JP2003150993A - 非接触自動改札システム及びその方法 - Google Patents
非接触自動改札システム及びその方法Info
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Abstract
と迅速化とを共に図ることができるうえに、利用額の改
竄を防止する。 【解決手段】顧客識別情報を送信する無線通信手段を備
えた非接触ICカード乗車券2と、顧客が駅へ入場する
ためにICカード乗車券が通信範囲内でかざされた場合
に、今回入場の直前の前回入場に対して出場済が記録さ
れているのを検出したときに、顧客の駅への入場を許可
し、この顧客の入場に関する情報およびその入場情報を
顧客の識別情報と関連付けて送信する入場側自動改札機
3Xと、顧客が駅から出場する際にICカード乗車券が
通信範囲内でかざされたときに、この顧客の出場を許可
し、この顧客の出場情報を顧客の識別情報と関連付けて
送信する出場側自動改札機3Yと、入,出場側の両自動
改札機3X,3Yから顧客識別情報と共に入,出場情報
とを通信手段により受信したときに、この顧客の利用額
を算出し、利用額の支払いを当該顧客に請求するICカ
ードデータサーバ5と、を具備している。
Description
ステム及びその方法に係り、特に、無線通信機能を有す
るIC(集積回路)カード等の非接触式の鉄道用等の乗
車券により自動改札し、その乗車後の所定期間経過後に
乗車料金(利用額)を請求する、いわばポストペイド
(後払い)方式の非接触自動改札システム及びその方法
に関する。
ムの一例としては、無線通信機能を有するICカード
に、予め前払いにより利用限度額を記録しておくプリペ
イド方式のシステムが提案されている。
めにICカードを自動改札機の入場側受信部上にかざし
たときに、そのICカードの利用限度額またはその残高
から初乗り運賃を差し引き、その残高がマイナスになる
ときに、その顧客の入場を禁止する一方、その残高がマ
イナスにならないときに、その顧客の入場を許可し、残
高を記録するものである。
機の一例の処理プログラムのフローチャートを示してお
り、図中符号S1〜S10はフローチャートの各ステッ
プを示している。この自動改札機はまず処理プログラム
を起動(スタート)させると、S1で、顧客が駅へ入場
するためにICカードを入場側自動改札機の受信部上に
かざしたときに、この入場側の自動改札機は、この顧客
を駅構内に入場させてよいか否かの入場判定を行なう。
るICカードを非接触自動改札機の入場側受信部にかざ
したときに、この入場よりも前の前回入場に対して出場
済か否かをICカードに記録されている乗車履歴の記録
の読み出しにより判断し、前回出場済である場合に、次
のS2に進み、初回乗車料金である初乗り運賃の差引
と、入場記録を行なう。
等により長年慣習により行なわれている乗車料金の計算
方法であり、ICカードの利用限度額から乗車区間の全
部の運賃を差し引かずに、取敢えず初乗り運賃分が差し
引かれる。
運賃分よりも多いときは、入場OKであると判断し、入
場ドア(ゲート)を開扉して入場を許可し、初乗り運賃
分よりも少ないときは、S4で入場不許可であると判断
して入場ドアを閉扉して入場を禁止する。
場駅の自動改札機の受信部にICカードをかざすと、S
6で入場駅からの不足料金、つまり、乗車区間の乗車料
金から初乗り運賃を差し引いた差額を計算し、この差額
をICカードの利用限度額からさらに差し引き、残額が
あると判断した場合には、S7で、その残額をICカー
ドに書き込む。
Kを判断し、出場側自動改札機の出場ドア(ゲート)を
開扉して顧客の出場を許可し、S10で、その残額をI
Cカードに書き込み、終了する。一方、S7でICカー
ドの利用限度額に残高がなく、ICカードの利用限度額
が不足していると判断したときは、S9で出場ドア(ゲ
ート)を閉扉して顧客の出場を禁止する。
自動精算機の受信部にICカードをかざし、不足料金以
上の現金を入金し、利用限度額を増額(チャージ)して
から再び出場側自動改札機の受信部にICカードをかざ
して出場する。
うな従来の非接触式自動改札機では、利用可能の全路線
について全ての入場駅から出場駅までの乗車料金表のデ
ータテーブルを蓄積し、入,出場駅間の最短経路の算出
等複雑な経路を瞬時に算出する必要がある。
雑な構成になるうえに、入,出場可否判断に時間がかか
り、顧客が自動改札機の入出場路を通過する通過速度が
低下するという課題がある。
録され、または残高やチャージ額等の金銭情報が記録さ
れているので、その利用限度額や残高等の金銭情報が改
竄される虞がある。
されているか否かを確認する改竄チェック確認手段を自
動改札機に設ける必要がある。例えば、その改竄チェッ
ク確認手段としては、ICカードデータサーバにより、
ICカードの利用実績を収集し、ICカードの残額がチ
ャージ無しで増額していないことを確認する必要があ
る。このために、残額演算機能が一層複雑になるという
課題がある。
たもので、その目的は、自動改札機による顧客の入,出
場処理の簡単化と迅速化とを共に図ることができるうえ
に、利用額や残高等金銭情報の改竄を防止することがで
きる非接触自動改札システム及びその方法を提供するこ
とにある。
に、本願請求項1に係る発明は、顧客を特定するための
顧客識別情報を記憶するメモリ手段およびこの顧客識別
情報を送信する無線通信手段を備えた非接触乗車券が通
信範囲内でかざされたときに、この非接触乗車券の上記
無線通信手段との相互通信により上記顧客識別情報を読
み取る受信部、この受信部により顧客識別情報を読み取
った場合に、今回入場の直前の前回入場に対して駅出場
済が記録されているのを検出したときに、顧客の駅への
入場を許可する入場許可判断手段、この顧客の入場に関
する情報を記録する入場記録手段およびその入場情報を
顧客の識別情報と関連付けて送信する通信手段を備えた
入場側自動改札機と、顧客が駅から出場する際に上記非
接触乗車券が通信範囲内でかざされたときに、この非接
触乗車券の上記無線通信手段との相互通信により上記顧
客の識別情報を読み取る受信部、この受信部により上記
顧客の識別情報を読み取ったときに、この顧客の出場を
許可する出場許可判断手段およびこの顧客の出場に関す
る情報を記録する出場記録手段およびその出場情報を顧
客識別情報と関連付けて送信する通信手段を備えた出場
側自動改札機と、上記入,出場側の両自動改札機の通信
手段から顧客識別情報と共に入,出場情報とを通信手段
により受信したときに、この顧客の利用額を算出する利
用額算出手段およびこの利用額の支払いを当該顧客に請
求する利用額請求手段とを備えたサーバと、を具備して
いることを特徴とする非接触自動改札システムである。
は、顧客の入,出場記録に基づく乗車履歴を作成して記
録するデータベースを、備えていることを特徴とする請
求項1に記載の非接触自動改札システムである。
に乗降車したときの乗降車駅名や乗降車日時等を時系列
に表す履歴をいう。
は、上記利用額について顧客毎の所定期間における合計
額を算出し、この合計額を上記利用額請求手段により顧
客に請求させる手段を備えていることを特徴とする請求
項1または2に記載の非接触自動改札システムである。
は、上記顧客の利用額に基づいて、所要のサービスを提
供するための利用ポイントや、学生割引等所要の割引等
の特典を演算する特典演算手段およびこの特典に関する
情報を記録する特典情報記録手段を、備えていることを
特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非接触
自動改札システムである。
利用額請求手段は、上記利用額を電子メールにより顧客
に送信する機能を、備えていることを特徴とする請求項
1〜4のいずれか1項に記載の非接触自動改札システム
である。
は、非接触乗車券の使用状況についての顧客からの電子
メールによる問合せに対して、その使用状況を示す情報
を電子メールで返信する手段を、備えていることを特徴
とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の非接触自動
改札システムである。
は、所要の顧客識別情報を記録した非接触乗車券による
自動改札機の入,出場を禁止させる使用禁止情報を入出
場側自動改札機の通信手段に送信する通信手段を備え、
上記入出場側自動改札機は、上記サーバからの使用禁止
情報を受信したときに上記顧客識別情報を記録した非接
触乗車券による入,出場を禁止する入,出場禁止手段を
備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1
項に記載の非接触自動改札システムである。
乗車券が入場側自動改札機の入場受信部の通信範囲内で
かざされたときに、この非接触乗車券に記録されている
顧客識別情報を読み取る一方、その入場を非接触乗車券
に自動改札機により記録するステップと、この今回入場
よりも直前の前回入場記録に対して駅出場が上記非接触
乗車券に記録されているのを、入場側自動改札機により
検出したときに、この自動改札機により顧客の入場を許
可させるステップと、上記非接触乗車券が出場側自動改
札機の受信部の通信範囲内でかざされたときに、この出
場側自動改札機により、この非接触乗車券に記録されて
いる顧客識別情報を読み取る一方、顧客の出場を許可
し、その出場に関する情報を非接触乗車券に記録させる
ステップと、上記入出場両側の自動改札機から顧客識別
情報と入,出場記録情報を受信したときに、顧客の利用
額を算出し顧客に請求するステップと、を具備している
ことを特徴とする非接触自動改札方法である。
図5に基づいて説明する。なお、これらの図中、同一ま
たは相当部分には同一符号を付している。
動改札システム1の全体構成を示すブロック図である。
この非接触自動改札システム1は、多数の乗客に発行さ
れる無線通信機を有する非接触乗車券の一例である多数
のICカード乗車券2,2,…と、鉄道駅の入,出場口
等にそれぞれ設置される多数の非接触式の入場側自動改
札機3X,3X,…および出場側の自動改札機3X,3
Y,…と、これら各自動改札機3X,3Yにコンピュー
タネットワークの一例であるイントラネットワーク4を
介して双方向データ通信可能に接続されたサーバの一例
であるICカードデータサーバ5と、乗車履歴印字手段
を具備した自動券売機6とを備えている。
有する通常のICカードと同様に、アンテナ、通信制御
部、CPU、メモリ、入出場側自動改札機3X,3Yか
ら送信される電力波をアンテナを介して受信し駆動用電
力を生成する電力生成回路等をIC(集積回路)等によ
り構成してプラスチック製のカード本体に実装してい
る。
顧客を特定するための顧客ID情報、CPUの入,出場
処理および入出場記録用のシステムプログラムをそれぞ
れ書き込み、乗車履歴を含むICカードに関するICカ
ード情報を更新自在に書き込むデータ記録部を備えてい
る。
入出場側自動改札機3X,3Yで使用されたときに、特
定の書込順序で新しいデータが書き込まれるように構成
されている。
録部2aの構成の一例を示しており、このデータ記録部
2aは少なくとも顧客識別情報である顧客ID情報の一
部としてのカード番号(No)、定期券情報およびカー
ド入出場情報をそれぞれ記録する記録部2a1,2a2
をそれぞれ備えている。この定期券情報は、例えば乗車
駅と降車駅、定期券の有効期間等定期券として必要な情
報である。また、カード入出場情報としては、例えば乗
車履歴である。この乗車履歴は例えば図2(B)に示す
ように乗車年月日、乗車時刻、乗車駅、同乗車駅への入
場と、降車年月日、降車時刻、降車駅、同降車駅からの
出場等、乗降車、つまり駅への入出場に関する情報であ
り、これら情報は時系列に記録される。
X,3Yは、その横長偏平角筒状の本体3aを、その長
手方向中心軸が改札通路aとほぼ平行をなすように駅入
口と出口の改札場等において駅入場用Xと駅出場用Yと
して設置されている。
aの入側端部(駅外側の端部)の上面に、ICカード乗
車券2の無線通信手段のアンテナと通信するためのアン
テナ3bを設け、アンテナ3bには通信手段のトランス
ミッタ3cを電気的に接続している。アンテナ3bは、
ICカード乗車券2のアンテナに電力を供給するための
アンテナと、ICカード乗車券2の無線通信手段とデー
タ通信するためのアンテナとを有する。
のアンテナの中心から所定の通信範囲でポーリング信号
を所定周期で送信し、その通信範囲内にICカード乗車
券2がかざされたときに、このICカード乗車券2のア
ンテナに、そのカードデータを読み取るための読取信号
を送出し、この読取信号を受信したICカード乗車券2
はその読取信号にカードデータを重畳した信号を再びア
ンテナ3bに返信するようになっている。また、自動改
札機本体3aはその出側端部上面に、乗降客に対して文
字や図形等により所定の案内情報等を表示するモニター
3dを設けている。
とモニター3dは制御器3eに電気的に接続され、トラ
ンスミッタ3cと制御器3eは自動改札機本体3a内に
内蔵されている。
からなり、システムプログラムとワーキングデータを記
憶するメモリと、そのシステムプログラムとワーキング
データを用いて入出場判定処理を実行して入出場側自動
改札機3X,3Yを総括的に制御するものである。
を介して開閉ドア3f,3fを開閉駆動し、かつ制御す
る図示しないドア駆動ユニット、モニター3dの表示内
容を駆動制御する図示しないモニタ駆動ユニット、音声
で案内情報等を出力する図示しないスピーカを駆動する
スピーカ駆動ユニット、改札通路aを乗降客が通過した
ときに、その通過を検出する図示しない人間センサから
の人検出信号を入力するためのセンサユニットをそれぞ
れ電気的に接続している。
器3eは従来の入場側自動改札機のように乗車の都度I
Cカード乗車券の利用限度額や残高等から利用運賃を差
し引き、残額情報を常に記録するという料金演算処理を
せずに入出場の可否を判定すると共に、入場(乗車)駅
と出場駅(降車)駅とを記録し、これら入,出場記録を
イントラネット4を介してICカードデータサーバ5へ
送信し、このサーバ5で乗車料金等を演算させるように
なっている。
側の自動改札機3Xとほぼ同様に構成されているが、I
Cカード乗車券2の受信用アンテナ3bが駅の内側にあ
る点で相違すると共に、制御器3eは主に出場の事実の
みを顧客IC情報と関連付けて記録し、その出場情報を
ICカード乗車券2とICカードデータサーバ5とにそ
れぞれ送信するように構成されている点で相違する。
の自動改札機3X,3Yの各制御フローを示すフローチ
ャートであり、この図中、S1〜S6はフローチャート
の各ステップを示す。
したことが検出される。つまり、顧客が乗車するために
入場(乗車)駅側の自動改札機3Xのアンテナ3b上の
通信範囲にICカード乗車券2をかざすと、このICカ
ード乗車券2に、自動改札機3Xのアンテナ3bの電力
供給側のアンテナから電力が供給される。
成回路に電力が生成されてCPU等に電力が供給され、
これらが駆動する待機状態に移行して入場駅への入場が
検出される。
に前回出場済みであるか否かが判断される。すなわち、
入場側自動改札機3Xのデータ通信用アンテナから顧客
ID情報を読み取るための読取信号と前回出場の記録の
有無を、乗車履歴記録部から読み取るための読取信号が
ICカード乗車券2に送信される。
は、乗車駅と降車駅との間の中間の運賃を不払いとす
る、いわゆるキセル乗車と称される不正乗車を防止する
ために実行されるステップであり、1回の入場に対して
は必ず1回の出場が1対1で対応しているかを確認する
必要がある。このために、一旦入場が記録されると、そ
の今回入場の直前の前回入場の記録に対応する前回出場
が記録されているか否かを検出する。この前回出場の記
録の有無はメモリに記録されている乗車履歴をCPUが
読み込むことにより実行される。
なわち、Noのときは、S3で開閉ドア3fを閉扉して
顧客の入場を拒否する。
場済みが確認されたときは、入場側自動改札機3Xの制
御器5により、そのメモリに入場情報を記録すると共
に、この入場情報をICカード乗車券2とICカードデ
ータサーバ5とに送信して、乗車履歴記録部に記録させ
る。この入場情報は、例えば上述したようにその入場の
日時、駅名等であり、時系列に順次記録される。
fが開扉され、顧客の入場を許可する。但し、このS5
の開閉ドアの開扉のステップと、S4の入場記録のステ
ップとは、その順序を逆にし開閉ドアを開扉してからそ
の入場情報を記録するように構成してもよい。
まり出場駅へ移動し、再びICカード乗車券2をこの出
場駅の出場側の自動改札機3Yのアンテナ3a上にかざ
して出場駅(降車駅)を出場すると、上記入場駅の入場
側の自動改札機3Xと同様に、この出場側の自動改札機
3Yのアンテナ3aの電力供給側のアンテナから電力が
ICカード乗車券2に送信され、そのCPU等を駆動さ
せると共に、データ通信側のアンテナから読取信号がI
Cカード乗車券2に送信される。
御器3eにより、ICカード乗車券2の顧客ID情報と
出場情報が読み取られ、制御器3eのメモリに記録され
ると共に、ICカード乗車券2とICカードデータサー
バ5とに送信される。ここで出場情報とは、その出場
(下車)の日時、駅名等乗車履歴の出場側情報として必
要な情報を示す。
は受信した出場情報をメモリに乗車履歴として時系列に
記録し、今回入場が出場済であることを記録する。
成を示すブロック図である。この図5に示すようにIC
カードデータサーバ5は、入出場情報収集手段5a、入
出場情報記録手段5b、利用額算出手段5c、顧客・履
歴情報記録手段5d、特典演算手段5e、利用実績案内
手段5f、特典情報記録手段5g、図1で示す利用額請
求手段5hの一例であるダイレクトメール発送手段5h
1、その他例である電子メール送信手段5h2を備えて
いる。
場駅側の自動改札機3Xから送信された顧客ID情報と
関連付けられた駅への入場情報、すなわちその入場駅名
や入場日時等入場側の乗車履歴を作成するために必要な
入場に関する情報と、多数の上記出場駅側の自動改札機
3Yから送信された顧客ID情報と関連付けられた駅か
らの出場情報、すなわち、その出場駅名や出場日時等出
場側の乗車履歴を作成するために必要な出場に関する情
報とを、例えばイントラネット4等のデータ通信網を介
して受信し収集する機能を有する。
収集した入出場情報をデータベースの入出場情報記録手
段に更新自在に記録し管理する機能も有する。
録手段5bから各顧客ID情報毎の入出場情報を読み込
み、各顧客についての乗車駅と降車駅とを特定し、その
乗降車駅間の乗車運賃、つまり利用額をそれぞれ算出
し、さらに、この算出した利用額の所定期間(例えば1
ヶ月間等)の合計額を顧客毎に算出し、これら利用額を
付加した履歴情報を作成する機能を備えている。また、
利用額算出手段5cは、これら算出した利用額、その合
計額、履歴情報を顧客履歴情報記録手段5dに更新自在
に記録し管理する機能と、算出した利用額とその合計額
を特典演算手段と利用実績案内手段5fに与える機能と
を有する。
を算出する場合は、顧客情報記録手段5dから顧客情報
を読み出し、この顧客に対して付与されている特典、例
えば通勤割引,学生割引,利用ポイント行使による割引
等の特典を特定演算手段5eを介して特典情報記録手段
5gから読み出し、これら特典を勘案して利用額を算出
する機能を備えている。
ICカード乗車券2を発行する際の、例えばICカード
乗車券2の発行申請書等に記録された顧客に関する顧客
情報を図示しない入力手段により更新自在に入力してお
り、これら顧客情報に上記利用額が顧客毎に記録され、
さらに、全顧客毎に履歴情報が記録されている。
果を受けて、所定期間における利用額の多少や利用頻度
の高い顧客に対して所定の基準に従って学生割引等所定
の割引や、これら割引を含む所要のサービスを提供する
ための利用ポイント等の特典を演算するものであり、利
用ポイントの累積加算や利用ポイント行使による減算等
を実行し、これら特典情報をデータベース等の特典情報
記録手段に更新かつ管理自在に記録させる機能を備えて
いる。
cから全顧客についての利用額の所定の請求期間(例え
ば1ヶ月間)における合計額をそれぞれ読み出す機能
と、特典情報記録手段5gから所定の請求期間における
利用ポイント数や所定の割引等の特典を読み込み、これ
ら特典の実行に伴う割引額を上記利用額から差し引く機
能と、各顧客毎の請求額、ICカード乗車券2の利用実
績、すなわち請求額に対応した乗車履歴、特典等を併記
した請求書情報を作成する機能と、これら請求書情報を
ダイレクトメール手段5h1と電子メール手段5h2の
少なくとも一方に与える機能と、を備えている。
情報を書面化して各顧客にダイレクトメールとして郵送
するものである。
情報を顧客の識別番号IDとパスワードPWとを特定し
て各顧客に電子メールで送信するものである。
部や外部等に設置され、本来乗車券を自動販売するもの
であるが、本実施形態では、この乗車券自動販売機能
に、顧客の使用状況を知らせる手段を付加している。す
なわち、この使用状況通知手段は、ICカード乗車券2
が自動券売機6のアンテナの通信範囲内にかざされたと
きに、このICカード乗車券2に電力を供給するアンテ
ナと、データ通信を実行するアンテナと、このアンテナ
のデータ通信によりICカード乗車券2の顧客識別情報
を読み取り、その顧客についての顧客指定または所定期
間における乗車履歴をICカードデータサーバ5の顧客
・履歴情報記録手段5dから読み出して所要の紙片にプ
リントアウトし、排紙口から排出して顧客にICカード
乗車券2の使用状況を知らせる機能と、を備えている。
乗車券2を挿入せしめるスリットと、このスリットにI
Cカード乗車券2を挿入したときには、この顧客の乗車
履歴をICカードデータサーバ5の顧客・履歴情報記録
手段5dから読み出してICカード乗車券2の裏面等に
直接印字する機能を設けてもよい。
用を説明する。
自動改札機3Xのアンテナ3b上にかざすと、このIC
カード乗車券2の無線手段に、自動改札機3Xのアンテ
ナ3bの電力供給アンテナから電力を供給する一方、デ
ータ通信用アンテナから読取信号が送信される。
成回路で電力が生成し、その電力がCPU等に給電され
て駆動する。そこで、CPUはメモリから顧客識別情報
と前回出場記録とを読み出し、これらを読取信号に重畳
して無線で返信する。
してその顧客識別情報を受信すると共に、今回入場の直
前の前回入場に対して出場が記録されていることを検出
したときに、開閉ドア3fを開扉し、顧客の入場を許可
すると共に、その入場の駅名、日時等がメモリに記録さ
れ、さらに、その入場情報は上記読取信号に重畳されて
ICカード乗車券2の無線手段とICカードデータサー
バ5に送信される。
のCPUがこの入場情報をメモリに記録し、乗車履歴部
に記録する。また、ICカードデータサーバ5では、こ
の入場情報がイントラネット4を介して入出場情報収集
手段5aに受信され、入出場情報記録手段に記録され
る。
に乗車して所要駅に到着し、出場側の自動改札機3Yの
アンテナ3b上の通信範囲にICカード乗車券2をかざ
すと、この出場側の自動改札機3Yは開閉ドア3fを開
扉して顧客の出場を許可する。但し、顧客がICカード
乗車券2を出場側の自動改札機3Yのアンテナ3b上に
かざさなかったときは開閉ドア3fは開扉せず、顧客の
出場は許可されない。
3eはその出場情報をメモリに記録すると共に、ICカ
ード乗車券2とICカードデータサーバ5とに送信す
る。
手段により受信し、CPUによりメモリの乗車履歴記録
部に記録させる。
場情報をイントラネット4を介して入場情報収集手段5
aにより受信し、入出場情報記録手段5bに記録させる
と共に、利用額算出手段5cにより、当該顧客の今回の
運賃、つまり利用額を算出させる。
て、顧客ID番号が同一の入場情報を読み出し、入場駅
と出場駅間の運賃、つまり利用額を算出し、これを顧客
・履歴情報記録手段5dに履歴情報として顧客毎に逐次
記録すると共に、この利用額の所定期間内の合計額を算
出し利用実績案内手段5fと特典演算手段5eに与え
る。
利用額について所定の特典付与基準に従って利用ポイン
トを演算すると共に、この算出したポイント数を、これ
までの累積ポイント数に加算し、または実行済のポイン
ト数を減算すると共に、所定の割引基準に従って割引額
を演算し、これら特典情報を特典情報記録手段5gに記
録する。
段5gから所定の請求期間における累積ポイント数を読
み出す一方、利用額算出手段5cから所定の請求期間に
おける利用額の合計を読み出し、この利用額合計から割
引額合計を差し引く等の演算により各顧客についての所
定請求期間における請求額をそれぞれ演算する。
トメール手段5h1により利用ポイントの累積数や割引
等の特典情報を併記する等所定書式の書面に作成されて
ダイレクトメールで郵送され、あるいは電子メール手段
5h2により所定請求期間の請求額と特典情報が電子メ
ールで各顧客に送信される。
1によれば、ICカード乗車券2がいわゆる後払いのポ
ストペイド(後払い)方式であり、顧客の運賃(利用
額)は、その乗車後に、ICカードデータサーバ5によ
り演算するので、入出場側の自動改札機3X,3Yで
は、単に顧客、つまりICカード乗車券2の入,出場を
検出し、これら入出場情報を記録し、運賃等利用額は演
算しないので、入出場側の両自動改札機3X,3Yの構
成の簡単化と小型軽量化とコスト低減とを共に図ること
ができるうえに、これら入出場側の自動改札機3X,3
Yによる顧客の入出場可否判断の迅速性と精度を共に向
上させることができる。このために、自動改札機3X,
3Yの改札通路aにおける顧客通過の渋滞を解消し、顧
客の通過速度を早めることができる。
トペイド方式であるので、ICカード乗車券2自体に利
用限度額や残高等の金銭情報を記録する必要がないの
で、ICカード乗車券2の改竄を防止することができ
る。
請求金額や利用ポイント等特典の演算については、IC
カードデータサーバ5が設置される、例えばデータセン
ター等により実行し集中管理するので、運賃や特典付与
基準の改定等が発生した場合には、このICカードデー
タサーバ5の運賃や特典付与基準を改定すればよいの
で、運賃や残高等を演算する全ての自動改札機の演算基
準等を変更しなければならない従来例に比して非常に簡
単迅速かつ低コストで運賃改定等に対応することができ
る。
2が入,出場側自動改札機3X,3Yのアンテナ3bに
かざす非接触方式であるので、入,出場側自動改札機の
カード挿入口に磁気式乗車カードを挿入する従来の接触
式に比して顧客の煩雑さを軽減できるうえに、ICカー
ド乗車券2の機械的接触による劣化を防止することがで
きる。
等に、顧客の入,出場に基づく乗車履歴を記録している
ので、自動券売機6のメモリリーダ等により必要に応じ
て顧客の乗車履歴を適宜確認することができる。
履歴情報記録手段5dにも、顧客の乗車履歴を記録して
いるので、万一、ICカード乗車券2に記録されている
乗車履歴が消失した場合でも、その乗車履歴を復元する
ことができる。しかも、この顧客・履歴情報記録手段5
dに、顧客の図示しない情報端末からイントラネット等
を介してアクセスし、顧客自身の乗車履歴の問合せに対
して、その乗車履歴をイントラネットを介して送信し、
顧客に提供するように構成することができる。
の利用ポイントや割引等の特典を演算する特典演算手段
5eと、その特典に関する情報を記録する特典情報記録
手段5gとを備えているので、特典演算と特典情報の記
録とを簡単かつ確実に行なうことができる。また、顧客
に利用ポイントを与えるので、顧客の囲い込みを行なう
ことができる。
は、その電子メール手段5h2により顧客の所定請求期
間における請求額を電子メールにより送信して請求する
ことができるので、利用額(運賃)の請求を簡単迅速か
つ確実に行なうことができる。
一面に、その乗車履歴を自動券売機6により印字するこ
とができるので、顧客自身がICカード乗車券2自体の
乗車履歴の印字を目視することにより自己の乗車履歴を
確認することができる。
乗車履歴を電子的に記録しているので、例えば自動券売
機6等に付設した乗車履歴情報の読出し印字機能により
乗車履歴を印字した紙片をプリントアウトさせて、顧客
の乗車履歴を知らしめることができる。
ド乗車券2の紛失や盗難等により当該ICカード乗車券
2の使用禁止の申請があったときに、例えばICカード
データサーバ5から当該ICカード乗車券2の使用を禁
止する信号をイントラネット4を介して各自動改札機3
X,3Yに送信し、当該ICカード乗車券2が各自動改
札機3X,3Yに使用されたときに、開閉ドア3fを閉
扉して顧客の入出場を禁止させるように構成してもよ
い。これによれば、ICカード乗車券2の紛失や盗難等
に簡単迅速かつ確実に対応することができる。
Cカード乗車券等の非接触乗車券がいわゆる後払いのポ
ストペイド方式であり、顧客の利用額(運賃)は、その
乗車後に、サーバにより演算するので、入出場側の自動
改札機では、単に顧客、つまり非接触乗車券の入,出場
を検出すると共に、これら入出場情報を記録し、運賃等
利用額は算出しないので、入出場側の両自動改札機の構
成の簡単化と小型軽量化とコスト低減とを共に図ること
ができるうえに、これら入出場側の自動改札機による顧
客の入出場可否判断の迅速性と精度を共に向上させるこ
とができる。このために、自動改札機の改札通路におけ
る顧客通過の渋滞を解消し、顧客の通過速度を早めるこ
とができる。
ド方式であるので、非接触乗車券自体に利用限度額や残
高等の金銭情報を記録する必要がないので、非接触乗車
券の改竄を防止することができる。
テムの全体構成を示すブロック図。
記録部の模式図、(B)は同図(A)で示すICカード
乗車券の裏面等に印字される乗車履歴情報の印字例を示
す一部切欠裏面図。
ローを示すフローチャート。
に示すブロック図。
券が使用される入,出場側の自動改札機の処理フローの
フローチャート。
Claims (8)
- 【請求項1】 顧客を特定するための顧客識別情報を記
憶するメモリ手段およびこの顧客識別情報を送信する無
線通信手段を備えた非接触乗車券が通信範囲内でかざさ
れたときに、この非接触乗車券の上記無線通信手段との
相互通信により上記顧客識別情報を読み取る受信部、こ
の受信部により顧客識別情報を読み取った場合に、今回
入場の直前の前回入場に対して駅出場済が記録されてい
るのを検出したときに、顧客の駅への入場を許可する入
場許可判断手段、この顧客の入場に関する情報を記録す
る入場記録手段およびその入場情報を顧客識別情報と関
連付けて送信する通信手段を備えた入場側自動改札機
と、 顧客が駅から出場する際に上記非接触乗車券が通信範囲
内でかざされたときに、この非接触乗車券の上記無線通
信手段との相互通信により上記顧客の識別情報を読み取
る受信部、この受信部により上記顧客の識別情報を読み
取ったときに、この顧客の出場を許可する出場許可判断
手段およびこの顧客の出場に関する情報を記録する出場
記録手段およびその出場情報を顧客識別情報と関連付け
て送信する通信手段を備えた出場側自動改札機と、 上記入,出場側の両自動改札機の通信手段から顧客識別
情報と共に入,出場情報とを通信手段により受信したと
きに、この顧客の利用額を算出する利用額算出手段およ
びこの利用額の支払いを当該顧客に請求する利用額請求
手段とを備えたサーバと、を具備していることを特徴と
する非接触自動改札システム。 - 【請求項2】 上記サーバは、顧客の入,出場記録に基
づく乗車履歴を作成して記録するデータベースを、備え
ていることを特徴とする請求項1に記載の非接触自動改
札システム。 - 【請求項3】 上記サーバは、上記利用額について顧客
毎の所定期間における合計額を算出し、この合計額を上
記利用額請求手段により顧客に請求させる手段を備えて
いることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触
自動改札システム。 - 【請求項4】 上記サーバは、上記顧客の利用額に基づ
いて、所要のサービスを提供するための利用ポイント
や、学生割引等所要割引等の特典を演算する特典演算手
段およびこの特典に関する情報を記録する特典情報記録
手段を、備えていることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の非接触自動改札システム。 - 【請求項5】 上記サーバの利用額請求手段は、上記利
用額を電子メールにより顧客に送信する機能を、備えて
いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
載の非接触自動改札システム。 - 【請求項6】 上記サーバは、非接触乗車券の使用状況
についての顧客からの電子メールによる問合せに対し
て、その使用状況を示す情報を電子メールで返信する手
段を、備えていることを特徴とする請求項1〜5のいず
れか1項に記載の非接触自動改札システム。 - 【請求項7】 上記サーバは、所要の顧客識別情報を記
録した非接触乗車券による自動改札機の入,出場を禁止
させる使用禁止情報を入出場側自動改札機の通信手段に
送信する通信手段を備え、 上記入出場側自動改札機は、上記サーバからの使用禁止
情報を受信したときに上記顧客識別情報を記録した非接
触乗車券による入,出場を禁止する入,出場禁止手段を
備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1
項に記載の非接触自動改札システム。 - 【請求項8】 顧客の非接触乗車券が入場側自動改札機
の受信部の通信範囲内でかざされたときに、この非接触
乗車券に記録されている顧客識別情報を読み取る一方、
その入場を非接触乗車券に自動改札機により記録するス
テップと、 この今回入場よりも直前の前回入場記録に対して駅出場
が上記非接触乗車券に記録されているのを、入場側自動
改札機により検出したときに、この自動改札機により顧
客の入場を許可させるステップと、 上記非接触乗車券が出場側自動改札機の受信部の通信範
囲内でかざされたときに、この出場側自動改札機によ
り、この非接触乗車券に記録されている顧客識別情報を
読み取る一方、顧客の出場を許可し、その出場に関する
情報を非接触乗車券に記録させるステップと、 上記入出場両側の自動改札機から顧客識別情報と入,出
場記録情報を受信したときに、顧客の利用額を算出し顧
客に請求するステップと、を具備していることを特徴と
する非接触自動改札方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001347385A JP3989227B2 (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 非接触自動改札システム及びその方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003150993A true JP2003150993A (ja) | 2003-05-23 |
JP3989227B2 JP3989227B2 (ja) | 2007-10-10 |
Family
ID=19160399
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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