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JP2003037694A - 画像読み取り装置および画像複写装置および画像複写システム - Google Patents

画像読み取り装置および画像複写装置および画像複写システム

Info

Publication number
JP2003037694A
JP2003037694A JP2001222481A JP2001222481A JP2003037694A JP 2003037694 A JP2003037694 A JP 2003037694A JP 2001222481 A JP2001222481 A JP 2001222481A JP 2001222481 A JP2001222481 A JP 2001222481A JP 2003037694 A JP2003037694 A JP 2003037694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
radio wave
image copying
control
copying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001222481A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunobu Maekawa
和信 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2001222481A priority Critical patent/JP2003037694A/ja
Publication of JP2003037694A publication Critical patent/JP2003037694A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者に容易に気づかれることなく原稿を識
別し,その種類に応じてコピー許可等の管理ができる画
像複写装置および画像複写システムを提供すること。 【解決手段】 複写機1は,特定の周波数を発生させる
送信部201と原稿載置箇所に対し電波を発信する送信
アンテナ202とを有している。さらに,電波発信時に
は,原稿載置箇所における電波を受信する受信アンテナ
203と受信した電波を解析する受信部204および演
算部205とを有している。共振タグ10は,共振回路
を備えており原稿載置箇所にある原稿に貼付されてい
る。複写機1は,受信した電波に基づいて,原稿載置箇
所にある共振タグ10の種類を識別する。その識別結果
により,コピーの許可等の動作を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,原稿の画像を読み
取る画像読取装置,もしくは,原稿の画像を複製する機
能を有する画像複写装置および画像複写システムに関す
る。さらに詳細には,原稿の種類によっては複製に何ら
かの制限をかける機能を有する画像複写装置および画像
複写システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より,原稿の無断複写を防止するた
めに,コピープロテクト等の機能を有する装置等が提案
されている。例えば,原稿に発信機を内蔵し,発信機か
らの電波を介して原稿に付随するある特定の種類の情報
を識別し,複写を禁止する画像処理装置(特開平6−2
2062号公報)が提案されている。ここでいう特定の
種類の情報とは,複製の許可情報や複製の課金情報等の
ことをいう。また,原稿に付帯しているバーコードを認
識し,複写を管理する画像処理システム(特開平7−1
10645号公報)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記し
た従来の技術では以下のような問題があった。すなわ
ち,原稿に発信機を内蔵した場合には,電波を発生する
ため等の電源装置が必要となる。そのため,電源切れ等
の心配がある。さらには,電波を常時発信し続けること
による他機器への影響も懸念される。また,発信機自体
がある程度の大きさを有するため,ユーザに容易に気づ
かれてしまう。バーコードを使用する場合も,バーコー
ド部を隠されたり,別のバーコードを重ね貼りされてし
まうと効果がない。
【0004】本発明は,前記した従来の技術が有する問
題点を解決するためになされたものである。すなわちそ
の課題とするところは,操作者に容易に気づかれること
なく原稿を識別し,その種類に応じてコピー許可等の管
理ができる画像複写装置および画像複写システムを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題の解決を目的と
してなされた本発明の画像読み取り装置は,原稿載置箇
所に対し電波を発信する発信手段と,原稿載置箇所にお
ける電波を受信する受信手段と,受信手段が受信した電
波に基づいて画像読み取り動作の制御を行う制御手段と
を備えるものである。
【0006】また,本発明の画像複写装置は,原稿載置
箇所に対し電波を発信する発信手段と,原稿載置箇所に
おける電波を受信する受信手段と,受信手段が受信した
電波に基づいて画像複写動作の制御を行う制御手段とを
備えるものである。
【0007】この画像複写装置では,原稿載置箇所に対
し電波を発信することができる。さらに,電波発信時に
は,原稿載置箇所における電波を受信することもでき
る。受信した電波に基づいて,原稿載置箇所にある原稿
の種類を識別する。そして,識別結果により,画像複写
装置の動作を決定する。これにより,原稿の種類に応じ
てコピーの禁止,許可等の管理ができる。また,発信す
る電波は,単一の電波であってもよいし,複数種類の電
波であってもよい。複数種類の電波を発信する場合は,
画像複写装置の動作を複数パターン制御することができ
る。なお,画像読み取り装置でも同様に,原稿の種類に
よる管理ができる。
【0008】また,この画像複写装置は,受信手段が受
信した電波に基づいて原稿載置箇所における共振物の存
否を判定する共振判定手段を備え,制御手段は,共振判
定手段の判定結果に基づいて画像複写動作の制御を行う
とするとよい。すなわち,前述の「原稿の種類」とは,
原稿に貼付された共振物の有無,およびその種類のこと
になる。なお,共振物自体は,電源を必要としない。こ
れにより,共振物は永久的に機能する。さらに,共振物
自体のサイズは小さなものですみ,ユーザにその存在を
容易に気づかれることがない。
【0009】この画像複写装置の制御手段による画像複
写動作の制御としては,電波の種類に応じて,画像複写
の禁止を行うこととしてもよい。また,反対に,画像複
写の許可を行うこととしてもよい。これらの場合には,
原稿に応じて複写の可否を管理できるため,書籍等の不
正コピーを防止することができる。また,課金額の決定
を行うこととしてもよい。この場合には,原稿に応じた
コピー料金の徴収等ができる。また,複写倍率,用紙選
択等の動作モードの決定を行うこととしてもよい。この
場合には,ユーザが動作モードを設定することなく,適
切な動作モードを自動に設定することができる。また,
複写枚数のカウントを行うこととしてもよい。この場合
には,各部門毎の複写回数等を管理できる他,プリペイ
ドカードのように複写回数で複写の可否を決定すること
ができる。このように,電波の種類に応じてさまざまな
制御ができる。
【0010】さらに,この画像複写装置における発信手
段は,電波の発信を画像複写動作の開始前に終了させる
とよりよい。これにより,画像複写動作時に電波が発生
することがなく,画像複写装置内の他部品に対してノイ
ズ等の影響がない。
【0011】そして,本発明の画像複写システムは,画
像読み取り装置と,画像読み取り装置で読み取った画像
を再現する画像形成装置と,画像読み取り装置による読
み取りに供される原稿に付加される被検知手段とを有
し,画像読み取り装置は,原稿載置箇所に対し電波を発
信する発信手段と,原稿載置箇所における電波を受信す
る受信手段と,受信手段が受信した電波に基づいて原稿
載置箇所における被検知手段の存否を判定する判定手段
とを備え,被検知手段は,発信手段からの電波に共振し
て電波を発信する共振回路を備え,画像形成装置は,判
定手段の判定結果に基づく内容により,画像複写動作の
制御を行うものである。このシステムにより,原稿の種
類に応じてコピーの禁止,許可等の管理ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下,本発明に係る画像処理装置
を具体化した実施の形態について図面に基づいて説明す
る。本実施の形態は,複写機として本発明を具体化した
ものである。
【0013】図1は,実施の形態における複写機および
システムの全体構成を示すブロック図である。本形態の
複写機1は,送受信部200と,操作パネル部300
と,複写機制御部400と,CPU101とにより構成
されている。CPU101は,送受信部200,操作パ
ネル300,複写機制御部400を統括して制御してい
る。共振タグ10は,被複写物に組み込まれている被検
知装置であり,特定の周波数に共振して電波を発生させ
る。
【0014】また,図2は,当該複写機の斜視図であ
る。複写機1は,原稿読み取り部401,原稿ガラス4
02を有している。共振タグ10は,書物等に貼付され
ており,複写時には原稿ガラス401の上方の一定の範
囲内に存在する。
【0015】送受信部200は,送信部201と,送信
アンテナ202と,受信アンテナ203と,受信部20
4と,演算部205とを有している。送信部201は,
特定の周波数の電波を発生させるものである。送信アン
テナ202は,原稿載置箇所である原稿ガラス402の
上側に前記電波を送信するものである。受信アンテナ2
03は,電波を受信するものであり,受信部204は受
信電波を増幅させるものである。演算部205は,受信
部204で受信された電波に基づいて,後述の共振タグ
10の存在により出力される電波の強さや,受信電波と
送信電波との位相差を測定し,その結果をCPU101
に出力するものである。送信アンテナ202および受信
アンテナ203は,図2中,原稿読取部401内(原稿
ガラス402の下側)に,原稿読み取り時の弊害となら
ないようにループ状に配置されている。
【0016】操作パネル300は,図2に示すように,
コピーボタン301と,テンキー302と,用紙選択キ
ー303と,倍率キー304と,表示部305とを有し
ている。コピーボタン301は,押すことによりコピー
動作を開始する。テンキー302は,コピー枚数を入力
するためのものである。用紙選択キー303は,用紙を
選択するためのものである。倍率キー304は,複写倍
率を決定するためのものである。表示部305は,複写
機1の状態を操作者に知らせるためのものである。
【0017】複写機制御部400は,原稿読取部401
と,図示しない画像形成部,用紙搬送部,定着部とを有
している。画像読取部401で取得した画像は,画像形
成部で顕像化され,用紙搬送部により搬送されてきた用
紙に転写される。転写された画像は,定着部で用紙上に
定着され複写画像として出力される。
【0018】共振タグ10は,図3に示すように,イン
ダクタ成分であるコイルLと,容量成分であるコンデン
サCとからなる閉回路で構成されている。当該回路は,
単一の共振周波数(100KHz〜数百MHz)を有す
る。図4は共振タグ10の平面図であり,図5は図4中
A−Aの断面図である。共振タグ10は,図4に示すよ
うに,絶縁体11の両面に金属面を有している。当該金
属面に使用可能な金属には,Al,Cu,Au,Ag等
がある。金属面は,コイルパターン12a,12bと,
電極パターン13a,13bとから構成されている。絶
縁体11は,特定の誘電率を持つ樹脂からなるフィルム
状のものである。当該樹脂としては,PE,PP,PI
等が使用可能である。また,コイルパターン12aの一
端が電極パターン13aと,コイルパターン12bの一
端が電極パターン13bと連接されている。コイルパタ
ーン12a,12bの他端同士は図5に示すように,絶
縁体11を貫通して連接されている。これにより,図3
の回路との等価回路を構成している。
【0019】ここで,図3に示すLC回路の固有周波数
fは,次の式により規定される。 f=1/(2π√(LC)) 式中の「L」は,コイルパターン12a,12bを併せ
たインダクタンスであり,「C」は電極パターン13
a,13bの静電容量である。これにより,共振タグ1
0の固有周波数は,コイルパターン12a,12bの巻
数と,電極パターン13a,13bの面積と,絶縁体1
1の厚さとにより一意的に決定される。
【0020】以上のように構成された共振タグ10は,
書物等の原稿の一部分に貼付される。この共振タグ10
は,厚さ0.1mm程度,10mm四方程度の大きさで
ある。このため,書物の表紙内側等に貼付しておけば,
その存在をユーザに容易に気づかれることはない。ま
た,電源を必要としないため,永久的に機能する。
【0021】次に,複写機1における共振タグ10が存
在するか否かの判断について説明する。まず,送信部2
01が動作して,送信アンテナ202より図6の(1)
に示す波形の電波が発信される。図6中のT1は,送信
アンテナ202により電波が送信される期間を示してい
る。T2は,送信アンテナ202による電波の送信が終
了した後の期間である。この電波が届く範囲は,複写機
1の原稿ガラス401の上方の一定の範囲である。この
範囲に共振タグ10が存在しない場合は,共振タグ10
による共振電波が発生しない。このため,受信アンテナ
203に到着する電波は,送信アンテナ202から発信
した電波のみとなる。よって,受信部204に入力する
受信電波の波形は,図6の(2)に示すようになる。こ
の場合,(1)と(2)との波形は同一である。また,
期間T2には,電波が受信されない。
【0022】一方,共振タグが存在する場合は,共振タ
グ10による共振電波が送信電波とともに受信される。
よって,受信部204に入力する受信電波の波形は図6
の(3)に示すようになる。図6の(3)の波形は,
(1)と同一の周波数であるが位相差が存在する。ま
た,共振タグ10による共振電波は,送信アンテナ20
2からの送信が終了しても直ちには終了しない。そのた
め,徐々に収束し,期間T2にも電波が受信される。こ
れらの違いを演算部205が検出し,結果をCPU10
1に出力する。
【0023】次に,共振タグ10が存在する場合に,コ
ピーを禁止する複写機1の動作を図7のフローチャート
を用いて説明する。なお,ここでの共振タグ10は1種
類のみ考慮するものとする。また,あらかじめ,当該共
振タグ10の固有周波数を複写機1に設定しておく。
【0024】まず,複写機1の複写倍率,用紙選択,コ
ピー枚数等のモード設定を行う(S101)。次に,コ
ピーボタンがONされたか否かを判断する(S10
2)。コピーボタンが一定時間内にONされていない場
合(S102:NO)は,モード設定(S101)まで
処理を戻す。コピーボタンがONされた場合(S10
2:YES)は,送信部201が,設定されている周波
数の電波を発信する(S103)。このとき,受信部2
04が電波を受信する。
【0025】次に,受信電波から共振タグ10が存在す
るか否かを判断する(S104)。共振タグ10が存在
する場合(S104:YES)は,操作パネル300上
の表示装置305に「この原稿はコピーできません。」
等のメッセージを表示し(S105),コピーを行わな
い。すなわち,複写機1ではコピーを禁止する。共振タ
グ10が存在しない場合(S104:NO)は,コピー
を行う(S106)。S105もしくはS106の処理
を行うと,モード設定(S101)まで処理を戻す。な
お,本動作では,コピーを開始する前に送信部201か
らの電波の送信が終了する。そのため,コピー時には,
電波が発生しておらずノイズ等の影響はない。
【0026】図8は,図7とは反対に,共振タグ10が
存在する場合に,コピーを許可する複写機1の動作を示
すフローチャートである。なお,ここでも共振タグ10
は1種類のみ考慮するものとする。また,あらかじめ,
当該共振タグ10の固有周波数を複写機1に設定してお
く。
【0027】まず,複写機1の複写倍率,用紙選択,コ
ピー枚数等のモード設定を行う(S201)。次に,コ
ピーボタンがONされたか否かを判断する(S20
2)。コピーボタンが一定時間内にONされていない場
合(S202:NO)は,モード設定(S201)まで
処理を戻す。コピーボタンがONされた場合(S20
2:YES)は,送信部201が,設定されている周波
数の電波を発信する(S203)。このとき,受信部2
04が電波を受信する。
【0028】次に,受信電波から共振タグ10が存在す
るか否かを判断する(S204)。共振タグ10が存在
する場合(S204:YES)は,コピーを行う(S2
05)。すなわち,複写機1ではコピーを許可する。共
振タグ10が存在しない場合(S204:NO)は,操
作パネル300上の表示装置305に「この原稿はコピ
ーできません。」等のメッセージを表示し(S20
6),コピーを行わない。S205もしくはS206の
処理を行うと,モード設定(S201)まで処理を戻
す。
【0029】図9は,共振タグ10の種類に応じて,コ
ピー時に課金する複写機1の動作を示すフローチャート
である。なお,ここでの共振タグ10は,課金の額に応
じて複数種類(種類数をn種類とする。)考慮するもの
とする。また,あらかじめ,複写機1に各共振タグ10
の固有周波数を設定しておく。
【0030】まず,複写機1の複写倍率,用紙選択,コ
ピー枚数等のモード設定を行う(S301)。次に,コ
ピーボタンがONされたか否かを判断する(S30
2)。コピーボタンが一定時間内にONされていない場
合(S302:NO)は,モード設定(S301)まで
処理を戻す。コピーボタンがONされた場合(S30
2:YES)は,送信部201が,設定されているn種
類の周波数の電波をすべて発信する(S303)。この
とき,受信部204が電波を受信する。
【0031】次に,受信電波から共振タグ10が存在す
るか否かを判断する(S304)。すなわち,考慮して
いる共振タグ10の中で,どの種類の共振タグ10が存
在し,どの種類の共振タグ10が存在しないかを判断す
る。いずれか1種類でも共振タグ10が存在する場合
(S304:YES)は,その存在する共振タグ10の
種類に応じて課金情報の設定を行う(S305)。ここ
でいう課金情報とは,共振タグ10の種類によって異な
るコピー代金等を管理する情報のことである。次に,設
定された課金情報を基に,コピーが可能であるか否かを
判断する(S306)。コピーが可能であれば(S30
6:YES),コピーを行い(S307),コピー後に
課金を行う(S308)。共振タグ10が存在しない場
合(S304:NO)は,操作パネル300上の表示装
置305に「この原稿はコピーできません。」等のメッ
セージを表示する(S309)。また,コピーが可能で
ない場合(S306:NO,例えばコインベンダーに投
入された金額が不足している場合)も同様に,課金およ
びコピーを行わない。S308もしくはS309の処理
を行うと,モード設定(S301)まで処理を戻す。な
お,図9とは反対に,共振タグ10が存在しない場合
に,コピーおよび課金をするとしてもよい。また,共振
タグ10の存在の有無によって課金の決定を行い,コピ
ーは共振タグ10の存在の有無に関係なく行うとしても
よい。
【0032】図10は,共振タグ10の種類に応じて,
複写倍率,用紙選択,コピー枚数等のコピーモードを決
定する複写機1の動作を示すフローチャートである。こ
こでの共振タグ10は,モードの項目に応じて複数種類
(種類数をn種類とする。)考慮するものとする。ま
た,あらかじめ,複写機1に各共振タグ10の固有周波
数を設定する。
【0033】まず,コピーボタンがONされたか否かを
判断する(S401)。コピーボタンがONされていな
い場合(S401:NO)は,コピーボタンがONされ
る(S401:YES)まで待機する。コピーボタンが
ONされた場合(S401:YES)は,送信部201
が,設定されているn種類の周波数の電波を発信する
(S402)。このとき,受信部204が電波を受信す
る。
【0034】次に,受信電波から共振タグ10が存在す
るか否かを判断する(S403)。考慮する共振タグ1
0のうち1つでも存在する場合(S403:YES)
は,その存在する共振タグ10の種類に応じてコピーモ
ードの決定を行う(S404)。次に,決定されたコピ
ーモードを基に,コピーを行う(S405)。共振タグ
10が存在しない場合(S403:NO)は,コピーモ
ードを変えることなくコピーを行う(S405)。S4
05の処理を行うと,コピーボタンがONされているか
否かの判断(S401)まで処理を戻す。なお,共振タ
グ10が存在しない場合にコピーモードを決定するとし
てもよい。
【0035】図11は,共振タグ10の種類に応じて,
カウンタをカウントアップする複写機1の動作を示すフ
ローチャートである。なお,ここでの共振タグ10は,
カウンタの個数に応じて複数種類(種類数をn種類とす
る。)考慮するものとする。また,あらかじめ,複写機
1に各共振タグ10の固有周波数を設定する。
【0036】まず,複写機1の複写倍率,用紙選択,コ
ピー枚数等のモード設定を行う(S501)。次に,コ
ピーボタンがONされたか否かを判断する(S50
2)。コピーボタンが一定時間内にONされていない場
合(S502:NO)は,モード設定(S501)まで
処理を戻す。コピーボタンがONされた場合(S50
2:YES)は,送信部201が,設定されているn種
類の周波数の電波を発信する(S503)。このとき,
受信部204が電波を受信する。
【0037】次に,受信電波から共振タグ10が存在す
るか否かを判断する(S504)。考慮する共振タグ1
0のうち1つでも存在する場合(S504:YES)
は,コピーを行い(S505),その存在する共振タグ
10の種類に応じてカウンタをカウントアップする(S
506)。共振タグ10が存在しない場合(S504:
NO)は,操作パネル300上の表示装置305に「こ
の原稿はコピーできません。」等のメッセージを表示す
る(S507)。S506もしくはS507の処理を行
うと,モード設定(S501)まで処理を戻す。これに
より,原稿の種類毎に共振タグ10の種類を変えた場合
に,原稿の種類毎に複写回数を管理できる。また,原稿
に貼付せずに,部門カード等に貼付することも可能であ
る。この場合には,部門カードを複写機1が発信する電
波の届く範囲でかつ原稿の読み取りの弊害とならない位
置に配置し,コピーすることにより,部門毎にコピー回
数を管理できる。なお,共振タグ10が存在しない場合
にカウンタのカウントアップをするとしてもよい。
【0038】以上詳細に説明したように本形態の複写機
1は,原稿設置箇所である原稿ガラス402の上側に電
波を発信する送信部201と,その範囲の電波を受信す
る受信部204とを有することとしている。さらに,受
信した電波に基づき,コピーの禁止,コピーの許可,課
金の決定等の制御をすることとしている。これにより,
原稿の種類を識別し,その種類に応じた管理ができる複
写機が実現されている。
【0039】また,被検知手段として共振回路を備えた
共振タグ10を用いることとしている。そして,原稿に
は当該共振タグ10を貼付することとしている。共振タ
グ10自体は,電源を必要とせず永久的に機能し,非常
に小さいものである。これにより,ユーザにその存在を
容易に気づかれることがない複写システムが実現されて
いる。
【0040】なお,本実施の形態は単なる例示にすぎ
ず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本
発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良,変形が可能である。例えば,複写機以外にスキャナ
等の画像読み取り装置にも適用できる。また,図9等に
おける複数の電波を送信し,送信したすべての電波の受
信を判断していたが,特定の周波数の電波を受信したと
判断した時点で判断処理を終了し,当該種類の共振タグ
10のみが存在するとして複写等の制御をすることもで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば,操作者に容易に気づかれることなく原稿を識別
し,その種類に応じてコピー許可等の管理ができる画像
複写装置および画像複写システムが提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における複写機の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】実施の形態における複写機の斜視図である。
【図3】実施の形態における共振タグの共振回路の等価
回路図である。
【図4】実施の形態に共振タグの平面図である。
【図5】実施の形態に共振タグの断面図である。
【図6】送受信電波の波形を示す図である。
【図7】共振タグの存在に応じてコピーを禁止する動作
を示すフローチャートである。
【図8】共振タグの存在に応じてコピーを許可する動作
を示すフローチャートである。
【図9】共振タグの存在に応じてコピー時に課金する動
作を示すフローチャートである。
【図10】共振タグの存在に応じてコピーモードを決定
する動作を示すフローチャートである。
【図11】共振タグの存在に応じてカウンタを操作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複写機 10 共振タグ 200 送受信部 201 送信部 204 受信部 300 操作パネル部 400 複写機制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/04 G03G 21/00 392 Fターム(参考) 2H027 DB02 DE04 DE07 EF06 EF09 EJ01 EJ06 FA02 FA05 FA06 FA33 FA35 FB19 2H076 AA04 AA07 AA58 BA15 BA24 BA30 BA35 BA36 BA39 BA41 BA47 BA49 BA63 5C062 AA05 AB17 AB22 AB38 AC02 AC41 BA00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿載置箇所に対し電波を発信する発信
    手段と,原稿載置箇所における電波を受信する受信手段
    と,前記受信手段が受信した電波に基づいて画像読み取
    り動作の制御を行う制御手段とを備えることを特徴とす
    る画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 原稿載置箇所に対し電波を発信する発信
    手段と,原稿載置箇所における電波を受信する受信手段
    と,前記受信手段が受信した電波に基づいて画像複写動
    作の制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする画
    像複写装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載する画像複写装置におい
    て,前記受信手段が受信した電波に基づいて原稿載置箇
    所における共振物の存否を判定する共振判定手段を備
    え,前記制御手段は,前記共振判定手段の判定結果に基
    づいて画像複写動作の制御を行うことを特徴とする画像
    複写装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載する画像
    複写装置において,前記制御手段による画像複写動作の
    制御に,画像複写の禁止が含まれることを特徴とする画
    像複写装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4までのいづれか1
    つに記載する画像複写装置において,前記制御手段によ
    る画像複写動作の制御に,画像複写の許可が含まれるこ
    とを特徴とする画像複写装置。
  6. 【請求項6】 請求項2から請求項5までのいづれか1
    つに記載する画像複写装置において,前記制御手段によ
    る画像複写動作の制御に,課金額の決定が含まれること
    を特徴とする画像複写装置。
  7. 【請求項7】 請求項2から請求項6までのいづれか1
    つに記載する画像複写装置において,前記制御手段によ
    る画像複写動作の制御に,動作モードの決定が含まれる
    ことを特徴とする画像複写装置。
  8. 【請求項8】 請求項2から請求項7までのいづれか1
    つに記載する画像複写装置において,前記制御手段によ
    る画像複写動作の制御に,複写枚数のカウントが含まれ
    ることを特徴とする画像複写装置。
  9. 【請求項9】 請求項2から請求項8までのいづれか1
    つに記載する画像複写装置において,前記発信手段によ
    る電波の発信を,画像複写動作の開始前に終了させるこ
    とを特徴とする画像複写装置。
  10. 【請求項10】 画像読み取り装置と,画像読み取り装
    置で読み取った画像を再現する画像形成装置と,画像読
    み取り装置による読み取りに供される原稿に付加される
    被検知手段とを有し,前記画像読み取り装置は,原稿載
    置箇所に対し電波を発信する発信手段と,原稿載置箇所
    における電波を受信する受信手段と,前記受信手段が受
    信した電波に基づいて原稿載置箇所における被検知手段
    の存否を判定する判定手段とを備え,前記被検知手段
    は,前記発信手段からの電波に共振して電波を発信する
    共振回路を備え,前記画像形成装置は,前記判定手段の
    判定結果に基づく内容により,画像複写動作の制御を行
    うことを特徴とする画像複写システム。
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