接続している放射線照射部(UV光照
射部)3がそれぞれ設けられている。また、各色のイン
クジェットヘッド4Y〜4Kには、直接紫外線が当たら
ないように1対の遮蔽板12がそれぞれ設けられてい
る。図1と同様に、キャリッジ5を主走査方向に移動し
ながら、一定の温度に保たれた複数のノズルを有する各
色のインクジェットヘッド4Y〜4Kよりインク液滴1
1を記録媒体10上に着弾させた後、直ちにその下流部
に設けられた各放射線照射部3により、紫外線を照射
し、着弾したインク液滴11を硬化させるものである。
【0057】図3は、本発明のインクジェット記録装置
の一例を示す全体概略図である。図3において、元巻ロ
ール12から搬送された記録媒体10は、サポートロー
ル14を介して、印字部に搬送され、図1、図2で示す
構成からなるキャリッジ5内の各インクジェットヘッド
からインク液滴11を噴射し、記録媒体10上に着弾、
硬化し、次いでチラーロール15で記録媒体10を冷却
した後、未反応の重合性化合物を完全に硬化させるた
め、その下流に設けられた後処理露光装置16により再
度紫外線を放射して、硬化反応を完結させる。次いで、
画像の印字及び定着が完了した記録媒体10は、巻き取
りロールで巻き取られる。
【0058】
【実施例】実施例により本発明をさらに具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例における形態に限定される
ものではない。
【0059】実施例1 《顔料分散物の調製》下記に記載の方法に従って、イエ
ロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各顔料分散物1
を調製した。なお、分散条件は、各顔料粒子の平均粒径
が0.2〜0.3μmの範囲となるように、公知の分散
装置を用いて、分散条件を適宜調整して行、次いで加熱
下でフィルター濾過を行って調製した。
【0060】 (イエロー顔料分散物1) C.I.ピグメントイエロー12 10質量部 高分子分散剤(Zeneca社製 Solsperseシリーズ) 5質量部 ステアリルアクリレート 85質量部 (マゼンタ顔料分散物1) C.I.ピグメントレッド57:1 15質量部 高分子分散剤(Zeneca社製 Solsperseシリーズ) 5質量部 ステアリルアクリレート 80質量部 (シアン顔料分散物1) C.I.ピグメントブルー15:3 20質量部 高分子分散剤(Zeneca社製 Solsperseシリーズ) 5質量部 ステアリルアクリレート 75質量部 (ブラック顔料分散物1) C.I.ピグメントブラック7 20質量部 高分子分散剤(Zeneca社製 Solsperseシリーズ) 5質量部 ステアリルアクリレート 75質量部 《インクの調製》上記調製した各分散物1を用いて、下
記に記載の方法に従い各色インクを調製した。
【0061】 (イエローインク1) イエロー顔料分散物1 20質量部 ステアリルアクリレート 60質量部 2官能芳香族ウレタンアクリレート(分子量1500) 10質量部 6官能脂肪族ウレタンアクリレート(分子量1000) 5質量部 重合開始剤(Ciba製、イルガキュアー184) 5質量部 (マゼンタインク1) マゼンタ顔料分散物1 20質量部 ステアリルアクリレート 60質量部 2官能芳香族ウレタンアクリレート(分子量1500) 10質量部 6官能脂肪族ウレタンアクリレート(分子量1000) 5質量部 重合開始剤(Ciba製、イルガキュアー184) 5質量部 (シアンインク1) シアン顔料分散物1 15質量部 ステアリルアクリレート 65質量部 2官能芳香族ウレタンアクリレート(分子量1500) 10質量部 6官能脂肪族ウレタンアクリレート(分子量1000) 5質量部 重合開始剤(Ciba製、イルガキュアー184) 5質量部 (ブラックインク1) ブラック顔料分散物1 15質量部 ステアリルアクリレート 65質量部 2官能芳香族ウレタンアクリレート(分子量1500) 10質量部 6官能脂肪族ウレタンアクリレート(分子量1000) 5質量部 重合開始剤(Ciba製、イルガキュアー184) 5質量部 以上の様にして調製した各色インク1を絶対ろ過精度2
μmのフィルターにてろ過し、各色のインク1とした。
【0062】各色のインク1の30℃における粘度は8
0〜150mPa・s、70℃における粘度は10〜2
0mPa・s、30℃における表面張力は24〜28m
N/mであった。
【0063】《インクジェット画像記録》次に、ピエゾ
型インクジェットノズルを有する図1〜図3の構成から
なるインクジェット記録装置を用いて、記録媒体への記
録を行った。インク供給系は、元タンク、供給配管、イ
ンクジェットヘッド直前のインク供給タンク、フィルタ
ー、ピエゾ型のインクジェットヘッドから成り、インク
供給タンクからインクジェットヘッド部分までを断熱お
よび加温を行った。温度センサーは、インク供給タンク
およびインクジェットヘッドのノズル付近にそれぞれ設
け、ノズル部分が常に70℃±2℃となるよう、温度制
御を行った。ピエゾ型のインクジェットヘッドは、8〜
30plのマルチサイズドットを720×720dpi
の解像度で射出できるよう駆動した。着弾後はUV−A
光を露光面照度100mW/cm2、に集光し、記録媒
体上にインク着弾した0.1秒後に照射が始まるよう露
光系、主走査速度及び射出周波数を調整した。また、露
光時間を可変とし、露光エネルギーを照射した。なお、
本発明でいうdpiとは、2.54cm当たりのドット
数を表す。
【0064】上記調製した各色インクを用い、環境温度
25℃にて、ブラック→シアン→マゼンタ→イエローの
順に射出、1色毎に紫外線を照射した。触診で粘着性が
無くなる様、完全に硬化するエネルギーとして、1色あ
たりのトータル露光エネルギーが一律300mJ/cm
2で露光した。記録媒体としては、PETフィルム、印
刷適性を持たせた表面処理済みの透明二軸延伸ポリプロ
ピレンフィルム、軟質塩化ビニルシート、キャストコー
ト紙、上質紙に各カラー画像を記録したところ、いずれ
もドットの滲みの無い高解像度の画像が得られた。更
に、上質紙においてもインクが裏周りすることなく、十
分にインクが硬化し、未反応モノマーによる臭気が殆ど
しなかった。また、フィルムに記録したインクには十分
な可とう性があり、折り曲げてもインクにクラックが入
ることは無く、セロテープ(R)剥離による密着性テス
トにおいても問題無かった。この様に、皮膚刺激性、感
作性の小さい重合性化合物を用い、様々な記録媒体へ高
画質なインクジェット画像の記録を行うことができた。
ただし、上記印字条件において、射出時のインク温度を
25℃に設定すると、安定した射出ができなかった。
【0065】実施例2 《インクの調製》以下に記載の方法に従って、マゼンタ
インク2〜6を調製した。
【0066】 (マゼンタインク2) マゼンタ顔料分散物1 20質量部 イソノルボルニルアクリレート 40質量部 2官能芳香族ウレタンアクリレート(分子量1500) 10質量部 6官能脂肪族ウレタンアクリレート(分子量1000) 5質量部 重合開始剤(Ciba製、イルガキュアー184) 5質量部 上記調製したマゼンタインク2の25℃におけるインク
粘度は130mPa・s、70℃における粘度は18m
Pa・sであった。
【0067】 (マゼンタインク3) マゼンタ顔料分散物1 20質量部 イソノルボルニルアクリレート 50質量部 ラクトン変性アクリレート(分子量458) 20質量部 6官能脂肪族ウレタンアクリレート(分子量1000) 5質量部 重合開始剤(Ciba製、イルガキュアー184) 5質量部 上記調製したマゼンタインク3の25℃におけるインク
粘度は100mPa・s、70℃における粘度は15m
Pa・sであった。
【0068】 (マゼンタインク4) マゼンタ顔料分散物2 20質量部 イソボルニルアクリレート 70質量部 6官能脂肪族ウレタンアクリレート(分子量1000) 5質量部 重合開始剤(Ciba製、イルガキュアー184) 5質量部 〈マゼンタ顔料分散液2の調製〉実施例1に記載のマゼ
ンタ顔料分散液1の調製いおいて、ステアリルアクリレ
ートに代えて、イソボルニルアクリレートを用いた以外
は同様にしてマゼンタ顔料分散液2を調製した。
【0069】上記調製したマゼンタインク4の25℃に
おけるインク粘度は30mPa・s、70℃における粘
度は12mPa・sであった。
【0070】 (マゼンタインク5:比較例) マゼンタ顔料分散物2 20質量部 イソボルニルアクリレート 60質量部 テトラメチロールメタントリアクリレート 15質量部 重合開始剤(Ciba製、イルガキュアー184) 5質量部 上記調製したマゼンタインク5の25℃におけるインク
粘度は18mPa・s、70℃における粘度は12mP
a・sであった。
【0071】 (マゼンタインク6:比較例) マゼンタ顔料分散物3 20質量部 トリエチレングリコールジアクリレート 45質量部 1−4ブタンジオールジアクリレート 30質量部 重合開始剤(Ciba製、イルガキュアー184) 5質量部 〈マゼンタ顔料分散液3の調製〉実施例1に記載のマゼ
ンタ顔料分散液1の調製いおいて、ステアリルアクリレ
ートに代えて、トリエチレングリコールジアクリレート
を用いた以外は同様にしてマゼンタ顔料分散液3を調製
した。
【0072】上記調製したマゼンタインク6の25℃に
おけるインク粘度は、19mPa・sであった。
【0073】《インクジェット画像記録》以上のように
して調製したマゼンタインク2〜6と実施例1で調製し
たマゼンタインク1を用いて、実施例1に記載の方法と
同様にして、マゼンタ画像印字を行った。
【0074】《インクジェット画像の評価》次いで、各
形成した画像について、下記に記載の方法に準じて、硬
化に必要な感度、上質紙における浸透性、PETフィル
ムでのインク滲み、密着性、折り曲げ時の可とう性、皮
膚刺激性・感作性の評価を行った。
【0075】(硬化感度の測定)紫外線照射後の画像面
において、粘着感の無くなる露光エネルギー量(mJ/
cm2)を硬化感度と定義した。
【0076】(上質紙に対する浸透性評価)上質紙に対
し印字した画像について、下記の基準に従い浸透性の評
価を行った。
【0077】 ○:殆ど浸透せず、残留モノマー臭もしない △:僅かに浸透し、残留モノマー臭も僅かに認められる ×:明らかにインクが裏面側に浸透し、残留モノマー臭
も強い (PETフィルムにおけるインク滲み評価)PETフィ
ルム上に印字した画像について、下記の基準に従いイン
ク滲みの評価を行った。
【0078】 ○:隣接するドット間の滲みが無い △:僅かにドットが滲む ×:ドットが滲み、明らかに画像がぼやける (PETフィルムにおける密着性の評価)上記作成した
印字画像について、全く印字面に傷をつけない試料と、
JISK 5400に準拠して、印字面上に1mm間隔
で縦、横に11本の切れ目をいれ、1mm角の碁盤目を
100個作った試料を作製し、各印字面上にセロハンテ
ープを貼り付け、90度の角度で素早く剥がし、剥がれ
ずに残った印字画像あるいは碁盤目の状況について、下
記の基準に則り評価した。
【0079】 ○:碁盤目テストでも、印字画像の剥がれが全く認めら
れない △:碁盤目テストでは若干のインク剥がれが認められる
が、インク面に傷をつけなければ剥がれは殆ど認められ
ない ×:両条件共に、簡単にセロテープ(R)での剥がれが
認められる (PETフィルムにおける可とう性の評価)PETフィ
ルム上に印字した画像について、下記の基準に従い可と
う性の評価を行った。
【0080】 ○:PETフィルムを繰り返し折り曲げても印字した画
像は密着しており、クラックも入らない △:繰り返し折り曲げても印字画像は密着しているが、
クラックが僅かに入る ×:折り曲げると印字画像部にクラックが入り、繰り返
すと膜剥がれが起こる (皮膚刺激性、感作性の評価)各マゼンタインクの皮膚
に対する刺激性、感作性の有無を評価した。
【0081】以上により得られた各評価結果を表1に示
す。
【0082】
【表1】
【0083】表1より明らかなように、マゼンタインク
1、2、3、4を比較すると、モノアクリレートだけで
なく、高分子量の多官能モノマーを配合することで硬化
感度、滲み、密着性が向上することが分かる。これに対
し、本発明に係るポリアルコキシアクリレート化合物の
含有率が75質量%以上であるマゼンタインク4は、密
着性や可とう性がマゼンタインク1〜3に比較すると劣
る結果となった。また、比較のマゼンタインク5では、
感度や密着性共に劣る結果となった。また、本発明に係
る重合性化合物を全く含有していないマゼンタインク6
は、ある程度の硬化感度や密着性や可とう性が得られる
ものの、用いているトリエチレングリコールジアクリレ
ート、1−4ブタンジオールジアクリレートには皮膚刺
激性や感作性が発現した。
【0084】実施例3 実施例1で調製したマゼンタインク1及び実施例2で調
製したマゼンタインク4を用いて、実施例1に記載のイ
ンクジェット画像記録方法により、インク液滴を記録媒
体に着弾させてから紫外線照射までの時間を、0.1
秒、0.2秒、0.4秒、0.6秒と変化させて、PE
Tフィルムに画像記録して、実施例1に記載の方法によ
り滲みの評価を行い、得られた結果を表2に示す。
【0085】
【表2】
【0086】表2より明らかなように、本発明のマゼン
タインク1においては、着弾から紫外線照射までの時間
を長くするに従い、カラー画像としてのインク滲みが少
しづつ劣化した。また、インク組成として、本発明に係
るポリアルコキシアクリレート化合物の含有率が75質
量%以上であるマゼンタインク4においても、着弾から
照射までの時間が0.4秒以上では、明らかな画像滲み
が生じた。すなわち、室温で35mPa・s以上のイン
クを加熱して印字し、インク液滴が記録媒体上に着弾し
た後、0.3秒以内に紫外線を照射することにより、画
像の滲みを効果的に抑えることができることを確認する
ことができた。
【0087】実施例4 《マゼンタ顔料分散物4の調製》下記に記載の方法に従
って、マゼンタ顔料分散物4を調製した。なお、分散条
件は、各顔料粒子の平均粒径が0.2〜0.3μmの範
囲となるように、公知の分散装置を用いて、分散条件を
適宜調整して行、次いで加熱下でフィルター濾過を行っ
て調製した。
【0088】 C.I.ピグメントレッド57:1 15質量部 高分子分散剤(Zeneca社製 Solsperseシリーズ)5質量部 テトラエチレングリコールジアクリレート(純度99%以上) 80質量部 《マゼンタインク11〜28の調製》下記に記載の各添
加剤を加えた後、実施例1に記載の方法と同様にして、
マゼンタインク11〜28を調製した。
【0089】 マゼンタ顔料分散液4 20質量部 重合性化合物混合液(表3に記載の組み合わせ) 75質量部 重合開始剤(Ciba製、イルガキュアー369) 4質量部 重合開始剤(Ciba製、イルガキュアー184) 1質量部 表3に、上記各マゼンタインクの調製に用いた重合性化
合物混合液の詳細を示す。なお、表中の括弧内の数値
は、各重合性化合物の質量比である。
【0090】以下に、表3に記載の各重合性化合物の略
称を記載する。 M1:フェノキシ−ポリエチレングリコールアクリレー
ト M2:ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ
アクリレート M3:グリセリンプロポキシトリアクリレート M4:イソミリスチルアクリレート M5:イソステアリルアクリレート M6:エトキシ化フェニルアクリレート M7:ブトキシエチルアクリレート M8:ペンタエリスリトールテトラアクリレート M9:エトキシ−ジエチレングリコールアクリレート M10:ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート M11:ペンタエリスリトールトリアクリレートヘキサ
メチレンジイソシアネートウレタンプレポリマー M12:2−エチルヘキシル−ジグリコールアクリレー
ト M13:ラクトン変性可トウ性アクリレート M14:カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘ
キサアクリレート M15:2(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレー
ト M16:メトキシ−ポリエチレングリコールアクリレー
ト M17:カプロラクトン変性トリメチロールプロパント
リアクリレート M18:2−アクリロイロキシエチルコハク酸 M19:ジメチロールジシクロペンタンジアクリレート M20:ペンタエリスリトールエトキシテトラアクリレ
ート M21:プロピレングリコールジグリシジルエーテルア
クリル酸付加物 M22:ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート M23:6官能ウレタンアクリレート M24:2−アクリロイロキシエチルフタル酸 M25:ビスフェノールAジグリシジルエーテル(メ
タ)アクリル酸付加物 M26:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート M27:2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタ
ル酸 M28:メトキシジプロピレングリコールアクリレート M29:エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパ
ントリアクリレート M30:ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加
物ジアクリレート M31:アミン変性ポリエステルテトラアクリレート M32:2−アクリロイロキシエチル−2−ヒドロキシ
エチルフタル酸 M33:ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物
ジアクリレート M34:ノニルフェノールエチレンオキサイド付加物ア
クリレート M35:ステアリルアクリレート M36:テトラエチレングリコールジアクリレート M37:ポリテトラメチレングリコールジアクリレート M38:イソボニルアクリレート 《インクジェット画像記録》以上のようにして調製した
マゼンタインク11〜28を用いて、実施例1に記載の
方法と同様にして、マゼンタ画像印字を行った。
【0091】《インクジェット画像の評価》次いで、各
形成した画像について、実施例2に記載の方法に準じ
て、硬化に必要な感度、上質紙における浸透性、PET
フィルムでのインク滲み、密着性、折り曲げ時の可とう
性、皮膚刺激性・感作性の評価を行い、得られた結果を
表3に示す。
【0092】
【表3】
【0093】表3より明らかなように、実施例2の結果
と同様に、本発明に係る化合物群Aに記載の重合性化合
物と分子量400以上の重合性モノマー又は重合性オリ
ゴマーと全インク質量の50〜95質量%含有するイン
ク及びカプロラクタム変性アクリルモノマー又はオリゴ
マーを全インク質量の5〜70質量%含有するインク
は、インク滲み、密着性、折り曲げ時の可とう性、皮膚
刺激性・感作性に関して、良好な結果を得ることができ
た。
【0094】
【発明の効果】本発明により、インクジェット記録方法
にて通常直接記録することが困難な支持体に対しても、
滲みがなく、高感度で、記録媒体への密着性が高い画像
が記録でき、かつ皮膚刺激性や感作性の少ない安全性が
高いインクジェット記録用インクとこれを用いたインク
ジェット記録方法及びインクジェット記録装置を提供す
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いることのできる放射線照射部を持
つ印字ヘッドユニットの一例を示す底面概略図である。
【図2】本発明で用いることのできる加熱による粘度調
整手段を有する印字ヘッドユニットの一例を示す側面概
略図である。
【図3】本発明のインクジェット記録装置の一例を示す
全体概略図である。
【符号の説明】
1 紫外線光源 2 光ファイバー 3 放射線照射部(UV光照射部) 4Y、4M、4C、4K インクジェットヘッド 5 キャリッジ 6 インク供給タンク 7 フィルター 8 供給配管 9 加熱ユニット 10 記録媒体 11 インク液滴 15 チラーロール 16 後処理露光装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 3/04 102Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線の照射により硬化可能なインクジ
    ェット記録用インクにおいて、該インクジェット記録用
    インクが少なくとも色材と重合性化合物とを含有し、該
    重合性化合物が下記化合物群Aから選ばれる少なくとも
    1種と分子量400以上の重合性モノマー又は重合性オ
    リゴマーとであり、該重合性化合物の総量が全インク質
    量の50〜95質量%含有することを特徴とするインク
    ジェット記録用インク。 化合物群A:イソミリスチルアクリレート、イソステア
    リルアクリレート、ラウリルアクリレート、イソアミル
    アクリレート、ステアリルアクリレート、エトキシ−ジ
    エチレングリコールアクリレート、メトキシ−ポリエチ
    レングリコールアクリレート、メトキシジプロピレング
    リコールアクリレート、2(2−エトキシエトキシ)エ
    チルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート、イソ
    ボニルアクリレート、フェノキシ−ポリエチレングリコ
    ールアクリレート、2−エチルヘキシル−ジグリコール
    アクリレート、2−アクリロイロキシエチルフタル酸、
    2−アクリロイロキシエチル−2−ヒドロキシエチルフ
    タル酸、エトキシ化フェニルアクリレート、2−アクリ
    ロイロキシエチルコハク酸、ノニルフェノールエチレン
    オキサイド付加物アクリレート、2−アクリロイロキシ
    エチルヘキサヒドロフタル酸、ラクトン変性可トウ性ア
    クリレート、ポリテトラメチレングリコールジアクリレ
    ート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ヒド
    ロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレー
    ト、ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート、ジ
    メチロールジシクロペンタンジアクリレート、プロピレ
    ングリコールジグリシジルエーテルアクリル酸付加物、
    ビスフェノールAジグリシジルエーテル(メタ)アクリ
    ル酸付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド
    付加物ジアクリレート、ビスフェノールAのエチレンオ
    キサイド付加物ジアクリレートなどの変性ビスフェノー
    ルAジアクリレート、グリセリンプロポキシトリアクリ
    レート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペ
    ンタエリスリトールエトキシテトラアクリレート、ジペ
    ンタエリスリトールヘキサアクリレート、カプロラクト
    ン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、エ
    チレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアク
    リレート、カプロラクトン変性トリメチロールプロパン
    トリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラア
    クリレート、アミン変性ポリエステルテトラアクリレー
    ト、ペンタエリスリトールトリアクリレートトリレンジ
    イソシアネートウレタンプレポリマー、ペンタエリスリ
    トールトリアクリレートヘキサメチレンジイソシアネー
    トウレタンプレポリマー。
  2. 【請求項2】 インクを40〜80℃の範囲で一定温度
    に加熱して、インクの粘度を7〜30mPa・sに調整
    し、該インクを噴射させ、かつインクが記録媒体に着弾
    してから0.01〜0.5秒後に放射線を照射すること
    により硬化するインクジェット記録方法で用いることを
    特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用イン
    ク。
  3. 【請求項3】 全インク質量に対し、前記化合物群Aを
    50〜90質量%含有することを特徴とする請求項1又
    は2に記載のインクジェット記録用インク。
  4. 【請求項4】 前記重合性化合物が、前記化合物群Aか
    ら選ばれるモノアクリレート化合物と、多官能アクリレ
    ートモノマー又は多官能アクリレートオリゴマーとであ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
    のインクジェット記録用インク。
  5. 【請求項5】 前記モノアクリレート化合物が、イソミ
    リスチルアクリレート、イソステアリルアクリレート、
    ラウリルアクリレート、イソアミルアクリレート、ステ
    アリルアクリレート、エトキシ−ジエチレングリコール
    アクリレート、メトキシ−ポリエチレングリコールアク
    リレート、メトキシジプロピレングリコールアクリレー
    ト、2(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、
    ラクトン変性可トウ性アクリレートから選ばれる少なく
    とも1種であり、該モノアクリレート化合物の総量が、
    全インク質量に対し7〜70質量%であることを特徴と
    する請求項4に記載のインクジェット記録用インク。
  6. 【請求項6】 前記重合性化合物として、ポリアルコキ
    シアクリレートを全インク質量に対し0〜75質量%含
    有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載のインクジェット記録用インク。
  7. 【請求項7】 放射線の照射により硬化可能なインクジ
    ェット記録用インクにおいて、該インクジェット記録用
    インクが少なくとも色材と重合性化合物とを含有し、該
    重合性化合物としてカプロラクタム変性アクリルモノマ
    ーまたはオリゴマーを全インク質量の5〜70質量%含
    有することを特徴とするインクジェット記録用インク。
  8. 【請求項8】 放射線の照射により硬化可能な請求項1
    〜7のいずれか1項に記載のインクジェット記録用イン
    クを、ドロップオンデマンド式インクジェット方式によ
    り、記録媒体へ噴射し、次いで放射線照射により着弾し
    たインクを反応、硬化させるインクジェット記録方法に
    おいて、該インクジェット記録用インクを40〜80℃
    の範囲で一定温度に加熱し、インクジェット記録用イン
    クの粘度を7〜30mPa・sに調整してインクジェッ
    ト記録用インクを噴射させ、かつインクジェット記録用
    インクが記録媒体に着弾してから0.01〜0.5秒後
    に放射線を照射することを特徴とするインクジェット記
    録方法。
  9. 【請求項9】 放射線の照射により硬化可能な請求項1
    〜7のいずれか1項に記載のインクジェット記録用イン
    クを、ドロップオンデマンド式インクジェット方式によ
    り、記録媒体へ噴射し、次いで放射線照射により着弾し
    たインクを反応、硬化させるインクジェット記録装置に
    おいて、噴射ノズルとインク供給タンクまたはインク供
    給配管系を加熱することにより該インクジェット記録用
    インクを40〜80℃の範囲で一定温度に保温して、イ
    ンクジェット記録用インクの粘度を7〜30mPa・s
    に調整する粘度調整手段、かつインクジェット記録用イ
    ンクが着弾してから0.01〜0.5秒後に放射線を照
    射する手段とを有することを特徴とするインクジェット
    記録装置。
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