JP2003168670A - ウェハの洗浄方法 - Google Patents
ウェハの洗浄方法Info
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- JP2003168670A JP2003168670A JP2001367161A JP2001367161A JP2003168670A JP 2003168670 A JP2003168670 A JP 2003168670A JP 2001367161 A JP2001367161 A JP 2001367161A JP 2001367161 A JP2001367161 A JP 2001367161A JP 2003168670 A JP2003168670 A JP 2003168670A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コンタクトホールの開口径の拡大などのウェハ
の表面形状の変形をもたらさず、安価に、ポリマー、パ
ーティクルやレジスト残渣などのウェハ表面に存在する
異物を十分に除去できるウェハの洗浄方法を提供する。 【解決手段】純水や無機系あるいは有機系の処理薬液な
どの洗浄液LQと、加圧された気体GSを混合して、2
流体ノズルNZより噴射することで洗浄液の微小液滴S
Pを発生させ、ウェハに洗浄液の微小液滴を吹きつけ
る。通常の洗浄液による洗浄効果に加えて、ウェハ表面
の異物を微小液滴により物理的に除去することができ
る。
の表面形状の変形をもたらさず、安価に、ポリマー、パ
ーティクルやレジスト残渣などのウェハ表面に存在する
異物を十分に除去できるウェハの洗浄方法を提供する。 【解決手段】純水や無機系あるいは有機系の処理薬液な
どの洗浄液LQと、加圧された気体GSを混合して、2
流体ノズルNZより噴射することで洗浄液の微小液滴S
Pを発生させ、ウェハに洗浄液の微小液滴を吹きつけ
る。通常の洗浄液による洗浄効果に加えて、ウェハ表面
の異物を微小液滴により物理的に除去することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハの洗浄方法
に関し、特に、半導体装置の製造工程において、ウェハ
にパターンを形成したときにウェハ表面に発生する、ポ
リマー、レジスト残渣およびパーティクルなどの異物を
除去するためのウェハの洗浄方法に関する。
に関し、特に、半導体装置の製造工程において、ウェハ
にパターンを形成したときにウェハ表面に発生する、ポ
リマー、レジスト残渣およびパーティクルなどの異物を
除去するためのウェハの洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置の微細化に伴って、配
線の微細化、配線ピッチの縮小化が必要とされている。
また、同時に、低消費電力化および高速化などの要求に
伴い、層間絶縁膜の低誘電率化も要求されている。微細
配線による抵抗上昇、配線容量の増加が半導体装置の動
作速度の劣化につながるため、上記の要求を満たすため
には微細でかつ低誘電率膜を層間絶縁膜とした多層配線
が必要不可欠である。
線の微細化、配線ピッチの縮小化が必要とされている。
また、同時に、低消費電力化および高速化などの要求に
伴い、層間絶縁膜の低誘電率化も要求されている。微細
配線による抵抗上昇、配線容量の増加が半導体装置の動
作速度の劣化につながるため、上記の要求を満たすため
には微細でかつ低誘電率膜を層間絶縁膜とした多層配線
が必要不可欠である。
【0003】上記の様々な要求を満たすために、配線間
や層間の絶縁膜材料として、従来より広く用いられてき
たCVD(Chemical Vapor Depos
ition)法などで成膜した酸化シリコン膜に代え
て、フッ素を含有する酸化シリコンやキセロゲルなどの
低誘電率材料(low−K材料ともいう)を用いること
が検討されている。以降、これらから構成される絶縁膜
を低誘電率膜(low−K膜)とも言う。
や層間の絶縁膜材料として、従来より広く用いられてき
たCVD(Chemical Vapor Depos
ition)法などで成膜した酸化シリコン膜に代え
て、フッ素を含有する酸化シリコンやキセロゲルなどの
低誘電率材料(low−K材料ともいう)を用いること
が検討されている。以降、これらから構成される絶縁膜
を低誘電率膜(low−K膜)とも言う。
【0004】また、配線材料としては、従来より広く用
いられてきたアルミニウムあるいはその合金などと比較
して、より電気抵抗の小さい銅を用いた配線が検討され
ている。上記の銅などの金属配線を形成する方法とし
て、ダマシン法と呼ばれる配線用溝の内部を銅などの配
線材料で埋め込んで形成する方法や、さらに、デュアル
ダマシン法と呼ばれる配線用溝とこれに連通するコンタ
クトホールを、同時に配線材料で埋め込み、コンタクト
プラグと配線を一体に形成する方法などが開発されてい
る。
いられてきたアルミニウムあるいはその合金などと比較
して、より電気抵抗の小さい銅を用いた配線が検討され
ている。上記の銅などの金属配線を形成する方法とし
て、ダマシン法と呼ばれる配線用溝の内部を銅などの配
線材料で埋め込んで形成する方法や、さらに、デュアル
ダマシン法と呼ばれる配線用溝とこれに連通するコンタ
クトホールを、同時に配線材料で埋め込み、コンタクト
プラグと配線を一体に形成する方法などが開発されてい
る。
【0005】ここで、上記のデュアルダマシン法におい
ては、その製造工程上、コンタクトホールの底部にポリ
マーやレジスト残渣などの異物が残りやすくなってい
る。図11(a)は、デュアルダマシン法により、最初
にコンタクトホールを開口し、次にこれに連通する配線
用溝を形成する手順の製造工程の途中の段階における断
面図である。例えば、基板に形成された絶縁膜10上
に、窒化シリコンなどのエッチングストッパ11が形成
され、その上層に低誘電率膜12およびキャップ絶縁膜
13が積層されており、銅などからなる配線14が埋め
込まれている。この上層に、窒化シリコンなどからなる
エッチングストッパ15、低誘電率膜16、エッチング
ストッパ17、低誘電率膜18、キャップ絶縁膜19が
積層されている。
ては、その製造工程上、コンタクトホールの底部にポリ
マーやレジスト残渣などの異物が残りやすくなってい
る。図11(a)は、デュアルダマシン法により、最初
にコンタクトホールを開口し、次にこれに連通する配線
用溝を形成する手順の製造工程の途中の段階における断
面図である。例えば、基板に形成された絶縁膜10上
に、窒化シリコンなどのエッチングストッパ11が形成
され、その上層に低誘電率膜12およびキャップ絶縁膜
13が積層されており、銅などからなる配線14が埋め
込まれている。この上層に、窒化シリコンなどからなる
エッチングストッパ15、低誘電率膜16、エッチング
ストッパ17、低誘電率膜18、キャップ絶縁膜19が
積層されている。
【0006】図11(a)に示す段階では、配線14に
達するコンタクトホールCHと、これに連通する配線用
溝TRが形成されており、製造工程上、コンタクトホー
ルCHの内部やキャップ絶縁膜19の上層にレジスト膜
(22,22a)の残渣RRが残されている。
達するコンタクトホールCHと、これに連通する配線用
溝TRが形成されており、製造工程上、コンタクトホー
ルCHの内部やキャップ絶縁膜19の上層にレジスト膜
(22,22a)の残渣RRが残されている。
【0007】また、図11(b)は、デュアルダマシン
法により、最初に配線用溝を形成し、次にこれに連通す
るコンタクトホールを開口する手順の製造工程の途中の
段階における断面図である。図11(a)と同様の構成
であって、配線14に達するコンタクトホールCHと、
これに連通する配線用溝TRが形成されており、この場
合においても製造工程上、コンタクトホールCHの底面
にドライエッチングで使用するエッチングガスの反応生
成物であるポリマーPMが残されており、また、配線用
溝TRの内部およびキャップ絶縁膜19の上層にレジス
ト膜(26,26a)の残渣RRが残されている。
法により、最初に配線用溝を形成し、次にこれに連通す
るコンタクトホールを開口する手順の製造工程の途中の
段階における断面図である。図11(a)と同様の構成
であって、配線14に達するコンタクトホールCHと、
これに連通する配線用溝TRが形成されており、この場
合においても製造工程上、コンタクトホールCHの底面
にドライエッチングで使用するエッチングガスの反応生
成物であるポリマーPMが残されており、また、配線用
溝TRの内部およびキャップ絶縁膜19の上層にレジス
ト膜(26,26a)の残渣RRが残されている。
【0008】上記のレジスト残渣やポリマー、さらには
パーティクルなどの異物を除去するために、一般に、ア
ッシング工程とウェハ表面を洗浄する工程が行われてい
る。このような洗浄上程の対象となるのは、SiO2 系
材料、SiN系材料、Si系材料などが表面に存在する
配線前工程におけるウェハや、AlCu系材料、Ti系
材料、Ta系材料、W系材料、Cu系材料などが表面に
存在する配線工程におけるウェハなどである。
パーティクルなどの異物を除去するために、一般に、ア
ッシング工程とウェハ表面を洗浄する工程が行われてい
る。このような洗浄上程の対象となるのは、SiO2 系
材料、SiN系材料、Si系材料などが表面に存在する
配線前工程におけるウェハや、AlCu系材料、Ti系
材料、Ta系材料、W系材料、Cu系材料などが表面に
存在する配線工程におけるウェハなどである。
【0009】上記の洗浄工程は、例えば、硫酸と過酸化
水素水の混合液での洗浄処理(以下、SPM処理と称す
る)を行って、上記のレジスト残渣やポリマー、パーテ
ィクルなどの異物の除去を行っている。
水素水の混合液での洗浄処理(以下、SPM処理と称す
る)を行って、上記のレジスト残渣やポリマー、パーテ
ィクルなどの異物の除去を行っている。
【0010】しかしながら、各処理におけるパーティク
ル数の変動を調べた結果を示す図12(a)によると、
SPM処理のみを行った場合の処理直後のパーティクル
数(B)は、0.15μmより大きなサイズ、0.2μ
mより大きなサイズともに、未加工シリコンウェハのパ
ーティクル数(A)と同レベルの個数にまで減っている
が、SPM処理後、そのまま処理装置内に2時間放置し
た場合のパーティクル数(B’)は大幅に増加してしま
う。これは、硫酸由来の残留硫黄が起因して、硫黄が水
分を吸着してパーティクルに成長してしまうからであ
る。
ル数の変動を調べた結果を示す図12(a)によると、
SPM処理のみを行った場合の処理直後のパーティクル
数(B)は、0.15μmより大きなサイズ、0.2μ
mより大きなサイズともに、未加工シリコンウェハのパ
ーティクル数(A)と同レベルの個数にまで減っている
が、SPM処理後、そのまま処理装置内に2時間放置し
た場合のパーティクル数(B’)は大幅に増加してしま
う。これは、硫酸由来の残留硫黄が起因して、硫黄が水
分を吸着してパーティクルに成長してしまうからであ
る。
【0011】また、各処理におけるレジスト残渣数の変
動を調べた結果を示す図12(b)によると、SPM処
理のみを行った場合のレジスト残渣数(B)は、0.1
5μmより大きなサイズ、0.2μmより大きなサイズ
ともに、未加工シリコンウェハのレジスト残渣数(A)
に比べて非常に多く、十分なレジスト残渣の除去ができ
ていない状況となっている。例えば、レジスト膜を積層
させて用いるプロセスの場合、下層側のレジスト膜は、
より緻密な膜分布となって硬質な膜となっており、ま
た、ドライエッチング処理を経たレジスト膜はエッチン
グ処理の熱により硬化してしまい、通常のレジスト膜と
比べて除去が困難となる。
動を調べた結果を示す図12(b)によると、SPM処
理のみを行った場合のレジスト残渣数(B)は、0.1
5μmより大きなサイズ、0.2μmより大きなサイズ
ともに、未加工シリコンウェハのレジスト残渣数(A)
に比べて非常に多く、十分なレジスト残渣の除去ができ
ていない状況となっている。例えば、レジスト膜を積層
させて用いるプロセスの場合、下層側のレジスト膜は、
より緻密な膜分布となって硬質な膜となっており、ま
た、ドライエッチング処理を経たレジスト膜はエッチン
グ処理の熱により硬化してしまい、通常のレジスト膜と
比べて除去が困難となる。
【0012】上記のようにレジスト膜の十分な除去がな
されていない場合、ウェハ表面に再付着して、コンタク
トホールなどの開口が不十分となったり、コンタクトホ
ールの内部の配線材料で埋め込むときに、埋め込み不良
が発生したりする。
されていない場合、ウェハ表面に再付着して、コンタク
トホールなどの開口が不十分となったり、コンタクトホ
ールの内部の配線材料で埋め込むときに、埋め込み不良
が発生したりする。
【0013】上記のようなSPM処理後のパーティクル
数の増加を防止し、レジスト残渣を十分に除去するため
に、アンモニア水と過酸化水素水の混合液での洗浄処理
(以下、APM処理と称する)をSPM処理後に行うこ
ともある。
数の増加を防止し、レジスト残渣を十分に除去するため
に、アンモニア水と過酸化水素水の混合液での洗浄処理
(以下、APM処理と称する)をSPM処理後に行うこ
ともある。
【0014】図12(a)によると、SPM処理後にA
PM処理を行った場合のパーティクル数(C)は、0.
15μmより大きなサイズ、0.2μmより大きなサイ
ズともに、未加工シリコンウェハのパーティクル数
(A)と同レベルの個数にまで減っている。
PM処理を行った場合のパーティクル数(C)は、0.
15μmより大きなサイズ、0.2μmより大きなサイ
ズともに、未加工シリコンウェハのパーティクル数
(A)と同レベルの個数にまで減っている。
【0015】また、図12(b)によると、SPM処理
後にAPM処理を行った場合のレジスト残渣数(C)
も、未加工シリコンウェハのパーティクル数(A)と同
レベルの個数にまで減っている。
後にAPM処理を行った場合のレジスト残渣数(C)
も、未加工シリコンウェハのパーティクル数(A)と同
レベルの個数にまで減っている。
【0016】また、上記のようなSPM処理後のパーテ
ィクル数の増加を防止し、レジスト残渣を十分に除去す
るために、上記のSPM処理の後に、PVAあるいはナ
イロンなどのブラシを用いたスクラブ処理(以下、SC
R処理と称する)を行う方法も知られている。
ィクル数の増加を防止し、レジスト残渣を十分に除去す
るために、上記のSPM処理の後に、PVAあるいはナ
イロンなどのブラシを用いたスクラブ処理(以下、SC
R処理と称する)を行う方法も知られている。
【0017】図12(a)によると、SPM処理後にS
CR処理を行った場合のパーティクル数(D)は、0.
15μmより大きなサイズ、0.2μmより大きなサイ
ズともに、未加工シリコンウェハのパーティクル数
(A)と同レベルの個数にまで減っている。
CR処理を行った場合のパーティクル数(D)は、0.
15μmより大きなサイズ、0.2μmより大きなサイ
ズともに、未加工シリコンウェハのパーティクル数
(A)と同レベルの個数にまで減っている。
【0018】また、図12(b)によると、SPM処理
後にSCR処理を行った場合のレジスト残渣数(D)
も、未加工シリコンウェハのパーティクル数(A)と同
レベルの個数にまで減っている。
後にSCR処理を行った場合のレジスト残渣数(D)
も、未加工シリコンウェハのパーティクル数(A)と同
レベルの個数にまで減っている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
APM処理は、アルカリ成分を含有しているために、酸
化シリコンなどをエッチングしてしまうため、洗浄する
ウェハの表面の形状を変化させてしまうという問題があ
る。図13は、APM処理の処理時間に対して、(a)
熱酸化法による酸化シリコン、(b)減圧CVD法によ
る窒化シリコン、(c)ポリシリコン、(d,e)CV
D法による酸化シリコン(dとeではCVD条件により
膜質が異なる)の各材料のエッチング量を調べた結果を
示す。このように、APM処理により、特に酸化シリコ
ンやポリシリコンなどが大幅にエッチングされてしま
う。
APM処理は、アルカリ成分を含有しているために、酸
化シリコンなどをエッチングしてしまうため、洗浄する
ウェハの表面の形状を変化させてしまうという問題があ
る。図13は、APM処理の処理時間に対して、(a)
熱酸化法による酸化シリコン、(b)減圧CVD法によ
る窒化シリコン、(c)ポリシリコン、(d,e)CV
D法による酸化シリコン(dとeではCVD条件により
膜質が異なる)の各材料のエッチング量を調べた結果を
示す。このように、APM処理により、特に酸化シリコ
ンやポリシリコンなどが大幅にエッチングされてしま
う。
【0020】図14(a)は、酸化シリコンなどの積層
絶縁膜に理想的な形状でコンタクトホールを開口した装
置の断面図である。基板30上に、例えばポリシリコン
層31aとタングステンシリサイド層31bなどの積層
体であるポリサイド構造の1対の配線31が形成されて
おり、その上層に酸化シリコンのオフセット絶縁膜32
が形成されており、これらを被覆して減圧CVD法で形
成された窒化シリコンからなる第1絶縁膜33、CVD
法で形成された酸化シリコンからなる第2絶縁膜34お
よび第3絶縁膜35が形成されている。第2絶縁膜34
および第3絶縁膜35は、CVDの条件により膜質が異
なっている。上記第1〜第3絶縁膜(33,34,3
5)に対して、1対の配線31の間隙部に基板30に達
するコンタクトホールCHが開口されている。
絶縁膜に理想的な形状でコンタクトホールを開口した装
置の断面図である。基板30上に、例えばポリシリコン
層31aとタングステンシリサイド層31bなどの積層
体であるポリサイド構造の1対の配線31が形成されて
おり、その上層に酸化シリコンのオフセット絶縁膜32
が形成されており、これらを被覆して減圧CVD法で形
成された窒化シリコンからなる第1絶縁膜33、CVD
法で形成された酸化シリコンからなる第2絶縁膜34お
よび第3絶縁膜35が形成されている。第2絶縁膜34
および第3絶縁膜35は、CVDの条件により膜質が異
なっている。上記第1〜第3絶縁膜(33,34,3
5)に対して、1対の配線31の間隙部に基板30に達
するコンタクトホールCHが開口されている。
【0021】コンタクトホールCHは、理想的には上記
のように壁面が基板30に対して垂直になるように開口
されるが、このような場合でもAPM処理を行うことに
よって、図14(b)に示すように、特に第2および第
3絶縁膜(34,35)を構成する酸化シリコンのエッ
チングが生じてしまい、この部分のコンタクトホールC
Hの開口径を太くしてしまい(図中Zで示す)、コンタ
クト形状をボウイング(bowing)形状に変形させ
てしまう。さらに、このようなコンタクトホールの開口
径の拡大の結果、コンタクト間の短絡の危険性を高めて
しまうことになる。
のように壁面が基板30に対して垂直になるように開口
されるが、このような場合でもAPM処理を行うことに
よって、図14(b)に示すように、特に第2および第
3絶縁膜(34,35)を構成する酸化シリコンのエッ
チングが生じてしまい、この部分のコンタクトホールC
Hの開口径を太くしてしまい(図中Zで示す)、コンタ
クト形状をボウイング(bowing)形状に変形させ
てしまう。さらに、このようなコンタクトホールの開口
径の拡大の結果、コンタクト間の短絡の危険性を高めて
しまうことになる。
【0022】また、上記のSCR処理は、大がかりな装
置が必要となり、処理を行うためのコストが高いという
問題がある。
置が必要となり、処理を行うためのコストが高いという
問題がある。
【0023】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、コンタクトホールの開口径の拡
大などのウェハの表面形状の変形をもたらさず、安価
に、ポリマー、パーティクルやレジスト残渣などのウェ
ハ表面に存在する異物を十分に除去できるウェハの洗浄
方法を提供することである。
のであり、その目的は、コンタクトホールの開口径の拡
大などのウェハの表面形状の変形をもたらさず、安価
に、ポリマー、パーティクルやレジスト残渣などのウェ
ハ表面に存在する異物を十分に除去できるウェハの洗浄
方法を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のウェハの洗浄方法は、半導体装置の製造工
程において、ウェハにパターンを形成したときにウェハ
表面に発生する異物を除去するためのウェハの洗浄方法
であって、洗浄液と加圧された気体を混合して2流体ノ
ズルより噴射することで洗浄液の微小液滴を発生させる
工程と、上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹きつけ
る工程とを有する。
め、本発明のウェハの洗浄方法は、半導体装置の製造工
程において、ウェハにパターンを形成したときにウェハ
表面に発生する異物を除去するためのウェハの洗浄方法
であって、洗浄液と加圧された気体を混合して2流体ノ
ズルより噴射することで洗浄液の微小液滴を発生させる
工程と、上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹きつけ
る工程とを有する。
【0025】上記の本発明のウェハの洗浄方法は、好適
には、上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹きつける
工程の前に、上記ウェハを無機系あるいは有機系の処理
薬液で洗浄する工程をさらに有する。
には、上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹きつける
工程の前に、上記ウェハを無機系あるいは有機系の処理
薬液で洗浄する工程をさらに有する。
【0026】上記の本発明のウェハの洗浄方法は、好適
には、上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹きつける
工程の前に、上記ウェハを純水で洗浄する工程をさらに
有する。さらに好適には、上記ウェハが上記純水で濡れ
たままで、上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹きつ
ける工程を行う。あるいは好適には、上記ウェハに上記
洗浄液の微小液滴を吹きつける工程の後に、上記ウェハ
を純水で洗浄する工程をさらに有する。
には、上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹きつける
工程の前に、上記ウェハを純水で洗浄する工程をさらに
有する。さらに好適には、上記ウェハが上記純水で濡れ
たままで、上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹きつ
ける工程を行う。あるいは好適には、上記ウェハに上記
洗浄液の微小液滴を吹きつける工程の後に、上記ウェハ
を純水で洗浄する工程をさらに有する。
【0027】上記の本発明のウェハの洗浄方法は、好適
には、上記異物は、ポリマー、レジスト残渣およびパー
ティクルのうちの少なくともいずれかを含む。
には、上記異物は、ポリマー、レジスト残渣およびパー
ティクルのうちの少なくともいずれかを含む。
【0028】上記の本発明のウェハの洗浄方法は、好適
には、上記洗浄液として、純水を用いる。あるいは好適
には、上記洗浄液として、過酸化水素水などを含む無機
系の処理薬液、あるいは、アミン系溶剤、NH4 F系溶
剤、有機酸系溶剤などを含む有機溶剤などの有機系の処
理薬液を用いる。
には、上記洗浄液として、純水を用いる。あるいは好適
には、上記洗浄液として、過酸化水素水などを含む無機
系の処理薬液、あるいは、アミン系溶剤、NH4 F系溶
剤、有機酸系溶剤などを含む有機溶剤などの有機系の処
理薬液を用いる。
【0029】上記の本発明のウェハの洗浄方法は、好適
には、上記加圧された気体として、不活性ガスを用い
る。
には、上記加圧された気体として、不活性ガスを用い
る。
【0030】上記の本発明のウェハの洗浄方法は、純水
や無機系あるいは有機系の処理薬液などの洗浄液と、加
圧された気体を混合して、2流体ノズルより噴射するこ
とで洗浄液の微小液滴を発生させ、ウェハに洗浄液の微
小液滴を吹きつけることで、通常の洗浄液による洗浄効
果に加えて、ウェハ表面の異物を微小液滴により物理的
に除去する効果を有する。これにより、コンタクトホー
ルの開口径の拡大などのウェハの表面形状の変形をもた
らさず、大がかりな装置は不要で、安価に、ポリマー、
パーティクルやレジスト残渣などのウェハ表面に存在す
る異物を十分に除去できる。
や無機系あるいは有機系の処理薬液などの洗浄液と、加
圧された気体を混合して、2流体ノズルより噴射するこ
とで洗浄液の微小液滴を発生させ、ウェハに洗浄液の微
小液滴を吹きつけることで、通常の洗浄液による洗浄効
果に加えて、ウェハ表面の異物を微小液滴により物理的
に除去する効果を有する。これにより、コンタクトホー
ルの開口径の拡大などのウェハの表面形状の変形をもた
らさず、大がかりな装置は不要で、安価に、ポリマー、
パーティクルやレジスト残渣などのウェハ表面に存在す
る異物を十分に除去できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本実施形態のエッチング
方法およびエッチング装置の実施の形態について図面を
参照して説明する。
方法およびエッチング装置の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0032】図1は、本実施形態におけるウェハの洗浄
工程において用いる2流体ノズルNZの断面図である。
例えば、洗浄液LQが供給される供給口Maと、加圧し
たガスGSが供給される供給口Mbと、これらが混合し
て噴出される噴出口Mcとを有している。洗浄液LQお
よびガスGSを所定の圧力で供給することで、ノズルN
Z内で洗浄液LQとガスGSが混合され、噴出口Mcよ
り噴射して、洗浄液の微小液滴(スプレーSP)とな
り、ウェハ表面に吹きつけられる。
工程において用いる2流体ノズルNZの断面図である。
例えば、洗浄液LQが供給される供給口Maと、加圧し
たガスGSが供給される供給口Mbと、これらが混合し
て噴出される噴出口Mcとを有している。洗浄液LQお
よびガスGSを所定の圧力で供給することで、ノズルN
Z内で洗浄液LQとガスGSが混合され、噴出口Mcよ
り噴射して、洗浄液の微小液滴(スプレーSP)とな
り、ウェハ表面に吹きつけられる。
【0033】図2は、上記の2流体ノズルNZを用いて
ウェハを洗浄する枚葉式の洗浄装置の模式図である。例
えば、回転モータSMに取り付けられたテーブルTB
と、2流体ノズルNZが設けられている。テーブルTB
上にウェハWFを固定して、2流体ノズルNZから洗浄
液スプレーSPを噴出させ、ウェハWFに吹きつける。
このとき、回転モータSMによりウェハWFを回転駆動
しながら、ノズルNZを内周から外周へ、または外周か
ら内周へ、あるいはこれを繰り返して移動させ、ウェハ
WFの表面の全面に洗浄液を吹きつける。また、洗浄液
の飛散を防ぐために、テーブルTBの外周部にカップC
Pが設けられている。
ウェハを洗浄する枚葉式の洗浄装置の模式図である。例
えば、回転モータSMに取り付けられたテーブルTB
と、2流体ノズルNZが設けられている。テーブルTB
上にウェハWFを固定して、2流体ノズルNZから洗浄
液スプレーSPを噴出させ、ウェハWFに吹きつける。
このとき、回転モータSMによりウェハWFを回転駆動
しながら、ノズルNZを内周から外周へ、または外周か
ら内周へ、あるいはこれを繰り返して移動させ、ウェハ
WFの表面の全面に洗浄液を吹きつける。また、洗浄液
の飛散を防ぐために、テーブルTBの外周部にカップC
Pが設けられている。
【0034】上記の洗浄液LQとしては、例えば、純
水、無機系あるいは有機系の処理薬液を用いる。この場
合の純水とは、イオン交換水などを含む。また、無機系
の処理薬液としては、過酸化水素水を用いることができ
る。また、有機系の処理薬液としては、アミン系溶剤、
NH4 F系溶剤、有機酸系溶剤などの有機溶剤を用いる
ことができる。さらに、上記のガスGSとしては、例え
ば、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガスなどの不活
性ガスを用いる。
水、無機系あるいは有機系の処理薬液を用いる。この場
合の純水とは、イオン交換水などを含む。また、無機系
の処理薬液としては、過酸化水素水を用いることができ
る。また、有機系の処理薬液としては、アミン系溶剤、
NH4 F系溶剤、有機酸系溶剤などの有機溶剤を用いる
ことができる。さらに、上記のガスGSとしては、例え
ば、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガスなどの不活
性ガスを用いる。
【0035】半導体装置の製造工程において、ウェハに
パターンを形成したときにウェハ表面に発生する、ポリ
マー、レジスト残渣およびパーティクルなどの異物を除
去するために、上記の洗浄装置を用いてウェハを洗浄す
る。
パターンを形成したときにウェハ表面に発生する、ポリ
マー、レジスト残渣およびパーティクルなどの異物を除
去するために、上記の洗浄装置を用いてウェハを洗浄す
る。
【0036】例えば、SiO2 系材料、SiN系材料、
Si系材料などが表面に存在する配線前工程におけるウ
ェハの洗浄には、図3(a)に示す手順の洗浄処理工程
Swを行うことができる。即ち、まず、第1ステップS
11として、過酸化水素水などの無機系の処理薬液、あ
るいは、アミン系溶剤、NH4 F系溶剤、有機酸系溶剤
などの有機溶剤など、有機系の処理薬液によりウェハ表
面を洗浄処理する。次に、第2ステップS12として、
純水でウェハ表面を洗浄処理する。次に、第3ステップ
S13として、上記の2流体ノズルを用いて純水のスプ
レーを生成し、これをウェハに吹きつけて洗浄する。こ
のとき、第2ステップS12において濡れたままで、ウ
ェハを乾燥させずに純水のスプレーを吹きつけることが
好ましい。次に、第4ステップS14として、純水でウ
ェハ表面を洗浄処理する。次に、第5ステップS15と
して、ウェハを乾燥させる。以降は、配線形成工程など
の次工程が行われる。
Si系材料などが表面に存在する配線前工程におけるウ
ェハの洗浄には、図3(a)に示す手順の洗浄処理工程
Swを行うことができる。即ち、まず、第1ステップS
11として、過酸化水素水などの無機系の処理薬液、あ
るいは、アミン系溶剤、NH4 F系溶剤、有機酸系溶剤
などの有機溶剤など、有機系の処理薬液によりウェハ表
面を洗浄処理する。次に、第2ステップS12として、
純水でウェハ表面を洗浄処理する。次に、第3ステップ
S13として、上記の2流体ノズルを用いて純水のスプ
レーを生成し、これをウェハに吹きつけて洗浄する。こ
のとき、第2ステップS12において濡れたままで、ウ
ェハを乾燥させずに純水のスプレーを吹きつけることが
好ましい。次に、第4ステップS14として、純水でウ
ェハ表面を洗浄処理する。次に、第5ステップS15と
して、ウェハを乾燥させる。以降は、配線形成工程など
の次工程が行われる。
【0037】また、例えば、AlCu系材料、Ti系材
料、Ta系材料、W系材料、Cu系材料などが表面に存
在する配線工程におけるウェハの洗浄には、図3(b)
に示す手順の洗浄処理工程Swを行うことができる。即
ち、まず、第1ステップS21として、純水でウェハ表
面を洗浄処理する。次に、第2ステップS22として、
上記の2流体ノズルを用いて、アミン系溶剤、NH4 F
系溶剤、有機酸系溶剤などの有機溶剤など、有機系の処
理薬液(有機剥離液)のスプレーを生成し、これをウェ
ハに吹きつけて洗浄する。このとき、第1ステップS2
1において濡れたままで、ウェハを乾燥させずに上記の
スプレーを吹きつけることが好ましい。次に、第3ステ
ップS23として、純水でウェハ表面を洗浄処理する。
次に、第4ステップS24として、ウェハを乾燥させ
る。以降は、絶縁膜形成工程などの次工程が行われる。
料、Ta系材料、W系材料、Cu系材料などが表面に存
在する配線工程におけるウェハの洗浄には、図3(b)
に示す手順の洗浄処理工程Swを行うことができる。即
ち、まず、第1ステップS21として、純水でウェハ表
面を洗浄処理する。次に、第2ステップS22として、
上記の2流体ノズルを用いて、アミン系溶剤、NH4 F
系溶剤、有機酸系溶剤などの有機溶剤など、有機系の処
理薬液(有機剥離液)のスプレーを生成し、これをウェ
ハに吹きつけて洗浄する。このとき、第1ステップS2
1において濡れたままで、ウェハを乾燥させずに上記の
スプレーを吹きつけることが好ましい。次に、第3ステ
ップS23として、純水でウェハ表面を洗浄処理する。
次に、第4ステップS24として、ウェハを乾燥させ
る。以降は、絶縁膜形成工程などの次工程が行われる。
【0038】上記の本実施形態のウェハの洗浄方法は、
純水や無機系あるいは有機系の処理薬液などの洗浄液
と、加圧された気体を混合して、2流体ノズルより噴射
することで洗浄液の微小液滴を発生させ、ウェハに洗浄
液の微小液滴を吹きつけることで、通常の洗浄液による
洗浄効果に加えて、ウェハ表面の異物を微小液滴により
物理的に除去する効果を有する。これにより、コンタク
トホールの開口径の拡大などのウェハの表面形状の変形
をもたらさず、安価に、ポリマー、パーティクルやレジ
スト残渣などのウェハ表面に存在する異物を十分に除去
できる。
純水や無機系あるいは有機系の処理薬液などの洗浄液
と、加圧された気体を混合して、2流体ノズルより噴射
することで洗浄液の微小液滴を発生させ、ウェハに洗浄
液の微小液滴を吹きつけることで、通常の洗浄液による
洗浄効果に加えて、ウェハ表面の異物を微小液滴により
物理的に除去する効果を有する。これにより、コンタク
トホールの開口径の拡大などのウェハの表面形状の変形
をもたらさず、安価に、ポリマー、パーティクルやレジ
スト残渣などのウェハ表面に存在する異物を十分に除去
できる。
【0039】例えば、上記の本実施形態のウェハの洗浄
方法は、デュアルダマシン法と呼ばれる、配線用溝とこ
れに連通するコンタクトホールを同時に配線材料で埋め
込み、コンタクトプラグと配線を一体に形成する工程に
好ましく適用できる。
方法は、デュアルダマシン法と呼ばれる、配線用溝とこ
れに連通するコンタクトホールを同時に配線材料で埋め
込み、コンタクトプラグと配線を一体に形成する工程に
好ましく適用できる。
【0040】図4は、上記のデュアルダマシン法により
一体に形成した溝配線とコンタクトプラグを有する半導
体装置の断面図である。例えば、基板に形成された絶縁
膜10上に、窒化シリコンなどのエッチングストッパ1
1が形成され、その上層に低誘電率膜12およびキャッ
プ絶縁膜13が積層されており、銅などからなる配線1
4が埋め込まれている。この上層に、窒化シリコンなど
からなるエッチングストッパ15、低誘電率膜16、エ
ッチングストッパ17、低誘電率膜18、キャップ絶縁
膜19が積層されている。上記の積層された絶縁膜にお
いて、配線14に達するコンタクトホールCHと、これ
に連通する配線用溝TRが形成されている。コンタクト
ホールCHとこれに連通する配線用溝TR内に、銅など
の配線材料が埋め込まれ、コンタクトプラグ24aと溝
配線24bとが一体に形成されている。
一体に形成した溝配線とコンタクトプラグを有する半導
体装置の断面図である。例えば、基板に形成された絶縁
膜10上に、窒化シリコンなどのエッチングストッパ1
1が形成され、その上層に低誘電率膜12およびキャッ
プ絶縁膜13が積層されており、銅などからなる配線1
4が埋め込まれている。この上層に、窒化シリコンなど
からなるエッチングストッパ15、低誘電率膜16、エ
ッチングストッパ17、低誘電率膜18、キャップ絶縁
膜19が積層されている。上記の積層された絶縁膜にお
いて、配線14に達するコンタクトホールCHと、これ
に連通する配線用溝TRが形成されている。コンタクト
ホールCHとこれに連通する配線用溝TR内に、銅など
の配線材料が埋め込まれ、コンタクトプラグ24aと溝
配線24bとが一体に形成されている。
【0041】上記の半導体装置の製造方法について説明
する。まず、図5(a)に示すように、例えば、基板に
形成された絶縁膜10上に、例えば減圧CVD法などに
より窒化シリコンを堆積させてエッチングストッパ11
を形成し、その上層に例えばCVD法などにより低誘電
率膜12およびキャップ絶縁膜13を積層させる。次
に、低誘電率膜12およびキャップ絶縁膜13を配線パ
ターンに沿ってエッチングし、エッチングストッパ11
の表面でエッチングを停止させて、配線用溝をパターン
形成する。次に、例えばスパッタリング用により配線用
溝内を埋め込んで銅などの導電性の配線材料を堆積さ
せ、溝外に堆積した配線材料をCMP(Chemica
l Mechanical Polishing)法な
どにより除去し、配線14を形成する。次に、例えばC
VD法などにより、エッチングストッパ15、低誘電率
膜16、エッチングストッパ17、低誘電率膜18、キ
ャップ絶縁膜19、エッチングストッパ20を順に積層
して形成する。次に、フォトリソグラフィー工程によ
り、コンタクトホールの開口パターンP CHを有するレジ
スト膜21を形成する。
する。まず、図5(a)に示すように、例えば、基板に
形成された絶縁膜10上に、例えば減圧CVD法などに
より窒化シリコンを堆積させてエッチングストッパ11
を形成し、その上層に例えばCVD法などにより低誘電
率膜12およびキャップ絶縁膜13を積層させる。次
に、低誘電率膜12およびキャップ絶縁膜13を配線パ
ターンに沿ってエッチングし、エッチングストッパ11
の表面でエッチングを停止させて、配線用溝をパターン
形成する。次に、例えばスパッタリング用により配線用
溝内を埋め込んで銅などの導電性の配線材料を堆積さ
せ、溝外に堆積した配線材料をCMP(Chemica
l Mechanical Polishing)法な
どにより除去し、配線14を形成する。次に、例えばC
VD法などにより、エッチングストッパ15、低誘電率
膜16、エッチングストッパ17、低誘電率膜18、キ
ャップ絶縁膜19、エッチングストッパ20を順に積層
して形成する。次に、フォトリソグラフィー工程によ
り、コンタクトホールの開口パターンP CHを有するレジ
スト膜21を形成する。
【0042】次に、図5(b)に示すように、レジスト
膜21をマスクとして、例えばRIE(反応性イオンエ
ッチング)などのエッチングを施し、配線14に達する
コンタクトホールCHを開口する。このとき、コンタク
トホールCHの底面に、RIEなどのエッチングで使用
するエッチングガスの反応生成物であるポリマーPMが
残される。
膜21をマスクとして、例えばRIE(反応性イオンエ
ッチング)などのエッチングを施し、配線14に達する
コンタクトホールCHを開口する。このとき、コンタク
トホールCHの底面に、RIEなどのエッチングで使用
するエッチングガスの反応生成物であるポリマーPMが
残される。
【0043】次に、図6(a)に示すように、本実施形
態に係るウェハの洗浄処理を行って、レジスト膜21お
よびポリマーPMを除去し、さらにRIEなどによりエ
ッチングストッパ20を除去し、次に、コンタクトホー
ルCHの内部を埋め込んで下層レジスト膜22を形成
し、さらに上層レジスト膜23を形成する。ここで、下
層レジスト膜22は、より緻密な膜分布となって硬質な
膜となっている。また、上層レジスト膜23には、フォ
トリソグラフィー工程により、配線用溝の開口パターン
PTRを形成する。
態に係るウェハの洗浄処理を行って、レジスト膜21お
よびポリマーPMを除去し、さらにRIEなどによりエ
ッチングストッパ20を除去し、次に、コンタクトホー
ルCHの内部を埋め込んで下層レジスト膜22を形成
し、さらに上層レジスト膜23を形成する。ここで、下
層レジスト膜22は、より緻密な膜分布となって硬質な
膜となっている。また、上層レジスト膜23には、フォ
トリソグラフィー工程により、配線用溝の開口パターン
PTRを形成する。
【0044】次に、図6(b)に示すように、上層レジ
スト膜23をマスクとして、例えばRIEなどのエッチ
ングを施し、下層レジスト膜22に配線用溝の開口パタ
ーンPTRを転写する。このとき、下層レジスト膜22の
一部22aはコンタクトホールCH内に残される。
スト膜23をマスクとして、例えばRIEなどのエッチ
ングを施し、下層レジスト膜22に配線用溝の開口パタ
ーンPTRを転写する。このとき、下層レジスト膜22の
一部22aはコンタクトホールCH内に残される。
【0045】次に、図7(a)に示すように、下層レジ
スト膜22をマスクとして、例えばエッチングストッパ
17の表面で停止するRIEなどのエッチングを施し、
低誘電率膜18とキャップ絶縁膜19の膜厚に相当する
深さの配線用溝TRをコンタクトホールCHに連通して
形成する。このエッチングにより、上層レジスト膜23
は除去されるが、下層レジスト膜22とその一部22a
である残渣RRが残されている。
スト膜22をマスクとして、例えばエッチングストッパ
17の表面で停止するRIEなどのエッチングを施し、
低誘電率膜18とキャップ絶縁膜19の膜厚に相当する
深さの配線用溝TRをコンタクトホールCHに連通して
形成する。このエッチングにより、上層レジスト膜23
は除去されるが、下層レジスト膜22とその一部22a
である残渣RRが残されている。
【0046】次に、図7(b)に示すように、本実施形
態に係るウェハの洗浄処理を行って、下層レジスト膜2
2とその一部22aである残渣RRを除去する。この洗
浄処理により、コンタクトホールの開口径は配線用溝の
幅の拡大などのウェハの表面形状の変形をもたらさず、
安価に、ポリマー、パーティクルやレジスト残渣などの
ウェハ表面に存在する異物を十分に除去できる。
態に係るウェハの洗浄処理を行って、下層レジスト膜2
2とその一部22aである残渣RRを除去する。この洗
浄処理により、コンタクトホールの開口径は配線用溝の
幅の拡大などのウェハの表面形状の変形をもたらさず、
安価に、ポリマー、パーティクルやレジスト残渣などの
ウェハ表面に存在する異物を十分に除去できる。
【0047】以降の工程としては、例えばスパッタリン
グ用によりコンタクトホールCHおよび配線用溝TR内
を埋め込んで銅などの導電性の配線材料を堆積させ、溝
外に堆積した配線材料をCMP法などにより除去し、コ
ンタクトプラグ24aと溝配線24bとを一体に形成し
て、図4に示す構成に至る。
グ用によりコンタクトホールCHおよび配線用溝TR内
を埋め込んで銅などの導電性の配線材料を堆積させ、溝
外に堆積した配線材料をCMP法などにより除去し、コ
ンタクトプラグ24aと溝配線24bとを一体に形成し
て、図4に示す構成に至る。
【0048】上記では、最初にコンタクトホールを開口
し、次にこれに連通する配線用溝を形成する手順の製造
方法について説明したが、最初に配線用溝を形成し、次
にこれに連通するコンタクトホールを開口する手順の製
造方法にも適用できる。まず、上記の図5(a)に示す
工程と同様にして、図8(a)に示す構成とする。但
し、エッチングストッパ20上に形成するレジスト膜2
5には、配線用溝の開口パターンPTRを形成する。
し、次にこれに連通する配線用溝を形成する手順の製造
方法について説明したが、最初に配線用溝を形成し、次
にこれに連通するコンタクトホールを開口する手順の製
造方法にも適用できる。まず、上記の図5(a)に示す
工程と同様にして、図8(a)に示す構成とする。但
し、エッチングストッパ20上に形成するレジスト膜2
5には、配線用溝の開口パターンPTRを形成する。
【0049】次に、図8(b)に示すように、レジスト
膜25をマスクとして、例えばエッチングストッパ17
の表面で停止するRIEなどのエッチングを施し、低誘
電率膜18とキャップ絶縁膜19の膜厚に相当する深さ
の配線用溝TRを形成する。
膜25をマスクとして、例えばエッチングストッパ17
の表面で停止するRIEなどのエッチングを施し、低誘
電率膜18とキャップ絶縁膜19の膜厚に相当する深さ
の配線用溝TRを形成する。
【0050】次に、図9(a)に示すように、本実施形
態に係るウェハの洗浄処理を行って、レジスト膜25の
残渣を除去し、さらにRIEなどによりエッチングスト
ッパ20を除去し、次に、配線用溝TRの内部を埋め込
んで下層レジスト膜26を形成し、さらに上層レジスト
膜27を形成する。ここで、下層レジスト膜26は、よ
り緻密な膜分布となって硬質な膜となっている。また、
上層レジスト膜27には、フォトリソグラフィー工程に
より、コンタクトホールの開口パターンPCHを形成す
る。
態に係るウェハの洗浄処理を行って、レジスト膜25の
残渣を除去し、さらにRIEなどによりエッチングスト
ッパ20を除去し、次に、配線用溝TRの内部を埋め込
んで下層レジスト膜26を形成し、さらに上層レジスト
膜27を形成する。ここで、下層レジスト膜26は、よ
り緻密な膜分布となって硬質な膜となっている。また、
上層レジスト膜27には、フォトリソグラフィー工程に
より、コンタクトホールの開口パターンPCHを形成す
る。
【0051】次に、図9(b)に示すように、上層レジ
スト膜27をマスクとして、例えばRIEなどのエッチ
ングを施し、下層レジスト膜26にコンタクトホールの
開口パターンPCHを転写する。ここで、上層レジスト膜
27および下層レジスト膜26の開口部の壁面は斜めに
形成され、開口部の底部における開口径が所望のコンタ
クトホールの径となるように設計する。
スト膜27をマスクとして、例えばRIEなどのエッチ
ングを施し、下層レジスト膜26にコンタクトホールの
開口パターンPCHを転写する。ここで、上層レジスト膜
27および下層レジスト膜26の開口部の壁面は斜めに
形成され、開口部の底部における開口径が所望のコンタ
クトホールの径となるように設計する。
【0052】次に、図10(a)に示すように、下層レ
ジスト膜26をマスクとして、例えばRIEなどのエッ
チングを施し、配線14に達するコンタクトホールCH
を配線用溝TRに連通して形成する。このとき、コンタ
クトホールCHの底面に、RIEなどのエッチングで使
用するエッチングガスの反応生成物であるポリマーPM
が残される。また、このエッチングにより、上層レジス
ト膜27は除去されるが、下層レジスト膜26とその一
部26aである残渣RRが残されている。
ジスト膜26をマスクとして、例えばRIEなどのエッ
チングを施し、配線14に達するコンタクトホールCH
を配線用溝TRに連通して形成する。このとき、コンタ
クトホールCHの底面に、RIEなどのエッチングで使
用するエッチングガスの反応生成物であるポリマーPM
が残される。また、このエッチングにより、上層レジス
ト膜27は除去されるが、下層レジスト膜26とその一
部26aである残渣RRが残されている。
【0053】次に、図10(b)に示すように、本実施
形態に係るウェハの洗浄処理を行って、下層レジスト膜
26とその一部26aである残渣RRを除去する。この
洗浄処理により、コンタクトホールの開口径は配線用溝
の幅の拡大などのウェハの表面形状の変形をもたらさ
ず、安価に、ポリマー、パーティクルやレジスト残渣な
どのウェハ表面に存在する異物を十分に除去できる。
形態に係るウェハの洗浄処理を行って、下層レジスト膜
26とその一部26aである残渣RRを除去する。この
洗浄処理により、コンタクトホールの開口径は配線用溝
の幅の拡大などのウェハの表面形状の変形をもたらさ
ず、安価に、ポリマー、パーティクルやレジスト残渣な
どのウェハ表面に存在する異物を十分に除去できる。
【0054】以降の工程としては、例えばスパッタリン
グ用によりコンタクトホールCHおよび配線用溝TR内
を埋め込んで銅などの導電性の配線材料を堆積させ、溝
外に堆積した配線材料をCMP法などにより除去し、コ
ンタクトプラグ24aと溝配線24bとを一体に形成し
て、図4に示す構成に至る。
グ用によりコンタクトホールCHおよび配線用溝TR内
を埋め込んで銅などの導電性の配線材料を堆積させ、溝
外に堆積した配線材料をCMP法などにより除去し、コ
ンタクトプラグ24aと溝配線24bとを一体に形成し
て、図4に示す構成に至る。
【0055】本実施形態に係るウェハの洗浄方法によれ
ば、製造工程上、硬質な膜となって残ってしまうレジス
ト膜の残渣なども十分に除去することができる。
ば、製造工程上、硬質な膜となって残ってしまうレジス
ト膜の残渣なども十分に除去することができる。
【0056】本発明は上記の実施形態に限定されない。
例えば、洗浄されるウェハの表面形状は、デュアルダマ
シン法によりコンタクトホールと配線用溝を形成した状
態に限定されず、どのような状態でも適用できる。さら
に、2流体ノズルに導くガスは、不活性ガスに限らず、
空気などのその他のガスも用いることが可能である。そ
の他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可
能である。
例えば、洗浄されるウェハの表面形状は、デュアルダマ
シン法によりコンタクトホールと配線用溝を形成した状
態に限定されず、どのような状態でも適用できる。さら
に、2流体ノズルに導くガスは、不活性ガスに限らず、
空気などのその他のガスも用いることが可能である。そ
の他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可
能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のウェハの
洗浄方法によれば、純水や無機系あるいは有機系の処理
薬液などの洗浄液と、加圧された気体を混合して、2流
体ノズルより噴射することで洗浄液の微小液滴を発生さ
せ、ウェハに洗浄液の微小液滴を吹きつけることで、通
常の洗浄液による洗浄効果に加えて、ウェハ表面の異物
を微小液滴により物理的に除去する効果があり、コンタ
クトホールの開口径の拡大などのウェハの表面形状の変
形をもたらさず、安価に、ポリマー、パーティクルやレ
ジスト残渣などのウェハ表面に存在する異物を十分に除
去できる。
洗浄方法によれば、純水や無機系あるいは有機系の処理
薬液などの洗浄液と、加圧された気体を混合して、2流
体ノズルより噴射することで洗浄液の微小液滴を発生さ
せ、ウェハに洗浄液の微小液滴を吹きつけることで、通
常の洗浄液による洗浄効果に加えて、ウェハ表面の異物
を微小液滴により物理的に除去する効果があり、コンタ
クトホールの開口径の拡大などのウェハの表面形状の変
形をもたらさず、安価に、ポリマー、パーティクルやレ
ジスト残渣などのウェハ表面に存在する異物を十分に除
去できる。
【図1】図1は本発明の本実施形態に係るウェハの洗浄
工程において用いる2流体ノズルの断面図である。
工程において用いる2流体ノズルの断面図である。
【図2】図2は本発明の本実施形態に係る枚葉式のウェ
ハの洗浄装置の模式図である。
ハの洗浄装置の模式図である。
【図3】図3は本発明の本実施形態に係るウェハの洗浄
方法の手順を示す図である。
方法の手順を示す図である。
【図4】図4は本発明の本実施形態に係る半導体装置の
製造方法で製造する半導体装置の断面図である。
製造方法で製造する半導体装置の断面図である。
【図5】図5は本発明の本実施形態に係る半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図6】図6は本発明の本実施形態に係る半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図7】図7は本発明の本実施形態に係る半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図8】図8は本発明の本実施形態に係る半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図9】図9は本発明の本実施形態に係る半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図10】図10は本発明の本実施形態に係る半導体装
置の製造方法の製造工程を示す断面図である。
置の製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図11】図11は従来例に係る半導体装置の製造方法
の問題点を説明する断面図である。
の問題点を説明する断面図である。
【図12】図12は従来例に係るウェハの洗浄方法の洗
浄効果を示す図である。
浄効果を示す図である。
【図13】図13は従来例に係るウェハの洗浄方法の問
題点を説明する図である。
題点を説明する図である。
【図14】図14は従来例に係る半導体装置の製造方法
の問題点を説明する断面図である。
の問題点を説明する断面図である。
10…絶縁膜、11,15,17,20…エッチングス
トッパ、12,16,18…低誘電率膜、13,19…
キャップ絶縁膜、14,24b…配線、21,25…レ
ジスト膜、22,22a,26,26a…下層レジスト
膜、23,27…上層レジスト膜、24a…コンタクト
プラグ、30…基板、31a…ポリシリコン層、31b
…タングステンシリサイド層、31…配線、32…オフ
セット絶縁膜、33…第1絶縁膜、34…第2絶縁膜、
35…第3絶縁膜、NZ…2流体ノズル、Ma,Mb…
供給口、Mc…噴出口、LQ…洗浄液、GS…ガス、S
P…スプレー、SM…回転モータ、TB…テーブル、W
F…ウェハ、CP…カップ、CH…コンタクトホール、
R…配線用溝、PM…ポリマー、RR…レジスト膜残
渣、PTR…配線用溝の開口パターン、PCH…コンタクト
ホールの開口パターン。
トッパ、12,16,18…低誘電率膜、13,19…
キャップ絶縁膜、14,24b…配線、21,25…レ
ジスト膜、22,22a,26,26a…下層レジスト
膜、23,27…上層レジスト膜、24a…コンタクト
プラグ、30…基板、31a…ポリシリコン層、31b
…タングステンシリサイド層、31…配線、32…オフ
セット絶縁膜、33…第1絶縁膜、34…第2絶縁膜、
35…第3絶縁膜、NZ…2流体ノズル、Ma,Mb…
供給口、Mc…噴出口、LQ…洗浄液、GS…ガス、S
P…スプレー、SM…回転モータ、TB…テーブル、W
F…ウェハ、CP…カップ、CH…コンタクトホール、
R…配線用溝、PM…ポリマー、RR…レジスト膜残
渣、PTR…配線用溝の開口パターン、PCH…コンタクト
ホールの開口パターン。
Claims (14)
- 【請求項1】半導体装置の製造工程において、ウェハに
パターンを形成したときにウェハ表面に発生する異物を
除去するためのウェハの洗浄方法であって、 洗浄液と加圧された気体を混合して2流体ノズルより噴
射することで洗浄液の微小液滴を発生させる工程と、 上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹きつける工程と
を有するウェハの洗浄方法。 - 【請求項2】上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹き
つける工程の前に、上記ウェハを無機系あるいは有機系
の処理薬液で洗浄する工程をさらに有する請求項1に記
載のウェハの洗浄方法。 - 【請求項3】上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹き
つける工程の前に、上記ウェハを純水で洗浄する工程を
さらに有する請求項1に記載のウェハの洗浄方法。 - 【請求項4】上記ウェハが上記純水で濡れたままで、上
記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹きつける工程を行
う請求項3に記載のウェハの洗浄方法。 - 【請求項5】上記ウェハに上記洗浄液の微小液滴を吹き
つける工程の後に、上記ウェハを純水で洗浄する工程を
さらに有する請求項1に記載のウェハの洗浄方法。 - 【請求項6】上記異物は、ポリマー、レジスト残渣およ
びパーティクルのうちの少なくともいずれかを含む請求
項1に記載のウェハの洗浄方法。 - 【請求項7】上記洗浄液として、純水を用いる請求項1
に記載のウェハの洗浄方法。 - 【請求項8】上記洗浄液として、無機系あるいは有機系
の処理薬液を用いる請求項1に記載のウェハの洗浄方
法。 - 【請求項9】上記洗浄液は無機系の処理薬液として過酸
化水素水を含む請求項8に記載のウェハの洗浄方法。 - 【請求項10】上記洗浄液は有機系の処理薬液として有
機溶剤を含む請求項8に記載のウェハの洗浄方法。 - 【請求項11】上記洗浄液は上記有機溶剤としてアミン
系溶剤を含む請求項10に記載のウェハの洗浄方法。 - 【請求項12】上記洗浄液は上記有機溶剤としてNH4
F系溶剤を含む請求項10に記載のウェハの洗浄方法。 - 【請求項13】上記洗浄液は上記有機溶剤として有機酸
系溶剤を含む請求項10に記載のウェハの洗浄方法。 - 【請求項14】上記加圧された気体として、不活性ガス
を用いる請求項1に記載のウェハの洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367161A JP2003168670A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | ウェハの洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367161A JP2003168670A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | ウェハの洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003168670A true JP2003168670A (ja) | 2003-06-13 |
Family
ID=19176949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001367161A Pending JP2003168670A (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | ウェハの洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003168670A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005039205A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-02-10 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 異物除去装置、基板処理装置および基板処理方法 |
US8147617B2 (en) | 2004-06-04 | 2012-04-03 | Tokyo Electron Limited | Substrate cleaning method and computer readable storage medium |
CN102500487A (zh) * | 2011-11-20 | 2012-06-20 | 江苏博际环境工程科技有限公司 | 远射程锥形气力喷嘴 |
US8439051B2 (en) | 2006-05-15 | 2013-05-14 | Tokyo Electron Limited | Method of substrate processing, substrate processing system, and storage medium |
KR20230107760A (ko) * | 2018-05-10 | 2023-07-18 | 삼성전자주식회사 | 세정액 노즐 |
-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001367161A patent/JP2003168670A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR102592964B1 (ko) | 2018-05-10 | 2023-10-23 | 삼성전자주식회사 | 세정액 노즐 |
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