JP2003153404A - 受配電設備 - Google Patents
受配電設備Info
- Publication number
- JP2003153404A JP2003153404A JP2001347021A JP2001347021A JP2003153404A JP 2003153404 A JP2003153404 A JP 2003153404A JP 2001347021 A JP2001347021 A JP 2001347021A JP 2001347021 A JP2001347021 A JP 2001347021A JP 2003153404 A JP2003153404 A JP 2003153404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- fan
- box
- box body
- transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Patch Boards (AREA)
Abstract
安全性に優れた強制換気手段を有するキュービクル式配
電盤を提供することを目的としている。 【解決手段】 受配電設備の箱体と、前記箱体の底面に
設置された変圧器と、前記箱体の屋根部とからなり、前
記屋根部は水平面に対して勾配を有するように形成さ
れ、前記勾配をもつ屋根部のうち高い部分の近傍であっ
て、かつ、この前記勾配をもつ屋根部のうち高い部分近
傍にある前記箱体の壁面より内側にファン部を設けた構
成を有している。
Description
配電設備の放熱構造に関するものである。
(以下受配電設備)の強制換気構造について図4及び5
を用いて説明する。図4は従来の屋外用キュービクル式
受配電設備(以下受配電設備)の強制換気構造の一例で
ある。この場合、プロペラ型ファン158を強制換気装
置として用い、通常配置されている自然換気用の排気口
とは別に、屋根の上部156や扉面外部にこの装置を配
置することによって配電盤内部で暖められて上昇してく
る空気を外部に強制排出していた。また、特開2000
−261916公報キュービクル式配電盤のなかで述べ
られている発明である受配電設備の換気手段において
は、図5に示すように、盤内部にて上昇する暖気を庇部
110に導くように、平面状の屋根部106と該屋根部
を支持する屋根支持部107とにより風洞状の天井部1
08を形成し、前記庇部の内部に、前記換気手段を前記
庇部の外部下方から着脱作業が可能となるように設置す
ることにより、上記公開公報の中で述べられている従来
の技術に比べて、換気手段の保守点検が容易かつ安全性
の高い強制換気装置を提供していた。
おいては、以下に記述するような課題があった。
に際し、高電圧の印加されているキュービクルの屋根の
上での作業が必要となり、保安上の欠点があった。
し、高コストとなること、溶接加工部のピンホール検査
が困難であることなどの欠点があり、ピンホールの見逃
しは漏水という致命的な欠陥をまねいていた。
ることも多く、換気装置がそのキュービクルの屋根の上
に設けられると、風雨の影響を受けやすく、飛来物の衝
突など予想外の事態もあり、漏水や二次的な事故を誘発
するという欠点があった。特に暴風雨時には、厳しい状
況にさらされることが予想される。
上の換気ファン排気口が雪に覆われ、効率が著しく低下
するという欠点があった。
ファンは気流が1ケ所に集中する都合上、方形の配電盤
内の隅部等に、気体の滞留や渦流が発生するという欠点
があった。
設置すると、キュービクルの背が高くなり、トラック積
載時に道路交通法の高さ制限がクリアー出来ずに、キュ
ービクル式配電盤を分解せざるを得ないという欠点があ
った。
電盤を連接した場合には、一部の換気ファンのみが運転
された時、排気流が短絡することにより、暖気吸引能力
が低下する場合もあるという欠点があった。即ち、図6
において、キュービクル式配電盤162,163,16
4を連接した場合、換気ファン165,167を休止
し、換気ファン166のみが運転された場合に排気流が
短絡して、矢印a,bのように環流し、矢印cのような
排気流を吸引する能力が減少してしまった。
においても、以下に記述するような課題があった。
キュービクル床102の変圧器104の置かれる場所及
びその周辺に配置されているため、上昇気流の流れを形
成しづらくなり、変圧器以外の発熱体にたいする通風効
果が弱い。
する屋根支持部とにより風洞状の天井部を形成し、前記
庇部の内部に、前記換気手段111を前記庇部の外部下
方から着脱作業が可能となるように設置しているもの
の、換気手段111の吸気方向が水平方向に限定されて
いる。このため、周辺に吸気用の通気孔をもたない配電
盤内部の他の発熱部については上昇気流を形成しづらい
ことも相まって、ますます通風効果が期待できない。
上の長期間にわたっての風雨や飛来物に耐える能力かつ
通気能力を損なうことなく配電盤の内部への雨水の侵入
を防ぐ能力であるが、前記庇部の排気方向に設けられて
いる簡単な通気孔板では実運用上、風雨時の飛沫や飛来
物の侵入から配電盤を長期にわたって保護する事は困難
である事。また、保護するためには、前記通風孔板の構
造を改良もしくは、前記庇部の近辺に雨水遮蔽板を別途
設ける必要があり構造が複雑となってしまう事。
同様の理由により防水性能を有する機器を選定する必要
があるため、普及品と比較して換気/容積能力が劣る機
器を用いる必要があり、配線部についても同様の考慮が
必要となる。従って、その結果、当然コストも上昇する
ため、実際の採用については考慮が必要であること。
輸送、設置、点検などの作業性および安全性に優れた強
制換気手段を有するキュービクル式配電盤を提供するこ
とを目的としている。
に本発明の請求項1記載の受配電設備は、受配電設備の
箱体と、前記箱体内に設置された変圧器と、前記箱体の
屋根部とからなり、前記屋根部は水平面に対して勾配を
有するように形成され、前記勾配をもつ屋根部のうち高
い部分の近傍であって、かつ、この前記勾配をもつ屋根
部のうち高い部分近傍にある前記箱体の壁面より内側に
ファン部を設けた構成を有している。
は、受配電設備の箱体と、前記箱体内に設置された変圧
器と、前記箱体の屋根部とからなり、前記屋根部は水平
面に対して勾配を有するように形成され、前記勾配をも
つ屋根部のうち高い部分の近傍であって、かつ、この前
記勾配をもつ屋根部のうち高い部分近傍にある前記箱体
の壁面より内側にファン部と、前記ファン部の風下側に
設けられ吹き出し口とからなり、前記吹き出し口の内側
に防水部を設けた構成を有している。
は、受配電設備の箱体と、前記箱体内に設置された変圧
器と、前記箱体の屋根部とからなり、前記屋根部は水平
面に対して勾配を有するように形成され、前記勾配をも
つ屋根部のうち高い部分の近傍であって、かつ、この前
記勾配をもつ屋根部のうち高い部分近傍にある前記箱体
の壁面より内側にファン部と、前記ファン部と前記変圧
器との間に熱源を配置した構成を有している。
は、上記請求項1から3何れかの構成において、ファン
部はクロスフローファンとした構成を有している。
は、受配電設備の箱体と、前記箱体内に設置された変圧
器と、前記箱体の屋根部とからなり、前記屋根部は水平
面に対して勾配を有するように形成され、前記勾配をも
つ屋根部のうち高い部分の近傍であって、かつ、この前
記勾配をもつ屋根部のうち高い部分近傍にある前記箱体
の壁面より内側に設けられた第1のファン部と、前記変
圧器と前記箱体の内壁との間に沿うように風を生じさせ
る第2のファン部とを設けた構成を有している。
は、受配電設備の箱体と、前記箱体内に設置された変圧
器と、前記箱体の屋根部とからなり、前記屋根部は水平
面に対して勾配を有するように形成され、前記勾配をも
つ屋根部のうち高い部分の近傍であって、かつ、この前
記勾配をもつ屋根部のうち高い部分近傍にある前記箱体
の壁面より内側に設けられた第1のファン部と、前記変
圧器の下部近傍に設けられた第2のファン部とを設けた
構成を有している。
ァン部を屋根部のうち高い部分近傍にある前記箱体の壁
面より内側に設けることで、ファン部による送風路とし
て、受配電設備に従前に配置されている屋根部近傍の換
気孔を利用することができる。
項1記載の構成に加えて、ファン部の風下側に設けられ
た吹き出し口の内側に防水部を設けることにより、防水
性能を強化することができる。
項1記載の構成に加えて、ファン部と、前記ファン部と
前記変圧器との間に熱源を有する場合においても、前記
熱源の放熱を効率的に行うことができる。
項1から3何れかに記載の構成において、ファン部にク
ロスフローファンを用いることで、換気を効率的に行う
ことができる。
部近傍の高い位置に設置された第1のファン部が、前記
箱体の上部付近の高温な空気の外部への排風を担当し、
第2のファン部が主要な発熱体である変圧器と前記箱体
の内壁との間に沿うように風を生じさせることで前記変
圧器の放熱を促進するとともに第1のファン部への前記
箱体内の高温な空気の送風を支援するため、非常に効率
的な送風・換気に伴う排熱を行うことができる。
部近傍の高い位置に設置された第1のファン部が、前記
箱体の上部付近の高温な空気の外部への排風を担当し、
主要な発熱体である変圧器の下部近傍に設けられた第2
のファン部が変圧器の下部方向から上部方向に変圧器の
表面に沿うように風を生じさせることで前記変圧器の放
熱を促進するとともに第1のファン部への前記箱体内の
高温な空気の送風を支援するため、非常に効率的な送風
・換気に伴う排熱を行うことができる。
る。
例を示すキュービクル式配電盤の断面図である。図2
は、本発明の実施の形態5及び6の一例を示すキュービ
クル式配電盤の断面図である。図3は、前記キュービク
ル式配電盤の上部通気孔(吹き出し口)および、ファン
部の断面形状である。
いて図を参照しながら説明する。符号1で示すのは箱体
で後述する変圧器等を内蔵している。符号2で示すのは
この箱体の底面、符号3で示すのは、箱体1中の床面に
おかれた変圧器、符号4で示すのは、水平方向に対して
斜めになるよう構成された屋根部、符号5で示すのは、
扉部や側板からなる壁部、符号6で示すのは、勾配を持
つ屋根部4の高い方の部分であって箱体1の壁面5より
内側に設けられたファン部、符号8で示すのは、箱体内
部の空気をファン部6内を還流させた後箱体1の外に出
すための吹き出し口である。
納された高圧負荷開閉器、符号16で示すのは、箱体1
内に設けられた低圧負荷開閉器である。また、符号17
で示すのは、変圧器3と高圧負荷開閉器15、及び、低
圧負荷開閉器16とを電気的に接続し配線する導電部で
あり、これらの機器及び導電部は熱を発生させる。
の下部に設けられ、この箱体1の内部に外気を取り込む
ための下部通気孔、符号20で示すのは屋根スタンド、
符号22で示すのは箱体1の表面側に出っ張って設けら
れた屋根部4の一部を形成する庇部である。
の近傍に設けられた換気用の吹き出し口には、防雨上の
対策が施された雨返しが施されている。また、屋根部の
勾配は1/30以上とするのが望ましい。また、箱体下
部のベース部上部に通風孔を有する底板を設ける場合も
有る。
電盤について図1および3をもちいて換気による放熱の
仕組みを説明する。
より事象が変化するので、停止時の自然換気状態と起動
時の強制換気状態の二つの状態に分けて説明する。ま
ず、自然換気状態における放熱の仕組みを空気の流れを
通して説明する。
た外気は、熱源である変圧器3などから熱を奪って膨張
し、自然対流作用によって箱体内を上昇しはじめる。や
がて箱体上部の屋根近傍に達した高温の空気は、上部通
気孔から順次箱体外部に排出されることになる。このよ
うな自然対流作用が連続して繰り返されることで変圧器
3や低圧負荷開閉器16、導電部17といった箱体内の
発熱体の放熱を行うのが第1の状態である。
て同様に説明する。
れた排気のための通路は、狭く、折れ曲がっており、必
然的に空気が流れにくい構造となっているのが一般的で
ある。このため、負荷の増大などによって変圧器3など
の内部機器の発熱量が増加した場合、熱膨張によって上
昇してきた空気は、箱体外へ十分に放出されずに箱体上
部の屋根近傍付近に残ってしまい、対流作用が追いつか
ず箱体内部の温度が上昇してしまうという弱点があっ
た。
と、熱せられた空気は、上部換気孔からの排気が促進さ
れるので、対流作用が促進され、効率的な放熱の循環環
境を作り出す事ができる。
1に示す通り、ファン部6の下側面であって箱体内に面
するように設けられている。従って、変圧器3付近を通
過した空気のみならず、他に熱源となる低圧負荷開閉器
16や導電部17の周囲の空気も積極的に外部に排出で
きる構成となっている。
るので、従来の受配電設備に設けられている上部通風孔
と同様、外部に複雑な雨対策を施したフードや、新たな
通気経路を設ける必要がなくなり非常に簡単な構成で、
非常に効果的な通風力を得ることができる。また、受配
電設備の外表面である屋根部や、側面部、扉部などの壁
面部に前記フードの突出がなくなるため、輸送時の高さ
方向の制限や、幅方向の制限が緩和され、積載効率、作
業効率ともに優れた受配電設備を提供できる。更に、受
配電設備の設置時においても、不要な出っ張りがなくな
るため、設置スペースが少なくてすむ。また、受配電設
備の製作時や点検時において、フード部の出っ張り下部
の高さは、目線より少し高い位置になる事が多く、作業
時に誤って頭をぶつけると言った事故も未然に防ぐ事が
できる。
いて述べる。
タンド20を用いて行う。屋根スタンドは概略L形状の
断面を有しており、概略箱体の幅寸法と同一の長さを有
している。また、L形状の垂直方向成分は屋根支持部2
1を形成し箱体外側へ水平方向に伸びる部分は雨返しを
加工した防水部9を成している。屋根支持部には、換気
用の通風孔が施されており、雨返しの形状は、先端に下
部方向への曲げが施されており、侵入してきた飛沫を下
部外面方向に逃がすようになっている。
設備は、いくつかの箱体を連結した列盤構造としたとき
に、その屋根の下部空間は列盤方向での仕切りのない特
徴を有する。この特徴のため、いくつかの換気上の利点
が生じてくる。
なった受配電設備において、発熱量の多い箱体部の内部
発熱によって上昇した空気は屋根付近で左右の箱体にも
自由に拡散する事から、左右の箱体の上部に設けられた
通風孔を利用して箱体外への排出を行うことになり、効
率的な換気を行える構造である。
と同様の理由により、ファン部6の設置された箱体1か
らの発熱だけでなく、列盤となっている左右の箱体内の
発熱についても排出を促進する事が可能となる事から、
大きな熱負荷が収納された箱体同士で列盤に構成された
受配電設備においても、必ずしも全ての箱体にファン部
6を設置する必要がなくコストパフォーマンスの高いフ
ァン付受配電設備を提供することができる。
れ幅方向の寸法制約の有る屋根部の庇部に外部より着脱
可能に配置するために、換気手段を構成するファンの部
分は起動用のモーター部や固定部などの部分を除いた小
さなサイズとならざるを得ない。従って箱体の幅方向に
広がる通気路断面の全体にファンを配置することが出来
ず、効果的な排気手段とはなり難い欠点を有している。
しかし本発明の構成例に示す様に、屋根支持部は箱体の
前後面で行い、屋根部の奥行き方向の風洞形状を不用と
すれば、モーター部や固定部とのスペースの干渉を気に
することなく通気路断面の全体にフィン部を配置するこ
とが出来、効果的な換気を行うことができる。この時、
上記の屋根スタンドは、屋根もしくは側面板や扉枠等の
壁面構成部材と一体に加工されていてもよい。
板などで構成された防水性を有した壁面より内側に設け
ていることから、ファン部の防水性が保たれるため、新
たな防水上の機能が不要であり、また、防水性を有する
高価なファンを用いる必要もなく長期間に渡る良好な使
用環境を提供できる。
20年以上の長期間にわたる風雪や飛来物に耐える能力
を必要とするため、一例としては板厚2.3mm以上の
鋼板を用いて製作されており、吹き出し口の通風孔とし
て施されている孔径は小動物の侵入を防ぐためにφ10
mmの丸棒が入らない程度にて製作されている。
に設けられた吹き出し口までの通気路は、箱体の両端面
部に左右の箱体との通風を遮蔽する遮蔽部をもうけるこ
とにより、ファンによって送り出された空気が左右の箱
体の庇部へ拡散したり、箱体内へ逆流するのを防ぐ事が
出来、より効率的に外部に放出する事が出来る。
板などで構成される壁面より内側に設けていることか
ら、少なくともファン部の側面と下面方向とに吸い込み
口が確保される構造となり、極力少ない抵抗によって箱
体内の空気を吸い込む事が可能となる。更に、側面方向
だけでなく下面方向にも吸い込み口があることから、変
圧器部に限らず、ファン部の直下にある低圧負荷開閉器
や導電部などの発熱体部の空気を含む箱体内の空気の流
れについても促進する事ができるため、放熱を促進し温
度上昇を抑制する事ができる。その結果、機器の誤動作
防止や該当部のキュービクル式配電盤の小型化を図る事
ができる。
ロスフローファンを用いる事により、盤幅方向一杯の吹
き出し口全体に対して効率的な送風を行うことができ
る。
部22に加工された通気孔8を対象として説明したが、
ファン部の取付及び通風孔は、同じく箱体上部の構成部
材である樋部に設けてもよい。
部に奥行き方向に配置されている通風孔もしくは、樋前
後の庇下部の通風孔とするのが望ましい。
説明する。図2において、14は第2のファン部であ
る。このファンは、主要な発熱体である変圧器と前記箱
体の内壁との間の箱体下部に配置され、ファン起動時に
は、変圧器と前記箱体の内壁との間に沿うように風を生
じさせることで前記変圧器の放熱を促進するとともに、
屋根部近傍の高い位置に設置された第1のファン部への
前記箱体内の高温な空気の送風を支援するため、非常に
効率的な送風・換気システムを構築する事が出来、変圧
器の排熱を効果的に行うことができる。前記変圧器を、
他の発熱体や温度上昇を押さえる必要の有る機器に置き
換えても同様の効果が期待できる。また、変圧器の放熱
リブ表面に直接送風する事で、変圧器3自体の排熱を直
接促進することが出来るので、定格以上の出力に対する
過負荷耐量を増加させる事が出来る。
使用される時間は短時間であるが、この最大使用負荷容
量によって変圧器3や受配電設備の設備容量は決まって
くる。しかし、この方式によれば、100%以上での設
備の稼動可能時間を大幅に延ばす事が出来るため、従
来、電力使用量増大のため変圧器3や受配電設備自体の
取り替えが必要であったような場合においても、従来の
設備容量で対応が可能となり、非常にコストパフォーマ
ンスの優れた変圧器や受配電設備を提供することができ
る。
成した場合においても、過負荷耐量の増加効果が期待で
きる。
部である14は、変圧器の下部に位置し、ファン部起動
時には、変圧器の下部方向から上部方向に変圧器の表面
に沿うように風を生じさせるよう配置されている。
面に沿うように生じた風が変圧器から効果的に熱を奪う
とともに、屋根部近傍の高い位置に設置された第1のフ
ァン部8への箱体内の高温な空気の送風を支援するた
め、効果的な排熱システムを構築する事が出来る。この
場合、第2のファン14の固定は、受配電設備のベース
部、変圧器の脚部もしくはフィン下部とする。この方式
によれば、実施の形態5と同様の効果を得ることが出来
る。
配電設備は、ファン部による送風路として、受配電設備
に従前に配置されている屋根部近傍の換気孔を利用する
ことができるので、新たに防水性を兼ね備えたファンフ
ードや通気孔を設けることなく非常に簡単な構造で経済
的かつ安全性、作業性に優れた換気装置つき受配電設備
を提供することが出来る。
は、上記請求項1の効果に加えて、ファン部の風下側に
設けられた吹き出し口の内側に防水部を設けることによ
り、防水性能をより強化した換気装置つき受配電設備を
提供することが出来る。
は、請求項1の効果に加えて、ファン部の吸気部が箱体
の奥行き方向だけでなく下部方向にも開いているので、
ファン部の下部方向の、ファン部と前記ファン部と前記
変圧器との間に有する熱源に対しても効率的な放熱を促
進することができる。
請求項1の効果に加えて、ファン部にクロスフローファ
ンを用いることで、従前に設けられている長方形形状の
換気孔部全体にファン部を構成することが出来るので、
スペース効率が良好な換気を行うことができる。
請求項1の効果に加えて、変圧器自身の放熱を促進する
とともに、箱体内の高温な空気の送風を支援することが
出来ることから、変圧器の過負荷耐量を向上した受配電
設備を提供することができる。
請求項1の効果に加えて、直接変圧器の下部方向から上
部方向に変圧器の表面に沿うように風を生じさせるので
変圧器の放熱を促進するとともに箱体内の高温な空気の
送風を支援するため、変圧器の過負荷耐量を向上した受
配電設備を提供することができる。
図
図
出し部までの断面図
断面図
断面図
備の断面図
Claims (6)
- 【請求項1】 箱体と、前記箱体内に設置された変圧器
と、前記箱体の屋根部とからなり、前記屋根部は水平面
に対して勾配を有するように形成され、前記勾配をもつ
屋根部のうち高い部分の近傍であって、かつ、この前記
勾配をもつ屋根部のうち高い部分近傍にある前記箱体の
壁面より内側に設けられたファン部とからなる受配電設
備。 - 【請求項2】 箱体と、前記箱体内に設置された変圧器
と、前記箱体の屋根部とからなり、前記屋根部は水平面
に対して勾配を有するように形成され、前記勾配をもつ
屋根部のうち高い部分の近傍であって、かつ、この前記
勾配をもつ屋根部のうち高い部分近傍にある前記箱体の
壁面より内側にファン部と、前記ファン部の風下側に設
けられ吹き出し口とからなり、前記吹き出し口の内側に
防水部を設けた受配電設備。 - 【請求項3】 箱体と、前記箱体内に設置された変圧器
と、前記箱体の屋根部とからなり、前記屋根部は水平面
に対して勾配を有するように形成され、前記勾配をもつ
屋根部のうち高い部分の近傍であって、かつ、この前記
勾配をもつ屋根部のうち高い部分近傍にある前記箱体の
壁面より内側にファン部と、前記ファン部と前記変圧器
との間に熱源を有する受配電設備。 - 【請求項4】 ファン部はクロスフローファンである、
請求項1から3何れかに記載の受配電設備。 - 【請求項5】 箱体と、前記箱体内に設置された変圧器
と、前記箱体の屋根部とからなり、前記屋根部は水平面
に対して勾配を有するように形成され、前記勾配をもつ
屋根部のうち高い部分の近傍であって、かつ、この前記
勾配をもつ屋根部のうち高い部分近傍にある前記箱体の
壁面より内側に設けられた第1のファン部と、前記変圧
器と前記箱体の内壁との間に沿うように風を生じさせる
第2のファン部とからなる受配電設備。 - 【請求項6】 箱体と、前記箱体内に設置された変圧器
と、前記箱体の屋根部とからなり、前記屋根部は水平面
に対して勾配を有するように形成され、前記勾配をもつ
屋根部のうち高い部分の近傍であって、かつ、この前記
勾配をもつ屋根部のうち高い部分近傍にある前記箱体の
壁面より内側に設けられた第1のファン部と、前記変圧
器の下部近傍に設けられた第2のファン部とを有する受
配電設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001347021A JP2003153404A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 受配電設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001347021A JP2003153404A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 受配電設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003153404A true JP2003153404A (ja) | 2003-05-23 |
Family
ID=19160087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001347021A Pending JP2003153404A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 受配電設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003153404A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100350688C (zh) * | 2004-03-30 | 2007-11-21 | 三菱电机株式会社 | 配电盘 |
JP2009076825A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-09 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 変圧器盤 |
CN102386571A (zh) * | 2010-08-27 | 2012-03-21 | 富士电机株式会社 | 变压器的冷却装置 |
CN107579440A (zh) * | 2017-10-16 | 2018-01-12 | 烟台宇诚企业管理咨询有限公司 | 一种电力工程用户外多功能电力柜 |
CN112821243A (zh) * | 2021-01-27 | 2021-05-18 | 浙江柜一电力设备有限公司 | 一种预装式综合配电箱 |
WO2022095589A1 (zh) * | 2020-11-05 | 2022-05-12 | 太仓德纳森机电工程有限公司 | 一种防潮电气控制柜 |
CN115085066A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-09-20 | 科润智能控制股份有限公司 | 一种新型风电专用箱变的热平衡系统 |
CN117833069A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-04-05 | 徐州中周输配电设备有限公司 | 一种配电柜 |
JP7510392B2 (ja) | 2021-07-21 | 2024-07-03 | 株式会社日立産機システム | 屋外キュービクル |
CN118431947A (zh) * | 2024-05-11 | 2024-08-02 | 江苏蓝盛电力设备有限公司 | 基于温度实时监测的自动散热型智能开关柜及其监测方法 |
-
2001
- 2001-11-13 JP JP2001347021A patent/JP2003153404A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100350688C (zh) * | 2004-03-30 | 2007-11-21 | 三菱电机株式会社 | 配电盘 |
JP2009076825A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-09 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 変圧器盤 |
CN102386571A (zh) * | 2010-08-27 | 2012-03-21 | 富士电机株式会社 | 变压器的冷却装置 |
CN107579440A (zh) * | 2017-10-16 | 2018-01-12 | 烟台宇诚企业管理咨询有限公司 | 一种电力工程用户外多功能电力柜 |
WO2022095589A1 (zh) * | 2020-11-05 | 2022-05-12 | 太仓德纳森机电工程有限公司 | 一种防潮电气控制柜 |
CN112821243A (zh) * | 2021-01-27 | 2021-05-18 | 浙江柜一电力设备有限公司 | 一种预装式综合配电箱 |
CN112821243B (zh) * | 2021-01-27 | 2023-06-16 | 浙江柜一电力设备有限公司 | 一种预装式综合配电箱 |
JP7510392B2 (ja) | 2021-07-21 | 2024-07-03 | 株式会社日立産機システム | 屋外キュービクル |
CN115085066A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-09-20 | 科润智能控制股份有限公司 | 一种新型风电专用箱变的热平衡系统 |
CN117833069A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-04-05 | 徐州中周输配电设备有限公司 | 一种配电柜 |
CN118431947A (zh) * | 2024-05-11 | 2024-08-02 | 江苏蓝盛电力设备有限公司 | 基于温度实时监测的自动散热型智能开关柜及其监测方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN206947806U (zh) | 一种便于散热的电气工程配电柜 | |
CN210224641U (zh) | 一种防尘型配电柜 | |
US20210329819A1 (en) | Power conversion system and power storage system | |
WO2020170447A1 (ja) | 充放電装置 | |
CN211958548U (zh) | 一种高散热性能的大电流中压开关柜结构 | |
KR20090006608U (ko) | 수배전반의 배기구조 | |
JP2003153404A (ja) | 受配電設備 | |
CN205841110U (zh) | 风力发电机组的散热系统及风力发电机组 | |
JP5000013B2 (ja) | 電子機器収容ユニット | |
KR20120005070U (ko) | 전기자동차의 급속충전장치 | |
CN205266084U (zh) | 一种内部稳定的环控柜 | |
CN210379796U (zh) | 一种户外用高效散热的防水电控柜 | |
JP4360123B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP5318198B2 (ja) | 電子機器収容ユニット | |
CN219164432U (zh) | 一体变频机中的风冷变频器 | |
CN218851088U (zh) | 一种出风口防水结构 | |
CN203103802U (zh) | 基底进风式变电站防水散热箱体 | |
CN213989825U (zh) | 一种带有清洁结构的高效散热型电气控制柜 | |
JP2017229173A (ja) | 系統連系用装置及び配電盤 | |
CN106972372A (zh) | 变电站 | |
CN219910940U (zh) | 一种电源方舱的中冷模块 | |
CN221080956U (zh) | 一种移动电能储存装置 | |
CN220692615U (zh) | 一种散热性强的低压配电箱 | |
CN105451493A (zh) | 一种内部稳定的环控柜 | |
CN220066601U (zh) | 一种散热变频器柜 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20031209 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050701 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060926 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061121 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070320 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070322 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070626 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070827 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080408 |