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JP2003147796A - 地下構造物用蓋の蝶番構造 - Google Patents

地下構造物用蓋の蝶番構造

Info

Publication number
JP2003147796A
JP2003147796A JP2001350088A JP2001350088A JP2003147796A JP 2003147796 A JP2003147796 A JP 2003147796A JP 2001350088 A JP2001350088 A JP 2001350088A JP 2001350088 A JP2001350088 A JP 2001350088A JP 2003147796 A JP2003147796 A JP 2003147796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
hinge
receiving frame
fitting
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001350088A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Yamane
和幸 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daimon Co Ltd
Original Assignee
Daimon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daimon Co Ltd filed Critical Daimon Co Ltd
Priority to JP2001350088A priority Critical patent/JP2003147796A/ja
Publication of JP2003147796A publication Critical patent/JP2003147796A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉蓋時、蓋が受枠の元の位置に容易に戻るよ
うにする地下構造物用蓋の蝶番構造を提供することを目
的とする。 【解決手段】 蓋と、蓋により開閉される受枠と、蓋と
受枠とを連結する蝶番とよりなり、蝶番は第一蝶番金具
と第二蝶番金具で構成され、第一蝶番金具の一端の第一
軸を受枠内面の蝶番受座に回動自在に設け、第二蝶番金
具の一端と第一蝶番金具の他端とを連結軸にて連結し、
第二蝶番金具の他端の第二軸を蓋の裏面に水平方向に移
動可能に設けた地下構造物用蓋の蝶番構造において、閉
蓋時に蓋が元の状態に受枠に嵌合できるように、蓋の案
内手段を蓋、受枠および蝶番に設けた地下構造物用蓋の
蝶番構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホールなどの
地下構造物用蓋の蝶番構造に関し、特に、閉蓋時に蓋が
自然に受枠の元の位置に戻るようにした地下構造物の蝶
番構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蓋と、蓋により開閉される受枠と、蓋と
受枠とを連結する蝶番とよりなる、マンホールなどの地
下構造物用蓋の蝶番構造として、図14および図15に
示すものがある。
【0003】蓋101と受枠102とは蝶番103で連
結され、蝶番103は第一蝶番金具104と第二蝶番金
具105とで構成され、第一蝶番金具104には摺動長
孔106を刻設し、第一蝶番金具104の一端の第一軸
107を受枠102内面の蝶番受座108に回動自在に
設け、第二蝶番金具105の一端の連結軸109を前記
第一蝶番金具104の摺動長孔106に挿入させ、第二
蝶番金具105の他端の第二軸110を蓋101の裏面
に枢着してなり、蓋101により受枠102の開口を開
閉している。
【0004】上記地下構造物用蓋の蝶番構造の例とし
て、特許第2649314号、特許第2571337号
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の地下構造
物用蓋の蝶番構造では、開蓋は問題なく円滑に行える
が、閉蓋時、蓋が受枠の元の位置に戻らないという問題
がある。
【0006】図14に示すように、閉蓋時に蓋101が
手前に寄り過ぎて蓋101が落ち込み、蓋101の動き
が止まる場合がある。止まった蓋101を手で押すと図
15に示す状態となる。図14の状態で止まらなかった
としても、図15の状態で必ず止まる。図15の状態の
蓋101は、手で叩いたぐらいでは動かない。ハンマー
で叩くか、両手で一度持ち上げて正常の位置に蓋101
を受枠102に嵌合させなければならない。この際、蓋
101と受枠102との間に手を挟む危険がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の事情に
鑑み、閉蓋時、蓋が受枠の元の位置に容易に戻るように
すべく、蓋と、蓋により開閉される受枠と、蓋と受枠と
を連結する蝶番とよりなり、蝶番は第一蝶番金具と第二
蝶番金具で構成され、第一蝶番金具の一端の第一軸を受
枠内面の蝶番受座に回動自在に設け、第二蝶番金具の一
端と第一蝶番金具の他端とを連結軸にて連結し、第二蝶
番金具の他端の第二軸を蓋の裏面に水平方向に移動可能
に設けた地下構造物用蓋の蝶番構造において、閉蓋時に
蓋が元の状態に受枠に嵌合できるように、蓋の案内手段
を蓋、受枠および蝶番に設けた地下構造物用蓋の蝶番構
造とした。
【0008】また、本発明は、具体的には、蓋の案内手
段が、蓋裏面の摺動突部と、摺動突部を案内する第一蝶
番金具の案内面と、案内面が蓋を誘導できる傾斜面に保
持する第一蝶番金具の突起と、突起に当接する受枠内面
の停止片とよりなる地下構造物用蓋の蝶番構造とした。
【0009】
【発明の実施の態様】本発明を添付する図面に基づい
て、以下詳細に説明する。
【0010】マンホールなどの地下構造物は、図1に示
すように、蓋1と、蓋1により開閉される受枠2と、蓋
1と受枠2とを連結する蝶番とよりなる。受枠2内面に
は蝶番の軸を回動自在に保持する蝶番受座3を設け、蓋
1の裏面に蝶番の軸を水平方向に保持する蝶番係止凹部
4を凹設する。符号5は蓋1を開ける時、バールを差し
込むバール孔である。
【0011】本発明で使用する蝶番11の一例の組立図
を図2に示す。蝶番11は第一蝶番金具12と第二蝶番
金具13とよりなる。
【0012】第一蝶番金具12と第二蝶番金具13との
それぞれの部品図は図3に示す。
【0013】第一蝶番金具12は、概略長方形板状で、
一端側の垂直状の板片14の端部に第一軸15を貫通さ
せ、板片14の両側に突出させる。第一蝶番金具12の
他端側は後述の第二蝶番金具12を挟持するコ字状片1
6に形成する。コ字状片16には挿通孔20が穿設して
ある。第二蝶番金具12の上面は後述の蓋1の摺動突部
を案内する案内片17に形成する。案内片17上面は傾
斜面または曲面である。
【0014】第二蝶番金具13は、概略L字状板で、一
端に挿通孔18を穿設し、他端には第二軸19を貫通さ
せる。
【0015】第一蝶番金具12と第二蝶番金具13と
は、第一蝶番金具12のコ字状片16の間に第二蝶番金
具13を差し込み、第一蝶番金具12のコ字状片16の
挿通孔20と第二蝶番金具13の挿通孔にボルト製の連
結軸21を挿通させナット22にて螺締する。
【0016】この蝶番11は、図2に示すように、第二
蝶番金具13の他端部は起立して蓋1が閉まる方向に回
動可能なるように形成する。第二蝶番金具13が、第一
蝶番金具12から見てほぼ垂直より外側に倒れないよう
に拘束し、内側に自由に回動するようにする。そのた
め、第二蝶番金具13の一端側の端面23と第一蝶番金
具12のコ字状片16の奥端面24とが当接して第二蝶
番金具12の他端部がほぼ垂直に保持され、且つ、内側
に自由に回動できるようにする。
【0017】この蝶番11は、図4に示す蓋1と受枠2
に装着される。
【0018】図4の蓋1の裏面にはリブ31・32を突
設する。リブ31とリブ32とは第二蝶番金具13を受
け入れ得る間隔へだてて平行状に配置し、リブ31とリ
ブ32とが対向する内面には蝶番係止凹部4を水平状に
刻設する。この蝶番係止凹部4の長さ方向に蝶番11の
第二軸19が摺動する。なお、符号58は第二軸19の
蝶番抜け止めボルトである。
【0019】この蝶番11を蓋1と受枠2に装着した例
を図5に示す。
【0020】閉蓋時に第二蝶番金具13が蓋1の裏面に
当たらない程度に、第一蝶番金具12上面の直線部が水
平より10°〜20°受枠2の内方向に向かって持ち上
がるように、第一蝶番金具12の突起33とこの突起3
3と当接する受枠2内面の停止片34とを調整する。
【0021】本発明の他の例の蝶番41の組立図を図6
に示す。蝶番41は第一蝶番金具42と第二蝶番金具4
3とよりなる。
【0022】第一蝶番金具42と第二蝶番金具43との
それぞれの部品図を図7に示す。
【0023】第一蝶番金具42は、概略長方形板状で、
一端に第一軸44を貫通させ、他端に挿通孔45を穿設
し、中央部に停止片52を突出させる。
【0024】第二蝶番金具43は、2個の概略L字状板
で、軸板47と支持板48とによりなる。軸板46の一
端に連結軸48を起立させ、軸板46の他端に第二軸4
9を起立させる。支持板47の一端に前記連結軸48を
受け入れる挿通孔50を穿設し、支持板47の他端に前
記第二軸49を受け入れる穴51を凹設する。
【0025】この蝶番41は、図6に示すように、第二
蝶番金具43の他端部は起立して蓋1が閉まる方向に回
動可能なるように形成する。第二蝶番金具43が、第一
蝶番金具42から見てほぼ垂直より外側に倒れないよう
に拘束し、内側に自由に回動するようにする。第二蝶番
金具43の一端側の端面55と、第一蝶番金具42の停
止片52とが当接して第二蝶番金具42の他端部がほぼ
垂直に保持され、且つ、内側に自由に回動できるように
する。
【0026】この蝶番41は、図8に示す蓋1と受枠2
に装着される。
【0027】図8の蓋1の裏面にはリブ53を突設し、
このリブ53には水平方向の貫通長孔54を設ける。こ
の貫通長孔54の長さ方向に蝶番41の第二軸49が摺
動する。
【0028】閉蓋時に第二蝶番金具43が蓋1の裏面に
当たらない程度に、第一蝶番金具42の直線部が水平よ
り10°〜20°受枠2の内方向に向かって持ち上がる
ように、第一蝶番金具42の突起60とこの突起60と
当接する受枠2内面の停止片34を調整する。
【0029】さらに、第一蝶番金具42の上面は、蓋1
の摺動突起57の傾斜面または曲面の案内面59に形成
する。
【0030】第一蝶番金具42の第一軸44を受枠2の
蝶番受座3に回動自在に支持させ、軸板46の一端の連
結軸48を第一蝶番金具42の挿通孔45に挿通させ、
軸板46の他端の第二軸49を蓋1のリブ53の貫通長
孔54に挿通し、連結軸48を支持板47の挿通孔50
に挿通させると共に、第二軸49の先端を穴51に嵌
め、ナット56を連結軸48の先端に螺着させる。
【0031】次に、蝶番11を使用した蓋1の作動につ
いて図9〜図13により述べる。
【0032】なお、蝶番41を使用した蓋1の作動も同
様である。
【0033】図9は蓋1が完全に開いた状態である。
【0034】図10は蓋1が完全に開いた状態から、蓋
1が100°程度閉まる方向に回動した状態である。第
二蝶番金具13の他端部が第一蝶番金具14に対し、ほ
ぼ垂直状で、第一蝶番金具13の突起33が受枠2の停
止片34に当接している。
【0035】図11は蓋1が受枠2の開口を塞ぐ前の状
態であるが、第二蝶番金具13の他端部は第一蝶番金具
13に対して垂直状に起立して蓋1が落ち込むのを防止
し、第二蝶番金具13の他端部が前方に折れ曲がって蓋
1を前方へ誘導する。
【0036】図12は蓋1の裏面の摺動突起57が第一
蝶番金具14の案内片17上を摺動して、蓋1を受枠2
の蓋受け部に誘導する。
【0037】図13は閉蓋状態を示す。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上述のように、蓋と、蓋によ
り開閉される受枠と、蓋と受枠とを連結する蝶番とより
なり、蝶番は第一蝶番金具と第二蝶番金具で構成され、
第一蝶番金具の一端の第一軸を受枠内面の蝶番受座に回
動自在に設け、第二蝶番金具の一端と第一蝶番金具の他
端とを連結軸にて連結し、第二蝶番金具の他端の第二軸
を蓋の裏面に水平方向に移動可能に設けた地下構造物用
蓋の蝶番構造において、閉蓋時に蓋が元の状態に受枠に
嵌合できるように、蓋の案内手段を蓋、受枠および蝶番
に設けた地下構造物用蓋の蝶番構造であるので、閉蓋
時、蓋が受枠の元の位置に容易に戻るようにした。
【0039】また、本発明は、具体的には、蓋の案内手
段が、蓋裏面の摺動突部と、摺動突部を案内する第一蝶
番金具の案内面と、案内面が蓋を誘導できる傾斜面に保
持する第一蝶番金具の突起と、突起に当接する受枠内面
の停止片とよりなる地下構造物用蓋の蝶番構造であるの
で、閉蓋時、蓋が受枠の元の位置に容易に戻るようにし
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、蓋と受枠との平面と縦断面の2面図で
ある。
【図2】図2は、組立てた蝶番の正面と平面の2面図で
ある。
【図3】蝶番の第一蝶番金具の正面と平面、蝶番の第二
蝶番金具の正面と側面の4面図である。
【図4】図4は、蓋の裏面と2側面の3面図である。
【図5】図5は、蓋と受枠に蝶番を装着し、閉蓋状態の
縦断面図である。
【図6】図6は、他の蝶番の組立てた正面と、分解した
平面の2面図である。
【図7】図7は、蝶番の第一蝶番金具の正面と平面と、
第二蝶番金具の支持板の正面と側面、第二蝶番金具の軸
板の正面と側面の6面図である。
【図8】図8は、蓋の裏面と側面の2面図である。
【図9】図9は蓋が完全に開いた状態の縦断面図であ
る。
【図10】図10は蓋が完全に開いた状態から、蓋が1
00°程度閉まる方向に回動した状態の縦断面図であ
る。
【図11】図11は蓋が受枠の開口を塞ぐ前の状態の縦
断面図である。
【図12】図12は蓋の裏面の摺動突起が第一蝶番金具
の案内片上を摺動して、蓋を受枠の蓋受け部に誘導する
状態の縦断面図である。
【図13】図13は閉蓋状態を示す縦断面図である。
【図14】図14は閉蓋時に蓋が手前に寄り過ぎて落ち
込んだ状態の従来の地下構造物用蓋の蝶番構造の縦断面
図である。
【図15】図15は閉蓋時に蓋が受枠の元の位置に戻ら
ない状態の従来の地下構造物用蓋の蝶番構造の縦断面図
である。
【符号の説明】
1…蓋 2…受枠 11・41…蝶番 12・42…第一蝶番金具 13・43…第二蝶番金具 15・44…第一軸 3…蝶番受座 21・48…連結軸 19・49…第二軸 57…摺動突部 17…案内片(案内面の例) 59…案内面 33・60…突起 34…停止片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋と、蓋により開閉される受枠と、蓋と
    受枠とを連結する蝶番とよりなり、蝶番は第一蝶番金具
    と第二蝶番金具で構成され、第一蝶番金具の一端の第一
    軸を受枠内面の蝶番受座に回動自在に設け、第二蝶番金
    具の一端と第一蝶番金具の他端とを連結軸にて連結し、
    第二蝶番金具の他端の第二軸を蓋の裏面に水平方向に移
    動可能に設けた地下構造物用蓋の蝶番構造において、閉
    蓋時に蓋が元の状態に受枠に嵌合できるように、蓋の案
    内手段を蓋、受枠および蝶番に設けた地下構造物用蓋の
    蝶番構造。
  2. 【請求項2】 蓋の案内手段が、蓋裏面の摺動突部と、
    摺動突部を案内する第一蝶番金具の案内面と、案内面が
    蓋を誘導できる傾斜面に保持する第一蝶番金具の突起
    と、突起に当接する受枠内面の停止片とよりなる請求項
    1記載の地下構造物用蓋の蝶番構造。
JP2001350088A 2001-11-15 2001-11-15 地下構造物用蓋の蝶番構造 Pending JP2003147796A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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