JP2003183283A - 縮合インドール化合物、その製造法および用途 - Google Patents
縮合インドール化合物、その製造法および用途Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 IL−8阻害作用を有する縮合インドール誘
導体およびそれを含有してなる医薬組成物を提供する。 【解決手段】式 【化1】 〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、QはNR1(R1は水素原子等を示す)等、Rは水素
原子等、XおよびYは独立して(1)水素原子(ただし、
XおよびYが共に水素原子である場合を除く)、(2)ハ
ロゲン、(3)水酸基、(4)−ZR2(Zは結合手、酸素原
子等を、R2は置換基を有していてもよいC1-6アルキ
ル、置換基を有していてもよいC3-8シクロアルキル等
を示す)等をそれぞれ示す〕で表される化合物またはそ
の塩。
導体およびそれを含有してなる医薬組成物を提供する。 【解決手段】式 【化1】 〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、QはNR1(R1は水素原子等を示す)等、Rは水素
原子等、XおよびYは独立して(1)水素原子(ただし、
XおよびYが共に水素原子である場合を除く)、(2)ハ
ロゲン、(3)水酸基、(4)−ZR2(Zは結合手、酸素原
子等を、R2は置換基を有していてもよいC1-6アルキ
ル、置換基を有していてもよいC3-8シクロアルキル等
を示す)等をそれぞれ示す〕で表される化合物またはそ
の塩。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IL−8阻害作用
を有する新規な縮合インドール化合物、その製造法およ
び用途に関する。
を有する新規な縮合インドール化合物、その製造法およ
び用途に関する。
【0002】
【従来の技術】ケモカインは白血球の細胞遊走・活性化
作用を有する内因性の塩基性低分子タンパク質群であ
る。これまでに40種類以上のケモカインの存在が明らか
にされており、4つのサブファミリー(CXCケモカイン、
CCケモカイン、Cケモカイン、CX3Cケモカイン)に分類
されている。これらケモカインは生体において、恒常的
あるいは誘導的に発現し、生理的機能と病理的機能の両
面において非常に重要な役割を果たしている。その生理
的機能としては血管形成、Bリンパ球の生成、小脳顆粒
細胞層の形成、心室中隔の形成およびリンパ組織の形成
などの造血・発生のみならず、Bリンパ球の脾臓濾胞へ
の局在、Tリンパ球のリンパ節へのホーミングおよび抗
原を捕捉した樹状細胞のリンパ節へのホーミングなどの
免疫反応への関与が報告されている。また、病理機能と
しては、動脈硬化形成、肺虚血再灌流障害、ウイルス感
染における炎症細胞浸潤およびエイズウイルスの宿主細
胞への侵入などの炎症反応全般における関与が示されて
いる。特に、CXCケモカインの一つであるインタ−ロイ
キン8(IL−8)は好中球、マクロファ−ジ、単球、
好酸球、リンパ球の細胞遊走および活性化作用を有して
おり、急性および慢性炎症部位への炎症細胞浸潤および
その病態形成において重要な役割を果たしている。慢性
閉塞性肺疾患(COPD)患者の気管支肺胞洗浄液中の
IL−8含量が増加していることから、IL−8はCO
PD患者における好中球の浸潤および活性化の原因物質
として注目されている。一方、5H−ピリミド[5,4−
b]インドール誘導体として、 1)「ジャーナル・オブ・ヘテロサイクリック・ケミス
トリー」第23巻、647頁(1986年)に、4−ヒ
ドラジノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドールおよ
びその関連化合物の合成法が記載されている。 2)「アーチーフ・デル・ファルマチー」第326巻、
879頁(1993年)に、ホスホジエステラーゼ阻害
剤として、4−アミノ−7,8−ジメトキシ−5H−ピ
リミド[5,4−b]インドール誘導体が記載されてい
る。 3)特開平6−220059号公報に血糖低下作用を有
する化合物として、2位に置換基を有する5H−ピリミ
ド[5,4−b]インドール誘導体が記載されている。 4)「ジャーナル・オブ・ファルマシー・アンド・ファ
ルマコロジー」第47巻、601頁(1995年)に
は、ホスホジエステラーゼ阻害作用を有する化合物とし
て、4−(4’−n−ブチルアニリノ)−7,8−ジメ
トキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドールが記載
されている。 5)特開平10−175977号公報には、抗菌活性を
有する化合物として式
作用を有する内因性の塩基性低分子タンパク質群であ
る。これまでに40種類以上のケモカインの存在が明らか
にされており、4つのサブファミリー(CXCケモカイン、
CCケモカイン、Cケモカイン、CX3Cケモカイン)に分類
されている。これらケモカインは生体において、恒常的
あるいは誘導的に発現し、生理的機能と病理的機能の両
面において非常に重要な役割を果たしている。その生理
的機能としては血管形成、Bリンパ球の生成、小脳顆粒
細胞層の形成、心室中隔の形成およびリンパ組織の形成
などの造血・発生のみならず、Bリンパ球の脾臓濾胞へ
の局在、Tリンパ球のリンパ節へのホーミングおよび抗
原を捕捉した樹状細胞のリンパ節へのホーミングなどの
免疫反応への関与が報告されている。また、病理機能と
しては、動脈硬化形成、肺虚血再灌流障害、ウイルス感
染における炎症細胞浸潤およびエイズウイルスの宿主細
胞への侵入などの炎症反応全般における関与が示されて
いる。特に、CXCケモカインの一つであるインタ−ロイ
キン8(IL−8)は好中球、マクロファ−ジ、単球、
好酸球、リンパ球の細胞遊走および活性化作用を有して
おり、急性および慢性炎症部位への炎症細胞浸潤および
その病態形成において重要な役割を果たしている。慢性
閉塞性肺疾患(COPD)患者の気管支肺胞洗浄液中の
IL−8含量が増加していることから、IL−8はCO
PD患者における好中球の浸潤および活性化の原因物質
として注目されている。一方、5H−ピリミド[5,4−
b]インドール誘導体として、 1)「ジャーナル・オブ・ヘテロサイクリック・ケミス
トリー」第23巻、647頁(1986年)に、4−ヒ
ドラジノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドールおよ
びその関連化合物の合成法が記載されている。 2)「アーチーフ・デル・ファルマチー」第326巻、
879頁(1993年)に、ホスホジエステラーゼ阻害
剤として、4−アミノ−7,8−ジメトキシ−5H−ピ
リミド[5,4−b]インドール誘導体が記載されてい
る。 3)特開平6−220059号公報に血糖低下作用を有
する化合物として、2位に置換基を有する5H−ピリミ
ド[5,4−b]インドール誘導体が記載されている。 4)「ジャーナル・オブ・ファルマシー・アンド・ファ
ルマコロジー」第47巻、601頁(1995年)に
は、ホスホジエステラーゼ阻害作用を有する化合物とし
て、4−(4’−n−ブチルアニリノ)−7,8−ジメ
トキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドールが記載
されている。 5)特開平10−175977号公報には、抗菌活性を
有する化合物として式
【化8】
〔式中、Y1は置換されていてもよいベンゼン環を、Y2
は置換されていてもよい環状基を、Xは置換されていて
もよい2価の脂肪族炭化水素基、置換されていてもよい
2価の芳香族基、または置換されていてもよい2価の脂
環式複素環基を、X1およびX2はそれぞれ結合手、酸素
および硫黄原子から選ばれた1または2個の原子を解し
た低級アルキレンまたはオキソで置換されていてもよい
低級アルキレンを示す(但し、X1が結合手で、X2が結
合手またはメチレンで、Xが
は置換されていてもよい環状基を、Xは置換されていて
もよい2価の脂肪族炭化水素基、置換されていてもよい
2価の芳香族基、または置換されていてもよい2価の脂
環式複素環基を、X1およびX2はそれぞれ結合手、酸素
および硫黄原子から選ばれた1または2個の原子を解し
た低級アルキレンまたはオキソで置換されていてもよい
低級アルキレンを示す(但し、X1が結合手で、X2が結
合手またはメチレンで、Xが
【化9】
であるとき、(1)Y2が置換されていてもよいフェニル
で、かつ5H−ピリミド[5,4−b]インドールの7,
8位の双方にメトキシを有するもの、および(2)Y2が4
位に塩素原子またはメトキシを有していてもよいフェニ
ルでかつY1が無置換のベンゼン環であるものを除
く)〕で表される5H−ピリミド[5,4−b]インドー
ル誘導体が記載されている。 6)「イル・ファルマコ」第54巻、255頁(199
9年)には、HIV逆転写酵素阻害剤として、2位に置
換基を有する5H−ピリミド[5,4−b]インドール誘
導体が記載されている。 7)「ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリ
ー」第42巻、5464頁(1999年)には、EGF
受容体チロシンキナーゼ阻害剤として、式
で、かつ5H−ピリミド[5,4−b]インドールの7,
8位の双方にメトキシを有するもの、および(2)Y2が4
位に塩素原子またはメトキシを有していてもよいフェニ
ルでかつY1が無置換のベンゼン環であるものを除
く)〕で表される5H−ピリミド[5,4−b]インドー
ル誘導体が記載されている。 6)「イル・ファルマコ」第54巻、255頁(199
9年)には、HIV逆転写酵素阻害剤として、2位に置
換基を有する5H−ピリミド[5,4−b]インドール誘
導体が記載されている。 7)「ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリ
ー」第42巻、5464頁(1999年)には、EGF
受容体チロシンキナーゼ阻害剤として、式
【化10】
で表される化合物が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】慢性閉塞性肺疾患(C
OPD)患者では肺における慢性の好中球性炎症が認め
られ、活性化された好中球が放出する炎症性メディエー
ターやプロテアーゼが、喀痰の貯留、気道閉塞および肺
胞破壊を引き起こすと考えられる。現在、治療薬とし
て、抗コリン薬やβ2刺激薬などの気管支拡張薬あるい
は去痰薬が用いられているが、いずれも症状の改善のみ
で、呼吸機能低下の進行を抑制することはない。また、
吸入ステロイドも急性の症状悪化に対する改善効果は認
められるものの、呼吸機能低下の進行に対する抑制作用
は認められていない。そこで、呼吸機能の経年的低下を
抑制する薬剤の開発が望まれている。一方、IL−8の
産生または作用を抑制する薬剤は、好中球性炎症に基づ
く諸症状を改善するのみでなく、肺胞破壊に基づく呼吸
機能の経年的な低下を抑制することも可能と考えられ、
本疾患において高い治療効果が期待できる。そこで、本
発明はIL−8の産生または作用を阻害する縮合インド
ール誘導体、これを含有してなる医薬組成物を提供す
る。
OPD)患者では肺における慢性の好中球性炎症が認め
られ、活性化された好中球が放出する炎症性メディエー
ターやプロテアーゼが、喀痰の貯留、気道閉塞および肺
胞破壊を引き起こすと考えられる。現在、治療薬とし
て、抗コリン薬やβ2刺激薬などの気管支拡張薬あるい
は去痰薬が用いられているが、いずれも症状の改善のみ
で、呼吸機能低下の進行を抑制することはない。また、
吸入ステロイドも急性の症状悪化に対する改善効果は認
められるものの、呼吸機能低下の進行に対する抑制作用
は認められていない。そこで、呼吸機能の経年的低下を
抑制する薬剤の開発が望まれている。一方、IL−8の
産生または作用を抑制する薬剤は、好中球性炎症に基づ
く諸症状を改善するのみでなく、肺胞破壊に基づく呼吸
機能の経年的な低下を抑制することも可能と考えられ、
本疾患において高い治療効果が期待できる。そこで、本
発明はIL−8の産生または作用を阻害する縮合インド
ール誘導体、これを含有してなる医薬組成物を提供す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、IL−8
の産生または作用を阻害する化合物につき鋭意検討した
結果、5H−ピリミド[5,4−b]インドール誘導体に
おいて、下記一般式(I)で表わされる新規化合物また
はその塩を初めて具体的に製造し、得られた化合物が意
外にもその特異な化学構造に基づいて、優れたIL−8
阻害作用を示すとともに、アレルギー疾患および/また
は炎症性疾患の予防・治療剤などの医薬として有用であ
ること、さらに経口での吸収性が優れていることを見い
出し、これに基づいて本発明を完成した。すなわち、本
発明は、〔1〕式
の産生または作用を阻害する化合物につき鋭意検討した
結果、5H−ピリミド[5,4−b]インドール誘導体に
おいて、下記一般式(I)で表わされる新規化合物また
はその塩を初めて具体的に製造し、得られた化合物が意
外にもその特異な化学構造に基づいて、優れたIL−8
阻害作用を示すとともに、アレルギー疾患および/また
は炎症性疾患の予防・治療剤などの医薬として有用であ
ること、さらに経口での吸収性が優れていることを見い
出し、これに基づいて本発明を完成した。すなわち、本
発明は、〔1〕式
【化11】
〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子(ただし、XおよびYが共に水素原子であ
る場合を除く)、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミ
ノ、(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子また
は−NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC
3-8シクロアルキルを示す)を、R2は置換基を有してい
てもよいC1-6アルキル、置換基を有していてもよいC
3-8シクロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6ア
ルケニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロ
アルケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC
6-14アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C
3-6アルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)
−SO2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アル
キルまたはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5お
よびR6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環
状アミノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水
素原子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC
6-10アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化
されていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(1
2)シアノを示すか、またはXおよびYが一緒になってC
3-6アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示す。
ただし、QがNHで、Rが水素原子、XおよびYが共に
メトキシであるとき、環Aが無置換のベンゼン環または
p−位だけが置換されたベンゼン環であるものは除く〕
で表される化合物またはその塩、〔2〕環Aが(1)(i)
1ないし3個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6
アルキル、(ii)C 1-6アルカノイル、(iii)C6-10アリー
ルカルボニル、(iv)C1-6アルキルスルホニル、(v)アミ
ノスルホニル、(vi)モノC1-6アルキルアミノスルホニ
ル、(vii)ジC1-6アルキルアミノスルホニルおよび(vii
i)ハロゲン原子(以下、置換基A群と略記する)から選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1-10ア
ルキル、(2)前記置換基A群から選ばれる置換基を1な
いし3個有していてもよいC2-6アルケニル、(3)前記置
換基A群から選ばれる置換基を1ないし3個有していて
もよいC2-6アルキニル、(4) 前記置換基A群から選ば
れる置換基を1ないし3個有していてもよいC6-14アリ
ール、(5) 前記置換基A群から選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC3-9シクロアルキル、(6) 前
記置換基A群から選ばれる置換基を1ないし3個有して
いてもよいC3-6シクロアルケニル、(7) 酸素原子、硫
黄原子および窒素原子から選ばれる1ないし3種のヘテ
ロ原子を1ないし4個含む芳香族または非芳香族複素環
基(この芳香族または非芳香族複素環基は、前記置換基
A群から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い)、(8)1ないし3個のハロゲン原子を有していても
よいC1-6アルキルスルホニル、(9)1ないし3個のハロ
ゲン原子を有していてもよいC1-6アルカノイル、(10)
C6-10アリールカルボニル、(11)カルボキシル、(12)C
1-6アルコキシカルボニル、(13) 前記置換基A群から選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC6-1 0ア
リールオキシカルボニル、(14) 前記置換基A群から選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC7-1 0ア
ラルキルオキシカルボニル、(15)(i) 前記置換基A群か
ら選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
1-10アルキル、(ii) 前記置換基A群から選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC2-6アルケニル、
(iii)前記置換基A群から選ばれる置換基を1ないし3
個有していてもよいC6-14アリール、(iv)前記置換基A
群から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい
C3-9シクロアルキル、(v)前記置換基A群から選ばれる
置換基を1ないし3個有していてもよいC3-6シクロア
ルケニル、(vi)1ないし3個のハロゲン原子を有してい
てもよいC1-6アルキルスルホニル、(vii)1ないし3個
のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルカノイ
ル、(viii)C6-14アリールカルボニル、(ix)カルボキシ
ル、(x)C1-6アルコキシカルボニル、(xi) 前記置換基
A群から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
いC6 -10アリールオキシカルボニルおよび(xii) 前記置
換基A群から選ばれる置換基を1ないし3個有していて
もよいC7-10アラルキルオキシカルボニル(以下、置換
基B群と略記する)から選ばれる置換基を1または2個
有していてもよいアミノ、(16) 置換基B群から選ばれ
る置換基を有していてもよいイミドイル、(17) 置換基
B群から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
いアミジノ、(18) 置換基B群から選ばれる置換基を有
していてもよい水酸基、(19) 置換基B群から選ばれる
置換基を有していてもよいチオール、(20)−CONR8
R9(R8は(i)水素原子、(ii)(i’)水酸基、(ii’)C
1-6アルキル、C1-6アルカノイルおよびベンゾイルから
選ばれる置換基を1または2個有していてもよいアミ
ノ、(iii’)ハロゲン原子、(iv’)ニトロ、(v’)シア
ノ、(vi’)1ないし5個のハロゲン原子を有していても
よいC1-6アルキルおよび(vii’)1ないし5個のハロゲ
ン原子を有していてもよいC1-6アルコキシから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいC1-6アルキ
ル、(iii)(i’)水酸基、(ii’)C1-6アルキル、C1-6ア
ルカノイルおよびベンゾイルから選ばれる置換基を1ま
たは2個有していてもよいアミノ、(iii’)ハロゲン原
子、(iv’)ニトロ、(v’)シアノ、(vi’)1ないし5個
のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルキルおよ
び(vii’)1ないし5個のハロゲン原子を有していても
よいC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3
個有していてもよいC3-6シクロアルキル、(iv) (i’)
水酸基、(ii’)C1-6アルキル、C1-6アルカノイルおよ
びベンゾイルから選ばれる置換基を1または2個有して
いてもよいアミノ、(iii’)ハロゲン原子、(iv’)ニト
ロ、(v’)シアノ、(vi’)1ないし5個のハロゲン原子
を有していてもよいC1-6アルキルおよび(vii’)1ない
し5個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルコ
キシから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
いC6-10アリール、(v) (i’)水酸基、(ii’)C1-6アル
キル、C1-6アルカノイルおよびベンゾイルから選ばれ
る置換基を1または2個有していてもよいアミノ、(ii
i’)ハロゲン原子、(iv’)ニトロ、(v’)シアノ、(v
i’)1ないし5個のハロゲン原子を有していてもよいC
1-6アルキルおよび(vii’)1ないし5個のハロゲン原子
を有していてもよいC1-6アルコキシから選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC7-10アラルキル、
または(vi) 酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選
ばれる1ないし3種のヘテロ原子を1ないし4個含む芳
香族または非芳香族複素環基(この芳香族または非芳香
族複素環基は、(i’)水酸基、(ii’)C1-6アルキル、C
1-6アルカノイルおよびベンゾイルから選ばれる置換基
を1または2個有していてもよいアミノ、(iii’)ハロ
ゲン原子、(iv’)ニトロ、(v’)シアノ、(vi’)1ない
し5個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルキ
ルおよび(vii’)1ないし5個のハロゲン原子を有して
いてもよいC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1な
いし3個有していてもよい)、R9は水素原子、C1-6ア
ルキル、C3-6シクロアルキルまたはC7-10アラルキル
を(R8およびR9は隣接する窒素原子とともに3ないし
8員の環状アミノを形成してもよい)示す)、(21) −
CSNR8R9(R8およびR9は前記と同意義を示す)(2
2)ハロゲン原子、(23)シアノおよび(24)ニトロ(以下、
置換基C群と略記する)から選ばれる置換基を1ないし
5個有していてもよいベンゼン環、QがNR1(R1は水
素原子または前記置換基A群から選ばれる置換基を1な
いし3個有していてもよいC1-6アルキルを示す)、S
(O)n(nは0ないし2の整数を示す)、酸素原子また
は前記置換基A群から選ばれる置換基を1または2個有
していてもよいメチレン、Rが水素原子または前記置換
基A群から選ばれる置換基を1ないし3個有していても
よいC1-6アルキル、XおよびYは独立して(1)水素原
子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、(5)−ZR2
(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子または−NR3−
(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シクロア
ルキル)を、R2は(i)ハロゲン、C6-10アリールおよび
C1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有
していてもよいC1-6アルキル、(ii) ハロゲン、C6-10
アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を
1ないし3個有していてもよいC3-8シクロアルキル、
(iii)ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシ
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
2-6アルケニル、(iv) ハロゲン、C6-10アリールおよび
C1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有
していてもよいC3-8シクロアルケニルを示す)、(6)前
記置換基C群から選ばれる置換基を1ないし5個有して
いてもよいC6-14アリール、(7)−NHCOR4(R4は
水素原子、C3-6アルキルまたはC3-8シクロアルキルを
示す)、(8)−SO2NR5R6(R5およびR6は水素原
子、C1-6アルキルまたはC3-8シクロアルキルを示し、
R5およびR6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員
の環状アミノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7
は水素原子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまた
はC 6-10アリールを示す)、(10)カルボキシル、(11)C
1-6アルコキシカルボニル、(12) 前記置換基A群から選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC6-1 0ア
リールオキシカルボニル、(13) 前記置換基A群から選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC7-1 0ア
ラルキルオキシカルボニル、(14)−CONR8R9(R8
およびR9は前記と同意義を示す)、(15)ニトロ、(16)
シアノ、(17)XおよびYが一緒になってC3-6アルキレ
ンまたは(18)XおよびYが一緒になってC1-4アルキレ
ンジオキシである前記〔1〕記載の化合物、〔3〕環A
が(1)1ないし3個のハロゲン原子を有していてもよい
C1-10アルキル、(2)C2-6アルキニル、(3)C6-14アリ
ール、(4)C1-6アルカノイル、(5)C1- 10アルキルおよ
びC6-14アリールから選ばれる置換基を有していてもよ
い水酸基、(6)ハロゲン原子および(7)シアノから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいベンゼン環、
QがNR1a(R1aは水素原子またはC1-6アルキル)、
S、SO、酸素原子またはメチレン、Rが水素原子また
はC1-6アルキル、XおよびYは独立して(1)水素原子、
(2)ハロゲン、(3)水酸基または(4)−ZaR2a(Zaは結
合手または酸素原子を、R2aは(i)ハロゲン、C6-10ア
リールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1
ないし3個有していてもよいC1-6アルキルまたは(ii)
ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから
選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC3-8
シクロアルキルを示す)、またはXおよびYが一緒にな
ってC1-4アルキレンジオキシである前記〔1〕記載の
化合物、〔4〕環AがC2-6アルキニルおよびハロゲン
原子から選ばれる置換基を1または2個有していてもよ
いベンゼン環である前記〔1〕記載の化合物、〔5〕X
およびYは独立して(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水
酸基または(4)−ZaR2a(Zaは結合手または酸素原子
を、R2aは(i)ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6ア
ルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有していて
もよいC1-6アルキルまたは(ii) ハロゲン、C6-10アリ
ールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1な
いし3個有していてもよいC3-8シクロアルキルを示
す)である前記〔1〕記載の化合物、〔6〕Rが水素原
子である前記〔1〕記載の化合物、〔7〕QがNH、
S、酸素原子またはメチレンである前記〔1〕記載の化
合物。〔8〕4−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ
−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール、4−(4−クロロフェニルスルファニル)−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドールまたは4−ベンジル−7,8−ジメトキシ−5
H−ピリミド[5,4−b]インドールである前記
〔1〕記載の化合物、
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子(ただし、XおよびYが共に水素原子であ
る場合を除く)、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミ
ノ、(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子また
は−NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC
3-8シクロアルキルを示す)を、R2は置換基を有してい
てもよいC1-6アルキル、置換基を有していてもよいC
3-8シクロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6ア
ルケニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロ
アルケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC
6-14アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C
3-6アルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)
−SO2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アル
キルまたはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5お
よびR6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環
状アミノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水
素原子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC
6-10アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化
されていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(1
2)シアノを示すか、またはXおよびYが一緒になってC
3-6アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示す。
ただし、QがNHで、Rが水素原子、XおよびYが共に
メトキシであるとき、環Aが無置換のベンゼン環または
p−位だけが置換されたベンゼン環であるものは除く〕
で表される化合物またはその塩、〔2〕環Aが(1)(i)
1ないし3個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6
アルキル、(ii)C 1-6アルカノイル、(iii)C6-10アリー
ルカルボニル、(iv)C1-6アルキルスルホニル、(v)アミ
ノスルホニル、(vi)モノC1-6アルキルアミノスルホニ
ル、(vii)ジC1-6アルキルアミノスルホニルおよび(vii
i)ハロゲン原子(以下、置換基A群と略記する)から選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1-10ア
ルキル、(2)前記置換基A群から選ばれる置換基を1な
いし3個有していてもよいC2-6アルケニル、(3)前記置
換基A群から選ばれる置換基を1ないし3個有していて
もよいC2-6アルキニル、(4) 前記置換基A群から選ば
れる置換基を1ないし3個有していてもよいC6-14アリ
ール、(5) 前記置換基A群から選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC3-9シクロアルキル、(6) 前
記置換基A群から選ばれる置換基を1ないし3個有して
いてもよいC3-6シクロアルケニル、(7) 酸素原子、硫
黄原子および窒素原子から選ばれる1ないし3種のヘテ
ロ原子を1ないし4個含む芳香族または非芳香族複素環
基(この芳香族または非芳香族複素環基は、前記置換基
A群から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い)、(8)1ないし3個のハロゲン原子を有していても
よいC1-6アルキルスルホニル、(9)1ないし3個のハロ
ゲン原子を有していてもよいC1-6アルカノイル、(10)
C6-10アリールカルボニル、(11)カルボキシル、(12)C
1-6アルコキシカルボニル、(13) 前記置換基A群から選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC6-1 0ア
リールオキシカルボニル、(14) 前記置換基A群から選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC7-1 0ア
ラルキルオキシカルボニル、(15)(i) 前記置換基A群か
ら選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
1-10アルキル、(ii) 前記置換基A群から選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC2-6アルケニル、
(iii)前記置換基A群から選ばれる置換基を1ないし3
個有していてもよいC6-14アリール、(iv)前記置換基A
群から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい
C3-9シクロアルキル、(v)前記置換基A群から選ばれる
置換基を1ないし3個有していてもよいC3-6シクロア
ルケニル、(vi)1ないし3個のハロゲン原子を有してい
てもよいC1-6アルキルスルホニル、(vii)1ないし3個
のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルカノイ
ル、(viii)C6-14アリールカルボニル、(ix)カルボキシ
ル、(x)C1-6アルコキシカルボニル、(xi) 前記置換基
A群から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
いC6 -10アリールオキシカルボニルおよび(xii) 前記置
換基A群から選ばれる置換基を1ないし3個有していて
もよいC7-10アラルキルオキシカルボニル(以下、置換
基B群と略記する)から選ばれる置換基を1または2個
有していてもよいアミノ、(16) 置換基B群から選ばれ
る置換基を有していてもよいイミドイル、(17) 置換基
B群から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
いアミジノ、(18) 置換基B群から選ばれる置換基を有
していてもよい水酸基、(19) 置換基B群から選ばれる
置換基を有していてもよいチオール、(20)−CONR8
R9(R8は(i)水素原子、(ii)(i’)水酸基、(ii’)C
1-6アルキル、C1-6アルカノイルおよびベンゾイルから
選ばれる置換基を1または2個有していてもよいアミ
ノ、(iii’)ハロゲン原子、(iv’)ニトロ、(v’)シア
ノ、(vi’)1ないし5個のハロゲン原子を有していても
よいC1-6アルキルおよび(vii’)1ないし5個のハロゲ
ン原子を有していてもよいC1-6アルコキシから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいC1-6アルキ
ル、(iii)(i’)水酸基、(ii’)C1-6アルキル、C1-6ア
ルカノイルおよびベンゾイルから選ばれる置換基を1ま
たは2個有していてもよいアミノ、(iii’)ハロゲン原
子、(iv’)ニトロ、(v’)シアノ、(vi’)1ないし5個
のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルキルおよ
び(vii’)1ないし5個のハロゲン原子を有していても
よいC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3
個有していてもよいC3-6シクロアルキル、(iv) (i’)
水酸基、(ii’)C1-6アルキル、C1-6アルカノイルおよ
びベンゾイルから選ばれる置換基を1または2個有して
いてもよいアミノ、(iii’)ハロゲン原子、(iv’)ニト
ロ、(v’)シアノ、(vi’)1ないし5個のハロゲン原子
を有していてもよいC1-6アルキルおよび(vii’)1ない
し5個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルコ
キシから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
いC6-10アリール、(v) (i’)水酸基、(ii’)C1-6アル
キル、C1-6アルカノイルおよびベンゾイルから選ばれ
る置換基を1または2個有していてもよいアミノ、(ii
i’)ハロゲン原子、(iv’)ニトロ、(v’)シアノ、(v
i’)1ないし5個のハロゲン原子を有していてもよいC
1-6アルキルおよび(vii’)1ないし5個のハロゲン原子
を有していてもよいC1-6アルコキシから選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC7-10アラルキル、
または(vi) 酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選
ばれる1ないし3種のヘテロ原子を1ないし4個含む芳
香族または非芳香族複素環基(この芳香族または非芳香
族複素環基は、(i’)水酸基、(ii’)C1-6アルキル、C
1-6アルカノイルおよびベンゾイルから選ばれる置換基
を1または2個有していてもよいアミノ、(iii’)ハロ
ゲン原子、(iv’)ニトロ、(v’)シアノ、(vi’)1ない
し5個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルキ
ルおよび(vii’)1ないし5個のハロゲン原子を有して
いてもよいC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1な
いし3個有していてもよい)、R9は水素原子、C1-6ア
ルキル、C3-6シクロアルキルまたはC7-10アラルキル
を(R8およびR9は隣接する窒素原子とともに3ないし
8員の環状アミノを形成してもよい)示す)、(21) −
CSNR8R9(R8およびR9は前記と同意義を示す)(2
2)ハロゲン原子、(23)シアノおよび(24)ニトロ(以下、
置換基C群と略記する)から選ばれる置換基を1ないし
5個有していてもよいベンゼン環、QがNR1(R1は水
素原子または前記置換基A群から選ばれる置換基を1な
いし3個有していてもよいC1-6アルキルを示す)、S
(O)n(nは0ないし2の整数を示す)、酸素原子また
は前記置換基A群から選ばれる置換基を1または2個有
していてもよいメチレン、Rが水素原子または前記置換
基A群から選ばれる置換基を1ないし3個有していても
よいC1-6アルキル、XおよびYは独立して(1)水素原
子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、(5)−ZR2
(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子または−NR3−
(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シクロア
ルキル)を、R2は(i)ハロゲン、C6-10アリールおよび
C1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有
していてもよいC1-6アルキル、(ii) ハロゲン、C6-10
アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を
1ないし3個有していてもよいC3-8シクロアルキル、
(iii)ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシ
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
2-6アルケニル、(iv) ハロゲン、C6-10アリールおよび
C1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有
していてもよいC3-8シクロアルケニルを示す)、(6)前
記置換基C群から選ばれる置換基を1ないし5個有して
いてもよいC6-14アリール、(7)−NHCOR4(R4は
水素原子、C3-6アルキルまたはC3-8シクロアルキルを
示す)、(8)−SO2NR5R6(R5およびR6は水素原
子、C1-6アルキルまたはC3-8シクロアルキルを示し、
R5およびR6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員
の環状アミノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7
は水素原子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまた
はC 6-10アリールを示す)、(10)カルボキシル、(11)C
1-6アルコキシカルボニル、(12) 前記置換基A群から選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC6-1 0ア
リールオキシカルボニル、(13) 前記置換基A群から選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC7-1 0ア
ラルキルオキシカルボニル、(14)−CONR8R9(R8
およびR9は前記と同意義を示す)、(15)ニトロ、(16)
シアノ、(17)XおよびYが一緒になってC3-6アルキレ
ンまたは(18)XおよびYが一緒になってC1-4アルキレ
ンジオキシである前記〔1〕記載の化合物、〔3〕環A
が(1)1ないし3個のハロゲン原子を有していてもよい
C1-10アルキル、(2)C2-6アルキニル、(3)C6-14アリ
ール、(4)C1-6アルカノイル、(5)C1- 10アルキルおよ
びC6-14アリールから選ばれる置換基を有していてもよ
い水酸基、(6)ハロゲン原子および(7)シアノから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいベンゼン環、
QがNR1a(R1aは水素原子またはC1-6アルキル)、
S、SO、酸素原子またはメチレン、Rが水素原子また
はC1-6アルキル、XおよびYは独立して(1)水素原子、
(2)ハロゲン、(3)水酸基または(4)−ZaR2a(Zaは結
合手または酸素原子を、R2aは(i)ハロゲン、C6-10ア
リールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1
ないし3個有していてもよいC1-6アルキルまたは(ii)
ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから
選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC3-8
シクロアルキルを示す)、またはXおよびYが一緒にな
ってC1-4アルキレンジオキシである前記〔1〕記載の
化合物、〔4〕環AがC2-6アルキニルおよびハロゲン
原子から選ばれる置換基を1または2個有していてもよ
いベンゼン環である前記〔1〕記載の化合物、〔5〕X
およびYは独立して(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水
酸基または(4)−ZaR2a(Zaは結合手または酸素原子
を、R2aは(i)ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6ア
ルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有していて
もよいC1-6アルキルまたは(ii) ハロゲン、C6-10アリ
ールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1な
いし3個有していてもよいC3-8シクロアルキルを示
す)である前記〔1〕記載の化合物、〔6〕Rが水素原
子である前記〔1〕記載の化合物、〔7〕QがNH、
S、酸素原子またはメチレンである前記〔1〕記載の化
合物。〔8〕4−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ
−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール、4−(4−クロロフェニルスルファニル)−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドールまたは4−ベンジル−7,8−ジメトキシ−5
H−ピリミド[5,4−b]インドールである前記
〔1〕記載の化合物、
〔9〕前記〔1〕記載の化合物ま
たはその塩のプロドラッグ、〔10〕前記〔1〕記載の
化合物、その塩またはそのプロドラッグを含有してなる
医薬組成物、〔11〕式
たはその塩のプロドラッグ、〔10〕前記〔1〕記載の
化合物、その塩またはそのプロドラッグを含有してなる
医薬組成物、〔11〕式
【化12】
〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、
(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子または−
NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)を、R2は置換基を有していても
よいC1- 6アルキル、置換基を有していてもよいC3-8シ
クロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6アルケ
ニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロアル
ケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC6-14
アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C3-6ア
ルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)−SO
2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アルキルま
たはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5およびR
6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環状アミ
ノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水素原
子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC6-10
アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化され
ていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(12)シ
アノを示すか、またはXおよびYが一緒になってC3-6
アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示す〕で
表される化合物またはその塩を含有してなるIL−8阻
害剤、〔12〕IL−8関連疾患の予防・治療剤である
前記〔11〕記載の剤、〔13〕アレルギー性疾患およ
び/または炎症性疾患の予防治療剤である前記〔11〕
記載の剤、〔14〕慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予
防・治療剤である前記〔11〕記載の剤、〔15〕慢性
閉塞性肺疾患(COPD)の病態進行抑制剤である前記
〔11〕記載の剤、〔16〕リウマチ、慢性関節リウマ
チ、変形性関節炎、リウマチ様脊髄炎、痛風性関節炎お
よび/または骨膜炎の予防・治療剤である前記〔11〕
記載の剤、〔17〕式
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、
(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子または−
NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)を、R2は置換基を有していても
よいC1- 6アルキル、置換基を有していてもよいC3-8シ
クロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6アルケ
ニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロアル
ケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC6-14
アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C3-6ア
ルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)−SO
2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アルキルま
たはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5およびR
6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環状アミ
ノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水素原
子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC6-10
アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化され
ていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(12)シ
アノを示すか、またはXおよびYが一緒になってC3-6
アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示す〕で
表される化合物またはその塩を含有してなるIL−8阻
害剤、〔12〕IL−8関連疾患の予防・治療剤である
前記〔11〕記載の剤、〔13〕アレルギー性疾患およ
び/または炎症性疾患の予防治療剤である前記〔11〕
記載の剤、〔14〕慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予
防・治療剤である前記〔11〕記載の剤、〔15〕慢性
閉塞性肺疾患(COPD)の病態進行抑制剤である前記
〔11〕記載の剤、〔16〕リウマチ、慢性関節リウマ
チ、変形性関節炎、リウマチ様脊髄炎、痛風性関節炎お
よび/または骨膜炎の予防・治療剤である前記〔11〕
記載の剤、〔17〕式
【化13】
〔式中、Rは水素原子または置換基を有していてもよい
C1-6アルキルを、XおよびYは独立して(1)水素原子、
(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、(5)−ZR2(Z
は結合手、酸素原子、硫黄原子または−NR3−(R3は
水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シクロアルキル)
を、R2は置換基を有していてもよいC1- 6アルキル、置
換基を有していてもよいC3-8シクロアルキル、置換基
を有していてもよいC2-6アルケニルまたは置換基を有
していてもよいC3-8シクロアルケニルを示す)、(6)
置換基を有していてもよいC6-14アリール、(7)−NH
COR4(R4は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)、(8)−SO2NR5R6(R5およ
びR6はC1-6アルキルまたはC3-8シクロアルキルを示
すか、またはR5およびR6は隣接する窒素原子とともに
3ないし8員の環状アミノを形成してもよい)、(9) −
COR7(R7は水素原子、C1-6アルキル、C3-8シクロ
アルキルまたはC6-10アリールを示す)、(10)エステル
化またはアミド化されていてもよいカルボキシル、 (1
1)ニトロまたは(12)シアノを示すか、またはXおよびY
が一緒になってC3-6アルキレンまたはC1-4アルキレン
ジオキシを、Lは脱離基を示す〕で表される化合物また
はその塩と式
C1-6アルキルを、XおよびYは独立して(1)水素原子、
(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、(5)−ZR2(Z
は結合手、酸素原子、硫黄原子または−NR3−(R3は
水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シクロアルキル)
を、R2は置換基を有していてもよいC1- 6アルキル、置
換基を有していてもよいC3-8シクロアルキル、置換基
を有していてもよいC2-6アルケニルまたは置換基を有
していてもよいC3-8シクロアルケニルを示す)、(6)
置換基を有していてもよいC6-14アリール、(7)−NH
COR4(R4は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)、(8)−SO2NR5R6(R5およ
びR6はC1-6アルキルまたはC3-8シクロアルキルを示
すか、またはR5およびR6は隣接する窒素原子とともに
3ないし8員の環状アミノを形成してもよい)、(9) −
COR7(R7は水素原子、C1-6アルキル、C3-8シクロ
アルキルまたはC6-10アリールを示す)、(10)エステル
化またはアミド化されていてもよいカルボキシル、 (1
1)ニトロまたは(12)シアノを示すか、またはXおよびY
が一緒になってC3-6アルキレンまたはC1-4アルキレン
ジオキシを、Lは脱離基を示す〕で表される化合物また
はその塩と式
【化14】
〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、Q’は−NHR1(R1は水素原子または置換基を有
していてもよいC1-6アルキルを示す)、−SH、−O
Hまたは−Q”−Zn−L’(Q”は置換基を有してい
てもよいメチレン、L’はハロゲンを示す)を示す〕で
表される化合物またはその塩とを反応させることを特徴
とする式
を、Q’は−NHR1(R1は水素原子または置換基を有
していてもよいC1-6アルキルを示す)、−SH、−O
Hまたは−Q”−Zn−L’(Q”は置換基を有してい
てもよいメチレン、L’はハロゲンを示す)を示す〕で
表される化合物またはその塩とを反応させることを特徴
とする式
【化15】
〔式中、R、XおよびYは前記と同意義を、QはNR1
(R1は水素原子または置換基を有していてもよいC1-6
アルキルを示す)、S(O)n(nは0ないし2の整数を
示す)、酸素原子または置換基を有していてもよいメチ
レンを示す〕で表される化合物またはその塩の製造法、
〔18〕哺乳動物に対し、式
(R1は水素原子または置換基を有していてもよいC1-6
アルキルを示す)、S(O)n(nは0ないし2の整数を
示す)、酸素原子または置換基を有していてもよいメチ
レンを示す〕で表される化合物またはその塩の製造法、
〔18〕哺乳動物に対し、式
【化16】
〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、
(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子または−
NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)を、R2は置換基を有していても
よいC1- 6アルキル、置換基を有していてもよいC3-8シ
クロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6アルケ
ニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロアル
ケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC6-14
アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C3-6ア
ルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)−SO
2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アルキルま
たはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5およびR
6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環状アミ
ノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水素原
子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC6-10
アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化され
ていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(12)シ
アノを示すか、またはXおよびYが一緒になってC3-6
アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示す〕で
表される化合物またはその塩の有効量を投与することを
特徴とするIL−8阻害方法、〔19〕IL−8阻害剤
を製造するための、式
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、
(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子または−
NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)を、R2は置換基を有していても
よいC1- 6アルキル、置換基を有していてもよいC3-8シ
クロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6アルケ
ニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロアル
ケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC6-14
アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C3-6ア
ルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)−SO
2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アルキルま
たはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5およびR
6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環状アミ
ノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水素原
子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC6-10
アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化され
ていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(12)シ
アノを示すか、またはXおよびYが一緒になってC3-6
アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示す〕で
表される化合物またはその塩の有効量を投与することを
特徴とするIL−8阻害方法、〔19〕IL−8阻害剤
を製造するための、式
【化17】
〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、
(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子または−
NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)を、R2は置換基を有していても
よいC1- 6アルキル、置換基を有していてもよいC3-8シ
クロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6アルケ
ニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロアル
ケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC6-14
アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C3-6ア
ルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)−SO
2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アルキルま
たはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5およびR
6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環状アミ
ノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水素原
子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC6-10
アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化され
ていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(12)シ
アノを示すか、またはXおよびYが一緒になってC3-6
アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示す〕で
表される化合物またはその塩の使用等に関する。
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、
(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子または−
NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)を、R2は置換基を有していても
よいC1- 6アルキル、置換基を有していてもよいC3-8シ
クロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6アルケ
ニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロアル
ケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC6-14
アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C3-6ア
ルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)−SO
2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アルキルま
たはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5およびR
6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環状アミ
ノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水素原
子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC6-10
アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化され
ていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(12)シ
アノを示すか、またはXおよびYが一緒になってC3-6
アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示す〕で
表される化合物またはその塩の使用等に関する。
【0005】環Aで示される「置換基を有していてもよ
いベンゼン環」における「置換基」としては、例えば、
置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有してい
てもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキ
ニル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有
していてもよいシクロアルキル、置換基を有していても
よいシクロアルケニル、置換基を有していてもよい複素
環基、スルホン酸由来のアシル、カルボン酸由来のアシ
ル、エステル化されていてもよいカルボキシル、置換基
を有していてもよいアミノ、置換基を有していてもよい
イミドイル、置換基を有していてもよいアミジノ、置換
基を有していてもよい水酸基、置換基を有していてもよ
いチオール、置換基を有していてもよいカルバモイル、
置換基を有していてもよいチオカルバモイル、ハロゲン
原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等、好ましく
は塩素、臭素等)、シアノ、ニトロ等が挙げられる。こ
れらの任意の置換基は置換可能な位置に1ないし5個
(好ましくは1ないし3個)置換していてもよい。
いベンゼン環」における「置換基」としては、例えば、
置換基を有していてもよいアルキル、置換基を有してい
てもよいアルケニル、置換基を有していてもよいアルキ
ニル、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有
していてもよいシクロアルキル、置換基を有していても
よいシクロアルケニル、置換基を有していてもよい複素
環基、スルホン酸由来のアシル、カルボン酸由来のアシ
ル、エステル化されていてもよいカルボキシル、置換基
を有していてもよいアミノ、置換基を有していてもよい
イミドイル、置換基を有していてもよいアミジノ、置換
基を有していてもよい水酸基、置換基を有していてもよ
いチオール、置換基を有していてもよいカルバモイル、
置換基を有していてもよいチオカルバモイル、ハロゲン
原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等、好ましく
は塩素、臭素等)、シアノ、ニトロ等が挙げられる。こ
れらの任意の置換基は置換可能な位置に1ないし5個
(好ましくは1ないし3個)置換していてもよい。
【0006】環Aの置換基としての「置換基を有してい
てもよいアルキル」におけるアルキルとしては、例えば
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−
ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプ
ロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチ
ルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブ
チル、3,3−ジメチルプロピル、2−エチルブチル、
n−ヘプチル、1−メチルヘプチル、1−エチルヘキシ
ル、n−オクチル、1−メチルヘプチル、ノニル等のC
1-10アルキル(好ましくはC1-6アルキル等)等が挙げ
られる。環Aの置換基としての「置換基を有していても
よいアルキル」が有していてもよい置換基としては、1
ないし3個のハロゲン原子を有していてもよい低級アル
キル(例えばメチル、エチル、プロピル等のC1-6アル
キル、トリフルオロメチル、1,1−ジフルオロエチル
等のモノ−、ジ−またはトリ−ハロゲノC1-6アルキル
等)、アシル(例えば、(i) ホルミル、アセチル、プロ
ピオニル、ピバロイル等のC1-6アルカノイル、(ii) ベ
ンゾイル等のC6-10アリールカルボニル、(iii) メチル
スルホニル、エチルスルホニル等のC1-6アルキルスル
ホニル、(iv) アミノスルホニル、(v) メチルアミノス
ルホニル、エチルアミノスルホニル等のモノC1-6アル
キルアミノスルホニル、(vi)ジメチルアミノスルホニル
等のジC1-6アルキルアミノスルホニル等)、ハロゲン
原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等、好ましく
は塩素、臭素等)等が挙げられる。これらから選ばれる
置換基を置換可能な位置に1ないし3個有していてもよ
い。
てもよいアルキル」におけるアルキルとしては、例えば
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−
ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプ
ロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチ
ルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブ
チル、3,3−ジメチルプロピル、2−エチルブチル、
n−ヘプチル、1−メチルヘプチル、1−エチルヘキシ
ル、n−オクチル、1−メチルヘプチル、ノニル等のC
1-10アルキル(好ましくはC1-6アルキル等)等が挙げ
られる。環Aの置換基としての「置換基を有していても
よいアルキル」が有していてもよい置換基としては、1
ないし3個のハロゲン原子を有していてもよい低級アル
キル(例えばメチル、エチル、プロピル等のC1-6アル
キル、トリフルオロメチル、1,1−ジフルオロエチル
等のモノ−、ジ−またはトリ−ハロゲノC1-6アルキル
等)、アシル(例えば、(i) ホルミル、アセチル、プロ
ピオニル、ピバロイル等のC1-6アルカノイル、(ii) ベ
ンゾイル等のC6-10アリールカルボニル、(iii) メチル
スルホニル、エチルスルホニル等のC1-6アルキルスル
ホニル、(iv) アミノスルホニル、(v) メチルアミノス
ルホニル、エチルアミノスルホニル等のモノC1-6アル
キルアミノスルホニル、(vi)ジメチルアミノスルホニル
等のジC1-6アルキルアミノスルホニル等)、ハロゲン
原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等、好ましく
は塩素、臭素等)等が挙げられる。これらから選ばれる
置換基を置換可能な位置に1ないし3個有していてもよ
い。
【0007】環Aの置換基としての「置換基を有してい
てもよいアルケニル」におけるアルケニルとしては、例
えばビニル、アリル、イソプロペニル、2−メチルアリ
ル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1
−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル
−1−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチ
ル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、
3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペ
ンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキ
セニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル等のC2-6ア
ルケニル等が挙げられる。ここで、アルケニルの置換基
としては、前記した「置換基を有していてもよいアルキ
ル」における置換基と同様なものが同数個挙げられる。
てもよいアルケニル」におけるアルケニルとしては、例
えばビニル、アリル、イソプロペニル、2−メチルアリ
ル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1
−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル
−1−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチ
ル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、
3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペ
ンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキ
セニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル等のC2-6ア
ルケニル等が挙げられる。ここで、アルケニルの置換基
としては、前記した「置換基を有していてもよいアルキ
ル」における置換基と同様なものが同数個挙げられる。
【0008】環Aの置換基としての「置換基を有してい
てもよいアルキニル」におけるアルキニルとしては、例
えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−
ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニ
ル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニ
ル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニ
ル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等のC2-6アルキ
ニルが挙げられる。ここで、アルキニルの置換基として
は、前記した「置換基を有していてもよいアルキル」に
おける置換基と同様なものが同数個挙げられる。
てもよいアルキニル」におけるアルキニルとしては、例
えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−
ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニ
ル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニ
ル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニ
ル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等のC2-6アルキ
ニルが挙げられる。ここで、アルキニルの置換基として
は、前記した「置換基を有していてもよいアルキル」に
おける置換基と同様なものが同数個挙げられる。
【0009】環Aの置換基としての「置換基を有してい
てもよいアリール」におけるアリールとしては、単環式
又は縮合多環式芳香族炭化水素が挙げられ、例えばフェ
ニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナ
フチレニル、4−インダニル、5−インダニル等のC
6-14アリール等が挙げられる。ここで、アリールの置換
基としては、前記した「置換基を有していてもよいアル
キル」における置換基と同様なものが同数個挙げられ
る。
てもよいアリール」におけるアリールとしては、単環式
又は縮合多環式芳香族炭化水素が挙げられ、例えばフェ
ニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセナ
フチレニル、4−インダニル、5−インダニル等のC
6-14アリール等が挙げられる。ここで、アリールの置換
基としては、前記した「置換基を有していてもよいアル
キル」における置換基と同様なものが同数個挙げられ
る。
【0010】環Aの置換基としての「置換基を有してい
てもよいシクロアルキル」におけるシクロアルキルとし
ては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオク
チル、シクロノニル等のC3- 9シクロアルキル(好まし
くはC3-8シクロアルキル等)等、また1−インダニ
ル、2−インダニルなどの縮合環が挙げられる。ここ
で、シクロアルキルの置換基としては、前記した「置換
基を有していてもよいアルキル」における置換基と同様
なものが同数個挙げられる。
てもよいシクロアルキル」におけるシクロアルキルとし
ては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオク
チル、シクロノニル等のC3- 9シクロアルキル(好まし
くはC3-8シクロアルキル等)等、また1−インダニ
ル、2−インダニルなどの縮合環が挙げられる。ここ
で、シクロアルキルの置換基としては、前記した「置換
基を有していてもよいアルキル」における置換基と同様
なものが同数個挙げられる。
【0011】環Aの置換基としての「置換基を有してい
てもよいシクロアルケニル」におけるシクロアルケニル
としては、例えば2−シクロペンテン−1−イル、3−
シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−
イル、3−シクロヘキセン−1−イル、1−シクロブテ
ン−1−イル、1−シクロペンテン−1−イル等のC
3-6シクロアルケニル等が挙げられる。ここで、シクロ
アルケニルの置換基としては、前記した「置換基を有し
ていてもよいアルキル」における置換基と同様なものが
同数個挙げられる。
てもよいシクロアルケニル」におけるシクロアルケニル
としては、例えば2−シクロペンテン−1−イル、3−
シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−
イル、3−シクロヘキセン−1−イル、1−シクロブテ
ン−1−イル、1−シクロペンテン−1−イル等のC
3-6シクロアルケニル等が挙げられる。ここで、シクロ
アルケニルの置換基としては、前記した「置換基を有し
ていてもよいアルキル」における置換基と同様なものが
同数個挙げられる。
【0012】環Aの置換基としての「置換基を有してい
てもよい複素環基」における複素環基としては、環系を
構成する原子(環原子)として、酸素原子、硫黄原子及
び窒素原子等から選ばれる1ないし3種(好ましくは1
または2種)のヘテロ原子を少なくとも1個(好ましく
は1ないし4個、さらに好ましくは1または2個)含む
芳香族複素環基、飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環
基(脂肪族複素環基)等が挙げられる。該「芳香族複素
環基」としては、芳香族単環式複素環基(例えばフリ
ル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾ
リル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピ
ラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オ
キサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザ
ニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジア
ゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリア
ゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリ
ジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリ
アジニル等の5ないし6員の芳香族単環式複素環基)及
び芳香族縮合複素環基[例えばベンゾフラニル、イソベ
ンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、イソイン
ドリル、1H−インダゾリル、ベンズインダゾリル、ベ
ンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、
ベンゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1
H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シ
ンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジ
ニル、ナフチリジニル、プリニル、ブテリジニル、カル
バゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−
カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェ
ノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チ
アントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、
インドリジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、
ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−
a〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジル、イミ
ダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−
a〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−
a〕ピリジル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピ
リダジニル等の8ないし12員の芳香族縮合複素環基
(好ましくは、前記した5ないし6員の芳香族単環式複
素環基がベンゼン環と縮合した複素環基または前記した
5ないし6員の芳香族単環式複素環基の同一または異な
った複素環2個が縮合した複素環基)]などが挙げられ
る。該「非芳香族複素環基」としては、例えばオキシラ
ニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロ
リジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジ
ル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホ
リニル、ピペラジニル等の3ないし8員(好ましくは5
ないし6員)の飽和あるいは不飽和(好ましくは飽和)
の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)などが挙げられ
る。ここで、複素環基の置換基としては、前記した「置
換基を有していてもよいアルキル」における置換基と同
様なものが同数個挙げられる。
てもよい複素環基」における複素環基としては、環系を
構成する原子(環原子)として、酸素原子、硫黄原子及
び窒素原子等から選ばれる1ないし3種(好ましくは1
または2種)のヘテロ原子を少なくとも1個(好ましく
は1ないし4個、さらに好ましくは1または2個)含む
芳香族複素環基、飽和あるいは不飽和の非芳香族複素環
基(脂肪族複素環基)等が挙げられる。該「芳香族複素
環基」としては、芳香族単環式複素環基(例えばフリ
ル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾ
リル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピ
ラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オ
キサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザ
ニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジア
ゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリア
ゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリ
ジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリ
アジニル等の5ないし6員の芳香族単環式複素環基)及
び芳香族縮合複素環基[例えばベンゾフラニル、イソベ
ンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、イソイン
ドリル、1H−インダゾリル、ベンズインダゾリル、ベ
ンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、
ベンゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1
H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シ
ンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジ
ニル、ナフチリジニル、プリニル、ブテリジニル、カル
バゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−
カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェ
ノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チ
アントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、
インドリジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、
ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−
a〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジル、イミ
ダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−
a〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−
a〕ピリジル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピ
リダジニル等の8ないし12員の芳香族縮合複素環基
(好ましくは、前記した5ないし6員の芳香族単環式複
素環基がベンゼン環と縮合した複素環基または前記した
5ないし6員の芳香族単環式複素環基の同一または異な
った複素環2個が縮合した複素環基)]などが挙げられ
る。該「非芳香族複素環基」としては、例えばオキシラ
ニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロ
リジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジ
ル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホ
リニル、ピペラジニル等の3ないし8員(好ましくは5
ないし6員)の飽和あるいは不飽和(好ましくは飽和)
の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)などが挙げられ
る。ここで、複素環基の置換基としては、前記した「置
換基を有していてもよいアルキル」における置換基と同
様なものが同数個挙げられる。
【0013】環Aの置換基としての「スルホン酸由来の
アシル」としては、例えばメタンスルホニル、トリフル
オロメタンスルホニル、エタンスルホニル等の1ないし
3個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルキル
スルホニル等のアシルが挙げられる。
アシル」としては、例えばメタンスルホニル、トリフル
オロメタンスルホニル、エタンスルホニル等の1ないし
3個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルキル
スルホニル等のアシルが挙げられる。
【0014】環Aの置換基としての「カルボン酸由来の
アシル」としては、例えばホルミル、アセチル、トリフ
ルオロアセチル、プロピオニル、ピバロイル等の1ない
し3個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルカ
ノイル、ベンゾイル等のC6-1 0アリールカルボニルが挙
げられる。
アシル」としては、例えばホルミル、アセチル、トリフ
ルオロアセチル、プロピオニル、ピバロイル等の1ない
し3個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルカ
ノイル、ベンゾイル等のC6-1 0アリールカルボニルが挙
げられる。
【0015】環Aの置換基としての「エステル化されて
いてもよいカルボキシル」としては遊離のカルボキシル
の他、例えば低級アルコキシカルボニル、アリールオキ
シカルボニル、アラルキルオキシカルボニル等が挙げら
れる。
いてもよいカルボキシル」としては遊離のカルボキシル
の他、例えば低級アルコキシカルボニル、アリールオキ
シカルボニル、アラルキルオキシカルボニル等が挙げら
れる。
【0016】該「低級アルコキシカルボニル」として
は、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブ
トキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブ
トキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチ
ルオキシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニル、
ネオペンチルオキシカルボニル等のC1-6アルコキシ−
カルボニル等が挙げられる。
は、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブ
トキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブ
トキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチ
ルオキシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニル、
ネオペンチルオキシカルボニル等のC1-6アルコキシ−
カルボニル等が挙げられる。
【0017】該「アリールオキシカルボニル」として
は、例えばフェノキシカルボニル、1−ナフトキシカル
ボニル、2−ナフトキシカルボニル等のC6-10アリール
オキシ−カルボニル等が好ましい。
は、例えばフェノキシカルボニル、1−ナフトキシカル
ボニル、2−ナフトキシカルボニル等のC6-10アリール
オキシ−カルボニル等が好ましい。
【0018】該「アラルキルオキシカルボニル」として
は、例えばベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキ
シカルボニル等のC7-10アラルキルオキシ−カルボニル
等(好ましくは、C6-10アリール−C1-4アルコキシ−
カルボニルなど)が好ましい。
は、例えばベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキ
シカルボニル等のC7-10アラルキルオキシ−カルボニル
等(好ましくは、C6-10アリール−C1-4アルコキシ−
カルボニルなど)が好ましい。
【0019】該「アリールオキシカルボニル」、「アラ
ルキルオキシカルボニル」は置換基を有していてもよ
く、その置換基としては、前記した置換基を有していて
もよいベンゼン環の置換基の例としての「置換基を有し
ていてもよいアリール」および「置換基を有していても
よいアラルキル」の置換基として挙げたものと同様のも
のが同数個用いられる。
ルキルオキシカルボニル」は置換基を有していてもよ
く、その置換基としては、前記した置換基を有していて
もよいベンゼン環の置換基の例としての「置換基を有し
ていてもよいアリール」および「置換基を有していても
よいアラルキル」の置換基として挙げたものと同様のも
のが同数個用いられる。
【0020】環Aの置換基としての「置換基を有してい
てもよいアミノ」、「置換基を有していてもよいイミド
イル」、「置換基を有していてもよいアミジノ」、「置
換基を有していてもよい水酸基」及び「置換基を有して
いてもよいチオール」における置換基としては、例えば
前記の環Aの置換基としての「置換基を有していてもよ
いアルキル」、「置換基を有していてもよいアルケニ
ル」、「置換基を有していてもよいアリール」、「置換
基を有していてもよいシクロアルキル」、「置換基を有
していてもよいシクロアルケニル」、「スルホン酸由来
のアシル」、「カルボン酸由来のアシル」、「エステル
化されていてもよいカルボキシル」と同様なものが挙げ
られるが、該「置換基を有していてもよいアミノ」にお
ける「アミノ」は、置換基を有していてもよいイミドイ
ル(例えば、C1-6アルキルイミドイル、ホルミルイミ
ドイル、アミジノ等)などで置換されていてもよく、ま
た、2個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ
を形成する場合もあり、この様な場合の環状アミノとし
ては、例えば1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、ピ
ペリジノ、モルホリノ、1−ピペラジニル及び4位に低
級アルキル(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等の
C1-6アルキル等)、アラルキル(例えばベンジル、フ
ェネチル等のC7 -10アラルキル等)、アリール(例えば
フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6-10アリ
ール等)等から選ばれる置換基を有していてもよい1−
ピペラジニル等の3ないし8員(好ましくは5ないし6
員)の環状アミノなどが挙げられる。
てもよいアミノ」、「置換基を有していてもよいイミド
イル」、「置換基を有していてもよいアミジノ」、「置
換基を有していてもよい水酸基」及び「置換基を有して
いてもよいチオール」における置換基としては、例えば
前記の環Aの置換基としての「置換基を有していてもよ
いアルキル」、「置換基を有していてもよいアルケニ
ル」、「置換基を有していてもよいアリール」、「置換
基を有していてもよいシクロアルキル」、「置換基を有
していてもよいシクロアルケニル」、「スルホン酸由来
のアシル」、「カルボン酸由来のアシル」、「エステル
化されていてもよいカルボキシル」と同様なものが挙げ
られるが、該「置換基を有していてもよいアミノ」にお
ける「アミノ」は、置換基を有していてもよいイミドイ
ル(例えば、C1-6アルキルイミドイル、ホルミルイミ
ドイル、アミジノ等)などで置換されていてもよく、ま
た、2個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ
を形成する場合もあり、この様な場合の環状アミノとし
ては、例えば1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、ピ
ペリジノ、モルホリノ、1−ピペラジニル及び4位に低
級アルキル(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等の
C1-6アルキル等)、アラルキル(例えばベンジル、フ
ェネチル等のC7 -10アラルキル等)、アリール(例えば
フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6-10アリ
ール等)等から選ばれる置換基を有していてもよい1−
ピペラジニル等の3ないし8員(好ましくは5ないし6
員)の環状アミノなどが挙げられる。
【0021】置換基としての「置換基を有していてもよ
いカルバモイル」としては、例えば−CONR8R9(R
8は(i)水素原子、(ii)置換基を有していてもよいC1-6
アルキル、(iii) 置換基を有していてもよいC3-6シク
ロアルキル、(iv) 置換基を有していてもよいC6-10ア
リール、(v) 置換基を有していてもよいC7-10アラルキ
ルまたは(vi) 酸素原子、硫黄原子および窒素原子から
選ばれる1ないし3種のヘテロ原子を1ないし4個含む
芳香族または非芳香族複素環基(この芳香族または非芳
香族複素環基は置換基を有していてもよい)、R9は水素
原子、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキルまたはC
7-10アラルキルを示す(R8およびR9は隣接する窒素原
子とともに3ないし8員の環状アミノを形成してもよ
い))などが挙げられる。
いカルバモイル」としては、例えば−CONR8R9(R
8は(i)水素原子、(ii)置換基を有していてもよいC1-6
アルキル、(iii) 置換基を有していてもよいC3-6シク
ロアルキル、(iv) 置換基を有していてもよいC6-10ア
リール、(v) 置換基を有していてもよいC7-10アラルキ
ルまたは(vi) 酸素原子、硫黄原子および窒素原子から
選ばれる1ないし3種のヘテロ原子を1ないし4個含む
芳香族または非芳香族複素環基(この芳香族または非芳
香族複素環基は置換基を有していてもよい)、R9は水素
原子、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキルまたはC
7-10アラルキルを示す(R8およびR9は隣接する窒素原
子とともに3ないし8員の環状アミノを形成してもよ
い))などが挙げられる。
【0022】R8で表される「置換基を有していてもよ
いC1-6アルキル」の「C1-6アルキル」およびR9で表
される「C1-6アルキル」とは、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イ
ソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプロピル、n−
ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,
2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、3,3−
ジメチルプロピル、2−エチルブチル等が挙げられる。
R8で表される「置換基を有していてもよいC3-6シクロ
アルキル」の「C3-6シクロアルキル」およびR9で表さ
れる「C3-6シクロアルキル」とは、例えばシクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル、シクロオクチル等が挙げられる。
R8で表される「置換基を有していてもよいC6-10アリ
ール」の「C6-10アリール」とは、例えばフェニル、1
−ナフチル、2−ナフチル等が挙げられる。R8で表さ
れる「置換基を有していてもよいC7-10アラルキル」の
「C7-10アラルキル」およびR9で表される「C7-10ア
ラルキル」とは、例えば、例えばベンジル、フェネチル
等が挙げられる。R8で表される「酸素原子、硫黄原子
および窒素原子から選ばれる1ないし3種のヘテロ原子
を1ないし4個含む芳香族または非芳香族複素環基」と
は、環Aの置換基としての「置換基を有していてもよい
複素環基」における複素環基と同様のものが挙げられ
る。
いC1-6アルキル」の「C1-6アルキル」およびR9で表
される「C1-6アルキル」とは、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イ
ソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプロピル、n−
ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,
2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、3,3−
ジメチルプロピル、2−エチルブチル等が挙げられる。
R8で表される「置換基を有していてもよいC3-6シクロ
アルキル」の「C3-6シクロアルキル」およびR9で表さ
れる「C3-6シクロアルキル」とは、例えばシクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル、シクロオクチル等が挙げられる。
R8で表される「置換基を有していてもよいC6-10アリ
ール」の「C6-10アリール」とは、例えばフェニル、1
−ナフチル、2−ナフチル等が挙げられる。R8で表さ
れる「置換基を有していてもよいC7-10アラルキル」の
「C7-10アラルキル」およびR9で表される「C7-10ア
ラルキル」とは、例えば、例えばベンジル、フェネチル
等が挙げられる。R8で表される「酸素原子、硫黄原子
および窒素原子から選ばれる1ないし3種のヘテロ原子
を1ないし4個含む芳香族または非芳香族複素環基」と
は、環Aの置換基としての「置換基を有していてもよい
複素環基」における複素環基と同様のものが挙げられ
る。
【0023】R8で表される「置換基を有していてもよ
いC1-6アルキル」、「置換基を有していてもよいC3-6
シクロアルキル」、「置換基を有していてもよいC6-10
アリール」、「置換基を有していてもよいC7-10アラル
キル」および「酸素原子、硫黄原子および窒素原子から
選ばれる1ないし3種のヘテロ原子を1ないし4個含む
芳香族または非芳香族複素環基」の有していてもよい置
換基としては、(i)水酸基、(ii)C1-6アルキル、C1-6
アルカノイルおよびベンゾイルから選ばれる置換基を1
または2個有していてもよいアミノ、(iii)ハロゲン原
子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、(iv)ニト
ロ、(v)シアノ、(vi)1ないし5個のハロゲン原子を有
していてもよいC1-6アルキルおよび(vii)1ないし5個
のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素
等)を有していてもよいC1-6アルコキシ等が挙げら
れ、これらの置換基を置換可能な位置に1ないし3個有
していてもよい。
いC1-6アルキル」、「置換基を有していてもよいC3-6
シクロアルキル」、「置換基を有していてもよいC6-10
アリール」、「置換基を有していてもよいC7-10アラル
キル」および「酸素原子、硫黄原子および窒素原子から
選ばれる1ないし3種のヘテロ原子を1ないし4個含む
芳香族または非芳香族複素環基」の有していてもよい置
換基としては、(i)水酸基、(ii)C1-6アルキル、C1-6
アルカノイルおよびベンゾイルから選ばれる置換基を1
または2個有していてもよいアミノ、(iii)ハロゲン原
子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、(iv)ニト
ロ、(v)シアノ、(vi)1ないし5個のハロゲン原子を有
していてもよいC1-6アルキルおよび(vii)1ないし5個
のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素
等)を有していてもよいC1-6アルコキシ等が挙げら
れ、これらの置換基を置換可能な位置に1ないし3個有
していてもよい。
【0024】R8およびR9が隣接する窒素原子とともに
形成する3ないし8員の環状アミノとしては、例えば1
−アゼチジニル、1−ピロリジニル、ピペリジノ、モル
ホリノ、1−ピペラジニル及び4位に低級アルキル(例
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6アルキ
ル等)、アラルキル(例えばベンジル、フェネチル等の
C7-10アラルキル等)、アリール(例えばフェニル、1
−ナフチル、2−ナフチル等のC6-10アリール等)等か
ら選ばれる置換基を有していてもよい1−ピペラジニル
等が挙げられる。
形成する3ないし8員の環状アミノとしては、例えば1
−アゼチジニル、1−ピロリジニル、ピペリジノ、モル
ホリノ、1−ピペラジニル及び4位に低級アルキル(例
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6アルキ
ル等)、アラルキル(例えばベンジル、フェネチル等の
C7-10アラルキル等)、アリール(例えばフェニル、1
−ナフチル、2−ナフチル等のC6-10アリール等)等か
ら選ばれる置換基を有していてもよい1−ピペラジニル
等が挙げられる。
【0025】置換基としての「置換基を有していてもよ
いチオカルバモイル」の置換基としては、例えば、−C
SNR8R9(R8およびR9は前記と同意義を示す)など
が挙げられる。
いチオカルバモイル」の置換基としては、例えば、−C
SNR8R9(R8およびR9は前記と同意義を示す)など
が挙げられる。
【0026】R1およびRで示される「置換基を有して
いてもよいC1-6アルキル」のC1-6アルキルとしては、
例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−
メチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1
−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジ
メチルブチル、3,3−ジメチルプロピル、2−エチル
ブチル等のC1-6アルキルが挙げられる。ここで、C1-6
アルキルの置換基としては、前記した環Aで示される
「置換基を有していてもよいベンゼン環」の置換基とし
ての「置換基を有していてもよいアルキル」における置
換基と同様なものが挙げられる。
いてもよいC1-6アルキル」のC1-6アルキルとしては、
例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−
メチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1
−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジ
メチルブチル、3,3−ジメチルプロピル、2−エチル
ブチル等のC1-6アルキルが挙げられる。ここで、C1-6
アルキルの置換基としては、前記した環Aで示される
「置換基を有していてもよいベンゼン環」の置換基とし
ての「置換基を有していてもよいアルキル」における置
換基と同様なものが挙げられる。
【0027】XおよびYで示される「ハロゲン」として
は、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられ
る。
は、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられ
る。
【0028】XおよびYで示される「−ZR2」のZは
結合手、酸素原子、硫黄原子または−NR3−(R3は水
素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シクロアルキル)を
示す。R3で示される「C1-6アルキル」とは、R1、R
で示される「置換基を有していてもよいC1-6アルキ
ル」のC1-6アルキルと同様のものが挙げられる。R3で
示される「C3-8シクロアルキル」とは、例えばシクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチル、シクロオクチルが挙げられる。
結合手、酸素原子、硫黄原子または−NR3−(R3は水
素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シクロアルキル)を
示す。R3で示される「C1-6アルキル」とは、R1、R
で示される「置換基を有していてもよいC1-6アルキ
ル」のC1-6アルキルと同様のものが挙げられる。R3で
示される「C3-8シクロアルキル」とは、例えばシクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチル、シクロオクチルが挙げられる。
【0029】XおよびYで示される「−ZR2」のR2は
(i)ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシか
ら選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
1-6アルキル、(ii) ハロゲン、C6-10アリールおよびC
1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有し
ていてもよいC3-8シクロアルキル、(iii) ハロゲン、
C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置
換基を1ないし3個有していてもよいC2-6アルケニ
ル、(iv) ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコ
キシから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
いC3-8シクロアルケニル等を示す。
(i)ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシか
ら選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
1-6アルキル、(ii) ハロゲン、C6-10アリールおよびC
1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有し
ていてもよいC3-8シクロアルキル、(iii) ハロゲン、
C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置
換基を1ないし3個有していてもよいC2-6アルケニ
ル、(iv) ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコ
キシから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
いC3-8シクロアルケニル等を示す。
【0030】R2で示される「ハロゲン、C6-10アリー
ルおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC1-6アルキル」のC1-6アルキ
ルとは、R1、Rで示される「置換基を有していてもよ
いC1-6アルキル」のC1-6アルキルと同様のものが挙げ
られる。R2で示される「ハロゲン、C6-10アリールお
よびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3
個有していてもよいC1-6アルキル」のハロゲンとは、
例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられる。R
2で示される「ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6ア
ルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有していて
もよいC1-6アルキル」のC6-10アリールとは、例えば
フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等が挙げられ
る。R2で示される「ハロゲン、C6-10アリールおよび
C1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有
していてもよいC1-6アルキル」のC1-6アルコキシと
は、例えば例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、se
c−ブトキシ、tert−ブトキシ等が挙げられる。
ルおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC1-6アルキル」のC1-6アルキ
ルとは、R1、Rで示される「置換基を有していてもよ
いC1-6アルキル」のC1-6アルキルと同様のものが挙げ
られる。R2で示される「ハロゲン、C6-10アリールお
よびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3
個有していてもよいC1-6アルキル」のハロゲンとは、
例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられる。R
2で示される「ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6ア
ルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有していて
もよいC1-6アルキル」のC6-10アリールとは、例えば
フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等が挙げられ
る。R2で示される「ハロゲン、C6-10アリールおよび
C1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有
していてもよいC1-6アルキル」のC1-6アルコキシと
は、例えば例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、se
c−ブトキシ、tert−ブトキシ等が挙げられる。
【0031】R2で示される「ハロゲン、C6-10アリー
ルおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC3-8シクロアルキル」のC3-8
シクロアルキルとは、例えばシクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル等が挙げられる。R2で示される
「ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシか
ら選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
3-8シクロアルキル」の「ハロゲン」、「C6-10アリー
ル」および「C1-6アルコキシ」は、 R2で示される
「ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシか
ら選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
1-6アルキル」の「ハロゲン」、「C6-10アリール」お
よび「C1-6アルコキシ」と同様のものが挙げられる。
ルおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC3-8シクロアルキル」のC3-8
シクロアルキルとは、例えばシクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル等が挙げられる。R2で示される
「ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシか
ら選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
3-8シクロアルキル」の「ハロゲン」、「C6-10アリー
ル」および「C1-6アルコキシ」は、 R2で示される
「ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシか
ら選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
1-6アルキル」の「ハロゲン」、「C6-10アリール」お
よび「C1-6アルコキシ」と同様のものが挙げられる。
【0032】R2で示される「ハロゲン、C6-10アリー
ルおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC2-6アルケニル」のC2-6アル
ケニルとは、例えば例えばビニル、アリル、イソプロペ
ニル、2−メチルアリル、1−プロペニル、2−メチル
−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−
ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−メチル−2
−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニ
ル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニ
ル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2
−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−
ヘキセニル等が挙げられる。R2で示される「ハロゲ
ン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいC2-6アルケ
ニル」の「ハロゲン」、「C6-10アリール」および「C
1-6アルコキシ」は、 R2で示される「ハロゲン、C
6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC1-6アルキル」の
「ハロゲン」、「C6-10アリール」および「C1-6アル
コキシ」と同様のものが挙げられる。
ルおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC2-6アルケニル」のC2-6アル
ケニルとは、例えば例えばビニル、アリル、イソプロペ
ニル、2−メチルアリル、1−プロペニル、2−メチル
−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−
ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−メチル−2
−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニ
ル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニ
ル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2
−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−
ヘキセニル等が挙げられる。R2で示される「ハロゲ
ン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいC2-6アルケ
ニル」の「ハロゲン」、「C6-10アリール」および「C
1-6アルコキシ」は、 R2で示される「ハロゲン、C
6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC1-6アルキル」の
「ハロゲン」、「C6-10アリール」および「C1-6アル
コキシ」と同様のものが挙げられる。
【0033】R2で示される「ハロゲン、C6-10アリー
ルおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC3-8シクロアルケニル」のC
3-8シクロアルケニルとは、例えば2−シクロペンテン
−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シク
ロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イ
ル、1−シクロブテン−1−イル、1−シクロペンテン
−1−イル等が挙げられる。R2で示される「ハロゲ
ン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいC3-8シクロ
アルケニル」の「ハロゲン」、「C6-10アリール」およ
び「C1-6アルコキシ」は、R2で示される「ハロゲン、
C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置
換基を1ないし3個有していてもよいC1-6アルキル」
の「ハロゲン」、「C6-10アリール」および「C1-6ア
ルコキシ」と同様のものが挙げられる。
ルおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC3-8シクロアルケニル」のC
3-8シクロアルケニルとは、例えば2−シクロペンテン
−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シク
ロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イ
ル、1−シクロブテン−1−イル、1−シクロペンテン
−1−イル等が挙げられる。R2で示される「ハロゲ
ン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいC3-8シクロ
アルケニル」の「ハロゲン」、「C6-10アリール」およ
び「C1-6アルコキシ」は、R2で示される「ハロゲン、
C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置
換基を1ないし3個有していてもよいC1-6アルキル」
の「ハロゲン」、「C6-10アリール」および「C1-6ア
ルコキシ」と同様のものが挙げられる。
【0034】XおよびYで示される「置換基を有してい
てもよいC6-10アリール」におけるC6-10アリールとし
ては、例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等
が挙げられ、置換基としては前記した環Aで示される
「置換基を有していてもよいベンゼン環」における置換
基と同様なものが挙げられる。
てもよいC6-10アリール」におけるC6-10アリールとし
ては、例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等
が挙げられ、置換基としては前記した環Aで示される
「置換基を有していてもよいベンゼン環」における置換
基と同様なものが挙げられる。
【0035】XおよびYで示される「−NHCOR4」
のR4は水素原子、C3-6アルキルまたはC3-8シクロア
ルキルを示す。R4で示される「C3-6アルキル」とは、
例えば、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチ
ル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプロピ
ル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブ
チル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチ
ル、3,3−ジメチルプロピル、2−エチルブチル等が
挙げられる。R4で示される「C3-8シクロアルキル」と
は、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチ
ル等が挙げられる。
のR4は水素原子、C3-6アルキルまたはC3-8シクロア
ルキルを示す。R4で示される「C3-6アルキル」とは、
例えば、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチ
ル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプロピ
ル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブ
チル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチ
ル、3,3−ジメチルプロピル、2−エチルブチル等が
挙げられる。R4で示される「C3-8シクロアルキル」と
は、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチ
ル等が挙げられる。
【0036】XおよびYで示される「−SO2NR
5R6」のR5およびR6は水素原子、C1-6アルキルまた
はC3-8シクロアルキルを示し、R5およびR6は隣接す
る窒素原子とともに3ないし8員の環状アミノを形成し
てもよい。R5およびR6で示される「C1-6アルキル」
とは、R1およびRで示される「置換基を有していても
よいC1-6アルキル」のC1-6アルキルと同様のものが挙
げられる。R5およびR6で示される「C3-8シクロアル
キル」とは、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シク
ロオクチル等が挙げられる。また、R5およびR6は隣接
する窒素原子と一緒になって環状アミノを形成する場合
もあり、この様な場合の環状アミノとしては、例えば1
−アゼチジニル、1−ピロリジニル、ピペリジノ、モル
ホリノ、1−ピペラジニルおよび4位に低級アルキル
(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6アル
キル等)、アラルキル(例えばベンジル、フェネチル等
のC7-10アラルキル等)、アリール(例えばフェニル、
1−ナフチル、2−ナフチル等のC6-10アリール等)等
から選ばれる置換基を有していてもよい1−ピペラジニ
ル等の3ないし8員(好ましくは5または6員)の環状
アミノなどが挙げられる。
5R6」のR5およびR6は水素原子、C1-6アルキルまた
はC3-8シクロアルキルを示し、R5およびR6は隣接す
る窒素原子とともに3ないし8員の環状アミノを形成し
てもよい。R5およびR6で示される「C1-6アルキル」
とは、R1およびRで示される「置換基を有していても
よいC1-6アルキル」のC1-6アルキルと同様のものが挙
げられる。R5およびR6で示される「C3-8シクロアル
キル」とは、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シク
ロオクチル等が挙げられる。また、R5およびR6は隣接
する窒素原子と一緒になって環状アミノを形成する場合
もあり、この様な場合の環状アミノとしては、例えば1
−アゼチジニル、1−ピロリジニル、ピペリジノ、モル
ホリノ、1−ピペラジニルおよび4位に低級アルキル
(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6アル
キル等)、アラルキル(例えばベンジル、フェネチル等
のC7-10アラルキル等)、アリール(例えばフェニル、
1−ナフチル、2−ナフチル等のC6-10アリール等)等
から選ばれる置換基を有していてもよい1−ピペラジニ
ル等の3ないし8員(好ましくは5または6員)の環状
アミノなどが挙げられる。
【0037】XおよびYで示される「−COR7」のR7
は水素原子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまた
はC6-10アリールを示す。R7で示される「C1-6アルキ
ル」としては前記R1、Rで示される「置換基を有して
いてもよいC1-6アルキル」における「C1-6アルキル」
と同様のものが挙げられる。R7で示される「C3-8シク
ロアルキル」としては例えばシクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル等が挙げられる。R7で示される
「C6-10アリール」としては例えばアリールとしては例
えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6-10
アリール等が挙げられる。
は水素原子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまた
はC6-10アリールを示す。R7で示される「C1-6アルキ
ル」としては前記R1、Rで示される「置換基を有して
いてもよいC1-6アルキル」における「C1-6アルキル」
と同様のものが挙げられる。R7で示される「C3-8シク
ロアルキル」としては例えばシクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル等が挙げられる。R7で示される
「C6-10アリール」としては例えばアリールとしては例
えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6-10
アリール等が挙げられる。
【0038】XおよびYで示される「エステル化または
アミド化されていてもよいカルボキシル」としてはカル
ボキシル、前記の環Aで示される「置換基を有していて
もよいベンゼン環」の置換基としての「低級アルコキシ
カルボニル」、「アリールオキシカルボニル」、「アラ
ルキルオキシカルボニル」および「−CONR8R9(R
8およびR9は前記と同意義を示す)」等が挙げられる。
アミド化されていてもよいカルボキシル」としてはカル
ボキシル、前記の環Aで示される「置換基を有していて
もよいベンゼン環」の置換基としての「低級アルコキシ
カルボニル」、「アリールオキシカルボニル」、「アラ
ルキルオキシカルボニル」および「−CONR8R9(R
8およびR9は前記と同意義を示す)」等が挙げられる。
【0039】XおよびYが一緒になって形成するC3-6
アルキレンとは、例えば、-(CH2)3-、-(CH2)4-、-(CH2)
5-、-(CH2)6-などが挙げられる。XとYが一緒になって
形成するC1-4アルキレンジオキシとは、例えば、-OCH2
O -、-O(CH2)2 O -、- O (CH2)3 O -、- O (CH2)4 O -
などが挙げられる。
アルキレンとは、例えば、-(CH2)3-、-(CH2)4-、-(CH2)
5-、-(CH2)6-などが挙げられる。XとYが一緒になって
形成するC1-4アルキレンジオキシとは、例えば、-OCH2
O -、-O(CH2)2 O -、- O (CH2)3 O -、- O (CH2)4 O -
などが挙げられる。
【0040】環Aとしては、(1)1ないし3個のハロゲ
ン原子を有していてもよいC1-10アルキル、(2)C2-6ア
ルキニル、(3)C6-14アリール、(4)C1-6アルカノイ
ル、(5)C1-10アルキルおよびC6-14アリールから選ば
れる置換基を有していてもよい水酸基、(6)ハロゲン原
子および(7)シアノから選ばれる置換基を1ないし3個
有していてもよいベンゼン環であるものが好ましい。さ
らには、(1)C2-6アルキニルまたは(2)ハロゲン原子か
ら選ばれる置換基を1または2個有していてもよいベン
ゼン環であるものがより好ましい。
ン原子を有していてもよいC1-10アルキル、(2)C2-6ア
ルキニル、(3)C6-14アリール、(4)C1-6アルカノイ
ル、(5)C1-10アルキルおよびC6-14アリールから選ば
れる置換基を有していてもよい水酸基、(6)ハロゲン原
子および(7)シアノから選ばれる置換基を1ないし3個
有していてもよいベンゼン環であるものが好ましい。さ
らには、(1)C2-6アルキニルまたは(2)ハロゲン原子か
ら選ばれる置換基を1または2個有していてもよいベン
ゼン環であるものがより好ましい。
【0041】QとしてはNR1(R1は水素原子またはC
1-6アルキル)、S、SO、酸素原子あるいはメチレン
が好ましい。さらには、NH、S、酸素原子あるいはメ
チレンであるものが好ましい。
1-6アルキル)、S、SO、酸素原子あるいはメチレン
が好ましい。さらには、NH、S、酸素原子あるいはメ
チレンであるものが好ましい。
【0042】Rは水素原子、メチル、エチル、プロピル
が好ましい。さらには水素原子が好ましい。
が好ましい。さらには水素原子が好ましい。
【0043】XおよびYとしては、独立して(1)水素原
子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、または(4)−ZaR2a(Z
aは結合手または酸素原子を、R2aは(i)ハロゲン、C
6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC1-6アルキルまた
は(ii) ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキ
シから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい
C3-8シクロアルキルを示す)、またはXおよびYが一
緒になってC1-4アルキレンジオキシであるものが好ま
しい。さらには、XおよびYは独立して(1)水素原子、
(2)ハロゲン、(3)水酸基または(4)−ZaR2a(Zaは結
合手または酸素原子を、R2aは(i)ハロゲン、C6-10ア
リールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1
ないし3個有していてもよいC1-6アルキルまたは(ii)
ハロゲン、C6-10アリールおよびC1- 6アルコキシから
選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC3-8
シクロアルキルを示す)であるものが好ましい。とりわ
け、XおよびYは独立して、水素原子、メチル、エチ
ル、メトキシ、エトキシなどが好ましい。
子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、または(4)−ZaR2a(Z
aは結合手または酸素原子を、R2aは(i)ハロゲン、C
6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC1-6アルキルまた
は(ii) ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキ
シから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい
C3-8シクロアルキルを示す)、またはXおよびYが一
緒になってC1-4アルキレンジオキシであるものが好ま
しい。さらには、XおよびYは独立して(1)水素原子、
(2)ハロゲン、(3)水酸基または(4)−ZaR2a(Zaは結
合手または酸素原子を、R2aは(i)ハロゲン、C6-10ア
リールおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1
ないし3個有していてもよいC1-6アルキルまたは(ii)
ハロゲン、C6-10アリールおよびC1- 6アルコキシから
選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC3-8
シクロアルキルを示す)であるものが好ましい。とりわ
け、XおよびYは独立して、水素原子、メチル、エチ
ル、メトキシ、エトキシなどが好ましい。
【0044】化合物(I)として好ましい化合物として
は、例えば、4−(3−クロロフェニル)アミノ−7,
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール、4−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ−7,
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール、7,8−ジメトキシ−4−(3−エチニルフェニ
ル)アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドー
ル、4−(3−クロロフェニル)アミノ−8−メチル−
5H−ピリミド[5,4−b]インドール、4−(4−
クロロフェニルスルファニル)−7,8−ジメトキシ−
5H−ピリミド[5,4−b]インドール、8−エチル
−4−(4−フルオロフェノキシ)−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール、7,8−ジエトキシ−4−
フェニルアミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール、4−ベンジル−7,8−ジメトキシ−5H−ピリ
ミド[5,4−b]インドールまたはこれらの塩などが
挙げられる。なかでも、4−(2,5−ジクロロフェニ
ル)アミノ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール、4−(4−クロロフェニル
スルファニル)−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールまたは4−ベンジル−7,8
−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドー
ルまたはこれらの塩などが好ましい。
は、例えば、4−(3−クロロフェニル)アミノ−7,
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール、4−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ−7,
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール、7,8−ジメトキシ−4−(3−エチニルフェニ
ル)アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドー
ル、4−(3−クロロフェニル)アミノ−8−メチル−
5H−ピリミド[5,4−b]インドール、4−(4−
クロロフェニルスルファニル)−7,8−ジメトキシ−
5H−ピリミド[5,4−b]インドール、8−エチル
−4−(4−フルオロフェノキシ)−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール、7,8−ジエトキシ−4−
フェニルアミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール、4−ベンジル−7,8−ジメトキシ−5H−ピリ
ミド[5,4−b]インドールまたはこれらの塩などが
挙げられる。なかでも、4−(2,5−ジクロロフェニ
ル)アミノ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール、4−(4−クロロフェニル
スルファニル)−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールまたは4−ベンジル−7,8
−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドー
ルまたはこれらの塩などが好ましい。
【0045】化合物(I)の塩としては酸付加塩、例えば
無機酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、リ
ン酸塩など)、有機酸塩(例えば、酢酸塩、トリフルオ
ロ酢酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、プ
ロピオン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、蓚酸
塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩な
ど)等のほか、塩基との塩(例えば、カリウム塩、ナト
リウム塩、リチウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、te
rt−ブチルジメチルアミン塩、ジベンジルメチルアミン
塩、ベンジルジメチルアミン塩、N,N−ジメチルアニ
リン塩、ピリジン塩、キノリン塩などの有機塩基との
塩)を形成していてもよい。なお、化合物(I)またはそ
の塩は水和物であってもよい。
無機酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、リ
ン酸塩など)、有機酸塩(例えば、酢酸塩、トリフルオ
ロ酢酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、プ
ロピオン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、蓚酸
塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩な
ど)等のほか、塩基との塩(例えば、カリウム塩、ナト
リウム塩、リチウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、te
rt−ブチルジメチルアミン塩、ジベンジルメチルアミン
塩、ベンジルジメチルアミン塩、N,N−ジメチルアニ
リン塩、ピリジン塩、キノリン塩などの有機塩基との
塩)を形成していてもよい。なお、化合物(I)またはそ
の塩は水和物であってもよい。
【0046】化合物(I)のプロドラッグは、生体内に
おいて酵素や胃酸等による反応によりIL−8産生抑制
作用を有する化合物(I)に変換する化合物をいう。化
合物(I)のプロドラッグとしては、化合物(I)がアミ
ノを有する場合、該アミノがアシル化、アルキル化、り
ん酸化された化合物(例、化合物(I)のアミノがエイ
コサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル
化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラ
ニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル
化、tert−ブチル化された化合物など);化合物
(I)が水酸基を有する場合、該水酸基がアシル化、ア
ルキル化、りん酸化、ほう酸化された化合物(例、化合
物(I)の水酸基がアセチル化、パルミトイル化、プロ
パノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、フマリル
化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボニル化さ
れた化合物など);化合物(I)がカルボキシルを有す
る場合該カルボキシルがエステル化、アミド化された化
合物(例、化合物(I)のカルボキシルがエチルエステ
ル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル
化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキ
シメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチル
エステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエ
ステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエス
テル化、メチルアミド化された化合物など);等が挙げ
られる。これらの化合物は自体公知の方法によって製造
することができる。また、化合物(I)のプロドラッグ
は、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子
設計163頁から198頁に記載されているような、生
理的条件で化合物(I)に変化するものであってもよ
い。
おいて酵素や胃酸等による反応によりIL−8産生抑制
作用を有する化合物(I)に変換する化合物をいう。化
合物(I)のプロドラッグとしては、化合物(I)がアミ
ノを有する場合、該アミノがアシル化、アルキル化、り
ん酸化された化合物(例、化合物(I)のアミノがエイ
コサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル
化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラ
ニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル
化、tert−ブチル化された化合物など);化合物
(I)が水酸基を有する場合、該水酸基がアシル化、ア
ルキル化、りん酸化、ほう酸化された化合物(例、化合
物(I)の水酸基がアセチル化、パルミトイル化、プロ
パノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、フマリル
化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボニル化さ
れた化合物など);化合物(I)がカルボキシルを有す
る場合該カルボキシルがエステル化、アミド化された化
合物(例、化合物(I)のカルボキシルがエチルエステ
ル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル
化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキ
シメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチル
エステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエ
ステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエス
テル化、メチルアミド化された化合物など);等が挙げ
られる。これらの化合物は自体公知の方法によって製造
することができる。また、化合物(I)のプロドラッグ
は、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子
設計163頁から198頁に記載されているような、生
理的条件で化合物(I)に変化するものであってもよ
い。
【0047】化合物(I)のプロドラッグはそれ自身で
あっても、薬理学的に許容される塩であってもよい。こ
のような塩としては、化合物(I)のプロドラッグがカ
ルボキシル等の酸性基を有する場合、無機塩基(例、ナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マ
グネシウム等のアルカリ土類金属、亜鉛、鉄、銅等の遷
移金属等)や有機塩基(例、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロ
ヘキシルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミ
ンなどの有機アミン類、アルギニン、リジン、オルニチ
ンなどの塩基性アミノ酸類等)などとの塩が挙げられ
る。化合物(I)のプロドラッグがアミノ等の塩基性基
を有する場合、無機酸や有機酸(例、塩酸、硝酸、硫
酸、燐酸、炭酸、重炭酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、
トリフルオロ酢酸、フマール酸、シュウ酸、酒石酸、マ
レイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸
等)、アスパラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミノ
酸等との塩が挙げられる。また、化合物(I)のプロドラ
ッグは水和物および非水和物のいずれであってもよい。
化合物(I)は分子内に1ないしそれより多い不斉炭素を
有する場合があるが、これら不斉炭素に関しR配置、S
配置のいずれも本発明に包含される。化合物(I)は同位
元素(例、3H、14C、35S)などで標識されていても
よい。
あっても、薬理学的に許容される塩であってもよい。こ
のような塩としては、化合物(I)のプロドラッグがカ
ルボキシル等の酸性基を有する場合、無機塩基(例、ナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マ
グネシウム等のアルカリ土類金属、亜鉛、鉄、銅等の遷
移金属等)や有機塩基(例、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロ
ヘキシルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミ
ンなどの有機アミン類、アルギニン、リジン、オルニチ
ンなどの塩基性アミノ酸類等)などとの塩が挙げられ
る。化合物(I)のプロドラッグがアミノ等の塩基性基
を有する場合、無機酸や有機酸(例、塩酸、硝酸、硫
酸、燐酸、炭酸、重炭酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、
トリフルオロ酢酸、フマール酸、シュウ酸、酒石酸、マ
レイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸
等)、アスパラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミノ
酸等との塩が挙げられる。また、化合物(I)のプロドラ
ッグは水和物および非水和物のいずれであってもよい。
化合物(I)は分子内に1ないしそれより多い不斉炭素を
有する場合があるが、これら不斉炭素に関しR配置、S
配置のいずれも本発明に包含される。化合物(I)は同位
元素(例、3H、14C、35S)などで標識されていても
よい。
【0048】化合物(I)は、例えば以下に示される方法
等によって製造される。 製造法1 下式で示すとおり、化合物(II)と化合物(III)とを
反応させることにより化合物(I)を製造することができ
る。
等によって製造される。 製造法1 下式で示すとおり、化合物(II)と化合物(III)とを
反応させることにより化合物(I)を製造することができ
る。
【化18】
(式中、Lは脱離基(例えば、ハロゲン原子等)を、
Q’は−NHR1(R1は水素原子、置換基を有していて
もよいC1-6アルキルを示す)、−SH、−OHまたは
−Q”−Zn−L’(Q”は置換基を有していてもよい
メチレン、L’はハロゲン原子を示す)、その他の各記
号は前記と同意義を示す)
Q’は−NHR1(R1は水素原子、置換基を有していて
もよいC1-6アルキルを示す)、−SH、−OHまたは
−Q”−Zn−L’(Q”は置換基を有していてもよい
メチレン、L’はハロゲン原子を示す)、その他の各記
号は前記と同意義を示す)
【0049】1)Q’が−NHR1(R1は水素原子、置
換基を有していてもよいC1-6アルキルを示す)、−S
Hまたは−OHであるとき この反応は、通常反応に不活性な溶媒中で行われる。該
溶媒としては、たとえばエーテル系溶媒(例、エチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、
テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、ハロゲン系溶
媒(例、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホル
ムなど)、芳香族系溶媒(例、トルエン、クロロベンゼ
ン、キシレンなど)、アセトニトリル、N,N−ジメチ
ルホルミルアミド(DMF)、N−メチルピロリドン
(NMP)、アセトン、メチルエチルケトン、ジメチル
スルホキシド(DMSO)、水などを単独あるいはそれ
らを混合して用いることができる。中でもDMF、NM
P、DMSO、ジクロロメタン、クロロホルムなどが好
ましい。この反応は通常化合物(II)に対し、化合物
(III)1ないし5当量、好ましくは1ないし3当量反
応させることにより行われる。反応温度は室温(約15
ないし25℃)から150℃であり、反応時間は通常5
分間から100時間である。またこの反応においては塩
基を共存させることにより、反応がより円滑に進行する
場合もある。該塩基としては、無機塩基、有機塩基とも
に有効である。無機塩基の例としては、アルカリ金属や
アルカリ土類金属の水酸化物、水素化物、炭酸塩、炭酸
水素塩、有機酸塩などがあげられ、中でも炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムが好まし
い。有機塩基としてはトリエチルアミンなどの3級アミ
ン類が好ましい。該塩基の使用量は、化合物(II)に対
し、通常1ないし10当量、好ましくは1ないし3当量
である。
換基を有していてもよいC1-6アルキルを示す)、−S
Hまたは−OHであるとき この反応は、通常反応に不活性な溶媒中で行われる。該
溶媒としては、たとえばエーテル系溶媒(例、エチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、
テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、ハロゲン系溶
媒(例、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホル
ムなど)、芳香族系溶媒(例、トルエン、クロロベンゼ
ン、キシレンなど)、アセトニトリル、N,N−ジメチ
ルホルミルアミド(DMF)、N−メチルピロリドン
(NMP)、アセトン、メチルエチルケトン、ジメチル
スルホキシド(DMSO)、水などを単独あるいはそれ
らを混合して用いることができる。中でもDMF、NM
P、DMSO、ジクロロメタン、クロロホルムなどが好
ましい。この反応は通常化合物(II)に対し、化合物
(III)1ないし5当量、好ましくは1ないし3当量反
応させることにより行われる。反応温度は室温(約15
ないし25℃)から150℃であり、反応時間は通常5
分間から100時間である。またこの反応においては塩
基を共存させることにより、反応がより円滑に進行する
場合もある。該塩基としては、無機塩基、有機塩基とも
に有効である。無機塩基の例としては、アルカリ金属や
アルカリ土類金属の水酸化物、水素化物、炭酸塩、炭酸
水素塩、有機酸塩などがあげられ、中でも炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムが好まし
い。有機塩基としてはトリエチルアミンなどの3級アミ
ン類が好ましい。該塩基の使用量は、化合物(II)に対
し、通常1ないし10当量、好ましくは1ないし3当量
である。
【0050】2)Q’が−Q”−Zn−L’(Q”は置
換基を有していてもよいメチレン、L’はハロゲン原子
を示す)であるとき この反応は、化合物(II)と有機亜鉛化合物(III)を有機
パラジウム触媒存在下に縮合させ化合物(I)を得ること
を特徴としている。この反応は、通常反応に不活性な溶
媒中で行われる。該溶媒としては、たとえばエーテル系
溶媒(例、エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
ど)、芳香族系溶媒(例、トルエン、クロロベンゼン、
キシレンなど)、N,N−ジメチルホルミルアミド(D
MF)、N−メチルピロリドン(NMP)などを単独あ
るいはそれらを混合して用いることができる。中でもD
MF、テトラヒドロフランなどが好ましい。この反応に
使用される有機亜鉛化合物(III)は市販化合物のほか、
ハロゲノベンジル誘導体と亜鉛から一般公知の手法によ
って調整することも可能である。この反応は通常化合物
(II)に対し、化合物(III)1ないし5当量、好ましく
は1ないし3当量反応させることにより行われる。有機
パラジウム触媒としてはテトラキストリフェニルホスフ
ィンパラジウムが好ましく、使用量は化合物(II)に対し
て0.1当量から1.0当量である。反応温度は0℃か
ら100℃であり、反応時間は通常5分間から100時
間である。
換基を有していてもよいメチレン、L’はハロゲン原子
を示す)であるとき この反応は、化合物(II)と有機亜鉛化合物(III)を有機
パラジウム触媒存在下に縮合させ化合物(I)を得ること
を特徴としている。この反応は、通常反応に不活性な溶
媒中で行われる。該溶媒としては、たとえばエーテル系
溶媒(例、エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
ど)、芳香族系溶媒(例、トルエン、クロロベンゼン、
キシレンなど)、N,N−ジメチルホルミルアミド(D
MF)、N−メチルピロリドン(NMP)などを単独あ
るいはそれらを混合して用いることができる。中でもD
MF、テトラヒドロフランなどが好ましい。この反応に
使用される有機亜鉛化合物(III)は市販化合物のほか、
ハロゲノベンジル誘導体と亜鉛から一般公知の手法によ
って調整することも可能である。この反応は通常化合物
(II)に対し、化合物(III)1ないし5当量、好ましく
は1ないし3当量反応させることにより行われる。有機
パラジウム触媒としてはテトラキストリフェニルホスフ
ィンパラジウムが好ましく、使用量は化合物(II)に対し
て0.1当量から1.0当量である。反応温度は0℃か
ら100℃であり、反応時間は通常5分間から100時
間である。
【0051】製造法2
下式で示すとおり、化合物(I)のQが硫黄原子である
化合物(IV)は酸化反応に付することで化合物(V)に
変換することができる。
化合物(IV)は酸化反応に付することで化合物(V)に
変換することができる。
【化19】
(式中、各記号は前記と同意義を示す)
この反応は、通常反応に不活性な溶媒中で行われる。該
溶媒としては、たとえばアルコール系溶媒(例、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノールなど)、ハロゲン
系溶媒(例、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロ
ホルムなど)、芳香族系溶媒(例、トルエン、クロロベ
ンゼン、キシレンなど)、水などを単独あるいはそれら
を混合して用いることができる。中でもメタノール、
水、ジクロロエタンなどが好ましい。この反応に使用さ
れる酸化剤としては過酸化水素、過酢酸、過安息香酸、
メタクロロ過安息香酸、メタ過ヨウ素酸ナトリウム、ヒ
ドロペルオキシド、ヨウ素、臭素などが挙げられ、これ
ら酸化剤の化合物(IV)に対する使用量を調整(1当量
あるいは2当量以上)することでスルホキシドあるいは
スルホンへの変換が達成される。反応温度は−20℃か
ら100℃であり、このましくは室温(約15ないし2
5℃)である。反応時間は通常5分間から100時間で
ある。
溶媒としては、たとえばアルコール系溶媒(例、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノールなど)、ハロゲン
系溶媒(例、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロ
ホルムなど)、芳香族系溶媒(例、トルエン、クロロベ
ンゼン、キシレンなど)、水などを単独あるいはそれら
を混合して用いることができる。中でもメタノール、
水、ジクロロエタンなどが好ましい。この反応に使用さ
れる酸化剤としては過酸化水素、過酢酸、過安息香酸、
メタクロロ過安息香酸、メタ過ヨウ素酸ナトリウム、ヒ
ドロペルオキシド、ヨウ素、臭素などが挙げられ、これ
ら酸化剤の化合物(IV)に対する使用量を調整(1当量
あるいは2当量以上)することでスルホキシドあるいは
スルホンへの変換が達成される。反応温度は−20℃か
ら100℃であり、このましくは室温(約15ないし2
5℃)である。反応時間は通常5分間から100時間で
ある。
【0052】製造法3
下式で示すとおり、化合物(I)の置換基XあるいはY
がハロゲンまたはアリールまたはC1-6アルコキシを有
していてもよいC1-6アルコキシまたはC3-8シクロアル
コキシである場合、該化合物を化合物(VI)および化合
物(VII)に変換することができる。
がハロゲンまたはアリールまたはC1-6アルコキシを有
していてもよいC1-6アルコキシまたはC3-8シクロアル
コキシである場合、該化合物を化合物(VI)および化合
物(VII)に変換することができる。
【化20】
(式中、R11、R12はアリールあるいはC1-6アルコキ
シを有していてもよいC1 -6アルキルまたはC3-8シクロ
アルキルであり、その他の記号は前記と同意義を示す) 化合物(VI)は置換基XあるいはYがハロゲンまたはア
リールまたはC1-6アルコキシを有していてもよいC1-6
アルコキシまたはC3-8シクロアルコキシである化合物
(I)をピリジン塩酸塩、トリフルオロ酢酸中で加熱す
ることで製造される。反応温度はピリジン塩酸塩の場合
150℃から190℃であり、トリフルオロ酢酸の場
合、室温(約15ないし25℃)から60℃である。反
応時間は通常5分間から2時間である。化合物(VII)
は化合物(VI)にハロゲン化アルキルと塩基を作用する
ことで製造される。反応溶媒はエーテル系溶媒(例、エ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエ
タン、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、ハロゲ
ン系溶媒(例、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロ
ロホルムなど)、芳香族系溶媒(例、トルエン、クロロ
ベンゼン、キシレンなど)、アセトニトリル、N,N−
ジメチルホルミルアミド(DMF)、N−メチルピロリ
ドン(NMP)、アセトン、メチルエチルケトン、ジメ
チルスルホキシド(DMSO)などを単独あるいはそれ
らを混合して用いることができる。中でもDMF、NM
P、DMSO、テトラヒドロフランなどが好ましい。反
応に使用する塩基としては水素化ナトリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸水素塩、炭酸塩の他、
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,
8−ジアザビシクロ[5,4−b]ウンデセンなどの有
機塩基も使用できる。この反応は通常化合物(VI)に対
し、ハロゲン化アルキル1ないし5当量、好ましくは1
ないし3当量反応させることにより行われる。反応温度
は室温(約15ないし25℃)から500℃であり、反
応時間は通常5分間から100時間である。またこの反
応においてはヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウムを共存
させることにより、反応がより円滑に進行する場合もあ
る。
シを有していてもよいC1 -6アルキルまたはC3-8シクロ
アルキルであり、その他の記号は前記と同意義を示す) 化合物(VI)は置換基XあるいはYがハロゲンまたはア
リールまたはC1-6アルコキシを有していてもよいC1-6
アルコキシまたはC3-8シクロアルコキシである化合物
(I)をピリジン塩酸塩、トリフルオロ酢酸中で加熱す
ることで製造される。反応温度はピリジン塩酸塩の場合
150℃から190℃であり、トリフルオロ酢酸の場
合、室温(約15ないし25℃)から60℃である。反
応時間は通常5分間から2時間である。化合物(VII)
は化合物(VI)にハロゲン化アルキルと塩基を作用する
ことで製造される。反応溶媒はエーテル系溶媒(例、エ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエ
タン、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、ハロゲ
ン系溶媒(例、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロ
ロホルムなど)、芳香族系溶媒(例、トルエン、クロロ
ベンゼン、キシレンなど)、アセトニトリル、N,N−
ジメチルホルミルアミド(DMF)、N−メチルピロリ
ドン(NMP)、アセトン、メチルエチルケトン、ジメ
チルスルホキシド(DMSO)などを単独あるいはそれ
らを混合して用いることができる。中でもDMF、NM
P、DMSO、テトラヒドロフランなどが好ましい。反
応に使用する塩基としては水素化ナトリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸水素塩、炭酸塩の他、
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,
8−ジアザビシクロ[5,4−b]ウンデセンなどの有
機塩基も使用できる。この反応は通常化合物(VI)に対
し、ハロゲン化アルキル1ないし5当量、好ましくは1
ないし3当量反応させることにより行われる。反応温度
は室温(約15ないし25℃)から500℃であり、反
応時間は通常5分間から100時間である。またこの反
応においてはヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウムを共存
させることにより、反応がより円滑に進行する場合もあ
る。
【0053】製造法1ないし3で示した、化合物(II)、
(III)、(IV)、(V)、(VI)および(VII)は塩を形成してい
てもよく、その塩は化合物(I)の塩と同様のものが挙げ
られる。また、化合物(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)お
よび(VII)は水和物であってもよい。化合物(II)、(II
I)、(IV)、(V)、(VI)および(VII)は公知の分離精製手
段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、
転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製すること
ができる。
(III)、(IV)、(V)、(VI)および(VII)は塩を形成してい
てもよく、その塩は化合物(I)の塩と同様のものが挙げ
られる。また、化合物(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)お
よび(VII)は水和物であってもよい。化合物(II)、(II
I)、(IV)、(V)、(VI)および(VII)は公知の分離精製手
段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、
転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製すること
ができる。
【0054】また、前記各反応において、原料化合物
は、置換基としてアミノ基、カルボキシル基、ヒドロキ
シル基を有する場合、これらの基にペプチド化学などで
一般的に用いられるような保護基が導入されたものであ
ってもよく、反応後に必要に応じて保護基を除去するこ
とにより目的化合物を得ることができる。アミノ基の保
護基としては、例えば置換基を有していてもよいC1-6
アルキルカルボニル(例えば、アセチル、プロピオニル
など)、ホルミル、フェニルカルボニル、C1-6アルキ
ルオキシカルボニル(例えば、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルなど)、フ
ェニルオキシカルボニル(例えば、ベンズオキシカルボ
ニルなど)、C7-10アラルキルオキシカルボニル(例え
ば、ベンジルオキシカルボニルなど)、トリチル、フタ
ロイルなどが用いられる。これらの置換基としては、ハ
ロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、C1-6アルキルカルボニル(例えば、アセチル、
プロピオニル、ブチリルなど)、ニトロ基などが用いら
れ、置換基の数は1ないし3個程度である。カルボキシ
ル基の保護基としては、例えば置換基を有していてもよ
いC1-6アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチルなど)、フェ
ニル、トリチル、シリルなどが用いられる。これらの置
換基としては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素など)、C1-6アルキルカルボニル(例え
ば、アセチル、プロピオニル、ブチリルなど)、ホルミ
ル、ニトロ基などが用いられ、置換基の数は1ないし3
個程度である。
は、置換基としてアミノ基、カルボキシル基、ヒドロキ
シル基を有する場合、これらの基にペプチド化学などで
一般的に用いられるような保護基が導入されたものであ
ってもよく、反応後に必要に応じて保護基を除去するこ
とにより目的化合物を得ることができる。アミノ基の保
護基としては、例えば置換基を有していてもよいC1-6
アルキルカルボニル(例えば、アセチル、プロピオニル
など)、ホルミル、フェニルカルボニル、C1-6アルキ
ルオキシカルボニル(例えば、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルなど)、フ
ェニルオキシカルボニル(例えば、ベンズオキシカルボ
ニルなど)、C7-10アラルキルオキシカルボニル(例え
ば、ベンジルオキシカルボニルなど)、トリチル、フタ
ロイルなどが用いられる。これらの置換基としては、ハ
ロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、C1-6アルキルカルボニル(例えば、アセチル、
プロピオニル、ブチリルなど)、ニトロ基などが用いら
れ、置換基の数は1ないし3個程度である。カルボキシ
ル基の保護基としては、例えば置換基を有していてもよ
いC1-6アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチルなど)、フェ
ニル、トリチル、シリルなどが用いられる。これらの置
換基としては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素など)、C1-6アルキルカルボニル(例え
ば、アセチル、プロピオニル、ブチリルなど)、ホルミ
ル、ニトロ基などが用いられ、置換基の数は1ないし3
個程度である。
【0055】ヒドロキシ基の保護基としては、例えば置
換基を有していてもよいC1-6アルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−
ブチルなど)、フェニル、C7-10アラルキル(例えば、
ベンジルなど)、C1-6アルキルカルボニル(例えば、
アセチル、プロピオニルなど)、ホルミル、フェニルオ
キシカルボニル、C7-10アラルキルオキシカルボニル
(例えば、ベンジルオキシカルボニルなど)、ピラニ
ル、フラニル、シリルなどが用いられる。これらの置換
基としては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)、C1-6アルキル、フェニル、C7-10
アラルキル、ニトロ基などが用いられ、置換基の数は1
ないし4個程度である。また、保護基の導入および除去
方法としては、公知またはそれに準じる方法〔例えば、
プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・ケ
ミストリー(J.F.W.McOmieら、 プレナムプレス社)に記
載の方法〕が用いられるが、除去方法としては、例えば
酸、塩基、還元、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラ
ジン、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、テト
ラブチルアンモニウムフルオリド、酢酸パラジウムなど
で処理する方法が用いられる。
換基を有していてもよいC1-6アルキル(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−
ブチルなど)、フェニル、C7-10アラルキル(例えば、
ベンジルなど)、C1-6アルキルカルボニル(例えば、
アセチル、プロピオニルなど)、ホルミル、フェニルオ
キシカルボニル、C7-10アラルキルオキシカルボニル
(例えば、ベンジルオキシカルボニルなど)、ピラニ
ル、フラニル、シリルなどが用いられる。これらの置換
基としては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)、C1-6アルキル、フェニル、C7-10
アラルキル、ニトロ基などが用いられ、置換基の数は1
ないし4個程度である。また、保護基の導入および除去
方法としては、公知またはそれに準じる方法〔例えば、
プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・ケ
ミストリー(J.F.W.McOmieら、 プレナムプレス社)に記
載の方法〕が用いられるが、除去方法としては、例えば
酸、塩基、還元、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラ
ジン、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、テト
ラブチルアンモニウムフルオリド、酢酸パラジウムなど
で処理する方法が用いられる。
【0056】かくして得られる本発明の化合物(I)また
はその塩は、例えば、再結晶、蒸留、クロマトグラフィ
ーなどの通常の分離手段により、単離、精製することが
できる。かくして本発明の化合物が遊離体で得られた場
合には、公知の方法あるいはそれに準じた方法によって
塩に変換することができ、逆に塩で得られた場合には、
公知の方法あるいはそれに準じた方法により、遊離体ま
たは他の塩に変換することができる。化合物(I)または
その塩が不斉炭素を有する場合もあるが、光学活性体の
混合物(ラセミ体)として得られた場合には、通常の光
学分割手段によりそれぞれの光学活性体に分離すること
ができる。
はその塩は、例えば、再結晶、蒸留、クロマトグラフィ
ーなどの通常の分離手段により、単離、精製することが
できる。かくして本発明の化合物が遊離体で得られた場
合には、公知の方法あるいはそれに準じた方法によって
塩に変換することができ、逆に塩で得られた場合には、
公知の方法あるいはそれに準じた方法により、遊離体ま
たは他の塩に変換することができる。化合物(I)または
その塩が不斉炭素を有する場合もあるが、光学活性体の
混合物(ラセミ体)として得られた場合には、通常の光
学分割手段によりそれぞれの光学活性体に分離すること
ができる。
【0057】本発明の化合物(I)またはその塩は、優れ
たIL−8阻害作用(特に、IL−8産生抑制作用)を
有し、毒性は低い。しかも、経口吸収性や作用持続性に
優れ、また安定性や薬物動態の面でも優れている。従っ
て、本発明化合物は、哺乳動物(例えば、ヒト、サル、
ウシ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウスな
ど)においてIL−8関連疾患の予防・治療剤として用
いることができる。IL−8関連疾患としては、例え
ば、アレルギー性疾患(喘息、アトピー性皮膚炎、慢性
閉塞性肺疾患(COPD)など)、炎症性疾患(疼痛発
熱、網膜症、腎症、神経障害、大血管障害などの糖尿病
性合併症、リウマチ、慢性関節リウマチ、変形性関節
炎、リウマチ様脊髄炎、痛風性関節炎、骨膜炎などの関
節炎、腰痛、痛風、手術・外傷後の炎症、腫脹の緩解、
神経痛、咽頭炎、膀胱炎、慢性肝炎、急性膵炎、慢性膵
炎、クローン病、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患、髄
膜炎、炎症性眼疾患、肺炎、珪肺、肺サルコイドーシ
ス、肺結核などの炎症性肺疾患など)などの予防・治療
剤として有用である。特に慢性閉塞性肺疾患(COP
D)予防・治療剤、リウマチ、慢性関節リウマチ、変形
性関節炎、リウマチ様脊髄炎、痛風性関節炎、骨膜炎の
予防・治療剤として有用である。
たIL−8阻害作用(特に、IL−8産生抑制作用)を
有し、毒性は低い。しかも、経口吸収性や作用持続性に
優れ、また安定性や薬物動態の面でも優れている。従っ
て、本発明化合物は、哺乳動物(例えば、ヒト、サル、
ウシ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウスな
ど)においてIL−8関連疾患の予防・治療剤として用
いることができる。IL−8関連疾患としては、例え
ば、アレルギー性疾患(喘息、アトピー性皮膚炎、慢性
閉塞性肺疾患(COPD)など)、炎症性疾患(疼痛発
熱、網膜症、腎症、神経障害、大血管障害などの糖尿病
性合併症、リウマチ、慢性関節リウマチ、変形性関節
炎、リウマチ様脊髄炎、痛風性関節炎、骨膜炎などの関
節炎、腰痛、痛風、手術・外傷後の炎症、腫脹の緩解、
神経痛、咽頭炎、膀胱炎、慢性肝炎、急性膵炎、慢性膵
炎、クローン病、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患、髄
膜炎、炎症性眼疾患、肺炎、珪肺、肺サルコイドーシ
ス、肺結核などの炎症性肺疾患など)などの予防・治療
剤として有用である。特に慢性閉塞性肺疾患(COP
D)予防・治療剤、リウマチ、慢性関節リウマチ、変形
性関節炎、リウマチ様脊髄炎、痛風性関節炎、骨膜炎の
予防・治療剤として有用である。
【0058】本発明の化合物(I)を含有してなる本発明
製剤は、毒性が低く、医薬製剤の製造法で一般的に用い
られている自体公知の手段に従って、本化合物をそのま
ま、あるいは薬理学的に許容される担体と混合して、例
えば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、
散剤、顆粒剤、カプセル剤、(ソフトカプセルを含
む)、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤等の医薬製剤とし
て、経口的又は非経口的(例、局所、直腸、静脈投与
等)に安全に投与することができる。本化合物の本発明
製剤中の含有量は、製剤全体の約0.01ないし約10
0重量%、好ましくは約0.1ないし約50重量%、さ
らに好ましくは約0.5ないし約20重量%である。該
投与量は、投与対象、投与ルート、疾患、症状等により
異なるが、慢性閉塞性肺疾患予防・治療剤として、例え
ば患者(体重約60kg)に対し、1日当たり、有効成
分〔本発明の化合物(I)〕として約0.01ないし約30
mg/kg体重、好ましくは約0.1ないし約20mg/kg体
重を、更に好ましくは約1ないし約20mg/kg体重を1
日1ないし数回に分けて経口投与すればよい。本発明の
製剤の製造に用いられてもよい薬理学的に許容される担
体としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無
機担体物質が挙げられ、例えば固形製剤における賦形
剤、滑沢剤、結合剤及び崩壊剤、あるいは液状製剤にお
ける溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤及
び無痛化剤等が挙げられる。更に必要に応じ、通常の防
腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤等の
添加物を適宜、適量用いることもできる。賦形剤として
は、例えば乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、
コーンスターチ、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸等が
挙げられる。滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグ
ネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイド
シリカ等が挙げられる。結合剤としては、例えば結晶セ
ルロース、白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ポリビニルピロリドン、デンプン、ショ
糖、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム等が挙げられる。崩壊剤としては、
例えばデンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルス
ターチナトリウム、L−ヒドロキシプロピルセルロース
等が挙げられる。溶剤としては、例えば注射用水、アル
コール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ
油、トウモロコシ油、オリーブ油等が挙げられる。溶解
補助剤としては、例えばポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジ
ル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロー
ル、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸
ナトリウム等が挙げられる。懸濁化剤としては、例えば
ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベ
ンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン
酸グリセリン、等の界面活性剤;例えばポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース等の親水性高分子等が挙げられ
る。等張化剤としては、例えばブドウ糖、 D−ソルビ
トール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトー
ル等が挙げられる。緩衝剤としては、例えばリン酸塩、
酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が挙げられ
る。無痛化剤としては、例えばベンジルアルコール等が
挙げられる。防腐剤としては、例えばパラヒドロキシ安
息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコ
ール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン
酸等が挙げられる。抗酸化剤としては、例えば亜硫酸
塩、アスコルビン酸、α−トコフェロール等が挙げられ
る。
製剤は、毒性が低く、医薬製剤の製造法で一般的に用い
られている自体公知の手段に従って、本化合物をそのま
ま、あるいは薬理学的に許容される担体と混合して、例
えば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、
散剤、顆粒剤、カプセル剤、(ソフトカプセルを含
む)、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤等の医薬製剤とし
て、経口的又は非経口的(例、局所、直腸、静脈投与
等)に安全に投与することができる。本化合物の本発明
製剤中の含有量は、製剤全体の約0.01ないし約10
0重量%、好ましくは約0.1ないし約50重量%、さ
らに好ましくは約0.5ないし約20重量%である。該
投与量は、投与対象、投与ルート、疾患、症状等により
異なるが、慢性閉塞性肺疾患予防・治療剤として、例え
ば患者(体重約60kg)に対し、1日当たり、有効成
分〔本発明の化合物(I)〕として約0.01ないし約30
mg/kg体重、好ましくは約0.1ないし約20mg/kg体
重を、更に好ましくは約1ないし約20mg/kg体重を1
日1ないし数回に分けて経口投与すればよい。本発明の
製剤の製造に用いられてもよい薬理学的に許容される担
体としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無
機担体物質が挙げられ、例えば固形製剤における賦形
剤、滑沢剤、結合剤及び崩壊剤、あるいは液状製剤にお
ける溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤及
び無痛化剤等が挙げられる。更に必要に応じ、通常の防
腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤等の
添加物を適宜、適量用いることもできる。賦形剤として
は、例えば乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、
コーンスターチ、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸等が
挙げられる。滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグ
ネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイド
シリカ等が挙げられる。結合剤としては、例えば結晶セ
ルロース、白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ポリビニルピロリドン、デンプン、ショ
糖、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム等が挙げられる。崩壊剤としては、
例えばデンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルス
ターチナトリウム、L−ヒドロキシプロピルセルロース
等が挙げられる。溶剤としては、例えば注射用水、アル
コール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ
油、トウモロコシ油、オリーブ油等が挙げられる。溶解
補助剤としては、例えばポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジ
ル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロー
ル、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸
ナトリウム等が挙げられる。懸濁化剤としては、例えば
ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベ
ンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン
酸グリセリン、等の界面活性剤;例えばポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース等の親水性高分子等が挙げられ
る。等張化剤としては、例えばブドウ糖、 D−ソルビ
トール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトー
ル等が挙げられる。緩衝剤としては、例えばリン酸塩、
酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が挙げられ
る。無痛化剤としては、例えばベンジルアルコール等が
挙げられる。防腐剤としては、例えばパラヒドロキシ安
息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコ
ール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン
酸等が挙げられる。抗酸化剤としては、例えば亜硫酸
塩、アスコルビン酸、α−トコフェロール等が挙げられ
る。
【0059】
【発明の実施の形態】以下に参考例、実施例、実験例を
挙げて本発明を更に詳しく説明するが、これによって本
発明が限定されるものではない。1H-NMRスペクトル
は内部基準としてテトラメチルシランを用いてバリアン
社製、GEMINI 200(200MHz)型スペク
トルメーターで測定し、全δ値をppmで示す。マスス
ペクトルは、マイクロマス社製、PLATFORM2で
測定した。「%」は特記しない限り重量パーセントを示
す。ただし、収率は mol/mol%を示す。その他の、本明
細書中で記号は以下の意味を示す。 s :シングレット d :ダブレット t :トリプレット dt :ダブルトリプレット m :マルチプレット br :幅広い 室温とは、約15ないし25℃の範囲を示すが、特に厳
密に限定されるものではない。
挙げて本発明を更に詳しく説明するが、これによって本
発明が限定されるものではない。1H-NMRスペクトル
は内部基準としてテトラメチルシランを用いてバリアン
社製、GEMINI 200(200MHz)型スペク
トルメーターで測定し、全δ値をppmで示す。マスス
ペクトルは、マイクロマス社製、PLATFORM2で
測定した。「%」は特記しない限り重量パーセントを示
す。ただし、収率は mol/mol%を示す。その他の、本明
細書中で記号は以下の意味を示す。 s :シングレット d :ダブレット t :トリプレット dt :ダブルトリプレット m :マルチプレット br :幅広い 室温とは、約15ないし25℃の範囲を示すが、特に厳
密に限定されるものではない。
【0060】
【実施例】参考例1[(6−シアノ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イ
ル)アミノ]酢酸エチル 6−アミノ−1,3−ベンゾジオキソール−5−カルボ
ニトリル (6.92g)と、ブロモ酢酸エチル(1
0.69g)、重曹(6.45g)、エタノール(30
mL)の混合物を25時間加熱還流した。反応混合物を
純水(200mL)中にあけ、酢酸エチル(200m
L)で抽出した。有機層を飽和食塩水(50mL)で洗
浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮乾固して固体
を得た。これをジエチルエーテル(50mL)中で粉砕
し、粉末とした。この粉末をろ取し、ジエチルエーテル
(10mL)で3回洗浄した後、減圧乾燥して表題化合
物(6.80g,収率64%)を得た。1 H-NMR (CDCl3)δ 1.31 (3H, t, J=7.0Hz), 3.93 (2H,
d, J=5.8Hz), 4.26 (2H,q, J=7.0Hz), 5.02 (1H, bt, J
=5.8Hz), 5.95 (2H, s), 6.13 (1H, s), 6.81 (1H, s).
ル)アミノ]酢酸エチル 6−アミノ−1,3−ベンゾジオキソール−5−カルボ
ニトリル (6.92g)と、ブロモ酢酸エチル(1
0.69g)、重曹(6.45g)、エタノール(30
mL)の混合物を25時間加熱還流した。反応混合物を
純水(200mL)中にあけ、酢酸エチル(200m
L)で抽出した。有機層を飽和食塩水(50mL)で洗
浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮乾固して固体
を得た。これをジエチルエーテル(50mL)中で粉砕
し、粉末とした。この粉末をろ取し、ジエチルエーテル
(10mL)で3回洗浄した後、減圧乾燥して表題化合
物(6.80g,収率64%)を得た。1 H-NMR (CDCl3)δ 1.31 (3H, t, J=7.0Hz), 3.93 (2H,
d, J=5.8Hz), 4.26 (2H,q, J=7.0Hz), 5.02 (1H, bt, J
=5.8Hz), 5.95 (2H, s), 6.13 (1H, s), 6.81 (1H, s).
【0061】参考例27−アミノ−5H−[1,3]ジオキソロ[4,5−
f]インドール−6−カルボン酸エチル tert−ブトキシカリウム(3.05g)とテトラヒ
ドロフラン(15mL)との混合物を、氷冷下1時間撹
拌したものに、参考例1の化合物(6.80g)のテト
ラヒドロフラン溶液(50mL)を1時間かけて滴下
し、得られた緑黄色の懸濁液を更に室温で1時間撹拌し
た。反応混合物を氷水(400mL)にあけて得られた
析出物をろ取し、純水(5mL)で3回洗浄した後、減
圧乾燥して表題化合物(4.57g,収率67%)を得
た。1 H-NMR (CDCl3)δ 1.39 (3H, t, J=7.2Hz), 4.37 (2H,
q, J=7.2Hz), 4.59 (2H,bs), 5.96 (2H, s), 6.68 (1H,
s), 6.86 (1H, s), 7.27 (1H, s), 7.75 (1H,bs).
f]インドール−6−カルボン酸エチル tert−ブトキシカリウム(3.05g)とテトラヒ
ドロフラン(15mL)との混合物を、氷冷下1時間撹
拌したものに、参考例1の化合物(6.80g)のテト
ラヒドロフラン溶液(50mL)を1時間かけて滴下
し、得られた緑黄色の懸濁液を更に室温で1時間撹拌し
た。反応混合物を氷水(400mL)にあけて得られた
析出物をろ取し、純水(5mL)で3回洗浄した後、減
圧乾燥して表題化合物(4.57g,収率67%)を得
た。1 H-NMR (CDCl3)δ 1.39 (3H, t, J=7.2Hz), 4.37 (2H,
q, J=7.2Hz), 4.59 (2H,bs), 5.96 (2H, s), 6.68 (1H,
s), 6.86 (1H, s), 7.27 (1H, s), 7.75 (1H,bs).
【0062】参考例37,9−ジヒドロ−8H−[1,3]ジオキソロ[4,
5−f]ピリミド[5,4−b]インドール−8−オン 参考例2の化合物(4.57g)とホルムアミド(7m
L)との混合物を油浴中140℃で、2.5時間加熱撹
拌した。生成した褐色粉末を、放冷後ろ取し、N,N−
ジメチルホルムアミドとイソプロパノールの1:3混合
液(4mL)、続いてイソプロパノール(4mL)で3
回、更にジエチルエーテル(4mL)で洗浄した後、減
圧乾燥して表題化合物(3.84g,収率91%)を得
た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 6.08 (2H, s), 6.95 (1H, s), 7.
34 (1H, s), 7.93 (1H,s), 11.95 (1H, s), 12.21 (1H,
bs).
5−f]ピリミド[5,4−b]インドール−8−オン 参考例2の化合物(4.57g)とホルムアミド(7m
L)との混合物を油浴中140℃で、2.5時間加熱撹
拌した。生成した褐色粉末を、放冷後ろ取し、N,N−
ジメチルホルムアミドとイソプロパノールの1:3混合
液(4mL)、続いてイソプロパノール(4mL)で3
回、更にジエチルエーテル(4mL)で洗浄した後、減
圧乾燥して表題化合物(3.84g,収率91%)を得
た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 6.08 (2H, s), 6.95 (1H, s), 7.
34 (1H, s), 7.93 (1H,s), 11.95 (1H, s), 12.21 (1H,
bs).
【0063】参考例48−クロロ−9H−[1,3]ジオキソロ[4,5−
f]ピリミド[5,4−b]インドール 参考例3の化合物(10g)と、オキシ塩化りん(4m
L)、N,N−ジエチルアニリン(1mL)からなる混
合物を8時間加熱還流した。過剰のオキシ塩化りんを減
圧留去し、残渣を氷水(150mL)中にあけた。これ
に酢酸エチル(100mL)を加え、析出した参考例3
の化合物をろ取して除いた後、水層を酢酸エチル(50
mL)で抽出した。有機層を合わせ、1Mクエン酸(3
0mL)で2回洗浄した。これら洗浄液を合わせたもの
を、酢酸エチル(25mL)で抽出した。合わせた有機
層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した残渣を、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸
エチル=1:3,v/v)で精製して表題化合物(0.
34g, 収率32%)を得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 6.18 (2H, s), 7.13 (1H, s), 7.
61 (1H, s), 8.73 (1H,s), 12.25 (1H, bs).
f]ピリミド[5,4−b]インドール 参考例3の化合物(10g)と、オキシ塩化りん(4m
L)、N,N−ジエチルアニリン(1mL)からなる混
合物を8時間加熱還流した。過剰のオキシ塩化りんを減
圧留去し、残渣を氷水(150mL)中にあけた。これ
に酢酸エチル(100mL)を加え、析出した参考例3
の化合物をろ取して除いた後、水層を酢酸エチル(50
mL)で抽出した。有機層を合わせ、1Mクエン酸(3
0mL)で2回洗浄した。これら洗浄液を合わせたもの
を、酢酸エチル(25mL)で抽出した。合わせた有機
層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した残渣を、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸
エチル=1:3,v/v)で精製して表題化合物(0.
34g, 収率32%)を得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 6.18 (2H, s), 7.13 (1H, s), 7.
61 (1H, s), 8.73 (1H,s), 12.25 (1H, bs).
【0064】参考例5[(7−シアノ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジ
オキシン−6−イル)アミノ]酢酸エチル 7−アミノ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキ
シン−6−カルボニトリルを用い、参考例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率72%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.30 (3H, t, J=7.2Hz), 3.89 (2H,
d, J=5.1Hz), 4.15-4.30(6H, m), 4.81 (1H, br), 6.05
(1H, s), 6.96 (1H, s). 参考例68−アミノ−2,3−ジヒドロ−6H−[1,4]ジオ
キシノ[2,3−f]インドール−7−カルボン酸エチ
ル 参考例5の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率49%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.39 (3H, t, J=7.4Hz), 4.20-4.45
(6H, m), 4.63 (2H, br), 6.71 (1H, s), 6.97 (1H,
s), 7.50 (1H, br). 参考例73,5,8,9−テトラヒドロ−4H−[1,4]ジオ
キシノ[2,3−f]ピリミド[5,4−b]インドー
ル−4−オン 参考例6の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率85%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 4.20-4.35 (4H, m), 6.91 (1H,
s), 7.34 (1H, s), 7.92(1H, s), 11.68 (1H, s), 12.2
2 (1H, s). 参考例84−クロロ−8,9−ジヒドロ−5H−[1,4]ジオ
キシノ[2,3−f]ピリミド[5,4−b]インドー
ル 参考例7の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率59%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 4.20-4.50 (4H, m), 7.07 (1H,
s), 7.63 (1H, s), 8.73(1H, s), 12.00 (1H, s). 参考例9[2−シアノ−4−(シクロペンチルオキシ)−5−メ
トキシアニリノ]酢酸エチル 2−シアノ−4−シクロペンチルオキシ−5−メトキシ
アニリンを用い、参考例1と同様の操作を行い、表題化
合物を合成した。収率63%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.30 (3H, t, J=7.2Hz), 1.70-7.95
(8H, m), 3.85 (3H, s),3.97 (2H, d, J=5.4Hz), 4.26
(2H, q, J=7.2Hz), 4.55-4.70 (1H, m), 4.80-4.95 (1
H, m), 6.06 (1H, s), 6.89 (1H, s). 参考例103−アミノ−5−(シクロペンチルオキシ)−6−メト
キシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル 参考例9の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率47%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.40 (3H, t,J=7.4Hz), 1.70-2.00
(8H, m), 3.88 (3H, s),4.37 (2H, q, J=7.4Hz), 4.50-
4.80 (2H, m), 4.80-4.85 (1H, m), 6.68 (1H,s), 6.91
(1H, s), 7.60-7.70 (1H, br).
オキシン−6−イル)アミノ]酢酸エチル 7−アミノ−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキ
シン−6−カルボニトリルを用い、参考例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率72%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.30 (3H, t, J=7.2Hz), 3.89 (2H,
d, J=5.1Hz), 4.15-4.30(6H, m), 4.81 (1H, br), 6.05
(1H, s), 6.96 (1H, s). 参考例68−アミノ−2,3−ジヒドロ−6H−[1,4]ジオ
キシノ[2,3−f]インドール−7−カルボン酸エチ
ル 参考例5の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率49%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.39 (3H, t, J=7.4Hz), 4.20-4.45
(6H, m), 4.63 (2H, br), 6.71 (1H, s), 6.97 (1H,
s), 7.50 (1H, br). 参考例73,5,8,9−テトラヒドロ−4H−[1,4]ジオ
キシノ[2,3−f]ピリミド[5,4−b]インドー
ル−4−オン 参考例6の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率85%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 4.20-4.35 (4H, m), 6.91 (1H,
s), 7.34 (1H, s), 7.92(1H, s), 11.68 (1H, s), 12.2
2 (1H, s). 参考例84−クロロ−8,9−ジヒドロ−5H−[1,4]ジオ
キシノ[2,3−f]ピリミド[5,4−b]インドー
ル 参考例7の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率59%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 4.20-4.50 (4H, m), 7.07 (1H,
s), 7.63 (1H, s), 8.73(1H, s), 12.00 (1H, s). 参考例9[2−シアノ−4−(シクロペンチルオキシ)−5−メ
トキシアニリノ]酢酸エチル 2−シアノ−4−シクロペンチルオキシ−5−メトキシ
アニリンを用い、参考例1と同様の操作を行い、表題化
合物を合成した。収率63%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.30 (3H, t, J=7.2Hz), 1.70-7.95
(8H, m), 3.85 (3H, s),3.97 (2H, d, J=5.4Hz), 4.26
(2H, q, J=7.2Hz), 4.55-4.70 (1H, m), 4.80-4.95 (1
H, m), 6.06 (1H, s), 6.89 (1H, s). 参考例103−アミノ−5−(シクロペンチルオキシ)−6−メト
キシ−1H−インド−ル−2−カルボン酸エチル 参考例9の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率47%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.40 (3H, t,J=7.4Hz), 1.70-2.00
(8H, m), 3.88 (3H, s),4.37 (2H, q, J=7.4Hz), 4.50-
4.80 (2H, m), 4.80-4.85 (1H, m), 6.68 (1H,s), 6.91
(1H, s), 7.60-7.70 (1H, br).
【0065】参考例118−(シクロヘキシルオキシ)−7−メトキシ−3,5
−ジヒドロ−4H−ピリミド[5,4b]インドール−
4−オン 参考例10の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率83%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.50-2.00 (8H, m), 3.84 (3H,
s), 4.80-4.86 (1H, m),6.94 (1H, s), 7.33 (1H, s),
7.92 (1H, s), 8.00 (1H, br), 11.80 (1H, br). 参考例124−クロロ−8−(シクロヘキシルオキシ)−7−メト
キシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例11の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率94%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.50-2.10 (8H, m), 3.92 (3H,
s), 4.85-5.00 (1H, m),7.10 (1H, s), 7.59 (1H, s),
8.73 (1H, s), 12.12 (1H, s). 参考例13[4−(ベンジルオキシ)−2−シアノ−5−メトキシ
アニリノ]酢酸エチル 4−ベンジルオキシ−2−シアノ−5−メトキシアニリ
ンを用い、参考例1と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率100%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.29 (3H, t, J=7.2Hz), 3.89 (3H,
s), 3.97 (2H, d, J=5.4Hz), 4.26 (2H, q, J=7.2Hz),
4.92 (1H, t, J=5.4Hz), 5.02 (2H, s), 6.07 (1H, s),
6.90 (1H, s), 7.25-7.50 (5H, m). 参考例143−アミノ−5−ベンジルオキシ−6−メトキシ−1H
−インド−ル−2−カルボン酸エチル 参考例13の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率74%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.39 (3H, t, J=6.8Hz), 3.91 (3H,
s), 4.36 (2H, q, J=6.8Hz), 4.40-4.70 (2H, br), 5.1
5 (2H, s), 6.71 (1H, s), 6.94 (1H, s), 7.30-7.50
(5H, m), 7.68 (1H, s). 参考例158−ベンジルオキシ−7−メトキシ−3,5−ジヒドロ
−4H−ピリミド[5,4b]インドール4−オン 参考例14の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率75%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 5.17 (2H, s), 6.
97 (1H, s), 7.30-7.55(6H, m), 7.91 (1H, s), 11.83
(1H, s), 12.17 (1H, s).
−ジヒドロ−4H−ピリミド[5,4b]インドール−
4−オン 参考例10の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率83%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.50-2.00 (8H, m), 3.84 (3H,
s), 4.80-4.86 (1H, m),6.94 (1H, s), 7.33 (1H, s),
7.92 (1H, s), 8.00 (1H, br), 11.80 (1H, br). 参考例124−クロロ−8−(シクロヘキシルオキシ)−7−メト
キシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例11の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率94%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.50-2.10 (8H, m), 3.92 (3H,
s), 4.85-5.00 (1H, m),7.10 (1H, s), 7.59 (1H, s),
8.73 (1H, s), 12.12 (1H, s). 参考例13[4−(ベンジルオキシ)−2−シアノ−5−メトキシ
アニリノ]酢酸エチル 4−ベンジルオキシ−2−シアノ−5−メトキシアニリ
ンを用い、参考例1と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率100%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.29 (3H, t, J=7.2Hz), 3.89 (3H,
s), 3.97 (2H, d, J=5.4Hz), 4.26 (2H, q, J=7.2Hz),
4.92 (1H, t, J=5.4Hz), 5.02 (2H, s), 6.07 (1H, s),
6.90 (1H, s), 7.25-7.50 (5H, m). 参考例143−アミノ−5−ベンジルオキシ−6−メトキシ−1H
−インド−ル−2−カルボン酸エチル 参考例13の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率74%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.39 (3H, t, J=6.8Hz), 3.91 (3H,
s), 4.36 (2H, q, J=6.8Hz), 4.40-4.70 (2H, br), 5.1
5 (2H, s), 6.71 (1H, s), 6.94 (1H, s), 7.30-7.50
(5H, m), 7.68 (1H, s). 参考例158−ベンジルオキシ−7−メトキシ−3,5−ジヒドロ
−4H−ピリミド[5,4b]インドール4−オン 参考例14の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率75%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 5.17 (2H, s), 6.
97 (1H, s), 7.30-7.55(6H, m), 7.91 (1H, s), 11.83
(1H, s), 12.17 (1H, s).
【0066】参考例168−ベンジルオキシ−4−クロロ−7−メトキシ-5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例15の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率31%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.95 (3H, s), 5.23 (2H, s), 7.
13 (1H, s), 7.30-7.60(5H, m), 7.72 (1H, s), 8.72
(1H, s), 12.12 (1H, s). 参考例17(2−シアノ−4−エチルアニリノ)酢酸エチル 2−シアノ−4−エチルアニリンを用い、参考例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率93%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.18 (3H, t, J=7.5Hz), 1.30 (3H,
t, J=7.1Hz), 2.54 (2H,q, J=7.5Hz), 3.97 (2H, d, J=
2.9Hz), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 5.00 (1H, bt, J=2.
9Hz), 6.50 (1H, d, J=9.6Hz), 7.21-7.27 (2H, m). 参考例183−アミノ−5−エチル−1H−インド−ル−2−カル
ボン酸エチル 参考例17の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率61%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.28 (3H, t, J=7.6Hz), 1.41 (3H,
t, J=7.1Hz), 2.73 (2H,q, J=7.6Hz), 4.39 (2H, q, J=
7.1Hz), 4.72 (2H, bs), 7.18 (2H, m), 7.34 (1H, s),
7.72 (1H, bs). 参考例198−エチル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリミド[5,
4b]インドール−4−オン 参考例18の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率71%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.25 (3H, t, J=7.6Hz), 2.75 (2
H, q, J=7.6Hz), 7.33 (1H, d, J=8.4Hz), 7.45 (1H,
d, J=8.4Hz), 7.79 (1H, s), 7.98 (1H, s), 11.96 (1
H, bs), 12.31 (1H, bs). 参考例204−クロロ−8−エチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドール 参考例19の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率66%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.34 (3H, t, J=7.5Hz), 2.85 (2H,
q, J=7.5Hz), 7.47-7.58(2H, m), 8.18 (1H, s), 8.54
(1H, bs), 8.91(1H,s).
−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例15の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率31%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.95 (3H, s), 5.23 (2H, s), 7.
13 (1H, s), 7.30-7.60(5H, m), 7.72 (1H, s), 8.72
(1H, s), 12.12 (1H, s). 参考例17(2−シアノ−4−エチルアニリノ)酢酸エチル 2−シアノ−4−エチルアニリンを用い、参考例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率93%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.18 (3H, t, J=7.5Hz), 1.30 (3H,
t, J=7.1Hz), 2.54 (2H,q, J=7.5Hz), 3.97 (2H, d, J=
2.9Hz), 4.26 (2H, q, J=7.1Hz), 5.00 (1H, bt, J=2.
9Hz), 6.50 (1H, d, J=9.6Hz), 7.21-7.27 (2H, m). 参考例183−アミノ−5−エチル−1H−インド−ル−2−カル
ボン酸エチル 参考例17の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率61%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.28 (3H, t, J=7.6Hz), 1.41 (3H,
t, J=7.1Hz), 2.73 (2H,q, J=7.6Hz), 4.39 (2H, q, J=
7.1Hz), 4.72 (2H, bs), 7.18 (2H, m), 7.34 (1H, s),
7.72 (1H, bs). 参考例198−エチル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリミド[5,
4b]インドール−4−オン 参考例18の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率71%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.25 (3H, t, J=7.6Hz), 2.75 (2
H, q, J=7.6Hz), 7.33 (1H, d, J=8.4Hz), 7.45 (1H,
d, J=8.4Hz), 7.79 (1H, s), 7.98 (1H, s), 11.96 (1
H, bs), 12.31 (1H, bs). 参考例204−クロロ−8−エチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドール 参考例19の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率66%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.34 (3H, t, J=7.5Hz), 2.85 (2H,
q, J=7.5Hz), 7.47-7.58(2H, m), 8.18 (1H, s), 8.54
(1H, bs), 8.91(1H,s).
【0067】参考例21(2−シアノ−4−イソプロピルアニリノ)酢酸エチル
2−シアノ−4−イソプロピルアニリンを用い、参考例
1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率9
6%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.19 (6H, d, J=6.6Hz), 1.28 (3H,
t, J=7.5Hz), 2.75-2.90(1H, m), 3.97 (2H, d, J=5.4H
z), 4.23 (2H, q, J=7.5Hz), 4.95-5.10 (1H, m), 6.50
(1H, d, J=9.0Hz), 7.25-7.35 (2H, m). 参考例223−アミノ−5−イソプロピル−1H−インド−ル−2
−カルボン酸エチル 参考例21の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率41%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.29 (6H, d, J=7.0Hz), 1.41 (3H,
t, J=6.8Hz), 2.90-3.10(1H, m), 4.39 (2H, q, J=6.8H
z), 4.50-4.85 (2H, br), 7.15-7.21 (2H, m),7.36 (1
H, s), 7.60-7.85 (1H, br). 参考例238−イソプロピル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリミド
[5,4b]インドール−4−オン 参考例22の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率76%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.28 (6H, d, J=7.0Hz), 2.95-3.
20 (1H, m), 7.37 (1H,dd, J=1.8, 8.8Hz), 7.46 (1H,
d, J=8.8Hz), 7.81 (1H, d, J=1.8Hz), 7.98 (1H, s),
11.90-12.40 (2H, br). 参考例248−イソプロピル−4−クロロ−5H−ピリミド[5,
4−b]インドール 参考例23の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率77%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.37 (6H, d, J=6.6Hz), 3.00-3.
30 (1H, m), 7.50-7.80(3H, m), 8.46 (1H, s), 9.02
(1H, s). 参考例25(2−シアノ−4−トリフルオロメトキシアニリノ)酢
酸エチル 2−シアノ−4−トリフルオロメトキシアニリンを用
い、参考例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率6%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.32 (3H, t, J=7.1Hz), 3.99 (2H,
d, J=5.6Hz), 4.28 (2H,q, J=7.1Hz), 5.00 (1H, bt, J
=5.6Hz), 6.55 (1H, d, J=8.8Hz), 7.26-7.32 (2H, m).
1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率9
6%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.19 (6H, d, J=6.6Hz), 1.28 (3H,
t, J=7.5Hz), 2.75-2.90(1H, m), 3.97 (2H, d, J=5.4H
z), 4.23 (2H, q, J=7.5Hz), 4.95-5.10 (1H, m), 6.50
(1H, d, J=9.0Hz), 7.25-7.35 (2H, m). 参考例223−アミノ−5−イソプロピル−1H−インド−ル−2
−カルボン酸エチル 参考例21の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率41%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.29 (6H, d, J=7.0Hz), 1.41 (3H,
t, J=6.8Hz), 2.90-3.10(1H, m), 4.39 (2H, q, J=6.8H
z), 4.50-4.85 (2H, br), 7.15-7.21 (2H, m),7.36 (1
H, s), 7.60-7.85 (1H, br). 参考例238−イソプロピル−3,5−ジヒドロ−4H−ピリミド
[5,4b]インドール−4−オン 参考例22の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率76%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.28 (6H, d, J=7.0Hz), 2.95-3.
20 (1H, m), 7.37 (1H,dd, J=1.8, 8.8Hz), 7.46 (1H,
d, J=8.8Hz), 7.81 (1H, d, J=1.8Hz), 7.98 (1H, s),
11.90-12.40 (2H, br). 参考例248−イソプロピル−4−クロロ−5H−ピリミド[5,
4−b]インドール 参考例23の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率77%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.37 (6H, d, J=6.6Hz), 3.00-3.
30 (1H, m), 7.50-7.80(3H, m), 8.46 (1H, s), 9.02
(1H, s). 参考例25(2−シアノ−4−トリフルオロメトキシアニリノ)酢
酸エチル 2−シアノ−4−トリフルオロメトキシアニリンを用
い、参考例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率6%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.32 (3H, t, J=7.1Hz), 3.99 (2H,
d, J=5.6Hz), 4.28 (2H,q, J=7.1Hz), 5.00 (1H, bt, J
=5.6Hz), 6.55 (1H, d, J=8.8Hz), 7.26-7.32 (2H, m).
【0068】参考例263−アミノ−5−トリフルオロメトキシ−1H−インド
−ル−2−カルボン酸エチル 参考例25の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率76%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.42 (3H, t, J=7.1Hz), 4.41 (2H,
q, J=7.1Hz), 4.70 (2H,bs), 7.15-7.26 (2H, m), 7.41
(1H, s), 7.93 (1H, bs). 参考例278−トリフルオロメトキシ−3,5−ジヒドロ−4H−
ピリミド[5,4b]インドール−4−オン 参考例26の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率63%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.46 (1H, d, J=9.2Hz), 7.64 (1
H, d, J=9.2Hz), 7.93 (1H, s), 8.05 (1H, s), 12.46
(1H, bs). 参考例284−クロロ−8−トリフルオロメトキシ−5H−ピリミ
ド[5,4−b]インドール 参考例27の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率79%1 H-NMR (CDCl3)δ 7.53-7.66 (2H, m), 8.25 (1H, s),
8.63 (1H, bs), 8.97 (1H,s). 参考例29(2−シアノ−4−トリフルオロメチルアニリノ)酢酸
エチル 2−シアノ−4−トリフルオロメチルアニリンを用い、
参考例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。
収率23%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.32 (3H, t, J=7.1Hz), 4.03 (2H,
d, J=5.4Hz), 4.30 (2H,q, J=7.1Hz), 5.52 (1H, bt, J
=5.4Hz), 6.62 (1H, d, J=8.8Hz), 7.63 (1H,d, J=8.8
Hz), 7.69 (1H, s). 参考例303−アミノ−5−トリフルオロメチル−1H−インド−
ル−2−カルボン酸エチル 参考例29の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率63%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.43 (3H, t, J=7.1Hz), 4.42 (2H,
q, J=7.1Hz), 4.82 (2H,bs), 7.34 (1H, d, J=8.7Hz),
7.53 (1H, d, J=8.7Hz), 7.87 (1H, s), 8.06 (1H, b
s).
−ル−2−カルボン酸エチル 参考例25の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率76%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.42 (3H, t, J=7.1Hz), 4.41 (2H,
q, J=7.1Hz), 4.70 (2H,bs), 7.15-7.26 (2H, m), 7.41
(1H, s), 7.93 (1H, bs). 参考例278−トリフルオロメトキシ−3,5−ジヒドロ−4H−
ピリミド[5,4b]インドール−4−オン 参考例26の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率63%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.46 (1H, d, J=9.2Hz), 7.64 (1
H, d, J=9.2Hz), 7.93 (1H, s), 8.05 (1H, s), 12.46
(1H, bs). 参考例284−クロロ−8−トリフルオロメトキシ−5H−ピリミ
ド[5,4−b]インドール 参考例27の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率79%1 H-NMR (CDCl3)δ 7.53-7.66 (2H, m), 8.25 (1H, s),
8.63 (1H, bs), 8.97 (1H,s). 参考例29(2−シアノ−4−トリフルオロメチルアニリノ)酢酸
エチル 2−シアノ−4−トリフルオロメチルアニリンを用い、
参考例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。
収率23%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.32 (3H, t, J=7.1Hz), 4.03 (2H,
d, J=5.4Hz), 4.30 (2H,q, J=7.1Hz), 5.52 (1H, bt, J
=5.4Hz), 6.62 (1H, d, J=8.8Hz), 7.63 (1H,d, J=8.8
Hz), 7.69 (1H, s). 参考例303−アミノ−5−トリフルオロメチル−1H−インド−
ル−2−カルボン酸エチル 参考例29の化合物を用い、参考例2と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率63%1 H-NMR (CDCl3)δ 1.43 (3H, t, J=7.1Hz), 4.42 (2H,
q, J=7.1Hz), 4.82 (2H,bs), 7.34 (1H, d, J=8.7Hz),
7.53 (1H, d, J=8.7Hz), 7.87 (1H, s), 8.06 (1H, b
s).
【0069】参考例318−トリフルオロメチル−3,5−ジヒドロ−4H−ピ
リミド[5,4b]インドール4−オン 参考例30の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率32%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.45 (3H, m), 8.10 (1H, s), 8.
33 (1H, bs). 参考例324−クロロ−8−トリフルオロメチル−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 参考例31の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率36%1 H-NMR (CDCl3)δ 7.71 (1H, d, J=8.6Hz), 7.93 (1H,
d, J=8.6Hz), 8.71 (1H,s), 8.77 (1H, bs), 9.00 (1H,
s).
リミド[5,4b]インドール4−オン 参考例30の化合物を用い、参考例3と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率32%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.45 (3H, m), 8.10 (1H, s), 8.
33 (1H, bs). 参考例324−クロロ−8−トリフルオロメチル−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 参考例31の化合物を用い、参考例4と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率36%1 H-NMR (CDCl3)δ 7.71 (1H, d, J=8.6Hz), 7.93 (1H,
d, J=8.6Hz), 8.71 (1H,s), 8.77 (1H, bs), 9.00 (1H,
s).
【0070】参考例334−クロロ−7,8−ジメトキシ−5−メチルピリミド
[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール(150mg)、ヨウ化メチ
ル(0.071mL)、水素化ナトリウム(46mg)
のDMF(1mL)溶液を0℃で15分間攪拌した後、
水に加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、
表題化合物を淡黄色固体(120mg、収率76%)と
して得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.89 (3H, s), 3.99 (3H, s), 4.
19 (3H, s), 7.39 (1H,s), 7.65 (1H, s), 8.71 (1H,
s).
[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール(150mg)、ヨウ化メチ
ル(0.071mL)、水素化ナトリウム(46mg)
のDMF(1mL)溶液を0℃で15分間攪拌した後、
水に加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、
表題化合物を淡黄色固体(120mg、収率76%)と
して得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.89 (3H, s), 3.99 (3H, s), 4.
19 (3H, s), 7.39 (1H,s), 7.65 (1H, s), 8.71 (1H,
s).
【0071】参考例344−クロロ−7,8−ジメトキシ−5−エチルピリミド
[5,4−b]インドール 参考例33と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。 MSm/z=292(M+1). 参考例354−クロロ−7,8−ジメトキシ−5−プロピルピリミ
ド[5,4−b]インドール 参考例33と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。 MSm/z=306(M+1).
[5,4−b]インドール 参考例33と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。 MSm/z=292(M+1). 参考例354−クロロ−7,8−ジメトキシ−5−プロピルピリミ
ド[5,4−b]インドール 参考例33と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。 MSm/z=306(M+1).
【0072】実施例17,8−ジメトキシ−4−(3−フェノキシフェニル)
アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール(0.090g)と、3−フ
ェノキシアニリン(0.278g)、N−メチルピロリ
ドン(0.5mL)の混合物を140℃で2時間撹拌し
た。析出した固体をろ取し、イソプロピルアルコールで
3回洗浄した。この固体を5mLの1N水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えて中和し、析出した粉末をろ取、更に純
水で洗浄した後、減圧乾燥して表題化合物(0.080
g、収率65%)を得た。 MSm/z=413(M+1).
アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール(0.090g)と、3−フ
ェノキシアニリン(0.278g)、N−メチルピロリ
ドン(0.5mL)の混合物を140℃で2時間撹拌し
た。析出した固体をろ取し、イソプロピルアルコールで
3回洗浄した。この固体を5mLの1N水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えて中和し、析出した粉末をろ取、更に純
水で洗浄した後、減圧乾燥して表題化合物(0.080
g、収率65%)を得た。 MSm/z=413(M+1).
【0073】実施例24−(3−クロロフェニル)アミノ−7,8−ジメトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−クロロアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率75% MSm/z=355(M+1). 実施例37,8−ジメトキシ−4−(3−フルオロフェニル)ア
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−フルオロアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率78% MSm/z=339(M+1). 実施例44−(2−クロロフェニル)アミノ−7,8−ジメトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2−クロロアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率55% MSm/z=355(M+1). 実施例57,8−ジメトキシ−4−(2−フルオロフェニル)ア
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2−フルオロアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率54% MSm/z=339(M+1).
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−クロロアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率75% MSm/z=355(M+1). 実施例37,8−ジメトキシ−4−(3−フルオロフェニル)ア
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−フルオロアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率78% MSm/z=339(M+1). 実施例44−(2−クロロフェニル)アミノ−7,8−ジメトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2−クロロアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率55% MSm/z=355(M+1). 実施例57,8−ジメトキシ−4−(2−フルオロフェニル)ア
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2−フルオロアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率54% MSm/z=339(M+1).
【0074】実施例67,8−ジメトキシ−4−(3−イソプロピルフェニ
ル)アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−イソプロピルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率49% MSm/z=363(M+1). 実施例77,8−ジメトキシ−4−(2−メチルフェニル)アミ
ノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール o−トルイジンを用い、実施例1と同様の操作を行い、
表題化合物を合成した。収率74% MSm/z=335(M+1). 実施例84−[(1,1’−ビフェニル)−3−イル]アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 3−フェニルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率50% MSm/z=397(M+1). 実施例94−[(1,1’−ビフェニル)−2−イル]アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 2−フェニルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率59% MSm/z=397(M+1). 実施例107,8−ジメトキシ−4−メチルフェニルアミノ−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール N−メチルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率27% MSm/z=335(M+1).
ル)アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−イソプロピルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率49% MSm/z=363(M+1). 実施例77,8−ジメトキシ−4−(2−メチルフェニル)アミ
ノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール o−トルイジンを用い、実施例1と同様の操作を行い、
表題化合物を合成した。収率74% MSm/z=335(M+1). 実施例84−[(1,1’−ビフェニル)−3−イル]アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 3−フェニルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率50% MSm/z=397(M+1). 実施例94−[(1,1’−ビフェニル)−2−イル]アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 2−フェニルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率59% MSm/z=397(M+1). 実施例107,8−ジメトキシ−4−メチルフェニルアミノ−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール N−メチルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率27% MSm/z=335(M+1).
【0075】実施例117,8−ジメトキシ−4−(3−メチルフェニル)アミ
ノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール m−トルイジンを用い、実施例1と同様の操作を行い、
表題化合物を合成した。収率90% MSm/z=335(M+1). 実施例124−(2,4−ジフルオロフェニル)アミノ−7,8−
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,4−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率80% MSm/z=357(M+1). 実施例134−(2,6−ジフルオロフェニル)アミノ−7,8−
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,6−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率54% MSm/z=357(M+1). 実施例144−(3,4−ジフルオロフェニル)アミノ−7,8−
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3,4−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率100% MSm/z=357(M+1). 実施例154−(2,3−ジフルオロフェニル)アミノ−7,8−
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,3−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率26% MSm/z=357(M+1).
ノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール m−トルイジンを用い、実施例1と同様の操作を行い、
表題化合物を合成した。収率90% MSm/z=335(M+1). 実施例124−(2,4−ジフルオロフェニル)アミノ−7,8−
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,4−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率80% MSm/z=357(M+1). 実施例134−(2,6−ジフルオロフェニル)アミノ−7,8−
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,6−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率54% MSm/z=357(M+1). 実施例144−(3,4−ジフルオロフェニル)アミノ−7,8−
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3,4−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率100% MSm/z=357(M+1). 実施例154−(2,3−ジフルオロフェニル)アミノ−7,8−
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,3−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率26% MSm/z=357(M+1).
【0076】実施例164−(3,5−ジフルオロフェニル)アミノ−7,8−
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3,5−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率60% MSm/z=357(M+1). 実施例174−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 2−クロロ−4−フルオロアニリンを用い、実施例1と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率88% MSm/z=373(M+1). 実施例184−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 4−クロロ−2−フルオロアニリンを用い、実施例1と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率84% MSm/z=373(M+1). 実施例194−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 3−クロロ−4−フルオロアニリンを用い、実施例1と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率91% MSm/z=373(M+1). 実施例204−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 5−フルオロ−2−メチルアニリンを用い、実施例1と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率74% MSm/z=353(M+1).
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3,5−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率60% MSm/z=357(M+1). 実施例174−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 2−クロロ−4−フルオロアニリンを用い、実施例1と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率88% MSm/z=373(M+1). 実施例184−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 4−クロロ−2−フルオロアニリンを用い、実施例1と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率84% MSm/z=373(M+1). 実施例194−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 3−クロロ−4−フルオロアニリンを用い、実施例1と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率91% MSm/z=373(M+1). 実施例204−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 5−フルオロ−2−メチルアニリンを用い、実施例1と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率74% MSm/z=353(M+1).
【0077】実施例214−(2−ブロモフェニル)アミノ−7,8−ジメトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2−ブロモアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率34% MSm/z=401(M+2). 実施例224−(3−ブロモフェニル)アミノ−7,8−ジメトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−ブロモアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率77% MSm/z=401(M+2). 実施例237,8−ジメトキシ−4−(2,3,4−トリクロロフ
ェニル)アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 2,3,4−トリクロロアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率43% MSm/z=423(M+1). 実施例244−(2,5−ジブロモフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,5−ジブロモアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率42% MSm/z=477(M+1). 実施例254−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 2−フルオロ−4−メチルアニリンを用い、実施例1と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率80% MSm/z=353(M+1).
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2−ブロモアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率34% MSm/z=401(M+2). 実施例224−(3−ブロモフェニル)アミノ−7,8−ジメトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−ブロモアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率77% MSm/z=401(M+2). 実施例237,8−ジメトキシ−4−(2,3,4−トリクロロフ
ェニル)アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 2,3,4−トリクロロアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率43% MSm/z=423(M+1). 実施例244−(2,5−ジブロモフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,5−ジブロモアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率42% MSm/z=477(M+1). 実施例254−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)アミノ−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール 2−フルオロ−4−メチルアニリンを用い、実施例1と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率80% MSm/z=353(M+1).
【0078】実施例264−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)アミノ−7,
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 4−ブロモ−2−メチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率82% MSm/z=413(M+1). 実施例274−(2,5−ジフルオロフェニル)アミノ−7,8−
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,5−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率93% MSm/z=357(M+1). 実施例287,8−ジメトキシ−4−(2−メトキシフェニル)ア
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2−メトキシアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率77% MSm/z=351(M+1). 実施例297,8−ジメトキシ−4−(3−メトキシフェニル)ア
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−メトキシアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率92% MSm/z=351(M+1). 実施例304−(3−シアノフェニル)アミノ−7,8−ジメトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−シアノアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率64% MSm/z=346(M+1).
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 4−ブロモ−2−メチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率82% MSm/z=413(M+1). 実施例274−(2,5−ジフルオロフェニル)アミノ−7,8−
ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,5−ジフルオロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率93% MSm/z=357(M+1). 実施例287,8−ジメトキシ−4−(2−メトキシフェニル)ア
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2−メトキシアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率77% MSm/z=351(M+1). 実施例297,8−ジメトキシ−4−(3−メトキシフェニル)ア
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−メトキシアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率92% MSm/z=351(M+1). 実施例304−(3−シアノフェニル)アミノ−7,8−ジメトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−シアノアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率64% MSm/z=346(M+1).
【0079】実施例311−{3−[(7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール−4−イル)アミノ]フェニ
ル}エタノン 3−アミノフェニルエタノンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率77% MSm/z=363(M+1). 実施例327,8−ジメトキシ−4−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 3−トリフルオロメチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率89% MSm/z=389(M+1). 実施例337,8−ジメトキシ−4−(2−トリフルオロメチルフ
ェニル)アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 2−トリフルオロメチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率55% MSm/z=389(M+1). 実施例344−(2,3−ジクロロフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,3−ジクロロアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率25% MSm/z=389(M+1). 実施例354−(2,4−ジクロロフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,4−ジクロロアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率31% MSm/z=389(M+1).
[5,4−b]インドール−4−イル)アミノ]フェニ
ル}エタノン 3−アミノフェニルエタノンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率77% MSm/z=363(M+1). 実施例327,8−ジメトキシ−4−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 3−トリフルオロメチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率89% MSm/z=389(M+1). 実施例337,8−ジメトキシ−4−(2−トリフルオロメチルフ
ェニル)アミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 2−トリフルオロメチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率55% MSm/z=389(M+1). 実施例344−(2,3−ジクロロフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,3−ジクロロアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率25% MSm/z=389(M+1). 実施例354−(2,4−ジクロロフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,4−ジクロロアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率31% MSm/z=389(M+1).
【0080】実施例364−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,5−ジクロロアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率23% MSm/z=389(M+1). 実施例374−(3,4−ジクロロフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3,4−ジクロロアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率45% MSm/z=389(M+1). 実施例384−(3,5−ジクロロフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3,5−ジクロロアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率39% MSm/z=389(M+1). 実施例394−(3−クロロ−2−メチルフェニル)アミノ−7,
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 3−クロロ−2−メチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率42% MSm/z=369(M+1). 実施例404−(3−クロロ−4−メチルフェニル)アミノ−7,
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 3−クロロ−4−メチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率45% MSm/z=369(M+1).
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,5−ジクロロアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率23% MSm/z=389(M+1). 実施例374−(3,4−ジクロロフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3,4−ジクロロアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率45% MSm/z=389(M+1). 実施例384−(3,5−ジクロロフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3,5−ジクロロアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率39% MSm/z=389(M+1). 実施例394−(3−クロロ−2−メチルフェニル)アミノ−7,
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 3−クロロ−2−メチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率42% MSm/z=369(M+1). 実施例404−(3−クロロ−4−メチルフェニル)アミノ−7,
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 3−クロロ−4−メチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率45% MSm/z=369(M+1).
【0081】実施例414−(5−クロロ−2−メチルフェニル)アミノ−7,
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 5−クロロ−2−メチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率34% MSm/z=369(M+1). 実施例424−(2,3−ジメチルフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,3−ジメチルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率44% MSm/z=349(M+1). 実施例434−(2,4−ジメチルフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,4−ジメチルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率16% MSm/z=349(M+1). 実施例444−(2,5−ジメチルフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,5−ジメチルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率45% MSm/z=349(M+1). 実施例454−(2,6−ジメチルフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,6−ジメチルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率11% MSm/z=349(M+1).
8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インド
ール 5−クロロ−2−メチルアニリンを用い、実施例1と同
様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率34% MSm/z=369(M+1). 実施例424−(2,3−ジメチルフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,3−ジメチルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率44% MSm/z=349(M+1). 実施例434−(2,4−ジメチルフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,4−ジメチルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率16% MSm/z=349(M+1). 実施例444−(2,5−ジメチルフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,5−ジメチルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率45% MSm/z=349(M+1). 実施例454−(2,6−ジメチルフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2,6−ジメチルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率11% MSm/z=349(M+1).
【0082】実施例464−(3,4−ジメチルフェニル)アミノ−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3,4−ジメチルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率52% MSm/z=349(M+1). 実施例477,8−ジメトキシ−4−(2−エチルフェニル)アミ
ノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2−エチルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率33% MSm/z=349(M+1). 実施例487,8−ジメトキシ−4−(3−エチルフェニル)アミ
ノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−エチルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率55% MSm/z=349(M+1). 実施例497,8−ジメトキシ−4−(3−エチニルフェニル)ア
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−エチニルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率53% MSm/z=345(M+1). 実施例508−ベンジルオキシ−4−フェニルアミノ−7−メトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例16の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様
の操作を行い、表題化合物を合成した。収率93%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.97 (3H, s), 5.19 (2H, s), 7.
17 (1H, t, J=7.6Hz), 7.33 (1H, s), 7.30-7.60 (7H,
m), 7.72 (1H, s), 7.93 (2H, d, J=7.6Hz), 8.75 (1H,
s), 10.60 (1H, s), 12.02 (1H, s).
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3,4−ジメチルアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率52% MSm/z=349(M+1). 実施例477,8−ジメトキシ−4−(2−エチルフェニル)アミ
ノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 2−エチルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率33% MSm/z=349(M+1). 実施例487,8−ジメトキシ−4−(3−エチルフェニル)アミ
ノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−エチルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率55% MSm/z=349(M+1). 実施例497,8−ジメトキシ−4−(3−エチニルフェニル)ア
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 3−エチニルアニリンを用い、実施例1と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率53% MSm/z=345(M+1). 実施例508−ベンジルオキシ−4−フェニルアミノ−7−メトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例16の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様
の操作を行い、表題化合物を合成した。収率93%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.97 (3H, s), 5.19 (2H, s), 7.
17 (1H, t, J=7.6Hz), 7.33 (1H, s), 7.30-7.60 (7H,
m), 7.72 (1H, s), 7.93 (2H, d, J=7.6Hz), 8.75 (1H,
s), 10.60 (1H, s), 12.02 (1H, s).
【0083】実施例518,9−ジヒドロ−4−フェニルアミノ−5H−[1,
4]ジオキシノ[2,3−f]ピリミド[5,4−b]
インドール 参考例8の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率62% MSm/z=319(M+1). 実施例528−フェニルアミノ−9H−[1,3]ジオキソロ
[4,5−f]ピリミド[5,4−b]インドール 参考例4の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率77% MSm/z=305(M+1). 実施例538−クロロ−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 4,8−ジクロロ−5H−ピリミド[5,4−b]イン
ドールとアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率23%MSm/z=2
95(M+1). 実施例548−クロロ−4−(3−クロロフェニル)アミノ−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 4,8−ジクロロ−5H−ピリミド[5,4−b]イン
ドールと3−クロロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率33% MSm/z=329(M+1). 実施例558−クロロ−4−(4−クロロフェニル)アミノ−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 4,8−ジクロロ−5H−ピリミド[5,4−b]イン
ドールと4−クロロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率48% MSm/z=329(M+1).
4]ジオキシノ[2,3−f]ピリミド[5,4−b]
インドール 参考例8の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率62% MSm/z=319(M+1). 実施例528−フェニルアミノ−9H−[1,3]ジオキソロ
[4,5−f]ピリミド[5,4−b]インドール 参考例4の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率77% MSm/z=305(M+1). 実施例538−クロロ−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 4,8−ジクロロ−5H−ピリミド[5,4−b]イン
ドールとアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率23%MSm/z=2
95(M+1). 実施例548−クロロ−4−(3−クロロフェニル)アミノ−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 4,8−ジクロロ−5H−ピリミド[5,4−b]イン
ドールと3−クロロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率33% MSm/z=329(M+1). 実施例558−クロロ−4−(4−クロロフェニル)アミノ−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 4,8−ジクロロ−5H−ピリミド[5,4−b]イン
ドールと4−クロロアニリンを用い、実施例1と同様の
操作を行い、表題化合物を合成した。収率48% MSm/z=329(M+1).
【0084】実施例568−メチル−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールとアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率40% MSm/z=275(M+1). 実施例574−(2−クロロフェニル)アミノ−8−メチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率69
% MSm/z=309(M+1). 実施例584−(3−クロロフェニル)アミノ−8−メチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと3−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率34
%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 2.50 (3H, s), 7.11 (1H, d, J=
7.6Hz), 7.38-7.46 (2H,m), 7.65-7.69 (2H, m), 7.93
(1H, m), 8.29 (1H, bs), 8.60 (1H, s), 9.51 (1H, b
s), 11.06 (1H, bs). 実施例594−(4−クロロフェニル)アミノ−8−メチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと4−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率87
% MSm/z=309(M+1). 実施例604−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ−8−メチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2,5−ジクロロアニリンを用い、実
施例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収
率64% MSm/z=345(M+2).
[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールとアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率40% MSm/z=275(M+1). 実施例574−(2−クロロフェニル)アミノ−8−メチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率69
% MSm/z=309(M+1). 実施例584−(3−クロロフェニル)アミノ−8−メチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと3−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率34
%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 2.50 (3H, s), 7.11 (1H, d, J=
7.6Hz), 7.38-7.46 (2H,m), 7.65-7.69 (2H, m), 7.93
(1H, m), 8.29 (1H, bs), 8.60 (1H, s), 9.51 (1H, b
s), 11.06 (1H, bs). 実施例594−(4−クロロフェニル)アミノ−8−メチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと4−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率87
% MSm/z=309(M+1). 実施例604−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ−8−メチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2,5−ジクロロアニリンを用い、実
施例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収
率64% MSm/z=345(M+2).
【0085】実施例618−エチル−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 参考例20の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様
の操作を行い、表題化合物を合成した。収率75% MSm/z=289(M+1). 実施例624−(2−クロロフェニル)アミノ−8−エチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と2−クロロアニリンを用い、実施
例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
67% MSm/z=323(M+1). 実施例634−(3−クロロフェニル)アミノ−8−エチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と3−クロロアニリンを用い、実施
例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
79% MSm/z=323(M+1). 実施例644−(4−クロロフェニル)アミノ−8−エチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と4−クロロアニリンを用い、実施
例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
84% MSm/z=323(M+1). 実施例654−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ−8−エチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と2,5−ジクロロアニリンを用
い、実施例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率58% MSm/z=357(M).
[5,4−b]インドール 参考例20の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様
の操作を行い、表題化合物を合成した。収率75% MSm/z=289(M+1). 実施例624−(2−クロロフェニル)アミノ−8−エチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と2−クロロアニリンを用い、実施
例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
67% MSm/z=323(M+1). 実施例634−(3−クロロフェニル)アミノ−8−エチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と3−クロロアニリンを用い、実施
例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
79% MSm/z=323(M+1). 実施例644−(4−クロロフェニル)アミノ−8−エチル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と4−クロロアニリンを用い、実施
例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
84% MSm/z=323(M+1). 実施例654−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ−8−エチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と2,5−ジクロロアニリンを用
い、実施例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率58% MSm/z=357(M).
【0086】実施例664−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)アミノ−8
−エチル−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と5−クロロ−2−フルオロアニリ
ンを用い、実施例1と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率68% MSm/z=341(M+1). 実施例674−フェニルアミノ−8−イソプロピル−5H−ピリミ
ド[5,4−b]インドール 参考例24の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様
の操作を行い、表題化合物を合成した。収率34%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.31 (6H, d, J=6.9Hz), 3.00-3.
20 (1H, m), 7.05 (1H,t, J=7.5Hz), 7.39 (2H, t, J=
7.5Hz), 7.47 (1H, d, J=8.7Hz), 7.66 (1H, d,J=8.7H
z), 7.95 (2H, d, J=7.5Hz), 7.97 (1H, s), 8.53 (1H,
s), 9.52 (1H, s), 11.42 (1H, s). 実施例684−(3−クロロフェニル)アミノ−8−イソプロピル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例24の化合物と3−クロロアニリンを用い、実施
例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
28%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.31 (6H, d, J=6.6Hz), 3.00-3.
20 (1H, m), 7.10 (1H,dd, J=1.2, 7.8Hz), 7.40 (1H,
d, J=8.0Hz), 7.50 (1H, dd, J=2.0, 8.8Hz), 7.65-7.7
5 (2H, m), 7.97 (1H, d, J=1.2Hz), 8.29 (1H, d, J=
2.0Hz), 8.60 (1H, s), 9.53 (1H, s), 11.08 (1H, s). 実施例698−メトキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メトキシ−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールとアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率76%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 7.06 (1H, t, J=
7.5Hz), 7.20 (1H, dd, J=2.6, 8.8Hz), 7.40 (2H, t,
J=7.5Hz), 7.56 (1H, d, J=2.6Hz), 7.68 (1H, d,J=8.8
Hz), 7.92 (2H, d, J=7.5Hz), 8.52 (1H, s), 9.34 (1
H, s), 11.08 (1H,s). 実施例704−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ−8−メトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メトキシ−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2,5−ジクロロアニリンを用い、実
施例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収
率32%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.88 (3H, s), 7.20-7.40 (2H,
m), 7.60-7.75 (3H, m),8.21 (1H, d, J=1.4Hz), 8.62
(1H, s), 9.43 (1H, s), 11.76 (1H, s).
−エチル−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と5−クロロ−2−フルオロアニリ
ンを用い、実施例1と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率68% MSm/z=341(M+1). 実施例674−フェニルアミノ−8−イソプロピル−5H−ピリミ
ド[5,4−b]インドール 参考例24の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様
の操作を行い、表題化合物を合成した。収率34%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.31 (6H, d, J=6.9Hz), 3.00-3.
20 (1H, m), 7.05 (1H,t, J=7.5Hz), 7.39 (2H, t, J=
7.5Hz), 7.47 (1H, d, J=8.7Hz), 7.66 (1H, d,J=8.7H
z), 7.95 (2H, d, J=7.5Hz), 7.97 (1H, s), 8.53 (1H,
s), 9.52 (1H, s), 11.42 (1H, s). 実施例684−(3−クロロフェニル)アミノ−8−イソプロピル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例24の化合物と3−クロロアニリンを用い、実施
例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
28%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.31 (6H, d, J=6.6Hz), 3.00-3.
20 (1H, m), 7.10 (1H,dd, J=1.2, 7.8Hz), 7.40 (1H,
d, J=8.0Hz), 7.50 (1H, dd, J=2.0, 8.8Hz), 7.65-7.7
5 (2H, m), 7.97 (1H, d, J=1.2Hz), 8.29 (1H, d, J=
2.0Hz), 8.60 (1H, s), 9.53 (1H, s), 11.08 (1H, s). 実施例698−メトキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メトキシ−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールとアニリンを用い、実施例1と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率76%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 7.06 (1H, t, J=
7.5Hz), 7.20 (1H, dd, J=2.6, 8.8Hz), 7.40 (2H, t,
J=7.5Hz), 7.56 (1H, d, J=2.6Hz), 7.68 (1H, d,J=8.8
Hz), 7.92 (2H, d, J=7.5Hz), 8.52 (1H, s), 9.34 (1
H, s), 11.08 (1H,s). 実施例704−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ−8−メトキ
シ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メトキシ−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2,5−ジクロロアニリンを用い、実
施例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収
率32%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.88 (3H, s), 7.20-7.40 (2H,
m), 7.60-7.75 (3H, m),8.21 (1H, d, J=1.4Hz), 8.62
(1H, s), 9.43 (1H, s), 11.76 (1H, s).
【0087】実施例714−(2−クロロフェニル)アミノ−8−エトキシ−5
H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−エトキシ−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率60
%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.40 (3H, t, J=7.0Hz), 4.14 (2
H, q, J=7.0Hz), 7.20-7.35 (2H, m), 7.43 (1H, t, J=
8.0Hz), 7.55-7.75 (3H, m), 7.97 (1H, dd, J=1.6, 8.
0Hz), 8.54 (1H, s), 9.45 (1H, s), 11.69 (1H, s). 実施例724−(3−クロロフェニル)アミノ−8−エトキシ−5
H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−エトキシ−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと3−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率59
%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.41 (3H, t, J=7.0Hz), 4.13 (2
H, q, J=7.0Hz), 7.15-7.30 (2H, m), 7.46 (1H, t, J=
8.0Hz), 7.62 (1H, s), 7.69-7.80 (2H, m), 8.28 (1H,
s), 8.74 (1H, s), 10.26 (1H, s), 11.63 (1H, s). 実施例734−(4−クロロフェニル)アミノ−8−エトキシ−5
H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−エトキシ−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと4−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率62
%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.39 (3H, t, J=7.0Hz), 4.13 (2
H, q, J=7.0Hz), 7.22 (1H, dd, J=2.6, 7.2Hz), 7.46
(2H, d, J=9.0Hz), 7.56 (1H, d, J=2.6Hz), 7.68 (1H,
d, J=7.2Hz), 7.97 (2H, d, J=9.0Hz), 8.58 (1H, s),
9.67 (1H, s), 11.19 (1H, s). 実施例744−フェニルアミノ−8−トリフルオロメトキシ−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例28の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様
の操作を行い、表題化合物を合成した。収率78% MSm/z=345(M+1). 実施例754−(3−クロロフェニル)アミノ−8−トリフルオロ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例28の化合物と3−クロロアニリンを用い、実施
例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
33%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.10 (1H, m), 7.37-7.55 (2H,
m), 7.77 (1H, m), 7.85(1H, d, J=9.2Hz), 8.03 (1H,
s), 8.34 (1H, m), 8.60 (1H, s).
H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−エトキシ−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率60
%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.40 (3H, t, J=7.0Hz), 4.14 (2
H, q, J=7.0Hz), 7.20-7.35 (2H, m), 7.43 (1H, t, J=
8.0Hz), 7.55-7.75 (3H, m), 7.97 (1H, dd, J=1.6, 8.
0Hz), 8.54 (1H, s), 9.45 (1H, s), 11.69 (1H, s). 実施例724−(3−クロロフェニル)アミノ−8−エトキシ−5
H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−エトキシ−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと3−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率59
%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.41 (3H, t, J=7.0Hz), 4.13 (2
H, q, J=7.0Hz), 7.15-7.30 (2H, m), 7.46 (1H, t, J=
8.0Hz), 7.62 (1H, s), 7.69-7.80 (2H, m), 8.28 (1H,
s), 8.74 (1H, s), 10.26 (1H, s), 11.63 (1H, s). 実施例734−(4−クロロフェニル)アミノ−8−エトキシ−5
H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−エトキシ−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと4−クロロアニリンを用い、実施例1
と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率62
%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.39 (3H, t, J=7.0Hz), 4.13 (2
H, q, J=7.0Hz), 7.22 (1H, dd, J=2.6, 7.2Hz), 7.46
(2H, d, J=9.0Hz), 7.56 (1H, d, J=2.6Hz), 7.68 (1H,
d, J=7.2Hz), 7.97 (2H, d, J=9.0Hz), 8.58 (1H, s),
9.67 (1H, s), 11.19 (1H, s). 実施例744−フェニルアミノ−8−トリフルオロメトキシ−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例28の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様
の操作を行い、表題化合物を合成した。収率78% MSm/z=345(M+1). 実施例754−(3−クロロフェニル)アミノ−8−トリフルオロ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例28の化合物と3−クロロアニリンを用い、実施
例1と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
33%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.10 (1H, m), 7.37-7.55 (2H,
m), 7.77 (1H, m), 7.85(1H, d, J=9.2Hz), 8.03 (1H,
s), 8.34 (1H, m), 8.60 (1H, s).
【0088】実施例764−フェニルアミノ−8−トリフルオロメチル−5H−
ピリミド[5,4−b]インドール 参考例32の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様
の操作を行い、表題化合物を合成した。収率82% MSm/z=329(M+1). 実施例777−クロロ−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 4,7−ジクロロ−5H−ピリミド[5,4−b]イン
ドールとアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率23%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.08 (1H, t, J=7.4Hz), 7.31 (1
H, dd, J=8.4Hz, J=0.9Hz), 7.41 (2H, dd, J=8.4Hz, J
=7.4Hz), 7.91 (2H, d, J=8.4Hz), 7.95 (1H, s), 8.1
4 (1H, d, J=8.4Hz), 8.57 (1H, s), 9.47 (1H, s), 1
1.33 (1H, s).
ピリミド[5,4−b]インドール 参考例32の化合物とアニリンを用い、実施例1と同様
の操作を行い、表題化合物を合成した。収率82% MSm/z=329(M+1). 実施例777−クロロ−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 4,7−ジクロロ−5H−ピリミド[5,4−b]イン
ドールとアニリンを用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率23%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.08 (1H, t, J=7.4Hz), 7.31 (1
H, dd, J=8.4Hz, J=0.9Hz), 7.41 (2H, dd, J=8.4Hz, J
=7.4Hz), 7.91 (2H, d, J=8.4Hz), 7.95 (1H, s), 8.1
4 (1H, d, J=8.4Hz), 8.57 (1H, s), 9.47 (1H, s), 1
1.33 (1H, s).
【0089】実施例787,8−ジメトキシ−4−フェニルスルファニル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール(100mg)のN−メチル
ピロリドン(1.0mL)溶液にチオフェノール(40
mg)を加え、60℃で18時間攪拌した。反応液を水
に加え、酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)で
抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製
し、表題化合物を無色固体(83mg、収率67%)と
して得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.88 (3H, s), 3.92 (3H, s), 7.
09 (1H, s), 7.40-7.70(6H, m), 8.62 (1H, s).
−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール(100mg)のN−メチル
ピロリドン(1.0mL)溶液にチオフェノール(40
mg)を加え、60℃で18時間攪拌した。反応液を水
に加え、酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)で
抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製
し、表題化合物を無色固体(83mg、収率67%)と
して得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.88 (3H, s), 3.92 (3H, s), 7.
09 (1H, s), 7.40-7.70(6H, m), 8.62 (1H, s).
【0090】実施例794−(2−クロロフェニルスルファニル)−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと2−クロロチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率47% MSm/z=372(M+1). 実施例804−(3−クロロフェニルスルファニル)−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと3−クロロチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率53% MSm/z=372(M+1).
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと2−クロロチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率47% MSm/z=372(M+1). 実施例804−(3−クロロフェニルスルファニル)−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと3−クロロチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率53% MSm/z=372(M+1).
【0091】実施例814−(4−クロロフェニルスルファニル)−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと4−クロロチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率47% MSm/z=372(M+1). 実施例824−(2−ブロモフェニルスルファニル)−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと2−ブロモチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率40% MSm/z=417(M+1). 実施例834−(3−ブロモフェニルスルファニル)−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと3−ブロモチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率44% MSm/z=417(M+1). 実施例844−(4−ブロモフェニルスルファニル)−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと4−ブロモチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率42% MSm/z=417(M+1). 実施例858−エチル−4−フェニルスルファニル−5H−ピリミ
ド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物とチオフェノールを用い、実施例7
8と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率5
2% MSm/z=306(M+1).
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと4−クロロチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率47% MSm/z=372(M+1). 実施例824−(2−ブロモフェニルスルファニル)−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと2−ブロモチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率40% MSm/z=417(M+1). 実施例834−(3−ブロモフェニルスルファニル)−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと3−ブロモチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率44% MSm/z=417(M+1). 実施例844−(4−ブロモフェニルスルファニル)−7,8−ジ
メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドールと4−ブロモチオフェノール
を用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を
合成した。収率42% MSm/z=417(M+1). 実施例858−エチル−4−フェニルスルファニル−5H−ピリミ
ド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物とチオフェノールを用い、実施例7
8と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率5
2% MSm/z=306(M+1).
【0092】実施例864−(2,4−ジフルオロフェニルスルファニル)−8
−エチル−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と2,4−ジフルオロチオフェノー
ルを用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物
を合成した。収率46% MSm/z=342(M+1). 実施例874−(2−クロロフェニルスルファニル)−8−エチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と2−クロロチオフェノールを用
い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合成
した。収率28% MSm/z=340(M+1). 実施例884−(3−クロロフェニルスルファニル)−8−エチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と3−クロロチオフェノールを用
い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合成
した。収率47% MSm/z=340(M+1). 実施例898−メチル−4−フェニルスルファニル−5H−ピリミ
ド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールとチオフェノールを用い、実施例78と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率72% MSm/z=292(M+1). 実施例904−(2−クロロフェニルスルファニル)−8−メチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2−クロロチオフェノールを用い、実
施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。
収率59% MSm/z=326(M+1).
−エチル−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と2,4−ジフルオロチオフェノー
ルを用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物
を合成した。収率46% MSm/z=342(M+1). 実施例874−(2−クロロフェニルスルファニル)−8−エチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と2−クロロチオフェノールを用
い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合成
した。収率28% MSm/z=340(M+1). 実施例884−(3−クロロフェニルスルファニル)−8−エチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と3−クロロチオフェノールを用
い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合成
した。収率47% MSm/z=340(M+1). 実施例898−メチル−4−フェニルスルファニル−5H−ピリミ
ド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールとチオフェノールを用い、実施例78と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率72% MSm/z=292(M+1). 実施例904−(2−クロロフェニルスルファニル)−8−メチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2−クロロチオフェノールを用い、実
施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。
収率59% MSm/z=326(M+1).
【0093】実施例914−(3−クロロフェニルスルファニル)−8−メチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと3−クロロチオフェノールを用い、実
施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。
収率79% MSm/z=326(M+1). 実施例924−(4−クロロフェニルスルファニル)−8−メチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと4−クロロチオフェノールを用い、実
施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。
収率59% MSm/z=326(M+1). 実施例934−(2,4−ジフルオロフェニルスルファニル)−8
−メチル−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2,4−ジフルオロチオフェノールを
用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合
成した。収率51% MSm/z=328(M+1).
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと3−クロロチオフェノールを用い、実
施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。
収率79% MSm/z=326(M+1). 実施例924−(4−クロロフェニルスルファニル)−8−メチル
−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと4−クロロチオフェノールを用い、実
施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。
収率59% MSm/z=326(M+1). 実施例934−(2,4−ジフルオロフェニルスルファニル)−8
−メチル−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−クロロ−8−メチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドールと2,4−ジフルオロチオフェノールを
用い、実施例78と同様の操作を行い、表題化合物を合
成した。収率51% MSm/z=328(M+1).
【0094】実施例947,8−ジメトキシ−4−フェニルスルフィニル−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例78の化合物(50mg)のN−メチルピロリド
ン溶液(0.5mL)を0℃に冷却し、m−クロロ過安
息香酸(37mg)を加えた。反応液を室温で1時間攪
拌した後、酢酸エチル(10mL)と飽和重曹水(10
mL)を加え、析出した固体をろ取し、減圧下乾燥する
ことで表題化合物を淡黄色固体(25mg、収率47
%)として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 3.92 (3H, s), 7.
38 (1H, s), 7.50-7.70(3H, m), 7.62 (1H, s), 7.90-
8.15 (2H, m), 8.87 (1H, s), 11.80-11.90 (1H,br).
−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例78の化合物(50mg)のN−メチルピロリド
ン溶液(0.5mL)を0℃に冷却し、m−クロロ過安
息香酸(37mg)を加えた。反応液を室温で1時間攪
拌した後、酢酸エチル(10mL)と飽和重曹水(10
mL)を加え、析出した固体をろ取し、減圧下乾燥する
ことで表題化合物を淡黄色固体(25mg、収率47
%)として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 3.92 (3H, s), 7.
38 (1H, s), 7.50-7.70(3H, m), 7.62 (1H, s), 7.90-
8.15 (2H, m), 8.87 (1H, s), 11.80-11.90 (1H,br).
【0095】実施例957,8−ジメトキシ−4−フェノキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール(60mg)、フェノール
(108mg)、炭酸カリウム(63mg)のN,N−
ジメチルホルムアミド溶液(0.5mL)を60℃で1
8時間攪拌した。反応液を酢酸エチル−水で抽出し、有
機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルから結晶化し、表
題化合物を無色固体(37mg、収率50%)として得
た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.89 (3H, s), 3.92 (3H, s), 7.
08 (1H, s), 7.30-7.40(3H, m), 7.45-7.60 (2H, m),
7.60 (1H, s), 8.44 (1H, s), 12.03 (1H, s).
[5,4−b]インドール 4−クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール(60mg)、フェノール
(108mg)、炭酸カリウム(63mg)のN,N−
ジメチルホルムアミド溶液(0.5mL)を60℃で1
8時間攪拌した。反応液を酢酸エチル−水で抽出し、有
機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルから結晶化し、表
題化合物を無色固体(37mg、収率50%)として得
た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.89 (3H, s), 3.92 (3H, s), 7.
08 (1H, s), 7.30-7.40(3H, m), 7.45-7.60 (2H, m),
7.60 (1H, s), 8.44 (1H, s), 12.03 (1H, s).
【0096】実施例967,8−ジメトキシ−4−(4−フルオロフェノキシ)−
5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−フルオロフェノールを用い、実施例95と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率64% MSm/z=340(M+1). 実施例978−シクロヘキシルオキシ−4−(4−フルオロフェノ
キシ)−7−メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]
インドール 参考例12の化合物と4−フルオロフェノールを用い、
実施例95と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率28%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.60-2.10 (8H, m), 3.98 (3H,
s), 4.80-4.95 (1H, m),6.99 (1H, s), 7.10-7.30 (4H,
m), 7.71 (1H, s), 8.39 (1H, s), 8.62 (1H, s). 実施例988−エチル−4−フェノキシ−5H−ピリミド[5,4
−b]インドール 参考例20の化合物とフェノールを用い、実施例95と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率58%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.29 (3H, t, J=7.6Hz), 2.81 (2
H, q, J=7.6Hz), 7.25-7.40 (3H, m), 7.45-7.60 (4H,
m), 8.02 (1H, s), 8.51 (1H, s), 12.17 (1H, s). 実施例998−エチル−4−(4−フルオロフェノキシ)−5H−
ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と4−フルオロフェノールを用い、
実施例95と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率71%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.29 (3H, t, J=7.8Hz), 2.81 (2
H, q, J=7.8Hz), 7.30-7.60 (6H, m), 8.01 (1H, s),
8.51 (1H, s), 12.18 (1H, s).
5H−ピリミド[5,4−b]インドール 4−フルオロフェノールを用い、実施例95と同様の操
作を行い、表題化合物を合成した。収率64% MSm/z=340(M+1). 実施例978−シクロヘキシルオキシ−4−(4−フルオロフェノ
キシ)−7−メトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]
インドール 参考例12の化合物と4−フルオロフェノールを用い、
実施例95と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率28%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.60-2.10 (8H, m), 3.98 (3H,
s), 4.80-4.95 (1H, m),6.99 (1H, s), 7.10-7.30 (4H,
m), 7.71 (1H, s), 8.39 (1H, s), 8.62 (1H, s). 実施例988−エチル−4−フェノキシ−5H−ピリミド[5,4
−b]インドール 参考例20の化合物とフェノールを用い、実施例95と
同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率58%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.29 (3H, t, J=7.6Hz), 2.81 (2
H, q, J=7.6Hz), 7.25-7.40 (3H, m), 7.45-7.60 (4H,
m), 8.02 (1H, s), 8.51 (1H, s), 12.17 (1H, s). 実施例998−エチル−4−(4−フルオロフェノキシ)−5H−
ピリミド[5,4−b]インドール 参考例20の化合物と4−フルオロフェノールを用い、
実施例95と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率71%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.29 (3H, t, J=7.8Hz), 2.81 (2
H, q, J=7.8Hz), 7.30-7.60 (6H, m), 8.01 (1H, s),
8.51 (1H, s), 12.18 (1H, s).
【0097】実施例1007,8−ジヒドロキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピ
リミド[5,4−b]インドール 7,8−ジメトキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピリ
ミド[5,4−b]インドール(470mg)とピリジ
ン塩酸塩(3.4g)の混合物を190℃で1時間攪拌
した。反応混合物を室温に放冷後、水(20mL)を加
え、析出固体をろ取し、減圧下で乾燥することで表題化
合物を褐色固体(340mg、収率76%)として得
た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.06 (1H, s), 7.21 (1H, t, J=
8.4Hz), 7.46 (2H, t, J=8.4Hz), 7.55 (1H, s), 7.95
(2H, d, J=8.4Hz), 8.83 (1H, s), 9.40-9.60 (1H, b
r), 10.10-10.30 (1H, br), 11.19 (1H, s), 12.40 (1
H, s).
リミド[5,4−b]インドール 7,8−ジメトキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピリ
ミド[5,4−b]インドール(470mg)とピリジ
ン塩酸塩(3.4g)の混合物を190℃で1時間攪拌
した。反応混合物を室温に放冷後、水(20mL)を加
え、析出固体をろ取し、減圧下で乾燥することで表題化
合物を褐色固体(340mg、収率76%)として得
た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.06 (1H, s), 7.21 (1H, t, J=
8.4Hz), 7.46 (2H, t, J=8.4Hz), 7.55 (1H, s), 7.95
(2H, d, J=8.4Hz), 8.83 (1H, s), 9.40-9.60 (1H, b
r), 10.10-10.30 (1H, br), 11.19 (1H, s), 12.40 (1
H, s).
【0098】実施例1014−(3−クロロフェニル)アミノ−7,8−ジヒドロ
キシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例2の化合物を用い、実施例100と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率43%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.05 (1H, s), 7.25 (1H, d, J=
7.6Hz), 7.48 (1H, t, J=7.6Hz), 7.54 (1H, s), 7.86
(1H, d, J=7.6Hz), 8.24 (1H, s), 8.90 (1H, s),9.51
(1H, br), 10.23 (1H, br), 11.31 (1H, br), 12.46 (1
H, br). 実施例1028−ヒドロキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 実施例69の化合物を用い、実施例100と同様の操作
を行い、表題化合物を合成した。収率97%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.20-7.30 (2H, m), 7.40-7.80
(5H, m), 7.99 (2H, d, J=7.8Hz), 8.91 (1H, s), 9.65
(1H, br), 11.39 (1H, br).
キシ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例2の化合物を用い、実施例100と同様の操作を
行い、表題化合物を合成した。収率43%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.05 (1H, s), 7.25 (1H, d, J=
7.6Hz), 7.48 (1H, t, J=7.6Hz), 7.54 (1H, s), 7.86
(1H, d, J=7.6Hz), 8.24 (1H, s), 8.90 (1H, s),9.51
(1H, br), 10.23 (1H, br), 11.31 (1H, br), 12.46 (1
H, br). 実施例1028−ヒドロキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 実施例69の化合物を用い、実施例100と同様の操作
を行い、表題化合物を合成した。収率97%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 7.20-7.30 (2H, m), 7.40-7.80
(5H, m), 7.99 (2H, d, J=7.8Hz), 8.91 (1H, s), 9.65
(1H, br), 11.39 (1H, br).
【0099】実施例1038−ヒドロキシ−7−メトキシ−4−フェニルアミノ−
5H−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例50の化合物(20mg)をトリフルオロ酢酸
(0.2mL)に溶かし、90℃で2時間攪拌した。反
応液を減圧濃縮し、残留固体を酢酸エチルで洗浄後、減
圧下乾燥することで表題化合物を黄色固体(10mg、
収率67%)として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.96 (3H, s), 7.22 (1H, t, J=
8.0Hz), 7.35 (1H, s), 7.46 (2H, d, J=8.0Hz), 7.50
(1H, s), 7.84 (2H, d, J=8.0Hz), 8.81 (1H, s),9.35
(1H, s), 10.32 (1H, s), 11.48 (1H, s).
5H−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例50の化合物(20mg)をトリフルオロ酢酸
(0.2mL)に溶かし、90℃で2時間攪拌した。反
応液を減圧濃縮し、残留固体を酢酸エチルで洗浄後、減
圧下乾燥することで表題化合物を黄色固体(10mg、
収率67%)として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.96 (3H, s), 7.22 (1H, t, J=
8.0Hz), 7.35 (1H, s), 7.46 (2H, d, J=8.0Hz), 7.50
(1H, s), 7.84 (2H, d, J=8.0Hz), 8.81 (1H, s),9.35
(1H, s), 10.32 (1H, s), 11.48 (1H, s).
【0100】実施例1047,8−ジエトキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピリ
ミド[5,4−b]インドール 実施例100の化合物(100mg)のジメチルホルム
アミド(10mL)溶液に臭化エチル(111mg)と
炭酸カリウム(187mg)を加え、室温で18時間攪
拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をテトラヒドロ
フラン−酢酸エチル(1:1)混合液(20mL)と水
で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製
し、表題化合物を褐色固体(10mg、収率8.5%)
として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.30-1.50 (6H, m), 4.00-4.25
(4H, m), 7.04 (1H, t, J=7.6Hz), 7.26 (1H, s), 7.38
(2H, t, J=7.6Hz), 7.51 (1H, s), 7.90 (2H, d,J=7.6
Hz), 8.46 (1H, s), 9.28 (1H, s), 10.95 (1H, s).
ミド[5,4−b]インドール 実施例100の化合物(100mg)のジメチルホルム
アミド(10mL)溶液に臭化エチル(111mg)と
炭酸カリウム(187mg)を加え、室温で18時間攪
拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をテトラヒドロ
フラン−酢酸エチル(1:1)混合液(20mL)と水
で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)で精製
し、表題化合物を褐色固体(10mg、収率8.5%)
として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.30-1.50 (6H, m), 4.00-4.25
(4H, m), 7.04 (1H, t, J=7.6Hz), 7.26 (1H, s), 7.38
(2H, t, J=7.6Hz), 7.51 (1H, s), 7.90 (2H, d,J=7.6
Hz), 8.46 (1H, s), 9.28 (1H, s), 10.95 (1H, s).
【0101】実施例1057,8−ジプロポキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピ
リミド[5,4−b]インドール 実施例100の化合物とヨードプロパンを用い、実施例
104と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収
率16%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.00-1.20 (6H, m), 1.70-1.95
(4H, m), 3.95-4.15 (4H,m), 7.08 (1H, t, J=6.6Hz),
7.27 (1H, s), 7.39 (2H, t, J=6.6Hz), 7.52 (1H, s),
7.90 (2H, d, J=6.6Hz), 8.47 (1H, s), 9.28 (1H,
s), 10.92 (1H, s). 実施例1068−エトキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 実施例102の化合物とヨードエタンを用い、実施例1
04と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
50%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.39 (3H, t, J=7.0Hz), 4.13 (2
H, q, J=7.0Hz), 7.06 (1H, t, J=7.2Hz), 7.20 (1H, d
d, J=2.6, 8.8Hz), 7.40 (2H, t, J=7.2Hz), 7.56 (1H,
d, J=2.6Hz), 7.67 (1H, d, J=8.8Hz), 7.92 (2H, d,
J=8.8Hz), 8.52 (1H, s), 9.34 (1H, s), 11.08 (1H,
s). 実施例1074−フェニルアミノ−8−プロポキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 実施例102の化合物とヨードプロパンを用い、実施例
104と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収
率25%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.03 (3H, t,J=7.2Hz), 1.70-1.
90 (2H, m), 4.04 (2H,t, J=6.6Hz), 7.10 (1H, t, J=
7.0Hz), 7.21 (1H, dd, J=3.0, 8.8Hz), 7.40 (2H, t,
J=7.0Hz), 7.54 (1H, d, J=3.0Hz), 7.67 (1H, d, J=8.
8Hz), 7.93 (2H,d, J=7.0Hz), 8.52 (1H, s), 9.39 (1
H, s), 11.15 (1H, s). 実施例1088−イソプロポキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピリ
ミド[5,4−b]インドール 実施例102の化合物とヨードイソプロパンを用い、実
施例104と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率25%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.32 (6H, d, J=6.2Hz), 4.60-4.
80 (1H, m), 7.06 (1H,t, J=7.2Hz), 7.18 (1H, dd, J=
2.6, 9.0Hz), 7.40 (2H, t, J=7.2Hz), 7.55 (1H, d, J
=2.6Hz), 7.66 (1H, d, J=9.0Hz), 7.92 (2H, d, J=7.2
Hz), 8.52 (1H,s), 9.32 (1H, s), 11.04 (1H, s). 実施例1098−シクロペンチルオキシ−4−フェニルアミノ−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例102の化合物とヨードシクロペンタンを用い、
実施例104と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率22%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.50-2.10 (8H, m), 4.85-5.00
(1H, m), 7.06 (1H, t, J=7.2Hz), 7.17 (1H, dd, J=2.
6, 8.8Hz), 7.40 (2H, t, J=7.2Hz), 7.52 (1H, d, J=
2.6Hz), 7.66 (1H, d, J=8.8Hz), 7.92 (2H, d, J=7.2H
z), 8.52 (1H, s),9.32 (1H, s), 11.04 (1H, s). 実施例1108−シクロペンチルオキシ−7−メトキシ−4−フェニ
ルアミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例103の化合物とヨードシクロペンタンを用い、
実施例104と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率20%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.45-2.00 (8H, m), 3.91 (3H,
s), 4.80-4.95 (1H, m),7.05 (1H, t, J=8.8Hz), 7.27
(1H, s), 7.40 (2H, t, J=8.8Hz), 7.49 (1H, s), 7.90
(2H, d, J=8.8Hz), 8.48 (1H, s), 9.30 (1H, s), 10.
93 (1H, s).
リミド[5,4−b]インドール 実施例100の化合物とヨードプロパンを用い、実施例
104と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収
率16%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.00-1.20 (6H, m), 1.70-1.95
(4H, m), 3.95-4.15 (4H,m), 7.08 (1H, t, J=6.6Hz),
7.27 (1H, s), 7.39 (2H, t, J=6.6Hz), 7.52 (1H, s),
7.90 (2H, d, J=6.6Hz), 8.47 (1H, s), 9.28 (1H,
s), 10.92 (1H, s). 実施例1068−エトキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 実施例102の化合物とヨードエタンを用い、実施例1
04と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収率
50%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.39 (3H, t, J=7.0Hz), 4.13 (2
H, q, J=7.0Hz), 7.06 (1H, t, J=7.2Hz), 7.20 (1H, d
d, J=2.6, 8.8Hz), 7.40 (2H, t, J=7.2Hz), 7.56 (1H,
d, J=2.6Hz), 7.67 (1H, d, J=8.8Hz), 7.92 (2H, d,
J=8.8Hz), 8.52 (1H, s), 9.34 (1H, s), 11.08 (1H,
s). 実施例1074−フェニルアミノ−8−プロポキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 実施例102の化合物とヨードプロパンを用い、実施例
104と同様の操作を行い、表題化合物を合成した。収
率25%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.03 (3H, t,J=7.2Hz), 1.70-1.
90 (2H, m), 4.04 (2H,t, J=6.6Hz), 7.10 (1H, t, J=
7.0Hz), 7.21 (1H, dd, J=3.0, 8.8Hz), 7.40 (2H, t,
J=7.0Hz), 7.54 (1H, d, J=3.0Hz), 7.67 (1H, d, J=8.
8Hz), 7.93 (2H,d, J=7.0Hz), 8.52 (1H, s), 9.39 (1
H, s), 11.15 (1H, s). 実施例1088−イソプロポキシ−4−フェニルアミノ−5H−ピリ
ミド[5,4−b]インドール 実施例102の化合物とヨードイソプロパンを用い、実
施例104と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率25%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.32 (6H, d, J=6.2Hz), 4.60-4.
80 (1H, m), 7.06 (1H,t, J=7.2Hz), 7.18 (1H, dd, J=
2.6, 9.0Hz), 7.40 (2H, t, J=7.2Hz), 7.55 (1H, d, J
=2.6Hz), 7.66 (1H, d, J=9.0Hz), 7.92 (2H, d, J=7.2
Hz), 8.52 (1H,s), 9.32 (1H, s), 11.04 (1H, s). 実施例1098−シクロペンチルオキシ−4−フェニルアミノ−5H
−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例102の化合物とヨードシクロペンタンを用い、
実施例104と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率22%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.50-2.10 (8H, m), 4.85-5.00
(1H, m), 7.06 (1H, t, J=7.2Hz), 7.17 (1H, dd, J=2.
6, 8.8Hz), 7.40 (2H, t, J=7.2Hz), 7.52 (1H, d, J=
2.6Hz), 7.66 (1H, d, J=8.8Hz), 7.92 (2H, d, J=7.2H
z), 8.52 (1H, s),9.32 (1H, s), 11.04 (1H, s). 実施例1108−シクロペンチルオキシ−7−メトキシ−4−フェニ
ルアミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例103の化合物とヨードシクロペンタンを用い、
実施例104と同様の操作を行い、表題化合物を合成し
た。収率20%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.45-2.00 (8H, m), 3.91 (3H,
s), 4.80-4.95 (1H, m),7.05 (1H, t, J=8.8Hz), 7.27
(1H, s), 7.40 (2H, t, J=8.8Hz), 7.49 (1H, s), 7.90
(2H, d, J=8.8Hz), 8.48 (1H, s), 9.30 (1H, s), 10.
93 (1H, s).
【0102】実施例1117−メトキシ−8−メトキシエトキシ−4−フェニルア
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例103の化合物(60mg)、ブロモエチルメチ
ルエーテル(0.037mL)、1,8−ジアザビシク
ロ[5,4,0]−7−ウンデセン(0.059mL)
のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)溶液を
室温で18時間攪拌した。反応液を酢酸エチルと水で抽
出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、減圧濃縮した。。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン
=2:1)で精製し、表題化合物を無色固体(15m
g、収率21%)として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.35 (3H, s), 3.70-3.80 (2H,
m), 3.93 (3H, s), 4.15-4.20 (2H, m), 7.05 (1H, t,
J=7.4Hz), 7.28 (1H, s), 7.39 (2H, t, J=7.4Hz), 7.5
4 (1H, s), 7.90 (2H, d, J=7.4Hz), 8.47 (1H,. s),
9.27 (1H, s), 10.94 (1H, s).
ミノ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール 実施例103の化合物(60mg)、ブロモエチルメチ
ルエーテル(0.037mL)、1,8−ジアザビシク
ロ[5,4,0]−7−ウンデセン(0.059mL)
のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)溶液を
室温で18時間攪拌した。反応液を酢酸エチルと水で抽
出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、減圧濃縮した。。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン
=2:1)で精製し、表題化合物を無色固体(15m
g、収率21%)として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.35 (3H, s), 3.70-3.80 (2H,
m), 3.93 (3H, s), 4.15-4.20 (2H, m), 7.05 (1H, t,
J=7.4Hz), 7.28 (1H, s), 7.39 (2H, t, J=7.4Hz), 7.5
4 (1H, s), 7.90 (2H, d, J=7.4Hz), 8.47 (1H,. s),
9.27 (1H, s), 10.94 (1H, s).
【0103】実施例1124−ベンジル−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール 亜鉛粉末(196mg)、1,2−ジブロモエタン
(0.01mL)のN,N−ジメチルホルムアミド
(3.0mL)溶液を70℃で10分間攪拌した後、ト
リメチルシリルクロリド(0.01mL)を加え、さら
に30分間攪拌した。この反応液を0℃に冷却し、臭化
ベンジルを加え、室温で2時間攪拌した。テトラキスト
リフェニルホスフィンパラジウム(155mg)と4−
クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4
−b]インドール(200mg)を加え、60℃で30
分間攪拌した。反応液を酢酸エチルと水で抽出し、有機
層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:酢酸)で精製し、表題化合物を無
色固体(110mg、収率45%)として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 3.93 (3H, s), 4.
40 (2H, s), 7.11 (1H,s), 7.15-7.50 (5H, m), 7.61
(1H, s), 8.82 (1H, s), 11.75 (1H, s).
[5,4−b]インドール 亜鉛粉末(196mg)、1,2−ジブロモエタン
(0.01mL)のN,N−ジメチルホルムアミド
(3.0mL)溶液を70℃で10分間攪拌した後、ト
リメチルシリルクロリド(0.01mL)を加え、さら
に30分間攪拌した。この反応液を0℃に冷却し、臭化
ベンジルを加え、室温で2時間攪拌した。テトラキスト
リフェニルホスフィンパラジウム(155mg)と4−
クロロ−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4
−b]インドール(200mg)を加え、60℃で30
分間攪拌した。反応液を酢酸エチルと水で抽出し、有機
層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:酢酸)で精製し、表題化合物を無
色固体(110mg、収率45%)として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 3.93 (3H, s), 4.
40 (2H, s), 7.11 (1H,s), 7.15-7.50 (5H, m), 7.61
(1H, s), 8.82 (1H, s), 11.75 (1H, s).
【0104】実施例1134−ベンジル−8−エチル−5H−ピリミド[5,4−
b]インドール 参考例20の化合物を用い、実施例112と同様の操作
を行い、表題化合物を合成した。収率20%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.28 (3H, t, J=7.6Hz), 2.80 (2
H, q, J=7.6Hz), 4.44 (2H, s), 7.10-7.70 (7H, m),
8.04 (1H, s), 8.91 (1H, s), 11.91 (1H, s). 実施例1147,8−ジメトキシ−5−メチル−4−フェニルアミノ
ピリミド[5,4−b]インドール 参考例33の化合物を用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率42%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 3.95 (3H, s), 4.
11 (3H, s), 7.03 (1H,t, J=7.2Hz), 7.33 (1H, s), 7.
34 (2H, t, J=7.2Hz), 7.55 (1H, s), 7.61 (2H, d, J=
7.2Hz), 8.42 (1H, s), 8.74 (1H, s). 実施例1157,8−ジメトキシ−5−エチル−4−フェニルアミノ
ピリミド[5,4−b]インドール 参考例34の化合物を用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率59% MSm/z=349(M+1). 実施例1167,8−ジメトキシ−4−フェニルアミノ−5−プロピ
ルピリミド[5,4−b]インドール 参考例35の化合物を用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率63% MSm/z=363(M+1).
b]インドール 参考例20の化合物を用い、実施例112と同様の操作
を行い、表題化合物を合成した。収率20%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 1.28 (3H, t, J=7.6Hz), 2.80 (2
H, q, J=7.6Hz), 4.44 (2H, s), 7.10-7.70 (7H, m),
8.04 (1H, s), 8.91 (1H, s), 11.91 (1H, s). 実施例1147,8−ジメトキシ−5−メチル−4−フェニルアミノ
ピリミド[5,4−b]インドール 参考例33の化合物を用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率42%1 H-NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 3.95 (3H, s), 4.
11 (3H, s), 7.03 (1H,t, J=7.2Hz), 7.33 (1H, s), 7.
34 (2H, t, J=7.2Hz), 7.55 (1H, s), 7.61 (2H, d, J=
7.2Hz), 8.42 (1H, s), 8.74 (1H, s). 実施例1157,8−ジメトキシ−5−エチル−4−フェニルアミノ
ピリミド[5,4−b]インドール 参考例34の化合物を用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率59% MSm/z=349(M+1). 実施例1167,8−ジメトキシ−4−フェニルアミノ−5−プロピ
ルピリミド[5,4−b]インドール 参考例35の化合物を用い、実施例1と同様の操作を行
い、表題化合物を合成した。収率63% MSm/z=363(M+1).
【0105】表1、表2および表3に実施例で合成した
化合物を示す。
化合物を示す。
【0106】
【表1】
【0107】
【表2】
【0108】
【表3】
【0109】実験例1
NCI-H292細胞を用いたIL-8の産生系
NCI-H292(ATCC)株を10%ウシ胎児血清(ニチレイ)、100
U/mlペニシリン、100μg/mlストレプトアビジンを含むM
EM-α培地(GIBCO BRL)にて培養し、2x105cells/mlにな
るよう培地にて調製した。96ウェルマイクロプレート(F
alcon)に、予め前記培地にて40ng/mlに調製したLPS(SIG
MA)または、4ng/mlに調製したTNF-α(genzyme)を100μl
/well分注した。その後、細胞を100μl/well添加し、37
℃、5%CO 2インキュベーターにて一日培養後の培養上清5
0μl中のIL-8量をELISA法を用いて測定した。
U/mlペニシリン、100μg/mlストレプトアビジンを含むM
EM-α培地(GIBCO BRL)にて培養し、2x105cells/mlにな
るよう培地にて調製した。96ウェルマイクロプレート(F
alcon)に、予め前記培地にて40ng/mlに調製したLPS(SIG
MA)または、4ng/mlに調製したTNF-α(genzyme)を100μl
/well分注した。その後、細胞を100μl/well添加し、37
℃、5%CO 2インキュベーターにて一日培養後の培養上清5
0μl中のIL-8量をELISA法を用いて測定した。
【0110】実験例2
産生されるIL-8量の測定(ELISA)
96ウェルイムノプレート(Nunc)に抗ヒトIL-8モノクロー
ナル抗体(ENDOGEN)をPBSにて0.5μg/mlになるよう調製
し100μl/wellずつ分注し、室温で一晩静置した。抗体
除去後、25%ブロックエースを200μl/well分注し室温で
1時間静置しプレートをブロッキングした。ブロッキン
グ液を除去後、0.2%Tween-20を含む50mM TRIS-HCl(pH8.
0)緩衝液にてプレートを1回洗浄し、10%ブロックエース
を含むPBSを50μl/well分注後、培養上清を50μl/well
添加し室温で1時間静置した。上清除去後、0.2%Tween-2
0を含む50mM TRIS-HCl(pH8.0)緩衝液にてプレートを2回
洗浄し、抗ヒトIL-8モノクローナルビオチン標識抗体(E
NDOGEN)を10%ブロックエースを含むPBSにて0.1μg/mlに
なるよう調製し100μl/wellずつ分注し、室温で一時間
静置した。抗体除去後、0.2%Tween-20を含む50mM TRIS-
HCl(pH8.0)緩衝液にてプレートを2回洗浄し、HRP-Strep
tavidin(Vector)を10%ブロックエースを含むPBSにて200
00倍希釈し100μl/wellずつ分注し、室温で30分静置し
た。HRP-Streptavidin除去後、0.2%Tween-20を含む50mM
TRIS-HCl(pH8.0)緩衝液にてプレートを3回洗浄し、TMB
Microwell Peroxidase Substrate(KPL)を100μl/well
分注し、室温で30分静置しプレートを発色させた。TMB
Stop Solution(KPL)を100μl/well添加して反応を停止
し、プレートリーダー(Labsystems)にて吸光度A(450-
540)nmを測定した。IL-8のスタンダードには、Human IL
-8 ELISA Standard(ENDOGEN)を用いた。
ナル抗体(ENDOGEN)をPBSにて0.5μg/mlになるよう調製
し100μl/wellずつ分注し、室温で一晩静置した。抗体
除去後、25%ブロックエースを200μl/well分注し室温で
1時間静置しプレートをブロッキングした。ブロッキン
グ液を除去後、0.2%Tween-20を含む50mM TRIS-HCl(pH8.
0)緩衝液にてプレートを1回洗浄し、10%ブロックエース
を含むPBSを50μl/well分注後、培養上清を50μl/well
添加し室温で1時間静置した。上清除去後、0.2%Tween-2
0を含む50mM TRIS-HCl(pH8.0)緩衝液にてプレートを2回
洗浄し、抗ヒトIL-8モノクローナルビオチン標識抗体(E
NDOGEN)を10%ブロックエースを含むPBSにて0.1μg/mlに
なるよう調製し100μl/wellずつ分注し、室温で一時間
静置した。抗体除去後、0.2%Tween-20を含む50mM TRIS-
HCl(pH8.0)緩衝液にてプレートを2回洗浄し、HRP-Strep
tavidin(Vector)を10%ブロックエースを含むPBSにて200
00倍希釈し100μl/wellずつ分注し、室温で30分静置し
た。HRP-Streptavidin除去後、0.2%Tween-20を含む50mM
TRIS-HCl(pH8.0)緩衝液にてプレートを3回洗浄し、TMB
Microwell Peroxidase Substrate(KPL)を100μl/well
分注し、室温で30分静置しプレートを発色させた。TMB
Stop Solution(KPL)を100μl/well添加して反応を停止
し、プレートリーダー(Labsystems)にて吸光度A(450-
540)nmを測定した。IL-8のスタンダードには、Human IL
-8 ELISA Standard(ENDOGEN)を用いた。
【0111】実験例3
IL-8産生抑制に基づく化合物の評価
NCI-H292(ATCC)株を10%ウシ胎児血清(ニチレイ)、100
U/mlペニシリン、100μg/mlストレプトアビジンを含むM
EM-α培地(GIBCO BRL)にて培養し、2x105cells/mlにな
るよう培地にて調製した。96ウェルマイクロプレート(F
alcon)に、予め前記培地にて40ng/mlに調製したLPS(SIG
MA)または、4ng/mlに調製したTNF-α(genzyme)を90μl/
well分注し、培地にて終濃度0.3μMになるよう調製した
化合物を10μl/well添加し、その後調製した細胞を100
μl/well添加し、37℃、5%CO2インキュベーターにて一
日培養後の培養上清50μl中のIL-8量をELISA法を用いて
測定した。測定結果は細胞を刺激無しで産生されるIL-8
量を0%、LPSあるいはTNF-α刺激後に産生されるIL-8量
を100%として、化合物のIL-8産生抑制活性(IC50:μ
M)を算出した(表4)。
U/mlペニシリン、100μg/mlストレプトアビジンを含むM
EM-α培地(GIBCO BRL)にて培養し、2x105cells/mlにな
るよう培地にて調製した。96ウェルマイクロプレート(F
alcon)に、予め前記培地にて40ng/mlに調製したLPS(SIG
MA)または、4ng/mlに調製したTNF-α(genzyme)を90μl/
well分注し、培地にて終濃度0.3μMになるよう調製した
化合物を10μl/well添加し、その後調製した細胞を100
μl/well添加し、37℃、5%CO2インキュベーターにて一
日培養後の培養上清50μl中のIL-8量をELISA法を用いて
測定した。測定結果は細胞を刺激無しで産生されるIL-8
量を0%、LPSあるいはTNF-α刺激後に産生されるIL-8量
を100%として、化合物のIL-8産生抑制活性(IC50:μ
M)を算出した(表4)。
【表4】
【0112】
【発明の効果】本発明の化合物(I)またはその塩は、優
れたIL−8阻害作用を有するため、アレルギー性疾患
および/または免疫性疾患の予防治療剤として有効に用
いることができる。
れたIL−8阻害作用を有するため、アレルギー性疾患
および/または免疫性疾患の予防治療剤として有効に用
いることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61P 19/06 A61P 19/06
19/08 19/08
29/00 29/00
101 101
37/08 37/08
43/00 111 43/00 111
C07D 491/147 C07D 491/147
(72)発明者 前▲ざき▼ 博信
大阪府豊中市本町5丁目6番7号 武田豊
中ハイム206号
Fターム(参考) 4C050 AA01 AA07 AA08 BB04 CC08
DD07 DD08 EE03 FF01 GG04
GG05 HH01
4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 CB05
CB22 MA01 MA04 NA14 ZA59
ZA96 ZB11 ZB13 ZB15 ZC02
Claims (19)
- 【請求項1】式 【化1】 〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子(ただし、XおよびYが共に水素原子であ
る場合を除く)、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミ
ノ、(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子また
は−NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC
3-8シクロアルキルを示す)を、R2は置換基を有してい
てもよいC1-6アルキル、置換基を有していてもよいC
3-8シクロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6ア
ルケニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロ
アルケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC
6-14アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C
3-6アルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)
−SO2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アル
キルまたはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5お
よびR6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環
状アミノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水
素原子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC
6-10アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化
されていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(1
2)シアノを示すか、または XおよびYが一緒になって
C3-6アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示
す。ただし、QがNHで、Rが水素原子、XおよびYが
共にメトキシであるとき、環Aが無置換のベンゼン環ま
たはp−位だけが置換されたベンゼン環であるものは除
く〕で表される化合物またはその塩。 - 【請求項2】環Aが(1)(i) 1ないし3個のハロゲン原
子を有していてもよいC1-6アルキル、(ii)C 1-6アルカ
ノイル、(iii)C6-10アリールカルボニル、(iv)C1-6ア
ルキルスルホニル、(v)アミノスルホニル、(vi)モノC
1-6アルキルアミノスルホニル、(vii)ジC1-6アルキル
アミノスルホニルおよび(viii)ハロゲン原子(以下、置
換基A群と略記する)から選ばれる置換基を1ないし3
個有していてもよいC1-10アルキル、(2)前記置換基A
群から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい
C2-6アルケニル、(3)前記置換基A群から選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC2-6アルキニル、
(4) 前記置換基A群から選ばれる置換基を1ないし3個
有していてもよいC6-14アリール、(5) 前記置換基A群
から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
3-9シクロアルキル、(6) 前記置換基A群から選ばれる
置換基を1ないし3個有していてもよいC3-6シクロア
ルケニル、(7) 酸素原子、硫黄原子および窒素原子から
選ばれる1ないし3種のヘテロ原子を1ないし4個含む
芳香族または非芳香族複素環基(この芳香族または非芳
香族複素環基は、前記置換基A群から選ばれる置換基を
1ないし3個有していてもよい)、(8)1ないし3個の
ハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルキルスルホ
ニル、(9)1ないし3個のハロゲン原子を有していても
よいC1-6アルカノイル、(10)C6-10アリールカルボニ
ル、(11)カルボキシル、(12)C1-6アルコキシカルボニ
ル、(13) 前記置換基A群から選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC6-1 0アリールオキシカルボニ
ル、(14) 前記置換基A群から選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC7-1 0アラルキルオキシカルボ
ニル、(15)(i) 前記置換基A群から選ばれる置換基を1
ないし3個有していてもよいC 1-10アルキル、(ii) 前
記置換基A群から選ばれる置換基を1ないし3個有して
いてもよいC2-6アルケニル、(iii)前記置換基A群から
選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC6-14
アリール、(iv)前記置換基A群から選ばれる置換基を1
ないし3個有していてもよいC3-9シクロアルキル、(v)
前記置換基A群から選ばれる置換基を1ないし3個有し
ていてもよいC3-6シクロアルケニル、(vi)1ないし3
個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルキルス
ルホニル、(vii)1ないし3個のハロゲン原子を有して
いてもよいC1-6アルカノイル、(viii)C6-14アリール
カルボニル、(ix)カルボキシル、(x)C1-6アルコキシカ
ルボニル、(xi) 前記置換基A群から選ばれる置換基を
1ないし3個有していてもよいC6 -10アリールオキシカ
ルボニルおよび(xii) 前記置換基A群から選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC7-10アラルキルオ
キシカルボニル(以下、置換基B群と略記する)から選
ばれる置換基を1または2個有していてもよいアミノ、
(16) 置換基B群から選ばれる置換基を有していてもよ
いイミドイル、(17) 置換基B群から選ばれる置換基を
1ないし3個有していてもよいアミジノ、(18) 置換基
B群から選ばれる置換基を有していてもよい水酸基、(1
9) 置換基B群から選ばれる置換基を有していてもよい
チオール、(20)−CONR8R9(R8は(i)水素原子、(i
i)(i’)水酸基、(ii’)C1-6アルキル、C1-6アルカノ
イルおよびベンゾイルから選ばれる置換基を1または2
個有していてもよいアミノ、(iii’)ハロゲン原子、(i
v’)ニトロ、(v’)シアノ、(vi’)1ないし5個のハロ
ゲン原子を有していてもよいC1-6アルキルおよび(vi
i’)1ないし5個のハロゲン原子を有していてもよいC
1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有し
ていてもよいC1-6アルキル、(iii)(i’)水酸基、(i
i’)C1-6アルキル、C1-6アルカノイルおよびベンゾイ
ルから選ばれる置換基を1または2個有していてもよい
アミノ、(iii’)ハロゲン原子、(iv’)ニトロ、(v’)シ
アノ、(vi’)1ないし5個のハロゲン原子を有していて
もよいC1-6アルキルおよび(vii’)1ないし5個のハロ
ゲン原子を有していてもよいC1-6アルコキシから選ば
れる置換基を1ないし3個有していてもよいC3-6シク
ロアルキル、(iv) (i’)水酸基、(ii’)C1-6アルキ
ル、C1-6アルカノイルおよびベンゾイルから選ばれる
置換基を1または2個有していてもよいアミノ、(ii
i’)ハロゲン原子、(iv’)ニトロ、(v’)シアノ、(v
i’)1ないし5個のハロゲン原子を有していてもよいC
1-6アルキルおよび(vii’)1ないし5個のハロゲン原子
を有していてもよいC1-6アルコキシから選ばれる置換
基を1ないし3個有していてもよいC6-10アリール、
(v) (i’)水酸基、(ii’)C1-6アルキル、C1-6アルカ
ノイルおよびベンゾイルから選ばれる置換基を1または
2個有していてもよいアミノ、(iii’)ハロゲン原子、
(iv’)ニトロ、(v’)シアノ、(vi’)1ないし5個のハ
ロゲン原子を有していてもよいC1-6アルキルおよび(vi
i’)1ないし5個のハロゲン原子を有していてもよいC
1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有し
ていてもよいC7-10アラルキル、または(vi) 酸素原
子、硫黄原子および窒素原子から選ばれる1ないし3種
のヘテロ原子を1ないし4個含む芳香族または非芳香族
複素環基(この芳香族または非芳香族複素環基は、(i’)
水酸基、(ii’)C1-6アルキル、C1-6アルカノイルおよ
びベンゾイルから選ばれる置換基を1または2個有して
いてもよいアミノ、(iii’)ハロゲン原子、(iv’)ニト
ロ、(v’)シアノ、(vi’)1ないし5個のハロゲン原子
を有していてもよいC1-6アルキルおよび(vii’)1ない
し5個のハロゲン原子を有していてもよいC1-6アルコ
キシから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
い)、R9は水素原子、C1-6アルキル、C3-6シクロアル
キルまたはC7-10アラルキル(R8およびR9は隣接する
窒素原子とともに3ないし8員の環状アミノを形成して
もよい)を示す)、(21) −CSNR8R9(R8およびR
9は前記と同意義を示す)(22)ハロゲン原子、(23)シア
ノおよび(24)ニトロ(以下、置換基C群と略記する)か
ら選ばれる置換基を1ないし5個有していてもよいベン
ゼン環、QがNR1(R1は水素原子または前記置換基A
群から選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよい
C1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ないし2の整
数を示す)、酸素原子または前記置換基A群から選ばれ
る置換基を1または2個有していてもよいメチレン、R
が水素原子または前記置換基A群から選ばれる置換基を
1ないし3個有していてもよいC1-6アルキル、Xおよ
びYは独立して(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水酸
基、(4)アミノ、(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、
硫黄原子または−NR3−(R3は水素原子、C1-6アル
キルまたはC3-8シクロアルキル)を、R2は(i)ハロゲ
ン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいC1-6アルキ
ル、(ii) ハロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコ
キシから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよ
いC3-8シクロアルキル、(iii)ハロゲン、C6-10アリー
ルおよびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ない
し3個有していてもよいC2-6アルケニル、(iv) ハロゲ
ン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいC3-8シクロ
アルケニルを示す)、(6)前記置換基C群から選ばれる
置換基を1ないし5個有していてもよいC6-14アリー
ル、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C3-6アルキル
またはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)−SO2NR5
R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アルキルまたはC
3-8シクロアルキルを示し、R5およびR6は隣接する窒
素原子とともに3ないし8員の環状アミノを形成しても
よい)、(9) −COR7(R7は水素原子、C1-6アルキ
ル、C3-8シクロアルキルまたはC 6-10アリールを示
す)、(10)カルボキシル、(11)C1-6アルコキシカルボ
ニル、(12) 前記置換基A群から選ばれる置換基を1な
いし3個有していてもよいC6-1 0アリールオキシカルボ
ニル、(13) 前記置換基A群から選ばれる置換基を1な
いし3個有していてもよいC7-1 0アラルキルオキシカル
ボニル、(14)−CONR8R9(R8およびR9は前記と同
意義を示す)(15)ニトロ、(16)シアノ、(17)XおよびY
が一緒になってC3-6アルキレンまたは(18)XおよびY
が一緒になってC1-4アルキレンジオキシである請求項
1記載の化合物。 - 【請求項3】環Aが(1)1ないし3個のハロゲン原子を
有していてもよいC1-10アルキル、(2)C2-6アルキニ
ル、(3)C6-14アリール、(4)C1-6アルカノイル、(5)C
1-10アルキルおよびC6-14アリールから選ばれる置換基
を有していてもよい水酸基、(6)ハロゲン原子および(7)
シアノから選ばれる置換基を1ないし3個有していても
よいベンゼン環、QがNR1a(R1aは水素原子またはC
1-6アルキル)、S、SO、酸素原子またはメチレン、
Rが水素原子またはC1-6アルキル、XおよびYは独立
して(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水酸基または(4)−
ZaR2a(Zaは結合手または酸素原子を、R2aは(i)ハ
ロゲン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1-6ア
ルキルまたは(ii) ハロゲン、C6-10アリールおよびC
1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし3個有し
ていてもよいC3-8シクロアルキルを示す)、またはX
およびYが一緒になってC1-4アルキレンジオキシであ
る請求項1記載の化合物。 - 【請求項4】環AがC2-6アルキニルおよびハロゲン原
子から選ばれる置換基を1または2個有していてもよい
ベンゼン環である請求項1記載の化合物。 - 【請求項5】XおよびYは独立して(1)水素原子、(2)ハ
ロゲン、(3)水酸基または(4)−ZaR2a(Zaは結合手ま
たは酸素原子を、R2aは(i)ハロゲン、C6-10アリール
およびC1-6アルコキシから選ばれる置換基を1ないし
3個有していてもよいC1-6アルキルまたは(ii) ハロゲ
ン、C6-10アリールおよびC1-6アルコキシから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいC3-8シクロ
アルキルを示す)である請求項1記載の化合物。 - 【請求項6】Rが水素原子である請求項1記載の化合
物。 - 【請求項7】QがNH、S、酸素原子またはメチレンで
ある請求項1記載の化合物。 - 【請求項8】4−(2,5−ジクロロフェニル)アミノ
−7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール、4−(4−クロロフェニルスルファニル)−
7,8−ジメトキシ−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドールまたは4−ベンジル−7,8−ジメトキシ−5
H−ピリミド[5,4−b]インドールである請求項1
記載の化合物。 - 【請求項9】請求項1記載の化合物またはその塩のプロ
ドラッグ。 - 【請求項10】請求項1記載の化合物、その塩またはそ
のプロドラッグを含有してなる医薬組成物。 - 【請求項11】式 【化2】 〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、
(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子または−
NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)を、R2は置換基を有していても
よいC1- 6アルキル、置換基を有していてもよいC3-8シ
クロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6アルケ
ニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロアル
ケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC6-14
アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C3-6ア
ルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)−SO
2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アルキルま
たはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5およびR
6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環状アミ
ノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水素原
子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC6-10
アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化され
ていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(12)シ
アノを示すか、またはXおよびYが一緒になってC3-6
アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示す〕で
表される化合物またはその塩を含有してなるIL−8阻
害剤。 - 【請求項12】IL−8関連疾患の予防・治療剤である
請求項11記載の剤。 - 【請求項13】アレルギー性疾患および/または炎症性
疾患の予防治療剤である請求項11記載の剤。 - 【請求項14】慢性閉塞性肺疾患の予防・治療剤である
請求項11記載の剤。 - 【請求項15】慢性閉塞性肺疾患の病態進行抑制剤であ
る請求項11記載の剤。 - 【請求項16】リウマチ、慢性関節リウマチ、変形性関
節炎、リウマチ様脊髄炎、痛風性関節炎および/または
骨膜炎の予防・治療剤である請求項11記載の剤。 - 【請求項17】式 【化3】 〔式中、Rは水素原子または置換基を有していてもよい
C1-6アルキルを、XおよびYは独立して(1)水素原子、
(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、(5)−ZR2(Z
は結合手、酸素原子、硫黄原子または−NR3−(R3は
水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シクロアルキル)
を、R2は置換基を有していてもよいC1- 6アルキル、置
換基を有していてもよいC3-8シクロアルキル、置換基
を有していてもよいC2-6アルケニルまたは置換基を有
していてもよいC3-8シクロアルケニルを示す)、(6)
置換基を有していてもよいC6-14アリール、(7)−NH
COR4(R4は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)、(8)−SO2NR5R6(R5およ
びR6はC1-6アルキルまたはC3-8シクロアルキルを示
すか、またはR5およびR6は隣接する窒素原子とともに
3ないし8員の環状アミノを形成してもよい)、(9) −
COR7(R7は水素原子、C1-6アルキル、C3-8シクロ
アルキルまたはC6-10アリールを示す)、(10)エステル
化またはアミド化されていてもよいカルボキシル、 (1
1)ニトロまたは(12)シアノを示すか、またはXおよびY
が一緒になってC3-6アルキレンまたはC1-4アルキレン
ジオキシを、Lは脱離基を示す〕で表される化合物また
はその塩と式 【化4】 〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、Q’は−NHR1(R1は水素原子または置換基を有
していてもよいC1-6アルキルを示す)、−SH、−O
Hまたは−Q”−Zn−L’(Q”は置換基を有してい
てもよいメチレン、L’はハロゲンを示す)を示す〕で
表される化合物またはその塩とを反応させることを特徴
とする式 【化5】 〔式中、R、XおよびYは前記と同意義を、QはNR1
(R1は水素原子または置換基を有していてもよいC1-6
アルキルを示す)、S(O)n(nは0ないし2の整数を
示す)、酸素原子または置換基を有していてもよいメチ
レンを示す〕で表される化合物またはその塩の製造法。 - 【請求項18】哺乳動物に対し、式 【化6】 〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、
(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子または−
NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)を、R2は置換基を有していても
よいC1- 6アルキル、置換基を有していてもよいC3-8シ
クロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6アルケ
ニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロアル
ケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC6-14
アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C3-6ア
ルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)−SO
2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アルキルま
たはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5およびR
6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環状アミ
ノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水素原
子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC6-10
アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化され
ていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(12)シ
アノを示すか、またはXおよびYが一緒になってC3-6
アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示す〕で
表される化合物またはその塩の有効量を投与することを
特徴とするIL−8阻害方法。 - 【請求項19】IL−8阻害剤を製造するための、式 【化7】 〔式中、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、QはNR1(R1は水素原子または置換基を有してい
てもよいC1-6アルキルを示す)、S(O)n(nは0ない
し2の整数を示す)、酸素原子または置換基を有してい
てもよいメチレンを、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキルを、XおよびYは独立して
(1)水素原子、(2)ハロゲン、(3)水酸基、(4)アミノ、
(5)−ZR2(Zは結合手、酸素原子、硫黄原子または−
NR3−(R3は水素原子、C1-6アルキルまたはC3-8シ
クロアルキルを示す)を、R2は置換基を有していても
よいC1- 6アルキル、置換基を有していてもよいC3-8シ
クロアルキル、置換基を有していてもよいC2-6アルケ
ニルまたは置換基を有していてもよいC3-8シクロアル
ケニルを示す)、(6) 置換基を有していてもよいC6-14
アリール、(7)−NHCOR4(R4は水素原子、C3-6ア
ルキルまたはC3-8シクロアルキルを示す)、(8)−SO
2NR5R6(R5およびR6は水素原子、C1-6アルキルま
たはC3-8シクロアルキルを示すか、またはR5およびR
6は隣接する窒素原子とともに3ないし8員の環状アミ
ノを形成してもよい)、(9) −COR7(R7は水素原
子、C1-6アルキル、C3-8シクロアルキルまたはC6-10
アリールを示す)、(10)エステル化またはアミド化され
ていてもよいカルボキシル、 (11)ニトロまたは(12)シ
アノを示すか、またはXおよびYが一緒になってC3-6
アルキレンまたはC1-4アルキレンジオキシを示す〕で
表される化合物またはその塩の使用。
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