JP2003180067A - Dcブラシレスモータとそれを使用するシールレスポンプ - Google Patents
Dcブラシレスモータとそれを使用するシールレスポンプInfo
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- JP2003180067A JP2003180067A JP2002272526A JP2002272526A JP2003180067A JP 2003180067 A JP2003180067 A JP 2003180067A JP 2002272526 A JP2002272526 A JP 2002272526A JP 2002272526 A JP2002272526 A JP 2002272526A JP 2003180067 A JP2003180067 A JP 2003180067A
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Abstract
安定性を確保し、モータ効率を向上させることができ、
部品の削減及び組立工数の削減が行える薄型のDCブラ
シレスモータとそれを使用するシールレスポンプを提供
することを目的とする。 【解決手段】 上記課題を解決するために本発明のDC
ブラシレスモータは、固定子鉄心1の中央部に基板10
が固定され、基板10には、中央基板部10aと、該中
央基板部10aから突極2まで伸びるとともに、巻線コ
イル4間に収まる腕基板部10bとが設けられ、中央基
板部10aにはドライバIC9が搭載され、腕基板部1
0bには磁極位置センサ8が搭載されたことを特徴とす
る。
Description
るための磁極位置センサとドライバICを搭載した基板
のレイアウト及び固定、組立により、長寿命で効率の高
いDCブラシレスモータとそれを使用したシールレスポ
ンプに関するものである。
サを使用して磁極位置を検出し、この位置信号に基づき
電流方向を切り換えるようにドライバICで制御するD
Cブラシレスモータは、電機子がモータ用コア(固定子
鉄心)の周りに巻線を巻いて構成され、コイルや磁極位
置センサを配置する必要からコイルエンド長を短くする
のは難しいとされてきた。しかし、最近は小型化・薄型
化に対する要求が高まりつつある。
ータについて、図6に示す、従来の薄型化したDCブラ
シレスモータの構成図を用いて説明する(例えば、特許
文献1参照。)。
モータは電機子108周りにマグネットロータ106を
配して構成される。この電機子108の巻線コイル11
0に流す電流を切換えてモータを駆動するドライバIC
113が基板112に設けられ、電機子108の中央部
に配設される。このドライバIC113を実装した基板
112はシールド板114上に置かれ、また電機子10
8に固定される。回転側のマグネットロータ106はロ
ータフレーム107に保持され、電機子108に対向し
た位置に配設される。
106の磁極位置を検出する磁極位置センサ115も配
設され、磁極位置センサ115の出力信号を受けて、ド
ライバIC113は電機子108の巻線コイル110に
流す電流を制御する。これにより電機子108が電磁石
となり、マグネットロータ106の磁極との吸引・反発
が行われ、マグネットロータ106に回転トルクが発生
する。
することにより、ドライバIC113からのパターン配
線が容易に行え、基板112に対するパターン配線の面
積を小さくすることができるため、基板112の外形を
小さくすることができ、DCブラシレスモータの小型化
が可能になるものであった。また、電機子108に巻回
されている巻線コイル110から受ける制約がなく、薄
型化されたDCブラシレスモータにすることができるも
のである。
来のDCブラシレスモータは、磁極位置センサとドライ
バICを搭載する基板が、電機子を構成する固定子鉄心
のコイルエンドから適当なギャップを設けて配置される
ため、コイルエンドの位置と基板の厚みによりモータの
厚みが決定される。この制約のためDCブラシレスモー
タの薄型化にはどうしても限界が存在していた。
定するときに、電機子に対し取付け上のバラツキが発生
し、そのためにモータの性能がバラつくという課題を有
していた。
スポンプに採用したとき、シールレスポンプのポンプ作
動部と駆動側の電気部とを隔離するための分離板に固定
子鉄心を固定するが、圧入するとき固定子鉄心の位置と
方向がブレてモータの性能がバラついたり、振動・騒音
レベルが上がるといった問題もあった。
明は、モータ性能と振動・騒音レベルの安定性を確保
し、モータ効率を向上させることができ、部品の削減及
び組立工数の削減が行える薄型のDCブラシレスモータ
を提供することを目的とする。
レベルの安定性を確保し、部品の削減及び組立工数の削
減が行えるシールレスポンプを提供することを目的とす
る。
に本発明のDCブラシレスモータは、固定子鉄心の中央
部に基板が固定され、基板には、中央基板部と、該中央
基板部から突極まで伸びるとともに、巻線コイル間に収
まる腕基板部とが設けられ、中央基板部にはドライバI
Cが搭載され、腕基板部には磁極位置センサが搭載され
たことを特徴とする。
安定性を図ることができ、モータ効率の向上を図ること
ができ、部品の削減及び組立工数の削減が行える薄型の
DCブラシレスモータを実現することができる。
のDCブラシレスモータを備え、マグネットロータと電
機子とのギャップに設けた分離板にコア圧入ストッパー
と基板固定用ストッパーが設けられたことを特徴とす
る。
ルの安定性を確保し、部品の削減及び組立工数の削減が
行える。
は、複数のティースの先端にそれぞれ突極が設けられた
固定子鉄心と該ティースにそれぞれ巻線された巻線コイ
ルを備えた電機子と、突極に対向して配置されたマグネ
ットロータと、マグネットロータの磁極位置を検出する
複数の磁極位置センサと、磁極位置センサからの出力信
号に従って巻線コイルに流す電流の制御を行うドライバ
ICとを備えたDCブラシレスモータであって、固定子
鉄心の中央部に基板が固定され、基板には、中央基板部
と、該中央基板部から突極まで伸びるとともに、巻線コ
イル間に収まる腕基板部とが設けられ、中央基板部には
ドライバICが搭載され、腕基板部には磁極位置センサ
が搭載されたことを特徴とするDCブラシレスモータで
あるから、従来のDCブラシレスモータのようにコイル
エンドを基準にして基板や実装部品の高さ、ギャップが
加わってモータの厚さとなるようなことはなく、固定子
鉄心を基準にして基板を取付け、モータの厚みはほぼコ
イルエンド長(巻線コイルの厚さ)にすることができ、
DCブラシレスモータの薄型化が飛躍的に図れる。
とドライバICが基板の電機子側に配置されたことを特
徴とする請求項1記載のDCブラシレスモータであるか
ら、基板や実装部品の高さの影響を受けることなく、確
実にモータの厚みをコイルエンド長にすることができ、
DCブラシレスモータの薄型化が図れる。
置決め突起部が形成され、基板には該位位置決め突起部
と嵌合する穴が形成されたことを特徴とする請求項1ま
たは2記載のDCブラシレスモータであるから、基板の
取付け精度が上がり、それにより個々のモータで磁極位
置センサの磁極位置検出のバラツキを抑え、モータ性能
の安定性を向上させることができる。
積層した鋼鈑がカシメ部によってカシメられて一体化さ
れるとともに、該カシメ部によって位置決め突起部が形
成されることを特徴とする請求項3記載のDCブラシレ
スモータであるから、カシメ部が位置決め突起部となっ
て突起の数を減らすことができ、固定子鉄心の磁気抵抗
を増大し、それにより固定子鉄心の鉄損が増大するのを
防止するため、モータ効率を低下させない。
と隣接する2つのティース間のピッチ角が、等角度のピ
ッチ角を基準にして互いに離れる方向にそれぞれ角度θ
1だけ広げて異なったピッチ角にされたことを特徴とす
る請求項1〜4のいずれかに記載のDCブラシレスモー
タであるから、巻線コイル間のピッチが広がり、磁極位
置センサが配置される基板領域が拡大するため、磁極位
置センサの進角位置の自由度が増し、モータ効率を向上
させることができる。また基板最小幅部分でも十分な幅
を確保でき、基板強度の向上を図ることができる。
と隣接する2つのティース以外のティース間のピッチ角
が、等角度のピッチ角を基準にして角度θ2だけ狭めら
れていることを特徴とする請求項5記載のDCブラシレ
スモータであるから、基板と巻線コイル及びコイル間の
ピッチを最小に設定でき、モータ効率を向上させること
ができる。
いずれかに記載のDCブラシレスモータを備えたシール
レスポンプであって、マグネットロータと電機子とのギ
ャップに設けた分離板にコア圧入ストッパーと基板固定
用ストッパーが設けられたことを特徴とするシールレス
ポンプであるから、基板固定用の部品を削減できるとと
もに、組立工数の低減も図れる。さらに固定子鉄心の圧
入位置をポンプに対し精度良く決定できるため、マグネ
ットロータとのマグネットセンタ力をのバラツキの発生
を抑え、個々のモータの振動・騒音値の安定性を図れる
作用を有する。
態1について図1,図2を用いて説明する。図1(a)
は本発明の実施の形態1のDCブラシレスモータの基板
実装部品を電機子とは逆側の基板面に実装した場合の構
成図、図1(b)は(a)のDCブラシレスモータの断
面図、図2(a)は本発明の実施の形態1のDCブラシ
レスモータの基板実装部品を電機子側の基板面に実装し
た場合の構成図、図2(b)は(a)のDCブラシレス
モータの断面図である。図1のように基板実装部品を電
機子とは逆側の基板面に搭載する場合は実装部品が大き
いときに採用するのが好適であり、図2のように基板実
装部品を電機子側の基板面に搭載する場合は実装部品が
小さいときに採用するとモータの薄型化が更に図れるも
のである。
機子を構成する固定子鉄心、2は固定子鉄心1から伸び
た腕の先端に設けられる突極、3は固定子鉄心1の中心
から放射状にのびる腕の部分であるティース、4はティ
ース3に巻線された巻線コイル、5はマグネットロー
タ、6は電機子である。電機子6は、固定子鉄心1(突
極2,ティース3を含む)と巻線コイル4等から構成さ
れる。固定子鉄心1としては鉄損を低減しモータ効率を
向上するために透磁率の大きく、厚さがt=0.2〜
0.5mm程度の珪素鋼鈑が一般的に用いられ、この鋼
鈑が複数枚積層されて構成される。この固定子鉄心1の
ティース3に巻線が巻回されて、回転磁界を形成する巻
線コイル4が形成する。巻線コイル4として巻かれる巻
線材は、銅線に薄い絶縁皮膜を施したものである。固定
子鉄心1の中心部分は孔301が形成されている。
突極2は、できるだけマグネットの磁束を固定子鉄心1
内に取り込み、巻線コイル4の巻線可能な部分をできる
だけ大きく確保するため、ティース3に対し幅広い形状
となっている。マグネットロータ5のマグネットは永久
磁石となりうるフェライトや金属系磁性体(SmCo
等)が好適である。このマグネットロータ5は固定子鉄
心1に施された巻線コイル4に電流を流すことで発生す
る電磁磁石との磁力による吸引・反発により回転方向に
トルクが発生し、マグネットロータ5を回転させる。
ために用いる磁極の切れ目、8はホール素子等の磁極位
置センサ、9はドライバIC、10は基板、11はコイ
ルエンド長である。マグネットロータ5に回転トルクを
効率よく発生するためには、巻線コイル4に流す電流の
向きタイミングよく切換える必要があるが、このタイミ
ング信号を発生させるため、磁極位置センサ8でマグネ
ットロータ5の磁極の切れ目7を検出する。磁極位置セ
ンサ8で発生されたタイミング信号は、ドライバIC9
に入力され、それを受けてドライバIC9が巻線コイル
4に流す電流方向を切換え、それにより4つの突極2に
発生する電磁石の磁極の極性が切り換わる。ここで磁極
位置センサ8とドライバIC9は、同一の基板10に搭
載されている。
C9が固定子鉄心1の中部分の孔301の径よりも大き
いため、電機子6とは反対側に向けて搭載されており、
同一基板10に磁極位置センサ8も搭載されている。し
かし、この場合、電機子6の厚さを決定するコイルエン
ド長11よりも、固定子鉄心1に固定される基板10の
厚さと実装部品の高さの方が大きくなり、これによって
モータの厚さが決定される可能性があり、薄型化しても
僅かであるがコイルエンド長以上の厚さとなる可能性が
ある。
タでもっとも特徴のある構成は、基板10の形状と電機
子6上で行うレイアウトである。図1(a),(b)を
見て分かるように、基板10の形状は中央基板部10a
と腕基板部10bからなる徳利形をしている。これは次
の理由による。磁極位置センサ8は、磁極位置(磁極の
切れ目7)を検出するためにできる限りマグネットロー
タ5に近づけなければならない。また、ドライバIC9
は、磁極位置センサ8より数倍の実装面積を必要とする
ため、固定子鉄心1の中心部分に搭載するレイアウトに
する必要がある。このため磁極位置センサ8は腕基板部
10bに搭載され、ドライバIC9は中央基板部10a
の方に搭載される。そして、固定子鉄心1上に基板10
を固定するためには巻線コイル4を避けて固定する必要
があるから、腕基板部10bの根元は巻線コイル4の間
の最小幅B以下の寸法となっており、腕基板部10bは
2つの巻線コイル4の間に確実にすっぽり収まって固定
子鉄心1上に基板10が装着される。このような理由か
ら、基板10の形状は徳利形となっている。
を電機子6上にレイアウトすることで、従来の技術にお
いてはコイルエンド長11に基板10の厚みと実装部品
(ドライバIC9または磁極位置センサ8)の高さをす
べて加算した長さが、モータの厚みを決定したが、これ
に対し本実施の形態1では、固定子鉄心1の厚みに基板
10の厚みと実装部品の高さとコイルエンド長11の半
分の厚みを加算した長さ、または、コイルエンド長11
の厚みが、モータの厚みを決定することになるので、モ
ータの薄膜化が可能となる。一例として電源電圧5V、
モータ出力200mWのモータを、外径20mmの固定
子鉄心1で4mmのモータの厚みとすることができた。
なお、同じモータに対して従来の技術では、7.5mm
で実現していたものを4mmとするもので、ほぼ半分の
モータの厚みにでき、本実施の形態1によれば非常な薄
型化を実現できることが分かる。
を電機子側の基板面に実装した場合の説明を行うと、図
1(a),(b)とほぼ同様であり、相違点は磁極位置
センサ8とドライバIC9の基板10の実装面が、電機
子6側に搭載していることである。これはドライバIC
8が小容量で小型の場合とくに有効で、これによりコイ
ルエンド長11のみがモータの厚みを決定し、確実にD
Cブラシレスモータの薄型化が可能となる。
態2について図3(a)に基づき説明する。図3(a)
本発明の実施の形態2におけるDCブラシレスモータの
固定子鉄心と基板の位置決め固定図、図3(b)は
(a)のDCブラシレスモータの固定子鉄心と基板の位
置決め固定断面図である。ここで実施の形態1と同一符
号の説明は、実施の形態1の説明に譲って省略する。
鉄心1の積層鋼板を1枚1枚が分離しないように位置決
め突起部を設ける。この位置決め突起部は、実施の形態
2においてはカシメ部として構成され、各鋼板にそれぞ
れ突起12aが形成されている。鋼板を積層し、プレス
機でプレスしてカシめ、この突起12aで位置決め突起
部を形成するとともに、固定子鉄心1自体は積層鋼板が
カシメられ一体化される。しかし、従来一般の固定子鉄
心1では、固定子鉄心1上面(図の断面図のA側)をフ
ラットにするように最も上面側(A側)の鋼板には突起
部は設けられておらず、下の鋼板のピンに挿通させる丸
穴が設けられて位置決めされている。これに対し、実施
の形態2では、最も上面側(A側)にも突起12aの1
つである突起12bを設けるとともに、基板10にこの
突起12bに対応した切り欠き13を形成し、突起12
bを切り欠き13に係合させることで基板10の位置決
め固定を行っている。尚、本実施の形態2では、各鋼板
にそれぞれ突起12bを3個、基板10に切り欠き13
を3個形成したが、1個でもよく、複数形成すればさら
に精度よく位置決めがされる。また、基板10に形成し
た切り欠き13は孔状でもよい。
0は、電機子6に立てたピンを挿通して半田固定してい
たため、ピンの設置の精度が悪く、位置精度が回転方向
の角度で2.5°(物理角)以上のブレがあり、モータ出
力のバラツキが5%も生じていた。これに対し本発明の
実施の形態3においては、複数の突起12a,12bと
切り欠き13で位置決めを行うので、位置精度が回転方
向の角度で、1°(物理角)以内のブレで抑えることがで
きる。これは図3に示す4極のDCブラシレスモータで
あれば、電気角2°以内に相当し、モータ出力のバラツ
キとして、1%以内の安定性を得ることができる。
3について図4に基づいて説明する。図4は本発明の実
施の形態3におけるDCブラシレスモータのティースが
不等間隔である場合の電機子図である。
中央にティース3が配置される。しかし実施の形態3で
は、基板10が挿入される位置の隣接する2つのティー
ス3a,3bが、突極2の中央位置でなく、角度θ1ず
つティース3a,3bが離れた位置に配置されている。
すなわち、ティース3aが等ピッチ角の場合よりθ1遅
れ、ティース3bがθ1進んだ角度に配置され、ティー
ス3a,3b間の角度が広げられている。これにより基
板10の徳利状の形状の中で最小幅の部分Bの幅が十分
確保でき、強度が向上する。また、磁極位置センサ8の
レイアウト位置の自由度を示す設置可能幅Cが従来2〜
3°(物理角)であったのに対し、20°程度と十分大
きく取れ、磁極位置センサ8の最適な進角量調整がで
き、モータ効率を2%向上させることができる。
dも突極2の中央からθ2だけずれて配置されている。
すなわち、等ピッチ角で全ティースを設けた場合を基準
にして、θ2だけピッチ角が狭められている。仮にティ
ース3a,3b、ティース3c,3dがずれていない場
合は、ティース3a,3c間とティース3b,3d間の
距離が短くなり、巻線の占積率が低下してしまい、モー
タ効率が低下する。しかし、実施の形態4においては、
ティース3a,3b間、ティース3c,3d間をそれぞ
れθ1,θ2ずらすことで占積率低下を抑えるものであ
る。ここで図4のように4スロットのモータでは、θ2
=θ1/3程度にするとよい。また、一般にnスロット
の場合は、θ2は各ティースごとでかわるので、θ1ずら
したティース間以外のティース間角度θを、 θ=(360/n)−2θ1/(n−1) 程度に設定するとよい。
4のシールレスポンプについて図5に基づいて説明す
る。図5は本発明の実施の形態4におけるDCブラシレ
スモータをシールレスポンプ用モータとして使用した構
成図である。
を形成する液体を送り出すポンプ作動部と駆動側の電気
部(電機子6及び基板10の実装部品)とを隔離するた
めの分離板である。通常のポンプであれば軸シールを有
するが、シールレスポンプでは分離板13を介在させて
電機部を全体的にシールする。実施の形態4において
は、分離板13の内周面と突極2の外周面を接触させな
がら圧入して電機子6を固定している。14は、図5に
示すようにポンプ下方から分離板13に圧入するとき、
突極2の上面と接触し、圧入位置を決定するコア圧入ス
トッパーで、分離板13と一体になっている。15は、
基板10の上面と接触して圧入位置を決定する基板固定
用ストッパーである。基板10の圧入時、基板10は、
基板10の厚み分だけコア圧入ストッパー14より上部
に位置する基板固定用ストッパー15と、突極2に挟ま
れ正確に固定される。この圧入固定により、組立て工数
を低減できる。また、圧入して固定するとき発生する取
付けの方向にバラツキが発生することなく、これに起因
して発生する振動・騒音がなく、振動・騒音値が安定す
る。
5のシールレスポンプについて図7に基づいて説明す
る。図7は本発明の実施の形態5におけるDCブラシレ
スモータをシールレスポンプ用モータとして使用した構
成図である。
一構成を示し、説明は省略する。
タをシールレスポンプ用モータとして使用するもので
は、実施の形態1〜4までのものを併せもつもので、さ
らに、分離板13の突極2側側壁に電機子6の位置決め
用に隣接する突極2間に突起310を形成した。
シレスモータは、薄型化を飛躍的にすることができる。
また、DCブラシレスモータのモータ性能及び振動・騒
音値のバラツキをなくし、安定性を図ることができる。
更にモータ効率の向上を図ることができる。そして、基
板を固定するための部品の削減及び組立工数の削減を行
え、コストの低減が図れる。
モータの基板実装部品を電機子とは逆側の基板面に実装
した場合の構成図 (b)(a)のDCブラシレスモータの断面図
モータの基板実装部品を電機子側の基板面に実装した場
合の構成図 (b)(a)のDCブラシレスモータの断面図
シレスモータの固定子鉄心と基板の位置決め固定図 (b)(a)のDCブラシレスモータの固定子鉄心と基
板の位置決め固定断面図
モータのティースが不等間隔である場合の電機子図
モータをシールレスポンプ用モータとして使用した構成
図
図
モータをシールレスポンプ用モータとして使用した構成
図
Claims (11)
- 【請求項1】複数のティースの先端にそれぞれ突極が設
けられた固定子鉄心と該ティースにそれぞれ巻線された
巻線コイルを備えた電機子と、 前記突極に対向して配置されたマグネットロータと、 前記マグネットロータの磁極位置を検出する複数の磁極
位置センサと、 前記磁極位置センサからの出力信号に従って前記巻線コ
イルに流す電流の制御を行うドライバICとを備えたD
Cブラシレスモータであって、 前記固定子鉄心の中央部に基板が固定され、 前記基板には、中央基板部と、該中央基板部から前記突
極まで伸びるとともに、前記巻線コイル間に収まる腕基
板部とが設けられ、 前記中央基板部には前記ドライバICが搭載され、前記
腕基板部には前記磁極位置センサが搭載されたことを特
徴とするDCブラシレスモータ。 - 【請求項2】前記磁極位置センサと前記ドライバICが
基板の電機子側に配置されたことを特徴とする請求項1
記載のDCブラシレスモータ。 - 【請求項3】前記固定子鉄心に位置決め突起部が形成さ
れ、前記基板には該位位置決め突起部と嵌合する穴が形
成されたことを特徴とする請求項1または2記載のDC
ブラシレスモータ。 - 【請求項4】前記固定子鉄心が、積層した鋼鈑がカシメ
部によってカシメられて一体化されるとともに、該カシ
メ部によって前記位置決め突起部が形成されることを特
徴とする請求項3記載のDCブラシレスモータ。 - 【請求項5】前記基板の腕基板部と隣接する2つのティ
ース間のピッチ角が、等角度のピッチ角を基準にして互
いに離れる方向にそれぞれ角度θ1だけ広げて異なった
ピッチ角にされたことを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載のDCブラシレスモータ。 - 【請求項6】前記基板の腕基板部と隣接する2つのティ
ース以外のティース間のピッチ角が、等角度のピッチ角
を基準にして角度θ2だけ狭められていることを特徴と
する請求項5記載のDCブラシレスモータ。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のDCブラ
シレスモータを備えたシールレスポンプであって、前記
マグネットロータと前記電機子とのギャップに設けた分
離板にコア圧入ストッパーと基板固定用ストッパーが設
けられたことを特徴とするシールレスポンプ。 - 【請求項8】複数のティースの先端にそれぞれ突極が設
けられた固定子鉄心と該ティースにそれぞれ巻線された
巻線コイルを備えた電機子と、 前記突極に対向して配置されたマグネットロータと、 前記マグネットロータの磁極位置を検出する磁極位置セ
ンサとを備えたDCブラシレスモータであって、 前記磁極位置センサは、隣接する前記チィースの間に配
置され、前記マグネットロータの回転軸方向の高さが前
記巻線コイルの高さより低いことを特徴とするDCブラ
シレスモータ。 - 【請求項9】前記磁極位置センサからの出力信号に従っ
て前記巻線コイルに流す電流の制御を行うドライバIC
とを備えた請求項8記載のDCブラシレスモータであっ
て、 前記ドライバICは、前記マグネットロータの回転軸方
向の高さが前記巻線コイルの高さより低いことを特徴と
するDCブラシレスモータ。 - 【請求項10】前記固定鉄芯は、中央部に孔が形成さ
れ、前記ドライバICが前記孔の中に配置されたことを
特徴とする請求項9記載のDCブラシレスモータ。 - 【請求項11】複数のティースの先端にそれぞれ突極が
設けられた固定子鉄心と該ティースにそれぞれ巻線され
た巻線コイルを備えた電機子と、 前記突極に対向して配置されたマグネットロータと、 前記マグネットロータの磁極位置を検出する複数の磁極
位置センサと、 前記磁極位置センサからの出力信号に従って前記巻線コ
イルに流す電流の制御を行うドライバICとを備えたD
Cブラシレスモータであって、 前記固定子鉄心の中央部に基板が固定され、 前記基板には、中央基板部と、該中央基板部から前記突
極まで伸びるとともに、前記巻線コイル間に収まる腕基
板部とが設けられ、 前記中央基板部には前記ドライバICが搭載され、前記
腕基板部には前記磁極位置センサが搭載されたことを特
徴とするDCブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002272526A JP3741091B2 (ja) | 2001-09-25 | 2002-09-19 | Dcブラシレスモータとそれを使用するシールレスポンプ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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