JP2003158056A - パターン形成システム - Google Patents
パターン形成システムInfo
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- JP2003158056A JP2003158056A JP2001356139A JP2001356139A JP2003158056A JP 2003158056 A JP2003158056 A JP 2003158056A JP 2001356139 A JP2001356139 A JP 2001356139A JP 2001356139 A JP2001356139 A JP 2001356139A JP 2003158056 A JP2003158056 A JP 2003158056A
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- Japan
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- unit
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- pattern forming
- exposure
- substrate
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- Pending
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗布現像装置に露光装置を接続したパターン
形成装置を(n+1)台備えたパターン形成システムに
おいて、レジスト膜厚等の各測定項目の測定データに対
応する補正パラメータの補正を行うにあたり、システム
全体の検査工程を少なくして、補正に要する時間を短縮
すること。 【解決手段】 前記パターン形成装置の1台をマスター
装置Aとし、残りのn台をスレーブ装置B1〜Bnとす
る。マスター装置Aにてレジスト膜厚等の測定項目を検
査ユニットにて検査し、この測定データに基づいて主パ
ラメータ制御部8にて塗布ユニット3Aのスピンチャッ
ク31の回転数などの補正パラメータの補正量を求め
る。スレーブ装置Bではパラメータ制御部9にてマスタ
ー装置Aで求められた補正量を、マスター装置Aと当該
スレーブ装置Bと差データにより補正して当該装置Bの
補正量を求め、当該補正パラメータの補正を行なう。
形成装置を(n+1)台備えたパターン形成システムに
おいて、レジスト膜厚等の各測定項目の測定データに対
応する補正パラメータの補正を行うにあたり、システム
全体の検査工程を少なくして、補正に要する時間を短縮
すること。 【解決手段】 前記パターン形成装置の1台をマスター
装置Aとし、残りのn台をスレーブ装置B1〜Bnとす
る。マスター装置Aにてレジスト膜厚等の測定項目を検
査ユニットにて検査し、この測定データに基づいて主パ
ラメータ制御部8にて塗布ユニット3Aのスピンチャッ
ク31の回転数などの補正パラメータの補正量を求め
る。スレーブ装置Bではパラメータ制御部9にてマスタ
ー装置Aで求められた補正量を、マスター装置Aと当該
スレーブ装置Bと差データにより補正して当該装置Bの
補正量を求め、当該補正パラメータの補正を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウエハやLC
D基板(液晶ディスプレイ用ガラス基板)等の基板上
に、例えばレジスト液を塗布して露光した後、現像して
レジストパターンを形成するパターン形成システムに関
する。
D基板(液晶ディスプレイ用ガラス基板)等の基板上
に、例えばレジスト液を塗布して露光した後、現像して
レジストパターンを形成するパターン形成システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスにおいて
は、半導体ウエハ(以下ウエハという)などの基板にレ
ジスト液を塗布し、フォトマスクを用いてそのレジスト
膜を露光し、更に現像することによって所望のレジスト
パタ−ンを基板上に作製するフォトリソグラフィ技術が
用いられている。
は、半導体ウエハ(以下ウエハという)などの基板にレ
ジスト液を塗布し、フォトマスクを用いてそのレジスト
膜を露光し、更に現像することによって所望のレジスト
パタ−ンを基板上に作製するフォトリソグラフィ技術が
用いられている。
【0003】このフォトリソグラフィは、図16の概略
図に示すように、塗布現像装置1Aに露光装置1Bを接
続したパターン形成装置によって行われる。塗布現像装
置1Aは、ウエハを処理する場合を例にとると、ウエハ
カセットCを搬入出するカセットステージ11、このカ
セットステージ11に載置されたカセットCからウエハ
を取り出す受け渡しアーム12と、処理ステーション1
3及びインターフェイスステーション14とからなり、
露光装置1Bに接続される。
図に示すように、塗布現像装置1Aに露光装置1Bを接
続したパターン形成装置によって行われる。塗布現像装
置1Aは、ウエハを処理する場合を例にとると、ウエハ
カセットCを搬入出するカセットステージ11、このカ
セットステージ11に載置されたカセットCからウエハ
を取り出す受け渡しアーム12と、処理ステーション1
3及びインターフェイスステーション14とからなり、
露光装置1Bに接続される。
【0004】受け渡しアーム12を介して処理ステーシ
ョン13に搬入されたウエハWは塗布ユニット15にて
レジスト膜が形成され、その後露光装置1Bにて露光さ
れる。続いてウエハWは処理ステーション13に戻され
て現像ユニット16にて現像処理され、受け渡しアーム
12を介してカセットCに戻される。この後ウエハWは
図示しないエッチング装置に搬送されて、ここで次工程
であるエッチング処理が行われる。
ョン13に搬入されたウエハWは塗布ユニット15にて
レジスト膜が形成され、その後露光装置1Bにて露光さ
れる。続いてウエハWは処理ステーション13に戻され
て現像ユニット16にて現像処理され、受け渡しアーム
12を介してカセットCに戻される。この後ウエハWは
図示しないエッチング装置に搬送されて、ここで次工程
であるエッチング処理が行われる。
【0005】ところでレジスト膜厚や、露光処理や現像
処理の処理状態、エッチング処理の処理状態は、温度、
湿度などの変動やウエハ表面の状態あるいは気圧などの
要因により、一定の処理条件で処理を行っていても目標
の処理状態から外れることもある。
処理の処理状態、エッチング処理の処理状態は、温度、
湿度などの変動やウエハ表面の状態あるいは気圧などの
要因により、一定の処理条件で処理を行っていても目標
の処理状態から外れることもある。
【0006】そこで従来では例えば一定枚数の基板を処
理するごとに基板を抜き取り、この基板を塗布現像装置
1Aとは別のエリアに設置された検査ユニット17に搬
送し、この検査ユニット17で、レジスト液の塗布後に
ウエハW上に形成されたレジスト膜の膜厚、現像処理後
にレジストパターンの線幅、レジストパターンと下地パ
ターンの重なり具合、現像ムラや現像欠陥、エッチング
処理後にエッチング後の線幅、表面欠陥等について検査
を行っている。そしてその検査結果に基づいて前記各部
の処理条件が適切かどうかを判断し、その判断に基づき
処理条件を補正してこれ以降に製造ラインに送られるウ
エハWの処理状態が目標値に近づくようにしていた。こ
の際実際の工場では、塗布現像装置1Aに露光装置1B
を接続したパターン形成装置を複数台用意してパターン
形成システムを構成し、各装置毎に別個に検査を行い、
処理条件の補正を行うようにしていた。
理するごとに基板を抜き取り、この基板を塗布現像装置
1Aとは別のエリアに設置された検査ユニット17に搬
送し、この検査ユニット17で、レジスト液の塗布後に
ウエハW上に形成されたレジスト膜の膜厚、現像処理後
にレジストパターンの線幅、レジストパターンと下地パ
ターンの重なり具合、現像ムラや現像欠陥、エッチング
処理後にエッチング後の線幅、表面欠陥等について検査
を行っている。そしてその検査結果に基づいて前記各部
の処理条件が適切かどうかを判断し、その判断に基づき
処理条件を補正してこれ以降に製造ラインに送られるウ
エハWの処理状態が目標値に近づくようにしていた。こ
の際実際の工場では、塗布現像装置1Aに露光装置1B
を接続したパターン形成装置を複数台用意してパターン
形成システムを構成し、各装置毎に別個に検査を行い、
処理条件の補正を行うようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら複数のパ
ターン形成装置毎に別個に検査を行なうと、システム全
体では検査工程がかなり多くなり、検査に要する時間が
長くなってしまうという問題がある。さらにこのような
処理条件の補正作業は、その補正を決定するための基準
がないため、各条件の補正量はオペレータの経験などに
基づいて試行錯誤により決定されることとなる。また補
正対象となる処理条件のパラメータは複数個あり、場合
によっては補正対象や補正値を変えて何回も検査を繰り
返さなければならないので作業が煩わしく、また経験者
が不在のときには作業が困難であるという問題があり、
この点からも補正作業に要する時間が長くなっていて問
題であった。
ターン形成装置毎に別個に検査を行なうと、システム全
体では検査工程がかなり多くなり、検査に要する時間が
長くなってしまうという問題がある。さらにこのような
処理条件の補正作業は、その補正を決定するための基準
がないため、各条件の補正量はオペレータの経験などに
基づいて試行錯誤により決定されることとなる。また補
正対象となる処理条件のパラメータは複数個あり、場合
によっては補正対象や補正値を変えて何回も検査を繰り
返さなければならないので作業が煩わしく、また経験者
が不在のときには作業が困難であるという問題があり、
この点からも補正作業に要する時間が長くなっていて問
題であった。
【0008】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであり、その目的は、塗布現像装置と露光装置と
により構成されるパターン形成装置を複数備えたパター
ン形成システムにおいて、目標の処理状態を得るための
基板の処理条件の補正作業を行うにあたり、システム全
体の検査工程に要する時間を短くして、補正作業に要す
る時間を短縮することにある。
たものであり、その目的は、塗布現像装置と露光装置と
により構成されるパターン形成装置を複数備えたパター
ン形成システムにおいて、目標の処理状態を得るための
基板の処理条件の補正作業を行うにあたり、システム全
体の検査工程に要する時間を短くして、補正作業に要す
る時間を短縮することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパターン形
成システムは、基板保持部に略水平に保持された基板に
ノズルからレジスト液を供給すると共に前記基板保持部
を回転させてその遠心力によりレジスト液を広げて基板
表面にレジスト膜を形成する塗布ユニットと、レジスト
液が塗布され、露光が行われた基板の表面に所定の温度
の現像液を液盛りし、所定時間現像液を液盛りしたまま
の状態にすることにより当該基板表面を現像する現像ユ
ニットと、を備えた塗布現像装置と、光源とレンズとを
含む露光部から、前記レンズの焦点位置に置かれた基板
に対して所定の強さの光線を所定時間照射し、これによ
り所定のパターンマスクを用いて当該基板を露光する露
光装置と、を備えたn個のパターン形成装置を備え、n
個のパターン形成装置から選ばれる1つの主パターン形
成装置と、(n−1)個のパターン形成装置よりなるパ
ターン形成装置群と、を備えたパターン形成システムに
おいて、前記主パターン形成装置は、前記レジスト膜
厚、現像後の線幅、下地膜とレジストパターンとの重な
り具合、現像後の表面欠陥の測定項目から選ばれる少な
くとも1つの測定項目を測定する少なくとも1つの検査
ユニットと、前記測定項目の測定データに基づいて、主
パターン形成装置の、塗布ユニットの基板保持部の回転
数、前記基板保持部の加速度、塗布ユニットのノズル位
置、塗布ユニットのレジスト液の吐出時間、現像ユニッ
トの現像時間、現像液温度、前記露光部から基板に照射
される光線の強さ、露光時間、露光部と基板との位置合
わせ、露光部の焦点位置と基板との距離、の補正パラメ
ータから選ばれる少なくとも1つの補正パラメータの補
正量を決定する主パラメータ制御部と、を備え、前記パ
ターン形成装置群を構成するパターン形成装置は、各々
前記主パターン形成装置の測定項目の測定データに基づ
いて、パターン形成装置群の、前記塗布ユニットの基板
保持部の回転数、前記基板保持部の加速度、塗布ユニッ
トのノズル位置、塗布ユニットのレジスト液の吐出時
間、現像ユニットの現像時間、現像液温度、前記露光部
から基板に照射される光線の強さ、露光時間、露光部と
基板との位置合わせ、露光部の焦点位置と基板との距
離、の補正パラメータから選ばれる少なくとも1つの補
正パラメータの補正量を決定するパラメータ制御部を備
えることを特徴とする。
成システムは、基板保持部に略水平に保持された基板に
ノズルからレジスト液を供給すると共に前記基板保持部
を回転させてその遠心力によりレジスト液を広げて基板
表面にレジスト膜を形成する塗布ユニットと、レジスト
液が塗布され、露光が行われた基板の表面に所定の温度
の現像液を液盛りし、所定時間現像液を液盛りしたまま
の状態にすることにより当該基板表面を現像する現像ユ
ニットと、を備えた塗布現像装置と、光源とレンズとを
含む露光部から、前記レンズの焦点位置に置かれた基板
に対して所定の強さの光線を所定時間照射し、これによ
り所定のパターンマスクを用いて当該基板を露光する露
光装置と、を備えたn個のパターン形成装置を備え、n
個のパターン形成装置から選ばれる1つの主パターン形
成装置と、(n−1)個のパターン形成装置よりなるパ
ターン形成装置群と、を備えたパターン形成システムに
おいて、前記主パターン形成装置は、前記レジスト膜
厚、現像後の線幅、下地膜とレジストパターンとの重な
り具合、現像後の表面欠陥の測定項目から選ばれる少な
くとも1つの測定項目を測定する少なくとも1つの検査
ユニットと、前記測定項目の測定データに基づいて、主
パターン形成装置の、塗布ユニットの基板保持部の回転
数、前記基板保持部の加速度、塗布ユニットのノズル位
置、塗布ユニットのレジスト液の吐出時間、現像ユニッ
トの現像時間、現像液温度、前記露光部から基板に照射
される光線の強さ、露光時間、露光部と基板との位置合
わせ、露光部の焦点位置と基板との距離、の補正パラメ
ータから選ばれる少なくとも1つの補正パラメータの補
正量を決定する主パラメータ制御部と、を備え、前記パ
ターン形成装置群を構成するパターン形成装置は、各々
前記主パターン形成装置の測定項目の測定データに基づ
いて、パターン形成装置群の、前記塗布ユニットの基板
保持部の回転数、前記基板保持部の加速度、塗布ユニッ
トのノズル位置、塗布ユニットのレジスト液の吐出時
間、現像ユニットの現像時間、現像液温度、前記露光部
から基板に照射される光線の強さ、露光時間、露光部と
基板との位置合わせ、露光部の焦点位置と基板との距
離、の補正パラメータから選ばれる少なくとも1つの補
正パラメータの補正量を決定するパラメータ制御部を備
えることを特徴とする。
【0010】この際前記パターン形成装置群を構成する
パターン形成装置の各々のパラメータ制御部は、前記主
パターン形成装置の主パラメータ制御部にて求められた
補正パラメータの補正量に基づいて当該パターン形成装
置の補正パラメータの補正量を決定することを特徴とす
る。
パターン形成装置の各々のパラメータ制御部は、前記主
パターン形成装置の主パラメータ制御部にて求められた
補正パラメータの補正量に基づいて当該パターン形成装
置の補正パラメータの補正量を決定することを特徴とす
る。
【0011】本発明によれば、複数のパターン形成装置
を備える場合であっても、主パターン形成装置の測定デ
ータに基づいて、当該主パターン形成装置とその他のパ
ターン形成装置の補正パラメータの補正量が決定され、
パターン形成装置では測定項目の検査が行われないの
で、システム全体では検査工程が少なくなり、補正作業
に要する時間の短縮化を図ることができる。この際予め
レジスト膜厚、現像線幅等の測定データと、この測定デ
ータに対応する補正パラメータを関連づけておき、得ら
れた測定データに基づいて対応する補正パラメータの補
正が行われるので、補正作業が容易になってオペレ−タ
の負担が軽減されると共に、適切な補正を行うことがで
きる。
を備える場合であっても、主パターン形成装置の測定デ
ータに基づいて、当該主パターン形成装置とその他のパ
ターン形成装置の補正パラメータの補正量が決定され、
パターン形成装置では測定項目の検査が行われないの
で、システム全体では検査工程が少なくなり、補正作業
に要する時間の短縮化を図ることができる。この際予め
レジスト膜厚、現像線幅等の測定データと、この測定デ
ータに対応する補正パラメータを関連づけておき、得ら
れた測定データに基づいて対応する補正パラメータの補
正が行われるので、補正作業が容易になってオペレ−タ
の負担が軽減されると共に、適切な補正を行うことがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず本発明のパターン形成システ
ムの概要について、図1に基づいて簡単に説明する。本
発明のレジストパターン形成システムは、基板例えば半
導体ウエハに対してレジスト液の塗布処理や、露光処理
後の現像処理等を行う塗布現像装置と、レジスト液が塗
布された基板に対して露光処理を行う露光装置と、レジ
スト膜の膜厚や、現像欠陥などの検査を行う検査装置
と、検査装置からの測定データに基づいて補正パラメー
タの補正を行うパラメータ制御部と、を備えた主パター
ン形成装置(以下「マスター装置」という)Aと、前記
塗布現像装置と、露光装置と、マスター装置Aの測定デ
ータに基づいて補正パラメータの補正を行うパラメータ
制御部と、を備えた、n個のパターン形成装置群(以下
「スレーブ装置」という)B1〜Bnと、を各装置の主
パラメータ制御部又はパラメータ制御部を介して1個の
上位コンピュータにて接続するように構成されている。
ムの概要について、図1に基づいて簡単に説明する。本
発明のレジストパターン形成システムは、基板例えば半
導体ウエハに対してレジスト液の塗布処理や、露光処理
後の現像処理等を行う塗布現像装置と、レジスト液が塗
布された基板に対して露光処理を行う露光装置と、レジ
スト膜の膜厚や、現像欠陥などの検査を行う検査装置
と、検査装置からの測定データに基づいて補正パラメー
タの補正を行うパラメータ制御部と、を備えた主パター
ン形成装置(以下「マスター装置」という)Aと、前記
塗布現像装置と、露光装置と、マスター装置Aの測定デ
ータに基づいて補正パラメータの補正を行うパラメータ
制御部と、を備えた、n個のパターン形成装置群(以下
「スレーブ装置」という)B1〜Bnと、を各装置の主
パラメータ制御部又はパラメータ制御部を介して1個の
上位コンピュータにて接続するように構成されている。
【0013】このパターン形成システムでは、マスター
装置Aにおいてレジスト膜厚などの測定項目の検査を行
い、この測定データに基づいて当該マスター装置Aの主
パラメータ制御部にて補正パラメータの補正量を求めて
マスター装置Aの補正パラメータの補正を行い、一方ス
レーブ装置B1〜Bnでは、マスター装置Aにて求めら
れた補正量に基づいて、当該スレーブ装置B1〜Bnの
補正パラメータの補正を行うというものである。
装置Aにおいてレジスト膜厚などの測定項目の検査を行
い、この測定データに基づいて当該マスター装置Aの主
パラメータ制御部にて補正パラメータの補正量を求めて
マスター装置Aの補正パラメータの補正を行い、一方ス
レーブ装置B1〜Bnでは、マスター装置Aにて求めら
れた補正量に基づいて、当該スレーブ装置B1〜Bnの
補正パラメータの補正を行うというものである。
【0014】続いて前記マスター装置Aについて説明を
行う。このシステムは、既述のように、塗布現像装置
と、露光装置と、検査装置と、主パラメータ制御部と、
を備えているが、先ず塗布現像装置について簡単に説明
する。図2及び図3は、夫々塗布現像装置100を露光
装置200に接続したシステムの全体構成を示す平面図
及び概観図である。図中21は例えば25枚の基板であ
る半導体ウエハ(以下ウエハという)Wが収納されたキ
ャリアCを搬入出するためのキャリアステーションであ
り、このキャリアステーション21は、前記キャリアC
を載置するキャリア載置部22と受け渡し手段23とを
備えている。受け渡し手段23はキャリアCから基板で
あるウエハWを取り出し、取り出したウエハWをキャリ
アステーション21の奥側に設けられている処理部S1
へと受け渡すように、左右、前後に移動自在、昇降自
在、鉛直軸回りに回転自在に構成されている。
行う。このシステムは、既述のように、塗布現像装置
と、露光装置と、検査装置と、主パラメータ制御部と、
を備えているが、先ず塗布現像装置について簡単に説明
する。図2及び図3は、夫々塗布現像装置100を露光
装置200に接続したシステムの全体構成を示す平面図
及び概観図である。図中21は例えば25枚の基板であ
る半導体ウエハ(以下ウエハという)Wが収納されたキ
ャリアCを搬入出するためのキャリアステーションであ
り、このキャリアステーション21は、前記キャリアC
を載置するキャリア載置部22と受け渡し手段23とを
備えている。受け渡し手段23はキャリアCから基板で
あるウエハWを取り出し、取り出したウエハWをキャリ
アステーション21の奥側に設けられている処理部S1
へと受け渡すように、左右、前後に移動自在、昇降自
在、鉛直軸回りに回転自在に構成されている。
【0015】処理部S1の中央には主搬送手段24が設
けられており、これを取り囲むように例えばキャリアス
テーション21から奥を見て例えば右側には塗布ユニッ
ト3A及び現像ユニット3Bが、左側、手前側、奥側に
は加熱・冷却系のユニット等を多段に積み重ねた棚ユニ
ットU1,U2,U3が夫々配置されている。塗布ユニ
ット3A及び現像ユニット3Bはこの例では各々2個づ
つ設けられ、塗布ユニット3Aは現像ユニット3Bの下
段側に配置されている。
けられており、これを取り囲むように例えばキャリアス
テーション21から奥を見て例えば右側には塗布ユニッ
ト3A及び現像ユニット3Bが、左側、手前側、奥側に
は加熱・冷却系のユニット等を多段に積み重ねた棚ユニ
ットU1,U2,U3が夫々配置されている。塗布ユニ
ット3A及び現像ユニット3Bはこの例では各々2個づ
つ設けられ、塗布ユニット3Aは現像ユニット3Bの下
段側に配置されている。
【0016】前記棚ユニットU1,U2,U3は、複数
のユニットが積み上げられて構成され、例えば図3、図
4に示すように、加熱ユニット25や、冷却ユニットの
ほか、ウエハの受け渡しユニット26や疎水化処理ユニ
ット等が上下に割り当てられている。また図3,図4に
示すように、前記棚ユニットU3(あるいは棚ユニット
U1,U2)の例えば最上段には、反射率測定ユニット
41、線幅検査ユニット42、重なり検査ユニット4
3、欠陥検査ユニット44等が設けられている。なお図
3、図4に示すユニットの割り当てはイメージを示す便
宜上のものであり、この割り当てに拘束されるものでは
ない。
のユニットが積み上げられて構成され、例えば図3、図
4に示すように、加熱ユニット25や、冷却ユニットの
ほか、ウエハの受け渡しユニット26や疎水化処理ユニ
ット等が上下に割り当てられている。また図3,図4に
示すように、前記棚ユニットU3(あるいは棚ユニット
U1,U2)の例えば最上段には、反射率測定ユニット
41、線幅検査ユニット42、重なり検査ユニット4
3、欠陥検査ユニット44等が設けられている。なお図
3、図4に示すユニットの割り当てはイメージを示す便
宜上のものであり、この割り当てに拘束されるものでは
ない。
【0017】ここで本発明でいう処理ユニットとは、塗
布ユニット3Aや現像ユニット3B、加熱ユニット25
をいい、検査ユニットとは、反射率測定ユニット41、
線幅検査ユニット42、重なり検査ユニット43、欠陥
検査ユニット44、後述の膜厚測定ユニット45をい
い、これらの検査ユニットにより本発明の検査装置が構
成されている。この例は、検査装置が、塗布現像装置1
00に組み込まれている構成であるが、後述のように検
査装置を塗布現像装置100の外部に独立して設けるよ
うにしてもよい。
布ユニット3Aや現像ユニット3B、加熱ユニット25
をいい、検査ユニットとは、反射率測定ユニット41、
線幅検査ユニット42、重なり検査ユニット43、欠陥
検査ユニット44、後述の膜厚測定ユニット45をい
い、これらの検査ユニットにより本発明の検査装置が構
成されている。この例は、検査装置が、塗布現像装置1
00に組み込まれている構成であるが、後述のように検
査装置を塗布現像装置100の外部に独立して設けるよ
うにしてもよい。
【0018】前記主搬送手段24は、昇降自在、進退自
在及び鉛直軸まわりに回転自在に構成され、棚ユニット
U1,U2,U3及び塗布ユニット3A並びに現像ユニ
ット3Bの間でウエハWを搬送する役割を持っている。
但し図3では便宜上受け渡し手段23及び主搬送手段2
4は描いていない。
在及び鉛直軸まわりに回転自在に構成され、棚ユニット
U1,U2,U3及び塗布ユニット3A並びに現像ユニ
ット3Bの間でウエハWを搬送する役割を持っている。
但し図3では便宜上受け渡し手段23及び主搬送手段2
4は描いていない。
【0019】前記処理部S1はインタ−フェイス部S2
を介して露光装置200と接続されている。インタ−フ
ェイス部S2は受け渡し手段27と、バッファカセット
C0と、膜厚測定ユニット45とを備えており、受け渡
し手段27は、例えば昇降自在、左右、前後に移動自在
かつ鉛直軸まわりに回転自在に構成され、前記処理ブロ
ックS1と露光装置200とバッファカセットC0と膜
厚測定ユニット45との間でウエハWの受け渡しを行う
ようになっている。
を介して露光装置200と接続されている。インタ−フ
ェイス部S2は受け渡し手段27と、バッファカセット
C0と、膜厚測定ユニット45とを備えており、受け渡
し手段27は、例えば昇降自在、左右、前後に移動自在
かつ鉛直軸まわりに回転自在に構成され、前記処理ブロ
ックS1と露光装置200とバッファカセットC0と膜
厚測定ユニット45との間でウエハWの受け渡しを行う
ようになっている。
【0020】ここで前記現像ユニット3Bの一例につい
て図5を参照しながら説明すると、31は基板保持部で
あるスピンチャックであり、真空吸着によりウエハWを
水平に保持するように構成されている。このスピンチャ
ック31はモータ及び昇降部を含む駆動部32により鉛
直軸まわりに回転でき、且つ昇降できるようになってい
る。またスピンチャック31の周囲にはウエハWからス
ピンチャック31に跨る側方部分を囲い、且つ下方側全
周に亘って凹部が形成された液受けカップ33が設けら
れ、当該液受けカップ33の底面には排気管34及びド
レイン管35が接続されている。
て図5を参照しながら説明すると、31は基板保持部で
あるスピンチャックであり、真空吸着によりウエハWを
水平に保持するように構成されている。このスピンチャ
ック31はモータ及び昇降部を含む駆動部32により鉛
直軸まわりに回転でき、且つ昇降できるようになってい
る。またスピンチャック31の周囲にはウエハWからス
ピンチャック31に跨る側方部分を囲い、且つ下方側全
周に亘って凹部が形成された液受けカップ33が設けら
れ、当該液受けカップ33の底面には排気管34及びド
レイン管35が接続されている。
【0021】液受けカップ33の上方側には、例えばウ
エハWの直径方向に配列された多数の供給孔を備えた供
給ノズル36が設けられており、このノズル36にはバ
ルブV1,温度調整部37を介して供給管36aにより
現像液タンクP1が接続されている。図中38はウエハ
Wの表面に洗浄液を供給するための洗浄液ノズルであ
り、このノズル38にはバルブV2を介して供給管38
aにより洗浄液タンクP2が接続されている。これらノ
ズル36,38はウエハWの中央部上方と前記液受けカ
ップ33の外側との間で移動できるように構成されてい
る。
エハWの直径方向に配列された多数の供給孔を備えた供
給ノズル36が設けられており、このノズル36にはバ
ルブV1,温度調整部37を介して供給管36aにより
現像液タンクP1が接続されている。図中38はウエハ
Wの表面に洗浄液を供給するための洗浄液ノズルであ
り、このノズル38にはバルブV2を介して供給管38
aにより洗浄液タンクP2が接続されている。これらノ
ズル36,38はウエハWの中央部上方と前記液受けカ
ップ33の外側との間で移動できるように構成されてい
る。
【0022】このように構成された現像ユニット3Bに
おいては、前記主搬送手段24によりウエハWが搬入さ
れてスピンチャック31に受け渡される。そしてバルブ
V1を開いてノズル36からウエハWの中央部に、所定
の温度に調整された現像液を供給すると共に、予め設定
された回転数及び加速度でスピンチャック33を半回転
させることにより、ウエハW上に現像液が液盛りされ
る。
おいては、前記主搬送手段24によりウエハWが搬入さ
れてスピンチャック31に受け渡される。そしてバルブ
V1を開いてノズル36からウエハWの中央部に、所定
の温度に調整された現像液を供給すると共に、予め設定
された回転数及び加速度でスピンチャック33を半回転
させることにより、ウエハW上に現像液が液盛りされ
る。
【0023】こうしてウエハW上に現像液を所定時間液
盛りしたままの状態にして現像を行った後、バルブV2
を開いて洗浄ノズル38によりウエハW上に洗浄液を供
給して、現像液を洗い流すようにしている。ここで現像
時間とはウエハW表面に現像液が液盛りされている時間
をいい、この例ではウエハWの洗浄のタイミングにより
現像時間の制御が行われる。
盛りしたままの状態にして現像を行った後、バルブV2
を開いて洗浄ノズル38によりウエハW上に洗浄液を供
給して、現像液を洗い流すようにしている。ここで現像
時間とはウエハW表面に現像液が液盛りされている時間
をいい、この例ではウエハWの洗浄のタイミングにより
現像時間の制御が行われる。
【0024】この際駆動部32やバルブV1,V2の開
閉のタイミング、温度調整部37はコントローラ30B
により制御されるようになっている。これによりスピン
チャック31の回転数及び加速度、バルブV1,V2の
開閉による現像液や洗浄液の供給のタイミングで制御さ
れる現像時間、温度調整部37における現像液の温度調
整等の諸条件は、後述の主パラメータ制御部8によりデ
ータ収集用コントローラ7を介して制御されるようにな
っている。
閉のタイミング、温度調整部37はコントローラ30B
により制御されるようになっている。これによりスピン
チャック31の回転数及び加速度、バルブV1,V2の
開閉による現像液や洗浄液の供給のタイミングで制御さ
れる現像時間、温度調整部37における現像液の温度調
整等の諸条件は、後述の主パラメータ制御部8によりデ
ータ収集用コントローラ7を介して制御されるようにな
っている。
【0025】また塗布ユニット3Aは現像ユニット3B
とほぼ同一の構成であるので、図示を省略するが、以降
の説明では、現像ユニット3Bと区別するために、塗布
ユニット3Aに関する説明には例えばコントローラ30
Aのように符号Aとし、現像ユニット3Bに関する説明
には例えばコントローラ30Bのように符号Bとする。
とほぼ同一の構成であるので、図示を省略するが、以降
の説明では、現像ユニット3Bと区別するために、塗布
ユニット3Aに関する説明には例えばコントローラ30
Aのように符号Aとし、現像ユニット3Bに関する説明
には例えばコントローラ30Bのように符号Bとする。
【0026】塗布ユニット3Aはノズル36Aが例えば
ウエハWのほぼ中心付近に処理液を供給するように構成
され、スピンチャック31A上のウエハWの表面にノズ
ル36Aから処理液であるレジスト液を滴下すると共
に、予め設定された回転数でスピンチャック31Aを回
転させると、レジスト液はその遠心力によりウエハWの
径方向に広がってウエハW表面にレジスト液の液膜が形
成され、振り切られた分は液受けカップ33Aへと流れ
落ちるようになっている。この際前記ノズル36Aの位
置やバルブV1Aの開閉によるレジスト液の吐出開始や
停止のタイミング、駆動部32Aはコントロ−ラ30A
により制御されるが、スピンチャック31Aの回転数や
ノズル位置、レジスト液の吐出時間(レジスト液の吐出
開始や停止のタイミングにより決定される)等の諸条件
は後述の主パラメータ制御部8によりデータ収集用コン
トローラ7を介して制御されるコントローラ30Aより
調整されるようになっている。
ウエハWのほぼ中心付近に処理液を供給するように構成
され、スピンチャック31A上のウエハWの表面にノズ
ル36Aから処理液であるレジスト液を滴下すると共
に、予め設定された回転数でスピンチャック31Aを回
転させると、レジスト液はその遠心力によりウエハWの
径方向に広がってウエハW表面にレジスト液の液膜が形
成され、振り切られた分は液受けカップ33Aへと流れ
落ちるようになっている。この際前記ノズル36Aの位
置やバルブV1Aの開閉によるレジスト液の吐出開始や
停止のタイミング、駆動部32Aはコントロ−ラ30A
により制御されるが、スピンチャック31Aの回転数や
ノズル位置、レジスト液の吐出時間(レジスト液の吐出
開始や停止のタイミングにより決定される)等の諸条件
は後述の主パラメータ制御部8によりデータ収集用コン
トローラ7を介して制御されるコントローラ30Aより
調整されるようになっている。
【0027】続いて前記インターフェイス部S2に設け
られる加熱ユニット25の一例について図6により説明
すると、図中46は、側面に搬送口46aを有する筐体
である。この筐体46内には、ウエハを加熱するための
加熱プレート47が設けられ、この加熱プレート47の
表面近傍には例えば抵抗発熱体よりなる加熱手段Hが埋
設されており、所定の温度に調整された加熱プレート4
7上に所定時間ウエハを載置することにより、当該ウエ
ハが加熱されるようになっている。図中48aは加熱プ
レート47を貫通するように設けられた複数例えば3本
の昇降ピンである。これら昇降ピン48aは昇降機構4
8bにより昇降され、ウエハWを加熱プレート47に対
して受け渡す際に用いられる。この例ではウエハの加熱
時間は加熱プレート47への載置時間で決定され、昇降
ピン48bによりウエハを加熱プレート47上に受け渡
すタイミング、昇降ピン48aにて加熱プレート47か
ら持ち上げるタイミングにより加熱時間が制御されるよ
うになっている。ここで前記加熱手段Hへの電力供給量
により調整される加熱プレート47の温度や、昇降ピン
48aの昇降のタイミングにより調整される加熱時間等
の諸条件は、後述の主パラメータ制御部8によりデータ
収集用コントローラ7を介して制御されるコントローラ
49により調整されるようになっている。
られる加熱ユニット25の一例について図6により説明
すると、図中46は、側面に搬送口46aを有する筐体
である。この筐体46内には、ウエハを加熱するための
加熱プレート47が設けられ、この加熱プレート47の
表面近傍には例えば抵抗発熱体よりなる加熱手段Hが埋
設されており、所定の温度に調整された加熱プレート4
7上に所定時間ウエハを載置することにより、当該ウエ
ハが加熱されるようになっている。図中48aは加熱プ
レート47を貫通するように設けられた複数例えば3本
の昇降ピンである。これら昇降ピン48aは昇降機構4
8bにより昇降され、ウエハWを加熱プレート47に対
して受け渡す際に用いられる。この例ではウエハの加熱
時間は加熱プレート47への載置時間で決定され、昇降
ピン48bによりウエハを加熱プレート47上に受け渡
すタイミング、昇降ピン48aにて加熱プレート47か
ら持ち上げるタイミングにより加熱時間が制御されるよ
うになっている。ここで前記加熱手段Hへの電力供給量
により調整される加熱プレート47の温度や、昇降ピン
48aの昇降のタイミングにより調整される加熱時間等
の諸条件は、後述の主パラメータ制御部8によりデータ
収集用コントローラ7を介して制御されるコントローラ
49により調整されるようになっている。
【0028】続いて前記インターフェイス部S2に設け
られる膜厚測定部をなす膜厚測定ユニット45について
説明すると、このユニット45は、図7に示すように側
面に搬送口51aを有する筐体51と、この筐体51内
に設けられ、ウエハWを載置するための載置台52と、
この載置台52を回転自在かつX及びY方向に移動自在
とする駆動機構53と、光干渉式膜厚計54とを備えて
いる。光干渉式膜厚計54は、載置台52上のウエハW
表面と対向するように設けられたプロ−ブ54aと光フ
ァイバ54bと分光器及びコントロ−ラを含む分光器ユ
ニット54cとを備えており、ウエハW表面に照射した
光の反射光に基づいてスペクトルを得、そのスペクトル
の基づいて膜厚を検出するものである。
られる膜厚測定部をなす膜厚測定ユニット45について
説明すると、このユニット45は、図7に示すように側
面に搬送口51aを有する筐体51と、この筐体51内
に設けられ、ウエハWを載置するための載置台52と、
この載置台52を回転自在かつX及びY方向に移動自在
とする駆動機構53と、光干渉式膜厚計54とを備えて
いる。光干渉式膜厚計54は、載置台52上のウエハW
表面と対向するように設けられたプロ−ブ54aと光フ
ァイバ54bと分光器及びコントロ−ラを含む分光器ユ
ニット54cとを備えており、ウエハW表面に照射した
光の反射光に基づいてスペクトルを得、そのスペクトル
の基づいて膜厚を検出するものである。
【0029】この膜厚測定ユニット45においては、ウ
エハWがX、Y方向に移動し、プロ−ブ54aにより例
えばウエハWの直径に沿った多数の位置に光軸を位置さ
せることにより各位置の膜厚が測定される。図7中50
はコントローラであり、後述するデータ収集用コントロ
ーラ7に測定データを出力すると共に、駆動機構53に
より載置台52をX,Y方向に移動制御したり、前記分
光器ユニット54cから得られた信号を処理してウエハ
Wの各位置における膜厚を求め膜厚分布を作成したり膜
厚の平均値などを求める機能を有している。
エハWがX、Y方向に移動し、プロ−ブ54aにより例
えばウエハWの直径に沿った多数の位置に光軸を位置さ
せることにより各位置の膜厚が測定される。図7中50
はコントローラであり、後述するデータ収集用コントロ
ーラ7に測定データを出力すると共に、駆動機構53に
より載置台52をX,Y方向に移動制御したり、前記分
光器ユニット54cから得られた信号を処理してウエハ
Wの各位置における膜厚を求め膜厚分布を作成したり膜
厚の平均値などを求める機能を有している。
【0030】また、膜厚測定ユニット45はこの例では
露光装置200にて露光されたウエハWについて、周縁
部のレジストを除去するために当該周縁部の露光を行う
周縁露光装置を共用するように構成されている。即ち筐
体51内には露光手段55が設けられると共にウエハW
の周縁部を検出するためのラインセンサー56がウエハ
Wの通過領域を上下に挟むように設けられている。
露光装置200にて露光されたウエハWについて、周縁
部のレジストを除去するために当該周縁部の露光を行う
周縁露光装置を共用するように構成されている。即ち筐
体51内には露光手段55が設けられると共にウエハW
の周縁部を検出するためのラインセンサー56がウエハ
Wの通過領域を上下に挟むように設けられている。
【0031】また前記棚ユニットU3に設けられる反射
率測定部をなす反射率測定ユニット41は、周縁露光装
置が組み込まれていないことを除いて、膜厚測定ユニッ
ト45とほぼ同様に構成されているので図示を省略する
が、以降の説明では、膜厚測定ユニット45と区別する
ために、膜厚測定ユニット45に関する説明には例えば
コントローラ50Aのように符号Aを付し、反射率測定
ユニット41に関する説明には例えばコントローラ50
Bのように符号Bを付すものとする。
率測定部をなす反射率測定ユニット41は、周縁露光装
置が組み込まれていないことを除いて、膜厚測定ユニッ
ト45とほぼ同様に構成されているので図示を省略する
が、以降の説明では、膜厚測定ユニット45と区別する
ために、膜厚測定ユニット45に関する説明には例えば
コントローラ50Aのように符号Aを付し、反射率測定
ユニット41に関する説明には例えばコントローラ50
Bのように符号Bを付すものとする。
【0032】具体的には、例えば光干渉式膜厚計54b
BによりウエハW表面に光を照射し、この光の反射光に
基づいて反射率を検出し、コントローラ50Bにより、
駆動機構53Bにより載置台52をX,Y方向に移動制
御すると共に前記分光器ユニット54cBから得られた
信号を処理して反射率の平均値などが求められるように
なっている。
BによりウエハW表面に光を照射し、この光の反射光に
基づいて反射率を検出し、コントローラ50Bにより、
駆動機構53Bにより載置台52をX,Y方向に移動制
御すると共に前記分光器ユニット54cBから得られた
信号を処理して反射率の平均値などが求められるように
なっている。
【0033】続いて棚ユニットU3に設けられる線幅測
定部をなす線幅検査ユニット42、重なり測定部をなす
重なり検査ユニット43、欠陥測定部をなす欠陥検査ユ
ニット44について説明する。先ず線幅検査ユニット4
2は、例えば現像線幅を検査するユニットであり、重な
り検査ユニット43は、上層部のレジストパターンと下
地パターンの重なり具合を検査するユニットであり、欠
陥検査ユニット44は、レジスト膜の表面の傷(スクラ
ッチ検出)や、レジスト液の塗布時に混入する異物の有
無(コメット検出)、現像ムラ等の表面欠陥を検査する
ユニットである。
定部をなす線幅検査ユニット42、重なり測定部をなす
重なり検査ユニット43、欠陥測定部をなす欠陥検査ユ
ニット44について説明する。先ず線幅検査ユニット4
2は、例えば現像線幅を検査するユニットであり、重な
り検査ユニット43は、上層部のレジストパターンと下
地パターンの重なり具合を検査するユニットであり、欠
陥検査ユニット44は、レジスト膜の表面の傷(スクラ
ッチ検出)や、レジスト液の塗布時に混入する異物の有
無(コメット検出)、現像ムラ等の表面欠陥を検査する
ユニットである。
【0034】前記線幅検査ユニット42、重なり検査ユ
ニット43、欠陥検査ユニット44は、例えばCCDカ
メラによる撮像により前記所定の検査を行うものであ
り、これら装置の一例について図8に基づいて説明する
と、例えば図示しないウエハWの搬送口を備えた筐体6
1と、この筐体61内に設けられ、ウエハWを水平に支
持してその向きを調整できるように構成された回転載置
台62と、この回転載置台62上のウエハWの表面を撮
像する、X,Y,Z方向に移動自在なCCDカメラ63
と、照明手段64と、を備え、このCCDカメラ63で
得られたウエハWの画像をデータ処理部であるパーソナ
ルコンピュータ60等にて解析することによって検査を
行うように構成されている。前記コンピュ−タ60は、
CCDカメラ63の移動を制御する機能や、後述するデ
ータ収集用コントローラ7に測定データを送信する機能
も有している。なおCCDカメラ63は固定されてい
て、ウエハWの載置台62側がX,Y,Z方向に移動で
きる構成であってもよい。
ニット43、欠陥検査ユニット44は、例えばCCDカ
メラによる撮像により前記所定の検査を行うものであ
り、これら装置の一例について図8に基づいて説明する
と、例えば図示しないウエハWの搬送口を備えた筐体6
1と、この筐体61内に設けられ、ウエハWを水平に支
持してその向きを調整できるように構成された回転載置
台62と、この回転載置台62上のウエハWの表面を撮
像する、X,Y,Z方向に移動自在なCCDカメラ63
と、照明手段64と、を備え、このCCDカメラ63で
得られたウエハWの画像をデータ処理部であるパーソナ
ルコンピュータ60等にて解析することによって検査を
行うように構成されている。前記コンピュ−タ60は、
CCDカメラ63の移動を制御する機能や、後述するデ
ータ収集用コントローラ7に測定データを送信する機能
も有している。なおCCDカメラ63は固定されてい
て、ウエハWの載置台62側がX,Y,Z方向に移動で
きる構成であってもよい。
【0035】また前記露光装置200の概要について図
9の簡略図により簡単に説明すると、この装置は、載置
台65上に載置され、レジスト液が塗布されたウエハW
に対して、所定のパターンマスク66を介して露光部6
7より所定の光線を照射するものであり、前記露光部6
7は、光源やレンズ、光ファイバなどを備えている。露
光装置200における露光条件は、露光強度、露光時
間、露光焦点、露光合わせ位置とで決定されるが、前記
露光強度とは、露光部67からウエハWに照射される光
線の強さ、露光時間とは露光部67からウエハWに光線
を照射している時間、露光焦点とは露光部67の焦点位
置とウエハWとの距離、露光合わせ位置とは露光部67
とウエハWとの位置合わせ(アライメントマーク合わ
せ)をいう。これらのパラメータは、後述する主パラメ
ータ制御部8からの指令に基づき、露光装置200全体
の制御を行うコンピュータ210により制御されるよう
になっている。ここで上述のレジストパタ−ン形成装置
におけるウエハの流れについて述べておくと、先ず外部
からキャリアCがキャリア載置部22に搬入され、受け
渡しアーム23によりこのキャリアC内からウエハWが
取り出される。ウエハWは、受け渡しアーム23から棚
ユニットU2の受け渡しユニット26を介して主搬送手
段24に受け渡され、更に棚ユニットU2(あるいはU
1、U3)の処理ユニットに順次搬送されて、所定の処
理例えば疎水化処理、冷却処理などが行われる。ウエハ
Wの下地膜の反射率測定を行う場合には、そのウエハW
は、棚ユニットU3内の反射率測定ユニット41内に搬
入される。
9の簡略図により簡単に説明すると、この装置は、載置
台65上に載置され、レジスト液が塗布されたウエハW
に対して、所定のパターンマスク66を介して露光部6
7より所定の光線を照射するものであり、前記露光部6
7は、光源やレンズ、光ファイバなどを備えている。露
光装置200における露光条件は、露光強度、露光時
間、露光焦点、露光合わせ位置とで決定されるが、前記
露光強度とは、露光部67からウエハWに照射される光
線の強さ、露光時間とは露光部67からウエハWに光線
を照射している時間、露光焦点とは露光部67の焦点位
置とウエハWとの距離、露光合わせ位置とは露光部67
とウエハWとの位置合わせ(アライメントマーク合わ
せ)をいう。これらのパラメータは、後述する主パラメ
ータ制御部8からの指令に基づき、露光装置200全体
の制御を行うコンピュータ210により制御されるよう
になっている。ここで上述のレジストパタ−ン形成装置
におけるウエハの流れについて述べておくと、先ず外部
からキャリアCがキャリア載置部22に搬入され、受け
渡しアーム23によりこのキャリアC内からウエハWが
取り出される。ウエハWは、受け渡しアーム23から棚
ユニットU2の受け渡しユニット26を介して主搬送手
段24に受け渡され、更に棚ユニットU2(あるいはU
1、U3)の処理ユニットに順次搬送されて、所定の処
理例えば疎水化処理、冷却処理などが行われる。ウエハ
Wの下地膜の反射率測定を行う場合には、そのウエハW
は、棚ユニットU3内の反射率測定ユニット41内に搬
入される。
【0036】続いてこのウエハWは塗布ユニット2にて
レジスト液が塗布され更に加熱処理されてレジスト液の
溶剤が揮発された後、棚ユニットU3の図では見えない
受け渡しユニットからインターフェイス部S2を経て露
光装置200に送られる。ウエハWに形成されたレジス
ト膜の膜厚測定を行う場合には、そのウエハWはインタ
ーフェイス部S2内の膜厚測定ユニット45内に搬入さ
れる。
レジスト液が塗布され更に加熱処理されてレジスト液の
溶剤が揮発された後、棚ユニットU3の図では見えない
受け渡しユニットからインターフェイス部S2を経て露
光装置200に送られる。ウエハWに形成されたレジス
ト膜の膜厚測定を行う場合には、そのウエハWはインタ
ーフェイス部S2内の膜厚測定ユニット45内に搬入さ
れる。
【0037】露光装置200にて露光されたウエハW
は、逆の経路で棚ユニットU3の受け渡しユニット26
を介して処理部S1に戻され、主搬送手段24により現
像ユニット32に搬送され、現像処理される。なお詳し
くは、ウエハWは、現像処理の前に加熱ユニット25に
て加熱処理が行われた後冷却処理される。現像処理され
たウエハWは、主搬送手段24により、線幅検査ユニッ
ト42、重なり検査ユニット43、欠陥検査ユニット4
4に順次搬送され、線幅検査ユニット42にて現像線
幅、重なり検査ユニット43にて上層部のレジストパタ
ーンと下地パターンとの重なり具合、欠陥検査ユニット
44にて現像時の表面欠陥の検査が夫々行われる。
は、逆の経路で棚ユニットU3の受け渡しユニット26
を介して処理部S1に戻され、主搬送手段24により現
像ユニット32に搬送され、現像処理される。なお詳し
くは、ウエハWは、現像処理の前に加熱ユニット25に
て加熱処理が行われた後冷却処理される。現像処理され
たウエハWは、主搬送手段24により、線幅検査ユニッ
ト42、重なり検査ユニット43、欠陥検査ユニット4
4に順次搬送され、線幅検査ユニット42にて現像線
幅、重なり検査ユニット43にて上層部のレジストパタ
ーンと下地パターンとの重なり具合、欠陥検査ユニット
44にて現像時の表面欠陥の検査が夫々行われる。
【0038】こうして検査が行われたウエハは、上述と
逆の経路で受け渡しアーム23に受け渡され、キャリア
載置部22に載置されている元のキャリアCに戻され
る。この後検査合格のウエハWを含むカセットCは例え
ば次工程であるエッチング装置(図示せず)に搬送さ
れ、検査不合格のウエハWを含むカセットCは、例えば
図示しない洗浄部に搬送されて、ここでウエハW上のレ
ジストが溶解除去され、塗布現像装置100に搬入され
る前の状態に戻される。
逆の経路で受け渡しアーム23に受け渡され、キャリア
載置部22に載置されている元のキャリアCに戻され
る。この後検査合格のウエハWを含むカセットCは例え
ば次工程であるエッチング装置(図示せず)に搬送さ
れ、検査不合格のウエハWを含むカセットCは、例えば
図示しない洗浄部に搬送されて、ここでウエハW上のレ
ジストが溶解除去され、塗布現像装置100に搬入され
る前の状態に戻される。
【0039】次いで図1,図2及び図10を参照して、
上述のマスター装置の制御系について説明する。図中7
は、データ収集用コントローラであり、塗布現像装置1
00に設けられている。データ収集用コントローラ7
は、塗布現像装置100に設けられている塗布ユニット
3Aのような処理ユニットのコントローラと、反射率検
査ユニット41のような検査ユニットのコントローラと
の間で測定データや補正パラメータの授受を行なう、後
述する主パラメータ制御部8に対する通信専用のコンピ
ュータである。
上述のマスター装置の制御系について説明する。図中7
は、データ収集用コントローラであり、塗布現像装置1
00に設けられている。データ収集用コントローラ7
は、塗布現像装置100に設けられている塗布ユニット
3Aのような処理ユニットのコントローラと、反射率検
査ユニット41のような検査ユニットのコントローラと
の間で測定データや補正パラメータの授受を行なう、後
述する主パラメータ制御部8に対する通信専用のコンピ
ュータである。
【0040】このデータ収集用コントローラ7は、メモ
リとCPUとデータの取りこみや伝送等を行うプログラ
ムとを備えており、上述の反射率測定ユニット41、線
幅検査ユニット42、重なり検査ユニット43、欠陥検
査ユニット44、膜厚測定ユニット45の各コントロー
ラ50やコンピュータ60と接続されていて、前記各測
定ユニットからの測定データがここに入力されるように
なっている。なお図10中検査ユニット4A、コントロ
ーラ4Bは、上記反射率測定ユニット41、線幅検査ユ
ニット42等やそれらのコントローラをまとめて示すも
のである。
リとCPUとデータの取りこみや伝送等を行うプログラ
ムとを備えており、上述の反射率測定ユニット41、線
幅検査ユニット42、重なり検査ユニット43、欠陥検
査ユニット44、膜厚測定ユニット45の各コントロー
ラ50やコンピュータ60と接続されていて、前記各測
定ユニットからの測定データがここに入力されるように
なっている。なお図10中検査ユニット4A、コントロ
ーラ4Bは、上記反射率測定ユニット41、線幅検査ユ
ニット42等やそれらのコントローラをまとめて示すも
のである。
【0041】またこのデータ収集用コントローラ7は、
加熱ユニット25や塗布ユニット3A、現像ユニット3
B、搬送系400の各コントローラ30A,30B,4
9,410とも接続されていて、補正パラメータが各処
理ユニットに出力されるようになっている。また図2
中、28は塗布現像装置100内部のウエハ搬送領域の
温度や湿度、圧力を検出する外部センサであり、この外
部センサ28もデータ収集用コントローラ7に接続され
ていて、当該外部センサ28からの測定データがデータ
収集用コントローラ7に取り込まれるようになってい
る。なおこの外部センサ28を露光装置200の内部に
設け、当該装置の内側の搬送領域の温度や湿度を検出す
るようにしてもよいし、塗布現像装置100や露光装置
の外部に設けて、塗布現像装置100等の外側のウエハ
搬送領域の温度や湿度、圧力を検出するようにしてもよ
い。このデータ収集用コントローラ7で行われる機能の
要点は、 (1)検査ユニット4Aや外部センサ28からの測定デ
ータの取り込み (2)後述する主パラメータ制御部8への前記測定デー
タの出力 (3) 主パラメータ制御部8からの補正後の補正パラ
メータの取りこみ (4) 各処理ユニットのコントローラへの前記補正パ
ラメータの出力 である。
加熱ユニット25や塗布ユニット3A、現像ユニット3
B、搬送系400の各コントローラ30A,30B,4
9,410とも接続されていて、補正パラメータが各処
理ユニットに出力されるようになっている。また図2
中、28は塗布現像装置100内部のウエハ搬送領域の
温度や湿度、圧力を検出する外部センサであり、この外
部センサ28もデータ収集用コントローラ7に接続され
ていて、当該外部センサ28からの測定データがデータ
収集用コントローラ7に取り込まれるようになってい
る。なおこの外部センサ28を露光装置200の内部に
設け、当該装置の内側の搬送領域の温度や湿度を検出す
るようにしてもよいし、塗布現像装置100や露光装置
の外部に設けて、塗布現像装置100等の外側のウエハ
搬送領域の温度や湿度、圧力を検出するようにしてもよ
い。このデータ収集用コントローラ7で行われる機能の
要点は、 (1)検査ユニット4Aや外部センサ28からの測定デ
ータの取り込み (2)後述する主パラメータ制御部8への前記測定デー
タの出力 (3) 主パラメータ制御部8からの補正後の補正パラ
メータの取りこみ (4) 各処理ユニットのコントローラへの前記補正パ
ラメータの出力 である。
【0042】図中8は主パラメータ制御部であり、この
主パラメータ制御部8は、各処理ユニットのレシピや後
述する補正パラメータの編集やレシピのアップロード及
びダウンロード、レシピや補正パラメータの変更履歴等
の管理などを行うと共に、レシピや補正パラメータに応
じて各処理ユニットの制御を行うものである。実際には
CPU(中央処理ユニット)、プログラム及びメモリな
どにより構成されるが、各機能をブロック化し構成要素
として説明するものとする。この実施の形態におけるそ
の働きの要点は、 (1) データ収集用コントローラ7に入力された測定
データの読み取り (2) 測定データに基づく補正パラメータの演算 (3) データ収集用コントローラ7への演算後の補正
パラメータの出力 (4) 塗布現像装置100の処理全体の制御 (5) 上位コンピュータ110への補正パラメータに
関する情報の出力 (6) スレーブ装置B1〜Bnのパラメータ制御部へ
の測定データ又は補正パラメータに関する情報の出力 であり、補正パラメータの演算について述べると、 レジスト塗布後に測定を行うレジスト膜厚の測定デー
タに基づく、塗布ユニットのスピンチャックの回転数
(以降「回転数」という)、塗布ユニットのレジスト液
の吐出時間(以降「吐出時間」という)、露光装置の露
光強度、現像ユニットの現像時間の補正 レジスト塗布前に測定を行う下地膜の反射率の測定デ
ータに基づく、回転数、吐出時間、露光装置の露光強
度、現像ユニットの現像時間の補正 現像処理後に測定を行う現像線幅の測定データに基づ
く、露光装置の露光強度、露光後の加熱ユニットの加熱
時間、現像ユニットの現像液温度の補正 現像処理後に測定を行う重ね合わせ検査の測定データ
に基づく、露光装置の露光合わせ位置の補正 現像処理後に測定を行う欠陥検査の測定データに基づ
く、塗布ユニットのノズル位置(以下「ノズル位置」と
いう)、露光装置の露光焦点の補正 などにある。従って以下ではこれらに関係する事項を重
点的に説明していく。
主パラメータ制御部8は、各処理ユニットのレシピや後
述する補正パラメータの編集やレシピのアップロード及
びダウンロード、レシピや補正パラメータの変更履歴等
の管理などを行うと共に、レシピや補正パラメータに応
じて各処理ユニットの制御を行うものである。実際には
CPU(中央処理ユニット)、プログラム及びメモリな
どにより構成されるが、各機能をブロック化し構成要素
として説明するものとする。この実施の形態におけるそ
の働きの要点は、 (1) データ収集用コントローラ7に入力された測定
データの読み取り (2) 測定データに基づく補正パラメータの演算 (3) データ収集用コントローラ7への演算後の補正
パラメータの出力 (4) 塗布現像装置100の処理全体の制御 (5) 上位コンピュータ110への補正パラメータに
関する情報の出力 (6) スレーブ装置B1〜Bnのパラメータ制御部へ
の測定データ又は補正パラメータに関する情報の出力 であり、補正パラメータの演算について述べると、 レジスト塗布後に測定を行うレジスト膜厚の測定デー
タに基づく、塗布ユニットのスピンチャックの回転数
(以降「回転数」という)、塗布ユニットのレジスト液
の吐出時間(以降「吐出時間」という)、露光装置の露
光強度、現像ユニットの現像時間の補正 レジスト塗布前に測定を行う下地膜の反射率の測定デ
ータに基づく、回転数、吐出時間、露光装置の露光強
度、現像ユニットの現像時間の補正 現像処理後に測定を行う現像線幅の測定データに基づ
く、露光装置の露光強度、露光後の加熱ユニットの加熱
時間、現像ユニットの現像液温度の補正 現像処理後に測定を行う重ね合わせ検査の測定データ
に基づく、露光装置の露光合わせ位置の補正 現像処理後に測定を行う欠陥検査の測定データに基づ
く、塗布ユニットのノズル位置(以下「ノズル位置」と
いう)、露光装置の露光焦点の補正 などにある。従って以下ではこれらに関係する事項を重
点的に説明していく。
【0043】つまりマスター装置Aでは、下地膜の反射
率、レジスト膜厚等の測定データに基づいて当該測定デ
ータに関係のある所定の補正パラメータが補正され、こ
の主パラメータ制御部8では、これら測定データに基づ
いて既述の〜に示すように、回転数や吐出時間、露
光強度、現像時間などの所定の補正パラメータの補正が
自動的に行われるようになっている。ここで測定データ
に対応して補正される補正パラメータは、予め所定の実
験を行って絞り込まれたものである。
率、レジスト膜厚等の測定データに基づいて当該測定デ
ータに関係のある所定の補正パラメータが補正され、こ
の主パラメータ制御部8では、これら測定データに基づ
いて既述の〜に示すように、回転数や吐出時間、露
光強度、現像時間などの所定の補正パラメータの補正が
自動的に行われるようになっている。ここで測定データ
に対応して補正される補正パラメータは、予め所定の実
験を行って絞り込まれたものである。
【0044】図10中81はレシピ作成部、82はレシ
ピ格納部、83はレシピ選択部であり、レシピ作成部8
1は、レジストの塗布処理、現像処理、露光処理、これ
らの前後に行う加熱冷却処理などの各処理のレシピを作
成するものであって、レシピ作成プログラム及びレシピ
の入力や編集のための操作画面などからなる。例えば塗
布処理では、レジスト種類、目標膜厚例えばウエハ表面
上の平均膜厚の目標値、レジスト膜形成時の回転数、ノ
ズル位置、レジスト液の吐出時間等といったレジスト塗
布処理に必要な処理条件を組み合わせたレシピの入力を
行うことができるようになっている。
ピ格納部、83はレシピ選択部であり、レシピ作成部8
1は、レジストの塗布処理、現像処理、露光処理、これ
らの前後に行う加熱冷却処理などの各処理のレシピを作
成するものであって、レシピ作成プログラム及びレシピ
の入力や編集のための操作画面などからなる。例えば塗
布処理では、レジスト種類、目標膜厚例えばウエハ表面
上の平均膜厚の目標値、レジスト膜形成時の回転数、ノ
ズル位置、レジスト液の吐出時間等といったレジスト塗
布処理に必要な処理条件を組み合わせたレシピの入力を
行うことができるようになっている。
【0045】また現像処理では、現像液種類、現像液温
度、現像時間、現像液の液盛り時のウエハWの回転数等
といった現像処理に必要な処理条件、露光処理では、露
光強度、露光時間、露光焦点、露光合わせ位置等といっ
た露光処理に必要な処理条件、加熱処理では、加熱温
度、加熱時間等といったこれらの処理に必要な処理条件
を夫々組み合わせたレシピの入力を行うことができるよ
うになっている。このようにしてここで作成された各レ
シピはレシピ格納部82へ格納される。レシピは目的と
する処理に応じて複数用意され、オペレータは、レシピ
選択部83にて前記レシピ格納部82に格納されている
複数のレシピから目的とするレシピを選択することとな
る。
度、現像時間、現像液の液盛り時のウエハWの回転数等
といった現像処理に必要な処理条件、露光処理では、露
光強度、露光時間、露光焦点、露光合わせ位置等といっ
た露光処理に必要な処理条件、加熱処理では、加熱温
度、加熱時間等といったこれらの処理に必要な処理条件
を夫々組み合わせたレシピの入力を行うことができるよ
うになっている。このようにしてここで作成された各レ
シピはレシピ格納部82へ格納される。レシピは目的と
する処理に応じて複数用意され、オペレータは、レシピ
選択部83にて前記レシピ格納部82に格納されている
複数のレシピから目的とするレシピを選択することとな
る。
【0046】更に主パラメータ制御部8は、膜厚補正部
810、反射率補正部811、現像線幅補正部812、
重なり補正部813、現像欠陥補正部814、回転数補
正部820、ノズル位置補正部821、吐出時間補正部
822、露光強度補正部823、露光焦点補正部82
4、露光合わせ位置補正部825、加熱時間補正部82
6、現像時間補正部827、現像液温度補正部828、
補正パラメータ選択部84、警報発生手段85を備えて
いる。
810、反射率補正部811、現像線幅補正部812、
重なり補正部813、現像欠陥補正部814、回転数補
正部820、ノズル位置補正部821、吐出時間補正部
822、露光強度補正部823、露光焦点補正部82
4、露光合わせ位置補正部825、加熱時間補正部82
6、現像時間補正部827、現像液温度補正部828、
補正パラメータ選択部84、警報発生手段85を備えて
いる。
【0047】前記膜厚補正部810、反射率補正部81
1、現像線幅補正部812、重なり補正部813、現像
欠陥補正部814は、レジスト膜厚等の各測定データ
と、後述する例えば膜厚許容範囲のようなデータ許容範
囲、例えば膜厚補正許容範囲のような補正許容範囲とを
比較して補正が必要であるか否か、及び例えば回転数補
正許容値のようなパラメータ補正許容値と補正量とを比
較して補正量が適切であるか否かを判断する機能を有し
ている。
1、現像線幅補正部812、重なり補正部813、現像
欠陥補正部814は、レジスト膜厚等の各測定データ
と、後述する例えば膜厚許容範囲のようなデータ許容範
囲、例えば膜厚補正許容範囲のような補正許容範囲とを
比較して補正が必要であるか否か、及び例えば回転数補
正許容値のようなパラメータ補正許容値と補正量とを比
較して補正量が適切であるか否かを判断する機能を有し
ている。
【0048】また回転数補正部等の各補正部820〜8
28は、前記膜厚等の測定データがデータ許容範囲から
外れて補正許容範囲内にある場合に、これらが目標値よ
りも小さい場合と大きい場合とにおいて目標の処理状態
を得るために、当該測定データと関連する補正パラメー
タの補正を行うためのものであり、例えば所定の実験を
行ない、予め作成された補正プログラムにより補正値の
演算が行われるようになっている。
28は、前記膜厚等の測定データがデータ許容範囲から
外れて補正許容範囲内にある場合に、これらが目標値よ
りも小さい場合と大きい場合とにおいて目標の処理状態
を得るために、当該測定データと関連する補正パラメー
タの補正を行うためのものであり、例えば所定の実験を
行ない、予め作成された補正プログラムにより補正値の
演算が行われるようになっている。
【0049】ここで回転数補正部820とは、塗布ユニ
ット3Aのスピンチャック31Aの回転数、ノズル位置
補正部821とはレジスト塗布時の塗布ユニット3Aの
ノズル位置、吐出時間補正部822とはレジスト塗布時
の塗布ユニット3Aにおけるレジスト液の吐出時間、露
光強度補正部823とは露光装置200の露光部67の
露光強度、露光焦点補正部824とは前記露光部67の
焦点位置とウエハWとの位置合わせ、露光合わせ位置補
正部825とは前記露光部67とウエハWとの位置合わ
せ、加熱時間補正部826とは加熱ユニット25におけ
る加熱時間、現像時間補正部827とは現像ユニット3
Bにおける現像時間、現像液温度補正部828とは現像
ユニット3Bにおける現像液温度、について、夫々補正
を行うものである。
ット3Aのスピンチャック31Aの回転数、ノズル位置
補正部821とはレジスト塗布時の塗布ユニット3Aの
ノズル位置、吐出時間補正部822とはレジスト塗布時
の塗布ユニット3Aにおけるレジスト液の吐出時間、露
光強度補正部823とは露光装置200の露光部67の
露光強度、露光焦点補正部824とは前記露光部67の
焦点位置とウエハWとの位置合わせ、露光合わせ位置補
正部825とは前記露光部67とウエハWとの位置合わ
せ、加熱時間補正部826とは加熱ユニット25におけ
る加熱時間、現像時間補正部827とは現像ユニット3
Bにおける現像時間、現像液温度補正部828とは現像
ユニット3Bにおける現像液温度、について、夫々補正
を行うものである。
【0050】補正パラメータ選択部84は、レジスト膜
厚等の測定データに基づいて補正するパラメータを選択
するものであり、レジスト膜厚の場合には、回転数補正
部820、吐出時間補正部822、露光強度補正部82
3、現像時間補正部827、下地膜反射率の場合には、
回転数補正部820、吐出時間補正部822、露光強度
補正部823、現像時間補正部827、現像線幅の場合
には、露光強度補正部823、加熱時間補正部826、
現像液温度補正部828、重ね合わせ検査の場合には、
露光合わせ位置補正部825、欠陥検査の場合には、ノ
ズル位置補正部821、露光焦点補正部824、が夫々
選択される。
厚等の測定データに基づいて補正するパラメータを選択
するものであり、レジスト膜厚の場合には、回転数補正
部820、吐出時間補正部822、露光強度補正部82
3、現像時間補正部827、下地膜反射率の場合には、
回転数補正部820、吐出時間補正部822、露光強度
補正部823、現像時間補正部827、現像線幅の場合
には、露光強度補正部823、加熱時間補正部826、
現像液温度補正部828、重ね合わせ検査の場合には、
露光合わせ位置補正部825、欠陥検査の場合には、ノ
ズル位置補正部821、露光焦点補正部824、が夫々
選択される。
【0051】前記警報発生部85は、例えば各補正部8
20〜828の補正プログラムを動かしたときに膜厚分
布等の演算結果などが異常値を示した場合等に警報を発
生するためのものであり、例えばブザ−音の鳴動、警報
ランプの点灯、操作画面へのアラ−ム表示等といったこ
とを行う。
20〜828の補正プログラムを動かしたときに膜厚分
布等の演算結果などが異常値を示した場合等に警報を発
生するためのものであり、例えばブザ−音の鳴動、警報
ランプの点灯、操作画面へのアラ−ム表示等といったこ
とを行う。
【0052】ここで塗布ユニット3Aを例にして、レシ
ピ作成画面の一つである補正パラメータ用の設定入力画
面の一例について説明しておく。塗布ユニット3Aで
は、スピンチャック31Aの回転数やレジスト液の吐出
時間を補正することにより膜厚が調整され、ノズル36
Aの位置を補正することにより現像欠陥が調整されるよ
うになっている。
ピ作成画面の一つである補正パラメータ用の設定入力画
面の一例について説明しておく。塗布ユニット3Aで
は、スピンチャック31Aの回転数やレジスト液の吐出
時間を補正することにより膜厚が調整され、ノズル36
Aの位置を補正することにより現像欠陥が調整されるよ
うになっている。
【0053】このためこの画面ではレジスト膜の目標膜
厚の他、データ許容範囲である膜厚許容範囲、補正許容
範囲である膜厚補正許容範囲、パラメータ補正許容値で
ある回転数補正許容値、ノズル位置補正許容値及び吐出
時間補正許容値を入力できるようになっている。膜厚許
容範囲等のデータ許容範囲とは、この範囲内に膜厚等の
測定データが入っていれば正常状態として取り扱うため
のものであり、膜厚補正許容範囲等の補正許容範囲と
は、測定データがデータ許容範囲を越えていても補正許
容範囲内に入っていれば、対応する補正パラメータの補
正作業により、正常状態として後の工程を続行して行な
い、この範囲から外れていれば異常状態として取り扱う
ためのものである。つまり測定データがデータ許容範囲
から外れ、補正許容範囲に入っていれば、対応する補正
パラメータの補正作業が行われることになる。回転数補
正許容値、ノズル位置補正許容値、吐出時間補正許容値
等のパラメータ補正許容値とは、回転数などの補正量を
求めたとき、これらがパラメータ補正許容値よりも外れ
ていれば、異常状態として取り扱うためのものである。
厚の他、データ許容範囲である膜厚許容範囲、補正許容
範囲である膜厚補正許容範囲、パラメータ補正許容値で
ある回転数補正許容値、ノズル位置補正許容値及び吐出
時間補正許容値を入力できるようになっている。膜厚許
容範囲等のデータ許容範囲とは、この範囲内に膜厚等の
測定データが入っていれば正常状態として取り扱うため
のものであり、膜厚補正許容範囲等の補正許容範囲と
は、測定データがデータ許容範囲を越えていても補正許
容範囲内に入っていれば、対応する補正パラメータの補
正作業により、正常状態として後の工程を続行して行な
い、この範囲から外れていれば異常状態として取り扱う
ためのものである。つまり測定データがデータ許容範囲
から外れ、補正許容範囲に入っていれば、対応する補正
パラメータの補正作業が行われることになる。回転数補
正許容値、ノズル位置補正許容値、吐出時間補正許容値
等のパラメータ補正許容値とは、回転数などの補正量を
求めたとき、これらがパラメータ補正許容値よりも外れ
ていれば、異常状態として取り扱うためのものである。
【0054】同様に現像ユニット3Bの補正パラメータ
用の設定入力画面では、当該ユニットでは、現像時間及
び現像液の温度を補正することにより現像線幅等の現像
状態が調整されるので、現像線幅目標値、重なり目標
値、欠陥目標値の他、データ許容範囲である線幅許容範
囲、重なり許容範囲、欠陥許容範囲、補正許容範囲であ
る線幅補正許容範囲、重なり補正許容範囲、欠陥補正許
容範囲、パラメータ補正許容値である現像時間補正許容
値、現像液温度補正許容値を入力できるようになってい
る。
用の設定入力画面では、当該ユニットでは、現像時間及
び現像液の温度を補正することにより現像線幅等の現像
状態が調整されるので、現像線幅目標値、重なり目標
値、欠陥目標値の他、データ許容範囲である線幅許容範
囲、重なり許容範囲、欠陥許容範囲、補正許容範囲であ
る線幅補正許容範囲、重なり補正許容範囲、欠陥補正許
容範囲、パラメータ補正許容値である現像時間補正許容
値、現像液温度補正許容値を入力できるようになってい
る。
【0055】また加熱ユニット25の補正パラメータ用
の設定入力画面では、当該ユニットでは、加熱時間を補
正することにより現像状態が調整されるので、パラメー
タ補正許容値である加熱時間補正許容値を入力できるよ
うになっている。
の設定入力画面では、当該ユニットでは、加熱時間を補
正することにより現像状態が調整されるので、パラメー
タ補正許容値である加熱時間補正許容値を入力できるよ
うになっている。
【0056】露光装置200の補正パラメータ用の設定
入力画面では、当該装置では、露光強度、露光焦点、露
光合わせ位置を補正することにより露光状態が調整され
るので、パラメータ補正許容値である露光強度補正許容
値、露光焦点補正許容値、露光合わせ位置補正許容値を
入力できるようになっている。
入力画面では、当該装置では、露光強度、露光焦点、露
光合わせ位置を補正することにより露光状態が調整され
るので、パラメータ補正許容値である露光強度補正許容
値、露光焦点補正許容値、露光合わせ位置補正許容値を
入力できるようになっている。
【0057】図中86は、塗布現像装置100の上位コ
ントローラ110の制御を行うためのホスト制御部、8
7はスレーブ装置B(B1〜Bn)のパラメータ制御部
8の制御を行うためのスレーブ制御部であり、ホスト制
御部86は例えば上位コントローラ110に対して補正
パラメータの補正状態の伝送などを行ない、スレーブ制
御部87は例えばスレーブ装置Bのパラメータ制御部8
に対して補正パラメータの補正量の伝送などを行なうも
のである。ここで上位コンピュータ110とは、マスタ
ー装置A及びスレーブ装置B1〜Bn全体の管理を行う
コンピュータをいう。
ントローラ110の制御を行うためのホスト制御部、8
7はスレーブ装置B(B1〜Bn)のパラメータ制御部
8の制御を行うためのスレーブ制御部であり、ホスト制
御部86は例えば上位コントローラ110に対して補正
パラメータの補正状態の伝送などを行ない、スレーブ制
御部87は例えばスレーブ装置Bのパラメータ制御部8
に対して補正パラメータの補正量の伝送などを行なうも
のである。ここで上位コンピュータ110とは、マスタ
ー装置A及びスレーブ装置B1〜Bn全体の管理を行う
コンピュータをいう。
【0058】また前記パラメータ制御部8及びホスト制
御部86、スレーブ制御部87は、制御対象である既述
の塗布ユニット3A、現像ユニット3B、棚ユニットU
1,U2,U3に設けられる加熱ユニット25、主搬送
手段24及び受け渡し手段23、27等の搬送系40
0、検査ユニット4Aの各コントローラ30A,30
b,49,410,4B並びにデータ収集用コントロー
ラ7に対して、ランケーブル(伝送路)800を介して
接続されている。ここで上述の410は前記搬送系の駆
動を制御するコントローラである。
御部86、スレーブ制御部87は、制御対象である既述
の塗布ユニット3A、現像ユニット3B、棚ユニットU
1,U2,U3に設けられる加熱ユニット25、主搬送
手段24及び受け渡し手段23、27等の搬送系40
0、検査ユニット4Aの各コントローラ30A,30
b,49,410,4B並びにデータ収集用コントロー
ラ7に対して、ランケーブル(伝送路)800を介して
接続されている。ここで上述の410は前記搬送系の駆
動を制御するコントローラである。
【0059】続いてスレーブ装置Bについて説明する
と、スレーブ装置Bは検査装置が必ずしも必要でない点
を除いて上述のマスター装置Aと同様であり、これによ
りスレーブ装置Bの処理部S1には、塗布ユニット3A
及び現像ユニット3B、主搬送手段24、加熱ユニット
25や、冷却ユニットのほか、ウエハの受け渡しユニッ
ト26や疎水化処理ユニット等を備えた棚ユニットU
1,U2,U3が設けられている。
と、スレーブ装置Bは検査装置が必ずしも必要でない点
を除いて上述のマスター装置Aと同様であり、これによ
りスレーブ装置Bの処理部S1には、塗布ユニット3A
及び現像ユニット3B、主搬送手段24、加熱ユニット
25や、冷却ユニットのほか、ウエハの受け渡しユニッ
ト26や疎水化処理ユニット等を備えた棚ユニットU
1,U2,U3が設けられている。
【0060】またスレーブ装置Bの制御系では、マスタ
ー装置Aの検査ユニット4Aの測定データに基づいて当
該スレーブ装置Bの補正パラメータの補正量が決定され
るので、当該装置Bのパラメータ制御部9のこの実施の
形態におけるその働きの要点は、 (1) マスター装置Aからの対応する補正パラメータ
の補正量の取りこみ (2) 前記補正量を当該スレーブ装置Bに対応させる
ための補正量の補正 (3)補正された補正量による対応する補正パラメータ
の補正 (4)当該スレーブ装置Bの各処理ユニットへの補正後
の補正パラメータの出力 (5)当該スレーブ装置Bの塗布現像装置100の処理
全体の制御 (6)上位コンピュータ110への補正パラメータに関
する情報の出力 であり、スレーブ装置Bの制御系は、図11に示すよう
に、マスター装置Aの検査ユニット4Aや外部センサ2
8、データ収集用コントローラ7は必要ではなく、膜厚
補正部910、反射率補正部911、現像線幅補正部9
12、重なり補正部913、現像欠陥補正部914、レ
シピ作成部91、レシピ格納部92、レシピ選択部9
3、回転数補正部920、ノズル位置補正部921、吐
出時間補正部922、露光強度補正部923、露光焦点
補正部924、露光合わせ位置補正部925、加熱時間
補正部926、現像時間補正部927、現像液温度補正
部928、補正パラメータ選択部94、警報発生手段9
5、ホスト制御部96を備えている。
ー装置Aの検査ユニット4Aの測定データに基づいて当
該スレーブ装置Bの補正パラメータの補正量が決定され
るので、当該装置Bのパラメータ制御部9のこの実施の
形態におけるその働きの要点は、 (1) マスター装置Aからの対応する補正パラメータ
の補正量の取りこみ (2) 前記補正量を当該スレーブ装置Bに対応させる
ための補正量の補正 (3)補正された補正量による対応する補正パラメータ
の補正 (4)当該スレーブ装置Bの各処理ユニットへの補正後
の補正パラメータの出力 (5)当該スレーブ装置Bの塗布現像装置100の処理
全体の制御 (6)上位コンピュータ110への補正パラメータに関
する情報の出力 であり、スレーブ装置Bの制御系は、図11に示すよう
に、マスター装置Aの検査ユニット4Aや外部センサ2
8、データ収集用コントローラ7は必要ではなく、膜厚
補正部910、反射率補正部911、現像線幅補正部9
12、重なり補正部913、現像欠陥補正部914、レ
シピ作成部91、レシピ格納部92、レシピ選択部9
3、回転数補正部920、ノズル位置補正部921、吐
出時間補正部922、露光強度補正部923、露光焦点
補正部924、露光合わせ位置補正部925、加熱時間
補正部926、現像時間補正部927、現像液温度補正
部928、補正パラメータ選択部94、警報発生手段9
5、ホスト制御部96を備えている。
【0061】ここで前記回転数補正部等の各補正部92
0〜928は、マスター装置Aから送信された補正量に
基づいて、当該補正量と関連する補正パラメータの補正
を行うためのものである。また前記膜厚補正部910、
反射率補正部911、現像線幅補正部912、重なり補
正部913、現像欠陥補正部914は、例えば回転数補
正許容値のようなパラメータ補正許容値とマスター装置
から送信された補正量に基づいて決定された当該システ
ムの補正量とを比較して当該補正量が適切であるか否か
を判断する機能を有している。また補正パラメータ選択
部94、警報発生部95、ホスト制御部96は、マスタ
ー装置Aと同様の機能を有する。
0〜928は、マスター装置Aから送信された補正量に
基づいて、当該補正量と関連する補正パラメータの補正
を行うためのものである。また前記膜厚補正部910、
反射率補正部911、現像線幅補正部912、重なり補
正部913、現像欠陥補正部914は、例えば回転数補
正許容値のようなパラメータ補正許容値とマスター装置
から送信された補正量に基づいて決定された当該システ
ムの補正量とを比較して当該補正量が適切であるか否か
を判断する機能を有している。また補正パラメータ選択
部94、警報発生部95、ホスト制御部96は、マスタ
ー装置Aと同様の機能を有する。
【0062】このようなスレーブ装置Bでは、ウエハW
の下地膜の反射率測定や、レジスト膜の膜厚測定、現像
線幅、上層部のレジストパターンと下地パターンとの重
なり具合、現像時の表面欠陥等の所定の検査を行わない
他はマスター装置Aと同様にウエハの処理が行われる。
の下地膜の反射率測定や、レジスト膜の膜厚測定、現像
線幅、上層部のレジストパターンと下地パターンとの重
なり具合、現像時の表面欠陥等の所定の検査を行わない
他はマスター装置Aと同様にウエハの処理が行われる。
【0063】次に本実施の形態における作用を説明す
る。この例では、例えば工場内には(n+1)台のパタ
ーン形成装置を有するパターン形成システムが備えられ
ており、この内1台の装置がマスター装置A、残りのn
台の装置がスレーブ装置B(B1〜Bn)である。これ
らマスター装置A、スレーブ装置Bは形成しようとする
目的の膜に応じて、予め全ての装置が塗布現像装置10
0や露光装置200の各ユニットに入力される共通の初
期データを持っている。
る。この例では、例えば工場内には(n+1)台のパタ
ーン形成装置を有するパターン形成システムが備えられ
ており、この内1台の装置がマスター装置A、残りのn
台の装置がスレーブ装置B(B1〜Bn)である。これ
らマスター装置A、スレーブ装置Bは形成しようとする
目的の膜に応じて、予め全ての装置が塗布現像装置10
0や露光装置200の各ユニットに入力される共通の初
期データを持っている。
【0064】そして先ずマスター装置Aの立ち上げ時
に、実際にウエハWを処理し、各検査ユニット4Aにて
ウエハWの下地膜の反射率測定や、レジスト膜の膜厚測
定、現像線幅、上層部のレジストパターンと下地パター
ンとの重なり具合、現像時の表面欠陥等の所定の検査デ
ータを得、目的の膜を得るために当該マスター装置Aの
塗布ユニット3Aのスピンチャック31の回転数や現像
時間、露光強度などの微調整を行い、この調整データを
マスターデータとする。
に、実際にウエハWを処理し、各検査ユニット4Aにて
ウエハWの下地膜の反射率測定や、レジスト膜の膜厚測
定、現像線幅、上層部のレジストパターンと下地パター
ンとの重なり具合、現像時の表面欠陥等の所定の検査デ
ータを得、目的の膜を得るために当該マスター装置Aの
塗布ユニット3Aのスピンチャック31の回転数や現像
時間、露光強度などの微調整を行い、この調整データを
マスターデータとする。
【0065】次いでマスター装置Aと同様に、工場内の
2台目の装置(スレーブ装置B1とする)の立ち上げが
行われ、当該スレーブ装置B1の検査データを得て、目
的の膜を得るために当該スレーブ装置B1の塗布ユニッ
ト3Aのスピンチャック31の回転数などの微調整を行
い、スレーブ装置B1の調整データを得、このデータと
マスターデータとの差データを得る。例えばこの差デー
タは、スレーブ装置B1のパラメータ制御部9に格納さ
れる。このとき、ウエハWの下地膜の反射率測定や、レ
ジスト膜の膜厚測定、現像線幅、上層部のレジストパタ
ーンと下地パターンとの重なり具合、現像時の表面欠陥
等の所定の検査は前記マスター装置Aにて行われる。同
様に3台目の装置であるスレーブ装置B2から(n+
1)台目の装置であるスレーブ装置Bnまで、各々の装
置とマスター装置Aとの差データを求め、各々の装置の
パラメータ制御部9に格納する。
2台目の装置(スレーブ装置B1とする)の立ち上げが
行われ、当該スレーブ装置B1の検査データを得て、目
的の膜を得るために当該スレーブ装置B1の塗布ユニッ
ト3Aのスピンチャック31の回転数などの微調整を行
い、スレーブ装置B1の調整データを得、このデータと
マスターデータとの差データを得る。例えばこの差デー
タは、スレーブ装置B1のパラメータ制御部9に格納さ
れる。このとき、ウエハWの下地膜の反射率測定や、レ
ジスト膜の膜厚測定、現像線幅、上層部のレジストパタ
ーンと下地パターンとの重なり具合、現像時の表面欠陥
等の所定の検査は前記マスター装置Aにて行われる。同
様に3台目の装置であるスレーブ装置B2から(n+
1)台目の装置であるスレーブ装置Bnまで、各々の装
置とマスター装置Aとの差データを求め、各々の装置の
パラメータ制御部9に格納する。
【0066】ここでパターン形成装置の立ち上げ時に実
際にウエハWを処理して所定の検査データを得て、これ
に基づいて当該装置の処理ユニットの微調整が必要なの
は、クリーンルームの雰囲気中の僅かな温度や湿度の違
いにより、膜の状態が異なり、また装置毎に、出荷時に
回転数やノズルの吐出流量などの装置毎の僅かな調整の
違いがあるからである。
際にウエハWを処理して所定の検査データを得て、これ
に基づいて当該装置の処理ユニットの微調整が必要なの
は、クリーンルームの雰囲気中の僅かな温度や湿度の違
いにより、膜の状態が異なり、また装置毎に、出荷時に
回転数やノズルの吐出流量などの装置毎の僅かな調整の
違いがあるからである。
【0067】そしてマスター装置A及びスレーブ装置B
では、夫々レシピ選択部83,93により処理を行おう
とする所定のレシピを選択し、レシピ作成部81,91
により、塗布ユニット3Aでは、レジスト膜の目標膜厚
の他、膜厚許容範囲、膜厚補正許容範囲、回転数補正許
容値、ノズル位置補正許容値、吐出時間補正許容値を入
力する。ここで膜厚許容範囲、膜厚補正許容範囲、回転
数補正許容値、ノズル位置補正許容値、吐出時間補正許
容値は、予め実験により求めておいたものである。
では、夫々レシピ選択部83,93により処理を行おう
とする所定のレシピを選択し、レシピ作成部81,91
により、塗布ユニット3Aでは、レジスト膜の目標膜厚
の他、膜厚許容範囲、膜厚補正許容範囲、回転数補正許
容値、ノズル位置補正許容値、吐出時間補正許容値を入
力する。ここで膜厚許容範囲、膜厚補正許容範囲、回転
数補正許容値、ノズル位置補正許容値、吐出時間補正許
容値は、予め実験により求めておいたものである。
【0068】現像ユニット3Bでは、現像線幅目標値、
重なり目標値、欠陥目標値の他、予め求めた線幅許容範
囲、線幅補正許容範囲、重なり許容範囲、重なり補正許
容範囲、欠陥許容範囲、欠陥補正許容範囲、現像時間補
正許容値、現像液温度補正許容値、加熱ユニット25で
は、予め求めた加熱時間補正許容値、露光装置200で
は、予め求めた露光時間補正許容値、露光強度補正許容
値、露光焦点補正許容値、を夫々入力する。
重なり目標値、欠陥目標値の他、予め求めた線幅許容範
囲、線幅補正許容範囲、重なり許容範囲、重なり補正許
容範囲、欠陥許容範囲、欠陥補正許容範囲、現像時間補
正許容値、現像液温度補正許容値、加熱ユニット25で
は、予め求めた加熱時間補正許容値、露光装置200で
は、予め求めた露光時間補正許容値、露光強度補正許容
値、露光焦点補正許容値、を夫々入力する。
【0069】続いてマスター装置Aにおいて、製品ウエ
ハWを一定枚数処理する毎に製品ウエハについて所定の
検査を行う場合を例にして本発明について説明する。な
お所定の検査はウエハWの全数について行うようにして
もよいし、例えばベアウエハからなるモニタウエハを用
いて行うようにしてもよい。
ハWを一定枚数処理する毎に製品ウエハについて所定の
検査を行う場合を例にして本発明について説明する。な
お所定の検査はウエハWの全数について行うようにして
もよいし、例えばベアウエハからなるモニタウエハを用
いて行うようにしてもよい。
【0070】先ずマスター装置Aにてレジスト塗布後に
行われる測定項目であるレジスト膜の膜厚検査の場合に
ついて塗布ユニット3Aの補正パラメータを補正する場
合を例にして図12,図13により説明する。なお実際
にはデータ収集用コントローラ7は塗布現像装置100
に設けられているが、図13では図示の便宜上、データ
収集用コントローラ7は塗布現像装置100と離れて描
いてある。
行われる測定項目であるレジスト膜の膜厚検査の場合に
ついて塗布ユニット3Aの補正パラメータを補正する場
合を例にして図12,図13により説明する。なお実際
にはデータ収集用コントローラ7は塗布現像装置100
に設けられているが、図13では図示の便宜上、データ
収集用コントローラ7は塗布現像装置100と離れて描
いてある。
【0071】この場合には、レシピR1を使用して塗布
ユニット3Aにてレジスト膜が塗布した後(ステップS
1)、既述のように膜厚測定ユニット45においてレジ
スト膜厚の測定データ、例えばウエハWの直径に沿った
膜厚分布を得(ステップS2)、例えば膜厚測定ユニッ
ト45のコントローラ50Aは、この膜厚分布から膜厚
平均値を求めてデータ収集用コントローラ7に送信し、
ここに保存する。
ユニット3Aにてレジスト膜が塗布した後(ステップS
1)、既述のように膜厚測定ユニット45においてレジ
スト膜厚の測定データ、例えばウエハWの直径に沿った
膜厚分布を得(ステップS2)、例えば膜厚測定ユニッ
ト45のコントローラ50Aは、この膜厚分布から膜厚
平均値を求めてデータ収集用コントローラ7に送信し、
ここに保存する。
【0072】一方主パラメータ制御部8では、データ収
集用コントローラ7からレジスト膜厚の測定データを取
り出し、膜厚補正部810によりこの膜厚平均値が膜厚
補正許容値の設定値以内であるか否かを判断し(ステッ
プS3)、設定値よりも外れていれば装置などの異常で
あると判断して前記警報発生手段85からアラームを出
力し(ステップS4)、例えばオペレータの操作により
補正作業を中止し、またレジストパターン形成装置で
は、一旦処理を停止して、既にレジスト塗布が行われた
ウエハWを回収する。
集用コントローラ7からレジスト膜厚の測定データを取
り出し、膜厚補正部810によりこの膜厚平均値が膜厚
補正許容値の設定値以内であるか否かを判断し(ステッ
プS3)、設定値よりも外れていれば装置などの異常で
あると判断して前記警報発生手段85からアラームを出
力し(ステップS4)、例えばオペレータの操作により
補正作業を中止し、またレジストパターン形成装置で
は、一旦処理を停止して、既にレジスト塗布が行われた
ウエハWを回収する。
【0073】設定値以内であればステップS5に進み、
膜厚補正部810により膜厚平均値が膜厚許容範囲以内
であるか否かを判断し、許容範囲以内であればパラメー
タの補正作業を行う必要がなく、今までの設定値を用い
て以降の処理を行えばよいので、補正作業を終了する。
許容範囲から外れていればステップS6に進み、回転数
補正部820、露光強度補正部823、現像時間補正部
827にて、スピンチャック31Aの回転数、現像ユニ
ット3Bの現像時間、露光装置200の露光強度の夫々
の補正パラメータの演算が行われる。このとき例えば外
部センサ28からの搬送領域の温度や湿度、大気圧の測
定データに基づいて各補正パラメータの演算が行われ、
補正量が求められる。
膜厚補正部810により膜厚平均値が膜厚許容範囲以内
であるか否かを判断し、許容範囲以内であればパラメー
タの補正作業を行う必要がなく、今までの設定値を用い
て以降の処理を行えばよいので、補正作業を終了する。
許容範囲から外れていればステップS6に進み、回転数
補正部820、露光強度補正部823、現像時間補正部
827にて、スピンチャック31Aの回転数、現像ユニ
ット3Bの現像時間、露光装置200の露光強度の夫々
の補正パラメータの演算が行われる。このとき例えば外
部センサ28からの搬送領域の温度や湿度、大気圧の測
定データに基づいて各補正パラメータの演算が行われ、
補正量が求められる。
【0074】ここで回転数の補正を行うのは、レシピに
従ってレジスト膜の形成を行ったとしても、温度、湿
度、ウエハの品質等によってはウエハ表面に塗布された
レジスト液が予期したとおりの膜厚とならない場合もあ
るため、前記膜厚が目標とする値となるようにするため
である。また露光強度、現像時間の補正を行うのは、レ
ジスト膜厚の厚さによって、一定の現像状態や露光状態
を得るための条件が異なるからである。
従ってレジスト膜の形成を行ったとしても、温度、湿
度、ウエハの品質等によってはウエハ表面に塗布された
レジスト液が予期したとおりの膜厚とならない場合もあ
るため、前記膜厚が目標とする値となるようにするため
である。また露光強度、現像時間の補正を行うのは、レ
ジスト膜厚の厚さによって、一定の現像状態や露光状態
を得るための条件が異なるからである。
【0075】さらにここで行われる補正作業は、膜厚が
膜厚目標値よりも小さい場合には、レジスト液の塗布量
を多くするように前記回転数を小さく、露光処理の進行
を抑えるように露光強度を小さく、現像処理の進行を抑
えるように現像時間を短くするように補正が行われ、膜
厚が膜厚目標値よりも大きい場合には、レジスト液の塗
布量を少なくするように前記回転数を大きく、露光処理
の進行を促進するように露光強度を大きく、現像処理の
進行を促進するように現像時間を長くするように補正が
行われる。
膜厚目標値よりも小さい場合には、レジスト液の塗布量
を多くするように前記回転数を小さく、露光処理の進行
を抑えるように露光強度を小さく、現像処理の進行を抑
えるように現像時間を短くするように補正が行われ、膜
厚が膜厚目標値よりも大きい場合には、レジスト液の塗
布量を少なくするように前記回転数を大きく、露光処理
の進行を促進するように露光強度を大きく、現像処理の
進行を促進するように現像時間を長くするように補正が
行われる。
【0076】この際ここで補正されたパラメータが、予
め入力されている回転数補正許容値、露光強度補正許容
値、現像時間補正許容値の各範囲を超えていると、所定
の処理ができなくなるおそれがあるため、ステップS6
に続くステップS7では、膜厚補正部8Aにより補正後
の各パラメータの値が、既述の補正許容値以内であるか
否かを判断し、この範囲を外れていれば前記ステップS
4に進んでアラームを出力し、この範囲以内であればス
テップS8に進んで各補正パラメータの値を補正量だけ
補正する。こうして補正された補正パラメータのデータ
のうち塗布現像装置100に含まれる処理ユニットに関
するデータは、主パラメータ制御部8から一旦データ収
集用コントローラ7に出力し、データ収集用コントロー
ラ7が塗布現像装置100の各処理ユニットのコントロ
ーラに出力し、補正パラメータのデータのうち露光装置
200に関するデータは、主パラメータ制御部8から直
接露光装置200のコンピュータ210に出力する。各
処理ユニットではその後は補正された値を用いてレジス
トの塗布、露光処理、現像処理が行われる。
め入力されている回転数補正許容値、露光強度補正許容
値、現像時間補正許容値の各範囲を超えていると、所定
の処理ができなくなるおそれがあるため、ステップS6
に続くステップS7では、膜厚補正部8Aにより補正後
の各パラメータの値が、既述の補正許容値以内であるか
否かを判断し、この範囲を外れていれば前記ステップS
4に進んでアラームを出力し、この範囲以内であればス
テップS8に進んで各補正パラメータの値を補正量だけ
補正する。こうして補正された補正パラメータのデータ
のうち塗布現像装置100に含まれる処理ユニットに関
するデータは、主パラメータ制御部8から一旦データ収
集用コントローラ7に出力し、データ収集用コントロー
ラ7が塗布現像装置100の各処理ユニットのコントロ
ーラに出力し、補正パラメータのデータのうち露光装置
200に関するデータは、主パラメータ制御部8から直
接露光装置200のコンピュータ210に出力する。各
処理ユニットではその後は補正された値を用いてレジス
トの塗布、露光処理、現像処理が行われる。
【0077】一方マスター装置Aの主パラメータ制御部
8からスレーブ装置B1〜Bnの各パラメータ制御部9
に求められた補正パラメータの補正量に関するデータが
送信される。各スレーブ装置B1〜Bnのパラメータ制
御部9では、前記回転数補正部等の各補正部920〜9
28により、マスター装置Aにて求められた補正量を各
々のスレーブ装置B1〜Bnが保有する各々の差データ
により補正して、当該スレーブ装置B1〜Bn自体の補
正量が求められ、この補正された補正量分対応する補正
パラメータが補正される。補正された補正パラメータに
関する情報は各スレーブ装置B1〜Bnのパラメータ制
御部8から対応する処理ユニット又は露光装置200の
コントローラ210に送信されて、各スレーブ装置B1
〜Bnでは、その後は補正された値を用いてレジストの
塗布、露光処理、現像処理が行われる。
8からスレーブ装置B1〜Bnの各パラメータ制御部9
に求められた補正パラメータの補正量に関するデータが
送信される。各スレーブ装置B1〜Bnのパラメータ制
御部9では、前記回転数補正部等の各補正部920〜9
28により、マスター装置Aにて求められた補正量を各
々のスレーブ装置B1〜Bnが保有する各々の差データ
により補正して、当該スレーブ装置B1〜Bn自体の補
正量が求められ、この補正された補正量分対応する補正
パラメータが補正される。補正された補正パラメータに
関する情報は各スレーブ装置B1〜Bnのパラメータ制
御部8から対応する処理ユニット又は露光装置200の
コントローラ210に送信されて、各スレーブ装置B1
〜Bnでは、その後は補正された値を用いてレジストの
塗布、露光処理、現像処理が行われる。
【0078】上述実施の形態では、マスター装置Aとス
レーブ装置Bとを設け、マスター装置Aのみにて測定項
目の測定データを得て、これに基づいて当該装置Aの主
パラメータ制御部8にて補正パラメータの補正量を求
め、この補正量をスレーブ装置Bのパラメータ制御部9
に送信して、各スレーブ装置Bでは、マスター装置Aで
求められた補正量に基づいて補正パラメータを補正して
いる。これにより各スレーブ装置Bでは検査工程を省略
できるので、工場全体ではトータルの検査工程数を減少
させることができて全体の検査時間が短かくなり、補正
作業に要する時間が短縮され、歩留まりの向上を図るこ
とができる。
レーブ装置Bとを設け、マスター装置Aのみにて測定項
目の測定データを得て、これに基づいて当該装置Aの主
パラメータ制御部8にて補正パラメータの補正量を求
め、この補正量をスレーブ装置Bのパラメータ制御部9
に送信して、各スレーブ装置Bでは、マスター装置Aで
求められた補正量に基づいて補正パラメータを補正して
いる。これにより各スレーブ装置Bでは検査工程を省略
できるので、工場全体ではトータルの検査工程数を減少
させることができて全体の検査時間が短かくなり、補正
作業に要する時間が短縮され、歩留まりの向上を図るこ
とができる。
【0079】またこのように補正パラメータの補正量は
マスター装置Aにて求めるだけでよく、各スレーブ装置
Bでは自動的に補正パラメータの補正が行われるので、
補正作業に要する手間が省略され、補正作業を容易に行
うことができる。
マスター装置Aにて求めるだけでよく、各スレーブ装置
Bでは自動的に補正パラメータの補正が行われるので、
補正作業に要する手間が省略され、補正作業を容易に行
うことができる。
【0080】この際予めマスター装置Aとスレーブ装置
Bの調整データの差データを求めておき、スレーブ装置
Bではマスター装置Aにて求められた補正量を差データ
により補正して当該スレーブ装置Bの補正量を得ている
ので、補正パラメータの適切な補正を行うことができ、
得られた膜の膜厚や線幅などが各装置間において均一に
なり、形成された膜の装置間におけるばらつきが抑えら
れる。
Bの調整データの差データを求めておき、スレーブ装置
Bではマスター装置Aにて求められた補正量を差データ
により補正して当該スレーブ装置Bの補正量を得ている
ので、補正パラメータの適切な補正を行うことができ、
得られた膜の膜厚や線幅などが各装置間において均一に
なり、形成された膜の装置間におけるばらつきが抑えら
れる。
【0081】さらに場合によって設定変更時などに装置
を停止する必要があるときでも、マスター装置Aの1台
だけ処理を停止すればよく、スレーブ装置Bでは処理を
続けて行うことができるので、装置の稼動率が上がり、
生産性を高めることができる。
を停止する必要があるときでも、マスター装置Aの1台
だけ処理を停止すればよく、スレーブ装置Bでは処理を
続けて行うことができるので、装置の稼動率が上がり、
生産性を高めることができる。
【0082】さらにまたレジスト膜厚等の各測定項目の
測定データと、このデータに基づいて補正される補正パ
ラメータとを予め対応づけておき、対応する補正パラメ
ータを選択して補正を行なっているので、従来のよう
に、膨大な処理条件からパラメータを試行錯誤的に選択
して補正作業を行う場合に比べて、補正作業が容易にな
り、適切な補正を行うことができる。この際測定データ
毎に自動的に補正パラメータを選択するようにすれば、
よりオペレ−タの負担が軽減されると共に、適切な補正
を行うことができる。
測定データと、このデータに基づいて補正される補正パ
ラメータとを予め対応づけておき、対応する補正パラメ
ータを選択して補正を行なっているので、従来のよう
に、膨大な処理条件からパラメータを試行錯誤的に選択
して補正作業を行う場合に比べて、補正作業が容易にな
り、適切な補正を行うことができる。この際測定データ
毎に自動的に補正パラメータを選択するようにすれば、
よりオペレ−タの負担が軽減されると共に、適切な補正
を行うことができる。
【0083】さらにまた、マスター装置Aにおいてデー
タ収集用コントローラ7と主パラメータ制御部8とを用
意し、データ収集用コントローラ7により、各検査ユニ
ット4Aと、各処理ユニット、主パラメータ制御部8と
の間で、補正パラメータの補正に関するデータの授受を
まとめて行うようにすると、各処理ユニットや各検査ユ
ニット4Aと主パラメータ制御部8との間で直接データ
の授受が行われる場合に比べて、伝送路の使用頻度を下
げることができ、有効である。
タ収集用コントローラ7と主パラメータ制御部8とを用
意し、データ収集用コントローラ7により、各検査ユニ
ット4Aと、各処理ユニット、主パラメータ制御部8と
の間で、補正パラメータの補正に関するデータの授受を
まとめて行うようにすると、各処理ユニットや各検査ユ
ニット4Aと主パラメータ制御部8との間で直接データ
の授受が行われる場合に比べて、伝送路の使用頻度を下
げることができ、有効である。
【0084】以降マスター装置Aで行われるレジスト塗
布前の検査、現像処理後の検査に基づいて行われる他の
補正パラメータの補正作業について説明する。先ずレジ
スト塗布前に行われる測定項目である下地膜の反射率の
検査の場合については、反射率測定ユニット41にて測
定された反射率の測定データに基づいて主パラメータ制
御部8の回転数補正部820等の補正パラメータの各補
正部にて、スピンチャック31の回転数、露光強度、現
像時間の補正量が求められる。ここで前記回転数や吐出
時間の補正を行うのは、下地膜の反射率が所定範囲にな
いままレジストが塗布されると所望の膜厚が得られなか
ったり、膜厚のウエハ面内不均一が生じるからであり、
露光強度、現像時間の補正を行うのは、下地膜の反射率
によって、一定の現像状態や露光状態を得るための条件
が異なるからである。またここで行われる補正作業は、
以後のレジスト膜厚や露光状態、現像状態を目標の処理
状態に近づけるように、スピンチャック31の回転数、
露光強度、現像時間の最適化を図るように補正が行われ
る。
布前の検査、現像処理後の検査に基づいて行われる他の
補正パラメータの補正作業について説明する。先ずレジ
スト塗布前に行われる測定項目である下地膜の反射率の
検査の場合については、反射率測定ユニット41にて測
定された反射率の測定データに基づいて主パラメータ制
御部8の回転数補正部820等の補正パラメータの各補
正部にて、スピンチャック31の回転数、露光強度、現
像時間の補正量が求められる。ここで前記回転数や吐出
時間の補正を行うのは、下地膜の反射率が所定範囲にな
いままレジストが塗布されると所望の膜厚が得られなか
ったり、膜厚のウエハ面内不均一が生じるからであり、
露光強度、現像時間の補正を行うのは、下地膜の反射率
によって、一定の現像状態や露光状態を得るための条件
が異なるからである。またここで行われる補正作業は、
以後のレジスト膜厚や露光状態、現像状態を目標の処理
状態に近づけるように、スピンチャック31の回転数、
露光強度、現像時間の最適化を図るように補正が行われ
る。
【0085】さらに現像処理後に行われる測定項目であ
る現像線幅の検査の場合については、線幅検査ユニット
42にて測定された現像線幅の測定データの線幅平均値
が線幅許容範囲から外れていれば、補正パラメータの各
補正部823,826,828により、露光強度、加熱
時間、現像液温度の補正を行う。ここで露光強度、加熱
時間、現像液温度の補正を行うのは、これらによって現
像状態が異なるからである。つまり露光強度が大きい場
合には露光状態が進行しやすいので、現像したときの現
像線幅が細くなり、現像液温度が高い場合には現像状態
が進行しやすくなる。また例えば化学増幅型レジストを
用いた場合には、露光することにより生成した酸が触媒
として作用し、この後の加熱ユニット25での加熱処理
により熱エネルギーを利用したレジストの解像反応が進
行するので、加熱時間が長い場合にはより現像状態が進
行しやすくなる。
る現像線幅の検査の場合については、線幅検査ユニット
42にて測定された現像線幅の測定データの線幅平均値
が線幅許容範囲から外れていれば、補正パラメータの各
補正部823,826,828により、露光強度、加熱
時間、現像液温度の補正を行う。ここで露光強度、加熱
時間、現像液温度の補正を行うのは、これらによって現
像状態が異なるからである。つまり露光強度が大きい場
合には露光状態が進行しやすいので、現像したときの現
像線幅が細くなり、現像液温度が高い場合には現像状態
が進行しやすくなる。また例えば化学増幅型レジストを
用いた場合には、露光することにより生成した酸が触媒
として作用し、この後の加熱ユニット25での加熱処理
により熱エネルギーを利用したレジストの解像反応が進
行するので、加熱時間が長い場合にはより現像状態が進
行しやすくなる。
【0086】このためここで行われる補正作業は、線幅
が線幅目標値よりも小さい場合には、露光処理の進行を
抑えるように露光強度を小さく、かつ現像処理の進行を
抑えるように加熱時間を短く、現像液温度を低くするよ
うに補正が行われ、線幅が線幅目標値よりも大きい場合
には、露光処理の進行を促進するように露光強度を大き
く、現像処理の進行を促進するように加熱時間を長く、
かつ現像液温度を高くするように補正が行われ、その後
は補正された値を用いて露光処理、現像処理が行われ
る。
が線幅目標値よりも小さい場合には、露光処理の進行を
抑えるように露光強度を小さく、かつ現像処理の進行を
抑えるように加熱時間を短く、現像液温度を低くするよ
うに補正が行われ、線幅が線幅目標値よりも大きい場合
には、露光処理の進行を促進するように露光強度を大き
く、現像処理の進行を促進するように加熱時間を長く、
かつ現像液温度を高くするように補正が行われ、その後
は補正された値を用いて露光処理、現像処理が行われ
る。
【0087】現像処理後に行われる測定項目である重な
り具合の検査の場合については、重なり検査ユニット4
3にて測定された、下地膜とレジスト膜とのパターンの
重なり具合のデータが、重なり許容範囲から外れていれ
ば、露光合わせ位置補正部825にて露光部67とウエ
ハWとの位置合わせの最適値への補正が行われ、その後
は補正された値を用いて露光処理が行われる。
り具合の検査の場合については、重なり検査ユニット4
3にて測定された、下地膜とレジスト膜とのパターンの
重なり具合のデータが、重なり許容範囲から外れていれ
ば、露光合わせ位置補正部825にて露光部67とウエ
ハWとの位置合わせの最適値への補正が行われ、その後
は補正された値を用いて露光処理が行われる。
【0088】また現像処理後に行われる測定項目である
欠陥検査の場合については、欠陥検査ユニット44にて
測定された測定データ例えば、現像ムラや現像欠陥が欠
陥許容範囲から外れていれば、各補正パラメータの補正
部821,824によりノズル位置、露光焦点の補正を
行う。ここで現像ムラや現像欠陥は夫々の数(欠陥ポイ
ント数)により判断され、例えば欠陥許容範囲の一例は
ウエハWの面内において欠陥ポイント数が3個以下であ
る。
欠陥検査の場合については、欠陥検査ユニット44にて
測定された測定データ例えば、現像ムラや現像欠陥が欠
陥許容範囲から外れていれば、各補正パラメータの補正
部821,824によりノズル位置、露光焦点の補正を
行う。ここで現像ムラや現像欠陥は夫々の数(欠陥ポイ
ント数)により判断され、例えば欠陥許容範囲の一例は
ウエハWの面内において欠陥ポイント数が3個以下であ
る。
【0089】また前記ノズル位置を補正するのは、レジ
スト塗布時にノズル36AがウエハWのほぼ中央部位置
からずれていると、ウエハW面内においてレジストの塗
布ムラが生じ、これら現像ムラの発生原因となるからで
あり、露光焦点を補正するのは露光時の焦点位置がずれ
ていると、所望サイズのパターンが得られないからであ
る。
スト塗布時にノズル36AがウエハWのほぼ中央部位置
からずれていると、ウエハW面内においてレジストの塗
布ムラが生じ、これら現像ムラの発生原因となるからで
あり、露光焦点を補正するのは露光時の焦点位置がずれ
ていると、所望サイズのパターンが得られないからであ
る。
【0090】またここで行われる補正作業は、前記ノズ
ル位置をウエハWのほぼ中央位置に位置合わせし、露光
部67の焦点位置とウエハWとを最適な位置に合わせる
ように補正が行われ、その後は補正された値を用いてレ
ジストの塗布、露光処理が行われる。
ル位置をウエハWのほぼ中央位置に位置合わせし、露光
部67の焦点位置とウエハWとを最適な位置に合わせる
ように補正が行われ、その後は補正された値を用いてレ
ジストの塗布、露光処理が行われる。
【0091】また本発明では、上述の補正パラメータの
他に、レジスト膜厚の測定データに基づいて、塗布ユニ
ット3Aの加速度、レジスト液の吐出時間、露光装置2
00の露光時間の補正を行うようにしてもよい。この場
合、補正作業は、膜厚が膜厚目標値よりも小さい場合に
は、レジスト液の塗布量を多くするようにスピンチャッ
ク31Aの加速度を小さく、レジスト液の供給量を多く
するように吐出時間を長く、露光処理の進行を抑えるよ
うに露光時間を短くするように補正が行われる。
他に、レジスト膜厚の測定データに基づいて、塗布ユニ
ット3Aの加速度、レジスト液の吐出時間、露光装置2
00の露光時間の補正を行うようにしてもよい。この場
合、補正作業は、膜厚が膜厚目標値よりも小さい場合に
は、レジスト液の塗布量を多くするようにスピンチャッ
ク31Aの加速度を小さく、レジスト液の供給量を多く
するように吐出時間を長く、露光処理の進行を抑えるよ
うに露光時間を短くするように補正が行われる。
【0092】また下地膜の反射率の測定データに基づい
て、塗布ユニット3Aの加速度、レジスト液の吐出時
間、露光装置200の露光時間の補正を行うようにして
もよい。この場合この場合補正作業は、以後のレジスト
膜厚や露光状態、現像状態を目標の処理状態に近づける
ように、スピンチャック31Aの加速度、露光時間の最
適化を図るように補正が行われる。
て、塗布ユニット3Aの加速度、レジスト液の吐出時
間、露光装置200の露光時間の補正を行うようにして
もよい。この場合この場合補正作業は、以後のレジスト
膜厚や露光状態、現像状態を目標の処理状態に近づける
ように、スピンチャック31Aの加速度、露光時間の最
適化を図るように補正が行われる。
【0093】さらに現像線幅の測定データに基づいて、
塗布ユニット3Aの回転数と加速度、塗布ユニット3A
のレジスト液の吐出時間、露光装置200の露光時間と
露光焦点、現像後の加熱ユニット25の加熱温度、現像
ユニット3Bの現像時間の補正を行うようにしてもよ
く、この場合補正作業は、線幅が線幅目標値よりも小さ
い場合には、露光処理の進行を抑えるように、露光時
間、露光焦点が補正され、現像処理の進行を抑えるよう
に、加熱温度、現像時間が補正される。なお現像線幅の
測定データを用いて塗布ユニット3Aの回転数や加速
度、吐出時間を補正するのは、塗布後の状態が正常な範
囲であっても、温度や湿度などの変化により現像状態が
変化し、現像条件や露光条件の補正のみでは対応できな
い場合もあるからである。さらにまた欠陥検査の測定デ
ータに基づいて、露光装置200の露光時間や露光強
度、現像ユニット3Bの現像時間や現像液温度の補正を
行うようにしてもよく、このようにこれらのパラメータ
について補正するのは、これらのパラメータにより現像
状態が変化して、現像処理が進行する部位と進行しない
部位とが生じ、現像欠陥や現像ムラが発生するからであ
り、この場合補正作業は、前記露光時間、露光強度、現
像時間、現像液温度を最適化するように補正が行われ
る。
塗布ユニット3Aの回転数と加速度、塗布ユニット3A
のレジスト液の吐出時間、露光装置200の露光時間と
露光焦点、現像後の加熱ユニット25の加熱温度、現像
ユニット3Bの現像時間の補正を行うようにしてもよ
く、この場合補正作業は、線幅が線幅目標値よりも小さ
い場合には、露光処理の進行を抑えるように、露光時
間、露光焦点が補正され、現像処理の進行を抑えるよう
に、加熱温度、現像時間が補正される。なお現像線幅の
測定データを用いて塗布ユニット3Aの回転数や加速
度、吐出時間を補正するのは、塗布後の状態が正常な範
囲であっても、温度や湿度などの変化により現像状態が
変化し、現像条件や露光条件の補正のみでは対応できな
い場合もあるからである。さらにまた欠陥検査の測定デ
ータに基づいて、露光装置200の露光時間や露光強
度、現像ユニット3Bの現像時間や現像液温度の補正を
行うようにしてもよく、このようにこれらのパラメータ
について補正するのは、これらのパラメータにより現像
状態が変化して、現像処理が進行する部位と進行しない
部位とが生じ、現像欠陥や現像ムラが発生するからであ
り、この場合補正作業は、前記露光時間、露光強度、現
像時間、現像液温度を最適化するように補正が行われ
る。
【0094】以上において本発明は、上述の全ての検
査、つまり下地膜反射率、レジスト膜厚、現像線幅、下
地膜とレジストパターンの重なり検査、現像欠陥検査、
エッチング線幅の検査を行う必要は必ずしもなく、例え
ばレジスト膜厚や現像線幅等これらの検査のうちの少な
くとも1つを行い、この検査の測定データを元にして所
定の補正パラメータの補正を行うようにすればよい。
査、つまり下地膜反射率、レジスト膜厚、現像線幅、下
地膜とレジストパターンの重なり検査、現像欠陥検査、
エッチング線幅の検査を行う必要は必ずしもなく、例え
ばレジスト膜厚や現像線幅等これらの検査のうちの少な
くとも1つを行い、この検査の測定データを元にして所
定の補正パラメータの補正を行うようにすればよい。
【0095】また各補正パラメータの補正作業は予め作
成された補正プログラムにより自動的に行う場合につい
て説明したが、オペレ−タの経験を生かして補正量を決
定するようにしてもよい。つまりオペレータが測定項目
に応じて、補正パラメータを選択するようにしてもよい
し、オペレータがパラメータ補正許容値の範囲内で、主
パラメータ制御部8の入力画面を見ながら、測定データ
に対応する補正パラメータの補正値を入力するようにし
てもよい。
成された補正プログラムにより自動的に行う場合につい
て説明したが、オペレ−タの経験を生かして補正量を決
定するようにしてもよい。つまりオペレータが測定項目
に応じて、補正パラメータを選択するようにしてもよい
し、オペレータがパラメータ補正許容値の範囲内で、主
パラメータ制御部8の入力画面を見ながら、測定データ
に対応する補正パラメータの補正値を入力するようにし
てもよい。
【0096】さらに本発明は、例えばレジスト膜厚の検
査の場合で説明するように、回転数などの補正パラメー
タの補正を行った後、補正後のパラメータで塗布ユニッ
トや現像ユニット、露光ユニットにて所定の処理を行
い、続いてそのレジスト膜の膜厚を測定し、その膜厚平
均値が目標膜厚に対して許容範囲に入っているか否かを
判断して、入っていなければ再度補正パラメータの補正
を行い、こうして膜厚平均値が目標膜厚に対して許容範
囲に入るまで補正作業を繰り返すようにしてもよい。
査の場合で説明するように、回転数などの補正パラメー
タの補正を行った後、補正後のパラメータで塗布ユニッ
トや現像ユニット、露光ユニットにて所定の処理を行
い、続いてそのレジスト膜の膜厚を測定し、その膜厚平
均値が目標膜厚に対して許容範囲に入っているか否かを
判断して、入っていなければ再度補正パラメータの補正
を行い、こうして膜厚平均値が目標膜厚に対して許容範
囲に入るまで補正作業を繰り返すようにしてもよい。
【0097】さらにまた例えばレジスト膜厚の測定デー
タに基づいて補正される補正パラメータは、回転数、加
速度、吐出時間、現像時間、露光強度、露光時間の6つ
であるが、これら全ての補正パラメータについて補正を
行う必要はなく、これらの補正パラメータの少なくとも
1つを補正することにより目標値に近づけるようにして
もよい。
タに基づいて補正される補正パラメータは、回転数、加
速度、吐出時間、現像時間、露光強度、露光時間の6つ
であるが、これら全ての補正パラメータについて補正を
行う必要はなく、これらの補正パラメータの少なくとも
1つを補正することにより目標値に近づけるようにして
もよい。
【0098】つまり全てのパラメータを同時に補正する
のではなく、補正原因の排除に最も寄与度の高いパラメ
ータの補正が行なわれる。例えば測定データと補正原因
とを予め実験を行って関連づけて、補正原因の優先順位
を求めておき、この補正原因の排除に最も関連のある補
正パラメータから補正を行ない、補正原因が排除された
段階で補正作業を停止するようにすればよい。
のではなく、補正原因の排除に最も寄与度の高いパラメ
ータの補正が行なわれる。例えば測定データと補正原因
とを予め実験を行って関連づけて、補正原因の優先順位
を求めておき、この補正原因の排除に最も関連のある補
正パラメータから補正を行ない、補正原因が排除された
段階で補正作業を停止するようにすればよい。
【0099】以上において本発明では、例えば図14,
図15に示すように、例えば検査ユニットの一部又は全
部を組み合わせて検査装置120を構成し、この検査装
置120を塗布現像装置100の外部に設けるようにし
てもよい。検査装置120は、筐体121内に、例えば
ウエハWを収納したカセットを搬入出するための搬入出
ステージ122と、複数の検査ユニット123と、この
搬入出ステージ122と検査ユニット123との間でウ
エハWを搬送するための専用の補助基板搬送手段をな
す、昇降自在、X,Y方向に移動自在、鉛直軸まわりに
回転自在に構成された補助アーム124と、を備えてい
る。
図15に示すように、例えば検査ユニットの一部又は全
部を組み合わせて検査装置120を構成し、この検査装
置120を塗布現像装置100の外部に設けるようにし
てもよい。検査装置120は、筐体121内に、例えば
ウエハWを収納したカセットを搬入出するための搬入出
ステージ122と、複数の検査ユニット123と、この
搬入出ステージ122と検査ユニット123との間でウ
エハWを搬送するための専用の補助基板搬送手段をな
す、昇降自在、X,Y方向に移動自在、鉛直軸まわりに
回転自在に構成された補助アーム124と、を備えてい
る。
【0100】前記検査ユニット123は補助アーム12
4がアクセスできる位置に設けられており、例えばこの
例では線幅検査ユニット125、重なり検査ユニット1
26、欠陥検査ユニット127が割り当てられている。
これら線幅検査ユニット125,重なり検査ユニット1
26、欠陥検査ユニット127は、上述の構成と同じで
ある。なお検査装置120に組み合わせられる検査ユニ
ットの数は3個以上或いは3個以下であってもよいし、
検査ユニットの種類も上述の例に限らず、例えば反射率
測定ユニット41や膜厚測定ユニット45をここに組み
込むようにしてもよい。
4がアクセスできる位置に設けられており、例えばこの
例では線幅検査ユニット125、重なり検査ユニット1
26、欠陥検査ユニット127が割り当てられている。
これら線幅検査ユニット125,重なり検査ユニット1
26、欠陥検査ユニット127は、上述の構成と同じで
ある。なお検査装置120に組み合わせられる検査ユニ
ットの数は3個以上或いは3個以下であってもよいし、
検査ユニットの種類も上述の例に限らず、例えば反射率
測定ユニット41や膜厚測定ユニット45をここに組み
込むようにしてもよい。
【0101】そしてこの構成では、現像ユニット3Bに
て処理を行うまでは上述の実施の形態と同様であるが、
現像処理後のウエハWが収納されたキャリアCは、自動
搬送ロボットあるいはオペレータにより検査装置120
に搬送されて搬入出ステージ122に載置され、例えば
キャリアCの1番目のウエハWが検査用ウエハWとして
補助アーム124により取り出されて、3つの検査ユニ
ット123に順次搬送され、線幅検査ユニット125に
て現像線幅,重なり検査ユニット126にて上層部のレ
ジストパターンと下地パターンとの重なり具合,欠陥検
査ユニット127にて現像時の表面欠陥の検査が順次行
われる。
て処理を行うまでは上述の実施の形態と同様であるが、
現像処理後のウエハWが収納されたキャリアCは、自動
搬送ロボットあるいはオペレータにより検査装置120
に搬送されて搬入出ステージ122に載置され、例えば
キャリアCの1番目のウエハWが検査用ウエハWとして
補助アーム124により取り出されて、3つの検査ユニ
ット123に順次搬送され、線幅検査ユニット125に
て現像線幅,重なり検査ユニット126にて上層部のレ
ジストパターンと下地パターンとの重なり具合,欠陥検
査ユニット127にて現像時の表面欠陥の検査が順次行
われる。
【0102】この後検査合格のウエハWを含むカセット
Cは次工程である図示しないエッチング装置に搬送さ
れ、検査不合格のウエハWを含むカセットCは、例えば
図示しない洗浄部に搬送されて、ここでウエハW上のレ
ジストが溶解除去され、塗布現像装置100に搬入され
る前の状態に戻される。さらに本発明のレジストパター
ン形成装置では、マスター装置Aの主パラメータ制御部
8に、マスター装置Aとスレーブ装置Bの調整データの
差データを格納し、マスター装置Aにおいて、当該マス
ター装置Aにおいて求められた補正量を前記差データで
補正し、補正済みの補正量をスレーブ装置Bのパラメー
タ制御部9に送信するようにしてもよい。この場合スレ
ーブ装置Bのパラメータ制御部9では、補正量を差デー
タで補正する作業を行う機能を有する部分を設けない構
成となる。
Cは次工程である図示しないエッチング装置に搬送さ
れ、検査不合格のウエハWを含むカセットCは、例えば
図示しない洗浄部に搬送されて、ここでウエハW上のレ
ジストが溶解除去され、塗布現像装置100に搬入され
る前の状態に戻される。さらに本発明のレジストパター
ン形成装置では、マスター装置Aの主パラメータ制御部
8に、マスター装置Aとスレーブ装置Bの調整データの
差データを格納し、マスター装置Aにおいて、当該マス
ター装置Aにおいて求められた補正量を前記差データで
補正し、補正済みの補正量をスレーブ装置Bのパラメー
タ制御部9に送信するようにしてもよい。この場合スレ
ーブ装置Bのパラメータ制御部9では、補正量を差デー
タで補正する作業を行う機能を有する部分を設けない構
成となる。
【0103】さらにまた本発明では、マスター装置Aの
測定データ自体をスレーブ装置Bのパラメータ制御部9
に送り、この測定データによりスレーブ装置Bにて補正
パラメータの補正量を求め、この補正量を差データで補
正するようにしてもよい。この場合スレーブ装置Bのパ
ラメータ制御部9は、測定データから補正量を演算する
機能を有することとなる。
測定データ自体をスレーブ装置Bのパラメータ制御部9
に送り、この測定データによりスレーブ装置Bにて補正
パラメータの補正量を求め、この補正量を差データで補
正するようにしてもよい。この場合スレーブ装置Bのパ
ラメータ制御部9は、測定データから補正量を演算する
機能を有することとなる。
【0104】さらにまた本発明では、スレーブ装置Bに
もマスター装置Aと同様の検査装置やデータ収集用コン
トローラを設ける構成としてもよく、この場合には、仮
にマスター装置Aが故障した場合であっても、他のシス
テムからマスター装置Aを選択することにより、同様の
処理を行うことができ、稼動率の低下を抑えられるとい
う利点がある。
もマスター装置Aと同様の検査装置やデータ収集用コン
トローラを設ける構成としてもよく、この場合には、仮
にマスター装置Aが故障した場合であっても、他のシス
テムからマスター装置Aを選択することにより、同様の
処理を行うことができ、稼動率の低下を抑えられるとい
う利点がある。
【0105】さらに本発明では、マスター装置A及びス
レーブ装置の主パラメータ制御部8、パラメータ制御部
9に、処理装置の生産性を表す計算式であるOEE
{(Availability)×(Performa
nce Efficiency)×(Rate of
Quality)}の演算を行う機能を持たせ、これら
各装置において前記OEEの演算を行うようにしてもよ
い。
レーブ装置の主パラメータ制御部8、パラメータ制御部
9に、処理装置の生産性を表す計算式であるOEE
{(Availability)×(Performa
nce Efficiency)×(Rate of
Quality)}の演算を行う機能を持たせ、これら
各装置において前記OEEの演算を行うようにしてもよ
い。
【0106】またマスター装置Aの主パラメータ制御部
8のみに前記OEEの演算を行う機能を持たせ、スレー
ブ装置Bのパラメータ制御部9からスレーブ装置Bのデ
ータをマスター装置Aの主パラメータ制御部8に送信
し、マスター装置Aにてスレーブ装置のOEEの演算を
行い、この結果をマスター装置の主パラメータ制御部8
からスレーブ装置Bのパラメータ制御部9に送信するよ
うにしてもよい。
8のみに前記OEEの演算を行う機能を持たせ、スレー
ブ装置Bのパラメータ制御部9からスレーブ装置Bのデ
ータをマスター装置Aの主パラメータ制御部8に送信
し、マスター装置Aにてスレーブ装置のOEEの演算を
行い、この結果をマスター装置の主パラメータ制御部8
からスレーブ装置Bのパラメータ制御部9に送信するよ
うにしてもよい。
【0107】さらにこの例では、マスター装置Aの主パ
ラメータ制御部8にて求められた補正パラメータの補正
量や、前記OEEに関するデータを、当該主パラメータ
制御部8からスレーブ装置Bのパラメータ制御部9に送
信する代わりに、マスター装置Aの主パラメータ制御部
8において例えばFDなどの記憶手段に記憶させ、これ
を適当なタイミングでスレーブ装置Bのパラメータ制御
部9にて読み取らせるようにしてもよい。
ラメータ制御部8にて求められた補正パラメータの補正
量や、前記OEEに関するデータを、当該主パラメータ
制御部8からスレーブ装置Bのパラメータ制御部9に送
信する代わりに、マスター装置Aの主パラメータ制御部
8において例えばFDなどの記憶手段に記憶させ、これ
を適当なタイミングでスレーブ装置Bのパラメータ制御
部9にて読み取らせるようにしてもよい。
【0108】以上において本発明では、マスター装置A
にデータ収集用コントローラ7を設けない構成としても
よく、この場合には、各処理ユニットや各検査ユニット
4Aと主パラメータ制御部8との間で直接データの授受
が行われる。さらに本発明で用いられる基板は、液晶装
置に使用されるLCD基板であってもよい。
にデータ収集用コントローラ7を設けない構成としても
よく、この場合には、各処理ユニットや各検査ユニット
4Aと主パラメータ制御部8との間で直接データの授受
が行われる。さらに本発明で用いられる基板は、液晶装
置に使用されるLCD基板であってもよい。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば、基板にレジストパター
ンを形成するにあたり、主パターン形成装置においてレ
ジスト膜厚等の各測定項目の測定データを得、この測定
データに基づいて当該装置の補正パラメータの補正量
と、パターン形成装置群の補正パラメータの補正量が求
められるので、パターン形成装置群では検査工程を行わ
なくて済み、トータルの補正作業に要する時間を短縮で
き、補正作業が容易になる。
ンを形成するにあたり、主パターン形成装置においてレ
ジスト膜厚等の各測定項目の測定データを得、この測定
データに基づいて当該装置の補正パラメータの補正量
と、パターン形成装置群の補正パラメータの補正量が求
められるので、パターン形成装置群では検査工程を行わ
なくて済み、トータルの補正作業に要する時間を短縮で
き、補正作業が容易になる。
【図1】本発明にかかるパターン形成システムを説明す
るための構成図である。
るための構成図である。
【図2】本発明にかかる主パターン形成装置の一実施の
形態の全体構成を示す平面図である。
形態の全体構成を示す平面図である。
【図3】前記主パターン形成装置の概観を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】前記主パターン形成装置に設けられる棚ユニッ
トの一例を示す縦断側面図である。
トの一例を示す縦断側面図である。
【図5】塗布ユニットの主要部を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図6】加熱ユニットの主要部を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図7】膜厚測定ユニットの主要部を示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図8】線幅検査ユニット、重なり検査ユニット、欠陥
検査ユニットの主要部を示す縦断側面図である。
検査ユニットの主要部を示す縦断側面図である。
【図9】露光装置を概略的に示す縦断側面図である。
【図10】マスター装置の制御系を示すブロック図であ
る。
る。
【図11】スレーブ装置の制御系を示すブロック図であ
る。
る。
【図12】上記実施の形態においてレジスト膜厚に対応
する補正パラメータの補正作業を行う様子を示すフロ−
チャ−トである。
する補正パラメータの補正作業を行う様子を示すフロ−
チャ−トである。
【図13】上記実施の形態においてレジスト膜厚に対応
する補正パラメータの補正作業を行う様子を示す平面図
である。
する補正パラメータの補正作業を行う様子を示す平面図
である。
【図14】本発明のパターン形成システムの他の例の全
体構成を示す平面図である。
体構成を示す平面図である。
【図15】前記他の例のパターン形成システムにて用い
られる検査装置の一例を示す概略側面図である。
られる検査装置の一例を示す概略側面図である。
【図16】従来の塗布現像装置を示す平面図である。
A マスター装置
B1〜Bn スレーブ装置
100 塗布現像装置
200 露光装置
W 半導体ウエハ
22 キャリア載置部
24 主搬送手段
3A 塗布ユニット
3B 現像ユニット
41 反射率測定ユニット
42 線幅検査ユニット
43 重なり検査ユニット
44 欠陥検査ユニット
45 膜厚測定ユニット
7 データ収集用コントローラ
8 主パラメータ制御部
9 パラメータ制御部
120 検査装置
フロントページの続き
(72)発明者 愛内 隆志
東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放
送センター東京エレクトロン株式会社
(72)発明者 上村 良一
東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放
送センター東京エレクトロン株式会社
Fターム(参考) 2H025 AA01 AA02 AA03 AA04 AB14
AB16 AB17 EA05
4F042 AA01 AA02 AA07 AA10 BA04
BA05 BA08 BA19 BA22 BA25
BA27 DH09 EB09 EB12 EB13
EB17 EB29
5F046 AA28 JA21 JA27 LA19
Claims (10)
- 【請求項1】 基板保持部に略水平に保持された基板に
ノズルからレジスト液を供給すると共に前記基板保持部
を回転させてその遠心力によりレジスト液を広げて基板
表面にレジスト膜を形成する塗布ユニットと、レジスト
液が塗布され、露光が行われた基板の表面に所定の温度
の現像液を液盛りし、所定時間現像液を液盛りしたまま
の状態にすることにより当該基板表面を現像する現像ユ
ニットと、を備えた塗布現像装置と、光源とレンズとを
含む露光部から、前記レンズの焦点位置に置かれた基板
に対して所定の強さの光線を所定時間照射し、これによ
り所定のパターンマスクを用いて当該基板を露光する露
光装置と、を備えたn個のパターン形成装置を備え、n
個のパターン形成装置から選ばれる1つの主パターン形
成装置と、(n−1)個のパターン形成装置よりなるパ
ターン形成装置群と、を備えたパターン形成システムに
おいて、 前記主パターン形成装置は、前記レジスト膜厚、現像後
の線幅、下地膜とレジストパターンとの重なり具合、現
像後の表面欠陥の測定項目から選ばれる少なくとも1つ
の測定項目を測定する少なくとも1つの検査ユニット
と、 前記測定項目の測定データに基づいて、主パターン形成
装置の、塗布ユニットの基板保持部の回転数、前記基板
保持部の加速度、塗布ユニットのノズル位置、塗布ユニ
ットのレジスト液の吐出時間、現像ユニットの現像時
間、現像液温度、前記露光部から基板に照射される光線
の強さ、露光時間、露光部と基板との位置合わせ、露光
部の焦点位置と基板との距離、の補正パラメータから選
ばれる少なくとも1つの補正パラメータの補正量を決定
する主パラメータ制御部と、を備え、 前記パターン形成装置群を構成するパターン形成装置
は、各々前記主パターン形成装置の測定項目の測定デー
タに基づいて、パターン形成装置の、前記塗布ユニット
の基板保持部の回転数、前記基板保持部の加速度、塗布
ユニットのノズル位置、塗布ユニットのレジスト液の吐
出時間、現像ユニットの現像時間、現像液温度、前記露
光部から基板に照射される光線の強さ、露光時間、露光
部と基板との位置合わせ、露光部の焦点位置と基板との
距離、の補正パラメータから選ばれる少なくとも1つの
補正パラメータの補正量を決定するパラメータ制御部を
備えることを特徴とするパターン形成システム。 - 【請求項2】 前記パターン形成装置群を構成するパタ
ーン形成装置の各々のパラメータ制御部は、前記主パタ
ーン形成装置の主パラメータ制御部にて求められた補正
パラメータの補正量に基づいて当該パターン形成装置の
補正パラメータの補正量を決定することを特徴とする請
求項1記載のパターン形成システム。 - 【請求項3】 前記パターン形成装置群を構成するパタ
ーン形成装置の各々のパラメータ制御部は、前記主パタ
ーン形成装置の検査ユニットにて求められた測定データ
に基づいて主パターン形成装置の補正パラメータの補正
量を求め、この補正量から当該パターン形成装置の補正
パラメータの補正量を決定することを特徴とする請求項
1記載のパターン形成システム。 - 【請求項4】 パターン形成装置群を構成するパラメー
タ形成装置の各々と、前記主パターン形成装置との補正
パラメータの差分データを各々予め求めておき、パター
ン形成装置の各々のパラメータ制御部は、前記差分デー
タにより主パターン形成装置の補正パラメータの補正量
を補正して当該パラメータ形成装置の補正パラメータの
補正量を決定することを特徴とする請求項2又は3記載
のパターン形成システム。 - 【請求項5】 前記主パターン形成装置は、検査ユニッ
トから測定データを取りこみ、この測定データを前記主
パラメータ制御部に出力するデータ収集用コントローラ
を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
に記載のパターン形成システム。 - 【請求項6】 前記検査ユニットは、基板表面に形成さ
れたレジスト膜の膜厚を測定する膜厚測定部を含み、 前記主パラメータ制御部は、前記レジスト膜の測定デー
タに基づき、前記塗布ユニットの基板保持部の回転数、
前記基板保持部の加速度、前記塗布ユニットのレジスト
液の吐出時間、前記現像ユニットの現像時間、前記露光
装置の露光部から基板に照射される光線の強さ、露光時
間、の補正パラメータから選ばれる少なくとも一つの補
正パラメータの設定値を補正することを特徴とする請求
項1ないし5の何れかに記載のパターン形成システム。 - 【請求項7】 前記検査ユニットは、現像処理後の現像
線幅を測定する線幅測定部を含み、 前記主パラメータ制御部は、前記現像線幅の測定データ
に基づき、前記塗布ユニットの基板保持部の回転数、基
板保持部の加速度、塗布ユニットのレジスト液の吐出時
間、前記現像ユニットの現像時間、現像液温度、前記露
光装置の露光部から基板に照射される光線の強さ、露光
時間、前記露光部の焦点位置と基板との距離、前記加熱
ユニットの加熱温度、加熱時間、の補正パラメータから
選ばれる少なくとも一つの補正パラメータの設定値を補
正することを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記
載のパターン形成システム。 - 【請求項8】 前記検査ユニットは、現像処理後の下地
膜とレジストパターンとの重なり具合を測定する重なり
測定部を含み、 前記主パラメータ制御部は、前記重なり測定部の測定デ
ータに基づき、前記露光装置の露光部と基板との位置合
わせからなる補正パラメータの設定値を補正することを
特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載のパターン
形成システム。 - 【請求項9】 前記検査ユニットは、現像処理後の基板
の表面欠陥を測定する欠陥測定部を含み、 前記主パラメータ制御部は、前記欠陥測定部の測定デー
タに基づき、前記塗布ユニットのノズル位置、前記現像
ユニットの現像時間、現像液温度、前記露光装置の露光
部から基板に照射される光線の強さ、露光時間、露光部
の焦点位置と基板との距離、の補正パラメータから選ば
れる少なくとも一つの補正パラメータの設定値を補正す
ることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の
パターン形成システム。 - 【請求項10】 前記データ収集用コントローラは、前
記検査ユニットから測定データを取りこみ、この測定デ
ータを前記主パラメータ制御部に出力する一方、主パラ
メータ制御部にて補正量が決定された補正パラメータを
取りこみ、この補正パラメータを塗布ユニット、現像ユ
ニット、加熱ユニット、露光装置から選ばれる少なくと
も1つの処理ユニットに出力することを特徴とする請求
項1ないし9のいずれかに記載のパターン形成システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001356139A JP2003158056A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | パターン形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001356139A JP2003158056A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | パターン形成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003158056A true JP2003158056A (ja) | 2003-05-30 |
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ID=19167718
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001356139A Pending JP2003158056A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | パターン形成システム |
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-
2001
- 2001-11-21 JP JP2001356139A patent/JP2003158056A/ja active Pending
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050531 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050607 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060207 |